環境省：環境人材育成のための環境省：環境人材育成のための大学教育プログラム開発事業大学教育プログラム開発事業

タイプＢ：平成21年４月～平成２４年３月

国立大学法人 岩手大学1

「環境人材育成に向けた大学全体会合」「環境人材育成に向けた大学全体会合」平成平成2222年年1111月月2929日日

環境人材育成プログラムのねらい

環境専門家

○すべての大学生に必要

○大学全体の取組が必要

○学生が実践する場が必要

「学びの銀河」プロジェクトの実績を踏まえて

①充実を図る

ISO14001と産学官民連携を活用して、

②新しいプログラム開発

○環境マネジメントの実務経験

○環境マネジメントの観点からの

診断能力

○地域社会を変えていく意欲

2

①① プログラムの概要プログラムの概要

人文社会科学

教育学

工学・農学

基礎的

①「岩手大学の環境マネジメント」

②「環境マネジメント実践学」

③「環境マネジメント実践演習」

3

①① プログラムの概要プログラムの概要

目標とする目標とする環境人材像環境人材像 岩手大学認定資格「環境管理実務士」の付与岩手大学認定資格「環境管理実務士」の付与

①① プログラムの概要プログラムの概要

「π字型」環境人材に必要な要素と養成方法

基礎的環境力基礎的環境力

実践的環境力実践的環境力

学部の専門性学部の専門性

強い意欲と行動力強い意欲と行動力

環境マネジメント（内部監査）環境報告書・環境報告レポート

地域貢献に関するボランティア・インターンシップ

ESDESDの価値観の価値観

4

人文社会科学・教育学工学・農学：環境

32のESD科目

基礎ゼミナール：環境11の環境教育科目

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫 分野

タイプ

環

境

文

化

経

済

社

会

問題解決の体験 E4 C4 M4 S4

学生参加型 E3 C3 M3 S3

理解の広がりと深化 E2 C2 M2 S2

関心の喚起 E1 C1 M1 S1

（ESDの価値観とESD科目のラベリング）従来ある科目がESDとどのような関連があるかについてラベリング。学生自身が、科目をつないで、

「学びの星座・銀河」を形成する。

5

32のESD科目

社会S その他

倫理学の世界 E2 C1 C2

心の理解（適応の理解） S1

日本の文学 C2 異文化理解

芸術の世界 C1

心の科学 C2

経済のしくみ M1

現代社会と経済 M1 S1

現代社会の社会学 E1 S1 生存の持続

地域と生活

持続可能なコミュニティーづくり実践学

市民生活と法 S1

知的財産入門 E1 S1

キャリアを考える S1

多文化コミュニケーションAB 国際

現代の諸問題 C1 S1

市民と政治 S1

社会的人間論 E1

地域と社会

地元の企業に学ぶESD

地場産業・企業論 M2

都市の自然再生プランニング

E4 C4

環境都市盛岡づくりプロジェクト

E4 M4

北上川流域学実習 E3

津波の実際から防災を考える

人文社会科学部専門教育科目

持続可能な社会論A E2 M2

高年次課題科目

環境E

ECMS

教養科目人間と文化

経済M文化C

教養科目人間と社会

EMS

ECMS

ECMSECMS

大学教育総合センター

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

基礎ゼミナール：環境への意識付け

11の環境教育科目

森林と環境／動物と環境：教材作成環境教育科目分科会との連携

「環境」を考える／生活と環境／都市と環境／地域の環境保全を考える／地球環境と社会／水と環境／廃棄物と環境／人の暮らしと生物環境植物栽培と環境テクノロジー

6

大学教育総合センター

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

環境マネジメント

（１）１年次後期 「岩手大学の環境マネジメント」ISO14001を含む環境マネジメントシステムの基本を理解させる

7

（２）２年次前期 「環境マネジメント実践学」ISO14001の学内監査員として研修・実務に携わる実習科目

★平成22年度内部監査の実施監査対象期間：平成22年7月1日・8日監査対象部局 4学部（人文社会科学・教育学・工学・農学）

学務部・総務部・岩手大学生活協同組合

内部監査補助員30名が内部監査を体験

大学教育総合センター環境マネジメント推進室

環境報告書

（３）２年次後期「環境マネジメント実践演習」学生が中小企業の「環境報告書」作成に協力する実習科目2010年10月～岩手県中小企業家同友会加盟企業5社に13名が訪問。環境報告レポート作成支援中

8

人文社会科学部環境人材育成WG

INS：CSR/環境人材育成研究会

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

地域貢献の学外実習

INS：CSR/環境人材育成研究会岩手県幼小中高大専ESD円卓会議いわて高等教育コンソーシアム

概容 受入団体

「子どもの環境教育プログラム」「循環型のくらしの場づくり」のボランティア NPO法人岩手子ども環境研究所

川と親しむ活動（インターンシップ） NPO法人北上川流域連携交流会

来館者へのインタープリター活動および環境教育支援（ボランティア）

特定非営利活動法人環境パートナーシップいわて

学生による地域づくり活動（ボランティア） いわて高等教育コンソーシアム

学生による森の再生活動（ボランティア）社団法人東北地域環境計画研究会

学生による小動物が棲む森林づくり活動（ボランティア）

「エコ・ボランティア」環境保護に関する国際ボランティア活動

国際教育交換協議会日本代表部岩手大学研究交流部国際課

「ボランティア＆ホームステイ」動物愛護/環境保護/児童プログラム/コミュニティ・サポート国際ボランティア活動

「国際ボランティアプロジェクト」環境保護・整備/修繕・修復/建設/子供関係/社会福祉/農業/歴史/文化的交流など国際ボランティアプロジェクト

野外での農作業／収穫物のローカル売買システム構築（ボランティア）

特定非営利活動法人Asia Environmental Alliance 9

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

★ EMS・ESD・CSRのシナジー効果の活用

★ 岩手大学内組織と岩手大学外関連団体（産官学民）の連携

★ EMS ：岩手大学環境マネジメント推進室

★ ESD ：岩手大学大学教育総合センター

岩手県幼小中高大専ESD円卓会議いわて高等教育コンソーシアム

★ CSR ：INS：CSR／環境人材育成研究会10

いわて高等教育コンソーシアム（県内５大学）

CSR/環境人材育成研究会（産・学・官・民）

岩手県幼小中高大専ESD円卓会議

岩 手 大 学 学 長

教育推進本部 環境マネジメント推進本部

大学教育総合センター（センター長：教育・

学生担当理事・副学長）

環境マネジメント推進室（室長：環境担当副学長）

プログラム開発・実証委員会

［取組２］①②

［取組１］［取組３］

環境管理実務士資格認定小委員会

［取組４］

他の組織との連携：事業体制

11

人文社会科学部環境人材育成WG

［取組２］③

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

②② プログラム開発での工夫プログラム開発での工夫

EMS・ESD・CSRのシナジー効果と産学官民の連携

12

③③ プログラムの実施における自己評価プログラムの実施における自己評価

参加人数：定量的評価平成22年2月アンケート

環境マネジメント実践学

環境マネジメント実践演習

回答数：73人 受講希望 まだわからない 受講希望 まだわからない

合計 35 23 30 29

人文社会科学部環境科学課程1・2年

19 5 17 6

平成22年11月現状

内部監査補助員

オブザーバー 環境マネジメント実践演習受講者

合計 30 39 13

人文社会科学部環境科学課程2・3年

22 0 10

13

③③ プログラムの実施における自己評価プログラムの実施における自己評価

岩手大学内外の評価：定性的評価★ エコリーグ（全国環境青年連盟）Campus Climate

Challenge実行委員会「エコ大学ランキング」2009年国公私立総合第1位・2010年国公私立総合第2位

★ 温暖化防止いわて県民会議「Eco-1グランプリ in いわて」学校部門最優秀賞受賞

★ ISO14001認証取得★ ESD科目「持続可能なコミュニティー実践学」受講学生

→ 葛巻前町長による体験談への関心

★ 地域貢献の学外実習（ボランティア活動）参加学生→ 子どもの環境教育プログラム体験

★ 岩手大学職員：学生と一緒に内部監査の準備と実施をした意義→ 岩手大学の環境マネジメント活動への波及効果

★ 「環境マネジメント実践演習」受講生受け入れ企業・社員の環境意識を高める良いきっかけ・環境報告レポート作成の意欲

14

④④ プログラムの実施課題と解決策プログラムの実施課題と解決策

課題1

岩手県中小企業における環境報告書作成状況の低さ

11; 10%

14; 12%

48; 42%

42; 36%

25;

22%

90;

78%

1．知っており、

内容も十分理解し

ている

2．ある程度知っ

ている

3．聞いたことは

あるが内容は知ら

ない

4．知らない、聞

いたことがない

6; 5%

42; 37%

67; 58%

6; 5%

109;

95%

1．作成してい

る（部分的でも

可）

2．興味はある

が取り組んでい

ない

3．今のところ

取り組む予定は

ない

環境報告書の知名度環境報告書の作成状況15

岩手県中小企業家同友会加盟企業の環境報告書アンケート実態調査より

課題1の解決策

★ いわて環境人材育成フォーラム「環境報告書からはじめよう！」の開催：平成22年3月17日報告書発行：平成22年11月

★岩手県の中小企業における環境報告書のアンケート調査結果の報告・公表・INS（岩手ネットワークシステム）

：CSR／環境人材育成研究会幹事会・岩手大学環境人材育成プログラムホームページ

16

④④ プログラムの実施課題と解決策プログラムの実施課題と解決策

★岩手県・盛岡市の環境コミュニケーション事業との連携（検討中）

④④ プログラムの実施課題と解決策プログラムの実施課題と解決策

課題1の解決策★ 第24回 MIU Café（2010.11.17）

「環境と共生する企業経営とは？」主催：岩手大学地域連携推進センター、盛岡市

岩手ネットワークシステム、岩手県中小企業家同友会、ＪＳＴイノベーションサテライト岩手

ゲストスピーカー：「環境マネジメント実践演習」講義担当者と受け入れ企業

★ INS：CSR／環境人材育成研究会シンポジウム2010「社会と結ぶ学生参加型の環境マネジメントと環境人材育成」（2010.11.27）・基調講演：後藤敏彦先生（環境監査研究会代表幹事他）

「CSR環境に役立つ人材として何をどう学ぶか」・岩手大学環境マネジメント学生委員会担当分科会（廃棄物、省エネ・省資源、環境教育、環境報告書）・分科会代表によるパネルディスカッション＋質疑応答 17

課題2

★地域に貢献する学外実習（インターンシップ・ボランティア活動）

・大学内外でボランティアに対する理解度が低い・学外実習への参加者が少ない

（平成22年11月現在：5人）

18

★ ESD銀河セミナー：ボランティア活動に関するセミナー・シリーズの開催

・平成22年度、年6回程度開催予定（3回開催済）

・ボランティア協議会の設立

課題2の解決策

④④ プログラムの実施課題と解決策プログラムの実施課題と解決策

④④ プログラムの実施課題と解決策プログラムの実施課題と解決策

課題2の解決策

★ 第26回 MIU Café（2010.11.30）「岩大のボランティアを元気にしよう！」

ゲストスピーカー：岩手大学理事・副学長 玉 真之介 氏コラボMIU学生スタッフ企画

★ 学外実習の講義化・単位化（検討中）→ 強い意欲・自主性・行動力？

★ 盛岡市役所でのインターンシップ（検討中）・IES（いわて環境マネジメントシステム・スタンダード）

内部監査への参加・環境報告書・環境報告レポートの作成支援

★ 「環境マネジメント実践演習」のフォローアップ→ 環境報告レポート作成訪問企業に対する活動継続19

⑤⑤ 他の組織との連携他の組織との連携の課題と解決策の課題と解決策

★ EMS・ESD・CSRのシナジー効果の向上

・ボランティア活動→ 岩手県幼小中高大専ESD円卓会議・

いわて高等教育コンソーシアムとの連携強化・岩手大学のEMSにおける環境人材育成プログラム

の位置づけ：ISO14001認証登録審査での指摘

課題3

★ 「環境管理実務士」取得選択肢増：参加人数増加狙い★ 環境目的・目標・実施計画における環境人材育成

プログラムの位置づけ（検討中）★ 他大学の学部生・社会人に対する

環境人材育成プログラムの開放（検討中）

課題3の解決策

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