新国立劇場 2015/2016 シーズン演劇公演 桜の園 ·...

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1 鵜山仁が力強く投げかける、美しく格調高い翻訳で紡がれた『桜の園』 ロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフの生涯最後の戯曲である『桜の園』。1904年のモ スクワ初演以来、その静かながらも緻密に描かれた人間ドラマは世界中で親しまれてきました。 帝政末期の南ロシア、ラネーフスカヤの先祖代々の領地「桜の園」。破産状態にありながらもラネ ーフスカヤ夫人は享楽的な生活を止められず、ついに「桜の園」は競売にかけられる……。 演出は、チェーホフ作品を手掛けるのは今回が初めてとなる鵜山仁。ラネーフスカヤ役に田中 裕子、ロパーヒン役に柄本佑を迎え、木村了、宮本裕子、平岩紙、そして石田圭祐、大谷亮介、 金内喜久夫ら実力派出演陣が揃いました。磐石の布陣で挑む不朽の名作にご期待ください。 【9月13日(日)チケット前売り開始 新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999】 写真・資料のご請求、取材のお問い合わせ ◎新国立劇場 制作部演劇 広報担当 藤沢 花 TEL: 03-5352-5738 / FAX: 03-5352-5709 ◎新国立劇場 制作部演劇 制作担当 三崎 力 新国立劇場 2015/2016 シーズン演劇公演 桜の園 作◎アントン・チェーホフ 翻訳◎神西 清 演出◎鵜山 仁 2015年11月11日(水)~11月29日(日) 新国立劇場 小劇場 平成27年度(第70回)文化庁芸術祭主催公演

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Page 1: 新国立劇場 2015/2016 シーズン演劇公演 桜の園 · 主な舞台に『蜉蝣峠』『浮標』『ライチ光クラブ』『鉈切り丸』『神なき国の騎士』『帝一の國』

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鵜山仁が力強く投げかける、美しく格調高い翻訳で紡がれた『桜の園』

ロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフの生涯最後の戯曲である『桜の園』。1904年のモ

スクワ初演以来、その静かながらも緻密に描かれた人間ドラマは世界中で親しまれてきました。

帝政末期の南ロシア、ラネーフスカヤの先祖代々の領地「桜の園」。破産状態にありながらもラネ

ーフスカヤ夫人は享楽的な生活を止められず、ついに「桜の園」は競売にかけられる……。

演出は、チェーホフ作品を手掛けるのは今回が初めてとなる鵜山仁。ラネーフスカヤ役に田中

裕子、ロパーヒン役に柄本佑を迎え、木村了、宮本裕子、平岩紙、そして石田圭祐、大谷亮介、

金内喜久夫ら実力派出演陣が揃いました。磐石の布陣で挑む不朽の名作にご期待ください。

【9月13日(日)チケット前売り開始 ☞ 新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999】

写真・資料のご請求、取材のお問い合わせ

◎新国立劇場 制作部演劇 広報担当 藤沢 花

TEL: 03-5352-5738 / FAX: 03-5352-5709

◎新国立劇場 制作部演劇 制作担当 三崎 力

新国立劇場 2015/2016 シーズン演劇公演

桜の園 作◎アントン・チェーホフ

翻訳◎神西 清

演出◎鵜山 仁

2015年11月11日(水)~11月29日(日)

新国立劇場 小劇場

平成27年度(第70回)文化庁芸術祭主催公演

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◎作品について

最晩年のチェーホフが文字通り心血を注いで完成させた生涯最後の戯曲『桜の園』。1904年1

月17日にモスクワ芸術座で初演、その日はチェーホフ44歳の誕生日であり、その約半年後、彼は

この世を去ります。

今日では、チェーホフ戯曲の集大成としてばかりでなく、古今の演劇作品の最高峰とまで評され

ることもあるこの作品は、作者自身が「コメディ」と名づけたこともあり、初演から作者と演出家との間

で、作品をめぐる見解に隔たりがあったことは有名な逸話です。

我が国でも大正4(1915)年の初演以来、21世紀の現在まで繰り返し上演され、最も親しまれた

西洋戯曲のひとつとなっています。新国立劇場でも2001/2002シーズンに「チェーホフ・魂の仕事」

と銘打ち、栗山民也演出によって舞台を日本に移し翻案上演されました。今回は、格調の高い神

西清の翻訳で、鵜山仁が原作に忠実な形で上演。意外にも、鵜山がチェーホフ作品を手掛けるの

は自身の学生時代を除けば今回が初めてとなります。鵜山は2009年『ヘンリー六世』三部作、12

年『リチャード三世』と中劇場でのダイナミックな演出が記憶に残っていますが、今回は感情の機微

が緻密に描かれたこの戯曲を、小劇場の濃密な空間でどのように上演するか興味は尽きません。

ラネーフスカヤ夫人役に挑むのは、舞台・映像と幅広く活躍し「現代能楽集『鵺』」以来6年ぶりの

新国立劇場出演となる田中裕子、その若さで珍しくロパーヒン役に抜擢されたのは、『エドワード二

世』での快演が記憶に新しい柄本佑。ベテランの実力派から、演劇研修所を修了したばかりのフレ

ッシュな若手まで、魅力的な顔ぶれが揃い挑む『桜の園』にご注目ください。

◎あらすじ

帝政末期の南ロシア、ラネーフスカヤの領地である「桜の園」。5月のとある日、夜明け前にラネ

ーフスカヤ夫人一行がパリから帰国する。家族や使用人たち、地元の名士たちは再会を喜ぶが、

その胸中は穏やかではなかった。

彼女はパリでの生活に疲れ果て、破産状態にあり、先祖代々の「桜の園」は今や競売にかけられ

ようとしていたからだ。それを嘆きながらも浮世離れしたラネーフスカヤは浪費と享楽的な生活を止

めようとしない。折しも華やかな舞踏会の最中に、「桜の園」が落札された知らせが届く。そして失意

のラネーフスカヤは…。

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◎演出 鵜山仁からのメッセージ

『桜の園』は、言うまでもなくチェーホフの白鳥の歌です。難攻不落の名作といった貌をみせてい

ますが、この魅力にあふれた作品をもう一度、我々にとって抜き差しならない、ダイナミックな人間ド

ラマとして再生させたいと願っています。

「この芝居を上演するのは困難だった。が、この戯曲がひじような難物だというのは驚くに当た

らない。その魅力は、深く蓋われたとらへがたい香りの中にあるのだ。それを感じるためにはどう

にかしてその花のつぼみをひろげなければならない……しかもそれは乱暴せずに、自然になさ

れなければならぬのだ。さもないと、この美しい花をいため、しをらせる。」(スタニスラフスキー『私

の芸術的生涯』・米川正夫訳)

台本の行間にどれだけ豊かな生命力を読みとることができるか。芝居を作る現場にとって、あまり

にも基本的な、しかし永遠、究極の課題を、『桜の園』ほど厳しく、また面白く突きつけてくる戯曲は

めったにありません。一見静的なセリフの底流には大笑と慟哭、微笑とすすり泣きが封じ込められ

ています。

チェーホフの時空は様々な位相を巡って、例えば宇宙から俯瞰した人間世界、また顕微鏡で拡

大した生命現象の不思議かと、様々に例えられるでしょうが、いずれにせよ、ここに満ちているのは

確かな体温と体臭を持った生命の息吹です。

とりわけ『桜の園』に転写された風景は、人の生の源流にあった穢れない子供の時間が、現実の

大人の時間の波に洗い削られて解体、分解し発酵に至るさまでもあります。その過程を描き切るこ

とができれば、舞台の上には人が生きることの内実、更にはこの宇宙の持続を支えるエネルギーの

秘密の一端が、幾分開示されるような気がするのです。

一人の一生を超えた、また目先の経済効率を超えた大きな射程で、この作品とこの世界とをとら

えることが、今日我々に求められている切実な課題だと考えています。

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◎プロフィール

作◎ アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ (Anton Pavlovich Chekhov)

ロシアの劇作家、小説家。モスクワ大学医学部を卒業後、医師として働く。在

学中に生活費を稼ぐため短編ユーモア小説を書き始め、その後本格的に文

学的作品を執筆するようになる。1881年から戯曲を書き始め、87年に長編

『イワーノフ』初演、89年の再演が高評を博し、96年初演の『かもめ』以降、

99年『ワーニャ伯父さん』、1901年『三人姉妹』、04年『桜の園』を執筆、劇作

家としての名声を確立した。

演出◎ 鵜山 仁 (うやま・ひとし)

舞台芸術学院、文学座附属研究所を経て、1981年、文学座座員に。83年

から1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。毎日芸術賞千

田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞など、受賞多数。最近の演出作品に『尺

には尺を』『十二夜』『終の楽園』『死神』『ペリクリーズ』『トロイラスとクレシダ』

など。

新国立劇場では、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『コペンハーゲン』

『花咲く港』『カエル』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞

台は夢』『現代能楽集 鵺』『イロアセル』『リチャード三世』、オペラ『カルメン』

『鹿鳴館』を演出。

2009年『ヘンリー六世』の演出で芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞

最優秀演出家賞などを受賞。07年9月より10年8月まで新国立劇場演劇部

門芸術監督を務めた。

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ラネーフスカヤ ◇ 田中裕子(たなか・ゆうこ)

大阪府出身。明治大学在学中に文学座に入座し、女優活動を開始。1985年に退座。

主な舞台に、蜷川幸雄演出『テンペスト』『ペリクリーズ』『藪原検校』『冬物語』『海辺のカフ

カ』『NINAGAWA マクベス』など。他には映画『ええじゃないか』『北斎漫画』『天城越え』

『大阪物語』『いつか読書する日』『はじまりの日』『共喰い』『深夜食堂』、テレビドラマ『マー

姉ちゃん』『おしん』「向田邦子新春シリーズ」『Mother』『Woman』『まれ』などがある。

日本アカデミー賞助演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞・助演女優賞、モントリオール

世界映画祭最優秀女優賞など受賞歴多数。2010年紫綬褒章受章。

新国立劇場では「現代能楽集『鵺』」に出演。

ロパーヒン ◇ 柄本 佑(えもと・たすく)

東京都出身。2003年、映画『美しい夏キリシマ』(主演)でデビュー。

主な舞台に『あれから』『血は立ったまま眠っている』『絶滅のトリ』『みんな我が子』『ハンド

ダウンキッチン』『グッドバイ』など。他には映画『まほろ駅前多田便利軒』『今日子と修一の

場合』『ピース オブ ケイク』『GONINサーガ』、テレビドラマ『医龍4』『雲霧仁左衛門』『若

者たち2014』『天皇の料理番』『あさが来た』(次期NHK連続テレビ小説)などがある。

第77回キネマ旬報ベストテン新人男優賞、第13回日本映画批評家大賞新人賞受賞。

新国立劇場では『シュート・ザ・クロウ』『エドワード二世』に出演。

トロフィーモフ ◇ 木村 了(きむら・りょう)

東京都出身。2002年、第15回ジュノンスーパーボーイコンテストで審査員特別賞を受賞し

デビュー。

主な舞台に『蜉蝣峠』『浮標』『ライチ光クラブ』『鉈切り丸』『神なき国の騎士』『帝一の國』

『生きてるものはいないのか』など。他には映画『ワルボロ』『ヒートアイランド』『東京島』『うさ

ぎドロップ』『サンブンノイチ』、テレビドラマ『ウォーターボーイズ2』『花ざかりの君たちへ』

『絶対零度』などがある。

新国立劇場では「近代能楽集『弱法師』」『朱雀家の滅亡』『象』(再演)に出演。

シャルロッタ ◇ 宮本裕子(みやもと・ゆうこ)

東京都出身。舞台を中心に映像作品等でも活躍。

主な舞台に『ピーターパン』『レ・ミゼラブル』『十二夜』『パンドラの鐘』『エレファント・バニッ

シュ』『いとこ同志』『春琴』『兄おとうと』『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』『TABU』など。

他には映画『歓喜の歌』『銀の匙』『駆け込み女と駆け出し男』『日本でいちばん長い日』、

テレビドラマ『Mother』『大切なことはすべて君が教えてくれた』『Dr.倫太郎』などがある。

新国立劇場では『世阿弥』『カエル』『効率学のススメ』に出演。

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ドゥニャーシャ ◇ 平岩 紙(ひらいわ・かみ)

大阪府出身。2000年より「大人計画」に参加。

主な舞台に『アイスクリームマン』『キャバレー』『ガラスの葉』『月にぬれた手』『ドレッサー』

『悪霊―下女の恋―』『十二夜』『ラストフラワーズ』『トロワグロ』『不倫探偵~最期の過ち~』

『日本の30代・ジャガーの眼2008』など。他には映画『美しい夏キリシマ』『クワイエットルー

ムにようこそ』『ハッピーフライト』『福福荘の福ちゃん』、テレビドラマ『独身貴族』『きょうは会

社休みます。』などがある。

ワーリャ ◇ 奥村佳恵(おくむら・かえ)

大阪府出身。

主な舞台に『黒い十人の女』『タンゴ~tango』『ガラスの仮面』『95㎏と97㎏のあいだ』『ガラ

スの仮面~二人のヘレン~』『障子の国のティンカーベル』など。他には映画『R100』、テレ

ビドラマ『CONTROL~犯罪心理捜査~』『赤い糸の女』『東京スカーレット』などがある。

新国立劇場では『天守物語』『十九歳のジェイコブ』に出演。

アーニャ ◇ 山﨑 薫(やまざき・かおる)

埼玉県出身。文学座附属演劇研究所修了後、新国立劇場演劇研修所第5期修了。

主な舞台に『藪原検校』『アトミック☆ストーム』『炎立つ』『から騒ぎ』『阿部定の犬』などがあ

る。

新国立劇場では『海の夫人』、リーディング公演『スザンナ』に出演。

ヤーシャ ◇ 木場允視(こば・まさみ)

東京都出身。2011年、文学座附属演劇研究所入所、14年準座員となる。

主な舞台に『真田風雲録』『カッコーの巣の上で』『リア王』『マッシュ・ホール』『明治の柩』

『ドリアン・グレイの肖像』など。他にはテレビドラマ『信長協奏曲』などがある。

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浮浪人 ◇ 田代隆秀(たしろ・たかひで)

東京都出身。文学座附属演劇研究所修了後、シェイクスピア・シアター、劇工房ライミング

に創立メンバーとして参加、劇団四季でも活躍。

主な舞台に、『十二夜』『キャバレー』『から騒ぎ』『オイディプス王』『レ・ミゼラブル』『双頭の

鷲』『オペラ座の怪人』『ウエストサイド物語』『うかうか三十、ちょろちょろ四十』『ペリクリーズ』

など。他にはテレビドラマ『徳川家康』『真田太平記』などがある。

新国立劇場では『キーン』『世阿弥』に出演。

ピーシチク ◇ 吉村 直(よしむら・すなお)

熊本県出身。青年劇場付属養成所卒業後、1980年青年劇場入団。劇団公演のほか、外

部公演でも活躍。

主な舞台に『臨界幻想2011』『普天間』『田畑家の行方』『みすてられた島』『花よりタンゴ』

『スタッフ・ハプンズ』『戦争と市民』『検察官』『ミュージカル ホンク!』『太平洋食堂』などが

ある。

新国立劇場では『浮標』『花咲く港』『夏の夜の夢』『ヘンリー六世』三部作、『リチャード三世』

に出演。

エピホードフ ◇ 大谷亮介(おおたに・りょうすけ)

兵庫県出身。自由劇場を経て1986年「役者集団東京壱組」を旗揚げし、座長として活躍。

「東京壱組」を解散後、2001年「劇団壱組印」を旗揚げし、三軒茶屋婦人会にも参加。

主な舞台に『上海バンスキング』『もっと泣いてよフラッパー』『三文オペラ』『歌わせたい男

たち』『パンク侍、切られて候』『海をゆく者』『烏賊ホテル』『紅姉妹』『Tribes』『ス・ワ・ン』な

ど。他には映画『Brother』『それでもボクはやってない』『おくりびと』「相棒シリーズ」『鍵泥

棒のメソッド』、テレビドラマ『古畑任三郎』「相棒シリーズ」『新選組!』『風林火山』『軍師官

兵衛』『聖女』などがある。

新国立劇場では『エドワード二世』に出演。

ガーエフ ◇ 石田圭祐(いしだ・けいすけ)

神奈川県出身。早稲田大学在学中に文学座附属演劇研究所入所、1981年座員となる。

主な舞台に『奇跡の人』『女の一生』『泣き虫なまいき石川啄木』『マリー・アントワネット』『ト

ロイアの女たち』『闇に咲く花』『ルーマーズ』『ガリレイの生涯』『ジャンヌ』『フランケンシュタ

イン』『明治の柩』などがある。

新国立劇場では『リア王』『夢の裂け目』『櫻の園』『浮標』『世阿弥』『夢の泪』『花咲く港』

『夢の痂』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『雨』『長い墓標の列』『十九

歳のジェイコブ』に出演。

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フィールス ◇ 金内喜久夫(かねうち・きくお)

福岡県出身。1963年、文学座附属演劇研究所入所、67年座員となる。

主な舞台に『藪原検校』『長崎ぶらぶら節』『放浪記』『月にぬれた手』『連結の子』『雪やこ

んこん』『終の楽園』『リア王』『十二人の怒れる男たち』など。他には映画『カンゾー先生』

『劇場版SPEC~天~』『日本のいちばん長い日』、テレビドラマ『鬼平犯科帳』『大岡越前』

などがある。

新国立劇場では『夜明け前』『コミュニケーションズ』『舞台は夢~イリュージョン・コミック~』

『ヘンリー六世』に出演。

景山仁美(かげやま・ひとみ)

東京都出身。1980年、映画『四季・奈津子』でデビュー以降、数々の映画、テレビドラマに

出演。

主な舞台には『近松心中物語』『ペール・ギュント』『NINAGAWAマクベス』『ペリクリーズ』

『新・近松心中物語~それは恋~』『藪原検校』『冬物語』『海辺のカフカ』などがある。

永澤 洋(ながさわ・ひろし)

宮城県出身。2015年、新国立劇場演劇研修所第8期修了。

リーディング公演「こころで聴く三島由紀夫Ⅳ」~近代能楽集より『道成寺』に出演。

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◎マンスリー・プロジェクトについて

一人でも多くの方に気軽に劇場に足を運んでもらいたいと、“開かれた劇場”を目指す芸術

監督の宮田慶子。その一環として、演劇講座あり、リーディングあり、トークショーありの、多彩

な無料プログラムを用意し、その月々に関連した演劇公演に多角的にアプローチしています。

募集期間内に、新国立劇場ウェブサイト所定のフォーマットでのお申し込みが必要です。詳

し く は 、 新 国 立 劇 場 マ ン ス リ ー ・ プ ロ ジ ェ ク ト の ウ ェ ブ サ イ ト

(http://www.nntt.jac.go.jp/play/monthly/)か、情報センター(03-5351-3011(代))でご確

認ください。

演劇講座「チェーホフの魅力」

講 師:浦 雅春(ロシア文学者)

日 時:2015年11月21日(土)18:00~

会 場:新国立劇場 小劇場

募集期間:10月6日(火)~

チェーホフは明治以来、我が国で最も親しまれている西洋の作家の一人です。その人気

の秘密と尽きない魅力を、チェーホフ戯曲の新翻訳を手掛けられてきた浦氏がひもときま

す。あなたの知らないチェーホフに出会えるかも?

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◎公演概要

【タイトル】 桜の園

【スタッフ】 作 アントン・チェーホフ

翻訳 神西 清

演出 鵜山 仁

美術 島 次郎

照明 沢田祐二

音響 秦 大介

衣裳 緒方規矩子

ヘアメイク 川端富生

演出助手 稲葉賀恵

舞台監督 北条 孝

芸術監督 宮田慶子

主催 新国立劇場

【キャスト】田中裕子 柄本 佑

木村 了 宮本裕子 平岩 紙 吉村 直 石田圭祐 大谷亮介 金内喜久夫

奥村佳恵 山﨑 薫 木場允視 景山仁美 永澤 洋 田代隆秀

【会場】 新国立劇場 小劇場 (京王新線 新宿駅より1駅、「初台駅」中央口直結)

【公演日程】 2015年11月11日(水)~11月29日(日)

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水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月・祝 火 水 木 金 土 日

13:00 ● ● ● ●◎ ● ●★ ● ● ●◎ ● ● ● ●◎

18:30 ● ●◎ ●18:00

MP● ●

2015年

11月

◎=託児室あり(要予約)/★=終演後、シアタートーク/11月21日18:00、マンスリー・プロジェクト

【前売開始】 2015年9月13日(日)10:00~

【料金】 A席6,480円 B席3,240円 (税込)

※三作品特別割引通し券【濃密な時間と き

を楽しむ~秋から冬~】を発売。

『パッション』S席、『桜の園』『バグダッド動物園のベンガルタイガー』A席をセットで正価21,600円のところ、

通し券価格19,400円で販売。(三作品のいずれかが完売、または『パッション』が終了した時点で販売終了)

【チケット申し込み・お問い合わせ】

新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00)

新国立劇場Webボックスオフィス http://pia.jp/nntt/

【その他チケット取り扱い】

チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、CNプレイガイド ほか

* Z席1,620円 公演当日10時よりボックスオフィス窓口で販売。1人1枚。電話予約不可。* 当日学生割引 公演当日残席がある場合、Z席を除く全ての席

種について50%割引にて販売。要学生証。電話予約不可。*新国立劇場では、高齢者割引(65歳以上5%)、障害者割引(20%)、学生割引(5%)、ジュニア割

引(中学生以下20%)など各種の割引サービスをご用意しています。