big cloud fabric 2 - big switch networks · big cloud fabric 2.6 データ センター用リーフ...

12
データシート Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ センター ポッドに物理的および仮想的なワー クロード接続性を提供する、リーフ / スパイン型 CLOS ファブリックです。ハイパースケール データ センターの設計原則を取り入れた Big Cloud Fabric ソリューションはイノベーション を促進し、プロビジョニングと管理を容易にしつつ、全体的なコストを削減します。 BIG CLOUD FABRIC の概要 Big Switch の Big Cloud Fabric ™(BCF)は、クラウド環境にハイパースケール データ センターの 設計原理を持ち込んで、現在および次世代のデータ センターに理想的な環境を構築する、業界初のベア メタル SDN データ センター ファブリックです。Big Cloud Fabric がネイティブにサポートする East- West 方向の高い 2 分割帯域幅、セキュアなマルチ テナンシー、およびワークロード弾力性をアプリケー ションで活用することができます。お客様は、自動化による卓越したアプリケーション アジリティ、SDN に よる運用の大幅なシンプル化、さらにハードウェア / ソフトウェアのディスアグリゲーションによる大幅なコ スト削減などのメリットを享受できます。 Big Cloud Fabric は物理的および仮想的(マルチ ハイパーバイザ)の両方のワークロードに対応し、オー ケストレーション ソフトウェアを選択できます 1 。高い 2 分割帯域幅を確保しつつ、L2 スイッチング、L3 ルーティング、および L4 ~ L7 のサービスの追加とチェーニングに対応します。ファブリックは拡張性に 優れ、単一障害点のない充分な対障害弾力性を有し、ヘッドレス モード動作もサポートします。 Big Cloud Fabric には次の 2 種類があります。 P-CLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型物理 CLOS ファブリック 統合 P+V CLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型および仮想スイッチ (vSwitch)(今後リリース) このデータ シートでは、P-CLOS タイプの Big Cloud Fabric の詳細を説明します。 1. 具体的なハイパーバイザとオーケストレーションのサポートについては、このデータシートの後半で説明します。 BIG SWITCH NETWORKS 当社のミッションは、ハイパースケール ネットワーキン グをより幅広いお客様に提供すること、そして、最終 的には、新しいアプリケーションを高速配信する際にネッ トワークが最大の障害とならないようにすることです。 この目標を果たすため、当社はハイパースケール ネッ トワーキングのあらゆる設計思想を 1 つのソリュー ションにまとめて提供しています。 Big Cloud Fabric の特徴 : ベア メタル ハードウェアによるコストの削減 SDN コントローラ テクノロジーによる複雑さの軽減 • コア&ポッド設計によるイノベーションの推進 当社の製品の実地体験をご希望の方は、無料の オンライン トライアルにお申し込みください。 labs.bigswitch.com 販売チームの連絡先 : [email protected]

Upload: others

Post on 16-Jun-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

データシート

Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック

Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ センター ポッドに物理的および仮想的なワークロード接続性を提供する、リーフ / スパイン型 CLOS ファブリックです。ハイパースケール データ センターの設計原則を取り入れた Big Cloud Fabric ソリューションはイノベーションを促進し、プロビジョニングと管理を容易にしつつ、全体的なコストを削減します。

BIG CLOUD FABRIC の概要Big Switch の Big Cloud Fabric ™(BCF)は、クラウド環境にハイパースケール データ センターの設計原理を持ち込んで、現在および次世代のデータ センターに理想的な環境を構築する、業界初のベア メタル SDN データ センター ファブリックです。Big Cloud Fabric がネイティブにサポートする East-West 方向の高い 2 分割帯域幅、セキュアなマルチ テナンシー、およびワークロード弾力性をアプリケーションで活用することができます。お客様は、自動化による卓越したアプリケーション アジリティ、SDN による運用の大幅なシンプル化、さらにハードウェア / ソフトウェアのディスアグリゲーションによる大幅なコスト削減などのメリットを享受できます。

Big Cloud Fabric は物理的および仮想的(マルチ ハイパーバイザ)の両方のワークロードに対応し、オーケストレーション ソフトウェアを選択できます 1。高い 2 分割帯域幅を確保しつつ、L2 スイッチング、L3 ルーティング、および L4 ~ L7 のサービスの追加とチェーニングに対応します。ファブリックは拡張性に優れ、単一障害点のない充分な対障害弾力性を有し、ヘッドレス モード動作もサポートします。

Big Cloud Fabric には次の 2 種類があります。• P-CLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型物理 CLOS ファブリック• 統合P+VCLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型および仮想スイッチ

(vSwitch)(今後リリース)このデータ シートでは、P-CLOS タイプの Big Cloud Fabric の詳細を説明します。

1. 具体的なハイパーバイザとオーケストレーションのサポートについては、このデータシートの後半で説明します。

BIG SWITCH NETWORKS

当社のミッションは、ハイパースケール ネットワーキングをより幅広いお客様に提供すること、そして、最終的には、新しいアプリケーションを高速配信する際にネットワークが最大の障害とならないようにすることです。

この目標を果たすため、当社はハイパースケール ネットワーキングのあらゆる設計思想を 1 つのソリューションにまとめて提供しています。

BigCloudFabricの特徴:

• ベア メタル ハードウェアによるコストの削減

• SDN コントローラ テクノロジーによる複雑さの軽減

• コア&ポッド設計によるイノベーションの推進

当社の製品の実地体験をご希望の方は、無料の オンライン トライアルにお申し込みください。 labs.bigswitch.com

販売チームの連絡先 : [email protected]

Page 2: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

2 ページ 3ページ

図1:Big Cloud Fabric(リーフ / スパイン型 CLOS アーキテクチャ)

アーキテクチャ : SDN ソフトウェアとベア メタル ハードウェアの融合ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)ファブリック アーキテクチャとは、ネットワークのデータ プレーンとコントロール プレーンを分離し、コントロール プレーンの機能を一元化することを意味します。実際には、ネットワークのポリシー プレーン、管理プレーンおよびコントロール プレーンの多くを SDN コントローラによりハードウェア デバイス自体から外部化し、拡張性と対障害弾力性に対応するため、わずかなオフロード機能をデバイス上に残します。このネットワーク状態は、アクセス スイッチやアグリゲーション スイッチが全体にわたって個別単位で完全に分散されるのではなく、一元化したうえで階層的に実装されます。

コントローラ ベースの設計はプログラミングの一元化と自動化によりアジリティを生むだけではなく、実装が煩雑で個別単位で運用するには脆弱になりがちのファブリックの構造を合理化します(例えば、リーフ / スパイン型 L2/L3 CLOS)。

Big Cloud Fabric アーキテクチャは物理的なスイッチング ファブリックで構成され、リーフ / スパイン型 CLOS アーキテクチャに基づきます。Switch Light ™ オペレーティング システムが動作するベア メタルのリーフ / スパイン型スイッチが、この物理ファブリックの個別ノードとなります。ファブリックのインテリジェンスは階層的に配置されます。そのほとんどは Big Cloud Fabric Controller に置かれ(構成、自動化およびトラブルシューティングが行われる)、一部は対障害弾力性とスケールアウト対応のため Switch Light へオフロードされます。

Page 3: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big C

loud Fabric:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グデータシート

2 ページ 3ページ

シナリオ例 対応するワークロード

リーフ スイッチ構成 スパイン スイッチ 構成

プライベート/パブリッククラウドー標準的なデータセンターのポッド展開 1G、10G 48 x 10G + 6 x 40G 32 x 40G

コスト最適化ファブリック(既存のケーブルインフラストラクチャを活用) 1G、10G 48 x 10G + 6 x 40G 48 x 10G + 6 x 40G

高性能40Gストレージアレイと10Gワークロード(スプリッターケーブル使用) 10G、40G 48 x 10G + 6 x 40G または 32 x 40G

32 x 40G

高性能コンピューティング/ソフトウェア定義ストレージ/ビッグデータ分析 40G 32 x 40G 32 x 40G

10GのDenseCompute(スプリッターケーブル使用) 10G 32 x 40G 32 x 40G

BIG CLOUD FABRIC システムのコンポーネント• BigCloudFabricControllerクラスタ—一元化され階層的に実

装された SDN コントローラを意味し、複数の仮想マシンまたはハードウェア アプライアンスのクラスタとして実装され、高可用性 (HA) を実現します。

• ベアメタルリーフ/スパイン型スイッチハードウェア—「ベア メタル」とは、イーサネット スイッチにネットワーキング OS を組み込まずに出荷されることを意味します。これらのスイッチに使用される市販のシリコン ネットワーキング ASIC は、従来のスイッチ ベンダーのほとんどが使用してきたものと同じで、ハイパースケール データ センター ネットワークにおける実運用に広く展開されています。これらのベア メタル スイッチは、サードパーティのネットワーク OS をベンダーに依存せず自動でインストールできるように、オープン ネットワーク インストール環境(ONIE)で出荷されます。Big Switch のハードウェア互換性リストには、多様なスイッチ ハードウェア構成(10G/40G)やベンダーが掲載されています。

• SwitchLight ™オペレーティングシステム—SDN 専用に開発された軽量なベア メタル スイッチ OS。

• OpenStackプラグイン(オプション)—OpenStack のさまざまなディストリビューションと統合するための BSN Neutron プラグインまたは ML2 ドライバ メカニズム。

• CloudStackプラグイン(オプション)—CloudStack と統合するための BSN ネットワーキング プラグイン。

• VmwarevCenterエクステンション—vSphere サーバーの仮想化および NSX ネットワークの仮想化のための組み込みのネットワーク自動化およびオーケストレーション。

展開のシナリオBig Cloud Fabric は物理ワークロード、仮想ワークロード、またはその両方の要件を満足するために一から設計されます。代表的なポッド展開シナリオの例としては次のものがあります。

• プライベート / パブリック クラウド

• OpenStack(Nova または Neutron ネットワーキング) / CloudStack ポッド

• 高性能コンピューティング / ビッグ データ / ソフトウェア定義ストレージ ポッド

• バーチャル デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)ポッド

• NFV 専用のポッド

P-CLOS ファブリックはベア メタル イーサネット スイッチ オプションの組み合わせにより、上記の展開シナリオをサポートするよう設計できます。その例の一部を図 2 の表に記載します。

図2:BCF 展開シナリオの例

Page 4: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

4 ページ 5ページ

BIG CLOUD FABRIC の利点一元化されたコントローラにより、管理コンソールを30分の1以下に削減Big Cloud Fabric コントローラを介して、構成、自動化およびほとんどのトラブルシューティングを実行できるため、新しい物理的キャパシティや新しい論理的アプリのプロビジョニングに関連する管理コンソールの数が大幅に削減できます。例えば、二重のリーフ スイッチと 2 つのスパイン スイッチを持つ 16 ラック ポッドの場合、従来のネットワーク設計では 34 の管理コンソールがありました。Big Cloud Fabric 設計の場合、わずか 1 つのコントローラ コンソールで同じ機能を実行できます。その結果、時間が大幅に短縮され、エラー率が低下し、よりシンプル化された自動化設計が実現します。このコントローラ コンソールは強力な管理ツールであり、ウェブ ベースの GUI、従来型のネットワーキング式 CLI、および REST API が利用できます。

構成の合理化、イノベーションの促進を実現Big Cloud Fabric のシステムでは、CLI、GUI または REST API での構成は、論理テナントの考え方に基づきます。各テナントが 1 つの論理 L2/L3 ポリシー システムに管理コントロールを持ち、このシステムが該当するテナントのコントロールのもとでエッジ ポートに接続します。Big Cloud Fabric コントローラには、論理設計を変換し、リーフおよびスパインのフォワーディング テーブルへの最適化エントリにする機能があります。

ベアメタルスイッチハードウェアにより設備投資を50 %以上削減ハードウェア、ソフトウェア、メンテナンス、および光学製品 / ケーブルなどを足し合わせた、3 年間分のハードウェア コストの合計試算によると、その節減効果は劇的なものであることが判明しています。

組み込みオーケストレーションのサポートにより、データセンターの運用を合理化Big Cloud Fabric Controller は、各種クラウド マネジメント プラットフォーム(CMP)との統合をネイティブでサポートしており、VMware

(vSphere および NSX Manager)、OpenStack、CloudStack などに単一のプログラム インタフェースで対応します。これは、CMP に対し、膨大な数のプログラム操作が必要とされる、従来の個別単位のネットワーキングと比較すると、シンプルさと拡張性に極めて優れています。データ センターの管理者にとっても、物理環境と仮想環境をカバーする合理

化されたアプリケーション展開ワークフロー、強化された分析機能、および簡略化されたトラブルシューティングなどのメリットが得られます。

ネットワーク/セキュリティ/監査ワークフローの統合Big Cloud Fabric コントローラには、OpenStack から始めて、アプリケーション テンプレートや監査システムと統合する際に使用する、一連の REST API が用意されています。ネットワーク L2/L3 ポリシー プロビジョニングが OpenStack の HEAT テンプレートと統合されて Horizon GUI として提供されているため、セキュリティ レビューを(アプリケーションごとに)何回も行わずに(テンプレートに対して ) 1 回だけ行えばよいので、新しいアプリケーションの展開にかかる時間を大幅に短縮できます。接続性の編集と監査の機能は、セルフ サービスの変更と高速かつ監査しやすいレポート作成に対応しており、基本的なテンプレートでは扱えない複雑なアプリケーションでも効率的にレビューできます。

スケールアウト対応の対障害弾力性の高いファブリックBig Cloud Fabric の柔軟なスケールアウト設計により、ユーザーは当面のニーズを満たす規模からスタートし、将来の成長ニーズにも対応できます。ネットワーキング スタックの各層にわたる多様なハードウェアとソフトウェアのソリューションの提供、および成長に合わせて投資できる経済性により、完全に統合された独自ソリューションに束縛されることなく、小規模から始めて徐々にファブリックを拡張させることができ、それにより、

図3: CMP との統合をサポートする BCF

図4:BCF グラフィカル ユーザー インタフェース(GUI)

Page 5: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big C

loud Fabric:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グデータシート

4 ページ 5ページ

最新のデータ センター ネットワークの実現が可能になります。新しいスイッチを追加すれば、コントローラがそれらのスイッチをファブリックに加え、それに応じて現在の構成を拡張するため、他の方法であれば発生する可能性のあるエラーが削減されます。お客様はファブリックを一度だけ構成すればよいのです。その時点の構成に追加されるワークロードは追加の設定より対応できます。

データセンターレベルの対障害弾力性Big Cloud Fabric はデータ センター レベルの対障害弾力性を備えており、リンクやノードに障害があっても、コントローラ クラスタ全体が利用できない稀な状況(ヘッドレス モード)であっても、ファブリックを稼働させることができます。(ハードウェア障害やスイッチの再利用の場合の)スイッチの交換は、モジュラー型シャーシのライン カードの交換と同じです。ケーブルを再接続して電源を入れれば、スイッチが適切なイメージ、構成およびフォワーディング テーブルをダウンロードして起動します。さらに、BCF コントローラがファブリック全体のアップグレードのコーディネーションとオーケストレーションを行うため、ファブリックの停止時間を最小限に抑えることができます。このような機能により、ファブリックの対障害弾力性が強化され、運用がシンプル化されます。

BCF の使用 : 3 層アプリケーションの例Big Cloud Fabric は、さまざまな組織やアプリケーションの特定の要件に対して容易に最適化できるマルチ テナント モデルをサポートしています。このモデルは、アプリケーションのプロビジョニングを高速化し、構成をシンプル化し、分析とトラブルシューティングに役立ちます。この機能を説明するうえで重要な用語の一部を以下に列挙します。

• テナント : L2 および / または L3 のネットワークとサービスの論理的なグループ分け。

• 論理セグメント : 論理ポートとエンド ポイントから成る L2 ネットワーク。これは、デフォルトのブロードキャスト ドメイン境界を規定します。

• 論理ルーター : セグメント間、テナント間、および外部ネットワークにルーティングとポリシー適用のサービスを提供するテナント ルーター。

• 外部コア ルーター : データ センター内のポッド間およびインターネットへの接続性を提供する物理ルーター。

• テナント サービス : テナントが利用でき、専用サービスまたは共有サービスとして(個別にまたはサービス チェーンの一部として)展開されるサービス。

テナントのワークフロー最も一般的なシナリオでは、データ センター インフラストラクチャのエンド ユーザーまたはテナントは、アプリケーションの接続性とポリシー要件を定義する論理ネットワーク トポロジを使用します。図 5 に示す例では、標準的な 3 層アプリケーションで、「BLUE」というテナントのさまざまなワークロード ノードが示されています。通常、テナントはこれらのワークロードのプロビジョニングに、OpenStack などのオーケストレーション ソフトウェアを使用するか、BCF コントローラの GUI/CLI を直接使用します。このプロビジョニング ワークフローの一環として、Big Cloud Fabric Controller は物理スイッチに論理トポロジをシームレスに実現します。

図6:アプリケーション中心の構成図5:BCF 論理トポロジ

Page 6: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

6 ページ 7ページ

論理から物理へのマッピングBLUE テナントには 3 つの論理ネットワーク セグメントがあり、それぞれが 3 つの層、つまりウェブ、アプリおよびデータベースのブロードキャスト ドメインを表します。この例では、Web1,2 と App1,2 は仮想化ワークロードであり、DB1,2 は物理ワークロードから成ると仮定します。このデータ センターの管理者が規定するルールによると、オーケストレーション システムは要求されたワークロードをデータ センター内のさまざまな物理ノードにわたってプロビジョニングします。例えば、図 5 に示す論理トポロジは、図 7 に示すポッド ネットワークにマッピングされる可能性があります。Big Cloud Fabric Controller は、テナントの分離とセキュリティを確保しつつ、ポッド内に分散したこれらのワークロード間に最適な接続性を提供する役割を担います。

わかりやすくするため、下図の例では仮想化ワークロードと物理ワークロードをホスティングしているラックのみを示していますが、外部ルーターへのテナント接続性の実装や共有サービスのチェーニングにも同様の考え方が適用できます。

さまざまなフォワーディング テーブルへのエントリ セットの例から、これまでに説明した Big Cloud Fabric の傑出した特徴をいくつか列挙します。

• L3 ルーティングの決定は、最初のホップのリーフ スイッチで行われます(ヘアピニングなし )。

• 特殊なファブリックのカプセル化なし(トンネリングなし)でのポッド全体への L2 フォワーディング。

• さまざまな LAG リンク(リーフとスパイン)にまたがるフル ロード バランシング。

• 対障害弾力性のための、物理ファブリック内のリーフ / スパイン メッシュ接続。

図7:BCF での論理から物理へのマッピング

Page 7: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big C

loud Fabric:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グデータシート

6 ページ 7ページ

ゼロタッチファブリック(ZTF) ZTF では、手作業でスイッチを操作することなく、BCF 内の物理スイッチの制御と管理を完了できます。毎日のネットワークの作業が大幅に簡略化できます。

• Switch Light OS の自動構成と自動アップグレード• ファブリック リンク状態の変化に基づく、自動トポロジ アップデートとイベント通知 • ファブリックの自動スケーリング - コントローラで追加の構成変更をすることなく、ファブリック

内のノードやリンクを追加および削除

ファブリックLAG ファブリック LAG は、スイッチング ASIC の基本的な LAG 機能を SDN コントローラの一元的な可視性と組み合わせ、高い対障害弾力性と効率性のバランスが取れたファブリックを構築します。マルチ パス ファブリックの構成に対するスパンニング ツリー プロトコルや従来の MLAG/ECMP ベースのアプローチと比較し、Fabric LAG テクノロジーは、トポロジ変更時の収束時間を大幅に短縮し、構成の複雑性を劇的に低減します。

FabricSync Fabric Sync は OpenFlow プロトコルを使用して、コントローラ インフォメーション ベース(CIB)をファブリック ノードのフォワーディング インフォメーション ベース(FIB)とインテリジェントに同期させます。トポロジ変更時には、影響を受けるスイッチに対してデルタ アップデートのみが同期されます。Fabric Sync は、フォワーディング テーブルと関連するポリシー テーブルすべてを保守するための単一のコントロール ポイントであるため、CIB と FIB 間の強固な一貫性を確保します。

対障害弾力性の高いヘッドレスモード コントローラが両方とも利用できない状況になると、ファブリック ノードはヘッドレス モードで動作しているとみなされます。このモードでは、供給されているサービスすべてが、ヘッドレス モードに入る前にプログラムされたとおりに機能を継続します。また、複数レベルの冗長性により、ヘッドレス モード中でも、対障害弾力性が高い自己回復型のファブリックが実現できます。

一元管理されたファブリック Big Cloud Fabric Controller は、ファブリック全体に対する一元管理機能を備えています。 • 管理者は、CLI、GUI または REST API を使用して、ファブリック ノードの構成、管理、デバッ

グ、トラブルシューティングおよびアップグレードを行えます。 • REST API、CLI および GUI はアプリケーションとテナントを認識した設計となっています。

一元管理によるファブリック管理では、ファブリックを管理するための一元的なダッシュボードが提供され、トラブルシューティング、分析および遠隔測定情報に迅速かつ簡単にアクセスできるため、運用のシンプリシティが向上します。また、ネットワーク オペレータと管理者にとっても、シンプル化されたワークフローが実現します。

FabricView Fabric View とは、Big Cloud Fabric ソリューションで高性能なマルチ ノードのトラブルシューティング、分析および遠隔測定が行える機能のセットです。

API重視のファブリック Big Cloud Fabric Controller は「API 重視」の設計原則でつくられているため、非常にプログラミング性が高く、クローズド ループ フィードバック システムとしても実装できます。例えば、セキュリティ アプリケーションが動的に脅威を検出し、影響を緩和するため BCF コントローラをプログラムすることができます。BCF の GUI と CLI は基本的な REST API を利用しているため、定義上は同じものであり、手堅く使えます。

テナント認識型のファブリック Big Cloud Fabric は、テナントを意識した構成、テナントの分離、およびきめ細かいテナント間アクセス コントロールによる、マルチテナント機能を内蔵しています。CLI、GUI または REST API での構成は、論理テナントの考え方に基づきます。

サービス認識型のファブリック Big Cloud Fabric は、L3 の仮想および物理サービスの追加とサービスのチェーニングをサポートしています。サービスをテナント間で共有したり、特定のテナント専用のものにすることができます。L2 サービスは今後のリリースでサポートする予定です。

機能 説明 / 利点

(GUI、CLI および REST API)

機能 説明 / 利点

BIG CLOUD FABRIC の機能

Page 8: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

8 ページ 9ページ

機能 説明 / 利点

L2機能 • レイヤ 2 スイッチ ポートと VLAN トランク• IEEE 802.1Q VLAN カプセル化• 最大 4,000 の VLAN(4,000 の論理セグメント)をサポート• イングレスのアクセス コントロール リスト(ACL)へのエントリを最大 3,000 件サポート• BPDU ガード• MLAG(LAG あたり 16 ポートまで)• リンク アグリゲーション コントロール プロトコル(LACP): IEEE 802.3ad• 全ポートにジャンボ フレーム(9,216 バイトまで)• VLAN 変換

L3機能 • レイヤ 3 インタフェース : ルーティッド ポート、スイッチ バーチャル インタフェース(SVI)• 最大 48,000 のホスト プレフィクス(つまり 48,000 のエンドポイント)をサポート• バーチャル ルーティング / フォワーディング(VRF)のエントリを 1,000 個サポート(つまり、

1,000 の論理ルーター)• 1,000 のテナント• 10,000 の静的ルート• 16 経路までの等コスト マルチパス(ECMP) • 1,000 の等コスト マルチパス(ECMP)グループ• 3,000 のフレキシブル ACL エントリ• ポリシー ベースのルーティング• ACL: イングレスの ACL に合わせて レイヤ 3 および 4 が選択できるルーティッド ACL• ジャンボ フレームのサポート(9,216 バイトまで)• DHCP リレー

QoS • レイヤ 2 IEEE 802.1p(クラス オブ サービス (CoS))• CoS ベースのイグレスのキューイング• コントロール プレーン ポリシング(CoPP)またはレート制限

高可用性 • コントローラ HA• ヘッドレス モード(コントローラのない状態のファブリックのフォワード トラフィック)• 冗長スパイン• 冗長リーフ • 冗長リンク• 単一仮想 IP のコントローラ クラスタ• 冗長アウト オブ バンド管理スイッチのサポート

セキュリティ • イングレスの ACL • レイヤ 3 および 4 の ACL: IPv4、インターネット コントロール メッセージ プロトコル(ICMP)、トランスミッション コントロール プロトコル(TCP)、ユーザー データグラム プロトコル(UDP)など

• コントローラ管理インタフェースの ACL• ACL の記録(IPv4 のみ)

OpenStack統合 • Nova-network および Neutron ML2 のドライバ メカニズムをサポート• 自動ホスト検出および LAG フォーメーション• 物理ファブリックの動的プロビジョニング• OpenStack Horizon の強化(Heat テンプレート、ファブリック到達可能性テスト)

CloudStack/CloudPlatform • 自動ホスト検出および LAG フォーメーション• 物理ファブリックの動的プロビジョニング統合

Page 9: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big C

loud Fabric:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グデータシート

8 ページ 9ページ

機能 説明 / 利点

VMwarevCenter統合 次のようなファブリックの自動化と可視化を提供します。 • 自動ホスト検出および LAG フォーメーション• 自動 L2 ネットワーク作成および VM ラーニング• vMotion/DRS 用のネットワーク ポリシー マイグレーション• VM レベルの可視性(VMname、vMotion)• VM 間のトラブルシューティング(論理および物理)

VMwareNSX-vサポート オーバーレイ / アンダーレイのギャップを埋め、可視性とトラブルシューティングを確保します。以下の機能を含みます。• 自動ホスト検出および LAG フォーメーション• VTEP ポート グループと VTEP ディスカバリのため自動ネットワーク作成• アンダーレイ トラブルシューティング ー VTEP 間の接続性• ファブリック分析によるアンダーレイの可視性(VM 名、VXLAN ID、論理スイッチ)

ファブリック管理 • GUI• 詳細なアウト オブ バンド管理ができる CLI ベースのコンソール• REST API をサポート• コントローラからの 10/100/1,000 Mbp 管理によるスイッチ管理• ビーコン LED (基本となるスイッチに基づく)• 構成の同期化• 構成のロールバック• Secure Shell バージョン 2(SSHv2)• Telnet• ユーザー名とパスワードの認証• TACACS+• Syslog(4 サーバー)• SNMP v1 および v2c• ポリシー / ACL 付き SPAN• インタフェース、セグメント、テナントごとにイングレスとイグレスのパケット カウンタ• ネットワーク タイム プロトコル(NTP)• Test Path — 論理および物理ファブリックのビューによるトラブルシューティングと可視性の向

上• ファブリック分析(遠隔測定と強化された分析を含む)

MIB 個別の MIB 文書に記述されています。

業界規格 • IEEE 802.1p: CoS 優先順位付け• IEEE 802.1Q: VLAN タグ付け• IEEE 802.3: イーサネット• IEEE 802.3ae: 10GB イーサネット• IEEE 802.3ba: 40GB イーサネット

イーサネットベースのサポート Dell および Accton/EdgeCore 製の 10G および 40G スイッチをサポートします。一般的に次のスイッチ構成がサポートされます。

• 48 x 10G + 6 x 40G(Broadcom Trident-II ASIC)• 32 x 40G(Broadcom Trident-II ASIC)

最大 6 のスパインと 32 のリーフをサポートします。40G ~ 10G のブレークアウト ケーブルをサポートします。

Big Cloud Fabric のハードウェア互換性リスト(HCL)に含まれる、サポート対象のスイッチのベンダー / 構成、および光学製品 / ケーブルの詳細なリストについては、Big Switch 販売チーム

[email protected])にお問い合わせください。

ベアメタルスイッチベンダー

Page 10: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

10 ページ 11ページ

BCF コントローラ アプライアンスの仕様Big Cloud Fabric Controller は、ハードウェア アプライアンス(実運用または研究用に展開)としても、既存のサーバーへの仮想マシン アプライアンス(研究用のみ)としても展開できます。

BCFコントローラ—ハードウェアアプライアンスの仕様Big Cloud Fabric Controller は、パフォーマンスと信頼性の適切な組み合わせを実現する、エンタープライズクラスのハードウェア アプライアンスとしても使用できます。

フォームファクタ 1U ラック サーバー(4.28 cm x 43.4 cm x 60.7 cm)

プロセッサ Intel Xeon E5-2430 v2 2.50GHz、15M キャッシュ、7.2GT/s QPI、ターボ、6 コア、1 ソケット、80W

メモリ 16GB RDIMM x 2、1,600MT/s、低電圧、デュアル ランク、x 4 データ幅

ハードドライブ 500GB 7.2K RPM SATA 3Gbps 3.5 インチ ホットプラグ対応ハード ドライブ x 2、H710/H310 用 RAID 1

ネットワーキング 組み込み NIC: Broadcom 5720 デュアル ポート 1Gb LOM ネットワーク アダプタ : Intel X 520 デュアル ポート 10Gb DA/SFP + サーバー アダプタ

電力 ホット プラグ対応電源 350W x 2

その他の機能 フォールトトレランス対応ファン、ECC メモリ、インタラクティブ LCD 画面、ENERGY STAR® 準拠

温度—連続運転時 10 ~ 35 °C (50 ~ 95 °F)

温度—保管時 -40 ~ 65 °C (-40 ~ 149 °F)、1 時間あたりの最大温度変化 20 °C

相対湿度—連続運転時 10 ~ 80 %、最高露点(最高湿球温度) 26 °C(78.8 °F)

相対湿度—保管時 5 ~ 95 %、最高露点(最高湿球温度) 33 °C(91 °F)、結露しないこと

高度—連続運転時 -15.2 ~ 3,048 m (-50 ~ 10,000 フィート)

高度—保管時 -15.2 ~ 12,000 m (-50 ~ 39,370 フィート)

(高さ x 幅 x 奥行き)

機能 技術仕様

環境 仕様

BCFコントローラ—仮想マシンアプライアンスの仕様次の環境(研究用展開のみ)では、Big Cloud Fabirc コントローラを仮想マシン アプライアンスとして使用できます。

注記 : 上記の表は、Big Cloud Fabric によってサポートされるテスト済みのメジャー / マイナー / メンテナンス バージョンを明示的に示します。上記の表に含まれないバージョンはサポートされません。

LinuxKVM Ubuntu 12.04

VMwareESXi ESXi 5.5 U1、ESXi 5.5 U2

環境 バージョン

Page 11: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big C

loud Fabric:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グデータシート

10 ページ 11ページ

サポートされているワークロードとオーケストレーション システム

仮想ワークロード

注記 : 仮想マシンのパフォーマンスは、ハイパーバイザ セットアップの他の多くの要因によって左右されます。そのため、稼働環境での展開にはハードウェア アプライアンスを使用することをお勧めします。

* OpenStack Juno インストール オプション : マニュアル、Mirantis Fuel、RDO PackStack、RedHat Foreman 検証済みの組み合わせについては、Big Switch 販売チーム([email protected])にお問い合わせください。

物理ワークロード ベア メタル サーバー ワークロード

仮想ワークロード 下記の「仮想ワークロード」の表を参照のこと

クラウドオーケストレーション OpenStack Juno(Nova Networking、Neutron ML2 ドライバ) CloudStack/CloudPlatform 4.5

8個のvCPU(最小スケジューリング :1GHz)

28GBの仮想メモリ

80GBのハードディスク

物理スイッチから1つの仮想ネットワークインタフェースに到達可能であること

機能 技術仕様

仮想マシンの最小要件

ハイパーバイザ OPENSTACK—JUNO* CLOUDSTACK / CLOUDPLATFORM 4.5

カスタム オーケストレーション / スタンドアロン

KVM Ubuntu 14.04(リファレンス実装)

Ubuntu 12.04 Ubuntu 12.04

CentOS 7.0 (RDO) CentOS 6.5、6.6 CentOS 6.5

RHEL 6.5

ESXi vSphere 5.5 U2 (Mirantis OpenStack)

vSphere 5.5 U1、5.5 U2 vSphere 5.5 U2

Hyper-V Windows Server 2012 R2 UR4 (SCVMM 2012 R2 UR4)

XenServer XenServer 6.2

Page 12: Big Cloud Fabric 2 - Big Switch Networks · Big Cloud Fabric 2.6 データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ

Big

Clo

ud F

abric

:すべ

てに

対応

する

ハイ

パー

スケ

ール

ネット

ワー

キン

グ データシート

Copyright 2014 Big Switch Networks, Inc. All rights reserved. Big Switch Networks、Big Cloud Fabric、Big Tap、Switch Light OS、Switch Light vSwitch は、Big Switch Networks, Inc の商標または登録商標です。その他すべての商標、サービス マーク、登録商標、登録サービス マークは、個々の所有者に帰属します。本書の内容に誤りがあった場合でも、Big Switch Networks は責任を負わないものとします。Big Switch Networks は、本書の内容を予告なく変更、改良、譲渡、または改訂する権利を有します。BCF 2.6 Datasheet V1 April 2015.

BigSwitchNetworks 株式会社

〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-5-1 大手町ファーストスクェアイーストタワー 4F Tel 03-5219-1268 Fax 03-5219-1295 mail [email protected]

本社3965 Freedom Circle, Suite 300, Santa Clara, CA 95054

+1.650.322.6510 TEL +1.800.653.0565 TOLLFREE

[email protected]