第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造...

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Page 1: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

簿

第10部門

第9部門

第8部門

第7部門

第6部門

第5部門

第4部門

第3部門

第2部門

第1部門

タイル張工左官建築板金工及び建設機械運転の職業等 helliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphellip

建設の職業等

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衣服の職業

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染色紡糸等繊維製造の職業

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輸送用機械器具組立修理の職業等

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電気機械器具組立修理及び電気作業関係の職業

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一般機械器具組立修理の職業等

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金属溶接溶断めっき工その他の金属加工等の職業

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金属加工の職業

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金属材料製造の職業

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21 19 17 15 14 12 9 7 4 1

技能者表彰審査委員名簿

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技能者表彰規程

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被表彰者就業地別一覧

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第2 0部門

第19部門

第18部門

第17部門

第16部門

第15部門

第14部門

第13部門

第12部門

第11部門

その他の職業

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装身具等身の回り品製造の職業 helliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphellip

広告美術工製図工包装工等の職業

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内張工表具師塗装工及び内装仕上工等の職業

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飲食物調理及び接客サービスの職業

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生活衛生サービスの職業

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食料品製造の職業等

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木竹草つる製品製造の職業等

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窯業製品製造の職業等

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植木職造園工等の職業

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49 44 41 40 38 37 35 32 30 28 26 24 23

愛知県

トヨタ自動車

(

)

第1部門

愛知県

機械込造型工

千葉県

製銑工

栃木県

非鉄金属

熱間圧延工

栃木県

鋳込工

北海道

5 4 3 2 1 整理番号

(

六十三歳

)

自由鍛造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 光

 み

 俊

 と

(年 齢)

(

五十五歳

)

 斉

 ひ

(

五十八歳

)

 博

 ひ

(

五十五歳

)

 保

 や

(

五十八歳

)

就 業 地

 氏は三七年間にわたり一貫して自動車用鋳造部品の木型製作及び鋳造業務

に従事してきたモータースポーツの鋳造品生産において〇

〇五の高

精度の手加工技能を発揮また軽量化に拘った薄肉で複雑な形状の鋳造品

の木型製作方法の標準づくりに取り組み鋳造品の生産性と品質を他社の追

従を許さない世界トップレベルに押し上げた技能五輪国際大会全国大会

で培った技能と経験を生かして後進の指導育成にも努めている

入社以来一貫して溶鉱炉の操業に従事五〇〇以上の膨大な温度圧力

データ等から溶鉱炉内の反応状況や設備異常の些細な兆候を的確に把握判

断する技能に卓越し当該技能の体系化により溶鉱炉の安定操業に貢献し

たまた豊富な知識と経験に基づく技能を伝承すべく教育の仕組み作りにも

取り組み後進の指導に尽力している

さらに現在も稼働を続ける千葉第六溶鉱炉の改修においては当時の世

界最短記録(六二日間)での改修にも貢献した

熱間圧延工程に三〇年以上携わり製品ごとに最適な条件を迅速に判断

し圧延中も状況に応じて調整を行うことのできる高度な技能を有し熱間

圧延の第一人者として品質向上や生産性の向上に貢献してきたまた熱間

圧延工程の構造を熟知しており仕上圧延機における準備余裕時間の削減で

は各作業の有効性効率性を再分析し改善内容の策定を行い年間一〇〇

時間以上を削減準備時間の削減に伴い圧延機の稼働時間を増加させるこ

とに成功し工場の生産能力向上に貢献した

エンジン部品のカムシャフト生産ラインで二〇発生していた鋳造欠陥の

焼き付き不良が砂型内部で発生するガスの影響である事を解析実証しガ

ス抜きが可能な砂型を考案し不良品の撲滅に成功したこの砂型は特許を取

得し社内外の鋳造製作において標準化されたそれにより従来の五本取

りから一本取りの砂型が実現し工場の生産能力が三〇向上したこと

で海外拠点も含めたグローバル供給できる生産量が実現した

 入社以来四五年間にわたり鍛造技能の研鑽に努め大型かつ複雑な形状の

特殊異形品の鍛造技能に卓越し成果を挙げてきた特に世界最大の洋上風車

杭打ち用アンビルのようなプレス機の能力を超える形状の製品に対してプ

レス成形するための使用治具の改善鍛錬工程圧下要領を考案し品質や

生産性も向上させつつ製造可能とした現在は現場作業員技術スタッフに

対してOJTにより鍛造技能や新工程の発想要領を伝承中である

技 能 功 績 の 概 要

所 属 名

北海道

(

)

日本製鋼所

室蘭製作所

栃木県

日産自動車

(

)

栃木工場

栃木県

(

)

神戸製鋼所

真岡製造所

千葉県

JFEスチール

(株

)

東日本製鉄所

- 1 -

新日鐵住金

(

)

鋼管事業部 尼崎製造所

大阪府

(

)

造幣局

京都府

所 属 名

 エネルギー産業向け大径継ぎ目無し鋼管の熱間押抜製管法に関する技能に

卓越し製管工具等の改善押し抜き力計算精度向上による製管段取の適正

化等の高能率製管技法の確立プレス挙動計測システム確立による寸法精度

改善等大幅な生産性向上品質異常(疵寸法不良)の低減に寄与した

現在は自己の経験を活かした後進の育成及び生産変動に強い工場体制の確

立に向けた多能工化の推進に積極的に貢献している

 金属圧延板から貨幣の元になる「円形」と呼ばれる円板の加工に長年従事

し一円から五〇〇円用の円形の全てにおいて直径plusmn〇

〇一単位の精

度が求められる厳しい品質検査において優れた技能を発揮している圧穿や

焼鈍等の加工特性の知識を活かして検査情報を的確にフィードバックし円

形の品質を維持することで均一な貨幣の製造に貢献一級機械保全技能士と

して設備保全にまた職業訓練指導員として後進の育成にも寄与している

鍛金鋳金彫金等京都の金属工芸の伝統的技法を継承する貴重な存在

である社寺仏閣の所蔵品や各種文化財の修理復元も広く手がけており文

化財の保護に貢献している古墳から出土した装飾品の復元を行ったことも

あるまた歴史的建築物における工芸装飾の復元や現代工芸の中に伝統

の技を生かす試みにも参加している

 金属材料の元素分析に四四年従事しその間幾多の発明考案により多数の

特許を取得この卓越した技能を駆使して産業の発展及び作業者の負荷軽減

による福祉の増進に貢献直近では国内外のターボチャージャー搭載車の

タービンホイールの量産化に貢献した迅速分析方法を開発し排気ガスのク

リーン化等を通して広く社会に貢献している更に後継者の指導育成に

も積極的に貢献している

 熱処理品の処理および浸炭炉の運用管理に長年従事し炉操業中の最適

炭素濃度の状態をつくりあげる客先からの厳しい図面要求値にもテスト

ピ丨スを駆使し材質質量形状による浸炭硬化深さの変動を見込んだ熱

処理条件の決定に対して〇

一単位で調整することができる卓越した技能

を有しているさらにその技能を生かして校正作業時の数値化による作業

の標準化等を通し後継者の育成にも積極的に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

金属工芸平安美芳

愛知県

(

)

大同分析リサーチ

愛知県

豊和工業

(

)

就 業 地

兵庫県

 昭

 あ

(

六十二歳

)

職 種 名

(

六十歳

)

 辰

 た

(

四十六歳

)

 和

 か

(

七十三歳

)

 政

 ま

(

六十六歳

)

金属熱処理工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

兵庫県

熱間圧延工

大阪府

中間製品検査工

京都府

手かじ(鍛造)工

愛知県

金属組織検査工

愛知県

10 9 8 7 6 整理番号

 保

 や

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 2 -

所 属 名

高炉に原料を供給するベルトコンベアの摩擦音等からベルト蛇行の予兆

を検知する技能並びに高炉の羽口の輝度等から吹き込まれる高温空気の温

度供給量変動を検知する技能に卓越し操業トラブルを未然に防ぎ高炉一

基あたりの国内記録である月産四四万tの達成に貢献した自身の技能を約

一〇〇頁に及ぶ高炉工程の設備とプロセスに関する標準書教育資料として

まとめ全国六箇所の製鉄所で活用されている

技 能 功 績 の 概 要

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

就 業 地

職 種 名

(

六十歳

)

製銑工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

大分県

11 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 3 -

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 2: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

技能者表彰審査委員名簿

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技能者表彰規程

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被表彰者就業地別一覧

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第2 0部門

第19部門

第18部門

第17部門

第16部門

第15部門

第14部門

第13部門

第12部門

第11部門

その他の職業

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装身具等身の回り品製造の職業 helliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphelliphellip

広告美術工製図工包装工等の職業

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内張工表具師塗装工及び内装仕上工等の職業

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飲食物調理及び接客サービスの職業

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生活衛生サービスの職業

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食料品製造の職業等

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木竹草つる製品製造の職業等

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窯業製品製造の職業等

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植木職造園工等の職業

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49 44 41 40 38 37 35 32 30 28 26 24 23

愛知県

トヨタ自動車

(

)

第1部門

愛知県

機械込造型工

千葉県

製銑工

栃木県

非鉄金属

熱間圧延工

栃木県

鋳込工

北海道

5 4 3 2 1 整理番号

(

六十三歳

)

自由鍛造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 光

 み

 俊

 と

(年 齢)

(

五十五歳

)

 斉

 ひ

(

五十八歳

)

 博

 ひ

(

五十五歳

)

 保

 や

(

五十八歳

)

就 業 地

 氏は三七年間にわたり一貫して自動車用鋳造部品の木型製作及び鋳造業務

に従事してきたモータースポーツの鋳造品生産において〇

〇五の高

精度の手加工技能を発揮また軽量化に拘った薄肉で複雑な形状の鋳造品

の木型製作方法の標準づくりに取り組み鋳造品の生産性と品質を他社の追

従を許さない世界トップレベルに押し上げた技能五輪国際大会全国大会

で培った技能と経験を生かして後進の指導育成にも努めている

入社以来一貫して溶鉱炉の操業に従事五〇〇以上の膨大な温度圧力

データ等から溶鉱炉内の反応状況や設備異常の些細な兆候を的確に把握判

断する技能に卓越し当該技能の体系化により溶鉱炉の安定操業に貢献し

たまた豊富な知識と経験に基づく技能を伝承すべく教育の仕組み作りにも

取り組み後進の指導に尽力している

さらに現在も稼働を続ける千葉第六溶鉱炉の改修においては当時の世

界最短記録(六二日間)での改修にも貢献した

熱間圧延工程に三〇年以上携わり製品ごとに最適な条件を迅速に判断

し圧延中も状況に応じて調整を行うことのできる高度な技能を有し熱間

圧延の第一人者として品質向上や生産性の向上に貢献してきたまた熱間

圧延工程の構造を熟知しており仕上圧延機における準備余裕時間の削減で

は各作業の有効性効率性を再分析し改善内容の策定を行い年間一〇〇

時間以上を削減準備時間の削減に伴い圧延機の稼働時間を増加させるこ

とに成功し工場の生産能力向上に貢献した

エンジン部品のカムシャフト生産ラインで二〇発生していた鋳造欠陥の

焼き付き不良が砂型内部で発生するガスの影響である事を解析実証しガ

ス抜きが可能な砂型を考案し不良品の撲滅に成功したこの砂型は特許を取

得し社内外の鋳造製作において標準化されたそれにより従来の五本取

りから一本取りの砂型が実現し工場の生産能力が三〇向上したこと

で海外拠点も含めたグローバル供給できる生産量が実現した

 入社以来四五年間にわたり鍛造技能の研鑽に努め大型かつ複雑な形状の

特殊異形品の鍛造技能に卓越し成果を挙げてきた特に世界最大の洋上風車

杭打ち用アンビルのようなプレス機の能力を超える形状の製品に対してプ

レス成形するための使用治具の改善鍛錬工程圧下要領を考案し品質や

生産性も向上させつつ製造可能とした現在は現場作業員技術スタッフに

対してOJTにより鍛造技能や新工程の発想要領を伝承中である

技 能 功 績 の 概 要

所 属 名

北海道

(

)

日本製鋼所

室蘭製作所

栃木県

日産自動車

(

)

栃木工場

栃木県

(

)

神戸製鋼所

真岡製造所

千葉県

JFEスチール

(株

)

東日本製鉄所

- 1 -

新日鐵住金

(

)

鋼管事業部 尼崎製造所

大阪府

(

)

造幣局

京都府

所 属 名

 エネルギー産業向け大径継ぎ目無し鋼管の熱間押抜製管法に関する技能に

卓越し製管工具等の改善押し抜き力計算精度向上による製管段取の適正

化等の高能率製管技法の確立プレス挙動計測システム確立による寸法精度

改善等大幅な生産性向上品質異常(疵寸法不良)の低減に寄与した

現在は自己の経験を活かした後進の育成及び生産変動に強い工場体制の確

立に向けた多能工化の推進に積極的に貢献している

 金属圧延板から貨幣の元になる「円形」と呼ばれる円板の加工に長年従事

し一円から五〇〇円用の円形の全てにおいて直径plusmn〇

〇一単位の精

度が求められる厳しい品質検査において優れた技能を発揮している圧穿や

焼鈍等の加工特性の知識を活かして検査情報を的確にフィードバックし円

形の品質を維持することで均一な貨幣の製造に貢献一級機械保全技能士と

して設備保全にまた職業訓練指導員として後進の育成にも寄与している

鍛金鋳金彫金等京都の金属工芸の伝統的技法を継承する貴重な存在

である社寺仏閣の所蔵品や各種文化財の修理復元も広く手がけており文

化財の保護に貢献している古墳から出土した装飾品の復元を行ったことも

あるまた歴史的建築物における工芸装飾の復元や現代工芸の中に伝統

の技を生かす試みにも参加している

 金属材料の元素分析に四四年従事しその間幾多の発明考案により多数の

特許を取得この卓越した技能を駆使して産業の発展及び作業者の負荷軽減

による福祉の増進に貢献直近では国内外のターボチャージャー搭載車の

タービンホイールの量産化に貢献した迅速分析方法を開発し排気ガスのク

リーン化等を通して広く社会に貢献している更に後継者の指導育成に

も積極的に貢献している

 熱処理品の処理および浸炭炉の運用管理に長年従事し炉操業中の最適

炭素濃度の状態をつくりあげる客先からの厳しい図面要求値にもテスト

ピ丨スを駆使し材質質量形状による浸炭硬化深さの変動を見込んだ熱

処理条件の決定に対して〇

一単位で調整することができる卓越した技能

を有しているさらにその技能を生かして校正作業時の数値化による作業

の標準化等を通し後継者の育成にも積極的に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

金属工芸平安美芳

愛知県

(

)

大同分析リサーチ

愛知県

豊和工業

(

)

就 業 地

兵庫県

 昭

 あ

(

六十二歳

)

職 種 名

(

六十歳

)

 辰

 た

(

四十六歳

)

 和

 か

(

七十三歳

)

 政

 ま

(

六十六歳

)

金属熱処理工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

兵庫県

熱間圧延工

大阪府

中間製品検査工

京都府

手かじ(鍛造)工

愛知県

金属組織検査工

愛知県

10 9 8 7 6 整理番号

 保

 や

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 2 -

所 属 名

高炉に原料を供給するベルトコンベアの摩擦音等からベルト蛇行の予兆

を検知する技能並びに高炉の羽口の輝度等から吹き込まれる高温空気の温

度供給量変動を検知する技能に卓越し操業トラブルを未然に防ぎ高炉一

基あたりの国内記録である月産四四万tの達成に貢献した自身の技能を約

一〇〇頁に及ぶ高炉工程の設備とプロセスに関する標準書教育資料として

まとめ全国六箇所の製鉄所で活用されている

技 能 功 績 の 概 要

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

就 業 地

職 種 名

(

六十歳

)

製銑工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

大分県

11 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 3 -

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 3: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

愛知県

トヨタ自動車

(

)

第1部門

愛知県

機械込造型工

千葉県

製銑工

栃木県

非鉄金属

熱間圧延工

栃木県

鋳込工

北海道

5 4 3 2 1 整理番号

(

六十三歳

)

自由鍛造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 光

 み

 俊

 と

(年 齢)

(

五十五歳

)

 斉

 ひ

(

五十八歳

)

 博

 ひ

(

五十五歳

)

 保

 や

(

五十八歳

)

就 業 地

 氏は三七年間にわたり一貫して自動車用鋳造部品の木型製作及び鋳造業務

に従事してきたモータースポーツの鋳造品生産において〇

〇五の高

精度の手加工技能を発揮また軽量化に拘った薄肉で複雑な形状の鋳造品

の木型製作方法の標準づくりに取り組み鋳造品の生産性と品質を他社の追

従を許さない世界トップレベルに押し上げた技能五輪国際大会全国大会

で培った技能と経験を生かして後進の指導育成にも努めている

入社以来一貫して溶鉱炉の操業に従事五〇〇以上の膨大な温度圧力

データ等から溶鉱炉内の反応状況や設備異常の些細な兆候を的確に把握判

断する技能に卓越し当該技能の体系化により溶鉱炉の安定操業に貢献し

たまた豊富な知識と経験に基づく技能を伝承すべく教育の仕組み作りにも

取り組み後進の指導に尽力している

さらに現在も稼働を続ける千葉第六溶鉱炉の改修においては当時の世

界最短記録(六二日間)での改修にも貢献した

熱間圧延工程に三〇年以上携わり製品ごとに最適な条件を迅速に判断

し圧延中も状況に応じて調整を行うことのできる高度な技能を有し熱間

圧延の第一人者として品質向上や生産性の向上に貢献してきたまた熱間

圧延工程の構造を熟知しており仕上圧延機における準備余裕時間の削減で

は各作業の有効性効率性を再分析し改善内容の策定を行い年間一〇〇

時間以上を削減準備時間の削減に伴い圧延機の稼働時間を増加させるこ

とに成功し工場の生産能力向上に貢献した

エンジン部品のカムシャフト生産ラインで二〇発生していた鋳造欠陥の

焼き付き不良が砂型内部で発生するガスの影響である事を解析実証しガ

ス抜きが可能な砂型を考案し不良品の撲滅に成功したこの砂型は特許を取

得し社内外の鋳造製作において標準化されたそれにより従来の五本取

りから一本取りの砂型が実現し工場の生産能力が三〇向上したこと

で海外拠点も含めたグローバル供給できる生産量が実現した

 入社以来四五年間にわたり鍛造技能の研鑽に努め大型かつ複雑な形状の

特殊異形品の鍛造技能に卓越し成果を挙げてきた特に世界最大の洋上風車

杭打ち用アンビルのようなプレス機の能力を超える形状の製品に対してプ

レス成形するための使用治具の改善鍛錬工程圧下要領を考案し品質や

生産性も向上させつつ製造可能とした現在は現場作業員技術スタッフに

対してOJTにより鍛造技能や新工程の発想要領を伝承中である

技 能 功 績 の 概 要

所 属 名

北海道

(

)

日本製鋼所

室蘭製作所

栃木県

日産自動車

(

)

栃木工場

栃木県

(

)

神戸製鋼所

真岡製造所

千葉県

JFEスチール

(株

)

東日本製鉄所

- 1 -

新日鐵住金

(

)

鋼管事業部 尼崎製造所

大阪府

(

)

造幣局

京都府

所 属 名

 エネルギー産業向け大径継ぎ目無し鋼管の熱間押抜製管法に関する技能に

卓越し製管工具等の改善押し抜き力計算精度向上による製管段取の適正

化等の高能率製管技法の確立プレス挙動計測システム確立による寸法精度

改善等大幅な生産性向上品質異常(疵寸法不良)の低減に寄与した

現在は自己の経験を活かした後進の育成及び生産変動に強い工場体制の確

立に向けた多能工化の推進に積極的に貢献している

 金属圧延板から貨幣の元になる「円形」と呼ばれる円板の加工に長年従事

し一円から五〇〇円用の円形の全てにおいて直径plusmn〇

〇一単位の精

度が求められる厳しい品質検査において優れた技能を発揮している圧穿や

焼鈍等の加工特性の知識を活かして検査情報を的確にフィードバックし円

形の品質を維持することで均一な貨幣の製造に貢献一級機械保全技能士と

して設備保全にまた職業訓練指導員として後進の育成にも寄与している

鍛金鋳金彫金等京都の金属工芸の伝統的技法を継承する貴重な存在

である社寺仏閣の所蔵品や各種文化財の修理復元も広く手がけており文

化財の保護に貢献している古墳から出土した装飾品の復元を行ったことも

あるまた歴史的建築物における工芸装飾の復元や現代工芸の中に伝統

の技を生かす試みにも参加している

 金属材料の元素分析に四四年従事しその間幾多の発明考案により多数の

特許を取得この卓越した技能を駆使して産業の発展及び作業者の負荷軽減

による福祉の増進に貢献直近では国内外のターボチャージャー搭載車の

タービンホイールの量産化に貢献した迅速分析方法を開発し排気ガスのク

リーン化等を通して広く社会に貢献している更に後継者の指導育成に

も積極的に貢献している

 熱処理品の処理および浸炭炉の運用管理に長年従事し炉操業中の最適

炭素濃度の状態をつくりあげる客先からの厳しい図面要求値にもテスト

ピ丨スを駆使し材質質量形状による浸炭硬化深さの変動を見込んだ熱

処理条件の決定に対して〇

一単位で調整することができる卓越した技能

を有しているさらにその技能を生かして校正作業時の数値化による作業

の標準化等を通し後継者の育成にも積極的に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

金属工芸平安美芳

愛知県

(

)

大同分析リサーチ

愛知県

豊和工業

(

)

就 業 地

兵庫県

 昭

 あ

(

六十二歳

)

職 種 名

(

六十歳

)

 辰

 た

(

四十六歳

)

 和

 か

(

七十三歳

)

 政

 ま

(

六十六歳

)

金属熱処理工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

兵庫県

熱間圧延工

大阪府

中間製品検査工

京都府

手かじ(鍛造)工

愛知県

金属組織検査工

愛知県

10 9 8 7 6 整理番号

 保

 や

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 2 -

所 属 名

高炉に原料を供給するベルトコンベアの摩擦音等からベルト蛇行の予兆

を検知する技能並びに高炉の羽口の輝度等から吹き込まれる高温空気の温

度供給量変動を検知する技能に卓越し操業トラブルを未然に防ぎ高炉一

基あたりの国内記録である月産四四万tの達成に貢献した自身の技能を約

一〇〇頁に及ぶ高炉工程の設備とプロセスに関する標準書教育資料として

まとめ全国六箇所の製鉄所で活用されている

技 能 功 績 の 概 要

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

就 業 地

職 種 名

(

六十歳

)

製銑工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

大分県

11 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 3 -

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 4: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

新日鐵住金

(

)

鋼管事業部 尼崎製造所

大阪府

(

)

造幣局

京都府

所 属 名

 エネルギー産業向け大径継ぎ目無し鋼管の熱間押抜製管法に関する技能に

卓越し製管工具等の改善押し抜き力計算精度向上による製管段取の適正

化等の高能率製管技法の確立プレス挙動計測システム確立による寸法精度

改善等大幅な生産性向上品質異常(疵寸法不良)の低減に寄与した

現在は自己の経験を活かした後進の育成及び生産変動に強い工場体制の確

立に向けた多能工化の推進に積極的に貢献している

 金属圧延板から貨幣の元になる「円形」と呼ばれる円板の加工に長年従事

し一円から五〇〇円用の円形の全てにおいて直径plusmn〇

〇一単位の精

度が求められる厳しい品質検査において優れた技能を発揮している圧穿や

焼鈍等の加工特性の知識を活かして検査情報を的確にフィードバックし円

形の品質を維持することで均一な貨幣の製造に貢献一級機械保全技能士と

して設備保全にまた職業訓練指導員として後進の育成にも寄与している

鍛金鋳金彫金等京都の金属工芸の伝統的技法を継承する貴重な存在

である社寺仏閣の所蔵品や各種文化財の修理復元も広く手がけており文

化財の保護に貢献している古墳から出土した装飾品の復元を行ったことも

あるまた歴史的建築物における工芸装飾の復元や現代工芸の中に伝統

の技を生かす試みにも参加している

 金属材料の元素分析に四四年従事しその間幾多の発明考案により多数の

特許を取得この卓越した技能を駆使して産業の発展及び作業者の負荷軽減

による福祉の増進に貢献直近では国内外のターボチャージャー搭載車の

タービンホイールの量産化に貢献した迅速分析方法を開発し排気ガスのク

リーン化等を通して広く社会に貢献している更に後継者の指導育成に

も積極的に貢献している

 熱処理品の処理および浸炭炉の運用管理に長年従事し炉操業中の最適

炭素濃度の状態をつくりあげる客先からの厳しい図面要求値にもテスト

ピ丨スを駆使し材質質量形状による浸炭硬化深さの変動を見込んだ熱

処理条件の決定に対して〇

一単位で調整することができる卓越した技能

を有しているさらにその技能を生かして校正作業時の数値化による作業

の標準化等を通し後継者の育成にも積極的に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

金属工芸平安美芳

愛知県

(

)

大同分析リサーチ

愛知県

豊和工業

(

)

就 業 地

兵庫県

 昭

 あ

(

六十二歳

)

職 種 名

(

六十歳

)

 辰

 た

(

四十六歳

)

 和

 か

(

七十三歳

)

 政

 ま

(

六十六歳

)

金属熱処理工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

兵庫県

熱間圧延工

大阪府

中間製品検査工

京都府

手かじ(鍛造)工

愛知県

金属組織検査工

愛知県

10 9 8 7 6 整理番号

 保

 や

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 2 -

所 属 名

高炉に原料を供給するベルトコンベアの摩擦音等からベルト蛇行の予兆

を検知する技能並びに高炉の羽口の輝度等から吹き込まれる高温空気の温

度供給量変動を検知する技能に卓越し操業トラブルを未然に防ぎ高炉一

基あたりの国内記録である月産四四万tの達成に貢献した自身の技能を約

一〇〇頁に及ぶ高炉工程の設備とプロセスに関する標準書教育資料として

まとめ全国六箇所の製鉄所で活用されている

技 能 功 績 の 概 要

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

就 業 地

職 種 名

(

六十歳

)

製銑工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

大分県

11 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 3 -

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 5: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

所 属 名

高炉に原料を供給するベルトコンベアの摩擦音等からベルト蛇行の予兆

を検知する技能並びに高炉の羽口の輝度等から吹き込まれる高温空気の温

度供給量変動を検知する技能に卓越し操業トラブルを未然に防ぎ高炉一

基あたりの国内記録である月産四四万tの達成に貢献した自身の技能を約

一〇〇頁に及ぶ高炉工程の設備とプロセスに関する標準書教育資料として

まとめ全国六箇所の製鉄所で活用されている

技 能 功 績 の 概 要

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

就 業 地

職 種 名

(

六十歳

)

製銑工

推薦都道府県

推薦団体名等

第1部門

大分県

11 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 3 -

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 6: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

(

)

デンソー技研センター

本社

神奈川県

第2部門

愛知県

フライス盤工

長野県

フライス盤工

神奈川県

数値制御金属

工作機械工

神奈川県

旋盤工

茨城県

16 15 14 13 12 整理番号

(

五十八歳

)

数値制御金属

工作機械工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十四歳

)

 和

 か

(

四十四歳

)

 憲

 の

(

六十一歳

)

 豊

 と

(

六十一歳

)

 三

 み

 智

 と

(年 齢)

就 業 地

所 属 名

 フライス盤工として熱や形状による歪みを抑えた最適な加工工法を立

案切削音等から適切な切削条件を導き出し単位の高精度な部品製作が

できる卓越した技能を有する技能五輪全国大会金メダル国際大会銀メダ

ルの実績を持ち指導者としても全国大会国際大会で金メダリストを育

成またその技能と経験を活かし技能検定委員技能グランプリ競技委

員社内検定振興の講演等を通じて技能振興や後進育成に貢献している

 汎用フライス加工のノウハウを活かし最先端の三次元CAM及び五軸マ

シニングセンタを駆使し脳外科手術用顕微鏡に使われる部品である「ミ

ラーザ」と呼ばれる光路長を確保するキーパーツを角度誤差二分以内の精

度で加工することができる技能を有しているまた光学機器に使われる金

属部品の加工担当として試作部品や特注品の加工を行う傍ら技能道場の

塾長として後進の育成を行っている

 四〇年にわたり機械加工業務に従事し旋盤加工においてはその卓越した

技能で常に第一線に立って自ら培ったノウハウを活かし金型製作に多大

な貢献をしてきた特に冷間温間鍛造用金型製作では従来の技術を覆す

「高硬度材料」の旋削加工方法を確立し加工時間を大幅に短縮した近年

は型製作部門の経験を活かし人事教育部門の社内訓練校で若手中核人財

の後進指導に取組んでいる

 旋盤加工一筋に勤め小径ジャイロ部品や人工衛星用部品の加工に従事

形状や許容公差に合せた加工方法を確立した特にジャイロで小型精密部品

の捻りバネ加工は難削材を同心度一〇以内の高精度実現のため加工に

必要な切削工具治具等を考案し卓越した技能で曲がりなく加工すること

を可能としこれにより日本の航空宇宙産業の発展に貢献してきた現在

は実作業の傍ら後進の指導技能伝承にも努めている

ポンプ圧縮機送風機など各種産業機械の部品加工に長年従事し幅広

い機械加工分野で卓越した技能を有している特に大型ポンプや圧縮機の

シャフトの熟練技能を要する機械加工においてノウハウの顕在化や作業

の標準化に取り組み加工技術として確立したまたNC加工技術に精通

し機械加工全般において汎用加工をNC加工へ置き換え高効率化を実現

したこの技能を後継者のみならず海外生産拠点などに対しても積極的に

指導している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立製作所

インダストリアルプロダク

ツビジネスユニット

機械システム事業部

神奈川県

日産自動車

(

)

横浜工場

三菱プレシジョン

(

)

鎌倉事業所

長野県

長野オリンパス

(株

)

愛知県

- 4 -

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 7: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

菱彩テクニカ

(

)

大阪府

(

)

テクノスタッフ

三重県

所 属 名

 樹脂を封入し硬化させる樹脂注型金型をはじめとする機械加工金型部品の

精密な手仕上げ技能に卓越し国内外の変電所に納められる開閉機器用の絶

縁物製作に必要な注型金型の成形面を数μ単位で仕上げる作業を担当してい

る現在は仕上げ職種の技能検定委員や職場内の管理監督者として部下の

育成及び部内の安全主任として各職場の安全作業に貢献している注型金型

の仕上げ作業においても更なる技能の向上に日々邁進している

 フライス盤をはじめとする機械部品加工に幅広い知識と優れた技能経験

を有している特にフライス盤加工においてはエンドミルに改良を加え

plusmn五の加工精度を達成したこの技能を駆使し電気製品生産用自動機の

開発試作に挑戦し多くの改善実績を残した前職退職後「ものづくり技

能伝承」施設や塾を自ら起業しスタッフである熟練技能者によって後進技

能者や若年者の技能支援に多くの実績があり中小企業の経営者から高い評

価を得ている

金型の組立調整作業に長年従事し電子部品用の超精密金型の組立調整業

務においてその卓越した技能を発揮し製品の最小公差plusmn七のプレス加

工を超高速条件下で安定的に可能にする金型を製作し他社製品との差別

化優位性確保に貢献したまた近年はものづくりマイスターとして県

立聾学校でも手仕上げヤスリ作業の技能指導にあたり社内外を問わず

ものづくり技能の伝承にも取り組んでいる

 プレス金型製作を中心とした手仕上げ作業に卓越し一台の精度が要求

される平面仕上げR仕上げ精密組付などができるまた精密作業で使

用するスコヤVブロック刃先勾配測定器なども自らラップ加工し市販

品では得られない一を超える高精度の測定器に整備できる優れた技能を有

している現在は職業訓練指導員として将来のものづくりを担う人材育

成後継者育成にも積極的に貢献している

 板金鉄工製缶配管など多様な板金鉄工構造物製作の技能に卓越

し社内各工場の自動車部品製作専用設備の製作や改善にその技能を発揮

工数の低減や生産性の向上に貢献したまた構想力にも長け現地現物で構

想を概略図で描き納期の大幅な短縮化を図る他電気油圧を使わず器物を

動かす「からくり機構」を用いて作業者の負担軽減等も実施した現在でも

業務改善に取り組みつつ後進の育成に努めている

技 能 功 績 の 概 要

パナソニック

(

)

伊勢工場

愛知県

(

)

デンソー技研センター

本社

愛知県

アイシン精機

(

)

工機工場

就 業 地

兵庫県

 康

 や

(

五十七歳

)

職 種 名

(

五十四歳

)

 照

 て

(

七十歳

)

 政

 ま

(

五十三歳

)

 好

 よ

(

六十三歳

)

板金工

推薦都道府県

推薦団体名等

第2部門

兵庫県

金属手仕上工

大阪府

フライス盤工

三重県

金属手仕上工

愛知県

金属手仕上工

愛知県

21 20 19 18 17 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 5 -

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 8: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 邦

 く

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第2部門

鳥取県

旋盤工

奈良県

23 22 整理番号

(

七十歳

)

職 種 名

 壽

 と

(

七十歳

)

金属特殊

加工機工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高い機密性と安全性が求められるLPガス容器の製造に用いる機械部品及

び工具の製作において卓越した技能を発揮している具体的にはLPガ

ス容器を鉄板からボンベ形状に加工するために用いる高硬度焼入れ材のパン

チ工具及びダイス工具を旋盤を使い手動で一〇単位の精度で加工する技

能を有するほかLPガス容器を溶接するために用いる治具を新たに考案す

るなど現場の生産性向上にも寄与している

メリヤス針(糸をループ状にしたニット素材を編み出す長さ五~一五

厚さ四以下の針)を製造する専用機械の改良開発に関する技能に卓越し

セミドライ加工に対応したメリヤス針冷間鍛造加工(金属加工を施す際の潤

滑油の使用量及び加熱量を極力抑える加工法)の機械を開発することで加

工品質の向上と廃油量の削減に大きく貢献した現在は新たなラウンド機

械の開発に取り組む他工業高校等において講師を務め後進の指導育成に

も尽力している

技 能 功 績 の 概 要

鳥取県

神鋼機器工業

(

)

奈良県

シバタ製針

(

)

就 業 地

- 6 -

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 9: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

愛知県

豊和工業

(

)

第3部門

愛知県

金属製建具

製造工

静岡県

木工刃物製造工

神奈川県

製かん工

栃木県

アーク溶接工

茨城県

28 27 26 25 24 整理番号

(

五十五歳

)

製かん工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十七歳

)

 充

 み

(

五十四歳

)

 正

 ま

(

六十五歳

)

 道

 み

(

五十七歳

)

 晴

 は

 孝

(年 齢)

所 属 名

 金属製防音建具の組立に精通し密閉性で隙間〇

〇八以下の厳しい要

求に対して目視触覚による判断からたわみを総合的に勘案し微調整しな

がら要求値に仕上げていく卓越した技能を保有しているまた長年の経験

と知識を後進の育成や協力会社への指導新製品開発にも遺憾無く発揮し

防音建具全体の技能の底上げに貢献している

 楽器製造に使用する木工加工用刃物の製造に長年従事し極めて高度な技

能知識を有している複雑な形状ゆえに不良の発生し易い楽器用木材加工

において新たな刃物の製造や既存刃物の改善を通じて品質の安定化やコス

トダウンを実現させる等楽器製造分野に大きく貢献してきた

 また現在はシニアマイスターとして刃物製造に関わる現場の指導を担当

し国内外を問わず多くの技能者の育成に尽力している

 従来数百tもの加重や衝撃が加わる建設機械にとって溶接による歪み

や亀裂は重大な事故に繫がるためそれを防止する「予熱処理」工程が不可

欠であった氏はこれまで培った技能と応用知識を組み合わせ亀裂等の

発生を抑え「予熱処理」工程の廃止を実現させたまた熱による歪み防

止のため逆歪み法や変形防止の拘束治具を自作し最も歪みが起きにくい

溶接手順を確立させ品質向上生産性向上に貢献している

 配電盤筐体の製缶溶接に関する技能に卓越し金属閉鎖形配電盤筐体の

薄板精密製缶作業法(薄板鋼鈑を切断孔あけ折り曲げ溶接仕上がり

公差一以内にする加工技術)と主に原子力発電所に納入する耐震形配電盤

筐体の製缶溶接作業法を確立する等優れた技能を有している又豊富な経

験と卓越した技能で社内の技能者を育成構造物鉄工及び工場板金の国家技

能検定に実技指導員として活躍する等後進の指導育成に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立産機システム

勝田事業所

栃木県

(

)

小松製作所

生産本部 栃木工場

就 業 地

神奈川県

三進工業

(

)

静岡県

ヤマハ

(

)

掛川工場

 製品毎に原寸展開し成形切断組立溶接して完成させる工程中で最も

重要な三次元の実寸法を算出する「原寸展開」において通常は電卓で算

出するところを氏は図面記載の寸法や角度を入力すると展開図形と寸法一

覧表原寸図が出力するPCアプリを開発したさらに市販ソフト等との連

動により原寸展開手法の作業標準化に取り組みテキスト化に成功した

現在は後進への技能継承育成指導に積極的に取り組んでいる

- 7 -

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 10: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

東京都

神谷電化工業

(

)

兵庫県

所 属 名

 五〇年以上にわたりめっき作業に従事し幅約五mにも及ぶ大型形状の品

物やチタンなど難素材に対する装飾クロムめっき加工を施す技能に優れてい

るまた緻密な治具製作や高度な剥離技能による再生めっき加工など卓越

した技能を有しているこれまで自動車パーツから寺社文化財に至るまで

様々な製品に対し高付加価値のめっき加工を施してきた現在は後進の技能

伝承に傾注すると同時に展示会等を通じめっきの魅力を精力的に伝え続けて

いる

 ガス絶縁開閉装置発電主回路開閉装置の板金溶接技能に卓越し国

内海外の電力メーカーに納める装置の外形を形成する圧力タンクの板金

溶接を主として担当したまた職業訓練指導員としても活躍現在は後

進及び協力会社への技能伝承に積極的に取り組み技能力の底上げと品質向

上に努めるとともに海外メーカーの技能者への指導育成にも貢献してい

 建設機械の溶接をはじめとする建設機械製造に関する技能に卓越し溶接

技能のみならず構造物全体の知識を有し幾多の新設計構造溶接開発生産

ラインの効率化安全確保等に寄与するとともに国内最大二〇〇tの油圧

ショベルの試作製品化を溶接第一人者として担当したまた国内外の溶

接技能者後進技能者の指導育成に寄与し技能伝承活動にも取り組む

等後継者育成に多大な功績をあげ業界の発展に貢献している

 アルミサスペンションの鍛造に長年従事し鍛造法による金属成形金

型材料の温度管理離型剤の調合塗布などの鍛造品量産化に関する優れ

た技能を有しているそれらを活かし連続鍛造方案の確立プレス工程自

動化などに取り組み世界初のアルミサスペンション一貫量産体制の確立に

貢献してきたまた搬送自動化に向けたロボット設備の改善等に取り組

み生産性向上や職場安全化に寄与し作業者の福祉の増進にも貢献してい

技 能 功 績 の 概 要

三菱電機

(

)系統変電システム製作所

大阪府

(

)

小松製作所

大阪工場

三重県

(

)

神戸製鋼所

大安工場

就 業 地

 雅

 ま

(

六十歳

)

職 種 名

(

六十九歳

)

 博

 ひ

(

五十四歳

)

 勝

 か

(

五十四歳

)

成形プレス工

推薦都道府県

推薦団体名等

第3部門

全国鍍金工業

組合連合会

電気めっき工

兵庫県

アーク溶接工

大阪府

アーク溶接工

三重県

32 31 30 29 整理番号

 幸

 こ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 8 -

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 11: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

石川県

(

)

小松製作所

粟津工場

第4部門

石川県

建設機械組立工

石川県

金属工作機械

組立工調整工

新潟県

その他の

機械器具組立工

東京都

金属工作機械

組立工調整工

栃木県

37 36 35 34 33 整理番号

(

五十二歳

)

光学レンズ工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 敬

 よ

(年 齢)

(

五十八歳

)

 均

 ひ

(

四十九歳

)

 康

 や

(

五十歳

)

 康

 や

(

六十一歳

)

就 業 地

所 属 名

 建設機械組立に関する豊富な知識と技能を有しており組立作業の中でも

特に高度な技能を必要とする歯当たり調整作業(ベベルギヤ調整作業)の正

確性やボルトの締め付け作業において最適なトルクを保証できる卓越した技

能を有しており加えて長年培った経験から組立図面から重要な組立ポイ

ントを見極める図面読解技能にも優れているまた工場の一角に「ものづ

くり道場」を設置し後進の指導育成にも積極的に取り組んでいる

 工作機械であるCNC旋盤の組立仕上作業において高い技能を有してお

り特にキサゲ作業により機械加工では作ることが出来ない微細な凹凸を

手の感覚をもとに作り上げることで〇

一までの調整を可能にしスベリ

スライドの追従性を高め工作機械の高精度化組立において卓越した技能を

有しているまた後進の技能向上に熱心に取り組み優秀な技能士を多く

輩出している

化学プラント等向けのチタン純ニッケル等の特殊鋼を使用した各種産業

機器製品製作及び異材(異種材質)の接合技能に卓越し電解銅箔製造用電

着ドラムの製造や不溶性電極用架台の開発に寄与したまた異材スポット

溶接により陽極と陰極を一体化した複合電解槽の開発に関わり苛性ソーダ

の生産性向上に貢献した現在は電着ドラム製作の主要溶接工程の見える

化に携わり後進への世界トップレベルの技能の伝承に努めている

機械組立て作業において〇

〇一の精度で芯出し作業ができる技能に加

え要求精度が〇

〇一以内となるスライドの摺り合わせを手作業で行う

「ささげ作業」の知識技能を有しているまた長年の経験や勘により

老朽化した工場内の機械をレトロフィットし生産性向上に貢献したさら

に特級仕上げ職種の中央技能検定委員を務め技能検定制度にも貢献して

いる

レンズ研磨用加工工具であるピッチ皿の製作とナノメータ原器を使用した

高精度の測定に卓越した技能を有する特に半導体露光装置で使われる直径

三五〇以上という大口径かつ面精度三〇の高精度を要求されるレンズ

研磨では第一人者として認められている「国立天文台すばる」に搭載さ

れた主焦点補正光学系装置の直径八〇〇を超える高難度レンズ研磨におい

ては新たにピッチ皿の製作方法を考案する等中心的役割を果たした

技 能 功 績 の 概 要

栃木県

キヤノン

(

)

宇都宮光学機器事業所

東京都

日野自動車

(

)

新潟県

日鉄住金工材

(

)

石川県

高松機械工業

(

)

- 9 -

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 12: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

ヤマザキマザック

(

)

広島県

JFEスチール

(株

)

西日本製鉄所

(福山地区)

三重県

所 属 名

 長年にわたり金属工作機械の組立業務に従事し特に大型複合工作機械の

テーブル装置の組立調整技能に優れているキサゲ仕上げヤスリがけ仕上

げ等の手仕上げ加工作業を駆使して五以下の精密なテーブル組立調整作業

を行うことができる

 現在もテーブル装置組立の第一人者として生産活動に携わっておりまた

後進の指導育成にも尽力している

圧延エリアの機械設備保全業務に長年携わり各種設備のメンテナンス方

法を追究したメンテナンスコスト及び修理による生産停止時間のミニマム

化という二律相反する条件を最適化することによりミニマムコストでの安

定稼働生産能力の最大化を実現しただけでなくその手法を継続的に維

持管理できる基準や仕組み作りを精力的に行ったまた自らが確立した

設備管理技能を体系化し後進技能者への技能の伝承に努めている

 工作機械の製造に長年従事しその間に培った高度な技能や豊富な知識を

有している特に立型マシニングセンタ及び複合工作機械の機械組立調整

作業においては豊かな経験と問題解決能力の高さから数々の難問を解決し

てきたその問題解決能力が買われて生産技術職として勤務することとな

り工場全体の生産性ならびに品質の向上のために手腕を発揮した他方で

技能伝承のため長年にわたり技能検定委員補佐員を務め人材の育成にも

貢献した

機械保全工として大型設備から小型設備までの専門知識技能に長けた稀

有な存在である「遊星ギア」を応用した「バリ取り洗浄機」の実現は画期

的で故障元であった回転台自体を排除する事で故障しない設備を確立国

内外の生産性向上に寄与し文部科学大臣賞を受賞しているまた滑り台式

運搬機で重量物の運搬作業を軽減する等女性技能者も働きやすい環境づくり

の推進に努めものづくり現場の安全も追及している

機械組立の卓越した技能者として生産型円筒研削盤の組立加工調整業に

携わり加工物の重さや剛性を考慮し加工精度を三以内で研削仕上げの

できる高度な技能を有する中でも大型クランクシャフトの加工精度出しに

ついては他の追従を許さないまた通常二五〇〇以上の加工品の精度出

しは自重で加工品が反り真円度が出にくいが氏は経験と研究により独自

の調整方法の技能を持っている経験を必要とする困難な作業を系統図にし

て「栗林流」として残し後進の指導育成に今も活用されている

技 能 功 績 の 概 要

ヤマザキマザック

マニファクチャリング

(株

)

精工製作所

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

(

)

ジェイテクト

刈谷工場

就 業 地

愛知県

 房

 ふ

(

五十二歳

)

職 種 名

(

五十九歳

)

 悟

 さ

(

六十歳

)

 真

 し

(

六十五歳

)

 利

 と

(

五十八歳

)

金属工作機械

組立工調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

第4部門

一般社団法人

日本工作機械

工業会

金属工作機械

組立工調整工

広島県

機械修理工

三重県

金属工作機械

組立工調整工

愛知県

機械修理工

愛知県

42 41 40 39 38 整理番号

 学

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 10 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 13: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第4部門

一般社団法人

日本時計協会

43 整理番号

職 種 名

(

四十九歳

)

機械時計

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 高級機械式時計組立に関する技能(一円硬貨ほどの極薄機械式時計の組立

調整技能)に卓越し現代の名工桜田守の後継者であり極薄機械式時計

を量産できる唯一の技能者として活躍中現職場においては後進への技能

継承指導育成の他国内外の店頭実演や各種メディア取材にも活躍日本

製機械式時計の知名度向上にも貢献しているまた技能育成塾の講師も兼

務しており各種時計技能検定の検定員指導員として幅広い技能者の育成

にも力を発揮している 技

 能 功 績 の 概 要

岩手県

盛岡セイコー工業

(

)

就 業 地

- 11 -

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 14: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第5部門

愛知県

半導体チップ

製造工

愛知県

配電盤制御盤

組立調整工

東京都

電気通信機器

組立工

栃木県

民生用電子

電気機械器具

修理工

茨城県

48 47 46 45 44 整理番号

電子線応用装置

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 義

 よ

 房

 ふ

(年 齢)

(

五十五歳

)

(

五十四歳

)

 秀

 ひ

(

六十四歳

)

 正

 ま

(

五十一歳

)

 大

 だ

(

五十八歳

)

就 業 地

所 属 名

 半導体チップのパターンレイアウトから試験評価までの一連の業務に長年

従事し特に車載用製品特有のアナログ回路部パターンレイアウト業務にお

いて技能者のカンコツに依存するノウハウを数値化し素子適正配置や

適性配線支援を自動化する高度な技能を有するまた微細化が進む半導体

製品への新たな自動化技能などを業界内の後継者に伝承し育成にも積極的

に貢献している

 長年にわたり電気電子分野を専門とし制御盤の作成及び電子装置の

保守保全体制を築き円滑な工場立ち上げに寄与したまた保全教育にも

携わり実習者にとって理解しやすい設備(シーケンストレーナーモー

ター実習装置等)の開発を行い実習者の習熟度向上に手腕を発揮した

 現在は企業内認定訓練校のトヨタ紡織学園にて副学園長として運営管

理指導をしながら後進育成に努めている

 宇宙用搭載機器の組立配線は隙間や段差歪みのない精度とネジ締結の確

実性が要求される氏は長年の経験から指先の感覚で段差や歪みを五〇程

度に抑えドライバーを通して伝わる感覚のみで適切にネジを締め付ける技

能を有しているまた技能士の育成など後進の指導育成に尽力するととも

に幅広い専門知識と柔軟な発想で総合的なものづくりの高度化効率化に

努めている

 一単位の高精度組立技能に優れ圧縮機ポンプ組立では圧入部品の角

度チェッカーや組込部品の寸法確認装置等を自ら製作し従来困難であった

全数管理を可能としたまた検査技能にも優れ温度の影響による部品の

変形や金属加工面の状態を光の具合で見極める技能を有し品質向上に貢献

しているさらにエアコン製造工程での圧縮機初期不良率を六四から達

成困難といわれていた二五以下に減少させた

 電子顕微鏡の組立調整作業全般に精通しているとりわけ電磁レンズの

組立調整においては機械的電気的に高度な技能が求められこれまで

多くの製品において作業の標準化の確立に取り組んできた近年はこれまで

培った技能と知識を生かし精密組立の自動化にも取り組み生産性の向上

にも寄与しているまた技能の伝承にも積極的に取り組んでおり国内の

製造拠点のみならず海外の生産拠点における後進の育成に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

茨城県

(

)

日立ハイテクノロジーズ

那珂地区

栃木県

日立ジョンソン

コントロールズ空調

(

)

 栃木事業所

東京都

NEC

スペーステクノロジー

(

)

愛知県

(

)

デンソー

本社

愛知県

トヨタ紡織

(

)

トヨタ紡織学園

- 12 -

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 15: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 聡

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第5部門

一般社団法人

日本電設工業

協会

電気配線工事

作業者

一般社団法人

日本航空宇宙

工業会

プリント基盤

組立工

一般社団法人

日本自動車部品

工業会

51 50 49 整理番号

 耕

 こ

(

六十三歳

)

職 種 名

(

五十歳

)

 豊

 と

(

五十五歳

)

配電盤制御盤

組立調整工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 建築電気設備工事の施工に長年従事し複雑なシーケンス配線及びケーブ

ル配線作業の正確さ等電気設備に係る技能全般が賞賛されているが特筆

すべきは金属管加工及び電線接続作業の正確さと速さを併せ持っている点で

あるまたその優れた技能と経験に基づいて社内講師など歴任する他

電気工事士技能試験の判定員を歴任する等業界発展後輩の育成に多大な

貢献をしている

宇宙用電子機器組立てのはんだ付け技能(はんだ付けはロケットの振動や

運用中の温度衝撃に耐える高品質の要求が求められており宇宙用電子機器

のプリント基板は部品を熱から守る放熱板が施されているためはんだの熱

が吸収されることから非常に高度な技能が要求される)に卓越し設計開発

から実機製作まではんだ付け作業に携わり宇宙開発に貢献してきた現在は

社内の技能伝承で後継者を育成するに留まらず関連パートナーの技能者に

対しても技能の指導を行うとともに後継者の育成にも貢献している

 自社製生産設備の配線制御調整に長年従事し特にその設備に命を吹き

込むロボットPLC等を駆使したシーケンス制御技能に精通している

その技能は各アクチュエータを寸分の狂いなく制御し各制御機器の能力

を最大限引き出すものであり製品開発設備製作等多くの場面で貢献して

いるこの技能を国内外に幅広く伝承するとともに業界内の技能者の育成

にも積極的に取り組んでいる

技 能 功 績 の 概 要

(

)

関電工

東京営業本部

品質工事管理部

愛知県

三菱重工業

(

)

防衛宇宙セグメント

愛知県

(

)

デンソー

就 業 地

東京都

- 13 -

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 16: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第6部門

兵庫県

車両修理工

愛知県

自動車整備工

愛知県

自動車ぎ装

組立工

愛知県

55 54 53 52 整理番号

自動車部品

組立工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

五十五歳

)

 雅

 ま

(

七十八歳

)

 實

 み

(

五十八歳

)

 敏

 と

 博

 ひ

(年 齢)

(

五十五歳

)

就 業 地

所 属 名

 製鉄所構内の鉄道輸送における機関車や軌道装置等の保全業務および新規

設備導入に長年従事してきた第一人者であるあらゆる設備部品の特性を熟

知し異常箇所を特定する技能に優れ安定操業効率輸送に貢献してき

たさらに環境に配慮した機関車のアイドリングストップシステムを開発

し省エネ大賞を受賞した現在は車輌軌道信号部門でICT化を含む

新技術の導入に取り組むとともに若年化する職場において後継者の育成に

も貢献している

 自動車の故障した部品を元通りの姿に復元する技能に優れているさらに

その技能を活かし往年の名車を走行可能な状態へ復元する技能も有してい

るまた「トヨタ博物館」の展示車両往年の名車「フランクリン」歴

代「クラウン」等現在までに一〇〇台以上のレストアに貢献してきた現

在は社内外の技能者に直接指導を行い自動車整備修理に関する技能の

普及や後進の育成に尽力し自らも第一線で活躍を続けている

 氏は四〇年間にわたり一貫して車両開発を目的とした試作車両の製作に

従事してきた電気自動車燃料電池車など革新的な技術を取り入れた試作

車製作では安全な設備や工程の整備支援体制を確立したまたコンセプ

トカー試作においては高度な車両組立技能や部品構造知識を活かし既存

部品を最大限活用しつつ新しいデザインや機能を持った革新的なコンセプ

トカーの製作方法を確立した

 車両開発用オートマチックトランスミッション製作及び組立工法最終検証

に従事し機械保全や加工技能も極めた試作の第一人者である後輪駆動ハ

イブリッドトランスミッション開発では磁力を利用した「一発ローター挿

入治具」を考案し当時大きな課題であった組立工法の確立に寄与したま

た社内外の後進指導技能士の育成等に多数の実績を残し近年では女性技

能者への指導を積極的に行う等後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

アイシンエィ

ダブリュ

(

)

愛知県

トヨタ自動車

(

)

愛知県

新明工業

(

)

兵庫県

神鋼物流

(

)

原料運輸本部

- 14 -

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 17: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 し

(

七十四歳

)

 利

 と

(

五十三歳

)

第7部門

繊維製品仕上工

静岡県

寝具仕立工

長野県

整理番号

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

全国染色補正

工業連合会

染色仕上工

京都府

ひも製造工

三重県

60 59 58 57 56

(

六十八歳

)

 芳

 よ

(

八十八歳

)

 繁

 晃

 こ

 不

 ふ

(年 齢)

(

五十七歳

)

氏   名

ふ り が な

長野県

草木染工房「風ふ

就 業 地

所 属 名

京都府

 加賀友禅の地直しに必要なあらゆる補正技法に精通するとともに素材

染料薬品等の性質を熟知した作業の正確性が業界において高く評価され

第五回技能グランプリ大会では第一位を獲得した

 また五〇年以上補正技法の研究改善に努め染色工程で発生する染み

の抑制に成功する他染みカビ等を除去し友禅柄を復元する技能に優れ

ており加賀友禅染色補正の第一人者と高い評価を受けている

 レースを編む機械であるジャガード織機(トーション機)を試行錯誤の

上製紐業界に導入しそれまでは不可能であった複雑な柄の製紐を可能に

し芸術性を向上させるとともに製造後日数が経過しても色固さ

結びやすさや風合い等が変化しない独特の技法を開発同業他社に製紐機

の導入に係るノウハウを広く公開業界の発展に寄与した

 大規模なテントの製作にあたりウェルダー溶着機工業用ミシンを効率

的に用いたことで少人数での縫製を可能にしたまた三重県技能士会テ

ント支部長として後進の育成技能の伝承を行っており基礎二級帆布製

品職種の首席技能検定委員や毎年の「ものづくりフェア」におけるふわ

ふわ遊具の設置や工業用ミシン作業の様子を一般の方に紹介する等の活動に

より後進の指導にあたっている

 一貫して布団仕立て技能の研鑽を重ね敷ふとん製作の台張り綿組み技法

を考案し作業内容を大幅に改善した他綿の角作りにおける形状の考案な

ど業界における第一人者として活躍し高い評価を得ているまた全国

寝具技能士会連合会副理事長などを務め業界の発展に貢献し中央技能検定

委員として技能士の輩出にも尽力する他技能グランプリ大会の競技委員と

して運営に携わり全国の寝具技能士の指導的立場で活躍している

(

)

小林辰商店

石川県

米島染色補正店

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

新貝ふとん店

三重県

井上テント

 林檎桜栗などの植物から抽出した天然染料を用い立体感やボリュー

ム感を与える「ろうたたき」という技術を用いて多彩かつ緻密な美しさを表

現する技能に卓越している染料となる草木採集や煮出し等をはじめほと

んどの工程を自ら手がけより美しく堅ろう度の高い染色の実現に努めてい

る個展や美術館企画展での展示地域での染色の講師を務めるなど信州

草木友禅染の普及に貢献している

- 15 -

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 18: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 京

 き

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第7部門

一般

61 整理番号

職 種 名

(

七十歳

)

染物職

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 江戸時代から続く型小紋の六代目型小紋の製作実演販売に長年従事

し伊勢型紙を用いた型染めの伝統技法を継承する貴重な職人である型紙

を十枚以上用い数多の型付けを繰返し手で色挿しする「切りばめ」とい

う卓越した技能を有する現代的な新しい染め色の考案意匠を凝らした両

面半幅帯和雑貨等の商品を自ら開発し型小紋の普及に貢献したまた

後継者の指導育成や美術大学生との新商品開発にも積極的に取り組んでい

技 能 功 績 の 概 要

東京都

型小紋 三橋工房

就 業 地

- 16 -

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 19: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

テーラー山中

テーラー

KOTOBUKI

第8部門

大阪府

紳士服

注文仕立職

静岡県

紳士服

注文仕立職

埼玉県

婦人子供服

注文仕立職

福島県

紳士服

注文仕立職

山形県

66 65 64 63 62 整理番号

(

六十一歳

)

婦人子供服

注文仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 勇

 い

 良

 よ

(年 齢)

(

八十一歳

)

 敏

 と

(

五十九歳

)

 孝

 た

(

六十二歳

)

 あ

 あ

(

七十九歳

)

就 業 地

所 属 名

 注文紳士服作り一筋六五年にわたり研鑽に励み優れた技能を習得した

型崩れしない着やすい洋服作りを心がけ上衿のわたりの纏りをミシン掛

けで仕上げる卓越した技能を有するさらに幾多の工夫を考案し仕上がり

の美しさに加え機能性を持ち合わせた上着の製作を可能とし作業時間の

短縮と作業効率の改善に繋げ業界の技能向上の発展に寄与するとともに

その技能を伝承するべく後進の育成にも尽力している

 紳士服製作に長年従事して培った高い技能を有しており特に採寸型紙

製作の技能に卓越している型紙製作においては一単位で左右の寸法を変

え人の体型に合わせる技能は群を抜く講習会では講師として自身の技

能を伝達し後進技能者の育成に尽力している第二九回技能グランプリに

おいては静岡県代表選手を指導して自身を含めて二大会連続で第一位に

導いた

 婦人子供服仕立職に長年従事し採寸作図と柄合わせの技能に卓越して

いる顧客の身体的特徴を正確に平面に作図し顧客の好みに応じて柄を合

わせて裁断縫製し単位の狂いもない立体感ある美しいシルエットの服

をつくることができるまた後進技能者の育成に積極的に取り組み技能

競技大会入賞選手を輩出し体験教室や小学校の授業でものづくりの素晴ら

しさを広く伝え洋裁文化の普及と発展に貢献している

 複雑で不均等な縞柄や左右非対称体型の洋服製作において狂いのない

美しいゴージラインと肩の縫い目線の縞合わせが美しくできるよう独自

に開発した「縞合わせの技能」に卓越しているさらに独自に研究を重

ね作業時間の短縮と仕上がりの美しさを実現した現在も洋服店を営みな

がら業界発展のため後進の指導育成にあたっている

 洋裁に長年従事し透けて見える極薄の素材や伸縮性素材の縫製段差の

ない衿付け仕上げにおいて高度で繊細な技能を有しているさらにベル

ベット布地と異素材を縫製する技能の考案により同布地の用途を広げ業界

発展にも寄与しているまた技能五輪全国大会では洋裁職種の強化チー

ム講師を指導し二大会連続の金賞獲得に貢献するなど後進者の育成指

導にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

山形県

洋装たかはし

福島県

安藤洋服店

埼玉県

山本洋裁教室

静岡県

大阪府

- 17 -

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 20: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

所 属 名

切り嵌めや切り接ぎの技能に卓越し柄の大島紬を五角に切り取り割

り縫いで接ぎ合わせベースとなる無地の大島の布地に切り嵌めて模様とし

たり共布の細いループで作った花柄や格子などの造形を模様とするなど

長年の研鑽を積んだ作品はそのデザインセンスとともに高く評価されて

いる自ら開発した技能を後継者に指導育成し業界への功績は大であ

 全ての縫い代を極限まで少なくする「巻き縫い」の技法を用い生地の重

なりを従来の四分の一まで減らすことにより夏用薄物コートを涼しげで透

明感のあるものに仕上げることができるまた子供用着物を全く裁断せ

ず折り畳みながら仕立てる事により解けば裁ち目の無い反物に戻す事

が出来る技法を考案するなど業界の発展に寄与するとともに技能検定委

員や職業訓練指導員などを務め技能継承後進の育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

藤工房和裁学院

福岡県

白石和裁研究所

就 業 地

(

七十二歳

)

職 種 名

 靜

 し

(

八十歳

)

和服仕立職

推薦都道府県

推薦団体名等

第8部門

一般社団法人

全国和裁着装

団体連合会

和服仕立職

福岡県

68 67 整理番号

 榮

 え

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 18 -

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 21: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

熊本県

(

)

坊野建設

第9部門

熊本県

型枠大工

静岡県

建築大工

岐阜県

建築大工

石川県

宮大工

福島県

73 72 71 70 69 整理番号

(

七十四歳

)

建築とび工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十一歳

)

 政

 ま

(

七十六歳

)

 道

 み

(

七十六歳

)

 泉

 い

(

六十五歳

)

 秀

 し

 幸

 こ

(年 齢)

福島県

(

)

成幸建設

就 業 地

所 属 名

 型枠大工として四〇年余図面と寸分の誤差のない施工精度であらゆる形

状の建物の型枠を完成してきたその高い技能は熊本市の高橋稲荷神社大

鳥居の立替工事において氏の綿密なコンクリート打設計画のもと遺憾なく

発揮され高難度の樹脂型枠打放しコンクリートの美しい大鳥居を完成させ

たまた積極的に後進の指導にあたり技能検定合格率を大幅にアップさ

せるなど後進技能士の育成にも尽力している

 規矩術に精通し卓越した技能を持って木材本来の素材を生かした工法

を得意とし在来軸組み工法の住宅を主体に数多くの物件を手がけてきた

また社寺建築では保存修理に匠の技を充分に発揮して鮮やかに再現する

技能を有し複雑な部位の原寸図の作成を得意とする

 静岡県木造建築工業組合の理事長として組合及び業界の発展向上に寄与す

るとともに後継者の育成に尽力し自身が持つ技能を惜しみなく提供して

いる

在来建築工法(全行程を自ら行う)大工の一人入母屋造り数寄屋造

り社寺建築等の伝統的な木造建物の建築技能に優れ他県の建築にも携わ

るなど全国的に高い評価を得ているまた高山市伝統構法木造建築物耐震

化マニュアルを作成し建築物の保存に貢献「高山市景観デザイン賞」の受

賞等景観の保護にも貢献した青年技能競技大会出場者の技能指導を行う

など後進の育成や業界の発展にも大きく貢献している

 神社仏閣の建築彫刻において卓越した技能を有しておりまた様々な伝

統的工法においても高度な知識技能を有している特に精密な手加工を要

する装飾彫刻や懸魚製作神社本殿や寺院本堂などの屋根小屋組破風の

施工において優れた技能を有しているまた若手建築大工の技能向上のた

め積極的に指導を行うなど後継者育成にも貢献している

 長年とび業に従事し足場組立工事建築物の解体曳家揚前基礎工

事など現場の第一線で技能の研鑽研究に努め特に建物移転(重量物

鳶工)の技能に優れている文化財である文殊堂の揚前施工ではジャッキ

アップで生じる捻れを解消する治具を新たに考案するなど歴史的価値のあ

る社寺建物の曳家の技能に卓越している地元では若鳶会の役員として後

進の指導育成を精力的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

佐田建築

岐阜県

いぐち建築工房

静岡県

高橋工務店

- 19 -

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 22: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

所 属 名

 半世紀以上建築大工職人として日本古来の伝統構法を研究実践し多

くの文化財建造物の修復や一般住宅の建築等を手掛けてきた中でも地震

に対する耐力が高く木を組んで作るため釘や金物を使わない板倉構法を得

意とし全国各地でその技能を遺憾なく発揮し高い評価を得ているま

た三川町立東郷小学校の大型木造校舎新築工事では棟梁として多くの墨

付けや加工を担当公共建築物の木質化工事の先駆的な取り組みに貢献して

いる

技 能 功 績 の 概 要

山形県

番匠 剱持工務店

就 業 地

職 種 名

(

七十一歳

)

建築大工

推薦都道府県

推薦団体名等

第9部門

一般

74 整理番号

 猛

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

- 20 -

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 23: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第 部門

愛知県

かわらふき工

岐阜県

かわらふき工

福井県

建築板金工

石川県

建築板金工

神奈川県

79 78 77 76 75 整理番号

(

七十四歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十歳

)

 喜

 き

(

五十六歳

)

 愼

 し

(

六十八歳

)

 栄

 え

(

七十歳

)

 孝

 た

 誠

 せ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

 古くから日本の住宅で使われている本葺き瓦により長年保たれる建築物

の良さと堅固さを引き立たせる卓越した技能を有しているその技能を活か

して文化財を含む城郭社寺等の屋根工事を数多く手掛けるとともにか

わらを並べる際に糸を素早く張るための治具や再利用可能なアルミ製の定規

を考案し正確かつ美しいかわらふきを実現しているさらにかわらふき

作業の技法等を纏めた図式要領本を配布し技能の平準化と向上に貢献して

いる

 長年にわたり研鑽を重ね寺社仏閣など文化財建造物の修復を多く手掛

けた実績を持つ瓦屋根はその時代や宗派教派によりその形状が異な

る為多岐にわたる知識が求められ天災の影響を受けやすく高い精度と

堅牢な施工が追求される氏は屋根の美しさを表現できる技能者であり

屋根の軽量化の工法を考案する他勾配と場所によって異なる瓦断面の特性

を考慮した原寸図を単位で予め製作し重量のある露盤を正確に設置する

ための工法を独自に考案した

 五枚~八枚の鉄板を使用しピッツバーグハゼ加工を用いた手作業による

特殊な排気ダクトを製作できる者は全国的にも稀有な存在であり県内で

は唯一の職人であるこの技能により風の流れをスムーズにすることでラン

ニングコストの低減に大きく貢献してきた現在も第一線で働きかつ板金

高等職業訓練校の校長建築板金の技能検定委員を務めるなど後継者の指

導育成にも大いに寄与している

 建築板金工として長年従事し歴史的建造物の復元修復における窯業瓦で

はなく鉛板で屋根を葺く伝統的な技法である鉛瓦葺き技能の第一人者であ

る特に屋根の突端に付ける鬼面の形をした鉛瓦を金属鉛の性質を利用しな

がら手細工で仕上げる鉛鬼技能に卓越した技能を有しているまた職業訓

練校において長年講師を務めるとともに各種講習会で実技指導を行うなど

後進の技能向上に貢献している

 左官一筋に四七年間従事し日本古来の伝統工法の漆喰仕上で卓越したレ

ベルの施工をしてきた左官技能者であるこれまで「小田原城櫓門」の復元

工事をはじめ有形文化財の神社仏閣の補修工事などを手掛けてきた

 神奈川県の更生保護施設から入所者を受け入れ技を磨くだけでなく人と

しての生き方も指導し後進の指導育成に努めているそうして技能の伝承

に努めながら現在も職長として活躍している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

立松ダクト工業

岐阜県

(

)

平田屋根工事

愛知県

磯喜屋根工事

神奈川県

(

)

三上工業

石川県

内尾建築板金

福井県

10

- 21 -

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 24: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

香川県

所 属 名

 建築板金業に長年にわたり従事し優れた機能性と高い意匠性を兼ね備え

た大型建築物の施工や寺社仏閣などにおける伝統的な銅板加工等優れた

技能に基づく多くの実績をあげている特に銅素材の緑青の色味表現では

半世紀以上に及ぶ経験と研究から経年変化と同様の効果を得るための薬品

の調合に秀でているそれらのノウハウを含む建築板金技能の伝承と後進の

育成には常に注力し業界の発展に高く貢献している

 製鉄所における窯炉設備の点検診断に関する技能(炉の外側から検査用金

づちで叩きその反響音のわずかな違いから内部のどの耐火物にどの程度亀裂

が発生しているかを診断できる技能)に卓越し粗鋼一〇〇〇万t年の高

生産の実現に大きく寄与してきた自身の技能を現場で若手に直接指導する

とともに「築炉技能検定」の検定補佐員として二〇年にわたり日本鉄鋼業

共通の課題である築炉工の養成にも尽力している

 多数の神社仏閣の補修実績が高く評価され平成一九年には優秀施工者

国土交通大臣顕彰(建設マスター)を受賞しているさらに「国宝姫路城大

天守保存修理工事」では古来の工法を再現特に瓦目地漆喰仕上げ等の完

成度の高さにより日本漆喰協会の優秀作品賞に輝くなどその技能は群を

抜いているまた姫路城保存修理工事では若手技能者に直接技能の継承を

行うなど現在も後進技能者の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(

)

白木屋

大分県

新日鐵住金

(

)

大分製鐵所

大阪府

(

)

イスルギ

大阪支店

就 業 地

 勝

 ま

(

六十二歳

)

職 種 名

(

七十歳

)

 浩

 こ

(

五十六歳

)

左官

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

全日本板金工業

組合連合会

建築板金工

大分県

れんが積工

大阪府

82 81 80 整理番号

 正

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

10

- 22 -

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 25: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第 部門

京都府

造園工等

石川県

造園工等

富山県

86 85 84 整理番号

(

六十九歳

)

造園工等

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十六歳

)

 義

 よ

ぶ(

七十七歳

)

 洋

 よ

 昭

 あ

(年 齢)

富山県

宗景造園

就 業 地

所 属 名

 自然石と加工された石材との調和を図りつつ余分なものをそぎ落とした

シンプルな樹木との組合せ構成美を特徴とする作庭を行う六方(ろっぽ

う)石(せき)を中心とした庭園構成に優れ伝統的構成を基調としながら

も創造性に富むモダンな日本庭園を作り上げておりその美しさは見る人

を幽玄の世界に誘うと同時に現代的な建築とも調和する見事な作品となっ

ている

 造園に関する豊富な知識と高度な技能を有しており金沢城玉泉院丸庭園

の石積み工事において江戸時代初期の庭園を復元した特に地元産の戸室石

を用いた石肌の風合いを活かしながら面を一様に揃える石積み技法「野面積

み」や伝統技法による剪定に卓越した技能を有しているまたその優れた

技能と高度な知識により後進の指導育成に努めるなど業界の発展に大きく

寄与している

 造園業に長年従事し特に富山県砺波地区のカイニョと呼ばれる伝統的

な屋敷林と現代的な生活様式を融合した景観づくりを行う技能に優れてい

る氏独自の造園様式は顧客のみならず多くの同業者から高く評価されて

いるまた首席技能検定委員として公正な検定実施に努めるほか第二九

回技能グランプリでは富山県選手への技術指導に尽力し選手の金賞受賞

に大きく貢献するなど後進育成も積極的に行っている

技 能 功 績 の 概 要

石川県

(

)

山名造園

京都府

久保造園

整理番号83については欠番

11

- 23 -

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 26: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第 部門

静岡県

石彫工

山梨県

すずり製作工

福井県

れんがかわら類

成形工

福井県

ろくろ成形工

福島県

91 90 89 88 87 整理番号

石積工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十歳

)

 善

 よ

(

六十七歳

)

 正

 ま

(

六十三歳

)

 富

 と

(

七十歳

)

 光

 み

 良

 り

(年 齢)

(

七十三歳

)

就 業 地

所 属 名

 石材製品の製造に長年従事し寺院神社における石造物や豊かな表情

を持つ地蔵など石の持つ魅力を生かす技法が随所に表れた作品を彫刻する

技能は多くの人々に支持され同時に業界においても高い評価を得てい

 また全国石材技能士会静岡県石工技能士会全技連マイスター会の理

事を務める他技能検定委員としても長年業界に貢献している

江戸時代から伝わる甲州雨畑硯の整形に関する技能に優れ特に八種類程

の鑿を使い鑿づかを肩にあてて硯を立体的に加工する卓越した技能を有

している原料である雨畑石は他の硯材に比べ硬く容易に加工できないた

め雨畑硯の立体整形の技能の習得は三〇年以上の期間が必要である氏

はこの技術の第一人者としてまた地元の小中学生の学習指導や地域の

講師として生涯学習への協力にも貢献している

 現存する最古の鬼瓦流派「立川流」を正統に受け継ぐ全国でも稀な女性技

能者(鬼師)であり従来の鬼瓦の製法に加えて深い陰影や立体感を持た

せた技法を取り入れるとともに過去の鬼瓦には無かったモチーフの研究を

行い日本画の名作等を鬼瓦で表現するなど熟練の技を発揮している京都

天龍寺や清水寺茨城正宗寺など国宝重要文化財指定の神社仏閣の鬼瓦の

復元を多数手掛けている

 通常のろくろ成形を一部改良した熟練した高度な技能と知識を必要とす

る「虫喰手」と呼ばれる他に類を見ない独創的な手法を考案し越前焼振興

に大きく貢献してきたまた越前焼の特徴を活かしたコーヒードリッパー

など新商品開発にも積極的に取り組むとともに若手窯元等を指導し現代

工芸美術や日展に多くの入選者を輩出するなど後継者育成にも積極的に貢献

している

 長年石材業に従事し石材加工全般の技能に優れており特に石張り

字彫り技能に卓越している石張り作業の仕上がりの良さに高い評価を得て

おり字彫り作業については最後の仕上げの手作業において多種多様な字

彫り作業で優れた技能を有しているまた各種講習会を開催し若手技能

者の育成に貢献しものづくりふれあいフェアへの出展や実演を通じて業界

の周知広報にも大きく貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福島県

丸良石材店

福井県

光窯

福井県

山梨県

峯硯堂本舗

北川鬼瓦製作所

静岡県

(

)

村田石材工業

12

- 24 -

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 27: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 白

 し

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

佐賀県

陶磁器画工

佐賀県

ろくろ成形工

京都府

94 93 92 整理番号

 龍

 た

(

七十歳

)

職 種 名

(

六十五歳

)

 惣

 そ

(

六十七歳

)

陶磁器画工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 陶磁器の下絵付けの線書濃みの技能の第一人者であり鍋島焼を代表す

る絵付師として活躍しているまた鍋島焼の技能を未来に残すため新し

い鍋島焼を造り上げることに取り組むとともに他産地の伝統産業品である

「江戸切子」と協力し新しい作品づくりを行うなど地域産業の振興にも貢

献しているさらに小中学校で毎年数回焼き物の絵付け体験指導を行い

若年者の啓発等に努めている

 有田焼製造における手ろくろ作業に長年従事し繊細で複雑な作業工程に

も対応できる熟練した技能を有し特にワインカップの製造において流麗な

加飾を可能とし意匠の幅を広げまた安定した焼成結果を得ることを実現

したまた高等学校等において手ろくろ作業の指導者を努め後継者の

育成に取り組むとともに市場見本市等で製作実演を行う等技能継承や

技能の理解促進に積極的に貢献している

 絵付ろくろ成形の双方に優れた技能を持つ京都府では貴重な存在であ

る絵付においては京焼清水焼の多種多様な伝統技法を駆使し特に

金襴手釉裏金彩を同時に使う新技法を作り上げ現代的に洗練された意匠

による作品を創造している成形においてはろくろ成形後半乾き状態の

素材を型にはめ込み自然な味わいを残す「打ち込み」と言われる高度な技

法を駆使している

技 能 功 績 の 概 要

龍仙窯

佐賀県

惣次郎窯

京都府

雲泉窯

就 業 地

佐賀県

12

- 25 -

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 28: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

岐阜県

自営

第 部門

岐阜県

紙手すき工

福井県

研磨用炭製造工

秋田県

木材製品処理工

秋田県

指物職

岩手県

99 98 97 96 95 整理番号

(

七十歳

)

機械木工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

八十一歳

)

 一

 か

(

五十八歳

)

 武

 た

(

六十八歳

)

 正

 ま

(

六十七歳

)

 咲

 さ

 米

 よ

(年 齢)

岩手県

佐々木工芸

就 業 地

所 属 名

 山中和紙は鎌倉時代より生産され原料の楮(こうぞ)を雪晒しによって

漂白するという手法で生産されているかつては農家の冬仕事として河合村

に九〇軒ほどの生産者がいたが原料採取から漉き工程まで全て手作業のた

め生産者は激減し現在受け継いでいるのは二軒のみである氏は五〇年

以上伝統的な手法を守りながら原料の栽培から紙漉きまで一貫した和紙

生産を行っている

 研磨炭は日本の伝統工芸である漆工芸金属工芸の研磨に不可欠であり

産業界でも広く用いられている研磨炭には駿河炭朴炭呂色炭椿炭の

四種があり原木製炭方法研磨用途は全て異なる氏は日本で唯一この

すべての研磨炭技術を継承し独自に研究研鑽を重ねている平成二八年

には日本森林学会により林業遺産に認定された研磨用炭窯を使用した研

修を実施後継者育成にも努めている

 伝統工芸樺細工の製作者として技能の研鑽に励み「型もの」では伝統

的製法を継承している唯一の職人であるまた伝統的な技能と新しい技術

を融合し常に新しい作品に挑戦する進取の気質は衰えることなく多岐に

わたる作品のスタイルは後進の指針となっているまた師事した若手職

人が今年伝統工芸士に認定されるなど後進の指導育成及び技能伝承に大い

に貢献している

 木の素材を熟知し素材を生かす技能に卓越しており「組子細工」をはじ

め「木象嵌」「寄木細工」「挽き曲げ」等の伝統技能を極めこれらの技

能を融合した新たな製品を提案し続けているまた長年の実績と高い技能

をもって後進の指導育成にも尽力しているほか小学生を対象に木工教室を

開催するなど木工の技能伝承及び魅力発信にも貢献している

 長年にわたり洋野町の特産品「大野木工」の生産に従事し木工ロクロ製

品の製作に優れた知識技能を有している木製食器等の製作では木目を

生かした流線型のデザインや木目光沢を引き出すなど木の持つ温かさの表

現に優れており依頼者からのニーズに合わせた製品づくりにより多方面に

おいて信頼が厚いまた木地師が減少している中で伝統工芸品である

「浄法寺塗」の漆器木地製作も手掛けており伝統工芸品の保存にも貢献し

ている

技 能 功 績 の 概 要

秋田県

工房 咲

秋田県

自営

福井県

名田庄総合木炭

13

- 26 -

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 29: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 武

 た

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

香川県

竹彫工

静岡県

木彫工

静岡県

102 101 100 整理番号

西

 文

 ふ

(

六十六歳

)

職 種 名

(

七十五歳

)

 章

 ふ

(

六十八歳

)

木製建具製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

日本では唯一の竹一刀彫工芸家であり古来からの竹彫りの技法を蘇ら

せそれを活かした茶道具華道具壁面装飾品等の制作に長年従事してい

るまた後世に継承するため日々技能の向上に励むだけでなく特別名勝

「栗林公園」や毎年開催される「香川の伝統的工芸品展」等での実演によ

り竹一刀彫の技能の伝承に努める他その活動は全国各地に及んでいる

 木彫工として四六年間祭り屋台の製作を通じて技能の研鑽に努め立体的

で迫力のある優れた彫刻技能を有する依頼主から題材だけを聞き氏の想

像力により描かれた図案を豪華さと繊細さを兼ね備えた彫刻として表現する

技能は多くの関係者からの評価が高い

 また静岡県内のみならず地域伝統文化の継承にも寄与しているととも

に工房や展示会を通じて後進の指導育成にも尽力している

 木製建具製作の中でも主に伝統建具製作に力を入れ書院障子や欄間など

の製作において高級組子細工の三つ組み手を地組として中に入れる麻の葉

など葉物をデザインし絵画のように仕上げる技能に優れているまた相互

の組手が交互になる本捻組を両面取りで仕上げる高度な技能も有している

さらに後進技能者の指導育成に尽力し技能グランプリで第一位に入賞

させるなど成果を出している

技 能 功 績 の 概 要

西村工芸

静岡県

伊藤章晴木彫刻工房

静岡県

佐次本木工

就 業 地

香川県

13

- 27 -

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 30: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

四〇年にわたり味そ製造業に従事し独創的な味そ醤油の商品開発を

行ってきた中でも特に製粷に関する技能に卓越しており地元特産品を

使った新たな酵母開発や発酵技術を用いた米糀加工品の商品化を行い地域

振興に大きく貢献したまた後進の育成にも熱心に取り組んでおり伝統

的な仙台みそ製造技術の伝承や体験教室による技能の普及活動を積極的に

行っている

第 部門

協同組合

全日本洋菓子

工業会

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

鹿児島県

杜氏

京都府

湯葉製造工

京都府

和干菓子製造工

宮城県

107 106 105 104 103 整理番号

味そ製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

七十五歳

)

BIGOT

PHILIPPE

CAMILLE

ALPHONSE

ふぃ

りっ

みー

(

六十五歳

)

 宣

 の

(

八十四歳

)

 富

 と

(

七十二歳

)

 信

 の

(年 齢)

(

五十八歳

)

所 属 名

 昭和四〇年に来日し日本で殆ど知られていなかったフランスパンの普及

に尽力全国にフランスパンブームを巻き起こしフランスパンの神様と呼

ばれるまでになるパンの仕込みにおいては一切妥協することなく常に生

地を最上の状態に仕上げる卓越した技能を有しているこれまでに一五〇名

を超える弟子を育てフランスパン用小麦粉の開発にも貢献した

 芋焼酎製造に長年従事し培った技能を有し特に製麹技能に卓越してい

る蒸した芋に直接種麹を付けて発酵させる固体発酵による芋麹の製法を確

立し芋麹による芋一〇〇焼酎を開発したほか製麹に三昼夜かける「老

麹」と二次醪の長期醗酵という大正時代の手法を再現した芋焼酎の開発等

既存の製法に囚われない芋焼酎の開発に取り組んでいるまた研究会で芋

麹に関する技能の伝承に取り組むなど後進の指導育成に貢献している

 享保元年の創業以来(府内最古の湯葉製造所)約三〇〇年にわたる老舗

の九代目当主として代々受け継がれてきた製法を守り湯葉を作り続けて

いる長年にわたり培った「経験」と「勘」の積み重ねにより引き上げた

湯葉をそのまま二つ折りにする等高度に習熟した者にしかできない技能を

持ち後進の範となっている

 長年京菓子作りに従事京菓子全般特に干菓子に精通しその技能は国

内外で高い評価を得ており南蛮菓子の一つである有平糖の製造に於いては

比肩する者のない技能知識を有する有平糖は茶道と共に発展し特に京

都では不可欠な御菓子であり氏は貴重な担い手である全国の技術講習会

や大学等において講師を務め技能伝承において重要な役割を担っている

技 能 功 績 の 概 要

宮城県

玉松味噌醤油

(

)

京都府

(

)

塩芳軒

就 業 地

京都府

鹿児島県

国分酒造

(

)

湯波半

兵庫県

(

)

ビゴ

14

- 28 -

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 31: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第 部門

一般

杜氏

一般

109 108 整理番号

(

七十歳

)

パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工

チョコレート製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

(

六十九歳

)

 年

 と

 進

 す

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

技 能 功 績 の 概 要

島根県

簸上清酒

(

)

東京都

(

)

パティシエシマ

就 業 地

所 属 名

 酒造業に従事し五一年杜氏として二一年間の長きにわたり技能の研鑚に

努め精進した全国新酒鑑評会において金賞を七回出雲杜氏組合最高の技

能者の証である出雲杜氏自醸酒品評会最優秀賞を七回受賞しているまた

出雲杜氏組合では平成二五年より組合長として酒造技能向上のため誠実

な人柄と優れた指導力で島根県鳥取県をはじめとする地域の後進への育

成を熱心に行っている

フランス菓子の日本市場向け製造開発技能に卓越しており生チョコレー

トクレームアンジュ等の新商品を考案するとともにクレームブリュレや

ガレットデロワに改良を加え日本国内での洋菓子店で販売を可能とし

フランスより農事功労勲章を授与されたまた日本を代表するパティシエ

として全国の洋菓子コンクール等で審査員を務め製菓学校調理師学校の

講師として全国の学生の指導にあたる等後進の育成と業界の発展に尽力して

いる

14

- 29 -

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 32: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

ヘアーサロン シラカワ

浦和店

理容宇宙

第 部門

全国理容生活

衛生同業組合

連合会

理容師

愛媛県

理容師

愛知県

美容師

愛知県

理容師

東京都

114 113 112 111 110 整理番号

(

七十九歳

)

衣装着付師

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 和

 か

 則

 の

(年 齢)

(

五十三歳

)

 丈

 た

(

六十九歳

)

(

七十九歳

)

 昌

 ま

(

六十五歳

)

東京都

トミー美容室

就 業 地

所 属 名

 多様化複雑化する顧客のニーズに応えるため理容の基本技術に最新の

トレンドを取り入れたファッション性を融合させ創造性に富んだ新しいヘ

アデザインを創作しヘアスタイルのバリエーションを広げる卓越した技能

を有しているまた優れた技能と世界大会入賞の経験を活かし理容業界

の発展に尽力し後進理容師を各種競技大会で上位に導くなど指導育成に

貢献している

生涯現役を座右の銘として開業以来五〇年を超えて理容業に従事し

日々研鑚に励み高い技能を有しているその技能は世界理容美容技術選手

権大会で金メダルを獲得する等国内外で評価されているまた日本の衛

生的で高度な理容技能を世界に向けて発信すると共に毎年高校等で実施し

ている体験授業では自ら講師を務めるなど国内の後継者育成にも精力的に

取り組んでおり業界の第一人者としての評価を得ている

 氏は美容師として長年にわたり美容技法全般の研鑽に努め特に着付

技能に卓越しており婚礼美容界の第一人者である着付帯結び等の創作活

動を精力的に続ける一方全日本美容講師会着付師範教務委員として豊

富な経験と知識に基づいた技能をもって各地で後進の指導を行い美容界の

技能水準向上及び優れた後進美容師の育成に尽力している

 理容師理学博士として培った技能知識を活かしてやけどや事故など

で頭髪の一部を失い後遺症に悩む人達の医療用かつら「機能回復訓練用ツー

ペ」を研究開発し「心のケア」を続けているまた創作ヘアスタイルを

世界各国で行われたヘアーショーで発表する他後進の技能者に指導を行う

とともに理容店の活性化と消費者への拡充に尽力し理容業界の発展に大

きく貢献している

 着付帯結びの技術指導をはじめニュー帯結びの創作発表また特に

成人式や七五三に関する幅広い技能を有しており着付を通じて美容業界の

発展と社会的地位の向上に貢献し多くの功績を残しているさらには美

容学校や美容技術団体での着付技術指導や人材育成にも尽力している

技 能 功 績 の 概 要

愛知県

サンヘアー中部

愛知県

サロンドマリヤ

愛媛県

埼玉県

15

- 30 -

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 33: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 幸

 さ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

全日本美容業

生活衛生同業

組合連合会

115 整理番号

職 種 名

(

六十歳

)

美容師

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

幅広い技能と知識により数々の感性に富んだ進歩的なヘアスタイルの創

作発表を行いその高度なテクニックを伝承するため各地で普及講習活動

を行うとともに独自の理論技法により多様化する消費者ニーズに対応し

ているさらに若手技能者学生をコンクール入賞に導くなど指導力を発

揮し優秀な人材の育成にも大いに貢献している

技 能 功 績 の 概 要

北海道

美容室クレア

就 業 地

15

- 31 -

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 34: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

(

六十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

 し

(

六十二歳

)

中華料理調理人

愛知県

 茂

 し

(

三十九歳

)

 覚

 さ

 三

 さ

(年 齢)

第 部門

日本料理調理人

東京都

ソムリエ

千葉県

整理番号116120 119 118

大阪府

117

日本料理調理人

京都府

(

五十八歳

)

 正

 ま

(

六十八歳

)

 茂

氏   名

ふ り が な

就 業 地

所 属 名

技 能 功 績 の 概 要

千葉県

(

)

ニュー小湊ホテル

満ちてくる心の宿 吉夢

東京都

コンラッド東京

 伝統的な庖丁道山蔭流を継承しつつ氏独自の器具の活用方法を考案する

など卓越した調理技能を有しているまた食都大阪の伝統を蘇えらせた

「姫懐石」「真田御膳」などの創作に加えムスリム客への「ハラル和

食」を考案した「伊勢志摩サミット」では世界の要人に日本料理の責任

者として和食を提供し『ユネスコ無形文化遺産和食』を世界に発信し

た専門日本料理誌「味感」で優れた調理技法を全国に広めるとともに

後進の育成にも大きく貢献をしている

 長年の経験から中国料理の多種多様な調理法に精通しているだけでな

くその土地の食材や提供する顧客に合わせた工夫を施す特に京野菜な

どの特徴ある地場食材の香りや触感を最大限に引き出す調理法の研鑽に努

め本格的な中国料理の様式を保ちつつ後進の料理人の模範となる新技

法メニューを開発しているまた様々な形で中華料理の普及啓発や後進

の育成に貢献してきた

 長年日本料理の技法に研鑽を積み特に愛知県の伝統野菜や川魚愛知

特産の伝統調味料を使って伝承郷土料理に独自の技法を加え地産地消に

こだわりその優れた技能を発揮している地域社会では小学校中学校

に熟練技能者としてものづくり体験教室で指導する他技能五輪の選手へ

の指導にも尽力し後進技能者の育成に貢献している

 ソムリエの専門知識技能に優れ第五回全日本最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第一回A

アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクー

ル優勝第十三回A

世界最優秀ソムリエコンクールセミファイ

ナリスト等の実績を有しソムリエの第一人者として認められているセミ

ナー講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め後進の育成にも努めて

いる

 日本料理の基本と伝統に忠実でありながらも現代的なセンスやアイデア

を有し格調高い会席料理を提供するとともに繊細な包丁さばきで南房総

名産の伊勢海老や鮑などを芸術性豊かな料理に仕上げている特に地元食材

の持ち味を最大限に生かした会席料理や創作料理に優れた技能を発揮地産

地消に貢献しその技能を講習会等で惜しみなく披露するなど後進の指

導育成と技能伝承にも尽力している

大阪府

シェラトン都ホテル大阪

(

)

華祥企画

(

中国料理 華祥

)

愛知県

京風料理与し田

京都府

16

- 32 -

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 35: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

中華料理調理人

愛知県

(

)

シャインズ

 長

 ち

(

六十四歳

)

公益社団法人

日本中国料理

協会

東京都

日本料理よし邑

山口県

 中国の伝統技法である燉〈ドゥン〉を継承し容器に入れた材料を湯煎ま

たは蒸し器で長時間加熱し硬い材料を軟らかく仕上げ食材の持つ旨味を

強く引き出す卓越した技能を有するさらに最新の真空調理法を導入し

作業時間の短縮を実現して調理環境の改善に繋げたまた卓越した調理技

能をもって国家試験である調理技術技能評価試験の地方試験委員を務め

後進技能者の育成並びに試験制度の普及発展に貢献している

割烹旅館豊後の里

兵庫県

(

)

ラスイート

ホテル ラスイート

神戸ハーバーランド

大阪府

(

)

近鉄都ホテルズ

 多様な素材の活用と多彩な技法の応用による現代的な会席料理を創作する

技能に優れ優れた美的感覚に基づく器使い盛付を動的に表現する卓越し

た技能を有し多くの功績を残しているその功績は国内に留まる事無く

海外でも高い評価を得ている加えて各機関を通じての後進の指導育成に

も余念がない

日本料理に三四年にわたり従事し卓越した技能と食文化に関する深い見

識を有し特にふぐや鮃(ひらめ)の上身を使った包丁捌きに優れている

さらにその技能を生かし「ミラノ国際万国博覧会」においてふぐの皿盛りを

披露するなど日本料理の普及啓発にも努めているまた技能五輪出場選手

の育成や高校短期大学等での指導など後進技能者の技能向上に尽力して

いる

 昭和五八年よりフレンチレストランの料飲接遇サービスに従事し技能の

研鑽に努め全日本メートルドテル連盟主催「第一回メートルドテ

ルコンクール」にて優勝日本を代表するサービス技能士として世界大会の

審査員や数多くのサービス技能士養成施設の講師若手サービス技能士を対

象とした講習の指導者を務めるなど後輩の育成指導に貢献している

 素材の長所を引き立たせる調理技能に卓越しているさらにその技能を生

かし様々な食材を組み合わせ地域や文化など特性に応じて顧客の嗜好に

あったフランス料理に仕上げる技能を有しているまた西洋料理の専門調

理師資格試験の技術審査や城南女子短期大学の調理人養成学科の講師を務

めるなど後進の育成指導に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

 幸

(年 齢)

氏   名

所 属 名

就 業 地

ふ り が な

 和

 か

(

六十三歳

)

第 部門

公益社団法人

日本料理研究会

日本料理調理人

山口県

日本料理調理人

兵庫県

飲食物給仕人

大阪府

整理番号

職 種 名

西洋料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

125 124 123 122 121

 貞

 さ

(

五十八歳

)

(

五十五歳

)

 浩

 ひ

(

六十六歳

)

16

- 33 -

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 36: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

(

五十五歳

)

 裕

 ひ

一般

日本料理調理人

エイチワイホスピタリ

ティエンタープライズ

(

)

神戸北野ホテル

レストラン「エオ」

東京都

ヌキテパ

京都府

(

)

浜作

 日本初の板前割烹を創案しそれまでの宴席料理とは一線を画す食のスタ

イル革命をおこした「浜作」を受け継ぎその様式を今に伝えているカウ

ンターに立ち昆布の王道ともいえる真昆布を使い上方の正統な技法で取っ

た出汁を用いた料理文化を継承日本料理の伝統を大切に守りながら第一線

で活躍プロの育成だけでなく広く一般にも京料理の魅力を発信「和し

て同ぜず」の精神でぶれることなく次の世代に日本の料理文化を伝えてい

所 属 名

 長年の研鑽で身に付けたフランス料理の技法により日本の四季折々の食

材を活かして調理する技能に卓越しておりその技能は国内はもとより世界

でも認められているまた全国料理コンクールにおいても多くの最優秀賞

を獲得するなど卓越した技能は評価され専門調理師調理技能士農林水

産省料理人顕彰制度受賞者として料理コンクールの審査委員や調理師学校の

講師として多くの後進技能者の指導育成に貢献している

 本場フランスのミシュラン三ツ星レストランでフランス料理の技法を習

得帰国後はフランス料理の技法と日本料理の魚の扱い方を融合させ日本

の魚の味わいを活かした新しい料理の世界を確立現在も魚介を中心に独自

の個性ある料理を提供している

 またさらなる味の世界を「土」に求め今までになかった斬新で独創的

な料理を創出し世界的な注目を集め賞賛を得ている

 和食の伝統技法を踏襲しつつフランス料理の三ツ星シェフらとも協働

し現代人の嗜好にマッチした新たな和食料理を創作する等卓越した技能

を発揮しているまた地元食材の味を向上させるため生産者とも協働し

て食材の改良に努め食材の付加価値向上にも尽力しているさらに日本

料理コンペティション世界大会において準優勝を果たすなどその技能は海

外でも評価されているこの他地元啓新高等学校調理科の講師を務め後

進の育成指導にも貢献している

四季折々の地元食材を活かした茶懐石料理の創作に優れた技能と豊かな知

識感性を発揮している旬の素材に必要以上に手を加えず素材本来の味

を引き立て季節感漂う料理を作る卓越した技能を有するまた京都大本

山天龍寺で精進料理の料理長を務めるなど精進料理の第一人者であり中

国西安で技術指導を行うなど国内外で高い評価を受けているまた

「料理寺子屋一滴」を開き知と技を若い技能者に伝承するなど後進の育成

にも貢献している

技 能 功 績 の 概 要

福井県

(

)

開花亭

宮城県

精進茶懐石

雪月花 利休庵

就 業 地

兵庫県

(

四十三歳

)

職 種 名

(

五十七歳

)

 浩

 ひ

(

六十八歳

)

 年

 と

 久

 ひ

(

七十三歳

)

日本料理調理人

推薦都道府県

推薦団体名等

 信

 ま

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

一般

西洋料理調理人

一般

西洋料理調理人

一般

日本料理調理人

一般

130 129 128 127 126 整理番号

16

- 34 -

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 37: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

三重県

(

)

写真の川地

第 部門

三重県

写真工

富山県

室内装飾工

新潟県

表具師

神奈川県

表具師

埼玉県

135 134 133 132 131 整理番号

(

七十四歳

)

畳工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

 秀

 ひ

 浩

 こ

(年 齢)

(

七十一歳

)

 清

 き

(

六十五歳

)

 幸

 ゆ

(

六十八歳

)

 晴

 は

(

七十歳

)

就 業 地

所 属 名

五〇年にわたり写真技能の研鑽に努めその技能を活かし新しい撮影技法

や商品開発にも携わってきた中でも学校アルバムの個人写真を証明写真か

ら肖像写真へと高めたプレミアムポートレートは秀逸富士フイルム営業写

真コンテスト金賞等数々の写真コンテストに上位入賞を果たすなど肖像写

真に関する技能に卓越している日本を代表する肖像写真家として日本写真

文化協会夏期写真大学講座等の講師を勤めるなど後進技能者の育成指導に

貢献している

 壁装施工業に長年従事しデコラティブフィルムの施工を得意とするほ

か手すき和紙を使った壁装施工の技能に優れその独特の風合いは顧客か

ら高い評価を受けているまたその経験知識を活かし接着材大手メー

カーと新しい材料に合う接着剤の実用試験市場調査情報提供を行うな

ど副資材の開発にも貢献しているさらに技能グランプリ出場選手への

技術指導を行うなど後進育成にも尽力している

古い作品で劣化した生地を少しずつ慎重に剥がし洗濯洗い張りして元

の姿に戻す洗濯作業に高度な技能を有しているまた大きな額や屏風制作

において前工程で一番大事とされる下張り骨紙張り蓑張り表面を段

差なくきれいに仕上げる廻りすきの技能に卓越しているまた技能グラン

プリ出場選手の強化訓練を担当し上位入賞者を多数輩出するとともに組

合の講習会等での指導を通じて後継者への技能伝承に努めている

 掛軸装などの表装技能に卓越しており創作表装では平押切り金砂子

の技法を自ら行うことができる技能者であるまた掛軸装の仕上がりを更

に美しく整えるために必要な裂地の光沢を失わずに柄の通りを揃える裏打

ち技能を有している

 現在は技能グランプリ出場選手への指導や技能伝承の活動として若手

技能者の勉強会の指導者を務め後継者の育成に貢献している

 一般住宅向けの畳製作や寺社仏閣で使用され伝統や格式を重んじる有

職畳の製作に優れた技能を有している特に有職畳では畳床を二枚重ねる

二畳台や拝敷の製作において畳の縁の紋の大きさや位置を寸分違わず合わ

せることができるまた埼玉県畳技能士会会長や技能検定の首席検定委員

を務めるなど業界の技能の向上と継承に貢献するとともに体験教室の活

動を通じて小中学生にものづくりの楽しさを伝えている

技 能 功 績 の 概 要

埼玉県

島田畳店

神奈川県

矢澤表具店

新潟県

玉晴堂 玉木表具店

富山県

インテリアフクザキ

17

- 35 -

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 38: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

(

)

精工塗装所

徳島県

(

)

新居製藍所

大阪府

所 属 名

 明治時代に入ってきた欧米家具の補修復元の技能に卓越し特に刷毛塗

りタンポ摺りで仕上げる伝統的な仕上げに新たな工夫を凝らして仕上げて

いく技能に優れているまた現代の塗料を用いて蒔絵螺鈿等の細工がさ

れた塗装の補修復元を行うことのできる第一人者でもあるまた公共職

業訓練施設の講師やものづくりマイスター全技連マイスターとして後進技

能者の育成指導にも貢献している

 国選定保存技術に指定された阿波藍製造技術による「阿波藍すくも」の

製造に従事し堆肥を活用した品質の向上と機械導入による作業の効率化

によって徳島県内における藍の生産拡大に貢献しており全国の「すくも」

の大部分の生産量を担っているまた伝統のすくも製造の工程を後継者へ

と伝承する一方で県内外からの数多くの研修生の受け入れも積極的に行っ

ており広く阿波藍の普及に努めている

 半世紀にわたり椅子張り作業に従事し培った優秀な技能をもって多く

の医療福祉機器開発に携わりその製品は病院や福祉施設で幅広く使用さ

れており豊かな国民生活の実現に貢献するものである家具デザイナーと

共同開発したLEDを利用した「光る椅子」はフランスで開催された展示

会で高い評価を得たまた後進の指導育成にも活躍し優れた伝統技能を

若手の技能士に伝承するなど業界発展の為に尽力している

 伝統の製造方法により有職畳を製作忠実に修理復元する技能を有して

いるまた手織り畳の最高級品にのみ用いられる特殊な織機の取扱いから

織機そのものの製造修理保持まで手掛けており伝統的な畳の製作に欠

かせない技能者である他これまで全国の多くの寺社等の有職畳修理を手掛

けている焼却時にダイオキシンが発生しない畳や高齢者に使いやすい畳

などの開発も行っている

 伊勢神宮の遷宮にあたり過去二回御神宝の「御覆」の調製に携わった

他国内の美術館や寺社等において古書画や絵画の状態の維持等を行うな

ど表具に係わる幅広い知識と技能を有する特に絵画や掛軸表具製品の

染みや汚れの除去絵の具の剥落を修復する技能に優れ美術品の作品修繕

を多く手掛けるなど高い技能を有し伝統文化の保護に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

(有

)

インテリア三愛

京都府

磯垣タタミ

京都府

岡崎清光堂

就 業 地

東京都

 龍

 た

(

六十七歳

)

職 種 名

(

六十八歳

)

 雅

 ま

(

六十九歳

)

 修

 お

(

七十六歳

)

 昇

 の

(

七十二歳

)

表具師

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

一般

木工塗装工

徳島県

染料製造工

大阪府

家具類内張工

京都府

畳工

京都府

140 139 138 137 136 整理番号

 昭

 あ

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

17

- 36 -

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 39: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

第 部門

愛知県

製図工

静岡県

142 141 整理番号

広告美術工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十二歳

)

 隆

 た

 治

 は

(年 齢)

(

七十六歳

)

就 業 地

所 属 名

 金型設計分野の製図工として長年従事しその技能は幅広く活用されてい

るまた金型成形に於いては培った熟練技能に基づき工程短縮を可能に

した新規工法を考案し多くの現場において活用されている国内に於いて

は「ものづくりマイスター」の認定を受け若年技能者を対象に機械製図指

導を行うなどの育成を図っており海外では現地法人の技能者を対象に金

型製造技能の指導育成に貢献している

 明治時代からの専門技能を受け継ぎ筆さばきに優れかすれや色むらな

く描画することができる技能を有する技能を磨く機会は大変貴重なものと

なってきている氏は広告美術工としてバランス感覚が抜群であり高い手

描き技能を有している

 四〇年以上の経験を後進の指導に惜しみなく継承し第二九回技能グラン

プリ大会で銀賞と銅賞のダブル入賞に導いているまたその姿勢は他の模

範である

技 能 功 績 の 概 要

静岡県

(

)

アンペン

愛知県

フクヤマデザイン

18

- 37 -

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 40: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

京都府

大槻栄文堂

第 部門

京都府

印章彫刻工

静岡県

弦楽器組立工

福井県

漆工

群馬県

フラワー装飾師

宮城県

147 146 145 144 143 整理番号

(

七十六歳

)

人形製造工

推薦都道府県

推薦団体名等

職 種 名

氏   名

ふ り が な

(

六十八歳

)

 秀

 ひ

(

五十七歳

)

 勝

 ま

(

七十六歳

)

 昭

 し

(

七十一歳

)

 千

 ち

 強

 つ

(年 齢)

宮城県

つゝみ人形製造所

就 業 地

所 属 名

 六書体(楷書行書草書隷書篆書古印体)を学びそのいずれに

おいても字体のバランスの良さ彫り手順の正確さ等に高い技能を持つ

多くの寺社歴史的建造物等の印を手掛けている第一一回技能グランプリ

において印章木口彫刻職種第一位(内閣総理大臣賞)を受賞この他にも

権威ある賞を数多く受賞し現在これらの大会の審査員等も務め後進の

指導にあたっている

 チェンバロ製作に長年従事して培った優れた知識技能を有している大

型のチェンバロは部品点数が千点以上にもなるが氏は部品の加工や完成品

の組立などすべて手作業で行う西洋の楽器であるチェンバロを日本風土に

合うよう材料製法を工夫し製作する技能は全国随一であるまたライ

ヤーショルダーハープといった新しい楽器を製作し新たな音楽文化に貢

献しているさらに後進の指導育成にも尽力している

 漆器製造業(丸物塗)における漆塗りの技能(本堅地漆下地中塗り

上塗り)に卓越しており特に難しいとされる木地呂塗(透き漆を塗り重ね

木目を美しく見せる塗り)や古代朱塗(漆に混ぜる顔料が重いため塗りむら

が出やすく難しい)を中心とした製品を多く製造東京の企業ともコラボ

レーションして子供向けの食器を製作するなど漆器のPRに努めるととも

に後継者育成にも尽力している

 空間の特徴や季節感環境等を最大限活かした会場装飾に優れておりそ

のデザイン性の高さは日本フラワーデザイン展で三度の入賞を果たすな

ど高く評価されているまた自身が代表を務めるフラワーデザイン学院

では八〇〇人を超える生徒を指導し地域の高等学校等でも多くの生徒に

技能を伝承している氏の指導を受けた若年技能者は多くのコンテスト等で

優秀な成績を収めその高い指導力で業界全体の人材育成に貢献してい

 五七年にわたり人形製造業に従事し江戸時代から伝わる堤人形の技術伝

承普及に貢献してきた機械化分業化を行わず約十八工程を一人で担っ

ているがその中でも「彩色」の能力に卓越しており筆で細やかな模様を

一筆一筆手書きし素朴な表情を作る技能を有するまた従来の製作工程

に改良を加えより良質な人形製作に尽力しているほか後進への技能の継

承や見学者の受け入れにも努めている

技 能 功 績 の 概 要

群馬県

(

)

ビーケーデザイン

福井県

古代匠畠中

静岡県

(

)

三創楽器製作所

19

- 38 -

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
Page 41: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

所 属 名

高知県の伝統工芸である

土佐古代塗

一筋に三七年間にわたり技能を磨

きその卓越した技能から生み出された作品は堅牢にして優雅であり高い

支持を得ているまた唯一の土佐古代塗の技能者としてその技法技能

の継承に努めるとともに新たな製品の創造により地域経済の活性化に寄与

した

強度の問題から高価な貴金属には敬遠される透かし技法において鍛造技

法を用いて鋳型で成形するキャスト技法では不可能な薄さである〇

以下の実用に耐えうる強度を実現し強度と繊細さを兼ね備えた作品を展開

し文様と文様の重なりの楽しさ透かしが作る陰影の美しさを表現し業

界でも高く評価されているまた技能グランプリ第一位の技能を活かし

後継者の育成にも力を傾注している

技 能 功 績 の 概 要

高知県

美禄堂

兵庫県

ジュエリースタジオ

アンビル

就 業 地

(

六十歳

)

職 種 名

 泰

 た

(

五十九歳

)

貴金属細工

加工工

推薦都道府県

推薦団体名等

第 部門

高知県

漆工

兵庫県

149 148 整理番号

 一

 い

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

19

- 39 -

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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Page 42: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

 勝

 か

(年 齢)

氏   名

ふ り が な

第 部門

鹿児島県

150 整理番号

職 種 名

(

七十五歳

)

大島紬図案士

推薦都道府県

推薦団体名等

所 属 名

 大島紬の設計図に当たる「考案図案」(元となる図案を「絣柄」で表現で

きるように調整し専用方眼紙上に点として置き換え色付けしたもの複

雑な図案になると一千万個を超える点が必要となる)を作成する技能に卓

越しているまた図案設計に関するソフトウェア開発にも尽力し図案ソ

フトの導入効果は図案設計の効率化省力化精緻化のみならず作業工

程全体の合理化に及んでおり業界全体の発展に貢献している

技 能 功 績 の 概 要

鹿児島県

意匠企画室M

就 業 地

20

- 40 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

東京都 11 三橋 京子 染物職 61 北海道 2 阿部 俊則 自由鍛造工 1

島田 進パン焼菓子製造工

洋生菓子製造工チョコレート製造工

108 沖中 幸子 美容師 115

鈴木 則子 衣装着付師 110 岩手県 2 齋藤 勝雄 機械時計組立調整工 43

森 覚 ソムリエ 117 佐々木 米藏 機械木工 95

冨澤 浩一 日本料理調理人 124 宮城県 3 阿部 信之 味そ製造工 103

田邉 年男 西洋料理調理人 129 佐藤 信 日本料理調理人 126

金子 雅一 木工塗装工 140 芳賀 強 人形製造工 143

神奈川県 5 小宮 三智男 旋盤工 13 秋田県 2 佐藤 咲夫 指物職 96

中村 豊作 数値制御金属工作機械工 14 福井 正人 木材製品処理工 97

水信 道雄 製かん工 26 山形県 2 高橋 良人 婦人子供服注文仕立職 62

三上 誠司 左官 75 剱持 猛雄 建築大工 74

矢澤 秀夫 表具師 132 福島県 3 安藤 勇 紳士服注文仕立職 63

新潟県 2 上野 康秀 その他の機械器具組立工 35 成田 幸志 建築とび工 69

玉木 晴夫 表具師 133 宗像 良三 石積工 87

富山県 2 宗景 昭 造園工等 84 茨城県 3 井坂 智明 数値制御金属工作機械工 12

福崎 幸雄 室内装飾工 134 清水頭 孝悦 製かん工 24

石川県 6 灘地 康生 金属工作機械組立工調整工 36 鈴木 房志 電子線応用装置組立調整工 44

久保 均 建設機械組立工 37 栃木県 5 出頭 光好 鋳込工 2

米島 芳廣 染色仕上工 60 渡辺 保夫 非鉄金属熱間圧延工 3

佐田 秀造 宮大工 70 畠山 晴男 アーク溶接工 25

内尾 孝夫 建築板金工 76 奥山 敬正 光学レンズ工 33

山名 洋一 造園工等 85 下山 義行 民生用電子電気機械器具修理工 45

福井県 6 立松 栄治 建築板金工 77 群馬県 1 田子 千代美 フラワー装飾師 144

司辻 光男 ろくろ成形工 88 埼玉県 3 山本 あさ子 婦人子供服注文仕立職 64

鷲田 富江 れんがかわら類成形工 89 白川 丈晴 理容師 114

木戸口 武夫 研磨用炭製造工 98 島田 浩一 畳工 131

畑地 久満 日本料理調理人 127 千葉県 3 大池 博美 製銑工 4

畠中 昭一 漆工 145 加藤 靜子 和服仕立職 68

山梨県 1 雨宮 正美 すずり製作工 90 渡邊 三郎 日本料理調理人 116

長野県 2 北原 憲明 フライス盤工 15 東京都 11 神谷 博行 電気めっき工 32

木村 不二雄 染物職 56 石井 義定 金属工作機械組立工調整工 34

岐阜県 3 井口 泉 建築大工 71 馬場 大作 電気通信機器組立工 46

平田 愼治 かわらふき工 78 志賀 耕次 電気配線工事作業者 51

柏木 一枝 紙手すき工 99

被 表 彰 者 就 業 地 別 一 覧

- 41 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

  • 1101欠番修正)最終版名簿pdfから挿入したしおり
    • 05規程2pdfから挿入したしおり
      • 名称未設定
Page 44: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号 就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

三重県 5 黒木 房雄 金属工作機械組立工調整工 40 静岡県 9 山下 正博 木工刃物製造工 27

井上 利武 繊維製品仕上工 58 新貝 晃一郎 寝具仕立工 57

川地 清廣 写真工 135 鈴木 孝紀 紳士服注文仕立職 65

京都府 11 淺野 昭夫 手かじ(鍛造)工 8 髙橋 道安 建築大工 72

小林 繁雄 ひも製造工 59 村田 善彦 石彫工 91

久保 義信 造園工等 86 佐次本 武司 木製建具製造工 100

加藤 白次 陶磁器画工 92 伊藤 章晴 木彫工 101

髙家 昌昭 和干菓子製造工 104 仙田 治興 広告美術工 141

浅野 富三 湯葉製造工 105 岩上 勝 弦楽器組立工 146

田口 茂雄 中華料理調理人 119 愛知県 23 中家 斉 機械込造型工 5

森川 裕之 日本料理調理人 128 村上 保明 金属熱処理工 6

岡崎 昭 表具師 136 小池 政弘 金属組織検査工 7

磯垣 昇 畳工 137 山﨑 和彦 フライス盤工 16

大槻 秀治 印章彫刻工 147 有村 正実 板金工 17

大阪府 8 井上 和行 中間製品検査工 9 門池 好高 金属手仕上工 18

関本 政俊 フライス盤工 20 冨浦 充 金属製建具製造工 28

東 勝弘 アーク溶接工 30 栗林 学 金属工作機械組立工調整工 38

山中 敏郎 紳士服注文仕立職 66 加地 利光 機械修理工 39

中田 正起 左官 80 小幡 悟資 金属工作機械組立工調整工 42

茅ヶ迫 正治 日本料理調理人 120 大内 正義 配電盤制御盤組立調整工 47

久松 幸彦 西洋料理調理人 121 澤島 秀司 半導体チップ製造工 48

兼井 龍文 家具類内張工 138 内山 聡 配電盤制御盤組立調整工 49

兵庫県 8 谷口 辰也 熱間圧延工 10 横田 豊秋 プリント基盤組立工 50

半仁田 照明 金属手仕上工 21 川嶋 博見 自動車部品組立工 52

山田 雅巳 アーク溶接工 31 深津 敏昭 自動車ぎ装組立工 53

松尾 雅史 車両修理工 55 石川 實 自動車整備工 54

BIGOT PHILIPPECAMILLE ALPHONSE

パン焼菓子製造工洋生菓子製造工

107 磯貝 喜代広 かわらふき工 79

檜山 和司 飲食物給仕人 122 上野 和彦 理容師 111

山口 浩 西洋料理調理人 130 渡邉 昌子 美容師 112

草野 一郎 貴金属細工加工工 148 吉田 茂男 日本料理調理人 118

奈良県 1 生野 邦彦 金属特殊加工機工 22 鈴木 長次 中華料理調理人 125

鳥取県 1 中川 壽男 旋盤工 23 福山 隆 製図工 142

島根県 1 松本 年正 杜氏 109 三重県 5 髙木 康彦 金属手仕上工 19

広島県 1 川上 真一 機械修理工 41 富田 幸治 成形プレス工 29

- 42 -

就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

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13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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就業地 人数 氏 名 職 種 名簿番号

山口県 1 鴛海 貞夫 日本料理調理人 123

徳島県 1 新居 修 染料製造工 139

香川県 2 池田 勝 建築板金工 82

西村 文男 竹彫工 102

愛媛県 1 大森 利夫 理容師 113

高知県 1 池田 泰一 漆工 149

福岡県 1 白石 榮子 和服仕立職 67

佐賀県 2 大串 惣次郎 ろくろ成形工 93

市川 龍男 陶磁器画工 94

熊本県 1 坊野 政典 型枠大工 73

大分県 2 三浦 榮治 製銑工 11

江藤 浩二 れんが積工 81

鹿児島県 2 安田 宣久 杜氏 106

丸野 勝寛 大島紬図案士 150

- 43 -

技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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技能者表彰規程(昭和四二年労働省告示第三八号)

(目

的)

第一条

この規程は卓越した技能者を表彰することにより広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させもって技能者の地位及び技能水準の向上

を図ることを目的とする

(表彰者及び被表彰者)

第二条

表彰は厚生労働大臣が次の各号のすべてに該当する者について行う

きわめてすぐれた技能を有する者

現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者

技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者

他の技能者の模範と認められる者

(表彰の方法等)

第三条

表彰は毎年1回表彰状卓越技能章及び褒賞金を授与して行うものとする

表彰状の様式は別表第1のとおりとする

卓越技能章は盾及び徽章としその形状及び制式は別表第2のとおりとする

(被表彰者の選定)

第四条

表彰を受ける者は都道府県知事全国的な規模の事業を行う事業主団体若しくはその連合体又は一般社団法人若しくは一般財団法人その

他当該表彰を受ける者の推薦に当たる者が推薦した者のうちから厚生労働大臣が選定する

厚生労働大臣は前項の規程により選定を行うに当たってはこれを公正かつ適切に行うため技能者表彰審査委員の意見をきくものとす

技能者表彰審査委員に関し必要な事項は別に定める

- 44 -

(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

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別表第2

- 47 -

13

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- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

  • 1101欠番修正)最終版名簿pdfから挿入したしおり
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(表彰状等の返納)

第五条 厚生労働大臣は第三条に規定する表彰状及び卓越技能章を授与された者が禁錮以上の刑に処せられ又は被表彰者としてふさわ

しくない非行のあったときはこれを返納させることができる

(細

目)

第六条

この規程に定めるもののほかこの規程の実施に関し必要な細目は厚生労働省人材開発統括官が定める

- 45 -

13

shy

13

- 46 -

13

shy

別表第2

- 47 -

13

shy

- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

  • 1101欠番修正)最終版名簿pdfから挿入したしおり
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      • 名称未設定
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13

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- 46 -

13

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別表第2

- 47 -

13

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- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

  • 1101欠番修正)最終版名簿pdfから挿入したしおり
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      • 名称未設定
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別表第2

- 47 -

13

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- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

  • 1101欠番修正)最終版名簿pdfから挿入したしおり
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      • 名称未設定
Page 50: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

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- 48 -

委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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委 員 の 区 分

田邊 俊秀

大関 東支夫

椋田 哲史

上原 洋一

木田 幸紀

井水 治博

國井 秀子

内海 房子

今野 浩一郎

氏  名

中央職業能力開発協会 理事長

一般社団法人 全国技能士会連合会 会長

一般社団法人 日本経済団体連合会 専務理事

上原ネームプレート工業株式会社 代表取締役

日本放送協会 専務理事

日刊工業新聞社 代表取締役社長

芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科教授

独立行政法人 国立女性教育会館 理事長

学習院大学 名誉教授 現

   職

一 総合審査委員(順不同敬称略)

技能者表彰審査委員名簿

訓 練 関 係

産 業 関 係

報 道 関 係

学 識 関 係

現職は審査委員会開催時のもの

- 49 -

部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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部 門 別

森脇 隆

岡本 眞一

戸倉 和

澤 武一

綾部 統夫

戸倉 和

村田 敏健

田口 弘

酒匂 宗二

太田 大介

熊井 真次

氏  名

森脇鍍金工業株式会社 代表取締役

東京情報大学 名誉教授

東京工業大学 特命教授

芝浦工業大学 デザイン工学部 准教授

一般社団法人 日本機械工業連合会 常務理事

東京工業大学 特命教授

日本金属熱処理工業会 専務理事事務局長

一般社団法人 日本鋳造協会 事務局長

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 常務理事

一般社団法人 日本鋳鍛鋼会 専務理事

東京工業大学 教授

現   職

二 部門別審査委員(順不同敬称略)

現職は審査委員会開催時のもの

 第1部門

  金属材料製造の職業

 第2部門

  金属加工の職業

 第3部門

  金属溶接溶断めっき工

  その他の金属加工等の職業

- 50 -

部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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      • 名称未設定
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部 門 別

矢野 義博

田山 稔

島崎 克教

寺本 進

小野田 聡

海老塚 清

内田 俊彦

今井 正道

小林 尚登

中澤 國忠

木村 眞琴

戸倉 和

氏  名

一般社団法人 日本自動車工業会 理事事務局長

日本車輌製造株式会社 鉄道車両本部

豊川製作所長

ジャパン マリンユナイテッド株式会社

技術総括部長

東京大学 准教授

電気事業連合会 専務理事

一般社団法人 日本電機工業会 専務理事

一般社団法人 日本電設工業協会 専務理事

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会

常務理事

法政大学 デザイン工学部 教授

全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合 副理事長

日本光学工業協会 会長

東京工業大学 特命教授

現   職

 第4部門

  一般機械器具組立修理

  の職業等

 第6部門

  輸送用機械器具組立修理

  の職業等

 第5部門

  電気機械器具組立修理及び

  電気作業関係の職業

- 51 -

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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    • 05規程2pdfから挿入したしおり
      • 名称未設定
Page 54: 第 第9部...愛 知 県 ト ヨ タ 自 動 車 (株) 第 1 部 門 愛 知 県 機 械 込 造 型 工 千 葉 県 製 銑 工 栃 木 県 非 鉄 金 属 熱 間 圧 延 工 栃

部 門 別

坂山 修平

草野 光年

金森 勝三

大﨑 精一郎

杉本 洋文

安武 紳一郎

廣川 妙子

鈴木 榮治

後藤 景子

渡邉 正義

小林 信

後藤 景子

氏  名

一般社団法人 日本建設業連合会 専務理事

一般社団法人 全国中小建設業協会 専務理事

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

テーラー安武 代表

戸板女子短期大学 教授

一般社団法人 全国和裁着装団体連合会 副会長

奈良工業高等専門学校 校長

一般社団法人 日本絹人繊織物工業会 副会長

全国中小企業団体中央会 事務局次長

奈良工業高等専門学校 校長

現   職

 第7部門

  染色紡糸等繊維製造

  の職業

 第8部門

  衣服の職業

 第9部門

  建設の職業等

- 52 -

部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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部 門 別

原田 一男

酒本 修

飯野 一朗

金森 勝三

宇田川 辰彦

杉本 洋文

山田 上

邑智 保則

大﨑 精一郎

杉本 洋文

氏  名

合資会社 石松石材商会 代表社員

公益社団法人 日本セラミックス協会 専務理事

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 全国中小建築工事業団体連合会

副会長

一般社団法人 日本造園組合連合会 理事長

東海大学 工学部 建築学科 教授

全日本板金工業組合連合会 副理事長

一般社団法人 日本左官業組合連合会 副会長

一般社団法人 日本建設軀体工事業団体連合会

東海大学 工学部 建築学科 教授

現   職

 第 部門

  タイル張工左官建築

  板金工及び建設機械運転

  の職業等

 第 部門

  植木職造園工等の職業

 第 部門

  窯業製品製造の職業等

101112

- 53 -

部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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部 門 別

藤原 國明

寺園 洋行

小林 信

結城 攝子

遠藤 和夫

西尾 昇治

前川 秀幸

遠藤 和夫

秋道 斉

赤松 明

氏  名

全日本美容業生活衛生同業組合連合会 副理事長

全国理容生活衛生同業組合連合会 常務理事

全国中小企業団体中央会 事務局次長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

東京商工会議所 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

一般社団法人 日本経済団体連合会

労働政策本部 副本部長

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 学長 現

   職

 第 部門

  木竹つる製品製造

  の職業等

 第 部門

  食料品製造の職業等

 第 部門

  生活衛生サービスの職業

131415

- 54 -

部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

- 56 -

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部 門 別

山田 亮

中村 瑞穂

秋道 斉

藤原 成曉

繁昌 孝二

上田 耕一郎

和栗 安広

結城 攝子

小林 信

西尾 昇治

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

職業能力開発総合大学校 准教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

ものつくり大学 教授図書情報センター長

職業能力開発総合大学校 准教授

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 准教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

有限会社 マンダリン工房 代表取締役

全国中小企業団体中央会 事務局次長

東京商工会議所 常務理事

現   職

 第 部門

  内張工表具師塗装工及び

  内装仕上工等の職業

 第 部門

  広告美術工製図工包装工

  等の職業

 第 部門

  飲食物調理及び接客サービス

  の職業

17 1618

- 55 -

部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

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部 門 別

山田 亮

大島 博明

秋道 斉

山田 亮

坂元 亞郎

飯野 一朗

和栗 安広

氏  名

中央職業能力開発協会 常務理事

ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科

特別客員教授

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

評価部次長

中央職業能力開発協会 常務理事

株式会社フィーゴ 取締役社長

東京藝術大学 名誉教授

一般社団法人 日本産業訓練協会

専務理事事務局長

現   職

 第 部門

  装身具等身の回り品製造

  の職業

 第 部門

  その他の職業

20 19

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