第2章 健康な生活のための予防体制の確立...計 71 3,086 85 3,941 ②...

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- 53 - 第2章 健康な生活のための予防体制の確立 第1節 健康づくり・疾病に関する意識啓発 第1項 健康増進計画 健康政策課 1.「ふなばし健やかプラン 21」 「ふなばし健やかプラン 21」は、市民の健康の増進の総合的な推進を図るための方向性や目標を定めるもの で、平成 17 年に第 1 次計画を、平成 27 年に第 2 次計画を策定しました。 「ふなばし健やかプラン21(第2次)」は、計画の基本理念や大目標などの基本的な方向を示した「基本計画」 と、基本計画を実現するため、運動・身体活動や食事などの健康増進を形成する要素についての方向性を示し た「分野別計画」で構成されています。 それぞれの計画に係る目標終期は、「基本計画」における目指す姿を実現するための目標値については現状値 に対して概ね10年後、「分野別計画」における主として各種事業に係る目標値については5年後としています。 第2次計画では、「誰もが、健やかに、自分らしく生きがいをもって生活できるまち」を基本理念と定め、「市 民の健康感・生活満足度の向上」と「健康寿命の延伸」を大目標としています。 大目標を達成するための中目標として、「病気の予防」と「地域力の増進」を掲げており、7つの分野(①運 動・身体活動 ②食生活 ③歯・口腔 ④こころ ⑤たばこ・アルコール・薬物 ⑥感染症 ⑦健康を支える 基盤)毎に小目標を掲げています。 また、健康を支える環境や家族・地域の支えなど、地域社会の健康づくりが重要であることから、第 1 次計 画に引き続き「声かけて 支えあって まちづくり」をキャッチフレーズとしています。 「推進体制」としては、市民の健康づくりがどのように行われ、広がったかを、市民・行政で共有し、評価 するとともに、今後の推進について検討する「推進評価委員会」、市民の健康づくりを市民の立場から推進する 「市民運動推進会議」、健康づくりのために必要な環境や支援を検討する「庁内推進委員会」の 3つの組織をつ くり、計画の推進を図っています。 推進の評価として、数値目標については現状値を毎年確認し、数値では管理できない推進への取組みについ ては写真や意見・感想などで振り返り、推進評価委員会や庁内推進委員会で評価をしていきます。 体系図

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第2章 健康な生活のための予防体制の確立

第1節 健康づくり・疾病に関する意識啓発

第1項 健康増進計画

健康政策課

1.「ふなばし健やかプラン 21」

「ふなばし健やかプラン 21」は、市民の健康の増進の総合的な推進を図るための方向性や目標を定めるもの

で、平成 17年に第 1次計画を、平成 27年に第 2次計画を策定しました。

「ふなばし健やかプラン 21(第 2次)」は、計画の基本理念や大目標などの基本的な方向を示した「基本計画」

と、基本計画を実現するため、運動・身体活動や食事などの健康増進を形成する要素についての方向性を示し

た「分野別計画」で構成されています。

それぞれの計画に係る目標終期は、「基本計画」における目指す姿を実現するための目標値については現状値

に対して概ね 10年後、「分野別計画」における主として各種事業に係る目標値については 5年後としています。

第 2次計画では、「誰もが、健やかに、自分らしく生きがいをもって生活できるまち」を基本理念と定め、「市

民の健康感・生活満足度の向上」と「健康寿命の延伸」を大目標としています。

大目標を達成するための中目標として、「病気の予防」と「地域力の増進」を掲げており、7つの分野(①運

動・身体活動 ②食生活 ③歯・口腔 ④こころ ⑤たばこ・アルコール・薬物 ⑥感染症 ⑦健康を支える

基盤)毎に小目標を掲げています。

また、健康を支える環境や家族・地域の支えなど、地域社会の健康づくりが重要であることから、第 1 次計

画に引き続き「声かけて 支えあって まちづくり」をキャッチフレーズとしています。

「推進体制」としては、市民の健康づくりがどのように行われ、広がったかを、市民・行政で共有し、評価

するとともに、今後の推進について検討する「推進評価委員会」、市民の健康づくりを市民の立場から推進する

「市民運動推進会議」、健康づくりのために必要な環境や支援を検討する「庁内推進委員会」の 3つの組織をつ

くり、計画の推進を図っています。

推進の評価として、数値目標については現状値を毎年確認し、数値では管理できない推進への取組みについ

ては写真や意見・感想などで振り返り、推進評価委員会や庁内推進委員会で評価をしていきます。

体系図

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第2項 ふなばしシルバーリハビリ体操

健康づくり課

1.(仮称)ふなばし健やか体操 21推進協議会 (平成 26年度で終了)

高齢になってもいきいきとした生活を続けるためには、健康寿命を延伸することが重要であり、日常生活の

中で、運動機能の低下や生活習慣病の予防に個人として取り組むことが欠かせません。しかしながら、こうし

た取り組みは長く続けられないこともあります。本市においては、高齢者自らが自発的に健康の保持増進や介

護予防を図り、健康寿命の延伸や、生活の質の向上につなげられるようリハビリ的要素を備えた体操事業によ

る介護予防の推進を図るための体制をつくるため、平成 26年 4月に医療、リハビリテーション、福祉等関係機

関の代表からなる(仮称)ふなばし健やか体操 21推進協議会を設置し、具体的な実施内容についてとりまとめ

ました。

表Ⅰ-1-2-1 協議会等実施状況

内容

年度 回数 その他

26

3回 ふなばし健やか体操 21推進協議会

1回 市職員 2名が茨城県立健康プラザにおける 3級指導士養成講習会の

全過程を受講

1回 ヘルシー船橋フェアにおいて、シルバーリハビリ体操教室を実施

(参加者 60名)

2.ふなばしシルバーリハビリ体操推進事業

(仮称)ふなばし健やか体操 21 推進協議会における議論の結果に基づき、平成 27 年度よりふなばしシルバー

リハビリ体操推進事業を実施しています。シルバーリハビリ体操は、市民一人ひとりが無理なく始められ、誰

にでもできる体操です。さらに市民自らが体操の指導士となり、指導士となった市民が他の市民に体操を教え

ることが大きな特徴です。一人で行うのではなく、体操を通じて、市民自らの健康寿命の延伸を図るとともに、

市民相互に支えあって地域の健康づくりと介護予防に取り組むことを目的としています。

(1) 体操普及事業

① 市職員及び体操指導士による体操体験教室

・ふなばしシルバーリハビリ体操を体験する教室を各地域で開催。

・月2回、いずれかの公民館で実施。

・市保健福祉センターにて月2回実施。

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表Ⅰ-1-2-2 体操(体験)教室実施状況

年度

会場

27 28

実施回数(回) 実施人数(人) 実施回数(回) 実施人数(人)

保健福祉センター 9 414 24 2,151

公民館(共催) 10 286 24 766

出前講座 30 878 33 845

その他 22 1,508 4 179

計 71 3,086 85 3,941

② 体操指導士主催体操教室

表Ⅰ-1-2-3 指導士主催体操教室実施状況

区分 年度 27 28

開催場所数 12 49

指導士(総数) 78 1,538

参加人数(総数) 904 10,630

(2) 体操指導士養成事業

初級指導士養成講習会を開催。

・平成 27年度は平日 4コースと土曜日コース 1コースを開催。(1コース 6日間、5時間/日)。

平成 28年度は平日5コース計 5回、土曜日コース 1コースを含め計 6回。

・1コース修了後に、実技の復習等を行うフォローアップ研修会(任意参加)を開催。

・体操指導士は、無償のボランティアとして活動することを基本とする。

・平成 37年までに 1,740人の初級指導士を養成することを目標とする。

① 初級指導士養成実績

表Ⅰ-1-2-4 指導士認定者数

年度

27 28

指導士人数(男) 指導士人数(女) 指導士人数(男) 指導士人数(女)

計 54 87 46 135

141 181

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② 初級指導士主催体操教室開催支援

表Ⅰ-1-2-5 指導士活動支援状況

区分 年度 27 28

支援回数 20 192

指導士(延人数) 45 603

参加者人数(延人数) 557 3,998

第3項 母子保健事業

1.健康教育 地域保健課

(1) 母性教室「はじめてママになるための教室」

妊娠、出産、育児について、正しい知識の普及や先輩ママとの交流等で不安の解消を図り、安全な妊娠・

出産と健全な育児を促しています。また、友だちづくりを推進し、妊婦の孤立化防止を図っています。

(2) 両親学級「パパ・ママ教室」

沐浴実習や妊婦疑似体験、グループワーク等を通して夫婦で協力して子育てや家庭づくりができるよう

促しています。

(3) 親子教室

1歳 6か月児健康診査の事後指導教室として実施し、親子又は集団での遊び体験や、保護者への継続的

指導を通して親子関係の改善や児の発達を促しています。

(4) 健康講座

幼児の心の発達についての理解を深め、生活習慣の自立やしつけ等の知識を普及し、親子関係の改善

や児の発達を促しています。

(5) 地区健康教育

地域の実情に合わせ、幼児期におこりやすい病気や事故についての知識及び、子どもの健康や健全な育

児を促すことを目的に、児童ホーム、公民館、自治会、中学校などの協力を得ながら健康教育を行ってい

ます。

表Ⅰ-1-2-6 実施回数・延参加者数

年度

区分

26 27 28

実施回数 受講者数 実施回数 受講者数 実施回数 受講者数

母性教室 48 1,641 48 1,498 48 1,507

両親学級 48 2,436 48 2,341 48 2,408

親子教室 192 1,811 192 1,846 192 1,661

健康講座 6 125 6 117 6 106

地区健康教育 97 3,729 110 4,153 144 5,466

※ 親子教室受講者は児の数

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第4項 成人保健事業

1.健康教育 地域保健課

(1) 糖尿病教室

糖尿病は、日常生活と食生活の改善が大切であり、生活習慣改善により参加者の健康増進、疾病の予

防、合併症の予防のために、糖尿病教室を実施しています。

(2) 健康講座

生涯にわたる健康づくりを多角的にとらえ、その時代に沿った内容の教室を実施しています。

(3) 地区健康教育

健康づくりや生活習慣病予防などの啓発の一環として、町会・自治会、公民館などの協力を得ながら

地区住民の要望をとり入れて、地区健康教育を企画実施しています。

表Ⅰ-1-2-7 実施回数・延参加者数

年度

区分

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

糖尿病教室 9 172 9 175 9 170

健康講座 4 52 5 67 5 121

地区健康教育 393 12,032 416 11,995 428 14,079

(4) 運動教室

適度な運動を習慣化することにより、生活習慣病の予防と改善を促し、ストレスの解消や体調を整える

など健康の保持増進を目指しています。

表Ⅰ-1-2-8 実施回数・延参加者数

年度

区分

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

運動教室 102 1,775 104 1,851 104 1,749

(5) 公園を活用した健康づくり事業

市民が身近な公園で手軽にできる運動習慣を身につけ、自主的な健康づくりが推進されるよう、自治

会及び市民団体等の協力により実施しています。

表Ⅰ-1-2-9 実施回数・延参加者数

年度

区分

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

公園事業 52 2,794

1,218 44,006

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第5項 栄養保健事業

地域保健課

1.母子栄養保健事業(母子保健事業における栄養部門抜粋)

生涯を通して健康的に過ごすためには、乳幼児期から生活習慣の基礎づくりが大切であり、その中でも規則

正しい食習慣の確立が重要になります。

そのために母性教室「はじめてママになるための教室」では、母体の健康保持と胎児の順調な発育を促すた

めに適切な食生活のすすめと、家族の健康を支えていくという意識づけを目的とした教室内容としています。

また、4か月児健康相談や 1歳 6か月児健診・3歳児健診・健康教育などを通して、規則正しい食習慣の基礎

づくりのために相談や栄養指導を行っています。

表Ⅰ-1-2-10 実施回数・延参加者数

年度

事業名

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

母性教室 48 790 48 720 48 726

4か月児健康相談 144 3,161 144

3,072 144 3,025

地区健康教育 61 2,442 54

2,424 54 2,014

1歳 6か月児健康診査 87 1,119 87 1,166 87 1,200

3 歳児健康診査 75 479 75 478 75 447

訪問栄養指導(面接等含) - 331 - 316 - 280

母子地区栄養相談 64 673 53 623 51 450

ダイヤル・窓口栄養相談

- 595

- 559

- 554

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2.成人栄養保健事業(成人保健事業における栄養部門抜粋)

健康的な生活習慣を確立するために、健康教育や健康相談などの各事業を通して、健康増進及び生活習慣病

の予防を促すために栄養指導を行っています。

また、保健事業の参加者等で必要と思われる方には、家庭を訪問し、栄養状態を把握したうえで、食生活の

改善と疾病の予防を図るために継続的な栄養指導を行っています。

表Ⅰ-1-2-11 実施回数・延参加者数

年度

事業名

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

糖尿病教室 9 172 9 175 9 170

地区健康教育 61 1,653 78 1,932 70 1,811

成人栄養相談 29 496 33 487 30 482

なんでも食事相談 41 143 42 137 44 128

訪問栄養指導(面接等含) - 94 - 124 - 57

ダイヤル・窓口栄養相談 - 80 - 101 - 86

CKD教室 2 68

3.食育推進事業

乳幼児期から食べる事に関心をもち、一人ひとりが自分自身で健康を守ることを考え、自立的に豊かな食生

活を営むことができる能力を育てることや、家族のふれあいの中からこころの健全育成を図ることを目的に、

関係機関と連携の上、啓発事業を実施しています。

表Ⅰ-1-2-12 実施回数・延参加者数

年度

事業名

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

食育ミニ講座 96 4,512 96 4,546 96 4,580

食育講座 54 782 62 733 78 850

歯みがキッズ教室 4 649 4 487 4 529

ヘルシーフェア等 8 884 10 1,298 10 1,035

4.食生活改善推進事業

栄養・運動・休養のバランスのとれた生活習慣を身につけた上で、地域の中で活動する食生活サポーターを

育成し、市民と協働で食生活改善の啓発活動を実施しています。

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表Ⅰ-1-2-13 実施回数・延参加者数

年度

事業名

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

食生活サポーター養成講座・研修会 39 626 41 670 39 550

食生活サポーターの活動 82 8,015 82 8,093 78 8,926

第6項 歯科保健事業

地域保健課

1.歯みがキッズ教室

各保健センターにおいて、夏休みの期間を利用して、3歳から就学前までの幼児を対象に歯科健診及び指導や

相談を行うとともにフッ化物歯面塗布(希望者)を実施しています。

併せて保護者に対しても歯科健診及び指導を行い、口腔疾患の予防啓発を推進しています。

表Ⅰ-1-2-14 実施回数・参加者数

区分 年度 26 27 28

実施回数 4 4 4

幼児数 333 253 274

保護者数 316 237 257

2.歯・口の健康啓発事業

生涯にわたり、自分の歯で食事が出来るように歯の健康づくりを推進しています。

表Ⅰ-1-2-15 参加者数

区分 年度 26 27 28

高齢者のよい歯のコンクール参加数 19 24 35

親と子のよい歯のコンクール参加数 46 22 36

歯・口の健康啓発標語作品総数 5,802 6,301 6,217

歯・口の健康啓発作文応募数 0 1 -

ヘルシー船橋フェア等参加数 3,560 1,773 2,088

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3.フッ化物洗口事業

歯の生え変わりの時期にフッ化物による洗口を集団的、継続的に実施することにより、永久歯の健康の保持

増進を図るため、小学校において実施学年の希望する児童に週1回実施いたします。

表Ⅰ-1-2-16 実施状況

区分 年度 26 27 28

施設数 10 14 22

クラス数 47 67 164

フッ化物洗口実施者数 1,406 1,926 4,766

歯科衛生士の健康教育回数 38 58 153

健康教育受講者延数(保護者を含む) 2,875 3,336 8,176

第2節 相談・指導体制の充実 地域保健課

第1項 母子保健事業

1.健康相談

(1) 妊婦健康相談

妊婦に対し保健師が個別に面接し、妊婦の持つ問題点を把握し適切な保健指導と関係機関との連携を

図るとともに、母子保健制度の活用、異常の早期発見、早期治療、早産や低体重児などの出生防止を図

っています。

平成 29年 4月 1日から母子健康手帳交付時に、妊婦全員に面接を行い、妊娠・出産支援プランを作成

しています。

(2) 宿泊型産後ケア事業

平成 29年 6月 1日から産後に家族等から十分な家事・育児等の支援が受けられない母子を対象に、医

療機関の空きベッドを活用して、心身のケアや育児のサポート等を実施しています。

(3) 4か月児健康相談

発育・発達の節目である生後 4か月に全数相談を行い、育児不安に早期に対応し虐待の予防や前向きに

子育てができるよう支援しています。また、子育て支援の情報提供や離乳食、歯の集団指導等正しい知識

の普及や孤立感の解消を図るとともに異常の早期発見、早期療育を促しています。

(4) 地区健康相談

子どもの発育・発達・生活習慣や育児不安などについて個別の相談を、児童ホーム・公民館・自治会館

などで行っています。

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表Ⅰ-1-2-17 実施回数・延参加者数

年度

区分

26 27

28

実施回数 相談者数 実施回数 相談者数 実施回数 相談者数

妊婦健康相談 -

4,189 - 4,205 - 4,176

4か月児健康相談 144 4,603 144 4,607 144 4,565

地区健康相談 288 3,430 275 3,225 295 2,749

2.訪問指導

(1) 妊産婦・新生児訪問指導・こんにちは赤ちゃん事業

平成 19年度からこんにちは赤ちゃん事業として、生後 60日までの乳児のいる全家庭に、看護師・助産

師・保健師が訪問し、育児支援、養育環境の把握、子育て支援情報の提供や適切なサービスを行い、虐待

の未然防止を図っております。なお、従来から実施している妊産婦・新生児訪問指導の対象者もこんにち

は赤ちゃん事業に含めています。

(2) 家庭訪問事業

集団事業(相談・健康診査等)の要指導者等の家庭へ訪問し、個々の状況に合わせた指導援助を行い、

不安の解消や健全な育児を促しています。

表Ⅰ-1-2-18 延訪問指導者数

区分 年度 26 27 28

妊産婦 1,801 1,799 1,798

新生児・低体重児 3,659 3,561 3,615

赤ちゃん訪問員による訪問

ゃん

1,254 1,340 1,398

保健師の訪問 5,898 4,902 5,116

※ 保健師の家庭訪問事業については上記実績の一部を含む。

3.母子健康手帳の交付

妊娠届に基づき全ての妊婦に対して母子健康手帳を交付し、妊娠・出産から就学時までの一貫した健康管理

と母性意識の高揚を図っています。また、妊娠・出産・育児や社会資源等に関する配布物により、正しい知識

の普及と妊娠中や育児についての不安を軽減するようにしています。

表Ⅰ-1-2-19 母子健康手帳交付数

区分 年度 26 27 28

交付数(新規) 5,928 5,797 5,529

4.乳幼児発達相談

出生時 2,300g未満の児、成長発達に伴う身体機能面に不安のある児に対し、小児科医・整形外科医による療

育相談を行っています。

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表Ⅰ-1-2-20 実施回数・延参加者数

区分 年度 26 27 28

実施回数 6 6 6

相談者数 実 122 95 131

延 122 95 131

5.長期療養児療育指導 保健総務課

小児喘息等、長期療養を必要とする児とその家族に対し、治療方法のみでなく、養育に必要な情報提供・精神

的支援を行い、家族相互の交流を図っています。

表Ⅰ-1-2-21 実施回数・参加者数

区分 年度 26 27 28

実施回数 1 1 1

参 加 者 数 対象児 6 3 3

親 16 8 8

第2項 成人保健事業

1.健康相談 地域保健課

(1) 成人健康相談

生活習慣病予防や健康全般について、各公民館や自治会館、集会所等で定期的に個別相談を実施してい

ます。

(2) 骨密度測定と骨粗しょう症相談

骨粗しょう症予防のための日常生活の改善を促し、健康づくりの推進を図るため、骨密度測定と骨粗し

ょう症相談を各保健センターで実施しています。

表Ⅰ-1-2-22 実施回数・延相談者数

年度

区分

26

27 28

実施回数 相談者数 実施回数 相談者数 実施回数 相談者数

成人健康相談 674 8,755 639 8,268 560 8,584

骨密度測定と骨粗しょう症相談 124 3,472 125 3,224 124 3,193

2.家庭訪問事業

(1) 保健師による家庭訪問事業

訪問指導を必要とする家庭に保健師が訪問し、健康の保持増進、疾病の予防、疾病の早期発見、正しい

療養の仕方などについて対象に合わせた保健指導を実施しています。

表Ⅰ-1-2-23 延指導者数

区分 年度 26 27 28

延指導者数 653 561 687

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3.健康手帳の交付

自らの健康管理と適切な医療の確保に資するため、健康教育、健康相談等の健康に関する事業の実施会場や

各保健センター、船橋駅前総合窓口センター等で、希望者に活用方法を説明して交付しています。

表Ⅰ-1-2-24 交付数

区分

年度 交付数

年齢別区分

40~64歳 65~69歳 70歳以上

26 988 168 169 651

27 787 86 109 592

28 1,751 296 323 1,132

第3項 歯科保健事業

1.巡回歯科指導

(1) 私立保育園・私立幼稚園歯科指導

市内の私立保育園の年中・年長児を対象に歯みがき指導を行っています。

私立幼稚園では、毎年モデル園の指定を受けた年長クラスを対象に歯みがき指導を行っています。

(2) マザーズホーム等歯科指導及び歯科健診

東・西簡易マザーズホーム・親子教室等に通園している児に歯科健診・歯みがき指導等を行い、希望者

にはフッ化物歯面塗布も併せて行っています。

特別支援学校においては、小・中・高等部の児童・生徒に対し、歯みがき指導を実施しています。

表Ⅰ-1-2-25 実施回数・指導者数

年度

事業名

26 27 28

実施回数 実施人数 実施回数 実施人数 実施回数 実施人数

私立保育園歯科指導 14 612 22 789 18 669

私立幼稚園歯科指導 5 391 10 844 7 530

市立特別支援学校歯科指導 3 98 3 96 3 105

マザーズホーム歯科健診 4 84 4 59 4 67

さざんか学園歯科健診 4 67 2 31 - -

ひまわり・たんぽぽ親子教室歯科

健診 6 117 6 110 8 147

2.歯科衛生士による家庭訪問事業

訪問指導を必要とする幼児等への歯に関する相談・指導を行っています。

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- 65 -

表Ⅰ-1-2-26 指導延人数

区分 年度 26 27 28

実施者数 475 217 183

※面接・電話相談・文書含む。

3.その他の事業(他職種との協働歯科事業)

その他、各保健センター・地区においては保健師等と歯の健康づくりを実施しています。

表Ⅰ-1-2-27 他職種との協働歯科事業 年度

区分 26 27 28

母性教室 48回 790人 48回 720人 48回 726人

4か月児健康相談 144回 3,161人 144回 3,072人 144回 3,025人

地区健康教育 成人 母子

66回 1,405人 57回 2,364人

65回 1,418人 58回 2,415人

81回 1,719人 65回 2,507人

地区健康相談 成人 母子

29回 288人 57回 591人

27回 269人 55回 468人

32回 389人 56回 432人

骨密度測定時歯科相談 10回 103人 19回 231人 15回 208人

糖尿病教室 3回 77人 3回 76人 3回 93人

食育講座 54回 782人 62回 733人 78回 850人

※ その他、窓口歯科相談等実施しています。

第4項 その他の保健事業

1.未熟児 養育医療給付事業 出生時 2,000g以下または医師が未熟児と診断した児が、指定医療機関に入院治療する場合、その医療の給付

を行っています。 表Ⅰ-1-2-28 申請・給付状況

区分 年度 26 27 28

新規申請者数 105 106 95

給付者数 116 117 103

2.自立支援医療(育成医療)給付事業

身体に機能障害がある児童が、指定医療機関で障害が改善される治療(主に手術)を受ける場合、その医療

の給付を行っています。

表Ⅰ-1-2-29 申請・給付状況

区分 年度 26 27 28

新規申請者数 89 83 51

給付者数 124 103 79

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- 66 -

3.結核児童 療育給付事業 結核にかかっている児童が、指定医療機関で入院治療する場合、その医療等の給付を行っています。

表Ⅰ-1-2-30 申請状況

区分 年度 26 27 28

新規申請者数 0 0 0

4.小児慢性特定疾病医療費支給事業及び小児指定疾病医療費助成事業 保健総務課

小児の慢性疾病で治療が長期にわたり保護者の医療負担も高額となる特定疾病にかかっている児童の医療給

付を行っています。

なお、小児慢性特定疾病医療費支給事業(国事業)に該当しなかった小児に対し、小児指定疾病医療費助成

事業(市事業)を実施しています。

表Ⅰ-1-2-31 実績

年度

区分

26 27 28

市事業 国事業 市事業 国事業 市事業 国事業

新規件数 2 71 15 79 15 84

受給者数 124 542 104 521 102 536

5.特定不妊治療費助成事業 地域保健課 特定不妊治療(体外受精・顕微授精)を受ける夫婦を対象に、その治療に要する費用の一部を助成し、経済

的な負担の軽減を図っています。

表Ⅰ-1-2-32 助成状況

区分 年度 26 27 28

助成件数 887 845 742

6.一般不妊治療費等助成事業 地域保健課 一般不妊検査及び治療(男性不妊含む)を受ける夫婦を対象に、その治療に要する費用の一部を助成し、経

済的な負担の軽減を図っています。

表Ⅰ-1-2-33 助成状況

区分 年度 26 27 28

助成件数 189 319

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- 67 -

第3節 検診・健康診査・予防接種の充実

地域保健課

第1項 母子保健事業

1.健康診査

(1) 妊婦健康診査

妊婦一般健康診査受診票 14回分を妊婦に交付し、医療機関等で受診する妊婦健康診査の一部を公費負

担し、異常の早期発見や早期治療、正しい知識の普及を図ると共に、安全な妊娠・出産を促しています。

(2) 乳児健康診査

乳児一般健康診査受診票を 2回分交付し、医療機関で受診する生後 3~6か月と 9~11か月の時期の健

康診査により、異常の早期発見や早期治療を促すとともに、適切な養育を促しています。

(3) 1歳 6か月児健康診査

発達の目安が比較的容易に得られやすい 1歳 6か月の時期に、総合的な健康診査(内科健診は受診票を

発行し医療機関にて実施)を行い、異常の早期発見や早期治療、適切な養育を促しています。また、育児

不安の軽減を図り、虐待の未然防止に努めています。平成 17年度から日曜日健診を年 3回実施していま

す。

(4) 3歳児健康診査

身体発育、精神発育の面から特に重要な 3歳の時期に、総合的な健康診査(内科健診は受診票を発行し

医療機関にて実施)を行い、異常の早期発見や早期治療、適切な養育を促しています。平成 17年度から

日曜日健診を年 3回実施しています。

表Ⅰ-1-2-34 受診者数

区分 年度 26 27 28

妊婦健康診査 68,710 66,282 63,921

乳児健康診査 9,802 9,888 9,305

1歳 6か月児健康診査 5,452 5,398 5,402

3歳児健康診査 5,438 5,334 5,309

第2項 成人保健事業

1.各種検診 健康づくり課

(1) 胃がん検診

40歳以上の市民を対象に胃がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの死亡率を減少させること

を目的として実施しています。

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- 68 -

表Ⅰ-1-2-35 受診者実績 (単位:人)

年度 区分 受診者数 精検不要 要精密検査

26 17,097 14,427 2,670

27 15,492

13,020 2,472

28 12,614 10,836 1,778

※ 平成 29年度より 40歳以上の偶数年齢が対象。

(2) 子宮がん検診

20歳以上の女性市民を対象に子宮がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの死亡率を減少させ

ることを目的として実施しています。

表Ⅰ-1-2-36 受診者実績 (単位:人)

年度 区分

年度

受診者数 異常認めず 要細胞診再検 要精密検査

(要治療含む) 26 26,559 25,517 685 357

27 26,241 25,404 503 334

28 26,296 25,485 524 287

※ 20歳以上の偶数年齢が対象。

(3) 乳がん検診

30歳以上の女性市民を対象に乳がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの死亡率を減少させるこ

とを目的として実施しています。

表Ⅰ-1-2-37 視触診 受診者実績 (単位:人)

年度 区分 受診者数 異常認めず 要経過観察 要精密検査

26 20,976 20,579 0 397

27 21,390 21,021 0 369

28 21,750 21,304 0 446

※ 平成 28年度まで実施。40歳以上は偶数年齢が対象。

表Ⅰ-1-2-38 マンモグラフィー 受診者実績 (単位:人)

年度 区分 受診者数 精検不要 要経過観察 要精密検査 要医療

26 16,795 15,264 3 1,368 160

27 17,115 15,497 8 1,458 152

28 16,996 15,372 7 1,478 139

※ 40歳以上の偶数年齢が対象。

(4) 肺がん検診

40歳以上の市民を対象に肺がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの死亡率を減少させることを

目的として実施しています。

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- 69 -

表Ⅰ-1-2-39 受診者実績 (単位:人)

区分

年度 受診者数 異常なし

精検不要

(読影不能含)

要精密検査 喀痰細胞診

肺がん その他

26 87,047 62,459 21,768 1,376 1,444 2,371

27 90,504 65,552 21,864 1,671 1,417 2,436

28 85,040 60,965 21,452 1,407 1,216 2,174

(5) 大腸がん検診

40歳以上の市民を対象に大腸がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの死亡率を減少させること

を目的として実施しています。

表Ⅰ-1-2-40 受診者実績(単位:人)

年度 区分

受診者数 異常なし 要精密検査

26 78,340 72,115 6,225

27 81,174 74,970 6,204

28 76,089 70,357 5,732

(6) 前立腺がん検診

50歳以上の 5歳刻みの年齢の男性市民を対象に前立腺がんの早期発見の推進を図ることにより、がんの

死亡率を減少させることを目的として実施しています。

表Ⅰ-1-2-41 受診者実績(単位:人)

年度 区分 受診者数 正常 要精密検査

26 6,136 5,446 690

27 6,248 5,517 731

28 6,014 5,277 737

(7) 肝炎ウイルス検診

40歳以上の市民(過去に肝炎ウイルス検診に相当する検診を受診した者は除く)を対象に肝炎ウイルス

検診の受診促進を図り、自身が感染の状況を認識し、必要に応じて医療機関で受診することにより、肝炎

に関する健康障害を回避し、症状を軽減し、進行を遅延させることを目的として実施しています。

表Ⅰ-1-2-42 受診者実績 (単位:人)

区分

年度 受診者数

HCV抗体 HBs抗原

陽性 陰性 陽性 陰性

26 11,378 45 11,317 70 11,294

27 10,915 27 10,869 82 10,817

28 8,815 37 8,761 60 8,745

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- 70 -

(8) 歯周疾患検診 地域保健課

歯を失う大きな原因となっている歯周疾患の予防と早期発見を推進するために、40歳・50歳・60歳・

70歳の節目検診を実施しています。

平成 29年度より 20歳・30歳・65歳を加え、65歳・70歳の検診項目に口腔機能の診査を追加し、名

称を成人歯科健康診査として拡大する予定です。

表Ⅰ-1-2-43 受診者実績

年度 区分 受診者数 異常なし 要指導 要精密・要治療

26 2,552 145 128 2,279

27 2,239 135 86 2,018

28 2,601 156 129 2,316

第3項 歯科保健事業

1.歯科健康診査 地域保健課

(1) 1歳 6か月児健康診査

1歳 6か月児は、離乳完了後における食習慣の基礎づくりのスタートラインであり、嗜好の傾向が決ま

る時期でもあります。また、口腔内では、乳歯もかなり萌出し、むし歯にかかりはじめる時期であるため、

歯科健診では、むし歯、歯の異常の発見、予防の指導及び相談を実施しています。

(2) 幼児歯科指導 (① ビーバー教室 ② 2.6歯科健診)

① 1歳~3歳児未満までの幼児にむし歯予防の相談を実施しています。

② 2歳 6か月児歯科健康診査(フッ化物歯面塗布)を実施しています。

(3) 3歳児健康診査

3歳児は乳歯列が完成し、食事や間食の選択も自己主張できるようになり、乳歯のむし歯が急増する時

期にあたります。

また、1人当たりのむし歯の本数も多くなることから、歯科健診ではむし歯の有無と同時に、要注意の

歯や指しゃぶり等による咬合の異常の発見、予防の指導及び相談を実施するとともに、併せて保護者の口

腔内観察も実施しています。

(4) 妊婦歯科健康診査

むし歯や歯周病など歯科疾患が重篤しやすい妊娠期に歯科健診の機会を設け、歯科疾患の早期発見と予

防を促すため、協力歯科医療機関で個別歯科健診として実施しています。

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- 71 -

表Ⅰ-1-2-44 実施回数・受診者数

年度

区分

26 27 28

実施回数 参加者数 実施回数 参加者数 実施回数 参加者数

1歳 6か月児健康診査 87 5,129 87 5,093 87 5,131

幼児歯科指導

(ビーバー教室・2.6歯科健診) 167 4,440 168 4,382 164 4,309

3歳児健康診査

(保護者の口腔内観察) 75

5,115 75

5,015 75

5,030

1,087 1,169 1,156

表Ⅰ-1-2-45 妊婦歯科健康診査受診者数(個別)

年度 区分 受診者数 異常なし 要指導 要精密・要治療

26 1,708 150 105 1,453

27 1,649 150 77 1,422

28 1,609 129 90 1,390

第4項 予防接種事業

健康づくり課

予防接種法に基づき、ジフテリア・百日せき・破傷風・急性灰白髄炎(ポリオ)・麻しん・風しん・日本脳炎・

結核(BCG)・インフルエンザ・ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)・Hib感染症(ヒブ)・肺炎球菌

感染症(小児がかかるものに限る)・水痘・肺炎球菌感染症(高齢者がかかるものに限る)・B型肝炎の予防接

種を実施しています。肺炎球菌感染症(高齢者がかかるものに限る)の予防接種については市で独自に対象範

囲を広げ実施しています。B型肝炎の予防接種は、平成28年10月より定期接種化されましたが、定期接種

対象者のうち接種可能期間が短い平成28年4月 1 日から平成28年7月31日生まれの子に対し、平成29

年7月31日までの間、市で独自に1歳を超えてからの接種を実施しています。また、平成29年5月1日か

ら平成30年2月28日までの間、定期予防接種の対象とならない平成26年4月2日から平成28年3月3

1日生まれの子が受ける、B型肝炎任意予防接種費用の一部助成を実施します。

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- 72 -

表Ⅰ-1-2-46 乳幼児 接種者数

区分

年度

三種混合

※1

MR

※2 日本脳炎 BCG ポリオ

四種混合

※3 ヒブ 肺炎球菌 水痘 B型肝炎

26 886 10,870 18,874 5,475 3,882 21,432 21,998 21,976 13,819

27 13

10,586

17,368 5,369 910 21,507 21,518

21,564 11,681

28 0 10,690 24,585 5,126 386 21,069 20,876 20,860 10,202 8,200

表Ⅰ-1-2-47 児童・生徒等 接種者数 表Ⅰ-1-2-48 高齢者等 接種者数

区分

年度 日本脳炎

二種混合

※4 MR※5

HPV

区分

年度

インフルエンザ

(65歳以上)

インフルエンザ

(60~64歳)

肺炎球菌

(65歳以上)

肺炎球菌

(60~64歳)

26 2,043 3,764 44 26 78,688 131 47,242 49

27 2,452 3,602 20 27 81,341 113 5,511 9

28 3,381 4,107 33 28 84,470 104 5,216 11

※1 三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風混合)

※2 MR(麻しん・風しん混合)

※3 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ混合)

※4 二種混合(ジフテリア・破傷風混合)

第5項 (公財)船橋市医療公社

健康政策課

公益財団法人船橋市医療公社は、一般の医療機関が休診する時間帯における急病患者に対する診療業務等及

び地域住民の健康の保持増進に向けた事業を行い、地域保健医療の発展に寄与することを目的としています。

設立年月日 昭和 55年 3月 31日(財団法人の認可)

(平成 25年 4月 1日 公益財団法人へ移行)

所 在 地 船橋市北本町 1-16-55 保健福祉センター1階

(平成 27年 10月 1日に保健福祉センター内へ移転)

電 話 番 号 047-426-5981

代 表 理事長 渡邉 義二

組 織 本市からの推薦と、(一社)船橋市医師会会員等からの理事 10人、評議員 5人及び監

事 2人によって運営されています。

1. 受託事業 健康づくり課

(1) 船橋市保健衛生事業の受託事業

① 胃部X線撮影

40歳以上の市民を対象に実施しています。

※平成 29年度より、40歳以上の偶数年齢が対象。

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- 73 -

② 感染症法に基づく胸部X線撮影

65歳以上の市民及び第 2種社会福祉事業の施設入居者を対象に実施しています。

表Ⅰ-1-2-49 実施状況 (単位:人)

年度

事業名 26 27 28

胃部X線撮影 6,738 5,676 4,553

胸部X線撮影 169 153 120

(2) 船橋市夜間休日急病診療所の業務 健康政策課

受診者数 延べ 16,743人

表Ⅰ-1-2-50 受診者の状況 (単位:人)

(区分)

① 休日昼間 (日・祝休・年末年始) ( 9時~17時) 小児科

② 前準夜 (土・日・祝休・年末年始) (18時~21時) 小児科

③ 平日前準夜 (平日) (20時~23時) 小児科

④ 準夜 (土・日・祝休・年末年始) (21時~24時) 内科(小児科)・外科

(平日) (21時~23時) 内科・外科

(23時~24時) 内科(小児科)・外科

⑤ 深夜(平日・土・日・祝休・年末年始) ( 0時~ 6時) 内科(小児科)・外科

月別 区分 ①休日昼間 ②前準夜 ③平日前準夜 ④準夜 ⑤深夜 合計

平成 28年 4月 303 203 206 249 121 1,082

5月 533 228 170 282 127 1,340

6月 233 175 218 243 151 1,020

7月 454

329 263 323 153 1,522

8月 225 142 231 232 121 951

9月 377 201 222 231 134 1,165

10月 415 252 266 278 163 1,374

11月 415 245 286 357 141 1,444

12月 654 318 261 454 208 1,895

平成 29年 1月 902 407 224 558 187 2,278

2月 618 260 243 337 123 1,581

3月 329 198 219 248 97 1,091

合 計 5,458 2,958 2,809 3,792 1,726 16,743

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- 74 -

第4節 健康危機管理の強化

第 1 項 結核検 診 事 業

健康づくり課

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、65歳以上の市民及び第 2種社会福祉事

業の施設入居者を対象に胸部X線検査を実施しています。

表Ⅰ-1-2-51 受診者実績 (単位:人)

区分

年度

65歳以上の市民 第 2種社会福祉事業の施設入居者

受診者数 異常なし

(精検不要)

要精検 受診者数 異常なし

(精検不要)

要精検

26 79 70 9 90 83 7

27 67 59 8 86 76 10

28 66 59 7 54 48 6