第１章1

111111準備と基本操作

3

第1章

分析ツールの準備と基本操作

1‐1　「分析ツール」アドインの設定

　ここでは，Excel によって統計分析を行うためのアドインの設定方法について学びます。　Excel で統計分析を行うためには，最初にアドインの追加設定（読み込み）が必要です。統計分析を行うためのアドインの名称は「分析ツール」です。一度この追加設定を行うと，次回以降は「分析ツール」が自動的に読み込まれます。

【実習】「分析ツール」アドインの追加① Excel を起動した状態で，「ファイル」タブを選択します。左側のメニューから「オプション」を選択します。

② 「Excel のオプション」ダイアログボックスが表示されます。＊ Excel2007 をお使いの方は，Office ボタンをクリックして「Excel のオプション」を選択します。

1‐1　「分析ツール」アドインの設定

111111111111111111

4

操作編

第1章

③ 「Excel のオプション」ダイアログボックスの左側のメニューから「アドイン」を選択します。アドインリストが表示されたら，「分析ツール」1 があることを確認します

（もしない場合は，すでにアドインとして読み込まれている可能性があります）。アドインリストの下にある「管理」メニューの選択肢が「Excel アドイン」になっていることを確認し，「設定」ボタンをクリックします。

④ 「アドイン」ダイアログボックスが表示されたら，有効なアドインの項目の中の「分析ツール」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。「アドイン」ダイアログボックスが閉じられ，Excel のホーム画面に戻ります。

1「分析ツール ‐ VBA」は分析ツールで Visual Basic for Applications 言語を用いるときに使用しますが，本書では使用しません。

第１章1

111111準備と基本操作

5

⑤ Excel のリボンで，「データ」タブを選択します。「データ」タブのいちばん右側に「データ分析」という項目が追加されたことを確認して，「データ分析」をクリックします。

⑥ 「データ分析」ダイアログボックスが表示されます。

1131

実習ファ113開3

6

操作編

第1章

これで「分析ツール」アドインの追加設定が完了し，「データ分析」ダイアログボックスから統計分析を行うことができます。

1‐2　実習ファイルを開く

　ここでは，統計分析に用いる実習ファイルを開く方法について学びます。実習ファイルはWeb ページからダウンロードしてください。ダウンロード方法は本書の「学習用データのダウンロード」（+ix ページ）をご覧ください。分析ツールを用いて統計分析を行うためには，分析を行う対象となるデータが必要になります。データは Excel ワークシートに入力され，Excel ファイルとして保存されている必要があります。　保存されている実習ファイルを Excel で開くことで，分析ツールを使用した統計分析ができるようになります。

【実習】統計分析に用いる実習ファイルを開く① Excel を起動し，「ファイル」タブを選択します。

② 左側の「開く」メニューを選択します。「コンピューター」を選択して，「参照」ボタンをクリックします。

1‐2　実習ファイルを開く1‐2　実習ファイルを開く1‐2

第１章1

111111準備と基本操作

7

③ 「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されたら，分析を行う実習ファイルを保存した場所に移動し（次の図では「PC」内の「ドキュメント」フォルダ内），実習ファイル「機器性能サンプルデータ」をダブルクリックして開きます。実習ファイルを選択して「開く」ボタンをクリックしてもかまいません。

④ 実習ファイル「機器性能サンプルデータ」を Excel 内で開くことができます。