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Life Science Group Bio-Rad News Research. Together. デジタルPCRのワークフロー デジタルPCRは、断片化されたサンプルDNAを微小区画に分散させるこ とにより、非常に高感度・高精度な定量を実現することができます。(原理 については、 Bio-Rad News vol.1およびvol.2をご参照ください) Bio-RadQX100 TM Droplet Digital TM PCRシステムでは、 0. サンプル調製 TaqManケミストリーと同様) 1. QX100 Droplet Generatorを用いて、各サンプルにつき約2万個の ドロップレットを作製 2. PCRにより、ドロップレット内のターゲット遺伝子を増幅 3. QX100 Droplet Readerを用いて、各ドロップレットの蛍光を測定 4. ddPCRソフトウェアを用いて、ポジティブ/ネガティブのドロップレット 数を測定し、サンプルの濃度を算出 という流れで実験を行います。 QX1001回のワークフローで最大96サンプル、約140万個の微小区画 を測定できるため、スループットの高い実験を行うことができます。 また、サンプルDNA断片を含む/含まない、ポジティブ/ネガティブの微小 区画数を直接カウントすることにより絶対定量を行うため、従来のリアル タイムPCRのように検量線を作成する必要がありません。 デジタルPCRのアプリケーション : 次世代シーケンサーのライブラリ定量 今回ご紹介するアプリケーション QX100はスループットの高い絶対定量を行うことができるため、特に多 サンプルの次世代シーケンサーライブラリ定量に高い適性を有します。次 ページ以降、このアプリケーションについてご紹介します。 Vol.3 20135デジタルPCRのアプリケーション : 次世代シーケンサーのライブラリ定量 新製品 : ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq 新製品 : S3 TM セルソーター Bio-Plex関連試薬に新たなラインアップが追加! 早期に腎毒性/障害関連バイオマーカーの同時測定を可能にするBio-Plex Pro RBM腎毒性アッセイキット 定量性の高いウェスタンブロッティングデータを得るための新しいワークフロー 精製したタンパク質にタグが残っていても、本当にいいですか? アフィニティー精製でありながら完全タグフリータンパク質の精製が可能です 次世代クロマトグラフィーNGC 発売開始! バイオ・ラッドからのお知らせ Contents 1 QX100 Droplet Digital PCRシステム ワークフロー 0 1 2 3 4 サンプル調製 ドロップレット作製 データ分析 ドロップレット蛍光測定 * PCR Droplet Generator Thermal Cycler Droplet Reader Software *TaqManケミストリーを使用 NEW NEW NEW NEW

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Page 1: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

Life Science Group

Bio-Rad News

Research. Together.

デジタルPCRのワークフローデジタルPCRは、断片化されたサンプルDNAを微小区画に分散させるこ

とにより、非常に高感度・高精度な定量を実現することができます。(原理

については、Bio-Rad News vol.1およびvol.2をご参照ください)

Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムでは、

0. サンプル調製 (TaqManケミストリーと同様)

1. QX100 Droplet Generatorを用いて、各サンプルにつき約2万個の

ドロップレットを作製

2. PCRにより、ドロップレット内のターゲット遺伝子を増幅

3. QX100 Droplet Readerを用いて、各ドロップレットの蛍光を測定

4. ddPCRソフトウェアを用いて、ポジティブ/ネガティブのドロップレット

数を測定し、サンプルの濃度を算出

という流れで実験を行います。

QX100は1回のワークフローで最大96サンプル、約140万個の微小区画

を測定できるため、スループットの高い実験を行うことができます。

また、サンプルDNA断片を含む/含まない、ポジティブ/ネガティブの微小

区画数を直接カウントすることにより絶対定量を行うため、従来のリアル

タイムPCRのように検量線を作成する必要がありません。

デジタルPCRのアプリケーション : 次世代シーケンサーのライブラリ定量

今回ご紹介するアプリケーションQX100はスループットの高い絶対定量を行うことができるため、特に多

サンプルの次世代シーケンサーライブラリ定量に高い適性を有します。次

ページ以降、このアプリケーションについてご紹介します。

Vol.32013年5月

■ デジタルPCRのアプリケーション : 次世代シーケンサーのライブラリ定量

■    新製品 : ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq

■    新製品 : S3TMセルソーター

■    Bio-Plex関連試薬に新たなラインアップが追加! 早期に腎毒性/障害関連バイオマーカーの同時測定を可能にするBio-Plex Pro RBM腎毒性アッセイキット

■ 定量性の高いウェスタンブロッティングデータを得るための新しいワークフロー

■ 精製したタンパク質にタグが残っていても、本当にいいですか? アフィニティー精製でありながら完全タグフリータンパク質の精製が可能です

■    次世代クロマトグラフィーNGC 発売開始!

■ バイオ・ラッドからのお知らせ

Contents

図1 QX100 Droplet Digital PCRシステム ワークフロー

0

1

2

3

4

サンプル調製

ドロップレット作製

データ分析

ドロップレット蛍光測定*

PCR

Droplet Generator

Thermal Cycler

Droplet Reader

Software

*TaqManケミストリーを使用

NEW

NEW

NEW

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Page 2: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

Bio-Rad News2

次世代シーケンサーのライブラリ定量次世代シーケンサーは、非常に高いスループットで配列を読むことができ

るため、ゲノム解析/トランスクリプトーム解析/エピゲノム解析等の標準的

な手法として広く普及してきています。

次世代シーケンサーを用いた実験で良好な結果を得るためには、ライブラ

リ調製を注意深く行う必要があります。現在のライブラリ調製の手法にお

いては、DNA断片化後の純度チェック、PCR増幅後のライブラリ定量等、各

ステップにおいてQC (Quality Check) が行われています (図2)。

ライブラリ調製を行った後、フローセル上でのBridge PCR(Illumina社 HiSeq/MiSeq等)もしくは、ビーズ上でのエマルションPCR(Life

Technologies社 SOLiD、Roche Applied Science社 454シークエ

ンシングシステム等)を行いますが、フローセル上もしくはビーズ上での

DNA断片をPCR増幅に最適な濃度にするためには、ライブラリ定量が非

常に重要なステップとなります。現在のライブラリ定量における標準的な

手法は、リアルタイムPCRを用いた定量結果を、Bioanalyzer(Agilent)

を用いて測定した平均ライブラリサイズにより補正する、という方法で

す。QX100 Droplet Digital PCRシステムは、このライブラリ定量に非常

に高い適性を有します。

QX100を用いたライブラリ定量のメリットまず、絶対定量を行うデジタルPCRは検量線を作成する必要がないため

(図3)、ライブラリ定量においてBioanalyzerを用いた平均ライブラリサ

イズの測定を行う必要がなく、実験の手間およびコストを削減することが

できます。

さらに、QX100 Droplet Digital PCRシステムは、各ウェル約2万個の微

小区画を含む、96ウェル分のサンプル濃度を1回の実験で決定することが

できるため(図4)、高いスループットでライブラリ定量を行うことができま

す。これに対し、従来のリアルタイムPCRを用いる手法では、検量線作成

用のコントロールやリプリケートに多くのウェルを消費するため、1回の実

験で数サンプルしか測定できません。

以上のように、高いスループットで絶対定量を行うことができるQX100を

用いることにより、多サンプルのライブラリ定量を従来法よりも簡便に行う

ことができます。

2013年3月に行われた第7回日本ゲノム微生物学会のランチョンセミナー

において、沖縄科学技術大学院大学の藤江学先生に、実際に多数の生物

のライブラリを一度に解析された例をご発表いただきました(図5)。

まとめ・ 次世代シーケンサーを用いた実験で良好な結果を得るためには、ライ

ブラリの定量を正確に行うことが重要です。

・ 高いスループットで絶対定量を行うQX100を用いてライブラリ定量を

行うことにより、多サンプルのライブラリ定量を従来法よりも簡便に行う

ことが可能となります。

リアルタイム PCR デジタル PCR

30

25

20

15

1 2 3 4 5 6

Cq

ログ開始量

— SYBR® Green: E = 98.7%

検量線から相対的なターゲット遺伝子濃度を算出

ポジティブな微小区画数を直接カウントし、サンプル中のターゲット遺伝子濃度を算出

検量線作成の必要なし

図4 Droplet Readerを用いた測定の様子左丸は測定時の俯瞰図、右丸は1ウェル分の拡大図。

図5 QX100を用いて24ライブラリを定量した後、各ライブラリをHiSeq2000(Illumina)でマルチプレックスシーケンシングした際のリード数の割合沖縄科学技術大学院大学(OIST) DNAシーケンシングセクション(SQC)藤江学先生ご提供。

図2 次世代シーケンサーのライブラリ調製方法四角で囲ったステップは、QCに該当するステップ。

図3 リアルタイムPCRとデジタルPCRの比較

DNA fragmentation

Quality Check

End repair

dA-tailing

Ligation

Size Selection

(PCR amplification)

Quality Check

DNA断片化

サイズセレクション

(PCR増幅)

アダプター付加

DNA純度チェック

ライブラリ定量

1ウェル当り約2万個の微小区画

96ウェルを測定

index22 index23 index24

index10 index11 index12

index13 index14 index15

index16 index17 index18

index01 index02 index03

index04 index05 index06

index07 index08 index09

index19 index19 index19

Page 3: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

3Bio-Rad Laboratories 2013

Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ

トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

サンプルのライブラリ定量に高い適性があります。

この度、Illumina社製次世代シーケンサーのライブラリ調製法として広く使

用されている、TruSeq DNAサンプル調製キットにより調製したライブラ

リの定量用として、「ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq」

を新発売いたしました。

TruSeq DNAサンプル調製キットのアダプターには、フローセルとのハ

イブリダイゼーションを行うためのP5配列およびP7配列が共通して含

まれています。また、シーケンスプライマーとのハイブリダイゼーションを

行うRd1 SP配列とRd2 SP配列も共通して含まれています。Bio-RadのddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqは、P5配列・P7配列に対応したプライマーおよびRd1 SP配列・Rd2 SP配列に対応し

たプローブを用いることにより、TruSeqで調製したライブラリの絶対定量

を行うことができます。弊社キットに用いているプライマーおよびプロー

ブにはindex配列は含まれないため、TruSeq DNA LT Sample Prep

KitとTruSeq DNA HT Sample Prep Kitの両方に対して使用すること

ができます。

当キットを用いた測定結果の例を図2に示します。

新製品 : ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq

①(図2赤丸内)のプロットは、アダプターがDNA断片の両端に正常に付

加された質の良いライブラリを示しています。また、②(緑丸内)および③

(水色丸)のプロットは、それぞれアダプター/アダプターのライゲーション

産物や、付加したアダプターの数が多い/少ない産物を表しています。④は

ネガティブなドロップレットを示します。アダプターが正常に付加されたド

ロップレットの数とトータルのドロップレットの数より、ライブラリ濃度を

絶対定量します。

当キットを用いて、12個のRNA Seqライブラリに関してシーケンシング

を行い、各ライブラリのリード数を比較した結果を図3に示します。12ライ

ブラリ全体のリード数に対して、各々のライブラリのリード数の割合の期

待値が8.3%となる測定において、すべてのライブラリの値が期待値に近

く、ばらつきの少ない測定を実施できました。

まとめ・ QX100は高いスループットでサンプルの絶対定量を行うことができる

ため、次世代シーケンサーの多サンプルのライブラリ定量に高い適性

があります。

・ ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqは、P5配列・P7配

列に対応したプライマーおよびRd1 SP配列・Rd2 SP配列に対応した

プローブを用いています。

・ 当キットを用いてアダプターが正常に付加されたDNAの濃度を絶対定

量することにより、ライブラリ間のばらつきがより少ないシーケンシング

を行うことが可能となります。

Ordering Informationカタログ番号 品名 価格186-3040 ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeq (200反応分) ¥78,000

図1 ddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqのプライマー、プローブのデザインプライマー(青矢印):ForwardプライマーはアダプターのP5配列に、ReverseプライマーはアダプターのP7配列に対応しているプローブ:Probe1はRd1 SP配列に、Probe2はRd2 SP配列に対応する配列を含む

図3 当キットを用いて12個のRNA Seqライブラリに関してシーケンシングを行った結果下記のRNA初期濃度を有する12個のライブラリを用いてシーケンシングを行った。Average fragment length : 280bpライブラリ1~3 : 4,000ng RNA, ライブラリ4~6 : 1,000ng RNA、ライブラリ7~9 : 100ng RNA、ライブラリ10~12 : 10ng RNA

図2 当キットを用いたライブラリの定量結果例QX100 Droplet Digital PCRシステムおよびddPCRライブラリ定量キット for Illumina TruSeqを用いてライブラリ定量を行った。FAM Probeのターゲット : 図1のProbe1と同様、VIC Probeのターゲット : 図1のProbe2と同様

Probe1

Probe2F

R

5’

5’

P7P5 IndexRd1 SP DNA Insert Rd2 SP

0

12

10

8

6

4

2

0

2 4 6 8 10 12 14

Index Number

% R

eads

Iden

tified(

Pas

sing

Filt

er)

8.3%Expected

NEW

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Bio-Rad News4

S3セルソーターバイオ・ラッド社の新製品S3セルソーターは、1もしくは2レーザーと最大4蛍

光検出器、前方散乱光(FSC)・側方散乱光(SSC)検出器を備えた卓上型

のセルソーターです。

従来、セルソーティングは広範囲の研究領域で必要とされる技術にも関わ

らず容易な実験ではありませんでした。

S3セルソーターはセルソーターにおける30年以上の開発経験に基づい

て設計された、研究者ご自身が使用できる本格的な性能を備えたセルソー

ターです。

S3セルソーターはすべての研究者に信頼性のあるシンプルなセルソーテ

ィングを提供いたします。

S3セルソーターの特長・ Jet in Air方式による高速・高純度ソーティング

・ 使いやすさを追求した全自動操作

・ 送液カート不要で70×65×65cmのコンパクトサイズ

Jet in Air方式による高速・高純度ソーティングS3セルソーターでは細胞分取に最適なJet in Air方式(下図左)を採用し

ています。

従来、一般的なキュベット方式(下図右)はノズル手前のキュベット部分に

レーザーを照射します。レーザーを照射する表面は平面であるため、この

方式ではキュベットに光軸を固定することにより、光軸調整を不要にする

ことができます。レーザー照射時にはストリーム断面は四角の断面を持っ

ていますが、ノズルにより絞られ円形の断面を持つストリームになります。

キュベット方式ではこのストリームの断面形状が四角から円形に変化する

際に乱流が起き細胞にダメージを与え、また流速が大きく変化するため

ディレイタイムがばらついてソーティング純度が低下します。

一方、Jet in Air方式はノズルから出たストリームに対してレーザーを照射

する方式です。Jet in Air方式はキュベット方式のようにストリーム断面が

変化することがないため、乱流が起こらず細胞の機能や生存率を維持した

ままでの細胞分取が可能になります。流速も一定なためディレイタイムに

誤差が生じません。そのため、高純度な分取が可能になります。

S3セルソーターはこのJet in Air方式を採用することで分取速度30,000イベント/秒、分取純度99%を実現しています。これは同クラス機器の3倍

の分取速度です。

従来Jet in Air方式はノズルから出たストリームに対してレーザーを照射

するため、光軸調整が必須であり、操作が難しくなる大きな要因になって

いました。そのため光軸調整の必要のないキュベット方式が一般に広く使

用されてきました。

S3セルソーターではセルソーティングに最適なJet in Air方式を採用した

上で、光軸調整等を自動化することにより、性能と使いやすさを両立させ

ています。

使いやすさを追求した全自動操作S3セルソーターでは機器セットアップ時のユーザー作業を最小限に抑え

るために各種全自動機能を備えています。

ユーザーはソフトウェア上から「Start-up」ボタンを押すだけで、機器起動

時に行うストリームとレーザーの光軸調整等がS3セルソーターによって

自動的に処理されます。新技術であるProDropTMテクノロジーはドロップ

ディレイ計算とブレイクオフモニターを自動的に行います。

ProLineTMキャリブレーションビーズを用いたQCもソフトウェア上の

「RunQC」ボタンを押すだけで実行可能です。

S3セルソーターでは実験開始に必要な機器のスタートアップからQCまで

を30分以内に終了します。その間にユーザーが必要な操作はソフトウェア

上のボタンをクリックして、ProLineTMキャリブレーションビーズをセット

するだけです。このため、どなたでも簡単にS3セルソーターをご使用いた

だくことができます。

送液カート不要で70×65×65cmのコンパクトサイズS3セルソーターでは廃液、シース液、脱イオン水を本体に内蔵することに

より、送液カートを排し、研究室のベンチトップに収まるコンパクトなデザ

インを実現しています。

新製品 : S3TMセルソーター

Ordering Informationカタログ番号 品名S3セルソータ- システム145-1001J1 S3セルソータ- 488nmレーザー 2蛍光検出システム145-1002J2 S3セルソータ- 488/561nmレーザー 4蛍光検出システム

65cm

65cm

70cm

Jet in Air方式 キュベット方式

250~ 430μm

6m/秒

70μm

30m/秒

断面図断面図

ノズル

ノズルレーザー

レーザー

NEW

Page 5: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

5Bio-Rad Laboratories 2013

複数の腎毒性/障害関連バイオマーカーの測定を可能にするBio-Plex

Pro RBM腎毒性アッセイキットの販売が開始されました。本キットでは、

早期に腎毒性/障害の可能性が示唆されるバイオマーカーの測定を可能

にし、薬剤性腎毒性試験をはじめ、さまざまな疾患に関連した腎障害評価

を可能にします。

従来、腎毒性/障害の評価で用いられてきた血中クレアチニン(Scr)や血中尿

素窒素(BUN)などのバイオマーカーは、腎障害が起きた後、検出できるまでに

数日から数週間必要であり、早期の検出が可能なバイオマーカーがもとめられ

ておりました。Myriad RBM社とのパートナーシップにより製品化された本キッ

トは、Myriad RBM社とPSTC(Predictive Safety Testing Consortium)

とのコラボレーションにより開発され、バイオマーカーの選定がされました。そ

の結果採用されたバイオマーカーは、腎毒性/障害が起きた数時間後から検出

が可能となり、早期の腎毒性/障害の評価を可能にします。また、本キットは検出

感度が高く、ダイナミックレンジが広いためアプリケーションの幅が広がります。

関連研究分野・薬剤性腎毒性・腎損傷の特性評価 - 糖尿病 - 高血圧 - 糸球体腎炎 - 多発性嚢胞腎 - 慢性感染症  - SLE(Lupus)や自己免疫疾患                            など

Bio-Plex関連試薬に新たなラインアップが追加!早期に腎毒性/障害関連バイオマーカーの同時測定を可能にするBio-Plex Pro RBM腎毒性アッセイキット

Ordering InformationRBM腎毒性アッセイ キットおよび関連製品

カタログ番号 品名 価格ヒト Kidney Toxicity アッセイ キット ・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)

171-ATR1CK Bio-Plex Pro RBM ヒト Kidney Toxicity1 6-Plexパネル ¥250,000171-ATR2CK Bio-Plex Pro RBM ヒト Kidney Toxicity2 6-Plexパネル ¥250,000

ラット Kidney Toxicity アッセイ キット ・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)171-KTR1CK Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity1 5-Plexパネル ¥220,000171-KTR2CK Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity2 4-Plexパネル ¥190,000

・ All-in-one シングルプレックス(各内容量 96well×1回分)171-KTR3CK Bio-Plex Pro RBM ラット Kidney Toxicity Alubumin キット ¥110,000

イヌ Kidney Toxicity アッセイ キット ・ プレミックスパネル(各内容量 96well×1回分)171-QTR1CK Bio-Plex Pro RBM イヌ Kidney Toxicity1 4-Plexパネル ¥190,000

・ All-in-one シングルプレックス(各内容量 96well×1回分)171-QTR2CK Bio-Plex Pro RBM イヌ Kidney Toxicity Alubumin キット ¥110,000

※ 磁気ビーズ用洗浄器をご利用でないお客様は、フィルタープレート付のカタログ番号がございます。別途お問い合わせください。

Bio-Rad Pro RBM腎毒性アッセイキットは、ヒト、ラット、イヌの尿サンプ

ルに対応します。また、磁気ビーズを採用しているため、専用の磁気洗浄装

置を用いた効果的かつ簡便な測定が可能です。本製品は、Bio-Plexシステ

ムをはじめLuminexテクノロジーを用いたすべての装置でご利用いただく

ことが可能です。

図1に各キットを用いた測定例、および表1に各種項目の測定レンジ、検出

感度例をご紹介します。

TFF335,000

30,000

25,000

20,000

15,000

10,000

5,000

0

18,00016,00014,00012,00010,000

8,0006,0004,0002,000

0

201816141210

86420-

Con

cent

ratio

n, n

g/m

l

Category Category

Albumin

Normal Diseased Normal Diseased

Category

Normal Diseased

p=0.053 p=0.028

p=0.121

2,000

1,000

0

Con

cent

ratio

n, n

g/m

l

Days post gentamycin treatment

Clusterin

1 2 8

2

1

0

Days post gentamycin treatment

KIM-1

1 2 8

0.5

0.3

0

Days post gentamycin treatment

MCP-1

1 2 8

Albumin

50045040035030025020015010050

0

200,000180,000160,000140,000120,000100,00080,00060,00040,00020,000

0

Fluo

resc

ence

inte

nsity

(FI)

Con

cent

ratio

n, n

g/m

l

Category

B2M

Normal PCK

Category

Normal PCK

p=0.00330

p=5.1e-06

NGAL

4,5004,0003,5003,0002,5002,0001,5001,000

5000

Category

Normal PCK

p=4.54e-05

GST-π

Assay Working Ranges, Assay Sensitivity, Assay Precision ng/ml ng/mlAssay Panel Analyte Alternate Bead LLOQ ULOQ LOD Intra-assay Inter-assay Names Region %CV %CV Clusterin ApoJ 12 0.69 800 0.65 4 6Canine Kidney KIM-1 TIM-1 53 0.012 10 0.0046 4 7Toxicity Panel 1 MCP-1 15 0.013 4.8 0.0043 5 12 NGAL Lipocalin-2 46 0.010 9.0 0.0042 5 7Canine Kidney Albumin 30 0.0052 4.8 0.0022 8 11Toxicity Albumin Kit Calbindin 64 4.4 1,750 0.97 4 5 Clusterin ApoJ 12 1.3 1,250 0.57 3 10Human Kidney GST-π 25 0.5 230 0.23 5 8 Toxicity Panel 1 IL-18 21 0.019 15 0.048 5 7 KIM-1 TIM-1 44 0.021 21 0.01 4 5 MCP-1 15 0.011 3.8 0.0017 3 8 Albumin 30 2.8 640 1.2 2 8 B2M 22 0.043 22 0.022 3 9Human Kidney Cystatin C 51 0.16 40 0.077 3 20Toxicity Panel 2 NGAL Lipocalin-2 46 0.062 34 0.052 3 8 Osteopontin OPN 20 3.8 2,100 1.7 6 12 TFF3 61 0.075 98 0.036 2 6 Clusterin ApoJ 12 0.99 840 0.43 3 12Rat Kidney IL-18 21 0.36 35 0.17 4 5Toxicity Panel 1 KIM-1 TIM-1 20 0.042 50 0.023 4 7 MCP-1 15 0.15 35 0.045 2 6 Osteopontin OPN 52 0.0039 3.2 0.0015 4 5 B2M 22 8.3 2,760 4.1 Rat Kidney Calbindin 62 0.7 535 0.61 9Toxicity Panel 2 Cystatin C 44 0.062 42 0.026 2 6 NGAL Lipocalin-2 46 0.63 480 0.22 5 10Rat Kidney Toxicity Albumin 30 0.043 35 0.014 5 9 Albumin Kit

141810

図1-1 ヒト尿サンプル̶健常および疾患 尿サンプルを用いた比較例 疾患サンプル : 慢性腎疾患、糖尿病性腎症、腎臓結石、腎不全患者の尿サンプル

図1-2 ラット尿サンプル̶SDラットおよび多発性嚢胞腎ラットから得られた尿サンプルの比較例

図1-3 イヌ尿サンプル̶ゲンタマイシン処理 1、2、8日後の尿サンプルを用いた測定例 

表1 Bio-Plex Pro RBM腎毒性パネル測定項目および測定レンジ例

NEW

Page 6: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

Bio-Rad News6

ウェスタンブロッティングデータの信頼性多くのステップを経て得られるウェスタンブロッ

ティングデータは、手技的要素や機器・試薬要

因によるさまざまなエラーが生じます。

これらのエラーを補正しない場合、ウェスタンブ

ロッティング実験、およびデータそのものの信頼

性が得られず、ジャーナルによっては掲載不可と

いう結果につながることがあります。多くの場合、 データ補正にはハウスキーピングタンパク質(以

下、HKP)を別途検出・定量し、HKP量が一定で

あるという仮定のもと目的タンパク質バンドの

シグナル値を補正し定量を行っています。

HKPの発現量については、さまざまな刺激や

状態の変化により変動することが報告されて

います。また、HKPの検出もウェスタンブロッ

ティングで行うため、ウェスタンブロッティング

で生じるエラーが同様に起こる可能性があり

ます。

Liらはレビュー*1の中でウェスタンブロッティン

グのインターナルコントロールを再考し、メン

ブレン上の各レーンの総タンパク質量をインターナルコントロールとし

て利用することがより有効であると報告しています。また、同レビューの中

で、Stain-Freeゲルを用いた総タンパク質定量の有効性も紹介されてい

ます。

定量ウェスタンV3ワークフロー定量ウェスタンV3ワークフローは、総タンパク質量によるウェスタンブロッ

ティングデータの補正を簡単に行える、画期的なウェスタンブロッティング

ワークフローです。

ワークフローの要となるのが、ミニプロティアンTGX Stain-Freeゲルで

す。Stain-Freeゲルは、泳動後のゲルにUV照射するだけでタンパク質を

可視化することが可能で、かつ、転写をした後も蛍光を観察できるため、目

的タンパク質を検出した前後でメンブレン上の総タンパク質量を測定する

ことが可能になります。

また、低蛍光PVDFメンブレンを利用することで、S/N比の高い定量性の

あるデータをクリアに取得することが可能です。

V3ワークフローでは、泳動イメージ(泳動の確認)、転写後のゲルイメージ

(転写の確認)、ブロットイメージ(総タンパク検出)、目的タンパク質検出

イメージが得られるため、ウェスタンブロッティング実験に高い信頼性を

もたらします。

ChemiDoc MPイメージングシステム付属のコントロール&解析ソフトウェ

アであるImageLabは、Stain-Freeイメージによる総タンパク質定量とこの

値を用いた目的タンパク質データの補正までサポートしているので、簡単に

信頼性の高いウェスタンブロッティングデータを得ることができます。

定量性の高いウェスタンブロッティングデータを得るための新しいワークフロー

すでにいくつかの論文で定量ウェスタンV3ワークフローが用いられてい

ます。

論文でも認められた、より正確なウェスタンブロッティングデータのための

定量ウェスタンV3ワークフローを是非お試しください。

バイオ・ラッドでは、定量ウェスタンV3ワークフローを研究室単位でご紹

介するセミナーも行っております。ご興味がございましたら、バイオ・ラッド

までご連絡ください。

V3ワークフローを利用した論文・ Stain-Free Technology as Normalization Tool in Western Blot Analysis. Gürtler, A et al. (2013). Anal Biochem 433, 105–111.・ Ca2+-dependent Proteolysis of Junctophilin 1 and Junctophilin 2 in Skeletal and

Cardiac Muscle. Murphy RM et al. (2012). J Physiol Dec 17. [Epub ahead of print]

・ S-glutathionylation of troponin I (fast) increases contractile apparatus Ca2+ sensitivity in fasttwitch muscle fibers of rats and humans.

Mollica JP et al. (2012). J Physiol 590, 1443–1463.・ Influences of temperature, oxidative stress, and phosphorylation on binding of heat

shock proteins in skeletal muscle fibers. Larkins NT et al. (2012). Am J Physiol Cell Physiol 3, C654–65.・ Effects of carnosine on contractile apparatus Ca2+ sensitivity and sarcoplasmic

reticulum Ca2+ release in human skeletal muscle fibers. Dutka TL et al. (2012). J Appl Physiol 112, 728-36.・ Lack of expression and function of erythropoietin receptors in the kidney. Elliott S et al. (2012). Nephrol Dial Transplant 27, 2733–45.

・ Changes in plasma membrane Ca-ATPase and stromal interacting molecule 1 expression levels for Ca(2+) signaling in dystrophic mdx mouse muscle.

Cully TR et al. (2012). Am J Physiol Cell Physiol 303, C567–76.・ Comparison of stain-free gels with traditional immunoblot loading control

methodology. Colella AD et al. (2012). Anal Biochem 430, 108–110.

*1 An old method facing a new challeng: Re-visiting housekeeping proteins as internal reference control for neuroscience research., Rena Li and Yong Shen, Life Sciences, in press.

3

ワークフロー 得られるデータ電気泳動と泳動状態の確認

20–30min

メンブレンへの転写と転写状態の確認

3–10min

抗体反応と検出、および総タンパク定量

~5 hr

画像取得と解析、およびデータ補正

10–15min

目的タンパク質の検出(Chemiluminescence)

目的タンパク質の検出(Fluorescence)

or

定量ウェスタンV3ワークフロー

● Total time: 6 hr

4

Stain-Freeゲルとイメージング装置

泳動後のゲルにUVをあて、泳動パターンの確認を行う

転写後のゲルにUVをあて、タンパク質の抜け具合を確認する

UVによるブロット上の総タンパク質の検出と定量

トランスブロットTurbo、RTA試薬(低蛍光PVDFメンブレン)とイメージングシステム

Clarity Western ECLSubstrate

ChemiDoc MP システム

ChemiDoc MP システム

+

+

+

1

2

時間

または

または

または

Gel Doc EZ

Gel Doc EZ

Gel Doc EZ

Page 7: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

7Bio-Rad Laboratories 2013

Clarity Western ECL Substrate

Clarity Western ECL Substrate(以下、Clarity)は、「感度・コストパフォー

マンス・使いやすさ」の3つの要素を兼ね備えたケミルミ検出試薬です。

高感度検出広く使用されているT社 Plusよりも安定

した強いシグナルが得られます。

一般的に露光時間が長くなればなるほ

ど、バックグランドが高くなりS/N比が

悪いデータとなりますが、Clarityは長時

間発光と低バックグランドの特長により、露光時間によらず、非常にクリア

な検出イメージを得ることが可能です(図A,B お客様ご提供データ)。

抜群のコストパフォーマンスClarityには200mlタイプ、500mlタイプがあり、それぞれミニゲルサイズ

で34枚、85枚使用できます。1回あたり¥500前後の高いコストパフォー

マンスがClarityを安心して長くお使いいただくためのもう一つの特長です。

室温保存と長時間発光で使いやすい冷蔵保存の場合、室温に戻してから使用する必要があり、時間がかかるう

え、使用温度によっては安定したシグナル検出が難しくなります。

Clarityは室温保存が可能で1:1混合なので、簡単に使いたいときにすぐに

使用できます。また、長時間発光特性により、何度でも検出像を取り直すこと

も可能です。

反応後10分程度で発光のピークを迎えますので、慌ててセットしたり取り

出したりすることなく、ゆっくりと確実に検出することが可能です。

トランスブロットTurbo用 RTA転写キット

高速・高効率転写で大好評のトランスブロットTurboブロッティングシ

ステムに、新しくランニングコ ストを 抑 え た

RTA(Ready To Assemble)キットが登場しま

した。

トランスブロットTurbo用RTAキットは、転写パッ

クで使用されているメンブレン・ろ紙・転写バッ

ファーをキット化した、お客様にて転写スタックを

作成して使用いただけるキットです。別途必要な

ものはエタノールと超純水だけ。転写パックよりも

ランニングコストを抑えることができ、大量にウェス

タンブロッティング実験を行う研究室でも安心して

お使いいただけます。

転写パックで使用されている試薬が使われているので、トランスブロット

Turboの高速・高効率転写の特長はそのままです。

また、低蛍光PVDFメンブレンのキットもあるため、蛍光検出によるウェス

タンブロッティングや定量ウェスタンV3ワークフローにも利用でき、あら

ゆるウェスタンブロッティングニーズにお応えできるようになりました。

Ordering Informationカタログ番号 品名 価格 保存 170-5060 Clarity Western ECL Substrate, 200ml ¥20,000 室温170-5061 Clarity Western ECL Substrate, 500ml ¥40,000 室温

Ordering Informationカタログ番号 品名 価格170-4270 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット NC(ミニ) ¥46,000170-4272 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット PVDF(ミニ) ¥46,000170-4274 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット 低蛍光PVDF(ミニ) ¥54,000170-4271 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット NC(ミディ) ¥66,000170-4273 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット PVDF(ミディ) ¥66,000170-4275 トランスブロットTurbo用 RTA転写キット 低蛍光PVDF(ミニ) ¥78,000

※ 各キットは40回分です。※ トランスブロットTurboとのセット品もございます。詳しくはお問い合わせください。

3,500,000.00

3,000,000.00

2,500,000.00

2,000,000.00

1,500,000.00

1,000,000.00

500,000.00

0.000 20 40 60

試薬添加後の時間(分)

シグナル値

80 100 120 140

Pea

k in

tens

ity

200

150

100

50

010.0 5.0 2.5

Total protein load, µg

T社 Plus 1 2 3

Clarity 1 2 3

T社 PlusClarity

1Runあたりのコスト比較

RTAキット 転写パック

TBT RTA NC(mini) ¥1,155 ¥1,680

TBT RTA PVDF(mini) ¥1,155 ¥1,680

TBT RTA 低蛍光 PVDF(mini) ¥1,355

TBT RTA NC(midi) ¥1,655 ¥2,360

TBT RTA PVDF(midi) ¥1,655 ¥2,360

TBT RTA 低蛍光 PVDF(midi) ¥1,955

※NC=ニトロセルロース mini=ミニゲル用 midi=ミディ(criterion)ゲル用

価格 推奨処理枚数 1Runあたりバイオ・ラッド Clarity 200ml ¥20,000 34枚 ¥588バイオ・ラッド Clarity 500ml ¥40,000 85枚 ¥471T社 Plus ¥33,000 10枚 ¥3,300

ニトロセルロース膜に転写し、ケミルミで検出

転写・検出性能は転写パックと同等

RTAキット転写パック

図B バックグランドを差し引いた   シグナル強度

図A シグナル検出イメージ

キャンペーン実施中

キャンペーン実施中

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Bio-Rad News8

Profinity eXact システムの特長□タグ由来のアミノ酸が残らない完全タグフリータンパク質精製システム□On-Column切断でタグの切断と分離がワンステップで実現□タグ除去用のプロテアーゼが不要□Profiniaシステムなどで精製の自動化が可能

アフィニティー精製の問題点アフィニティー法でのタンパク質の精製は、非常に簡単で、従来の複数の

カラムを使った方法に比べて時間も短縮できます。そのため、現在では

His、GST、MBPなどのアフィニティータグを使った精製法が広く利用さ

れています。これらのタグをタンパク質のN末端側やC末端側に結合させ

て、特異的に結合するレジン等を用いて精製しますが、多くの場合、タグが

結合した状態で精製されます。

タンパク質の性質を解析する上で、タグがその機能を阻害しない場合も

多いですが、タンパク質間相互作用や結晶構造解析などの場合に、タグ

がないタンパク質がより望まれます。これらの要望を満たすため、タグと

目的タンパク質のリンカー配列に特異性の高いプロテアーゼの切断認識

配列を挿入して、プロテアーゼによりタグを切断、除去する方法が利用さ

れています。しかし、これまでの方法では、プロテアーゼ認識配列やクロー

ニング用の制限酵素配列に由来するアミノ酸残基が部分的に目的タンパ

ク質側に残存してしまうという問題点がありました。またこの方法では、プ

ロテアーゼの切断のステップが増え、時間もコストもかかってしまいます。

タグフリーアフィニティー精製の原理Profinity eXactシステムは、プロテアーゼ(Subtilisin)を2つのドメインに

分割して、そのドメイン間の強い相互作用(KD<100 pM)を利用していま

す(図1)。この2つのドメインが結合すると、F−などのハロゲン化物イオン

依存的に強いプロテアーゼ活性が誘導されます。非常に高い選択性を持

つように改変したSubtilisinプロテアーゼは、精製したい目的タンパク質と

の間のリンカー配列を認識し、切断します(図2)(Ruan et al, 2004)。

Subtilisinプロテアーゼは、EEDKLFKAL配列のC末端側を切断します。図

5に示すようにP1',P2'アミノ酸残基によっては切断効率が低くなる場合

もありますが、P1'領域のアミノ酸残基がメチオニンの場合にも効率よく

精製したタンパク質にタグが残っていても、本当にいいですか?アフィニティー精製でありながら完全タグフリータンパク質の精製が可能です

切断するため、プロテアーゼ認識配列の直下に目的タンパク質のN末端配

列を挿入すれば、タグが残らないタグフリータンパク質の精製が可能です。

eXactタグを使った精製法Bio-Radでは、eXactシステムでタグフリータンパク質を精製していただ

くために大腸菌発現用ベクター、レジン、スピンカラム、カラムをご用意し

ています。より簡単に利用していただけるように、スピンカラムに、バクテ

リア溶解試薬、結合・洗浄バッファ一、溶出バッファーをセットしたスター

ターキットがあります。レジンは、洗浄操作により5回まで、再利用可能で

す。タンパク質に応じて、界面活性剤や還元剤を含むバッファーも利用可

能です。

結合 洗浄

再生

切断(+F-)

溶出

eXactタグ 目的タンパク質

Profinity eXactレジンには、Subtilisin プロテアーゼ(青)が固定化されている(灰色)。

プロテアーゼサブユニットに強く結合する eXactタグが固定化される。

ハロゲン化物イオン(F-)の添加でプロテアーゼ活性が高まり、目的タンパク質の N末端側が切断される。

溶出後のレジンは、0.1M リン酸で洗浄することで、再利用できる。

図1 Subtilisinプロテアーゼとプロドメイン(eXactタグ)と融合したGFPの構造複合体の立体構造は、Subtilisin-プロドメイン複合体の構造(PDB, 1spd)と、GFPの立体構造

(PDB, 1gfl)から予測した。(Ruan et al, 2004)

図2 eXactタグを使ったタンパク質の精製ステップレジンに結合したタグ付きタンパク質がフッ素イオン(F−)の添加でタグフリータンパク質として精製される。

図3 eXactタグを発現させるベクターHindIIIサイトにクローニングすることにより、タグフリータンパク質が精製可能となる。(図4参照)

(図3-6;Profinity eXact Protein Purification System Instruction Manualより)

プロドメイン(eXactタグ)

GFP

Subtilisin

pPAL75901 bp

(AmpR)bla

pBR322 ori

T7 lac promoter

T7 lac terminator

Profinity eXact tag

Profinity eXact pPAL7 vector.

Ilac

MCS

SapIHindIIISpeINcoIBamHIEcoRIXhoINotI

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9Bio-Rad Laboratories 2013

FAQQ : レジンの結合容量は、どれくらいですか?A : > 3 mg/mlです(40 kDaのmaltose binding protein の場合)

Q : レジンは、再利用可能ですか?A : はい、可能です。精製に使用したレジンは、0.1M H3PO4で、レジンに結合した非

特異的に結合したタンパク質とeXactタグを洗浄することが可能です。洗浄後は、リン酸バッファーなどで保存してください。

Q : HindIII以外の制限酵素を使ってクローニング可能ですか?A : 可能ですが、その場合、アミノ酸残基が残ります。

Q : 大腸菌以外の発現系でも使えますか?A : eXactタグを他のベクターに移し替えて利用している例があります。

参考文献Ruan et al., Engineering S Subtilisin into a fluoride-triggered processing protease useful for one-step protein purification. Biochemistry 43, 14539-14546, 2004 (PMID; 15544324)

Huang et al., One-step purfication of a functional, constitutively activated form of visual arrestin. Protein Expression and Purification 82(1), 55-60, 2012 (PMID; 22133714)

Ishimoto et al., Opposing effects of fructokinase C and A isoforms on fructose-induced metabolic syndrome in mice. PNAS 109(11), 4320-4325, 2012 (PMID; 22371574)

Tang et al., PP2A activates brassinosteroide-responsive gene expression and plant growth by dephosphorylating BZR1. Nat. Cell. Biol., 13(2), 124-, 2012 (PMID; 21258370)

Ordering Informationカタログ番号 品名 価格 キャンペーン価格156-3002 Profinity eXact pPAL Supercoiled Expression Vector Kit(10µg) ¥32,000 ¥24,000

156-3005 Profinity eXact Purification Resin(10ml) ¥90,000 ¥54,000156-3007 Profinity eXact ミニスピンカラム(10×100µl) ¥36,000 ¥21,600732-4646 Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(2×1ml) ¥42,000 ¥25,200732-4647 Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(4×1ml) ¥75,000 ¥45,000732-4648 Bio-Scale Mini Profinity eXact カートリッジ(1×5ml) ¥70,000 ¥42,000

156-3004 Profinity eXact Antibody(100µl, 1mg/ml) ¥18,000 ¥9,000

156-3006 Profinity eXact Mini Spin Purification Starter Kit ¥95,000 ¥66,500  構成内容:スピンカラム(10本)、2ml回収チューブ(50本)、コントロールタンパク質、 バクテリア溶解試薬、結合・洗浄バッファー(50ml)、溶出バッファー(20ml)

GFP MBP MW L FT W E MW MW L FT W E MW

図5 プロテアーゼ切断サイト下流のP1’、P2’アミノ酸の違いによる切断効率の違いP1’ がメチオニンの場合も、切断効率は比較的良い。ただし、プロテアーゼ認識配列直後に E、V、I、 Dなどのアミノ酸が続く場合には、切断効率が低くなるので、反応時間を長くするか、何らかのアミノ酸を付加する対策が必要となる。

図6 eXactタグを用いたGFPとMBPの精製例大腸菌で発現させて調製したライセートを、1mlのBio-Scale Mini Profinity eXactカートリッジにBioLogic DuoFlow システムを用いてロードした。カートリッジは、カラムの10倍量(CV)のバッファーで洗浄後、3CV(0.1ml/min, 30min)のフッ化カリウム(100mM)を含むバッファーで溶出した。精製にかかる合計時間は、約60分であった。MW ; 分子量マーカー(Precision Plus プロテインスタンダード)、L ; ライセート、FT ; フロースルー、W ; ウォッシュ、E ; 溶出、(   )タグ付きタンパク質、(   )タグフリータンパク質

図4 eXactタグの配列とマルチクローニングサイト周辺の配列HindIIIサイト近辺のEEDKLFKALのC末端側が、Subtilisinプロテアーゼにより切断される。HindIII以外の制限酵素を使ってクローニングした場合には、目的タンパク質に数アミノ酸残基が付加されることになる。

T7 Promoter lac Operator - 1 TAATACGACT CACTATAGGG GAATTGTGAG CGGATAACAA TTCCCCTCTA GAAATAATTT TGTTTAACTT TAAGAAGGAG ATTATGCTGA GTGATATCCC CTTAACACTC GCCTATTGTT AAGGGGAGAT CTTTATTAAA ACAAATTGAA ATTCTTCCTC Profinity eXact Tag (92-316) - NdeI - GlyGlyLys SerAsnGlyGlu LysLysTyr IleValGly PheLysGlnGly PheLysSer CysAlaLys 81 ATATACATAT GGGAGGGAAA TCAAACGGGG AAAAGAAATA TATTGTCGGG TTCAAACAGG GCTTTAAGAG CTGCGCTAAG TATATGTATA CCCTCCCTTT AGTTTGCCCC TTTTCTTTAT ATAACAGCCC AAGTTTGTCC CGAAATTCTC GACGCGATTC Profinity eXact Tag (92-316) - LysGluAspVal IleSerGlu LysGlyGly LysLeuGlnLys CysPheLys TyrValAsp AlaAlaSerAla ThrLeuAsn· 161 AAGGAGGATG TCATTTCTGA AAAAGGCGGG AAACTCCAAA AGTGCTTCAA ATATGTAGAC GCAGCTAGCG CTACATTAAA TTCCTCCTAC AGTAAAGACT TTTTCCGCCC TTTGAGGTTT TCACGAAGTT TATACATCTG CGTCGATCGC GATGTAATTT Profinity eXact Tag (92-316) - SapI HindIII SpeI Cleavage Recognition Sequences - ·GluLysAla ValGluGluLeu LysLysAsp ProSerVal AlaTyrValGlu GluAspLys LeuPheLys AlaLeuThrSer· 241 CGAAAAAGCT GTAGAAGAAT TGAAAAAAGA TCCGAGCGTC GCGTACGTAG AAGAAGACAA GCTCTTCAAA GCTTTGACTA GCTTTTTCGA CATCTTCTTA ACTTTTTTCT AGGCTCGCAG CGCATGCATC TTCTTCTGTT CGAGAAGTTT CGAAACTGAT Profinity eXact Cleavage Site NcoI XhoI - SpeI BamHI EcoRI NotI STOP ·SThrMetAla GlySerGly CysGluPheLeu GluAlaAla Ala*** 321 GTACCATGGC GGGATCCGGC TGCGAATTCC TCGAGGCGGC CGCATAAGCC CGAAAGGAAG CTGAGTTGGC TGCTGCCACC CATGGTACCG CCCTAGGCCG ACGCTTAAGG AGCTCCGCCG GCGTATTCGG GCTTTCCTTC GACTCAACCG ACGACGGTGG T7 Terminator - 401 GCTGAGCAAT AACTAGCATA ACCCCTTGGG GCCTCTAAAC GGGTCTTGAG GGGTTTTTTG CTGAAAGGAG GAACTATATC CGACTCGTTA TTGATCGTAT TGGGGAACCC CGGAGATTTG CCCAGAACTC CCCAAAAAAC GACTTTCCTC CTTGATATAG

キャンペーン実施中

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Bio-Rad News10

次世代クロマトグラフィーとは、なんでしょう?バイオ・ラッドの目指した次

世代クロマトグラフィーは、「誰でも簡単に利用できる装置」と考えました。

また、次々と変わる研究のニーズにも答える拡張性も、次世代のクロマト

装置に求められる要素であると考えました。

 

NGCクロマトグラフィーシステムはお客様のニーズとバイオ・ラッドが目

指す姿を妥協することなく融合させた、これからのクロマトグラフィー装置

の新しいスタンダードです。

これまでのクロマトグラフィー装置とはここが違います!●ソフトウェアの操作がとても簡単

クロマト機器を使う上で最も大変なことはソフトウェアの操作を覚えるこ

とです。何回もクリックしないと到達しないメニューや、たくさんの英語

テキストなど、大変な思いをしたことはありませんか?

NGCクロマトグラフィーシステムのChromLabソフトウェアは30分程

度のトレーニングで簡単に使用でき、使いたい機能にすぐにアクセスで

きるようわかりやすく設計されています。

次世代クロマトグラフィーNGC 発売開始!

Tier Rotate™(3rd, 4th Tiers)〈オプション〉

バルブや検出器を増設する場合にも設置面積は増えません

バッファートレー

アウトレットバルブ

サンプルポンプ100ml/minリアルタイムディスプレイ

UV/Vis, コンダクティビティーモニター

サンプルインジェクトバルブ

カラムスイッチングバルブ(リバースフロー対応)バッファーブレンディングバルブ

システムポンプ10ml/min もしくは100ml/min 

ミキサー

インレットバルブ

pHモニターバルブ

磁石式カラムホルダー機器側面、前面に取り付け可能

タッチスクリーンマニュアルコントロールリアルタイムのステータス表示機器の左右のどちらにでも設置可能

(オプションの台でセパレートも可能)

拡張ベイ(Tier)を増設することで、システムの拡張が可能

●フロント配管で、クロマトチャンバーでも楽々操作

NGCクロマトグラフィーシステムは配管がすべて機器前面にあり、しか

も必要に応じて横に向けることも可能です(拡張ベイ3rd Tier, 4th Tier使用時)。

設置場所を選ばず自由に使える、これも他の装置には無い大きな特長

です。

●タッチスクリーンで基本操作が可能

NGCクロマトグラフィーシステムにはタッチスクリーンが付属します。

機器の基本的な制御や確認はすべてこのタッチスクリーンで行えます。

例えば、4℃での使用が不安なPCは低温室の外に置き、低温室ではす

べてタッチスクリーンでコントロールということも可能です。

研究と実験をサポートするユニークな機能●LED配管アシスト機能

クロ マト装 置 の 各 ポ ー

トにLEDをつけました。

セットアップ時の配管を

指示してくれるだけでな

く、Run中には流路がひ

と目で確認できます(右

写真)。

●Plug and Play実験の目的に応じて、各

種モジュールを選択して

いただけます。これらのモジュールを本体に組み込むだけで、本体が自動

認識します。実験室、クロマトチャンバーの配置に合わせて、バルブ、検出

器などのモジュールを好きな位置にセットすることが可能です。

●拡張ベイ

NGCのモジュールはすべて組込可能です。モジュールを追加する空き

ベイが必要な時は拡張ベイTierを最大2個まで追加することができま

す。設置面積を増やすことなく必要な機能を追加することが可能です。

また、設置環境に合わせて拡張ベイTierは回転させることも可能です。

お客様の声ソフトウェアの操作画面が視覚的にわかりやすく、メソッドの作成法もわかりやすいと感じた。本体付属のタッチパネルで操作できるため、低温室に設置してPCがすぐ近くに置けない場合には便利である。

NGCのソフトウェアは、追加ライセンスを購入せずに、自由にインストールできるため、データの解析やレポート用のデータ資料の作成を自分のPCで作業できるのは大変便利だと思う。

国立大学 A先生

国立大学 B先生

NGC Discover Pro Series

NGC Discover™ Series

NGC Quest™ and NGC Scout™ Series

NEW

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11Bio-Rad Laboratories 2013

圧倒的にわかりやすいメイン画面 (図1)バルブの状態、流路がわかりやすく、クロマトグラムの各種情報の色も変更

可能です。本体横に付属するタッチスクリーンでは、情報の閲覧だけでな

く、ポンプのオン/オフ、UVモニターのゼロ点調整も可能です。マニュアル

モードでの情報も保存できます。

直感的なメソッド作成 (図2)カラムの種類を選ぶだけで、メソッド作成はほぼ終了。

サンプル量、洗浄時間、フラクション方法を選択して、Runするだけ。Bio-

Radのカラムだけでなく、他社カラム情報も入っているので安心です。

今までにないほど簡単なピーク解析 (図3)これまでのピーク解析は、各種パラメーターの設定を行ってから分析とい

う流れでしたが、ChromLabのピーク解析はワンクリック。ピーク分割・統

合やピーク幅の調整などもチャート上でマウスを使って簡単に行えます。

ソフトは自分のPCにインストール可能ChromLabは、本体付属のPCだけでなく、自分のPCにインストールも可

能です。ChromLabがインストールされたPCがあれば、データをコピー

して持ち出し、チャートの確認やレポート作成を自由に行えます。

便利な小道具 : マグネチックアダプターカラムホルダーやカートリッジホルダー、チュービングホルダー、サンプ

ル/ウォッシュチューブホルダーは、マグネチック式アタッチメントを採用し

ているので、本体両側面だけでなく、本体の前面にも取り付けることが可

能です。

クロマトグラフィーを行う研究者の意見を取り入れた渾身のChromLabソフトウェア

Ordering Informationカタログ番号 品名 価格NGCクロマトグラフィーシステム788-0001J1 NGC Quest 10 クロマトグラフィーシステム ¥5,200,000

 構成内容:NGC Quest 10本体(10ml/min、単一波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0003J1 NGC Quest 10 Plus クロマトグラフィーシステム ¥6,500,000

 構成内容:NGC Quest 10 Plus本体(10ml/min、多波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0002J1 NGC Quest 100 クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Quest 100本体(100ml/min、単一波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0004J1 NGC Quest 100 Plus クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Quest 100 Plus本体(100ml/min、多波長検出器)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0005J1 NGC Scout 10 クロマトグラフィーシステム お問い合わせください

 構成内容:NGC Scout 10本体(10ml/min、単一波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0007J1 NGC Scout 10 Plus クロマトグラフィーシステム お問い合わせください

 構成内容:NGC Scout 10本体(10ml/min、多波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0006J1 NGC Scout 100 クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Scout 100本体(100ml/min、単一波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0008J1 NGC Scout 100 Plus クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Scout 100本体(100ml/min、多波長検出器、バッファーブレンディング、pHメーター)、BioFracフラクションコレクター、PC788-0009J1 NGC Discover 10 クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Discover 10本体、BioFracフラクションコレクター、PC788-0010J1 NGC Discover 100 クロマトグラフィーシステム 近日発売予定

 構成内容:NGC Discover 100本体、BioFracフラクションコレクター、PC

詳しくはWEBで  NGC クロマト

図1 図2 図3

マニュアルモードのデータ保存ポンプのスタートとともに、UVデータなどのデーターが記録され、必要に応じて保存可能フラクションコレクターの情報も一元的に保存

ログ表示各アクションステップも、記録

アクティブフローパス流路を明るい緑色で表示。バルブの切り替えミスなどを防ぐ

小ウィンドウでの簡易操作ポンプのスタート停止、フラクションコレクターの分取開始、バルブの切り替えなど、簡易的な操作が実行可能

必要な情報だけ表示。色の変更も可能

複数のクロマトグラムのオーバーレイ、ズームが可能。クロマトグラムは、TIFFやJPEGなどの形式で出力可能

ワンクリックピーク解析。複数クロマトグラムも一括で自動解析可能。マニュアルモードもあり。

データはCSV形式で出力可能

表示項目の色などを自由に編集可能

ドラッグによる%B、時間の変更が可能

Phaseベースのメソッド作成左欄の実行したい内容(Phase)を選択し、順番に並べてメソッドを作成

充実したカラムライブラリーバイオ・ラッドのカラム情報だけでなく、他社のカラム情報も登録済み

カートリッジホルダー サンプル/ウォッシュチューブホルダー

カラムホルダー チュービングホルダー

キャンペーン実施中

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Page 12: Bio-Rad News...Bio-Rad Laboratories 2013 3 Bio-RadのQX100TM Droplet DigitalTM PCRシステムは、高いスループッ トでサンプルの絶対定量を行うことができるため、次世代シーケンサーの多

バイオ・ラッド ラボラトリーズ 株式会社ライフサイエンス事業部

取扱店

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www.bio-rad.com 本   社〒140-0002東京都品川区東品川2-2-24 TEL:03-6361-7000 FAX:03-5463-8480大阪営業所〒532-0025大阪市淀川区新北野1-14-11 TEL:06-6308-6568 FAX:06-6308-3064福岡営業所〒812-0013福岡市博多区博多駅東2-5-28 TEL:092-475-4856 FAX:092-475-4858                  * 学術的お問い合わせは TEL:03-6404-0331 FAX:03-6404-0334

*価格(税抜き)、仕様などは予告無く変更することがありますので、ご了承ください。*価格は2013年5月現在のもので、メーカー希望小売価格(税別)です。※本カタログに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

バイオ・ラッドからのお知らせ

■開催中のキャンペーン 各キャンペーンの詳細はキャンペーンリーフレットをご参照ください。

相互作用研究を加速するProteOn XPR36システム新規アプリケーションの紹介                   

「新規抗MRSA抗生物質トリプロペプチンの作用機序解析 におけるSPRを利用した低分子−低分子間相互作用解析」

〈演者〉 微生物化学研究所 生物活性研究部 橋爪 秀樹先生

〈日時〉 2013年6月13日 〈場所〉 とりぎん会館 

ProteOn XPR36システムは、ラベルフリーにリアルタイムに相互作用を解析することができるSPRテクノロジーを用いた相互作用解析システムです。従来のSPRに革新をもたらす独自の6x6の流路系により、これまでの相互作用研究にブレークスルーをもたらします。

〈アプリケーション例〉-再生不要のOne-shot-Kinetics-SPRアレイによる高速スクリーニング-細胞/Liposome/Lipoparticleを用いた 相互作用解析

T100TM サーマルサイクラー 1,000台突破記念キャンペーン期間 : 2013年7月31日まで

T100 サーマルサイクラー 通常価格 ¥580,000 ⇒

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¥470,000

NGCクロマトグラフィーシステム 発売記念キャンペーン期間 : 2013年3月25日~

NGC Quest 10クロマトグラフィーシステム

オールラウンド ウェスタン画像撮影解析装置キャンペーン期間 : 2013年9月27日まで

ChemiDoc XRS Plus Clarityパッケージ

100万円OFF

通常価格 ¥5,200,000 ⇒

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¥4,200,000

通常価格 ¥4,020,000 ⇒

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■第13回 日本蛋白質科学会年会 ランチョンセミナーのご案内

さきどり!夏キャンペーン期間 : 2013年5月20日~2013年7月31日

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96ウェル2波長検出 CFX ConnectリアルタイムPCR解析システム

限定20台

キャンペーン期間 2013. 5. 20 ~ 7. 31

Campaign 2013 Summer

電気泳動とブロッティング

イメージング機器

遺伝子導入

核酸増幅/PCR

クロマトグラ

フィー

セルカウンティング

サンプル定量電

気泳動とブロッティング

イメージング機器

遺伝子導入

核酸増幅/PCR

クロマトグラ

フィー

セルカウンティング

サンプル定量