使用できる測定法2510 クロロフィル -a(din)、20 mm 測定値、単位: μg/l chl...

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photoLab ® 6x00 / 7x00 用途 ba75728d09 07/2015 260 用途 使用できる測定法 用途は、通常は試験セットを使用しない特殊測光作業です。分析仕様は、このセクションの最後の部分、「分析的 操作」に記載されています。ここには、補助薬および試薬についての詳細な情報が記載されています。各用途につ いて、使用方法は、カラム 1 の測定法番号を使用して手動で選択します。測定法の選択方法の説明は、光度計の 機能説明の「測定法の手動選択」のセクションに記載されています。 測定項目 パラメータ 全測定範囲 測定方法 2518 ADMI 2.0100.0 固有色 2517 ADMI 10500 固有色 2522 アンモニア、遊離 0.0100.500mg/l NH4-Nアンモニウムとして(試験 14752 による) 2521 アンモニア、遊離 0.031.50 mg/l NH4-Nアンモニウムとして(試験 14752 による) 2520 アンモニア、遊離 0.053.00 mg/l NH4-Nアンモニウムとして(試験 14752 による) 2523 アンモニア、遊離 0.620.6 mg/l NH4-Nアンモニウムとして(試験 14544 による) 130 上下水道のアンチモン 0.108.00mg/l Sb ブリリアントグリーン 195 水道および飲用水の臭素酸塩 0.0030.120 mg/l BrO3 3,3’’-ジメチルナフチジン水 2525 二酸化炭素 0.48.00mg/l OH指示薬反応(試験 01758 による) 2509 クロロフィル-aDIN)、10mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2510 クロロフィル-aDIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2511 クロロフィル-aDIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2504 クロロフィル-aASTM)、10mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2505 クロロフィル-aASTM)、20 mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2506 クロロフィル-aASTM)、50 mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2507 クロロフィル-a-b-cASTM)、10mm結果として mg/m3 Chl-a-b-c 固有色 2508 クロロフィル-a-b-cASTM)、50mm結果として mg/m3 Chl-a-b-c 固有色 020 電気めっき槽のクロム 4.0400 g/l CrO3 固有色 015 α436)(色 436)(分光吸収係数) 0,1250m-1 436 nm で測定 061 α525)(色 525)(分光吸収係数) 0,1250m-1 525 nm で測定 078 α620)(色 620)(分光吸収係数) 0,1250m-1 620 nm で測定 303 色(410)(CU410)(EN 788722500mg/l Pt 410 nm で測定 032 色度(CU340* 0.2500 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、340 nm 測定 179 色度(CU445* 11000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、445 nm 測定 180 色度(CU455* 11000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、455 nm 測定 181 色(CU465* 11000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、465 nm 測定 083 電気めっき槽の銅 2.080.0 g/l Cu 固有色 033 ヨウ素色番号(IodFa0.0103.00 IFZ 340 nm で測定 021 ヨウ素色番号(IodFa0.250.0 IFZ 445 nm で測定 135 上下水道の水銀 0.0251.000mg/l Hg Michler のケトン 057 ニッケル浴 2.0120 g/l Ni 固有色 2503 硝酸 0.07.0 mg/l NO3-N 紫外線範囲で直接測定 133 上下水道のパラジウム 0.051.25mg/l Pd Thio-Michler のケトン 134 上下水道のプラチナ 0.101.25 mg/l Pt o-フェニレンジアミン 300 分光吸収係数(2540,5250m-1 254 nm で測定 301 分光減衰係数 μ254* 0,5250m-1 254 nm で測定

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Page 1: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

photoLab® 6x00 / 7x00 用途

ba75728d09 07/2015 260

用途 使用できる測定法 用途は、通常は試験セットを使用しない特殊測光作業です。分析仕様は、このセクションの最後の部分、「分析的

操作」に記載されています。ここには、補助薬および試薬についての詳細な情報が記載されています。各用途につ

いて、使用方法は、カラム 1 の測定法番号を使用して手動で選択します。測定法の選択方法の説明は、光度計の

機能説明の「測定法の手動選択」のセクションに記載されています。 測定項目 パラメータ 全測定範囲 測定方法 2518 ADMI 2.0~100.0 固有色 2517 ADMI 10~500 固有色 2522 アンモニア、遊離 (0.010~0.500mg/l NH4-N) アンモニウムとして(試験 14752 による) 2521 アンモニア、遊離 (0.03~1.50 mg/l NH4-N) アンモニウムとして(試験 14752 による) 2520 アンモニア、遊離 (0.05~3.00 mg/l NH4-N) アンモニウムとして(試験 14752 による) 2523 アンモニア、遊離 (0.6~20.6 mg/l NH4-N) アンモニウムとして(試験 14544 による) 130 上下水道のアンチモン 0.10~8.00mg/l Sb ブリリアントグリーン 195 水道および飲用水の臭素酸塩 0.003~0.120 mg/l BrO3 3,3’’-ジメチルナフチジン水 2525 二酸化炭素 (0.4~8.00mg/l OH) 指示薬反応(試験 01758 による) 2509 クロロフィル-a(DIN)、10mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2510 クロロフィル-a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2511 クロロフィル-a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl-a 固有色 2504 クロロフィル-a(ASTM)、10mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2505 クロロフィル-a(ASTM)、20 mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2506 クロロフィル-a(ASTM)、50 mm 結果として mg/m3 Chl-a 固有色 2507 クロロフィル-a、-b、-c(ASTM)、10mm、

結果として mg/m3 Chl-a、-b、-c 固有色

2508 クロロフィル-a、-b、-c(ASTM)、50mm、 結果として mg/m3 Chl-a、-b、-c

固有色

020 電気めっき槽のクロム 4.0~400 g/l CrO3 固有色 015 色 α(436)(色 436)(分光吸収係数) 0,1~250m-1 436 nm で測定 061 色 α(525)(色 525)(分光吸収係数) 0,1~250m-1 525 nm で測定 078 色 α(620)(色 620)(分光吸収係数) 0,1~250m-1 620 nm で測定 303 色(410)(CU410)(EN 7887) 2~2500mg/l Pt 410 nm で測定 032 色度(CU340)* 0.2~500 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、340 nm で

測定 179 色度(CU445)* 1~1000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、445 nm で

測定 180 色度(CU455)* 1~1000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、455 nm で

測定 181 色(CU465)* 1~1000 CU プラチナ-コバルト-標準測定法、465 nm で

測定 083 電気めっき槽の銅 2.0~80.0 g/l Cu 固有色 033 ヨウ素色番号(IodFa) 0.010~3.00 IFZ 340 nm で測定 021 ヨウ素色番号(IodFa) 0.2~50.0 IFZ 445 nm で測定 135 上下水道の水銀 0.025~1.000mg/l Hg Michler のケトン 057 ニッケル浴 2.0~120 g/l Ni 固有色 2503 硝酸 0.0~7.0 mg/l NO3-N 紫外線範囲で直接測定 133 上下水道のパラジウム 0.05~1.25mg/l Pd Thio-Michler のケトン 134 上下水道のプラチナ 0.10~1.25 mg/l Pt o-フェニレンジアミン 300 分光吸収係数(254) 0,5~250m-1 254 nm で測定 301 分光減衰係数 µ(254)* 0,5~250m-1 254 nm で測定

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photoLab® 6x00 / 7x00 用途

ba75728d09 07/2015 261

測定項目 パラメータ 全測定範囲 測定方法 302 分光吸収係数(436) 0,5~250m-1 436 nm で測定 182 懸濁物質 25~750mg/l 懸濁物質 820 nm で測定 077 濁度(T550) 1~100 FAU 550 nm で測定

* Turbidity correction(濁度補正)の可能性

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ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 262

利用例 ・ ADMI 色測定 アナログ、APHA 2120F まで(ADMI 等間隔波長分光光度法)

調製: 元の pH での測定:

1. 試料を濾過します。 2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。 手法番号 2517 または

2518 を選択します。

pH 7.0 での測定値:

2. 試料の pH が pH 7.0 で

あるかチェックします。 必要な場合、水酸化ナトリ

ウム水溶液または硫酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

3. 溶液を、対応する各セル

に移します。 4. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。 手法番号 2517 または

2518 を選択します。

注:

この方法は、ユーザーが再校正できます(1 点校正)。この方法

は、Blank Zero(ブランクゼロ)キーを押すと有効になり、結果とし

てメニューでコントロールできます(詳細については、アプリケーシ

ョンを参照)。

シリアル測定の場合、測定前にその都度ゼロ設定を行うことで測

定精度を高めることができます。

品質保証:

測定システム(測定装置および取り扱い)の点検のため、使用準

備が完了したプラチナ-コバルト色基準液(Hazen 500)CertiPUR®

(CAT番号00246、メルク社)(濃度500mg/l Pt)を適宜希釈して使

用できます。

測定範囲: 10~500 10mm セル 手法番号 2517

2.0~100.0 50mm セル 手法番号 2518

注: 測定は、蒸留水で調製し、ブランクに対応する角セルに入れて実行します

(プロセス分析用水、カテゴリー番号 01051 を推奨)。

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利用例 ・ アンモニア、遊離(アンモニウムとして) 測定範囲: 0.05~3.00mg/l NH4-N 相当 例*:0.01~0.56 mg/l NH3 10mm 手法番号 2520

0.03~1.50 mg/l NH4-N 相当 例*:0.01~0.28 mg/l NH3 20 mm 手法番号 2521

0.010~0.500 mg/l NH4-N 相当 例*:0.002~0.093 mg/l NH3 50 mm 手法番号 2522

* NH3 または NH3-N の測定範囲は、pH 値と温度により変化します。

例の測定範囲は、pH 8.5 と 25°C でのものです。

1. 試料の pH をチェックし、

記録してください。 2. 溶液の温度をチェック

し、記録してください。 3. ピペットで 5.0ml の試料

を試験管に取ります。 必要な場合、試料に水酸化

ナトリウム水溶液または硫

酸を 1 滴ずつ加えて pH を

調整し、適切な温度にしてく

ださい。

4. ピペットで 0.60ml のNH4-1(アンモニウム試験

から、CAT 番号 250426 ま

たは 252081)を加えて、撹

拌してください。

5. 青のミクロスプーンで 1回分の試薬 NH4-2(アンモ

ニウム試験から、CAT 番号

250426 または 252081)を加えます。

6. よく振って、固体物を溶

かします。 7. 反応時間:5 分間 8. ピペットで 4 滴の NH4-3

(アンモニウム試験から、

CAT 番号 250426 または

252081)を加えて、撹拌し

てください。

9. 反応時間:5 分間 10. 溶液を、対応する各セ

ルに移します。

11. 手法番号 2520、2521、または 2518 を選択

します。 元の試料の pH と温度を入

力します。

12. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。

13. 14. 15.

重要:

試料のアンモニア濃度が非常に高いと、溶液が青緑色になり(測

定液は黄緑色から緑色になります)、偽性の低値を示します。この

ような場合は、試料を希釈する必要があります(妥当性チェック)。

50mm セルで測定する場合は、試料と試薬の量をそれぞれ 2倍に

する必要があります。あるいは、セミミクロセルを使用することがで

きます。

Page 5: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

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利用例 ・ アンモニア、遊離(アンモニウムとして) 測定範囲: 0.5~16.0mg/l NH4-N または 0.6~20.6mg/l NH4に相当

NH3 または NH3-N の測定範囲は、pH 値と温度により変化します。

例:0.09~3.00mg/l NH3、pH 8.5、25°C。

1. 試料の pH をチェックし、

記録してください。 2. 溶液の温度をチェック

し、記録してください。 3. ピペットで 0.50ml の試

料を反応セルに取り(ピペッ

ト試験、CAT 番号

250329)、ねじぶたで閉じ

て攪拌します。

4. 青の計量キャップを使用

して 1 回分の試薬 NH4-1K(アンモニウム試験より、

CAT 番号 250329)を加え

て、ねじぶたでセルを閉じま

す。

5. セルをよく振とうして、固

体物を溶かします。

6. 反応時間:15 分間 7. 手法番号 2523 を選択し

ます。 元の試料の pH と温度を入

力します。

8. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。セルのマークを光度計

のマークに合わせます。

9. 10.

11.

重要:

試料のアンモニア濃度が非常に高いと、溶液が青緑色になり(測

定液は黄緑色から緑色になります)、偽性の低値を示します。この

ような場合は、試料を希釈する必要があります(妥当性チェック)。

品質保証:

測定システム(試薬、測定装置、および取り扱い)の点検のため、

CAT 番号 250483 の CombiCheck 20 の使用を推奨します。

また、CAT 番号 250461 の、使用準備が完了したアンモニウム標

準液(濃度 1000mg/l MH +4 )を適切な濃度に希釈して使用すること

もできます。

試料による影響を確認するため、添加液(例:CombiCheck 20中)

の使用を強く推奨します。

Page 6: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

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利用例 ・ 上下水道のアンチモン 測定範囲: 0.10~8.00mg/l Sb 10mm セル

1. ピペットで試料 4.0 ml を丸セル(空のセル、CAT 番

号 250621)に取ります。

2. 約 1.5 g の塩化アンモニ

ウム六水和物を加えて、ね

じぶたでセルを閉じます。

3. セルをよく振とうして、固

体物を溶かします。 4. ピペットで 1.0ml のリン

酸 85 % GR を加え、ねじぶ

たでセルを閉じて攪拌しま

す。

5. 試薬 1 を 2 滴加え、ねじ

ぶたでセルを閉じて攪拌し

ます。

6. 反応時間:3 分間 7. 試薬 2 を 2 滴加え、ねじ

ぶたでセルを閉じて攪拌し

ます。

8. 反応時間:2 分間 9. 試薬 3 を 2 滴加え、ねじ

ぶたでセルを閉じて攪拌し

ます。

10. ピペットで 5.0ml のトル

エンGRを加え、ねじぶたで

セルを閉じます。

11.セルを30秒間よく振りま

す。 上澄液が分離するまで放置

します。

12. 試験管から上澄液をピ

ペットで吸引します。

13. 溶液をセルに移しま

す。

14. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Antimony]手法(手法番号 130)を選択し

ます。

注:

この準備にはねじぶた付きの空のセル(CAT 番号 250621)の使

用を推奨します。これらのセルはねじぶたで密封できるため、危険

なしに試料を攪拌できます。。

重要:

使用する試薬 1、2、および 3 の正確な組成と調製は、対応する利

用例に記載されています。また、使用する手法の詳細な内容もここ

に記載されています。この用途は、要求に応じて用意されますが、

http://photometry.merck.de から直接ダウンロードもできます。。

Page 7: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 266

利用例 ・ 水道および飲用水の臭素酸塩 測定範囲: 0.003~0.120 mg/l BrO3 50mm セル

測定は、ブランク溶液を蒸留水と試薬で調製し、50mm の角セルに入れて、

550 nm で実行します。

1. 試料を濾過します。 2. 200ml の試料液をビーカ

ーに取り、ほぼ乾燥するま

で蒸発させます。

3. 少量の蒸留水を使って、

残留物を 20ml の測容ガラ

ス器具に移します。

4. 測容フラスコの標線まで

蒸留水を加えて、よく攪拌し

ます:前処理試料

5. ピペットで 10ml の前処

理試料を試験管に取りま

す。

6. ピペットで 0.10ml の試

薬 1 を加えて攪拌します。 7. ピペットで 0.20 ml の試

薬 2 を加えて攪拌します。 8. ピペットで 0.20ml の過

塩素酸 70–72 % を加えて

攪拌します。

9. 反応時間:30 分間 10. 溶液をセルに移しま

す。

11. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Bromate]手法

(手法番号 195)を選択しま

す。

重要:

使用する試薬 1、2、および 2 の正確な組成と調製は、対応する利

用例に記載されています。また、使用する手法の詳細な内容もここ

に記載されています。この利用例は、要求に応じて用意されます

が、http://photometry.merck.de から直接ダウンロードもできま

す。

Page 8: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 267

利用例 ・ 二酸化炭素 測定範囲: 0.40~8.00mg/l OH 相当

CO2 の測定範囲は、pH 値と温度により変化します。

例:14~275mg/l CO2、pH 6.5、18.6°C。

1. 試料の pH をチェックし、

記録してください。 2. 溶液の温度をチェック

し、記録してください。 3. 4.0ml の AC-1 試薬(酸

性容量試験から、CAT番号

252087)を取り、丸セルに

入れます。

4. ピペットで 1.0 ml の試料

を加え、ねじぶたでセルを

閉じて攪拌します。

5. ピペットで 0.50ml の試

薬 AC-2(酸性容量試験か

ら、CAT 番号 252087)を加

え、ねじぶたでセルを閉じて

攪拌します。

6. 手法番号 2525 を選択し

ます。 元の試料の pH と温度を入

力します。

7. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。セルのマークを光度計

のマークに合わせます。

品質保証:

測定システム(試薬、測定装置、およびハンドリング)を点検するた

め、水酸化ナトリウム溶液 0.1mol/l を相応に希釈して使用できま

す(「標準液」のセクションを参照)。

Page 9: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 268

利用例 ・ クロロフィル クロロフィル-a およびフェオフィチン-a の測定値は、DIN38412 の 1 ページと 2 ページに類似しています。

測定範囲: 元の試料の抽出率によって異なります 10mm セル 手法番号 2509

μg/l 単位、Chl-a またはフェオフィチン 20mm セル 手法番号 2510

50mm セル 手法番号 2511

注: 測定は、対応する角セルで、エタノールから生成したブランク(w = 90 %)に対して

実施します。

1. 試料 0.5~2L を十分に

均質化します。試料の体積

を記録します。

2. 試料を適切なフィルター

(例:グラスファイバーフィル

ター)に通して濾過します。

3. いったん取り付けたフィ

ルターを折り畳み、小さく引

き裂きます。

4. フィルターの断片を抽出

容器(例:100mlのアンバー

色ガラスびん)に入れてくだ

さい。

5. 約 30ml の沸騰したエタ

ノール(w = 90%)を加え

て、温度が室温に下がるの

を待ちます。

6. ホモジナイザーのフィル

ターを取り外します。少量の

エタノールで洗い流します。

7. 抽出が終わるまで 6~24 時間おいてください。

8. 抽出物に光を当てない

ように保護しながら、ペーパ

ーフィルター(Blauband)を通して濾過し、フラスコ

(DIN38412 用、100ml)に入れてください。フィルター

を少量のエタノールで洗い

流します。

9. フラスコの内容物にエタ

ノールを加えてマークまで

増量します。引き続き光に

当てないように保護してくだ

さい。

10. 溶液を、対応する各セ

ルに移します。

11. 手法番号 2509、2510、または 2511 を選択

します。 元の試料と抽出物(フラス

コ)の体積を入力します。

12. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。

13.

Page 10: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 269

利用例 ・ クロロフィル クロロフィル-a およびフェオフィチン-a の測定値は、DIN38412 の 2 ページと 2 ページに類似しています。

差(クロロフィル a - フェオフィチン a):

1. クロロフィル a 成分の分

別とフェオフィチン a 成分の

測定のため、抽出物の一部

を塩酸(抽出物 100ml あた

り 0.3ml)で酸性化して分析

してください。

2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. 4. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、再度測定

します。

5.

6. 7.

Page 11: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 270

利用例 ・ クロロフィル クロロフィル-a およびフェオフィチン-a の測定値は、ASTM D3731-87 の 1 ページと 2 ページに類似しています。

測定範囲: 元の試料の抽出率によって異なります 10mm セル 手法番号 2504

クロロフィル-a またはフェオフィチン a、単位:mg/m3 20mm セル 手法番号 2505

50mm セル 手法番号 2506

注: 測定は、対応する角セルで、抽出した液体から生成したブランクに対して実施します。

1. 試料を十分均質化してく

ださい。試料の体積を記録

します。

2. 試料を適切なフィルター

(例:グラスファイバーフィル

ター)に通して濾過します。

3. いったん取り付けたフィ

ルターを折り畳み、小さく引

き裂きます。

4. フィルターの断片を抽出

容器(光から保護する)に入

れてください。

5. 抽出した液体 2~3ml を加えてください。

6. ホモジナイザーのフィル

ターを取り外します。 7. 抽出液を 10ml まで増量

してください。 8. 抽出が終わるまで+4°Cで少なくとも 2 時間おいてく

ださい。

9. 光から防護しながら抽

出物を適切なフィルターで

濾過します。

10. 溶液を、対応する各セ

ルに移します。

11. 手法番号 2504、2505、または 2506 を選択

します。 元の試料と抽出物(フラス

コ)の体積を入力します(こ

こでは 10ml)。

12. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。

13.

Page 12: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 271

利用例 ・ クロロフィル クロロフィル-a およびフェオフィチン-a の測定値は、ASTM D3731-87 の 2 ページと 2 ページに類似しています。

差(クロロフィル a - フェオフィチン a):

1. クロロフィル a 成分の分

別とフェオフィチン a 成分の

測定のため、抽出物の一部

を濃度 0.1mol/l の塩酸(抽

出物 5ml あたり 0.15ml)で酸性化して分析してくださ

い。

2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. 4. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、再度測定

します。

5.

6. 7.

Page 13: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 272

利用例 ・ クロロフィル-a、-b、-c ASTM D3731-87 に類似の三原色法

測定範囲: 元の試料の抽出率によって異なります 10mm セル 手法番号 2507

クロロフィル-a、-b、-c、単位:mg/m3 50mm セル 手法番号 2508

測定は、対応する角セルで、抽出した液体から生成したブランクに対して実施します。

1. 試料を十分均質化してく

ださい。試料の体積を記録

します。

2. 試料を適切なフィルター

(例:グラスファイバーフィル

ター)に通して濾過します。

3. いったん取り付けたフィ

ルターを折り畳み、小さく引

き裂きます。

4. フィルターの断片を抽出

容器(光から保護する)に入

れてください。

5. 抽出した液体 2~3ml を加えてください。

6. ホモジナイザーのフィル

ターを取り外します。 7. 抽出液を 10ml まで増量

してください。 8. 抽出が終わるまで+4°Cで少なくとも 2 時間おいてく

ださい。

9. 光から防護しながら抽

出物を適切なフィルターで

濾過します。

10. 溶液を、対応する各セ

ルに移します。

11. 手法番号 2507 または

2508 を選択します。 元の試料と抽出物(フラス

コ)の体積を入力します(こ

こでは 10ml)。

12. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。

13. 14. 15.

16. 17.

Page 14: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 273

利用例 ・ 電気めっき槽のクロム 固有色

測定範囲: 20~400 g/l CrO3 10mm セル

10~200 g/l CrO3 20mm セル

4.0~80.0 g/l CrO3 50mm セル

1. ピペットで 5.0ml の試料

を 100ml 容量フラスコに取

り、標線まで蒸留水を満た

して、よく攪拌します。

2. ピペットで 4.0ml の希釈

試料を 100ml 容量フラスコ

に取り、標線まで蒸留水を

満たして、よく攪拌します。

3. ピペットで 5.0ml の希釈

試料(1:500)を空の丸セル

(空セル)に取ります。

4. 5.0ml の硫酸 40%を加

え、ねじぶたでセルを閉じて

攪拌します。

5. 溶液を、対応する各セル

に移します。

6. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。メニューで[Cu-bath]手法(手法番号 20)を選択

します。

Page 15: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 274

利用例 ・ 色(分光吸収係数) EN ISO 7887 に準拠

測定範囲: 1~250m-1 436 nm 10mm セル 手法番号 015a(436)

0,3~125,0 m-1 436 nm 20mm セル 手法番号 015a(436)

0.1~50.0 m-1 436 nm 50mm セル 手法番号 015a(436) 1~250 m-1 525 nm 10mm セル 手法番号 061a(525)

0,3~125,0 m-1 525 nm 20mm セル 手法番号 061a(525)

0.1~50.0 m-1 525 nm 50mm セル 手法番号 061a(525) 1~250 m-1 620 nm 10mm セル 手法番号 078a(620)

0.3~125,0 m-1 620 nm 20mm セル 手法番号 078a(620)

0.1~50.0 m-1 620 nm 50mm セル 手法番号 078a(620)

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。

2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントに置き、手法番号 15、61、または 78 を選択しま

す。

注: 濾過された試料 = 本当の色。 濾過されていない試料 = 見かけ上の色。

Page 16: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 275

利用例 ・ 色(本当の色 - 410 nm) EN ISO 7887 に準拠

測定範囲: 10~2500mg/l Pt 10~2500mg/l Pt/Co 10~2500 CU 10mm セル

5~1250 mg/l Pt 5~1250 mg/l Pt/Co 5~1250 CU 20mm セル

2~500 mg/l Pt 2~500 mg/l Pt/Co 2~500 CU 50mm セル

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。

2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントに置き、手法番号 303を選択します。

Page 17: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 276

利用例 ・ 色度(プラチナ-コバルト標準法) APHA 2120B、DIN EN ISO 6271-2、Water Research Vol. 30, No. 11, 2771-2775, 1996 に準拠

測定範囲: 1~500mg/l Pt/Co 1~500mg/l Pt 1~500 色度 1~500 CU 340 nm 10mm セル

1~250 mg/l Pt/Co 1~250 mg/l Pt 1~250 色度 1~250 CU 340 nm 20mm セル

0.2~100.0 mg/l Pt/Co 0.2~100.0 mg/l Pt 0.2~100.0 色度 0.2~100.0 CU 340 nm 50mm セル

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。

2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントに置き、手法番号 32 を

選択します。

注: 濾過された試料 = 本当の色。 濾過されていない試料 = 見かけ上の色。

Page 18: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 277

利用例 ・ 色度(プラチナ-コバルト標準法) APHA 2120B、DIN 53409、Water Research Vol. 30, No. 11, 2771-2775, 1996 に準拠

測定範囲: 1~1000mg/l Pt/Co 1~1000mg/l Pt 1~1000 色度 1~1000 CU 445 nm 50mm セル 手法番号 179

1~1000mg/l Pt/Co 1~1000mg/l Pt 1~1000 色度 1~1000 CU 455 nm 50mm セル 手法番号 180

1~1000mg/l Pt/Co 1~1000mg/l Pt 1~1000 色度 1~1000 CU 465 nm 50mm セル 手法番号 181

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。

2. 溶液をセルに移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントに置き、手法番号 179、180、または181を選択しま

す。

注: 濾過された試料 = 本当の色。 濾過されていない試料 = 見かけ上の色。

Page 19: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 278

利用例 ・ 電気めっき槽の銅 固有色

測定範囲: 10.0~80.0 g/l Cu 10mm セル

5.0~40.0 g/l Cu 20mm セル

2.0~16.0 g/l Cu 50mm セル

1. ピペットで 25 ml の試料

を 100ml 容量フラスコに取

り、標線まで蒸留水を満た

して、よく攪拌します。

2. ピペットで 5.0ml の希釈

試料(1:4)を空の丸セル

(空セル)に取ります。

3. 5.0ml の硫酸 40%を加

え、ねじぶたでセルを閉じて

攪拌します。

4. 溶液を、対応する各セル

に移します。 5. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。メニューで[Cu-bath]手法(手法番号 83)を選択

します。

Page 20: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 279

利用例 ・ ヨウ素色番号 DIN 6162A に準拠

測定範囲: 0.05~3.00 IFZ 340 nm 10mm セル

0.03~1.50 IFZ 340 nm 20mm セル

0.010~0.600 IFZ 340 nm 50mm セル

1. 試料を濾過します。 2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 33)を選択し

ます。

Page 21: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 280

利用例 ・ ヨウ素色番号 DIN 6162A に準拠

測定範囲: 0.05~3.00 IFZ 340 nm 10mm セル

0.03~1.50 IFZ 340 nm 20mm セル

0.010~0.600 IFZ 340 nm 50mm セル

1. 試料を濾過します。 2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 33)を選択し

ます。

Page 22: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 281

利用例 ・ ヨウ素色番号 DIN 6162A に準拠

測定範囲: 1.0~50.0 IFZ 445 nm 10mm セル

0.5~25.0 IFZ 445 nm 20mm セル

0.2~10.0 IFZ 445 nm 50mm セル

1. 試料を濾過します。 2. 溶液を、対応する各セル

に移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 21)を選択し

ます。

4. 5.

Page 23: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 282

利用例 ・ 上下水道の水銀 測定範囲: 0.025~1.000mg/l Hg 50mm セル

1. 試料の pH が pH 3~7であるかチェックします。 必要ならば、水酸化ナトリ

ウム水溶液または酢酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

2. ピペットで 5.0ml の試料

を試験管に取ります。 3. ピペットで 1.0 ml の試薬

1 を加えて攪拌します。 4. ピペットで 1.5 ml の試薬

2 を加えて攪拌します。 5. 反応時間:5 分間

6. 溶液をセルに移します。 7. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Mercury]手法

(手法番号 135)を選択しま

す。

8. 9. 10.

重要:

使用する試薬 1、2、および 2 の正確な組成と調製は、対応する利

用例に記載されています。また、使用する手法の詳細な内容もここ

に記載されています。この利用例は、要求に応じて用意されます

が、http://photometry.merck.de から直接ダウンロードもできま

す。

Page 24: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 283

利用例 ・ 電気めっき槽のニッケル 固有色

測定範囲: 10~120 g/l Ni 10mm セル

5.0~60.0 g/l Ni 20mm セル

2.0~24.0 g/l Ni 50mm セル

1. ピペットで試料 5.0 ml を丸セル(空のセル、CAT 番

号 250621)に取ります。

2. 5.0ml の硫酸 40%を加

え、ねじぶたでセルを閉じて

攪拌します。

3. 溶液を、対応する各セル

に移します。 4. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Ni-bath]手法

(手法番号 57)を選択しま

す。

5.

Page 25: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 284

利用例 ・ 硝酸 紫外線範囲での直接測定は、APHA 4500-NO3-B に類似

測定範囲: 0.0~7.0mg/l NO3-N 10mm セル

1. 試料を濾過します。 2. 50ml の試料をガラス容

器に取ります。 3. 分析のため 1mol/l の塩

酸 1ml をピペットで加え、撹

拌します。

4. 溶液を水晶セルに移し

ます。 5. 各セルをセルコンパート

メントにセットし、測定しま

す。 手法番号 2503 を選択しま

す。

重要:

ディスプレイに[Condition not met](条件が満たされていません)

と表示された場合、これは、試料による影響(マトリックス効果)で

す。

この場合、評価はできません。

Page 26: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 285

利用例 ・ 排水のパラジウム 測定範囲: 0.05~1.25mg/l Pd 10mm セル

1. 試料の pH が pH 2~5であるかチェックします。 必要な場合、水酸化ナトリ

ウム水溶液または硫酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

2. ピペットで試料 5.0 ml を丸セル(空のセル、CAT 番

号 250621)に取ります。

3. ピペットで 1.0ml の試薬

1 を加え、ねじぶたでセルを

閉じて攪拌します。

4. 試料の pH が pH 3.0 で

あるかチェックします。 必要な場合、水酸化ナトリ

ウム水溶液または硫酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

5. ピペットで 0.20 ml の試

薬 2 を加え、ねじぶたでセ

ルを閉じて攪拌します。

6. ピペットで 5.0ml のイソ

アミルアルコールを加え、

ねじぶたでセルを閉じま

す。

7. 1 分間、セルをよく振りま

す。 上澄液が分離するまで放置

します。

8. ピペットで試験管から上

澄液を吸引し、無水硫酸ナ

トリウムを乾燥させます。

9. 乾燥溶液をセルに移し

ます。 10. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Palladium]手

法(手法番号 133)を選択し

ます。

注:

この準備にはねじぶた付きの空のセル(CAT 番号 250621)の使

用を推奨します。これらのセルはねじぶたで密封できるため、危険

なしに試料を攪拌できます。

重要:

使用する試薬 1、2、および 2 の正確な組成と調製は、対応する利

用例に記載されています。また、使用する手法の詳細な内容もここ

に記載されています。この利用例は、要求に応じて用意されます

が、http://photometry.merck.de から直接ダウンロードもできま

す。

Page 27: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 286

利用例 ・ 上下水道のプラチナ 測定範囲: 0.10~1.25mg/l Pt 10mm セル

測定は、ブランク溶液を蒸留水と試薬で調製し、

10mm の角セルに入れて、690 nm で実行します。

1. 試料の pH が pH 2~5であるかチェックします。 必要な場合、水酸化ナトリ

ウム水溶液または硫酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

2. ピペットで試料 5.0 ml を丸セル(空のセル、CAT 番

号 250621)に取ります。

3. ピペットで 1.0 ml の試薬

1 を加え、ねじぶたでセルを

閉じて攪拌します。

4. ピペットで 0.50 ml の試

薬 2 を加え、ねじぶたでセ

ルを閉じて攪拌します。

5. 試料の pH が pH 6.5 で

あるかチェックします。 必要な場合、水酸化ナトリ

ウム水溶液または硫酸を 1滴ずつ加えて、pH を調整し

ます。

6. リアクターを 100°C に設

定して、セルを 5 分間加熱

します。

7. リアクターからセルを取

出し、試験管立てに立て

て、室温まで放冷します。

8. ピペットで 5.0ml のイソ

ブチルメチルケトン GRを加

え、ねじぶたでセルを閉じま

す。

9. 1 分間、セルをよく振りま

す。 上澄液が分離するまで放置

します。

10. ピペットで試験管から

上澄液を吸引し、無水硫酸

ナトリウムを乾燥させます。

11. 乾燥溶液をセルに移し

ます。 12. 各セルをセルコンパー

トメントにセットし、測定しま

す。 メニューで[Platinum]手法

(手法番号 134)を選択しま

す。

注:

この準備にはねじぶた付きの空のセル(CAT 番号 250621)の使

用を推奨します。これらのセルはねじぶたで密封できるため、危険

なしに試料を攪拌できます。

重要:

使用する試薬 1、2、および 2 の正確な組成と調製は、対応する利

用例に記載されています。また、使用する手法の詳細な内容もここ

に記載されています。この利用例は、要求に応じて用意されます

が、http://photometry.merck.de から直接ダウンロードもできま

す。

Page 28: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 287

利用例 ・ 分光吸収係数 α(254) DIN 38404 に準拠

測定範囲: 3~250 m-1 254 nm 10mm セル

1~125 m-1 254 nm 20mm セル

0.5~50.0 m-1 254 nm 50mm セル

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。

2. 溶液をセルに移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 300)を選択し

ます。

4. 5.

Page 29: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 288

利用例 ・ 分光減衰係数 µ(254) DIN 38404 に準拠

測定範囲: 3~250 m-1 254 nm 10mm セル

1~125 m-1 254 nm 20mm セル

0.5~50.0 m-1 254 nm 50mm セル

1. 試料液を振って、濁度成

分を均一にします。濁度成

分が分離しないように、直

ちに測定します。

2. 溶液をセルに移します。 3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 301)を選択し

ます

注: 濁度補正機能を有効にすると(4.5.9 節「自動濁度補正」

の機能を参照)、修正分光減衰係数 µ(254)korr を測定

できます。 濁度補正は、DIN 38404 に従って 550 nm で実行されま

す。

Page 30: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 289

利用例 ・ 分光吸収係数 α(436) EN ISO 7887 に準拠

測定範囲: 3~250 m-1 436 nm 10mm セル

1~125 m-1 436 nm 20mm セル

0.5~50.0 m-1 436 nm 50mm セル

1. 孔径 0.45 µm のメンブレ

ンフィルターで試料液を濾

過します。 注: 濾過された試料 = 本当の色 濾過されていない試料 = 見かけ上の色

2. 溶液をセルに移します。

3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 302)を選択し

ます。

Page 31: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 290

利用例 ・ 懸濁固形物 測定範囲: 25~750mg/l 懸濁物質 20mm セル

1. 高速回転するミキサー

で、500ml の試料を 2 分間

均一化します。

2. 溶液をセルに移します。

3. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 182)を選択し

ます。

Page 32: 使用できる測定法2510 クロロフィル -a(DIN)、20 mm 測定値、単位: μg/l Chl 固有色 2511 クロロフィル -a(DIN)、50 mm 測定値、単位: μg/l Chl

ba75728d09 07/2015 photoLab® / spectroFlex Serie 6000/7000 291

利用例 ・ 濁度 EN ISO 7027 に準拠

測定範囲: 1~100 FAU 550 nm 50mm セル

1. 試料をセルに移します。

2. セルをセルコンパートメ

ントにセットし、メニューで手

法(手法番号 77)を選択し

ます。