[第1分冊] 事業用自動車の交通事故統計（平成30年 …...3 （3）...

自動車運送事業に係る交通事故対策検討会報告書（令和元年度）

［第１分冊］

令和２年１月

国土交通省自動車局

自動車運送事業に係る交通事故対策検討会

事業用自動車の交通事故統計（平成 30 年版）

＜目次＞

１．事故全体の傾向 ····························································· 1

１－１．交通事故全体の推移 ····················································· 1

１－２．自動車事故件数の推移··················································· 4

１－３．自動車事故死者数の推移 ················································· 8

１－４．自動車死亡事故件数の推移 ·············································· 12

１－５．飲酒運転による事業用自動車の交通事故の推移 ··························· 16

１－６．業態別運転者年齢層別の交通事故 ········································ 18

１－７．業態別危険認知速度別の交通事故 ········································ 20

１－８．業態別時間帯別の交通事故 ·············································· 22

１－９．事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通事故 ······················ 24

２．バスの事故 .................................................................26

２－１．乗合バスの事故 .........................................................28

２－２．貸切バスの事故 .........................................................44

３．タクシーの事故 .............................................................56

４．トラックの事故 .............................................................68

５．まとめ .....................................................................88

附録．事業用自動車の交通事故統計（平成30年版）

【凡例】

１．「交通事故」とは、道路交通法第２条第１項第１号に規定する道路において、車両等及び

列車の事故によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの（人身事故）をい

う。物損事故については計上していない。

２．「自動車事故」とは、交通事故のうち、自動車及び軽自動車の交通によって起された事故

をいう。

３．「自動車事故」は、「事業用自動車」の事故と、「自家用自動車」の事故に分けられる。う

ち、「自家用自動車」とは、乗用車（バス、マイクロ、普通乗用車、軽乗用車）及び、貨

物車（大型貨物、中型貨物、準中型貨物、普通貨物、軽貨物、トレーラー）を合わせたも

のをいう。

４．「死亡」（「死者」）とは、交通事故によって、発生から 24 時間以内に亡くなった場合（人）

をいう。

５．「重傷」（「重傷者」）とは、交通事故によって負傷し、１ヶ月（30日）以上の治療を要す

る場合（人）をいう。

６．「軽傷」（「軽傷者」）とは、交通事故によって負傷し、１ヶ月（30日）未満の治療を要す

る場合（人）をいう。

７．「負傷」（「負傷者」）とは、「重傷」（「重傷者」）と「軽傷」（「軽傷者」）の合計をいう。

８.「貨物自動車」の分類は道路交通法に基づくものとする。

大型：車両総重量11トン以上、または最大積載量6.5トン以上

中型：車両総重量7.5トン以上11トン未満、または最大積載量4.5トン以上6.5トン未満

準中型：車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、または最大積載量２トン以上4.5トン未満

普通：車両総重量3.5トン未満、または最大積載量２トン未満

軽：貨物自動車のうち、軽自動車であるもの

1

１．事故全体の傾向

１－１．交通事故全体の推移

自動車に加え、二輪車や自転車等を含む「交通事故全体」と、「事業用自動車」の交通事故の

推移を、「交通事故件数」、「交通事故死者数」、「交通死亡事故件数」の３つで比較した。

（１）交通事故件数の推移

平成30年中に全国で発生した交通事故全体の件数は 430,601件であり、そのうち、事業

用自動車は 30,818件となった。

なお、事業用自動車については、「事業用自動車総合安全プラン2020（平成 29 年６月）」

において、平成32年(令和２年)までに人身事故件数を23,100件以下とする削減目標が示さ

れている。

〔図１〕交通事故件数の推移

出典：警察庁「交通統計」

（公財）交通事故総合分析センター「事業用自動車の交通事故統計」

〔表１〕交通事故件数の推移（件）



区分

年交通事故全体事業用

H21 737,637 51,544H22 725,924 51,069H23 692,084 49,087H24 665,157 45,347H25 629,033 42,425H26 573,842 39,649H27 536,899 36,499H28 499,201 33,336H29 472,165 32,655H30 430,601 30,818

交通事故件数

737,637 725,924 692,084

665,157 629,033

573,842 536,899

499,201 472,165

430,601 51,544 51,069 49,087 45,347

42,425 39,649

36,499 33,336 32,655 30,818

23,100

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

110,000

120,000

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

900,000

1,000,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2

交通事故全体事業用交通事故全体

（件）

事業用

（件）

2

（２）交通事故死者数の推移

平成30年中に全国で発生した交通事故全体における死者数は3,532人であり、そのう

ち、事業用自動車での交通事故死者数は 337人となっている。

なお、事業用自動車については、「事業用自動車総合安全プラン2020」において、平成

32年(令和２年)までに事業用自動車での死者数を235人以下とする削減目標が示されてい

る。

〔図２〕交通事故死者数の推移



〔表２〕交通事故死者数の推移（人）



区分

年死者数全体事業用

H21 4,979 472H22 4,948 494H23 4,691 451H24 4,438 467H25 4,388 434H26 4,113 421H27 4,117 403H28 3,904 363H29 3,694 353H30 3,532 337

死者数

4,979 4,948 4,691

4,438 4,388 4,113 4,117

3,904 3,694

3,532

472 494 451 467 434 421 403

363 353 337

235

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2

死者数全体事業用死者数全体

(人）事業用

(人）

死者数全体

(人）事業用

(人）

3

（３）交通死亡事故件数の推移

平成30年中に全国で発生した交通死亡事故全体の件数は 3,449件であり、前年と比べて

181件減少している。そのうち、事業用自動車は328件となっており16件減少している。

〔図３〕交通死亡事故件数の推移



〔表３〕交通死亡事故件数の推移（件）



4,837 4,808 4,560

4,307 4,293 4,013 4,028

3,790 3,630 3,449

455 473 431 444 418 408 399336 344 328

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

死亡事故全体事業用事業用（件）死亡事故全体（件）

区分

年死亡事故全体事業用

H21 4,837 455H22 4,808 473H23 4,560 431H24 4,307 444H25 4,293 418H26 4,013 408H27 4,028 399H28 3,790 336H29 3,630 344H30 3,449 328

死亡事故件数

4

１－２．自動車事故件数の推移

「事業用自動車」「自家用自動車（自家用のバス、乗用車及びトラックをいう。以下同じ）」及

び「自動車全体（事業用自動車と自家用自動車を合わせたものをいう。以下同じ）」について、

「交通事故件数」「交通事故死亡者数」「交通死亡事故件数」の３つを比較した。

（１）自動車事故件数の推移

平成30年中に全国で発生した自動車全体の交通事故件数は 389,961件であり、そのう

ち、自家用自動車は 359,143件、事業用自動車は 30,818件となっている。

〔図４〕自動車事故件数の推移



〔表４〕自動車事故件数の推移（件）



年自動車全体自家用事業用

H21 654,214 602,670 51,544H22 647,526 596,457 51,069H23 618,706 569,619 49,087H24 597,057 551,710 45,347H25 566,364 523,939 42,425H26 518,263 478,614 39,649H27 487,503 451,004 36,499H28 454,379 421,043 33,336H29 428,493 395,838 32,655H30 389,961 359,143 30,818

654,214 647,526 618,706

597,057 566,364

518,263 487,503

454,379 428,493

389,961

602,670 596,457 569,619

551,710 523,939

478,614 451,004

421,043 395,838

359,143

51,544 51,069 49,087 45,347 42,425 39,649 36,499 33,336 32,655 30,818

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

(件）自動車全体自家用事業用

5

（２）事業用自動車の業態別交通事故件数の推移

事業用自動車の交通事故件数を業態別にみると、平成30年は貸切バスとその他バスを

除き減少し、タクシーが約9％減少している。


32年(令和２年)までに、バスの事故件数を1,100件以下、タクシーの事故件数を9,500件以下、

トラックの事故件数を12,500件以下とする削減目標が示されている。

〔図５〕事業用自動車の業態別交通事故件数の推移

出典：（公財）交通事故総合分析センター「事業用自動車の交通事故統計」

〔表５〕事業用自動車の業態別交通事故件数の推移（件）


区分

年乗合バス貸切バスその他

H21 3,139 2,633 377 129 23,408 24,997H22 2,882 2,403 390 89 22,735 25,452H23 2,605 2,138 378 89 21,617 24,865H24 2,427 2,000 405 22 19,381 23,539H25 2,164 1,751 388 25 17,799 22,462H26 1,972 1,578 374 20 16,113 21,564H27 1,772 1,443 317 12 14,902 19,825H28 1,556 1,239 302 15 13,526 18,254H29 1,498 1,217 276 5 13,171 17,986H30 1,468 1,141 308 19 11,954 17,396

バスタクシートラック

2,6332,403

2,138 2,0001,751 1,578 1,443 1,239 1,217 1,141377 390 378 405 388 374 317 302 276 308

1,100

3,1392,882

2,605 2,4272,164 1,972 1,772 1,556 1,498 1,468

23,40822,735

21,61719,381

17,79916,113

14,90213,526 13,171

11,954

24,99725,452

24,86523,539

22,46221,564

19,82518,254 17,986 17,396

9,500

12,500

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2

タクシー

トラック

（件）

乗合バス

貸切バス

バス (件)

乗合バス貸切バスバスタクシートラック

6

（３）走行距離 1億キロあたり自動車事故件数の推移

自動車全体、自家用、事業用いずれも全体的に減少傾向にある。事業用自動車は平成

26年に50件／億kmを割り込み、減少傾向となっている。

〔図６〕走行距離１億キロあたり自動車事故件数の推移



国土交通省「自動車輸送統計調査」「自動車燃料消費量調査」

〔表６〕走行距離と自動車事故件数の推移

注：走行距離（営業用バスを除く。）の調査については、平成 22 年より、「自動車輸送統計調査」から、

「自動車燃料消費量調査」に移管し、調査方法及び集計方法が変更となっている。このため、平成

21年以前の数値とは、時系列上の連続性が担保されない。

（走行距離に関係する統計については、以下同様）




区分

年自動車全体自家用事業用自動車全体自家用事業用

H21 654,214 602,670 51,544 7452.1 6508.9 943.2

H22 647,526 596,457 51,069 7312.0 6394.3 917.7

H23 618,706 569,619 49,087 6909.5 6085.6 823.9

H24 597,057 551,710 45,347 7234.0 6405.5 828.5

H25 566,364 523,939 42,425 7249.1 6441.5 807.6

H26 518,263 478,614 39,649 7200.8 6392.3 808.5

H27 487,503 451,004 36,499 7137.1 6332.5 804.7

H28 454,379 421,043 33,336 7345.8 6548.7 797.1

H29 428,493 395,838 32,655 7354.2 6560.7 793.5

H30 389,961 359,143 30,818 7451.7 6660.2 791.5

事故件数(件) 走行距離(億km)

88 89 9083 78

72 6862 58

52

93 93 9486

8175 71

64 6054

55 56 6055 53 49 45 42 41 39

0

20

40

60

80

100

120

140

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

(件/億km) 自動車全体自家用事業用

7

86.6 79.2

71.0 65.8 57.3

50.6 45.4 39.3 38.9 37.7

22.6 23.0 24.9 25.0 25.0 25.6 23.0 23.2 21.9 25.4

168.2 170.8 185.8

168.8 159.7

148.1 141.3 135.2 136.1 130.6

33.0 34.5 37.5 35.3 34.6 33.0 30.3 28.0 27.6 26.5

0

50

100

150

200

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件/億km）乗合バス貸切バスタクシートラック

（４）走行距離 1億キロあたり事業用自動車の業態別交通事故件数の推移

走行距離あたりの事故件数はタクシーが突出して多いが、減少傾向となっている。他の

業態については、近年横ばい傾向となっている。

〔図７〕走行距離１億キロあたり事業用自動車の業態別交通事故件数の推移




〔表７〕事業用自動車の業態別走行距離と交通事故件数の推移




区分

年乗合貸切その他乗合貸切

H21 3,139 2,633 377 129 23,408 24,997 654,214 47.1 30.4 16.7 139.2 756.9 7452.1

H22 2,882 2,403 390 89 22,735 25,452 647,526 47.3 30.3 16.9 133.1 737.3 7312.0

H23 2,605 2,138 378 89 21,617 24,865 618,706 45.3 30.1 15.2 116.4 662.3 6909.5

H24 2,427 2,000 405 22 19,381 23,539 597,057 46.6 30.4 16.2 114.8 667.0 7234.0

H25 2,164 1,751 388 25 17,799 22,462 566,364 46.0 30.5 15.5 111.4 650.1 7249.1

H26 1,972 1,578 374 20 16,113 21,564 518,263 45.8 31.2 14.6 108.8 653.9 7200.8

H27 1,772 1,443 317 12 14,902 19,825 487,503 45.5 31.8 13.8 105.4 653.7 7137.1

H28 1,556 1,239 302 15 13,526 18,254 454,379 44.5 31.5 13.0 100.1 652.5 7345.8

H29 1,498 1,217 276 5 13,171 17,986 428,493 43.9 31.3 12.6 96.7 652.8 7354.2

H30 1,468 1,141 308 19 11,954 17,396 389,961 42.4 30.2 12.1 91.5 657.6 7451.7

事故件数（件）走行距離（億km）

バスタクシートラック自動車全体バスタクシートラック自動車全体

8

１－３．自動車事故死者数の推移

（１）自動車事故死者数の推移

平成30年中に全国で発生した自動車全体の交通事故死者数は2,719人である。そのう

ち、事業用自動車は337人であり、平成30年は前年より15人減少している。

〔図８〕自動車事故死者数の推移



〔表８〕自動車事故死者数の推移（人）



3,914 3,9083,665

3,487 3,4023,247 3,214

3,0432,836

2,719

3,442 3,414 3,214

3,020 2,968 2,826 2,811

2,680 2,484 2,382

472 494 451 467 434 421 403 363 352 337

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（人）自動車全体自家用事業用


H21 3,914 3,442 472H22 3,908 3,414 494H23 3,665 3,214 451H24 3,487 3,020 467H25 3,402 2,968 434H26 3,247 2,826 421H27 3,214 2,811 403H28 3,043 2,680 363H29 2,836 2,484 352H30 2,719 2,382 337

9

（２）事業用自動車の業態別交通事故死者数の推移

事業用自動車の交通事故死者数を業態別にみると、トラックによる交通事故死者数が大

半を占めている。平成30年の交通事故死者数は、トラックが減少、タクシーが増加した。

乗合バスは平成28年に減少したものの、横ばい傾向、貸切バスは関越道における高速ツア

ーバス事故があった平成24年、軽井沢スキーバス事故があった平成28年に増加したものの、

横ばい傾向となっている。


32年(令和２年)までに、バスの交通事故死者数を10人以下、タクシーの交通事故死者数を

25人以下、トラックの交通事故死者数を200人以下とする削減目標が示されている。

〔図９〕事業用自動車の業態別交通事故死者数の推移



〔表９〕事業用自動車の業態別交通事故死者数の推移（人）



乗合バス貸切バスその他

H21 18 12 4 2 40 414H22 23 16 7 0 46 425H23 12 9 3 0 52 387H24 21 10 11 0 41 405H25 17 13 3 1 41 376H26 18 15 3 0 42 361H27 17 14 3 0 49 337H28 24 6 17 1 52 287H29 15 11 3 1 39 299H30 16 13 3 0 48 273

タクシートラック　　　　区分

年バス

1216

9 1013 15 14

611 13

4 7 3

113 3 3

17

3 3

1823

12

2117 18 17

2415 16

4046

52

41 41 4249 52

39

48

10

25

414 425387

405376 361

337

287 299273

200

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2

トラック

（人）

乗合バス貸切バスバスタクシートラック乗合バス

貸切バス

バス

タクシー（人）

10

（３）走行距離 1億キロあたり自動車事故死者数の推移

走行距離あたりの自動車事故死者数は、自動車全体では減少傾向にある。事業用は平成

24年から減少傾向となっている。

〔図 10〕走行距離１億キロあたり自動車事故死者数の推移




〔表 10〕自動車事故死者数と走行距離の推移




0.53

0.53

0.53

0.480.47

0.45 0.45

0.41

0.39

0.36

0.53

0.53 0.53

0.470.46

0.44 0.44

0.41

0.38 0.36

0.50

0.54 0.55

0.56

0.540.52

0.50

0.460.44

0.43

0.35

0.40

0.45

0.50

0.55

0.60

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（人/億km）自動車全体自家用事業用

区分


H21 3,914 3,442 472 7452.1 6508.9 943.2H22 3,908 3,414 494 7312.0 6394.3 917.7H23 3,665 3,214 451 6909.5 6085.6 823.9H24 3,487 3,020 467 7234.0 6405.5 828.5H25 3,402 2,968 434 7249.1 6441.5 807.6H26 3,247 2,826 421 7200.8 6392.3 808.5H27 3,214 2,811 403 7137.1 6332.5 804.7H28 3,043 2,680 363 7345.8 6548.7 797.1H29 2,836 2,484 352 7354.2 6560.7 793.5H30 2,719 2,382 337 7451.7 6660.2 791.5

死者数(人) 走行距離(億km)

11

（４）走行距離 1億キロあたり事業用自動車の業態別交通事故死者数の推移

走行距離１億キロあたり事業用自動車の業態別交通事故死者数は、前年より乗合バス、

貸切バス、タクシーは増加、トラックは減少している。

※貸切バスの平成24年は関越道における高速ツアーバス事故の影響により増加

※貸切バスの平成28年は軽井沢スキーバス事故の影響により増加

〔図 11〕走行距離１億キロあたり事業用自動車の業態別交通事故死者数の推移




〔表 11〕事業用自動車の業態別交通事故死者数と走行距離の推移




0.39 0.53

0.30 0.33

0.43 0.48

0.44

0.19

0.35

0.43

0.24

0.41

0.20

0.68

0.19 0.21 0.22

1.31

0.24 0.25

0.29 0.35

0.45 0.36

0.37 0.39

0.46 0.52

0.40

0.52 0.55 0.58 0.58

0.61

0.58 0.55 0.52

0.44 0.46

0.42

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（人/億km）乗合バス貸切バスタクシートラック

区分


H21 18 12 4 2 40 414 3,914 47.1 30.4 16.7 139.2 756.9 7452.1

H22 23 16 7 0 46 425 3,908 47.3 30.3 16.9 133.1 737.3 7312.0

H23 12 9 3 0 52 387 3,665 45.3 30.1 15.2 116.4 662.3 6909.5

H24 21 10 11 0 41 405 3,487 46.6 30.4 16.2 114.8 667.0 7234.0

H25 17 13 3 1 41 376 3,402 46.0 30.5 15.5 111.4 650.1 7249.1

H26 18 15 3 0 42 361 3,247 45.8 31.2 14.6 108.8 653.9 7200.8

H27 17 14 3 0 49 337 3,214 45.5 31.8 13.8 105.4 653.7 7137.1

H28 24 6 17 1 52 287 3,043 44.5 31.5 13.0 100.1 652.5 7345.8

H29 15 11 3 1 39 299 2,836 43.9 31.3 12.6 96.7 652.8 7354.2

H30 16 13 3 0 48 273 2,719 42.4 30.2 12.1 91.5 657.6 7451.7

自動車

全体

死者数（人）走行距離（億km）

バスタクシートラック自動車

全体バスタクシートラック

12

１－４．自動車死亡事故件数の推移

（１）自動車死亡事故件数の推移

平成30年中に全国で発生した自動車全体の交通死亡事故件数は 2,644件であり、そのう

ち、自家用自動車は 2,316件、事業用自動車は 328件となっている。

〔図 12〕自動車死亡事故件数の推移



〔表 12〕自動車死亡事故件数の推移（件）



3,814 3,826 3,593

3,379 3,320 3,149 3,099

2,934 2,777 2,644 3,359 3,353

3,162 2,935 2,902

2,741 2,700 2,598 2,433 2,316

455 473 431 444 418 408 399 336 344 328

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）自動車全体自家用事業用


H21 3,814 3,359 455H22 3,826 3,353 473

H23 3,593 3,162 431H24 3,379 2,935 444H25 3,320 2,902 418H26 3,149 2,741 408H27 3,099 2,700 399H28 2,934 2,598 336H29 2,777 2,433 344

H30 2,644 2,316 328

13

（２）事業用自動車の業態別交通死亡事故件数の推移

事業用自動車の交通死亡事故件数を業態別にみると、トラックによる死亡事故件数が大

半を占め、前年増加したが減少している。タクシー、乗合バスは増加、貸切バスは横ばい傾

向となっている。

〔図 13〕事業用自動車の業態別交通死亡事故件数の推移



〔表 13〕事業用自動車の業態別交通死亡事故件数の推移（件）



1216

9 10 13 14 146

11 13

47

3 5 3 3 3 4 3 3

4046

52

41 40 4249 50

3946

397 404367

388361 349 333

275 290266

050100150200250300350400450500

0102030405060708090

100

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

トラック

（件）

乗合バス貸切バスタクシートラック乗合バス

貸切バスタクシー

（件）

乗合バス貸切バスその他

H21 18 12 4 2 40 397H22 23 16 7 0 46 404H23 12 9 3 0 52 367H24 15 10 5 0 41 388H25 17 13 3 1 40 361H26 17 14 3 0 42 349H27 17 14 3 0 49 333H28 11 6 4 1 50 275H29 15 11 3 1 39 290H30 16 13 3 0 46 266

　　　　区分

年バスタクシートラック

14

（３）走行距離 1億キロあたり自動車死亡事故件数の推移

走行距離あたりの自動車死亡事故件数をみると、自動車全体、自家用自動車、事業用自

動車全てで減少傾向となっている。

〔図 14〕走行距離 1億キロあたり自動車死亡事故件数の推移




〔表 14〕自動車死亡事故件数と走行距離の推移




0.51

0.520.52

0.47 0.46 0.44 0.43

0.400.38

0.35

0.52 0.52 0.52

0.46 0.450.43 0.43

0.40

0.370.35

0.48 0.520.52

0.540.52 0.50 0.50

0.42 0.430.41

0.30

0.35

0.40

0.45

0.50

0.55

0.60

0.65

0.70

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件/億km）自動車全体自家用事業用

区分


H21 3,814 3,359 455 7452.1 6508.9 943.2

H22 3,826 3,353 473 7312.0 6394.3 917.7

H23 3,593 3,162 431 6909.5 6085.6 823.9

H24 3,379 2,935 444 7234.0 6405.5 828.5

H25 3,320 2,902 418 7249.1 6441.5 807.6

H26 3,149 2,741 408 7200.8 6392.3 808.5

H27 3,099 2,700 399 7137.1 6332.5 804.7

H28 2,934 2,598 336 7345.8 6548.7 797.1

H29 2,777 2,433 344 7354.2 6560.7 793.5

H30 2,644 2,316 328 7451.7 6660.2 791.5

死亡事故件数(件) 走行距離(億km）

15

（４）走行距離 1億キロあたり事業用自動車の業態別交通死亡事故件数の推移

走行距離当たりの死亡事故件数は、乗合バスと貸切バスとタクシーは前年に比べ増加し、

トラックは、減少している。

〔図 15〕走行距離 1億キロあたり事業用自動車の業態別交通死亡事故件数の推移




〔表 15〕事業用自動車の業態別走行距離と交通死亡事故件数の推移




0.39

0.53

0.30 0.33

0.43

0.45

0.44

0.19

0.35

0.43

0.24

0.41

0.20

0.31

0.19 0.21 0.22

0.31

0.24 0.25

0.29 0.35

0.45 0.36 0.36 0.39

0.46

0.50

0.40

0.50 0.52

0.55 0.55 0.58

0.56 0.53

0.51

0.42 0.44

0.40

0.00

0.10

0.20

0.30

0.40

0.50

0.60

0.70

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件/億km）乗合バス貸切バスタクシートラック

区分


H21 18 12 4 2 40 397 3,814 47.1 30.4 16.7 139.2 756.9 7452.1H22 23 16 7 0 46 404 3,826 47.3 30.3 16.9 133.1 737.3 7312.0

H23 12 9 3 0 52 367 3,593 45.3 30.1 15.2 116.4 662.3 6909.5H24 15 10 5 0 41 388 3,379 46.6 30.4 16.2 114.8 667.0 7234.0H25 17 13 3 1 40 361 3,320 46.0 30.5 15.5 111.4 650.1 7249.1H26 17 14 3 0 42 349 3,149 45.8 31.2 14.6 108.8 653.9 7200.8H27 17 14 3 0 49 333 3,099 45.5 31.8 13.8 105.4 653.7 7137.1H28 11 6 4 1 50 275 2,934 44.5 31.5 13.0 100.1 652.5 7345.8

H29 15 11 3 1 39 290 2,777 43.9 31.3 12.6 96.7 652.8 7354.2H30 16 13 3 0 46 266 2,644 42.4 30.2 12.1 91.5 657.6 7451.7

トラック自動車

全体

死亡事故件数（件）走行キロ（億km）

バスタクシートラック自動車

全体バスタクシー

16

１－５．飲酒運転による事業用自動車の交通事故の推移

飲酒運転による事業用自動車の交通事故は、平成 24 年から横ばい傾向であったが前々年

より減少している。業態別の内訳は、トラック 34 件、タクシー6 件となっている。

〔図 16〕飲酒運転による事業用自動車の交通事故件数の推移


〔図 17〕業態別飲酒運転による交通事故件数


飲酒運転による交通事故件数（バス）飲酒運転による交通事故件数（タクシー）

飲酒運転による交通事故件数（トラック）

0 0 0 0 00

0 0 00

1 1 10 0 0

0 0 0 00

2

4

6

8

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

乗合バス貸切バス

（件）

14 14

8 7

11

7

46

46

02468

10121416

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

69

56 55

39 40 4249 48

4134

01020304050607080

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

84

71 64

46 51 49 53 54 45 40

0

50

100

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

17

〔表 16〕業態別飲酒運転による交通事故件数の推移（件）


〔表 17〕業態別飲酒運転による交通死亡事故件数の推移（件）


区分

乗合貸切その他

H21 1 0 1 0 14 69 84H22 1 0 1 0 14 56 71H23 1 0 1 0 8 55 64H24 0 0 0 0 7 39 46H25 0 0 0 0 11 40 51H26 0 0 0 0 7 42 49H27 0 0 0 0 4 49 53H28 0 0 0 0 6 48 54H29 0 0 0 0 4 41 45H30 0 0 0 0 6 34 40

交通事故件数

年バスタクシートラック合計

区分


H21 0 0 0 0 0 2 2H22 0 0 0 0 0 3 3H23 0 0 0 0 0 4 4H24 0 0 0 0 0 6 6H25 0 0 0 0 0 6 6H26 0 0 0 0 1 5 6H27 0 0 0 0 0 5 5H28 0 0 0 0 0 1 1H29 0 0 0 0 0 4 4H30 0 0 0 0 0 2 2

交通死亡事故件数

年バスタクシートラック合計

18

１－６．業態別運転者年齢層別の交通事故

（１）業態別運転者年齢層別交通事故件数

業態別の交通事故第１当事者の平均年齢と運転者の平均年齢を比較すると、タクシーは

若干高くバスは若干低い。トラックは同程度となっている。

〔図 18〕業態別運転者年齢層別交通事故件数（平成30年）

※ 交通事故第１当事者の平均年齢は、年齢層毎の年齢の加重平均により算出


厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査（全国）」

〔表 18〕業態別運転者年齢層別交通事故件数（件）（平成30年）


0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

0

100

200

300

400

500

600

700

20歳未満 20～24 25～29 30～34 35～39 40～44 45～49 50～54 55～59 60～64 65～69 70～74 75歳以上

乗合バス貸切バスタクシートラックバス合計

トラック運転者

平均年齢

47.3歳

バス運転者

平均年齢

51.2歳

タクシー運転者

平均年齢

59.9歳

（乗合バス事故件数）

（貸切バス事故件数）

（タクシー事故件数）

（トラック事故件数）

（バス合計）

業態バスタクシートラック

平均年齢

(運転者全体)51.2 59.9 47.3

平均年齢

（事故あり）49.4 62.3 48.1

20歳未満 20～24 25～29 30～34 35～39 40～44 45～49 50～54 55～59 60～64 65～69 70～74 75歳以上合計

0 22 42 73 116 155 202 215 178 91 37 9 1 1,141

0 7 7 8 14 32 45 55 49 30 33 20 8 308

0 0 1 1 4 1 3 1 1 1 1 4 1 19

0 29 50 82 134 188 250 271 228 122 71 33 10 1,468

0 82 100 120 181 357 669 931 1,276 1,879 2,637 1,932 686 10,850

0 1 0 1 8 19 25 63 86 126 255 250 154 988

3 5 6 11 8 12 8 12 15 9 15 8 4 116

3 88 106 132 197 388 702 1,006 1,377 2,014 2,907 2,190 844 11,954

0 94 243 326 419 768 1,041 947 683 507 252 109 17 5,406

0 155 226 283 346 521 693 583 464 417 223 97 23 4,031

54 305 238 261 288 337 453 379 314 251 192 80 19 3,171

16 83 63 62 63 86 104 102 89 67 49 29 7 820

43 313 281 245 273 322 418 416 445 453 381 264 114 3,968

113 950 1,051 1,177 1,389 2,034 2,709 2,427 1,995 1,695 1,097 579 180 17,396

116 1,067 1,207 1,391 1,720 2,610 3,661 3,704 3,600 3,831 4,075 2,802 1,034 30,818

0 18 49 65 96 130 220 185 135 94 49 22 3 1,066

軽

　小計

合計

トレーラ（トラックの内数）

タクシー法人

個人

その他乗用

小計

貨物自動車

大型

中型

準中型

普通

バス

乗合

貸切

その他

小計

19

（２）業態別事故類型別事故第１当事者平均年齢

事故第１当事者の平均年齢を、運転者全体の平均年齢と比べると、出合い頭衝突は業態

を問わず平均より高い年齢となっている。

〔図 19〕業態別事故類型別事故第1当事者の運転者平均年齢（車両との事故）(平成30年）

＜バス＞＜タクシー＞＜トラック＞

注：（）内は事故件数

※ 事故第１当事者の運転者の平均年齢は、年齢層毎の年齢の加重平均により算出

※ 上記事故類型は「車両との事故」の事故類型から事故件数の多い3つを抽出


厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査（全国）」

48.5

53.8

50.8

60.8 62.6 63.1

47.1 48.9 49.4

40.0

45.0

50.0

55.0

60.0

65.0

トラック運転者

平均年齢 47.3歳

バス運転者

平均年齢 51.2 歳

タクシー運転者

平均年齢 59.9 歳

平均年齢（歳）

20

１－７．業態別危険認知速度別の交通事故

（１）業態別危険認知速度別交通事故件数

業態別の危険認知速度別事故件数をみると、いずれの業態も10km/h以下が最も多く、バ

スとタクシーは半数を占めている。表19に認知速度別交通事故件数を、図20に業態別の構

成比を示す。

〔表 19〕業態別危険認知速度別交通事故件数（件）（平成30年）


〔図 20〕業態別危険認知速度別交通事故件数の構成比（％）（平成30年）


区分


10km/h以下 696 525 157 14 5,975 6,065 12,73620km/h以下 288 235 51 2 2,869 2,979 6,13630km/h以下 211 186 24 1 1,371 1,911 3,49340km/h以下 161 128 33 0 980 2,285 3,42650km/h以下 70 48 20 2 498 1,921 2,48960km/h以下 17 8 9 0 195 1,165 1,37770km/h以下 6 2 4 0 38 368 41280km/h以下 8 3 5 0 9 389 40690km/h以下 4 1 3 0 2 198 204

100km/h以下 2 1 1 0 1 69 72120km/h以下 0 0 0 0 1 13 14

120km/h超 0 0 0 0 1 0 1不明 5 4 1 0 14 33 52合計 1,468 1,141 308 19 11,954 17,396 30,818

交通事故件数

速度バスタクシートラック合計

46.0

20.6

16.3

11.2

4.2

0.7

0.2

0.3

0.1

0.1

0.0

0.0

0.4

51.0

16.6

7.8

10.7

6.5

2.9

1.3

1.6

1.0

0.3

0.0

0.0

0.3

50.0

24.0

11.5

8.2

4.2

1.6

0.3

0.1

0.0

0.0

0.0

0.0

0.1

34.9

17.1

11.0

13.1

11.0

6.7

2.1

2.2

1.1

0.4

0.1

0.0

0.2

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

10km/h以下

20km/h以下

30km/h以下

40km/h以下

50km/h以下

60km/h以下

70km/h以下

80km/h以下

90km/h以下

100km/h以下

120km/h以下

120km/h超

不明

構成比（%）

乗合バス

貸切バス

タクシー

トラック

21

（２）業態別危険認知速度別交通死亡事故件数

表20に業態別危険認知速度別交通死亡事故件数を、図21に危険認知速度別交通死亡事故

件数の業態別の構成比を示す。業態別でみると、バスは10km/h以下、タクシーは40km/h

～60km/h以下、トラックは10km/h～20km/h以下が最も多くなっている。

〔表 20〕業態別危険認知速度別交通死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 21〕業態別危険認知速度別交通死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）


30.8

15.4

23.1

7.7

15.4

7.7

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

33.3

0.0

0.0

33.3

33.3

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

6.5

15.2

4.3

17.4

19.6

19.6

13.0

4.3

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

13.9

16.9

4.9

5.6

12.4

16.2

9.8

9.0

6.0

3.0

0.4

0.0

1.9

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0

10km/h以下

20km/h以下

30km/h以下

40km/h以下

50km/h以下

60km/h以下

70km/h以下

80km/h以下

90km/h以下

100km/h以下

120km/h以下

120km/h超

不明

構成比（%）

乗合バス

貸切バス

タクシー

トラック

区分


10km/h以下 5 4 1 0 3 37 5020km/h以下 2 2 0 0 7 45 5630km/h以下 3 3 0 0 2 13 2140km/h以下 2 1 1 0 8 15 2750km/h以下 3 2 1 0 9 33 4860km/h以下 1 1 0 0 9 43 5470km/h以下 0 0 0 0 6 26 3280km/h以下 0 0 0 0 2 24 2690km/h以下 0 0 0 0 0 16 16

100km/h以下 0 0 0 0 0 8 8120km/h以下 0 0 0 0 0 1 1

120km/h超 0 0 0 0 0 0 0不明 0 0 0 0 0 5 5合計 16 13 3 0 46 266 328

交通死亡事故件数

速度バスタクシートラック合計

22

１－８．業態別時間帯別の交通事故

（１）業態別時間帯別交通事故件数

業態別の時間帯別事故件数をみると、乗合バスは16時～17時台、貸切バスとタクシーは

８時～９時台、トラックは10時～11時台が最も多い。

〔図 22〕業態別時間帯別交通事故件数（平成30年）


〔表 21〕業態別時間帯別交通事故件数（件）（平成30年）


1 0 4

87

170 151

175

127

178 155

65

28 2 2 1

36

60 49

32 37 44 31

9 5

1,032

600

361 545

1,348 1,155

1,057 1,087 1,139

1,336

1,205 1,089

413 430

733

1,788

2,782 2,929

2,269 2,111

1,734

1,116 649

442

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

0

50

100

150

200

250

300

350

400

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24

乗合バス

貸切バス

タクシー

トラック

（乗合バス事故件数）

（貸切バス事故件数）（タクシー事故件数）

（トラック事故件数）

（時間帯）

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24 合計

1 0 4 87 170 151 175 127 178 155 65 28 1,1412 2 1 36 60 49 32 37 44 31 9 5 3080 0 0 3 3 1 2 3 2 2 1 2 193 2 5 126 233 201 209 167 224 188 75 35 1,468

929 544 332 505 1,253 1,059 955 992 1,039 1,198 1,073 971 10,850102 55 29 32 77 82 83 79 81 128 124 116 988

1 1 0 8 18 14 19 16 19 10 8 2 1161,032 600 361 545 1,348 1,155 1,057 1,087 1,139 1,336 1,205 1,089 11,954

155 182 289 602 823 873 665 640 468 291 214 204 5,406130 130 226 509 650 653 531 441 344 175 142 100 4,031

82 82 133 349 615 561 442 388 284 139 47 49 3,17112 20 22 70 123 155 125 116 99 50 18 10 82034 16 63 258 571 687 506 526 539 461 228 79 3,968

413 430 733 1,788 2,782 2,929 2,269 2,111 1,734 1,116 649 442 17,3961,448 1,032 1,099 2,459 4,363 4,285 3,535 3,365 3,097 2,640 1,929 1,566 30,818

軽

　小計

合計

タクシー法人

個人

その他乗用

小計

トラック

大型

中型

準中型

普通

　　　　　　時間帯

区分

バス

乗合

貸切

その他

小計

23

0 0 0

2

3

0

1

2

0

2 2

1

0 0 0 0 0 0

0

2

1

0 0 0

11

6 8

2 0

2 3 1 1 5

3 4

27 26

31

28

21

40

19

12

25

7 13

17

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

0

1

2

3

4

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24

乗合バス

貸切バス

タクシー

トラック

（乗合バス死亡事故件数）

（貸切バス死亡事故件数）

（タクシー死亡事故件数）

（トラック死亡事故件数）

（時間帯）

（２）業態別時間帯別交通死亡事故件数

業態別の時間帯別死亡事故件数をみると、乗合バスは８時～９時台、貸切バスは14時～15

時台、タクシーは０時～１時台、トラックは10時～11時台が最も多い。

〔図 23〕業態別時間帯別交通死亡事故件数（平成30年）


〔表 22〕業態別時間帯別交通死亡事故件数（件）（平成30年）


0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24 合計

0 0 0 2 3 0 1 2 0 2 2 1 130 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 30 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 2 3 0 1 4 1 2 2 1 169 5 7 2 0 2 3 1 1 4 3 4 412 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 50 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

11 6 8 2 0 2 3 1 1 5 3 4 4614 14 15 16 13 20 7 7 16 3 8 10 143

8 9 8 3 5 12 6 1 6 2 0 6 664 3 6 8 3 3 5 2 2 2 1 0 390 0 1 1 0 1 0 0 0 0 2 0 51 0 1 0 0 4 1 2 1 0 2 1 13

27 26 31 28 21 40 19 12 25 7 13 17 26638 32 39 32 24 42 23 17 27 14 18 22 328

　　　　　　時間帯

区分

バス

乗合

貸切

その他

小計

軽

　小計

合計

タクシー法人

個人

その他乗用

小計

トラック

大型

中型

準中型

普通

24

１－９．事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通事故

（１）事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通事故件数

〔表 23〕事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通事故件数（件）（平成30年）


北海道 60 (9) 38 (10) 22 (4) 0 (9) 525 (7) 412 (10) 997 (10)

青森県 14 (19) 11 (17) 2 (26) 1 (5) 61 (23) 99 (33) 174 (31)

岩手県 3 (43) 3 (39) 0 (41) 0 (9) 29 (34) 72 (40) 104 (41)

宮城県 15 (16) 10 (20) 5 (13) 0 (9) 152 (14) 216 (18) 383 (15)

秋田県 10 (25) 10 (20) 0 (41) 0 (9) 16 (43) 39 (44) 65 (45)

山形県 5 (36) 3 (39) 2 (26) 0 (9) 26 (37) 89 (38) 120 (39)

福島県 9 (27) 4 (33) 5 (13) 0 (9) 43 (31) 153 (23) 205 (28)

茨城県 13 (20) 7 (22) 3 (19) 3 (2) 48 (26) 406 (11) 467 (13)

栃木県 8 (30) 5 (29) 3 (19) 0 (9) 25 (39) 205 (19) 238 (26)

群馬県 7 (32) 5 (29) 2 (26) 0 (9) 56 (24) 329 (13) 392 (14)

埼玉県 42 (11) 26 (13) 13 (8) 3 (2) 340 (8) 1,493 (3) 1,875 (6)

千葉県 83 (7) 60 (7) 23 (3) 0 (9) 328 (10) 869 (7) 1,280 (8)

東京都 214 (1) 156 (1) 53 (1) 5 (1) 3,306 (1) 1,772 (2) 5,292 (1)

神奈川県 139 (2) 121 (2) 17 (6) 1 (5) 894 (4) 1,193 (5) 2,226 (3)

新潟県 6 (33) 3 (39) 3 (19) 0 (9) 45 (29) 119 (29) 170 (32)

富山県 13 (20) 6 (28) 7 (12) 0 (9) 12 (45) 105 (31) 130 (38)

石川県 15 (16) 12 (16) 3 (19) 0 (9) 45 (29) 89 (38) 149 (35)

福井県 1 (46) 1 (45) 0 (41) 0 (9) 10 (46) 66 (41) 77 (43)

山梨県 1 (46) 0 (47) 1 (35) 0 (9) 17 (41) 94 (36) 112 (40)

長野県 11 (24) 7 (22) 4 (16) 0 (9) 67 (22) 197 (20) 275 (20)

岐阜県 12 (23) 7 (22) 5 (13) 0 (9) 19 (40) 236 (17) 267 (22)

静岡県 54 (10) 42 (9) 9 (9) 3 (2) 299 (11) 784 (9) 1,137 (9)

愛知県 69 (8) 49 (8) 20 (5) 0 (9) 552 (5) 1,299 (4) 1,920 (5)

三重県 6 (33) 5 (29) 1 (35) 0 (9) 17 (41) 245 (15) 268 (21)

滋賀県 4 (38) 4 (33) 0 (41) 0 (9) 29 (34) 133 (27) 166 (34)

京都府 87 (6) 78 (6) 8 (11) 1 (5) 335 (9) 403 (12) 825 (11)

大阪府 121 (4) 87 (5) 34 (2) 0 (9) 1,533 (2) 2,039 (1) 3,693 (2)

兵庫県 99 (5) 90 (4) 9 (9) 0 (9) 539 (6) 850 (8) 1,488 (7)

奈良県 8 (30) 7 (22) 1 (35) 0 (9) 36 (32) 164 (22) 208 (27)

和歌山県 4 (38) 3 (39) 1 (35) 0 (9) 27 (36) 112 (30) 143 (37)

鳥取県 4 (38) 4 (33) 0 (41) 0 (9) 10 (46) 34 (46) 48 (46)

島根県 2 (45) 2 (44) 0 (41) 0 (9) 14 (44) 28 (47) 44 (47)

岡山県 15 (16) 11 (17) 4 (16) 0 (9) 54 (25) 244 (16) 313 (16)

広島県 23 (14) 21 (14) 2 (26) 0 (9) 211 (13) 325 (14) 559 (12)

山口県 17 (15) 14 (15) 3 (19) 0 (9) 75 (19) 93 (37) 185 (30)

徳島県 3 (43) 1 (45) 2 (26) 0 (9) 35 (33) 53 (42) 91 (42)

香川県 10 (25) 7 (22) 3 (19) 0 (9) 68 (21) 173 (21) 251 (23)

愛媛県 4 (38) 4 (33) 0 (41) 0 (9) 46 (27) 99 (33) 149 (35)

高知県 5 (36) 4 (33) 1 (35) 0 (9) 26 (37) 44 (43) 75 (44)

福岡県 126 (3) 111 (3) 15 (7) 0 (9) 1,101 (3) 949 (6) 2,176 (4)

佐賀県 6 (33) 4 (33) 2 (26) 0 (9) 46 (27) 150 (24) 202 (29)

長崎県 37 (12) 35 (11) 2 (26) 0 (9) 148 (15) 104 (32) 289 (17)

熊本県 9 (27) 5 (29) 3 (19) 1 (5) 83 (18) 150 (24) 242 (25)

大分県 4 (38) 3 (39) 1 (35) 0 (9) 69 (20) 95 (35) 168 (33)

宮崎県 13 (20) 11 (17) 2 (26) 0 (9) 103 (17) 130 (28) 246 (24)

鹿児島県 34 (13) 30 (12) 4 (16) 0 (9) 105 (16) 142 (26) 281 (19)

沖縄県 9 (27) 7 (22) 2 (26) 0 (9) 235 (12) 39 (44) 283 (18)

計 1,468 1,141 308 19 11,954 17,396 30,818

注１：数値横のカッコ内は順位

注２：都道府県合計には、不明を含む

　　　　事業の種類

都道府県

バスタクシートラック計乗合貸切その他

25

（２）事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通死亡事故件数

〔表 24〕事故に関わる営業所の位置（都道府県）別の交通死亡事故件数（件）（平成30年）


北海道 3 (1) 2 (1) 1 (1) 0 (1) 2 (8) 13 (7) 18 (5)

青森県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 4 (19) 5 (20)

岩手県 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 4 (19) 6 (17)

宮城県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 5 (16) 6 (17)

秋田県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 0 (43) 1 (40)

山形県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 1 (40)

福島県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 5 (16) 5 (20)

茨城県 2 (2) 1 (4) 1 (1) 0 (1) 1 (13) 12 (8) 15 (9)

栃木県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 9 (9) 10 (12)

群馬県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 6 (14) 6 (17)

埼玉県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 17 (3) 17 (8)

千葉県 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 3 (3) 17 (3) 21 (3)

東京都 2 (2) 2 (1) 0 (4) 0 (1) 7 (1) 9 (9) 18 (5)

神奈川県 2 (2) 2 (1) 0 (4) 0 (1) 3 (3) 6 (14) 11 (11)

新潟県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 4 (19) 4 (23)

富山県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

石川県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 0 (43) 0 (46)

福井県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

山梨県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 1 (40)

長野県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 2 (27) 3 (27)

岐阜県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

静岡県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 3 (3) 9 (9) 12 (10)

愛知県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 25 (1) 26 (1)

三重県 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 5 (16) 7 (15)

滋賀県 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 2 (29)

京都府 1 (5) 0 (11) 1 (1) 0 (1) 0 (23) 7 (13) 8 (13)

大阪府 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 2 (8) 22 (2) 25 (2)

兵庫県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 4 (2) 15 (5) 19 (4)

奈良県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 8 (12) 8 (13)

和歌山県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 1 (40)

鳥取県 1 (5) 1 (4) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 2 (29)

島根県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 2 (8) 0 (43) 2 (29)

岡山県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

広島県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 3 (3) 4 (19) 7 (15)

山口県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 1 (13) 2 (27) 3 (27)

徳島県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 1 (40)

香川県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

愛媛県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 4 (19) 4 (23)

高知県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 4 (19) 4 (23)

福岡県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 3 (3) 15 (5) 18 (5)

佐賀県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

長崎県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 2 (8) 3 (26) 5 (20)

熊本県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 4 (19) 4 (23)

大分県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 1 (36) 1 (40)

宮崎県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 0 (43) 0 (46)

鹿児島県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 0 (23) 2 (27) 2 (29)

沖縄県 0 (12) 0 (11) 0 (4) 0 (1) 2 (8) 0 (43) 2 (29)

計 16 13 3 0 46 266 328

注１：数値横のカッコ内は順位

注２：都道府県合計には、不明を含む

　　　　事業の種類

都道府県

バスタクシートラック計乗合貸切その他

26

２．バスの事故

（１）バスの事故件数、死傷事故件数の推移

バスによる事故は、総件数、軽傷事故件数、重傷事故件数は減少している。死亡事故件

数は平成30年は前年と同程度、10年間で11件～23件で推移しており、減少傾向は見られな

い。

〔図 24〕バスの全事故及び死傷事故件数の推移


〔表 25〕バスの事故件数の推移（件）

※バス種別区分の乗合、貸切、その他の合計値


2,841 2,635

2,379 2,205

1,953 1,770

1,604 1,393 1,334 1,315

3,139 2,882

2,605 2,427

2,164 1,972 1,772

1,556 1,498 1,468

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

交通事故全体

軽傷事故

区分

年H21 18 280 2,841 3,139H22 23 224 2,635 2,882H23 12 214 2,379 2,605H24 15 207 2,205 2,427H25 17 194 1,953 2,164H26 17 185 1,770 1,972H27 17 151 1,604 1,772H28 11 152 1,393 1,556H29 15 149 1,334 1,498H30 16 137 1,315 1,468

死亡事故重傷事故軽傷事故交通事故全体

280

224 214 207 194 185151 152 149 137

1823

1215 17 17 17

1115 16

0

10

20

30

40

50

60

0

100

200

300

400

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

重傷事故（件）死亡事故（件）

死亡事故

重傷事故

27

（２）バス事故の死傷者数の推移

バスの事故による重傷者数は減少傾向にあり、前年より23人減少した。死者数は10年

間で12人～24人で推移しており、減少傾向は見られない。

〔図 25〕バス事故の死傷者数の推移


〔表26〕バスの死傷者数の推移（人）

※バス種別区分の乗合、貸切、その他の合計値


18 23

12

21 17 18 17

24

15 16

284

229 218 231

205 213

160 176

163 140

0

50

100

150

200

250

300

350

0

10

20

30

40

50

60

70

80

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

死者数重傷者数

死者数（人）重傷者数（人）

区分

年

H21 18 284 3,517 3,819H22 23 229 3,300 3,552H23 12 218 3,090 3,320H24 21 231 2,831 3,083H25 17 205 2,650 2,872H26 18 213 2,355 2,586H27 17 160 2,148 2,325H28 24 176 1,923 2,123H29 15 163 1,748 1,926H30 16 140 1,734 1,890

死者数重傷者数軽傷者数死傷者合計

28

２－１．乗合バスの事故

（１）乗合バスの事故件数、死傷事故件数の推移

乗合バスによる事故件数は、全体では減少傾向にある。死亡事故件数は10年間で６件～

16件で推移しており、減少傾向は見られない。

〔図 26〕乗合バスの全事故及び死傷事故件数の推移


〔表 27〕乗合バスの事故件数の推移（件）


2,375 2,209

1,954 1,823 1,582

1,412 1,313 1,108 1,077 1,020

2,633 2,403

2,138 2,000

1,751 1,578 1,443

1,239 1,217 1,141

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

交通事故全体

軽傷事故

246

178 175 167 156 152

116 125 129 108

12 16

9 10 13 14 14

6 11 13

0

10

20

30

40

50

60

0

100

200

300

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


死亡事故

重傷事故

区分

年

H21 12 246 2,375 2,633H22 16 178 2,209 2,403H23 9 175 1,954 2,138H24 10 167 1,823 2,000H25 13 156 1,582 1,751H26 14 152 1,412 1,578H27 14 116 1,313 1,443H28 6 125 1,108 1,239H29 11 129 1,077 1,217H30 13 108 1,020 1,141

死亡事故重傷事故軽傷事故交通事故全体

29

（２）乗合バス事故の死傷者数の推移

乗合バスの事故のうち重傷者数は減少傾向にある。死者数は 10 年間で６人～16 人で推

移しており、減少傾向は見られない。

〔図 27〕乗合バス事故の死傷者数の推移


〔表 28〕乗合バス事故の死傷者数の推移（人）


1216

9 10 1315 14

611 13

250

179 175 169158

177

120 125 130110

0

50

100

150

200

250

300

0

10

20

30

40

50

60

70

80

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30



区分

年

H21 12 250 2,821 3,083H22 16 179 2,653 2,848H23 9 175 2,326 2,510H24 10 169 2,139 2,318H25 13 158 1,895 2,066H26 15 177 1,741 1,933H27 14 120 1,605 1,739H28 6 125 1,351 1,482H29 11 130 1,311 1,452H30 13 110 1,306 1,429


30

（３）乗合バスの事故類型別事故件数

乗合バスの事故類型は他車との事故が最多となっている。単独事故の大半は車内事故

が占めている。

〔図 28〕乗合バスの事故類型別事故件数


〔図 29〕乗合バスの事故類型別事故件数の内訳

＜人との事故＞＜他車との事故＞＜単独事故＞

出典：（公財）交通事故総合分析センター「事業用自動車の交通事故」

その他１・・・追越・追抜時衝突、進路変更時衝突

その他２・・・すれ違い時衝突、左折衝突、右折時衝突

その他３・・・横断時衝突、転回時衝突、後退時衝突、その他

458

384

319

356

319

242

222

192

176

182

1,022

914

883

796

682

632

620

523

510

520

1,152

1,105

936

848

750

704

601

524

531

439

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）

人との事故他車との事故単独事故列車

35

31

26

22

20

15

15

18

8

15

167

149

118

123

123

89

78

65

68

63

210

159

147

181

159

115

114

94

90

91

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

対面通行中背面通行中

横断中路上遊戯中

路上作業中路上停止中

その他(いずれの項目にも該当しない場合）

282

255

249

220

195

210

189

177

155

189

141

123

112

89

69

66

64

56

56

57

220

206

205

182

151

145

130

125

119

110

214

207

181

185

154

129

136

99

94

85

145

105

122

105

105

76

91

61

83

72

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突

出合い頭衝突その他１

その他２その他３

1018

1018

863

871

738

661

575

552

412

352

266

224

234

192

154

152

135

121

82

62

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

工作物衝突駐車車両衝突

路外逸脱転倒

車内事故その他

31

（４）乗合バスの事故類型別死亡事故件数

事故類型別死亡事故件数は、人との事故が大半を占めている。

〔図 30〕乗合バスの事故類型別死亡事故件数


（５）乗合バスの事故類型別死亡事故件数の内訳（人との事故）

人との死亡事故は、歩行者が横断中に発生する件数が多い。

〔図 31〕乗合バスの事故類型別死亡事故件数の内訳（人との事故）


8

12

8

6

10

7

12

4

8

7

4

2

1

4

3

4

2

2

2

3

0

2

0

3

0

1

3

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0 5 10 15 20

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


0

2

0

1

0

0

1

0

0

0

7

10

5

3

7

6

7

2

3

6

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

1

1

0

1

0

3

1

2

1

3

1

4

1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

対面通行中背面通行中横断中路上遊戯中路上作業中路上停止中その他(いずれの項目にも該当しない場合）

32

（６）乗合バスの事故類型別死亡事故件数の内訳（他車との事故）

他車との事故における死亡事故は、10年間で２件～４件にとどまっている。

〔表 29〕乗合バスの事故類型別死亡事故件数の内訳（件）(他車との事故)

出典：（公財）交通事故総合分析センター「事業用自動車の交通事故」

（７）乗合バスの事故の法令違反別の事故件数の割合

乗合バスでは、「安全不確認」313件（27.4％）、「運転操作」219件（19.2％）、「動静

不注視」147件（12.9％）といった法令違反の事故が多い。「運転操作」は車内事故発生の

要因の一つと考えられる。

〔図 32〕乗合バスの事故の法令違反別の事故件数の割合（平成30年）





区分

年

H21 0 0 1 2 0 1H22 0 0 0 1 1 0H23 0 0 1 0 0 0H24 1 0 2 0 1 0H25 0 0 1 0 2 0H26 0 1 1 0 2 0H27 0 0 0 0 1 1H28 0 1 0 0 1 0H29 0 0 0 1 1 0H30 0 0 2 0 1 0

その他３正面衝突追突出合い頭衝突その他１その他２

運転操作

219 件19.2%

漫然運転

30 件2.6%

脇見運転

77 件6.7%

動静不注視

147 件12.9%

安全不確認

313 件27.4%

安全速度

10 件0.9%

安全運転義務違反その他

163 件14.3%

その他の違反

42 件3.7%

乗合バス

1,141件

100.0％

信号無視 21 件 1.8%通行区分違反 4 件 0.4%最高速度違反 1 件 0.1%横断・転回等 6 件 0.5%車間距離不保持 7 件 0.6%追越し禁止 6 件 0.5%踏切不停止 0 件 0.0%右折違反 3 件 0.3%左折違反 4 件 0.4%環状交差点違反 0 件 0.0%優先通行妨害 7 件 0.6%交差点安全進行 40 件 3.5%歩行者妨害等 37 件 3.2%徐行違反 1 件 0.1%一時不停止 2 件 0.2%整備不良 0 件 0.0%酒酔い運転 0 件 0.0%薬物運転 0 件 0.0%過労運転 1 件 0.1%不明 0 件 0.0%

33

（８）乗合バスの行動類型別事故件数の割合

乗合バスの行動類型別事故の割合は、等速316件（27.7％）が最も多く、次いで発進時

274件（24.0％）となっている。

〔図 33〕乗合バスの行動類型別事故件数の割合（平成30年）


行動類型割合発進 274 件 24.0%加速（直進） 36 件 3.2%等速（直進） 316 件 27.7%減速（直進） 125 件 11.0%追越し追抜き 25 件 2.2%右に（進路変更） 34 件 3.0%左に（進路変更） 39 件 3.4%左折 47 件 4.1%右折 85 件 7.4%転回 6 件 0.5%後退 25 件 2.2%横断 1 件 0.1%蛇行 0 件 0.0%急停止 76 件 6.7%停止 37 件 3.2%駐車運転者在 1 件 0.1%その他 14 件 1.2%

件数

発進24.0%

加速（直進）3.2%

等速（直進）27.7%

減速（直進）11.0%

追越し追抜き 2.2%

右に（進路変更）3.0%

左に（進路変更）3.4%

左折 4.1%

右折7.4%

転回0.5%

後退 2.2%

横断0.1%

蛇行0.0%

急停止6.7%

停止3.2%

駐車運転者在0.1%

その他1.2%

乗合バス

1,141件100.0%

34

（９）乗合バスの事故類型別、衝突地点別事故件数

乗合バスの事故類型別、衝突地点別事故件数と構成比をそれぞれ表30、図34に、死亡事

故件数と構成比を表31、図35に示す。事故件数については、第一通行帯での単独事故232

件（20.3％）が最も多く、死亡事故件数については、件数が少ないため、大きな特徴は見

られない。

〔表 30〕乗合バスの事故類型別、衝突地点別事故件数（件）（平成30年）


〔図 34〕乗合バスの事故類型別、衝突地点別事故件数の構成比（％）（平成 30年）


正面衝突追突出合い頭追抜追越

時すれ違い時左折時右折時その他

7 0 3 0 0 1 1 0 0 8 0 20

5 0 1 1 2 0 0 0 2 9 0 20

10 0 8 0 5 8 1 0 10 17 0 59

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

62 3 101 8 33 5 4 3 56 232 0 507

3 0 29 1 12 0 2 2 17 37 0 103

0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

1 0 8 0 0 0 0 0 2 3 0 14

1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 4

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 3 4 2 0 2 2 0 0 1 2 0 16

歩道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

53 0 27 46 8 3 14 36 20 55 0 262

37 0 10 1 3 1 1 1 9 70 0 133

182 7 189 57 65 20 23 42 117 439 0 1,141

バス

乗合

人対車両

車両相互

車両単独列車合計

路側帯

非分離道路

自転車道

自転車専用通行帯

合計

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

第一通行帯

第二通行帯以上

左折専用車線

35

〔表 31〕乗合バスの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 35〕乗合バスの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）




0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

歩道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

3 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 6

1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

7 0 0 2 0 0 0 1 0 3 0 13合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

バス

乗合

人対車両

車両相互


36

（10）乗合バスの事故類型別、行動類型別事故件数

乗合バスの事故類型別、行動類型別事故件数と構成比をそれぞれ表32と図36に、死亡事

故件数とその構成比をそれぞれ表33と図37に示す。事故件数については、発進時の単独事

故163件（14.3％）が最も多く、死亡事故件数については、件数が少ないため、大きな特徴

は見られない。

〔表 32〕乗合バスの事故類型別、行動類型別事故件数（件）（平成30年）


〔図 36〕乗合バスの事故類型別、行動類型別事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い

時左折時右折時その他

33 0 57 2 7 1 2 0 9 163 0 274加速 7 0 8 2 1 0 2 0 3 13 0 36等速 51 3 78 40 18 12 1 4 29 80 0 316減速 20 1 36 2 4 3 0 0 6 53 0 125

0 0 1 0 20 0 0 0 3 1 0 25右に 0 2 5 0 7 0 0 1 15 4 0 34左に 2 0 1 0 7 1 1 0 21 6 0 39

17 0 0 5 1 1 17 0 0 6 0 47専用車線利用 9 0 0 0 0 1 0 11 0 4 0 25その他 17 0 3 6 0 1 0 25 0 8 0 60

0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 62 1 0 0 0 0 0 0 20 2 0 250 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 01 0 0 0 0 0 0 1 2 72 0 76

15 0 0 0 0 0 0 0 0 22 0 371 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 0 0 0 0 0 0 0 2 5 0 14

182 7 189 57 65 20 23 42 117 439 0 1,141

駐車（運転者在）

その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

右折

時

バス

乗合

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折

37

〔表 33〕乗合バスの事故類型別、行動類型別死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 37〕乗合バスの事故類型別、行動類型別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い


0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1加速 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0等速 6 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 9減速 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0右に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0左に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1専用車線利用 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1その他 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 07 0 0 2 0 0 0 1 0 3 0 13

右折

時

バス

乗合

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

38

（11）乗合バスの行動類型別、車内事故件数の推移

乗合バスの車内事故件数は、平成30年は大きく減少し352件となった。平成21年から約

10年で４割程度まで下がったが、事故件数は依然深刻な事態であることを示している。

また、平成30年に発生した車内事故 352件のうち、行動類型別にみると、発進時が最も

多く 138件（39.2％）となっており、次いで急停止時64件（18.2％）となっている。

〔表 34〕乗合バスの行動類型別、車内事故件数の推移（件）


〔図 38〕乗合バスの行動類型別、車内事故件数の推移


352 343 298 268 239 233 201 172 162 138加速 22 27 25 25 18 14 15 11 10 10等速 127 123 110 81 80 72 80 68 59 57減速 115 111 105 116 93 82 59 38 59 42

131 134 101 84 73 83 69 59 71 6437 55 35 32 20 34 30 16 22 1379 78 64 55 52 34 36 30 29 28

863 871 738 661 575 552 490 394 412 352

右左折

その他

合　計

発　進

直　進

急停止

　　　　　　　　　年　区分

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

39

（12）乗合バスの車内事故による重傷者数の推移

乗合バスの車内事故による重傷者数は、平成30年は前年と比べて18人減少している。

〔図 39〕乗合バスの車内事故による重傷者数の推移


（13）乗合バスの車内事故による重傷者数の男女別年齢分布

乗合バスの車内事故による重傷者数を性・年齢別にみると、女性の70歳以上から多く

なり、80歳～84歳が11人と最も多く前年と同様の傾向、また85歳以上が減少している。

〔図 40〕乗合バスの車内事故による重傷者数の男女別年齢分布（平成30年）


94

86

7469

57 61

48 5057

39

0102030405060708090

100

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

(人）

0

5

10

15男性女性

(歳）

(人）

40

（14）乗合バスの輸送人員１億人あたり及び走行距離１億キロあたり車内事故件数

輸送人員１億人あたり及び走行距離１億キロあたり乗合バスの車内事故件数をみると、

減少傾向である。輸送人員と走行距離にはほぼ変化がないことから、車内事故件数自体が

減っていることを示している。

〔図 41〕乗合バスの輸送人員１億人あたり及び走行距離１億キロあたり車内事故件数の推移



〔表 35〕乗合バスの車内事故件数、輸送人員及び走行距離の推移



20 21 18

16 14 13 12

9 10 8

28 29

25 22

19 18 15

12 13 12

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

事故件数/億人事故件数/億km（事故件数/億人）

（事故件数/億㎞）

事故件数（件）輸送人員（億人）走行距離（億km）

H21 863 42 30H22 871 42 30H23 738 41 30H24 661 41 30H25 575 42 31H26 552 42 31H27 490 43 32H28 394 43 32H29 412 43 31H30 352 44 30

41

（15）乗合バスの車内事故件数の事故種類別時間帯分布

乗合バスの車内事故件数を時間帯別にみると、８時～18時台の日中の時間帯に多く発

生している。

〔表 36〕乗合バス車内事故件数の事故種類別時間帯分布（平成30年）

※運転者が負傷した事故を含む。


〔図 42〕乗合バス車内事故件数の事故種類別時間帯分布


時間帯重傷事故軽傷事故負傷事故計

6～ 7 1 15 16 8～ 9 5 41 4610～11 9 45 5412～13 7 54 6114～15 8 39 4716～17 6 55 6118～19 2 48 5020～21 0 13 1322～23 1 3 424～ 1 0 0 0 2～ 3 0 0 0 4～ 5 0 0 0合計 39 313 352

0

5

10

15

20

6～7 8～9 10～11 12～13 14～15 16～17 18～19 20～21 22～23 24～1 2～3 4～5

H28 H29 H30(件）

(時間帯）

(重傷事故）

0

20

40

60

80

100

6～7 8～9 10～11 12～13 14～15 16～17 18～19 20～21 22～23 24～1 2～3 4～5

H28 H29 H30（件）

（時間帯）

（軽傷事故）

42

（16）乗合バスの車内事故による事故種類別負傷者数の年齢分布

乗合バスの車内事故による負傷者数を年齢層別にみると、80歳～84歳が58人（15.2％）

と最も多く、65 歳以上が 178人（46.6％）と高齢者が半数弱を占めている。

さらに重傷者数は65歳以上が38人中30人（78.9％）で、高齢者の比率の高さが顕著とな

っている。

〔表 37〕乗合バスの車内事故による事故種類別負傷者数の年齢分布（人）（平成30年）


〔図 43〕乗合バスの車内事故による事故種類別負傷者数の年齢分布


年齢層重傷者数軽傷者数負傷者計～ 6 0 4 4 7～12 1 1 2 13～15 0 1 1 16～19 0 10 10 20～24 0 5 5 25～29 0 11 11 30～34 1 10 11 35～39 0 15 15 40～44 2 24 26 45～49 2 29 31 50～54 1 41 42 55～59 1 15 16 60～64 0 30 30 65～69 2 16 18 70～74 3 26 29 75～79 7 32 39 80～84 12 46 58 85～89 4 17 21 90～94 2 8 10

　 95～ 0 3 3 合計 38 344 382

0

5

10

15

20H28年 H29年 H30年(人）

(年齢層）

(重傷事故）

0

20

40

60

80

100

H28年 H29年 H30年（人）

（年齢層）

（軽傷事故）

43

050

～ 6

13～15

20～24

30～34

40～44

50～54

60～64

70～74

80～84

90～94

男性

負傷者数計： 13重傷者数： 1軽傷者数： 12

（人） 0 50 100 150

～ 6７～12

13～1516～1920～2425～2930～3435～3940～4445～4950～5455～5960～6465～6970～7475～7980～8485～8990～9495～

女性重傷者数軽傷者数

負傷者数計： 52重傷者数： 11軽傷者数： 41

（人）

年齢層

乗合バスの車内事故による負傷者数を男女年齢層別にみると、男性は 50歳～54歳が13

人（14.8％）と最も多く（うち重傷者数は１人）、65 歳以上が 27人（30.7％）と高齢者が

多い傾向にある。

女性では80歳～84歳が52人（17.7％）と最も多く（うち重傷者数は11人）、65歳以上が151

人（51.4％）と高齢者が過半数を占めている。

また、性別では男性より女性の負傷者数が大幅に多く、女性の負傷者数（294人）が男

性の負傷者数（88人）の３倍程度となっている。

〔図 44〕乗合バスの車内事故による男女別年齢層別負傷者数（平成30年）


総負傷者数 88 人

総負傷者数 294 人

44

２－２．貸切バスの事故

（１）貸切バスの事故件数、死傷事故件数の推移

貸切バスの事故件数は平成21年～平成26年は横ばいで推移しており、近年は減少傾向

となっていたが、平成30年は増加している。

〔図 45〕貸切バスの全事故及び死傷事故件数の推移


〔表 38〕貸切バスの事故件数（件）


345 345 342363

351 341

281 272253

277

377390

378

405388

374

317302

276

308

200

250

300

350

400

450

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

交通事故全体

軽傷事故

28

38

33

37

3430

33

26

20

28

4

7

35

3 3 3 4 3 3

0

5

10

15

20

25

0

10

20

30

40

50

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


死亡事故重傷事故

区分

年

H21 4 28 345 377H22 7 38 345 390H23 3 33 342 378H24 5 37 363 405H25 3 34 351 388H26 3 30 341 374H27 3 33 281 317H28 4 26 272 302H29 3 20 253 276H30 3 28 277 308

交通事故全体死亡事故重傷事故軽傷事故

45

（２）貸切バスの事故の死傷者数の推移

貸切バスの事故の死傷者数は、平成24年から平成26年まで減少となったものの、その

後増加し、前年から減少している。

※平成24年は関越道における高速ツアーバス事故の影響により増加

※平成28年は軽井沢スキーバス事故の影響により増加

〔図 46〕貸切バス事故の死傷者数の推移


〔表 39〕貸切バス事故の死傷者数の推移（人）


4

7

3

11

3 3 3

17

3 3

28

4237

59

42

3338

50

3329

0

10

20

30

40

50

60

70

0

5

10

15

20

25

30

35

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30



区分

年

H21 4 28 545 577

H22 7 42 555 604

H23 3 37 633 673

H24 11 59 655 725

H25 3 42 700 745

H26 3 33 587 623

H27 3 38 524 565

H28 17 50 558 625

H29 3 33 432 468

H30 3 29 399 431


46

（３）貸切バスの事故類型別事故件数の推移

貸切バスの事故の類型別件数は、他車との事故が７割を超え、圧倒的に多い。他車と

の事故のうち追突事故が約４割を占めている。

〔図 47〕貸切バスの事故類型別事故件数


〔図 48〕貸切バスの事故類型別事故件数の内訳の推移






31

30

33

43

24

41

39

29

33

48

302

320

309

321

320

294

253

257

218

235

44

40

36

41

44

39

25

15

25

25

0

0

0

0

0

0

0

1

0

0

0 100 200 300 400 500

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


3

1

0

2

1

1

1

1

0

0

3

1

5

0

1

5

4

2

4

3

17

17

20

20

10

18

19

17

21

23

0

0

0

0

0

3

0

1

1

1

0

1

0

2

0

2

1

0

1

2

3

2

1

1

8

6

7

19

10

14

12

5

7

19

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

対面通行中背面通行中

横断中路上遊戯中

路上作業中路上停止中

その他（いずれの項目にも該当しない場合）

2

5

6

5

6

2

1

1

5

2

128

127

125

141

142

126

102

107

83

104

38

37

30

33

32

22

24

18

19

25

23

34

25

30

33

24

7

33

24

26

79

88

79

72

84

77

67

56

52

52

32

29

44

40

23

43

52

42

35

26

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突



13

7

11

15

13

10

9

8

9

6

1

2

2

2

1

2

0

1

1

0

1

1

2

1

1

1

0

2

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

27

24

15

13

17

23

11

6

11

11

3

7

7

9

11

4

2

1

2

6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30


路外逸脱転倒

車内事故その他

47

（４）貸切バスの事故類型別死亡事故件数の推移

貸切バスの事故類型別死亡事故件数は、人との事故１件、他車との事故２件となってい

る。

〔図 49〕貸切バスの事故類型別死亡事故件数


（５）貸切バスの事故類型別死亡事故件数の内訳の推移（他車との事故）

他車との事故の事故類型別内訳には、顕著な傾向はみられない。

〔表 40〕貸切バスの事故類型別死亡事故件数の内訳の推移（件）（他車との事故）





2

3

0

0

2

2

3

1

3

1

2

4

2

3

1

1

0

2

0

2

0

0

1

2

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0 1 2 3 4 5 6 7 8

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


区分

年

H21 0 0 1 0 1 0H22 1 0 2 1 0 0H23 0 1 1 0 0 0H24 0 1 0 0 1 1H25 0 1 0 0 0 0H26 0 0 1 0 0 0H27 0 0 0 0 0 0H28 0 0 0 1 1 0H29 0 0 0 0 0 0H30 0 0 1 1 0 0

その他３正面衝突追突出合い頭衝突その他１その他２

48

（６）貸切バスの事故の法令違反別の事故件数の割合

貸切バスの法令違反別の死亡事故件数をみると、「安全不確認」118件（38.3％）、

「動静不注意」44件（14.3％）、「運転操作」32件（10.4％）などが多くなっている。

〔図 50〕貸切バスの事故の法令違反別の事故件数の割合（平成30年）


運転操作

32件10.4%

漫然運転

25件8.1%

脇見運転

28件9.1%

動静不注視

44件14.3%

安全不確認

118件38.3%

安全速度

4件1.3%

その他

13件4.2%

その他の違反

6件1.9%

貸切バス

308件

100.0％

信号無視 2 件 0.6%通行区分違反 2 件 0.6%最高速度違反 1 件 0.3%横断・転回等 1 件 0.3%車間距離不保持 1 件 0.3%追越し禁止 0 件 0.0%踏切不停止 0 件 0.0%右折違反 1 件 0.3%左折違反 2 件 0.6%環状交差点違反 0 件 0.0%優先通行妨害 3 件 1.0%交差点安全進行 14 件 4.5%歩行者妨害等 10 件 3.2%徐行違反 0 件 0.0%一時不停止 0 件 0.0%整備不良 0 件 0.0%酒酔い運転 0 件 0.0%薬物運転 0 件 0.0%過労運転 1 件 0.3%不明 0 件 0.0%

49

発進19.2%


等速（直進）30.8%

減速（直進）8.8%

追越し追抜き1.0%



左折14.3%

右折9.4%

転回0.6%

後退6.5%

横断0.3%

蛇行0.0%

急停止0.6% 停止

1.6%

駐車運転者在0.0%

その他0.6%

貸切バス

308件100.0%

（７）貸切バスの行動類型別事故件数の割合

貸切バスの行動類型別事故件数の割合をみると、等速（直進）時95件（30.8％）が最

も多く、次いで発進時59件（19.2％）、左折時44件（14.3％）となっている。

〔図 51〕貸切バスの行動類型別事故件数の割合（平成30年）


行動類型割合発進 59 件 19.2%加速（直進） 2 件 0.6%等速（直進） 95 件 30.8%減速（直進） 27 件 8.8%追越し追抜き 3 件 1.0%右に（進路変更） 10 件 3.2%左に（進路変更） 7 件 2.3%左折 44 件 14.3%右折 29 件 9.4%転回 2 件 0.6%後退 20 件 6.5%横断 1 件 0.3%蛇行 0 件 0.0%急停止 2 件 0.6%停止 5 件 1.6%駐車運転者在 0 件 0.0%その他 2 件 0.6%

件数

50

（８）貸切バスの事故類型別、衝突地点別事故件数

貸切バスの事故類型別、衝突地点別事故件数と構成比を表41と図52に、死亡事故件数

と構成比を表42と図53に示す。事故件数については、第一通行帯での追突事故46件

（14.9％）が最も多く、死亡事故件数については、第一通行帯での出会い頭が１件、追

抜追越時が１件、第二通行帯以上での人対車両が１件となっている。

〔表 41〕貸切バスの事故類型別、衝突地点別事故件数（件）（平成30年）


〔図 52〕貸切バスの事故類型別、衝突地点別事故件数の構成比（％）（平成 30年）


正面衝突追突出合い頭追抜追越時すれ違い時左折時右折時その他

3 0 1 1 0 0 0 0 1 2 0 8

1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 4

2 0 2 3 0 1 1 0 5 0 0 14

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

5 0 46 5 6 3 1 1 14 2 0 83

2 0 31 2 5 1 1 2 6 4 0 54

0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

車道 0 2 0 0 0 3 0 2 1 0 0 8

歩道 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

19 0 15 14 3 1 19 12 5 3 0 91

16 0 7 0 1 0 3 0 4 12 0 43

48 2 104 25 15 9 26 17 37 25 0 308合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

バス

貸切

人対車両

車両相互


51

〔表 42〕貸切バスの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 53〕貸切バスの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）


正面衝突追突出合い頭追抜追越時すれ違い時左折時右折時その他

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2

1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

歩道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 3

バス

貸切

人対車両

車両相互


合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

52

（９）貸切バスの事故類型別、行動類型別事故件数

貸切バスの事故類型別、行動類型別事故件数と構成比をそれぞれ表43と図54に、死亡

事故件数と構成比を表44と図55に示す。事故件数については、等速直進時の追突事故53

件（17.2％）が最も多く、死亡事故件数については、発進時の人対車両事故が１件、等

速直進時の出合い頭事故が１件、追越追抜時が１件となっている。

〔表 43〕貸切バスの事故類型別、行動類型事故件数（件）（平成30年）


〔図 54〕貸切バスの事故類型別、行動類型別事故件数の構成比（％）（平成 30年）



時

すれ違い


12 0 31 6 0 0 1 1 5 3 0 59

加速 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2等速 12 2 53 7 5 5 0 0 4 7 0 95

減速 2 0 15 0 1 2 0 0 3 4 0 270 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 3

右に 0 0 1 0 2 0 0 0 7 0 0 10左に 0 0 0 0 3 0 0 0 4 0 0 7

10 0 1 6 1 1 25 0 0 0 0 44

専用車線利用 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 0 6その他 5 0 0 6 0 1 0 9 0 2 0 23

1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2

5 0 0 0 0 0 0 0 12 3 0 200 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 21 0 0 0 0 0 0 0 1 3 0 50 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2

48 2 104 25 15 9 26 17 37 25 0 308

右折

時

貸切

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

53

〔表 44〕貸切バスの事故類型別、行動類型死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 55〕貸切バスの事故類型別、行動類型別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い


1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

加速 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

等速 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

減速 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

右に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

左に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

専用車線利用 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

その他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 01 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 3

右折

時

貸切

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

54

（10）貸切バスの危険認知速度別の事故件数

貸切バスの危険認知速度別の事故件数は10km/h以下で154件と最も多く発生しており、

次いで10km/h～20km/h以下で51件、30km/h～40km/h以下で33件発生している。

〔図 56〕貸切バスの危険認知速度別の事故件数（平成30年）


〔図 57〕貸切バスの危険認知速度別の死亡事故件数（平成30年)


3

154

51

24 33

20 9 4 5 3 1 0 0 1

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

(件）

0

1

0 0

1 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0

1

2

3

(件）

55

（11）貸切バスの追突事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布

貸切バスの追突事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布をみると、10時～11時台の

時間帯に最も多く発生している。

〔表45〕貸切バスの追突の事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（件）（平成30年）


〔図58〕貸切バスの追突の事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（件）（平成30年）


0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24 合計

10km/h以下 0 0 1 4 4 8 4 2 7 5 1 1 3720km/h以下 0 0 0 2 3 3 1 2 2 2 0 0 1530km/h以下 0 0 0 1 4 3 1 1 1 0 0 0 1140km/h以下 0 0 0 3 2 2 3 2 2 0 0 1 1550km/h以下 0 0 0 3 1 3 3 2 1 0 0 0 1360km/h以下 0 0 0 0 4 1 0 0 0 0 1 0 670km/h以下 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 380km/h以下 0 0 0 2 0 0 0 0 1 0 0 0 390km/h以下 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

100km/h以下 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1120km/h以下 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

120km/h超 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0合計 0 1 1 15 18 22 12 9 15 7 2 2 104

危険認知速度時　　間　　帯

0

5

10

15

20

25

30

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24

10km/h以下 20km/h以下 30km/h以下 40km/h以下 50km/h以下 60km/h以下 70km/h以下

80km/h以下 90km/h以下 100km/h以下 120km/h以下 120km/h超不明

（時間帯）

（件）

56

３．タクシーの事故

（１）タクシーの事故件数、死傷事故件数の推移

タクシーの事故件数は全体で減少傾向となっている。死亡事故件数については、前年に

比べて７件増加している。

〔図 59〕タクシーの全事故及び死傷事故件数の推移


〔表 46〕タクシーの事故件数の推移（件）


22,386 21,787 20,661

18,515 16,987

15,362 14,134

12,769 12,406 11,233

23,408 22,73521,617

19,38117,799

16,11314,902

13,526 13,17111,954

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

交通事故全体

軽傷事故

982 902 904

825 772 709 719

707

726

675 40

46 52

41 40 42 49

50

39

46

0102030405060708090100

0

500

1,000

1,500

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


死亡事故

重傷事故

区分

年

H21 40 982 22,386 23,408H22 46 902 21,787 22,735H23 52 904 20,661 21,617H24 41 825 18,515 19,381H25 40 772 16,987 17,799H26 42 709 15,362 16,113H27 49 719 14,134 14,902H28 50 707 12,769 13,526H29 39 726 12,406 13,171H30 46 675 11,233 11,954

軽傷事故交通事故全体死亡事故重傷事故

57

（２）タクシーの事故の死傷者数の推移

タクシーの事故の重傷者数は減少しているが、死者数は平成30年は前年に比べて９人増

加している。

〔図 60〕タクシーの事故の死傷者数の推移


〔表 47〕タクシーの事故の死傷者数の推移（人）


区分

年H21 40 994 25,963 26,997H22 46 923 25,317 26,286H23 52 929 24,167 25,148H24 41 849 21,651 22,541H25 41 786 19,992 20,819H26 42 723 18,051 18,816H27 49 745 16,622 17,416H28 52 729 15,112 15,893H29 39 747 14,593 15,379H30 48 693 13,290 14,031

軽傷者数死傷者合計死者数重傷者数

4046

52

41 41 4249 52

3948

994 923 929

849 786

723 745 729 747 693

0

200

400

600

800

1,000

1,200

0

20

40

60

80

100

120

140

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30



58

（３）タクシーの行動類型別事故件数の割合

タクシーの行動類型別事故件数は、等速（直進）3,317件（27.7％）が最も多く、次い

で発進1,957件（16.4％）、右折1,794件（15.0％）である。

〔図 61〕タクシーの行動類型別事故件数の割合（平成30年）


（４）タクシーの行動類型別死亡事故件数の割合

タクシーの行動類型別死亡事故件数は、等速（直進）34件（73.9％）が大半を占めて

いる。

〔図 62〕タクシーの行動類型別死亡事故件数の割合(平成30年）


行動類型割合発進 1,957 件 16.4%加速（直進） 215 件 1.8%等速（直進） 3,317 件 27.7%減速（直進） 960 件 8.0%追越し追抜き 67 件 0.6%右に（進路変更） 218 件 1.8%左に（進路変更） 414 件 3.5%左折 1,147 件 9.6%右折 1,794 件 15.0%転回 260 件 2.2%後退 739 件 6.2%横断 44 件 0.4%蛇行 0 件 0.0%急停止 91 件 0.8%停止 588 件 4.9%駐車運転者在 16 件 0.1%その他 127 件 1.1%

件数

行動類型割合

発進 3 件 6.5%加速（直進） 1 件 2.2%等速（直進） 34 件 73.9%減速（直進） 2 件 4.3%追越し追抜き 0 件 0.0%右に（進路変更） 0 件 0.0%左に（進路変更） 0 件 0.0%左折 1 件 2.2%右折 3 件 6.5%転回 0 件 0.0%後退 1 件 2.2%横断 1 件 2.2%蛇行 0 件 0.0%急停止 0 件 0.0%停止 0 件 0.0%駐車運転者在 0 件 0.0%その他 0 件 0.0%

件数

発進16.4%


等速（直進）27.7%


追越し追抜き0.6%



左折9.6%

右折15.0%

転回2.2%

後退6.2%

横断0.4%

急停止0.8%

停止4.9%

駐車運転者在0.1% その他

1.1%

タクシー

11,954件100.0%

発進6.5%


等速（直進）73.9%


左折2.2%

右折6.5%

後退2.2%

横断2.2%

タクシー

46件100.0%

59

（５）タクシーの事故類型別事故件数の割合の推移

平成30年のタクシーの事故は、他車との事故が9,181件で８割弱を占めており、そのう

ち追突と出合い頭衝突が半分以上を占めている。

〔図 63〕タクシーの事故類型別事故件数の割合


〔図 64〕タクシーの事故類型別事故件数の内訳の推移






※路上横臥中は H24 より分類

3,392

3,350

3,299

3,021

2,750

2,600

2,501

2,298

2,182

2,122

19,039

18,353

17,305

15,435

14,173

12,724

11,599

10,535

10,289

9,181

977

1,032

1,013

924

875

789

801

693

700

651

0

0

0

0

1

0

1

0

0

0

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


168

197

124

158

131

108

111

103

91

92

258

260

233

193

184

171

157

167

138

127

2104

2049

1980

1766

1542

1501

1432

1289

1253

1169

29

38

32

30

24

29

24

25

18

19

144

151

126

89

85

70

90

95

77

85

30

36

41

38

37

38

672

643

788

745

734

673

640

574

560

588

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

対面通行中背面通行中横断中

路上遊戯中路上作業中路上停止中

路上横臥中その他

4763

4613

4344

3950

3710

3407

3278

2936

2856

2596

5710

5501

5096

4454

4024

3389

3157

2790

2734

2452

1701

1552

1576

1176

1125

1023

921

886

887

794

3821

3766

3384

3079

2709

2574

2295

2075

2015

1749

2811

2728

2728

2624

2445

2217

1866

1770

1721

1520

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突



330

347

317

284

268

265

268

267

247

246

24

27

22

39

24

18

29

16

25

18

27

26

25

27

21

24

14

15

23

21

593

629

643

572

558

479

485

393

405

365

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30


路外逸脱転倒

その他

60

（６）タクシーの事故類型別死亡事故件数の割合の推移

平成30年のタクシーの死亡事故は、人との事故が36件で８割弱を占めており、そのう

ち、横断中の事故が16件となっている｡

〔図 65〕タクシーの事故類型別死亡事故件数の割合の推移


〔図 66〕タクシーの事故類型別死亡事故件数の内訳の推移






※路上横臥中は H24 より分類

28

26

33

28

27

29

31

37

30

36

9

17

17

11

10

10

15

10

8

7

3

3

2

1

3

3

3

3

1

3

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0 10 20 30 40 50 60

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


0

0

1

1

2

0

1

1

0

1

1

1

1

2

0

2

1

3

2

0

14

12

17

14

12

12

21

16

11

16

1

3

1

0

0

2

0

1

0

5

12

12

8

12

15

11

12

10

13

1

1

1

0

4

2

2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30



路上横臥中その他

1

0

1

0

1

1

3

1

0

1

0

0

1

2

0

0

2

1

0

1

2

7

7

3

3

4

3

3

2

3

0

1

0

0

3

0

1

1

0

0

6

7

7

4

3

4

4

2

5

2

0

2

1

2

0

1

2

2

1

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突



3

2

1

1

3

3

2

3

1

1

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

1

0

0

0

0

0

0

1

0

0

1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30


路外逸脱転倒

その他

61

（７）タクシーの法令違反別の事故件数の割合

タクシーの法令違反別の事故件数は、「安全不確認」4,722件（39.5％）が最も多く、次

いで「脇見運転」1,283件（ 10.7％）、「交差点安全進行」1,027件（8.6％）となっている。

〔図 67〕タクシーの法令違反別事故件数の割合（平成30年）


（８）タクシーの法令違反別の死亡事故件数の割合

タクシーの法令違反別の死亡事故件数は、「漫然運転」16件（34.8％）が最も多く、次

いで「脇見運転」11件（ 23.9％）、「安全不確認」6件（ 13.0％）となっている。

〔図 68〕タクシーの法令違反別死亡事故件数の割合（平成30年）


信号無視

298 件2.5%

交差点安全進行

1,027 件8.6%

歩行者妨害等

522 件4.4%

運転操作

809 件6.8%

漫然運転

479 件4.0%

脇見運転

1,283 件10.7%動静不注視

850 件7.1%

安全不確認

4,722 件39.5%

安全速度

44 件0.4%

その他

277 件2.3%

その他の違反

606 件5.1%

不明

8 件0.1%

タクシー

11,954件

100.0％

通行区分違反 25 件 0.2%最高速度違反 2 件 0.0%横断・転回等 129 件 1.1%車間距離不保持 22 件 0.2%追越し禁止 12 件 0.1%踏切不停止 0 件 0.0%右折違反 42 件 0.4%左折違反 62 件 0.5%環状交差点違反 0 件 0.0%優先通行妨害 221 件 1.8%

徐行違反 97 件 0.8%一時不停止 410 件 3.4%整備不良 0 件 0.0%酒酔い運転 0 件 0.0%薬物運転 0 件 0.0%過労運転 7 件 0.1%

信号無視

1 件2.2%

通行区分違反

1 件2.2%


3 件6.5% 歩行者妨害等

3 件6.5%

一時不停止

1 件2.2%

運転操作

2 件4.3%

漫然運転

16 件34.8%

脇見運転

11 件23.9%

安全不確認

6 件13.0%

その他

1 件2.2%

その他の違反

1 件2.2%

タクシー

46件

100.0％

62

（９）タクシーの事故件数（空車時、実車時）

タクシーの事故件数（空車時、実車時）は、空車時が実車時と比べて多く発生してい

る。空車時、実車時ともに減少傾向となっている。

〔図 69〕タクシーの事故件数（空車時、実車時）


（10）タクシーの走行距離１億キロあたりの事故件数（空車キロ、実車キロ）

タクシーの走行距離１億キロあたりの事故件数（空車キロ、実車キロ）は、空車時が

実車時と比べて多く発生している。空車時は減少傾向であったが、前年は増加し、平成

30年は減少している。実車時は横ばいで推移している。

〔図 70〕タクシーの走行距離１億キロあたりの事故件数

注1：（）内の数字は空車時と実車時を合わせた事故件数，単位は件



76.9 80.2 99.0 92.6 87.9 78.4 83.0 76.5 74.2 68.7

251.0 249.0 249.5 227.1 214.4 204.2

184.8 175.1 186.3 182.1

0

50

100

150

200

250

300

H21(23,408)

H22(22,735)

H23(21,617)

H24(19,380)

H25(17,799)

H26(16,113)

H27(14,902)

H28(13,526)

H29(13,171)

H30(11,954)

実車時空車時

（空車時事故件数/億km）

（実車時事故件数/億km）

（）事故件数

5,137 5,022 4,879 4,608 4,233 3,804 3,739 3,379 3,213 2,858

18,271 17,713 16,73814,772

13,56612,309

11,163 10,147 9,958 9,096

0

5000

10000

15000

20000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

実車時空車時

（件）

63

（11）タクシーの事故類型別、衝突地点別事故件数

タクシーの事故類型別、衝突地点別事故件数と構成比を表48と図71に、死亡事故件数と

構成比を表49と図72に示す。事故件数については、交差点内での出合い頭事故2,073件

（17.3％）が最も多く、死亡事故件数については、第一通行帯での人対車両事故19件

（41.3％）が多くなっている。

〔表 48〕タクシーの事故類型別、衝突地点別事故件数（件）（平成30年）


〔図 71〕タクシーの事故類型別、衝突地点別事故件数の構成比（％）（平成 30年）




67 2 16 86 5 1 19 14 68 28 0 306

64 0 4 7 2 3 5 2 41 21 0 149

219 12 93 41 19 18 8 15 124 67 0 616

0 0 2 1 1 1 0 0 0 0 0 5

1 0 2 0 0 0 0 0 5 0 0 8

426 15 1,220 148 182 28 55 73 788 155 0 3,090

71 3 726 29 85 6 11 45 287 47 0 1,310

1 0 4 0 0 0 0 0 1 0 0 6

5 0 30 2 0 0 0 2 7 3 0 49

0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 7 18 13 5 1 4 1 25 27 6 0 107

歩道 4 0 0 5 1 0 2 2 5 7 0 26

路側帯 5 0 0 1 0 0 0 0 2 5 0 13

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1,001 15 342 2,073 57 5 514 850 349 169 0 5,375

251 5 144 54 24 7 17 16 231 143 0 892

2,122 70 2,596 2,452 377 73 632 1,044 1,937 651 0 11,954

タクシー

合計

人対車両

車両相互


合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

64

〔表 49〕タクシーの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数（件）（平成 30年）


〔図 72〕タクシーの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）




1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

19 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 21

5 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 7

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

歩道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

7 0 0 2 0 0 0 2 0 0 0 11

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

36 1 1 3 0 0 0 2 0 3 0 46合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

タクシー

合計

人対車両

車両相互


65

（12）タクシーの事故類型別、行動類型別事故件数

タクシーの事故類型別、行動類型別事故件数と構成比を表50と図73に、死亡事故件数と

構成比を表51と図74に示す。事故件数については、等速直進時の追突事故1,221件（10.2％）

が最も多く、死亡事故件数については、等速直進時の人対車両事故30件（65.2％）が多く

なっている。

〔表 50〕タクシーの事故類型別、行動類型事故件数（件）（平成30年）


〔図 73〕タクシーの事故類型別、行動類型別事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い


287 2 750 616 29 4 21 30 148 70 0 1,957加速 25 2 54 99 5 1 1 1 12 15 0 215等速 663 42 1,221 874 79 42 2 45 145 204 0 3,317減速 130 5 439 252 13 12 2 5 39 63 0 960

3 0 1 0 48 2 0 2 10 1 0 67右に 7 2 20 1 54 4 0 0 124 6 0 218左に 8 1 14 0 108 2 4 1 273 3 0 414

196 4 22 262 11 2 598 0 0 52 0 1,147

専用車線利用 90 0 14 17 0 0 0 245 0 14 0 380その他 381 6 27 298 7 3 0 645 0 47 0 1,414

11 0 2 8 16 1 1 40 175 6 0 260226 6 13 9 0 0 0 9 411 65 0 739

7 0 0 13 1 0 2 19 2 0 0 440 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 04 0 3 0 1 0 1 1 5 76 0 91

72 0 12 3 3 0 0 1 478 19 0 5882 0 0 0 0 0 0 0 13 1 0 16

10 0 4 0 2 0 0 0 102 9 0 1272,122 70 2,596 2,452 377 73 632 1,044 1,937 651 0 11,954


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

右折

時

タクシー

合計

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折

66

〔表 51〕タクシーの事故類型別、行動類型死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 74〕タクシーの事故類型別、行動類型別死亡事故件数の構成比（％）（平成 30年）



時

すれ違い


2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 3

加速 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

等速 30 1 1 1 0 0 0 0 0 1 0 34

減速 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

右に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

左に 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 01 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

専用車線利用 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

その他 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 10 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 036 1 1 3 0 0 0 2 0 3 0 46


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

右折

時

タクシー

合計

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折

67

（13）タクシーの事故の相手方の割合の推移（空車時、実車時）

実車時は、空車時に比べて単独の事故が圧倒的に多くなっている。

〔図 75〕タクシーの事故の相手方の割合の推移

＜空車時＞＜実車時＞


16.1%

15.9%

16.7%

17.0%

17.0%

17.7%

18.7%

18.7%

18.3%

19.3%

28.9%

28.6%

28.9%

28.6%

27.7%

27.0%

25.5%

25.2%

26.4%

26.9%

10.1%

10.2%

9.3%

9.0%

8.1%

8.3%

7.6%

7.2%

6.8%

5.9%

11.3%

11.3%

11.0%

10.7%

11.0%

11.0%

10.1%

10.9%

10.6%

10.2%

28.4%

29.0%

28.6%

29.6%

31.0%

30.4%

32.3%

32.3%

32.0%

32.2%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

H21(18,271)

H22(17,713)

H23(16,738)

H24(14,772)

H25(13,566)

H26(12,309)

H27(11,163)

H28(10,147)

H29(9,958)

H30(9,096)

歩行者自転車原付（一種）二輪車乗用車

バス貨物車単独その他

8.8%

10.7%

10.4%

11.2%

10.5%

11.0%

11.1%

11.8%

11.3%

12.8%

21.2%

20.6%

21.3%

21.4%

20.2%

21.0%

20.1%

20.4%

19.0%

17.2%

6.7%

7.1%

7.0%

6.2%

6.9%

5.2%

5.6%

5.3%

5.1%

3.9%

8.5%

7.5%

7.8%

6.9%

6.5%

6.1%

7.0%

6.5%

6.6%

5.2%

30.9%

28.9%

28.4%

29.4%

29.7%

30.3%

29.5%

30.3%

30.3%

32.2%

17.9%

19.3%

19.7%

18.8%

20.0%

20.0%

20.3%

19.6%

20.9%

21.9%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

H21(5,137)

H22(5,022)

H23(4,879)

H24(4,608)

H25(4,233)

H26(3,804)

H27(3,739)

H28(3,379)

H29(3,213)

H30(2,858)

歩行者自転車原付（一種）二輪車乗用車

バス貨物車単独その他

68

４．トラックの事故

（１）トラックの事故件数、死傷事故件数の推移

平成30年のトラックによる事故件数は17,396件で前年より3.3％減少している。死傷

事故件数別では、死亡事故、重傷事故、軽傷事故全て減少している。

〔図 76〕トラックの全事故及び死傷事故件数の推移


〔表 52〕トラックの事故件数の推移（件）


22,898 23,377 22,798 21,624 20,647 19,740

18,185 16,737 16,407 15,861

24,997 25,452 24,865 23,539 22,462 21,564 19,825

18,254 17,986 17,396

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

交通事故全体

軽傷事故

1,702 1,671 1,700 1,527 1,454 1,475

1,307 1,242 1,289 1,269

397 404 367 388 361 349 333 275 290 266

0

300

600

900

0

1,000

2,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


重傷事故

死亡事故

区分

年

H21 397 1,702 22,898 24,997H22 404 1,671 23,377 25,452H23 367 1,700 22,798 24,865H24 388 1,527 21,624 23,539H25 361 1,454 20,647 22,462H26 349 1,475 19,740 21,564H27 333 1,307 18,185 19,825H28 275 1,242 16,737 18,254H29 290 1,289 16,407 17,986H30 266 1,269 15,861 17,396

死亡事故重傷事故軽傷事故事故全体

69

（２）トラック事故の死傷者数の推移

トラックの事故による死者数、重傷者数の推移をみると減少傾向にあり、前年は増加し

たが平成30年は死者数、重傷者数ともに減少している。

〔図 77〕トラック事故の死傷者数の推移


〔表 53〕トラック事故の死傷者数の推移（人）


1,791

1,810 1,817 1,646 1,586 1,562

1,406 1,321 1,391 1,371

414 425 387 405 376 361 337 287 299 273

0

200

400

600

800

1,000

1,200

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

重傷者数（人）死者数（人）

重傷者数

死者数

区分

年

H21 414 1,791 30,227 32,432H22 425 1,810 31,171 33,406H23 387 1,817 30,436 32,640H24 405 1,646 28,824 30,875H25 376 1,586 27,636 29,598H26 361 1,562 26,499 28,422H27 337 1,406 24,253 25,996H28 287 1,321 22,081 23,689H29 299 1,391 21,528 23,218H30 273 1,371 20,720 22,364


70

（３）トラックの行動類型別事故件数の割合

トラックの行動類型別事故件数は、等速（直進）7,550件（43.4％）が最も多く、次いで

発進時 2,372件（13.6％）となっている。

〔図 78〕トラックの行動類型別事故件数の割合（平成30年）


（４）トラックの行動類型別死亡事故件数の割合

トラックの行動類型別死亡事故件数は、事故全体と同じく等速（直進）159件（59.8％）

が最も多く、次いで左折35件（13.2%）、右折26件（9.8％）となっている。

〔図 79〕トラックの行動類型別死亡事故件数の割合（平成30年）


行動類型割合

発進 2,372 件 13.6%加速（直進） 254 件 1.5%等速（直進） 7,550 件 43.4%減速（直進） 1,642 件 9.4%追越し追抜き 227 件 1.3%右に（進路変更） 405 件 2.3%左に（進路変更） 628 件 3.6%左折 1,413 件 8.1%右折 1,541 件 8.9%転回 95 件 0.5%後退 940 件 5.4%横断 51 件 0.3%蛇行 4 件 0.0%急停止 17 件 0.1%停止 148 件 0.9%駐車運転者在 13 件 0.1%その他 96 件 0.6%

件数

発進

7.5%

加速（直進）

1.5%

等速（直進）

59.8%

左折

13.2%

右折

9.8%

トラック

266件100.0％

転回 0.4%後退 1.5%横断 0.0%蛇行 0.0%急停止 0.0%停止 0.0%駐車運転者在 0.0%その他 0.0%

減速（直進） 1.1%追越し追抜き 1.5%右に（進路変更） 2.6%左に（進路変更） 1.1%

発進 20 件 7.5%加速（直進） 4 件 1.5%等速（直進） 159 件 59.8%減速（直進） 3 件 1.1%追越し追抜き 4 件 1.5%右に（進路変更） 7 件 2.6%左に（進路変更） 3 件 1.1%左折 35 件 13.2%右折 26 件 9.8%転回 1 件 0.4%後退 4 件 1.5%横断 0 件 0.0%蛇行 0 件 0.0%急停止 0 件 0.0%停止 0 件 0.0%駐車運転者在 0 件 0.0%その他 0 件 0.0%

発進

13.6%

加速（直進）

1.5%

等速（直進）

43.4%減速（直進）

9.4%

左折

8.1%

右折

8.9%

トラック

17,396件100.0%

転回 0.5%後退 5.4%横断 0.3%蛇行 0.0%急停止 0.1%停止 0.9%駐車運転者在 0.1%その他 0.6%

追越し追抜き 1.3%右に（進路変更） 2.3%左に（進路変更） 3.6%

71

（５）トラックの事故類型別事故件数の割合

トラックの事故は、他車との事故が約９割を占めており、そのうち約５割は追突事故

となっている。

〔図 80〕トラックの事故類型別事故件数の割合


〔図 81〕トラックの事故類型別事故件数の内訳






1,919

1,862

1,769

1,746

1,592

1,560

1,523

1,345

1,354

1,362

22,749

23,224

22,771

21,527

20,579

19,760

18,088

16,706

16,433

15,842

326

360

321

266

287

243

213

202

197

190

0

3

3

0

4

1

1

1

1

2

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


94

75

95

80

64

69

69

70

64

53

197

202

181

141

151

126

132

111

85

118

1209

1140

1056

1034

928

907

895

793

833

785

88

76

50

43

52

67

59

52

41

35

267

281

330

388

350

330

321

273

285

338

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30



その他

11400

12008

11853

11357

10879

10439

9698

8825

8452

8146

3681

3548

3373

3069

2972

2762

2436

2338

2302

2278

1779

1716

1800

1690

1582

1576

1446

1380

1464

1366

3411

3402

3265

2979

2842

2757

2539

2356

2381

2198

2056

2120

2066

2073

1949

1922

1687

1577

1592

1638

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突



188

207

176

158

160

129

125

111

108

111

64

61

71

66

74

67

48

47

50

48

31

23

21

10

10

13

12

10

11

4

34

60

48

27

37

34

21

33

27

23

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30


路外逸脱転倒

その他

72

（６）トラックの事故類型別死亡事故件数の割合の推移

トラックの死亡事故は、他車との事故が約６割を占めている。他車との事故のうち追

突が最も多く約３割を占めている。死亡事故全体でみると人との事故の横断中が52件で

最も多い。

〔図 82〕トラックの事故類型別死亡事故件数の割合


〔図 83〕トラックの事故類型別死亡事故件数の内訳の推移






152

120

124

145

133

128

120

98

99

89

208

235

217

196

195

184

173

147

145

157

34

45

24

47

33

37

40

30

45

20

0

0

1

0

0

0

0

0

0

0

0 100 200 300 400 500

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

（件）


18

9

11

10

11

8

5

11

9

11

105

73

88

103

88

79

77

68

68

52

7

9

6

2

4

7

4

1

2

3

1

7

4

7

3

8

4

2

5

4

18

19

14

20

22

20

25

15

10

15

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30



その他

21

23

27

21

18

10

13

16

16

15

81

65

86

85

78

78

59

55

45

49

53

49

41

40

29

31

30

33

25

23

14

11

12

11

14

15

12

12

5

12

56

47

52

39

44

45

55

41

41

47

20

13

17

21

13

16

15

16

15

11

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

正面衝突追突



19

10

24

10

25

12

22

19

14

11

11

16

16

10

14

14

11

13

9

5

3

4

2

2

4

3

0

4

4

1

1

1

1

0

0

1

0

1

0

0

5

3

2

2

4

3

4

3

3

3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30


路外逸脱転倒

その他

73

（７）トラックの法令違反別の事故件数の割合

トラックの法令違反別の事故件数では、「安全不確認」5,021件（28.9％）、「脇見運

転」3,312件（19.0％）、「動静不注視」2,425件（13.9％）などが多い。

〔図 84〕トラックの法令違反別の事故件数の割合（平成30年）


（８）トラックの法令違反別の死亡事故件数の割合

トラックの法令違反別の死亡事故件数では、「安全不確認」53件（19.9％）、「漫然

運転」52件（19.5％）、「脇見運転」41件（15.4％）などが多い。

〔図 85〕トラックの法令違反別の死亡事故件数の割合（平成30年）


信号無視

13件4.9%


8件3.0%

歩行者妨害等

19件7.1%

漫然運転

52件19.5%

脇見運転

41件15.4%

動静不注視

14件5.3%

安全不確認

53件19.9% トラック

266件

100.0％

通行区分違反 6件 2.3%最高速度違反 6件 2.3%横断・転回等 2件 0.8%車間距離不保持 1件 0.4%追越し禁止 3件 1.1%左折違反 1件 0.4%優先通行妨害 8件 3.0%

徐行違反 1件 0.4%一時不停止 3件 1.1%薬物運転 1件 0.4%過労運転 3件 1.1%運転操作 9件 3.4%

安全速度 6件 2.3%安全運転義務違反

その他2件 0.8%

その他の違反 13件 4.9%不　明 1件 0.4%

信号無視

532 件3.1%

運転操作

1,089 件6.3%

漫然運転

1,782 件10.2%

脇見運転

3,312 件19.0%

動静不注視

2,425 件13.9%

安全不確認

5,021 件28.9% トラック

17,396件

100.0％

通行区分違反 89件 0.5%最高速度違反 19件 0.1%横断・転回等 133件 0.8%車間距離不保持 78件 0.4%追越し禁止 90件 0.5%踏切不停止 2件 0.0%右折違反 42件 0.2%左折違反 118件 0.7%環状交差点違反 0件 0.0%優先通行妨害 158件 0.9%交差点安全進行 824件 4.7%歩行者妨害等 390件 2.2%徐行違反 108件 0.6%一時不停止 261件 1.5%整備不良 13件 0.1%酒酔い運転 0件 0.0%薬物運転 2件 0.0%過労運転 22件 0.1%

安全速度 86件 0.5%安全運転義務違反

その他328件 1.9%

その他の違反 463件 2.7%

不　明 9件 0.1%

74

（９）トラックの事故類型別、衝突地点別事故件数

トラックの事故類型別、衝突地点別事故件数と構成比を表54と図86に、死亡事故件数と

構成比を表55と図87に示す。事故件数については、第一通行帯での追突事故4,401件

（25.3％）が最も多く、死亡事故件数については、第一通行帯での人対車両事故45件

（16.9％）が多くなっている。

〔表 54〕トラックの事故類型別、衝突地点別事故件数（件）（平成30年）


〔図 86〕トラックの事故類型別、衝突地点別事故件数の構成比（％）（平成 30年）




61 0 28 114 1 0 76 20 69 12 0 381

52 0 21 8 9 6 5 5 30 24 0 160

101 40 166 43 29 47 12 9 234 7 0 688

0 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 3

0 0 0 0 1 1 0 0 1 0 0 3

251 51 4,401 175 356 56 127 92 874 47 0 6,430

36 7 2,424 36 134 4 12 31 494 24 0 3,202

0 0 15 0 1 0 0 0 4 0 0 20

3 0 92 1 3 0 1 2 18 2 0 122

0 0 12 0 1 0 0 0 6 0 0 19

1 0 4 1 1 0 0 0 1 0 0 8

車道 5 81 29 10 11 40 6 33 30 5 0 250

歩道 2 0 1 5 0 0 5 4 3 3 0 23

路側帯 2 0 1 1 0 0 2 1 1 7 0 15

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

685 23 655 1,825 82 20 769 729 275 15 0 5,078

163 14 295 59 18 18 40 25 316 44 2 994

1,362 216 8,146 2,278 647 192 1,055 951 2,357 190 2 17,396

トラック

合計

人対車両

車両相互


合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

75

〔表 55〕トラックの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 87〕トラックの事故類型別、衝突地点別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い


2 0 0 2 0 0 4 0 0 2 0 10

0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4

5 1 0 0 0 0 0 0 1 2 0 9

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

45 0 37 3 6 1 1 0 7 4 0 104

9 1 8 1 1 0 0 0 6 2 0 28

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

車道 0 13 0 0 0 0 0 1 1 0 0 15

歩道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

路側帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3

自転車道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

自転車専用通行帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

26 0 4 17 1 0 27 13 0 0 0 88

1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 3

89 15 49 23 8 1 32 14 15 20 0 266合計

単

路

（交

差

点

付

近

を

含

む

）

歩道

路側帯

非分離道路

自転車道


第一通行帯


左折専用車線

右折専用車線

加減速車線

登坂車線

異

通

行

帯

交差点内

その他

トラック

合計

人対車両

車両相互


76

（10）トラックの事故類型別、行動類型別事故件数

トラックの事故類型別、行動類型別事故件数と構成比を表56と図88に、死亡事故件数と

構成比を表57と図89に示す。事故件数は、等速直進時の追突事故5,154件（29.6％）が最

も多く、死亡事故件数は、等速直進時の人対車両事故62件（23.3％）が多くなっている。

〔表 56〕トラックの事故類型別、行動類型別事故件数（件）（平成30年）


〔図 88〕トラックの事故類型別、行動類型別事故件数の構成比（％）（平成 30年）



時

すれ違い


130 5 1,439 554 23 6 24 15 160 15 1 2,372

加速 15 6 126 63 21 2 1 3 16 1 0 254

等速 433 152 5,154 922 150 119 5 125 361 129 0 7,550

減速 84 14 1,251 174 10 25 2 2 65 15 0 1,6426 4 4 0 183 4 0 5 21 0 0 227

右に 3 12 27 0 84 5 0 4 265 5 0 405

左に 3 0 26 0 153 4 6 1 434 1 0 628109 0 29 239 6 15 1,012 0 0 3 0 1,413

専用車線利用 107 1 15 16 4 1 0 210 0 1 0 355

その他 319 12 20 265 8 7 0 552 0 3 0 1,1862 1 0 4 3 1 0 19 65 0 0 95

136 8 20 11 1 1 0 0 749 14 0 9401 0 0 27 1 0 4 12 6 0 0 510 1 1 0 0 0 0 0 2 0 0 4

1 0 14 0 0 0 0 1 1 0 0 175 0 16 1 0 0 0 2 122 1 1 1482 0 0 0 0 0 0 0 11 0 0 136 0 4 2 0 2 1 0 79 2 0 96

1,362 216 8,146 2,278 647 192 1,055 951 2,357 190 2 17,396

右折

時

トラック

合計

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

77

〔表 57〕トラックの事故類型別、行動類型別死亡事故件数（件）（平成30年）


〔図 89〕トラックの事故類型別、行動類型別死亡事故件数の構成比（％）（平成30年）



時

すれ違い


10 0 2 3 0 0 1 0 1 3 0 20

加速 1 0 1 1 0 0 0 0 1 0 0 4

等速 62 12 44 13 5 1 1 2 6 13 0 159

減速 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 0 30 1 0 0 2 0 0 0 1 0 0 4

右に 1 2 1 0 0 0 0 0 2 1 0 7

左に 0 0 0 0 1 0 0 0 2 0 0 32 0 0 3 0 0 30 0 0 0 0 35

専用車線利用 5 0 0 0 0 0 0 7 0 0 0 12

その他 6 0 0 3 0 0 0 5 0 0 0 140 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 12 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 40 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

89 15 49 23 8 1 32 14 15 20 0 266

右折

時

トラック

合計

人対車両

車両相互


発進

直進

追越・追抜

進路

変更

左折


その他

合計

転回

後退

横断

蛇行

急停止

停止

78

（11）トラックの高速道路における死亡・重傷事故件数の推移

トラックの高速道路における平成30年の死亡事故は43件で前年より８件、重傷事故は

106件で前年より６件減少している。

〔図 90〕トラックの高速道路における死亡・重傷事故件数の推移


51 54 65

74 73 71 66

39 51 43

120

137 188

147

160

125 120109 112 106

020406080

100120140160180200

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

（件）

重傷事故

死亡事故

79

（12）トラックの追突事故件数、死亡事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布

時間帯別危険認知速度別追突事故件数をみると、時間帯は10時～11時台が最も多く1,379

件（16.9％）、速度は10km/h以下が最も多く1,901件（23.3％）、次いで30km/h～40km/h以

下1,484件（18.2％）、40km/h～50km/h以下1,260件（15.5％）となっている。死亡事故件数

の時間帯では、０時～１時台、10時～11時台、16時～17時台が最も多く８件（16.3％）、速

度では70km/h～80km/h以下が最も多く15件（30.6％）となっており、危険認知速度が高め

となっている。

〔表 58〕トラックの追突事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（件）（平成30年）


〔図 91〕トラックの追突事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（平成30年）


0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24 合計

10km/h以下 11 13 41 246 344 334 271 268 204 90 52 27 1,90120km/h以下 16 14 27 127 197 178 132 135 94 34 23 15 99230km/h以下 18 12 34 121 200 178 171 163 112 58 42 19 1,12840km/h以下 41 34 61 176 218 262 207 168 139 91 52 35 1,48450km/h以下 43 41 49 108 169 215 209 178 105 58 43 42 1,26060km/h以下 29 37 48 65 97 129 94 79 55 36 32 28 72970km/h以下 16 10 18 23 19 41 29 20 17 6 14 14 22780km/h以下 17 26 12 18 20 29 26 21 18 10 12 17 22690km/h以下 18 14 17 9 9 12 5 10 3 7 11 16 131

100km/h以下 9 4 5 5 2 1 8 3 2 1 3 6 49120km/h以下 0 1 2 4 0 0 0 1 1 0 0 1 10

120km/h超 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0不明 1 0 0 3 1 0 0 0 3 0 0 1 9合計 219 206 314 905 1,276 1,379 1,152 1,046 753 391 284 221 8,146


0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24



（時間帯）

（件）

80

〔表 59〕トラックの追突死亡事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（件）（平成30年）


〔図 92〕トラックの追突死亡事故件数の危険認知速度別発生時間帯分布（平成30年）


0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24 合計

10km/h以下 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 220km/h以下 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 130km/h以下 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 040km/h以下 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 050km/h以下 0 1 0 1 1 1 0 1 0 0 0 0 560km/h以下 0 1 2 1 1 1 0 0 0 0 0 1 770km/h以下 1 0 1 0 0 2 0 0 1 1 0 0 680km/h以下 2 2 1 2 0 1 1 1 4 0 1 0 1590km/h以下 4 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 7

100km/h以下 0 0 1 0 0 0 2 0 0 0 1 0 4120km/h以下 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

120km/h超 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0不明 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2合計 8 4 5 4 2 8 4 2 8 1 2 1 49


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

0～2 2～4 4～6 6～8 8～10 10～12 12～14 14～16 16～18 18～20 20～22 22～24



（時間帯）

（件）

81

トラックの追突事故における危険認知速度をみると、追突死亡事故は事故全体に比べて

危険認知速度が高くなっている。

〔図 93〕トラックの危険認知速度別の追突事故件数（平成30年）


〔図 94〕トラックの危険認知速度別の追突死亡事故件数（平成30年）


21

0 0

57

6

15

7

4

0 02

0

5

10

15

20（件）

1,901

992 1,128

1,484

1,260

729

227 226 131 49 10 0 9

0

500

1,000

1,500

2,000

（件）

82

（13）トラックの車両総重量別の交通事故件数の推移

① 交通事故件数

トラックの事故における交通事故件数の推移を車両総重量別にみると、８トン未満、８ト

ン以上ともに減少傾向となっている。

〔図 95〕トラックの車両総重量別交通事故件数の推移


〔表 60〕車両総重量別交通事故件数の推移（件）

注：合計は車両総重量不明を除く


交通事故事故件数

うち20t以上

H21 16,839 7,828 5,692 24,667H22 16,996 8,123 6,055 25,119H23 16,218 8,113 6,038 24,331H24 15,215 7,672 5,731 22,887H25 14,562 7,169 5,430 21,731H26 13,734 7,057 5,334 20,791H27 12,417 6,346 4,802 18,763H28 11,667 5,734 4,450 17,401H29 11,361 5,696 4,393 17,057H30 10,969 5,449 4,220 16,418

　　　区分

年8t未満 8t以上合計

16,839 16,99616,218

15,215 14,56213,734

12,417 11,667 11,361 10,969

7,828 8,123 8,113 7,672 7,169 7,057 6,346 5,734 5,696 5,449

5,692 6,055 6,038 5,731 5,430 5,334 4,802 4,450 4,393 4,220

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30

8t未満 8t以上 20t以上（8t以上のうち）（件）

83

② 死亡事故件数

トラックの事故における死亡事故件数の推移を車両総重量別にみると、８トン未満、８

トン以上ともに、平成30年は前年に比べて減少している。

〔図 96〕トラックの車両総重量別死亡事故件数の推移


〔表 61〕車両総重量別死亡事故件数の推移（件）



190 187157

169170

145 135119

129

116

200206 203 208

186196

186

150 152142

158170

156 167143

159 153

119126

119

0

50

100

150

200

250

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


死亡事故事故件数

合計

うち20t以上

H21 190 200 158 390H22 187 206 170 393H23 157 203 156 360H24 169 208 167 377H25 170 186 143 356H26 145 196 159 341H27 135 186 153 321H28 119 150 119 269H29 129 152 126 281H30 116 142 119 258

　　　区分

年8t未満 8t以上

84

③ 重傷事故件数

トラックの事故における重傷事故件数の推移を車両総重量別にみると、８トン未満の車

両が多くなっている。前年に比べ８トン未満の車両は減少、８トン以上、20トン以上の車

両は増加している。

〔図 97〕トラックの車両総重量別重傷事故件数の推移


〔表 62〕車両総重量別重傷事故件数の推移（件）



980 971 974 905

828 844 748 722 725 700 703 685 696

582 581 578 488 473 494 509

518 528 516 446 455 438

371 368 393 401

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30


重傷事故件数

うち20t以上

H21 980 703 518 1,683H22 971 685 528 1,656H23 974 696 516 1,670H24 905 582 446 1,487H25 828 581 455 1,409H26 844 578 438 1,422H27 748 488 371 1,236H28 722 473 368 1,195H29 725 494 393 1,219H30 700 509 401 1,209

　　　区分

年8t未満 8t以上合計

85

（14）トラックの車両総重量別車両数あたりの交通事故発生率

① 交通事故発生率

トラックの車両総重量別車両数あたりの交通事故発生率は、前年同様７トン～８トン

未満が最も高い。

〔図 98〕トラックの車両総重量別車両数あたり交通事故発生率（平成30年）

注：軽トラックを除く


（一財）自動車検査登録情報協会「自動車保有車両数統計書」

〔表 63〕トラックの車両総重量別車両数あたり交通事故件数、車両数、発生率（平成30年）




0.383

1.178 1.168 1.248

1.499 1.664 1.697

0.888 0.891

0.000

0.500

1.000

1.500

2.000

2.500

2t未満 2t～3t未満3t～4t未満4t～5t未満5t～6t未満6t～7t未満7t～8t未満 8t以上 20t以上

（8t以上のうち）

（％）

事故件数（件）車両数（事業用）（両）発生率

33 8,615 0.383%122 10,357 1.178%414 35,438 1.168%

1,217 97,486 1.248%1,117 74,505 1.499%

781 46,935 1.664%4,118 242,658 1.697%

　　 8t以上 5,449 613,296 0.888%うち20t以上 4,220 473,410 0.891%

5t～6t未満

　　 2t未満

2t～3t未満

3t～4t未満

4t～5t未満

6t～7t未満

7t～8t未満

86

② 死亡事故発生率

トラックの車両総重量別車両数あたりの死亡事故発生率は、７トン～８トン未満が最も

高い。５トン～６トン未満の件数が前年の10件から17件へ増加し、発生率も0.013％から

0.023％と高くなっている。

〔図 99〕トラックの車両総重量別車両数あたり死亡事故発生率（平成30年）




〔表 64〕トラックの車両総重量別車両数あたり死亡事故件数、車両数、発生率（平成30年）




0.000 0.000

0.008

0.011

0.023 0.023 0.027

0.023 0.025

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050



（％）

死亡事故件数車両数（事業用）（両）発生率

0 8,615 0.000%0 10,357 0.000%3 35,438 0.008%

11 97,486 0.011%17 74,505 0.023%11 46,935 0.023%65 242,658 0.027%

　　 8t以上 142 613,296 0.023%うち20t以上 119 473,410 0.025%

5t～6t未満

　　 2t未満

2t～3t未満

3t～4t未満

4t～5t未満

6t～7t未満

7t～8t未満

87

③ 重傷事故発生率

トラックの車両総重量別車両数あたりの重傷事故発生率は、６トン～７トン未満が最も

高い。

〔図 100〕トラックの車両総重量別車両数あたり重傷事故発生率（平成30年）




〔表 65〕トラックの車両総重量別車両数あたり重傷事故件数、車両数、発生率（平成30年）




0.012

0.029

0.076 0.081

0.103 0.115 0.109

0.083 0.085

0.000

0.050

0.100

0.150

0.200



（％）

重傷事故件数車両数（事業用）（両）発生率

1 8,615 0.012%3 10,357 0.029%

27 35,438 0.076%79 97,486 0.081%77 74,505 0.103%54 46,935 0.115%

264 242,658 0.109%　　 8t以上 509 613,296 0.083%

うち20t以上 401 473,410 0.085%

5t～6t未満

　　 2t未満

2t～3t未満

3t～4t未満

4t～5t未満

6t～7t未満

7t～8t未満

88

５．まとめ

平成 30 年中に全国で発生した事業用自動車の交通事故件数は 30,818 件で、事業用自動車で

の交通事故死者数は 337 人であった。

また、平成 30 年中の各業態における交通事故の特徴は以下のとおりであった。

○乗合バス

平成 30 年中に発生した乗合バスによる人身事故 1,141 件のうち、

・車内事故が最も多く全体の 30.9％（352 件）。このうち、39.2％（138 件）が発進時の事故

となっている。また、車内事故の負傷者 382 人のうち、半数弱（178 人）が高齢者（65 歳

以上）であり、全体では女性が男性の３倍程度となっている（男性 88 人、女性 294 人）。

また、平成 30 年中に発生した乗合バスによる死亡事故 13 件のうち、

・人対車両が最も多く全体の 53.8％（７件）であった。

○貸切バス

平成 30 年中に発生した貸切バスによる人身事故 308 件のうち、

・追突事故が最も多く全体の 33.8％（104 件）。このうち、発生地点としては、第一通行帯が

最も多く追突事故の 44.2％（46 件）となり、次に第二通行帯以上が 29.8％（31 件）となっ

ている。

また、平成 30 年中に発生した貸切バスによる死亡事故は３件であり、

・人対車両１件、出合い頭１件、追抜追越時１件となっている。

○タクシー

平成 30 年中に発生したタクシーによる人身事故 11,954 件のうち、

・追突事故が最も多く全体の 21.7％（2,596 件）。このうち、第一通行帯での事故が多く、追

突事故の 47.0％（1,220 件）を占める。

・次いで、出合い頭の事故が多く全体の 20.5％（2,452 件）。このうち、交差点内の事故が多

く、出合い頭の事故の 84.5％（2,073 件）を占める。

・空車時における事故が、76.1％（9,096 件）を占める。

また、平成 30 年中に発生したタクシーによる死亡事故 46 件のうち、

・人対車両が最も多く全体の 78.3％（36 件）。このうち、直進等速の人対車両が多く 83.3％

（30 件）となっており、発生地点では、第一通行帯 52.8％（19 件）、交差点内 19.4％（７

件）での事故が多い。

89

○トラック

平成 30 年中に発生したトラックによる人身事故 17,396 件のうち、

・追突事故が最も多く全体の 46.8％（8,146 件）。このうち、６時～18 時の昼間の時間での追

突事故が多く、全体の約８割（6,511 件）を占め、ピークは 10 時～12 時で全体の 16.9％

（1,379件）。また、10km/h以下の低速での追突事故が最も多く追突事故全体の 23.3％（1,901

件）、次いで 30km/h～40km/h の中速での事故が 18.2％（1,484 件）。発生地点では、第一通

行帯での追突事故が多く、追突事故全体の 54.0％（4,401 件）。

・次いで出合い頭の事故も多く、全体の 13.1％（2,278 件）。このうち、交差点内での事故が

多く、出合い頭の事故の 80.1％（1,825 件）を占める。

また、平成 30 年中に発生したトラックによる死亡事故 266 件のうち、

・車両相互が最も多く全体の 59.0％（157 件）。このうち、追突事故が 31.2％（49 件）、次に

左折時が 20.4％（32 件）、出合い頭が 14.6％（23 件）となっている。

・人対車両は全体の 33.5％（89 件）。このうち、発生地点としては、第一通行帯が最も多く

人対車両事故の 50.6％（45 件）となり、次に交差点内が 29.2％（26 件）となっている。

[第1分冊] 事業用自動車の交通事故統計（平成30年 …...3 （3）...

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