第54回 高等経営学講座のご案内 - keio university予約者向けパンフレット |...
TRANSCRIPT
予約者向けパンフレット
| 54th Advanced Management Seminar 54th Advanced Management Seminar |
激動する経営環境下でのビジネスモデルの再検討
第54回高等経営学講座 開講のご挨拶
出講者
外部講師陣
YANASE, Ikuo
梁瀬 行雄オリックス株式会社取締役兼代表執行役社長・グループCOO
TANII, Hitoshi
谷井 等シナジーマーケティング株式会社代表取締役
SHIMA, Tateru
島 樹北京パラリンピック日本選手団競泳トレーナー医療法人良仁会西村外科 理学療法士
KBS講師陣
外 部 講 師
Sunil GuptaEdward W. Carter Professor of Business Administration and Unit Harvard Business School Head of Marketing
第54回 高等経営学講座のご案内平成21年7月27日(月)~8月4日(火) 帝国ホテル大阪
このたびは慶應ビジネススクール主催の第54回高等経営学講座にお申し込み頂きましてありがとうございました。今回のテーマは、「激動する経営環境下でのビジネスモデルの再検討」です。サブプライムに端を発した、世界同時金融市場暴落を背景とした、国内市場そして海外市場での厳しい経営環境下で、ビジネスモデルを再検討し、企業戦略・事業戦略を再構築する必要があるのではないか、という問題意識に立脚しております。 企業戦略では「星野リゾート(仮題)」「ベオリア」「ヤマト運輸株式会社:法人発市場」、国際経営戦略では「ザイアメター:破壊的イノベーションの過去と未来(仮題)」、競争戦略では「信越化学工業(要約版)」、事業モデル戦略では「ソフトバンク㈱」、マーケティング戦略では「株式会社一休:宿泊予約サイト」「王子ネピア-千のトイレプロジェクト-」、生産戦略では「東洋シール・インドネシア」、人的資源管理戦略では「メンタリング・プログラムと企業(3)」といった事例分析(ケース)を予定しています。 また講演として、オリックス株式会社の梁瀬社長からは「企業体質の強化と事業の再構築」というテーマで、シナジーマーケティング株式会社の谷井等代表取締役からは「ベンチャー企業におけるビジネスモデルの変遷」というテーマで、それぞれ既存の経営環境や構造を所与としつつも自由に事業展開を模索し、頑健なビジネスモデルを構築する戦略をご講演頂く予定です。また話題の書『すべての経済はバブルに通じる』を昨年出版した当校の小幡教授からは「資本主義は終わったのか-22世紀の世界地図-」というテーマの講演を予定しており、更に北京パラリンピック日本選手団競泳トレーナーの島氏によるヘルス・マネジメントに関する演習を含む講演を準備しております。 激動する経営環境下での存続成長戦略を描くビジネスモデルをみなさまと一緒に「熱く」討議できることを楽しみにしております。
池尾 恭一 / 山根 節 / 青井 倫一 / 河野 宏和 / 渡辺 直登 / 許斐 義信 / 中村 洋井上 哲浩 / 磯辺 剛彦 / 岡田 正大 / 小幡 績
Sunil Gupta / 梁瀬 行雄 / 谷井 等 / 島 樹
講座スケジュール(予定)
グループC O O
第54回高等経営学講座主管 井上 哲浩
高等経営学講座
| 54th Advanced Management Seminar 54th Advanced Management Seminar |
講座内容
期 間
会 場
募 集 定 員
対 象
受 講 料
ホテル滞在費
参加申込締切
平成21年7月27日(月)~ 8月4日(火)〈8泊9日〉
帝国ホテル大阪
80名 [2クラス編成]
企業のトップマネージメントあるいはそれに準じる役職の方
554,400円(税込) 〈賛助会員498,960円(税込)(賛助費1口につき1名様)〉
宿泊費16,500円 (1名1泊朝食付き、税サ込)*別途昼食代・夕食代がかかります。
平成21年6月15日(月) *ただし、定員に達し次第参加お申込を締め切らせていただきます。
INOUE , Akihiro
井上 哲浩ビジネス・スクール教授
マーケティング・マネジメント、マーケティング・サイエンス、マーケティング・コミュニケーション・マネジメント
WATANABE , Naotaka
渡辺 直登ビジネス・スクール教授トヨタチェアシップ基金教授
組織心理学 心理測定論
OKADA , Masahiro
岡田 正大ビジネス・スクール准教授
経営戦略論
テーマ:「激動する経営環境下でのビジネスモデルの再検討」
申込・連絡先 : 慶應義塾大学ビジネス・スクール セミナー担当〒223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1Tel: 045-564-2440 Fax: 045-562-3502 E-mail: [email protected] http://www.kbs.keio.ac.jp/
〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-50 大阪アメニティパーク(OAP)Tel: 06-6881-1111 Fax: 06-6881-4111 http://www.imperialhotel.co.jp/
※開催時に教材・出講者等変更の可能性があります。
■ 2009年8月2日(日)、3日(月)のケースは以下のうち2種を使用予定
「バックチャネルメディア:テレビを『クリック可能』に」 Backchannelmedia: Making Television 'Clickable'
「バイオコン:インドで新しい抗がん剤を発売」 Biocon: Launching a New Cancer Drug in India
「サイワールド:ソーシャルネットワークにおける価値の創造と獲得」 Cyworld: Creating and Capturing Value in a Social Network
②
③
①
セミナーの参加申込手続きについて
申し込み締切日までに添付の「参加申込書」をお送りいただくか、http://www.kbs.keio.ac.jp/executive/top.htmlよりお申し込みください。上記お手続きをもって、正式な参加のお申し込みとさせていただきます。
年間予約等により、前もってご予約いただいている場合でも、上記の締切期日までに正式参加申し込みが無い場合は、正式な申し込みをされた方が優先されることになりますのでご留意ください。また上記期日以前に募集定員に達した場合は、お申し込み締め切りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。
正式申し込み後、開催日のおよそ2週間前に受講料請求書・日程表・宿泊に関する連絡等をご送付いたします。
主 管
副主管
海外ビジネススクール招聘講師 講演及び利用ケース
*出講順
講 演
17: 0 0 - 18 :302009年7月30日(木)
オリックス株式会社 取締役兼代表執行役社長 グループCOO梁瀬 行雄 氏「企業体質の強化と事業の再構築」
2009年7月31日(金) 10 :0 0 - 12 : 0 0
小幡 績 准教授「資本主義は終わったのか-22世紀の世界地図-」
13:30 - 15 : 0 0
シナジーマーケティング株式会社 代表取締役
2009年7月31日(金)
谷井 等 氏「ベンチャー企業におけるビジネスモデルの変遷」
北京パラリンピック 日本選手団競泳トレーナー医療法人良仁会西村外科 理学療法士
15:30 - 17: 0 0
9 : 0 0 - 10 :30
2009年7月31日(金)
島 樹 氏
講演と実技「エグゼクティブのためのエクササイズ」
20 0 9年8月4日(火)
Edward W. Carter Professor of Business Administration and Unit Harvard Business School Head of MaketingSunil Gupta 氏
「難関突破戦略の構築」 Developing Breakthrough Strategies
| 54th Advanced Management Seminar 54th Advanced Management Seminar |
「ベオリア(作成予定、変更の可能性あり)」担当:許斐 義信 教授
環境ビジネス・グローバル化・官民共同事業というキーワードから見て、フランスのリヨンの水道局から民間企業として再出発した企業であるベオリアは稀有な存在である。同社の経営分析から今後の企業像を探索したい。
「王子ネピア -千のトイレプロジェクト-」担当:井上 哲浩 教授
同質性が高い製品における厳しい競争環境下で、差別化訴求をどこに求め、どのようにブランドのバリュー・プロポジションを伝達するか、という競争マーケティング戦略のあり方を検討しつつ、他方で企業の社会的責任が求められる環境下で、コストとして社会貢献活動を行うのではなくマーケティングROIを求めるマーケティング・コミュニケーション戦略のあり方を考察する。
「東洋シール・インドネシア」担当:河野 宏和 教授
自動車用オイルシールを生産する東洋シールでは、インドネシアと日本との分業体制を見直し、今後の生産・供給体制を強化するために、設備の内製化、情報システムの開発、および現地スタッフの育成に取り組んでいた。その過程を分析することで、経済情勢の悪化に対応する新たな生産プロセスのあり方について考える。
「ヤマト運輸株式会社: 法人発市場」担当:中村 洋 教授
2006年初め、ヤマト運輸は宅急便事業の経営環境の変化に直面してきた。これまでは、一般家庭からの小口貨物を扱う宅配便事業においてヤマト運輸は競争優位に立ってきた。しかし、その宅配便市場の成長率が鈍化してきた。一方、法人発の宅配便市場が急激に伸びてくるとともに、その市場で強い競争力 を持つ佐川急便から猛追を受けるようになった。このような環境変化に直面したヤマト運輸の今後の経営戦略を考察する。
「ザイアメター:破壊的イノベーションの過去と未来(仮題)」担当:磯辺 剛彦 教授
このケースは、世界的な化学会社ダウ・コーニングによるB2B戦略の再構築について議論することを目的としている。コモディティ化したシリコンのリ・ポジショニング、顧客ニーズに基づいたセグメンテーションなど、B2Bマーケティングのイノベーションについて学ぶ。
「信越化学工業(要約版)」担当:岡田 正大 准教授
信越化学は、総合化学大手が軒並み業績不振に苦しむ中、2002年度には8期連続で連結最高益を更新した。同社の創業以来の経営行動、取り巻く外部環境の変化、金川社長の経営哲学を記述している。持続的競争優位をもたらす源泉は何なのかを探るケース。
「株式会社 一休:宿泊予約サイト」担当:池尾 恭一 教授
ネット上での宿泊予約サービス提供サイトである一休.comは、従来の旅行代理店とは異なるビジネスモデルにより、消費者と宿泊施設に対してサービスを提供し、なかでも高級ホテル・旅館に特化してすることで、2007年3月末時点で、社員数27名ながら、売上高は22億円で経常利益は13億円と、きわめて高い利益率を誇っていた。しかし、ネットによる宿泊予約サービスは、ビジネスモデルがシンプルで、初期投資も比較的少ないことから、参入障壁が低く、近年は多くの企業が参入してきた。また、一休のめざましい成長もあって、これまでは一休が独自の地位を築いてきた高価格帯市場の競争も激化していた。新規参入組、既存のネットエージェント、そして従来の旅行代理店までもが、高価格帯宿泊予約サービスを始めていた。こうした状況のもと、一休は、消費者や宿泊施設との間に、いかなる関係を築き、そして将来に向けてどのような成長戦略を描いていくかについて、決断を迫られていた。
「ソフトバンク㈱―2008年(予定)」担当:山根 節 教授
2008年5月、ソフトバンクの孫正義社長は2007年度連結決算を発表した。業績は好調だったものの、見通しは今期も発表しなかった。KDDIやNTTドコモはソフトバンクが仕掛けた価格競争にのらざるを得なくなり、契約単価は各社ともドンドン下がっていた。またマイクロソフトによる米国ヤフー買収提案に関して、孫社長は沈黙を守っていた。内外に困難な問題を抱える中で、ソフトバンクの事業モデルとその構造、将来可能性などについて討議する。
※開催時に教材・出講者等変更の可能性があります。
講座内容 KBS講師陣利用ケース
「メンタリング・プログラムと企業(3)(予定)」担当:渡辺 直登 教授
メンタリング・プログラムの概要を示すとともに、プログラムの実際的な応用事例を企業内人材育成、専門職育成、企業の社会貢献の3つの領域に求めて記述している。メンタリング・プログラムの広範な応用可能企業活動との関係性について討論する材料となる。
「星野リゾート(仮題)」担当:青井 倫一 教授
日本の観光ビジネスにおける“輸出超過”を解消するために、魅力ある観光地を創出するために、全国のホテル・有名旅館の再生事業を営む星野リゾートの戦略の評価をして、当社自体の将来の経営課題を検討・議論する。