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201８年 12月スタート！

ＢＳ・110度ＣＳの

４Ｋ・８Ｋ放送 Q＆A集

概要版

総務省情報流通行政局 放送技術課

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１． ４Ｋ・８Ｋについて（７問）

２． ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ放送対応の受信機（６問）

３． 直接受信での４Ｋ・８Ｋ放送の受信システム（４問）

４． ケーブルテレビや集合住宅での４Ｋ・８Ｋ放送の視聴（２問）

５． 試験放送（３問）

６． 技術的課題（６問）

※年号について・・・・・・・・・今回のＱＡでは、西暦で表記します。

※４Ｋ・８Ｋ放送について・・・・超高精細度テレビジョン放送を指します。

※本Ｑ＆Ａ（概要版）の内容は、２０１７年６月時点のものです。

※ＹｏｕＴｕｂｅ総務省動画チャンネルに、「４Ｋ・８Ｋ放送に関する紹介動

画」を掲載中です。こちらもご参照ください。

http://youtu.be/VtIzNo5Hhmg

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１．４Ｋ・８Ｋについて

４Ｋ・８Ｋとは

問１－１：４Ｋ・８Ｋとはどのような意味ですか？

答１－１：超高精細な放送サービスやテレビに用いられる用語であり、Ｋは千の

意味で、４Ｋは水平方向（横方向）に約４千画素、８Ｋは水平方向（横方

向）に約８千画素あることに由来しています。 ４Ｋは横方向の画素数がフルハイビジョン（２Ｋ）の２倍で、画面上の

画素数はフルハイビジョンの４倍の約８２９万画素です。 さらに８Ｋは、横方向の画素数がフルハイビジョンの４倍で、画面上の

画素数はフルハイビジョンの１６倍の約３３１８万画素です。 フルハイビジョンに比べ、視野が広がり、圧倒的な臨場感をお楽しみい

ただけると思います。

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ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ放送の特長・魅力

問１－２：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ放送の魅力は何ですか？

答１－２：「超高精細」な映像が挙げられます。４Ｋは現在のフルハイビジョン

（２Ｋ）に比べて４倍の画素数、８Ｋは１６倍の画素数で構成されていま

す。 ４Ｋ対応テレビ、４Ｋ・８Ｋテレビは、近づいて見ても映像（画素）の

粗さが気にならないので、視野が広がり、圧倒的な臨場感をお楽しみいた

だけます。こうした放送をお届けできることが魅力になると思います。 また、今回のＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送では、ＨＤＲ（ハ

イダイナミックレンジ）のサービスが実施され、表現できる明暗の幅（ダ

イナミックレンジ）が広がり、今まで以上の輝きや、明るいシーンから暗

いシーンにいたるまで、より豊かな映像表現ができるようになります。そ

して、色域が拡がることで、自然で鮮やかな色の表現が可能になります。

このような豊かな映像表現を用いた放送をお楽しみいただけます。

問１－３：ＨＤＲ（エイチ・ディー・アール）とは何ですか？

答１－３：High Dynamic Range（ハイダイナミックレンジ）の略です。映像の輝

度（明るさ・暗さ）の範囲を拡大する技術であり、肉眼で見る感覚により

近い映像が表現できます。 放送する番組がＨＤＲで制作されていて、かつ、受信するテレビ側もＨ

ＤＲに対応している場合に、ＨＤＲの魅力をお楽しみいただくことがで

きます。

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既存の４Ｋ放送・配信サービスについて

問１－４：すでに始まっている「４Ｋ放送」や「４Ｋ配信サービス」を教えてく

ださい。

答１－４：サービスの一例（２０１７年６月現在）（各カテゴリー内は五十音順） ■１２４／１２８度ＣＳ放送（スカパー！プレミアムサービス） ■ケーブルテレビ・配信（ケーブル４Ｋ、ひかりＴＶ４Ｋ（放送）等） ■インターネット（Amazon プライムビデオ、Netflix 等）

ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ放送の実用放送について

問１－５：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送は、いつからどのような事

業者が行うのですか？

答１－５：放送事業者により放送開始予定日が異なりますが、早い事業者では、

２０１８年１２月１日から開始される予定です。（※） 放送は、次の事業者により行われる予定です。（※）

■ＢＳ右旋で４Ｋ実用放送を行う放送事業者 ・ＮＨＫ ・(株)ビーエス朝日

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・(株)ＢＳジャパン ・(株)ＢＳ-ＴＢＳ ・(株)ＢＳ日本 ・(株)ビーエスフジ ■ＢＳ左旋で４Ｋ実用放送を行う放送事業者 ・ＳＣサテライト放送(株) ・(株)ＱＶＣサテライト ・(株)東北新社 ・(株)ＷＯＷＯＷ ■ＢＳ左旋で８Ｋ実用放送を行う放送事業者 ・ＮＨＫ ■１１０度ＣＳ左旋で４Ｋ実用放送を行う放送事業者 ・(株)スカパー・エンターテイメント（８チャンネル）

※：詳細は、２０１７年１月２４日発表の総務省報道資料「ＢＳ・東経１

１０度ＣＳによる４Ｋ・８Ｋ実用放送の業務等の認定の実施」をご確認

ください。 ＜総務省ウェブサイト＞ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu11_02000082.html

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右旋（うせん）円偏波と左旋（させん）円偏波とは

問１－６：右旋（うせん）や左旋（させん）とは何のことですか？

答１－６：ＢＳ放送や１１０度ＣＳ放送は、らせん状に回転する電波（※）を用い

ています。その回転方向が進行方向に向かって右回りのものを右旋円偏

波、左回りのものを左旋円偏波と呼んでいます。これらの両方を用いると、

より多くの番組を放送することが可能となります。 なお、現行のＢＳ放送などは右旋円偏波が使用されています。 ※：電波の偏波面（電界の振動面）が時間とともに回転

従来の衛星放送の継続について

問１－７：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送が始まると、現在のＢＳ・

１１０度ＣＳのフルハイビジョン（２Ｋ）放送は終わるのですか？

答１－７：ＢＳと１１０度ＣＳによる４Ｋ・８Ｋ実用放送が始まっても、現在の

衛星放送（２Ｋ等）は続きます。現在の放送は、引き続き、現在お使いに

なっているテレビ、チューナー、アンテナで見ることができます。

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２．ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ放送対応の受信機

ＢＳ・１１０度ＣＳ ４Ｋ対応のテレビ

問２－１：「４Ｋテレビ」、「４Ｋ対応テレビ」とはどのような意味ですか？

答２－１：ＪＥＩＴＡ（※１）のガイドライン「４Ｋ・８Ｋ映像表示が可能なテレ

ビジョン受信機の呼称について」では、以下のように定義されています。

■４Ｋ対応テレビ (1) 水平３，８４０画素以上かつ垂直２，１６０画素以上を有する表

示デバイス（液晶パネル等）を搭載 (2) デジタルハイビジョンチューナー内蔵 (3) デジタルハイビジョン映像と４Ｋ映像信号を表示できる (4) アスペクト比（有効画面）：【１６：９】を基本とする (5) ５９．９４（≒６０）Ｈｚ以上のフレームレートで表示が出来る を満たすテレビのこと。 ■４Ｋテレビ 上記の４Ｋ対応テレビの (1)～ (5) に加えて (6) ４Ｋ放送をテレビ本体で受信可能 （※２） を満たすテレビのこと。 ※１：（一社）電子情報技術産業協会 ※２：ここでは、衛星による４Ｋ放送、ＩＰＴＶによる４Ｋ放送・

配信サービス（ビデオ・オン・デマンド、ＩＰ放送、ＩＰ再

送信）の内、1 つ以上の受信機能をテレビ本体に搭載してい

ることを指します。

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問２－２：２０１８年に始まるＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ実用放送は今の４Ｋテ

レビで見られますか？

答２－２：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送では、これまでと異なる方

式で送信されます（高度広帯域伝送方式）。 ２０１７年６月現在、発売されている４Ｋテレビや４Ｋ対応テレビに

は、この新しい放送の受信機能は搭載されていませんので、それらテレビ

だけで視聴することはできませんが、今後発売される対応チューナーな

どを別途ご購入いただき、テレビに接続することで視聴いただくことが

できます。（※） ※：お手持ちの４Ｋテレビや４Ｋ対応テレビの HDMI 端子を事前に確

認し、HDCP 2.2 と 4K 60Hz 入力に対応していることをご確認くだ

さい。 なお、接続する HDMI ケーブルは、HIGH SPEED（カテゴリー

２）に対応したものを使用してください。

また、ＢＳ右旋で放送される４Ｋ実用放送は、アンテナ等の機器交換を

行うことなく見ることができる場合がありますが、安定して視聴するに

は、受信設備の確認が必要です。 さらに、ＢＳ左旋及び１１０度ＣＳ左旋を含めた全ての４Ｋ・８Ｋ実用

放送をお楽しみいただくには、右旋・左旋対応のアンテナへの交換のほか、

お使いのブースター、分配器、分波器、テレビ端子等も対応機器へ交換す

る必要があります。 交換にあたりＢＳ・１１０度ＣＳ右左旋放送受信帯域に対応している

ことを示すシンボルマークである「ＳＨマーク（※）」が付いている機器も

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ありますので参考としてください。 なお、ご使用の同軸ケーブルによっては伝送できない場合があり、交換

していただくことが必要になる場合があります。 ※：問３－２をご参照ください。

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問２－３：なぜ、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送の受信機を買わなけ

ればならないのですか？

答２－３：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送が開始されても、従来の放

送はこれまで通り継続され、現在のテレビで変わらず視聴することがで

きます。このため、従来の放送だけを受信されるのであれば、この４Ｋ・

８Ｋ実用放送用の受信機を買う必要はありません。 なお、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送は、従来の放送とは異

なる新しい技術を用いるため、現在のテレビでそのまま視聴することは

できず、対応チューナー等の新たな機器の購入や、受信設備の改修が必要

となります。 問２－４：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送の対応チューナーや４Ｋ・

８Ｋ実用放送が受信できるテレビの価格はどのくらいで、いつ頃発売さ

れますか？

答２－４：２０１７年６月現在、未定です。 問２－５：将来、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ実用放送を見たいのですが、今回、

購入した４Ｋテレビは無駄になってしまうのでしょうか？

答２－５：今の４Ｋテレビでも、今後発売される対応チューナーなどを別途ご購

入いただきテレビに接続することで（※）、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ実用

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放送も視聴していただくことができます。

※：お手持ちの４Ｋテレビや４Ｋ対応テレビの HDMI 端子を事前に確認し、

HDCP 2.2 と 4K 60Hz 入力に対応していることをご確認ください。 なお、接続する HDMI ケーブルは、HIGH SPEED（カテゴリー２）

に対応したものを使用してください。 問２－６：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送対応のハードディスクレコ

ーダーなどの録画機の発売予定はありますか？発売された場合、録画や

ダビングはどうなりますか？

答２－６：２０１７年６月現在、ハードディスクレコーダーなどの録画機の発売

については未定です。 発売された場合、現行の地デジ、ＢＳ・１１０度ＣＳ放送と同様に録画

出来る見込みです。

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３．直接受信での４Ｋ・８Ｋ放送の受信システム

受信方法について

問３－１：ＢＳ・１１０度ＣＳによる４Ｋ実用放送を見るにはどうすれば良いで

すか？

答３－１：今後、実用放送の開始に合わせて発売が見込まれるＢＳ・１１０度Ｃ

Ｓの４Ｋチューナー内蔵テレビや、所有の４Ｋテレビに、ＢＳ・１１０度

ＣＳの４Ｋ実用放送に対応した４Ｋチューナーを加えることで、お楽し

みいただけます。 ただし、この内蔵型テレビや４Ｋチューナーは、２０１７年６月現在市

販されておらず、今後、実用放送開始にあわせて発売が見込まれています。 なお、ＢＳ右旋で放送される４Ｋ実用放送は、従来のＢＳ放送のチャン

ネルを使うため、現在のアンテナや配線等を交換せず、引き続き使用して

視聴できる可能性がありますが、安定して視聴するには、受信設備の確認

が必要です。全ての４Ｋ・８Ｋ実用放送をお楽しみいただくには、右旋・

左旋対応のアンテナへの交換のほか、お使いの分配器、分波器、ブースタ

ーも対応機器へ交換する必要があります。 交換にあたりＢＳ・１１０度ＣＳ右左旋放送受信帯域に対応している

ことを示すシンボルマークである「ＳＨマーク」が付いている機器もあり

ますので参考としてください。 ※１：現在販売されている４Ｋテレビや４Ｋ対応テレビには、ＢＳ・１

１０度ＣＳによる４Ｋ・８Ｋ実用放送の受信機能は搭載されていま

せん。 ※２：４Ｋテレビや４Ｋ対応テレビとの接続を事前に確認する必要があ

ります。 ※３：HIGH SPEED（カテゴリー２）に対応した HDMI ケーブルを使

用してください。 ※４：HDMI 端子は HDCP 2.2 と 4K 60Hz 入力に対応している必要が

あります。

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問３－２：受信システム機器のＳＨマークとは何ですか？

答３－２：ＳＨマーク（スーパーハイビジョン受信マーク）は、ＢＳ・１１０度

ＣＳ右左旋放送受信帯域に対応した機器のうち、ＪＥＩＴＡ（※）で審査・

登録され、一定以上の性能を有する４Ｋ・８Ｋの衛星放送受信に適した、

衛星アンテナ、受信システム機器に付与されるシンボルマークです。

※：（一社）電子情報技術産業協会

ＳＨマーク

問３－３：ＢＳ・１１０度ＣＳアンテナを交換せずに見ることができる４Ｋ・８

Ｋ実用放送はありますか？

答３－３：ＮＨＫ、(株)ビーエス朝日、(株)ＢＳジャパン、(株)ＢＳ-ＴＢＳ、(株)ＢＳ日本、(株)ビーエスフジの６つの４Ｋ実用放送は、現在のＢＳと同じ

右旋円偏波で放送されるため、現在お使いのＢＳアンテナのまま見るこ

とができる可能性があります。ただし、安定して視聴するには、受信設備

の確認が必要です。（※）

※：ただし、新しい４Ｋ実用放送に対応したチューナーやチューナー内

蔵テレビは、別途、必要になります。現在市販の４Ｋテレビ、４Ｋ対

応テレビでは、受信できません。 ※：現在放送されているＢＳの全てのチャンネルを受信できていないな

どの場合は、機器等の交換が必要になる場合があります。

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問３－４：ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用放送が始まると、今使っている

テレビ、チューナー、アンテナは使えなくなるのですか？

答３－４：４Ｋ・８Ｋの実用放送の視聴を希望されなければ、現在視聴されてい

る放送を受信するためのテレビ、チューナー、アンテナはそのままご使用

いただけます。

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４．ケーブルテレビや集合住宅での４Ｋ・８Ｋ放送の視聴 ケーブルテレビでの４Ｋ・８Ｋ放送の受信について

問４－１：ケーブルテレビで４Ｋ・８Ｋ実用放送は見られますか？

答４－１：各ケーブルテレビ事業者において、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ

実用放送が見られるよう、準備を進めていると聞いています。 今後、放送事業者との協議を経たあと、ケーブルテレビ事業者からご案

内があるものと思います。

集合住宅での４Ｋ・８Ｋ放送の視聴について

問４－２：マンションに住んでいますが、ＢＳ・１１０度ＣＳの４Ｋ・８Ｋ実用

放送は見られますか？

答４－２：マンションによっては、ケーブルテレビ、アンテナ、インターネット

等、様々な方法でテレビを受信されています。これらの受信方法について

は、共同受信設備を管理しているマンション管理組合や管理会社にお問

い合わせください。

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５．試験放送

ＢＳ試験放送について

問５－１：ＢＳの４Ｋ・８Ｋ試験放送は、どのようなものですか？

答５－１：２０１６年８月１日からＮＨＫが、２０１６年１２月１日から（一社）

放送サービス高度化推進協会（Ａ－ＰＡＢ）がＢＳで試験放送を実施して

います。 試験放送は、２０１８年１２月の４Ｋ・８Ｋ実用放送の開始に向けて、

より多くの方に４Ｋ・８Ｋを知ってもらうことや、４Ｋ・８Ｋ放送を受信

できる機器の開発促進、４Ｋ・８Ｋ放送の技術検証などを主な目的として、

衛星で試験的に放送しています。実用放送で使用される技術的な基盤を

使用しています。 問５－２：ＢＳの４Ｋ・８Ｋ試験放送は、自宅で見られますか？また、どこへ行

けば見られますか？

答５－２：ＢＳの４Ｋ・８Ｋ試験放送は、全国のＮＨＫ放送局やＮＨＫ放送博物

館、ＮＨＫ放送技術研究所、ＮＨＫ放送センターふれあいホールなどに設

置された専用テレビで見ることができます。 詳しくは、ＮＨＫの各放送局にお問い合わせいただくか、ＮＨＫのホー

ムページ（http://www.nhk.or.jp/shv/）をご確認ください。 なお、一部のケーブルテレビ事業者は、この４Ｋ・８Ｋ試験放送の再放

送を行っており、４Ｋ対応のセットトップボックス（ＳＴＢ）で視聴する

ことができます。 詳しくは、（一社）日本ケーブルテレビ連盟のホームページの４Ｋ８Ｋ

試験放送サイト https://www.catv-jcta.jp/p/service/information/broadcast.html#anc04 をご確認下さい。

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１１０度ＣＳ左旋による試験放送について

問５－３：１１０度ＣＳの左旋を利用した試験放送が始まったと聞きましたが、

それはどのようなものですか？

答５－３：（一社）放送サービス高度化推進協会（Ａ－ＰＡＢ）が、左旋を利用

した我が国初の試験放送を２０１７年４月から実施しています。 １１０度ＣＳの左旋を利用し、一番高い中間周波数（３２２４ＭＨｚ）

のチャンネルで伝送されることから、この試験放送の電波を用いて、受信

システムの特性や伝送試験を行うこと、また、受信機の開発、動作確認な

どが行われています。

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６．技術的課題 電波の漏洩と外部からの妨害について

問６－１：ＢＳの電波が漏洩するとは、どのようなことですか？

答６－１：新しい４Ｋ・８Ｋ放送で用いる、ＢＳ・１１０度ＣＳの左旋のＩＦ（中

間周波数）信号は、２２２４ＭＨｚ～３２２４ＭＨｚの周波数帯を利用し

て同軸ケーブルに伝送します。 一部の古いタイプの増幅器や分岐・分配器、直列ユニットなどの機器に

は、「直付け」と呼ばれる同軸ケーブルの芯線を露出させて取り付けるタ

イプのものが存在していますが、こうした同軸ケーブルの露出部分から

左旋の周波数帯の電波が漏れることになります。 この漏洩により、他の無線通信（無線ＬＡＮ、ブロードバンドワイヤレ

スアクセス）へ妨害が発生する可能性があります。具体的には無線通信の

エラー、通信速度の低下、回線がつながりにくくなるなどの影響が出る可

能性があります。

問６－２：ＢＳ左旋の放送への妨害があると聞きましたが、どのようなことです

か？

答６－２：電波の漏洩で他の無線へ干渉することとは逆に、２４００ＭＨｚ帯の

電波を利用している「電子レンジ」等から、同軸ケーブルの接続部分が露

出している部分へ干渉して、ＢＳ左旋の放送が妨害を受ける（４Ｋ・８Ｋ

放送が見られない）可能性があります。

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問６－３：電波が漏れたり、他のシステムからの妨害を防ぐにはどうしたら良い

のですか？

答６－３：同軸ケーブルの芯線が露出している接続箇所は、電波が漏れて他の無

線へ妨害や干渉を起こすばかりでは無く、電子レンジ等からの妨害を受

けることもありますので、露出部分が無い配線、つまり、コネクターを利

用した配線を行うことが必要になります。 左旋の２２２４ＭＨｚ～３２２４ＭＨｚまでを伝送するように設計さ

れた機器では、このコネクターを利用して同軸ケーブルを接続するよう

になっていますので、このような機器を用いて電波が漏れない確実な施

工が必要です。 なお、新設・交換にあたりＢＳ・１１０度ＣＳ右左旋放送受信帯域に対

応していることを示すシンボルマークである「ＳＨマーク」が付いている

機器もありますので参考としてください。

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ＢＳ右旋の放送の帯域再編（周波数再編成）について

問６－４：現在のＢＳ右旋の放送を再編成すると聞きましたが、どのようなこと

ですか？

答６－４：ＢＳ右旋では、ＢＳ４Ｋ・８Ｋ試験放送の終了により空く周波数（第

１７ｃｈ）のほか、もう１周波数（第７ｃｈ）を４Ｋ放送用に確保するよ

う、再編が行われる予定です。 具体的には、ＢＳ右旋の第７ｃｈを使用可能となるよう実施される帯

域の削減と、削減された帯域の集約（既存の２Ｋチャンネルの移動）が行

われます。 これにより、ＢＳ右旋では第７ｃｈと第１７ｃｈを使って合計６つの

４Ｋ放送が可能となります。

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問６－５：ＢＳを再編するとどのようなことが起きるのか、受信に影響はないの

ですか？

答６－５：ＢＳを再編しても、これまでのＢＳデジタル放送の受信に大きな影響

はありません。 ただし、今後の再編において、チャンネルの移動の際に、①一部のテレ

ビや録画機などで、リモコン操作など視聴者が一度操作しないと受信で

きない可能性があること、②一部の録画機で、予約録画に失敗する可能性

があること、この２つの影響があるものと見込んでいます。 なお、再編時の具体的な対処方法については、今後周知されます。

問６－６：帯域再編のスケジュールはどのようになっていますか？

答６－６：現在、ＢＳの各放送事業者の間で協議がなされています。この帯域再

編のうち、「帯域削減」は２０１８年の１月初めから約１ヶ月間行われ、

「移動」は２０１８年４月半ばから６月半ばまで行われる予定ですが、ま

だ詳細なスケジュールは決まっていないようです。スケジュールの確定

後には、視聴者の皆さまや電器店などに周知が行われます。

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＜編集履歴＞ 2017 年 8 月 31 日付 概要版発行