公益 財団法人札幌国際プラザ 時 82vol.82 october/2015 姉妹・友好都市交流...

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vol.82 October/2015 姉妹・友好都市交流 姉妹都市周年事業 ノボ・瀋陽・大田 ほか P02 国際会議開催支援 国際会議がもたらす 可能性 ほか わたしたちは、みんなにやさしく魅力と活力あふれる国際都市札幌 を創造します。 Ⅰ. 様々な人、文化、情報が集まり、繋がり、広がる拠点となります。 Ⅱ. 市民主体の多文化交流をプロデュースします。 Ⅲ. MICEを通じた人々の交流と地域経済の活性化を推進します。 P08 〒060-0001 札幌市中央区北1条西3丁目 札幌MNビル 3F Kita1 Nishi3,Chuo-ku,Sapporo 060-0001 JAPAN TEL:011-211-3670 FAX:011-211-3673 E-mail:[email protected] URL:http://www.plaza-sapporo.or.jp 札幌国際プラザ 公益 財団 法人 北海道の 森林保全と環境への配慮のため、道産間伐材 を原料にした用紙、有害廃液の出ない「水なし印刷」及 び豆インキを使用して作成しています。 ビジョン ミッション SAPPORO INTERNATIONAL COMMUNICATION PLAZA FOUNDATION

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Page 1: 公益 財団法人札幌国際プラザ 時 82vol.82 October/2015 姉妹・友好都市交流 姉妹都市周年事業 ノボ・瀋陽・大田 ほか P02 国際会議開催支援

vol.82October/2015

姉妹・友好都市交流

姉妹都市周年事業

ノボ・瀋陽・大田 ほか

P02

国際会議開催支援

国際会議がもたらす

可能性 ほか

わたしたちは、みんなにやさしく魅力と活力あふれる国際都市札幌

を創造します。

Ⅰ. 様 な々人、文化、情報が集まり、繋がり、広がる拠点となります。

Ⅱ. 市民主体の多文化交流をプロデュースします。

Ⅲ. MICEを通じた人々 の交流と地域経済の活性化を推進します。

P08

〒060-0001 札幌市中央区北1条西3丁目 札幌MNビル 3FKita1 Nishi3,Chuo-ku,Sapporo 060-0001 JAPANTEL:011-211-3670 FAX:011-211-3673E-mail:[email protected]:http://www.plaza-sapporo.or.jp

札幌国際プラザ公益財団法人

北海道の 森林保全と環境への配慮のため、道産間伐材を原料にした用紙、有害廃液の出ない「水なし印刷」及び豆インキを使用して作成しています。

時計

台前

から

ビジョン

ミッション

S A P P O R O I N T E R N A T I O N A L C O M M U N I C A T I O N P L A Z A F O U N D A T I O N

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8月21日(金)に中国を知るセミナー

「三食からみる中国」を開催しました。

講師は今年4月に札幌市国際交流員と

して着任し、今回が初めてのセミナー

となる北京出身の劉亜蕾(リュウ 

ライ)さん。現在、ほぼ一般的となっ

ている一日三食ですが、中国でこの食

習慣が始まったのは二千年ほども前の

ことだといいます。中国において、食

は人々にとって大変重要な位置を占

め、「食事は済みましたか?」が挨拶が

わりの言葉であったことや、中国八大

料理に代表されるように、地域によっ

て食材や味付け、調理方法が大きく異

なること、また、

中国各地での朝食

風景や受験生を支

える食事の様子な

どが、多くの写真

や映像とともに紹

介されました。

6月29日(月)

には、札幌国際

プラザで札幌

市の高校生と

の「意見交換会」

を開催。「『ハー

フ』という言葉

についてどう思

いますか」など

のテーマに沿っ

て、国籍や文化、言語などが個人のアイ

デンティティにどのような影響を与える

かを考え、活発に意見を述べ合いました。

研修を通して、日本語と日本文化への

理解をさらに深め、自立心を養ったポー

トランド市の高校生たちは、「この研修を

通じて素晴らしい体験、一生の友達がで

きた」「将来は札幌とポートランド、アメ

リカと日本をつなぐ役にたちたい」などと

語っていました。

本年、札幌市と

瀋陽市が友好都市

提携35周年を迎え

ることを記念して、

札幌国際プラザで

は11月10日(火)~

16日(月)の7日間

の日程で、市民訪

問団を瀋陽市へ派遣することとなりま

した。

当訪問団は、瀋陽市での記念事業へ

の参加や視察・交流を通じて、市民同士

が親睦を深め、札幌市と瀋陽市の両市、

日本と中国の両国の相互理解と友好親

善に寄与することを目的としています。

札幌姉妹都市協会のfacebook等

で、現地での交流の様子などをお伝えし

てまいります。お楽しみに。

※�

訪問団への参加を希望される方は、10月

初旬までに札幌国際プラザ多文化交流部

011

211

2105までお問い合

わせください。

この夏、札幌の姉妹都市であるアメリ

カ・ポートランド市から、「日本語イマー

ジョン教育」で日本語を学ぶ高校生9名が

来札し、1か月にわたって日本の高校生

活を体験しました。

この研修は、平成23年度から実施して

いる札幌市とポートランド市の高校生の

相互交流事業の一環として行われるもの

で、これまで両都市の70名を超える高校

生が参加しています。

彼らは、ホームステイをしながら8校

の市立高校に通い、授業や学校祭を体験。

古文や歴史を含む難しい授業にも一生懸

命取り組みました。

また、校外活動として市内の施設を訪

問したり、日本文化体験や、幅広い年代

の市民との交流を行いました。

ポートランド市の高校生が日本の高校生活を体験

〜グラント高校札幌夏期研修〜

中国の食文化とは?

〜中国を知るセミナー〜

札幌の高校生と意見交換

1か月間の研修・ホームステイ

友好都市提携35周年記念

瀋陽・市民訪問団

30周年瀋陽市民訪問団(平成22年)

中国八大料理のひとつ、四川料理

【イマージョン教育】

 “Im

merse

(浸す)”を意味する「ター

ゲット言語に浸りきって習得する」言語学

習方法。

 

ポートランド市では、公立小学校、中学校、

高校(各1校)で日本語イマージョン教育を

実践。一般的な外国語学習とは違い、対象

となる外国語を使って一般教科も学びます。

中島児童会館での交流(7月14日(火))

市立高校生との意見交換会(6月29日(月))

札幌市の皆さん、你好(ニーハオ)!

 中国の首都北京から参りました劉

亜蕾(リュウアライ)と申します。札幌

との縁は2010年に札幌経済交流室

(札幌市北京事務所)に入った時から

始まりました。この度、国際交流員と

着任あいさつ

亜蕾さん(中国国際交流員)

して、初めて札幌に住むことができ、

4ヶ月が経ちました。まだ短い間です

が、綺麗な街や親切な人々に魅了され、

札幌が大好きになりました。これから

も、札幌の皆さんに中国のことを好き

になっていただけるように、札幌市の

国際交流員として頑張っていきたいと

思います。よろしくお願いいたします。

謝謝(シェシェ)!

2

多文化交流部

姉妹・友好都市交流

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また、日本文

化祭や交流夕食

会では、訪問団

からも「ソーラ

ン節」の歌の披

露、アニメなど

日本のサブカル

チャーに関する

クイズ大会、書

道や茶道のデモ

ンストレーショ

ン、切り絵の展

示会などを行

い、日本文化に

対する理解を深

めてもらいまし

た。滞在中多くの市民と交流し、両都

市の友好関係を改めて確認しました。

7月には、毎年受け入れをしている

ノボシビルスクで日本語を学ぶ青年

7名が来札。滞在中は、日本語を学

ぶプログラムを中心に、学校訪問や

「レッツトークロシア語スペシャル」

などをとおして、多くの札幌市民と触

れ合いました。青年たちの中には、6

月にノボシビルスクで市民訪問団と

交流した人も含まれ、今後も両都市の

交流が長く続いていくことを感じさ

せました。

8月3日(月)、さっぽろ夏祭りの

ドイツ村を会場に、ドイツミニセミ

ナーを開催しました。2012年の

札幌・ミュンヘン姉妹都市提携40周

年を機にはじまったミニセミナーは

今年で4回目。お天気にも恵まれ、

43名の方が参加しました。ドイツ出

身で札幌市国際交流員のウリ・ヤミ

ツキさんが、世界最大のビールのお

祭り「オクトーバーフェスト」や、国

内のビール消費量、ビールに関する

法律、5000ものビールブランド

があることなど、ドイツのビール文

化を写真を使って説明したほか、ド

イツ語の挨拶や簡単で実用的なフ

レーズを紹

介し、参加

者全員で練

習しまし

た。参加者

は、ドイツ

ビールを楽

しんだり、

熱心にメモ

を取ったり

しながら、

ドイツに思

いをはせて

いました。

札幌市とドイツのミュンヘン市の

姉妹都市提携30周年を記念して始まっ

た「ミュンヘン・クリスマス市�

in�

Sapporo」。昨年は過去最高の

101万9千人の方にご来場いただき、

初冬の札幌のイベントとして大好評を

いただいています。

14回目となる今年は、大通公園2丁目

をメイン会場に11月27日(金)~12月24

日(木)の28日間(毎日11:00~21:00)

開催します。恒例となったグリューワイ

ンやドイツ料理、伝統的なクリスマス飾

りなどが今年もお店に並びます。また、

新しいお店の出店もありますのでお楽

しみに!会場内ではイベントも企画し

ていますので、ドイツのクリスマスの雰

囲気を味わいに、ぜひご来場ください。

今年2015年は、札幌市とロシ

アのノボシビルスク市が姉妹都市と

なってから25年目です。その間、ス

ポーツ、芸術文化、学術、少年少女交流

など、多岐にわたる交流活動を続けて

きました。

そんな両都市の絆をさらに強め、相

互理解を深める機会として市民訪問

団を結成し、ノボシビルスク創立を記

念する「まちの日」にあわせた6月23日

(火)~30日(火)、同市を訪問しました。

現地では、当財団の提携団体である「シ

ベリア・北海道文化センター」の企画の

もと、学生

ボランティ

アによる名

所や大学案

内、市民の家

庭を訪問す

るホームビ

ジット、「ま

ちの日」の記

念式典参加

など、たくさ

んのプログ

ラムにおい

て「おもてな

し」を受けま

した。

絆をより強く

〜札幌・ノボシビルスク姉妹都市提携25周年記念市民訪問団〜

ドイツ村でドイツのビール文化を学ぶ

〜ドイツ・ミニセミナー〜

ミュンヘン・クリスマス市

in

Sapporo

開催

シベリア北海道文化センターにて

ノボシビルスク大学東洋学科の学生と市内視察札幌・ノボシビルスクの友好の証

2014年会場の様子

札幌ドイツ村で開催されたミニセミナー

3

多文化交流部

姉妹・友好都市交流

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幌と各国の繋がり、なぜその国の領事

館が札幌にあるのかを知ってもらうた

め、「つながろう!わたしたちのさっ

ぽろと世界」というテーマで開催しま

す。各国から任命されたこどもたちは、

中央図書館や各国の領事館などを訪問

し、発表の準備を進めます。各国のこ

どもを指導するのは、札幌市内の「大

学生サポーター」たち。事前に3度の

研修を経て、小学生の興味があるテー

マを一緒に考え、学び、発表までを丁

寧にお手伝いします。

今年も10月上旬から大学生、こども

領事の募集が始まります。発表は1月

17日(日)を予定していますので、たく

さんのご参加をお待ちしております。

国際的な視野を持ち、未来を切り開

く力を持った青少年を育成することを

目的に、国際プラザの財団化20周年事

業として、平成23年から始まった「こ

ども領事」。札幌の小学6年生が外国

公館等から「こども領事」として認定さ

れ、各国の魅力や札幌とのつながりに

ついて勉強し、市民の前で発表します。

昨年度は、36名の小学生が8カ国に

分かれ「広報担当領事」として各国の

魅力を伝えました。普段滅多に訪問す

る機会のない領事館などを訪問して領

事と名刺を交換したり、コンベンショ

ンセンターの国際会議場で発表するな

ど、札幌の未来を担うこどもたちが頼

もしく成長してくれました。

5回目となる平成27年度は、特に札

札幌国際プラザの交流サロンは、日

本人と外国籍の方々が気軽に出会い、

交流していくことをサポートするため

に設けられたスペースです。この度、

サロンをご利用いただく市民や観光客

のみなさまに「より快適な空間」「より

良いサービス」を提供できるよう、外国

語ボランティアの協力のもと、交流サ

ロンをリニューアルしました。

まず、サロンの一角にTVを設置し、

BBCワールドニュースやNHKワー

ルドなど、国際ニュースをご覧いただけ

るコーナーや、札幌市の姉妹都市5都市

に関する書籍やパンフレット等を自由

にご覧いただる「姉妹都市コーナー」を

リニューアル・オープンしました。

さらに、海外からの旅行者や、外国籍

市民向け

に「日本

文化体験

コーナー」

を新設し

ました。

女性用の

着物「打

掛」を羽

織って記

念撮影し

たり、折り

紙やけん

玉などが体

験できます。

また、折

り紙を使っ

て、四季を

感じられる

作品をボラ

ンティアと

一緒につく

る「おりが

みワークショップ」も月1回開催して

おり、こちらは日本人も外国人も一緒

に楽しみながら、日本の伝統文化「おり

がみ」をあらためて見直し、体験できる

イベントになっています。

お近くにお越しの際は、ぜひ交流サ

ロンにお立ち寄り下さい。お待ちして

います。

交流サロンをリニューアルしました!

世界とつながろう!

SAPPOROこども領事2016

平成26年度発表会

平成26年度任命式

おりがみワークショップの様子

リニューアルした交流サロン

これからの「おりがみワークショップ」開催予定(2015年10月〜12月)

日時 テーマ

10月24日(土)14:00〜15:00 ハロウィーン

11月14日(土)14:00〜15:00 クリスマス

12月19日(土)14:00〜15:00 正月

4

多文化交流部

ボランティア・国際理解

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日本に住む外国人が快適で安心な

生活をするため欠かせない「日本語」。

札幌市でもたくさんのボランティア

団体が、日本語学習支援に取り組んで

います。

国際プラザでは、そんな札幌市の日

本語教育を支える「担い手」が活発に活

動できるよう、平成27年度は10月31日

(土)と2月21日(日)の2回のセミナー

開催を予定しています。地域日本語教

育における参加型学習や数ある教材の

活用方法、「コミュニケーションのた

めの日本語」などをテーマとして取り

上げる予定です。

また今年度初めて、多言語の中で育

つ子どもの教育に関する現状や課題に

ついて考えるセミナーも開催予定です。

国際プラザでは、今後も「日本語」を

キーワードに、外国人も日本人も暮ら

しやすいまちづくりのための事業を展

開していきます。

9月1日(火)の防災の日、「札幌国際

プラザ防災バスツアー」を実施しました。

これは平成18年度から継続している

事業で、外国籍市民と札幌市民とが防

災関連の体験や情報共有を一緒に行う

ことによって、互いの助け合いや防災

への意識を高めることを目的としてお

り、今年は外国籍市民15人を含む計31

人が参加しました。

参加者は、清田区のイオンモール札

幌平岡の駐車場で実施された札幌市総

合防災訓練で、地元住民の方々と一緒

に煙道通過やバケツリレーなどの体験

型訓練に参加。その後札幌市民防災セ

ンターに移動して様々な災害体験を

し、昼食には

災害時用の

非常食を試

食するなど、

様々な形の

災害を実際

に経験しま

した。

食事の後

は、あまり防

災教育を受

ける機会の

ない外国籍

市民のため

に、札幌市

防災協会の

今田利光氏

を講師に防

災全般の基

礎知識を教

えてもらい、

平時からの

準備や心構

え、災害時の

対応などを

学びました。

また、ツアー

最後に立ち

寄ったリフ

レサッポロ

では、少林寺拳法連盟の木村�

均氏から

護身術も教えてもらい、「身を守る」と

いうことをあらゆる角度から経験した

「防災の日」となりました。

大規模災害時に「災害時多言語支援

センター」の役割を担う国際プラザで

は、外国籍市民には防災に関する知識・

意識を高めてもらうこと、地元住民の

みなさんには、有事の際には国籍や言

葉を乗り越えて助け合う必要があるこ

とを理解していただくため、様々な催

しを実施しています。開催の際には、

国際プラザホームページや「プラザだ

より」等でお知らせしますので、ぜひご

参加ください。

北ほっかいどう

海道に住す

外がいこくじん

国人のため

に、在

ざいりゅう留資し

かく格・

家かぞく族の呼よ

び寄よ

せ・交こ

うつう通事じ

こ故・

国こくさい際結け

っこん婚・離り

こん婚・

職しょくば場のトラブル・

相そうぞく続など、生せ

いかつ活

の中な

の問も

んだい題に

ついて弁べ

んごし

護士、

行ぎょうせい政書し

ょし士、税ぜ

理り

士し

が相そ

うだん談に

のっています。6月7日(日)には合ご

うどう同相そ

うだんかい

談会を

実じっし施したほか、「外が

いこくじん

国人のためのビザセミナー」

を開催し、在留資格と改正入管法のポイントに

ついて行政書士が解説しました。

防災バスツアー 外国籍市民と一緒に、「防災」を体験しました!

開かいさい催日

び時じ 間かん

主おもな相そうだんいん談員

10月2日(金きんようび) 13:00~16:00 行

ぎょうせいしょし政書士

11月28日(どようび土) 14:30~17:00 弁

べ ん ご し護士

2016年2月20日(どようび土) 14:00~17:00 弁

べ ん ご し護士

平成27年度予定表

※予よ

約やく

は必ひつ

要よう

ありません。日に

本ほん

語ご

と英えい

語ご

で相そう

談だん

できます。ご相そう

談だん

際さい

に、「在ざい

留りゅう

カード」または「パスポート」を提てい

示じ

いただくと、より

適てき

切せつ

なアドバイスが可か

能のう

となります。秘ひ

密みつ

は守まも

られます。相そう

談だん

時じ

間かん

原げん

則そく

として 30分ぷん

までです。

共きょう

催さい

:�北ほっ

海かい

道どう

在ざい

留りゅう

手て

続つづき

協きょう

議ぎ

会かい

、外がい

国こく

人じん

法ほう

律りつ

支し

援えん

ネットワーク

ともに学び、教える

〜日本語・学習支援〜

外国人のための

相談会&セミナー

防災基礎セミナー

平成26年度日本語教育シンポジウム

平成26年度セミナーの様子

バケツリレー体験

ビザセミナーの様子

5

多文化交流部

多文化共生

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札幌市は今年度、観光庁が実施する

「グローバルMICE戦略・強化都市

事業」に選定され、同事業の目的であ

る国際会議誘致競争力の強化に向け

た取り組みを開始しました。同事業で

は、札幌市、国際プラザ・コンベン

ションビューローや市内MICE関

連企業・団体に対し、これまで世界の

様々な都市を助言してきた海外のコ

ンベンション誘致・支援専門コンサル

タントから指導、支援を受けながら、

よりグローバルな国際会議誘致・受入

環境の強化・開発を進めていきます。

同事業を通じて、国際会議における札

幌の強みを改めて見極め、それらを最

大限に引き出すための、札幌初のグ

ローバルMICEブランドの立ち上

げの第一歩となります。同時に、市内

MICE関連企業・団体と連携をとり

ながら、ブランティング・戦略等に関

する育成プログラムを通じて、あらゆ

るツール・サービスの向上に取り組ん

でいく予定です。

今年5月、国際

プラザ・コンベン

ションビューロー

が加盟している国

際会議協会(ICCA)が、2014

年の国際会議統計調査の国・都市ラン

キングを発表しました。札幌は、19件

の国際会議が認められ、東京・京都に

続く、国内第3位、オークランドや

バーゼルといった海外の主要都市と

並ぶ過去最高の成績をおさめました。

ICCAの国際会議統計調査の基準で

は、参加者50名以上、参加国数3カ国

以上、最低3カ国間で定期的にかつ

ローテションで行われる国際会議のみ

が同統計調査の対象となっています。

加盟メンバー間の情報・ビジネス交換

を重視しているICCAは、同協会の

統計基準にあった会議の情報を収集す

ることで、加盟メンバーがその情報を

それぞれの誘致活動や受入支援に活用

できるように、国際会議のデータベー

スも設けています。現在のコンベン

ション業界において、国際競争がこれ

まで以上に激しさを増す中、市場調査・

分析、マーケティング、受け入れ基盤

の整備等々に活用できる情報は欠かせ

ないリソースです。また、国際会議を

通じた学問の情報交換、産業のネット

ワーキングを含めて、国際会議の開催

による経済的な効果のみならず、都市

のグローバル化こそが、世界のスマー

トシティーズが最も重要としているポ

イントです。昨年、札幌では3,000

名以上の参加を集めたアジア・オセア

ニア地球科学会議(AOGS2014)

の大型国際会議の開催もあり、さらな

る受入経験を積むと同時に、札幌の国

際会議開催地としてのポテンシャルを

今後も強化していくことが必要不可欠

といえます。

2014年度ICCA国際会議ランキング発表

︱札幌は国内第3位の快挙︱

グローバルMICE強化都市に認定

市内MICE関連企業・団体を交えたワークショップの様子

札幌のMICEブランド構築に向けたキーワード−Natural・Convenient・Smart−

6

コンベンションビューロー

札幌MICE事情

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先の7月16日(木)に、(一社)日本コング

レス・コンベンション・ビューロー(JCCB)*

設立20周年記念式典が東京ベイ舞浜ホ

テルクラブリゾートで開催され、関係省

庁、MICE推進機関・団体等、全国か

ら93団体200名が参加しました。

主催者を代表し、猪口邦子JCCB

会長の挨拶で始まった記念事業では、日

本が世界のMICE分野でのリーダーに

成長していくために、次世代に向けて、グ

ローバル人材の育成が重要な課題である

という提言が出されました。

基調講演に続くパネルディスカッション

では、Visit�

Japan大使で川

島アソシエイツ代表の川島久男氏をファ

シリテーターに、ちば国際コンベンション

ビューロー、広島国際会議場の関係者と

ともに、国際プラザもパネリストとして

参加し、これまでの人材育成の取り組み

や今後のMICEの未来ビジョン等につい

て発表しました。

札幌がMICE都市として発展して

いくためには、誘致・開催支援・マーケティ

ング等のノウハウを持つグローバルな人材

の育成が必要です。

国際プラザでは、3年前から、大学と

の連携における人材育成について積極

的に取り組んできました。市内で観光

学部或いは観光関連カリキュラムを有す

る大学と、英語教育に併せてホスピタリ

ティ教育を行って

いる大学において、

MICE人材教

育プログラム導入

に向けた国内外

の事例調査と、

MICEの認知度

向上、英語テキス

トの翻訳などを行

いました。

今年度においても、文部科学省が実施

する「成長分野等における中核的専門

人材養成等の戦略的推進事業」の実行

委員として、横浜商科大学の宍戸学教

授などとともに、観光MICE分野に注

力し、各種教育プログラム作成を行ってい

く予定です。全国的にも新たな取り組

みとなる、大学生等を対象とした

MICE教育カリキュラムの構築に向

け、札幌においても、講義・eラーニング教

材を中心とした、“参加しやすい学びの

場”を実施する予定です。

式典参加者から、アカデミックに学べる

MICEの新しいカリキュラムに、大きな

関心と期待が寄せられました。

*� 

日本のコンベンションをより一層振興させること

を目的に、国際観光振興会、国際会議観光都

市、コンベンションビューロー等によって設立され

た。現在、自治体2、コンベンションビューロー75、

関連企業46が加入している。

札幌市が、観光庁より「グローバル

MICE強化都市」に選定されたの

を機に、札幌市では、去る8月6日

に株式会社AIR�

DOとの間におい

て、札幌市の観光およびMICE振

興の促進を目的として、「札幌市の

観光・MICE振興に関する連携協

定」を締結しました。その連携協定に

よる具体的な取り組みの第1弾とし

て、AIR�

DOでは「国内外からの

MICE誘致の強化」に向け、9月

より国内の航空会社としては初とな

る「MICE割引運賃」を設定し、

運用を開始しました。

MICE割引運賃は、MICEの主

催者または事務局や運営に携わる企業

などの運営者が国際プラザ・コンベン

ションビューローの公式ウェブサイト

から申請をおこない、札幌市が認定し

たものについて適用されるものです。

主催者や運営者はもちろんのこと、参

加者も利用できます。

予約の変更が可能で正規の片道運賃

や往復運賃よりもお得なMICE運賃

を、ぜひ、ご利用ください。

MICE割引運賃に関する情報は、

こちらからご確認いただけます。

http://www.conventionsapporo.jp/j/airdo/

国内初!MICE割引運賃運用開始! !

︱札幌市とAIR

DOがMICE振興に向けての連携︱

JCCB20周年記念式典開催

〜グローバルMICE人材育成のための教育カリキュラム構築へ〜

札幌市とAIR�DOによる連携協定調印式の様子

申請はこちらのウェブサイトから

記念式典でのパネルディスカッション

7

コンベンションビューロー

札幌MICE事情

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国際プラザは、

設立以来、コンベ

ンションと国際交

流を市民ととも

に推進しながら

街づくりを目指

す、というコンセ

プトのもと、MICE推進に取り組ん

できました。街づくりと学術振興を繋

ぎ、人・学問・ビジネスの交流を最大限に

生かすことができるのが、MICEの中

のCにあたるコンベンション(国際会議)

です。先の7月26日(日)から30日(木)

まで、第5回国際野生動物管理学術会

議(IWMC2015)が開催され、海

外から46カ国・約1,300名の研究者

らが参加しました。

会場となった札幌コンベンションセン

ターでは、世界の野生動物管理の専門

家による研究発表・意見交換が5日間

にわたり行われ、札幌・北海道が課題と

している熊や鹿に対する取り組み・研究

もメインテーマとして取り上げられまし

た。野生動物に関する研究が多数行わ

れている北海道というロケーションを海

外参加者に最大限にプレゼン出来るよ

う、会期中には、事務局による地元北海

道全体を巻き込んだ取り組み・仕掛け

が多数用意されました。市内の円山動

物園や豊平川さけ科学館が動物展示

を実施し、北海道からは洞爺湖町や占

冠村がPRブースで出展し、分野に関

連したトピックスが多数取り上げられ

ました。また、国内外研究者と市内・国

内の学生による交流イベントやポスター

コンテスト・プレゼンテーションも行われ、

野生動物管理学分野における次世代の

育成とネットワーキングも同会議のレガ

シーの一つとして行われました。

学生を巻き込んだもう一つの取り組み

として、同会議のオープニングレセプショ

ンでサッポロシティジャズの学生バンドに

よる演奏がある。IWMC2015の

開催に合わせて、同会議と札幌の夏の

大イベントであるサッポロシティジャズが

事業提携を結び、アザラシをモチーフに

したロゴのコラボといった取り組みも行

い、二つのイベントが全く新しい形で連携

をすることで、それぞれのイベントの相

乗効果が図られ街全体として大きな盛

り上がりを見せました。

また、同会議の分野や研究を市民に

より理解して頂けるよう、会期中、豊平

川上流での草刈りや平岡公園でのカエ

ル取りなど、市民と国内外研究者との

共同イベントも多数実施されました。

国際プラザ・コンベンションビューローとし

ても、市民ボランティアの協力を得なが

ら、海外参加者の同伴者に向けた茶道・

華道・書道・着付け・折り紙と言った日本

文化体験プログラムを実施しました。

本会議の開催を経て、国際会議を誘

致・支援する過程で、官民を巻き込んだ取

り組みを実施することにより、海外から

その街に対する貢献を引き出し、またそ

の街からの会議・分野に対する学術振興

の価値を高める貢献をするなど、両者が

Win︲Winな関係を築いていくことこ

そが、国際会議がもたらす最大の意義で

あることの認識が新たに強められました。

国際会議が地域にもたらす可能性と意義

-「第5回国際野生動物管理学術会議」

8

コンベンションビューロー

国際会議開催支援

Page 9: 公益 財団法人札幌国際プラザ 時 82vol.82 October/2015 姉妹・友好都市交流 姉妹都市周年事業 ノボ・瀋陽・大田 ほか P02 国際会議開催支援

について紹介

し、好評を得

ました。

昼食には、

ロビ氏自ら

がプレゼン

テーションを

行い、同氏が

北海道を訪

問した様子

を、実際に撮

影した映像や写真を織り交ぜながら紹

介しました。卓上には“さっぽろ雪まつ

り”の雪だるまのぬいぐるみを装飾する

など、会場には常時北海道の雰囲気が

醸し出されていました。また、北海道

登別洞爺広域観光圏協議会が北海道か

ら持参した、採れたての道産キュウリ、

トマト、大根、ラディッシュの4種類

が振る舞われ、食事を1日5~6回楽

しむ風習にあるフィリピンの方々に、

北海道の食の魅力も伝えました。

フィリピンからのインセンティブ旅

行は、小規模ではあるものの、特に日

系企業を中心に増加傾向にあります。今

回のセミナーを通して得た情報やネッ

トワークを活かし、より多くのインセ

ンティブ旅行の開催に繋げていけるよ

う、誘致・支援活動に努めていきます。

国際プラザ・コンベンションビュー

ローは、今年7月、北海道観光振興機

構道央地域分科会とともに、フィリピ

ン・マニラで初めてのMICEセミナー

を開催しました。

現地の旅行代理店や航空会社、メ

ディア等合計約60社を招き、ゲスト

にフィリピンの人気俳優ロビ・ドミ

ンゴ氏を迎えて北海道の魅力を大々

的に発信しました。ロビ氏は北海道

をテーマにしたフィリピンの旅行ロケ

番組に昨年出演して以来、北海道に魅

せられ、自身のブログなどでもPR活

動を行い、今年3月に“ほっかいどう

スマイルアンバサダー”に任命されま

した。セミナーの前半には、北海道観

光振興機構道央地域分科会から、北海

道の基本情報や、モデルコースが紹

介され、国際プラザからは、モエレ�

沼公園のガ

ラスのピラ

ミッドでの

パーティの事

例や、メロン

にオリジナル

ロゴを入れた

記念品のアイ

デア等、札幌

MICEの多

様なメニュー

北海道観光&MICE

プロモーションセミナー

in

マニラ開催

国際プラザ・コンベンションビューローでは、

札幌市が策定した「札幌MICE総合戦

略」にもとづき、主に東アジア・東南アジア

からのインセンティブツアーの誘致に向け、

海外におけるプロモーションをおこなって

います。

長年にわたるプロモーションの成果に加

え、近年の円安効果も追い風となり、札幌

をはじめとする北海道では今年度、多くの

インセンティブツアーが開催されています。

特に、今年度は台湾からの大型ツアーが

続々と開催されており、その様子がテレビ

や新聞でも大きく紹介されるなど、話題

となっています。5月には大手生命保険会

社が9年ぶりに北海道でのツアーを開催

し、2,000名を超える参加者が北海道

の春を満喫しました。また、9月から10月

にかけては別の生命保険会社

が、同企業が10年前に実施した

際の規模(5,500名)を超え

る約7,000名のインセンティブ

ツアーを実施しています。

インセンティブツアーは通常の団

体観光とは異なり、表彰式やパー

ティーなども開催されることが多

いことから、大きな経済効果が期

待できるほか、ツアー参加者によ

る個人旅行などでの再訪も期待

できることから、国際プラザ・コン

ベンションビューローでは空港での

歓迎セレモニー実施や大型ツアーに対する

アトラクションの提供など、ツアー参加者の

満足度向上のための取り組みをおこなって

おります。

こうした状況を踏まえ、更なるツアーの

誘致を目指して、本年4月には中国上海

市において開催されたMICE専門見本

市“IT�

&�

CM�

China2015”

への出展や、香港および中国広東省に

おけるプロモーションを行いました。

2016年には、香港からの1,000

名規模のツアーが複数回開催を予定して

いるほか、台湾からも1,500名規模のツ

アーが計画されています。国際プラザ・コンベ

ンションビューローでは、今後も中華圏や周

辺国からのツアーを誘致できるよう、積

極的に活動していきます。

台湾の大型インセンティブツアー続々と! !

︱札幌におけるインセンティブツアーの開催状況報告︱

札幌のプレゼンテーションの模様

北海道から持参した新鮮な道産野菜

アイヌ民族による空港での歓迎の様子

【平成27年度における台湾からの大型インセンティブツアー一覧】

開催月 業  種 人数規模

4月 銀行 約1,300名

5月 生命保険会社 約2,200名

9月 健康食品販売会社 約 500名

9〜10月 生命保険会社 約7,000名

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コンベンションビューロー

インセンティブ誘致支援

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「サッポロ・シティ・ジャズ」が行われた大

通公園2丁目のミュージック・テントを会場

に、7月30日(木)午後6時半から、オース

トラリアの「アボリジニ」、ノルウェーの「サー

ミ」、そして北海道の「アイヌ」の伝統音楽

を楽しむコンサートを開催しました。

現代的なアレンジがされつつも先住民族の

DNAが受け継がれている楽曲が披露

され、創造性に富んだ、演奏、歌声に酔い

しれるコンサート(来場者410人)と

なりました。

また翌31日

(金)には、ば

んけいの森にお

いて午後6時

半から「アイヌ

&サーミ・サマー

ナイト・コンサー

ト」を開催し

ました。アイヌ

とサーミのアー

ティストが来場者と懇談しながらひとと

きを過ごすコンサートで、道産食材を使っ

た料理やワインに舌鼓を打ちながら和

やかな雰囲気の中、会話が弾んでいました

(来場者50人)。

そのほかの関

連事業として、

「アボリジニ」

と「サーミ」の

アーティストが

7月28日(火)

に白老町の「ア

イヌ民族博物

館」を訪問し

て、地元小学

校を対象とし

た交流事業に

参加したほか、

翌29日(水)に

は、札幌駅前

地下歩行空間でミニ・コンサー

トを行いました。

今回で4年目を迎えた「“イランカラ

プテ”ミュージック・フェスティバル」は、多く

の方々にご支援をいただき、無事終了す

ることができました。本事業は、北海道

の先住民族であるアイヌのアーティスト

に活躍の場を提供するとともに、アイヌ

文化に対する理解促進に向けた取り組

みとして行ったものです。

昨今、アイヌ語の挨拶「イランカラプテ

(こんにちはの意)」が、いろいろな場面

で見かけるようになった(※1)ほか、ア

イヌ文化を伝承する施設を備えた「民

族共生の象徴となる空間」の整備の決定

(※2)など、道内各地でアイヌ文化の

振興・活用の試みが進められています。

こうした社会背景の下で本事業では、

伝統的なアイヌ文化に現代的要素が

加わったアイヌ文化を、北海道観光の

魅力である「自然」や「食」に加わる、

新たな観光コンテンツに育つものと考え

ています。また、本事業に海外先住民

族のアーティストを招へいし、国際交流、

先住民族間の文化交流としての役割も

担っています。

最後に、本事業に多大なご支援をいた

だきました関係機関・団体・個人に心よ

り感謝申し上げます。

(※1)�2013年から3年間を重点期間として、国や自

治体などの連携により、「イランカラプテ」を北海道

のおもてなしのキーワードとして普及させるキャン

ペーンを実施している。

(※2)�2014年の閣議決定により、白老町ポロトコタン

に2020年の一般公開を目指して整備が進めら

れている。

“イランカラプテ”ミュージック・フェスティバル2015

世界の先住民族音楽を披露

文化観光と国際交流の推進に向けて

(“イランカラプテ”ミュージック・フェスティバル実行委員会)

出演アーティスト“イランカラプテ”ミュージックフェスティバル  エーリン・コーベン   (サーミ/ノルウェー)  ヤーワ   (アボリジニ/オーストラリア)  マレウレウ   (アイヌ/日本)  オキダブアイヌバンド   (アイヌ/日本)

アイヌ&サーミ・サマーナイト・コンサート  アイヌ・アート・プロジェクト   (アイヌ/日本)  エーリン・コーベン   (サーミ/ノルウェー)

アイヌ民族博物館で子供達と交流

フェスティバルのフィナーレ

エーリン・コーベン

ヤーワ(オーストラリア)

OKI�DUB�AINU�BAND(日本)

AINU�ART�PROJECT

企画プロジェクト

10

イベント

Page 11: 公益 財団法人札幌国際プラザ 時 82vol.82 October/2015 姉妹・友好都市交流 姉妹都市周年事業 ノボ・瀋陽・大田 ほか P02 国際会議開催支援

在住の大学生が互いにアイデアを出

し合い提案したものから実現された

のが、昨年初開催となったこのイベント

でした。

当時中国在住で、初年度の参加は

かなわなかったリ君ですが、今回それ

も実現。留学生などの外国籍市民も

日本人参加者とともにボランティアと

して参加した同イベントに、「出身は

様々でも、同じ札幌市民として、札幌

をもっと綺麗にするため、もっと観光

客にアピールするため、汗を流して、一

緒に頑張っているのを強く実感しまし

た。」と感想を述べていました。

6月27日(土)~6月28日(日)の

二日間、札幌市北3条広場(アカプ

ラ)を会場に、今年も「S

APP

(RO�

FLOWER�CARPET2015

」が開催

されました。

6月26日(金)、イベント前日の花絵

制作にボランティアとして参加した一

人、北海道大学に通う中国人留学生

のリ�

メシン君は、このイベントのきっか

けとなった2013年の国際プラザの

事業「学生国際合宿セミナー」の参加

者。札幌市の姉妹・友好都市5都市か

らの大学生と、留学生を含む札幌圏

現在、日本を訪れる海外からのお客様

が急増しており、また、更なるマーケットの

獲得のために、企業のグローバル化、グローバ

ル人材の育成が急務となっています。

NPOコンベンション札幌ネットワーク

と国際プラザでは、海外顧客の獲得を

目指す観光コンベンション関連企業から、

その会社の将来を担う社員12名を集

め、マーケットとして成長著しいアジア地

域の企業への出向プログラムを提供する

「海外ビジネス展開を目指すグローバル

人材育成プロジェクト」を開始しました。

集まった12名からは、海外出向先や、現

地で学びたいことなど細かく希望調査

を行い、出向先企業のマッチングを行いま

した。今後、国内での事前研修を経て9

月下旬から順次出向となりますが、現

地だからこそ学ぶことのできるビジネス

マナー、プロトコルや風習、商習慣など幅

広い知識と経験を習得して企業の海外

マーケティングに役立てることができる

よう、様々なサポートを行っていきます。

出向者の帰国後

は、持ち帰った

知識や経験を地

域に還元する、

企業のグローバル

化に向けたセミ

ナーを開催する

予定です。

国際プラザでは日本各地でコンベン

ション創造に関わる産学官の人士や、

地域を拠点としてコンベンション創造

を進めるさまざまな組織が連携する全

国的な研究組織、日本コンベンション

研究会と協働し、全国のコンベンショ

ン関係者が意見を交換し合う場とし

て、日本各地にて毎年「国際観光コン

ベンションフォーラム」を開催してい

ます。

2016年は3月17日(木)、18日

(金)の二日間にわたり、JR岡山駅直

結の岡山コンベンションセンター「マ

マカリフォーラム」を会場に開催。二

日目のオプショナルプログラムでは来

年の伊勢志摩サミット教育大臣会合の

開催が決

まった倉

敷市にて、

伝統的な

街並み保

存された

美観地区

でのエクス

カーション

を予定して

います。

海外ビジネス展開を目指す

グローバル人材育成プロジェクト

ともにつくるまち

〜SA

PP

(RO

FLO

WER

CA

RPET2

015

日本コンベンション

研究会の活動

〜国際観光コンベンションフォーラム

2016

in

岡山開催〜

制作の様子。手前がリ�メシン君

完成したカーペットを囲んで記念撮影� 撮影:ハレバレシャシン

出向希望者からのヒアリングの様子

オプショナルプログラム会場の倉敷美観地区

企画プロジェクト

11

他団体との連携事業など

Page 12: 公益 財団法人札幌国際プラザ 時 82vol.82 October/2015 姉妹・友好都市交流 姉妹都市周年事業 ノボ・瀋陽・大田 ほか P02 国際会議開催支援

『海外での活動を知ろう!』海外ボランティア、国際協力NGOに係わるHIF相談窓口の開設グローバル化が進む中、海外でボランティアしてみたい、海外に滞在して他国への理解を深めたいという人が増えています。国際プラザ内に事務局を置くHIFでは、海外で活動するNGOやボランティアの情報を提供することによって、多くの市民の方に国際協力に関心を持ってもらうことを目的に、相談窓口を月に1回プラザ内に開設いたします。

【日 時】2015年10月より毎月第4土曜日(12月は第3土曜日)13:00〜17:00(要予約)【場 所】札幌国際プラザ 交流サロン内【問合せ/予約】 一般財団法人 北海道国際交流センター(HIF) 担当:岡田

札幌市中央区北1条西3丁目札幌MNビル3F  (公財)札幌国際プラザ内TEL:011-211-5028 E-mail:[email protected]

世界冬の都市市長会は、「冬は資源であり、財産である」というスローガンのもと、世界中の積雪寒冷地の都市が集まり、冬のまちづくりを学び合うための国際ネットワークです。1981年に札幌市が提唱し、翌年に第1回の市長会議を札幌市で開催したのが始まりです。創設当初は名称を「北方都市会議」としておりましたが、1994年に「北方都市市長会」に、さらに、2004年には「世界冬の都市市長会」に改称しました。現在、アジア、北欧、北米の9か国20都市が会員となっています。世界冬の都市市長会の主要事業は、2年に1度の市長会議の開催です。これまで世界各地で16回の市長会議が開催され、冬

の都市の身近な生活課題の解決に向けて、市長同士がそれぞれの都市の事例を紹介し、厳しい気象条件を克服する手立てを学んできました。札幌市も市長会議で紹介された事例を参考に、大気汚染の一因となっていたスパイクタイヤの規制や、札幌発のウインタースポーツ「スノーホッケー」を考案するなど、快適な冬の生活を実現するための取り組みを進めてきました。近年は、世界共通の課題でもあり、特に北方の都市への影響が懸念される地球環境問題を中心に議論しています。

2016年7月27日から30日までの4日間、34年ぶりに札幌で市長会議を開催し、札幌と同じような世界の積雪寒冷地の都市から市長をはじめとする代表者が札幌を訪れます。本年7月には6か国14都市の会員都市の実務者が札幌に集い、2016年札幌市長会議の開催計画案について協議しました。2016年札幌市長会議では、「冬の都市のまちづくり~独

自性とその魅力~」をテーマに、雪や氷、冬の寒さ、過ごしやすい夏、はっきりとした四季など冬の都市のみが持ちうる気候の特徴を生かしたまちづくりの事例としてどのようなものがあるのか、世界の冬の都市と取組事例を発表し合い、冬の都市のまちづくりの魅力についてともに考えます。また、市長会議と同時期に、世界各地の会員都市の特色ある物産を展示販売する「冬の都市見本市」や世界冬の都市市長会の活動を紹介する「冬の都市フォーラム」を開催し、市民の皆様にお楽しみいただくこととしております。

世界冬の都市市長会とは?

世界冬の都市市長会議が札幌にやってくる!

2016年札幌市長会議の概要

世界冬の都市市長会会員都市9か国20都市(2015年8月現在)

国 名 都 市 名

中国長春、ハルビン、ジャムス、鶏西(ジーシー)、吉林、チチハル、瀋陽

エストニア マールドゥ、ヴィームシ

フィンランド ロヴァニエミ

日本 松本、札幌

モンゴル ウランバートル

ノルウェー トロムソ

韓国 華川(ファチョン)、麟蹄(インジェ)、太白(テーベク)

ロシア マガダン、ノボシビルスク

アメリカ アンカレッジ

2015年札幌実務者会議

1982年に札幌で開催された第1回市長会議

E-mail:sicpf@

plaza-sapporo.or.jpURL:http://w

ww.plaza-sapporo.or.jp

札幌国際プラザ

公益財団法人

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編集・発行

vol.822015年10月

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0001

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TEL:011・211・3670

FAX:011・211・3673