目 次...キャリア・デザイン ・・・・・・・・・・・・ 歯科医療補助論...

248
履修年次 履修科目及び単位数 ・・・・・・・・・・・・ 1 1年次 基礎生物学 ・・・・・・・・・・・・ 化学 ・・・・・・・・・・・・ 統計学入門 ・・・・・・・・・・・・ 情報処理 ・・・・・・・・・・・・ 心理学 ・・・・・・・・・・・・ 法学 ・・・・・・・・・・・・ 倫理学 ・・・・・・・・・・・・ 日本語文章表現法 ・・・・・・・・・・・・ レッツスポーツ ・・・・・・・・・・・・ 英語 ・・・・・・・・・・・・ 医学英語 ・・・・・・・・・・・・ 動物行動学 ・・・・・・・・・・・・ 美学 ・・・・・・・・・・・・ 日中文化史 ・・・・・・・・・・・・ 政治学 ・・・・・・・・・・・・ ドイツ語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 中国語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 韓国語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 基礎生命科学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 基礎生命科学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・ 基礎生命科学Ⅲ ・・・・・・・・・・・・ 基礎生命科学実習Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 基礎生命科学実習Ⅱ ・・・・・・・・・・・・ 基礎摂食嚥下学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 基礎摂食嚥下学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・ 基礎摂食嚥下学Ⅲ ・・・・・・・・・・・・ 口腔保健学概論 ・・・・・・・・・・・・ 歯科臨床概論 ・・・・・・・・・・・・ 食と健康管理 ・・・・・・・・・・・・ 栄養と食生活演習 ・・・・・・・・・・・・ 感染症学・口腔感染症学 ・・・・・・・・・・・・ 社会福祉概論 ・・・・・・・・・・・・ 栄養学 ・・・・・・・・・・・・ キャリア・デザイン ・・・・・・・・・・・・ 歯科医療補助論 ・・・・・・・・・・・・ 基礎教育セミナーⅠ ・・・・・・・・・・・・ 基礎教育セミナーⅡ ・・・・・・・・・・・・ 総合講義Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 食べ物と健康Ⅰ ・・・・・・・・・・・・ 口腔健康増進学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

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履修年次 履修科目及び単位数 ・・・・・・・・・・・・ 1

1年次 基礎生物学 ・・・・・・・・・・・・

化学 ・・・・・・・・・・・・

統計学入門 ・・・・・・・・・・・・

情報処理 ・・・・・・・・・・・・

心理学 ・・・・・・・・・・・・

法学 ・・・・・・・・・・・・

倫理学 ・・・・・・・・・・・・

日本語文章表現法 ・・・・・・・・・・・・

レッツスポーツ ・・・・・・・・・・・・

英語 ・・・・・・・・・・・・

医学英語 ・・・・・・・・・・・・

動物行動学 ・・・・・・・・・・・・

美学 ・・・・・・・・・・・・

日中文化史 ・・・・・・・・・・・・

政治学 ・・・・・・・・・・・・

ドイツ語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

中国語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

韓国語Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

基礎生命科学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

基礎生命科学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

基礎生命科学Ⅲ ・・・・・・・・・・・・

基礎生命科学実習Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

基礎生命科学実習Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

基礎摂食嚥下学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

基礎摂食嚥下学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

基礎摂食嚥下学Ⅲ ・・・・・・・・・・・・

口腔保健学概論 ・・・・・・・・・・・・

歯科臨床概論 ・・・・・・・・・・・・

食と健康管理 ・・・・・・・・・・・・

栄養と食生活演習 ・・・・・・・・・・・・

感染症学・口腔感染症学 ・・・・・・・・・・・・

社会福祉概論 ・・・・・・・・・・・・

栄養学 ・・・・・・・・・・・・

キャリア・デザイン ・・・・・・・・・・・・

歯科医療補助論 ・・・・・・・・・・・・

基礎教育セミナーⅠ ・・・・・・・・・・・・

基礎教育セミナーⅡ ・・・・・・・・・・・・

総合講義Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

食べ物と健康Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

口腔健康増進学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

目      次

2年次 総合講義Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

食べ物と健康Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

口腔健康増進学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

口腔健康増進学実習 ・・・・・・・・・・・・

疾病とその病態 ・・・・・・・・・・・・

薬理学・口腔薬理学 ・・・・・・・・・・・・

医療健康統計学 ・・・・・・・・・・・・

口腔衛生管理学 ・・・・・・・・・・・・

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅰ(歯科保存) ・・・・・・・・・・・・

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅱ(歯周病)  ・・・・・・・・・・・・

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅲ(歯科補綴) ・・・・・・・・・・・・

口腔成長発育系歯科医学Ⅰ(小児歯科)  ・・・・・・・・・・・・

口腔成長発育系歯科医学Ⅱ(歯科矯正学) ・・・・・・・・・・・・

外科系歯科医学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

全身関連治療系歯科医学 ・・・・・・・・・・・・

う蝕予防処置実習Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

う蝕予防処置実習Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

歯周疾患予防処置実習Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

歯周疾患予防処置実習Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

口腔保健論Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

口腔保健論Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

歯科保健医療支援論 ・・・・・・・・・・・・

歯科保健医療補助実習 ・・・・・・・・・・・・

歯科保健医療連携実習 ・・・・・・・・・・・・

口腔保健教育原論 ・・・・・・・・・・・・

発達口腔保健教育原論 ・・・・・・・・・・・・

口腔保健支援実習 ・・・・・・・・・・・・

口腔機能リハビリテーション論 ・・・・・・・・・・・・

歯科放射線学 ・・・・・・・・・・・・

臨床検査学 ・・・・・・・・・・・・

歯科材料学 ・・・・・・・・・・・・

基礎摂食嚥下学実習 ・・・・・・・・・・・・

歯科医療人育成学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

医療コミュニケーション学 ・・・・・・・・・・・・

ライフステージ歯科栄養学Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

3年次 ライフステージ歯科栄養学Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

歯科保健医療概論 ・・・・・・・・・・・・

摂食嚥下リハビリテーション実習 ・・・・・・・・・・・・

外科系歯科医学Ⅱ(歯科先進医療技術) ・・・・・・・・・・・・

総合医科学 ・・・・・・・・・・・・

生活習慣病論 ・・・・・・・・・・・・

救急救命学・歯科麻酔学 ・・・・・・・・・・・・

チーム口腔保健医療学 ・・・・・・・・・・・・

基礎介護学 ・・・・・・・・・・・・

基礎看護学 ・・・・・・・・・・・・

社会環境医学 ・・・・・・・・・・・・

労働衛生学 ・・・・・・・・・・・・

基礎臨床実習 ・・・・・・・・・・・・

応用臨床実習 ・・・・・・・・・・・・

被災地支援サポーター育成学 ・・・・・・・・・・・・

訪問介護歯科学 ・・・・・・・・・・・・

4年次 リハビリテーション学 ・・・・・・・・・・・・

臨床栄養学 ・・・・・・・・・・・・

再生歯科医学 ・・・・・・・・・・・・

歯科インプラント学 ・・・・・・・・・・・・

口腔機能育成学 ・・・・・・・・・・・・

医療健康政策学 ・・・・・・・・・・・・

臨床歯科医学系総合演習 ・・・・・・・・・・・・

口腔保健学総合演習 ・・・・・・・・・・・・

口腔保健演習 ・・・・・・・・・・・・

労働衛生法規Ⅰ ・・・・・・・・・・・・

労働衛生法規Ⅱ ・・・・・・・・・・・・

発展臨床実習 ・・・・・・・・・・・・

卒業研究 ・・・・・・・・・・・・

歯科衛生士国家試験出題基準 ・・・・・・・・・・・・

【26年度】

前 後 単位 前 後 単位 前 後 単位 前 後 単位

講a 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

実 30 1 30 1 1

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

実 30 1 30 1 1

講・演 30 1 30 1 1

講 30 1 30 1 1

動物行動学 b 講 30 2

美学 b 講 30 2

日中文化史 b 講 30 2

政治学 b 講 30 2

ドイツ語Ⅰ b 講・演 30 1

中国語Ⅰ b 講・演 30 1

韓国語Ⅰ b 講・演 30 1

講 60 4 60 4

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

基礎生命科学実習Ⅰ 実 32 1 32 1

実 32 1 32 1

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

演 30 2 30 2 2

講・演 40 2 40 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

実 30 1 30 1

実 30 1 30 1

講 16 1 16 1

講 16 1 16 1

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

実 30 1 30 1

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 16 1 16 1 1

講 16 1 16 1 1

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

実 40 1 40 1

実 40 1 40 1

実 40 1 40 1

実 40 1 40 1

講・演 30 2 30 2

講・演 30 2 30 2

講 30 2 30 2 2

実 40 1 40 1 1

実 40 1 40 1 1

a:講義、実習、演習の区別を示す。 bの注の科目以外は全て必修。 ※同一学年で行う講義・実習については総合評価する。 103

b:選択科目:動物行動学、美学、日中文化史、政治学、ドイツ語Ⅰ、中国語Ⅰ、韓国語Ⅰの中から6単位以上選択。

口腔健康増進学実習

歯周疾患予防処置実習Ⅰ

口腔保健論Ⅰ

外科系歯科医学Ⅰ

口腔成長発育系歯科医学Ⅰ(小児歯科)

2

口腔衛生管理学

社会福祉概論

栄養学

歯科医療補助論

総合講義Ⅱ

4

2

薬理学・口腔薬理学

10

6

90 6

4

2

基礎生命科学Ⅱ

基礎生命科学Ⅰ

全身関連治療系歯科医学

う蝕予防処置実習Ⅱ

5

6

2

歯周疾患予防処置実習Ⅱ

口腔成長発育系歯科医学Ⅱ(歯科矯正学)

基礎摂食嚥下学Ⅲ

口腔健康増進学Ⅱ  

食べ物と健康Ⅰ

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅲ(歯科補綴)

食と健康管理

栄養と食生活演習

感染症学・口腔感染症学

基礎教育セミナーⅠ

レッツスポーツ

歯科臨床概論

キャリア・デザイン

総合講義Ⅰ

履修科目および単位数(1)

科  目1年 2年

法学

3年 4年

基礎生物学

心理学

化学

時間数 単位科目別総単位

統計学入門

情報処理

医学英語

倫理学

基礎摂食嚥下学Ⅱ

基礎摂食嚥下学Ⅰ

英語

基礎生命科学Ⅲ

基礎生命科学実習Ⅱ

選択科目

歯科保健医療補助実習

医療健康統計学

疾病とその病態

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅱ(歯周病)

4

口腔治療リハビリテーション系歯科医学Ⅰ(歯科保存)

日本語文章表現法

口腔保健学概論 

歯科保健医療連携実習

食べ物と健康Ⅱ

歯科保健医療支援論

口腔保健論Ⅱ

口腔健康増進学Ⅰ

う蝕予防処置実習Ⅰ

6

基礎教育セミナーⅡ

【26年度】

前 後 単位 前 後 単位 前 後 単位 前 後 単位

講・演a 30 2 30 2 2

講・演 30 2 30 2 2

実 40 1 40 1 1

講・演 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 16 1 16 1 1

講 16 1 16 1 1

実 60 1 60 1 1

実 60 2 60 2 2

講・演 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

演 40 2 40 2 2

講 30 2 30 2 2

実 40 1 40 1 1

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 16 1 16 1 1

講 30 1 30 1 1

講 16 1 16 1 1

講 16 1 16 1 1

講 16 1 16 1 1

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

b 実 272 9 272 9 9

b 実 348 11 348 11 11

講・演 30 1 30 1 1

訪問介護歯科学 c 講 16 1 16 1

リハビリテーション学 c 講 16 1 16 1

臨床栄養学 c 講 16 1 16 1

再生歯科医学 c 講 16 1 16 1

歯科インプラント学 c 講 16 1 16 1

口腔機能育成学 c 講 16 1 16 1

講 30 2 30 2 2

演 30 2 30 2 2

講・演 40 2 40 2 2

演 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

講 30 2 30 2 2

b 実 130 4 130 4 4

d 実 90 230 12 320 12 12

a:講義、実習、演習の区別を示す。 cの注の科目以外は全て必修。 87

b:詳細は別冊の「臨床実習の手引き」を参照。

c:摂食嚥下支援系または先進歯科治療系のいずれかの系を選択する。

※同一学年で行う講義・実習については総合評価する。

※履修年次開講時に授業科目の増減の可能性があります。

被災地支援サポーター育成学

d:詳細は別冊の「卒業研究課題一覧」を参照。

医療健康政策学

科  目

医療コミュニケーション学

ライフステージ歯科栄養学Ⅱ

外科系歯科医学Ⅱ(歯科先進医療技術)

生活習慣病論

救急救命学・歯科麻酔学

3930

先進歯科治療系

口腔保健学総合演習

口腔保健演習

摂食嚥下支援系 3

履修科目および単位数(2)

チーム口腔保健医療学

労働衛生学

摂食嚥下リハビリテーション実習

4年

応用臨床実習

3年

基礎摂食嚥下学実習

臨床検査学

194

2年

臨床歯科医学系総合演習

基礎臨床実習

科目別総単位

社会環境医学

総合医科学

単位1年

544

口腔機能リハビリテーション論

基礎介護学

194502

ライフステージ歯科栄養学Ⅰ

歯科材料学

56

卒業研究

時間数

40 390 330 33

口腔保健支援実習

3

合  計 540 570 488

労働衛生法規Ⅰ

65 566

労働衛生法規Ⅱ

発展臨床実習

基礎看護学

歯科医療人育成学Ⅰ

歯科保健医療概論

歯科放射線学

口腔保健教育原論

発達口腔保健教育原論

1.授業名

(講義 ) 基礎生物学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

basic biology 必修 30 1年

2.担当教員 吉野 賢一

3.授業の概要 本講義は、今後展開される生命科学系の科目を学習する上で基礎となる生物学の知識を身につけることを

目的としている。従って、高等学校で生物を学ばなかった学生にも理解できるように授業を進めていく。

生物学の内容は多岐にわたり、情報量はあまりにも膨大である。本授業では、個体(あるいは細胞)が生

命活動を維持していくためにはどのようなことが必要なのかということに重点を置き、ヒトを中心とした

生物学の基礎を講義する。

4.学生の到達

目標

① 生命を維持するために働いている細胞の基本的な構造と機能について説明できる。

② 遺伝のしくみと DNA の働きについて説明できる。

③ 遺伝情報とその発現・タンパク質合成との関係について理解できる。

④ 有糸分裂および細胞質分裂の過程、減数分裂の意義およびその過程について説明できる。

⑤ 生体膜における物質の輸送について理解できる。

⑥ 生命を維持するために必要な呼吸、エネルギー変換、代謝との関係について概説できる。

⑦ メンデルの遺伝の法則、いろいろな遺伝現象について理解できる。

⑧ ヒト臓器の基本的な構造と働きを理解し、概説できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

生物ってなに?

生物の種類は多種多様であり、種によって異なる性

質を持つことと、どの生物にも共通する特徴がある

ことを学ぶ。

講義

吉野

細胞のつくりと働きⅠ

生物をつくる基本単位である細胞の種類および細胞

の構造と働きについて学ぶ。

講義

吉野

細胞のつくりと働きⅡ

真核細胞の核の構造と機能、DNAおよび染色質の

構造について学ぶ。

講義

吉野

遺伝情報とその発現Ⅰ

DNAがどのようにして複製されるのかについて学

ぶと同時に、DNA損傷の原因、修復法を理解する。

講義

吉野

遺伝情報とその発現Ⅱ

遺伝情報を元にしてタンパク質が合成されること、

それに関連する数種類のRNAの働きについて学

ぶ。また、遺伝子発現の調節について学ぶ。

講義

吉野

生命の連続性Ⅰ

細胞周期の進行について学ぶ。体細胞分裂の過程、

染色体の挙動、微小管の働きについて学び、動物細

胞と植物細胞の体細胞分裂の違いを知る。

講義

吉野

生命の連続性Ⅱ

生殖の方法について知る。減数分裂の意義と過程を

ふまえながら、配偶子の形成について学ぶ。また、

細胞の老化や死について学ぶ。

講義

吉野

生体膜の構造と機能

常に動き変形する生体膜の構造を知り、生体膜での

物質の輸送および働きについて学ぶ。

講義

吉野

生物のからだをつくる物質

生物を構成する主な有機物であるタンパク質・脂

質・糖質・核酸の構造と働き、および水、無機質の

働きについて学ぶ。

講義

吉野

10

食物からエネルギーを作り出すしくみ

内呼吸と外呼吸について理解し、グルコースの代謝

を例として内呼吸のしくみを学ぶ。

講義

吉野

11 遺伝のしくみⅠ

メンデルの遺伝の法則、いろいろな遺伝現象につい

て学び、生命現象の多様性は遺伝子発現の違いによ

ることを知る。

講義

吉野

12 遺伝のしくみⅡ

DNAが遺伝情報を担う物質であることを明らかに

していく種々の研究を理解し、分子生物学への道程

を学ぶ。

講義

吉野

13 人体のしくみと働きⅠ

食物を消化し、体内に吸収する消化器系の器官の構造

と働き、栄養素運搬のしくみについて学ぶ。

講義

吉野

14 人体のしくみと働きⅡ

ヒトの体液を調節し、その恒常性を維持するために

働く腎臓を中心として、泌尿器系の器官の構造と働

きについて学ぶ。

血漿の役割、血球の構造と働きを学ぶ。

講義

吉野

15 授業の総括および確認テスト 講義

吉野

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・わかる生物学 知っておきたいヒトのからだの基礎知識(小野廣紀・内藤通孝著 化

学同人)

〔 参 考 書 〕 ・基礎から学ぶ生物学・細胞生物学(和田勝著、羊土社)

・やさしい基礎生物学(南雲保編、今井一志他著 羊土社)

・Essential 細胞生物学(中村桂子他監訳、南江堂)

・人体の構造と機能(Elaine N. Marieb 著、林正健二他訳、医学書院)

7. 成績評価

方法・基準

確認テストのみで評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69 点~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 化学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Chemistry 必修 30 1 年

2.担当教員 河岸重則

3.授業の概要 化学は、物質の性質、構造、変化に関するする学問である。歯科衛生士は、医療の現場で種々の歯科

材料などを扱う立場にあり、化学の基礎知識が必要不可欠である。また生化学など他の専門科目を学

ぶための基礎としても化学の知識は不可欠である。本講義ではまず原子や分子に関する基本概念を学

ぶ。その知識をもとに、有機化合物についてその構造と反応性のもととなるいくつかの基本的概念を

学ぶ。次いで、生体中にある重要な化合物の特徴や性質を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①原子の電子構造を説明できる。

②化学結合を説明できる。

③有機化合物の構造と電子の偏りが化学反応に与える基本的な影響を説明できる。

④生体内の重要な化合物の特徴や性質を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 Ⅰ.原子の構造 1)微視的レベルの粒子

ミクロとマクロの世界では支配する法則が異なることを学ぶ。

講義 河岸

2 Ⅰ. 2)粒子性と波動性

微視的レベルで、光や電子などは粒子と波の両方の性質を示す

ことを学ぶ。

講義 河岸

3 Ⅰ. 3)原子軌道 4)原子の電子配置

原子の中の電子の波としての存在形態(原子軌道)と原子の中

の電子の三次元的分布について学ぶ。

講義 河岸

4 Ⅱ.化学結合 1)二原子分子

二原子分子中の化学結合における電子の分布とその分布と分子

の極性の関連について学ぶ。

講義 河岸

5 Ⅱ. 2)混成軌道

原子軌道が分子を形成する際に、ある種の原子の中では原子軌

道の混成がおこり新たな混成軌道が形成されることを学ぶ。

講義 河岸

6 Ⅱ. 3)π共役系分子 4)水分子の構造

単結合を挟んだ二重結合では、電子が移動し非局在性を持つこ

とを学ぶ。

水分子の立体構造を混成軌道を用いて表すこと学ぶ。

講義 河岸

7 Ⅲ.水溶液

水の特殊な性質、水に物質が溶ける機構、水溶液の濃度の種類

ついて学ぶ。

講義 河岸

8 Ⅳ. 有機化学反応総論 1) 分子の構造

分子の構造、特に立体異性体の種類とその表示法について学ぶ。

講義 河岸

9 Ⅳ. 2) 分子中の電子の動き・分子間力

分子中の電子の動きと分子の性質の関係について学ぶ。

講義 河岸

10 Ⅳ. 3)化学反応とは・反応座標

化学反応のメカニズムについて学ぶ。

講義 河岸

11 Ⅳ. 4)有機化学反応の分類

置換・付加・脱離反応の違いを学ぶ。

講義 河岸

12 Ⅳ. 5)体表的な化合物と性質

医療系の知識として必要な代表的有機化合物について学ぶ。

講義 河岸

13 Ⅳ. 6)ヒトの生体構成物質

糖・脂質・タンパク質・核酸について学ぶ。

講義 河岸

14 Ⅶ.酵素

生命現象をになう酵素の性質と反応について学ぶ。

講義 河岸

15 授業の総括および確認テスト

授業内容の再確認とテストを行う。

講義・テスト 河岸

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

・確認テストのみで評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、

可(69~60 点)とする。

・やむを得ない事由による欠席者には確認テストの追試験を実施する。

・確認テスト不合格者(60 点未満)には再試験を実施する。60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義) 統計学入門

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Elementary Statistics 必修 30 1年

2.担当教員 飯塚 勝

3.授業の概要 統計的手法は、医学・歯学、工学、農学、生物学、経済学、社会学、人間行動学などにかかわり、多方面で利

用されている。特に、歯学を含む広義の生命科学においては実験、調査結果がバラツキをもつことが多く、これ

らのデータを解析し解釈する方法を体得することは必須である。さらに、与えられたデータから背景にある集団

(母集団)の特性を検定、推定することは重要である。ここでは、確率論の概念を用いて統計学を数学的に基

礎づけながら統計学の入門のための講義を行う。

4.学生の到達

目標

①統計学の基礎となる確率論の概括の理解

②統計学の考え方(母数、標本、統計量、仮説検定法など)の習得

③統計的手法の方法および理論的根拠についての理解の深化

④歯学によく現れる仮説検定法(母平均の検定、出現率の検定、適合度検定など)の熟知と、

演習を通しての統計的手法の体得

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 統計学についてのガイダンス

試行、標本空間、事象について学ぶ。

講義 飯塚

2 確率論(その1)

確率、確率変数、確率分布について学ぶ。

講義 飯塚

3 確率論(その2)

確率変数の平均と分散について学ぶ。

講義 飯塚

4 確率論(その3)

確率変数の独立性と従属性について学ぶ。

講義 飯塚

5 確率論(その3)

正規分布、t-分布、カイ二乗分布について学ぶ。

講義 飯塚

6 データの整理

データ解析について学ぶ。

講義 飯塚

7 統計学の考え方

母集団、母数、標本、統計量、仮説検

定法について学ぶ。

講義 飯塚

8 統計的検定(1)

規母集団の母平均の検定について学ぶ。

講義 飯塚

9 統計的検定(2)

2つの正規母集団の等平均の検定について学ぶ。

講義 飯塚

10 統計的検定(3)

出現率の検定について学ぶ。

講義 飯塚

11 統計的検定(4)

2つの母集団の出現率の比較検定について学ぶ。

講義 飯塚

12 統計的検定(5)

適合度の検定について学ぶ。

講義 飯塚

13 統計的検定(6)

相関係数の検定について学ぶ。

講義 飯塚

14 演習

様々な統計的検定についての演習を行う。

演習 飯塚

15 まとめ

確認試験と本講義の総括を行う。

試験、講義 飯塚

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・例題中心 確率・統計入門(坂光一、水原昂廣、宇野力・学術図書出版社)

〔 参 考 書 〕・確率・統計入門(小針あき宏・岩波書店)

・平方根が計算できる電卓を持参すること

7. 成績評価

方法・基準

・レポート提出は必修。

・確認テストの点数に対し欠席・遅刻・早退による減点(1 回につき欠席は2点、遅刻・早退は1点)

を行い、100 点満点中 60 点以上を合格とする。ただし、60 点以下に対しては欠席・遅刻・早退によ

る減点を行わない。優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 情報処理 平成26年度 前期

(2 班編制)

必修・選択 時間数 開講年次

Introduction to Computing 必修 30 1 年

2.担当教員 中原孝洋

3.授業の概要 大学の講義や実習では、データの解析やレポートの作成など、パソコンの活用は欠かせないものとなっている。

また、本学をはじめ医学系教育では、PBL テュートリアル(少人数グループ学習など)による気づきを主体に

した学びの実践や、研究室配属による研究者としての視点を育成するカリキュラムが編成されている。検索や

調査、プレゼンテーションなど、より一層の「情報の使いこなし」が求められる。本実習は、歯学部学生がツ

ールとしてのパソコンに習熟し、卒業後も活用できることを目標にする。

4.学生の到達

目標

①理系学生として必要なオフィスソフトが利用できる。

②メールや Web など、インターネットアプリケーションが利用できる。

③収集した情報について、自らが基準をもって判断できる。

④情報の利用にあたって、倫理的な視点を持つことができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 情報倫理、セキュリティ

ネットワーク社会の中で遵守すべき軌範、セキュリティを確

保する重要性と、トラブルへの対処法について講義する。

講義 中原

2 大学ネットワークの利用法、PC の基本操作

本学における PC の操作方法、プリンタ使用上の注意を含め、

基本的な操作方法を学ぶ。

実習 中原

3 メールの利用とマナー

本学のメールシステムを実際に使用して、メールの送受信、

ファイルの添付を体験する。また、メール使用時に必要な配

慮についてビデオ教材を視聴する。

実習 中原

4 Web による情報収集

ネット上の情報を検索エンジンや文献検索サイトなどを用

いて、効率的に収集する方法について学ぶ。

実習 中原

5 プレゼンテーションソフトの利用

PowerPoint の基本操作、オブジェクトの配置、入力につい

て各自で取り組む。

実習 中原

6 プレゼンテーションソフトの利用

スライドの編集、レイアウト、デザインについて取り組むと

共に、視覚的効果を学ぶ。

実習 中原

7 プレゼンテーションソフトの利用

アニメーションを組み込み、より効果的なプレゼンテーショ

ンを作成する。

実習 中原

8 プレゼンテーションソフトの利用

班ごとに課題を与える。課題について、情報収集を行いこれ

までに学んだ手法を用いプレゼンテーションを作成する。

実習 中原

9 プレゼンテーションソフトの利用

班ごとに作成したプレゼンテーションを発表する。発表につ

いて、相互に意見を述べ合うとともに評価する。

実習 中原

10 ワードプロセッサの利用

Word の基本操作、文章の入力方法と文字飾りについて各自

で取り組む。

実習 中原

11 ワードプロセッサの利用

ページのデザイン、図表の配置・レイアウトや、簡易な編集

について実践する。

実習 中原

12 ワードプロセッサの利用

よりよいワープロ文書にするためのテクニックや、表の作成

などについて取り組む。

実習 中原

13 表計算ソフトの利用

Excel の基本操作、動作の原理、入力方法、計算方法につい

て学ぶ。

実習 中原

14 表計算ソフトの利用

関数の利用、グラフの作成、表のデザインについて実践し、

より見やすく理解できる成果物を目指す。

実習 中原

15 表計算ソフトの利用

データベースの原理、データの扱い方と、Excel での各機能

との対応を学び、実際のデータを操作する。

実習 中原

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・例題 30+演習問題 70 でしっかり学ぶ Word/Excel/PowerPoint(技術評論社)

7. 成績評価

方法・基準

グループによるプレゼンテーションを 40 点(スクリーン投影による発表)、ワープロ、表計算を個人ごとに各

30 点(プリントアウトしたもの)として評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

60 点に満たない場合は追加の課題を与え、再評価を行う。

1.授業名 (講義) 心理学

平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Psychology 必修 30 1 年

2.担当教員 〔非常勤講師〕秋保 亮太

3.授業の概要 心理学は科学的研究を行う学問である。本講義では、これまでの心理学の基礎的な知見を幅広く紹介しな

がら、心理学の主要領域について概説していく。基本的理論に触れることで、人間の心理や行動のメカニズ

ムについての理解を深め、科学的に研究する方法を学ぶことを目的とする。更に、理論を自分の生活に結び

つけながら理解を深める機会を提供することで、自分や周りの物事を客観的かつ多角的に見るための視点を

養う。

4.学生の到達 目標

① 心理学の主要領域の基本的理論や重要なキーワードの説明ができる。 ② 心理学の科学的な検証方法について説明することができる。 ③ 心理学の思考方法に沿って具体的な事象を解釈することができる。

5.授業方法 及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 オリエンテーション

心理学とは何か、歴史を踏まえながら学ぶ。

講義 秋保

2 科学としての心理学

心理学の研究方法や研究領域について学ぶ。

講義 秋保

3 感覚と知覚(1)

人間はどのように外界を認識しているのかを学ぶ。

講義 秋保

4 感覚と知覚(2)

心が感覚と知覚へどのように関与しているのかを学ぶ。

講義 秋保

5 記憶と忘却(1)

記憶の仕組みについて学ぶ。

講義 秋保

6 記憶と忘却(2)

記憶の種類や方略、忘却のメカニズムについて学ぶ。

講義 秋保

7 学習(1)

学習とは何か,実験の知見を踏まえて学ぶ。

講義 秋保

8 学習(2)

学習と行動の関係性について学ぶ。

講義 秋保

9 動機づけ(1)

動機づけの基礎について、人間の行動を踏まえて学ぶ。

講義 秋保

10 動機づけ(2)

動機づけの種類とその詳細について学ぶ。

講義 秋保

11 知能

知能の構造、測定方法について学ぶ。

講義 秋保

12 性格(1)

性格とは何か、類型や特性から学ぶ。

講義 秋保

13 性格(2)

性格の測定方法について学ぶ。

講義 秋保

14 思考

人間の思考傾向について、問題例を踏まえながら学ぶ。

講義 秋保

15 確認テスト 試験 秋保

6. テキスト 参考文献等

〔使用テキスト〕なし

〔 参 考 書 〕授業中、適宜紹介する。

7. 成績評価 方法・基準

・確認テスト(50%)、ミニテストおよび出席状況(50%)で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 法学

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Study of Law 必修 30 1年

2.担当教員 〔非常勤講師〕日下部謙二

3.授業の概要 法学一般の概要を次の 3 つの点に着目して説明する。その際、身近な話題のほか、今後歯科衛生士にな

った場合に役立つような具体例も含めて紹介したい。

①これまで法律を意識せず暮らしてきたかもしれないが、法律が生活に必要不可欠な点。

②法律があるからといって、ある事案について一義的に結論が定まるものではない点。

③法律の理念と現実が矛盾している場合があり、その対応策が多様である点。

4.学生の到達

目標

①様々な分野の法律に親しむ。

②法的なものの見方・考え方を身につける。いろいろな見方ができること、ある立場に立ったときに論理

的に整合性のある説明ができるようにする。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

法と法学

「法とは何か」「法学とは何か」を学ぶ。

講義

日下部

法と法学の歴史

①法と法学の歴史を概観する。

②日本の法体系が外国法を継受していること、そ

の継受が取捨選択したものであること、継受し

ても独自の変容を遂げていることを知る。

講義

日下部

法律と法体系

①法学の基本的な考え方、法学の内部システムを

知る。

②具体的な個別科目を勉強する前に是非とも知っ

ておくべき基礎知識・常識を知る。

講義

日下部

裁判制度とその役割

法の実現過程の1つである裁判制度のあらましを

知る。

講義

日下部

違憲審査制と国法秩序

①違憲審査制の概要を知る。

②立法論と解釈論の違いを、具体例を通じて理解

する。

講義

日下部

刑罰権の濫用防止と厳罰化

犯罪と刑罰に関する基礎知識を習得し、刑法とい

う法律の特徴を把握する。

講義

日下部

刑事訴訟の存在意義

刑事訴訟の存在意義について、具体例を通じて考

えてみる。

講義

日下部

民事法入門(その 1)

民法の概要・考え方を知る。

講義 日下部

民事法入門(その 2)

契約責任・不法行為責任の違いを知る。

講義 日下部

10

民事法入門(その 3)

家族法の概要を知る。

講義 日下部

11 民事法入門(その 4)

①民事裁判の概要を知る。

②裁判にどの程度のコストがかかるのかを知る。

講義 日下部

12 民事法入門(その 5)

医療事故に関するいくつかの判決を比較検討す

る。

講義 日下部

13 労働法入門

未払い賃金・過労死の問題を労働法の視点から考

える。

講義

日下部

14 歯科衛生士の権利・義務(その 1)

歯科衛生士の権利・義務の概要を知る。

講義

日下部

15 歯科衛生士の権利・義務(その 2)

歯科衛生士の権利・義務の概要を知る。

講義

日下部

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・ブリッジブック法学入門(南野森編、信山社、2013 年、第 2 版)

〔 参 考 書 〕 ・キヨミズ准教授の法学入門(木村草太著、星海社新書、星海社、2012 年)

・法の世界へ(池田真朗ほか著、有斐閣、2012 年、第 5 版)

・法とは何か――法思想史入門(長谷部恭男著、河出書房新社、2011 年)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験を 70%、平常点(出席点を含む)を 30%として単位認定を行う。100 点満点中 60 点以上を合

格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・定期試験の不合格者等にはレポートを課す。

1.授業名

(講義) 倫理学

平成26年度 前期 必修・選択 時間数 開講年次

Ethics 必修 30 1年

2.担当教員 〔非常勤講師〕清水 満

3.授業の概要 日常の諸問題でどのように考えればよいのか、毎回、問題が課され、自分で解答を作成する。その後、

事例を通して、現代倫理学の基本的な考え方を講義する。現代応用倫理学の主要なテーマ、概念から初め、

後半は、歯科医療従事者に必要な医療倫理の基本的な考え方を学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 現代社会で生きる一人の人間としての「倫理」とは何かを考え、個々の状況において、適切な対応ができる「判

断力」を涵養する。

② 医療従事者、社会人としての基本的な倫理観を身につける。

視聴 5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

倫理学序論

「うまく生きること」と「よく生きること」の違いを

学ぶ。

講義

清水

難破船のパラドックス

功利主義について事例をもとに学ぶ。

講義

練習問題

清水

「人に迷惑をかけなければ何をしてもかまわない」は

正しいか?

日常生活の自由主義を学ぶ。

講義

練習問題

清水

「ウソも方便」は正しいか?

カント倫理学の要諦を学ぶ。

講義

練習問題

清水

国境警備兵のジレンマ

ウェーバーの責任倫理と心情倫理を学ぶ。

講義

練習問題

清水

判断力の重要性

葛藤状況の中でどう判断するかを実例で学ぶ。

講義

視聴覚教材

清水

恋愛・結婚の倫理学

恋愛・結婚は社会の倫理にどう位置づけられるのかを

学ぶ。

講義

練習問題

清水

道徳意識の発達

子ども、青年期に倫理観はどう育つのかをコールバー

グの理論を通して学ぶ。

講義

練習問題

清水

市民社会の倫理(1)

立憲主義を学び、官僚や政治家と市民との関係を考え

る。

講義

練習問題

清水

10

市民社会の倫理(2)

寛容と多元主義について事例をもとに学ぶ。

講義

練習問題

清水

11 医療倫理(1)

インフォームド・コンセントと患者の権利を学ぶ。

講義

練習問題

清水

12 医療倫理(2)

ケアとコミュニケーションについて学ぶ。

講義

練習問題

清水

13 医療倫理(3)

ケアの実践例を見て、ケーススタディとする。

講義

視聴覚教材

清水

14 医療倫理(4)

ケアの実践例を見て、ケーススタディとする。

講義

視聴覚教材

清水

15 まとめ

これまでの講義のまとめと補遺

講義

清水

6. テキスト

参考文献等

適宜、レジメのプリントを配布する。参考文献はそのつど指示する。

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:練習問題の回答状況:出席状況=60%:30%:10%の割合で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 日本語文章表現法

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Japanese Academic Writing 必修 30 1 年

2.担当教員 平川 要 高尾 浩二

3.授業の概要 情報化時代に必要な文章能力とは、表現対象に関して正確な情報を伝える文章を書くことである。授業

では文学的な文章ではなく、情報伝達型の文章を書く練習をする。情報伝達型の文章とは、客観的な事実

を正確に述べ、自分の意見を論理的に、しかも簡潔に、明瞭に伝えるものでなければならない。毎回、様々

なテーマを与え、それについて明解でわかりやすい文章を書き、全員で添削の練習をする。

4.学生の到達

目標

① 正確でわかりやすい文章を書くことができる。 ② 自分の意見を論理的に展開することができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

情報伝達型の文章について基本事項の説明。 情報伝達型と自己表現型の文章の特徴を考える。 文章力テスト。

講義、演習 平川

絵を見て、その説明文を書く。

課題の絵を見ていない人に、どのような絵か分かるような文

章を書く。文章を読んでどれだけ元の絵が再現できるか。ど

れだけ多くの情報を客観的・正確に、かつ明瞭に伝えている

か。さらに文章構成をしっかり考えて書く。

作文

平川

全員で前回の文章を添削、検討する。

文章を読んで、元の絵を正確に再現できるか。分かりやすい

文章か、などを検討する。また誤字脱字、「てにをは」につい

て添削する。話し言葉ではなく、きちんとした文章語で書か

れているか。

協同学習

平川

案内文を作成する。

全く事情の分からない人に対して、どれだけ正確に、かつ明

瞭に、要点をおさえて伝達することが出来るか。

作文

平川

全員で前回の文章を添削、検討する。

文章を読んで、案内の内容を正確に把握することが出来るか。

全く内容を知らない人の身になって書かれているか。文章は、

要領よく、まとまっているか。

協同学習

平川

課題の文章を読み、それについて小論文を書く

論理的な文章の書き方を学ぶ。問題提起、主張、そしてその

根拠をしっかり書き込む。制限の字数内で、また制限時間内

で自分の考えをまとめる。

作文

平川

全員で前回の文章を添削、検討する。

問題提起、主張、根拠について、しっかりとした構成になっ

ているか。内容が首尾一貫しているか。論理的な文章になっ

ているか、などを検討する。

協同学習

平川

あるテーマについて、賛成、反対のいずれかの立場に立って、

小論文を書く。

自分の主張を理路整然と述べる。反対者の意見も踏まえ、一

方的な意見にならないよう注意する。問題となっている事柄

の背景、原因、歴史的経緯、結果、背後にある思想、実現す

るための対策など、掘り下げて考える。

作文 平川

全員で前回の文章を添削、検討する。

どれだけ説得力のある文章になっているか。主張の根拠は十

分であるか。表面的な事柄だけでなく、どれだけ問題を掘り

下げているか。

協同学習 平川

10

社説を読み、要約する。

長い文章を制限された字数内に、内容を損なうことなく、正

確に縮める。

敬語の使い方の学習

とくに尊敬表現と謙譲表現の違いについて注意する。

協同学習 平川

11 変化する英単語について考える。

‘political correctness’(「政治的公正」)という観点から変

化を遂げる英単語について考える。

日本語表現に残存する差別的表現等の問題について議論する。

講義、協同学習 高尾

12 日本語を外国語の如く取り扱うことの必要性について。

日本語(=母国語)に甘えることなく、日本語を外国語の如く

取り扱うことの重要性について考える。

講義、協同学習 高尾

13 序論、本論、結論からなる英文パラグラフの構成について説明

する。

記事を読み、自分の意見を論理的、かつ明快な文章でまとめる。

講義、作文 高尾

14 全員で前回作成した文章を添削、検討する。

自分の主張を理路整然と述べているか、主張の根拠は十分か、

文章全体の構成はしっかりしているか等、検討する。

協同学習 高尾

15 外国語の文章表現と日本語の文章表現、また、話し言葉と書き

言葉の差異などに再度注目し、日本語文章表現について再考す

る。

協同学習

高尾

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 随時プリントを配布する。

〔 参 考 書 〕 沖森卓也、半沢幹一『日本語表現法』 大隈秀夫『実例 文章教室』 斎藤孝『日本

語ドリル』 栗山次郎『理科系の日本語表現技法』 大野晋『日本語練習帳』 樋口裕一『ホンモノの文

章力』 樺島忠夫『文章表現法』 木下是雄『理科系の作文技術』 長野正『文章表現の技法』 荊木美

行『知的文章入門』 轡田隆史『文章の技術』他 Writing to Communicate: Paragraphs and Essays( Longman) A Passage to English(九州大学大学院言

語文化研究院) 清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書) 『現代思想』(青土社) TIME NEWSWEEK 他

7. 成績評価

方法・基準

・毎時間のレポートの平均点 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とす

る。

・不合格者には、改めてレポートを課し、60 点以上を合格とする。

1.授業名

(実習)

レッツスポーツ 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Let’s sports 必 修 30 1年

2.担当教員 鯨 吉夫

3.授業の概要 安全かつ計画的に身体活動を行い、心身の育成、体力の向上、友愛、共同、奉仕、公正を学ぶ。

4.学生の到達目標

① 健康維持と体力増進のため、身体活動の必要性を理解する。

② スポーツを通して、仲間づくりやストレスの発散方法を習得する。

5.授業方法及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担 当

オリエンテーション

安全かつ自主的に身体活動を行うとともに、心身の育成、体力の向

上、友愛、共同、奉仕、公正を学び、仲間づくり・ストレスの発散方

法を習得することを理解する。

講 義 鯨

体力テスト ①

文部科学省作成の新体力テストを行うことにより、自身の体力の現

状を把握させ、今後の授業展開に役立たせる。握力・体前屈・立ち幅

とび・上体起こし・反復横とびを行い、筋力・柔軟性・瞬発力の現状

を知る。

実 習 鯨

体力テスト ②

文部科学省作成の新体力テストを行うことにより、自身の体力の現

状を把握させ、今後の授業展開に役立たせる。20m シャトルランテス

トを行い持久力の現状を知る。

実 習 鯨

スポーツ実践 ①

バドミントン・卓球を安全かつ自主的に身体活動を行い、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

スポーツ実践 ②

バドミントン・卓球を安全かつ自主的に身体活動を行い、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

スポーツ実践 ③

バドミントン・卓球を安全かつ自主的に身体活動を行い、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

BMI値と適正体重

肥満度指数のBMI値の計算式を理解し、食事や運動の大切さを習

得するとともに自分自身の適正体重を知る。

講 義 鯨

スポーツ実践 ④

バランスボール・なわとびを安全かつ自主的に身体活動を行い、心

身の育成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

スポーツ実践 ⑤

バランスボール・なわとびを安全かつ自主的に身体活動を行い、心

身の育成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

10

スポーツ実践 ⑥

バランスボール・なわとびを安全かつ自主的に身体活動を行い、心

身の育成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

11 応急手当法

人口蘇生法の手順・AEDの使用方法を習得する。 講 義 鯨

12

スポーツ実践 ⑦

チームを作り、選択したスポーツ種目を自主的に運営し、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

13

スポーツ実践 ⑧

チームを作り、選択したスポーツ種目を自主的に運営し、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

14

スポーツ実践 ⑨

チームを作り、選択したスポーツ種目を自主的に運営し、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

15

スポーツ実践 ⑩

チームを作り、選択したスポーツ種目を自主的に運営し、心身の育

成・体力の向上・仲間づくり・ストレスの発散方法を学ぶ。

実 習 鯨

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

出席 50%、運動状況 30%、レポート 20%の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義・演習) 英語

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

English 必修 30 1年

2.担当教員 高尾浩二

3.授業の概要 TOEIC Test 受験対策用テキストを用いて、Listening と Reading の演習を行う。具体的には、Listening

の場合、写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題、また、Reading の場合、短文穴埋め問題、長

文穴埋め問題、読解問題の演習を行う。

4.学生の到達

目標

① TOEIC Test で、500~600 点をとれる英語力を修得する。

② 英語でコミュニケーションを図ることができる。

③ アメリカ英語とイギリス英語の違いを理解し、説明することができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

TOEIC Test について説明する。

shadowing(native speaker の音声に少し遅れて声を

出しながらついていくこと)の反復練習の効果につ

いて説明する。

アメリカ英語とイギリス英語の違いについて説明す

る。

講義 高尾

2 Chapter 1 Daily Life〈日常生活〉

文法:可算・不可算名詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

3 Chapter 2 Clothing〈ファッション〉

文法:代名詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

4 Chapter 3 Grocery Shopping〈食料品の買い出し〉

文法:動詞の活用法について学ぶ。

演習 高尾

5 Chapter 4 Cooking〈料理〉

文法:自動詞・他動詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

6 Chapter 5 Eating Out〈外食〉

文法:不完全動詞と完全動詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

7 Chapter 6 Shopping for Clothes〈ショッピング〉

文法:助動詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

8 Chapter 7 Housing〈ハウジング・家具〉

文法:前置詞(場所)の用法について学ぶ。

演習 高尾

9 Chapter 8 The Weather〈天気〉

文法:前置詞(時)の用法について学ぶ。

演習 高尾

10 Chapter 9 At a Movie Theater〈映画・芝居〉 演習 高尾

文法:形容詞・副詞の用法について学ぶ。

11 Chapter 10 Sports〈スポーツ〉

文法:現在進行形の用法について学ぶ。

演習 高尾

12 Chapter 11 Traffic and Commuting〈交通・通勤〉

文法:現在完了の用法について学ぶ。

演習 高尾

13 Chapter 12 Automobiles〈車〉

文法:過去形の用法について学ぶ。

演習 高尾

14 Chapter 14 At a Hotel〈宿泊〉

文法:接続詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

15 Chapter 15 Health and Medical Care〈健康・医療〉

文法:関係代名詞の用法について学ぶ。

演習 高尾

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・TOEIC Test: Round the Clock—Everyday Topics, Essential Exercises—

(本多吉彦、狩野紀子著 南雲堂)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69

~60 点)とする。

・不合格者には再試験を実施し、100 点満点中 60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義) 医学英語

平成26年度 前期 必修・選択 時間数 開講年次

Medical English 必修 30 1 年

2.担当教員 〔非常勤講師〕MacKay Michael Thomas

3.授業の概要 This course is designed to provide ample opportunity to practice useful English through a variety of stimulating

activities including listening tasks, conversation modeling and pair work; covering a wide range of topics. The course

emphasizes interaction, and is based on motivation, grammar, function, vocabulary and pronunciation. 4.学生の到達

目標

The aim of the course is to increase confidence and motivation regarding English usage in general, and oral

communication in particular.

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 UNIT 1 understanding and answering questions about

personal information; imperatives; WH questions

講義 MacKay

2 UNIT 2 asking and understanding about prices;

demonstratives

講義 MacKay

3 UNIT 3 time; preferences 講義 MacKay

4 UNIT 4 asking for help; services and facilities 講義 MacKay

5 UNIT 5 to be questions; 講義 MacKay

6 UNIT 6 questions with can and do 講義 MacKay

7 UNIT 7 disagreeing with people; adjectives 講義 MacKay

8 UNIT 8 describing recent activities in the past 講義 MacKay

9 UNIT 9 getting treatment for minor injuries 講義 MacKay

10 UNIT 10 asking about unfamiliar food 講義 MacKay

11 UNIT 11 making suggestions 講義 MacKay

12 UNIT 12 getting help with computer problems 講義 MacKay

13 UNIT 13 question forms; food and drink 講義 MacKay

14 UNIT 14 asking for and understanding directions 講義 MacKay

15 UNIT 15 talking about experiences 講義 MacKay

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・PASSPORT 2 (second edition)

(Oxford University Press ISBN 978-0-19-471822-6

7. 成績評価

方法・基準

EXAM 50%

QUIZZES 25%

HOMEWORK 25%

1.授業名

(講義) 動物行動学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Behavioral Ecology 選択 30 1 年

2.担当教員 荒井秋晴

3.授業の概要 生物は環境に適応して生活し、その生活様式は千差万別である。しかし、そこには一定の法則性が存在

する。その法則性は、種の機能・形態、生理、摂食や繁殖、集団構成、遺伝および進化等と深く関係し、

種を取り巻く生物および物理的な環境要因とも相まって、行動として発現する。本講では、動物たちのさ

まざまな生き残り戦略からみた行動を中心に解説し、人の日常生活と比較することで、より豊かな人間性

や社会性とは何かについて考える。

4.学生の到達

目標

○1 行動生態学の領域、性格および発展の歴史を理解し、説明できる。

○2 個から集団および生態系や景観まで、相互の関連や段階制を把握し、説明できる。

○3 種の定義や表現法、適応戦略を把握するための調査法を説明できる。

○4 動物たちのさまざまな適応戦略と自然淘汰との関連性を理解し、説明できる。

○5 行動を、生息環境や動物相互間の関係において説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

はじめに

動物行動学の内容と講義の流れを把握し、学問の発

達の歴史について学ぶ。

講義 荒井

生物の集団と段階性

集団の概念は個体・個体群・群集・生態系・景観と、歴

史とともに発展したことを理解する。また、環境や自然

のとらえ方について学ぶ。

講義 荒井

種とは

生物の分類(カテゴリー)、種の定義、種の表現法につ

いて学ぶ。

講義 荒井

動物の行動調査

野外における一般的および特殊な調査法について学

ぶ。

講義 荒井

生き残り戦略

自然界におけるライオンの集団生活を例に、その行動

から生き残り戦略を理解する。

講義 荒井

個体利益それとも集団利益

生き残るための行動は個体の利益のためか、集団の

利益のためかを考える。さらに、集団行動としての r 淘

汰と K 淘汰について学ぶ。

講義 荒井

血縁淘汰

血縁について理解し、血縁度および包括適応度の違

いと行動との関連について学ぶ。

講義 荒井

利他行動

血縁に左右される行動とされない行動があることを理

解し、その違いを把握する。

講義 荒井

繁殖戦略 I

生物にとって次の世代を残すことの重要性を理解し、

繁殖のための戦略を把握する。無性生殖から有性生

殖への過程を学ぶ。

講義 荒井

10 繁殖戦略 II

卵生から胎生への戦略について学ぶ。

講義 荒井

11 性選択

種や雌雄などによる繁殖行動の違いを理解し、そのよ

うな行動をとるに至った要因について学ぶ。

講義 荒井

12 競争関係と同類関係

個体群としての種間関係と動物の行動について学ぶ。

講義 荒井

13 森の構造と動物の適応戦略

マント群落・ソデ群落・ギャップなどの森の構造が動物

の行動に及ぼす影響について学ぶ。

講義 荒井

14 里地に暮らす動物たちの適応戦略

動物の行動(ライフサイクル)からみた、里地の基本景

観である河川、水田、草原などの役割について理解す

る。

講義 荒井

15 特殊環境での動物の適応戦略

洞窟や島などの特殊な環境にくらす動物たちの行動

について学ぶ。

講義 荒井

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・蒼樹書房:J.R.クレブス、 N.B.デイブス著、城田安幸他訳 「行動生態学を学ぶ人へ」

・京都大学学術出版会:Begon 他著、堀 道雄監訳「生態学:個体、個体群、群集の科学」

・東京大学出版会:土肥昭夫他著 「哺乳類の生態学」

・ 京都大学学術出版会:森 主一著 「動物の生態」

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験と、原則として毎時実施するブリーフレポートをそれぞれ 70%と 30%の配分で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

美学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Aesthetics 選択 30 1 年

2.担当教員 〔非常勤講師〕花田伸一

3.授業の概要 主に国内外の近現代美術の事例を紹介しながら美学上のキーワードについて考察する。

美術活動を鑑賞・趣味の対象としてではなく、批評・実践のツールとして紹介する。

必要に応じて美術以外の諸分野も取り上げる。

4.学生の到達

目標

① 現代美術の思想を理解する。

② 知識の習得よりも、作品の問題提起を受けて自ら思考し、論じることができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 美をめぐる言葉の整理:美×美術×美術館×美学

日本語で日常的に使う言葉と美学で用いる言葉の意味

の違いを知る。

講義 花田

2 作品鑑賞実践:学内作品鑑賞

学内の作品を実際に鑑賞し、各自の鑑賞や解釈の違いを

知る。

講義 花田

3 美術の現場:美術館展覧会の舞台裏

全国巡回展の展示作業を例として、展覧会の作り手側の

準備の様子を知る。

講義 花田

4 美術と近代化1:東南アジアの現在

タイ、ラオス、カンボジアにおける美術状況の現在を学

び、途上国における美術の近代化の様子を知る。

講義 花田

5 美術と近代化2:近代日本美術草創期

岡倉天心の活動と思想を学び、日本における美術の近代

化の様子を振り返る。

講義 花田

6 戦争と美術:ファシズムと芸術

映像と音楽の結びつきを学び、近代社会における政治と

芸術の関わりや報道の在り方について学ぶ。

講義 花田

7 現代美術の思想1:戦後アメリカ美術

戦後アメリカの抽象表現主義、ミニマルアート、アース

ワーク等を例に、抽象美術作品を鑑賞する。

講義 花田

8 現代美術の思想2:ポスト冷戦時代の美術

コンセプチュアルアート、リレーショナルアート等を例

に、概念や関係性を主題とした美術作品を鑑賞する。

講義 花田

9 美術と教育:ワークショップ事例

美術家が行うワークショップを例に、美術教育の現在につ

いて学ぶ。

講義 花田

10 美術と地域:アートプロジェクト事例

近年、福岡近辺で展開されたアートプロジェクトの事例

を通じて、地域と美術の関わりについて学ぶ。

講義 花田

11 美術と宗教:信仰と偶像

近年、福岡・長崎でのアートプロジェクトの事例を通じ

て、宗教と美術の関わりについて学ぶ。

講義 花田

12 美術と大衆文化:現代のリアリティ

マンガ・アニメ等のサブカルやスピリチュアルブールを

講義 花田

ヒントに制作された美術作品を鑑賞し、大衆文化と美術の

関わりについて学ぶ。

13 美術と生活:民藝の思想

主に福岡近辺の民藝作品を鑑賞し、美術と生活の結びつ

きを学ぶ。

講義 花田

14 北九州・福岡アートシーン紹介1

明治~昭和前半の北九州・福岡における美術の歴史を概

観する。

講義 花田

15 北九州・福岡アートシーン紹介2

昭和後半~現在の北九州・福岡における美術の歴史を概

観する。

講義 花田

6.テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・なし

〔 参 考 書 〕 ・今道友信『美について』(講談社現代新書)

・佐々木健一『美学への招待』(中公新書)

・暮沢剛巳編『現代美術を知るクリティカル・ワーズ』(フィルムアート社)

ほか、できるかぎり近辺の展覧会に足を運び、現場での実体験をすること。

7.成績評価

方法・基準

定期試験:講義で取り上げた美学上のキーワードをめぐって出題し、各自の問題意識に照らして論じる力

を見る。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

日中文化史 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Cultural History of Japan and China

選択 30 2 年

2.担当教員 〔非常勤講師〕楢崎洋一郎

3.授業の概要 この講義では、中国の文化・思想・習俗などを、日本人がどのように受容し、また変容させてきたかを、

現代のわれわれにとって興味の感じられるような題材から取り上げていく。そこから、日中両国の文化上

の共通点と相違点、及び現在の両国民の相互認識における問題点にアプローチしてゆき、あわせて日本文

化が世界史の中で占める位置についても考えていきたい。

4.学生の到達

目標

①日中両国の文化交流の歴史に学ぶことによって、「日本文化」の継承者としての自覚を深めることができる。

②中国との過去・現在・未来にわたる関係について、広い視野から考えることができるようになる。

③「世界の中の日本」ということについて、時間的・空間的に、複眼的な見方ができるようになる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 イントロダクション

日本と中国との関係はなぜ重要なのか。日本の歴史・文化

にとって、中国はどのような意味をもつのか。

日中文化交流の歴史的意味や、それが現代に生きるわれわ

れにどのような影響を与えているかについて学ぶ。

講義 楢崎

2 「倭」「日本」と「中国」「中華」―「国名」の歴史

日中両国の「国号」や称号の由来、およびその「意味」に

ついて学ぶ。

国家の名称と、そこに示された国民の「アイデンティティ」

について、歴史的な視点から考える。

講義 楢崎

3 「王」「皇帝」「天皇」「天子」―統治者の称号

日中両国の君主の称号について、その沿革や意味について

学ぶ。

第2回の授業内容を踏まえ、日中両国民の国家認識・君主

認識における共通点と相違点について理解を深める。

講義 楢崎

4 「諸侯」と「将軍」「大名」①―封建と中央集権

第3回の授業内容を踏まえ、中国の歴史における、中央政

府と地方権力との関係のあり方について学ぶ。

中国における「王」という称号の沿革、及び「冊封体制」

成立の背景について理解する。

講義 楢崎

5 「諸侯」と「将軍」「大名」②―律令制と封建制

第2・3回の授業内容を踏まえ、日本の歴史における、君

主と地方権力との関係のあり方について学ぶ。

日本における天皇と征夷大将軍との関係について、また将

軍はなぜ「王」とならなかったのか、について考察を深め、

日中両国の辿った歴史の相違点について理解する。

講義 楢崎

6 「鬼神」「仏」「カミ」「タマシイ」①―中国宗教史概論

中国人の宗教観、死生観、霊魂観について、儒教・仏教・

道教についての基本的知識と共に学ぶ。

中国の古代における死生観・霊魂観と、仏教伝来後の変容

したそれについて理解する。

講義 楢崎

7 「鬼神」「仏」「カミ」「タマシイ」②―日本宗教史概論

日本人の宗教観・死生観・霊魂観について、神道・仏教・

儒教についての基本的知識と共に学ぶ。

日本の古代における死生観・霊魂観と、仏教伝来後の変容、

及び儒教や国学(復古神道)の興隆後の動向についても理

解する。

講義 楢崎

8 漢字と仮名①

中国における漢字の歴史や、それが「中国文明」の形成に

あたって果たした役割について学ぶ。

甲骨文字に始まる漢字の書体の歴史、その使用法、及び

その「文字」としての長所や欠点、中国や日本以外の「漢

字文化圏」で、近代以降漢字がどのような運命を辿ったか、

について理解する。

講義 楢崎

9 漢字と仮名②

日本への漢字の伝来、受容、そして仮名文字の成立へと至

る沿革について学ぶ。

渡来人や帰化人による漢字の伝承から、万葉仮名の成立、

上代特殊仮名遣い、平仮名・片仮名の成立、そして漢字

仮名混じり文の確立へと至る経過について理解する。

講義 楢崎

10 「国学」と近代文明①

「国学」の発生とその背景について学ぶ。

契沖・賀茂真淵・本居宣長らの国学者について、その学問

的形成と、「日本人」としてのアイデンティティ確立にあ

たって彼らが果たした役割について理解する。

講義 楢崎

11 「国学」と近代文明②

「国学」のイデオロギー化と、それが幕末明治維新期に

及ぼした影響について学ぶ。

平田篤胤の国学と、それが幕末明治維新期に「思想運動」

として及ぼした影響について、「水戸学」との関係などを

も視野に入れながら理解する。

講義 楢崎

12 日中近代史概論①

日中近代史(前半)の概要について、大枠としての認識を

もつ。

欧米列強の侵出に対する日中両国の対応の相違、明治維

新、さらに辛亥革命について、日中関係の変容をも視野に

入れつつ理解する。

講義 楢崎

13 日中近代史概論②

日中近代史(後半)の概要について、大枠としての認識を

もつ。

中華民国成立前後、さらには日中戦争勃発前後において、

両国がどのような関係にあり、両国民の相互認識がどのよ

うに変化していったかを理解する。

講義 楢崎

14 日中現代史概論

日中現代史の概要について、大枠としての認識をもつ。

日中戦争(第二次大戦)終結から、中華人民共和国の建国、

さらに日中国交回復から天安門事件へと至る過程につい

て、両国民の相互認識の変化を含めて理解する。

講義 楢崎

15 学習内容のまとめ

日本と中国の過去と現在、そして未来について考える。

これまでの授業内容を再確認した上で、主に文化的側面か

ら、今後の日中関係のより望ましいあり方について考え

る。

講義 楢崎

6.テキスト

参考文献等

プリント配布

7.成績評価

方法・基準

定期試験のみで評価する。100点満点中60点以上を合格とし、優(100~80点)、良(79~70

点)、可(69~60点)とする。

不合格者には再試験としてレポートを実施する。100点満点中60点以上を合格とする。

1.授業名

(講義)

政治学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Politics 選択 30 2年

2.担当教員 〔非常勤講師〕朝倉拓郎

3.授業の概要 本講義の目的は、市民(=民主政治の担い手、つまり我々自身)にとって必要となる、政治に関する基礎的

な教養を身につけることである。本講義の内容は、大きく以下の三つの部分に分けられる。

(1)政治の言葉:政治を理解する上で重要な言葉をいくつか取り上げ、その言葉の概念と歴史的背景を

説明する。

(2)戦後日本の政治:現代日本の政治がどのように形成されたのかを説明する。

(3)現代政治の諸問題:我々が直面している政治的課題を、上記の議論をふまえて説明する。

4.学生の到達

目標 ①政治を理解するための基本的概念、歴史的知識を身につけること。

②政治に関してより適切な判断を下すための幅広い視野を身につけること。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 イントロダクション

本講義の概要と、受講上の注意点等について講義する。

講義 朝倉

2 政治の言葉(1):「政治」

「政治」とはいかなる営為なのかについて学ぶ。

講義 朝倉

3 政治の言葉(2):「自由主義」

「自由主義」の思想とその歴史的背景について学ぶ。

講義 朝倉

4 政治の言葉(3):「立憲主義」

「立憲主義」の思想とその歴史的背景について学ぶ。

講義 朝倉

5 政治の言葉(4):「民主主義」

「民主主義」の特徴とそれが持つ危うさについて学ぶ。

講義 朝倉

6 戦後日本の政治(1):占領期の日本

新憲法制定と日米安保条約締結までの歴史を学ぶ。

講義 朝倉

7 戦後日本の政治(2):安保改定と高度成長

55 年体制の成立から高度成長期までの歴史を学ぶ。

講義 朝倉

8 戦後日本の政治(3):沖縄返還

戦後沖縄の歴史について沖縄返還交渉を軸に学ぶ。

講義 朝倉

9 戦後日本の政治(4):55 年体制の崩壊

55 年体制の崩壊とその要因について学ぶ。

講義 朝倉

10 戦後日本の政治(5):ビデオの視聴

戦後日本の政治に関するビデオを視聴する。

ビデオの視聴 朝倉

11 現代政治の諸問題(1):安全保障問題

日本の安全保障をめぐる現状と課題について学ぶ。

講義 朝倉

12 現代政治の諸問題(2):格差問題

格差が拡大する要因とその政治的影響について学ぶ。

講義 朝倉

13 現代政治の諸問題(3):選挙で何を選ぶのか?

日本の選挙制度の現状と課題について学ぶ。

講義 朝倉

14 現代政治の諸問題(4):市民自治の可能性

地方自治(地域自治)の意義と課題について学ぶ。

講義 朝倉

15 確認テスト

本講義のまとめと確認テストを行う。

講義、試験 朝倉

6.テキスト

参考文献等

テキストは指定せず、毎回資料を配付する。参考文献は資料の中で適宜紹介する。

7.成績評価

方法・基準

確認テストで評価し、100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60

点)とする。

1.授業名

(講義・演習) ドイツ語Ⅰ

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

GermanⅠ 選択 30 1年

2.担当教員 平川 要

3.授業の概要 英語以外の外国語、およびその国の文化・風土・思想を知ることによって、複眼的なものの見方や考え方が培わ

れ、自国の言語・文化に対する反省・認識も、より一層深められる。

授業ではドイツ語圏への旅行や日常生活で実際に使えるドイツ語の習得を目指す。そのため複雑な文法事項は

必要最低限(独検4級程度)にとどめ、現代の生きた日常的表現を聞き、話し、読み書きする能力を訓練する。

4.学生の到達

目標

① ドイツ語特有の母音・子音の発音が正確にできる。

② 正確なアクセント、イントネーションでドイツ文を読み、話すことができる。

③ 名詞の性、数、格について説明できる。

④ 動詞の現在人称変化を説明できる。

⑤ 接続詞の種類を理解し、ドイツ語の語順を説明できる。

⑥ 基本的なドイツ文の構成を理解し、説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

ドイツ語授業の概要

なぜドイツ語を学ぶのか。ドイツとはどのような国か。異文化体験の

意味について考える。

ドイツ語の概要、とくに他言語との類似点や相違点から見たドイツ語

の特徴について学ぶ。

講義

平川

2 ドイツ語の発音

アルファベット。母音と複母音、子音の基本的な発音を練習する。

特に英語との違いから、発音の規則の概要を学ぶ。

簡単な挨拶を練習する。

国名、都市名の発音練習をする。

講義・演習

平川

3 ドイツ語による自己紹介

キーセンテンスを暗誦し、ドイツ語で自己紹介を行う。

数詞(基数):1~10を覚える。

講義・演習

平川

4 名詞の性

男性、女性、中性名詞につく定冠詞、不定冠詞を覚える。

定冠詞と不定冠詞の使い方を学び、その違いを理解する。

名詞の複数形

無語尾型、E 型、ER 型、EN 型、S 型を覚える。

講義・演習

平川

5 不定詞と定動詞

不定詞の語幹と語尾を学ぶ。

基本的な現在人称変化

人称代名詞。親称と敬称の違いを知る。

疑問詞(1):was, wer, wo, woher, wohin を覚える。

講義・演習

平川

6 現在人称変化(口調上の例外)

語幹が-t,-d,-ffn などで終わる動詞を学習する。

語幹が-s,-ß,-tz,-z などで終わる動詞を学習する。

語幹が-ern,-eln で終わる動詞を学習する。

講義・演習

平川

7 語順(定動詞の位置)

不定詞句と定動詞第 2 位の規則:平常文、疑問詞のある疑問文の語順

を学ぶ。

定動詞第 2 位:決定疑問文、Sie に対する命令文の語順を学ぶ。

重要な不規則動詞:sein, haben, warden の変化を学習する。

講義・演習

平川

8 現在人称変化(単数2.3人称で幹母音が変化する動詞)

a→ä 型、 e→I 型、 e→ie 型を学ぶ。

定冠詞・不定冠詞の格変化

日本語と比較しつつ、1 格、2 格、3 格、4 格の意味と使い方を学ぶ。

男性弱変化名詞について学ぶ。

講義・演習

平川

9 定冠詞のついた名詞に対する人称代名詞:1 格、3 格、4 格

疑問代名詞 wer の格変化と使い方を学ぶ。

普通名詞、人称代名詞の違いによる3・4格の語順について学ぶ。

講義・演習

平川

10

定冠詞類(指示代名詞、疑問代名詞、不定代名詞)の格変化

不定冠詞類(所有代名詞、否定冠詞)の格変化を学ぶ。

発音・読みのテスト

講義・演習・

試験

平川

11 人称代名詞の格変化

単数 1~4 各、複数 1~4 各の変化を覚える。

不定代名詞:man、不定冠詞の使い方を学ぶ。

指示代名詞の使い方を学ぶ。

講義・演習 平川

12 命令法

Sie に対して、ihr に対して、du に対しての命令法を学ぶ。 sein の

命令形を学ぶ。

動詞の格支配

自動詞と他動詞の違いを理解する。

講義・演習

平川

13 疑問詞(2):wann, warum, wie, wie viel, was für ein

nicht と kein の使い方を学び、その違いを理解する。

nicht の位置について

nicht の位置による全文否定と部分否定の違いを理解する。

否定の疑問文に対する答え方:ja, doch, nein の使い方を学ぶ。

語構成について:ドイツ語の特徴として、複合語と派生語を知る。

講義・演習

平川

14 接続詞:

並列の接続詞:und, aber, den, oder, sondern、 副詞的な接続詞:

also, dann, deshalb, sonst, trotzdem…、 および従属接続詞につ

いて学ぶ。

数詞(基数):11~

講義・演習

平川

ユーロの数え方、西暦の読み方、時刻の言い方を学習する。

前期学習内容のまとめ

基本的なドイツ語の構成について再確認する。

15 発音・読みのテスト

確認テスト

試験

平川

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・平川要他「改訂版・やさしいドイツ語 ―総合教材―」(同学社)

〔 参 考 書 〕 ・独和辞典「やさしいドイツ語の学習辞典」(同学社)(本書でなくても良いが、独和

辞典は必ず用意すること)

7. 成績評価

方法・基準

・確認テスト:50 点、発音・読みのテスト:10 点、平常点(出席状況、授業への取り組みなど):40 点で

評価し、100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・不合格者には再試験を実施、再試験:50 点、発音・読みのテスト:10 点、平常点:40点で評価し、100

点満点中 60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義・演習)

中国語Ⅰ 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

ChineseⅠ 選択 30 1 年

2.担当教員 〔非常勤講師〕板谷俊生

3.授業の概要 日本の約 26 倍の国土面積を有する中国。人口 13 億人以上の内、93%以上が漢民族。彼らが話す中国語を

「漢語」といい、共通語を「普通話」という。私たちはこの「普通話」を学習する。授業では、中国語圏

に旅行・留学した際に実際にすぐ使える、すぐ役に立つ中国語の習得を目指す。初級段階の話す・聴く・

読む・書くという 4 技能の習得をじっくりと実践していく。併せて伝統的な中国文化や日中文化比較、そ

して現代中国事情も解説する。

4. 学生の到達

目標

①中国語の発音を習得する。

②中国語入門・初級文法を習得する。

③中国語入門・初級会話を習得する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

中国語の授業の概要、中国語の授業の進め方、

中国語学習方法について理解する。

声調・単母音の発音について学ぶ。

講義・演習

板谷

声調・単母音の発音の復習をする。

複母音の発音を学び練習する。

あいさつ用語(1)を学習し、発音練習する。

講義・演習

板谷

複母音の発音の復習をする。

子音の発音について学び、発音練習する。

あいさつ用語(2)を学習し、発音練習する。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

鼻音の発音練習と数詞(1~99)の発音練習をする。

声調変化と軽声を学習し、発音練習をする。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

教室用語(1)について学び、発音練習をする。

これまでの発音の特徴の総まとめを行い、理解を深め

る。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

指示代名詞について学ぶ。

指示代名詞を使った作文と会話練習を行う。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

「請」(「どうぞ~してください」)文型について学び、

作文・会話練習を行う。

文末疑問助詞「嗎」の疑問文について学び、作文・会

話練習を行う。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

反復疑問文について学びと作文・会話練習を行う。

人称代名詞(1)について学び、作文・会話練習を行う。

講義・演習

板谷

前回の授業内容の復習をする。

形容詞述語文(1)の肯定文・否定文について学び、作

文・会話練習を行う。

名前の尋ね方・答え方のについて学ぶ。

講義・演習

板谷

10

前回の授業内容の復習をする。

形容詞述語文(2)の句末疑問助詞「嗎」と反復疑問文

について学び、作文・会話練習を行う。

講義・演習

板谷

11 前回の授業内容の復習をする。

名詞述語文「是」(「~です」)文型(A 是 B)について

学び、作文・会話練習(肯定文・否定文)を行う。

講義・演習

板谷

12 前回の授業内容の復習をする。

文型名詞述語文における「嗎」の疑問文と反復疑問文

と疑問詞疑問文について学び、作文・会話練習を行う。

講義・演習

板谷

13 前回の授業内容の復習をする。

代名詞+「的」+名詞の文型(「~之」)の用法について

学び、作文・会話練習を行う。

常用する程度副詞について学び、作文・会話練習を行

う。

講義・演習

板谷

14 前回の授業内容の復習をする。

さまざまな疑問文のまとめについて学ぶ。

自己紹介の作文・会話練習を行う。

講義・演習

板谷

15 前期学習内容のまとめをする。

基本的な中国語の構成について再確認する。

発音・読みのテストを行う。

講義・演習・試験

板谷

6.テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・『初級中国語 教科書+ドリル』(小川郁夫著 白帝社)

〔参考書〕・はじめての中国語学習辞典(相原茂編著 朝日出版社 )

7.成績評価

方法・基準

・平素の授業への取り組み・発表(発音・読みのテスト・提出物)を 40%、定期試験を 60%で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・不合格者には再試験を実施、再試験:60 点、発音・読みのテスト・提出物:40 点で評価し、100 点満点

中、60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義・演習) 韓国語Ⅰ

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

KoreanⅠ 選択 30 1年

2.担当教員 〔非常勤講師〕元 道吉

3.授業の概要 韓国語(ハングル)の文字は基本母音 10 字と子音 14 字の組み合わせによって出来ている。その母音と子

音の書き方と音声記号による発音の練習を繰り返して行う。ハングルは一字一音の原則にそって発生する言

語であり、基本的な字音の書き、読みの修得を目指す。前期は基本文章と語法を中心にハングルを学ぶ。

4.学生の到達

目標

ハングル文字の読み書きができる。

簡単な挨拶をはじめ生活用語を使って基礎会話ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 ハングル文字、子音14文字と基本母音10文字を覚える。 講義・演習 元

2 ハングル文字の書き順を覚え、発生の聞き取りを練習する。 講義・演習 元

3 平音・激音・濃音などの音の違いを学び、発音を練習する。 講義・演習 元

4 パツチム(終音子音)がつくハングル文字の発声を練習する。 講義・演習 元

5 助詞の使い方を実際の文例を通じて学ぶ。 講義・演習 元

6 音の変化、liaison elision assimilation latetalityなどについて、

実例を通じて学ぶ。

講義・演習 元

7 教科書の第1課「出迎え」

発声練習及び実際の会話通じて、出迎えの会話を学ぶ。

講義・演習 元

8 教科書の第2課「電話」

発声練習及び実際の会話通じて、電話での会話を学ぶ。

講義・演習

9 教科書の第3課「買物」

発声練習及び実際の会話通じて、買い物に必要な会話を学ぶ。

講義・演習 元

10 教科書の第4課「夏」

発声練習及び実際の会話通じて、韓国人の四季の暮らしを学ぶ。

講義・演習 元

11 教科書の第5課「旅行」

発声練習及び実際の会話通じて、旅行の際に必要な会話を学ぶ。

講義・演習 元

12 教科書の第6課「留学」

発声練習及び実際の会話通じて、韓国語の敬語体の作り方を学ぶ。

講義・演習 元

13 韓国映画の鑑賞

映画を鑑賞し、韓国語及び韓国人の生活を理解する。

講義・演習 元

14 まとめ

これまでの学習をまとめた模擬テストを行い、理解度を確認する。

講義・演習 元

15 確認テスト 確認テスト 元

6.テキスト

参考文献

〔使用テキスト〕 ・「楽しく学ぶ韓国語」 元 道吉 著

〔 参 考 書 〕 ・韓日辞典

7. 成績評価

方法・基準

確認テスト(70%)、授業の際に課す練習問題(1回 4点、最大 20点)、無欠席(10点)で評価する。

100点満点中 60点以上を合格とし、優(100~80点)、良(79~70点)、可(69~60点)とする。

1.授業名

(講義) 基礎生命科学Ⅰ

平成 26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Basic Bioscience I 必修 60 1年

2.担当教員 吉野賢一 園木一男

3.授業の概要 人体の構造および機能を理解する。医療行為の基本は何らかの原因により失われてしまった構造や機能を

正常な状態に回復あるいは近づけることである。したがって、医療従事者には人体の正常な構造と機能を

理解することが極めて重要である。

4.学生の到達

目標

① 細胞の基本的な構造と機能を説明できる。

② 骨と筋の構造と機能を説明できる。

③ 呼吸器系の構造と機能を説明できる。

④ 腎臓と膀胱の構造および排尿の機能を説明できる。

⑤ 生殖器系の構造と機能を説明できる。

⑥ 内分泌系の構造と機能を説明できる。

⑦ 血液の組成、型、輸血および凝固について説明できる。

⑧ 主な血管を列挙し、循環器系の構造と機能を説明できる。

⑨ 脳と脊髄の構造と機能について説明できる。

⑩ 末梢神経系の構造と機能を説明できる。

⑪ 感覚器の構造と機能、感覚の性質を説明できる。

⑫ 体温調節について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 人体の構造

人体の構成、人体各部の位置をあらわ

す用語、細胞、組織について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-1-A,B,C

2 人体の機能

濾過、浸透、拡散、膜電位および活動

電位、シグナル伝達機構について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅰ-1-E, 一-Ⅱ-1-A, 2-A

3 骨の構造と機能

骨の形成と吸収、骨代謝、骨の基本構

造、頭部の骨について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-5-A

4 骨の構造

頸、胴、四肢の骨について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-5-B,D

5 筋の構造(その 1)

筋の基本構造、頭頸部の筋について学

ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-5-C

6 筋の構造(その 2)

体幹、四肢の筋について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-5-C

7 筋の機能(その 1)

筋収縮のメカニズム、筋収縮の化学に

講義 吉野 一-Ⅱ-6-A,B,C

ついて学ぶ。

8 筋の機能(その 2)

筋収縮の種類、運動と筋の疲労につい

て学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-6-D

9 循環器の構造(その 1)

心臓の構造、血管とリンパ管について

学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-3-A

10 循環器の構造(その 2)

血液の循環、造血器とリンパ性器官に

ついて学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-3-B,C

11 循環器の機能

心臓の機能、血圧調節、血液と体液、

生体防御について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-3-A,B,C, 4-A,B

12 呼吸器の構造(その 1)

鼻腔、咽頭、喉頭、気管と気管支、肺

について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-2-A-a,b

13 呼吸器の構造(その 2)

縦隔と胸膜について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-2-A-c,d

14 呼吸器の機能

呼吸運動、肺の機能、呼吸調節、発声

について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-5-A,B,C

15 内分泌系の構造

下垂体、松果体、甲状腺、上皮小体、

膵島、副腎、性腺について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-7-A

16 内分泌系の機能

各内分泌腺から分泌されるホルモンの

働きについて学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-12-A,B

17 泌尿器の構造

腎臓、尿管、膀胱、尿道について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-9-A

18 泌尿器の機能

水と電解質の調節、腎臓の機能、排尿

機構について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-10-A,B

19 生殖器の構造

男性生殖器および女性生殖器について

学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-10-A,B

20 生殖器の機能

性の決定、生殖細胞分化について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-2-B,C

21 中枢神経系の構造

神経系の基本構造、中枢神経系である

講義 園木 一-Ⅰ-4-A,B

脳、脊髄の構造、さらにその伝導路に

ついて学ぶ。

22 中枢神経系の機能(その 1)

脊髄の伝導路および反射中枢としての

働きについて学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-7-E

23 中枢神経系の機能(その 2)

大脳、間脳、小脳、脳幹の機能につい

て学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-7-F

24 末梢神経系の構造

脳脊髄神経と自律神経系について学

ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-4-C,D

25 末梢神経系の機能(その 1)

神経の興奮、伝達と伝導について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-7-A,B,C

26 末梢神経系の機能(その 2)

脳神経と脊髄神経の働き、および自律

神経機能について学ぶ

講義 吉野 一-Ⅱ-7-D

27 感覚器の構造

視覚器、平衡感覚器、嗅覚器、味覚器、

皮膚とその付属器について学ぶ。

講義 園木 一-Ⅰ-6-A,B

28 感覚器の機能(その 1)

感覚の基礎知識、および視覚、聴覚、

平衡覚、嗅覚、皮膚感覚について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-8-A

29 感覚器の機能(その 2)

口腔内の体性感覚、および味覚につい

て学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-8-B,C

30 体温調節

体温変動、熱の産生と放散、体温調節

機構について学ぶ。

講義 吉野 一-Ⅱ-11-A,B

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・ビジュアル解剖生理学(ヌーヴェルヒロカワ)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験を 90%、出席 10%で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70

点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

基礎生命科学Ⅱ 平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Basic BioscienceⅡ 必修 30 1 年

2.担当教員 豊野 孝

3.授業の概要 基礎生命科学 II では組織学を中心に授業をすすめる。組織学は、人体を構成する細胞、組織ならび

に器官の構造を研究する学問である。その研究法としては、肉眼の分解能をはるかにこえた微細構造

を対象とするため、光学顕微鏡さらには電子顕微鏡が必要で、そのため顕微解剖学とも呼ばれる。本

授業では、生体の微細な形態を理解するとともに、細胞(組織)の形態と、その細胞(組織)が有する機

能がどのような関係になっているのかを理解することを一番の目的として行う。

4.学生の到達

目標

① 細胞膜、核、細胞内小器官の構造と機能を説明できる。

② 単層上皮、重層上皮、細胞接着装置の組織構造と機能を説明できる。

③ 疎性結合組織と細胞成分の構造と機能を説明できる。

④ 軟骨、骨の組織構造と機能および骨の改造を説明できる。

⑤ 骨格筋の微細構造と筋収縮を説明できる。

⑥ 心臓の筋、平滑筋の組織構造と機能を説明できる。

⑦ 神経細胞、シナプスの組織構造と機能を説明できる。

⑧ 粘膜、皮膚の組織構造と機能を説明できる

⑨ 消化管の一般構造、食道、胃の組織構造と機能を説明できる。

⑩ 小腸、大腸の組織構造と機能を説明できる。

⑪ 肝臓、膵臓およびランゲルハンス島の組織構造と機能を説明できる。

⑫ 肺における血液空気関門と組織構造と機能を説明できる。

⑬ 腎臓における血液尿関門の組織構造と機能を説明できる。

⑭ 下垂体、副腎の組織構造とホルモンの機能を説明できる。

⑮ 甲状腺、上皮小体の組織構造とホルモンの機能を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

細胞学

細胞膜、核、細胞内小器官の微細構造

と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-1-D

上皮組織

単層上皮、重層上皮、細胞接着装置の

微細構造と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-1-C

支持組織(1)

疎性結合組織の細胞成分、膠原線維、

弾性線維、血液、リンパの機能について

学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-1-C

支持組織(2)

軟骨、骨の微細構造と機能について学習

する。

講義 豊野 一-Ⅰ-5-A,B

筋組織(1)

骨格筋における微細構造と機能につい

て学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-5-C

筋組織(2)

心臓の筋、平滑筋の微細構造と機能につ

いて学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-3-A,B

神経組織

神経細胞、シナプスと神経伝達物質の

微細構造と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-4-A

粘膜および皮膚

粘膜および皮膚の微細構造と機能につ

いて学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-6-B

消化器(l)

消化管の一般構造、食道、胃の微細構造

と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-8-A-a,b,c,d

10

消化器(2)

小腸、大腸の微細構造と機能について学

習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-8-A-e,f

11 消化器(3)

肝臓、膵臓およびランゲルハンス島の

微細構造と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-8-A-g,h

12 呼吸器

鼻腔、喉頭、気管、肺、血液・空気関

門の微細構造と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-2-A

13 泌尿器

腎臓、尿管、膀胱および血液・尿関門の

微細構造と機能について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-9-A

14 内分泌(1)

下垂体、副腎の微細構造とホルモンに

ついて学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-7-A

15 内分泌(2)

甲状腺、上皮小体の微細構造とホルモ

ンについて学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-7-A

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・入門組織学(牛木辰雄著、南江堂)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 基礎生命科学Ⅲ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Basic bioscience III 必修 30 1 年

2.担当教員 井上博雅 自見英治郎

3.授業の概要 学習内容は生命科学または生化学に該当する。授業の目的は、二つある。一つは、医学歯学の基礎学

問としての細胞生物学および分子生物学(口腔生化学を含む)の知識を習得することである。二つ目

は、歯科衛生士として栄養指導をする際に必要な基礎知識としての栄養代謝の知識を習得することで

ある。最初に生体成分、生体成分の代謝、代謝調節、遺伝子発現を含む生体の応答反応、遺伝子工学、

さらに口腔生化学などについて学ぶ。

4.学生の到達

目標

①人体の構成成分について説明できる。

②細胞の構造と機能について説明できる。

③遺伝子とタンパク質、細胞分裂について説明できる。

④物質代謝と酵素、エネルギー代謝について説明できる。

⑤消化と吸収について説明できる。

⑥ホルモンの産生器官と作用について説明できる。

⑦歯の構造と組成、硬組織の石灰化、歯の脱灰と再石灰化を説明できる。

⑧歯周組織の構造と組成を説明できる。

⑨唾液の成分と作用を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 細胞の構造と機能、酵素の役割、代謝と

代謝調節

代謝の場としての細胞および細胞内小器

官について学ぶ。

講義 井上 一-Ⅱ-2-A-a,b、F

2 消化と吸収、生体における恒常性

糖、脂質、タンパク質の消化酵素とそれ

ぞれの分泌器官について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 一-Ⅱ-9-A-a、B-a,b,d、C

一-Ⅱ-12-A,B

3 糖質代謝

解糖系、TCA 回路、電子伝達系について。

血糖値の調節と調節ホルモンについて学

ぶ。

講義と確認

テスト

井上 一-Ⅱ-2-D,E-b

4 脂質代謝、タンパク質とアミノ酸代謝

脂肪酸とステロイドの代謝、タンパク質

の分解とアミノ酸の分解について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 一-Ⅱ-2-E-a,c,d

5 遺伝子と DNA 複製・修復

核酸の構造、セントラルドグマ、染色体、

クロマチン、および遺伝子の複製•修復に

ついて学ぶ。

講義 自見 一-Ⅱ-1- C-d

6 転写、翻訳、修飾

講義 自見 一-Ⅱ-2-B,E-d

遺伝発現のしくみ、転写調節機構、タン

パク質合成の機序について学ぶ。

7 細胞情報伝達系

受容体を介するホルモン、成長因子およ

びサイトカインによる細胞間の情報伝達

機構について学ぶ。

講義 自見 一-Ⅱ-2-B,C

8 がんの生化学、細胞周期、アポトーシス

細胞周期の制御機構、癌遺伝子と癌抑制

遺伝子および発癌の制御機構について学

ぶ。

講義 自見 一-Ⅱ-2-B,C

9 遺伝子工学の概要

遺伝子工学の進歩を通して、形質転換、

トリプレットコドン、制限酵素、PCR 法

について学ぶ。

講義 自見 一-Ⅱ-2-B,C

10 病態生化学

老化の分子機構、生活習慣病の成因およ

び血液生化学検査の原理と実際について

学ぶ。

講義と小テ

スト

自見 一-Ⅱ-2-B,C

11 再生医療

再生医療全般と歯科における再生医療の

実際を学ぶ。

講義 自見 一-Ⅱ-2-B,C

12 免疫の遺伝子

抗体遺伝子、T 細胞受容体遺伝子とその

発現、および MHC クラスⅠ、Ⅱ遺伝子

とその遺伝子産物について学ぶ。

講義 井上 一-Ⅱ-2-B,C

13 生体成分の化学的性質

主要な構成成分の水について学ぶ。さら

に核酸、ビタミン類、塩基類について学

ぶ。

講義と確認

テスト

井上 一-Ⅱ-1-A,B,C-a-c

14 結合組織

コラーゲンの構造と合成過程。ヒアルロ

ン酸、コンドロイチン硫酸について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 二-Ⅱ-1-C

15 歯の構成成分、石灰化、唾液の生化学

生体の石灰化組織とその組成について。

唾液の成分、抗菌因子について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 二-Ⅱ-1-A-a-d、2-C-a

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・生命科学(東京大学生命科学教科書編集委員会編集 羊土社)

・ビジュアル生化学・分子生物学(大塚吉兵衛ほか共著 日本医事新報社)

7. 成績評価

方法・基準

・担当教員井上、自見それぞれ 100 点満点中 50 点、50 点の配分とする。

・確認テストのみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・自見担当範囲の確認テストは講義終了後適当な時期にまとめておこなう。

・井上担当範囲の確認テストは次回講義の初めに行い、出題範囲は前回の学習項目とする。

・井上担当範囲の確認テストの問題は、過去の歯科衛生士国家試験問題や関連新作問題とする。

・確認テストの追試験は原則実施しない。

・確認テスト不合格者(60 点未満)には、再試験を実施し、60 点以上を合格とする。

1.授業名

(実習) 基礎生命科学実習Ⅰ

平成 26年度 後期

(2班編制)

必修・選択 時間数 開講年次

Introductory Laboratory Course in the Life Sciences I

必修 32 1年

2.担当教員 吉野賢一 引地尚子 矢田直美 辻澤利行 東 泉

3.授業の概要 解剖学、組織学および生理学の基本的知識と手技を学ぶ。光学顕微鏡の基本機能と光学系構成について理

解したうえでヒトや動物の細胞を観察し、生命維持に必要な細胞の構造や機能について学習する。また、

動物を解剖、肉眼観察することにより、機能を反映した各臓器の形態および位置関係を理解する。さらに、

正常組織標本を実際に観察・スケッチすることにより、その構造と機能を深く理解する。

4.学生の到達

目標

① 光学顕微鏡により標本の拡大像を作ることができる。

② 体細胞分裂について説明できる。

③ 細胞と核の大きさについて説明できる。

④ 赤血球と白血球の構造と機能について説明できる。

⑤ 口腔を中心とした正常組織の構造と機能を説明できる。

⑥ 消化器系、泌尿器系および生殖器系の構造と位置関係を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1、2 オリエンテーション

配布した実習書をもとに、実習の実施方法、

内容および注意事項を学ぶ。

講義 吉野

3、4 顕微鏡の取り扱いと体細胞分裂

顕微鏡の基本構造と基本操作、体細胞分裂過

程での染色体形成および挙動について学ぶ。

実習 吉野、辻澤、東、

引地、矢田

一-Ⅰ-1-D-c

5、6 細胞の観察

タマネギ鱗茎を用いた試料作成法、顕微鏡観

察時のスケッチ法を学ぶ。

実習 吉野、辻澤、東、

引地、矢田

一-Ⅰ-1-D-a,b

7、8 血球の観察

血液を用いた試料作成法、赤血球と白血球の

構造について学ぶ。

実習 吉野、辻澤、東、

引地、矢田

一-Ⅱ-3-A-a,b

9、10 組織学実習 1

消化管と皮膚の組織標本を観察し、上皮組織、

結合組織、筋組織の構造と機能を学ぶ。

実習 引地、矢田 一-Ⅰ-1-A,B,C,D

二-Ⅰ-2-A,B,C

11、

12

組織学実習 2

消化器、内分泌腺、腎の組織標本を観察し、

各組織の構造と機能を学ぶ。

実習 引地、矢田 一-Ⅰ-1-A,B,C,D

二-Ⅰ-2-A,B,C

13、

14

組織学実習 3

歯、呼吸器、神経細胞の組織標本を観察し、

歯の微細な構造、特殊な臓器の構造を理解す

る。

実習 引地、矢田 一-Ⅰ-1-A,B,C,D

二-Ⅰ-2-A,B,C

15、

16

マウス解剖

消化器系、泌尿器系および生殖器系の肉眼解

剖学的知識を習得する。

実習 吉野、辻澤、東、

引地、矢田

一-Ⅰ-8-A,9-A,B,

10-A,B

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・実習書配布

〔 参 考 書 〕 ・入門組織学(牛木辰雄著、南江堂)

・歯・口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学

(最新歯科衛生士教本・医歯薬出版)

・ビジュアル解剖生理学(ヌーヴェルヒロカワ)

7. 成績評価

方法・基準

実習態度を 50%、レポートを 50%として評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良

(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 基礎生命科学実習Ⅱ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Introductory Laboratory Course in the Life Sciences II

必須 32 1年

2.担当教員 自見英治郎 井上博雅 河岸重則 杉山悟郎 園木一男 千綿かおる 金久弥生 高橋由希子

三阪美恵

3.授業の概要 基礎生命科学の講義で習った生物の様々な機能を営む「しくみ」について実習を通して、理解する。

1.「分光光度計を用いた吸光度分析および物質定量」

2.「タンパク質の定量」

3.「小腸における酸性およびアルカリホスファターゼの分布」

4.「人体を調べてみよう。」

5.「心臓を調べてみよう。」

6.「肺機能を調べてみよう。」

7.「糖の定性反応」

4.学生の到達

目標

① 酵素の至適 pH、組織特異性および補助因子を説明できる。

② 医療面接ができる。

③ 身体測定、視診、聴診、触診を通して全身の状態を説明できる。

④ 心電図やスパイログラフィーをとり、とった波形の意義を説明できる。

⑤ 糖の性質について説明できる。

⑥ 実験の目的・原理を理解し、問題点を論理的に整理し、自ら解決方法を見い出すことができる。

⑦ 実験実習の成果を文章または図表に表すことができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

オリエンテーション(実習書の配布、指導

員紹介、実習全体の説明、注意事項などに

ついて)

講義

自見

園木

3,4

分光光度計を用いた吸光度分析および物

質定量

インドフェノールブルー法によるアンモ

ニア状態の窒素濃度測定を通じて、正確に

定量するための化学的考え方と基本的な

手技を学ぶ。

実習 自見、井上、

河岸、杉山

一-Ⅱ-1- B

5,6

タンパク質の定量

Bradford 法によるタンパク質の定量法を

学び、生化学実験の基本的な操作・考え方

を学ぶ。

実習

自見、井上、

河岸、杉山

一-Ⅱ-1- C-a

7,8

小腸における酸性およびアルカリホスフ

ァターゼの分布

十二指腸、空腸、回腸の粗酵素液を調製し、

酵素における至適 pH、酸性およびアルカ

リホスファターゼの小腸内分布と補酵素

の役割について学ぶ。

実習

自見、井上、

河岸、杉山

一-Ⅱ-2-F

9,10

人体を調べてみよう。

①医療面接の仕方を学ぶ。

②診療技法(身体測定、視診、聴診、触診)

を学ぶ。

実習

園木 五-Ⅰ-2-B 六-Ⅰ-1-A-a 六-Ⅰ-1-B-a,b 八-Ⅱ-2-A-a

11,12

心電図を調べてみよう。

①心電図のとり方を学ぶ。

②自分の心電図を調べ、心臓の構造と機能

を学ぶ。

③モニタリングを学ぶ。

実習

園木、千綿、

金久、高橋、

三阪

一-Ⅱ-4-A 六-Ⅰ-1-B-d 六-Ⅰ-4-C-a,b 六-Ⅳ-4-A,B 九-XII-1-A,C

13,14

肺機能を調べてみよう。

①スパイログラフィーのとり方を学ぶ。

②自分の肺機能、肺年齢を知り、その意味

を学ぶ。

実習

園木 一-Ⅱ-5-A,B,C

15,16

糖の定性反応

種々の化学反応を通じて糖の持つ特徴的

な性質(還元性など)を学ぶ。

実習

自見、井上、

河岸、杉山

一-1-C-b

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・基礎生命科学実習Ⅱ実習書(オリエンテーション時に配布)

〔参 考 書〕 ・ビジュアル解剖生理学(NOUVELLE HIROKAWA)

7. 成績評価

方法・基準

実習のレポートの内容で評価する。

1.授業名

(講義) 基礎摂食嚥下学Ⅰ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Principles of the mastication and swallowing Ⅰ

必修 30 1 年

2.担当教員 片岡真司

3.授業の概要 基礎摂食嚥下学Ⅰでは口腔解剖学、歯の解剖学を中心に授業を進める。頭頚部の骨、筋、血管、神経

などの構造や、歯と歯周組織なども含めた口腔の構造について学習し、歯科医療に必要な解剖学的な

知識を習得することを目的とする。

4.学生の到達

目標

①消化器としての口腔、舌、唾液腺、咽頭の構造について説明できる。

②咀嚼・嚥下に関与する顎関節および筋の構造について説明できる。

③頭頚部の血管・リンパ管について説明できる。

④脳神経、特に三叉神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経について説明できる。

⑤歯の形態、歯種・歯式、咬合について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 口腔とは

口腔およびその周囲の局所解剖について

その概要を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-A,B,C

2 口腔を構成する骨

口腔を構成する骨とその特徴、役割、および

経年的変化について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-A

3 頭頚部の筋1

表情筋と咀嚼筋についてその発生、走行、機

能等を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-F

4 頭頚部の筋2、顎関節

舌骨上筋群、舌骨下筋群ならびに顎関節に関

わる筋や関節の構造について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-E,F

5 口腔付近の脈管系

頭頚部の動脈、静脈、リンパ系について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-G

6 神経1

頭頚部に関わる脳神経、特に三叉神経、顔面

神経、舌咽神経、舌下神経について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-H

7 神経2

頭頚部に関わる脊髄神経、ならびに自律神経

について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-H

8 嚥下に関わる構造

嚥下に関わる神経や筋とそれぞれの働きに

ついて学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-1-F

9 小テスト

講義 1〜8 までの内容の確認テスト。

テスト 片岡

10 歯の形態

歯の表記法、歯種、萌出順、歯列の咬合の特

徴、歯の異常形態について学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-2-A

11 永久歯1

上下顎前歯ならびに小臼歯についてそれぞ

れの歯の特徴的な構造や名称を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-2-C

12 永久歯2

上下顎大臼歯についてそれぞれの歯の特徴

的な構造や名称を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-2-C

13 乳歯

乳歯についてそれぞれの歯の特徴的な構造

や名称を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-2-C

14 歯列と咬合

歯列や咬合の特徴や分類を学ぶ。

講義 片岡 二-Ⅰ-2-D

15 確認テスト

講義 10〜14 までの内容の確認テスト。

テスト 片岡

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学(医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

小テストと確認テストの合計点で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

60 点未満の者に対しては、再試験を行う。

1.授業名

(講義) 基礎摂食嚥下学Ⅱ

平成 26 年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Principles of the Mastication and Swallowing Ⅱ

必修 30 1年

2.担当教員 豊野 孝

3.授業の概要 組織学の一分野である口腔組織学は、消化管の入り口である口腔の構成諸器官、すなわち口唇、頬、

口蓋、唾液腺、舌、歯ならびに歯周組織の組織構造について研究する学問である。さらに顔面や口腔

諸器官の正常の発生過程について、微細構造や分子生物学と関連させて理解を深め、臨床歯科学にお

いて重要である先天異常をはじめとした様々な疾患についての基礎的知識を得ることを目的とする。

4.学生の到達

目標

① 人体の発生の受精から胎児期までを説明できる。

② 顔面および口蓋の発生を説明できる。

③ 舌および唾液腺の発生を説明できる。

④ 歯の発生の蕾状期から帽状期を説明できる。

⑤ 歯の発生の鐘状期から硬組織形成初期を説明できる。

⑥ エナメル質の組織構造と機能を説明できる。

⑦ 象牙質の組織構造と機能を説明できる。

⑧ 歯髄の組織構造と機能を説明できる。

⑨ セメント質の組織構造と機能を説明できる。

⑩ 歯根膜および歯槽骨の組織構造と機能を説明できる。

⑪ 歯肉の組織構造と機能を説明できる。

⑫ 口腔粘膜の組織構造と機能を説明できる。

⑬ 舌の組織構造と機能を説明できる。

⑭ 唾液腺の組織構造と機能を説明できる。

⑮ 乳歯の脱落と歯の萌出機構を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

人体の発生

受精から胎児期における発生過程の微

細構造について学習する。

講義

豊野

一-Ⅰ-11-A,B,C

顔面と口腔の発生-1

顔面・顎・口蓋の発生過程の微細構造

について学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-3-B-a,b,e

顔面と口腔の発生-2

舌・唾液腺の発生過程の微細構造につ

いて学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-3-B-c,d

歯の発生-1

歯胚の蕾状期、帽状期の微細構造につ

いて学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-3-C

歯の発生-2

歯胚の鐘状期から硬組織形成初期の微

細構造について学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-3-C

歯の構造(エナメル質)

エナメル質の微細構造と機能について

学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-a

歯の構造(象牙質)

象牙質の微細構造と機能について学習

する。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-b

歯の構造(歯髄)

歯髄の微細構造と機能について学習す

る。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-c

歯周組織(セメント質)

セメント質の微細構造と機能について

学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-d

10

歯周組織(歯根膜、歯槽骨)

歯根膜および歯槽骨の微細構造と機能

について学習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-e,f

11 歯周組織(歯肉)

歯肉の微細構造と機能について学習す

る。

講義

豊野

二-Ⅰ-2-B-g

12 口腔粘膜

口腔粘膜の微細構造と機能について学

習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-1-A

13 舌

舌の微細構造と機能について学習す

る。

講義

豊野

二-Ⅰ-1-A-d

14 唾液腺

唾液腺の微細構造と機能について学習

する。

講義

豊野

二-Ⅰ-1-B

15 歯の萌出と脱落

乳歯の脱落と歯の萌出機構について学

習する。

講義

豊野

二-Ⅰ-3-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯・口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生学・口腔生理学

(最新歯科衛生士教本・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 基礎摂食嚥下学Ⅲ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Principles of the Mastication and Swallowing Ⅲ

必修 30 1 年

2.担当教員 河岸重則

3.授業の概要 摂食・嚥下障害は患者の QOL を著しく低下させ、また低栄養、脱水、誤嚥性肺炎、窒息などを引き起こし

て生命を脅かす。口腔領域の疾病の予防や治療に携わる歯科衛生士にとって、摂食・嚥下障害の病態を正

確に把握し、その機能を評価することが必要である。そのためには口腔生理学の知識は欠かせない。本講

義では、摂食・嚥下の神経筋機構を中心とした口腔生理学を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①口腔組織の感覚と運動について説明できる。

②味覚について説明できる。

③唾液と唾液腺について説明できる。

④摂食・咀嚼・嚥下の神経筋機構について説明できる。

⑤胃液・胆汁・膵液について説明できる。

⑥腸の運動について説明できる。

⑦代謝と老廃物について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 神経系,感覚機能・感覚器

神経系と感覚器官の働きを学ぶ。

講義 河岸 一-Ⅱ-7-D,E,F

2 運動機能・運動の制御

運動器官の働きと脳・神経による運動

の制御機構を学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-A

3 摂食嚥下器官の概要

口腔や顎の構造について学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-D

4 摂食と脳機能①

摂食行動と脳・神経による摂食行動の

制御機構について学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-E

5 摂食と脳機能②

咀嚼・吸啜運動とその脳・神経機能に

ついて学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-D,E

6 味覚、唾液と唾液腺

味覚の発現、唾液と唾液腺の働きにつ

いて学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-E,F

7 摂食・嚥下運動①

嚥下器官の構造と機能の関連について

学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-B,C

8 摂食・嚥下運動②

摂食・嚥下運動の分類について学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-E

9 嚥下反射と食物の移送・気道防御

嚥下中の食物の移送の状態と食物の

気道への侵入の防御について学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-D,E

10 嚥下反射の神経機構

嚥下反射の神経機構を学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-D,E

11 嚥下に関係する機能/呼吸・発声・嘔吐

嚥下と切り離させない呼吸・発声・嘔

吐のメカニズムについて学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-G,H

12 摂食嚥下機能の障害

摂食嚥下機能の障害の状態とその原

因・対応について学ぶ。

講義 河岸 二-Ⅱ-2-E

13 消化吸収・排泄/消化液

唾液・胃液・膵液・胆汁・腸液の消化

作用について学ぶ。

講義 河岸 一-Ⅱ-9-A,B,C,D

14 消化吸収と排泄/消化管の運動

消化管の蠕動・分節・振子運動の仕組

みと役割について学ぶ。

講義 河岸 一-Ⅱ-9-A,B,C,D

15 授業の総括および確認テスト

授業内容の再確認とテストを行う。

講義 河岸

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・よくわかる摂食・嚥下のメカニズム(第 2 版)(山田好秋著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・確認試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・やむを得ない事由による欠席者には確認テストの追試験を実施する。

・確認テスト不合格者(60 点未満)には再試験を実施する。60 点以上を合格とする。

1.授業名

( 講義 )

口腔保健学概論 平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Introduction Oral Health Sciences 必修 30 1年

2.担当教員 千綿かおる 日高勝美 引地尚子 園木一男 三阪美惠 口腔保健学科教員全員

3.授業の概要 日本の口腔保健の実態を理解し、歯科医療と歯科保健活動における歯科衛生士の遂行すべき役割と業務、そ

の際に伴う責任、必要な基本姿勢と心構えを学ぶ。講義内容は、歯科衛生の歴史、歯科衛生活動のための理

論、歯科衛生過程、歯科衛生士法と歯科衛生業務、医療倫理、歯科衛生士の活動と組織、海外における歯科

衛生士を学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 歯科衛生学・口腔保健学の概要が説明できる。

② 歯科衛生士の歴史が説明できる。

③ 歯科衛生活動の理論を説明できる。

④ 歯科衛生過程が説明できる。

⑤ 歯科衛生業務の内容を説明できる。

⑥ 患者体験を通して歯科医療人の心構えを説明できる。

⑦ 歯科衛生士の役割を説明できる。

⑧ 安全管理を説明できる。

⑨ 歯科衛生士の関連法規の概要を説明できる。

⑩ 地域口腔保健活動の概要を説明できる。

⑪ 附属病院の歯科衛生士業務の概要が説明できる。

⑫ 医療倫理を説明できる。

⑬ 歯科衛生士の活動の概要が説明できる。

⑭ 歯科衛生士の組織の概要が説明できる。

⑮ チーム医療における歯科衛生活動が説明できる。

⑯ 海外における歯科衛生士の現状が説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 歯科衛生学とは、口腔保健学とは

歯科衛生士の業務である歯科疾患の予防処置、歯科診療の

補助、歯科保健指導は、歯科衛生学として、どのような理論

的・実践的根拠となる学問体系であるか学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-1-B-a~c

2 歯科衛生士の歴史、養成状況、就業状況

歯科衛生士誕生の経緯、歯科衛生士教育、就業状況等を学

び、歯科衛生業務の現状と歯科衛生士の役割と展望を学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-1-A,C,D

3 歯科衛生活動のための理論

歯科衛生活動を実践するための予防の概念、歯科衛生の考

え方、科学的思考、健康行動理論の基礎知識を学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-2-C

4 歯科衛生過程

歯科衛生過程とは、歯科衛生過程活用の利点、歯科衛生過

程の流れを学ぶ。歯科衛生過程の各プロセス(歯科衛生アセス

講義 千綿 五-Ⅰ-2-C-a-c,D

メント、歯科衛生診断、歯科衛生計画立案、歯科衛生介入、

歯科衛生評価)の内容を学ぶ。業務記録は、POS、SOAP を学

ぶ。

5 歯科衛生業務の内容、歯科衛生士の義務

九州歯科大学附属病院口腔保健科において臨床を実践し

ている歯科衛生士教員から歯科衛生業務と歯科衛生士の義

務を学ぶ。

講義 三阪

五-Ⅰ-1-B-a-c

6 歯科検診、患者体験

歯科医療を学ぶ学生として、アーリー・クリニカル・エク

スポージャー(入学初期の段階に臨床的な経験をさせる実

習)をする。

講義

演習

口腔

保健

学科

教員

全員

九-1-B-a,C-a,2-A

7 歯科衛生士の役割

歯科衛生士の職業としての専門性、歯科衛生士として求め

られる技能、医療における歯科衛生士の役割などを学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-1-B-a-c

8 歯科衛生業務・安全管理

歯科衛生士の専門性のある業務、求められている技能につ

いて学ぶ。安全管理では、リスクマネジメント、感染予防対

策について学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-2-E

9 歯科衛生士の関連法規及び国家試験制度

歯科衛生士に関係する主な法律(歯科衛生士法、医療法、

歯科医師法等)の大要を学習する。また、歯科衛生士国家試

験を例に法に基づく制度について学習する。

講義 日高 四-Ⅸ-2-A~H

10 歯科疾患と地域口腔保健活動の概要

地域保健(母子保健、学校保健、成人・老人保健)の大要

に併せ、口腔の 2 大疾患および 8020 運動をはじめとする地

域口腔保健活動の経緯や近年の動向について学習する。

講義 日高 四-Ⅶ-2~4,6

11 附属病院における医療者の実際

九州歯科大学附属病院の各診療科を見学して、歯科医療臨

床の現場から歯科医療人としての心構えを学ぶ。各診療科の

スタッフは、どのような職種がどのような歯科診療を実践し

ているか、また学生はどのような臨床実習が行えるか学ぶ。

講義 千綿

引地

園木

五-Ⅰ-3-a

12 歯科衛生士と医療倫理、コミュニケーション

歯科医療における倫理の必要性、医の倫理と患者の権利、

歯科衛生と倫理について学ぶ。また患者の権利、インフォー

ムドコンセントを学び、歯科衛生士業務を実践していくため

のコミュニケーションを学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-2-A-,B-a,b

13 歯科衛生士の活動

歯科衛生士の活動している現況を学ぶ。歯科衛生士の動向

を学び、歯科衛生活動の場では、医療施設として歯科診療所、

講義 千綿 五-Ⅰ-1-C,D

歯科訪問診療、病院、事業所、また保健施設、介護施設、企

業などについてそれぞれの特徴を学ぶ。

14 歯科衛生士の組織

歯科衛生士の専門職としての組織である日本歯科衛生士

会、全国歯科衛生士協議会、日本歯科衛生学会、国際歯科衛

生士連盟について学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-1-A

15 チーム医療における歯科衛生活動

海外における歯科衛生士

歯科診療所、歯科訪問診療、病院、事業所、保健施設、介

護施設、企業などにおける歯科衛生士のチーム医療について

学ぶ。

海外の歯科衛生士のあゆみ、海外における歯科衛生士の現

状、歯科衛生士の社会におけるニーズと今後について学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-1~3-A-a-c

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・ 最新歯科衛生士教本 歯科衛生学総論(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・ 最新歯科衛生士教本 歯科医療倫理 (全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

・ 健康行動理論の基礎 (松本千明, 医歯薬出版)

・ 保健医療におけるコミュニケーション・行動科学(高江洲義矩 編, 医歯薬出版)

・ 歯科衛生ケアプロセス(下野正基 監修, 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験は、講義中に行った説明、配布資料、小テストから筆記試験を行う。

・定期試験は 100 点満点とし、定期試験結果から欠席は(-5 点)、遅刻は(-3 点)する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 歯科臨床概論

平 26 年度 後期 必修・選択 時間数 開講年次

Introduction to Clinical Dentistry 必修 30 1年

2.担当教員 西原達次 細川隆司 日髙勝美 千綿かおる 久保田浩三 引地尚子

〔非常勤講師〕 間宮 清

3.授業の概要 歯科医療の特殊性・特徴、患者への対応、医療事故の防止、医療の倫理(インフォームドコンセントを含

む)について学ぶ。また、歯科疾患および診療の概要について学び、その重要性を理解する。併せて、薬

事行政及び薬害について理解する。

4.学生の到達

目標

①口腔保健学科学士取得に向け、歯科衛生士の重要性を説明できる。

②歯科医療の概要を説明できる。

③歯科臨床の基礎知識を説明できる。

④歯科臨床とエックス線の概要について説明できる。

⑤臨床検査法の概要を説明できる。

⑥薬事行政及び薬害の概要について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科臨床とは

歯科医療の特殊性および特徴

歯科医学の概念および実際の歯科臨床の概要につ

いて学ぶ。特に歯科医療の特殊性および特徴につい

てよく理解する。

講義 西原

2 歯科医療と他領域の連携

歯科医学と医学あるいは健康増進に関わる他の領

域との関連性、および実際の歯科医療における他職

種との連携・チーム医療について学ぶ。

講義 細川

3 学士(口腔保健学)としての役割とその将来

歯科衛生士の社会的位置づけについて歴史的経緯

及び現況を学習するとともに、学士としての歯科衛

生士の役割、職業選択や大学院進学など進路選択の

考え方を学ぶ。

講義 日髙

4 歯科衛生士の役割およびチーム医療の重要性

歯科臨床における歯科衛生士の役割と活動を学

ぶ。多職種との連携を学ぶ。

講義 千綿 六-I-1- A、B

五-I-2-E

5 薬害被害の現状と課題について

薬害被害に遭われた方の意見・体験を直接聞き、薬

害の現状と医療倫理や人権における課題とあり方に

ついて学ぶ。

講義 間宮 三-Ⅲ-2-H、

三-Ⅲ-3、

三-Ⅲ-4

6 歯科患者

医療安全の概説と医療事故の防止の方策について

説明するとともに本学の附属病院での医療安全への

取り組みについて説明する。

講義 久保田 五-I-1~3

7 歯科臨床の基礎知識

歯科臨床での治療についての概略と歯科医院・病

院での消毒と滅菌、および歯科材料について説明す

る。

講義 久保田 六-I-6-A~H

六-I-5-A、B

8 歯科診療の流れ

口腔診査を含む診断から治療までの一連の診療の

流れを学ぶ。

講義 引地 六-I-1-A-a、b

9 歯科臨床とエックス線

歯科診療における放射線およびそれを用いた検査

の重要性を学ぶ。

講義

引地 六-I-3-A~D

10 臨床検査法の概要

歯科診療における検査の意義とその内容を学ぶ。

講義

引地 六-I-1-B-a~d

六-I-2-A、B

六-I-4-A~E

11 歯科臨床の概要(その1)

歯科臨床での実際の治療について、特に保存系の

診療について説明を行う。また本学附属病院での診

療科の概要を説明する。

講義

久保田

12 歯科疾患の概要(その2)

歯科臨床特に小児歯科学、矯正歯科学で扱う疾患

及びその治療法を学ぶ。

講義

引地

13 歯科疾患の概要(その3)

歯科臨床特に口腔外科学・歯科麻酔学で扱う疾患

及びその治療法を学ぶ。

講義

引地

14 医療の倫理とインフォームドコンセント

歯科医療における倫理的問題を概説する。とくに

インフォームドコンセントの重要性について学ぶ。

講義 引地 五-I-2-A

15 歯学史概論

歯学の歴史について学ぶ。

講義 引地

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・テキストは特に指定しない。プリントを配布する。

〔 参 考 書 〕 ・新歯科衛生士教本 歯科臨床概論 医歯薬出版(全国歯科衛生士教育協議会 編集)

・最新歯科衛生士教本 歯科医療倫理 医歯薬出版(全国歯科衛生士教育協議会監修)

・医療倫理Q&A 太陽出版 (医療倫理Q&A刊行委員会編)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:出席=80%:20%の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

(演習) 食と健康管理

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Food and health management 必修 30 1 年

2.担当教員 井上博雅 辻澤利行 吉野賢一 園木一男 久保田浩三 金久弥生 高橋由希子 引地尚子

千綿かおる 日高勝美 秋房住郎 三阪美恵

3.授業の概要 「食と健康管理」関連の話題について、グループに分かれテュートリアル形式で学習を行う。テュー

トリアルでは「食と健康管理」に関するシナリオを読み、そこからキーワードを抽出し、関係する学

習項目を考え数項目に絞る。学習項目を図書館の書籍類やパソコンから自己学習してまとめ、次回発

表する。他の学生の発表と自己学習を比べ、相違点や新たな疑問点などを、討論によってあきらかに

する。

4.学生の到達

目標

①食と健康管理に関する横断的な知識を、書籍やパソコンによる自己学習ができる。

②論理的な討論を体験し、専門用語を知り、論理的思考と分かりやすい話し方を、討論の中で実践で

きる。

③大勢の聴衆の前で分かりやすくプレゼンテーションを行うことができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 テュートリアルによる「食と健康管理」の説明と事前

アンケート

テュートリアル教育の説明と具体的な方法、時間配分、

日程,学生とテュータ組合せ等と事前アンケート。

概要の説明とア

ンケート

井上

2 (第 1 セッション)シナリオ1を基にグループ内で

討論、学習項目選定、発表担当項目の決定。

テュートリアル 口腔保健学教員

3 (第 1 セッション)シナリオ1の学習項目を自己学習

コンピュータ演習室、図書館などの PC を利用する。

テュートリアル 口腔保健学教員

4 グループ発表とグループ内討論

学習項目をパワーポイントで発表し疑問点や不足部分

を話し合い補う。

テュートリアル 口腔保健学教員

5 全体発表会 1 の準備

全体発表会のために全体の構成、発表内容、パワー

ポイントの表示方法などを話し合う。

テュートリアル 口腔保健学教員

6 全体発表会1

グループ単位でまとめた項目を教室で発表する。

その際他の班の発表を評価する。

発表と討論 口腔保健学教員

7 全体発表会1

グループ単位でまとめた項目を教室で発表する。

その際他の班の発表を評価する。

発表と討論 口腔保健学教員

8 (第2セッション)シナリオ2を基にグループ内で

討論、学習項目選定、発表担当項目の決定。

テュートリアル 口腔保健学教員

9 (第2セッション)シナリオ2の学習項目を自己学習

コンピュータ演習室、図書館などの PC を利用する。

テュートリアル 口腔保健学教員

10 グループ発表とグループ内討論

学習項目をパワーポイントで発表し疑問点や不足部分

を話し合い補う。

テュートリアル 口腔保健学教員

11 全体発表会2の準備

全体発表会のために全体の構成、発表内容、パワー

ポイントの表示方法などを話し合う。

テュートリアル 口腔保健学教員

12 全体発表会2

グループ単位でまとめた項目を教室で発表する。

その際他の班の発表を評価する。

発表と討論 口腔保健学教員

13 全体発表会2

グループ単位でまとめた項目を教室で発表する。

その際他の班の発表を評価する。

発表と討論 口腔保健学教員

14 テュートリアル総括とアンケート調査

必要に応じてシナリオ 1,2 について補足説明をする。

補足説明 口腔保健学教員

15 テュートリアル総括とアンケート調査

次年度の改善ための事後アンケート。

アンケート 口腔保健学教員

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・図書館の関連図書

・信頼できる(大学、官公庁、学会など)インターネットのホームページ

7. 成績評価

方法・基準

・テュートリアルの際の態度(発言回数や内容、出欠遅刻など)第 1、第 2 セッション各 25 点、レポ

ート 25 点(第 1、第 2 セッション 2 回の平均)および全体発表会の評価 25 点(第 1、第 2 セッション 2

回の平均)を合計し 100 点満点で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・不合格者(60 点未満)には、再試験を実施し、60 点以上を合格とする。

1.授業名

( 講義・演習 ) 栄養と食生活演習 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 40 1年 Nutrition and Dietary Habits

2.担当教員 辻澤利行

3.授業の概要 普段食べている料理の中に含まれる栄養素を調べ、また食事バランスガイドを用いて食事診断することに

よって健全な食生活を実践するための「食の知識」と「食を選択する力」を養う。特に食べものをバラン

スよく組み合わせて食べる力を身に付けることによって、食のあり方として「何を」「どれだけ」「どのよ

うに」食べればよいのかを考えてもらう。

4.学生の到達

目標

① 食生活と健康との関連性について説明できる。四-X-4-A

② 五大栄養素について説明できる。四-X-1-A

③ 食育基本法について説明できる。四-X-5-A

④ 食品成分表について説明できる。四-X-2-A

⑤ 食品群(三分類、四分類、六分類)について説明できる。四-X-2-B

⑥ 植物性食品と動物性食品について説明できる。四-X-2-C

⑦ 食生活指針・食事バランスガイドについて説明できる。四-X-5-C

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

オリエンテーション1

口腔保健学科で学ぶ栄養学関連講義の

中での本演習の位置づけと演習の進め方

について説明する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-2-A、

四-X-5-C

2 オリエンテーション2

本演習で学ぶ食事バランスガイドにつ

いて学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-2-A、

四-X-5-C

自分の食生活を振り返ってみよう1

自分の食生活を記録してもらい食事バ

ランスガイドを用いて食事内容を振り返

ってもらう。

講義/演習 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

自分の食生活を振り返ってみよう2

自分の食生活を記録してもらい食事バ

ランスガイドを用いて食事内容を振り返

ってもらう。

講義/演習 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

主食について考えてみよう 1

米や小麦などを使った料理の栄養価と

食事バランスガイドの主食の「つ」を計算

してもらう。フードモデルを参考にしなが

ら一般的な主食の「つ」の数え方を学習す

る。

講義/グルー

プワーク 辻澤

四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

主食について考えてみよう 2

米や小麦などを使った料理に含まれる

食品についての知識(食べ物と健康 I で学

習済み)や栄養素(本演習と平行して行わ

れる栄養学にて学習)についての知識を考

慮しながら、食バランスを考えていくうえ

で主食の摂り方について学習する。

レポート作成 辻澤

四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

副菜について考えてみよう 1

野菜、いも、海藻、きのこを使った料理

の栄養価と食事バランスガイドの副菜の

「つ」を計算してもらう。フードモデルを

参考にしながら一般的な副菜の「つ」の数

え方を学習する。

講義/グルー

プワーク /発

辻澤

四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

副菜について考えてみよう 2

野菜、いも、海藻、きのこを使った料理

に含まれる食品や栄養素についての知識

を考慮しながら、食バランスを考えていく

うえで副菜の摂り方について学習する。

グループワー

ク/レポート作

辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

9 主菜について考えてみよう1

卵や牛肉、豚肉、鶏肉などを使った料理

の栄養価と食事バランスガイドの主菜の

講義/グルー

プワーク /発

辻澤 四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

「つ」を計算してもらう。フードモデルを

参考にしながら一般的な主菜の「つ」の数

え方を学習する。

10

主菜について考えてみよう2

卵や牛肉、豚肉、鶏肉などを使った料理

に含まれる食品や栄養素についての知識

を考慮しながら、食バランスを考えていく

うえで動物性食品主体の主菜の摂り方に

ついて学習する。

グループワー

ク/レポート作

辻澤

四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

11

主菜について考えてみよう3

魚や大豆を使った料理の栄養価と食事

バランスガイドの主菜の「つ」を計算して

もらう。フードモデルを参考にしながら一

般的な主菜の「つ」の数え方を学習する。

講義/グルー

プワーク /発

辻澤 四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

12

主菜について考えてみよう4

魚や大豆を使った料理に含まれる食品

や栄養素についての知識を考慮しながら、

食バランスを考えていくうえで魚や大豆

主体の主菜の摂り方について学習する。

グループワー

ク/レポート作

辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

13

果物、乳・乳製品、加工食品、外食・中食

について考えてみよう 1

果物、乳・乳製品の栄養価と食事バラン

スガイドの「つ」を計算してもらう。フー

ドモデルを参考にしながら一般的な果物、

牛乳・乳製品の「つ」の数え方を学習する。

また加工食品および外食・中食の栄養価を

参考図書を中心に学習してもらう。

講義/グルー

プワーク /発

辻澤

四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

14

果物、乳・乳製品、加工食品、外食・中食

について考えてみよう 2

果物、乳・乳製品の摂り方について学習

する。加工食品および外食・中食の利用の

仕方について考えてもらう。

グループワー

ク/レポート作

辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

15

菓子・嗜好飲料について考えてみよう1

菓子、清涼飲料水、アルコール飲料の栄

養価を参考図書を中心に調べながら、間食

や嗜好飲料の摂り方について考えてもら

う。食事バランスガイドにおける間食の考

え方について学習する。

講義/グルー

プワーク /発

辻澤

四-X-4-A、四-X-2-A-C、

四-X-5-C

16

菓子・嗜好飲料について考えてみよう2

菓子、清涼飲料水、アルコール飲料の栄

養価を参考図書を中心に調べながら、間食

や嗜好飲料の摂り方について考えてもら

う。食事バランスガイドにおける間食の考

え方について学習する。

グループワー

ク/レポート作

辻澤

四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

17

自分の食生活を振り返ってみよう1

食生活を記録してもらい食事バランス

ガイドを用いて食事内容を振り返っても

らう。

講義/演習 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

18

自分の食生活を振り返ってみよう2

食生活を記録してもらい食事バランス

ガイドを用いて食事内容を振り返っても

らう。

講義/演習 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-5-C

19 発表準備

学習した内容をレポートとしてまとめ、発

表準備を行う。

レポートまとめ

/発表準備 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、

四-X-5-A、四-X-2-A、 四-X-2-B、四-X-2-C、 四-X-5-C

20 発表

学習した内容を発表する。

発表 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-A、 四-X-5-A、四-X-2-A、 四-X-2-B、四-X-2-C、 四-X-5-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・食品成分表 2014(香川芳子監修、女子栄養大学出版部)

・「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル(武見ゆかりら編、第一出版)

〔参 考 書〕

・市販加工食品成分表(香川芳子監修、女子栄養大学出版部)

・外食のカロリーガイド(香川芳子監修、女子栄養大学出版部)

・家庭のおかずのカロリーガイド(香川芳子監修、女子栄養大学出版部)

・毎日の食事のカロリーガイド(香川芳子監修、女子栄養大学出版部)

・料理のためのベーシックデータ(松本仲子監修、女子栄養大学出版部)

・食事コーディネイトのための主食・主菜・副菜料理成分表(群羊社)

・しっかり食べよう「一汁三菜」-中村学園大学の学生食堂“食育館”レシピ

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

(講義) 感染症学・口腔感染症学

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Microbiology・Oral microbiology 必修 30 1年

2.担当教員 井上博雅

3.授業の概要 口腔内の二大疾患である齲蝕や歯周病をはじめ、口腔疾患には微生物が原因で起こる感染症が多い。

そのため、病原体の性状や発症メカニズムおよび生体の防御機構などを理解しておく必要がある。微

生物学では、微生物の種類と一般的性質、病原微生物による感染症とそれに対する生体の抵抗力(免

疫学)について学ぶ。また、歯学に関連深い内容として、口腔内に常在する微生物とプラーク形成と

の関わり、齲蝕や歯周炎などの口腔感染症との関連について学ぶ。

4.学生の到達

目標

①細菌とウイルスの形態学的特徴と生理学的性状を説明できる。

②微生物(細菌、真菌、ウイルスおよび原虫)の培養法と細菌の顕微鏡観察法を説明できる。

③微生物の病原性、宿主の抵抗性、感染と発症、感染経路、感染の種類を説明できる。

④免疫の種類、免疫機構、抗原抗体反応、アレルギーについて説明できる。

⑤化学療法の目的、原理および作用機序を説明できる。

⑥主要な病原性細菌、病原性ウイルス、 病原性真菌、病原性原虫について説明できる。

⑦口腔環境と口腔常在微生物を説明できる。

⑧歯のバイオフィルムの形成過程とその意義を説明できる。

⑨清潔と不潔の区別および滅菌と消毒の意義、原理および代表的な方法を説明できる。

⑩う蝕や歯周病の原因菌について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 微生物学概論と歴史、細菌の形と大きさ

微生物学と免疫学、抗菌薬、消毒薬の

発展について学ぶ。

講義 井上 三-Ⅱ-1-A-a

2 細菌の構造、細菌の代謝、細菌の環境対

感染に関与する細菌の構造、細菌特有

な成分とその代謝について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-1-A-b, c

3 細菌の増殖とその条件、リケッチア、ク

ラミジア、真菌、ウイルス学総論

細菌増殖と水分、pH、温度、酸素の影

響について。ウイルスの特徴、構造、感

染過程について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-1-A-d,

三-Ⅱ-1- B-a, b

4 感染における微生物側の因子、感染とそ

の種類、感染経路

日和見感染、院内感染、内因感染、内

毒素と外毒素について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-2-A-a-c、B

三-Ⅱ-3-A-a-d、C-a, b

D-a, b、E-a-c

5 免疫の種類と免疫の概要

自然免疫と獲得免疫の概要とそれぞれ

の特徴 について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-3-B-a-c、

三-Ⅱ-4-A-a, b、B-a, b

6 抗原、抗原提示、液性免疫、抗原抗体反

抗原提示から抗体産生に至る機序と関

与する液性因子と細胞。抗体の種類とそ

れぞれの役割について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-4-B-c-e、

三-Ⅱ-4-C-a-e、E

7 細胞性免疫、免疫の異常、ワクチン

細胞性免疫の機序と関与する因子と細

胞。免疫寛容、アレルギー、自己免疫、

免疫不全について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-4-A-c-g

三-Ⅱ-4-B-b

三-Ⅱ-4-D

8 病原微生物学各論 1

主要な病原性細菌(ブドウ球菌、レン

サ球菌、大腸菌、肺炎関連細菌など)、細

菌性食中毒の原因菌とその特徴について

学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-6-A-G

9 病原微生物学各論 2

単純ヘルペスウイルス、水痘-帯状ヘル

ペスウイルス、ムンプスウイルス、麻疹

ウイルス、風疹ウイルス、手足口病ウイ

ルスなどについて学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-6-H-a, b

10 病原微生物学各論 3

HIV の感染と発症過程。ウイルス性肝

炎の種類とその特徴。プリオン病として

の異型 CJD について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-6-H-a, b、

三-Ⅱ-6- I-K

11 化学療法、消毒と滅菌

主な化学療法薬とその機序と特徴、主な

消毒薬とその作用、滅菌とその方法。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-5-A-a-e、

三-Ⅱ-9-A-C

12 口腔内常在微生物

口腔内環境、口腔微生物の定着、歯垢

の成熟過程とその特徴について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-7-A-a, b、B-a-f

三-Ⅱ-8- A、B

13 口腔感染症 1

う蝕が細菌感染である根拠、う蝕原性

細菌、ミュウータンスレンサ球菌の特徴、

う蝕の形成機序について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-10-A

14 口腔感染症 2

歯周炎の種類、慢性歯周炎の発症過程

と関連細菌類、侵襲性歯周炎の特徴と関

連細菌について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-11-A

15 口腔感染症 3(う蝕と歯周炎以外の口腔

由来の感染症)

口腔カンジダ症、放線菌症、口腔のウ

イルス感染について学ぶ。

講義と確認

テスト

井上 三-Ⅱ-7- B-b

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

・「新・歯科衛生士教育マニュアル微生物学」(上西秀則ほか編集クインテッセン

ス出版)

〔 参 考 書 〕 ・口腔微生物学・免疫学 ( 浜田茂幸編集 医歯薬出版社)

・口腔微生物学 第3版 ( 小川知彦ほか編集 学建書院社)

7. 成績評価

方法・基準

・確認テストのみで評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、

可(69~60 点)とする。

・確認テストは 2 回目以降毎回講義の初めに行い、出題範囲は前回の学習項目とする。

・確認テストの問題は、過去の歯科衛生士国家試験問題や関連新作問題とする。

・確認テストの評価は、正答百分率(正答総数を出題総数で割り百倍する)を点数とする。

・確認テストの追試験は実施しない。

・確認テスト不合格者(60 点未満)には、再試験を実施し、60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義) 社会福祉概論 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 1年 Introduction of Social Welfare

2.担当教員 秋房住郎

3.授業の概要 講義では、医療保険制度を含めた社会福祉の歴史とその過程で醸成された概念群を理解し、国際的動

向を踏まえつつ、生活者のニーズと人間性を支援するための社会的資源と制度について学ぶ。

4.学生の到達

目標

①社会保障制度と実際について概説できる。

②社会保険制度と行政について概説できる。

③医療保険制度について概説できる。

④年金制度について概説できる。

⑤雇用保険及び労働者災害補償保険制度について概説できる。

⑥介護保険制度について概説できる。

⑦社会福祉の歴史と国際的な動向について概説できる。

⑧社会福祉の制度と行政について概説できる。

⑨公的扶助について概説できる。

⑩児童と家庭の福祉制度について説明できる。

⑪障害者の福祉制度について説明できる。

⑫老人の福祉制度について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

社会保障の定義と制度

近代ヨーロッパで確立した社会保障の成り立ちと

日本における社会保障の概念について理解する。ま

た、所得再分配機能の理論と実際について学ぶ。

講義 秋房 四-IX-4-A

現代社会における社会福祉のニーズ

ニードの定義、マズローの階層説、フォーダーの 6

分類、社会生活の基本的欲求を概説し、社会福祉的

課題となるニードの条件について考える。

講義 秋房 四-IX-6-A

社会福祉の概念

ノーマライゼーションに関する理論と実際につい

て理解する。また、公的、公共的、私的の3領域か

らみた福祉施策のあり方について考える。

講義 秋房 四-IX-6-A

社会福祉の歴史(1)

日本における福祉の歴史を繙くとともにイギリス

で生まれたセツルメント活動とチャリティー活動の

違いについて歴史的背景から考察する。

講義 秋房 四-IX-6-A

5 社会福祉の歴史(2)

アメリカに代表されるソーシャルワーク技法と、

講義 秋房 四-IX-6-A

北欧モデルに見られる福祉国家の歴史的背景を理解

する。

社会福祉行政と関連法規

社会福祉六法(児童福祉法、身体障害者福祉法、

母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、知的障害者福祉

法、生活保護法)を概説する。

講義 秋房 四-IX-5-A

公的扶助

公的扶助の意義と生活保護制度の概要を理解す

る。また自立支援にかかる施策の実際について説明

する。

講義 秋房 四-IX-6-B

社会福祉の実際(児童家庭・母子)

児童福祉、及び母子・寡婦福祉に関連する法律群

について概説した後、地域における当該施策の実例

を収集・解析し発表する。

講義 秋房 四-IX-6-C

社会福祉の実際(障害者・その他)

高齢者、及び障害者に関連する法律群について概

説した後、地域における当該施策の実例を収集・解析

し発表する。

講義 秋房 四-IX-6-D-a

10

社会保険の制度と実際

医療、年金、雇用、業務災害補償、及び

介護保険について制度と施策について概説する。

講義 秋房 四-IX-5-A

11

医療保険の制度と実際

健康保険、船員保険(疾病部門)、共済組合(短期

給付〉、国民健康保険、長寿医療制度について被保険

者、保険者などについて概説する。

講義 秋房 四-IX-5-B

12

年金制度

年金制度の体系や特徴、給付の種類について概説

し、当該制度の課題について考察する。

講義 秋房 四-IX-5-C

13

雇用保険と労働者災害補償保険制度

労働者の福祉にかかる雇用保険と労働災害補償保

険の制度の概要について理解する。

講義 秋房 四-IX-5-D

14

高齢者福祉と介護保険制度

介護保険制度の概要を理解するとともに歯科的観

点から制度設計を俯瞰して歯科衛生士としての役割

について考察する。

講義 秋房 四-VIII-11-D

四-IX-6-E

15

確認テスト

1~14 回までの講義内容について理解度を確認す

るための試験を行う。

講義 秋房

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本/歯科衛生士と法律(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・シリーズ・基礎からの社会福祉 1 社会福祉概論(ミネルヴァ書房)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験を 100 点満点とし、欠席による減点(1回につき 3 点)を行う。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 栄養学 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 1年 Nutritional Science

2.担当教員 辻澤利行

3.授業の概要 バランスのとれた食生活(栄養摂取)は、生命の維持および健康な身体を維持するのに必要である。偏った栄養摂

取は生活習慣病をはじめとする種々の疾患を引き起こす。本講義では、生化学と栄養学の知識を基礎として、適正

な栄養摂取を行うために必要な栄養素とその代謝に関する基本的事項および国民栄養の現状とその問題点につ

いて学習する。

4.学生の到達

目標

① 三大栄養素の消化と吸収について説明できる。一-II-9-A-B

② 五大栄養素について説明できる。四−X-1−A

③ 食事摂取基準について説明できる。四-X-5-B

④ 糖質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-B

⑤ タンパク質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-C

⑥ 脂質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-D

⑦ ビタミンの種類と働きについて説明できる。四-X-1-E

⑧ 口腔疾患とビタミンについて説明できる。四-X-3-D

⑨ 無機質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-F

⑩ 食生活と健康との関連について説明できる。四-X-4-A

⑪ 国民健康・栄養調査(国民栄養の現状と課題・近年の食行動の特徴)について説明できる。四-X-4-B

⑫ 食生活指針・食事バランスガイドについて説明できる。四-X-5-C

⑬ う蝕と食品(甘味食品)について説明できる。四-X-3-B

⑭ 労働衛生管理者の出題項目、労働生理(消化及び吸収;三大栄養の吸収、筋肉:筋肉のエネルギー、

肥満度の評価(BMI);BMI の計算式、代謝;基礎代謝量、エネルギー代謝率(RMR)の項目を含む.

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 国民栄養の現状と健康日本 21(第 2 次)1

口腔保健学科で学ぶ栄養学関連講義にお

ける本講義の位置づけについて説明する。

国民健康・栄養調査の結果を中心に国民

栄養の現状について学習する。

講義 辻澤 四−X-1−A、

四-X-4-A、 B

2 国民栄養の現状と健康日本 21(第 2 次)2

国民健康・栄養調査の結果を中心に(食)

生活習慣の現状、食生活指針および健康日

本 21(第 2 次)について学習する。

講義 辻澤 四−X-1−A、

四-X-4-A、 B、

四-X-5-C

3 食事摂取基準1

栄養管理をする上で必要なエネルギーや

各種栄養素の基準値について説明する。推

定エネルギー必要量(基礎代謝量・身体活

動レベルを含む)、推定平均必要量、推奨

量、目安量、耐容上限量、目標量について

学習する。

講義 辻澤 四-X-5-B

4 食事摂取基準2

栄養管理の基本的な考え方を学ぶ。

必要なエネルギーの決め方とタンパク質、

脂質、炭水化物、カルシウムやナトリウム

など主な栄養素の食事摂取基準について

学習する。

講義 辻澤 四-X-5-B

5 消化と吸収

食物中の栄養素が消化・吸収される過程を

学習する。

講義 辻澤 一-II-9-A、 B

6 炭水化物(糖質・食物繊維)の種類と代謝1

炭水化物(糖質・食物繊維)の種類と代謝、

主な供給源と1日に必要な摂取量の目安

について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-B、四-X-5-B、

四-X-3-B

7 炭水化物(糖質・食物繊維)の種類と代謝2

炭水化物(糖質・食物繊維)の種類と代謝、

主な供給源と1日に必要な摂取量の目安

について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-B、四-X-5-B、

四-X-3-B

8 たんぱく質の種類と代謝1

タンパク質の種類と代謝、主な供給源と1講義 辻澤 四-X-1-C、四-X-5-B

日に必要な摂取量の目安、タンパク質の栄

養価、エネルギー不足やタンパク質不足によ

る栄養障害について学習する。

9 脂質の代謝1

脂質の種類と代謝、主な供給源と1日に

必要な摂取量の目安について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-D、四-X-5-B

10 脂質の代謝2

脂質の種類と代謝、主な供給源と1日に

必要な摂取量の目安、必須脂肪酸の欠乏症

について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-D、四-X-5-B

11 ビタミンの種類と栄養学的役割1

脂溶性ビタミンの種類と栄養的意味、過剰

症と欠乏症について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-E、四-X-5-B

12 ビタミンの種類と栄養学的役割2

水溶性ビタミンの種類と栄養的意味、過剰

症と欠乏症について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-E、四-X-5-B

13 無機質の種類と栄養学的役割

主要無機質と微量無機質の種類と栄養的

意味について学習する。

講義 辻澤 四-X-1-F、四-X-5-B

14 水・電解質の代謝

水分と電解質の役割について学習する。 講義 辻澤

15 栄養学のまとめ

講義中に配布した練習問題を解くことによっ

て、理解度を再確認する。

講義 辻澤

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・講義は、配布プリントを中心に行う。

・最新歯科衛生士教本人体の構造と機能2

栄養と代謝(全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版) 〔参 考 書〕

・基礎栄養学(全国栄養士養成施設協会監修第一出版)

・基礎栄養学(国立健康・栄養研究所監修南江堂)

・新基礎栄養学第 7 版(吉田勉ら、医歯薬出版)、

・公衆栄養学(国立健康・栄養研究所監修南江堂)、

・新公衆栄養学(藤沢良知ら編著第一出版)、

・ウェルネス公衆栄養学(沖増哲ら編集、医歯薬出版)

・日本人の食事摂取基準 2010 年版(厚生労働省策定、第一出版)、

・平成 16 年、平成 20 年国民健康・栄養調査報告(健康・栄養情報研究会編、第一出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

(講義) キャリア・デザイン

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Career planning 必修 30 1 年

2.担当教員 井上博雅 園木一男 高橋由希子 日高勝美

〔非常勤講師〕 岡林志伸 荒木眞須美 溝口奈菜 手島尚美 井上愛貴 小川美里 金 成子

岩丸明江

3.授業の概要 キャリア教育は新入生が、自分自身の人生を設計し、そのために現在をどう過ごすか考えさせるこ

とにより、有意義な大学生活を送れるようにすることを目的とする。

授業では最初に、口腔保健学科卒業後の一般的な進路についてガイダンスを行う。次の数回は講師

が企業への就職を例に、就職活動とその際の注意点を説明する。後半数回は歯科衛生士やほかの社会

で活躍している女性に、自分の歩んだ職業について講演していただく。毎回、学生は 400 字程度の作

文を書く。

4.学生の到達

目標

①自分の人生について考え、人生(職業)を計画することができる。

②自分の計画した人生を、文章として分かりやすく書くことができる。

③自分の計画した人生を、大勢の聴衆の前で分かりやすくプレゼンテーションを行うことができる。

④自分の計画した人生を進むためにはどのような大学生活を送るべきかを、文章に書き、分かりやす

くプレゼンテーションを行うことができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 キャリアガイダンス

口腔保健学科生の卒業後の主な進路について学ぶ。

職業適性試験により自分の適性を知る。

講義 日高、園木

高橋、井上

2 キャリアデザイン総論 1

自己紹介で大切なポイントやキャリアデザインとは

何かについて学習する。

講義、討論 園木

3 キャリアデザイン総論 2

職場が求める社会人としての能力。自分に不足して

いるものは何か。大学在学中にどのようにしてそれを

育てるかについて学習する。

講義、討論

井上、園木

4 キャリアデザイン総論 3

就職希望先をよく知ろう。事前に分担して調べた進

路についての分析をグループで発表して、分析内容な

どの討論を行う。

講義、討論 井上、園木

5 キャリアデザイン総論 4

事前に作成した志願書/エントリーシートを発表

し、どう書けば効果があるか、具体的な注意点につい

て学習する。

講義、討論 井上、園木

6 キャリアデザイン総論 5

総論 1~4で学んだことを事前に作文にまとめて発表

し、その内容について討論を行う。

発表、討論 井上、園木

7 先輩歯科衛生士の人生と進路に関する講義、質疑応答、

お礼文の作成

公立病院歯科での歯科衛生士の就職、仕事と人生に

ついて学習する。

講義、討論、評論文

作成 岡林、井上、

園木

8 先輩歯科衛生士の人生と進路に関する講義、質疑応答、

お礼文の作成

高齢者施設での歯科衛生士の就職、仕事と人生につ

いて学習する。

講義、討論、評論文

作成 荒木、井上、

園木

9 先輩歯科衛生士の人生と進路に関する講義、質疑応答、

お礼文の作成

歯科関連企業での歯科衛生士の就職、仕事と人生に

ついて学習する。

講義、討論、評論文

作成 溝口、井上、

園木

10 先輩歯科衛生士の人生と進路に関する講義、質疑応答、

お礼文の作成

歯科医院での歯科衛生士の就職、仕事と人生につい

て学習する。

講義、討論、評論文

作成 手島、井上、

園木

11 先輩歯科衛生士の人生と進路に関する講義、質疑応答、

お礼文の作成

行政での歯科衛生士の就職、仕事と人生について学

習する。

講義、討論、評論文

作成 井上、井上、

園木

12 社会で活躍中の女性の人生と進路に関する講義、質疑

応答、お礼文の作成

働く女性とワークライフバランスについて学習す

る。

講義、討論、評論文

作成 小川、井上、

園木

13 社会で活躍中の女性の人生と進路に関する講義、質疑

応答、お礼文の作成

海外で働くきっかけと決意、得られたものについて

学習する。

講義、討論、評論文

作成 金、井上、

園木

14 社会で活躍中の女性の人生と進路に関する講義、質疑

応答、お礼文の作成

グループワークの手法をつかいこれからの人生につ

いて学習する。

講義、討論、評論文

作成 岩丸、井上、

園木

15 進路に関する感想文作成とその発表

各自が考える進路とその理由について学習する。ま

たキャリアデザインに関する感想や要望などについて

討論を行う。

発表、討論 井上、園木

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

・2~6 回までの作文を 40 点、7~14 回までの作文を 40 点、15 回の作文を 20 点、合計 100 点満点で評

価する。

・合計が 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・不合格者(60 点未満)には、レポートを提出させ、60 点以上を合格とする。

1.授業名

(講義) 歯科医療補助論

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Theory of Assistance in Dentistry Treatment

必修 30 1年

2.担当教員 千綿かおる

3.授業の概要 歯科医療補助論では、歯科衛生士業務である歯科診療の補助に必要な知識と技術を理解する。診療室の管理、患

者対応、滅菌・消毒方法、術者との共同動作、ラバーダム防湿法を学び、安全な患者対応に必要な知識を理解する。

主要歯科材料の種類と取り扱いでは、印象材、石膏、合着材、成形修復材、仮封材の種類と取り扱い学ぶ。保存治

療時の診療補助では、治療前準備、切削器具、コンポジットレジン修復、ホワイトニング、歯髄処置、根管処置時

の器具器材の種類とその取り扱いを学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 歯科診療の補助の概要が説明できる。 ② 医療安全管理が説明できる。

③ 消毒・滅菌が説明できる。 ④ 診療設備の説明ができる。

⑤ 診療時の共同動作が説明できる。 ⑥ ラバーダム防湿法が説明できる。

⑦ 印象材の種類と用途が説明できる。 ⑧ 石膏の種類と用途が説明できる。

⑨ 合着・接着材の種類と用途が説明できる。 ⑩ 歯冠修復材の種類と用途が説明できる。

⑪ 仮封材の種類と取扱いと管理と用途が説明できる。 ⑫ 患者対応、全身疾患患者の対応の説明ができる。

⑬ 保存治療時の診療補助、前準備が説明できる。 ⑭ 切削用器具の種類と用途が説明できる。

⑮ コンポジットレジン修復の器材準備と取扱いが説明できる。 ⑯ インレー修復の器材準備と取扱いが説明できる。

⑰ 生活歯漂白、ホワイトニングの準備が説明できる。 ⑱ 歯随処置用薬剤・材料の準備と取扱いが説明できる。

⑲ 根管処置用器材の種類と取扱いが説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 歯科診療補助総論

歯科診療補助の意義、歯科衛生士法における法的位置づ

け、診療の補助と診療の介助の違い、歯科診療補助の流れ

について学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅰ-1-A~D

医療安全管理

医療安全とは、感染予防、リスクアセスメント、インシ

デント、アクシデント、標準予防策、具体的な歯科におけ

る感染予防対策であるグローブ、マスク、ゴーグル着用、

手指消毒方法などを学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅰ-4-A~D

消毒・滅菌

滅菌・消毒・洗浄の定義、滅菌法(高圧蒸気滅菌法、EOG

滅菌法、乾熱滅菌法、低温プラズマ滅菌法)、消毒薬剤の

種類と使用法、具体的な器具の滅菌レベル(クリティカル

器具、セミクリティカル器具、ノンクリティカル器具)、

印象物の消毒、消毒・滅菌済み器材の管理、偶発時の対応、

医療廃棄物の取り扱いについて学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅰ-6-A~D

歯科診療室における共同動作

歯科診療室の基礎知識では、歯科診療室の環境、歯科用

ユニットの各部位の名称とその操作方法、その他の設備・

機器、薬品・歯科材料の管理について学ぶ。共同動作では、

共同動作の概念、術者・補助者・患者のポジショニング、

共同動作の方法、器具の取り扱い、バキュームテクニック、

スリーウェイシリンジテクニックについて学ぶ。

講義

千綿

九-Ⅰ-3-A~E

九-Ⅰ-5-A~D

5 ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法の目的、利点と欠点、器具の名称と用

途、ラバーダム防湿法の手順、臨床における留意点につい

て学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅲ-1-A-a

主要歯科材料の種類と取り扱い①

印象材の基礎知識、所要性質、印象材の種類・分類・用

途、アルジネート印象材・寒天印象材・合成ゴム印象材等

の取り扱いと管理、その他の印象材の取り扱いについて学

ぶ。模型用材料で、基礎知識、歯科用石膏の種類と用途、

所要性質、歯科用石膏の取り扱いと管理法について学ぶ。

講義

千綿

九-Ⅱ-1-A-a~c

九-Ⅱ-3-A-a~e

7 主要歯科材料の種類と取り扱い②

合着および接着材の基礎知識、合着・接着材の種類と用

途、所要性質、グラスアイオノマーセメント・カルボキシ

レートセメント・接着性レジンセメント・リン酸亜鉛セメ

ント等の取り扱いと管理、余剰セメントの除去を学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅱ-2-A-a~d

8 主要歯科材料の種類と取り扱い③

成形歯冠修復材の基礎知識、成形歯冠修復材の種類、所

要性質、コンポジットレジンの取り扱い、グラスアイオノ

マーセメントの取り扱いと管理について学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅱ-4-A-a~c

九-Ⅲ-3-A-a~e

9 主要歯科材料の種類と取り扱い④

仮封材の基礎知識、仮封材の種類、所要性質、テンポラ

リーストッピング・セメント系仮封材・水硬性仮封材・仮

封用軟質レジンの取り扱いと管理について学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅱ-5-A-a~e

10 患者対応①

一般患者の対応、小児・高齢者・障害者・全身疾患を有

する患者・特別な配慮を必要な患者・通院困難者等への対

応について学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅰ-2-A~E

11 患者対応②

初診患者の医療面接、必要な問診項目、対応時の留意点、

外科的処置時の術前・術後指導について学ぶ。

講義 千綿 九-Ⅰ-1-B-a

12 保存治療時の診療補助①

歯科治療前準備である歯肉排除法、隔壁法、歯間分離法

に必要な器具とその取り扱いについて学ぶ。ワックス、切

削器具などについて学ぶ。

講義

千綿

九-Ⅲ-1-A-a~d

13 保存治療時の診療補助②

窩洞形成:切削用器具の種類と用途について学ぶ。イン

レー修復:インレー修復時の器材準備と取扱いを学ぶ。

歯のホワイトニング:ホワイトニングの使用器具器材、準

備、手順、患者指導について学ぶ。

講義

千綿

九-Ⅲ-2-A

九-Ⅲ-4-A,5-A

14 保存治療時の診療補助③

歯随処置:歯髄処置の流れ、歯随処置用薬剤・材料の準

備と取扱い、電気歯随診断器の取扱い、綿栓作成について

学ぶ。根管処置:根管処置用器材の種類と取扱い、根管長

測定器の取扱い、根管充填用器材・薬剤の種類と取扱いに

ついて学ぶ。

講義

千綿

九-Ⅲ-6-A,B.7-A~C

15 まとめ

配布資料とテキストを参照して、これまでの全講義のま

とめをする。重要な部分を再度確認する。

講義

千綿

九-Ⅰ-Ⅲ

6. テキスト

参考文献 等

〔使用テキスト〕

〔 参 考 書 〕

・ 資料を配付する

・ 最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

・ 歯の硬組織・歯髄疾患 保存修復・歯内療法(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬

出版)

・ 最新歯科衛生士教本 小児歯科(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

・ 最新歯科衛生士教本 高齢者歯科(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

・ 歯科衛生士のための障害者歯科(全国歯科衛生士教育協議会 監修 医歯薬出版)

・ スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科(日本障害者歯科学会 編集 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験は 100 点満点とし、定期試験結果から欠席は(-5 点)、遅刻は(-3 点)する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

定期試験は、講義中に行った説明、配布資料、小テストから筆記試験を行う。

1.授業名

(実習) 基礎教育セミナーⅠ

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Basic education seminar I 必修 30 1年

2.担当教員 吉野賢一 学部長 中原孝洋 口腔保健学科教員

3.授業の概要 高校あるいは他大学からの円滑な移行を図り、九州歯科大学での学習および人格的な成長に必要なスチュ

ーデントスキル、スタディースキル等を学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 「大学での学びとは何か」を理解できる。

② 著作権について理解できる。

③ ソーシャルメディアについて理解できる。

④ クリティカルシンキングを実践できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

授業概要の説明

インタビュー形式による自己紹介等を介して発表

の方法などを学ぶ。

グループワーク

口腔保健学科教員

2 キャンパスライフ・ガイダンス

自校教育および大学生活・勉学全般についての注意

事項などを学ぶ。

アクティブラーニング 学部長、学科長、学

年主任

「基礎教育セミナー」を始めるにあたって

調査 吉野

4 クリティカルシンキング①

大学での学び、大学ではどんなことが求められてい

るか、クリティカルシンキングおよびロジカルライ

ティングについて学ぶ。

グループワーク

口腔保健学科教員

クリティカルシンキング②

相手の発言(文章)を正確に理解する「議論の明確

化」について学ぶ。

グループワーク

口腔保健学科教員

6 クリティカルシンキング③

クリティカルシンキングの要素の一つである「隠れ

た前提」の見抜き方を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

7 著作権について

大学生として必要な著作権に関する知識、法律につ

いて学ぶ。教材ビデオを通じ、事例を通して、守る

べきものや守られるもの、社会的なルールについて

意見を述べ合う。

講義・グループワーク 中原

WADS キャンプ

将来における歯科医療人としての意識を育み、コミ

ュニケーション能力を学ぶ。

グループワーク

アクティブラーニング

学部長

9 ソーシャルメディア①

ディジタルネイティブの誕生や、ソーシャルメディ

アの歴史について時系列的な興りを示す。また従来

メディアと比較したメリットデメリットについて

学習する。

アクティブラーニング 中原

10 ソーシャルメディア②

ソーシャルメディアとして、どのようなものがある

かを示すと共に、現在まで起きた事件等についてビ

デオを供覧し、意見を述べ合いクラス全体でまとめ

る。

アクティブラーニング 中原

11 クリティカルシンキング④

クリティカルシンキングの要素の一つである「根拠

の確かさ」の見極め方を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

12

クリティカルシンキング⑤

普段授業を受ける時や資料を読む時に意識すべき

点を、クリティカルシンキングを踏まえながらも

広い観点で学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

13 クリティカルシンキング⑥

状況整理、分析、判断の流れを知り、問題解決に必

要な考え方を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

14 キャンパスライフ・ガイダンス

自校教育および大学生活・勉学全般についての注意

事項などを学ぶ。

アクティブラーニング 学部長、学科長、学

年主任

15 読書課題について

入学前に課したレポートについてクリティカルシ

ンキングの観点から討論する。

グループワーク 口腔保健学科教員

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・「クリティカルシンキング・ロジカルライティング」(ベネッセ)

・「夢をかなえるキャリアデザイン」竹田茂生、藤木清編(くろしお出版)

7. 成績評価

方法・基準

共通評価項目を用いた担当教員による評価(授業への取り組み・授業態度等)を 50%、レポートを 50%で

評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 基礎教育セミナーⅡ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Basic education seminar II 必修 30 1 年

2.担当教員 吉野賢一 井上博雅 園木一男 学部長 中原孝洋 口腔保健学科教員

3.授業の概要 ロジカルライティング、メディアリテラシー、社会に出るために必要な事柄を教授する。また、個人と仕

事について理解したうえでキャリアデザインを行わせる。

4.学生の到達

目標

① ロジカルライティングが実践できる。

② メディアリテラシーについて理解できる。

③ 自己を分析し、自分の目標をしっかり定めることができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

クリティカルシンキング

夏休みの課題として提出されたレポートについ

て発表・討論する。

グループワーク 口腔保健学科教員

2 キャンパスライフ・ガイダンス

自校教育および大学生活・勉学全般についての

注意事項などを学ぶ。

アクティブラーニング 学部長、学科長、学年主

3 ロジカルライティング①

主張・意見とその根拠を論理的にまとめること

を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

4 ロジカルライティング②

主観的な根拠だけでなく、客観的な根拠を出す

必要性について学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

5 ロジカルライティング③

主張・意見を導くための根拠を整理し、まとめ

る作業を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

6 メディアリテラシー①

情報の収集、分析、活用とまとめ方について。

グループワークによって、発展的に意見を出し

合い、よりよい発表(レポート)作成について

学びあう。

グループワーク 中原

7 メディアリテラシー②

情報の収集、分析、活用とまとめ方について。

グループワークによって、発展的に意見を出し

合い、よりよい発表(レポート)作成について

学びあう。

グループワーク 中原

8 ロジカルライティング④

論理的な文章としてまとめる方法を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

9 ロジカルライティング⑤

発表や討論において論理的に伝える重要性を学

ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

10 ロジカルライティング⑥

クリティカルシンキングとロジカルライティン

グの活用を学ぶ。

グループワーク 口腔保健学科教員

11 キャリアデザイン①

社会人基礎力診断を受けて、社会人基礎力とは

何かを学び、現時点での社会人基礎力を知る。

グループワーク 園木

12 キャリアデザイン②

キャリアにおける多様性を学ぶ。

グループワーク 園木

13 キャリアデザイン③

“仕事の哲学”とは職場においてどのような役

割を持っているかについて、いくつかの例をも

とに学び、自分自身が希望する進路における“仕

事の哲学”について考える。

グループワーク 井上

14 キャンパスライフ・ガイダンス

自校教育および大学生活・勉学全般についての

注意事項などを学ぶ。

アクティブラーニング 学部長、学科長、学年主

15 キャリアデザイン④

NEO-FFI や性格テストによる性格分析、価値観

テストや VPI 職業興味検査による価値観分析を

行い、「自分」について知ることの意味を学ぶ。

これを受けて、ステップアップ計画の手法を学

び、ステップ表、自己アピールを作成する。

グループワーク 園木

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・「クリティカルシンキング・ロジカルライティング」(ベネッセ)

・竹田茂生、藤木清編「夢をかなえるキャリアデザイン」(くろしお出版)

7. 成績評価

方法・基準

共通評価項目を用いた担当教員による評価(授業への取り組み・授業態度等)を 50%、レポートを 50%で

評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 総合講義Ⅰ 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 16 1年 Synthesis seminar I

2.担当教員 学科長 口腔保健学科教員全員

3.授業の概要 1年次で学んだ基礎系科目を有機的に統合し、2年次の専門科目の履修に耐えられるような総合的な学力

を養うため、基礎科目の総括を行う。

4.学生の到達

目標

・1年次に学んだ基礎系科目の総合的な学力を得る。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

基礎生命科学Ⅰ

基礎生命科学Ⅱ

口腔保健概論

食べ物と健康Ⅰ

基礎生命科学Ⅲ

基礎摂食嚥下学Ⅰ

基礎摂食嚥下学Ⅱ

基礎摂食嚥下学Ⅲ

感染症学・口腔感染症学

歯科医療補助論

社会福祉概論

口腔健康増進学Ⅰ

講義 各科目担当

教員

各科目の出題基準項目

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・各教科で使用する教科書、およびプリント

7. 成績評価

方法・基準

定期試験のみで評価する。

定期試験は、講義中に行った説明、配布資料、小テストから筆記試験を行う。

1.授業名

(講義) 食べ物と健康Ⅰ

平成26年度 前期 必修・選択 時間数 開講年次

Food and Health I 必修 30 1年

2.担当教員 辻澤利行

3.授業の概要 「食べ方」を通して、生涯にわたって安全で快適な食生活を営むことや口の健康を守り五感で味わえる食べ方がで

きることを視点とした食育を推進したり、栄養のバランスをとりながらしっかりと噛むことの重要性を訴えていくために

必要と思われる食品についての知識、食事環境および食事計画について学習する。

4.学生の到達

目標

① 食生活と健康との関連について説明できる。四-X-4-A

② 近年の食行動の特徴について説明できる。四-X-4-Bb

③ 食育基本法について説明できる。四-X-5-A

④ 食生活指針について説明できる。四-X-5-C

⑤ 食品群(三分類、四分類、六分類)について説明できる。四-X-2-B

⑥ 植物性食品と動物性食品について説明できる。四-X-2-C

⑦ 食品成分表について説明できる。四-X-2-A

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 人間と食べ物

なぜ歯学部で栄養学を学ぶのか。口腔保健

学科で学ぶ栄養学関連講義における本講義

の位置づけについて説明する。また、食べ物

の歴史的変遷、食品と健康、食料と環境問題

について学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-4-Bb、

四-X-5-A

2 食育とは

食育とは何か。食育基本法と食育推進基本

計画など食育全般について学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-4-Bb、

四-X-5-A

3 食べ物とおいしさ

食べ物をおいしく食べるための要因につい

て学ぶ。また五感を刺激することの重要性、5

基本味、味の相互作用、食品に含まれる成分

がおいしさや栄養素におよぼす影響について

学習する。

講義 辻澤 四-X-5-C

4 食事環境・食事計画

食料供給や流通の状況など広義の食事環

境と五感で食べることの妨げとなる食事に関

わる空間に関する狭義の食事環境について

学習する。また、食品の購入と保存、料理計

画、盛りつけと配膳など食事計画の考え方や

食生活指針について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-B、四-X-2-C

5 食事計画に用いる食品分類

三分類、四分類、六分類など食品と栄養の

バランスについて学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

6 食品成分表

日本食品標準成分表 2010の収載項目の概

要、活用分野、五訂増補版との変更点、成分

表利用上の注意点および栄養価の計算方法

について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

7 植物性食品 1

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、主に

主食の食材料となる米と小麦およびその加工

品の種類、特徴および含有栄養素について

学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

8 植物性食品2

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、その

他の穀類といも類の種類、特徴、含有栄養素

と非栄養成分について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

9 植物性食品3

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、主食

や副菜の材料となる豆類とその加工品、海草

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

類、きのこ類の種類、特徴、含有栄養素と非

栄養成分について学習する。

10 植物性食品4

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、野菜

類と果実類の種類、特徴、含有栄養素と非栄

養成分について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

11 動物性食品1

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、主に

主菜の材料となる肉類およびその加工品の種

類、特徴、含有栄養素について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

12 動物性食品2

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、主に

主菜の材料となる魚介類およびその加工品の

種類と特徴、含有栄養素について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

13 動物性食品3

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、卵類

と牛乳・乳製品およびこれらの加工品の種

類、特徴、含有栄養素について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

14 調味料・香辛料、甘味・嗜好飲料、外食・中食

栄養バランスと自然と噛める料理を選択する

力を養ううえで大切な食品の知識のうち、食用

油脂、調味料、香辛料、甘味・嗜好飲料の種

類や特徴について学習する。また外食や中食

の上手な利用方法について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-A、四-X-2-B、

四-X-2-C

15 食べ物と健康 I のまとめ

講義中に配布した練習問題を解くことによっ

て、理解度を再確認する。

講義 辻澤 四-X-4-A

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・講義は、配布プリントを中心に行う。

・最新歯科衛生士教本人体の構造と機能2

栄養と代謝(全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版)

・食品成分表 2014(香川芳子監修、女子栄養大学出版部) 〔参 考 書〕

・食べ物と健康 I(全国栄養士養成施設協会監修第一出版)

・食べ物と健康 I、 II(国立健康・栄養研究所監修南江堂)

・食べ物と健康 II(喜多野宣子ら著、化学同人)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

(講義) 口腔健康増進学Ⅰ 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 1年 Oral Health Promotion I

2.担当教員 秋房住郎

3.授業の概要 口腔健康増進学は医学モデルにおいて中心的概念であり、社会モデルにおいては生活機能の周辺概念で

ある「健康」の維持増進と破綻の予防について口腔保健を通じて理解することを目的とする。口腔健康増

進学1では、健康の概念を理解しながら、口腔内の付着物とその除去方法の理論と実際、歯科領域の2大

疾患の1つであるう蝕の病態と予防方法、また、う蝕予防として最も汎用されている薬剤であるフッ化物

について、これらの基礎から応用までを理解する。

4.学生の到達

目標

①口腔衛生の意義が説明できる。

②口腔と健康について説明できる。

③歯と口の発育と歯科疾患等に伴う変化について説明できる。

④歯と口腔環境について説明できる。

⑤歯・口腔の不潔について説明できる。

⑥口腔清掃の意義と方法について説明できる。

⑦口腔清掃用具について説明できる。

⑧歯磨剤・洗口剤について説明できる。

⑨ブラッシングの方法について説明できる。

⑩う蝕の病因論、診断方法、疫学について説明できる。

⑪う蝕の予防方法について説明できる。

⑫フッ化物の基礎と応用について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 講義概要と講義計画

各回講義内容と教科書相当部分を理解

する。

健康の概念について

健康の概念について概説し、疾病の自然

的経過と予防段階について理解する。

講義 秋房 四-I-1-A,B

2 口腔の成り立ちとその環境

歯・口腔の構造、発生・成長、機能の概要

を理解するとともに、歯・口の健康と全身

の健康との関わりについて概説する。

講義 秋房 四-I-2-A,B,C,D 四- I-3-A,a,b,B 四-I-4-A-a,b,c,d

3 口腔の健康と疾病予防

歯・口腔の付着物・沈着物を疾患との関

連において理解するとともに、プラークの

細菌学的特徴ついて理解する。

講義 秋房 四-I-1-A,B 四-I-5-A-a,b,c,d,e,-B

4 口腔清掃(1)

口腔清掃の意義と各口腔清掃方法の種

講義 秋房 四-II-1-A,B-a,b,c,d 四-II-2-A,B,C

類と理論について理解する。また、不適切

な清掃方法の為害性についても概説する。

5 口腔清掃(2)

歯磨剤・洗口剤の種類、組成、特に薬用

成分について成分ごとの作用機序を含め

て理解する。また、薬事法上の位置づけに

ついても理解する。

講義 秋房 四-II-3-A,B,C 四-II-4-A,B,C,D

6 う蝕の症状、分類、疫学

う蝕の疫学的な特徴、臨床的分類につい

て概説する。また、う蝕の疫学指標を理解

する。

講義 秋房 四-III-1-A,B,C,D, E-a,b

7 う蝕の発症機序

う蝕発症に関わる細菌学的・社会学的要

因を理解するとともに、う蝕の発症機序を

分子生物学的に説明する。

講義 秋房 四-III-1-B

8 齲蝕の活動性と発症リスク

う蝕活動性試験の種類と理論を理解し、

う蝕リスク検査への応用の理論と実際を

概説する。

講義 秋房 四-III-2-A-a,b,c,d,e,f, 四-III-2--B-a,b,c -C-a

9 う蝕予防方法の実際と術式

う蝕予防における 1~3 次予防の理論と

実例を理解し、それぞれの予防段階におけ

る予防術式の理論を概説する。

講義 秋房 四-III-2-D

10

バイオフィルムと感染症

口腔内細菌が構成するバイオフィルム

の細菌学手・分子生物学的特徴について概

説し、口腔内の感染症におけるバイオフィ

ルムの病原性について理解する。

講義 秋房 三-II-8-A,B 四-III-2-B

11 確認テスト(1)

1~10 回の講義内容について理解度を確

認するため試験を行う。

秋房

12 フッ化物の基礎知識

フッ化物の化学的な特徴と取り込まれ

た際の代謝機序、および毒性について概要

を理解する。

講義 秋房 四-III-3-A,B,C,D

13 フッ化物のう蝕予防機序

フッ化物によるう蝕の予防機序につい

て特に歯の硬組織の化学組成との関連か

ら説明し、その効果を理解する。

講義 秋房 四-III-3-D,F

14 う蝕予防のためのフッ化物応用

う蝕予防のためのフッ化物応用方法で

ある局所的・全身的応用方法について、実

施方法と理論について理解する

講義 秋房 四-III-3-E

15 確認テスト(2)

1~15 回の講義内容について、特にフッ

化物に関連した事項の理解度を確認する

ため試験を行う。

秋房

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・確認テスト(1)、(2)の合計を 100 点満点とする。

・確認テスト(1)、(2)の合計点数(100 点満点)に対し、欠席による減点(1回につき3点)を行う。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 総合講義Ⅱ 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 16 2年 Synthesis seminar II

2.担当教員 学科長 口腔保健学科教員全員

3.授業の概要 2年次で学んだ専門科目を有機的に統合し、3年次の臨床実習の履修に耐えられるような総合的な学力

を養うため、専門科目の総括を行う。

4.学生の到達

目標

・2年次に学んだ専門科目の総合的な学力を得る。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

口腔健康増進学Ⅱ 疾病とその病態 薬理学・口腔薬理学 医療統計学 口腔衛生管理学 口腔治療リハビリテーション系歯科医療 Ⅰ(歯科保存) Ⅱ(歯周病) Ⅲ(歯科補綴) 口腔成長発育系歯科医学 Ⅰ(小児歯科) Ⅱ(歯科矯正学) 外科系歯科医学Ⅰ 全身関連治療系歯科医学 口腔保健論Ⅰ 口腔保健論Ⅱ 歯科保健医療支援論 歯科放射線学 臨床検査学 歯科材料学 食べ物と健康Ⅱ ライフステージ歯科栄養学Ⅰ 発達口腔保健教育原論 口腔機能リハビリテーション論 歯科医療補助論 口腔保健教育原論

講義 各科目担当

教員

各科目も出題基準項目

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・各教科で使用する教科書、およびプリント

7. 成績評価

方法・基準

定期試験のみで評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 食べ物と健康 II 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2年 Food and Health II

2.担当教員 辻澤利行 柿木保明 多田葉子 高橋由希子

3.授業の概要 「食べ方」を通して、生涯にわたって安全で快適な食生活を営むことや口の健康を守り五感で味わえる食べ方がで

きることを視点とした食育を推進したり、栄養のバランスをとりながらしっかりと噛むことの重要性を訴えていくために

必要と思われる口腔の健康に役立つ食品、口腔機能の発達・維持・回復に関わる食形態、食品の機能性および食

品の安全性について学習する。

4.学生の到達

目標

① 食生活と健康との関連について説明できる。四-X-4-A

② 保健機能食品について説明できる。四-X-2-D

③ う蝕と食品(甘味食品)について説明できる。四-X-3-B

④ 食品添加物について説明できる。四-X-2-E

⑤ 食中毒とその予防について説明できる。四-VIII-7-A

⑥ 糖質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-B

⑦ ビタミンの種類と働きについて説明できる。四-X-1-E

⑧ 無機質の種類と働きについて説明できる。四-X-1-F

⑨ 特別な支援が必要な者への食事指導(食事の調理形態)について説明できる。四-X-5-D

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 食品の機能性とは

口腔保健学科で学ぶ栄養学関連講義の

中での本科目の位置づけについて説明す

る。食品の機能性とは何か、食品の持つ1

次機能、2次機能、3次機能について学習

する。

講義 辻澤 四-X-4-A

2 食品の規格・表示

食品の規格基準である JAS規格制度ほか

JAS 法、食品衛生法や健康増進法で規定さ

れる食品の表示、栄養成分表示や“シュガ

ーレス”などの強調表示について学習す

る。

講義 辻澤 四-X-4-A

3 保健機能食品と特別用途食品

健康食品、栄養機能食品、特定保健用食

品および特別用途食品について学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-2-D

4 活性酸素と抗酸化物質・食品

活性酸素と過酸化脂質および抗酸化物質・

抗酸化食品について学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-B、

四-X-1-E、四-X-1-F

5 難消化性成分

食物繊維と難消化性糖質の性質と生理的

効果、含有食品について、またプレバイオティ

クスとプロレバイオティクスについて学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-1-B

6 食品のう蝕誘発性

シュガーコントロールと間食のあり方を考える

ために栄養状態および咀嚼、糖質の摂取量、

ショ糖の摂取量と摂取方法とう蝕について、ま

た代用甘味料について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-D、四-X-3-B、

四-X-1-B

7 食品の安全性1

食品安全基本法と食品衛生法について学

習する。また、食品による窒息や遺伝子組み

換え食品などの食品の安全性について学習

する。

講義 辻澤 四-X-4-A

8 食品の安全性2

食品添加物の種類と用途や安全性評価に

ついて、またカビ毒、農薬などの食品の汚染

物質について学習する。

講義 辻澤 四-X-2-E

9 食中毒1

食品の安全性のうち、微生物による食中毒と

食中毒の防止法について学習する。

講義 辻澤 四-VIII-7-A

10 食中毒2

食品の安全性のうち、化学物質、自然毒、

寄生虫による食中毒について学習する。

講義 辻澤 四-VIII-7-A

11 食べ物の物性・テクスチャー

テクスチャープロフィール、テクスチャー特性

の物性値(硬さ、付着生、凝集性)、特別用途

食品の嚥下困難者食の許可基準について学

習する。

講義 辻澤 四-X-5-D

12 食形態1

離乳食の食形態および嚥下調整食分類

2013 について学習する。

講義 辻澤 四-X-5-D

13 食形態2

ユニバーサルデザインフードおよび歯科臨

床で用いる高齢者のための食事の食形態に

つて学習する。

講義 柿木・多田 四-X-5-D

14 間食のあり方を考える

口腔保健論 I との合同講義で、代用甘味料

溶液の作成、嗜好飲料水の pH 測定を通して

代用甘味料や嗜好飲料等について学習す

る。また甘味食品の食品表示、栄養成分表

示、強調表示について学習する。

講義/グルー

プワーク

辻澤・高橋 四-X-2-D、四-X-3-B、

四-X-1-B

15 食べ物と健康 II のまとめ

講義中に配布した練習問題を解くことによっ

て、理解度を再確認する。

講義 辻澤

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・講義は、配布プリントを中心に行う。

・最新歯科衛生士教本人体の構造と機能2

栄養と代謝(全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版)

・五訂増補食品成分表 2011(香川芳子監修、女子栄養大学出版部) 〔参 考 書〕 ・改訂食品機能学(第 2 版)(建帛社)

・食べ物と健康 II(全国栄養士養成施設協会監修第一出版)

・食べ物と健康 III(国立健康・栄養研究所監修南江堂)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

( 講義 ) 口腔健康増進学Ⅱ 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2年 Oral Health Promotion II

2.担当教員 秋房住郎

3.授業の概要 我が国の成人の 80%以上が罹患しているとされる歯周疾患の病態とその疫学、また近年注目されている

口臭や口腔乾燥などの口腔内病態、及び、これら口腔の病態が全身に与える影響について理解する。また、

地域保健については、ライフステージごとに展開されている保健施策に係る制度と実際について理解する。

産業保健に関しては、職業性疾病とその予防に係る産業保健管理等についての知識を得る。

これにくわえ、EBM について概説し、英文学術論文を抄読・作成するための基礎的能力を素養する。

4.学生の到達

目標

①歯周疾患の病因論、症状と分類、疫学が説明できる。

②歯周疾患の予防方法が説明できる。

③口臭・口腔乾燥の症状と分類、予防と処置について説明できる。

④不正咬合、顎関節症について説明できる。

⑤地域口腔保健活動の意義と制度について説明できる。

⑥地域口腔保健活動の方法と実際について説明できる。

⑦地域口腔保健における市町村と都道府県の役割について説明できる。

⑧地域口腔保健における国の施策と実際について説明できる。

⑨母子保健(歯科を含む)について説明できる。

⑩学校保健(歯科を含む)について説明できる。

⑪産業保健(歯科を含む)について説明できる。

(職業性疾病、作業環境管理、作業管理、メンタルヘルス対策、健康の保持増進対策、および関連法規(労

働基準法、労働安全衛生法、作業環境測定法、じん肺法並びにこれらに基づく命令中の関係条項)を含む)

⑫介護保険制度を含む高齢者保健(歯科を含む)について説明できる。

⑬障がい者保健(歯科を含む)について説明できる。

⑭EBM(evidence based medicine)について説明できる。

⑮学術論文の構造を理解し、論文作成のための基礎的知識を得る。

⑯英文の学術論文を理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯周疾患の疫学

歯周疾患の疫学的特徴と疫学的指数に

ついて理解する。

歯周疾患の症状と分類

日本歯周病学会が示す 2007 年版の分類

にもとづき病態ごとの症状を理解する。

講義

秋房

四-IV-1-A,B 四-VI-2-B-a,b,c,d

歯周疾患の発症機序と病態

歯周疾患の発症要因やリスク因子につ

いて概説する

歯周疾患の全身に与える影響

講義 秋房 四-IV-1-C,D,E,F

歯周医学の観点から、歯周疾患と全身的

疾患との関連について概説する。

歯周疾患の予防手段と処置

歯周疾患における各予防段階の具体例

を示し、それぞれの処置方法の理論と実際

について理解する。

講義 秋房 四-IV-2-A-a,b,c 四-IV-2-B-a,b,c,d,e 四-IV-2-C-a, -D

口臭、口腔乾燥、口腔粘膜疾患、不正咬合

それぞれの口腔内疾患の疫学的特徴と

発症要因について概説する。特に、口臭と

口腔乾燥はその病態の分類について理解

する。

講義 秋房 四-V-1-A,B,C 四-V-2-A,B,C 四-V -3-A,B,C,D,E,F

5 歯科検診、患者体験

歯科医療を学ぶ学生として、アーリー・

クリニカル・エクスポージャー(入学初期

の段階に臨床的な経験をさせる実習)をす

る。

講義

演習

口腔

保健

学科

教員

全員

九-1-B-a,C-a,2-A

確認テスト

1~5 回の講義内容について理解度を確

認するため試験を行う。

秋房

7 ①EBM について

科学的根拠にもとづいた医療の基本的

事項について概説する。

②学術論文の構造

卒業論文を作成する上で必要な学術論

文の構造と書き方について理解する。

講義 秋房 四-I-1-A

英文学術論文の抄読・発表(1)

歯科関連の学術論文を 1 グループ 5 名ず

つで抄読し、内容をおおよそ 20 分程度で

発表する。

学生発表 秋房 四-I-1-A

10 地域歯科保健

地域歯科保健の概念と国が示す制度や

関連法規について概説する。また地域歯科

保健活動の理論とあり方を理解する。

講義 秋房 四-VII-1-A,B,C,D,E,F,G,H,I,J 四-VII--2-A,B,C,D,E

11 母子歯科保健

母子保健法で定められた乳幼児歯科保

健の制度と様式を講義する。特に歯科健診

と保健指導について理解する。

講義 秋房 四-VII-3-A,B,C,D,E,F

12 ①学校歯科保健

学校における歯科保健の課題と学校保

講義 秋房 四-VII-4-A,B,C, 四-VII -6-B

健安全法で定められた学校保健の制度と

様式について理解する。

②障がい者歯科保健

知的、身体、精神それぞれの障害区分に

おける歯科保健の課題と、国が示す施策に

ついて学ぶ。

13 高齢者歯科保健

高齢者の歯科保健的課題と特に介護保

険における歯科的意義や取組について講

義する。

講義 秋房 四-VII-6-A-a,b,c,d,e, -B

14 成人・産業保健(1)

成人歯科保健の課題と対応方策につ

いて概説するとともに、産業保健における

歯科の位置づけについて理解する。

講義 秋房 四-VII-5-A,B-a,b,-C

15 成人・産業保健(2)

職業性疾病、作業環境管理、作業管理、

メンタルヘルス対策、健康の保持増進対策

についてそれぞれ歯科保健の観点から理

解する。

講義 秋房 四-VII-5-A,B-a,b,-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・確認テストの範囲は当該講義の1~4回とする。

・定期試験の範囲は当該講義の 10~15 回とする

・100 点満点のうち、確認テストを 45%、定期試験を 45%、英文学術論文の抄読・発表の評価を 10%とし、

欠席による減点(1回につき 3 点)を行い、100 点満点中 60 点以上を合格とする。

・優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 口腔健康増進学実習 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2年 Practice in Oral Health Promotion

2.担当教員 秋房住郎

3.授業の概要 口腔健康増進学1、2で学習した内容の実際について実習する。口腔内観察では学校歯科健康診断と

WHO 方式および DMF を習得する。齲蝕活動試験を行い、齲蝕リスクを判定する。歯周疾患にかかる検査

として、歯肉炎、歯周炎の疫学的指標である PMA、CPI を習得し、スクリーニングテストのうち臨床的に

汎用されているバナペリオとサリバスターを実習する。

4.学生の到達

目標

①学校歯科健康診断の様式に基づいて口腔内の観察ができる。

②口腔内の観察を WHO 方式に基づき実践できる。

③齲蝕経験歯にかかる指数を説明できる。

④口腔内模型を用いて問題点を指摘できる。

⑤齲蝕活動性試験のうち Dentcult、カリオスタット、グルコースクリアランステストおよびRDテストを

説明できる。

⑥歯口清掃度の指数について説明できる。

⑦齲蝕活動性試験で得られた結果に基づいて歯科保健指導できる。

⑧フッ化物塗布と洗口について説明できる。

⑨ブラッシング方法のうちつまようじ法を実践できる。

⑩歯周疾患の指数のうち PMA と CPI について説明できる。

⑪歯周疾患のスクリーニングテストのうちバナペリオとサリバスターについて説明できる。

⑫歯周疾患検査で得られた結果に基づいて歯科保健指導できる。

⑬口腔乾燥の検査法について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 総説・講義計画

1~15 回までの実習内容について説明

し、各回の実習内容とこれまで学んだ講義

内容との関連について理解する。

実習 秋房

2 口腔診査法(学校歯科健診)、DMF

学校保健安全法で定められた歯科健康

診断用の様式を用いて口腔内の診査内容

を記述し、DMF を算出する。

実習

レポート①

秋房 四-VII-4-B 四-VI-1-A,a

3 口腔の石膏模型の作製(1)

お互いの全顎印象を、アルジネート印象

剤を用いて採得し、石膏模型を作成する。

実習

秋房 四-I-1-A

4 口腔の石膏模型の作製(2)

お互いの全顎印象を、アルジネート印象

剤を用いて採得し、石膏模型を作成する。

実習 秋房 四-I-1-A

5 う蝕活動性試験

カリオスタット、RDテスト、グルコー

スクリアランステストを行いその実施方

法を理解し、得られた結果の意味を考察す

る。

実習

レポート②

秋房 四-III-1-E-a,b

6 歯口清掃度の指数

OHI(Oral Hygiene Index)とPCR(Plaque

Chart Record)を相互に記録して、歯口清掃

の指数についての理解を深める。

実習

レポート③

秋房 四-VI-1-C

7 齲蝕リスク診断

2~6 回までに取得したう蝕のリスクに関

するデータに基づき、自分のう蝕リスクを

判定する。

実習

レポート④

秋房 四-III-1-E-a,b

8 フッ化物塗布、フッ化物洗口

相互の歯にフッ化物塗布を行い、その方

法を理解する。フッ素洗口は自分で行いそ

の注意点について身につける。

実習

レポート⑤

秋房 四-III-3-E-e,f

9 歯口清掃法(つまようじ法)

歯口清掃法として独特の手技であるつ

まようじ法について実習し、術者磨きで行

えるようにする。

実習

レポート⑥

秋房 四-II-4-A

10 歯肉炎、歯周疾患の指数

歯肉炎の指標である PMA、歯周疾患の疫

学的指標である CPIを用いて相互の口腔内

を記述する。

実習

レポート⑦

秋房 四-VI-1-B

11 歯周疾患検査

チェアサイドで用いる歯周疾患の臨床

試験であるバナペリオとペリオスクリー

ンを実習する。

実習 秋房 四-IV-1-E

12 歯周疾患検査の評価

10、11 回の結果および全顎石膏模型を用

いてリスク評価をするとともに、歯科衛生

診断を行い歯科衛生プロセスを作成する。

実習

レポート⑧

秋房 四-IV-1-E

13 口臭の評価

口臭の官能試験を実習する。

口腔乾燥の評価

口腔乾燥の臨床試験であるエルサリボ、

口腔水分計を用いて相互の口腔内の乾燥

状態を評価する。

実習

レポート⑨

秋房 四-V-3-F

14 自分の口腔内の総合評価

1~14 回までの実習を通じて自分の口腔

内を総合的に評価してレポートとしてま

とめる。

実習

レポート⑩

秋房

15 確認テスト

実習内容について理解度を確認するた

め記述試験を行う。

秋房

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・口腔健康増進学実習書

7. 成績評価

方法・基準

・確認テストは 50 点満点とする。

・実習レポートは 1 つにつき5点満点で採点し、レポート点の総数は 10 回×5点=50 点とする。

・評価は実習レポートと確認テストの合計 100 点満点で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 疾病とその病態

平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Pathology & Oral Pathology 必修 30 2年

2.担当教員 矢田 直美

3.授業の概要 病理学は医療系の学生が疾患の概念を最初に学ぶ学問で、基礎医学の分野に属するが臨床医学に最も密接

した内容を取り扱い、病気の原因、発生機序、経過および転帰など、病気の本体について学習する。この

講義では病理学総論と口腔病理学を中心に講義するが、病理学総論においては可能な限り関連する臓器各

論についても解説する。また、労働生理の内容(環境条件による人体の機能の変化、疲労及びその予防)

は 1 回目の講義で解説する。

4.学生の到達

目標

① 病因論:内因と外因を説明できる。 ② 遺伝性疾患と先天異常:染色体異常と先天異常を説明できる。 ③ 循環障害:全身の循環障害と局所の循環障害(循環血液量の障害、閉塞性の障害)を説明できる。 ④ 細胞・組織の障害:変性、萎縮、壊死(ネクローシス)、アポトーシスを説明できる。 ⑤ 増殖と修復:肥大と増生(過形成)、化生、再生、創傷の治癒と異物の処理、肉芽組織と器質化を説明

できる。 ⑥ 炎症:炎症の概念と徴候、炎症の原因、炎症の機序と病態、炎症の分類(急性炎症、慢性炎症、肉芽腫

性炎)を説明できる。 ⑦ 免疫異常と移植:アレルギー、自己免疫疾患、免疫不全症候群、移植免疫を説明できる。 ⑧ 腫瘍:腫瘍の概念と疫学、腫瘍の原因と発生・進展の機序、腫瘍の組織学的特徴、腫瘍の分類(上皮性

腫瘍と非上皮性腫瘍、良性腫瘍と悪性腫瘍、前癌病変)を説明できる。 ⑨ 歯の発育異常:大きさの異常、形の異常、数の異常、構造の異常、色の異常、萌出の異常を説明できる。 ⑩う蝕:エナメル質う蝕、象牙質う蝕、セメント質う蝕を説明できる。 ⑪ 象牙質、セメント質の増生:第二象牙質(生理的第二象牙質、病的第二象牙質〈第三象牙質〉)、象牙粒、

セメント質増生とセメント粒を説明できる。 ⑫ 歯髄の病変:歯髄充血、歯髄の変性、歯髄壊死、歯髄炎の分類と特徴(急性漿液性歯髄炎、急性化膿性

歯髄炎、慢性潰瘍性歯髄炎、慢性増殖性歯髄炎、上行性歯髄炎)、歯髄壊疽を説明できる。 ⑬ 根尖部歯周組織の病変:根尖性歯周炎の分類と特徴(急性根尖性歯周炎、慢性根尖性歯周炎)を説明で

きる。 ⑭ 歯周組織の病変:歯周病の分類と特徴(歯肉病変、歯周炎、壊死性歯周疾患、歯周組織の膿瘍、歯周-

歯内病変、歯肉退縮、咬合性外傷)を説明できる。 ⑮ 口腔創傷の治癒:口腔粘膜傷の治癒、抜歯創の治癒を説明できる。 ⑯ 歯・口腔の囊胞と腫瘍:歯原性囊胞(歯根囊胞、含歯性囊胞)、非歯原性囊胞(粘液囊胞、術後性上顎

囊胞)、歯原性腫瘍(エナメル上皮腫、歯牙腫)、非歯原性腫瘍、唾液腺腫瘍(多形腺腫)を説明できる。 ⑰ 労働生理:環境条件による人体の機能の変化、疲労及びその予防について説明できる(第 1 種衛生管理

者資格指定科目 労働生理「環境条件による人体の機能の変化」および「疲労及びその予防」を含む)。

5.授業方法 及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 病理学序論と病因論 疾患の多様性と共通性、疾病の経過

と転帰、内因と外因について学習する。 労働生理 環境条件のける人体の機能変化と疲

労及びその予防について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-1-A, B

「環境条件による人体の機能の変

化」および「疲労及びその予防」

2 遺伝性疾患と奇形 口腔領域の奇形 遺伝子の働き、先天異常、奇形の成

因、口腔領域の奇形の特に唇顎口蓋裂

の成因・病態について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-2-A, B

3 循環障害 体液の循環、虚血・うっ血・充血、

浮腫、ショック、梗塞について学習す

る。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-3-A, B-a,b

4 代謝障害と退行性病変 細胞障害による変化、変性の種類、

代謝障害の種類、壊死と壊疽、壊死と

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-4-A, B, C, D

アポトーシスの違いについて学習す

る。

5 増殖と修復 進行性病変の種類と意義、創傷治癒

や再生、進行性病変において重要な肉

芽組織の構成と機能、口腔粘膜の損

傷・治癒について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-5-A, B, C, D, E

6 炎症と免疫応答異常 炎症とは、炎症の臨床症状・原因と

機序・継時的変化・分類と各炎症の特

徴、免疫応答、液性免疫と細胞性免疫

の特徴、アレルギー・自己免疫疾患・

免疫不全症について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-6-A, B, C, D-a-c

三-I-7-A-D

7 腫瘍 腫瘍の定義・原因と発生機序、がん

遺伝子とがん抑制遺伝子、腫瘍の組織

学的特徴(上皮・非上皮性腫瘍)、良性腫

瘍と悪性腫瘍の違い、前がん病変につ

いて学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-8- A, B, C, D-a-c

8 歯の発育異常 歯の発育異常の種類、大きさ・歯数・

構造(形成不全)・萌出時期・位置・咬合

の異常を学習する。 歯の損傷と付着物 歯の損傷の種類、咬耗症と摩耗症、

歯の着色や変色の原因、プラークの病

原性について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-9-A, B, C, D

9 う蝕 う蝕の疫学・発生にかかわる要因・

分類・組織学的変化について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-10-A, B, C

10 象牙質・歯髄複合体の病態 歯髄炎の臨床病態・原因・分類・病

理組織像・退行性変化、象牙質の増生、 象牙質知覚過敏症について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-11-A-a, b, B, C

三-I-12-A, B, C, D-a-e, E

11 歯周組織の病態 根尖性歯周炎の病因と分類、歯根肉

芽腫と歯根囊胞の病理組織像の違い、

歯性上顎洞炎の病因、歯周炎の病因・

分類、歯肉炎の病因・分類、歯肉炎と

歯周炎の相違点、歯肉増殖症、咬合性

外傷について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-14-A-a-g

12 口腔粘膜の病変 口腔粘膜の病変・真菌感染症・ウイ

ルス感染症の種類とその特徴、白色病

変の種類と病態、舌に見られる代表的

な病変と原因、全身性疾患の徴候とし

て見られる口腔粘膜病変について学習

する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田

13 口腔の領域の囊胞と腫瘍 囊胞の定義と構造、歯原性囊胞と非

歯原性囊胞、歯原性腫瘍の定義と分

類・代表的な組織像、非歯原性腫瘍、

口腔領域の悪性腫瘍(癌腫・肉腫)につい

て学習する。 口腔癌 前癌病変、白板症・紅板症、上皮性

異形成、上皮内癌、扁平上皮癌につい

て学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-16-A-a, b, B-a, b, C-a, b, D

三-I-8-D-b, c

14 唾液腺の病変 唾液腺に発生する病変、流行性耳下

腺炎、シェーグレン症候群、唾石症、

粘液囊胞、唾液腺腫瘍の病態・症状に

ついて学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田 三-I-16-E-a

15 顎骨の病変 化膿性骨髄炎、慢性硬化性骨髄炎、

顎放線菌症、放射線骨壊死、ビスフォ

スフォネート関連顎骨壊死、線維性骨

異形成症、顎関節の病変について学習

する。 口腔組織の加齢変化 口腔組織・歯・歯髄・歯周組織・顎

骨・歯槽骨・唾液腺に生じる加齢変化、

加齢変化と高齢者の口腔内にみられる

所見の関連性について学習する。

講義・スライ

ド・配布資料

矢田

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ちおよび回復過程の促進 1 病理学・口腔病理学

第 1 版(医歯薬出版)

・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・イラストでわかる歯科医学の基礎 第 2 版(永末書店)

・新・歯科衛生士教育マニュアル 病理学(クインテッセンス出版)

・シンプル病理学 第 6 版(南江堂)

・新口腔病理学(医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 薬理学・口腔薬理学 平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2年 Pharmacology, Oral pharmacology

2.担当教員 東 泉

3.授業の概要 薬理学では、薬と生体のかかわりについての基本的知識を習得する。医療従事者として薬物治療の重要

性を理解する。

総論では薬理学の基本的な用語、薬の生体内運命、薬の作用の仕方、薬の効き方に影響する因子、薬の

有害作用について学習する。また、医薬品の正しい保管や取り扱いについても学ぶ。

各論では、よく用いられる薬を中心に薬理作用や副作用等を学び、安全な薬の適用のための知識を得る。

4.学生の到達

目標

①薬物療法の種類と作用の基本様式について説明できる。

②薬物の作用の仕方を説明できる。

③薬効に影響を与える因子を説明できる。

④薬物の有害作用を説明できる。

⑤薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)について理解し、生物学的半減期、バイオアベイラビリティを説

明できる。

⑥医薬品の分類、処方せんについての基本的な用語が説明でき、正しい管理ができる。

⑦中枢神経作用薬の薬理作用、口腔領域に出現する副作用について説明できる。

⑧鎮痛薬の薬理作用について説明できる。

⑨向精神薬(抗不安薬を含む)について説明できる。

⑩局所麻酔薬の種類、薬理作用、副作用について説明できる。

⑪自律神経作用薬の薬理作用について説明できる。

⑫止血薬、抗凝血薬の種類、薬理作用について説明できる。

⑬抗炎症薬の種類、薬理作用、副作用について説明できる。

⑭病原微生物に作用する薬物の種類、薬理作用、副作用について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 薬理学総論

薬理学概説として薬と生体との関わりについて

学習する。

講義 東 三−Ⅲ−1-A, B, C

2 薬理学総論

化学物質である薬物が生体にどのように作用す

るのかについて学習する。

講義 東 三-Ⅲ-2-A

3 薬理学総論

薬の生体内運命(吸収、分布、代謝、排泄)につ

いて学習する。

講義 東 三-Ⅲ-2-B, C-a~e

4 薬理学総論

薬効に影響を与える因子について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-2-A, B, C, D-a,b,

E-a, F-a~c, G-a~c

5 薬理学総論

薬効に影響を与える因子について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-2-A, B, C, D-a,b,

E-a, F-a~c, G-a~c

6 薬理学総論

薬物の有害作用について(薬害の歴史を含めて)

学習する。

講義 東 三-Ⅲ-2-H

7 薬理学総論

医薬品を適正に取り扱うための薬物を規制する

法律と処方せんについて学習する。

講義 東 三-Ⅲ-3-A, B, C, D, E

三-Ⅲ-4-A, B, C, D

8 薬理学各論

末梢神経作用薬(副神経系作用薬)について学習

する。

講義 東 三-Ⅲ-6-A, B

9 薬理学各論

末梢神経作用薬(交感神経系作用薬)について学

習する。

講義 東 三-Ⅲ-7-A, B

10 薬理学各論

血液循環器系作用薬について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-6-A, B

三-Ⅲ-10-A, B

三-Ⅲ-11-A, B, C

11 薬理学各論

中枢神経作用薬について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-5-A-a,b, B, C-a~c,

D, E, F

12 薬理学各論

中枢神経作用薬について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-5-A-a,b, B, C-a~c,

D, E, F

三-Ⅲ-8-A-a~c

13 薬理学各論

抗炎症薬について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-8-A-c

三-Ⅲ-9-A, B, C

14 薬理学各論

化学療法薬について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-12-A, B

15 薬理学各論

消毒薬 他について学習する。

講義 東 三-Ⅲ-12-A, B

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進 3 薬理学

(全国歯科衛生士教育協議会監修 医歯薬出版)

・プリント(必要に応じて配布)

〔 参 考 書 〕 ・現代歯科薬理学 第 5 版(加藤有三 監修、医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60

点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 医療健康統計学 平成26度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 16 2年 Oral Health Statistics

2.担当教員 日髙勝美

3.授業の概要 医療健康統計学では、歯科保健活動や歯科臨床に携わる歯科衛生士として知っておくべき、疫学の基本

概念、保健医療統計調査の種類と概要、歯科疾患の指標、衛生統計の基礎等について学習する。歯科衛生

士は歯科疾患や口腔清掃状態の指数に基づき患者の歯科保健指導を行うことが多いことから、う蝕の指数、

歯周疾患の指数、口腔清掃状態の指数等については指数計算を実践するとともに、歯科領域における数量

化、指数化の意義を習得する。

4.学生の到達

目標

①保健医療統計の目的、疫学の基本を説明できる。

②主な保健医療統計調査を説明できる。

③疾病頻度の指標、スクリーニングを説明できる。

④歯科疾患の疫学を説明できる。

⑤歯科疾患の指標を説明できる。

⑥衛生統計の基礎を説明できる。

⑦労働衛生管理統計を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

保健医療統計調査の種類と概要

公的統計の主な役割と法的な根拠、国家統

計の種類(基幹統計及び一般統計)について

学習する。

講義

日高

四-Ⅵ-4-A~E

疫学の概念と疫学研究の概要

疫学研究の種類と特徴、エビデンスレベル、

標本の抽出方法及び因果関係、相関等につ

いて学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-4-A,D

疾病頻度の指標、スクリーニング

有病率と罹患率の相違、粗死亡率と年齢調

整死亡率の相違を学習する。また、健診にお

けるスクリーニング検査の役割を学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-4-C

四-Ⅵ-3-A-c

歯科疾患の疫学、歯科疾患の指標

齲蝕、歯周病、その他の歯科疾患の疫学的

特性について学習する。また、齲蝕の診断基

準と指標について学習する。

講義

日高

四-Ⅵ-2-A~C

四-Ⅵ-1-A

歯科疾患の指標

歯周疾患の各種指標、口腔清掃の各種指

標、不正咬合の指標及び歯のフッ素症の診

断基準について学習する。

講義

日高

四-Ⅵ-1-B~E

衛生統計の基礎

統計データの種類(量的データ及び質的デー

タ)、度数分布、平均値、中央値、最頻値、正

規分布の特徴等について学習する。

講義

日高

四-Ⅵ-3-A-a~b,B

衛生統計の基礎

標準正規分布及びその応用例、推定及び検

定の方法と特徴、衛生統計における有意差の

考え方を学習する。

講義

日高

四-Ⅵ-3-C

労働衛生管理統計

事業場における作業環境管理、作業管理及

び健康管理に関わる統計の目的、種類及び

特徴について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-12-A,C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 保健情報統計学(眞木吉信 他著 医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本 保健生態学(可児徳子 他著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可

(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 口腔衛生管理学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 16 2 年 Oral health management

2.担当教員 高橋由希子

3.授業の概要 歯科予防処置は歯科保健指導とともに歯科衛生士の職務の根幹となるものである。専門家として口腔の疾

患を予防するために必要な処置であることを理解し、個人・集団またフィールドに応じた歯科予防処置を

行うことを理解する。

4.学生の到達

目標

① 歯科予防処置の概念と内容を概説できる。

② 歯科予防処置の法的位置づけについて説明できる。

③ 予防処置の対象者を把握する方法を説明できる。

④ 正常な歯・歯周組織と口腔の機能について概説できる。

⑤ 歯・口腔の健康状態を把握するための項目が列挙できる。

⑥ プラーク形成過程と成分について説明できる。

⑦ う蝕の原因と進行、予防法について説明できる。

⑧ 歯周病の原因と分類、進行および予防法について説明できる。

⑨ 歯科予防処置時に起こりうる不快事項とその予防法について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 歯科予防処置の概要・基礎知識

歯科予防処置についての専門知識と技術、

および態度を習得する目的と意義を理解

するために、その概要について学習する。

講義 高橋 七-Ⅰ-1,2

2 う蝕予防処置の基礎知識

う蝕を予防し、歯や口腔の健康を維持・増

進させるために専門的な技術、技能、およ

び態度を学習する。

講義 高橋 七-Ⅲ-1-A~D

3 う蝕活動性試験・唾液

う蝕リスク判断のために行うう蝕活動性

試験の目的と種類を学習する。

講義 高橋 七-Ⅲ-2-A~D

4 フッ化物の応用

使用薬剤の種類と特徴、取扱い法、適応症、

術式を学習する。

講義 高橋 七-Ⅲ-3~6

5 歯周病の基礎知識

歯周病を予防し、歯や口腔の健康を維持・

増進させるために専門的な技術、技能、お

よび態度を学習する。

講義 高橋 七-Ⅱ-1-A~C

6 歯・歯周組織の検査 講義 高橋 七-Ⅱ-2-A~C

歯周病治療の流れと歯・歯周組織の診査の

内容と意義を学習する。

7 スケーリング・ルートプレーニング

様々なスケーラーの特徴や操作法、歯面研

磨の意義を学習する。

講義 高橋 七-Ⅱ-3~5

8 メインテナンス

う蝕・歯周病におけるメインテナンスの目

的、必要性について学習する。

講義 高橋 七-Ⅱ-5,Ⅲ-6

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本・歯科予防処置論・歯科保健指導論(医歯薬出版)

・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組みⅠ保健生態学(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本・歯周疾患(医歯薬出版)

・臨床歯周病学(吉江弘正著他 医歯薬出版)

・新予防歯科学(米満正美著他 医歯薬出版)

・歯科衛生士の臨床原著第 9 版(Esther M.Wilkins 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験の点数に対し欠席1回につき 10 点減点、遅刻一回につき 5 点減点とする。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

口腔治療リハビリテーショ

ン系歯科医学Ⅰ(歯科保存) 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Operative Dentistry and Endodontics 必 修 30 2 年

2.担当教員 北村知昭 諸冨孝彦 西野宇信 鷲尾絢子 土屋志津 吉居慎二

3.授業の概要 歯科医学・医療のコアである保存修復治療学、歯内治療学について教授する。各治療の基本手技、使用

器具や材料特性の基本理論、各治療に共通する審美、診査・診断、基礎歯学との関連について教授する。

講義を通して学生は歯の治療について統合した知識を修得する。

4.学生の到達

目標

① 保存修復治療、歯内治療の対象疾患を説明できる。

② 保存修復治療、歯内治療における診査・診断法を説明できる。

③ 保存修復治療、歯内治療に必要な器機・器具および薬剤を説明できる。

④ 各種保存修復治療法を説明できる。

⑤ 各種歯内治療法を説明できる。

⑥ 保存修復治療、歯内治療における安全対策を説明できる。

⑦ 保存修復治療、歯内治療における予防・早期治療・メンテナンスを説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 コアカリ項目

臨床実習水準

1 「保存修復治療学,歯内治療学」総論

保存修復治療学、及び歯内治療学で学習

する内容を俯瞰し,これから受講する各講

義・実習の基盤を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

北村 (全項目)

2 修復治療(1)う蝕概論と窩洞形成/切削器

具・器機

保存修復治療の全体像と各種修復法の

違い、窩洞形成方法と形態、切削機器を学

習する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 三-I-10-ABC,六-II-1-B-

ab,六-II-1-C,六

-II-1-F-a

3 修復治療(2) 前準備/新しいう蝕除去法

保存修復治療を行う際に歯科衛生士が

実施する前準備を学習する。また、新しい

う蝕除去法を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 六-II-1-D-abcde,

六-II-1-F-b

4 修復治療(3) コンポジットレジン修復/

セメント修復/アマルガム修復等

成形修復材であるコンポジットレジン、

セメント、アマルガムによる各修復法につ

いて、種類、性質、接着操作方法、適応症

等を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

吉居 六-I-6-A,六-II-1-E-a,

六-II-1-G

5 修復治療(4) インレー修復(メタル,レジ

ン,セラミック)

インレー修復法について、成形修復との

違い、使用材料の性質、窩洞形成、技工操

作、適応症等を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

吉居 六-I-6-A,六-II-1-E-b,

六-II-1-H

6 歯内治療(1) 歯内治療概論/歯髄保存・保

護法/断髄法

歯髄・根尖歯周組織の治療法である歯内

治療の全体像を学習する。また、歯髄を保

存する意義、その治療法、治療に用いられ

る材料、及び適応症等を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 三-I-12-ABC,三-I-12-D-

abcde,三-I-12-E,三

-I-13- A-ab,六

-II-2-D-ab,六-II-2-E-a

7 歯内治療(2) 抜髄法・感染根管処置法

歯髄除去(抜髄)、根尖性歯周炎に対す

る治療(感染根管処置法)の違い、治療の

各ステップ等を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 六-II-2-C-abc,六-II-2-

E-b,六-II-2-F-abcdef

8 歯内治療(3) 歯内治療に用いられる薬剤

と器具

各種歯内治療で用いられる各種材料・薬

剤等を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 六-II-2-C-de

9 歯内治療(4) 根未完成歯の処置/根管充

填法と支台築造

若年者の根未完成歯に対する歯内治療

法、および抜髄・感染根管処置後に行われ

る根管充填法について学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 六-II-2-G-ab

10 歯内治療(5) 外科的歯内治療/外傷歯の

治療

急性症状症例や通常の歯内治療で改善

しない病態に対する外科的歯内治療法を

学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 六-II-2-H-abcdefg,

六-II-2-I-ab

11 総合(1) 審美治療概論

保存修復治療、歯内治療で学習した知識

を元に、審美修復治療、歯の漂白法を学習

する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 六-I-6-A,六-II-1-A-b,

六-II-1-E-d

12 総合(2) 歯の治療における合併症・偶発症

と安全対策

歯の治療時に注意すべき合併症・偶発症

に関する知識、および高齢者における歯の

治療の注意点を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 六-II-2-J

13 総合(3) 疾患発症への微生物の関与と予

防・早期治療・メンテナンス

歯の疾患発症と微生物の関係、疾患発症

の予防法、検査法、早期治療、メンテナン

ス法を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 四-III-CD,四-III-E-ab,

四-III-1-B-bc,六

-II-1-IJ

14 診査・診断(1) 歯・歯髄・根尖歯周組織疾

患の診査・診断/歯の特徴

歯の治療法を選択する上で最も重要な、

硬組織疾患・歯髄疾患・根尖歯周組織疾患

の診断を学習する。また、臨床的に重要な

歯の構造等の特徴を学習する。

講義・スライ

ド・資料配布

土屋 三-I-10-ABC,三-I-12-

ABC,三-I-12-D-abcde,三

-I-12-E,三-I-13-A-ab,

六-I-2-A,六-I-3-C-a,六

-I- 2-B,六-II-1-A-a,六

-II-1- E-c,六-II-2-AB

15 「保存修復治療学,歯内治療学」まとめ

本講義で学習した内容をまとめとして

俯瞰し,これまでに受講した保存修復治

療、歯内治療に関する知識を統合する。

講義・スライ

ド・資料配布

諸冨 (全項目)

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 歯の硬組織・歯髄疾患 保存修復・歯内療法

(松井恭平 他編・医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・保存修復学第5版(平井義人 他編・医歯薬出版)

・ 歯内治療学第4版(中村 洋 他編・医歯薬出版)

・ マイクロエンドをはじめよう 超入門テキスト(北村知昭 編・医歯薬出版)

・非歯原性疼痛へのアプローチ “原因のわからない”痛みに悩む

患者さんが来院したら(北村知昭 他編・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)とする。

1.授業名

(講義)

口腔治療リハビリテーション系 歯科医学Ⅱ(歯周病) 平成 26 年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Periodontology 必修 30 2年

2.担当教員 久保田浩三 〔非常勤講師〕福井秀和

3.授業の概要 歯科保存学は、歯の硬組織および歯髄組織や歯周組織の疾病や異常に対して、治療を行うと共に疾病の進

行抑制をはかり、また疾病が起こるのを予防する臨床の学問である。歯科保存学の 3 分野の1つである歯

周治療学では、歯周病の分類や原因、治療法について学ぶ。歯周組織の病気である歯周病は、デンタルカ

リエスとともに歯を喪失する原因として重要視されている。この疾患の予防と治療に関して包括的に学び、

歯を保存し維持していくことを学ぶ。また、歯を保存することによる全身の健康維持に関与することを理

解する。

4.学生の到達

目標

①歯周疾患と歯周療法の概要を説明できる。

②歯周疾患の分類とその症状について説明できる。

③歯周疾患の原因・発症を説明できる。

④歯周診査法を理解し、歯周治療に使用する器具名、薬品名の使用法を理解し説明できる。

⑤スケーリング・ルートプレーニングについて理解し、スケーラーの構造、特性、操作法について説明で

きる。

⑥歯周外科について理解し、そのアシスタント法に関し理解し説明できる。

⑦歯周治療のメインテナンスの重要性を理解し、歯科衛生士としての役割を理解し、説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯周病に罹患した歯周組織

歯周組織の正常像と罹患組織について比

較概説する

講義・スライド・

資料配布

久保田

二-Ⅰ-2

三-Ⅰ-14-A

歯周疾患の分類・症状

過去の歯周疾患の分類と現在の歯周病学

会分類について説明しその症状について

説明する

講義・スライド・

資料配布

久保田 三-Ⅰ-14-A

四-Ⅳ-1-A,B,C,D,E

歯周病の病因・病態

歯周病の発症について概説すると共に病

態を説明する

講義・スライド・

資料配布

久保田 三-Ⅱ-11

四-Ⅳ-1-C

六-Ⅱ-3-A,B

歯周疾患の診査の意義と方法について説

明し、歯周治療の進め方を学習する

講義・スライド・

資料配布

久保田 六-Ⅱ-3

七-Ⅱ-1,2,3,4,5

歯周基本治療

原因除去療法としての歯周基本治療の意

義と必要性と効果特にプラークコントロ

ール、スケーリングとルートプレーニング

デブライドメントの効果について

講義・スライド・

資料配布

久保田 四-Ⅳ-2

六-Ⅱ-3-E

七-Ⅱ-3

新しい歯周治療

欧米の歯科医療、特に歯周治療の流れ、考

え方を紹介する

講義・スライド・

資料配布

福井 四-Ⅳ-2

六-Ⅱ-3-

七-Ⅱ

新しい歯周治療

欧米の歯科医療、特に歯周治療の流れ、考

え方を紹介する、インプラント周囲炎に関

する考え方について学ぶ

講義・スライド・

資料配布

福井 四-Ⅳ-2

六-Ⅱ-3,- 六-Ⅲ-5-

七-Ⅱ

咬合治療

外傷性咬合とはまた、歯周組織にどのよう

に影響するのか歯周炎との関連性につい

て合わせて歯の固定法についても学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 三-Ⅰ-14-Ag

六-Ⅱ-3-E-d

歯周外科療法 1

歯周治療における歯周外科の位置付け、歯

周外科の種類について学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 六-Ⅱ-3-G

九-Ⅲ-8

10

歯周外科療法 2

それぞれの歯周外科の目的、術式、方法、

および適応症等について学習する

講義・スライド・

資料配布

久保田 六-Ⅱ-3-G

九-Ⅲ-8

11 歯周外科の器具とアシスタント法

歯周外科に使用される外科器具について,

使用法、使用目的また、歯周外科時のアシ

スタント法について学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 六-Ⅱ-3-G

九-Ⅲ-8

12 根分岐部病変

歯周疾患の中でも治療が困難で治癒が難

しい根分岐部の病変の分類と治療法につ

いて学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 六-Ⅱ-3-D –g

六-Ⅱ-3-I

13 歯内・歯周病変

歯内病変と歯周病変が合併したもので,発

症、分類、治療法について学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 三-Ⅰ-14-A-e

14 メインテナンスとは

歯周治療で基本治療と共に必ず行う必要

がある治療過程でその治療法、間隔とアセ

スメントについて学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 四-Ⅳ-2-D

六-Ⅱ-3-K

七-Ⅱ-5

15 歯周病と全身疾患

歯周病と関連性があると言われている全

身疾患との関連性、治療時の注意事項、管

理法等について学ぶ

講義・スライド・

資料配布

久保田 四-Ⅳ-1-F

七-Ⅱ-1-B

八-Ⅳ-2-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本・歯周疾患(申 基喆 他編 医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・ザ・ペリオドントロジー(和泉雄一 他編 永末書店)

・シェリーバーンズのぺリオ急行へようこそ(Sherry Burns 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:レポート:出席=80%:10%:10%の配分で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)とする。

1.授業名

(講義)

口腔治療リハビリテーション系 歯科医学Ⅲ(歯科補綴)

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2 年 Prosthodontics

2.担当教員 有田正博 久保田浩三

3.授業の概要 咀嚼障害・咬合異常に対する補綴歯科治療についての、基礎知識、治療の実際、および歯科衛生士の役割に

ついて教授する。

4.学生の到達

目標

1. 咀嚼障害・咬合異常に対する補綴治療についての基礎知識を説明できる。

2. 補綴治療の種類を説明できる。

3. 床義歯の構成要素を説明できる。

4. クラウンの種類を説明できる。

5. ブリッジの種類を説明できる

6. 補綴治療の流れを説明できる。

7. 補綴治療における歯科衛生士の役割について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

補綴治療の意義と目的について理解し、補綴治

療に必要な基礎知識(歯列、咬合様式、対合関

係、顎堤など)について学習する。

講義

有田

六-Ⅲ-1-A-a,b,d,f

2 補綴治療の種類について理解し、補綴治療に必

要な基礎知識(基準平面、下顎運動と下顎位、歯

の喪失に伴う変化)について学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-1-A-c,e

補綴治療の種類(床義歯、クラウン・ブリッジ、イン

プラント義歯)とその構造について学習する。

講義

有田

六-Ⅲ-1-B-a,b,c

4 補綴治療の種類と構造の違いを理解したうえで、

クラウンの種類(一部被覆冠、全部被覆冠)の種

類と構造について学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-3-A,B,C

5 欠損補綴治療について理解したうえで、ブリッジ

の特徴とその構造について学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-4-A,B

6 欠損補綴治療について理解したうえで、全部床

義歯の種類や特徴について学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-2-A,B

7 欠損補綴治療について理解したうえで、可撤性

部分床義歯の種類や構造について学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-2-C,D

8 欠損補綴治療について理解したうえで、インプラ

ント治療について理解する。合わせて有床義歯装

着後の患者指導やトラブルについて学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-2-E,

六-Ⅲ-4-C

9 補綴歯科治療の流れ(印象採得、咬合採得、試

適、装着)について学習する。それに必要な補綴

的基礎知識について再度学習する。

講義 有田 六-Ⅲ-1-D

10 クラウン治療の流れについて学習する。 講義 有田 六-Ⅲ-1-D-a

11 ブリッジ治療の流れについて学習する。 講義 有田 六-Ⅲ-1-D-b

12 部分床義歯治療の流れについて学習する 講義 有田 六-Ⅲ-1-D-c

13 全部床義歯の流れについて学習する。 講義 有田 六-Ⅲ-1-D-d

14 補綴治療における歯科衛生士の役割(各補綴治

療におけるアシスタント業務の内容)を学習する。

講義 有田

六-Ⅲ-1-D

15 補綴治療における歯科衛生士の役割(各補綴治

療に合わせた患者に行うべき指導内容と方法)を

学習する。

本講義のまとめ

講義 有田

六-Ⅲ-1-D

6. テキスト

参考文献等

[使用テキスト] ・歯科衛生士教本 咀嚼障害・咬合異常1 歯科補綴 (医歯薬出版)

[参考書] ・新歯科衛生士教育マニュアル 歯科補綴学 (クインテッセンス出版)

プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

定期試験のみで評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(70~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

口腔成長発育系歯科医学Ⅰ (小児歯科) 平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Pediatric Dentistry 必修 30 2年

2.担当教員 西田郁子

3.授業の概要 小児は成長発育過程にあるため、その身体的および精神的発育の特徴について理解し、小児の歯科治療を安

全に行えるよう、その対応法について学習する。また、小児期の主な疾患異常(齲蝕、歯周疾患、感染性疾

患、軟組織疾患、歯列不正)とその治療の特徴について学習する。

4.学生の到達 目標

①小児の身体的および精神的発育の特徴について説明できる。 ②歯の発育およびその異常について説明できる。 ③小児の歯列および咬合の発育について説明できる。 ④乳歯および幼若永久歯の特徴について説明できる。 ⑤小児期の主な疾患異常について説明できる。 ⑥小児期の歯科治療について説明できる。 ⑦小児の口腔管理について説明できる。 ⑧小児への対応法について説明できる。

5.授業方法 及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 発育概論 小児の精神的および運動機能の発達 小児歯科の特徴と意義・目的を学習する。発達の原

則を学習し、各発育段階における特徴(身体的、精

神的、運動機能、言語、情動の発達)について学習

する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-1-A、B

2 小児の生理的特徴 顎顔面と頭蓋の成長発育 小児のバイタルサインとその特徴を学習する。脳頭

蓋、顔面頭蓋の発育の特徴およびその発育様式を学

習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-1-C〜E

3 歯の発育および異常 歯の発育段階と形成異常の特徴について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-1-F

六-Ⅵ-2-A、B-b 4 歯列および咬合の発育

歯列および咬合の発育段階とその特徴について学習

する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-1-G、H

5 乳歯および幼若永久歯の特徴 乳歯および幼若永久歯の形態的特徴、組織学的・物

理化学的特徴を学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-1-I

6 小児期の齲蝕の特徴 齲蝕の病因を学習し、乳歯齲蝕および幼若永久歯の

齲蝕の特徴について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-2-B-c

7 小児期の齲蝕予防 乳歯齲蝕の為害作用について学習し、小児期に行わ

れる齲蝕予防処置(プラークコントロール、フッ化

物の応用、小窩裂溝填塞法、食事指導)について学

習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-4-J

8 小児期の歯周疾患 小児の歯周組織の特徴を学習し、小児期にみられる

歯周疾患について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-2-B-e

六-Ⅵ-4-F

9 感染性疾患・軟組織疾患 小児の口腔粘膜や歯肉にみられる疾患について学習

する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-2-B-a,f

六-Ⅵ-4-H

10 小児期の歯科治療体系総論 小児歯科診療の特徴、流れを学習し、母親教室、定

期健診の目的・意義について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-4-A~C

11 小児期における歯冠修復 乳歯と幼若永久歯の臨床的特徴と歯冠修復時の特徴

について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-4-D

12 小児期における歯内療法 乳歯と幼若永久歯の歯内療法の特徴、診療補助につ

いて学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-2-B-d

六-Ⅵ-4-E

13 小児期における外科的処置 小児期の外科的処置(抜歯、膿瘍切開)の特徴およ

び診療補助について学習する。小児期の歯の外傷に

つい学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-2- B-g

六-Ⅵ-4-G、H

14 咬合誘導 咬合誘導の意義・目的、保隙装置の種類および特徴

について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-4-I

15 小児の対応法 小児期の年齢別対応法、歯科治療時の対応法の種類

と特徴について学習する。

講義・スライ

ド・配布飼料 西田 六-Ⅵ-3-A~C

6.テキスト 参考文献等

〔使用テキスト〕 歯科衛生士教育マニュアル新編小児歯科学(クインテッセンス社) 〔参 考 書〕 新小児歯科学(クインテッセンス社)

7.成績評価 方法・基準

・定期試験のみで評価する。 ・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1. 授業名

(講義)

口腔成長発達系歯科医学Ⅱ (歯科矯正学)

平成26年度 後期 必修・選択 時間数 開講年次

Orthodontics 必 修 30 2年

2.担当教員 野代悦生

3.授業の概要 歯科矯正学の概要を教え、将来の診療補助、患者指導などの基礎知識を与えることを目的とする。

また、矯正歯科における歯科衛生士の役割を十分理解したうえでの口腔管理、口腔習癖排除の指導、歯科

矯正治療の補助・介補などの基礎知識を与えることを目的とする。

4.学生の到達

目標

① 顔面頭蓋、上顎および下顎の成長発育の時期や違いを理解できる。

② 正常咬合の種類や成因を理解でき、下顎位や咬合の概要も理解できる。

③ 不正咬合の種類と分類を知ることで、不正咬合の成因を理解できる。

④ 症例分析法・治療方針の立て方を知ることで矯正治療の流れを理解できる。

⑤ 歯に矯正力を加えた場合の歯の組織変化を理解できる。

⑥ 歯を移動するときの抵抗源や異動後の変化を理解できる。

⑦ 矯正装置の種類および特徴や矯正治療を知ることで、患者の指導を実施できる。

⑧ 矯正歯科治療の不快事項を理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

A. 歯科矯正学の概要(歴史および目的)

歯科矯正学について、歴史、目的を踏まえながら概

要を学ぶ。

講義 野代

B. 顎顔面の成長発育(顔面、顎、歯列)

顎顔面について、成長発育を踏まえて、構成および

歯列弓の成り立ちについて学ぶ。

講義 野代 六-Ⅴ-1-A-a,b

C. 正常咬合( 成立の条件と種類)

咬合について、成立の条件と種類を踏まえながら、

正常咬合を学ぶ。

D. 咬合

咬合について、静的あるいは動的な状態を踏まえな

がら、概要を学ぶ。

講義 野代 六-Ⅴ-1-B-a

E. 不正咬合

a. 歯の位置の異常、

b. 歯列弓形態の異常、

c. 上下歯列弓関係の異常

不正咬合について、垂直的、水平的あるいは前後的

異常を踏まえながら、診断を学ぶ。

講義 野代 六-Ⅴ-1-C-a,b,c

F. 不正咬合

d. 不正咬合の分類

e. 不正咬合の原因

f. 不正咬合の予防

不正咬合について、成因を踏まえながら、分類、原

因、予防を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-1-C-d,e,f

G. 口腔機能(咀嚼、嚥下、発音)

口腔機能について、咀嚼、嚥下、発音を踏まえなが

ら、正常および異常を学ぶ。

H. 口腔習癖

口腔習癖について、口腔習癖を踏まえながら、を学

ぶ。

I. 筋機能療法

筋機能療法について、口腔習癖を踏まえながら、治

療法および予防法を学ぶ。

講義

野代

六-Ⅴ-1-C-e,f

J. 不正咬合による障害

a. 生理的障害

b. 心理的障害

不正咬合について、障害を踏まえながら、矯正治療

の必要性を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-1-D-a,b

K. 矯正力

a. 適切な矯正力(矯正力と整形力)

b. 歯の移動方法

c. 歯の移動に伴う組織変化

矯正力について、力の強さ、移動方法および組織変

化を踏まえながら、歯の移動様式を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-2-B-a,b,c

L. 診断

a. 資料

b. 症例分析

診断について、診断資料を踏まえながら、その種類

および利用法を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-2-A-a.b

10 M. セファロ分析法および診断

診断について、矯正診断資料分析を踏まえながら、

治療方針および治療方法を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-2-A-b

11

N. 治療用器具・材料

a. プライヤー〔かん子〕

b. 材料

治療について、器具・材料を踏まえながら、治療方

法を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-3-A-a,b

12

O. 矯正装置

a. 舌側弧線装置

b. マルチブラケット装置

c. 顎外固定装置

矯正装置について、適応症を踏まえながら、矯正治

療を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-3-B-a,b,c

13

P. 矯正装置

d. 床矯正装置

e. 機能的矯正装置

f. 歯列弓拡大装置

g. 保定装置

矯正装置について、適応症を踏まえながら、矯正治

療を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-3-B-d,e,f,g

14

Q. 矯正治療の実際

矯正治療について、矯正装置を踏まえながら、治療

の実際を学ぶ。

R. 矯正治療の不快事項

矯正治療について、不快事項を踏まえながら、患者

がいかにすれば快適に治療を受けられるかを学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-3-A,B,C

15

S. 固定源

固定源について、抵抗源の強さを踏まえながら、歯

の移動について学ぶ。

T. 保定

保定について、保定要件を踏まえながら、歯の安定

を学ぶ。

講義 野代

六-Ⅴ-2-C,D

6.テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 咀嚼障害・咬合異常2 歯科矯正(全国歯科衛生士教育協議会

監修 医歯薬出版株式会社)

〔 参 考 書 〕 ・歯科矯正学 第5版 (相馬邦夫他著 医歯薬出版株式会社)

7.成績評価

方法・基準

・定期試験を80%、出席を10%、講義時の小テスト10%として単位評価を行う。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・追試験および再試験の実施は、履修規定による。

1.授業名

( 講義 ) 外科系歯科医学Ⅰ

平成26年度 後期 必修・選択 時間数 開講年次

Oral and Maxillofacial Surgery I 必修 30 2年

2.担当教員 引地尚子

3.授業の概要 「口腔領域の疾患の診断と治療」 いろいろな口腔疾患(口腔外科的疾患・口腔内科的疾患を含む)の特徴・病態を理解し、さらにその治療法(外

科的治療法・内科的治療法)について学習する。歯のみならず、口腔全体を捉える思考法を学ぶ。

4.学生の到達 目標

①顎顔面口腔領域の先天異常・発育異常の診断および治療を説明できる。 ②顎口腔領域の損傷病変の診断と治療を説明できる。

③口腔粘膜疾患の診断と治療を説明できる ④顎口腔領域の炎症性疾患の診断と治療を説明できる。

⑤顎口腔領域の嚢胞性疾患の診断と治療を説明できる。 ⑥顎口腔領域の腫瘍性疾患および腫瘍類似性疾患の診断と治療を説明できる。

⑦顎関節疾患の診断と治療を説明できる。 ⑧顎口腔領域の神経系疾患の診断と治療を説明できる

⑨唾液腺疾患の診断と治療を説明できる。 ⑩血液疾患の診断と治療法を説明できる。

⑪抜歯・その他の小手術の内容と歯科衛生士業務を説明できる。 ⑫麻酔法および救急処置の概要を説明できる。

5.授業方法 及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

口腔外科学(口腔内科学を含む)の概要 先天異常と発育異常(その1)

口腔外科学の取り扱う疾患について概説

する。また、口腔領域の先天異常・発育異

常の疾患についてその診断・治療法を理解

する。

講義

引地

六-IV-1-A-a~c

先天異常と発育異常(その 2) 1 に引き続き、口腔領域の先天異常・発育

異常の疾患についてその診断・治療法を理

解する

講義

引地 六-IV-1-A-a~c

口腔の損傷 口腔領域の外傷を中心とする損傷に対す

る診断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-B-a~d

口腔粘膜疾患(その1)

アフタなどの口腔粘膜疾患に対する診

断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-C-a~f、

口腔粘膜疾患(その 2) 4 に引き続き、口腔粘膜疾患に対する診

断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-C-a~f、

炎症 顎骨炎などの口腔の炎症性疾患に対する

診断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-D-a~c

顎口腔の嚢胞

顎口腔の腫瘍(その 1) 顎・口腔領域の嚢胞性疾患および腫瘍性疾

患に対する診断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-E-a、b、

六-IV-1-F-a~c

顎口腔の腫瘍(その 2)

顎・口腔領域の腫瘍性疾患および腫瘍類似

疾患に対する診断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-F-a~c

顎関節疾患

顎関節症を初めとする顎関節疾患に対す

る診断・治療法を理解する。

講義

引地 六-IV-1-G-a~c

10

顎口腔領域の神経系疾患と唾液腺疾患 三叉神経痛などの神経系疾患と唾液腺炎

などの唾液腺疾患に対する診断・治療法を

理解する。

講義

引地 六-IV-1-I-a~e、 六-IV-1-H- a~d

11 血液疾患 血友病のような血液疾患の診断と歯科領

域における対応を理解する。

講義

引地 六-IV-1-J-a~d

12 口腔外科治療・歯科衛生士業務(その1)

主に抜歯などの口腔外科小手術の概要と

歯科衛生士業務について学ぶ。

講義 引地 六-IV-2-A~I

13 口腔外科治療・歯科衛生士業務(その 2) 主に口腔インプラント手術などの口腔外

科手術の概要と歯科衛生士業務について

学ぶ。

講義 引地 六-IV-2-A~I

14 口腔外科治療・歯科衛生士業務(その 3) 主に放射線治療や化学療法患者の口腔保

健管理について学ぶ。

講義

引地 六-IV-2-A~I

15 口腔外科治療・歯科衛生士業務(その 4)麻酔と救急処置の概要

災害時および救急時における歯科衛生士

業務について学ぶ。

講義

引地 六-IV-2-A~I 六-IV-3~5

6. テキスト 参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新・歯科衛生士教育マニュアル 池邉哲郎他編集 口腔外科学・歯科麻酔学 クイ

ンテッセンス出版

〔 参 考 書 〕 ・口腔外科学 第3版 白砂兼光、古郷幹彦編集 医歯薬出版

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対し欠席による減点(1 回につき 4 点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 全身関連治療系歯科医学

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2 年 Special Needs Dentistry

2.担当教員 柿木保明 遠藤眞美 多田葉子 木村貴之 [非常勤講師]緒方克也

3.授業の概要 高齢社会において,高齢者の増加とともに障害者・高齢者が増加している。また,発達障害児は社会的に注

目されてきている。このような対象者における口腔の健康の回復・増進は生活の質(QOL)の向上が重要とさ

れている。歯科衛生士がこのような対象者に対する健康支援を行なうことは責務である。そこで,身体的,精

神的及び心理的特長を理解した上で診療補助や保健指導を含めた各種歯科医療上の留意点について系統的に

学習する。また、このような対象者は摂食・嚥下リハビリテーションや口腔ケア等が必要であり,この分野に

おいて歯科衛生士の役割は大きいことからこれらについて系統的に学習する。

4.学生の到達

目標

① 高齢者における社会福祉、介護保険、介護予防なども含む法規を説明できる。

② 加齢に伴う身体機能や心理変化、多くの高齢者に認められる疾患を説明できる。

③ 高齢者の口腔疾患、機能的や障害について説明できる。

④ 高齢者の歯科治療時の全身管理を説明できる。

⑤ 在宅(居宅)高齢者の特徴、歯科診療での注意事項を説明できる。

⑥ 障害児・者に関する衛生行政、社会福祉を説明できる。 ⑦ 他職種連携について説明できる。

⑧ 摂食・嚥下リハビリテーションを説明できる。

⑨ 障害の原因疾患、症候群について説明できる。

⑩ 障害者の歯科診療について説明できる。

⑪ 行動調整(行動管理)と歯科治療を説明できる。

⑫ 高齢者、障害児・者に対して基本的な歯科治療の介助ができる。

⑬ 高齢者、障害者に対して歯科保健指導(口腔ケア)について説明できる。

⑭ 地域における高齢者、障害児・者における口腔保健活動が説明できる。

⑮ 高齢者、障害児・者の歯科診療における歯科衛生士の役割について説明できる。

⑯ その他

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

高齢者総論

社会福祉、介護保険、介護予防事業などに

ついて理解し、これからの歯科衛生士の役割

と他職種との関わりについて学習する。

講義

柿木 五-Ⅰ-11

五-Ⅸ-2-Hf

六-VII-1

高齢者医学総論

加齢による身体機能の変化や心理変化、高

齢者に多くみられる全身疾患を理解する。

講義

柿木

六-VII-2

3 高齢者歯科医学総論

高齢者で多くみられる口腔疾患や機能低

下、それにより生じる口腔機能の障害につい

て理解する。

講義

木村 六-VII-2

高齢者の歯科診療

高齢者歯科診療での全身管理や投薬方法、

歯科診療時の注意点や対処法などを理解す

る。

講義

多田 六-VII-3

高齢者の歯科診療

在宅(居宅)などにおける訪問歯科診療に

あたって、外来診療と異なる点や注意すべき

点を学習し、訪問診療における歯科衛生士の

役割についても理解する。

講義 多田 六-VII-4

各現場での口腔保健活動

地域における口腔保健教育活動と医療の

関わりについて理解する。

講義 緒方 五-Ⅰ-3

障害児・者総論

障害者の現状や、衛生行政、社会福祉につ

いて学習し、歯科衛生士の役割を理解する。

講義 遠藤 六-VIII-1

障害児・者医学総論

障害の原疾患や症候群について学習する。 講義

遠藤 六-VIII-2

障害児・者の歯科診療

障害や疾患ごとで多くみられる歯科疾患

および機能障害の特徴を学習する。アセスメ

ントを行う項目や、ケアプランの作成につい

ても学習する。

講義

遠藤 六-VIII-3

10

障害児・者の歯科診療

障害児・者の歯科診療方法、技法について

学習する。とくに、体位の確保や過敏の確認、

脱感作など安全に歯科治療を行うための手

順について学習する。

講義

遠藤 六-VIII-1

11

高齢者、障害児・者の歯科診療

フォーハンドシステム、バキュームテクニ

ック、トレーシステムについて学習する。

講義

遠藤 九-I-5-C

九-Ⅷ,Ⅸ

12

摂食・嚥下リハビリテーション

摂食・嚥下機能の発達、障害を理解し、実

際のリハビリテーションをどのように行っ

ていくか学習する。とくに、間接訓練や直接

訓練は摂食・嚥下の段階に合わせて系統的に

学習する。

講義

遠藤 四-I-2

六-VII-5

六-VIII-4

13

障害児・者に対する口腔ケア

障害児・者における口腔ケアについて、健

常者と異なる点や注意を要する事項につい

て学習する。

講義 遠藤 四-Ⅱ,四-Ⅲ,四-Ⅶ-1,6

八-Ⅲ-3-B-c

14

高齢者に対する口腔ケア

高齢者における口腔ケアについて、健常者

と異なる点や注意を要する事項について学

習する。

講義 柿木 六-Ⅶ-5

八-Ⅲ-3-B-c

15

衛生士の役割

福祉や介護・看護職といった他職種連携の

あり方について学習し、今後の衛生士が果た

す役割を考える。

講義 柿木 五-I-3,11

六-VII-5

六-VIII-4

6. テキスト

参考文献等 [使用テキスト] 歯科衛生士講座 高齢者歯科学 永末書店

[使用テキスト] 新歯科衛生士教本 障害者歯科学 医歯薬出版

[参考書] 歯科衛生士のための摂食・嚥下リハビリテーション、医歯薬

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:レポート(小テストを含む)=80%:20%の配分で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100

~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) う蝕予防処置実習Ⅰ 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 40 2 年 Dental caries:prevention I

2.担当教員 高橋由希子 久保田浩三

〔非常勤講師〕 山下美樹 木下香織

3.授業の概要 歯科予防処置について理解した上で、実際に診療室や集団応用の場で使用する器具・器材を用いて、適切

なう蝕予防処置を実施できる基本的技術について模型実習を通して習得する。さらには相互実習を繰り返

して口腔診査が行える基本的技術を身につけ、全身状態および環境または生活を把握して対象者別の口腔

の保健支援ができる知識と技術を身につける。

4.学生の到達

目標

① 医療安全管理に配慮した行動ができる。

② スタンダードプレコーションが実践できる。

③ 医療廃棄物の取り扱いができる。

④ 偶発事故について適切に対応できる。

⑤ 各種滅菌器械、消毒薬を管理し、取り扱うことができる。

⑥ 消毒、滅菌器具の準備ができる。

⑦ 歯・口腔・歯肉の診査ができる。

⑧ 口腔内診査器具を正しく操作できる。

⑨ 歯面研磨・歯面清掃方法を選択し、実施できる。

⑩ 口腔清掃状態の評価ができる。

⑪ 口腔清掃の指導ができる。

⑫ 歯ブラシや各種清掃用具の選択と使用法の指導ができる。

⑬ 歯や口腔から情報収集し、記録することの意義ついて説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

医療安全管理・感染管理

歯科予防処置の基礎知識

講義

模型実習

久保田

高橋

九-Ⅰ-4,6

七-Ⅰ-1,2

3,4

口腔内診査器具の取り扱い

ミラー・探針・プローブ操作など口腔内診

査器具操作を修得する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

七-Ⅱ-1,2

5,6

口腔の観察

口腔内写真撮影から口腔内の客観的評価

法・モチベーション法を学習する。

講義

相互実習

久保田

高橋, 山下

七-Ⅰ-1,2

八-Ⅱ-3-A

八-Ⅲ-1,2

7,8

口腔の観察

口腔内写真撮影から口腔内の客観的評価

法・モチベーション法を学習する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

八-Ⅱ-3-A

八-Ⅲ-1,2

9,10

口腔清掃指導法

O’Leary の PCR を使用し、口腔清掃状態

評価法・指導法について修得する。

講義

相互実習

久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

七-Ⅱ-1,2

八-Ⅲ-1,2

11,12

口腔清掃指導法

O’Leary の PCR を使用し、口腔清掃状態

評価法・指導法について修得する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

七-Ⅱ-1,2

八-Ⅲ-1,2

13,14

歯面研磨・歯面清掃(PMTC)

操作法・操作上の注意について学習する。

講義

模型実習

久保田

高橋, 木下

七-Ⅱ-3-e

七-Ⅱ-4-A

15,16

歯面研磨・歯面清掃(PMTC)

歯面研磨・歯面清掃方法を選択し、操作法

を修得する。

相互実習

久保田

高橋

七-Ⅱ-3,4

17,18

歯面研磨・歯面清掃(PMTC)

歯面研磨・歯面清掃方法を選択し、操作法

を修得する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅱ-3,4

19,20

医療安全管理・感染管理

医療安全管理に配慮した行動について再

確認する。

実技テスト 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

九-Ⅰ-4,6

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本・歯科予防処置論・歯科保健指導論(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・新予防歯科学(米満正美著他 医歯薬出版)

・歯科衛生士の臨床原著第 9 版(Esther M.Wilkins 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:実技テスト=70%:30%の配分で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・追試験及び再試験はレポートの実施による。

1.授業名

(実習) う蝕予防処置実習Ⅱ 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 40 2 年 Dental caries:prevention II

2.担当教員 高橋由希子 久保田浩三 東泉 辻澤利行

〔非常勤講師〕 山下美樹 木下香織

3.授業の概要 う蝕予防処置実習Ⅰで習得した知識・技術を生かし、さらにフッ化物応用として、フッ化物歯面塗布法、

小窩裂溝填塞法の専門的知識や技術を模型実習や相互実習にて習得する。実習を繰り返して臨床実習ある

いは集団検診等のフィールドの場で歯科予防処置、歯科保健指導が実践できるようにトレーニングを行う。

4.学生の到達

目標

① 医療安全に管理に配慮した行動ができる。

② 感染防止(消毒・滅菌、手指消毒)対策に適した行動ができる。

③ 器材、機器および薬品の管理の方法を理解した行動ができる。

④ フッ化物によるう蝕予防法を実施できる。

⑤ 使用薬剤の種類と取扱い法を説明できる。

⑥ フッ化物歯面塗布の適応歯と術式を説明できる。

⑦ フッ化物歯面塗布を実施できる。

⑧ 小窩裂溝填塞法の種類と特徴を説明できる。

⑨ 小窩裂溝填塞法の適応症と術式を説明できる。

⑩ 小窩裂溝填塞法の実施上の注意点を説明できる。

⑪ 歯面研磨・歯面清掃を実施できる。

⑫ 歯や口腔から情報収集し、評価することができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

う蝕予防処置の基礎知識

う蝕予防処置に使用する使用薬剤と作用

機序を学習する。

講義

演習

久保田

高橋

七-Ⅲ-1

3,4 フッ化ジアンミン銀

フッ化ジアンミン銀の歯面への沈着、歯質

内への浸透を理解し、溶液の特性を学習す

る。

講義

演習

辻澤, 高橋

久保田, 東

七-Ⅲ-1

5,6 フッ化物歯面塗布法

フッ化物歯面塗布の適応歯と術式を学習

する。

講義

模型実習

久保田

高橋, 山下

七-Ⅲ-1,3,6

7,8

フッ化物歯面塗布法

フッ化物歯面塗布を実施する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅲ-1,3,6

9,10

小窩裂溝填塞法

小窩裂溝填塞法の種類と特徴、適応症と術

式を学習する

講義

模型実習

久保田

高橋, 木下

七-Ⅲ-1,5

11,12

小窩裂溝填塞法

小窩裂溝填塞法の実施上の注意点を学習

し、手技を修得する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅲ-1,5

13,14

口腔の観察

口腔内写真撮影から口腔内の客観的評価

法・モチベーション法を学習する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

七-Ⅱ-5

八-Ⅱ-3-A

八-Ⅲ-1,2

15,16

口腔の観察

口腔内写真撮影から口腔内の客観的評価

法・モチベーション法を学習する。

相互実習 久保田

高橋

七-Ⅰ-1,2

八-Ⅱ-3-A

八-Ⅲ-1,2

17,18

う蝕予防処置におけるメインテナンス

症例プレゼンテーションを通して口腔衛生管

理法を学習する。

説明・講義

データ処理

久保田

高橋

七-Ⅲ-1~6

19,20

う蝕予防処置におけるメインテナンス

症例プレゼンテーションを通して口腔衛生管

理法を学習する。

説明・講義

データ処理

久保田

高橋

七-Ⅲ-1~6

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本・歯科予防処置論・歯科保健指導論(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・新予防歯科学(米満正美著他 医歯薬出版)

・歯科衛生士の臨床原著第 9 版(Esther M.Wilkins 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:プレゼンテーション=70%:30%の配分で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

・追試験及び再試験はレポートの実施による。

1.授業名

(実習)

歯周疾患予防処置実習Ⅰ

平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Preclinical Simulation Training of Periodontal Disease Treatment

Prevention I

必修 40 2年

2.担当教員 久保田浩三 高橋由希子

〔非常勤講師〕 山下美樹

3.授業の概要 歯科衛生士の業務の一つとして、歯科疾患の予防および口腔衛生の向上を図ることがある。歯および口腔

の疾患の予防として、歯の付着物を機械的操作によって除去すること、また歯や口腔に対して必要な薬物

を塗布することや再付着を予防することである。これらの専門的処置について十分理解し、知識に基づい

た手技を習得する。また、口腔内の状態を記録しそれらをプレゼンテーションする。

4.学生の到達

目標

① 歯科予防処置の概要、基礎知識が説明できる。

② 歯・口腔状態を把握し、歯周疾患予防について説明できる。

③ 歯・口腔状態を観察し、記録することついて説明できる。

④ 歯周検査について説明できる。

⑤ 各種スケーラーの取り扱いを理解し、シャープニングについて説明できる。

⑥ スケーリング・ルーとプレーニングについて説明できる。

5..授業方法及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

基礎知識(歯肉、歯周ポケット、歯周

治療の流れ)歯周病の基礎知識、歯周

病の成り立ち、治療法について概説す

講義

久保田

四-Ⅱ-2

四-Ⅳ-1 六-Ⅱ-3

3,4

歯周組織検査法 歯周病の診査法について、診査項目、

プロ-ビング法について概説する

講義 実習(模型)

久保田 高橋 山下

七-Ⅰ-2-A 七-Ⅱ-2

5,6

実習室使用説明等 器具滅菌について、方法・手順につい

て実技を行う

講義・実習

久保田 高橋

九-Ⅰ-3-C 九-Ⅰ-6

7,8

器具滅菌 実習模型を使用して探針操作(プロー

ビング)方法と実技を行う

実習 実習(模型)

同上

七-Ⅱ-2 九-Ⅰ-6

9,10

歯周組織検査法 学生相互で実際に歯周検査を行い、診

査表への記載を行う

相互実習 久保田 高橋 山下

七-Ⅰ-2-A 七-Ⅱ-2

11,12

口腔内写真撮影 口腔内写真の撮影の意義と撮影法に

ついて説明と相互実習を行い、資料の

保存を行う

講義 相互実習

久保田 高橋

七-Ⅰ-2-A-d

13,14

スケーラー各種について特徴と使用

法について説明を行う シックルスケーラー原則の説明と使

用法と模型での実習

講義 実習

久保田 高橋 山下

六-Ⅱ-3-E- b

七-Ⅱ-3

15,16

シックルスケーラー スケーリングの模型実習とスケーラ

-のシャープニング(シックル)の説

明と実習

実習(模型) 実習

同上 六-Ⅱ-3-E- b

七-Ⅱ-3

17,18

シックルスケーラー シックスケーラーを用いたスケーリ

ングの相互実習

相互実習 久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E- b

七-Ⅱ-3

19,20

口腔内洗浄・貼薬法についての必要性

と方法の説明と模型を用いたシック

ルスケーラーのスケーリング試験

講義・実習 確認試験

同上 四-Ⅱ-3

六-Ⅱ-3-E- b

七-Ⅱ-3

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 編 医歯薬出版)

・配布プリント

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本・歯周疾患(申 基喆 他編 医歯薬出版)

・シェリー・バーンズのペリオ急行へようこそ (Sherry Burns 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:確認テスト=70%:30%の配分で評価する。 ・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 歯周疾患予防処置実習Ⅱ

平成 26 年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Preclinical Simulation Training of Periodontal Disease Treatment

Prevention II

必修 40 2年

2.担当教員 久保田 浩三 高橋 由希子

〔非常勤講師〕 山下 美樹

3.授業の概要 歯科衛生士の業務の一つとして、歯科疾患の予防および口腔衛生の向上を図ることがある。歯および口腔

の疾患の予防として、歯の付着物を機械的操作によって除去すること、また歯や口腔に対して必要な薬物

を塗布することや再付着を予防することである。これらの専門的処置について十分理解し、知識に基づい

た手技を習得する。また、口腔内の状態を記録しそれらをプレゼンテーションする。

4.学生の到達

目標

①歯・口腔状態を観察し、記録することついて説明できる。 ②各種スケーラーの取り扱いを理解し、シャープニングについて説明できる。 ③スケーリング・ルーとプレーニングについて説明できる。

④歯面研磨、PMTC について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

超音波スケーラーについての説明と使用

法を概説を行いシックルスケーラーとを

用いた相互実習を行う

相互実習 久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3-b,c

3,4

キュレットスケーラ-の特徴と使用法に

ついて説明を行い、模型を用いてキュレッ

トスケーリング前歯の実習を行う

講義 模型実習

久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3

5,6

キュレットスケーリング前歯の実習と臼

歯部用キュレットスケーラ-の特徴とキ

ュレットスケーリング臼歯を行う

模型実習

久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3

7,8

キュレットスケーリング臼歯を模型の歯

に人工歯石を付着させ実習を行う

模型実習 久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3

9,10

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)についての説明と方法を講義、キュレット

スケーラ-のシャープニング法について

の説明と実習を行う

講義 実習

久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3

11,12

キュレットスケーラ-によるスケーリン

グの相互実習と歯面研磨の相互実習と キュレットスケーリングの確認試験

相互実習 確認試験

久保田 高橋

六-Ⅱ-3-E-b 七-Ⅱ-3

13,14

プロフェショナルトゥースクリーニン

グ:PTC とプロフェショナルメカニカルト

ゥースクリーニング:PMTC についての説

明と相互実習

講義 相互実習

久保田 高橋

四-Ⅱ-1 四-Ⅱ-4 四-Ⅳ-2-D

15,16

口腔内写真撮影 前期に行った相互撮影と資料の保存を行

相互実習 久保田 高橋

七-Ⅰ-2-A-d

17,18

相互診査データ・口腔内写真を用いた相互

の学生の資料に対するプレゼンテーショ

ンの方法の資料作りと方法に対する説明

説明・講義 データ処理

久保田 高橋 山下

七-Ⅰ-2-A-d 七-Ⅱ-2

19,20

相互診査データ・口腔内写真を用いた相互

の学生の資料に対するプレゼンテーショ

ンを行う

説明・講義 データ処理

久保田 高橋

七-Ⅰ-2-A-d 七-Ⅱ-2

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 編 医歯薬出版) ・配布プリント 〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本・歯周疾患(申 基喆 他編 医歯薬出版) ・シェリー・バーンズのペリオ急行へようこそ (Sherry Burns 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:確認テスト:プレゼンテーション=50%:25%:25%の配分で評価する。 ・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義・演習) 口腔保健論Ⅰ 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2 年 Oral health science I

2.担当教員 高橋由希子 辻澤利行

〔非常勤講師〕伊藤恵美 高橋志保子 山下美樹

3.授業の概要 多様な対象者の口腔内の状態、清掃方法などをアセスメントができ、必要な口腔清掃方法や用具を選択し

て、実施、評価できる歯科衛生ケアプロセスの基本的な知識、技術を習得する。

4.学生の到達

目標

① 口腔清掃指導に必要な知識、技術および態度を習得する。

② 正常な歯・歯周組織と口腔の機能について概説できる。

③ 歯・口腔の健康状態を把握するための項目が列挙できる。

④ 口腔清掃状態の把握を指標を基に診査できる。

⑤ 口腔清掃の指導ができる。

⑥ ブラッシング法の選択と指導ができる。

⑦ 歯ブラシや各種清掃用具の選択と使用法の指導ができる。

⑧ 歯磨剤・洗口剤の選択と使用法の指導ができる。

⑨ 口臭に関する指導ができる。

⑩ 口腔乾燥に関する口腔衛生管理法について指導ができる。

⑪ 義歯装着者に応じた口腔衛生管理法について指導ができる。

⑫ 各ライフステージ別の一般的特徴と口腔の特徴および歯科保健行動を説明できる。

⑬ 各ライフステージ別の口腔衛生管理法について指導ができる。

⑭ 特別配慮を要する、妊産婦の口腔衛生管理法について指導ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 口腔の観察①

正常な歯・歯周組織と口腔の機能について学習する。

講義・演習 高橋 七-Ⅰ-1,2

八-Ⅱ-3-A

八-Ⅲ-1,2

2 口腔の観察②

歯・口腔の口腔清掃状態の評価を学習する。

講義・演習 高橋 八-Ⅲ-1,2

3 歯科疾患の指数

口腔清掃状態やう蝕、歯周疾患の指数について学習する。

講義 高橋 八-Ⅲ-1,2

4 口腔清掃指導法 1

歯ブラシの選択と使用法について学習する。

発表・質疑応

高橋 八-Ⅲ-1,2

5 口腔清掃指導法 2

様々なブラッシング法について学習する。

発表・質疑応

答講義

高橋 八-Ⅲ-1,2

6 口腔清掃指導法 2

適切なブラッシング法について学習する。

講義・演習 高橋 八-Ⅲ-1,2

7 口腔清掃指導法 3

補助的清掃用具の選択と使用法について学習する。

講義・演習 高橋 八-Ⅲ-1,2

8 歯科衛生士業務記録・問診

口腔衛生管理に必要な知識、技術の業務記録について学

習する。

講義 高橋 八-Ⅲ-1,2

9 口腔の観察③

口腔清掃状態の評価を行い、指導法について学習する。

相互実習 高橋 八-Ⅲ-1,2

10 口腔の観察③

口腔清掃状態の評価を行い、指導法について学習する。

相互実習 高橋 八-Ⅲ-1,2

11 対象別指導法 1

乳幼児・妊産婦の一般的特徴と口腔の特徴および歯科保

健行動と口腔衛生管理法について学習する。

講義 伊藤 八-Ⅲ-1~3

12 対象別指導法 2

学童期・青年期の一般的特徴と口腔の特徴および歯科保

健行動と口腔衛生管理法について学習する。

講義 高橋 七-Ⅲ-1~6

八-Ⅲ-1~3

13 対象別指導法 3

成人期・高齢者の一般的特徴と口腔の特徴および歯科保

健行動と口腔衛生管理法について学習する(義歯の管理

方法も含む)。

講義 高橋 七-Ⅲ-1~6

八-Ⅲ-1~3

14 う蝕と代用甘味料

食べ物と健康Ⅱとの合同講義で、代用甘味料溶液の作成、

嗜好飲料水の pH 測定を通して代用甘味料や嗜好飲料等に

ついて学習する。また甘味食品の食品表示、栄養成分表

示、強調表示について学習する。

講義・グルー

プワーク

辻澤,

高橋

七-Ⅲ-1~6

八-Ⅲ-3-A,B

15 対象別指導法 4:要介護者の一般的特徴と口腔の特徴(口

腔乾燥症も含む)および歯科保健行動と口腔衛生管理法

について学習する。

講義 高橋,

山下

七-Ⅰ-1,2

八-Ⅲ-1~3

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本・歯科予防処置論・歯科保健指導論(医歯薬出版)

・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組みⅠ保健生態学(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・口腔保健マニュアル(安井利一著 南山堂)

・歯科衛生士の臨床原著第 9 版(Esther M.Wilkins 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

成績は下記の基準で総合評価し、100 点満点中 60 点以上を合格とする。優(100~80 点)、良(79~70 点)、

可(69~60 点)とする。

欠席1回につき 5 点減点、遅刻一回につき 3 点減点とする。

演習参加態度:レポート評価=30%:70%により総合的に評価する。

1.授業名

(講義・演習) 口腔保健論Ⅱ 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2 年 Oral health science II

2.担当教員 高橋由希子

〔非常勤講師〕杉浦裕子 山下美樹

3.授業の概要 多様な対象者の口腔内の状態、清掃方法などをアセスメントができ、必要な口腔清掃方法や用具を選択し

て、実施、評価できる歯科衛生ケアプロセスの基本的な知識、技術を習得する。

4.学生の到達

目標

① 口腔衛生管理に必要な知識、技術および態度を習得する。

② う蝕リスクに応じた口腔衛生管理法について指導ができる。

③ 歯周病のリスクに応じた口腔衛生管理法について指導ができる。

④ 矯正装置装着者に応じた口腔衛生管理法について指導ができる。

⑤ 複雑な補綴装置装着者に応じた口腔衛生管理法について指導ができる。

⑥ 特別配慮を要する全身疾患者・障がい者・要介護者に対する口腔衛生管理法について指導ができる。

⑦ メインテナンス時の評価項目と方法、処置について説明できる。

⑧ う蝕や歯周病のリスクとメインテナンスの必要性を説明できる。

⑨ 歯周病予防に関連する生活習慣の把握方法と項目を説明できる。

⑩ 歯周病と全身疾患との関連について説明できる。

⑪ 症例からの情報収集、アセスメント、計画立案を実施できる。

⑫ 歯科衛生士が行う専門的口腔衛生管理を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 リスク別指導法 1:う蝕

う蝕リスクに応じた口腔衛生管理法について学

習する。

講義・演習 高橋 七-Ⅰ-1,2、

七-Ⅲ-1~6、

八-Ⅲ-1~3

2 リスク別指導法 1:う蝕

う蝕リスクに応じた口腔衛生管理法について学

習する。

発表・質疑応答 高橋 八-Ⅲ-1~3

七-Ⅲ-1~6

3 リスク別指導法 2:歯周病患者

歯周病のリスクに応じた口腔衛生管理法につい

て学習する。

講義・演習 高橋 八-Ⅲ-1~3

七-Ⅱ-1~5

4 リスク別指導法 3:矯正装置装着患者

矯正装置装着患者に応じた口腔衛生管理法につ

いて学習する。

講義・演習 高橋 八-Ⅲ-1~3

5 リスク別指導法 4:補綴装置装着者

複雑な補綴処置装着患者に応じた口腔衛生管理

法について学習する。

講義・演習 高橋 七-Ⅱ-1~5

七-Ⅲ-1~6

八-Ⅲ-1~3

6 対象別指導法 5:基礎疾患のある者①

特別配慮を要する全身疾患を有する患者に対す

講義 山下 七-Ⅱ-1,2,5、

八-Ⅲ-1~3

る口腔衛生管理法について学習する。

7 対象別指導法 5:基礎疾患のある者②

特別配慮を要する全身疾患を有する患者に対す

る口腔衛生管理法について学習する。

講義 杉浦 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅲ-1~3

8 リスク別指導法 5:口腔と全身管理

口腔の疾患と全身疾患との関連について学習す

る。

グループ討議 高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅲ-1~3

9 医療安全管理

医療安全・感染管理・偶発事故への適切な対応に

ついて学習する。

発表・質疑応答 高橋 九-Ⅰ-4,6

10 口腔の観察

口腔 4 年生との合同実習で、臨床実習に即した口

腔清掃指導法について学習する。

相互実習 高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅲ-1~3

11 口腔の観察:口腔清掃状態の評価

口腔 4 年生との合同実習で、臨床実習に即した口

腔清掃指導法について学習する。

相互実習 高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅲ-1~3

12 歯科衛生過程:症例検討①

歯科衛生過程の概念を学習する。

症例より情報収集、アセスメント、計画立案の技

法について学習する。

講義・グループ

ワーク

高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅲ-1~3

13 歯科衛生過程:症例検討②

症例より情報収集、アセスメント、計画立案の技

法について学習する。

グループワー

高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅳ-1,2

14 歯科衛生過程:症例検討③

症例より情報収集、アセスメント、計画立案の技

法について学習する。

発表・質疑応答 高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅳ-1,2

15 歯科衛生過程:症例検討④

歯科衛生介入法、評価法について書面化の技法を

含め、学習する。

講義 高橋 七-Ⅱ,Ⅲ

八-Ⅳ-1,2

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本・歯科予防処置論・歯科保健指導論(医歯薬出版)

・歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組みⅠ保健生態学(医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本・歯周疾患(医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本・咀嚼障害・咬合異常 1 歯科補綴(医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本・歯科矯正学(医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本・小児歯科(医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本・障害者歯科(医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本・高齢者歯科(医歯薬出版)

・歯科衛生士の臨床原著第 9 版(Esther M.Wilkins 著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

成績は下記の基準で総合評価し、100 点満点中 60 点以上を合格とする。優(100~80 点)、良(79~70 点)、

可(69~60 点)とする。

欠席1回につき 5 点減点、遅刻一回につき 3 点減点とする。

演習参加態度:レポート評価=30%:70%により総合的に評価する。

1.授業名

(講義)

歯科保健医療支援論 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Theory of Dentistry Assistance Skills

必須 30 2年

2.担当教員 千綿かおる 園木一男 〔非常勤講師〕山本友美

3.授業の概要 歯科診療の臨床における小児、高齢者、障害者、有病者などの対象者別の対応学ぶ。他の医療従事者との

連携に必要な知識、技術、態度を理解して、正確で迅速な医療行為を遂行できる基本的な技術を学ぶ。患

者対応のための医療面接、コミュニケーション、エックス線撮影時の診療補助を学ぶ。障害のある患者対

応のために障害の概念、種類、歯科的特徴、歯科治療を学ぶ。歯周外科・補綴・口腔外科・矯正歯科・小

児歯科等の診療補助を学び、偶発事故の防止について学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 医療倫理を説明できる。

② 歯科医療のコミュニケーションができる。

③ 障害の概念が説明できる。

④ 障害の種類と歯科的特徴が説明できる。

⑤ 障害者の歯科治療が概説できる。

⑥ 歯周外科治療時の器具器材の説明ができる。

⑦ 補綴治療時の器材準備の説明ができる。

⑧ 口腔外科治療時の器材準備の説明ができる。

⑨ 矯正歯科治療時の器材準備の説明ができる。

⑩ 小児歯科治療時の対応ができる。

⑪ 高齢者治療時の対応ができる。

⑫ 障害者治療時の対応ができる。

⑬ エックス線写真撮影時の診療補助の説明ができる。

⑭ 偶発事故の防止と対策の説明ができる。

⑮ 歯科診療時の全身疾患患者の対応ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科医療倫理

歯科医療の倫理を学び、歯科衛生士の役割

を学ぶ。医の倫理の歴史、医療倫理、生命倫

理、患者の権利、インフオームドコンセント、

セカンドオピニオンを学ぶ。

講義

千綿

五-Ⅰ-2-A

歯科医療のコミュニケーション

コミュニケーションの基礎知識を学び、具

体的な歯科衛生士としてのコミュニケーシ

ョン技法について学ぶ。歯科保健指導、訪問

診療、高齢者の対応、介助者の対応時のコミ

ュニケーション技法を学ぶ。

講義

千綿 五-Ⅰ-2-A-a,b

障害者歯科の基礎知識

障害の定義、障害者の現状、障害者基本法、

日本の医療福祉制度、障害の種類、ICF(国際

生活機能分類)、医療モデル、生活モデル、

歯科領域の ICF、ノーマライゼーション、バ

リアフリー、障害者の QOL について学ぶ。

講義

千綿

六-Ⅷ-1-a~f

障害の種類と歯科的特徴

障害の種類、精神発達・心理的発達障害、

知的障害、自閉性障害、強度行動障害、注意

講義

千綿

六-Ⅷ-2-A~F

欠陥多動性障害、学習障害、脳性麻痺、重症

心身障害児・者、パーキンソン病、脳血管障

害、精神および行動障害、内部障害などの現

状と特徴、歯科的特徴を学ぶ。

障害者の歯科治療

障害者の歯科医療における困難さ、特徴、

患者対応の基本、行動調整法の種類と具体的

方法、非意識下の歯科治療、全身麻酔法、鎮

静下歯科治療法、口腔管理、介助者への対応、

リスクと安全管理について学ぶ。

講義

千綿 六-Ⅷ-3-A~C

歯周外科治療の診療補助

歯周外科治療の目的、分類、使用器具器材、

薬物療法、歯周パックの目的、術式、患者指

導について学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅲ-8-A、B

補綴治療時の診療補助

補綴治療とは、補綴装置の種類、暫間被覆

冠(テンポラリークラウン)とは、暫間被覆冠

の目的、種類、作成法の種類と手順を学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅳ-1~4

口腔外科治療時の診療補助

口腔外科処置時の歯科衛生士の役割、普通

抜歯・難抜歯時の歯用器具器材の名称と使用

手順、縫合器具、歯科麻酔法、歯科用注射針、

替え刃メスの取り扱い、抜歯鉗子、外科器具

の種類と取り扱いを学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅴ-1~5

矯正歯科治療時の診療補助

歯科矯正時の歯科衛生士の役割、不正咬合

による障害、歯科矯正治療の流れ、歯科矯正

治療の使用目的別器具の種類と名称を学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅵ-1~4

10

小児歯科治療時の診療補助

小児・障害児の歯科処置の困難さ、歯科治

療時に参考となる症状と反応、小児の治療時

の対応法の基本、小児の発達段階、小児の歯

科治療時の留意点を学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅶ-1-A,B

11 高齢者治療時の診療補助

高齢者の特徴とその対応、口腔機能向上へ

の対応とその方法、口腔機能の評価法、具体

的口腔機能訓練直接法、間接法について学

ぶ。

講義

山本 九-Ⅷ-1-A~C

12 障害者治療時の診療補助

障害別対応とその留意点、障害の個別対

応、歯科治療時の留意点、無痛治療、行動調

整法、開口維持などについて学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅸ-1-A~C

13 エックス線写真撮影時の診療補助

歯科におけるエックス線撮影法の種類、撮

影時の注意点、エックス線防護法、エックス

線撮影補助、フィルムの準備、取り扱い、管

理について学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅹ-1~3

14 偶発事故の防止と対策

危機管理の必要性、認知力の限界、医療事

故の予防策、医療安全管理、歯科医療におけ

る感染率、針刺し事故、歯科診療の危険性、

偶発事故防止の対策、ディスポーザブル製

品、感染性廃棄物の処理について学ぶ。

講義

千綿 九-Ⅰ-4-D

15 歯科診療時の全身疾患患者の対応

全身疾患患者の歯科治療時の対応を学ぶ。

具体的には、バイタルサインの把握とそのモ

ニタリング、さらに過換気症候群、てんかん、

高血圧、脳貧血、致死的不整脈とその処置に

ついて学ぶ。

講義

園木 九-Ⅰ-2-C

6. テキスト

参考文献等

資料配付する。

〔 参 考 書 〕

・ 最新歯科衛生士教本 歯科医療倫理(全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

・ 健康行動理論の基礎, (松本千明 医歯薬出版)

・ 保健医療におけるコミュニケーション・行動科学(高江洲義矩 編著 医歯薬出版)

・ 最新歯科衛生士教本 歯の硬組織・歯髄疾患 保存修復・歯内療法(全国歯科衛生士協議会 監修 医

歯薬出版)

・ 在宅訪問における口腔ケアの実際(牛山京子 医歯薬出版)

・ 最新歯科衛生士教本 障害者歯科(全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

・ スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科,(日本障害者歯科学会 編集 医歯薬出版)

・ 器材準備マニュアル 第 5 版 (全国歯科衛生士教育協議会 編集 口腔保健協会)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験は、講義中に行った説明、配布資料、課題等から筆記試験を行う。

定期試験は 100 点満点とし、定期試験結果から欠席は(-5 点)、遅刻は(-3 点)する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 実習 ) 歯科保健医療補助実習

平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Exercises in Assistance in Dentistry practice

必須 40 2年

2.担当教員 千綿かおる 高橋由希子

3.授業の概要 患者に安全で安心な歯科診療を実施するために歯科診療の補助に必要な知識と技術を学ぶ。診療室の管理、

患者対応、滅菌消毒、共同動作、ラバーダム防湿、印象採得、模型作成を実習する。治療前準備では、隔壁法、

歯肉圧排法、歯間離開法等を行い、対象患者へ配慮をした歯科診療および術者との連携ができる手技を実習す

る。

4.学生の到達

目標

① 歯科ユニット操作、歯科診療室管理ができる。

② 器具の消毒・滅菌ができる。

③ 共同動作ができる。

④ 一般患者の対応と指導ができる。

⑤ 小児、高齢者、障害患者の対応ができる。

⑥ 合着・接着材の取扱いができる。

⑦ 仮封材の取扱いができる。

⑧ 各種印象材の取扱いができる。

⑨ 印象採得・模型作成ができる。

⑩ 保存治療前準備ができる。

⑪ 印象採得・セメント練和ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

歯科診療室管

歯科診療室の設備・器材の管理、歯科用ユニット

の名称とその操作方法を学ぶ。廃棄物処理、手洗い、

偶発事故の防止について実習する。

実習

千綿

九-Ⅰ-3-A.4-C,D

3,4

感染防御の実際

衛生的手洗い、すり込み式消毒法、グローブの着

脱、患者誘導、器具の洗浄、滅菌・消毒法、滅菌パ

ック、オートクレーブ操作、滅菌器具の管理を実習

する。

実習

千綿

高橋

九-Ⅰ-6-A~D

5,6

診療時の共同動作の基本

患者誘導して術者・補助者・患者の位置と姿勢を

学ぶ。フォーハンドシステム、バキュームテクニッ

ク、スリーウェイシリンジテクニック、ライティン

グを実習する。

実習

千綿 九-Ⅰ-5-A~D

7,8

患者対応の流れ

入室から退室までの患者対応を学ぶ。初診患者の

医療面接、問診、外科処置時の術前術後の患者指導

実習

千綿 九-Ⅰ-2-A-a,b

を実習する。

9,10

対象別患者対応

小児、高齢者、障害者の対応を学ぶ。小児の患者

誘導、歯科治療時の抑制、Tell Show Do、小児へ

の説明、高齢者・障害者の対応、車いすの体験と操

作法を実習する。

実習

千綿 九-Ⅰ-2-B~E

11,12

合着・接着材の取扱い

各種合着・接着材の管理と操作を学ぶ。グラスア

イオノマーセメント、カルボキシレートセメント、

接着性レジンセメント、リン酸亜鉛セメントの取り

扱いと操作、片付けを実習する。

実習 千綿 九-Ⅱ-2-A-a~d

13,14

仮封材の取扱い

各種仮封材の管理と操作を学ぶ。水硬性仮封材、

テンポラリーストッピング、仮封用軟質レジン、仮

封用セメント、酸化亜鉛ユージノールの取り扱いと

操作、片付けを実習する。

実習 千綿 九-Ⅱ-5-A-a~e

15,16

印象採得と模型作成

各種印象材の取扱いと石膏注入を学ぶ。アルジネ

ート印象採得、シリコンラバー印象採得の取り扱い

と操作、片付けを実習する。顎模型の印象採得、石

膏注入、片付け、トリミングを実習する。作成した

模型は成績評価する。

実習 千綿 九-Ⅱ-3-A-a~e

6-A

17,18

相互印象採得と模型作成

学生相互で印象採得をしてスタディモデルを作成

する。トレーの滅菌、印象物と器具の消毒、石膏注

入、模型作成、片付けを実習する。作成した模型は

成績評価する。

実習 千綿 九-Ⅱ-1-A-a~c

3-A-a~e

19,20 保存治療前準備

ラバーダム防湿法、隔壁法、歯肉圧排法、歯間分離

法の実習を行う。顎模型にラバーダムを着脱する、

隔壁法はトッフルマイヤーリテーナーを使用してマ

トリックスバンドを着脱する。歯間離開法はエリオ

ット型セパレーターとアイボリー型セパレーターの

着脱をする。歯肉圧排法は、ジンパッカーを用いて

歯肉圧排糸を歯肉溝に着脱する。

実習 千綿 九-Ⅲ-1-A-a~d

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論 (全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕・最新歯科衛生士教本 小児歯科 (全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 高齢者歯科 (全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

・在宅訪問における口腔ケアの実際 (牛山京子, 医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 障害者歯科 (全国歯科衛生士協議会 監修 医歯薬出版)

・スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科(日本障害者歯科学会 編集 医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 歯の硬組織・歯髄疾患 保存修復・歯内療法 (全国歯科衛生士協議

会 監修 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

100点満点として60点以上を合格とする。次の場合は減点する。

実習時の服装が指示とおりでない、忘れ物があり実習準備が不十分、遅刻した場合は1回1点減点する。

実習中の確認テストで合格印が取れない場合は、1回2点減点する。

期限までにレポートを未提出の場合は、1回2点減点する。

印象採得と模型作成は、実習時間内に合格しない場合は、減点5点とする。

印象採得と模型作成の合格ラインは、歯頸部が明確であること、最後臼歯まで印象が取れていることとする。

合格するまで練習する。

その他、指示した提出物の評価は、A、B、C で評価し、C は再提出として減点5点とする。

優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 実習 ) 歯科保健医療連携実習

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Collaborative Seminar for Dentistry practice

必須 40 2年

2.担当教員 千綿かおる 園木一男 土屋志津 有田正博 森本泰宏 田中達朗 鬼頭慎司 若林奈緒 小田昌史 引地

尚子 吉田充広 野代悦生

3.授業の概要 歯科保健医療に関する知識と技術を学んだうえで多様な患者対応、患者への最良かつ安全、迅速な歯科診療

の提供および他の医療従事者との連携に必要な態度と行動を学ぶ。危険予防の具体的方法、コンポジットレ

ジン修復の手技、歯内療法の手技、全身管理の方法、特別支援学校見学、相互印象採得とテンポラリークラ

ウンの製作、エックス線撮影時の補助、口腔外科処置時の器具の取り扱い、矯正歯科の検査等について実習

を行う。

4.学生の到達

目標

① 歯科医療における危険な場面の説明ができる。

② コンポジットレジン充填・研磨ができる。 ③ 抜髄処置、根管充填処置の補助ができる。

④ バイタルサイン、モニタリング、意識レベルの把握ができる。 ⑤ 特別支援学校の臨床実習の課題を説明できる。

⑥ 歯科補綴の器材準備と取り扱いができる。 ⑦ 口内法エックス線撮影の相互実習を通してその技術を理解できる。

⑧ パノラマエックス線撮影の相互実習を通してその技術を理解できる。 ⑨ 現像実習を通してその操作を理解できる。

⑦ エックス線写真撮影の補助ができる。 ⑧ 抜歯、小手術、縫合器具の種類、用途、取り扱いができる。

⑨ 高齢者・障害者の歯科診療補助ができる。 ⑩ 歯科矯正の器材準備と取り扱いができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

危険予防訓練の実際 歯科医療における危険な場面を学び、その対処方法

を学ぶ。歯科診療室の準備・片付け場面のスライド

を見て、どのような危険が想定できるか検討し、危

険を回避するためにはどのようなことをしなければ

ならないか考える。実際に複数の器具を洗浄し、器

具の形態、鋭利な器具の取り扱いを学ぶ。

実習

千綿 九-Ⅰ-4-A~D

3,4

器材準備・成形修復(コンポジットレジン修復) 前歯歯頚部う蝕と、臼歯部隣接面う蝕に対するコン

ポジットレジン修復を学習する。

実習

土屋 九-Ⅲ-3-A-a~e

5,6

器材準備・歯内療法 透明根管を使用し、根管治療の各ステップ(根管形

成、根管洗浄、根管貼薬、根管充塡等)を学習する。

実習

土屋 九-Ⅲ-6,7

7,8

歯科臨床の全身管理 バイタルサインである血圧、脈拍、呼吸、意識レ

ベルなどの評価方法を学ぶ。また、モニタリングを

学ぶ。

実習

園木 九-Ⅰ-2-C,D

9,10

特別支援学校見学 臨床実習に向けて特別支援を見学して臨床実習時

に何を学べ、何ができるか考える。特別支援学校の

学校開放日にグループで見学をする。学校の位置、

学内の設備、配置、生徒の様子を確認して、臨床実

習のために何を事前学習しておくか検討する。

実習

園木 九-Ⅸ-1- A

11,12

器材準備・歯科補綴学 概形印象採得、咬合採得、テンポラリークラウンの

製作実習を通して、補綴治療に必要な器具やその使

用方法を学ぶ

実習

有田 九-Ⅳ-1~4

13,14

歯科用エックス線写真撮影:歯科用エックス線撮影

装置及びフィルムを用いてその実際を相互実習とし

て体験する。

パノラマエックス線写真撮影:パノラマエックス線

撮影装置及びフィルムを用いてその実際を相互実習

として体験する。

実習 歯科放射

線学分野

全教員

九-Ⅹ-1~3

15,16

器材準備・口腔外科 抜歯、小手術、縫合器具の種類、用途、取り扱い

について実践的に学ぶ。

実習 引地 九-Ⅴ-1~5

17,18

高齢者・障害者の対応 診療室への患者誘導法、保健指導法、各種行動調

整法とその診療補助について学ぶ。

実習 吉田 九-Ⅷ-1-A~C 九-Ⅸ-1- A~C

19,20

器材準備・セファロ撮影・分析 矯正歯科について、矯正器具および自分のセファ

ロ分析を踏まえながら、歯科矯正治療の概要を学ぶ。

実習

野代 九-Ⅵ-1~4

6. テキスト

参考文献等

資料配付する。

〔 参 考 書 〕・ 最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論,医歯薬出版

・ 最新歯科衛生士教本 保存修復・歯内療法学, 医歯薬出版

・ 最新歯科衛生士教本 歯科補綴学, 医歯薬出版

・ 新歯科衛生士教本, 歯科放射線学, 医歯薬出版

・ 新歯科衛生士教本口腔外科学・歯科麻酔学,医歯薬出版

・ 最新歯科衛生士教本 障害者歯科 医歯薬出版

・ 新歯科衛生士教本歯科矯正学, 医歯薬出版

7. 成績評価

方法・基準

確認テスト(50%)、レポート(50%)評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義・演習)

口腔保健教育原論 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Oral Health Education 必修 30 2年

2.担当教員 金久弥生

〔非常勤講師〕原久美子 武井典子 澤田美紗緒

3.授業の概要 口腔保健教育の概念、意義、目的、現状を学び、保健教育のモデル、ヘルスプロモーション、健康行動

理論の基礎知識を学ぶ。口腔保健教育の方法、手順を学び、地域や学校など場による口腔保健教育の違い

を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①健康教育と保健指導が目指すものを説明できる。

②各種健康理論を応用した健康教育計画を立案できる。

③対象に応じた口腔保健教育の指導案を作成することができる。

④集団に対する口腔保健教育ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 口腔保健教育とは

各自の持つ健康感や健康の定義を理解し、

口腔保健教育実践者として健康教育の意

義や目的について演習を用いて学習する。

講義・演習

金久

五-Ⅰ 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅴ-1

2 健康教育理論の理解

健康教育理論の発展過程を学習する。 各種健康教育理論(KAPモデル・社会的

認知理論・健康信念モデル等)についてグ

ループ学習し発表の準備を行う。

講義・演習 原

金久

五-Ⅰ 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅴ-1

3 口腔保健教育案作成方法の理解

口腔保健教育を実践する対象者を理解す

るための質問紙、対象に応じた教育案の作

成方法を学習する。各種健康教育理論につ

いてグループ学習し発表の準備を行う。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

4 健康教育理論の活用(発表) 課題に応じた各種健康教育理論をグルー

プ毎に発表する。発表内容に関するディス

カッションを含め、発表内容を互いに評価

し、各種健康教育理論を相互学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

5 口腔保健教育案の活用(発表)

各種健康教育理論にもとづいて、課題に応

じて作成した質問紙・教育案をグループ毎

に発表する。ディスカッションを含め、発

表内容を互いに評価し、各種健康教育理論

にもとづく質問紙・教育案を相互学習す

る。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

6 口腔保健教育案の作成 各種健康教育理論にもとづいて、課題に応

じた口腔保健教育内容を学習する。グルー

プ学習し発表の準備を行う。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

乳幼児への口腔保健活動①

母子保健における口腔保健教育を実践す

るため、対象者の心身の特徴に応じた口腔

保健教育内容を学習する。 保育園で実際に行っている口腔健康教育

活動を学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-2,3

8 乳幼児への口腔保健活動②

母子保健における口腔保健教育を実践す

るため、対象者の心身の特徴に応じた口腔

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-2,3

保健教育内容を学習する。作成した口腔保

健教育内容を発表し、相互学習する。

9 学校における口腔保健活動①

学校保健における口腔保健教育を実践す

るため、対象者の心身の特徴に応じた口腔

保健教育内容を学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-4

10 学校における口腔保健活動②

母子保健における口腔保健教育を実践す

るため、対象者の心身の特徴に応じた口腔

保健教育内容を学習する。作成した口腔保

健教育内容を発表し、相互学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-4

11 産業歯科保健活動

成人に対して勤務先や地域社会で実際に

行われている口腔保健教育活動を学習す

る。

講義・演習 武井

金久

八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-5

12 成人における口腔保健活動

成人に対する口腔保健教育を実践するた

め、対象者の心身の特徴に応じた口腔保健

教育内容を学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-5

13 介護保険施設と地域における口腔保健活

介護保険施設および地域在住高齢者へ実

際に行っている口腔保健教育活動を学習

する。

講義・演習 澤田

金久

八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-6

14 高齢者における口腔保健活動 高齢者に対する口腔保健教育を実践する

ため、対象者の心身の特徴に応じた口腔保

健教育内容を学習する。

講義・演習 金久 八-ⅠⅡⅢ 八-Ⅳ-2 八-Ⅴ-6

15 口腔保健教育案の発表とまとめ

対象者や環境に応じて必要な口腔保健教

育を実践するために必要な知識や技能の

全体像について学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ 八-ⅠⅡⅢⅤ 八-Ⅳ-2

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・ 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 監・医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕

・ 口腔保健学 第2版(宮武光吉、他 編・医歯薬出版)

・ 最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(全国歯科衛

生士教育協議会 監・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・発表、定期試験を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義・演習) 発達口腔保健教育原論

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Developmental Oral Health Education

必修 30 2年

2.担当教員 金久弥生 〔非常勤講師〕 原久美子 吉田光由 猪原 光

3. 授業の概要 口腔内写真撮影や口腔診査ができる基本的技術を身に付け、全身状態および生活を把握して対象者別の

口腔保健の支援ができる知識と技術を身につける。

4. 学生の到達

目標

①対象別・状態別の身体的・社会的特徴を述べることができる。 ②対象別・状態別の口腔内の特徴を述べることができる。 ③対象に応じた口腔保健教育ができる。 ④対象に応じた口腔保健教育用媒体を作成できる。 ⑤口腔健康教育効果を評価できる。 ⑥歯科衛生士にできる支援方法を考えることができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ(教育内容の検討) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育内容(項目)

を、対象別・状態別の身体的・社会的特徴や一般的な口

腔内の特徴、歯科的問題点とその対策(具体的な教育内

容)などについて、演習を用いて学習する。

講義・演習

金久

五-Ⅰ-23 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

歯科衛生士の行う口腔保健教育活動 地域社会に歯科衛生士が求められている役割や能力、歯

科衛生士が地域に貢献することができる口腔保健教育活

動について学習する。

講義・演習

吉田 五-Ⅰ-23 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ(講和作成) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育内容(項目)

にもとづいた、口腔保健教育(講和)の作成を演習を用

いて学習する。

講義・演習

金久 原

五-Ⅰ-23 八-Ⅱ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅵ 八-Ⅴ-123

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ(リーフレット) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育(講和)の

内容に応じたリーフレット作成を演習を用いて学習す

る。

講義・演習

金久 五-Ⅰ-23 八-Ⅱ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅵ 八-Ⅴ-123

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ (講和・リーフレット作成) グループ学習を用いて、口腔保健教育(講和)および講

和内容に応じたリーフレットを作成し、それぞれの発表

の準備を行う。

講義・演習

金久

五-Ⅰ-23 八-Ⅱ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅵ 八-Ⅴ-123

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ(発表①) グループ学習で作成した口腔保健教育(講和)をグルー

プ毎に発表し、講和内容・リーフレットに関するディス

カッションを含め、発表内容を互いに評価し、ライフス

テージに応じた健康教育を演習を用いて相互学習する。

講義・演習

金久

五-Ⅰ-23 八-Ⅱ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅵ 八-Ⅴ-123

他職種の行う健康教育活動 地域社会の中で多職種の行っている健康教育活動を理解

し、歯科衛生士が行う健康教育活動を演習を用いて相互

学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅠⅣ 八-Ⅱ-12 八-Ⅴ-1

対象に応じた口腔保健教育Ⅰ(発表②) グループ学習で作成した口腔保健教育(講和)をグルー

プ毎に発表し、講和内容・リーフレットに関するディス

カッションを含め、発表内容を互いに評価し、ライフス

テージに応じた健康教育を演習を用いて相互学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-123

対象に応じた口腔保健教育Ⅱ(教育内容の検討) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育内容(項目)

を、対象別・状態別の身体的・社会的特徴や一般的な口

腔内の特徴、歯科的問題点とその対策(具体的な教育内

容)などについて、演習を用いて学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-D 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-123

10

対象に応じた口腔保健教育Ⅱ(講和) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育内容(項目)

にもとづいた、口腔保健教育(講和)の作成を演習を用

いて学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-DE 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-156

11 対象に応じた口腔保健教育Ⅱ(リーフレット) ライフステージや環境に応じた口腔保健教育(講和)の

内容に応じたリーフレット作成を演習を用いて学習す

る。

講義・演習 金久

五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-DE 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-156

12 地域口腔保健教育活動 -歯科衛生士に必要な能力- 地域社会の中で口腔保健教育を担う人材として活躍する

ために備えるべき知識・技術・能力について、実際に行

われている活動の紹介をもとに学習する

講義・演習 猪原 五-Ⅰ-23 八-ⅠⅣ 八-Ⅱ-12 八-Ⅴ-1 八-Ⅵ

13 対象に応じた口腔保健教育Ⅱ (講和・リーフレット作成) グループ学習を用いて、口腔保健教育(講和)および講

和内容に応じたリーフレットを作成し、それぞれの発表

の準備を行う。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-DE 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-156

14 対象に応じた口腔保健教育Ⅱ(発表①) グループ学習で作成した口腔保健教育(講和)をグルー

プ毎に発表し、講和内容・リーフレットに関するディス

カッションを含め、発表内容を互いに評価し、ライフス

テージに応じた健康教育を演習を用いて相互学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-DE 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-156

15 対象に応じた口腔保健教育Ⅱ(発表②) グループ学習で作成した口腔保健教育(講和)をグルー

プ毎に発表し、講和内容・リーフレットに関するディス

カッションを含め、発表内容を互いに評価し、ライフス

テージに応じた健康教育を演習を用いて相互学習する。

講義・演習 金久 五-Ⅰ-23 八-ⅡⅣ 八-Ⅲ-2-DE 八-Ⅲ-3 八-Ⅴ-156

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・ 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 監・医歯薬出版) 〔 参 考 書 〕 ・口腔保健学 第2版(宮武光吉、他 編・医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(全国歯科衛

生士教育協議会・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・発表、定期試験を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 実習 )

口腔保健支援実習 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Seminar of Oral Health Support 必修 40 2年

2.担当教員 金久弥生

〔非常勤講師〕番匠さやか 坂本まゆみ 野原幹司 米山武義 前原朝子

3.授業の概要 年代別の口腔の発達を理解して、口腔の健康を維持増進するために必要な知識と技術を学ぶ。自己管理

できる口腔保健の技術と専門的口腔保健の技術を学び口腔保健教育が実践できる技術を習得する。

4.学生の到達

目標

①対象別・状態別の身体的・社会的特徴を述べることができる。 ②対象別・状態別の口腔内の特徴を述べることができる。 ③口腔保健指導計画を立案できる。 ④歯科衛生士にできる支援方法を考えることができる。 ⑤対象・状態に応じた口腔保健教育が実施できる。 ⑥口腔保健教育の効果を評価できる。 ⑦対象に応じた口腔保健教育媒体を作成できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

対象別の口腔保教育 事例に応じた口腔保健案作成Ⅰ-1 対象別に心身的・社会的特徴および口腔内

の特徴、歯科的問題点とその対策などにも

とづいた口腔保健指導計画の作成と実施

および評価方法について学習する。

演習・講義 金久

五-Ⅰ-23 八-ⅠⅡⅢⅣⅤ

3,4

患者とのコミュニケーション 患者やその援助者がより良いコミュニケ

ーションを図るために必要な知識・技術・

態度を実践事例を通じて学習する。

演習・講義 番匠 金久

五-Ⅰ-23 八-ⅡⅢⅣⅤ

5,6

事例に応じた口腔保健案作成Ⅰ-2、Ⅱ-1 作成したアセスメントシートおよび口腔

保健指導計画書、計画書にもとづく具体的

な指導内容考えシナリオ・必要な媒体使用

して事例患者への指導を実施することで、

実践方法を学習する。

演習・講義 金久 同上

7,8

事例に応じた口腔保健案作成Ⅱ-1 対象別に心身的・社会的特徴および口腔内

の特徴、歯科的問題点とその対策などにも

とづいた口腔保健指導計画の作成と実施

および評価方法について学習する。

演習・講義 金久 同上

9,10

事例に応じた口腔保健案作成Ⅱ-2 作成したアセスメントシートおよび口腔

保健指導計画書、計画書にもとづく具体的

な指導内容考えシナリオ・必要な媒体使用

して事例患者への指導を実施することで、

実践方法を学習する。

演習・講義 金久

同上

11,12

在宅療養における歯科衛生士の役割

口腔環境の評価にもとづく指導計画の立

案と実践に関して、実習を行いながら技術

を学習する。対象者に関わる他職種との連

携や歯科保健指導の内容についても、実際

の事例をもとに学習する。

演習・講義 坂本 金久

五-Ⅰ-23 八-ⅡⅢⅣ 八-Ⅴ-6

13,14

高齢者(有病者)および障害者に対する口

腔保健教育 日常生活における QOL 向上を図る為の口

腔衛生管理にもとづく気道感染予防や口

腔機能の維持向上のための技術を学び、歯

科衛生士の役割や機能について学習する。

演習・講義 米山 金久

五-Ⅰ-23 八-ⅡⅢⅣⅤ

15,16 事例に応じた口腔保健案作成Ⅲ-1 対象別に心身的・社会的特徴および口腔内

の特徴、歯科的問題点とその対策などにも

とづいた口腔保健指導計画の作成と実施

および評価方法について学習する。

演習・講義 金久

同上

17,18 呼吸障害や構音障害等のある者に対する

口腔保健教育 経口摂取に支障となる障害や疾患を有す

る場合の食事支援に際し必要な知識と技

術を学び、歯科衛生士の役割や機能につい

て学習する。

演習・講義 野原 同上

19,20 口腔保健案に応じた媒体作成Ⅲ-2 作成したアセスメントシートおよび口腔

保健指導計画書、計画書にもとづく具体的

な指導内容考えシナリオ・必要な媒体使用

して事例患者への指導を実施することで、

実践方法を学習する。

演習・講義 金久 前原

同上

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・ 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 監・医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕

・口腔保健学 第2版(宮武光吉、他 編・医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(全国歯科衛

生士教育協議会 監・医歯薬出版)

・認知症患者の摂食・嚥下リハビリテーション(野原幹司 編著・南山堂)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・演習態度を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、実習にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義・演習)

口腔機能リハビリテーション論 平成 26 年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Oral Function and Rehabilitation 必修 30 2年

2.担当教員 金久弥生 人見涼露 〔非常勤講師〕梅本丈二 藤本篤士 平野浩彦 吉田志麻 今井美季子

3.授業の概要 高齢者や障害者などの口腔機能について基本的知識を学び、患者の口腔機能の状態をアセスメントがで

きる知識を身につけて、口腔機能の向上や維持増進の支援が実践できる基礎技術を習得する。

4.学生の到達

目標

①口腔機能リハビリテーションを理解する。 ②口腔の機能を説明できる。 ③口腔機能評価を具体的に行うことができる。 ④口腔機能訓練計画を立案できる。 ⑤適切な機能訓練を選択できる。 ⑥再評価・モニタリングを実施できる。 ⑦身体機能・療養環境に応じた栄養管理方法を説明できる。 ⑧要介護者を理解してコミュニケーションを図ることができる。 ⑨口腔機能リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割を理解する。 ⑩多職種と協働するために、関係職種に説明ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

口腔機能リハビリテーションとは

口腔機能およびその機能低下や障害を理解

し、身体機能・療養環境に応じた機能の向上

や維持増進の支援について学習する。

講義

梅本

金久

一-Ⅰ-4568 二 四-ⅠⅥⅦ~Ⅹ 五 六-ⅠⅣ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ-456、九-Ⅷ~Ⅻ

2

口腔機能検査と診断・評価

口腔機能検査とその診断基準を理解し、身体

機能・療養環境に応じた機能評価について学

習する。

講義 人見

金久

一、二、三 四-Ⅰ 六-ⅠⅣⅤⅦ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ

3 口腔機能の評価 -スクリーニングテスト- 口腔機能および摂食・嚥下機能のメカニズム

に関連した症状や心身機能をスクリーニン

グするテスト方法を理解し、実施手順、評価

などについて学習する。

講義 金久 一、二、三 四-Ⅰ 六-ⅠⅣⅤⅦ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ

4・5

高齢者体験・福祉用具の理解

福祉用具プラザ北九州において、高齢者擬似

体験セットを身に付けて様々な活動場面を

擬似体験することで 80 歳代の心身状態を体

感し、高齢者の気持ちに気づくとともに、対

応・介助の方法を学習する。ADL や IADLに応じた支援用具の理解と自助具の使用体

験を通じて、多種多様な福祉用具について学

習する。

施設見学

・演習

金久

六-Ⅶ-23 八-Ⅲ-3 八-Ⅳ-23、八-Ⅴ-6 九-Ⅰ-24、九-ⅧⅨⅫ

間接訓練

食物を用いず、安全な食生活を再獲得・維持

向上を目的とする間接訓練を理解し、口腔機

能のアセスメントにもとづく間接訓練の適

応や実施手順、評価などについて学習する。

講義・演習 今井

金久

一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4、六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6、九-ⅧⅨ

7 直接訓練

食物を嚥下することを通じて、安全な食生活

を再獲得・維持向上を目的とする直接訓練を

理解し、口腔機能のアセスメントにもとづく

直接訓練の適応や前提条件、方法、評価など

について学習する。

講義・演習 金久 一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4、六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6、九-ⅧⅨ

口腔機能と歯科医療およびケアの実際

口腔機能の向上や維持増進を図ることを支

援できる歯科医療や口腔衛生および機能管

講義 藤本 一、二、三 四-ⅠⅣⅦ~Ⅹ 五 六-ⅠⅣ~Ⅷ

理に関する臨床実践例を学び、歯科衛生士に

実践できる役割について学習する。 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ、九-Ⅷ~Ⅻ

9 リハビリテーション栄養(栄養管理)

口腔機能の向上や維持増進を図るリハビリ

テーションへの栄養管理の重要性や連携の

必要性を理解するとともに、栄養アセスメン

トとその実施手法にもとづくリハビリテー

ションの実践について学習する。

講義・演習 金久 一、二 三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 八 九-ⅧⅨⅪⅫ

10 口腔機能訓練計画の立案

機能検査および診断内容、スクリーニングテ

ストやアセスメントにもとづいた口腔機能

訓練計画の立案・策定の方法などについて学

習する。

講義・演習 金久 一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4、六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6、九-ⅧⅨ

11 認知症高齢者の原因疾患別にみた食支援

認知症高齢者の現状や病態および対応方法

を理解するとともに、食事支援方法や環境整

備などについて学習する。

講義 平野 一 三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 六-Ⅶ-23 八-Ⅲ-3、八-Ⅳ-23、八-Ⅴ-6 九-Ⅰ-24、九-ⅧⅨⅫ

12

計画の評価およびモニタリング

立案・策定した口腔機能訓練計画にもとづく

訓練の実施や訓練の効果評価、経過観察、計

画へのフィードバックなどについて学習す

る。

講義・演習 金久 一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五 六-Ⅰ-14~6、六-Ⅶ~Ⅷ 八-Ⅱ、八-Ⅴ-56 九-Ⅰ-4~6、九-Ⅷ~Ⅻ

13

事例検討 様々な心身状態の事例に応じた、口腔機能の

向上や維持増進のためのリハビリテーショ

ンに対する計画の立案・策定について学習す

る。

講義・演習 今井

金久

一、二、三 四-Ⅰ 六-ⅠⅣⅤⅦ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ

14 口腔機能へアプローチするオーラルケア

口腔機能訓練計画およびオーラルケアに対

する全身状態のアセスメントにもとづいた

計画立案・策定、オーラルケアの実施内容に

ついて学習する。

講義 吉田

一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4、六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6、九-ⅧⅨ

15 事例検討・まとめ

口腔機能およびリハビリテーションに関す

る知識を学び、患者の口腔機能の向上や維持

増進のための支援を実践できる知識・技術・

態度について学習する。

講義・演習 金久 一、二、三 四-ⅠⅧⅨⅩ 五 六-ⅠⅣ~Ⅷ 八 九-ⅠⅧ~Ⅻ

6. テキスト 参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科衛生士のための摂食・嚥下リハビリテーション(社団法人日本歯科衛生士会 監修・医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・摂食・嚥下リハビリテーション 第2版(才藤栄一、他 編・医歯薬出版) ・嚥下障害ポケットマニュアル 第3版(聖隷嚥下チーム執筆・医歯薬出版) ・リハビリテーション栄養ハンドブック(若林秀隆 編著・医歯薬出版) ・認知症患者の摂食・嚥下リハビリテーション(野原幹司 編著・南山堂)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・発表、定期試験を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

歯科放射線学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Oral and Maxillofacial Radiology

必修 30 2年

2.担当教員 森本泰宏 田中達朗 鬼頭慎司 若杉奈緒 小田昌史 千綿かおる

3.授業の概要 講義項目は放射線物理学、放射線生物学、写真工学、画像検査法、エックス線解剖学、放射線防護学及び

医療法である。その中でも、画像検査法と放射線防護学における歯科衛生士の役割について中心に教授す

る。適切な画像撮影を行う為に歯科衛生士が知るべき画像検査における知識と実践を教授する。同時に、

効果的な防護方法を学ぶことで、出来るだけ患者さんの被曝量を軽減すること及びその大切さを理解して

もらう。

4.学生の到達

目標

①放射線の有用性を説明できる。

②放射線の定義、性質を説明できる。

③デジタル画像を含めたエックス線撮影装置の構造及びエックス線発生装置の構造を説明できる。

④デジタル画像を含めたエックス線撮影を行う際に使用する器具及びその役割について説明できる。

⑤口内法エックス線撮影とはどのようなものか説明できる。

⑥口内法エックス線写真の実際的撮影方法について歯ごとに説明できる。

⑦CT、MRI 及び超音波検査を含めた口外法エックス線撮影の種類及びその検査目的を説明できる。

⑧画像検査後のフィルム処理の過程を説明できる。

⑨画像検査後前後のフィルムの保管法を説明できる。

⑩放射線の生物学的作用とその防護方法について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科医療と放射線(I):放射線(特にエッ

クス線)とはどのようなものであるかにに

ついて理解する。

講義 森本

千綿

六-I-3-A、B、C、D

九-X-1-A、B, 九-X-2-B

歯科医療と放射線(II):エックス線の臨床

応用について理解する。

講義

森本

六-I-3-A、B、C、D

九-X-1-A、B, 九-X-2-B

エックス線画像の形成(I):エックス線の

発生原理とその際利用する装置について

理解する。

講義 森本

九-I-3-A、B

エックス線画像の形成(II):エックス線写

真がどのようにして画像化されるかを理

解する。

講義 森本

六-I-3-A、B

歯科におけるエックス線検査(I):歯科独

特の口内法エックス線撮影についてその

種類、撮影方法及び検査対象疾患を理解す

る。

講義 森本

六-I-3-C

九-X-1-A、B

九-X-2-A、B

歯科におけるエックス線検査(II):歯科独

特の口内法エックス線撮影についてその

種類、撮影方法及び検査対象疾患を理解す

る。

講義 森本

六-I-3-C

九-X-1-A、B

九-X-2-A、B

口内法エックス線撮影の実際と歯科衛生

士の役割(I):口内法エックス線撮影につ

いてその検査方法を理解し、歯科衛生士と

しての役割を把握する。

講義 森本

六-I-3-C

九-X-1-A、B

九-X-2-A、B

口内法エックス線撮影の実際と歯科衛生

士の役割(II):口内法エックス線撮影につ

いてその検査方法を理解し、歯科衛生士と

しての役割を把握する。

講義 森本

六-I-3-C

九-X-1-A、B

九-X-2-A、B

パノラマエックス線撮影の実際と歯科衛

生士の役割:パノラマエックス線写真撮影

についてその検査方法を理解し歯科衛生

士としての役割を把握する。

講義 若杉

六-I-3-C

九-X-1-A、B

10

写真処理と画像保管の実際:エックス線写

真撮影を行った後それを画像化するため

に必要な処理方法と保管方法を理解する。

講義 森本

九-X-1-A、B

11 放射線治療と口腔管理:口腔癌の放射線治

療についてその方法、作用機序及び効果的

な腫瘍の種類について理解する。

講義 田中

六-I-3-A

12 画像診断学:歯科臨床において遭遇する各

種疾患の特徴的画像所見を理解する。

講義 小田

六-I-3-A、B、C、D

13 国家試験問題とその解説:国家試験で歯科

放射線学に関連する問題を解説する。

講義 森本

六-I-3-A、B、C、D

九-X-1-A、B, 九-X-2-A、

B

14 国家試験問題とその解説:国家試験で歯科

放射線学に関連する問題を解説する。

講義 鬼頭

六-I-3-A、B、C、D

九-X-1-A、B, 九-X-2-A、

B

15 総まとめ:全講義をまとめて質疑応答を行

う。

講義 森本

六-I-3-A、B、C、D

九-X-1-A、B, 九-X-2-A、

B

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新歯科衛生士教本 歯科臨床補助 歯科放射線学 医歯薬出版

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験の得点が 60 点以上の者を合格とする。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)とする。

1.授業名

(講義) 臨床検査学

平成26年度 前期 必修・選択 時間数 開講年次

Laboratory Medicine 必修 16 2年

2.担当教員 引地尚子

3.授業の概要 口腔疾患および口腔疾患に関連した全身疾患の診断・治療に必要な臨床検査の知識を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①臨床検査の意義を説明できる。

②生理検査について説明ができる。

③尿検査について説明ができる。

④血液学的検査にについて説明ができる。

⑤生化学的検査について説明ができる。

⑥感染・免疫学的検査について説明ができる。

⑦病理組織学的検査について説明ができる。

⑧顎口腔領域の検査について説明ができる。

本講義は「労働衛生上の健康の保持増進対策」学習の一部である。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

臨床検査学の概要

臨床検査の流れを概説し、血液・尿などの

検体採取法について学習する。

講義

引地 六-Ⅰ-2-A、B

六-Ⅰ-4-A、B

一般検査・血液検査

一般検査・血液検査の内容およびその歯科

臨床における意義について学習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-D-a、b

九-Ⅸ-2-A

生化学的検査(その1)

肝機能検査などの生化学的検査の内容お

よびその歯科臨床における意義について

学習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-D-c

生化学的検査(その 2)

腎機能検査などの生化学的検査の内容お

よびその歯科臨床における意義について

学習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-D-c

免疫・血清検査

ホルモン検査

血液型の検査などを含む免疫・血清検査を

中心にホルモン検査も含めその内容およ

びその歯科臨床における意義について学

習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-D-c、d、e

微生物・病理組織学的検査

微生物検査、病理組織学的検査の内容およ

びその歯科臨床における意義について学

習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-D-c、d、e

生理検査(その1)

血圧測定などの生理機能検査の内容およ

びその歯科臨床における意義について学

習する。

講義

引地 六-Ⅰ-4-C-a~c

九-Ⅸ-1-A

生理検査(その2)

顎口腔領域の検査

講義

引地 六-Ⅰ-4-C-a~c

六-Ⅰ-4-E-a~d

呼吸機能検査などの生理機能検査・味覚検

査などの顎口腔領域の検査の内容および

その歯科臨床における意義について学習

する。

九-Ⅸ-1-A

九-Ⅸ-3-A~D

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・系統看護学講座 臨床検査 医学書院

〔 参 考 書 〕 ・新歯科衛生士教本 歯科診療補助 臨床検査法 医歯薬出版

・LAB DATA 臨床検査データブック 医学書院

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対し欠席による減点(1 回につき 5 点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 )

歯科材料学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Biomaterials 必須 16 2年

2.担当教員 田島清司 永松有紀 千綿かおる

3.授業の概要 歯科医療従事者には、日常臨床で使用したり、目にする歯科材料について、事項(性質)や標準的な取り

扱い方、注意事項などを常識として知っておく必要がある。また歯科材料に関する補助には適切な準備、

操作に加えて、的確なタイミングが要求される。ここでは、歯科衛生士にとって必要な歯科材料の知識に

ついて述べ、十分な理解習得を目的とする。

4.学生の到達

目標

歯科衛生士国家試験出題基準に準じた主要な歯科材料(印象材、模型材、合着・接着材、歯冠修復材、仮

封材、その他の歯科材料)の種類と取り扱いを説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科材料の紹介と基礎的性質

歯科材料にはどのような種類があり、そ

の用途、諸性質を学ぶ。

講義

田島

千綿

九-Ⅱ-1~5

2 印象材Ⅰ(種類と用途)

歯科で使われる弾性印象材の種類、成分

とその用途、性質を学ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-3-A-a~e

3 印象材Ⅱ(種類と用途)

歯科で使われる非弾性印象材の種類、成

分とその用途、性質を学ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-3-A-a~e

4 模型材(石膏)

模型材、主に石膏の成分、性質、用途な

どを学ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-1-A-a~c

5 合着材・接着材(種類と用途)

歯科で使われる合着材・接着材の種類と

その成分、用途、その接着メカニズムなど

を学ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-2-A-a~d

6 歯冠修復材Ⅰ(種類と用途)

歯冠修復に用いられる材料の種類と用

途、その特徴などを学ぶ

講義 田島

永松

九-Ⅱ-4-A-a~c

7 歯冠修復材Ⅱ(種類と用途)

歯冠修復に用いられる材料の種類と用

途、その特徴などを学ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-4-A-a~c

8 仮封材・その他の材料(ワックス)

これらの種類と用途、その性質などを学

ぶ。

講義 田島

永松

九-Ⅱ-5-A、6-A

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科材料の知識と取り扱い―歯科診療補助(石川 達也、医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・スタンダード歯科理工学-歯科生体材料・歯科材料-(西山 実他、学健書院)

・臨床歯科理工学(宮﨑隆他、医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験:レポート=80%:20%の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 基礎摂食嚥下学実習

平成26年度 前期

(一部 2 班編成)

必修・選択 時間数 開講年次

Practice in principles of the mastication and swallowing

必修 60 2 年

2.担当教員 井上博雅 河岸重則 大住伴子 吉野賢一 片岡真司 引地尚子

矢田直美 園木一男

3.授業の概要 最初、微生物系統の実習(Ⅰ.細菌と真菌の培養法と形態、Ⅱ.歯垢細菌の形成過程、Ⅲ.口腔と鼻腔

の常在病原性細菌の3課題)を全員揃って行う。その後、口腔生理学系統(Ⅰ.口腔内立体認知能の検

査、Ⅱ.液体性状と一回嚥下量検査の2課題)と口腔解剖学系統(Ⅰ.自分の歯のスケッチ、Ⅱ.歯型

彫刻 1 回目の2課題)の2系統を2班に分かれて実習し、残りの口腔解剖学の実習(Ⅱ.歯型彫刻 2

回目、3回目、Ⅲ.口腔観察と歯型模型の分析、Ⅳ.解剖学実習見学、Ⅴ.骨学実習の5課題)と口腔

病理学実習(Ⅰ. 代表的な口腔疾患の顕微鏡実習の 1 課題)を全員揃って行う。以上の実習を行うこと

によって、今まで講義で学んだ摂食嚥下に関する知識を実践的なものにしていく。

4.学生の到達

目標

微生物学系統 ①細菌と真菌の培養法と形態を説明できる。

②歯垢細菌の形成過程と病原性との関係を説明できる。

③口腔と鼻腔の常在病原性細菌を説明できる。

口腔生理学系統 ①口腔内における感覚情報処理について説明できる。

②嚥下のメカニズムについて説明できる。

口腔解剖学系統 ①頭頚部、口腔内の構造を解剖学的に説明できる。

②歯、歯列の構造を解剖学的に説明できる。

口腔病理学系統 ①代表的な口腔疾患を病理学的に説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

オリエンテーション

資料説明

実習 担当教員

3,4

微生物学系統

Ⅰ.グラム染色した微生物の観察

スライドガラスの上に染色した細菌の顕微

鏡観察法を学ぶ。菌株からのグラム染色法

を学ぶ。

実習 井上

河岸

大住

二-Ⅱ-1-A-a

二-Ⅱ-6-A, D, I

二-Ⅱ-9-A, B, C

5,6

Ⅱ.歯垢細菌の染色と観察

Ⅲ.口腔細菌、鼻粘膜細菌の培養

各自歯垢のグラム染色像や位相査像を観

察することにより、歯垢形成の成熟度の判

定法を学ぶ。

実習 井上

河岸

大住

二-Ⅱ-7-B-b, 8-A, B

二-Ⅱ-2-A-a, b, B

7,8

Ⅲ.う蝕原性菌の検出

Ⅲ.歯周病原菌の検出

Ⅲ.鼻粘膜からの MRSA の検出

各自の歯垢などの試料から選択的培養法

でミュータンスレンサ球菌、黒色色素産生

グラム陰性菌、MRSA などの検出法を学

ぶ。

実習 井上

河岸

大住

二-Ⅱ-10-A

二-Ⅱ-11-A

二-Ⅱ-3-E-a-c,

-5-a-c, -6-A

9,10 A 班 口腔生理学系統

Ⅰ.舌での形状認知を調べ、口腔内立体

認知能について考える。

実習

吉野

二-Ⅱ-2-A

B 班 口腔解剖学系統

Ⅰ.歯のスケッチ

上顎の中切歯、第一小臼歯、第一大臼

歯、下顎の第一小臼歯、第一大臼歯の歯

型モデルをスケッチすることで歯型を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

11,12 A 班 口腔解剖学系統

Ⅰ.歯のスケッチ

上顎の中切歯、第一小臼歯、第一大臼

歯、下顎の第一小臼歯、第一大臼歯の歯

型モデルをスケッチすることで歯型を学ぶ。

実習

片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

B 班 口腔生理学系統

Ⅰ.舌での形状認知を調べ、口腔内立体

認知能について考える。

実習 吉野 二-Ⅱ-2-A

13,14

A 班 口腔生理学系統

Ⅱ.口腔内における液体の性状認知と一

回嚥下量を測定し、その関係について考察

する。

実習

吉野

二-Ⅱ-2-E

B 班 口腔解剖学系統

Ⅱ.歯型彫刻 1 回目

上顎の中切歯の歯型モデルを参考に上

顎中切歯を削り出すことで歯型を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

15,16

A 班 口腔解剖学系統

Ⅱ.歯型彫刻 1 回目

上顎の中切歯の歯型モデルを参考に上

顎中切歯を削り出すことで歯型を学ぶ。

実習

片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

B 班 口腔生理学系統

Ⅱ.口腔内における液体の性状認知と一

回嚥下量を測定し、その関係について考察

する。

実習 吉野

二-Ⅱ-2-E

17,18

Ⅱ.歯型彫刻 2 回目

上顎の第一小臼歯の歯型モデルを参考

に上顎の第一小臼歯を削り出すことで歯型

を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

19,20 Ⅱ.歯型彫刻 3 回目

下顎の第一大臼歯の歯型モデルを参考

に下顎の第一大臼歯を削り出すことで歯型

実習 片岡

引地

園木

二-Ⅰ-2-A, D

を学ぶ。

21,22

Ⅲ.口腔観察と歯型模型の分析

自分の口腔を観察する、または歯型模型

の分析を行うことで口腔解剖を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

二-Ⅰ-1-A, B, C

23,24

Ⅳ.解剖学実習見学

歯学科学生が解剖した献体を観察して系

統解剖を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

一-Ⅰ-2~10

25,26 Ⅴ.骨学実習

骨標本を観察して頭頸部を中心に、全身

の骨の構造を学ぶ。

実習 片岡

引地

園木

一-Ⅰ-2~10

27,28 口腔病理学系統

Ⅰ.代表的な口腔疾患の顕微鏡実習

1回目 エプーリス、歯根囊胞、扁平上皮癌

の病理組織像について学ぶ。

実習 矢田

引地

園木

六-Ⅰ-4-D-e

六-Ⅳ-1-A~J

29,30 口腔病理学系統

Ⅰ.代表的な口腔疾患の顕微鏡実習

2 回目 エナメル上皮腫、粘液囊胞、多形

腺腫の病理組織像について学ぶ。

実習 矢田

引地

園木

六-Ⅰ-4-D-e

六-Ⅳ-1-A~J

6. テキスト

参考文献等

微生物学系 〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・「微生物学」(クインテッセンス出版)

口腔生理学系 〔使用テキスト〕 ・プリント配布

口腔解剖学系 〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本「歯・口腔の構造と機能 口腔解剖学・口腔組織発生

学・口腔生理学」(医歯薬出版)

口腔病理学系 〔使用テキスト〕 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本「疾病の成り立ち及び回復過程の促進 1 病理学・口

腔病理学」(医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

レポート等の提出物について全ての課題提出を合格条件とし、提出物の内容で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 歯科医療人育成学Ⅰ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Introduction for Dental Professionalism I 必修 60 2年

2.担当教員 学部長 粟野秀慈 高橋由希子 北村知昭 日高勝美 中島啓介 木尾哲朗

3.授業の概要 附属病院での患者体験・病院見学実習ならびに PBL 実習を通して、患者の悩みや苦しみを理解し、患者本

位の歯科医療を実践できる歯科医療人を育成することをめざす。更に、医療現場における問題点を指摘し、

改善策が提案できる能力を引き出せるよう、また歯学科学生との合同実習により歯科医師の役割を知り、

チーム医療の重要性について理解できるよう、歯科衛生士を目指す学生としてのプロフェッショナリズム

を涵養する。

4.学生の到達

目標

① 患者の権利を認識できる。

② 患者との信頼関係の重要性を認識できる。

③ インフォームドコンセントの重要性を認識できる。

④ 医療行為においてコミュニケーションの大切さを認識できる。

⑤ 医療行為において優しさ、気遣いの重要性を認識できる。

⑥ 患者の置かれている心理的状況を理解できる。

⑦ 医療現場における問題点を探し出し、その改善策を提示することができる。

⑧ 課題の内容と問題点を抽出して、文章または口頭でわかりやすく表現し、自分の考えを説明できる。

⑨ 歯科医療における他の医療従事者の役割と連携を説明できる。

⑩ 病院システムを把握し、教育機関としての病院の役割と、その問題点を探し出し、その改善策を提示

することができる。

⑪ 基本的診療器具操作を熟練する。

⑫ 口腔衛生指導を適切に実施する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

総説

本授業に関する説明ならびに本学附属

病院のシステムに関して学習する。

実習

(説明)

学部長

粟野

高橋

五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

テュートリアル(PBL)実習1

歯科医療について、グループ毎に考察

を行い学習する。

実習(PBL)

発表・討論

粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

PBL 実習2

医療。歯科医療に関するテーマをグル

ープ毎に学習する。

実習(PBL)・ 粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

PBL 実習2(全体討論)

医療:歯科医療に関するテーマを全体

討論し学習する。

発表・討論 粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

5 患者体験・病院見学実習説明

本学附属病院における患者体験実習に

関する説明をする。

説明 粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

PBL 実習3(患者体験・病院見学実習の

ための準備)

患者体験実習における課題をグループ

毎に抽出する。

実習(PBL) 粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

患者体験実習1

患者体験を通じて、患者本位の歯科医

療について学習する。

体験実習 粟野・高橋

日高・北村

木尾・中島

五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

8 患者体験実習2

患者体験を通じて、患者本位の歯科医

療について考察し学習する。

体験実習 粟野・高橋

日高・北村

木尾・中島

五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

9〜18

患者体験実習3-12

患者体験を通じて、患者本位の歯科医

療について考察し学習する。

体験実習

PBL 実習

粟野・高橋

日高・北村

木尾・中島

五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

19 PBL 実習 4

患者体験を通じて、患者本位の歯科医

療について考察し学習する。

PBL 実習 粟野

高橋

五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

20 診療体験実習・口腔衛生指導体験実習

説明

診療体験実習ならびに口腔衛生指導体

験実習について説明し、事前に必要な

知識を学習する。

実習(説明) 粟野

高橋 六-Ⅰ-2

九-Ⅰ-3,5,6

21,22 診療体験実習

相互実習を通じて、ユニットの操作法、

介助ならびに口腔内診査の方法を熟練

する。

相互実習 粟野

高橋 六-Ⅰ-2

九-Ⅰ-3,5,6

23,24 患者体験実習総括 実習(総括) 粟野

高橋 五-Ⅰ-1~3、六-Ⅰ-1-A、

九-Ⅰ-1~6

25,26 口腔衛生指導体験実習

口腔衛生指導体験を通じて、患者に応

じた指導を実施する。

相互実習 粟野

高橋 四-Ⅱ-1

五-Ⅰ-1~3 九-Ⅰ-1-B,C

27 PBL 実習 5

チーム医療の重要性についてグループ

討論を通じて学習する。

PBL 実習 粟野

高橋

九-Ⅰ1~2

28 PBL 実習 5(全体発表・討論)

チーム医療の重要性について全体討論

を通じて学習する。

発表・討論 粟野

高橋

九-Ⅰ1~2

29,30 総括・アンケート・レポート作成

授業の総括を行い、自分自身の歯科医

療人としてのあり方について考察す

る。

実習(総括) 粟野

高橋

九-Ⅰ1~2

6. テキスト

参考文献等

プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

成績は 100 点満点で下記の基準で総合評価し総計 60 点以上は合格とする。優(100~80 点)、良(79~70 点)、

可(69~60 点)とする。

体験実習の未修了、ならびに他実習時の欠席は原則認めない。出欠状況 60 点満点(総点数より体験実習未

修了は 50 点減点、その他欠席1回につき 5 点減点、遅刻一回につき 2 点減点)、レポート評価 30 点満点(1

レポートにつき 1~5 点、未提出総点数より 5 点減点、ただし最後のレポートは 10 点満点で採点する)、PBL

実習時の積極性・態度(10 点)により総合的に評価する。

1.授業名

(講義・演習) 医療コミュニケーション学

平成 26 年度 後期 必修・選択 時間数 開講年次

Medical Communication 必修 30 2年

2.担当教員 〔非常勤講師〕金生郁子

3.授業の概要 患者様の立場に立った医療サービスのあり方について、人間関係の視点から、心理学、教育学、哲学などを活

用し医療コミュニケーションについて教授する。

下記についての講義、演習を実施し、コミュニケーション、接遇を体感的に理解し、習得させる。

1.医療者の補佐として、患者様と医療者との信頼関係を築くために不可欠な態度能力、資質表現力。

2.他業種におけるお客様とのコミュニケーション、接遇について実体験からの気づきと、医療職への応用。

3.一般企業の接遇との比較を通した医療施設における現状、医療者の補佐として望ましい接遇。

4.学生の到達 目標

医療補助者(患者様と医療者間の重要なパイプ役)としてのコミュニケーション能力、その基盤となる接遇に

ついて理解でき、下記内容のコミュニケーション、接遇の実際を身に付けることができる。

1.医療はサービス業との認識を喚起し、コミュニケーションおよび接遇の意味と重要性の認識。

2. 双方向コミュニケーション実践のための心理学を活用した自己理解、他者理解。

3. コミュニケーション(接遇の実際)を演習、訓練を通して体感し、態度能力向上。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 ・オリエンテーション

「医療現場におけるコミュニケーションの意味、意義」、そのコミ

ュニケーションを支える「接遇」を理解する。

社会人としての基本動作(コミュニケーション)の実践(演習)に

よる気づきで「接遇」を体感し、体得する。

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

2 ・接遇の実際(医療接遇とは)

日常から「接遇」に対し関心をもち、自身の接遇表現に活かす

ことを目的に他業種の観察から「接遇」(レポート活用)について

討議する。

仲間の意見から、一人ひとりの考え方の違い、文化の違いなど

に気づき、具体的で多様な接遇の表現内容を理解する。

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

3 ・接遇の実際(言葉遣い・敬語)

医療に求められる接遇(一般の接客とは異なる)の意識を持ち、

時代の変化と共に具体的にはどのような接遇が求められ、基本と

して身につけておかなければならない内容を修得する。

・ことばづかい、敬語(尊敬、謙譲、丁寧)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

4 ・接遇の実際(配慮ある言葉遣い)

様々な状況での会話が円滑にできるように、状況に応じた言葉

の組み立てを理解する

・配慮ある言葉遣い

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

5 ・接遇の実際(受命・相談・連絡・報告・モノの取り扱い)

患者様の立場で観察した医療施設の接遇から気づく(レポート

活用)。患者様と医療者の間に立ち、補佐役として、どのような配

慮をすべきか考え、整理する。

上司とのコミュニケーション(受命、相談、連絡、報告、モノ

の取り扱い)を実践して、自分自身の課題をつかむ。

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

6 ・接遇の実際(話し方・聞き方)

相手に対してわかりやすく話す、また、相手が話しやすいよう

に聞く基本を理解し、身に着ける。

・話し方、聞き方(演習)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

7 ・接遇の実際(来客応対)

医療者の補佐の役割には、患者様以外の来客に対する応対力が

求められている。医師と関係する人々とのコミュニケーションに

おける接遇の実際について基本を理解し、身に着ける。

・受付~取次~案内

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

8 ・接遇の実際(電話応対基本)

電話が設置されていない組織はない。個々人が持つ携帯電話に

慣れている現在、組織の固定電話対応との違いに注意して、顔や

姿の見えない電話応対が円滑に進められるよう、応対の基本を訓

練する。

・電話応対用語

・受信・発信の基本の流れ

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

9 ・接遇の実際(電話応対応用)

診療の予約や、上司へのアポイントなど、電話が活用されるこ

とが現実には多い。その具体的対応に慣れる。

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

10 ・コミュニケーション能力の向上①

患者様を理解するために自分自身にまず、気づく。心理学を活用

して、自分自身を振り返り、遺伝的要素、養育環境、現在の学

究環境などから影響を受けて創造、確立していることを理解す

る。目標とする医療者としての自分へ自己変容に挑戦する。

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

11 ・コミュニケーション能力の向上②

挨拶はコミュニケーションのスタートである。挨拶がきちんと

行えているかを確認する。

自分ではできているつもりでも、はためからの自分が本物であ

り、評価者は他者であることを理解する。

・つもりの自分、傍目の自分(演習)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

12 ・コミュニケーション能力の向上③

社会における一方通行のコミュニケーション、双方向のコミュ

ニケーションのメリット、デメリットを理解し、実践の際の配慮

を考える。

・一方通行、双方向コミュニケーション(演習)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

13 ・コミュニケーション能力の向上④

医療補助者は、医療現場において環境作り的な役割をもち、組

織においても同様で、患者に対しても治療意欲を引き出すべく有

効な影響を与えることが望まれる。その内容の理解と、実践の演

習から、体験により、今後につなぐ。

・勇気付けの言葉かけ(演習)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

14 ・コミュニケーション能力の向上⑤

コミュニケーションの意味するものは「共有」であり、相手を丸

ごと受け止め、理解し認めることができる力「傾聴」であること

を理解し、体感する。

・傾聴の意義、意味

・傾聴のスキル(演習)

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

15 実技試験(身だしなみ、話し方、表情、態度を評価) 白衣着用、授

業で学んだ態度能力(電話応対)を表現

講義、演習 金生 五-Ⅰ-2-B-a, b

6. テキスト 参考文献等

〔使用テキスト〕 ・資料配布(ヒューマン・マナーに学ぶビジネス実務(金生郁子他共著・日本接遇教育研究協議会))

7. 成績評

価 方法・基準

受講態度(全出席を基本として評価する)20%、提出課題(小レポート、小テスト)30%、実技試験 20%、

期末試験 30%の配分で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69

~60 点)とする。チーム学習には積極的に、受講態度には学びを積極的に表現していくこと。

1.授業名

( 講義 ) ライフステージ歯科栄養学 I 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 2年 Applied Nutrition for Dental Professionalism I

2.担当教員 辻澤利行 柿木保明

3.授業の概要 各ライフステージに食べ方の目的があり、その時期に適した食物の選択と調理が必要となる。歯科医療人としてまた

は他職種と連携しながら食べる機能の発達・維持・回復、齲蝕予防、摂食・嚥下障害や要介護の原因となる生活習

慣病の予防、口腔のトラブルによって起こりうる低栄養の防止など食育支援を考えていく上で必要な栄養学的な知

識について学習する。

4.学生の到達

目標

① 食生活と健康との関連について説明できる。

② 国民健康・栄養調査(国民栄養の現状と課題・近年の食行動の特徴)について説明できる。

③ 食育基本法について説明できる。

④ 食生活指針・食事バランスガイドについて説明できる。

⑤ 歯の発達に必要な栄養素について説明できる。

⑥ う蝕と食品(甘味食品)について説明できる。

⑦ 歯周病と食品について説明できる。 ⑧ ライフステージと食育について説明できる。

⑨ 生活習慣病と食育について説明できる。

⑩ 生活習慣についての把握・食生活の把握についての説明ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 歯科からの食育推進について

口腔保健学科で学ぶ栄養学関連講義にお

ける本講義の位置づけについて説明する。食

育基本法、第 2 次食育推進基本計画、

食育推進宣言、健康づくりのための食育推

進共同宣言について学習する。

講義 辻澤 四-X-4-A、四-X-5-A、

八-IV-2-B

2 栄養マネジメントの概要

栄養管理の基本的な考え方と栄養評価の

概要について学習する。

講義 辻澤 八-IV-1-A、B

3 発達・発育・加齢変化と栄養

成長・発達・加齢に伴う身体的変化と栄養に

ついて学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A

4 妊娠・授乳期の栄養と料理

妊婦および授乳婦における食育支援と歯

科臨床栄養学に結びつけるために必要と

思われる栄養学的な注意点について学習

する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、

四-X-5-C、四-X-3-A

5 乳児期における栄養と料理1

乳児期における食育支援に必要と思われ

る栄養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

6 乳児期における栄養と料理2

乳児期における食育支援に必要と思われ

る栄養学的な注意点について学習する。

幼児期における栄養と料理1

乳幼児期における食育支援と歯科臨床栄

養学に結びつけるために必要と思われる

栄養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

7 幼児期における栄養と料理2

乳幼児期における食育支援と歯科臨床栄

養学に結びつけるために必要と思われる

栄養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

8 学童期・思春期における栄養と料理

学童期および思春期における食育支援と

歯科臨床栄養学に結びつけるために必要

と思われる栄養学的な注意点について学

習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-A、B

9 成人期における栄養と料理1

成人期における食育支援と歯科臨床栄養

学に結びつけるために必要と思われる栄

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

養学的な注意点について学習する。

10 成人期における栄養と料理2

成人期における食育支援と歯科臨床栄養

学に結びつけるために必要と思われる栄

養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

11 更年期における栄養と料理

更年期における食育支援と歯科臨床栄養

学に結びつけるために必要と思われる栄

養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

12 高齢期における栄養と料理1

高齢期における食育支援と歯科臨床栄養

学に結びつけるために必要と思われる栄

養学的な注意点について学習する。

講義 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

八-IV-1-A、B

13 高齢期における栄養と料理1

歯科臨床で行われている高齢期の栄養指

導について学習する。

講義 柿木 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

八-IV-1-A、B

14 ストレス・環境と栄養

高温・低温環境、高圧・低圧環境、騒音・振

動環境、ストレスと栄養について学習する。

講義 辻澤

15 ライフステージ歯科栄養学のまとめ

講義中に配布した練習問題を解くことによっ

て、理解度を再確認する。

講義 辻澤

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・講義は、配布プリントを中心に行う。

・最新歯科衛生士教本人体の構造と機能2

栄養と代謝(全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版) 〔参 考 書〕

・応用栄養学ライフステージから見た人間栄養学(森基子ら著、医歯薬出版)

・応用栄養学(全国栄養士養成施設協会監修第一出版)

・応用栄養学(国立健康・栄養研究所監修南江堂)

・最新小児栄養(飯塚美和子、学建書院)

・高齢者の栄養管理ガイドブック(下田妙子、文光堂)

・新家庭介護の食事(田中弥生ら著、日本医療企画)

・歯科からアプローチする食育支援(食育支援ガイドブック作成委員会、医歯薬出版) ・妊産婦のための食生活指針(厚生労働省)

・授乳・授乳の支援ガイド(厚生労働省)

・楽しく食べる子どもに〜食からはじまる健やかガイド〜(厚生労働省)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

( 演習 ) ライフステージ歯科栄養学 II 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 40 3年 Applied Nutrition for

Dental Professionalism II

2.担当教員 辻澤利行

3.授業の概要 各ライフステージごとにテーマを与え、グループワークを行いその内容を発表することで、栄養学、食生

活と栄養、食べ物と健康 I、II、ライフステージ歯科栄養学 I や他の教科で学んだ知識の理解度を深める

とともに歯科医療人としてまたは他職種と連携してライフステージごとの食育支援を進めていく方法につ

いて学習する。

4.学生の到達

目標

① 食生活と健康との関連について説明できる。四-X-4-A

② 国民健康・栄養調査(国民栄養の現状と課題・近年の食行動の特徴)について説明できる。四-X-4-B

③ 食育基本法について説明できる。四-X-5-A、八-IV-2-B

④ 食生活指針・食事バランスガイドについて説明できる。四-X-5-C、八-IV-2-B

⑤ 歯の発達に必要な栄養素について説明できる。四-X-3-A

⑥ う蝕と食品(甘味食品)について説明できる。四-X-3-B

⑦ 歯周病と食品について説明できる。四-X-3-C ⑧ ライフステージと食育について説明できる。八-IV-2-A

⑨ 生活習慣病と食育について説明できる。八-IV-2-C

⑩ 生活習慣についての把握・食生活の把握についての説明ができる。八-IV-1-A、B

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 オリエンテーション

口腔保健学科で学ぶ栄養学関連講義の中での

本演習の位置づけと演習の進め方について説明

する。

妊娠・授乳期の栄養と食育支援について1

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書やインタ

ーネット、講義ノート等を参考に発表準備を行う。

講義/グルー

プ討論 /コン

ピュータ演習

室にてグルー

プ学習/発表

準備

辻澤 八-IV-2-A、B、

四-X-5-C、四-X-3-A

2 妊娠・授乳期の栄養と食育支援について2

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書、インタ

ーネット、教科書や講義ノート等を参考に発表準備

(パワーポイント資料の作成)を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、

四-X-5-C、四-X-3-A

3 妊娠・授乳期の栄養と食育支援について3

参考図書、インターネット、教科書や講義ノート等を

参考に発表準備を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、

四-X-5-C、四-X-3-A

4 妊娠・授乳期の栄養と食育支援について4

発表ならびに質疑応答。フィードバック。

発表 辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、

5 乳児期および幼児期における栄養と食育支援につ

いて(離乳の進め方と幼児食について)1

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書やインタ

ーネット、講義ノート等を参考に発表準備を行う。

グループ討論

/コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、

6 乳児期および幼児期における栄養と食育支援につ

いて(離乳の進め方と幼児食について)2

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書、インタ

ーネット、教科書や講義ノート等を参考に発表準備

(パワーポイント資料の作成)を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

7 乳児期および幼児期における栄養と食育支援につ

いて(離乳の進め方と幼児食について)3

参考図書、インターネット、教科書や講義ノート等を

参考に発表準備を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

8 乳児期および幼児期における栄養と食育支援につ

いて(離乳の進め方と幼児食について)4

発表ならびに質疑応答。フィードバック。

発表 辻澤 八-IV-2-A、B、四-X-4-B

四-X-5-C、四-X-3-A、B

9 幼児・学童・思春期における栄養と食育支援につい

て(間食のあり方について)1

講義/グルー

プ討論 /コン辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書やインタ

ーネット、講義ノート等を参考に発表準備を行う。

ピュータ演習

室にてグルー

プ学習/発表

準備

四-X-3-A、B

10 幼児・学童・思春期における栄養と食育支援につい

て(間食のあり方について)2

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書、インタ

ーネット、教科書や講義ノート等を参考に発表準備

(パワーポイント資料の作成)を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-A、B

11 幼児・学童・思春期における栄養と食育支援につい

て(間食のあり方について)3

参考図書、インターネット、教科書や講義ノート等を

参考に発表準備を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-A、B

12 幼児・学童・思春期における栄養と食育支援につい

て(間食のあり方について)4

発表ならびに質疑応答。フィードバック。

発表 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

13 成人期・更年期における栄養と食育支援について1

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書やインタ

ーネット、講義ノート等を参考に発表準備を行う。

グループ討論

/コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

14 成人期・更年期における栄養と食育支援について2

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書、インタ

ーネット、教科書や講義ノート等を参考に発表準備

(パワーポイント資料の作成)を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

15 成人期・更年期における栄養と食育支援について3

参考図書、インターネット、教科書や講義ノート等を

参考に発表準備を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

16 成人期・更年期における栄養と食育支援について4

発表ならびに質疑応答。フィードバック。

発表 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

17 高齢期における栄養と食育支援について1

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書やインタ

ーネット、講義ノート等を参考に発表準備を行う。

グループ討論

/コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

四-X-3-C

18 高齢期における栄養と食育支援について2

与えられたテーマの中からさらにグループ内で話し

合い具体的なテーマを決定する。参考図書、インタ

ーネット、教科書や講義ノート等を参考に発表準備

(パワーポイント資料の作成)を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

八-IV-1-A、B

19 高齢期における栄養と食育支援について3

参考図書、インターネット、教科書や講義ノート等を

参考に発表準備を行う。

コンピュータ

演習室にてグ

ループ学習/

発表準備

辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

八-IV-1-A、B

20 高齢期における栄養と食育支援について4

発表ならびに質疑応答。フィードバック。

総括。

発表 辻澤 八-IV-2-A、B、C、

四-X-4-B、四-X-5-C、

八-IV-1-A、B

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・特になし

〔参 考 書〕

・口腔保健学科の指定の教科書および図書館の関連図書

・信頼できる(大学、官公庁、学会など)インターネットのホームページ

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験、レポート点、発表点(80:10:10)で評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100〜80 点)、良(79〜70 点)、可(69〜60 点)する。

1.授業名

( 講義 )

歯科保健医療概論 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Introduction Dentistry Treatment 必須 30 3年

2.担当教員 千綿かおる

〔非常勤講師〕服部清

3.授業の概要 歯科医学における健康、疾病、障害等についての定義を確認して、実態と課題を把握し、歯科衛生士が

実際に臨床現場で仕事をしていく分野を学ぶ。その上で歯科衛生士が歯科疾患を有する患者に対応するた

めに必要な知識と技術を理解する。歯科衛生士の専門職は、どのような活動内容があり、どのような目標

をもって従事していくべきか自分の考えをもち、歯科衛生士としてのアイデンティティを学ぶ。

4.学生の到達

目標

① 健康の定義と実態を説明できる。

② 歯科衛生士の健康への関わりを説明できる。

③ 口腔疾患の実態と課題を説明ができる。

④ 歯科衛生士の口腔疾患への関わりを説明できる。

⑤ 口腔保健の実態と課題を説明ができる。

⑥ 歯科衛生士の口腔保健への関わりを説明できる。

⑦ 歯科衛生士の対象者別対応を説明できる。

⑧ 歯科衛生士の対象者別対応をまとめて発表ができる。

⑨ 障害者・高齢者の実態を説明できる。

⑩ 歯科衛生士の障害者・高齢者への対応が説明できる。

⑪ 地域における障害者歯科の実態を説明できる。

⑫ 事例を通して障害者歯科に対する歯科衛生士の役割が説明できる

⑬ 歯科衛生士の連携が説明できる。

⑭ 歯科衛生士としての連携をまとめて発表できる。

⑮ 今後の歯科衛生士としての自分の考えが説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

健康の定義、実態 これまでの健康観を学び、WHO における健康の定義を

確認して、各分野における健康の実態を学ぶ。健康の実

態から歯科衛生士の位置づけを明確にして、歯科衛生士

に何ができるか課題を検討する。 課題に対して、歯科衛生士ができる健康教育は、具体

的にどのようなことがあるか学ぶ。

講義 千綿

四-Ⅷ-1-A~D

健康についてのまとめ発表 (発表と質疑応答、課題提出)

歯科衛生士の健康課題のうち口腔保健についてまと

め、歯科衛生士としてどのような取り組みができるか検

討して発表する。他の発表に対して質疑応答する。歯科

衛生士としての自分の目標を明確にする。

講義 千綿

四-Ⅷ-1-A~D

口腔疾患の実態と課題 日本における口腔疾患の実態を学ぶ。う蝕罹患率、年

代別 DMFT、残存歯数等を確認し、口腔疾患の実態から、

今後の口腔保健の課題について検討する。課題に対して、

歯科衛生士ができる健康教育は、具体的にどのようなこ

とがあるか学ぶ。

講義

千綿

四-Ⅵ-1,2-A-C 4-A-E

口腔疾患についてのまとめ発表 (発表と質疑応答、課題提出)

これまでの歯科医療および口腔疾患の実態から、歯科

医療の中で歯科衛生士ができることを検討する。歯科衛

講義 千綿

四-Ⅶ-1-6

生士は口腔疾患予防に対して何ができるかまとめて発表

する。他の発表に対して質疑応答する。歯科衛生士とし

ての自分の目標を明確にする。

口腔保健の実態と課題 日本における口腔保健は、これまでどのようなことが

行われてきたか確認し、その成果を学ぶ。歯科衛生士は

口腔保健に対して具体的にどのようなことができるか学

ぶ。口腔保健の実態から、今後の口腔保健の課題につい

て検討する。課題に対して、歯科衛生士ができる健康教

育は、具体的にどのようなことがあるか学ぶ。

講義 千綿

八-Ⅰ-1,2 八-Ⅱ-1,2 八-Ⅴ-1-6

口腔保健のまとめ発表 (発表と質疑応答、課題提出) これまでの口腔保健の歴史を学び、歯科医療の中で歯

科衛生士ができることを検討する。歯科衛生士は口腔保

健に対して何ができるか考え、まとめをして発表する。

他の発表に対して質疑応答する。歯科衛生士としての自

分の目標を明確にする。

講義

千綿

八-Ⅰ-1,2 八-Ⅱ-1,2 八-Ⅴ-1-6

歯科衛生士の対象者別対応 歯科衛生士の対象者はどのような対象者がいるか学

ぶ。一般歯科医院の患者、病院歯科の対象者、地域住民

等々、歯科衛生士が対象とする人々について、どのよう

な特徴があるか、その対応法を学ぶ。

講義 千綿

四-Ⅶ-1-6 六-Ⅵ-Ⅷ

8 歯科衛生士の対象者のまとめ発表 歯科衛生士はあらゆる対象者にどのようなことができ

るか学ぶ。歯科衛生士は具体的にどのようなことができ

るか考えて発表する。他の発表に対して質疑応答する。

歯科衛生士としての自分の目標を明確にする。

講義 千綿 四-Ⅶ-1-6 六-Ⅵ-Ⅷ

9 障害者・高齢者の実態 日本における障害者・高齢者の実態を学ぶ。精神発達・

心理的発達障害、知的障害、自閉性障害、強度行動障害、

注意欠陥多動性障害、学習障害、脳性麻痺、重症心身障

害児・者、パーキンソン病、脳血管障害、精神・行動障

害、内部障害および高齢者の現状と特徴、歯科的特徴を

学ぶ。

講義

千綿 六-Ⅶ-1-5 六-Ⅷ-2,3

10 障害者・高齢者まとめ発表 これまでの障害者歯科・高齢者歯科の実態を学び、歯

科医療の中で歯科衛生士ができることを検討する。歯科

衛生士は障害者・高齢者に対して何ができるかまとめを

して発表する。他の発表に対して質疑応答する。歯科衛

生士としての自分の目標を明確にする。

講義 千綿 六-Ⅶ-1-5 六-Ⅷ-2,3

11 障害者の歯科臨床の実際①

地域の障害者歯科の実態を学ぶ。障害者の対応、歯科

治療内容、歯科衛生士の保護者への対応、保健指導、地

域との連携等の実態を障害者歯科実践者から学ぶ。

講義

服部 六-Ⅷ-1-4

12 障害者の歯科臨床の実際②

障害者歯科対象者の事例を通して歯科衛生士の役割に

ついて学ぶ。事例をあげて一次医療機関、二次医療機関、

三次医療機関、行政、教育、地域在住等でそれぞれの役

割と連携について検討して発表する。

講義 服部 六-Ⅷ-1-4

13 歯科衛生士の連携の実態と課題 歯科衛生士の職場における多職種連携を学ぶ。一般歯

科医院、総合病院、福祉施設、地域、企業等の歯科衛生

士の具体的連携を学ぶ。

講義 千綿 五-Ⅰ-3

14 歯科衛生士の連携のまとめ発表 歯科衛生士の職場における連携を学んで、各自の連携

のあり方、事例を通して考えて発表する。他の発表に対

して質疑応答する。

講義 千綿 五-Ⅰ-3 九-Ⅰ-1-B,C

15 今後の歯科衛生士の課題 歯科衛生士の職種としての実態、役割、今後の課題に

ついて各自でまとめて歯科衛生士としてのアイデンティ

ティを整理する。

講義 千綿 九-Ⅰ-1-A-D

6. テキスト

参考文献等

資料配付する。

〔 参 考 書 〕

・ 歯科保健指導関係資料 (財)口腔保健協会

・ 歯科保健関係統計資料 (財)口腔保健協会

・ 国民衛生の動向 (財)厚生労働省統計協会

・ 歯科衛生士のための障害者歯科, 医歯薬出版

・ スペシャルニーズデンティストリー障害者歯科,日本障害者歯科学会 編集, 医歯薬出版

7. 成績評価

方法・基準

各テーマの発表(60%)、レポート(40%)で評価する。

評価点から欠席は(-5 点)、遅刻は(-3 点)し、発表における質疑応答は(+5 点)する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習)

摂食嚥下リハビリテーション実習 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Seminar of Dysphagia Rehabilitation 必修 40 3年

2.担当教員 金久弥生 人見沙露

〔非常勤講師〕 糸田昌隆 佐藤央一 今井美季子 野原幹司 西村留美 前原朝子

3.授業の概要 口腔機能訓練の基本的知識と技術を身に付け、摂食や嚥下機能が低下した者に摂食嚥下訓練を実践して

生活の質の向上の支援ができる技術を習得する。

4.学生の到達

目標

①摂食・嚥下リハビリテーションを理解する。

②摂食・嚥下機能評価を行うことができる

③身体機能・療養環境に応じた摂食・嚥下リハビリテーション計画を立案できる。

④立案した摂食・嚥下リハビリテーション計画をもとに多職種と協働できるよう、関係職種に説明ができ

る。

⑤身体機能・療養環境に応じた訓練を実施できる。

⑥身体機能・療養環境に応じた訓練を患者に指導できる。

⑦身体機能・療養環境に応じた栄養管理方法を説明できる。

⑧摂食・嚥下障害を有する患者やその家族に病態や ADL、療養環境に応じた口腔衛生管理や口腔機能維

持・向上の方法を説明できる。

⑨対象者とその家族を総合的に理解し、保健・医療・福祉を含めた支援方法を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

摂食・嚥下障害患者の理解 -リスクマネジメント- 摂食・嚥下機能に障害のある患者を理解

し、身体機能・療養環境に応じた摂食・嚥

下リハビリテーションの目的や意義、リス

クマネジメントについて演習する。

講義・実習

金久 一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 六-Ⅰ-1 六-Ⅳ~Ⅷ 九-ⅪⅫ

3,4

摂食・嚥下機能検査と診断・評価

摂食・嚥下機能検査とその診断基準を理解

し、身体機能・療養環境に応じた摂食・嚥

下機能の評価を演習する。

講義・実習 人見

一、二、三 四-Ⅰ 六-ⅠⅣⅤⅦ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ

5,6

摂食・嚥下機能および口腔の機能評価方法 スクリーニングテストや舌圧や口唇圧の

測定などの機能評価方法を理解し、各種機

能評価方法を演習する。

講義・実習

西村

金久

一、二、三 四-Ⅰ 六-ⅠⅣⅤⅦ~Ⅷ 八-Ⅱ~Ⅴ 九-Ⅰ

7,8

間接訓練、口腔機能訓練

適応や経口摂取開始の前提条件、訓練実施

開始の判断目安、実施手順、評価などにも

とづく訓練方法を演習する。

講義・実習

金久 一、二、三 六-Ⅰ-4 六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6 九-ⅧⅨ

9,10

直接訓練、食事支援-他職種連携-

適応や経口摂取開始の前提条件、訓練実施

開始の判断目安、実施手順、評価などにも

とづく訓練方法を演習する。

講義・実習

佐藤

金久

一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4 六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6 九-Ⅷ~Ⅻ

11,12

リハビリテーション栄養

栄養アセスメントの必要性とその方法を

学習し、栄養アセスメントにもとづく栄養

ケアプランの立案とカンファレンスをグ

ループ毎で演習する。

講義・実習

糸田

金久

一、二、五、 三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 六-Ⅰ-4 八-Ⅴ-56

13,14

食事支援-増粘剤・様々な介護食品-

水分・飲料に応じた増粘剤の使用方法、パ

ッククッキングを実際に行って介護者の

食事準備や安全な調理法、市販されている

介護食品の種類や機能について演習する。

講義・実習

金久

前原

一 三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 八 九-ⅧⅨⅪⅫ

15,16 歯科衛生士の役割や機能 身体機能・療養環境に応じた摂食・嚥下機

能評価にもとづく訓練実施や患者への指

導について演習する。構音機能に影響する

口腔機能評価を理解し、歯科治療による改

善の可能性や歯科医療との連携について

学習する。

講義・実習 野原

三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 五 六-ⅠⅣ~Ⅷ 八 九-Ⅰ-4~6 九-Ⅷ~Ⅻ

17,18 口腔衛生管理-症例検討-

摂食・嚥下障害患者やその家族に対し、身

体機能・療養環境に応じた口腔衛生管理、

機能維持・向上のための知識・技術につい

て演習する。

講義・実習 今井

金久

一、二、三 三-ⅡⅢ 四-ⅧⅨⅩ 五 六-ⅠⅣ~Ⅷ 八 九-Ⅰ-4~6 九-Ⅷ~Ⅻ

19,20 摂食・嚥下リハビリテーション演習総括・

まとめ 摂食・嚥下リハビリテーションおよび口腔

機能維持・向上における知識・技能につい

てのまとめを行う。

講義・実習 金久

一、二、三 四-ⅧⅨⅩ 五-Ⅰ 六-Ⅰ-4 六-ⅦⅧ 八 九-Ⅰ-4~6 九-ⅧⅨ

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・歯科衛生士のための摂食・嚥下リハビリテーション(社団法人日本歯科衛生士会 監修・医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕

・摂食・嚥下リハビリテーション 第2版(才藤栄一、他 編・医歯薬出版)

・嚥下障害ポケットマニュアル 第3版(聖隷嚥下チーム執筆・医歯薬出版)

・リハビリテーション栄養ハンドブック(若林秀隆 編著・医歯薬出版)

・サルコペニアの摂食・嚥下障害(若林秀隆 編著・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・演習態度を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

外科系歯科医学Ⅱ (歯科先進医療技術)

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Oral and Maxillofacial Surgery II (Advanced Dental Technology)

必修 30 3年

2.担当教員 引地尚子

3.授業の概要 「口腔領域の疾患の診断と治療」

いろいろな口腔疾患(口腔外科的疾患・口腔内科的疾患を含む)の特徴・病態を深く理解し、さらにその先

進的治療法(外科的治療法・内科的治療法)について詳しく学習し、適正な歯科衛生士判断ができるように

する。歯のみならず、口腔全体を捉える思考法を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①顎顔面口腔領域の先天異常・発育異常の診断および治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

②顎口腔領域の損傷病変の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

③顎口腔領域の炎症性疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

④口腔粘膜疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

⑤顎口腔領域の嚢胞性疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

⑥顎口腔領域の腫瘍性疾患および腫瘍類似性疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断がで

きる。

⑦顎口腔領域の神経系疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

⑧唾液腺疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

⑨顎関節疾患の診断と治療を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

⑩口腔外科手術の内容を深く理解し、適正な歯科衛生士判断ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

顎口腔・顔面領域の先天異常症候群

口唇裂・口蓋裂の手術

先天異常の治療におけるチーム医療の実

際を把握し、適正な歯科衛生判断ができる

ように学習する。

講義

引地

六-IV-1-A-a~c

外傷(トリアージ)・顎骨骨折の治療手順

骨折における診断・治療手順を学び、迅速

な歯科衛生判断ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-A-a~c

顎変形症の手術

顎変形症における診断・治療手順を学び、

適正な口腔管理ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-B-a~d

炎症の諸反応・発現機序・組織学的分類

口腔炎症の基礎的背景を理解し、臨床経過

と対応して理解し、適正な歯科衛生判断が

できるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-D-a~c

顎骨の炎症

顎骨炎症の進行経過と重篤度を理解し、適

正な歯科衛生判断ができるように学習す

る。

講義

引地 六-IV-1-C-a~f、

六-IV-1-J-a~d

口腔粘膜疾患(水疱性疾患・ウイルス性疾

患)

進行経過の早い急性口腔粘膜疾患におけ

る診断・治療手順を学び、迅速な歯科衛生

判断ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-C-a~f、

六-IV-1-J-a~d

口腔粘膜疾患(角化性病変・色素性病変)

慢性口腔粘膜疾患における診断・治療手順

を学び、適正な歯科衛生判断ができるよう

に学習する。

講義

引地 六-IV-1-C-a~f、

六-IV-1-J-a~d

六-IV-1-E-a、b、

顎口腔の嚢胞(発生論と分類・診断治療法)

顎口腔の嚢胞について、発生論から分類・

診断治療法に至るまでを学び、適正な歯科

衛生判断ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-F-a~c

口腔腫瘍発生論・分類

口腔腫瘍の成り立ちについて学び、腫瘍治

療の基礎的背景を理解する。

講義

引地 六-IV-1-F-a~c

10

移植と再建外科

口腔外科における組織欠損に対する移植

術の適応と再建方法について学び、適正な

歯科衛生判断ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-I-a~e、

六-IV-1-H- a~d

11 腫瘍の治療法

口腔腫瘍の診断・治療手順を学び、適正な

歯科衛生判断ができるように学習する。

講義

引地 六-IV-1-G-a~c

12 手術患者の管理

周術期の患者の口腔管理について学び、適

正な歯科衛生判断ができるように学習す

る。

講義 引地 六-IV-2-A~I

13 神経系疾患と心因性病態、疼痛治療

神経系疾患と心因性病態、疼痛の治療につ

いて学び、適正な歯科衛生判断と口腔管理

ができるように学習する。

講義 引地 六-IV-2-A~I

14 唾液腺疾患(シェーグレン症候群と腫瘍性

病変の治療法)

唾液腺疾患、特にシェーグレン症候群と腫

瘍性病変の治療法について学び、適正な歯

科衛生判断と口腔管理ができるように学

習する。

講義

引地 六-IV-2-A~I

15 顎関節症治療法

顎関節症の診断基準とその治療法を理解

し、適正な歯科衛生判断と口腔管理ができ

るように学習する。

講義

引地 六-IV-2-A~I

六-IV-3~5

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 顎・口腔粘膜疾患 口腔外科・歯科麻酔

〔 参 考 書 〕 ・新・歯科衛生士教育マニュアル 池邉哲郎他編集 口腔外科学・歯科麻酔学

クインテッセンス出版

・口腔外科学 第3版 白砂兼光、古郷幹彦編集 医歯薬出版

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対し欠席による減点(1 回につき 4 点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 総合医科学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

General Medicine 必修 30 3 年

2.担当教員 園木一男 〔非常勤講師〕尾上泰弘 尼田 覚 高島 健 稲員修平

3.授業の概要 全身の健康状態や疾患に対応できる口腔保健医療を提供するために必要な基本的医科学知識として、

内科学、小児科学、産婦人科学、精神科学を学習する。内科学は後期の生活習慣病論で取り扱う疾患

と合わせて合計 11 疾患を系統的に学ぶ。また、講義の一部は、第 1 種衛生管理者資格指定科目「労働

衛生 f. 健康管理、g.メンタルヘルス、h. 健康の保持増進対策」の内容を含んでいる。小児科学で

は、小児の成長発達の過程と保護者の心理状態を理解し、コミュニケーション能力を身に付ける。ま

た小児期に頻度の高い口腔疾患の病態生理と予防法を理解する。産婦人科学では、代表的な婦人科疾

患と妊娠、分娩、出産について学習する。精神科学では、精神疾患を抱えた患者に適切な口腔保健医

療を提供するために、精神疾患および精神保健に関する基本的な精神医学的知識を習得する。

4.学生の到達

目標

内科学

①代表的な循環器疾患(心不全、虚血性心疾患、弁膜症、先天性心疾患、高血圧症、感染性心内膜炎、不整

脈)を説明できる。

②代表的な呼吸器疾患(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、肺結核、肺血栓塞栓症、ARDS、肺癌、睡眠

時無呼吸症候群、過換気症候群、気管支拡張症、肺嚢胞症、自然気胸、胸膜炎・膿胸、アレルギー性肺

疾患、サルコイドーシス、汚染大気吸入による肺疾患、縦隔腫瘍)を説明できる。

③代表的な消化器疾患(慢性胃炎、急性胃炎・急性胃粘膜症候群、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃

癌、食道癌、機能性胃腸症、中垂炎、腹膜炎、腸閉塞、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、消化管

ポリポージス、大腸癌、各種大腸炎を説明できる。

④代表的な肝・胆・膵疾患(ウィルス性肝炎、B 型肝炎、C 型肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害、薬剤性肝障

害、胆石症、胆嚢炎、急性膵炎、慢性膵炎、膵癌)を説明できる。

⑤代表的な腎疾患(慢性腎臓病、急性腎炎症候群、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、薬物性腎障害、急

性腎不全、慢性腎不全)や泌尿器疾患(腎尿路感染症(膀胱炎、急性腎盂腎炎)、腎・尿路結石、前立腺肥大

症)を説明できる。

⑥代表的な血液疾患(貧血、多血症、出血性素因、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫)について説明でき

る。

⑦第 1 種衛生管理者資格指定科目「労働衛生 f. 健康管理、g.メンタルヘルス、h. 健康の保持増進

対策」を理解する。

小児科学

①正常発達:標準的な成長発達が説明できる。

②発達異常:遠城寺式乳幼児分析的発達検査による発達指数が計算できる。

③小児の心理支援:チャイルドライフスペシャリストの役割について説明できる。

④保護者の心理支援:子育てで頻度の高い問題点とその解決策について説明できる。

⑤小児の代表的な口腔疾患(感染症、外傷、血液疾患、血管炎、薬剤副作用)について説明できる。

⑥予防接種(定期・任意)について説明できる。

産婦人科学

①代表的な婦人科疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌)を説明できる。

②妊娠、分娩、産褥の生理と代表的な異常妊娠(子宮外妊娠、妊娠中毒症、前置胎盤、切迫早産)を説明でき

る。

③妊産期の就労者の健康管理について説明できる。

精神科学

①代表的な精神疾患(統合失調症・気分障害・器質性精神障害)および精神保健の基礎的な考え方について

説明できる。

②代表的な精神疾患(摂食障害・パーソナリティ障害・不安障害)および代表的な発達障害(知的障害・自閉性

障害・アスペルガー症候群・注意欠陥/多動性障害)について説明できる。

③就労者のメンタルヘルスについて説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

内科学① 循環器疾患その1

心不全の病態から心臓の機能を学ぶ。また心不全

講義 園木 四-Ⅷ-6-B-a, C

六-Ⅰ-1-B-a, b, c

の原因となる虚血性心疾患、弁膜症、先天性心疾

患、高血圧症を学ぶ。

九-Ⅰ-2-C

内科学② 循環器疾患その2

歯科診療と関連が深い感染性心内膜炎と不整脈を

理解する。

講義 園木 九-Ⅰ-2-C

内科学③ 呼吸器疾患その1

気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺炎の病態から

肺機能を学ぶ。また、肺血栓塞栓症、ARDS から

肺循環を学ぶ。

講義 園木 H-Ⅱ-3-C-c

六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学④ 呼吸器疾患その2

よく遭遇する呼吸器疾患として肺癌、睡眠時無呼

吸症候群、過換気症候群を学ぶ。さらに知ってお

くべき呼吸器疾患として気管支拡張症、肺嚢胞症、

自然気胸、胸膜炎・膿胸、アレルギー性肺疾患、

サルコイドーシス、汚染大気吸入による肺疾患、

縦隔腫瘍を学ぶ。

講義 園木 H-Ⅱ-3-C-c

六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学⑤ 消化器疾患

上部消化管疾患(慢性胃炎、急性胃炎・急性胃粘膜

症候群、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、

食道癌、機能性胃腸症)と下部消化管疾患(機能

性胃腸症、中垂炎、腹膜炎、腸閉塞、炎症性腸疾

患、消化管ポリポージス、大腸癌、各種大腸炎)を学

ぶ。

講義 園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学⑥ 肝・胆・膵疾患

肝疾患としてウィルス性肝炎、肝硬変、アルコー

ル性肝障害、薬剤性肝障害を学ぶ。胆嚢疾患とし

て胆石症、胆嚢炎を学ぶ。膵疾患として急性膵炎、

慢性膵炎、膵癌、インスリノーマを学ぶ。

講義 園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学⑦ 腎・泌尿器疾患

腎疾患として慢性腎臓病、急性腎炎症候群、慢性

糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、薬物性腎障害、

急性腎不全、慢性腎不全を学ぶ。また、泌尿器疾

患として腎尿路感染症、腎・尿路結石、前立腺肥

大症を学ぶ。

講義 園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学⑧ 血液疾患その1

貧血の定義、分類、治療方法を学ぶ。また、多血

症や出血性素因の病態について学ぶ。

講義 園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

内科学⑨ 血液疾患その2

白血病の病態、治療方法を学ぶ。また、白血病の類

縁疾患である悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の病態、

治療方法を学ぶ。

講義 園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

10

小児科学①

小児の正常発達と異常発達、さらに小児と保護者に

対する心理支援とコミュニケーション技術を学ぶ。

講義 尾上 六-Ⅵ-1-A, B, C, D

11 小児科学②

小児の代表的な口腔疾患と予防接種について学ぶ。

講義 尾上 六-Ⅵ-2-B

12 産婦人科学①

代表的な婦人科疾患を学ぶ。

講義 尼田 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

13 産婦人科学②

妊娠、分娩、産褥の生理と異常妊娠を学ぶ。

講義 高島 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

14 精神科学①

代表的な精神疾患および精神保健の基礎的な考え

講義 稲員 六-Ⅷ-2-E

九-Ⅰ-2-C

方について学ぶ。

15 精神科学②

代表的な発達障害を学ぶ。

講義 稲員 六-Ⅷ-2-A

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 内科学 ・歯科診療のための内科(永末書店)

・衛生管理 上 第 1 種用(中央労働災害防止協会)

小児科学、産婦人科学、精神科学 ・プリント配布

〔 参 考 書 〕 精神科学 ・学生のための精神医学(医歯薬出版株式会社)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:出席 = 90:10 の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 生活習慣病論

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Lifestyle Disease 必修 16 3 年

2.担当教員 園木一男 久保田浩三

3.授業の概要 生活習慣病として代表的な疾患である糖尿病、脳血管障害を含む内科的疾患を学び、全身疾患に対応

できる口腔保健医療を提供するための基本的医科学知識を習得するとともに、口腔保健医療が全身に

及ぼす影響を理解し、歯科疾患を予防することが全身の健康維持や全身疾患の予防に効果があること

を理解する。特に、歯周病は生活習慣病の 1 つと考えられているのでその関連性について講義する。

また、本講義は、第 1 種衛生管理者資格指定科目「労働衛生 f. 健康管理、g.メンタルヘルス、h. 健

康の保持増進対策」の内容を含んでいる。

4.学生の到達

目標

①代表的な代謝疾患(糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症・痛風、肥満症・メタボリックシンドローム、ビタミン欠

乏症と過剰症、骨粗鬆症)を理解し、歯科疾患との関係を説明できる。

②代表的な内分泌疾患(甲状腺疾患、副腎疾患)を理解し、歯科診療との関係を説明できる。

③代表的な神経疾患(脳血管障害(脳卒中)、変性疾患、脱髄性疾患、感染性疾患、筋疾患)を理解し、歯科

診療との関係を説明できる。

④代表的な自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、

混合性結合性組織病)を理解できる。

⑤代表的な感染症を理解できる。

⑥歯周病と生活習慣病の関連性を説明できる。

⑦第 1 種衛生管理者資格指定科目「労働衛生 f. 健康管理、g.メンタルヘルス、h. 健康の保持増進対策」を

理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

代謝疾患その1

糖尿病とは何かを、病態、病因、診断方法、治

療方法を通して学ぶ。また、糖尿病、肥満症、

歯周病の三者の関係を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 四-Ⅷ-6-B-a, C

六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

代謝疾患その2

脂質異常症、高尿酸血症・痛風、ビタミン欠乏症・

過剰症、骨粗鬆症、アミロイドーシスといった疾患

を、病態、病因、診断方法、治療方法を通して

学ぶ。

講義

復習プリン

園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

3 内分泌疾患

内分泌疾患として代表的で知っておくべき甲

状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患、副甲状腺疾

患の病態、病因、診断方法、治療方法を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

神経疾患その1

脳血管障害といわれる疾患にはどんなものが

ありどのように分類されていのか、さらに、そ

の疾患の病因、病態、治療方法を学ぶ。また、

変性疾患としてアルツハイマー病、パーキンソ

ン病、筋萎縮性側索硬化症、脱髄性疾患として

多発性硬化症、ギランバレー症候群を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 四-Ⅷ-6-B-a, C

六-Ⅰ-1-B-a, b, c

六-Ⅷ-2-B-f

九-Ⅰ-2-C

神経疾患その2

感染性疾患としてクロイツフェルト・ヤコブ

病、髄膜炎、筋疾患として重症筋無力症、筋ジ

ストロフィー、その他、てんかん、頭痛、意識

障害、認知症、うつ病を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

六-Ⅷ-2-B-c, g

九-Ⅰ-2-C

自己免疫疾患

自己免疫疾患とはいかなる疾患であるかを理

解し、さらに自己免疫疾患といわれる代表的な

疾患の病態を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

六-Ⅷ-2-e

九-Ⅰ-2-C

感染症

感染症について知っておくべき専門用語と細

菌、ウィルス、スピロヘータ、リケッチア、真

菌、原虫による代表的疾患を学ぶ。

講義

復習プリン

園木 六-Ⅰ-1-B-a, b, c

九-Ⅰ-2-C

歯周病と生活習慣病

生活習慣病である肥満、高血圧、糖尿病の歯周

病への影響と歯周病治療が生活習慣病にどう

影響するか、また歯周病の全身疾患との関連性

について学ぶ。

講義 久保田 四-Ⅳ-1-F

七-Ⅱ-1-B

八-Ⅳ-2-C

九-Ⅰ-2-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科診療のための内科(永末書店) ・衛生管理 上 第 1 種用(中央労働災害防止協会) ・久保田先生の講義ではプリント配布

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:出席 = 90:10 の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 救急救命学・歯科麻酔学

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Emergency lifesaving, and dental anesthesiology

必修 30 3 年

2.担当教員 渡邉誠之 椎葉俊司 吉田充広 原野 望 布巻昌仁 左合徹平 園木一男

〔非常勤講師〕中島隆喜 山口浩志

3.授業の概要 歯科治療は生体にとって侵害刺激となる。この刺激を制御して生体を防御することは非常に重要であ

る。そのため必要不可欠なスキルである全身管理に重点を置き、薬物調整法や疼痛の発生ならびに緊

急時における対処法、救急蘇生法、応急手当まで修得する。

4.学生の到達

目標

①一般的な歯科治療における全身管理、精神鎮静法、局所麻酔および全身麻酔の基本を理解する。

②救急救命処置(救急蘇生法、応急手当)の基本を身につける。

③第 1 種衛生管理者資格指定科目「労働衛生 k. 救急処置」を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

全身管理に必要な知識 その 1

全身管理な必要な解剖学ならびに生理学と

して、呼吸器系、循環器系に重点を置いた学

習を行う。

講義 原野 一-Ⅰ、Ⅱ

全身管理に必要な知識 その 2

~全身状態の評価とモニタリング~

全身管理における呼吸器系、循環器系のモニ

タリングの内容を学習し、モニターの見方や

診断法を理解する。

講義 中島 六-Ⅰ-1-B-a,b,c,d

六-Ⅳ-4-A, B

九-XⅡ-1-A,B,C

局所麻酔

局所麻酔が効果を発揮する理由および実際

の局所麻酔の方法について学習する。

講義 吉田 六-Ⅳ-3-A

精神鎮静法

精神鎮静法に使用される薬剤について学習

する。また精神鎮静法の適応、禁忌症などを

踏まえた上で、適切な管理方法を学習する。

講義 布巻 六-Ⅳ-3-B

管理上問題となる患者の管理 その 1

代謝・内分泌疾患、肝・腎疾患、精神疾患、

その他の疾患について学習する。

講義 左合 六-Ⅰ-1-B-a,b,c,d

管理上問題となる患者の管理 その 2

呼吸系疾患、循環系疾患、脳血管障害につい

て学習する。

講義 布巻 六-Ⅰ-1-B-a,b,c,d

全身麻酔

全身麻酔の概念から、術前の全身状態の評価

と管理について学習する。実際に使用される

薬剤や器具について学習する。

講義 山口 六-Ⅳ-3-C

8 ペインクリニック

顎顔面痛の病態と診断法について学習する。

また麻痺性疾患として、顔面神経麻痺、三叉

神経麻痺について学習する。

講義 椎葉 六-Ⅳ-1-I-a,b,c,d,e

歯科治療時における全身的偶発症

歯科診療時に起こる偶発症とその予防及び

処置方法について学習する。

講義 吉田 六-Ⅳ-4-C-b

九-XⅡ-1-H

10

救急蘇生法 その 1 ~ショック~

ショックの概念と分類ならびにその臨床症

講義 原野 六-Ⅳ-4-C-a

九-XⅡ-1-G,I

状について学習する。また実際に起こった場

合の治療について学習する。

11

救急蘇生法 その 2~心肺蘇生法~

救命の連鎖についての理解とともに、一次救

命処置(成人、小児、乳児)、ならびに二次

救命処置について学習する。

講義 左合 六-Ⅳ-5-A, B

九-XⅡ-1-D,E,F

12 外傷の応急手当 その 1

創傷と多量出血、熱傷、化学損傷、凍傷、眼

窩内異物について学ぶ。

講義 園木

13 外傷の応急手当 その 2

骨折、脱臼・肉離れ・アキレス腱断裂、打撲、

急性腰痛、電撃症、有害光線、電離放射線又

は放射性物質、溺水について学ぶ。

講義 園木

14 急病の応急手当

熱中症、減圧症、心臓発作、呼吸困難、過換

気症候群、脳卒中、ショックと意識障害、脳

貧血、腹痛、痙攣、不安障害について学ぶ。

講義 園木

15 中毒の応急手当

化学物質による中毒、一酸化炭素中毒、酸素

欠乏・硫化水素中毒、食中毒について学ぶ。

また、救急資材等の準備と防災組織づくりに

ついて学ぶ。

講義 園木

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・歯科麻酔学 第7版 医歯薬出版 ・衛生管理 上 第 1 種用(中央労働災害防止協会)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験により評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定に従う。

1.授業名

(講義)

チーム口腔保健医療学 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Studies of Oral Health Care Team 必修 16 3年

2.担当教員 金久弥生 〔非常勤講師〕 戸原 玄 平原佐斗司 菊谷武 助金 淳 坂田晋一 長谷川聰 嶋津さゆり

3.授業の概要 他の医療従事者と連携して患者中心の歯科医療を実現するための医学的な基礎知識を学ぶ。とくにチー

ム医療が必要とされる口腔・顔面領域に関連する疾患、高齢者や要介護高齢者を対象とした医療における

医学的知識を習得する。

4.学生の到達

目標

①チーム医療に必要な知識・技術・態度を理解する。

②他職種の職能を理解する。

③他職種協働のチーム機能を理解する。

④チーム医療において歯科医療に求められる役割を理解する。

⑤チーム医療における歯科衛生士の役割を理解する。

⑥チーム医療における歯科衛生士の機能を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

チーム医療における歯科衛生士の機能

-歯科医の視点立場から- チーム医療における歯科衛生士の役割や機

能を発揮するために必要な知識・技術・態度

について学習する。

講義

戸原 三-Ⅰ-9~16 三-Ⅱ-7~11 四-ⅨⅩ 五-Ⅰ-3 六-ⅠⅣ~Ⅷ、

チーム医療における歯科衛生士の役割と機

能-医師の立場から- チーム医療における歯科衛生士の役割や機

能を発揮するために必要な知識・技術・態度

について学習する。

講義

平原 一 三-Ⅰ-1~8 三-Ⅱ-1~6 四-Ⅹ 五-Ⅰ-3

地域医療機関および在宅支援チームにおけ

る歯科医師の立場から 歯科衛生士に求める機能 歯科医療職以外のチーム構成職種の職能・

職域および役割やチーム機能を理解し、歯科

衛生士が発揮すべき役割や機能、多職種と

協働できる業務について学習する。

講義

菊谷 一 三-Ⅰ-1~8 三-Ⅱ-1~6 四-Ⅹ 五-Ⅰ-3

作業療法士の役割

歯科衛生士に求める機能

作業療法士の職能・職域および役割やチー

ム機能を理解し、作業療法士が歯科衛生士

に求める役割や機能、作業療法士と協働でき

る業務について学習する。

講義

助金 一 三-Ⅰ-1~8 三-Ⅱ-1~6 五-Ⅰ-3

理学療法士の役割

歯科衛生士に求める機能

理学療法士の職能・職域および役割やチー

ム機能を理解し、理学療法士が歯科衛生士

に求める役割や機能、理学療法士と協働でき

る業務について学習する。

講義

坂田 一 三-Ⅰ-1~8 三-Ⅱ-1~6 五-Ⅰ-3

薬剤師の役割

歯科衛生士に求める機能

薬剤師の職能・職域および役割やチーム機

能を理解し、薬剤師が歯科衛生士に求める役

割や機能、薬剤師と協働できる業務について

学習する。

講義

長谷川 一 三-Ⅰ-1~8 三-Ⅱ-1~6 三-Ⅲ 五-Ⅰ-3

管理栄養士・栄養士の役割

歯科衛生士に求める機能 管理栄養士・栄養士の職能・職域および役割

やチーム機能を理解し、管理栄養士・栄養士

が歯科衛生士に求める役割や機能、管理栄

養士・栄養士と協働できる業務について学習

する。

講義

嶋津 一 三-Ⅰ-1~8 四-Ⅹ 五-Ⅰ-3

8 歯科衛生士の役割・まとめ総括 チーム医療における歯科衛生士の役割や機

能を発揮するために必要な知識・技術・態度

および、多職種と協働できる業務について学

習する。

講義

金久 五 六-Ⅰ-1~6 八 九-Ⅰ・ⅣⅤⅦ~ⅨⅪⅫ

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・配布プリント

〔 参 考 書 〕 ・ 新口腔保健学(末高武彦、他 編・医歯薬出版) ・ 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 監・医歯薬出版) ・摂食・嚥下障害ベストナーシング(向井美恵、他・Gakken)

・口腔保健学 第2版(宮武光吉、他 編・医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1 保健生態学(全国歯科衛

生士教育協議会 監・医歯薬出版)

・摂食・嚥下リハビリテーション 第2版(才藤栄一、他 編・医歯薬出版)

・嚥下障害ポケットマニュアル 第3版(聖隷嚥下チーム執筆・医歯薬出版)

・リハビリテーション栄養ハンドブック(若林秀隆 編著・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・授業態度と定期試験を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席及び課題提出期限の不備は減点する(それぞれ1回につき3点:

3点:5点:5点~10点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 基礎介護学

平成26年度 前期 必修・選択 時間数 開講年次

Basic Medical Care 必修 16 3年

2.担当教員 〔非常勤講師〕 竹並正宏

3.授業の概要 ・他で学習した知識や技術を統合して介護過程を展開して、介護計画を立案する方法を理解し、介護

計画に基づく適切な介護サービスを提供するために必要な知識を得て、介護過程の実践的展開を行う。

・介護を受ける利用者は様々な状態・状況にあることを理解し、どんな状態にある利用者であっても

尊厳保持の観点を持ち、自立支援の視点に立つ介護の提供を習得する。

4.学生の到達

目標

①事例を通じて生活支援の課題、目標、ニーズを捉える視点を養い、的確な記録や記述の方法を身に

つける。

②介護過程とチームアプローチの関係について理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

介護の社会化

社会の中で困っている人に対するお世話

や、助け合うことについて理解する。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c 九-Ⅰ-1-C-b

介護の概念

社会福祉士及び介護福祉士法の職務等

の概念について理解する。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

利用者の理解と援助関係

一人ひとりの利用者の存在そのものを大

切にするという理解と援助関係について理

解する。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

介護援助の方法

個別性・多様性・変化のリズムを刻みなが

ら思いの実現に向けた援助方法を学ぶ。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

介護過程の概要

尊厳をさせる介護の提供意義についての

考え方を学ぶ。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

さまざまな場における介護活動

住みよい地域環境の改善や必要と思わ

れる資源の開発について学ぶ。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

よりよい介護のための連携

介護を展開するうえでかかわり深いICF

「リハビリテーション」地域との連携を学ぶ。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

介護従事者の健康と安全

質の高い介護提供のため自身の心と身

体の健康状態を整えておくことについて理

解する。

講義 竹並 五-Ⅰ-3-A-a, b, c 八-Ⅴ-6-B-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・新・介護福祉士養成講座「介護の基本Ⅰ」(中央法規)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験により評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 基礎看護学

平成 26 年度 後期 必修・選択 時間数 開講年次

Basic Nursing 必修 16 3年

2.担当教員 〔非常勤講師〕 渕野由夏 加藤法子 藤野靖博 於久比呂美

3.授業の概要 この科目では、看護学全般の概念をとらえ、看護の位置づけと役割を理解できるよう講義を展開して

いく。ここでは、看護の本質および看護の対象、保健医療における看護の役割や専門性について概説

する。また、看護の歴史的変遷を踏まえつつ現代看護に求められる看護職の役割や保健医療システム

の中における看護の役割についても学習する。

4.学生の到達

目標

①看護の目的、対象、方法を理解する。

②社会における看護の役割・活動を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

看護とは 看護とは何かについて、看護の概念や

理論などを通して理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護の歴史的変遷 看護の概念がどのように発展していっ

たか、なぜそのように考えられるようになったのかを歴史的変遷から理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護における人間のとらえ方①

看護の対象となる「人間」について基

本的欲求、成長・発達課題、主要な看護

モデルなどの視点から理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護における人間のとらえ方②

看護の対象となる「人間」を取り巻く

環境について外部環境、内部環境の視点

から理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護における健康のとらえ方

健康の概念を学習し、看護における健

康の考え方について理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護における生活のとらえ方

看護の視点から生活をとらえ、生活を

整える過程について理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護の機能と看護活動①

看護の機能と役割を理解した上で、具

体的な看護業務について学習する。さら

に、看護活動の基盤となる看護過程につ

いて理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

看護の機能と看護活動②

保健医療システムにおける看護の機能

について理解する。さらに、看護活動に

おいて重要な看護管理および看護倫理に

ついて理解する。

講義

渕野、加藤

藤野、於久

五-Ⅰ-3-A-a, b, c

九-Ⅰ-1-C-b

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・プリント配布 〔 参 考 書 〕 ・「看護学概論 第5版」(松木光子著・ヌーヴェルヒロカワ) ・「看護覚え書き 改訂第7版」(F・ナイチンゲール著 湯槙ます他訳・現代社)

・「看護の基本となるもの」(ヴァージニア・ヘンダーソン著 湯槙ます・小玉香 津子訳・日本看護協会出版会)

7. 成績評価

方法・基準

出席=50%、レポート=30%、小テスト=20%の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 社会環境医学 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 3年 Public Health

2.担当教員 日髙勝美

3.授業の概要 社会環境医学では、歯科衛生士教育の専門基礎分野である「歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の

仕組み」の中で公衆衛生学に該当する内容を学習する。具体的には、健康と疾病の概念、疫学の基本的な考

え方、環境と健康、疾病の現状と予防対策、保健活動(地域保健、母子保健等)、産業保健(労働衛生、労

働生理を含む)等について学習し、わが国の保健医療対策の現況等について理解を深める。

4.学生の到達

目標

①健康と疾病の概念、公衆衛生の概念、健康づくり運動の変遷と現状を説明できる。

②人口統計、健康に関連した指標を説明できる。

③地球環境、生活環境等の環境と健康を理解する。

④疫学の概念と疫学研究を説明できる。

⑤感染症とその予防を説明できる。

⑥生活習慣と生活習慣病予防を説明できる。

⑦食品衛生管理と健康、食中毒予防を理解する。

⑧地域社会と地域保健活動を説明できる。

⑨母子保健の意義と母子保健対策を説明できる。

⑩学校保健の意義と学校保健活動を説明できる。

⑪がんや難病等の疾病対策の概要を理解する。

⑫成人保健対策と高齢者及び要介護者の保健福祉対策を説明できる。

⑬産業保健の意義と特徴、労働衛生、労働生理、産業保健活動の現状を理解する。

⑭産業保健管理体制、産業保健対策を理解する。

⑮精神保健の意義と精神保健活動の概要を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

健康と疾病の概念、予防の考え方と適用

公衆衛生の法的根拠と国の責務、健康の定義、プライマリ

ヘルスケア、ヘルスプロモーション及び予防医学の概念に

ついて学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-1-A~B

健康づくり運動の変遷と現状

社会保障制度及び健康づくり対策の変遷、地域歯科保健

の推進と 8020 運動、健康日本 21 及び歯科口腔保健法の

概要と数値目標、すこやか親子 21 の概要等について学習

する。

講義

日高

四-Ⅷ-1-C~D

人口統計、健康に関連した指標

人口の年次推移・将来予測、人口の高齢化、人口動態統

計(出生、死亡、婚姻、離婚)、合計特殊出生率・年齢調整

死亡率の動向、死因別死亡率等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-2-A~C

環境と健康①

環境の概念、空気の正常成分と異常成分、温熱環境、水

質基準、浄水法、下水道、非電離放射線、電離放射線等

について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-3-A,C

環境と健康②

住環境、地球温暖化、酸性雨、オゾン層破壊、公害と健康

への影響、大気・水・土壌の汚染、騒音、悪臭、廃棄物処

理、感染性廃棄物等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-3-B,D

食品衛生管理、食中毒予防、食品保健

食中毒の疫学と分類、食品の安全管理対策(安全性対策、

食品表示、食品添加物、健康食品)、栄養摂取基準、国民

健康・栄養調査等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-7-A

疫学の概要、疫学研究

健康障害の発生要因、疾病の発生・流行状況を表す指

標、記述疫学、分析疫学、介入研究等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-4-A~D

感染症とその予防

感染成立の要因、感染症予防の基本理念、感染症対策上

の問題点、輸入感染症、新興・再興感染症、わが国の感染

症対策と感染症の分類等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-5-A~C

地域保健

地域保健の概念、地域保健の行政組織(市町村、都道府

県、国)、保健所・市町村保健センターの役割と設置状況、

民間団体・住民組織、健康危機管理等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-8-A~G

10

母子保健、精神保健

母子保健の意義、市町村が実施する母子保健事業、母性

保健、小児保健、母子歯科保健、精神保健のあゆみと現

況、精神障害者医療の大要について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-9-A~C

四-Ⅷ-13-A~B

11 生活習慣病とその対策、疾病対策

生活習慣病の概念と現状、老人保健のあゆみ、健康日本

21、健康日本 21(第 2 次)、特定健康診査及び特定保健指

導等について学習する。また、難病の定義と難病対策の概

要について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-6-A~C

四-Ⅷ-8-F~G

12 成人・高齢者保健

成人・老人保健の意義、悪性新生物・心疾患・脳血管疾

患・糖尿病の概況、成人・老人の口腔保健、後期高齢者の

医療、要介護高齢者対策と介護予防事業等について学習

する。

講義

日高

四-Ⅷ-11-A~E

13 学校保健、国際保健

学校保健の意義と特徴、学校保健職員と役割、学校保健

の 3 領域、学校における歯科保健問題及び歯科健康診断

講義

日高

四-Ⅷ-10-A~D

四-Ⅷ-1-D

等について学習する。また、世界保健機関、各国との国際

協力等について学習する。

14 産業保健①

産業保健の概念、衛生管理体制、作業環境要素、環境条

件や労働による人体の機能の変化、職業性疾病、作業環

境管理、作業管理等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-12-A~C

15 ②産業保健

安全衛生管理体制(統括安全衛生管理者、衛生管理者、

産業医)と健康管理、健康診査と事後措置、健康の保持増

進対策、疲労及びその予防、メンタルヘルス対策、職業適

性等について学習する。

講義

日高

四-Ⅷ-12-B,D

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 保健生態学(可児徳子 他著 医歯薬出版)

〔 参 考 書 〕 ・国民衛生の動向(厚生労働統計協会 編)

・わかりやすい公衆衛生学(大阪公衆衛生協会 編 ヌーヴェルヒロカワ)

・衛生管理 上 第1種用(中央労働災害防止協会 編)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69

~60 点)とする。

1.授業名

(講義)

労働衛生学 平成 26 年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Occupational Health 必修 30 3年

2.担当教員 柿木保明 日髙勝美 安細敏弘 秋房住郎 園木一男 佐伯 桂

〔非常勤講師〕 保利 一 大神 明 森本泰夫 伊藤昭好 品川隆 伊澤三樹

3.授業の概要 本学科目は第1種衛生管理者資格免許との関連から、労働衛生の概論として働く人々の安全と健康を守り、快

適職場形成のための理論と方法について学ぶ。労働衛生の実際活動のうち作業環境管理、作業管理、健康管理、

労働衛生教育、健康保持増進活動を中心に学び、更に職業性疾患の成因と対策を知り予防に結びつける。これ

に加えて企業における労働衛生管理の実際についても学ぶ。

4.学生の到達

目標

①労働における安全と健康の重要性を認識し、それらに関する理論と方法を理解し、働く人々の安全と健康が

確保できるようになる。

②産業保健の意義と特徴を説明できる。

③労働衛生統計を理解する。

③産業保健における管理体制を概説できる。

④作業管理、作業環境管理、健康管理を説明できる。

⑤労働衛生教育について説明できる。

⑥産業保健活動の現状を説明できる。

⑦産業保健対策における一般健康診査と事後措置を説明できる。

⑧産業保健対策における特殊健康診査と事後措置を説明できる。

⑨産業保健対策における健康保持増進対策を説明できる。

⑩労働衛生におけるメンタルヘルスについて説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 労働衛生の目的、歴史、労働災害

労働災害と労働衛生管理の歴史、現状を概観し、労

働衛生管理の目的と労働衛生管理者の役割について理

解する。

講義 柿木 四-Ⅷ-12-A

労働衛生統計

労働衛生統計から見た労働衛生および労働災害の現

状及び問題点を説明し、疫学的特徴を理解する。

講義 日髙 四-Ⅷ-12-A

四-Ⅷ-12-C

3 労働衛生管理体制

衛生管理体制の整備、作業巡視、リスクアセスメン

トとマネジメントについて説明し、衛生管理の進め方

を理解する。

講義 秋房 四-Ⅷ-12-B

4 作業環境による職業性疾病の成因と対策

職業性疾病のうち作業環境を要因とする職業癌、職

業性肺疾患、振動障害、熱中症等について理論と実際

を学び、対策方法を考える。

講義 森本

(産業医大)

四-Ⅷ-12-B

5 作業環境管理(1)

作業環境管理の意義と目的、作業環境の要素及び測

定について説明し、作業管理の進め方の基礎を理解す

講義 保利

(産業医大)

四-Ⅷ-12-B

る。

6 作業環境管理(2)

作業環境測定のデザイン・サンプリング・分析、ま

た結果に基づく評価、改善に関する実際について実例

を挙げつつ説明する。

講義 保利

(産業医大)

四-Ⅷ-12-B

労働衛生教育

労働安全衛生法における労働衛生教育の目的と意

義、企画、実施方法について学び、労働衛生教育の進

め方を理解する。

講義 安細 四-Ⅷ-12-B

健康管理

健康管理の意義と目的、健康診断(一般及び特殊健

康診断)、及び事後措置について学び、健康障害の防止

対策を考える。

講義 品川 四-Ⅷ-12-B

四-Ⅷ-12-D-a, b

9 作業管理

作業態様、保護具、作業態様による職業性疾病(VDT

作業障害、腰痛、難聴等)について理解する。

講義 大神

(産業医大)

四-Ⅷ-12-B

10

健康保持増進活動(THP)

THP(Total Health Promotion)の理念と概要、健康測

定と健康指導の実際について学ぶ。

講義 佐伯 四-Ⅷ-12-D-c

11 作業関連疾患対策

過重労働対策を中心として、実例にあたりながらそ

の課題と解決方法について考える。

講義 伊澤 四-Ⅷ-12-D

12 快適職場の形成

労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)の概

要、基本的要素と PDCA サイクルを学び、OSHMS の整

備における留意点について実例を挙げて理解する。

講義 佐伯 四-Ⅷ-12-B

13 労働衛生におけるメンタルヘルス対策

心と体の健康づくりについて、THP と衛生管理者の

役割を説明し、職場における心の健康づくりのあり方

について学ぶ。

講義 園木 四-Ⅷ-12-D

14 企業における労働衛生管理の実際

事業場における安全衛生の水準の向上を図ることを

目的として事業者が一連の過程を定めて行う自主的活

動(危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき

講ずる措置を含む)について学ぶ。

講義 伊藤

(産業医大)

四-Ⅷ-12-C

15 企業における歯科保健管理の実際

歯科特有の職業性疾患の種類と対策方法を学ぶとと

もに、事業所における歯科保健の進め方について実例

を示しながら説明し、歯科衛生士としての役割につい

ても考える。

講義 柿木 四-Ⅷ-12-C

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・「労働衛生のしおり」中央労働災害防止協会

・「新衛生管理 上 第1種用」 厚生労働省安全衛生部編 中央労働災害防止協会

〔 参 考 書 〕 ・産業保健マニュアル 和田 攻編 南山堂

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対して欠席による減点(1回につき3点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(実習) 基礎臨床実習 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 272 3 年 Basic Clinical Clerkship

2.担当教員 臨床実習運営部会員、臨床系教員

3.授業の概要 参加型臨床・臨地実習を通じて、実際に様々な患者に接する中で、患者本位の医療を実践し、基本的歯科

医療に必要な知識、態度、技能を修得する。

4.学生の到達

目標

1.全人的歯科医療および口腔保健を体得する

2.医療従事者としての必要な態度を身につける。

3.医療安全・感染予防を説明することができ、その実際を実践する。

4.医療制度を説明することができ、個々の運用実例を体験する。

5.医療における Minimal Intervention を説明する。

6.GP ユニットでは、患者実習を通じて一口腔単位の診療(水準1、2)を体験し、予防処置、診療補

助と歯科保健指導の知識・技能を身につけ実践する。

7.専門ユニットでは、見学を通して第2、3次医療および先進的歯科医療の知識を身につけ体験する。

8.学外実習においては、ライフステージごとの生活の有り様を体験するとともに、他の医療・福祉職と

の多職種連携を体験する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

GP ユニット(口腔保健科、総合診療科、小児歯

科、保存治療科、歯周治療科、口腔環境科、高齢

者歯科、摂食嚥下リハビリテーション科)におけ

る参加型臨床実習

(詳細は臨床実習の手引きを参照のこと)

参加型臨床

実習

臨床実習運

営部会員、

臨床系教員

五~九全般

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・臨床実習の手引き

7. 成績評価

方法・基準

単位の認定は、3 年次通年(基礎臨床実習・応用臨床実習)で行う。

臨床実習評価の合格基準は以下のとおりとする。

・必須項目(必須ケース、レポート提出、試問の合格等)を取得すること

・規定の出席日数を満たすこと。

・OSCE に合格すること。

評価は上述の合格基準を満たした上で、ケース数 40%、OSCE 30%、プリセプターによる態度評価 30%と

し、優(80~100 点)、良(70~79 点)、可(60~69 点)とする。

1.授業名

(実習) 応用臨床実習 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 348 3 年 Applied Clinical Clerkship

2.担当教員 臨床実習運営部会員、臨床系教員

3.授業の概要 参加型臨床・臨地実習を通じて、実際に様々な患者に接する中で、患者本位の医療を実践し、基本的歯科

医療に必要な知識、態度、技能を修得する。

4.学生の到達

目標

1.全人的歯科医療および口腔保健を体得する

2.医療従事者としての必要な態度を身につける。

3.医療安全・感染予防を説明することができ、その実際を実践する。

4.医療制度を説明することができ、個々の運用実例を体験する。

5.医療における Minimal Intervention を説明する。

6.GP ユニットでは、患者実習を通じて一口腔単位の診療(水準1、2)を体験し、予防処置、診療補

助と歯科保健指導の知識・技能を身につけ実践する。

7.専門ユニットでは、見学を通して第2、3次医療および先進的歯科医療の知識を身につけ体験する。

8.学外実習においては、ライフステージごとの生活の有り様を体験するとともに、他の医療・福祉職と

の多職種連携を体験する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

専門ユニット1(口腔内科、口腔外科外来、病棟、

手術見学)、専門ユニット2(インプラント科、

歯科放射線科)、専門ユニット3(あんしん科)、

GP ユニット(口腔保健科、矯正歯科、訪問診療)、

および外部臨地実習(小倉リハビリテーション病

院、シルバー・サン・ホーム、北九州シティホー

ム、小倉北特別支援学校、八幡カトリック幼稚園)

における参加型臨床・臨地実習

(詳細は臨床実習の手引きを参照のこと)

参加型臨床

実習

臨床実習運

営部会員、

臨床系教

員、外部施

設の非常勤

講師

五~九全般

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・臨床実習の手引き

7. 成績評価

方法・基準

単位の認定は、3 年次通年(基礎臨床実習・応用臨床実習)で行う。

臨床実習評価の合格基準は以下のとおりとする。

・必須項目(必須ケース、レポート提出、試問の合格等)を取得すること

・規定の出席日数を満たすこと。

・OSCE に合格すること。

評価は上述の合格基準を満たした上で、ケース数 40%、OSCE 30%、プリセプターによる態度評価 30%と

し、優(80~100 点)、良(70~79 点)、可(60~69 点)とする。

1.授業名

(講義・演習) 被災地支援サポーター

育成学 平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 3年 Human Resource Development for

Disaster Area

2.担当教員 秋房 住郎、三阪 美惠、

(非常勤)久保山 裕子、李 仁鉄、末継 雄司

3.授業の概要 大規模災害時では長期的な支援が不可欠であることから、継続的・持続的な支援を行うための人的資源

の確保が重要である。災害ボランティア活動を希望する大学生は多く、また大学の中にはボランティアセ

ンター等を設置するなどボランティア活動を推進しているところもあるなど、被災地へ長期的・計画的な

ボランティア供給源として大学に期待されているところは大きく、被災地域のニーズにあった効果的なボ

ランティア活動を行うためには、日頃から大規模災害の専門的な知識・経験にかかる教育が必要である。 被災地域のニーズと大学のシーズをマッチングさせ、地域の防災力を強化するため、被災地サポーター

として学生ボランティアを育成し、ボランティア活動を行うための基礎を素養する。 4~15 回は、まなびと ESD ステーション(小倉北区魚町 3 丁目 3-20)で行う。

また、希望者を募り、春休みを利用して被災地でのボランティア活動を体験する。

4.学生の到達

目標

・被災地支援にかかるボランティアについて説明できる。

・被災地の支援の実際について理解する。 ・被災地のニーズとボランティアのマッチングについて理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

1 被災地支援の実際について 平成 24 年の北九州北部豪雨災害に際して設置した八女

市社会福祉協議会のボランティアセンターの運営につい

て学び、被災地で必要とされているボランティアのあり方

について修得する。

講義 末継、秋房、三阪

2、3 被災地支援における歯科衛生士の役割

平成 25 年度に日本歯科衛生士会が策定した「災害支援

活動歯科衛生士実践マニュアル」を学び、被災地における

歯科衛生士の役割と支援の実務について修得する。

講義 久保山、秋房、三阪

4~7 大学生災害ボランティアコーディネーター養成研修 「災害ボランティアに関する基礎知識(心得)」や「災

害ボランティアセンターの役割」などについて学ぶ。

講義・演習 (学外)

李、秋房、三阪 (消防防災指導課)

8~15 災害ボランティアコーディネーター養成研修

災害ボランティアセンター設置運営にかかる机上訓練

を行い、ボランティアセンターを模擬的に設置して、運営

する上で必要な実務について修得する。

講義・演習

(学外)

秋房、三阪

(消防防災指導課)

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・講義ごとに資料を配付予定

7. 成績評価

方法・基準

・出席状況(50%)とレポート(50%)により 100 点満点で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とし、

優(80~100 点)、良(70~79 点)、可(60~69 点)とする。 ・大学生災害ボランティアコーディネーター養成研修および災害ボランティアコーディネーター養成研修

受講修了者には「大学生災害ボランティアコーディネーター養成研修修了書」(福岡県知事)を交付する。

1.授業名

(講義) 訪問介護歯科学

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Home Visiting Program for Oral Care

選択 16 3年

2.担当教員 金久弥生

〔非常勤講師〕鈴木裕也 奥村圭子 渡邊裕 吉田貞夫 建宮実和 森本義朗

3.授業の概要 在宅で療養している高齢者および要介護者に対する口腔衛生管理や口腔機能の維持向上、口腔状態に応

じた義歯の着脱方法、口腔・全身状態の観察、体位変換、食事の介護、家族への口腔衛生指導など、訪問

介護での口腔環境管理における基礎知識を学ぶ。

4.学生の到達

目標

①在宅療養者の病態や ADL を把握し、QOL 向上に繋がる口腔保健教育を行うために必要な援助・技術の方

法を説明できる。

②在宅療養者やその家族とのコミュニケーションを実践できる。

③在宅療養者の身体状況に応じた、訪問歯科診療を行うために必要な補助・介助を説明できる。

④在宅療養者やその家族に病態や ADL、療養環境に応じた口腔衛生管理や口腔機能維持・向上の方法を説

明できる。

⑤在宅療養者に関わる他の職種との連携が説明できる。

⑥対象者とその家族を総合的に理解し、保健・医療・福祉のあり方と支援の方法を説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

在宅療養者の理解

在宅療養者の社会的背景や環境を理解す

るとともに、疾患や病態に応じた在宅医療

の実際を理解し、歯科保健指導や口腔保健

教育を実施するために必要な援助・技術に

ついて学習する。

講義

建宮

六-Ⅰ-14~6 六-ⅦⅧ 九-ⅪⅫ

保健・医療・福祉のあり方と支援の方法 -通所生活介護の実際- 在宅療養者を取り巻く環境における保

健・医療・福祉にまつわる制度および実際

を理解するとともに、生活支援を主業務と

する訪問介護事業の実際から、援助・支援

方法を学習する。

講義

森本 四-ⅨⅩ 五-Ⅰ 八-Ⅴ-56 九-Ⅰ-1~2

訪問歯科診療の実際

訪問口腔衛生指導に必要な診療補助およ

び介助方法

在宅および施設入居者の病態および身体

状況に応じた診療補助や介助方法を理解

するとともに、家族や患者との関連職種と

連携して協働するための方法について学

習する。

講義

金久 四-ⅨⅩ 五-Ⅰ 七-Ⅰ-1 八-Ⅱ-1~3 八-ⅢⅣ 八-Ⅴ-56 九-Ⅰ-4~6 九-Ⅷ-1 九-Ⅸ-1

在宅療養者における歯科衛生士の役割と機

能-医師の立場から- 在宅療養者における歯科衛生士の役割や機

能を発揮するために必要な知識・技術・態度

について学習する。

講義

吉田 四-ⅨⅩ 五-Ⅰ 七-Ⅰ-1、 八-Ⅱ-1~3 八-ⅢⅣ 八-Ⅴ-56

他職種連携

-理学療法アプローチ-

在宅療養者に対する理学療法的アプロー

チの機能および役割を理解するとともに、

歯科保健指導・口腔保健教育と協働するこ

とで相乗効果を生むことのできる援助・支

援内容について学習する。

講義

鈴木

四-Ⅹ-5-D 五-Ⅰ-3 六-Ⅶ-5 六-Ⅷ 八-Ⅱ-12 八-Ⅳ-1 九-Ⅰ-124

他職種連携

-臨床栄養アプローチ-

在宅療養者に対する輪唱栄養的アプロー

チの機能および役割を理解するとともに、

歯科保健指導・口腔保健教育と協働するこ

とで相乗効果を生むことのできる援助・支

援内容について学習する。

講義

奥村 四-ⅨⅩ 五-Ⅰ-3 六-ⅦⅧ 八-Ⅱ-12 八-Ⅳ 八-Ⅴ-56

訪問口腔衛生指導の実際

様々な療養環境における療養者への訪問

口腔衛生指導の実際を理解するとともに、

家族や患者との関連職種と連携して協働

するための方法について学習する。

講義

渡邊

四-ⅨⅩ 五-Ⅰ 七-Ⅰ-1 八-Ⅱ-1~3 八-Ⅲ~Ⅳ 八-Ⅳ 八-Ⅴ-56

8 療養者に応じた口腔衛生管理および口腔

機能リハビリテーション法

様々な療養環境および病態・心身状況に応

じた口腔衛生管理・口腔機能リハビリテー

ションに対する歯科衛生士の役割や機能

を発揮するために必要な知識・技術・態度

および、多職種と協働できる業務について

学習する。

講義

金久 七-Ⅰ-1 八-Ⅱ-1~3 八-ⅢⅣ 八-Ⅴ-56

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕

・配布プリント

〔 参 考 書 〕

・ 新口腔保健学(末高武彦、他 編・医歯薬出版)

・ 最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論(全国歯科衛生士教育協議会 監・医歯薬出版)

・摂食・嚥下障害ベストナーシング(向井美恵、他・Gakken)

・介護のための口腔ケア〔講談社〕

・摂食・嚥下リハビリテーション 第2版(才藤栄一、他 編・医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・課題作成・授業態度と定期試験を 50%:50%の配分で評価する。

・遅刻、授業にふさわしくない態度、欠席は減点する(それぞれ1回につき3点:3点:5点を減点)。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) リハビリテーション学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

rehabilitation medicine 選択 16 4年

2.担当教員 〔非常勤講師〕和田 太 岡崎哲也 松嶋康之 越智光宏

3.授業の概要

リハビリテーション医学は、傷病により生じた障害の診断(評価)と治療(リハ)を実施し、社会的・心理

的再適応を含め、家庭復帰や社会復帰までを直接取り扱う臨床医学である。摂食・嚥下障害の診断と治療を

始めとして、歯科医療とリハビリテーション医学との関連は深く、「障害者歯科医療」分野の発展も著しい。

本講義では、小児から高齢者まで、頻度の高い疾患や障害に関する評価やリハ治療を概説する。

4.学生の到達

目標

① リハビリテーション医学の対象となる障害を分類し、その特徴を列記できる。

② リハビリテーション課題・評価・訓練を理解できる。

③ 多職種が参加するリハビリテーション・チームアプローチを理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

リハビリテーション医学概論・診断学

リハ医学の定義・特徴、障害分類、評価法、日常生活動作の概念など

について学ぶ。

講義

岡崎

リハビリテーション医学治療学・神経筋疾患

物理療法・運動療法・作業療法・言語療法の概要を理解する。また

パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症・末梢神経障害・筋障害の病態

とリハビリテーションについて学ぶ。

講義

越智

摂食・嚥下障害

摂食・嚥下のメカニズム、病態、症状について理解する。

嚥下障害の評価、嚥下訓練、嚥下食の基礎知識を学ぶ。

講義

松嶋

4 補装具

上肢・下肢・体幹装具、歩行補助具、車椅子、福祉機器について知る。

講義 和田

脳卒中・骨関節疾患・小児疾患

脳卒中急性期・回復期・維持期のリハ、関節リウマチや変形性関節症

の病態とリハ、脳性麻痺の病態とリハについて学ぶ。

講義

松嶋

脊髄損傷・切断

脊髄損傷の病態とリハについて学ぶ。切断の病態と義肢を用いたリハ

について学ぶ。

講義

和田

高次脳機能障害・地域リハビリテーション

失語・失行・失認、注意障害、記憶障害などの高次脳機能障害につい

て知る。地域リハや高齢者・障害者の保健福祉制度について知る。

講義

岡崎

8 確認テスト 講義

岡崎

6.テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 なし(※随時プリントを配布する。)

〔 参 考 書 〕 千野直一(編)、現代リハビリテーション医学(第 2 版)、2004、金原出版

金子芳洋・千野直一(監修)、摂食・嚥下リハビリテーション、1998、医歯薬出版

7.成績評価

方法・基準

講義最終回に確認テストを実施する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

(講義) 臨床栄養学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

選択 16 4 年 Clinical nutrition

2.担当教員 園木一男 辻澤利行

3.授業の概要 臨床における栄養ケアプランの作成、栄養補給や栄養教育の方法、栄養アセスメント法や検査値の判定、

栄養サポートチーム(NST)医療、病院給食などの事項に関して学び、栄養管理の原理と意義を理解する。

4.学生の到達

目標

①栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプラン、モニタリング、評価からなる栄養管理の一

連の流れを説明できる。

②栄養投与ルートの種類(静脈栄養、経胃栄養、経腸栄養)と方法およびその管理を説明できる。

③栄養管理が重要な疾患(肝疾患、腎疾患、代謝性疾患、COPD、炎症性腸疾患、心不全、悪性腫瘍、脳血

管障害、周術期、褥瘡など)を持つ患者の栄養管理について説明できる。

④栄養サポートチーム(NST)および栄養サポートチームが行う栄養管理について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

臨床における栄養管理の流れ

臨床栄養学とはどういった学問であるか

を理解するために、その意義、栄養管理の

流れと具多的な方法とポイントを学ぶ。ま

た、臨床栄養学を実践している NST の意義

を学ぶ。

講義 辻澤/園木 九-Ⅰ-1-C-b

五-Ⅰ-3-A

2 栄養投与の種類とその方法

栄養投与の種類と方法を臨床で用いられ

ている製品を理解しながら学ぶ。

講義 園木 六-Ⅶ-5-C-b

栄養管理が重要な疾患その1

悪性腫瘍の周術期における栄養管理を学

ぶ。

講義 園木 四-Ⅹ-5-D

栄養管理が重要な疾患その 2

肝疾患や腎疾患を持つ患者の病態を復習

しながら栄養管理のポイントを学ぶ。

講義 園木 四-Ⅹ-5-D

栄養管理が重要な疾患その 3

代謝性疾患や炎症性腸疾患を持つ患者の

病態を復習しながら栄養管理のポイント

を学ぶ。

講義 園木 四-Ⅹ-5-D

栄養管理が重要な疾患その 4

COPD や心不全を持つ患者の病態を復習し

ながら栄誉管理のポイントを学ぶ。

講義 園木 四-Ⅹ-5-D

栄養管理が重要な疾患その 5

脳血管障害や褥瘡を発症した患者の絵要

講義 園木 四-Ⅹ-5-D

管理を学ぶ。

8 栄養サポートチーム(NST)の実際

NST の目的、役割、運営方法を知り、歯

科衛生士としての関わり方を学ぶ。

講義 園木 六-Ⅶ-4-C

六-Ⅶ-5-B-d, C-b

九-Ⅰ-C-b

6. テキスト

参考文献等

プリント配布

7. 成績評価

方法・基準

定期試験:出席 = 90:10 の配分で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 講義 ) 再生歯科医学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Regenerative Dentistry 選択 16 4 年

2.担当教員 中島啓介 吉岡 泉 土屋志津 引地尚子

3.授業の概要 再生医学の概要を学び、歯科における再生医学の発展について理解する。

4.学生の到達

目標

①幹細胞から各細胞への分化と成熟の過程を説明できる。

②組織の再生を分子生物学的に説明できる。

③再生医療材料について説明できる。

④歯科学における再生医療の重要性を説明できる。

⑤歯髄幹細胞に関して説明できる。

⑥歯周組織の再生医療について説明できる。

⑦口腔外科領域の再生医療について説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1 再生医学概論(再生医療とは)

再生医学の概要および、ティッシュエンジニアリングの定義などを学

ぶ。

講義 引地

2 幹細胞の特性(ES 細胞と iPS 細胞)

ES細胞や iPS細胞などの幹細胞の特性や、将来的な臨床応用の可

能性を学ぶ。

講義 引地

3 組織幹細胞の特性

組織幹細胞の特性および、将来的な臨床応用の可能性を学ぶ。

講義 引地

4 再生医療のためのマテリアル

再生医療において用いられる足場材料などのマテリアルについて学

ぶ。

講義 引地

5 歯科における再生医学の意義

歯の再生など、歯科領域における再生医学の現状について学ぶ。

講義 引地

6 歯髄幹細胞の再生医療における可能性

歯髄幹細胞などを使った歯の再生の最先端研究について学ぶ。

講義 土屋

7 歯周組織の再生医療

現在,臨床で行われている2つの歯周組織再生療法(GTR,EMD)

について,術式,適応症,治癒形態の違いを学ぶ。

講義 中島

8 口腔外科領域における再生医療

口腔外科領域における再建を中心とした再生医療について学ぶ。

講義 吉岡

6. テキスト

参考文献等

テキストは特に指定しない。

〔 参 考 書 〕 現代生物科学入門 第 7 巻 再生医療生物学 (岩波書店)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対し欠席による減点(1 回につき 5 点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

( 講義 ) 歯科インプラント学

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Dental Implantology 選択 16 4 年

2.担当教員 細川隆司 向坊太郎 森本泰宏 宮本郁也 中本哲自 正木千尋 引地尚子 (講義順)

3.授業の概要 歯科インプラント治療における診査・診断、外科処置、補綴処置、メインテナンスについて理解する。

4.学生の到達

目標

①口腔インプラントの治療の利点と欠点を説明できる。

②口腔インプラントの種類と特性を説明できる。

③インプラント治療の適応と禁忌を説明できる。

④口腔インプラント治療に必要な解剖学を理解できる。

⑤口腔インプラントの治癒過程について理解できる。

⑥口腔インプラントの手術術式について説明できる。

⑦口腔インプラントの補綴術式について説明できる。

⑧インプラント上部構造の種類とその特徴を説明できる。

⑨口腔インプラント治療におけるメインテナンスの重要性を理解できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科インプラント総論

診査と診断、治療計画の立案

インプラントの歴史や基本構造を理解

し、利点や欠点、種類や特性について学

習する。

講義

細川

六-IV-2-H

インプラント治療に必要な解剖学・骨代謝学

上顎骨や下顎骨の形態や骨質、インプ

ラントで注意すべき血管、神経などを理

解する。また、歯槽骨の経時的変化を把

握する。

講義

向坊 六-IV-2-H

歯科用インプラントに必要な画像検査法と

画像診断

CT 読影に必要な撮影原理や用語を理解

し、インプラントの術前検査および術後

評価としての CT 像について学習する。

講義

森本

六-IV-2-H

埋入術式(骨造成法や軟組織増大法を含

む)

インプラント治療に必要な基本的外科

手技を理解し、インプラント体埋入術式

について学習する。

講義

宮本

六-IV-2-H

荷重時期及び暫間補綴について

荷重時期による分類を理解し、インプラ

ント治療のおける咬合の与え方を学習す

る。

講義

細川 六-IV-2-H

インプラント上部構造の種類と特徴

上部構造を作製するための印象法、作業

模型の作製法を理解し、さまざまな上部

構造の種類および特徴を学習する。

講義

中本 六-IV-2-H

インプラントの偶発症・合併症

インプラント治療の偶発症や合併症につ

いて学習する。

講義

正木 六-IV-2-H

歯科インプラントにおける歯科衛生士の役

割(インプラントメンテナンスを含む)

インプラントメインテナンスの特殊性と歯科

衛生士業務について学習する。

講義

引地 六-IV-2-H

6. テキスト

参考文献等

テキストは特に指定しない。

〔 参 考 書 〕

最新歯科衛生士教本 咀嚼障害・咬合異常 1 歯科補綴 【第4章インプラント治療の実際】(医歯薬出版)、

歯科衛生士が知っておきたいよくわかる口腔インプラント(医歯薬出版)

「口腔インプラント治療指針 2012」 口腔インプラント学会ホームページ参照 http://www.shika-implant.org/

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対し欠席による減点(1 回につき 5 点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

(講義)

口腔機能育成学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Support of Oral Function 選択 16 4 年

2.担当教員 牧 憲司, 藤田優子、佐伯 桂、森川和政

非常勤講師:渡辺 徹

3.授業の概要 口腔機能育成学は、胎児期から成人にいたるまでの、小児の顎口腔領域の健康を維持・増進させるために、疾患の

発症を予防し治療を行なうことを目的とする。そのためには小児-青少年の特異性を考慮し、健全な顎口腔機能育

成のため包括的治療のできる理論と技能・技術を修得した歯科衛生士を養成することを目標とする。

4.学生の到達

目標

①小児の身体発育、精神発育の特徴と評価法を説明できる。

②小児の歯列の成長発育を説明できる。

③感染症の歯科的所見と対応、内分泌疾患やビタミン欠乏症、血液・造血疾患等の全身疾患の歯科的所見と対応

について理解し、説明できる。

④遺伝性疾患や染色体異常疾患の歯科的所見とその対応について理解し、説明できる。

⑤小児期の包括的歯科治療を理解し、説明できる。

⑥障害者の行動調整(行動管理)と歯科治療を説明できる。

⑦障害者に対して歯科保健指導ができる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

小児の身体発育、精神発達、生理的特徴と口腔

保健指導

身体発育の特徴を発育区分に基づいて理解し,

成長発育の評価法、精神運動機能を学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

牧 六-Ⅳ-1-A

六-Ⅳ-1-C~I

顎および,歯列成長発育

顎および,歯列成長発育をステージごとに説明で

きるように学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

藤田 六-VI-1-C〜E

六-VI-1-G、H

小児患児の歯科的対応法

小児の示す態度や行動を理解し,一般的対応法

や行動変容法についての対応を学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

藤田 六-VI-3-A,C

小児の全身疾患と歯科治療

遺伝性疾患や染色体異常疾患の歯科的所見、)

感染症の歯科的所見と対応について

内分泌疾患やビタミン欠乏症、血液・造血疾患等

の全身疾患とその対応について学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

佐伯 六-Ⅳ-2-A,B

小児期の咬合誘導

咬合誘導の目的と保隙装置や能動的咬合誘導

(スペースリゲーナー、歯列弓拡大装置、口腔習

癖防止装置)について学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

藤田 六-Ⅵ-4-A-I

小児期の口腔外科処置

小児期の外科処置(抜歯、外傷、軟組織疾患)に

ついて学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

牧 六-Ⅵ-2-B~G

六—VI-4-G,H

小児におけるう蝕予防

フッ化物,シーラントの応用、プラークコントロール

食事指導を学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

渡辺 六-Ⅵ-4-J

心身障害者(児)の歯科診療(障害者(児)の身体

的、心理的特徴)

心身障害者(児)の歯科診療(障害者(児)の身体

的、心理的特徴)について学習する。

PC を用いた講義

(資料プリント)

森川 六-Ⅵ-3-C

6. テキスト

参考文献等

テキストは特に指定しない。

〔 参 考 書 〕

新小児歯科学 (クインテッセンス社)、歯科衛生士教育マニュアル新編小児歯科学 (クインテッセンス社)

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数、100 点満点中 60 点以上を合格とする。

優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

( 講義 ) 医療健康政策学 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 4年 Health and Medical Policies

2.担当教員 日髙勝美

3.授業の概要 医療健康政策学では、歯科衛生士教育の専門基礎分野である「歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会

の仕組み」の中で衛生行政に該当する内容を学習する。具体的には、わが国の保健医療行政の仕組み、医療

施設や医療従事者の概況、国民の受療動向、保健・医事・薬事等の関連法規と政策の概要について学習する。

また、社会保険政策及び社会福祉政策に関する最近の動向についても学ぶ。

4.学生の到達

目標

①保健医療行政、法の分類、政策決定の仕組みを理解する。

②医療施設、医療従事者の現況、国民の健康状態と受療状況を説明できる。

③医療法と政策の概況を説明できる。

④歯科衛生士法と政策の概況を説明できる。

⑤歯科医師法及び歯科技工士法と政策の概況を説明できる。

⑥保健師助産師看護師法と政策の概況を説明できる。

⑦医師法及び薬剤師法と政策の概況を説明できる。

⑧医療関係者の資格法(④-⑦を除く)と政策の概況を理解する。

⑨薬事法及びその他の薬事関連法規と政策の概況を理解する。

⑩地域保健法、健康増進法及び歯科口腔保健法と政策の概況を説明できる。

⑪母子保健法、学校保健安全法及び労働安全衛生法と政策の概況を説明できる。

⑫健康保険法、高齢者医療確保法等と政策の概況、国民医療費を説明できる。

⑬医療保険制度、介護保険制度、年金保険制度等の動向を理解する。

⑭診療報酬制度の概要、保険診療と自費診療の相違を説明できる。

⑮生活保護制度、母子福祉制度、障害者福祉制度等の動向を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

社会保障制度と保健医療行政、政策決定の仕組み

社会保障制度の法的根拠、保健医療行政に関わる法

律の大要、保健医療行政組織及び政策決定の仕組み

について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-1-A~B,2-A,4-A

保健医療の現況(医療施設、医療従事者、国民の受療

状況等)

病院数及び診療所数の年次推移、医療従事者数の年

次推移、患者数の動向、歯科疾患の動向等について学

習する。

講義

日高

四-Ⅸ-3-A~C

医事関連法規と政策①

(医療法)

医療法に基づく医療機能情報提供制度、診療記録の

管理、医療安全対策、医療に関する広告のあり方等に

ついて学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-F

医事関連法規と政策②

(歯科衛生士法)

歯科衛生士法の改正経緯、歯科衛生士の三

大業務、国家試験・免許及び登録機関、欠格事由、就

業者数等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-B

医事関連法規と政策③

(歯科医師法、医師法)

医師・歯科医師の任務、国家試験・免許、業務、診療録

の記載及び保存、臨床研修、養成状況、医師法と歯科

医師法の相違点等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-C,E

医事関連法規と政策④

(保健師助産師看護師法)

保健師、助産師、看護師及び准看護師の定義と業務、

試験・免許、研修、国外からの受入れ状況、人材確保

等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-E

医事関連法規と政策⑤

(歯科技工士法、薬剤師法)

歯科技工に関する定義と業務、歯科技工指示書、歯科

技工所に関する規則、薬剤師の任務と免許、調剤業

務、処方せん・調剤録の取扱い等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-D~E

医事関連法規と政策⑥

(その他の医療関係者の資格法)

診療放射線技師法、言語聴覚士法、臨床検査技師等

に関する法律、理学療法士及び作業療法士法、視能

訓練士法、臨床工学技士法、栄養士法等の大要につ

いて学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-E

薬事関連法規と政策①(薬事法)

医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の定義、医

薬品・医療機器の分類、薬局の開設及び管理、医薬品

等の承認審査、GCP について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-G

10

薬事関連法規②、保健関連法規と政策①(地域保健

法、健康増進法等)

毒物及び劇物取締法の概要、薬物乱用の防止、地域

保健法の概要、保健所・市町村保健センター、健康増

進法の概要と同法に基づく主な施策について学習す

る。

講義

日高

四-Ⅸ-2-G

四-Ⅸ-2-H-a~b

11 保健関連法規と政策②

(母子保健法、学校保健安全法等)

母子保健法、学校保健安全法及び食品衛生法の概要

と法に基づく主な施策について学習する。また、歯科口

講義

日高

四-Ⅸ-2-H-c~e

腔保健法及び法に基づく基本的事項について学習す

る。

12 医療保険関連法規と政策

(健康保険法、高齢者医療確保法等)

社会保障制度と社会保険の概要、医療保険の種類と特

徴、医療保険における保険給付と一部負担金、保険外

併用療法、高額療養費制度等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-2-H-f,5-B

四-Ⅸ-3-D

13 医療保険の実際

(診療報酬制度の仕組み等)

診療報酬制度及び保険診療の概念、歯科診療報酬点

数表、保険医療機関及び保険医の責務、診療報酬改

定の仕組み等について学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-5-B

14 社会保険政策の動向

(介護保険制度、年金保険制度等)

介護保険制度の仕組み、要介護認定、介護サービス、

介護予防サービス、地域支援事業について学習する。

また、年金保険・雇用保険・労災保険の大要について

学習する。

講義

日高

四-Ⅸ-5-A~E

15 社会福祉政策の動向

(生活保護制度、障害者福祉制度等)

社会福祉行政の概要、社会福祉に関わる専門職種、生

活保護制度の概要について学習する。また、児童と家

庭の福祉・障害者福祉・高齢者福祉の大要について学

習する。

講義

日高

四-Ⅸ-6-A~E

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・最新歯科衛生士教本 歯科衛生士と法律・制度(石井拓男 他著 医歯薬出版)

〔 参 考 書〕 ・国民衛生の動向(厚生労働統計協会 編)

・国民の福祉と介護の動向(厚生労働統計協会 編)

・保険と年金の動向(厚生労働統計協会 編)

・実務衛生行政六法(衛生法規研究会 編 新日本法規出版)

・最新歯科衛生士教本 保健生態学(可児徳子 他著 医歯薬出版)

7. 成績評価

方法・基準

・定期試験のみで評価する。

・100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 演習 ) 臨床歯科医学系総合演習

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

Seminar of Clinical Dentistry 必修 30 4 年

2.担当教員 久保田 高橋 秋房 三阪 千綿 引地 矢田 金久 有田 西田 野代

3.授業の概要 4 年次までに学んだ臨床歯科医学の知識を総合的にまとめ、その理解を深める。

4.学生の到達

目標

歯科衛生士として必要な知識を総合的に理解し、説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

歯科予防処置 その 1

歯科予防処置論における知識、技術について修得した

ものを整理・統合化する。

演習 久保田、

高橋

七-Ⅰ~Ⅲ

歯科予防処置 その2

その 1 に引き続き、歯科予防処置論における知識、技

術について修得したものを整理・統合化する。

演習 秋房、

三阪

七-Ⅰ~Ⅲ

歯科診療補助 その 1

歯科診療補助の基礎および保存・補綴治療、口腔外科、

歯科麻酔学の補助業務について統合的に学び、歯科衛

生士判断を主体的に行えるよう再確認を行う。

演習 引地,

三阪

九-Ⅰ~Ⅻ

歯科診療補助 その2

主要歯科材料の種類と取り扱い、管理および矯正歯科

診療の補助、小児歯科診療の補助、高齢者歯科・障害

者歯科の診療の補助について学ぶ。

演習 千綿、

三阪

九-Ⅰ~Ⅻ

保健指導 その 1

これまで学習してきた保健指導について、国家試験問

題を用い、基礎的・臨床的知識の再確認を行う。

演習 秋房、

金久

八-Ⅰ~Ⅴ

保健指導 その2

多様なライフステージや生活・療養環境にある対象に

応じた生活指導および歯科衛生教育活動について学習

する。

演習 秋房、

金久

八-Ⅰ~Ⅴ

歯科衛生士概論

歯科衛生士とその業務について、概要、歯科衛生業務、

チーム医療について学ぶ。

演習 千綿

五‐Ⅰ

病理学,口腔病理学

歯科臨床へとつながる疾患・病態について,国家試験

問題を用いて,知識の整理を行う。

演習 矢田 三-Ⅰ

臨床歯科医学(保存治療学)その1

歯・歯髄疾患の治療における保存修復治療、歯内治療

に対する知識を確認する。

演習 久保田

六‐Ⅱ

10

臨床歯科医学(保存治療学)その2

歯周疾患の治療に対する流れに応じた基礎から各論ま

での知識を確認する。

演習 久保田

六‐Ⅱ

11 臨床歯科医学(歯科補綴学)

これまで学習してきた歯科補綴学について、国家試験

問題を用い、基礎的・臨床的知識の再確認を行う。

演習 有田

六‐Ⅲ

12 臨床歯科医学(歯科臨床の基礎・口腔外科学)

これまで学習してきた歯科臨床の基礎・口腔外科学の

知識を統合し、歯科衛生士判断を主体的に行えるよう

に再確認を行う。

演習 引地

六‐Ⅰ,Ⅳ

13 臨床歯科医学(矯正歯科学)

これまで学習してきた矯正歯科学について、国家試験

問題を用い、基礎的・臨床的知識の再確認を行う。

演習 野代

六‐Ⅴ

14 臨床歯科医学(小児歯科学)

これまで学習してきた小児歯科学について、基礎的・

臨床的知識の再確認を行う。

演習 西田

六‐Ⅵ

15 確認テスト

1-14 回までの内容を理解しているかどうかを確認す

る。

テスト

引地

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・徹底分析!年度別歯科衛生士国家試験問題集

〈2015年版(2010~2013)〉(2015 年 6 月発売予定)

〔 参 考 書 〕 ・それまでの講義に使用された参考書のすべて

7. 成績評価

方法・基準

確認テストの点数から欠席による減点(1 回につき 5 点)を行い、100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100

~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。ただし、修学態度(模試受験など)を評価として考慮する場合

がある。

1.授業名 ( 講義・演習 ) 口腔保健学総合演習

平成 26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 40 4 年 General Seminar of Oral Health Sciences

2.担当教員 千綿 かおる 金久弥生 高橋由希子 〔非常勤講師〕安河内ひとみ

3.授業の概要 各授業科目で習得した知識、技術および九州歯科大学附属病院あるいは学外の病院、施設において習得し

た知識、技術をもとに、医療従事者として円滑な業務を遂行するための能力と患者対応が行える判断力を

養う。

4.学生の到達

目標

1) 歯科衛生士業務の活用を具体的に説明できる。

2) 歯科医療のあらゆる場面に対応できる。

3) 医療者および医療者以外との多職種連携ができる。

4) 口腔保健の専門家としての理念を説明できる。

5) 対象に応じた歯科保健指導および口腔保健教育ができる。

6) 口腔機能向上における歯科衛生士の役割を理解する。

7) 摂食・嚥下リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割を理解する。

8) 多様な対象者の口腔状態について口腔衛生管理を理解する。

9) 歯周疾患予防における歯科衛生士の役割を理解する。

10) う蝕予防における歯科衛生士の役割を理解する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

1,2

歯科衛生士業務と役割総括

歯科外来でできる歯科衛生士業務、病棟でできる歯

科衛生士業務、病院組織でできる病棟業務、地域でで

きる歯科衛生士業務について学習する。

講義

演習

安河内

九-Ⅰ-2

3,4 歯科衛生士の活動の場総括

歯科衛生士活動の活かせる場を考え、各自が適している

歯科衛生士活動の場とそこでの課題をグループで検討し

て発表する。

講義

演習

千綿 九-Ⅱ~Ⅶ

5,6 多職種連携の総括

歯科衛生士はどのような医療者および医療者以外と

の他職種連携ができるか学ぶ。具体的な連携事例を挙

げて、どのような職種と連携が取れ、歯科衛生士とし

てどのような業務ができるかみんなで考える。

講義

演習

千綿

九-Ⅰ-1-B~D

五-Ⅰ-3-A

7,8 歯科衛生士の専門性の総括

歯科衛生士が口腔保健の専門家としてのどのような

理念をもつべきか学ぶ。各自がこれまで学んできた知

識、技術をもってどのような仕事に対する姿勢ができ

たか考える。

講義

演習

千綿 五-Ⅰ-1~3

9,10 歯科保健指導の実践 講義、演習 金久 八-Ⅰ~Ⅲ

多様なライフステージや生活・療養環境にある対象に

応じた歯科保健指導の実践に必要な課題の抽出・計画

のマネジメントについて演習用いて学習する。

11,12 口腔保健教育の実践

多様なライフステージや生活・療養環境にある対象に

応じた口腔保健教育の実践に必要な課題の抽出・計画

のマネジメントについて演習用いて学習する。

講義、演習 金久

八-Ⅰ~Ⅲ

13,14 歯科保健指導および口腔保健教育の総括

歯科保健指導および口腔保健教育活動領域について演

習を用いて学習するとともに、歯科保健指導・口腔保

健教育に関する知識・技術・態度に関するまとめを行

う。

講義、演習 金久 八-ⅣⅤ

15,16 コアタイム 1 グループ学習・討議・発表

多様な対象者と様々な口腔状態の症例に対する口腔衛

生管理法・メインテナンス法について計画立案の策定

を演習する。

講義、演習 高橋 七-Ⅰ~Ⅲ

17,18 フィードバック・まとめ

多様な対象者と様々な口腔状態の症例に対する口腔衛

生管理法・メインテナンス法について計画立案の策定

を演習する。

講義、演習 高橋 七-Ⅰ・Ⅱ-1~4

19,20 相互実習 メインテナンス

歯科予防処置法の知識・技能についてのまとめを行う。

実習 高橋 七-Ⅱ・Ⅲ

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・資料配付する。

〔 参 考 書 〕 ・最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論,医歯薬出版

・口腔保健学 弟2版(宮武光吉、他 編・医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み1

保健生態学(全国歯科衛生士教育協議会・医歯薬出版)

・嚥下障害ポケットマニュアル 第3版(聖隷嚥下チーム執筆・医歯薬出版)

・最新歯科衛生士教本 小児歯科, 医歯薬出版

・最新歯科衛生士教本 高齢者歯科, 医歯薬出版

・歯科衛生士のための障害者歯科, 医歯薬出版

・新口腔保健学,(末高武彦、他 編),医歯薬出版

・摂食・嚥下障害ベストナーシング(向井美恵、他・Gakken)

7. 成績評価

方法・基準

実習中に行う発表(20%)、参加態度(20%)、実習前準備(20%)、実習後レポート(40%)で評価する。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

1.授業名

( 演習 ) 口腔保健演習

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

Seminar of Oral Health 必修 30 4 年

2.担当教員 学科長 園木 片岡 吉野 井上 秋房 辻澤 高橋 久保田 三阪 千綿 引地 金久 柿木

3.授業の概要 4 年次までに学んだ口腔保健の知識を総合的にまとめ、その理解を深める。

・解剖学の基礎知識を説明できる。

・生理学の基礎知識を説明できる。

・病理学・薬理学の基礎知識を説明できる。

・微生物学の基礎知識を説明できる。

・口腔衛生学の基礎知識を説明できる。

・社会福祉概論の基礎知識を説明できる。

・衛生学・公衆衛生学の基礎知識を説明できる。

・栄養指導の基礎知識を説明できる。

・歯科予防処置の基礎的知識を説明できる。

・歯科保健指導の基礎的知識を説明できる。

・高齢者歯科の基礎知識を説明できる。

・障害者歯科の基礎知識を説明できる。

4.学生の到達

目標

歯科衛生士として必要な知識を総合的に理解し、説明できる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

解剖学

1~2 年次に学んだ「基礎生命科学Ⅰ・

Ⅱ、基礎摂食嚥下学Ⅰ・Ⅱ、基礎生命科

学実習Ⅰ、基礎摂食嚥下学実習」におけ

る解剖学および組織学のまとめを国家試

験問題も利用しながら行う。

演習

園木、片岡

一-Ⅰ~Ⅱ

二-Ⅰ~Ⅱ

生理学

1~2 年次に学んだ「基礎生命科学Ⅰ・

基礎摂食嚥下学Ⅲ」における生理学およ

び口腔生理学のまとめを国家試験問題も

利用しながら行う。

演習

吉野

一-Ⅰ~Ⅱ

二-Ⅰ~Ⅱ

病理学・薬理学

2 年次に学んだ「疾病とその病態、薬

理学・口腔薬理学」における病理学と薬

理学のまとめを国家試験問題も利用しな

がら行う。

演習

園木

三-Ⅰ,Ⅲ

4 微生物学 演習 井上

三-Ⅱ

感染、免疫、口腔微生物学など重要な項

目を中心に歯科衛生士国家試験問題を参

考に微生物学的な理解を深める。

口腔衛生学・社会福祉概論

口腔健康増進学Ⅰ、Ⅱ、実習および社

会福祉概論で学んだ知識について国家試

験問題を通じて再確認する。

演習

秋房

四-Ⅰ~Ⅶ

衛生学・公衆衛生学

社会環境医学、医療健康政策学で学ん

だ知識について国家試験問題を通じて再

確認する。

演習

秋房

四-Ⅷ、Ⅸ

栄養指導

食べ物と健康Ⅰ、Ⅱ、栄養学、栄養と

食生活演習、ライフステージ歯科栄養学

I, II で学んだ知識について国家試験問

題を通じて再確認する。

演習

辻澤

四-Ⅹ

歯科予防処置(う蝕)

歯科予防処置のうちう蝕予防の基礎と

臨床について国家試験問題を通して理解

を深める。

演習

秋房、三阪

七‐Ⅰ~Ⅲ

歯科予防処置(歯周疾患)

歯周病予防の基礎知識、歯周診査、ス

ケーリング・ルートプレーニング、歯面

研磨、メインテナンスに至る予防処置の

知識を確認する。

演習

久保田、高

七‐Ⅰ~Ⅲ

10

歯科診療補助 その1

歯科診療補助の基礎と応用に関し、統

合的な理解を深める。

演習

引地、三阪

九‐Ⅰ~Ⅻ

11 歯科診療補助 その2

その 1 に引き続き、歯科診療補助の基

礎と応用に関し、統合的な理解を深める。

演習

引地、三阪

九‐Ⅰ~Ⅻ

12 歯科保健指導

多様なライフステージや生活・療養環境

にある対象に応じた歯科保健指導および

口腔保健教育について知識・技術・態度

に関する学習を行う。

演習

金久

八‐Ⅰ~Ⅴ

13 高齢者歯科

高齢者歯科診療における全身及び歯科

的基礎知識について国家試験問題を通じ

て確認する。

演習

柿木

六‐Ⅶ

14 障がい者歯科

障害者歯科の基礎知識として障害の概

念を学ぶ。また障害の種類と歯科的特徴

では、精神発達・心理的発達と行動障害、

精神・運動障害、感覚障害、音声言語障

害、精神及び行動の障害、摂食・嚥下障

害について学ぶ。障害者の歯科治療では、

行動調整を学ぶ。

演習

千綿

六‐Ⅷ

15 確認テスト

テスト

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・徹底分析!年度別歯科衛生士国家試験問題集

〈2014年版(2009~202〉(2013 年 6 月発売予定)

〔 参 考 書 〕 ・それまでの講義に使用された参考書のすべて

7. 成績評価

方法・基準

確認テストの点数から欠席による減点(1 回につき 5 点)を行い、100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100

~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

(講義) 労働衛生法規Ⅰ

平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 4年 Occupational Safety and Health

Regulations I

2.担当教員 〔非常勤講師〕柳澤 旭

3.授業の概要 産業社会の高度化は雇用構造の高度化と一体となって達成されるべきものである。産業活動の活性化には個々

の労働者の生産力と所得の持続的な拡大の達成が重要であり、これを下支えするのが雇用労働者の健康の維

持・増進である。雇用労働者の健康を守る具体的な法令は、労働契約法・労働基準法その他の特別法と労働安

全衛生法を中心に構築されている。本講義では、当該法規の基本的事項を概説するとともに、労働衛生行政の

基本的体系と実際について概要を講述する。

4.学生の到達

目標

①第1種衛生管理者の資格に必要な労働衛生法規についての基礎的事項について説明できる。

②就労に際して労働にかかる条件や契約等の基本的事項について説明できる。

③労働衛生行政の目的と組織について説明できる。(四-Ⅸ-1-A, B)

④雇用保険および労働者災害補償保険制度と法規を説明できる。(四-Ⅳ-2-H-e)

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

労働関連法規の体系

労働法の全体像を学ぶ。

講義

柳澤

労働基準法の概要

労働基準法の概要を学ぶ。

講義 柳澤

労働条件と労働契約2

労働契約の意義、労働時間について学ぶ。

講義 柳澤

労働条件と労働契約3

休憩・休日・年次有給休暇について学ぶ。

講義 柳澤

労働条件と労働契約4

年少者・女性労働の保護について学ぶ。

講義 柳澤

就業規則と賃金1

就業規則の意義を理解する。

講義 柳澤

就業規則と賃金2

賃金についての法的規制を理解する。

講義 柳澤

労働災害の補償1

労働基準法における補償について学ぶ。

講義 柳澤

労働災害の補償2

労働者災害補償保険法における補償について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

10

労働基準局・監督署の組織と役割

労働基準法の実効性の確保について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-1-A, B

11 労働判例と労働行政の役割

具体的事例に学ぶ

講義 柳澤 四-Ⅸ-1-A, B

12 労働安全衛生法1

労働基準法と労働安全衛生法との関係について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

13 労働安全衛生法2

労働安全衛生法の基本事項について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

14 安全衛生法関連法令1

安全衛生管理体制についてについて学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

15 安全衛生法関連法令2

危険物・有害物についての規制の概要について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・「新衛生管理 下 第1種用」厚生労働省安全衛生部編 中央労働災害防止協会

・「ベーシック労働法(最新版)」浜村彰ほか 有斐閣アルマ

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対して欠席による減点(1回につき5点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

(講義) 労働衛生法規Ⅱ

平成26年度 後期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 30 4年 Occupational Safety and Health Regulations II

2.担当教員 〔非常勤講師〕柳澤 旭

3.授業の概要 労働安全衛生法は労働基準法と相まって、労働災害の防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化

及び自主的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場に

おける労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。

本学科目では労働安全衛生にかかる諸規則と、労働衛生にかかる最近の動向について概説する。また労働現

場における安全衛生管理体制の実際について認識を深める。

4.学生の到達

目標

①労働安全衛生法の概要を説明できる。(四-Ⅸ-2-H-e)

②労働衛生にかかる法規を実際の労働現場で活用できるようになる。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

最近の雇用、労働問題

雇用労働の現状について最近の動向を把握する。

講義

柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

労働災害の定義と最近の動向

労働災害の意味を確認したうえで最近の労働災害の状況を

概観する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

労働安全衛生法の基本的事項(労働基準法との関係を含む)

労働災害防止に関する法の意義、役割について法の基本的

性格を理解する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

企業における労働衛生管理の実際

労働災害事例から労働現場の実際を知ることによって災害

防止の意義をつかむ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

労働安全衛生法の実効確保

法の規制手法について、監督、罰則、安全衛生委員会を例

に理解する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

安全衛生管理体制

総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、産業医、

作業主任者、安全衛生委員会とは何かを学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

危害防止のための措置

事業者規制、請負関係に着目した規制について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

企業における労働衛生管理の実際

安全衛生教育と健康管理の実際についての統計について学

ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

機械・有害物に関する規制

設計、製造、流通段階における包括的規制について学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

10 安全衛生教育と就業制限 講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

8についての法的規制の内容について学ぶ。

11 労働者の健康の確保

過労死問題ほか、健康診断と労働時間の規制の在り方につ

いて学ぶ。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

12 作業環境測定法及びじん肺法並びにこれらに基づく命令中

の関係条項

健康障害についての具体的な規制例を理解する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

13 安全衛生規則、諸障害予防規則

健康障害についての具体的な規制例を理解する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

14 諸中毒予防規則

健康障害についての具体的な規制例を理解する。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

15 まとめ :全体を通してのポイントの説明あるいは疑問点の

説明を行う。

講義 柳澤 四-Ⅸ-2-H-e

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕 ・「新衛生管理 下 第1種用」厚生労働省安全衛生部編 中央労働災害防止協会

・「ベーシック労働法(最新版)」浜村彰ほか 有斐閣アルマ

7. 成績評価

方法・基準

定期試験の点数に対して欠席による減点(1回につき5点)を行う。

100 点満点中 60 点以上を合格とし、優(100~80 点)、良(79~70 点)、可(69~60 点)とする。

追試験および再試験の実施は履修規定による。

1.授業名

(実習) 発展臨床実習 平成26年度 前期

必修・選択 時間数 開講年次

必修 130 4 年 Advanced Clinical Clerkship

2.担当教員 臨床実習運営部会員、臨床系教員、臨床実習協力施設の指導教員

3.授業の概要 参加型臨床・臨地実習を通じて、実際に様々な患者に接する中で、患者本位の医療を実践し、基本的歯科

医療に必要な知識、態度、技能を修得する。

4.学生の到達

目標

1.全人的歯科医療および口腔保健を体得する

2.医療従事者としての必要な態度を身につける。

3.医療安全・感染予防を説明することができ、その実際を実践する。

4.医療制度を説明することができ、個々の運用実例を体験する。

5.医療における Minimal Intervention を説明する。

6.GP ユニットでは、患者実習を通じて一口腔単位の診療(水準1、2)を体験し、予防処置、診療補

助と歯科保健指導の知識・技能を身につけ実践する。

7.専門ユニットでは、見学を通して第2、3次医療および先進的歯科医療の知識を身につけ体験する。

8.学外実習においては、ライフステージごとの生活の有り様を体験するとともに、他の医療・福祉職と

の多職種連携を体験する。

5.授業方法

及び

内容(計画)

学習内容 授業方法 担当 出題基準項目

GP ユニット(口腔保健科、総合診療科、保存治

療科、歯周治療科、義歯科)および臨床実習協力

施設での参加型臨床実習

(詳細は臨床実習の手引きを参照のこと)

参加型臨床

実習

臨床実習運

営部会員、

臨床系教

員、実習先

の指導教員

五~九全般

6. テキスト

参考文献等

〔使用テキスト〕・臨床実習の手引き

7. 成績評価

方法・基準

臨床実習評価の合格基準は以下のとおりとする。

・必須項目(必須ケース、レポート提出、試問の合格等)を取得すること

・規定の出席日数を満たすこと。

評価は上述の合格基準を満たした上で、ケース数 50%、態度評価 50%とし、優(80~100 点)、良(70~

79 点)、可(60~69 点)とする。

1.授業名

(実習) 卒業研究

平成26年度

必修・選択 時間数 開講年次

Graduation work 必修 320 4年

2.担当教員 学科長 卒業研究担当教員(別冊の「卒業研究課題一覧」を参照のこと)

3.授業の概要

大学が示す研究課題に沿って、実験・調査・論文抄読及び演習等を通して研究の意義を理解し、実験・

研究の方法、データーの解析方法、考察の仕方などについて学ぶことで、4年間で学修した研究にかか

る学士力を素養する。

4.学生の到達

目標

①探究心と研究能力を有し、国際的な研究活動ができる基礎的能力を身につける。

②生涯にわたって新しい課題に取り組む学習意欲を維持できるようにする。

③社会の動向に関する最新の知識・技術を主体的に学ぶ能力を身につける。

④リサーチマインドを有し、基礎的な科学的洞察力と研究能力を身につける。

⑤自ら企画して臨床研究するための基礎的能力を身につける。

⑥研究成果に応じて学会発表することも視野に入れて研究を行う。

5.授業方法

及び

内容(計画)

回 学習内容 授業方法 担当

160

別冊の「卒業研究課題一覧」を

参照のこと

実験、調査、セミナーなど

各担当教員

6.テキスト

参考文献等

研究テーマによって、使用するテキストや参考文献が異なる。詳しくは担当教員に尋ねること。

7.成績評価

方法・基準

・12 月にポスター発表(九州歯科学会様式)を行い、口腔保健学科教員全員による段階評価(S~D)

・卒業研究の合格を持って卒業試験の合格とする。

一 人体(歯・口腔を除く。)の構造と機能

出題方針:①人体の構造・組織の基本的知識について出題す

る(解剖学分野)。

②人体の機能、構成成分の基本的知識について出

題する(生理学、生化学分野)。

Ⅰ 人体の構造

1 細胞・組織・器官

A 人体の基本構成

B 器官

C 組織

a 上皮組織

b 支持組織

c 筋組織

d 神経組織

D 細胞

a 細胞膜

b 細胞内小器官

c 細胞分裂

E 遺伝子と遺伝情報

2 呼吸器系

A 呼吸器の構造

a 鼻腔

b 咽頭・喉頭

c 気管・気管支

d 肺

3 循環器系

A 心臓

a 心筋

b 構造

B 血管系

a 動脈

b 静脈

C リンパ系

a リンパ循環

b リンパ管とリンパ節

4 神経系

A 神経細胞と神経組織

a 神経細胞

b 神経組織

c 神経膠細胞

B 中枢神経系

a 脳

b 脊髄

C 末梢神経系

a 脳神経

b 脊髄神経

D 自律神経系

5 運動器系

A 骨格

a 骨の形態、構造

b 骨の形成・吸収・改造(軟骨内骨化・膜内骨化を

含む)

c 頭蓋

d 脊柱

e 胸郭

f 上肢・下肢

B 骨の連結

C 筋

a 筋の形状

b 筋の起始・停止

c 骨格筋

D 姿勢

a 体位

6 感覚器系

A 特殊感覚器の構造

a 視覚器

b 聴覚器

c 平衡器官

d 嗅覚受容器

e 味覚器

B 一般体性感覚

a 皮膚の構造

b 漿膜と粘膜の構造

c 皮膚感覚の種類と受容器

d 深部感覚の受容器

7 内分泌系

A 内分泌器官

8 消化器系

A 消化器系の構造

a 口腔

b 咽頭

c 食道

d 胃

e 小腸

f 大腸

g 肝臓・胆嚢

h 膵臓

9 泌尿器系

A 泌尿器系の構造

a 腎臓

b 尿管・膀胱・尿道

10 生殖器系

A 女性生殖器系

B 男性生殖器系

11 発生

A 受精と着床

B 胚葉

C 胎児の発育

Ⅱ 人体の機能・構成成分

1 人体の構成成分

A 体液の組成と恒常性維持

B 無機質

C 有機質

a タンパク質の構造

b 糖質の構造

c 脂質の構造

d 核酸の構造

2 細胞

A 細胞の機能

a 細胞膜

b 細胞内小器官

B 遺伝子とタンパク質

C 細胞分裂

D エネルギーの代謝

E 物質代謝

a タンパク質の代謝

b 糖質の代謝

c 脂質の代謝

d 核酸の代謝

F 酵素の種類と作用(補酵素を含む)

3 血液

A 血液の組成

a 赤血球

b 白血球

c 血小板

d 血漿

B 血液型と輸血

a 血液型と抗原抗体反応

b 輸血

C 血液凝固・線溶

4 循環

A 血液循環

a 心臓(刺激伝導系、心電図を含む)

b 血管

c 血圧

d 循環調節

B リンパ循環

5 呼吸

A 呼吸運動

a 吸息と呼息(呼吸筋の働きを含む)

b 肺気量

B ガス交換(赤血球におけるガス交換を含む)

C 呼吸の調節

6 筋

A 骨格筋

B 心筋

C 平滑筋

D 筋の収縮

7 神経

A 神経細胞〈ニューロン〉

B 興奮の伝導

C シナプス伝達

D 末梢神経系

a 体性神経系〈脳・脊髄神経〉

b 自律神経系〈交感・副交感神経〉

E 中枢神経系

F 神経伝導路(反射、上行性・下行性伝導路を含む)

8 感覚

A 感覚の基本的性質

B 特殊感覚

a 視覚

b 聴覚

c 平衡感覚

d 嗅覚

e 味覚(歯・口腔の構造と機能で出題する)

C 体性感覚・内臓感覚

a 皮膚感覚

b 深部感覚

c 内臓感覚

9 消化吸収

A 胃における消化

a 胃液

b 胃の運動

B 腸における消化と吸収

a 膵液

b 胆汁

c 腸の運動

d 腸における吸収

C 消化管ホルモン

D 排便

10 排泄

A 尿の生成と体液の調節

B 排尿

11 体温

A 体温の調節

a 体熱の産生

b 体熱の放散(発汗を含む)

B 発熱・解熱

12 内分泌

A ホルモンによる恒常性維持

B 内分泌器官とホルモン

二 歯・口腔の構造と機能

出題方針:①歯・口腔の構造及びその周囲組織についての知

識を出題する(口腔解剖学分野)。

②歯・口腔の機能と組成についての知識を出題す

る(口腔生理学、口腔生化学分野)。

Ⅰ 歯・口腔の構造

1 口腔・顎顔面・頭頸部

A 口腔

a 口腔前庭

b 固有口腔

c 口蓋

d 舌

e 頰

f 口唇

g 口峡

B 唾液腺

a 耳下腺

b 顎下腺

c 舌下腺

d 小唾液腺

C 咽頭

D 喉頭

E 顎関節

a 骨部

b 関節円板

c 関節包・靱帯

F 頭頸部の筋

a 表情筋

b 咀嚼筋

c 舌筋

d 舌骨上筋群・舌骨下筋群

e 頸部の筋

G 頭頸部の脈管

a 動脈系(外頸動脈、顎動脈、顔面動脈、舌動脈を

含む)

b 静脈系

c リンパ系

H 脳神経

a 三叉神経

b 顔面神経

c 舌咽神経

d 迷走神経

e 舌下神経

I 頭頸部の自律神経と自律神経節

2 歯と歯周組織

A 歯の形態

B 歯・歯周組織の構造

a エナメル質

b 象牙質

c 歯髄

d セメント質

e 歯根膜

f 歯槽骨

g 歯肉

C 歯種・歯式

D 歯列・咬合

3 口腔と顎顔面の発生

A 鰓弓の形成

B 顎、顔面、口腔の発生

a 顔面

b 顎・口蓋

c 舌

d 唾液腺

e 顎関節

C 歯・歯周組織の発生

Ⅱ 歯・口腔の機能・組成

1 歯・歯周組織

A 歯の組成

a 歯の無機成分(ヒドロキシアパタイトを含む)

b 歯の有機成分

c 歯の石灰化

d 歯の脱灰と再石灰化

B 歯の生理

C 歯周組織の組成(コラーゲンを含む)

D 歯周組織の生理

2 顎・口腔

A 口腔粘膜の感覚(温度感覚、痛覚を含む)

B 味覚

C 唾液腺

a 唾液の成分と作用

b 唾液分泌の調節

D 咀嚼運動と顎反射

E 摂食・嚥下

F 吸啜

G 嘔吐

H 発声・構音

三 疾病の成り立ち及び回復過程の促進

出題方針:①病因と病態、感染と免疫、生体と薬物に関する

基本的知識について出題する(病理学分野、微

生物学分野、薬理学分野)。

②口腔領域の先天異常、嚢胞及び腫瘍は「臨床歯

科医学」においても出題する。

③歯科臨床に用いる薬剤は「臨床歯科医学」、「歯

科診療補助論」において出題する。

Ⅰ 病因と病態

1 病因論

A 内因

B 外因

2 遺伝性疾患と先天異常

A 染色体異常

B 先天異常

3 循環障害

A 全身の循環障害

B 局所の循環障害

a 循環血液量の障害

b 閉塞性の障害

4 細胞・組織の傷害

A 変性

B 萎縮

C 壊死〈ネクローシス〉

D アポトーシス

5 増殖と修復

A 肥大と増生〈過形成〉

B 化生

C 再生

D 創傷の治癒と異物の処理

E 肉芽組織と器質化

6 炎症

A 炎症の概念と徴候

B 炎症の原因

C 炎症の機序と病態

D 炎症の分類

a 急性炎症

b 慢性炎症

c 肉芽腫性炎

7 免疫異常と移植

A アレルギー

B 自己免疫疾患

C 免疫不全症候群

D 移植免疫

8 腫瘍

A 腫瘍の概念と疫学

B 腫瘍の原因と発生・進展の機序

C 腫瘍の組織学的特徴

D 腫瘍の分類

a 上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍

b 良性腫瘍と悪性腫瘍

c 前癌病変

9 歯の発育異常

A 大きさの異常

B 形の異常

C 数の異常

D 構造の異常

E 色の異常

F 萌出の異常

10 う蝕

A エナメル質う蝕

B 象牙質う蝕

C セメント質う蝕

11 象牙質、セメント質の増生

A 第二象牙質

a 生理的第二象牙質

b 病的第二象牙質〈第三象牙質〉

B 象牙粒

C セメント質増生とセメント粒

12 歯髄の病変

A 歯髄充血

B 歯髄の変性

C 歯髄壊死

D 歯髄炎の分類と特徴

a 急性漿液性歯髄炎

b 急性化膿性歯髄炎

c 慢性潰瘍性歯髄炎

d 慢性増殖性歯髄炎

e 上行性歯髄炎

E 歯髄壊疽

13 根尖部歯周組織の病変

A 根尖性歯周炎の分類と特徴

a 急性根尖性歯周炎

b 慢性根尖性歯周炎

14 歯周組織の病変

A 歯周病の分類と特徴

a 歯肉病変

b 歯周炎

c 壊死性歯周疾患

d 歯周組織の膿瘍

e 歯周-歯内病変

f 歯肉退縮

g 咬合性外傷

15 口腔創傷の治癒

A 口腔粘膜傷の治癒

B 抜歯創の治癒

16 歯・口腔の嚢胞と腫瘍

A 歯原性嚢胞

a 歯根嚢胞

b 含歯性嚢胞

B 非歯原性嚢胞

a 粘液嚢胞

b 術後性上顎嚢胞

C 歯原性腫瘍

a エナメル上皮腫

b 歯牙腫

D 非歯原性腫瘍

E 唾液腺腫瘍

a 多形腺腫

Ⅱ 感染と免疫

1 一般性状

A 細菌

a 形態

b 構造

c 代謝

d 増殖

B ウイルス

a 構造

b 増殖

2 観察方法

A 培養法

a 細菌の培養法

b 細菌の培地

c ウイルスの培養法

B 細菌の顕微鏡観察法

3 感染

A 微生物の病原性

a 毒素

b 菌体表層物質

c 組織破壊酵素

d 内因性及び外因性感染

B 宿主の抵抗性

a 体液中の抗菌物質

b 食細胞

c 炎症反応

C 感染の成立

a 感染と発症

b 不顕性感染

D 感染経路

a 直接感染

b 間接感染

E 感染の種類

a 日和見感染

b 内因感染

c 院内感染

4 免疫

A 免疫の種類

a 自然免疫

b 獲得免疫(体液性免疫、細胞性免疫を含む)

c 能動免疫

d 受動免疫

e 自己免疫〈免疫寛容〉

f 免疫不全

g 移植免疫

B 免疫機構

a 免疫関連臓器

b 免疫担当細胞

c 抗原

d 抗体

e サイトカイン

C 抗原抗体反応

a 凝集反応

b 沈降反応

c 補体結合反応

d 毒素中和反応

e ウイルス中和反応

D アレルギー

E 補体

5 化学療法

A 化学療法薬

a 作用機序

b 抗菌スペクトル

c 薬剤耐性

d 副作用

e ウイルスに対する化学療法

6 病原微生物とプリオン

A グラム陽性球菌

B グラム陰性球菌

C グラム陽性桿菌

D グラム陰性桿菌

E スピロヘータ

F リケッチア

G クラミジア

H ウイルス

a DNAウイルス

b RNAウイルス

I 真菌

J 原虫

K プリオン

7 口腔環境と常在微生物

A 微生物と口腔環境

a 唾液

b 歯肉溝液

B 口腔常在微生物

a 口腔内レンサ球菌

b 歯垢微生物叢

c 唾液微生物叢

d 舌微生物叢

e 口腔粘膜微生物叢

f 歯肉溝微生物叢

8 バイオフィルムとしてのプラーク〈歯垢〉

A 形成機序

B バイオフィルムとバイオフィルム感染症

9 消毒・滅菌(具体的方法は歯科診療補助論で出題する)

A 定義

B 消毒法

C 滅菌法

10 う蝕

A う蝕原因菌

11 歯周病

A 歯周病原菌

Ⅲ 生体と薬物

1 医療と薬物

A 薬物療法の種類

B 薬理作用の基本形式

C 薬理作用の分類

2 身体と薬物

A 薬物の作用機序

B 薬物の適用方法

C 薬物動態

a 吸収

b 分布

c 代謝

d 排泄

e 薬物動態パラメーター(生物学的半減期、バイオ

アベイラビリティー〈生物学的利用能〉、クリア

ランスを含む)

D 薬理作用に影響を与える因子(プラセボ効果を含

む)

a 薬物の用量と作用

b 生体の感受性(年齢、遺伝的素因等)

E 薬物の併用による相互作用

a 協力作用・拮抗作用

F 薬物の連用

a 蓄積

b 耐性

c 依存

G ライフステージと薬物

a 小児への薬物投与

b 高齢者への薬物投与

c 妊婦への薬物投与

H 薬物の副作用・有害作用

3 医薬品の分類

A 薬事法

B 日本薬局方及び局方薬

C 毒薬・劇薬

D 麻薬、向精神薬、覚せい剤

E 医薬部外品、化粧品

4 薬物の取扱い

A 処方せん〈箋〉

B 配合変化

C 保存方法

D 剤形

5 中枢神経系作用薬物

A 全身麻酔薬

a 吸入麻酔薬

b 静脈麻酔薬

B 催眠薬

C 向精神薬

a 抗精神病薬

b 抗不安薬

c 抗うつ薬・抗躁薬

D 抗けいれん薬〈抗てんかん薬〉

E 抗パーキンソン病薬

F 中枢神経興奮薬

6 末梢神経系作用薬物

A 神経伝達物質

B 自律神経系作用薬

7 局所麻酔薬

A 局所麻酔薬

B 血管収縮薬の添加

8 痛みと薬物

A 鎮痛薬

a 麻薬性鎮痛薬

b 非麻薬性鎮痛薬・麻薬拮抗薬

c 解熱性鎮痛薬

9 抗炎症薬

A ステロイド性抗炎症薬

B 非ステロイド性抗炎症薬

C 抗ヒスタミン薬

10 呼吸・循環と薬物

A 呼吸器系作用薬

B 循環器系作用薬

11 血液と薬物

A 局所性止血薬

B 全身性止血薬

C 抗凝固薬〈血液凝固阻止薬〉

12 感染と薬物

A 消毒薬

B 抗菌薬(抗真菌薬・抗ウイルス薬を含む)

四 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組

出題方針:①歯と口腔の疾病異常の予防及び健康増進、疫学

と歯科保健統計並びに地域歯科保健活動に関

する知識について出題する(口腔衛生学分野)。

②人々をとりまく環境下で、また、社会生活・社

会制度の下で、健康を保持増進するめに必要な

事項に関する知識について出題する(衛生学・

公衆衛生学分野)。

③歯科衛生士として必要となる保健・医療・福祉

の関連法規と制度について出題する(衛生行

政・社会福祉分野)。

④食生活と食生活指導に必要な基本的知識につ

いて出題する(栄養学分野)。

Ⅰ 総論

1 概要

A 口腔保健と健康

B 歯科疾患の予防

2 歯・口腔の機能

A 咀嚼

B 摂食・嚥下

C 発声・構音

D 味覚、触覚、冷温覚

3 歯・口腔の発育と変化

A 歯・口腔の発生と成長・発育

a 歯の形成

b 歯の萌出、交換

B 歯の喪失

4 口腔環境

A 歯と口腔環境

a 唾液の作用

b ペリクルの形成

c エナメル質の成熟

d 口腔内常在微生物

5 歯・口腔の付着物、沈着物

A 歯の付着物、沈着物

a プラーク〈歯垢〉

b 食物残渣

c マテリアアルバ〈白質〉

d 歯石

e 着色性沈着物

B 舌苔

Ⅱ 口腔清掃

1 概要

A プラークコントロールの意義

B 口腔清掃の種類

a 口腔の自浄作用〈自然的清掃法〉

b 機械的清掃法〈人工的清掃法〉

c 専門家による清掃法

d 化学的清掃法

2 口腔清掃用具

A 歯ブラシの構成と種類

B 歯間部清掃用具

C その他の清掃用具

3 歯磨剤・洗口剤

A 薬事法による分類

B 組成と配合目的

C 薬効〈薬用、有効、特殊〉成分

4 ブラッシング(具体的な方法や術式等は歯科保健指導

論で出題する)

A ブラッシングの方法と特徴

B ブラッシングの為害作用

C 歯垢染色剤

D 舌清掃の方法

Ⅲ う蝕の予防

1 基礎知識

A う蝕の有病状況

B う蝕の発生要因と機序

C 初期う蝕と再石灰化

D う蝕の進行と特徴

E う蝕のリスク評価

a う蝕の活動性

b う蝕活動性試験

2 予防方法

A 第一次予防

a プラークコントロール

b 甘味飲食物に対する予防

c 生活習慣の改善

d フッ化物の応用

e う蝕予防処置(術式は歯科予防処置論で出題す

る)

f 歯・口腔の健康診査、保健指導、リコール

B 第二次予防

a う蝕の検診とリスクスクリーニング

b 初期う蝕の進行抑制

c う蝕の治療

C 第三次予防

a 形態と機能の回復

D セルフケア、プロフェッショナルケア、パブリック

ヘルスケアによるう蝕予防

3 フッ化物によるう蝕予防

A フッ化物の分布

B フッ化物の摂取と代謝

C フッ化物の毒性

D う蝕予防機序

E う蝕予防への応用

a 水道水フッ化物濃度調整

b 飲食物へのフッ化物添加

c フッ化物補充剤〈錠剤、液剤〉

d フッ化物配合歯磨剤

e フッ化物洗口

f フッ化物歯面塗布

E う蝕予防効果(う蝕予防率の求め方についても出題

する)

Ⅳ 歯周病の予防

1 基礎知識

A 歯周病の有病状況

B 歯周病の分類

C 歯周病の発生要因と機序

D 歯周病の進行と特徴

E 歯周病のリスク評価

F 歯周病と全身疾患

2 予防方法

A 第一次予防

a プラークコントロール

b 予防処置(術式は歯科予防処置論で出題する)

c 歯・口腔の健康診査、保健指導、リコール

B 第二次予防

a 歯周病の検診とスクリーニングテスト

b 歯周病の初期治療

c 不適切な修復物の改善

d 不正咬合の改善

e 歯周病の治療

C 第三次予防

a 咬合機能の回復

D セルフケア、プロフェッショナルケア、パブリック

ヘルスケアによる歯周病予防

Ⅴ その他の歯科疾患の予防

1 口臭の予防

A 口臭の原因と分類

B 口臭の検査

C 口臭の予防方法

2 不正咬合の予防

A 不正咬合の原因と種類

B 不正咬合の影響

C 不正咬合の予防方法

3 他の歯科疾患の予防

A 顎関節症

B 酸蝕症

C 口腔癌

D 着色・変色歯

E 口腔外傷

F その他の歯科疾患・異常(歯の形成不全、口内炎、

口腔乾燥症についても出題する)

Ⅵ 歯科疾患の疫学と歯科保健統計

1 歯科疾患の指標

A う蝕に関する指標

a う蝕経験の指標

b その他の指標

B 歯周病に関する指標

C 口腔清掃状態に関する指標

D 歯のフッ素症に関する指標

E 不正咬合に関する指標

2 歯科疾患の疫学

A う蝕の疫学

a 宿主要因との関連

b 環境要因との関連

c 病因との関連

d 時間要因との関連

e 介入研究における予防効果

B 歯周病の疫学

a 宿主要因との関連

b 環境要因との関連

c 病因との関連

d 時間要因との関連

C 口腔の悪性新生物の疫学(発生率、生存率、死亡率

を含む)

3 衛生統計の基礎

A 疫学調査の進め方

a 母集団と標本

b 標本調査

c スクリーニング検査

B データのまとめ方

a データの尺度

b 代表値とバラツキ

c 度数分布

d 単純集計、クロス集計

C データの分析法

a 相関分析

b 母平均の推定

c 標本平均値の差の検定

d カイ二乗検定

4 歯科保健統計(歯科保健に関する調査について出題す

る)

A 国家統計調査の種類

B 歯科疾患実態調査

C 国民健康・栄養調査

D 学校保健統計調査

E 患者調査

Ⅶ 地域歯科保健活動

1 基礎知識

A 地域口腔保健活動の意義

B ライフステージ別の口腔保健の課題

C 地域口腔保健活動の進め方

D 口腔保健活動の目標

E 対象と活動分野

F 口腔保健教育

G 歯・口腔の健康診査と事後措置

H 地域特性の把握

I ヘルスプロモーション

J 歯科衛生士の役割

2 地域歯科保健

A 市町村と都道府県の歯科保健業務

B 保健所の歯科保健業務

C 保健所と市町村との連携

D 8020 運動

E 健康日本 21、健康増進法(歯の健康に関連する項

目について出題する)

3 母子歯科保健

A 母子歯科保健の意義

B 妊産婦の口腔保健

C 乳幼児の口腔保健

D 妊産婦・乳幼児の歯科健康診査と保健指導

E 1歳6か月児歯科健康診査と保健指導

F 3歳児歯科健康診査と保健指導

4 学校歯科保健(特別支援教育での保健指導を含む)

A 歯・口腔の保健教育と保健指導

B 歯・口腔の健康診断と事後措置

C 学校歯科医

5 産業歯科保健〈職域口腔保健〉

A 職業性歯科疾患

B 産業歯科保健活動

a 産業歯科医

b 歯科健康診断

C 職域での口腔保健管理

6 成人・高齢者・要介護者・障害者歯科保健

A 成人・高齢者の歯科保健に関連する法律等に基づく

保健事業

a 口腔の健康教育

b 口腔の健康相談

c 歯周疾患検診

d 特定高齢者への介護予防

e 口腔保健に関する訪問指導(居宅療養管理指導を

含む)

B 要介護者・障害者への歯科保健(介護保険法、介護

予防を含む)

Ⅷ 環境・社会と健康

1 概要

A 健康の概念と保持増進、科学的思考の基盤

B 予防の考え方と適用(第一次予防、第二次予防、第

三次予防の内容と適用を含む)

C 生涯を通じた保健・福祉

a 生活習慣と健康・長寿

b ヘルスプロモーション

c QOL〈生活の質〉

D 健康づくり運動の変遷と現状

2 人口

A 人口静態統計

B 人口動態統計

C 平均余命、平均寿命、健康寿命

3 環境と健康

A 地球環境と健康

B 生活環境と健康

a 空気と水

b 温熱環境及び気候

c 環境適応と住環境

c 放射線

C 環境保全・公害防止

D 廃棄物処理

4 疫学

A 疫学の定義

B 疾病・異常の発生要因

C 健康・疾病・異常の指標

D 疫学の研究方法

a 記述疫学

b 分析疫学

c 介入研究

5 感染症

A 感染症の成り立ちと予防

a 感染源、感染経路、宿主の感受性

b 感染源対策、感染経路対策、感受性対策

B 主要感染症の動向と予防

C 院内感染とその防止

6 生活習慣と生活習慣病

A ライフスタイル

B 生活習慣病の種類

a 悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、糖尿病

C 生活習慣病の予防

7 食品と健康

A 食中毒とその予防

8 地域保健

A 地域社会と地域保健

B 地域保健の対象と活動

C 地域保健の組織と役割

D 保健所

E 市町村保健センター

F 医療圏と保健医療計画

G 地域保健活動の進め方

9 母子保健

A 母子保健の意義と特徴

B 母子保健活動の現状

C 母子保健対策

a 母子健康手帳

b 母子健康教育

c 健康診査と保健指導

10 学校保健

A 学校保健安全の意義と特徴

B 保健教育、保健管理、組織活動

C 学校保健活動の現状

D 学校保健安全対策

11 成人・高齢者保健

A 成人・高齢者保健の意義と特徴

B 成人・高齢者保健活動の現状

C 成人保健対策

a 特定健康診査・特定保健指導

b 健康教育・健康相談など

D 高齢者保健福祉対策

E 要介護者保健福祉対策

12 産業保健

A 産業保健の意義と特徴

B 保健管理体制と作業管理、作業環境管理、健康管理

C 産業保健活動の現状

D 産業保健対策

a 一般健康診査と事後措置

b 特殊健康診査と事後措置

c 健康保持増進対策(トータルヘルスプロモーショ

ンについても出題する)

13 精神保健

A 精神保健の意義

B 精神保健活動の現状

Ⅸ 保健・医療・福祉の制度

1 概要

A 衛生行政の目的

B 衛生行政の組織

2 法規

A 法の分類

B 歯科衛生士法

C 歯科医師法

D 歯科技工士法

E 関連する医療関係者の身分に関する法規

F 医療に関連する法規

G 薬事に関連する法規

H 地域保健に関連する法規

a 地域保健法

b 健康増進法

c 母子保健法

d 学校保健安全法

e 労働安全衛生法

f 高齢者の医療の確保に関する法律

3 現況

A 国民の健康状態と受療状況

B 医療施設

C 医療従事者

D 国民医療費

4 社会保障制度

A わが国の社会保障制度

5 社会保険

A 社会保険行政

B 医療保険制度と法規

C 年金制度と法規

D 雇用保険及び労働者災害補償保険制度と法規

E 介護保険制度と法規

6 社会福祉

A 社会福祉行政

B 生活保護制度と法規

C 児童と家庭の福祉制度と法規

D 障害者の福祉制度と法規

a 障害者の自立支援

E 高齢者の福祉制度

Ⅹ 栄養・食生活の基礎

1 栄養素

A 五大栄養素

B 糖質の種類と働き

C タンパク質の種類と働き

D 脂質の種類と働き

E ビタミンの種類、働き、欠乏症

F 無機質の種類と働き

a ナトリウムとカリウム

2 食品

A 食品成分表

B 食品群

a 三分類

b 四分類

c 六分類

C 植物性食品と動物性食品

D 保健機能食品

a 特定保健用食品(栄養機能食品と特別用途食品を

含む)

E 食品添加物

3 歯・口腔と栄養

A 歯の発育に必要な栄養素

B う蝕と食品(人工甘味料を含む)

C 歯周病と食品

D 口腔疾患とビタミン

4 食生活の概要(授乳、離乳、間食、味覚、咀嚼等の食

習慣の発達と食習慣形成、健康や異常の発生に結びつく

食習慣については歯科保健指導論で出題する)

A 食生活と健康との関連

B 国民健康・栄養調査

a 国民栄養の現状と課題

b 近年の食行動の特徴

5 食生活指導

A 食育と食育基本法

B 日本人の食事摂取基準

C 食生活指針

a 生活習慣病予防のための食生活指針(日本人の食

生活指針を含む)

b 食事バランスガイド

D 特別な支援が必要な者への食事指導(摂食機能に合

わせた食事の調理形態についても出題する)

a 障害者

b 要介護者

c 摂食・嚥下障害

五 歯科衛生士概論

出題方針:①歯科衛生士が業務を行うために必要

な業務内容、倫理、チーム医療、保

健・医療・福祉との連携について出

題する。

Ⅰ 歯科衛生士とその業務

1 概要

A 歯科衛生士の歴史

B 歯科衛生業務の内容

a 歯科予防処置

b 歯科保健指導

c 歯科診療補助

C 歯科衛生士の養成状況

D 歯科衛生士の就業状況

2 歯科衛生業務(インフォームド・コンセント、インフ

ォームド・チョイス、セカンド・オピニオンを含む)

A 医療倫理

B コミュニケーション

a 言語的コミュニケーション

b 非言語的コミュニケーション

C 歯科衛生業務のプロセス

a 情報収集

b 問題整理と計画立案

c 実践と評価

D 業務記録(POS、SOAPを含む)

E 医療安全管理(インシデント、アクシデントとその

対応を含む)

3 チーム医療

A 多職種との連携

a チーム歯科医療

b 保健・医療・福祉専門職の業務

c 他職種との連携

六 臨床歯科医学

出題方針:①歯科衛生士が業務を行うために必要

な歯科臨床に関する基本的知識に

ついて出題する(歯科保存学、歯科

補綴学、口腔外科学、矯正歯科学、

小児歯科学、高齢者歯科学及び障害

者歯科学分野)。

②歯科診療における共同動作に関連

する事項は「歯科診療補助論」にお

いて出題する。

③病因論等の歯科医学に関する知識

については「疾病の成り立ち及び回

復過程の促進」及び「歯・口腔の健

康と予防に関わる人間と社会の仕

組み」においても出題する。

Ⅰ 歯科臨床の基礎

1 全身疾患と歯科治療

A 医療情報の収集

a 医療面接

b 紹介状

B 全身疾患

a 主な全身疾患

b 状態把握

c 偶発症状の予防

d バイタルサインとモニター監視

2 口腔の一般検査

A 検査用器具の種類と使用法

B 各種検査情報と治療(う蝕、歯髄、口腔清掃状態検

査等の口腔領域の検査について出題する)

3 画像検査(放射線防護、フィルム取扱、保管は歯科診

療補助論で出題する)

A 放射線の基礎知識

a 放射線とその性質

b 放射線の人体への影響と防御

B エックス線画像の形成

a エックス線フィルムと増感紙

b デジタル画像

C エックス線撮影

a 口内法エックス線撮影

b パノラマエックス線撮影

c 頭部エックス線規格写真

d CT

D MRI・超音波検査

4 臨床検査

A 検査の目的

B 検査の倫理と安全

C 生体検査の種類と検査値の評価

a 体温、脈拍、血圧

b 心電図、筋電図

c 摂食・嚥下機能検査

D 検体検査の種類と検査値の評価

a 血液検査

b 血液凝固検査

c 生化学・免疫血清学的検査

d 微生物学検査

e 病理組織学的検査

E 口腔領域の検査と検査値の評価

a 口臭検査

b 味覚検査

c 金属アレルギー検査

d 唾液検査

5 消毒と滅菌

A 消毒・滅菌の意義

B 消毒・滅菌の種類と効能

6 歯科材料・薬物の基礎(個々の歯科材料の性質の取扱

い法は歯科診療補助論で出題する)

A 歯冠修復材料

B 合着・接着用セメント

C 義歯用材料

D インプラント用材料

E 印象材・模型材・歯科用ワックス

F 予防塡塞用材料

G 歯内療法用材料

H 歯科用薬物

Ⅱ 歯・歯髄・歯周組織の疾患と治療

1 保存修復治療

A 歯の硬組織疾患の種類と処置法

a う蝕の発生とリスクファクター

b う蝕以外の硬組織疾患

B 窩洞の分類

a ブラックの分類

b その他の分類

C 窩洞形態の原則

D 前準備

a 防湿法

b 歯間分離法

c 歯肉排除法

d 隔壁法

e 除痛法

E 修復法の種類と特徴(各材料の取扱いは歯科診療補

助論で出題する)

a 直接修復

b 間接修復(ラミネートベニア修復を含む)

c 象牙質知覚過敏処置

d 歯の漂白法

F 歯質切削・削除器械と器具(研磨、手用切削器具を

含む)

a 切削器械・器具の種類と用途(切削器械・器具の

管理法は歯科診療補助論で出題する)

b その他の歯質削除器械の種類と特徴(レーザー、

エアブレーシブ、音波切削、化学的溶解法を含む)

G 合着・接着剤の種類と特徴(取扱いは歯科診療補助

論で出題する)

H 印象材・模型材の種類と特徴(取扱いは歯科診療補

助論で出題する)

I 硬組織疾患の予防法

J 修復処置後の不快事項とメインテナンス

2 歯内療法

A 歯髄疾患の種類と病態

B 根尖性歯周組織疾患の種類と病態

C 歯内療法の基礎

a 除痛法

b う窩の開拡

c 髄室の開拡

d 薬剤の種類と所要性質

e 使用器材の種類

D 歯髄保存療法

a 歯髄鎮静療法

b 覆髄法(非侵襲性(暫間的)間接覆髄法〈AIP

C法〉を含む

E 歯髄除去療法

a 生活断髄法〈生活歯髄切断法〉

b 抜髄法

F 根管治療

a 根管長測定

b 根管の機械的拡大・形成

c 根管の化学的拡大・清掃

d 根管の洗浄

e 根管の消毒

f 仮封

G 根未完成歯の処置

a アペキシフィケーション

b アペキソゲネーシス

H 外科的歯内療法(名称、症例及び各療法の目的につ

いて出題する)

a 膿瘍切開

b 根尖搔爬

c 根尖切除

d 歯根切断

e 歯根分離

f ヘミセクション

g 歯の再植

I 外傷歯の治療

a 歯の破折

b 歯の脱臼

J 歯内療法における安全対策

3 歯周治療(歯周病と全身との関連を含む)

A 歯周病の種類と病態

B 歯周病の発現とリスクファクター

C 歯周病の疫学に用いる指数とその解釈

D 歯周治療に必要な口腔内検査

a プロービングポケットデプス〈PPD〉

b アタッチメントレベル

c プロービング時の出血〈BOP〉

d 口腔清掃状態

e 歯肉の診査

f 歯の動揺度

g 根分岐部病変の診査

h 歯周病の画像検査

E 歯周基本治療

a プラークコントロール

b スケーリング・ルートプレーニング

c 暫間固定

d 咬合調整

e 習癖の修正

F 歯周病の薬物療法

G 歯周外科治療(名称と各療法の目的について出題す

る)

a 歯周ポケット搔爬術

b 新付着術〈ENAP〉

c 歯肉切除術

d 歯肉剥離搔爬術〈フラップ手術〉

e 歯周形成手術〈歯肉歯槽粘膜形成術〉

f 歯周組織再生誘導法(GTR法、エムドゲインⓇ

ゲルを含む)

H 固定法

I 根分岐部病変の治療

J 歯周治療後の再評価

K メインテナンス、サポーティブ・ペリオドンタル・

セラピー〈SPT〉

Ⅲ 歯の欠損と治療

1 概要

A 補綴治療の基礎

a 歯列と基準平面

b 咬合様式・咬合

c 咀嚼・発音・構音

d 顎堤・粘膜・舌・唾液

e 下顎運動と下顎位

f 歯の喪失に伴う変化

B 補綴治療の種類と材料

a 床義歯〈全部床義歯・部分床義歯〉

b クラウン・ブリッジ

c インプラント義歯

C 補綴装置の維持・支持・安定

D 治療の流れ

a 印象採得

b 咬合採得

c 試適

d 咬合器

e 装着

2 床義歯

A 義歯床

B 人工歯

C 支台装置〈維持装置〉

a クラスプ

b アタッチメント

D 連結装置

a 大連結装置〈リンガルバー・パラタルバー〉

b 小連結装置

E メインテナンスと修理(取扱い方法とリライニング

を含む)

3 クラウン

A 全部被覆冠

a 全部鋳造冠

b ポーセレンジャケット冠

c レジンジャケット冠

d 陶材焼付鋳造冠

e レジン前装鋳造冠

B 一部被覆冠

a 3/4 クラウン・4/5 クラウン

b アンレー

C 支台〈コア〉築造

a メタルコア

b レジンコア

c その他のコア

4 ブリッジ

A ブリッジの特徴

B ブリッジの構成

a ポンティック

b 支台装置〈維持装置〉

c 連結部

C メインテナンス

5 インプラント義歯

A 概要

B 利点と欠点

Ⅳ 顎・口腔領域の疾患と治療

1 対象疾患

A 先天異常と発育異常

a 歯と口腔軟組織の異常

b (口)唇裂、(口)蓋裂

c 顎変形症

B 損傷

a 歯の外傷

b 軟組織の損傷

c 歯槽骨骨折

d 顎骨骨折

C 口腔粘膜疾患

a 潰瘍を主徴とする疾患

b 水疱形成を主徴とする疾患

c 紅斑・びらんを主徴とする疾患

d 白斑を主徴とする疾患

e 色素沈着

f 口腔乾燥

D 炎症

a 歯槽部の炎症(ドライソケットを含む)

b 顎骨の炎症

c 顎骨周囲組織の炎症(上顎洞炎を含む)

E 嚢胞

a 顎骨に発生する嚢胞

b 軟組織に発生する嚢胞

F 腫瘍及び腫瘍類似疾患

a 良性腫瘍

b 悪性腫瘍

c 腫瘍類似疾患

G 顎関節疾患

a 顎関節脱臼

b 顎関節症

c 顎関節強直症

H 唾液腺疾患

a 唾液腺炎

b 流行性耳下腺炎

c 唾石症

d 唾液腺腫瘍

I 神経系疾患

a 三叉神経痛

b 三叉神経麻痺

c 顔面神経麻痺

d 舌痛症

e オーラルディスキネジア

J 血液疾患

a 貧血

b 白血病

c 血友病

d 特発性血小板減少性紫斑病

2 口腔外科治療

A 抜歯(埋伏歯の抜歯を含む)

B 消炎手術

C 止血処置

D 歯槽骨整形術

E 根尖切除術

F 嚢胞摘出手術・嚢胞開窓手術

G 歯槽骨骨折手術・顎骨骨折手術

H 口腔インプラント術

I 放射線治療

a 副作用

b 治療患者の口腔保健管理

J 術後の不快事項

K 術後の管理

3 麻酔

A 局所麻酔

a 表面麻酔

b 浸潤麻酔

c 伝達麻酔

B 精神鎮静法

a 吸入鎮静法

b 静脈内鎮静法

C 全身麻酔

a 吸入麻酔

b 静脈麻酔

4 全身管理とモニタリング

A バイタルサイン

B 経皮的動脈血酸素飽和度〈SPO2〉

C 歯科治療時の不快事項

a 神経性ショック

b 過換気症候群

5 救命救急処置

A 一時救命処置

B 二次救命処置

Ⅴ 不正咬合と治療

1 概要

A 顎顔面の成長発育

a 顎の成長発育

b 顔面の成長発育

B 正常咬合

a 成立の条件と種類

C 不正咬合

a 歯の位置の異常

b 歯列弓形態の異常

c 上下歯列弓関係の異常

d 不正咬合の分類

e 不正咬合の原因

f 不正咬合の予防

D 不正咬合による障害

a 生理的障害

b 心理的障害

2 矯正歯科治療の流れ

A 診断手順

a 検査資料

b 症例分析

B 矯正歯科治療

a 適切な矯正力(顎整形力についても出題する)

b 歯の移動方法

c 歯の移動に伴う組織変化

C 固定

D 保定

3 矯正歯科治療の実際

A 治療用器具・材料

a プライヤー〈鉗子〉

b 材料

B 矯正装置の種類

a 舌側弧線装置

b マルチブラケット装置

c 顎外固定装置(上顎外固定装置、上顎前方牽引装

置、オトガイ帽装置について出題する)

d 床矯正装置

e 機能的矯正装置

f 歯列弓拡大装置

g 保定装置

C 矯正歯科治療の不快事項

Ⅵ 小児の理解と歯科治療

1 概要

A 小児の成長発育

a 成長発育の特徴

b 小児期の分類

c 身体の発育(発育状態の評価を含む)

d 生理的年齢

e 器官の発育形式

B 小児の機能の発達

a 運動機能

b 感覚機能

c 音声言語機能

d 摂食・嚥下機能(哺乳機能を含む)

C 情緒、社会性の発達

D バイタルサインと生理的特徴

E 顎顔面と頭蓋の成長発育

F 歯の形成

G 歯の萌出・交換

H 歯列、咬合の発育

I 乳歯、幼若永久歯の特徴

a 乳歯の特徴

b 幼若永久歯の特徴

2 小児の疾病異常

A 先天性疾患、先天異常((口)唇裂、口蓋裂、外胚

葉異形成症、鎖骨頭蓋異骨症を含む)

B 歯・口腔・顎疾患

a 感染症疾患

b 歯の異常と疾患

c 乳歯、幼若永久歯のう蝕

d 乳歯、幼若永久歯の歯髄疾患、根尖性歯周組織疾

e 歯周病

f 軟組織疾患

g 外傷

3 小児歯科患者の評価と対応

A 行動と特徴

B 情動変化

C 障害児の特徴と評価

4 小児の歯科治療

A 検査

B 薬物投与

C 応急処置

D 歯冠修復処置

E 歯内療法処置

F 歯周病の処置

G 口腔外科処置

H 外傷の処置

I 咬合誘導

a 保隙

b 能動的咬合誘導

c 口腔習癖への対応

J 口腔管理

Ⅶ 高齢者の理解と歯科治療

1 高齢社会

A 社会環境

a 人口の推移(老年人口割合等)

b 死亡原因

c ノーマライゼーション

d 高齢者のQOL

B 高齢者のための社会保障制度

2 加齢変化

A 生物的加齢変化と病理的加齢変化

B 各器官、各組織の老化

C 身体機能の老化

D 精神・心理的変化(知的機能の変化、認知機能障害

を含む)

E 口腔領域の加齢変化

a 歯

b 口腔粘膜と歯周組織

c 唾液腺と唾液分泌

d 口腔感覚

3 高齢者の歯科治療

A 患者本人と取り巻く環境の把握(紹介状・医療情

報・プロブレムリストを含む)

a 生活環境

b 全身状態

c 精神・心理的状況

d 通院条件

B 治療方針の把握

a 設定された治療目標

b 患者指導

c メインテナンス

4 通院困難者への対応

A 歯科訪問診療

a 要介護高齢者

b 在宅患者の治療

c 入院患者の治療

d 訪問診療用器材

e 多職種連携

B 口腔機能管理(口腔ケアを含む)

a 口腔保健指導

b 口腔機能の維持・向上

c 介護予防

d 多職種連携

C 栄養管理

5 高齢者の摂食・嚥下とリハビリテーション

A 摂食・嚥下機能のメカニズム

B 摂食・嚥下リハビリテーション

a 検査と評価

b 間接訓練と直接訓練

c 歯科衛生士の役割

d 多職種連携(NSTを含む)

C 誤嚥性肺炎

a 原因

b 経鼻経管栄養と胃瘻

c 口腔ケアの意義

Ⅷ 障害者の理解と歯科治療

1 基礎知識

A 障害の概念

a ノーマライゼーション

b バリアフリー

c ICF〈国際生活機能分類〉

d QOL

e 障害のある人の医療制度

f 障害のある人の福祉制度

2 障害の種類と歯科的特徴

A 精神発達・心理的発達と行動障害

a 精神遅滞〈知的障害〉

b 自閉性障害〈広汎性発達障害〉

c 強度行動障害

d 注意欠陥多動性障害〈ADHD〉

e 学習障害〈LD〉

B 神経・運動障害

a 脳性麻痺

b 重症心身障害

c 筋ジストロフィー

d 脊髄損傷

e 関節リュウマチ

f 脳血管障害

g 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉

C 感覚障害

a 視覚障害

b 聴覚障害

c 平衡障害

d 味覚障害

D 音声言語障害

E 精神及び行動の障害

a 統合失調症

b うつ病

c 心身症

d 認知症

F 摂食・嚥下障害

3 障害者の歯科治療

A 行動調整

a コミュニケーション法

b 行動療法(治療への導入を含む)

c 薬物的行動療法

d 体動の調整法(治療中の患者のコントロールを含

む)

B 健康支援と口腔管理

a 介助者による口腔ケア

b 専門的口腔ケア

C リスク評価と安全管理

a リスク評価法

b 医療安全管理体制

c 常用薬と安全管理

4 障害者の摂食・嚥下障害とリハビリテーション

A 摂食・嚥下障害と口腔管理

B 摂食・嚥下障害と栄養管理

C 摂食・嚥下障害の評価法

D 機能訓練法

E 摂食介助法

F 小児期の評価と対処法

G 成人期・老年期の評価と対処法

H 歯科衛生士の役割

I 多職種連携

七 歯科予防処置論

出題方針:①歯科予防処置に関する知識、技能及

び態度について出題する。

Ⅰ 総論

1 概要

A 歯科予防処置の内容

B 対象者の把握(生活習慣と全身状態を含む)

2 基礎知識

A 歯・口腔の健康状態の把握

a 歯

b 歯周組織

c 歯の付着物・沈着物

d 顔面写真・口腔内写真・エックス線写真の観察と

評価

e 検査結果の評価

B う蝕予防の基礎(原因、進行を含む)

C 歯周病予防の基礎(原因、分類、進行を含む)

D 不快事項の予防

Ⅱ 歯周病予防処置

1 歯周病の基礎知識

A 生活習慣の把握

B 歯周病と全身疾患の関連

C 歯周病のリスク評価(歯周病に関連する指標を含

む)

2 歯・歯周組織の検査

A プロービング

a プロービングに使用する器具と特徴

b 操作法

c プロービングから得られる情報

B 動揺度検査

C コンタクト検査

3 スケーリング・ルートプレーニング

A 使用器械・器具・材料の種類と操作法

a エキスプローラー

b 手用スケーラー

c 超音波スケーラー

d エアスケーラー

e 歯面清掃用器具

B 術式

C シャープニング

4 歯面清掃・研磨

A 使用器械・器具・材料の種類と操作法

5 メインテナンス

A 目的

B 評価

Ⅲ う蝕予防処置

1 基礎知識

A 生活習慣の把握

B う蝕と全身疾患の関連

C う蝕予防処置の所要条件

a 臨床的効果

b 作用機序

c 安全性

d 便宜性

D う蝕予防処置の選択

2 う蝕活動性試験

A 意義と目的

B 種類と特徴

C 術式

D 評価

3 フッ化物歯面塗布法

A 使用薬剤の種類と取扱い

B 種類と術式(塗布前後の指導を含む)

a 綿球・綿棒塗布法

b 歯ブラシ法

c トレー法

C 実施上の注意

4 フッ化物洗口法

A 使用薬剤の種類と取扱い

B 対象年齢と洗口方法

C 実施上の注意

5 小窩裂溝塡塞法

A 塡塞材の種類・特徴

B 適応症

C 術式(塡塞前後の指導を含む)

D 実施上の注意

6 メインテナンス

A 目的

B 評価

八 歯科保健指導論

出題方針:①歯科保健指導に関する知識、技能及び態度につ

いて出題する。

Ⅰ 総論

1 概要

A 歯科保健指導の意義と目的

a 個人と集団

b プライマリーヘルスケア

c ヘルスプロモーション

d ノーマライゼーション

2 生活行動(行動変容を含む)

A 保健行動

B セルフケア

C 食生活

D 口腔保健に関する情報と収集

Ⅱ 歯科保健指導の基礎

1 対象把握

A パーソナリティー

B 日常生活習慣行動

C 生活環境

D 日常生活の自立度

a 日常生活動作〈ADL〉

b 障害者の日常生活自立度

c 認知症患者の日常生活自立度

2 全身状態の把握

A 全身的な健康状態の把握

a 器質的、機能的問題の把握

b 虐待との関連

3 歯・口腔状態の把握(歯・口腔の健康状態の把握は歯

科予防処置論で出題する)

A 口腔の観察と評価

a 口腔疾患、異常の把握

b 口腔清掃状態の把握及び指標

B 口腔機能

a 発声・構音

b 味覚・触覚

c 唾液の分泌

d 摂食・咀嚼・嚥下(機能の発達、スクリーニング

テストを含む)

e 口腔周囲筋

f 加齢による変化

Ⅲ 口腔清掃指導法

1 基礎知識

A 口腔清掃用品の種類

a 歯ブラシ(電動歯ブラシ、音波ブラシ、超音波歯

ブラシを含む)

b 歯間部清掃用具

c 舌・口腔粘膜の清掃用具

d 歯磨剤・洗口剤

2 指導の要点

A 口腔清掃状態の評価

B 口腔清掃自立度〈BDR〉

C 指導法の要点(清掃用具による為害作用を含む)

a ブラッシング法の選択

b 歯ブラシの選択と使用法

c 歯間部清掃用具の選択と使用法

d 舌・口腔粘膜清掃用具の選択と使用法

e 歯磨剤・洗口剤の選択と使用法

D 口腔清掃の指導法

a う蝕のリスクに応じた指導

b 歯周病のリスクに応じた指導

c 口臭に関する指導

d 口腔乾燥に関する指導

E 義歯・矯正装置の清掃及び管理(義歯洗浄剤、用具

の選択を含む)

3 対象別の指導法

A ライフステージ別の指導

B 特別な配慮を要する対象

a 妊産婦

b 全身疾患を有する者

c 障害者・要介護者

Ⅳ 生活指導

1 基礎知識

A 生活習慣の把握

a 喫煙習慣

B 食生活の把握(五大栄養素、食事摂取基準を含む)

a 食生活と栄養(食品添加物、栄養機能食品、特定

保健用食品、特別用途食品を含む)

b 食習慣の把握

c 栄養と口腔保健との関連

C 摂食・嚥下状態の把握

D 支援のための多職種との連携

2 食生活の指導

A ライフステージと食育

B 食育基本法と食生活指針(食事バランスガイドを含

む)

C 生活習慣病と食育

a 全身疾患と歯科疾患

b メタボリックシンドローム

D 障害者・要介護者の食事介助(食形態、食事姿勢、

嚥下食を含む)

3 口腔機能の維持・向上

A 口腔機能の現状把握(基本チェックリスト、理学的

検査項目を含む)

a アセスメント

B 機能訓練

a 口腔周囲筋の運動

b 摂食・嚥下機能訓練

C 専門的口腔ケア

4 生活習慣

A 禁煙支援

Ⅴ 歯科衛生教育活動

1 基礎知識

A 歯科衛生教育活動における歯科衛生士の役割

B 関連法規

2 保健所、市町村保健センター

A 地域の特性、ニーズの把握

B 対象者の把握

C 歯科衛生教育

a 住民

b 他の専門職

3 保育所、幼稚園

A 歯科衛生教育

a 乳幼児

b 保護者

c 保育士、教員等

4 学校

A 歯科衛生教育

a 児童・生徒・学生

b 保護者

c 教員

5 事業所

A 事業所の把握

B 歯科衛生教育

a 従業者

b 衛生管理者等

6 在宅〔居宅〕、介護・社会福祉施設(地域における口

腔保健普及活動及び居宅療養管理指導を含む)

A 居住環境の把握

B 歯科衛生教育

a 対象者

b 家族、介護者

c 施設職員

C 感染予防対策(廃棄物処理を含む)

9 歯科診療補助論

出題方針:①歯科診療補助に関する知識、技能及

び態度について出題する。

Ⅰ 総論

1 概要

A 歯科診療補助の範囲

B 歯科衛生士の役割

a 患者や保護者に対する説明と指導

b 医療書類の管理

C チーム歯科医療

a 歯科医師との協働

b 多職種との協働

D 歯科訪問診療(在宅と施設を含む)

2 患者への対応(治療時の具体的な対応について出題す

る)

A 一般的対応

a 誘導

b 移乗

B 高齢者への対応

C 全身疾患を有する患者への対応

D 特別な配慮を必要とする患者への対応(感染症患者

を含む)

E 通院困難者への対応

3 診療設備

A 歯科用ユニット

B エックス線装置

C 消毒・滅菌器

D レーザー装置

E 吸入鎮静器

4 医療安全管理

A リスクマネジメント

a 医療管理従事者としての役割(薬品と医療器材)

B 感染予防対策

a スタンダードプレコーション

C 医療廃棄物の取扱い(医療廃棄物の定義を含む)

D 偶発事故の防止と対応(事後報告を含む)

a インシデント

b アクシデント

5 診療時の共同動作

A 共同動作の基本

B 術者・補助者・患者の位置と姿勢(照明やライティ

ングを含む)

C フォーハンドシステム(器具の受け渡しを含む)

D バキュームテクニック

5 消毒・滅菌(洗浄も含む)

A 消毒・滅菌の定義

B 薬液消毒(在宅診療での器具の取扱いを含む)

a 使用薬の種類・用途及び濃度

b 消毒薬効果の持続

c 手指消毒

C 滅菌法

a 高圧蒸気滅菌法

b エチレンオキサイドガス滅菌法

c 低温プラズマ滅菌

d 乾熱滅菌

D 消毒・滅菌済み器材の管理

Ⅱ 主要歯科材料の種類、取扱いと管理

1 模型用材料(基本的性質を含む)

A 石膏

a 種類と用途

b 混水比

c 各種石膏の取扱いと管理

2 合着・接着材(基本的性質、取扱い及び管理を含む)

A 合着・接着材の種類と用途

a リン酸亜鉛セメント

b グラスアイオノマーセメント

c カルボキシレートセメント

d 接着性レジンセメント

3 印象材(基本的性質、取扱い及び管理を含む)

A 印象材の種類と用途

a アルジネート印象材

b 寒天印象材

c 合成ゴム質印象材

d 酸化亜鉛ユージノールペースト

e モデリングコンパウンド

4 歯冠修復材(基本的性質、取扱い及び管理を含む)

A 歯冠修復材の種類と用途

a コンポジットレジン

b グラスアイオノマーセメント(強化型グラスアイ

オノマーセメントを含む)

c セラミックインレー

5 仮封材(基本的性質、取扱い及び管理を含む)

A 仮封材の種類・用途、取扱いと管理

a テンポラリーストッピング

b セメント系仮封材

c 水硬性仮封材

d 仮封用軟質レジン

e サンダラックアルコール

6 その他の材料(基本的性質を含む)

A ワックス

Ⅲ 保存治療時の診療補助

1 前準備

A 器具・材料と取扱い

a 防湿法

b 隔壁法

c 歯肉排除法

d 歯間分離法

2 窩洞形成

A 切削用器具の種類と用途

3 成形修復

A コンポジットレジン修復の器材準備と取扱い

a 材料の準備

b 塡塞用器具の準備

c 接着技術

d 光照射用器具の取扱い

e 研磨

4 インレー修復

A インレー修復の器材準備と取扱い

a 印象採得・咬合採得

b 装着

c 後処置(余剰セメントの除去を含む)

5 生活歯漂白

A ホワイトニングの準備

a ホワイトニング材の準備

6 歯髄処置

A 歯髄処置用薬剤・材料の準備と取扱い

B 電気歯髄診断器の取扱い

7 根管処置

A 根管処置用器材の種類と取扱い

B 根管長測定器の取扱い

C 根管充塡用器材・薬剤の種類と取扱い

8 歯周外科治療

A 歯周治療用器具・薬剤の種類と用途

B 歯周用パックの種類と取扱い

Ⅳ 補綴治療時の診療補助

1 検査(咬合音検査、ゴシックアーチ描記法、チェック

バイト法、平行測定法を含む)

A 各種検査の準備

2 印象採得

A 印象採得の方法・器材の準備

3 咬合採得(咬合床の取扱い、咬合採得、顔弓操作、咬

合器付着を含む)

A 咬合採得の方法・器材の準備

4 補綴装置の合着・装着

A 床義歯装着時の器材と準備

B クラウン・ブリッジ合着時の器材準備

Ⅴ 口腔外科治療時の診療補助

1 局所麻酔

A 局所麻酔時の器材準備と取扱い

2 抜歯

A 抜歯用器具・器材準備と取扱い

3 小手術

A 小手術用器材準備と取扱い

B 縫合用器材の種類と準備・取扱い

4 止血処置

A 止血法の種類

B 止血薬の種類と取扱い

5 鎮静及び全身麻酔(笑気吸入鎮静法の準備、静脈内鎮

静法の準備を含む)

A 精神鎮静法の準備と取扱い

B 全身麻酔時の器材・薬剤の準備と補助

Ⅵ 矯正歯科治療時の診療補助

1 器具・材料

A 治療用器材の種類と取扱い

2 検査記録

A 口腔内・顔面写真の撮影

B 頭部エックス線規格写真のトレース

C 口腔模型の作製

3 装置の装着

A 接着材の種類、用途と取扱い

B 帯環〈バンド〉の種類と取扱い

C ワイヤーの種類、用途と取扱い

D ブラケットの種類、用途と取扱い

E 結紮

4 装置の撤去

A 撤去に必要な器具の種類、用途と取扱い

B 研磨

Ⅶ 小児歯科治療時の診療補助

1 小児歯科治療

A 小児・障害児への対応

B 必要な器材・薬剤の準備

Ⅷ 高齢者治療時の診療補助

1 高齢者歯科治療

A 高齢者への対応

B 必要な器材・薬剤の準備

C 摂食・嚥下リハビリテーション

Ⅸ 障害者治療時の診療補助

1 障害者歯科治療

A 障害者への対応

a 危険の予測と管理

b 治療への導入

c 治療中の患者コントロール

B 必要な器材・薬剤の準備

C 摂食・嚥下リハビリテーション

Ⅹ エックス線写真撮影時の診療補助

1 器具・材料

A エックス線写真撮影器機の準備

B 歯科用・パノラマ用撮影装置、デジタル撮影システ

2 口内法撮影

A 頭部の固定

B フィルムの位置・固定

a 二等分法と平行法

b 咬翼法と咬合法

c 正放線投影と偏心投影

3 放射線防護

A 放射線障害

B 防護の実際

C 被曝量の測定

Ⅺ 臨床検査法

1 生体検査(検査の概要は臨床歯科医学で出題する)

A 体温・脈拍・血圧・経皮的動脈血酸素飽和度〈SP

O2〉の測定

2 検体検査(サンプル採取、抗凝固検査、血液型検査等

を出題する)

A 血液検査

3 口腔領域の臨床検査(検査の概要は臨床歯科医学で出

題する)

A 口臭検査

B 味覚検査

C 金属アレルギー検査

D 唾液検査

Ⅻ 救命救急処置

1 救命救急処置

A バイタルサインの把握

B 意識レベルの把握

C モニタリング(血圧・脈拍・呼吸モニターを含む)

D 一次救命処置(救急蘇生法の基礎知識を出題する)

a 気道確保

b 人工呼吸

c 心マッサージ

E 二次救命処置

a 酸素療法

b 静脈路の確保と点滴法

F AEDの取扱い

G 神経性ショックとその処置

H 過換気症候群とその処置

I アナフィラキシーショックとその処置