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建築名 House NA 設計 藤本壮介建築設計事務所 敷地面積54.47㎡ 建築面積32.23㎡ 構造 鉄骨造 総合政策学部2年 中村幸嗣 学籍番号71306315
“枝から枝へと飛び移る原初的な生活をイメージした。樹の持ついくつもの枝はそれぞれ独立した快適な居場所となっているが、常にほかの枝
や他の居場所と視覚的、身体的な関係を持っているのだ。” 藤本壮介(引用「JA 83」)
他者と暮らすとき、つながりすぎないことが必要になる。同じ空間にありながら、スペースとスペースが分かれている。これがとても参考になると
思い、この建物を選びました。
二枚目を見ればわかりますが、どこからでも丸見えです。 しかし、段差でそのスペースは区切られています。
建築名 秋谷の家 設計者 中村好文 敷地面積467.9㎡ 建築面積 住宅67.62㎡ アトリエ69.56㎡ 総合政策学部2年 中村幸嗣 学籍番号 71306315
中村好文さんの「普通の住宅 普通の別荘」という本で見つけた家です。自ら「普通」と称する中村さんの作品は奇抜なところの少ない建築です。 この作品から受け継ぎたい 遺伝子はそのような「自然さ」。そしてもうひとつ、絶妙な空間
の区切りかたです。
平面図をご覧になればわかりますが、螺旋階段で隠された書斎や、部屋の奥にいかないと見えない和室など空間がそれとなく区切られています。
今回の課題敷地を見て、こんなに大きいならばいくつかの建物とそれをつなぐ庭という形にし
たいと考えました。 中庭を使った建築の遺伝子を探していたところ見つけたのが、このチャールズ・ムーアによる
「シーランチ」です。 このシーランチは住宅が集まってできています。アンダルシア地方の集落をイメージしたとムー
アは言います。 面白いところは、なんとなく区切られているとい
う点です。
中庭は建物に囲まれ、傾斜や木戸、通路(一枚目左下の写真)により区切られています。中村好文さんは「囲みが入れ子
状」になっていると表現します。 ただ中庭を作るよりも、いくつかのセクションに分けることで、「何かの内部にいる」という安心感が生まれるそうです。
建築名 シーランチ 設計者 チャールズ・ムーア(MLTW) 敷地面積 不明 建物面積 不明 総合政策学部2年 中村幸嗣 学籍番号 71306315
もう一つ、シーランチの面白い点は1つ1つの建物が全く違うという点です。全部で10個の建物があるのですが、どれも構造が違います。 例えば、№.4にはテラスが、№.10には塔があったりします。これは、入り口から遠いなど、地理的な難点のある建物に付加価値をつけるために行われました。 この気遣いはとても参考になると思いました。