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AutoCAD Mechanical Skill Builders AutoCAD Mechanical 部品表 Part 1 この Skill Builder は、部品表の作成方法について紹介しています。AutoCAD Mechanical では、パーツ やアセンブリが部品表に登録されるように「コンポーネントのプロパティ」を定義する必要があります。 本書では下記の項目について学習していきます。 「パーツ参照」の概要 Excercise 1.「パーツ参照」作成と「部品表」への情報登録 2.「パーツ一覧」の作成 3.「バルーン」の作成 4.「部品表」の編集

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AutoCAD Mechanical

Skill Builders

AutoCAD Mechanical

部品表 – Part 1

この Skill Builderは、部品表の作成方法について紹介しています。AutoCAD Mechanicalでは、パーツ

やアセンブリが部品表に登録されるように「コンポーネントのプロパティ」を定義する必要があります。

本書では下記の項目について学習していきます。

• 「パーツ参照」の概要

• Excercise

1.「パーツ参照」作成と「部品表」への情報登録

2.「パーツ一覧」の作成

3.「バルーン」の作成

4.「部品表」の編集

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

・「パーツ参照」の概要

「パーツ参照」は、「コンポーネントのプロパティ」によって定義される「パーツ」や「アセンブリ」についての

情報を持つオブジェクトです。「コンポーネントのプロパティ」とは「ブロック」属性のようなものと考えてくだ

さい。「パーツ参照」を配置する際に「コンポーネントのプロパティ」として、例えば「名前」「説明」「材料」

などの情報を入力することができます。なお、「パーツ参照」は下図のようなオブジェクトによって表示さ

れます。

(1) 標準部品に使用される「パーツ参照」オブジェクト(上図のボルト・ワッシャ)

• 「パーツ参照」オブジェクトは、あらかじめ標準部品上に添付されており、位置も固定されていま

す(「パーツ参照」中心が塗りつぶされて表示されます)。その為、標準部品を移動すると、「パー

ツ参照」も一緒に移動します。

• 「パーツ参照」は、「バルーン」を配置する際に使用します。

(2) ユーザー独自のパーツ定義や非標準部品に使用される「パーツ参照」オブジェクト

• この「パーツ参照」オブジェクトは固定されていません(「パーツ参照」中心は塗りつぶされていま

せん)。その為、標準部品を移動しても、「パーツ参照」は一緒に移動しません。

• AutoCAD Mechanicalでは、ネジやベアリング、スプロケット、形鋼などの標準部品には「パー

ツ参照」オブジェクトがあらかじめ添付されています。これらの標準部品の「コンポーネントのプ

ロパティ」は部品表に自動的に登録されます。

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

<「コンポーネントのプロパティ」の変更方法>

「パーツ参照」を挿入した後に「コンポーネントのプロパティ」を変更するには、「パーツ参照」オブジェ

クトをダブルクリックします。表示された「パーツ参照」ダイアログボックスの内容を修正します。

※部品表について

「部品表」は「パーツ参照」の情報を収集し、図面上に情報を配置するために必要になります。

「部品表」を作成すると、下図のように「パーツ参照」の各情報が収集されます。その後、図面上に「部品

表」情報をもとにした「パーツ一覧」や「バルーン」を作成することができます。

「部品表」ダイアログボックスで「部品表」情報を保存・編集することができます。

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

下図は、「部品表」と「パーツ参照」の「コンポーネントのプロパティ」の関連性について示しています。

「パーツ参照」ダイアログボックスの「コンポーネントのプロパティ」を編集すると、自動的に「部品表」が

更新されます。同様に、「部品表」を手動で変更した場合も「パーツ参照」ダイアログボックスの「コンポー

ネントのプロパティ」が更新されます。

Excercise用データのダウンロード

このドキュメントが掲載されているページ(http://www.autodesk.co.jp/acm_skillbuilder)からエクササイ

ズ用の zip ファイルをダウンロードし、任意のフォルダに解凍してください。

Exercise

・この Skill Builderは、7分-10分程度で終了します。

1.「パーツ参照」作成と「部品表」への情報登録

非標準部品の「パーツ参照」を作成して、「部品表」への情報登録を行います。このエクササイズでは、

「Wheel Base」と「Wheel」の「パーツ参照」を作成します。

① [AMPARTREF]と入力して[Enter] キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「パーツ参照」を

選択します。

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

② 下図の赤丸部分で左クリックし、「パーツ参照」オブジェクトを「Wheel Base」上に配置してください。

③ 「パーツ参照」ダイアログボックスが表示されますので、[コンポーネントのプロパティ]の各項目に、

下記の情報を入力し、[OK]をクリックします。

※この情報は、「パーツ参照」に保存され、「部品表」へ自動的に登録されます。

Name: Wheel Base

Description: Wheel Base

Material: mild steel

続いて、同様のコマンドにて「Wheel」の「パーツ参照」を作成します

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

④ [AMPARTREF]と入力して[Enter] キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「パーツ参照」を

選択します。

⑤ 下図の赤丸部分でクリックし、「パーツ参照」オブジェクトを「Wheel」上に配置してください。

⑥ 「パーツ参照」ダイアログボックスが表示されまので、[コンポーネントのプロパティ]の各項目に、下

記の情報を入力し、[OK]をクリックします。

Name: Wheel

Description: Wheel

続いて「部品表」を定義します。

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⑦ [AMBOM]と入力して[Enter] キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「部品表データベース」

を選択します。

⑧ そのまま、[Enter] キーを押します。「部品表」ダイアログボックスが表示されます。

注:[コンポーネントのプロパティ]の情報「Wheel Base」と「Wheel」が「部品表」に登録されていることを

確認します(下図、赤枠部参照)。

⑨ [OK]をクリックして、「部品表」ダイアログボックスを閉じてください。

以上でこの項のエクササイズは終了です。

2.「パーツ一覧」の作成

図面上に「パーツ一覧」を作成するコマンド[AMPARTLIST]を使用します。

① [AMPARTLIST]と入力して[Enter] キーを押すか、「注釈」プルダウンメニューから「パーツ一覧」

を選択します。

② そのまま[Enter] キーを押します。「パーツ一覧 ISO - MAIN」ダイアログボックスが表示されますの

で、続けて[OK]をクリックします。

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③ [パーツ一覧]を図面上に配置してください。このエクササイズでは、表題欄の上側に配置していま

す。

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

④ 部品表が配置されました。

※異なる「部品表」に対する「パーツ一覧」を作成する場合

1-⑦・⑧の手順で「部品表」ダイアログボックスを表示します。ボックス内左側にある[MAIN] 欄にリストさ

れている部品表名の中から配置したい名称をダブルクリックして「OK」を押します。

その後、 [AMPARTLIST] コマンドを実行して「パーツ一覧」を配置します。

尚、異なるパーツに基づく「部品表」の作成方法については、本 Skill Builder では、解説しておりません。

製品に付属している「スタートアップガイド」またはオンラインヘルプをご参照ください。

以上で、この項のエクササイズは終了です。

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3.「バルーン」の作成

「パーツ参照」を作成すると、これを利用して「バルーン」を作成できます。「バルーン」の中には、「パーツ

一覧」の「Item」番号が自動的に記載されますので、番号の振り間違いなどのミスを防ぐことができま

す。

① [AMBALLOON]と入力して[Enter]を押すか、「注釈」プルダウンメニューから「バルーン」を選択しま

す。

② [T]と入力して[Enter]を押します。

③ 「パーツ参照」オブジェクトを選択します。このエクササイズでは、『Wheel』『Wheel Base』『Washer

A』『Hex Bolt - UNC(Regular Thread - Inch)』を選択してください(下図の赤丸部分を選択)。選択

したら、[Enter]を押します。

④ コマンドライン内に下記メッセージが表示されます。バルーンの配列を決めるためのオプションを指

定します。[H』と入力し、 [Enter]を押します。

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⑤ 「バルーン」が水平に並んでプレビューされますので、適切な位置をクリックしてバルーンの配置を

完了します。

以上で、この項のエクササイズは終了です。

4.部品表の編集

部品表、パーツ参照、バルーン、パーツ一覧はそれぞれ関連付いています。したがって例えばパーツ参

照やパーツ一覧の内容を修正した場合、部品表やバルーンは、自動的に更新されます。また、部品表

を編集した場合も、バルーンとパーツ一覧が更新されます。

注:下記手順は、エクササイズ1.~3.を終了後、続けて実施してください。

① 長さ 350mm、高さ 12mmのパーツを作成します。パーツ名は「Base plate」とします。

次ページ図に太線で示した位置に作図します。

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② 「Base plate」の「パーツ参照」を作成してください。

「パーツ参照」を作成する際、下記情報を入力してください。

[Name] : Base plate

[Description] : Base plate

[Material] : mild steel.

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AutoCAD Mechanical 部品表 part-1

③ 下図のように「パーツ参照」が作成されます。以上で操作手順は、終了です。

部品表とパーツ一覧の情報が更新されているはずですので、確認をしてみてください。

さらにこのパーツ参照を削除して、パーツ一覧が削除されることを確認してください。

この機能により、部品数のカウントミスなどを防止することができます。

以上でこの項のエクササイズは終了です。

AutoCAD Mechanicalでは、パーツ参照に定義された内容を読み取って部品表として一覧表示します。

したがって、このパーツ参照を編集することにより情報が更新されます。

パーツ参照は、サブアセンブリおよびパーツを定義することができます。

部品表のさらに詳しい情報については、AutoCAD Mechanicalのオンラインヘルプを確認してください。

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