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AUTOCAD® MAP 3D 2009 ホワイトペーパー

AutoCAD Map 3D と ESRI ArcSDE ユーティリティ事業、電気通信事業者、および政府機関などの多くの組織は、ESRI® ArcSDE® からアクセスする空間データベースに格納された地理空間データを利用します。AutoCAD® Map 3D を使用すると、従来は ESRI のソフトウェアを使用する GIS（地理情報システム）担当

者のみが利用できた ESRI ArcSDE データを、組織のエンジニアリングスタッフなどの他の部

署も利用可能になります。

FDO（Feature Data Objects）データアクセステクノロジーの組み込みにより、データ変換の必要性やデータ損失

のリスクを排除しつつ、あらゆる空間および非空間データベースやファイル形式をネイティブに利用できます。FDO はオートデスクの地理空間製品に組み込まれ、また、スタンドアロンのオープンソース製品として開発者に提供さ

れています。FDO によりさまざまな形式のデータを利用できます。

本ホワイトペーパーでは、組織のユーザが使い慣れている強力な CAD ツールを使用して、ボトルネックの除去お

よびデータ管理コストを削減する方法を説明します。AutoCAD Map 3D を使用して ESRI ArcSDE 空間データ

ベース環境に格納されたデータにアクセスし、編集および作成します。

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http://www.autodesk.com/fdo

http://www.osgeo.org/faq%23Open_Source

AutoCAD Map 3D と ESRI ArcSDE

目次用語の解説 ................................................................................................................................... 3

初期セットアップと環境設定 ............................................................................................................ 5

基本的な使用方法 ......................................................................................................................... 9

マップへのデータのクエリー..................................................................................................... 9

データのスタイル設定 ........................................................................................................... 11

データの編集 ........................................................................................................................ 11

オフライン作業 ...................................................................................................................... 14

新規ジオメトリの作成 ............................................................................................................ 15

CAD データの ESRI ArcSDE への移動 ...................................................................................... 17

DWG の書き出し .................................................................................................................. 17

一括コピー ............................................................................................................................ 21

ロングトランザクションとバージョンの操作 .................................................................................... 24

バージョンの作成 .................................................................................................................. 24

バージョンのコミットまたは破棄 ............................................................................................. 27

ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの操作 ................................................................................ 28

要件 ..................................................................................................................................... 28

DLL ...................................................................................................................................... 28

ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの制限 ......................................................................... 29

ArcSDE の制約事項............................................................................................................. 29

オートデスクのソフトウェアの制約事項 ................................................................................... 30

ヒント ........................................................................................................................................... 31

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用語の解説

空間データベースを利用する際には、関連用語や概念を理解しておく必要があります。本ホワイトペー

パーでは以下の用語を使用しています。

データストア — FDO（Feature Data Objects）では、1 つの格納場所に含まれるフィーチャクラスの集

合体。データストアは、統合されたオブジェクトのセットから構成されます。オブジェクトは、1 つ以上の

スキーマで定義されたクラスまたはフィーチャクラスでモデリングされます。データストアはファイルベース（SDF など）、またはデータベース（Oracle® Spatial など）が存在します。

図面オブジェクト — 図面（DWG™）ファイルに含まれる、または添付された図面のオブジェクト。フィー

チャと比較してください。

FDO プロバイダ — 特定のデータストア（Oracle や ArcSDE データベース）、またはファイルベースの

データストア（SDF や SHP）へのアクセスを提供する FDO API の実装。

フィーチャ — 現実世界の自然または人工オブジェクトの抽象化。空間フィーチャは 1 つ以上のジオメト

リプロパティを持ちます。たとえば、道路フィーチャは線分、消火栓は点で表します。非空間フィーチャは

ジオメトリを持ちませんが、ジオメトリを持つ空間フィーチャと関連する場合があります。たとえば、ジオメ

トリを持たないように定義されている歩道フィーチャが道路フィーチャに含まれる場合があります。

AutoCAD Map 3D では、[データ接続]ダイアログボックスから FDO を使用してフィーチャにアクセスし

たり、フィーチャを地図に追加します。図面オブジェクトと比較してください。

フィーチャクラス — フィーチャデータの場合、一種の現実世界のオブジェクトを記述するスキーマ要素。

クラス名およびプロパティ定義が含まれます。一般的に、特定のクラスのフィーチャセットを示します。

例：「道路」フィーチャクラスや「給水栓」フィーチャクラスなど。

FDO（Feature Data Objects） — 基本となるデータストアの種類に関係なく、フィーチャや地理空間

データをアクセスするためのオートデスクのソフトウェア標準および汎用 API。

フィーチャ画層 — SDF、ESRI SHP、または ArcSDE などのフィーチャソースのフィーチャを含む AutoCAD Map 3D の表示マネージャの画層。フィーチャ画層はデータ接続を使用して取り込みます。

フィーチャソース — AutoCAD Map 3D では、FDO を使用して接続されたフィーチャデータのソース。

スキーマ — 複数のフィーチャクラスの定義、およびフィーチャクラスの相互関係。スキーマは、現実世

界のオブジェクトをモデリングするためのデータ型の論理記述です。具体的な道路や区画などの実際の

データインスタンスを参照しません。つまり、メタデータです。

SDF— Spatial Data File。複数のフィーチャクラスやデータタイプを属性とジオメトリとともにテーブル

に格納するオープンソースのファイルベースの地理データベースです。

サービス — Microsoft® Windows® レジストリに登録され、オペレーティングシステムが管理する実行可

能プロセス。サービスを作成して開始すると、ユーザがコンピュータにログオンしていなくても実行できます。

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トランザクション — データベース管理システムまたは同類のシステムで行われる対話の単位。トランザ

クションは、他のトランザクションから独立した、一貫性のある確実な方法で処理されます。1 つのトラン

ザクションで複数のクエリーが発生する場合があります。それぞれのクエリーがデータベースに情報を

書き出し/読み込みます。

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初期セットアップと環境設定

AutoCAD Map 3D を使用して ESRI ArcSDE データのアクセス、作成、および編集を行う前に、

ArcSDE サーバへの接続を確立する必要があります。

注：本ホワイトペーパーで説明する手順で ArcSDE ソフトウェアを使用するためのライセンス権利の取

得は、お客様の責任となります。

ArcSDE ファイルとディレクトリ場所の確認

初に、AutoCAD Map 3D をインストールしたコンピュータに必要なファイルがインストールされている

ことを確認します。

1. C:¥Program Files¥AutoCAD Map 3D 200X¥FDO¥bin を開き、以下のファイルがインストール

されていることを確認します。

AutoCAD Map 3D 2008

ArcSDEMessage.dll

ArcSDEProvider.dll

AutoCAD Map 3D 2009

ArcSDEMessage.dll

ArcSDEProvider.dll

ArcSDEProvider91.dll

ArcSDEProvider92.dll

2. ArcSDE 用の FDO プロバイダは、ESRI ArcSDE ソフトウェアライセンスで提供される 3 つの DLL が必要です。詳細は本ホワイトペーパー後半の「ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの

操作」の要件のセクションを参照してください。さらに、PATH 環境変数がこれらの DLL が格納

されているローカルフォルダを正しく参照していることを確認する必要があります。または、DLL を C:¥Program Files¥AutoCAD Map 3D 200X¥FDO¥bin にコピーしてください。これらの設定

を正しく行わない場合、「ArcSDE ランタイムが見つかりません」という例外メッセージが表示され

ることがあります。

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AutoCAD Map 3D の ArcSDE への接続

正しいファイルがインストールされていることを確認したら、AutoCAD Map 3D を使用して ESRI ArcSDE に接続します。

1. AutoCAD Map 3D を起動して、ArcSDE で使用する新しい図面を作成したり、図面を開きます。

2. 図面の座標系を設定します。詳細については、AutoCAD Map 3D ヘルプの「座標系の割り当

て」セクションを参照してください。

3. [表示マネージャ]で[データ]をクリックして、続けて[データを追加]を選択します。また、コマンドラインで「MAPCONNECT」コマンドを入力します。

4. [フィーチャソース]の下の[データ接続]ダイアログボックスで[ArcSDE 接続を追加]を選択して、

以下の情報を指定して ArcSDE に接続します。

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接続名を入力します。ユーザ定義の接続名です。

サーバ名を入力します。サーバ名または IP アドレスを指定します。

使用するインスタンスを入力します。ESRI ArcSDE サーバの TCP/IP ポート番号およびプ

ロトコルを入力します（例：5151/tcp）

ユーザ名およびパスワードを入力します。

[データストア]のドロップダウンリストをクリックして、データストアを選択します。Oracle データベースの場合、「Default datastore」と表示されます。Microsoft® SQL Server 接続

の場合、リストからデータストアを選択します。

任意で[バージョン]のドロップダウンリストをクリックして、データベースのバージョンを指定

します。

注：9.2 のプロバイダでは「5151/tcp」などのインスタンス接続情報を入力できません。

c:¥windows¥system32¥drivers¥etc¥services ファイルを編集して、正しい ArcSDE サーバ接続情報

を追加する必要があります。

C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc を開き、任意のテキストエディタを使用して services ファイルを開きます。

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テキストエディタでファイルを下にスクロールして、「ESRI_SDE 5151/tcp #ArcSDEServer Listening Port」のような記述が登録されていることを確認します。

この行は、AutoCAD Map 3D と ArcSDE 間の接続が機能するために必要です。

5. [接続]ボタンをクリックします。接続に成功すると、フィーチャクラスの一覧が表示されます。

注：一覧されるクラスの種類は接続する ArcSDE ユーザの種類に依存します。読み込み速度を上げる

には、アクセスが限定された ArcSDE ユーザを定義してクラスの数を制限します。このユーザを使用し

て ArcSDE に接続します。

接続情報を他のプロジェクトで使用するには、DWG ファイルを図面テンプレートファイル（DWT）として

保存します。

AutoCAD Map 3D で ArcSDE データが使用する座標系が認識できない場合、[データ接続]の[座標系]の下に「<不明>」と表示されます。この場合、優先座標系を指定できます。優先座標系により、DWG 座標系とデータソースの座標系の間でデータを正しく投影できます。

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基本的な使用方法

AutoCAD 3D Map では、ESRI ArcSDE からアクセスした空間データは、さまざまな方法で使用できま

す。多くの場合、高速道路や住宅地開発などの設計プロジェクトを始めるときに、参照目的のためのみ

に空間情報にアクセスして表示することがあります。また、ArcSDE からアクセスするデータストアの情

報を直接編集または作成して、空間情報の作成や保守作業を行うこともできます。新しいインフラストラ

クチャプロジェクトの場合、エンジニアが 1 つのアプリケーションで組織の空間データベースで設計作業

およびデータ入力作業を行うことができます。これにより、ワークフローは効率化され、組織の他のユー

ザも新情報を利用できるようになります。以下のシナリオでは、AutoCAD Map 3D 2009 の高精度な CAD 編集ツールを使用して、ESRI ArcSDE 環境のデータに直接アクセス、編集、管理、および作成を

行う方法をご紹介します。

マップへのデータのクエリー ArcSDE サーバに接続すると、AutoCAD Map 3D にデータを直接クエリーできます。

1. [データ接続]ダイアログボックスで、図面プロジェクトにクエリーするフィーチャクラスを選択します。

2. [マップに追加]をクリックして、完全なフィーチャ範囲を図面に追加します。

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3. 任意で[クエリーによってマップに追加]を選択して、場所またはプロパティでデータをフィルタする

クエリー条件を追加したり、カスタムの SQL where 句を定義します。

4. [クエリーによってマップに追加]を選択した場合、[クエリーを作成]ダイアログボックスでクエリー

条件を指定して、[OK]をクリックします。フィーチャが図面に追加されます。

外部データストアからデータをクエリーする場合、クエリーしたフィーチャクラスは[表示マネージャ]に表

示されます。また、フィーチャに既定値のスタイル設定が割り当てられます。フィーチャクラスのスタイル

設定を変更するには、[表示マネージャ]のツールを使用します。

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データのスタイル設定 [表示マネージャ]を使用して、データのスタイル設定を行い、地図の作成、特定のフィーチャの強調表示、

または分析を行うことができます。

注：点のフィーチャは、既定値では四角のシンボルで表示されます。[表示マネージャ]でユーザ定義シン

ボルを使用して点のスタイル設定を行えます。たとえば、マンホールなどのオブジェクトをシンボルまた

は AutoCAD® ブロックとして作成したグラフィックで表すことができます。

データの編集 AutoCAD Map 3 D の高精度な編集ツールを使用して、ジオメトリおよび属性情報を含み、クエリーさ

れたデータを素早く、簡単に編集できます。

手順 1：編集用にフィーチャをチェックアウトする

1. [Map 3D 空間データ]ワークスペースで作業を行っていることを確認します。

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2. [編集]メニューで[編集結果を自動的にチェックアウト]チェックボックスがオンになっていることを

確認します。

3. 編集するフィーチャを選択します。グリップまたは標準 AutoCAD 編集コマンド（[ポリライン編集]、[トリム]、[部分削除]、[結合]、[オフセット]、[延長]、[回転]、[移動]、および[切り取り/コピー/貼り付

け]）を使用して編集します。

フィーチャをチェックアウトすると、グリップが有効化され、編集可能になります。選択したフィーチャは

チェックアウトされ、データストア内でロックされます。ArcSDE は持続ロックおよびロングトランザクショ

ンバージョンをサポートしますが、1 つのテーブルで同時に使用できません。チェックアウト時に AutoCAD Map 3D は指定したクラスの機能を確認して、利用可能な場合はロックを使用します。これに

より、グリップまたは AutoCAD 編集コマンドを使用してジオメトリを編集できるようになります。また、属

性情報も編集できます。

4. フィーチャの属性値を編集するには、[表示マネージャ]のツールストリップの[テーブル]アイコンを

クリックして、[データテーブル]を開きます。

5. [データテーブル]で属性値を編集できます。

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注：[データテーブル]でフィーチャデータを編集する場合、関連するジオメトリもチェックアウトされ、可能

なときはロックされます。編集が済んだらジオメトリをチェックインする必要があります。

手順 2：フィーチャをチェックインして編集内容を保存する

ジオメトリまたは属性値の編集が終わったら、フィーチャをチェックインして変更内容およびフィー

チャソースへの追加内容を保存します。ロックは解除されます。[編集]メニューの [チェックアウト

されたフィーチャを選択]コマンドを使用してデータの現在のステータスを確認できます。編集内

容をチェックインするには、以下のいずれかの方法を使用します。

フィーチャ（複数可）を選択して、[編集]メニューまたは右クリックして[チェックイン]を選択します。

[表示マネージャ]でフィーチャ画層を右クリックして、[フィーチャをチェックイン]を選択します。

[編集]メニューから[チェックイン]を選択します。[すべて]、[削除]、[画層]、または [オブジェク

トを選択]のいずれかのオプションを選択します。

DWG ファイルを閉じます。フィーチャのチェックインをするようにメッセージが表示されます。

注：[編集結果を自動的に更新]を有効化している場合、編集内容は変更直後にデータストアに

書き込まれます。この場合、フィーチャのチェックインを行うと、フィーチャの編集モードを終了す

る操作のみが行われます。リレーショナルデータベース環境で作業を行うときは[編集結果を自

動的に更新] を無効化することをお勧めします。詳細については、AutoCAD Map 3D ヘルプを

参照してください。

手順 3：フィーチャジオメトリを抽出する

フィーチャに対して AutoCAD の編集ツールを完全に使いこなすには、フィーチャからジオメトリ

を抽出して図面オブジェクトを作成します。次に、CAD ツールを使用して図面オブジェクトを編集

して、後にフィーチャのジオメトリを更新します。

1. フィーチャをチェックアウトします（上記の手順 1 を参照してください）。

2. [修正]メニューから[高度なフィーチャ編集] > [ジオメトリをフィーチャから抽出]を選択します。また

は、フィーチャを右クリックして、[ジオメトリをフィーチャから抽出]を選択します。

これにより、AutoCAD Map 3D の編集ツールをすべて使用して図面オブジェクトを編集できます。

手順 4：フィーチャジオメトリを更新する

編集をすべて終了したら、図面オブジェクトからフィーチャのジオメトリを更新します。

1. 図面オブジェクトと結合するフィーチャを右クリックします。[ジオメトリからフィーチャを更新]を選

択します。

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2. メッセージが表示されたら、結合する図面オブジェクトを選択します。[Enter]キーを押します。

3. 図面オブジェクトの削除に関するメッセージが表示されたら、以下のいずれかの操作を行います。

[はい]をクリックして元の図面オブジェクトを削除します。

[いいえ]をクリックして図面内の図面オブジェクトを保持します。

注：オブジェクトを他のフィーチャの作成に使用する場合は保持します。図面オブジェクトを AutoCAD 画層に保持して、画層を非表示にできます。

4. 編集済みのフィーチャをチェックインします。

オフライン作業 AutoCAD Map 3D には、現場の作業者やオフライン状態で RDBMS（リレーショナルデータベース管

理システム）データストア（Oracle、Microsoft SQL Server、MySQL など）で作業を行うときに便利な機

能が用意されています。つまり、RDBMS データのローカルコピーで作業を行い、オンライン状態に復

帰したら変更内容をコミットできます。


2. [編集]ニューから[編集結果を自動的に更新]チェックボックスをオフにします。

3. 使用するフィーチャをチェックアウトします（上記の「データの編集」のセクションの手順 1 を参照

してください）。

4. ステータスバーで[オンライン]/[オフライン]の切り替えをクリックします。

これにより、ネットワークから切断して、チェックアウトしたフィーチャを遠隔地で更新または編集できます。

チェックアウトしたフィーチャは RDBMS でロックされます。オフライン状態でもフィーチャのチェックアウト

と編集を行えます。オンライン状態に戻ると、オフライン時にチェックアウトされたフィーチャのロックが行

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われます。フィーチャ以外のデータはチェックアウトできません。したがって、ソースから切断された状態で

は編集できません。編集作業を終了して、ネットワークに再接続したら、フィーチャソースに編集内容を

チェックインしてロックが解除されます。

5. ステータスバーで [オンライン]/[オフライン]の切り替えをクリックします。

6. チェックアウトされたフィーチャをチェックインします。

新規ジオメトリの作成既存データの編集以外に、AutoCAD Map 3D を使用して、新しいジオメトリを作成することも可能です。

新しいフィーチャを作成するには、以下の 2 つの方法があります。

フィーチャ作成コマンドを使用して新しいフィーチャを作成します。新しいフィーチャは、点、

マルチポイント、ラインストリング、マルチラインストリング、ポリゴン、またはマルチポリゴン

を使用できます。

注：プロバイダが曲線をサポートする場合、ラインストリング、マルチラインストリング、ポリゴ

ン、およびマルチポリゴン作成コマンドで円弧オプションを利用できます。

図面オブジェクトのジオメトリから新しいフィーチャを作成します。点、線分、およびポリライン

などの標準 CAD 図面ツールを使用して新しい図形を作成します。

フィーチャ作成コマンドの使用

以下の手順では、ラインストリングまたはマルチラインストリングフィーチャの作成例をご紹介します。点、

マルチポイント、ポリゴン、およびマルチポリゴンも同様の操作手順を使用します。詳細については、

AutoCAD Map 3D ヘルプを参照してください。

1. [表示マネージャ]で新しいフィーチャのフィーチャ画層を右クリックします。以下のいずれかの操

作を行います。

[<フィーチャ名>のラインストリングを新規作成]をクリックします。

[<フィーチャ名>のマルチラインストリングを新規作成]をクリックします。

<フィーチャ名>は、ラインストリングまたはマルチラインストリングのフィーチャ画層の名前で

す。

2. メッセージが表示されたら、新しいラインストリングまたはマルチラインストリングフィーチャの場

所を指定します。

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3. コマンドラインまたは右クリックを使用して新しいフィーチャを完成します。

詳細については、AutoCAD Map 3D ヘルプの「MAPLINESTRINGCREATE および MAPMULTILINESTRINGCREATE」に関するセクションを参照してください。

4. [Enter]キーを押して操作を完了します。

新しいフィーチャはデータグリッドに追加されます。データグリッドに情報を追加するには、

AutoCAD Map 3D ヘルプの「データグリッドでのフィーチャの編集方法」のセクションを参照して

ください。

5. 新しいフィーチャをチェックインします。

図面オブジェクトからの新しいフィーチャの作成

ジオメトリから新しいフィーチャを作成するには、以下の手順を実行します。

1. [表示マネージャ]でフィーチャ画層を右クリックします。[ジオメトリからフィーチャを新規作成]を選

択します。

2. メッセージが表示されたら、フィーチャに変換するオブジェクト（複数可）を選択します。[Enter]キーを押します。

選択されたすべてのオブジェクトは 1 つのフィーチャに変換されます。複数のフィーチャを作成す

るには、上記の操作を 1 つのオブジェクトに対して実行します。メッセージが表示されたら、編集

するフィーチャを選択して[Enter]キーを押します。

3. 図面オブジェクトの削除に関するメッセージが表示されたら、以下のいずれかの操作を行います。

[はい]をクリックして元の図面オブジェクトを削除します。

[いいえ]をクリックして図面内の図面オブジェクトを保持します。

注：オブジェクトを他のフィーチャの作成に使用する場合は保持します。図面オブジェクトを AutoCAD 画層に保持して、画層を非表示にできます。

4. 新しいフィーチャをチェックインします。

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CAD データの ESRI ArcSDE への移動

AutoCAD Map 3D には、複数の図面オブジェクトや FDO を経由してアクセスした地理空間フィーチャ

を他の空間データストアに簡単に移行できる追加機能が用意されています。この機能は、DWG ファイ

ル全体または DWG ファイルのサブセットを使用してデータストアの入力を一括操作するときに便利で

す。前述のセクションでは、データをオフラインにして、トランザクションを行って ArcSDE 内の 1 つ以上

のフィーチャを更新する方法を説明しました。選択セットのすべてまたは一部を ArcSDE に挿入する場

合、[DWG の書き出し]または[一括コピー]機能を使用します。ArcSDE に図面オブジェクトを移動する

操作は、2 つの手順からなります。初の手順は SDF 形式への書き出し、そして 2 番目の手順は[一括コピー]コマンドを使用して ArcSDE にデータを挿入します。

DWG の書き出し mapexport コマンドを使用すると、DWG ファイルに含まれる図面オブジェクトを SDF、ESRI SHP とカ

バレッジ、MapInfo® Tab、GML、および Oracle データベースなどの各種空間データ形式に書き出すこ

とができます。

手順 1：AutoCAD 図形から新しい SDF を作成する


2. [ファイル]メニューから[DWG を変換] > [Autodesk SDF]を選択します。

3. 新しい SDF ファイルの名前と保存場所を指定します。

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4. [書き出し]ダイアログボックスが表示されると、選択するデータの種類および選択方法をいくつか

選ぶことができます。この例では、Roads および Floodzone 画層のすべての要素を選択します。

5. [フィーチャクラス]タブでオプションを選択します。このタブは、SDF の定義方法、書き出す属性

の種類、および属性の名前変更を行うかどうかを指定します（プロセスの後に表示されます）。

[図面オブジェクトに基づいて複数のクラスを作成する]ラジオボタンを選択します。

クラスの基準を画層オブジェクトにします。

クラスに追加する属性を選択します。注：下記の 3A で選択する属性は SDF ファイルのす

べてのフィーチャクラスに割り当てられるため、[線の太さ]や[線種]など、すべてのフィー

チャクラスに適切な属性のみを選択します。

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クラスごとに利用できるジオメトリの種類を選択します。

注：Map 3D オブジェクトデータなど、特定のフィーチャクラスに特化した追加の図面オブジェクト属性を

指定できます。たとえば、Speed Limit を Roads フィーチャクラスのみに適用します。

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6. [オプション]タブでは、データの投影法を変換したり、閉じたポリラインをポリゴンに変換（推奨）で

きます。

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一括コピー [一括コピー]機能は、1 つの FDO データソースから他のデータソースにデータを移動します。[一括コ

ピー]を使用すると、FDO 経由でアクセスしたデータを ArcSDE、Microsoft SQL Server、MySQL®、お

よび Oracle データベースや他のデータストアに直接挿入できます。

データタイプが一致しない場合、[一括コピー]コマンドは必要に応じて変換を試みます。たとえば、

ArcSDE がブール型をサポートしない場合、属性のデータタイプはバイトに変換されます（利用可能な

場合）。バイト型がサポートされない場合、適合するデータタイプを発見するまで Int16、Int32、および Int64 を順番に試します。

座標系が既知、またはデータ接続で定義されている場合、データの再投影も行われます。[一括コピー] 操作が終了するとエラーまたは警告を知らせるログファイルが表示されます。関連する FDO プロバイ

ダがデータストアでの新しいスキーマの作成をサポートしていない場合、[一括コピー]コマンドは更新処

理ではなく、挿入処理を行います。オブジェクトが同じ一意の識別子を持つ場合、新しいオブジェクト ID の複製オブジェクトが作成されます。[一括コピー]コマンドを使用する場合、新しいフィーチャのみが挿入

されて、不意に複製が作成されないように注意する必要があります。

手順 2：[一括コピー]を使用して SDF ファイルのデータを ArcSDE に挿入する

前述のワークフローの SDF ファイル（「DWG の書き出し」セクションの「手順 1」を参照）を使用して、オ

ブジェクトを ArcSDE フィーチャクラスに挿入します。

1. [データ接続]コマンドを使用して、上記のワークフローの SDF ファイルに接続します（詳細につ

いては「マップへのデータのクエリー」のセクションを参照してください）。AutoCAD Map 3D での

データのレンダリングは必要ありません。データストアへの接続のみが必要です。

2. 挿入権限を持ったユーザで ArcSDE に接続します。

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3. [表示マネージャ]で[データ] > [一括コピー]を選択します。

4. [開始]では[接続名]リストから SDF のソースを選択します。

5. ArcSDE に挿入するフィーチャクラスを選択します。

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6. [終了]では ArcSDE 接続名、適切なバージョン状態、およびスキーマを選択します。

7. コピー先のクラスで適切なスキーマを選択します。

8. 終的な構成は、コピー元、コピー先、スキーマ、および属性を含みます。

9. すべてのパラメータを定義したら、[今すぐコピー]を選択します。

注：AutoCAD Map 3D から挿入操作を取り消すことはできません。挿入を取り消すにはデータ

ベース復旧操作（バックアップやダンプなど）を実行する必要があります。

10. ArcSDE フィーチャクラスは挿入結果を反映します。

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ロングトランザクションとバージョンの操作

多くの場合、組織の複数の部署が Oracle や Microsoft SQL Server などのエンタープライズ空間デー

タベースを共有します。空間データを部署間で共有すると、データの管理が複雑になります。よって、エ

ンタープライズデータベースに、複数の同時接続ユーザが重複や元データの複数コピーを作成せずに

同一のデータを作成して編集する機能を実装する必要があります。AutoCAD Map 3D の空間データ

ベースアクセスを使用すると、エンタープライズ空間データベースのユーザは真のマルチユーザ編集環

境を利用できます。マルチユーザ編集環境への対応方法を紹介する前に、以下の専門用語について説

明します。

データベースに格納されているデータへの編集作業や内容の変更をトランザクションと呼びます。以下

の 2 種類のトランザクションがあります。

ショートトランザクション — 数秒以内に完了して、1 セッション内で完結するデータへの変

更。一般的に、データベースの通常メンテナンスのために使用します。

ロングトランザクション — 複数のセッションに渡ってデータに対して行った変更。大規模な

装置入れ替えやサービスネットワークの拡張時などの大規模なプロジェクトで使用します。

データは終版になるまで繰り返し変更される可能性があります。また、変更内容を確定す

るまでの時間は数時間から数ヵ月に渡る場合があります。

AutoCAD Map 3D はロングトランザクションをサポートします。バージョン管理はロングトランザクショ

ンの一種です。つまり、バージョン管理は元のデータを複製しないでデータベースの「バージョン」または

代替版を作成して、マルチユーザデータベースへの変更内容を記録して管理する方法です。

設計者およびアナリストはバージョン管理機能を使用して、データベースに複数のシナリオを作成、格納

できます。この機能は、設計状態に対して現況情報を操作するとき、およびプロジェクトの計画策定およ

び設計段階で仮想シナリオを作成するときに役立ちます。

バージョンの作成 ESRI ArcSDE からアクセスしたすべてのバージョン情報対応のデータベースは、既定値のバージョン

を含みます。既定値のバージョンは、データベースの元の発行されたビューです。元の親バージョンは、

バージョンツリーのルートになります。以降のバージョンは、既定値のバージョンの子になります。

注：新しいバージョンは、既存の親バージョンに依存します。ArcSDE テーブルは既定値ではバージョン

管理されていません。ArcSDE でバージョン管理を使用するには、ArcSDE のツールを使用して、バー

ジョン管理を有効化します。テーブルがバージョン管理に対応していない場合、テーブルに行った編集

内容は、編集時に有効なバージョンにかかわらず、すべてのバージョンに適用されます。また、バージョ

ン情報を作成、操作する場合、十分な権限を持ったユーザ資格でデータベースに接続することが重要で

す。

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1. 新しいバージョンを作成するには、[マップエクスプローラ]で接続名をクリックして、[ツール] > [バージョンを管理]をクリックします。

2. [バージョン]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでバージョンを管理しま

す。

3. 新しいバージョンを作成するには[追加]をクリックします。次のいずれかを選択します。

[新規バージョン]。兄弟バージョンを作成します。

[新規子バージョン]。子バージョンを作成します。

4. 新しいバージョンの名前を入力します。[OK]をクリックします。

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5. 新しいバージョンを作成したらアクティブ化する必要があります。[ツール] > [バージョンの設定と

管理]を選択して、[バージョン]ダイアログボックスを再度開きます。新しいバージョンが既定値ま

たは親バージョンの下に配置されています。バージョンを選択して、[アクティブ]を選択します。

6. アクティブなバージョンの横のアイコンが緑色にハイライト表示されます。[OK]をクリックします。

7. これにより、AutoCAD Map 3D のデータ作成や編集ツールを使用して、バージョン管理データ

の作成や編集を行うことができます。バージョン管理および非バージョン管理テーブルの編集内

容をデータストアに保存する場合、同じ操作手順を使います。詳細については、本ホワイトペー

パー前半の「データの編集」のセクションを参照してください。

バージョン管理は、複数のユーティリティネットワークのレイアウト案など、異なるデータのビューをすば

やく確認できる利点があります。ビューを切り替えるにはバージョンを切り替えます。

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8. [マップエクスプローラ]で[ツール]メニューから[バージョンの設定と管理]を選択します。バージョ

ンを選択して、[アクティブ]を選択します。[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

データストアをクエリーして、バージョン管理データのビューを表示します。

バージョンのコミットまたは破棄プロジェクト完了時、または編集セッションを終了するとき、編集したフィーチャを破棄（削除）または親

バージョンにコミット（保存）して、不整合を解決できます。バージョンを破棄または親にコミットする前に

必ず親がアクティブ状態になっていることを確認してください。

バージョンをコミットまたは破棄するには、以下の手順を実行します。[マップエクスプローラ]で[ツール]メニューから[バージョンの設定と管理] を選択します。バージョンを選択して、[保存]または[削除]を選択します。[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

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ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの操作

AutoCAD Map 3D の FDO テクノロジーは、プロバイダを使用して各種データストアに接続します。

ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダを使用する場合、特定の条件に従い、制約事項を理解する必要

があります。

要件 ArcSDE に接続する場合、以下のソフトウェアが必要です。

AutoCAD Map 3D 2009

ESRI ArcSDE Server 9.2 または 9.1（Oracle 10gR2、Microsoft SQL Server 2005（SP2）、または 2000（SP4））

データを BLOB（バイナリラージオブジェクト）カラムタイプまたは SDO_Geometry カラムタイ

プに格納できます。

AutoCAD Map 3D 2008

ESRI ArcSDE Server 9.1（Oracle 10gR2、Microsoft SQL Server 2005（SP2）、または 2000 （SP4））

データを BLOB（バイナリラージオブジェクト）カラムタイプまたは SDO_Geometry カラムタイ

プに格納できます。

注：AutoCAD Map 3D 2008 に同梱の ArcSDE 用 FDO プロバイダは、ArcSDE 9.2 に接続可

能なオープンソース版に更新できます。OSGeo Web サイトからプロバイダをダウンロードして、

インストール方法を確認してください。また、追加情報については www.autodesk.com/fdo の『FDO Data Access Technology - New FDO Providers』ホワイトペーパーを参照してください。

DLL 以下の ESRI ファイルを AutoCAD Map 3D がインストールされているコンピュータにインストールする

必要があります。

ESRI ArcSDE 9.1 に接続する AutoCAD Map 3D 2008 または AutoCAD Map 3D 2009

Pe91.dll

Sde91.dll

Sg91.dll

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http://fdo.osgeo.org/content/fdo-322-downloads

http://trac.osgeo.org/fdo/wiki/FdoArcSDE92Notes

www.autodesk.com/fdo

http://images.autodesk.com/adsk/files/fdo_data_access_technology_third_party_providers_final.pdf


ESRI ArcSDE 9.2 に接続する AutoCAD Map 3D 2009

Pe.dll

Sde.dll

Sg.dll

注：プロバイダは、9.2 のコンポーネントを検索して、存在しない場合は 9.1 のコンポーネントを

使用します。干渉を避けるため、両方のバージョンのコンポーネントを FDO¥bin ディレクトリに格

納しないでください。

ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの制限 ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダは、ArcSDE API のサブセットに基づきます。サブセットは、以下

の要素を含みません。

ラスター機能

ネイティブ ArcSDE メタデータ

ANNO_TEXT カラムを除く注釈データ

ドメインおよびサブタイプ

ArcSDE の制約事項 ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダは、接続先の ArcSDE テクノロジーの制約事項に拘束されます。

このセクションでは、ArcObjects API および ArcGIS® Server API に関する制約について説明します。

ArcSDE API は、ArcObjects API および新の ArcGIS Server API に含まれる以下の高度な機能を

サポートしません。

ベジェ曲線や楕円などの高度なジオメトリ

関係

トポロジ

ネットワーク

分析

線形参照

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オートデスクのソフトウェアの制約事項 AutoCAD Map 3D および Autodesk MapGuide® Studio は、以下の機能をサポートしません。

ArcSDE Direct Connect

Microsoft SQL Server 用 Windows 認証接続

ArcSDE 9.2 は、dbo スキーマまたは sde スキーマ構成を使用できます。現在、dbo-schema はサポートされていません。

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ヒント

AutoCAD Map 3D 2009 および ESRI ArcSDE アプリケーションを使用する場合、以下のヒントを参考

にしてください。

パフォーマンス — ArcSDE ユーザがアクセス可能なクラスの数を制限すると、接続時間を大幅に短縮

できます。また、AutoCAD Map 3D 内のフィーチャのレンダリングを高速化するには、ArcSDE から

データをクエリーするときに条件またはフィルタを追加します。

スキーマおよびフィーチャクラス — ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダの新版は、ArcSDE 内で

のスキーマやフィーチャクラスの作成と削除をサポートしません。新しいスキーマやフィーチャクラスを

作成するには、ArcSDE のツールを使用します。ArcSDE 用 OSGeo FDO プロバイダは、既存のス

キーマのデータの挿入、選択、更新、および削除をサポートします。

曲線セグメント — ArcSDE が曲線セグメントを発見した場合、自動的にセグメント化します。つまり、

ArcObjects API を使用して円弧セグメントが含まれるジオメトリを ArcSDE テーブルに作成した場合、

ArcSDE API を使用してジオメトリの読み込みを行うと、元の円弧セグメントを近似化した複数の線分セ

グメントに変換されます。

メジャー（m）座標値 — 座標にメジャー（m）値を含む ArcSDE オブジェクトは編集できません。

ロックおよびバージョン管理 — ArcSDE では、行を一意に識別する ID カラムが ArcSDE によって管理

される場合のみ、行ロックおよびテーブルのバージョン管理が可能です。ID カラムが存在しない、また

はユーザが ID カラムを管理する場合、行ロックおよびテーブルのバージョン管理を行えません。

ArcSDE テーブルは既定値ではロックが有効化されていません。ArcSDE 用 FDO プロバイダを使用す

ると、テーブルの行をロックしたり、テーブルのバージョン管理を行えます。両方を同時に行うことはでき

ません。ArcSDE でロックを使用するには、ArcSDE のツールを使用して、ロックを有効化します。ロック

が無効化されている場合、編集セットにオブジェクトを追加できますが、フィーチャソースでロックされま

せん。複数のユーザが同じオブジェクトをチェックアウトできます。ユーザの編集内容が他のユーザに

よって上書きされる可能性があります。

ドキュメント — 詳細なドキュメントについては、AutoCAD Map 3D ヘルプを参照してください。開発者用

の資料については、www.autodesk.com/developer のオートデスクデベロッパセンターから入手でき

る『Autodesk FDO Developer’s Guide』を参照してください。

追加情報 — 追加情報については、http://fdo.osgeo.org/ の OSGeo Web サイトの FDO セクションを

参照してください。

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Autodesk、AutoCAD、Autodesk MapGuide、DWG は、米国および、またはその他の国における Autodesk, Inc. の登録商標または商標です。その他のブランド名、製品名、商標は、該当する各社に帰

属します。Autodesk, Inc. は、通知をすることなく、いつでもその製品提供および機能を変更する権利を

有し、本書の誤植や図表の誤りについて責任を負いません。

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