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平成22 12 10 日発行(毎月10 日発行)昭和27 年8月21 日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕 第712号

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平成22年12月10日発行(毎月10日発行)昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕

第712号

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表 紙 写 真

「ニューヨーク ハドソン川の朝」

 ニューヨーク側からハドソン川の対壁を眺む、朝の景色はすばらしい。

山形市 森   和 男

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生 涯 教 育 の お 知 ら せ

会の名称及び主催者又は連絡先取得単位主な演題及び講師開催日時及び場所

第137回済生館症例検討会

山形市立病院済生館第一診療部内科

察023-625-5555 野村

日医生涯教育

   1.5単位

「紹介患者の症例検討」1月12日(水) 19:00〜20:30山形市   山形市立病院済生館

第2回症例から考える循環器勉強会

サノフィ・アベンティス叙察080-6629-8575 鹿俣

日医生涯教育

   2単位

「特発性心室細動の最近の話題

  −Brugada症候群と早期再分極症候群を中心に−」 国立循環器病研究センター心臓血管内科不整脈部

  医長 清水 渉

1月14日(金) 18:50〜21:00山形市 山形国際ホテル

第4回山形県高次脳機能障がい者リハビリテーション講習会

山形県高次脳機能障がい者支援センター

察023-681-3394 奥山

日医生涯教育

   2.5単位

「脳神経外科医から見た高次脳機能障がい」 

 山形市立病院済生館脳神経外科科長 齋藤伸二郎

「生活支援 −生活版ジョブコーチとは−(仮題)」

 岐阜医療科学大学保健科学部看護学科教授 阿部順子

1月15日(土) 13:30〜16:00

山形市   山形テルサ

山形県臨床内科医会学術講演会

山形県臨床内科医会 事務局察023-666-5200 鈴木

日医生涯教育

   1.5単位

「山形地区急性心筋梗塞地域連携パスについて」

 済生会山形済生病院内科診療部長 池田こずえ

「冠動脈疾患での血管内皮前駆細胞に対する

            スタチンの効果(仮題)」

 岩手医科大学循環器・腎・内分泌内科分野

  准教授 佐藤 衛

1月21日(金) 19:00〜20:45山形市  山形国際ホテル

第13回山形めまい研究会

興和創薬叙察023-633-0577 北野

日医生涯教育

   2単位

「内耳MRIの現状と展望」

 名古屋大学大学院医学系研究科高次医用科学講座

  量子医学分野教授 長縄慎二

「メニエール病の診断と治療 −最近の動向− 」   

 富山大学大学院耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座

  准教授 將積日出夫

1月21日(金) 18:00〜20:10山形市   ホテルキャッスル 【参加費 1,000円】

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生 涯 教 育 の お 知 ら せ

会の名称及び主催者又は連絡先取得単位主な演題及び講師開催日時及び場所

がん地域連携パスに関する研修会

公立置賜総合病院医療連携・相談室

察0238-46-5000 舟山

日医生涯教育

   1単位

がん地域連携クリティカルパスに関する以下の事項 陰全体説明 隠事務手続きと連携一元化 韻5大がん(肺・胃・肝臓・大腸・乳)個別パス説明 吋質疑応答講師:山形大学医学部附属病院第二外科准教授 大泉弘幸   山形県立中央病院医事相談課主任看護師 今野美雪

1月24日(月) 18:30〜19:30川西町 公立置賜総合病院

グラクティブ錠発売1周年記念講演会

小野薬品工業叙察023-624-4591 塚田

日医生涯教育

   2単位

「糖尿病治療におけるDPP4阻害剤の位置付け(仮題)」

 奥羽大学薬学部教授 衛藤雅昭

1月29日(土) 16:00〜18:00山形市   山形国際ホテル

健康スポーツ研修会

山形県医師会察023-666-5200 川口

日医生涯教育

   1.5単位

日医健康スポ ツー

再研修会

   1単位

「医師として知っておきたいドーピング」

 山形県立総合療育訓練センター 所長 井田英雄「薬についてもっとよく知ろう」   

 山形大学医学部付属病院 教授・副薬剤部長 豊口禎子

1月29日(土) 15:30〜17:00山形市 産業創造支援センター

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産 業 医 研 修 会

実施主体者及び申込先取得単位研修会名及び内容開催日時及び場所

北村山地区医師会

察0237-55-2810

基礎研修 後期 2単位

     実地 2単位

又は

生涯研修 専門 2単位

     実地 2単位

ビデオ上映

「健康診断の事後措置について」

 村山労働基準監督署長 斎藤剛光

「石綿関連疾患とは」

「胸部レントゲン読影実習」

「診断書記載実習」

 山形県建設国民健康保険組合 顧問医 名取雄司

1月15日(土) 14:00~18:00

村山市

 村山市民会館

がんネットTVカンファレンス

会の名称及び申込先取得単位会  場開催日時及びテーマ(担当)

多地点合同

メディカルカンファレンス

県立がん・生活習慣病センター

察023-685-2616 丹野

日医生涯教育

   1.5単位

山形県立中央病院

第4会議室(3階)

1月27日(木)16:30〜18:00「院内・地域における患者必携の普及と活用に向けて」

(国立)

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生涯教育のお知らせ

がんネットTVカンファレンス

産業医研修会

お知らせ

YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半錘」放送中 ………………………………………………… 2

山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び

   メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて …………………………… 3

叙 勲

瑞宝中綬章 今井  大 先生 ……………………………………………………………………… … 4

瑞宝双光章 千葉 昌和 先生 ……………………………………………………………………… … 4

表 彰

厚生労働大臣表彰 青山 新吾 先生 ……………………………………………………………… … 5

勤務医のページ

総合周産期母子医療センター −当院における新生児医療の歴史と現状−

  ……………………山形県立中央病院副院長・総合周産期母子医療センター長 渡辺 眞史 … 6

郡市地区医師会コーナー

私の考える山形 ……………………………………… 寒河江市西村山郡医師会理事 浅野伸一郎 … 8

寄 稿

山形のそば屋 ……………………………………………………………………山形市 武田 和夫 … 11

山形県の偉人瑛「菊池新学」 ………………………………………………… 山形市 武田 昌孝 … 12

思い出の映画俳優「岡田英二」と「池部 良」 ……………………………… 上山市 渡辺 好博 … 13

黒羽根洋司先生著「病者の心を心として−庄内の医人たち」の

 発刊ならびに高山樗牛賞受賞に寄せて ……………………………………米沢市 北村 正敏 … 14

筆 硯

最近、精神科医療に思うこと ……………………………………山形県医師会理事 江口 拓也 … 17

県医師会だより

第7回常任理事会 ………………………………………………………………………………………… 19

第9回全理事会 …………………………………………………………………………………………… 24

第32回山形県医師会学校医大会 ………………………………………………………………………… 29

第26回山形県医家美術展 ………………………………………………………………………………… 30

県医日誌 …………………………………………………………………………………………………… 34

会員異動 …………………………………………………………………………………………………… 36

医師国保だより …………………………………………………………………………………………………… 37

医師信用組合だより ……………………………………………………………………………………………… 39

医師会協同組合だより …………………………………………………………………………………………… 41

編集後記 …………………………………………………………………………………………………………… 43

1山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

目     次

〔ホームページ〕http://www.yamagata.med.or.jp/ 〔Eメール〕[email protected]

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2 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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 山形県医師会では、月曜日から金曜日まで

毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC

ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時

半錘」を放送中です。

 健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ

んに聴取をお勧め下さい。

 1月の放送予定は下記のとおりです。

【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】

所属医療機関名出演者テーマ放送日

庄 内 保 健 所松田  徹 先生保健所から見た健康課題1月3日〜7日

山 形 大 学 医 学 部飯野 光喜 先生お口の中のがんについて1月10日〜14日

山 形 大 学 医 学 部附 属 病 院

森兼 啓太 先生病院はあぶない場所?院内感染あれこれ

1月17日〜21日

山 形 大 学 医 学 部伊関  憲 先生新しい心肺蘇生法1月24日〜28日

山形県医師会会報表紙写真募集中!

 本会情報広報部では、本誌表紙を飾る写真を募集しております。会員各位

におかれましては、季節をおりこんだ傑作、或いは先生方がお持ちの「自慢

の一品」などをどしどしお寄せくださいますようお願い申し上げます。

  ⑴ 写真は通常のもので結構です。

サービスサイズ又はキャビネサイズで、横位置のトリミングもお

願いします。

  ⑵ コメント、題字、寸感を100字程度にまとめ添付してください。

     

山形県医師会会報編集係(023-666-5200)

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3山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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 山形県医師会では、会員専用ホームページ

を開設しております。このホームページでは

会員および医療機関の情報、県医師会および

各地区医師会の行事などを公開しております。

会員の先生方の専用ページとなっており、ア

クセスするためにはアカウントが必要となり

ます。

会員専用ホームページのアカウント◆ユーザ名:

 y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)

◆パスワード:

 生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁

 (例):1950年1月2日の方:500102

※準会員の方は、本会までお申し込みくだ

さい。

周知文書の自動配信 周知文書あるいは県医師会からのお知らせ

をメールを利用して行っております。希望さ

れた会員には、県医師会会員用ホームページ

の「医師会ニュース」をメールにて配信いた

します。ご希望の会員は、是非お申し込みく

ださい。

花笠メーリングリスト 会員専用のメーリングリスト「花笠ML」

[email protected])を立ち

上げております。

 花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意

見交換を行う場を提供します。また、この趣

旨を通じて地域医療の発展、更には医療全体

の向上に寄与することを願うものです。

 未加入の会員は、これを機会に是非ご参加

ください。

申し込み先 周知文書の自動配信、メーリングリスト「花

笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛

メール([email protected])にて

お申し込みください。

山形県医師会ホームページ:

 http://www.yamagata.med.or.jp/会員専用ホームページ:

 https://member.yamagata.med.or.jp/メールアドレス:

 [email protected]花笠MLアドレス:

 [email protected]

◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇

斬インフルエンザ情報 斬流行性角結膜炎 斬HPV / Hib V / PCVワクチンは? 斬がん地

域連携パスに関する研修会の開催について 斬アレルギー性結膜炎 斬危険水域? 斬半年

待たずに細菌性髄膜炎を防ぎましょう 斬FluA集団感染?

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4 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

叙  勲

今 井  大 先生

   瑞宝中綬章受章さる

 今井 大先生(山形市)は、平成22年秋の叙勲で

教育研究への功労が認められ、瑞宝中綬章を受章さ

れました。

 まことにおめでとうございます。

千 葉 昌 和 先生

   瑞宝双光章受章さる

 千葉昌和先生(山形市)は、平成22年秋の叙勲で

保健衛生への功労が認められ、瑞宝双光章を受章さ

れました。

 まことにおめでとうございます。

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5山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

表  彰

青 山 新 吾 先生

  厚生労働大臣表彰に輝く

 青山新吾先生(上山市)は、永年に亘る公衆衛生

事業に対する功労が認められ、さる11月2日、厚生

大臣より表彰されました。

 まことにおめでとうございます。

菊 地 隆 三 先生

  文部科学大臣表彰に輝く

 菊地隆三先生(河北町)は、永年に亘る地域文化

事業に対する功労が認められ、さる11月2日、文部

科学大臣より表彰されました。

 まことにおめでとうございます。

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総合周産期母子医療センターの開設

 平成22年4月に山形県立中央病院(当院)に総

合周産期母子医療センター(センター)が開設さ

れました。山形県は周産期医療の地域化が遅れ、

センターの設立は全国で最後から2番目の県でし

た。それまでも新生児医療が全国より遅れていた

わけではなく、山形大学、山形済生病院、荘内病

院、当院に新生児を専門とする小児科医がいて、

それぞれの病院で特長を生かした新生児医療を

行っていました。担当医の責任感が強く、非常な

がんばりで、山形県の新生児医療の成績は全国に

比べ決して引けを取るものではありませんでした。

このため一部にわざわざセンターを作る必要は無

いのではという意見があり、このことが山形県の

周産期医療の地域化を遅らせた一つの原因となり

ました。センターが開設され、各病院が地域周産

期母子医療センターとして県全体の地域化がなさ

れたことにより、それぞれの病院の特徴を生かし

協力しあうことで、今まで以上に安心で高度な周

産期医療が提供できるようになったと思われます。

当院の新生児医療の歴史

 当院の新生児医療は寺嶋誠一先生が昭和38年

に赴任されてから始まります。その当時、新生児

は「死の陰の谷間」といわれ、産科と小児科の間

でどちらも専門的に扱うということなく見放され

た存在でした。昭和50年代になりようやく、新生

児が医療の対象として注目されるようになりまし

た。聖路加国際病院で研修された寺嶋先生は、小

児科が新生児の責任を持つという教育を受け、当

院に赴任されるとすぐに小児科の病棟の一角に未

熟児室を作られました。当時、新生児を小児科で

扱うという体制は全国でも極めて少なく、最先端

の考え方でした。山形済生病院の前身である済生

会山形病院の産科小関憲先生や小児科日下部功夫

先生と協力し新生児疾患の治療を始め、多くの産

科の先生達と協力のもと当院小児科で新生児管理

を行ってきました。その後、近岡秀郎先生、荒井

恵一先生も加わり小児科として新生児医療に力を

入れていました。

 私は昭和51年に研修医として勤務し、2年の研

修の後何か専門を持つようにと寺嶋先生に指導を

受け、興味を持っていた新生児を勉強することに

しました。昭和50年代は新生児医療が急速に発展

した時期で、新生児専用の人工呼吸器の普及が始

まり、全国に新生児医療施設(NICU)が設立さ

れました。当院でも昭和55年から未熟児室に新生

児専用の呼吸心拍監視モニター、人工呼吸器を導

入し、24時間看護師が未熟室内に勤務する態勢を

とりました。この結果、未熟性のため肺サーファ

クタントが欠乏し肺が拡張しない呼吸窮迫症候群

と診断された未熟児の80%が死亡していたのに

対し、80%を救命できるようになりました。急速

な新生児医療の発展とともに治療成績は向上し、

昭和63年に人工サーファクタントが発売されて

からは1000g以上の90%以上を救命出来るよう

になり、1000g未満の救命率も改善しました。平

成4年には出生体重471gの救命も出来、その子は

18歳となり、今年高校を卒業し、自動車免許を取

り地元に就職しました。

 未熟児室は人工換気可能病床が3床(NICU)、

安定期の病床4床(GCU)と小規模なことから、

早くから病床の拡充と新生児専門病棟(NICU)

の設置を病院、県に働きかけましたがかないませ

んでした、平成13年の改築移転を機にNICU6床、

GCU9床の新生児専門病棟が開設され、新生児医

6 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

総合周産期母子医療センター

−当院における新生児医療の歴史と現状−

山形県立中央病院                   副院長・総合周産期母子医療センター長 渡 辺 眞 史

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7

療専門の饗場智先生が加わり、2人体制で新生児

医療を開始しました。その後NICUが9床、GCU

が12床に増床され、医師も4名体制となりました。

産科病棟にはMFICU6床を新設し、平成22年4月

に総合周産期母子医療センターが開設されました。

総合周産期母子医療センターの現状

 センターは産科部門のMFICUと新生児部門の

NICU/GCUからなります。

 母体と胎児のためのICUであるMFICUでは、切

迫早産の管理や母体合併症の管理などと合わせ胎

児にも配慮し、母子ともに最大の利益が得られる

ようにします。県内全体からの母体搬送による入

院も増え、ほぼ満床となっています。特に28週未

満の超早産になりそうな時期の母体搬送や胎児計

測で1000g未満の超低出生体重児の出生が予測さ

れた場合、また重症な母体合併症を持った妊婦の

母体搬送が多いのが特徴です。新生児側と常にデ

スカッションし、母子ともに最もよい予後が期待

される適切な時期に分娩が出来るように管理して

います。

 NICUは新生児のICUで、小児外科に関わる疾患

を除くほぼ全ての新生児の疾患を扱います。中で

も1000g未満で出生する超低出生体重児や28週未

満で分娩に至る超早産児の管理に力を入れていま

す。呼吸循環の安定に極めて高度で繊細な管理が

要求され、些細なことで救命が困難になったり、

重度の後障害を残すことがあります。多くの症例

を集め、医師だけでなく看護師も新生児の生理を

熟知し、医療者全体の技術力が向上することでよ

りよい救命が可能になります。現在では出生体重

が600g以上1000g未満の90%が救命でき、1000

g以上では児に救命困難な先天性疾患がなければ

ほぼ全例救命出来ます。出生時の在胎週数では24

週以上の救命がほぼ可能になり、以前は救命困難

とされていた23週のおよそ70%、22週でも半数の

救命が可能です。今年になり在胎22週と26週、出

生体重322g、348gで出生した女児と男児が退院

しました。超早産児、超低出生体重児に対する管

理の向上が救命につながったと思います。

 GCUは成育治療室と呼ばれ、軽度の疾患や

NICUで治療を行い全身状態が落ち着いた児に対

して治療と退院に向けた準備を行います。出生す

ぐに入院することで、母親は児に対して愛着を形

成する前に母子分離されます。児がNICUに入院

した母親は児をかわいいと思えなくなり、虐待す

る率が高いといわれています。このためNICU入

院時より母親に様々な働きかけ(早い面会開始、

児に直接触れる、抱っこ、カンガルーケア、母乳

を与えるなど)が行われています。GCUでは更に

家に帰ってから行うことの多くを母親や父親と一

緒に行い、児からかわいい表情を引き出し、家族

が心から受け入れるための働きかけを行います。

面会は両親だけでなく、祖父母や兄姉の同胞も出

来ます。祖父母や同胞が入室面会できる施設は全

国でも少ないのですが、家族に愛され迎えられる

存在として退院するために大切なことと考えてい

ます。退院前には全国的にも設置をしているとこ

ろの少ないファミリールームという個室で家族と

赤ちゃんが過ごすことが出来ます。2〜3日の間、

一日中一緒にすごすことで退院後の育児不安が少

なくなります。

 NICU/GCUでは後障害のない救命はもちろんで

すが、温かく家族に迎えられる退院を目標とした

医療を行っています。

山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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 初夏にはサクランボを食べ、秋には芋煮を食べ

と山形に染まって生活する年月が長くなりました。

ミクシィで日記を書き、ツイッターでつぶやく以

外に文章に縁がない私ですが、山形について勝手

に語ってみます。山形県で思い浮かべるイメージ

は地域により異なります。同じ山形県といっても

村山と庄内とは言葉や気候風土が違います。特に

フードは違いがあり、同じ芋煮でも具材、味付け

の違いから別の料理のようです。農協の組織が県

内で二つに分かれているのは日本中で山形県だけ

らしいのです。村山と庄内は相容れない文化圏な

のかもしれません。ちなみに日本海側の県で県庁

所在地が日本海に面していないのは山形県だけで

す。県の木はサクランボ、県の花はベニバナ、県

の鳥はオシドリ、県の魚はサクラマス、県の獣は

カモシカになっており、これら県のシンボルは内

陸部の村山地方に由来するものが多いように見え

ます。しかしベニバナ、サクラマスは村山と庄内

の両地方にまたがる最上川に関連します。最上川

はベニバナを運び、雛人形を各地に広めました。

県内各地に共通するのは降雪地帯であることです。

鶴岡市には名曲「雪の降るまちを」発想の地を記

念するモニュメントがあります。県外出身者の私

にとって山形の最初のイメージは雪だったかもし

れません。県全域の約9割が特別豪雪地帯となっ

ています。幸いなことに私の住む町は特別ではな

い単なる豪雪地帯です。他の市町村からの患者さ

んから雪の少なさを指摘されることには慣れまし

た。降雪量減少に関しては地球温暖化の影響を肌

で感じています。今後40年間で蔵王の樹氷が消失

する可能性がニュースで報道されました。降雪量

の減少傾向はスキー場には歓迎されませんが、住

民にとってはありがたいことです。現在は雪の多

い山形ですが、他の災害は少ないと思います。台

風や地震などの災害は県民が忘れた頃にやってく

るかもしれません。

 山形にもはっきりした四季があり、さくらんぼ

盗難のニュースは収穫時期の到来を教えてくれま

す。さくらんぼの多くは県外に出荷されますが、

お裾分けをたくさん頂きます。寒河江西村山は日

本を代表するさくらんぼの里ですので。私の近隣

の造り酒屋ではさくらんぼの酒やさくらんぼ酵母

で作った酒を製造しています。県内の日本酒はか

なりレベルの高いお酒を作っていますが、さくら

んぼで文字通り色を付けているようです。山形の

食に関して個人的にはそばを取り上げたいと考え

ます。B級グルメとして紹介された谷地名物の冷

たい肉そばは勿論好物です。県内には他にも「あ

らきそば」の田舎そばを始めとするおいしいそば

が揃っています。大石田町の田舎そばはどの店も

特色がありますが、創業間もない店で大根の絞り

汁で食べるそばが好きです。都会では食べられな

いそばを満喫できるのは地方在住の利点です。大

根めしならぬ大根の汁で食べる手打ちそばは特徴

のある風味です。そばは一年中食べられるのです

が、山形の秋の風物詩は芋煮です。猛暑が大敵と

8 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

私の考える山形

寒河江市西村山郡医師会理事 浅 野 伸一郎

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9

なったようですが今年も日本一の芋煮会フェス

ティバルが開かれました。地物の里芋を大量に消

費するフェスティバルです。このような地産地消

で忘れてはいけないのが庄内のイタリアンレスト

ラン「アル・ケッチャーノ」です。食の都庄内を

実感させてくれるレストランです。この間約二十

年ぶりに酒田の「ル・ポットフー」を訪れて、久

しぶりに庄内地物のメニューを堪能しました。店

舗のあるホテル酒田東急インは9月21日で営業

を終了しましたが、「ル・ポットフー」は営業を続

けています。残念ながら閉店したのは酒田の料亭

「相馬屋」です。食後に店を閉めることになりまし

たと聞かされて驚いたことが懐かしいです。廃業

前に料亭相馬屋を体験できて幸運でした。最近の

子供たちは「お袋」の味ではなく、「袋」の味で

育っています。蒟蒻の消費量と一人当たりのラー

メン消費量で日本一の山形ですが、若い世代も地

元グルメの名店を支えて欲しいものです。

 この間都内での利用中にSuicaの出場処理とい

う手続きが必要になってしまいました。Suicaは

JR東日本が発行する電子マネーで県内のコンビ

ニや自販機でも利用可能です。山形駅なら処理し

てもらえるかと思いましたが、山形市はSuicaエリ

ア外という理由で不可能でした。山形駅と違い

Suicaで改札ができる仙台駅で処理可能かもしれ

ませんが、結局東京メトロの有楽町駅で処理をし

てもらいました。山形県ではスイカと言えば尾花

沢というのが県民の常識で有り続けるのでしょう。

私はマクドナルドが日本で最後に出店した県が山

形県だったことを思い出しました。時代の波が山

形に到達するにはかなり時間がかかるのでしょう

か。しかしながら山形でも時代の変化を身近に感

じることがあります。それは若い世代を親に持つ

乳幼児の名前です。響きを重視して漢字は当て字

という名前が増えました。漢字だけではその読み

が全くわからないことは珍しくありません。戸籍

法では名前の読み方は全く自由なのですが、これ

では英語の名前だと感じることよくあります。若

い世代はやはり新しい感覚を持っていると思いま

すが、その若い世代が減っているのが現在の日本

です。いわゆる少子高齢化が進む中で、県発表に

よると山形は全国で5位の高齢化県になっていま

す。高齢化の資料には山形県が全国一になってい

る数字があります。核家族化が進行する中で山形

では4軒に1軒が三世代同居していてこれは全国

1位の数字です。古くからの日本が山形にはまだ

多く残っているのだと感じます。そういえば「孫」

を大ヒットさせた民謡歌手のあの人は山形県人で

した。

 周囲を山で囲まれる山形県ですが、正式には特

急列車である山形新幹線が1992年に登場してか

らは都内への交通は楽になりました。日本航空の

経営再建問題もあり、山形-東京間の航空便は淘

汰されつつあります。羽田便の機体はMD-90でし

たが、現在では座席数が半減したE70が就航して

います。羽田空港国際化も山形空港の空路零細化

に影響を与えるのは難しいかもしれません。庄内

以外では県外への交通手段として空の便は選択肢

となりにくく、鉄道や道路による陸上交通が重要

です。山形自動車道の完成後は仙台経由で各方面

へのアクセスが楽になりました。山形市と仙台市

は県庁所在地でありながら隣接していますが、全

国的には例がないようです。高速以外の県境の道

路では山形側が険しい場所があります。山形県と

宮城県の県境にある花立峠では山形側では険しい

未舗装道路が続きますが、宮城県側の道路は整備

されています。山形県と福島県の県境の鳩峰峠で

も山形県側が急勾配で福島県側がゆるやかな道路

を体験しました。対向車を何とかやり過ごしなが

らこれらの道路を通過すると整備された高速道路

の利便性に有料の意義を感じます。無料化実験に

よりときに渋滞が発生する高速道路は県内の自動

山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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車台数が少なくないことを教えてくれます。山形

県は一世帯当たりの自動車保有台数が今年8月の

統計では全国5位であり県内の生活に自動車が必

須であることがわかります。高齢化により運転に

支障をきたす場合も起こります。ある高齢者は75

歳以上の運転免許更新者に義務づけられている認

知症の疑いを調べる「講習予備検査」の判定によ

り山形県公安委員会から免許を取り消されました。

医師の診察で認知症と認定されたこの高齢者は、

県内で初めての強制的な免許失効例となりました。

免許返納すべきドライバーは増えつつあり、今年

上半期に高齢などを理由に県内で自主的に免許を

返納したのは545人です。高齢者運転免許自主返

納支援事業は富山市、つくば市、松江市など各地

で行われ、免許返納後の交通手段を支援していま

す。免許が無くては住みづらい山形県ですが、同

様の事業が山形署管内、酒田市、庄内町、河北町

などで実施されています。

 山形県は全市町村に温泉がある温泉王国で、各

地にひなびた温泉があります。私の良く知る鎌倉

在住の教授も蔵王スキーの際には温泉を楽しみに

していています。来年早々に若いドクター達と蔵

王に来られるので、私も温泉とスキーでの参加を

予定しています。県内の先生で温泉巡りをされる

先生もいらっしゃいます。温泉や観光資源として

の自然も山形の大きな魅力の一つです。映画「蝉

しぐれ」は羽黒町のオープンセットや鶴岡近郊で

撮影されました。「おくりびと」、「スウィングガー

ルズ」では県内各地の現在の風景がフィルムに収

められています。庄内映画村や各地のロケ地を訪

れることで映画の撮影現場に思いを馳せることが

できます。山寺や蔵王だけが山形の観光資源では

ありません。視点を変えればまだまだ新しい体験

ができるということだと思います。県内名所を今

後も探訪したいと願う私ですが、天童のスタジア

ムに地元プロサッカーチームのモンテディオ山形

を応援に行くことも忘れません。とはいえ条件が

許せばという場合に限りますが。過去にはJ1昇格

がかかった大一番を応援に行って残念な思いをし

たことが一度ならずありました。日本代表選手が

所属するチームとの対戦試合や今シーズンJ1残

留を決定させた試合を貴重な機会としてスタジア

ムに観戦に行きました。来シーズン以降もJ1に定

着してホームのサポーターを喜ばせる試合をして

ほしいものです。モンテディオ山形を支援する正

会員である山形県医師会と共に個人的に応援を続

けていくつもりです。山形県内でプロスポーツ試

合を数多く観戦できるようになったことは昔を振

り返れば隔世の感があります。山形も変わりつつ

あるという認識を持つべきなのでしょう。「井の中

の蛙大海を知らず」ならぬ「医の中の蛙山形を知

らず」ですので、県民生活がより豊かになるよう

に期待しつつこの辺で筆を置きます。

10 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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11山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

 餅は餅屋、ならば蕎麦は蕎麦屋が当然である。

山形は蕎麦どころで蕎麦の味に対する評価はかな

り厳しく、どこの蕎麦屋に飛び込んでもそれなり

の味であり、まずい、こんなもの食えるかという

経験はほとんどない。

 東京は銀座の真ん中で家内が蕎麦を食べたいと

いった。東京の蕎麦は期待しても駄目だよといっ

たが、食べ終えて山形の方がずっと良いとぼやい

た。昔、昭和30年代山手線の駅で、昼近くお客が

まだいない駅なかのそば屋で、盛り上げた蒸籠の

蕎麦に濡れ布巾をかけ霧吹きをしているのを見た

ことがある。昼時の混雑時には駅の店では、蕎麦

をいちいち蒸籠に盛っていられないのだろうが、

蕎麦が伸びるだろうに酷いものだと思った。 

 蕎麦は種まきから収穫までの期間が短く、どん

な荒れ地でも穫れるので,冷害凶作の救荒作物と

して作られた。蕎麦が土地の名物になるとは、た

びたび冷害で凶作に見舞われた貧乏村ということ

になる。蕎麦きり食うものが無かったので、せめ

てそれを何とか美味しく食べたいという願望が、

山形のおいしい蕎麦を作り上げたのだろう。

 蕎麦は蕎麦屋といったが、最近あちこちに開店

した新しい蕎麦屋では、もり、かけ、ざる、それ

に天麩羅そばなどで、蕎麦オンリー、寒い季節で

も鍋焼きうどんもなく、夏に冷麦も出さない。ま

さに蕎麦だけの蕎麦専門店である。

 子供の頃から馴染んだ戦前からの古いそば屋さ

んは、○○蕎麦屋と看板を出しながら、鍋焼きう

どんは勿論支那そば(醤油味の古典的ラーメンで、

支那竹に鳴門、焼豚1枚に海苔1枚)、夏には冷麦、

冷やし中華、それに山形名物冷やしラーメンもあ

り、天丼などの飯物も壁のお品書きにある。大人

は天麩羅や煮物でお酒やビールをのみ蕎麦を食べ

るが、子供たちはラーメンを注文したりしている。

 昔はファミリーレストランなどないから、蕎麦

屋がその代わりをしていたようだ。家族連れで今

日は皆で外食と思っても、デパートの食堂ならて

んでに好きなものを注文できるが、街の中央まで

出かけねばならない。駅前には△△食堂が有り、

それこそ何でも作ってくれる大衆食堂だったが、

時間を気にする大人が大勢忙しそうに出入りして

いて、家族連れでゆっくりする雰囲気ではなかっ

た。蕎麦屋はその点、畳の小上がりが有ったりし

て、年寄りからよちよちの子供まで気楽に入れた。

 山形の蕎麦屋さんは蕎麦の味を競いながら天丼

も支那ソバも出し、暑い夏にはラーメンも冷たい

のを食べたいと、工夫を重ねて今まで存在しなっ

たものを作ってしまうのが凄い。伝統を守りなが

らチャレンジ精神旺盛、B級グルメであろうとこ

れからの日本はこう温故創新で行かなくちゃあ。

   山形のそば屋  

山形市 武 田 和 夫

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12 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

 

山形市 

武 

田 

昌 

孝   

  

羅城 遥 かに 望 む 写真 の 館

らじょう はる

のぞ

しゃしん

やかた

洋式 の 高楼   衆目 驚 く

ようしき

こうろう

しゅうもく おどろ

郡県 の 光陰   画像 に 留 む

ぐんけん

こういん

がぞう

とど

浮生   夢 の 如 く 賞心 傾 く

ふせい

ゆめ

ごと

しょうしん かたむ

     

(庚韻平起・起句踏み落とし)

菊 池 新 学 (一八三二〜一九一五) 

写真家

きく

しん がく

津山村若松(現天童市山元)生れ。父が学問修行のため江戸にあった時、江戸からの贈

り物の中に、父の自画像(写真)が本人そっくりなのに驚き、写真の魅力に取り付かれ

た。江戸から写真撮影に必要な道具や薬品を送ってもらったが、思うようにいかず江戸

に出て写真技術を学ぶ。江戸から帰った彼は、毎日のように大きな写真機を抱え近くの

人をモデルにして写真を撮ろうとしたが、当時は写真に撮られると命が縮まるという迷

信が強く、また撮影には動かずに数分間も掛かることから、彼が近づくと逃げ出す人が

多かったという。明治元年、現在の山形市の産業会館の裏通りに、東北で最初の写真館

を建てる。新装の写真館はモダンな二階建ての西洋館で、県庁や済生館などの洋館がま

だ建てられていなかったことから大変な評判となり、付近の村々から弁当持参で見物に

来る人が多かったという。初代の県令となった三島通庸により『御用写真師』として県

のいろいろな建物や事業を記録し、後世に残している。

参考資料 

・菊池新学と写真 

公平直彦著

     

・天童が生んだ人物五人展 

天童市立旧村山郡役所資料館

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13山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

 最近、池部良が亡くなって、彼を悼む記事が新

聞に載った。私にとっての青春時代の兄貴分的存

在だった二人の俳優、岡田英二と池部良(大正9

年生まれ)が当時の忘れ難い俳優だったなと懐か

しく思い出した。池部良の方は、「青い山脈」で颯

爽と登場し、立て続けに「暁の脱走」「雪国」など

数多い作品で楽しませてくれた。一方岡田英二は、

「また逢う日まで」でこれまた颯爽とデビュウし、

「ここに泉あり」「砂の女」などで数は少ないなが

ら我々を魅了した。

 二人とも魅力的でルックスが素晴らしくしかも

知性を感じさせるものがあり、私にとっては、大

河内伝次郎、阪東妻三郎という時代劇俳優の双璧

の後を継ぐ素晴らしい存在であった。これに三船

敏郎(大正9年生まれ)を加えれば、昭和の戦後

三羽烏であった。

 池部良は戦争に参加しているが、岡田英二は戦

後新劇(新協劇団)を結成

し演劇活動で活躍した。と

もに戦争後の混乱期を経験

している。出演作品は今井

正や谷口千吉など、戦中派

監督の作品でともに戦争反

対・平和主義をうたった作

品だったので、当時の若者

の共感を得た。二人とも、

後年やくざ映画などにも出

演しているが、私は見てい

ない。

 代表作「また逢う日まで」

「ここに泉あり」「青い山脈」

「暁の脱走」に限っていうな

らば、その時代をリードす

る役割を立派に果たした秀

作とも言うべき作品で、ま

ことに幸せなデビュウを

飾った男優であったといえよう。

 私は旧制高校の空気を吸っているので、それが

色濃く感じられた上記作品群には未だ忘れ難い。

 とにかく私の映画鑑賞の歴史を紐解くと、もっ

とも際立つのは陰戦前の時代劇映画 隠戦後の反

戦平和主義映画 韻経済生長期の喜劇映画群があ

げられる。それらの中でもっとも魅力的だった男

優として陰では、大河内伝次郎と阪東妻三郎につ

いで嵐寛十郎、長谷川一夫、片岡千恵蔵であり、

韻では森繁久弥・小林桂樹・伴淳三郎・植木等・

渥美清があげられる。そして隠で「青い山脈」「ま

た逢う日まで」などの作品に出てきた人物でそれ

ぞれ個性的な役割を演じた俳優達には、その時代

の特徴を色濃く映し出した印象として未だに忘れ

難い。生涯忘れられない作品群であり、男優たち

であった。

思い出の映画俳優「岡田英二」と「池部良」

上山市 渡 辺 好 博

図1

図2

昭和25年のキネマ旬報ベストテンの一覧表。素晴らしい作品群が並ぶ。超有名な羅生門でさえ第5位であった。

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1.推薦のことば

 鶴岡市で整形外科を開業されている黒羽根洋司

先生が、6冊目の著書を出版され、このたび鶴岡

市教育委員会より庄内地域の芸術文化活動に功績

のあった個人に贈られる高山樗牛賞を受賞された。

先生は山形県医師会会報はじめ、日本医事新報、

山形新聞、荘内日報など多くのメディアに執筆し

ておられるコラムニストで、本書が発刊された5

月頃から、学生時代を福島で共に学んだ友人との

ことで私に書評のすすめがあったのですが遅々と

しておりました。しかし受賞を機に本書のご紹介

をしたいと思います。

 書名は「病者の心を心として-庄内の医人たち

 -庄内が生んだ、医の達人たち」。すでにお読み

になられた医師会の先生方も多いと思われますが、

「庄内の医人たち」と題して山形県医師会会報に、

平成20年5月から21年12月まで(第681号~700

号)の20回、1年8ヶ月にわたって連載されたも

のを1冊にまとめられたものです。

 本書は、江戸後期・幕末から昭和にかけて活躍

した庄内が生んだ医人たちの評伝であり、医人の

出自・家系を明らかにしながら医人に連なる歴史

上の人物や、著名な医療人、芸術家、文学者、詩

人、タレントなどさまざまな分野の人々を合わせ

鏡のように用いて20篇にまとめて医人を活写し

ています。

 第1・2篇は「門山周智ゆかりの人々」で、武

田信玄の家臣にそのルーツをたどりつつ名門門山

家を紹介しながら、庄内の詩人茨木のり子さんを

登場させたり、周智が明治維新後適塾に学んだこ

とから緒方洪庵とその子孫を語り、東北公益文化

大学副学長の大島美恵子さんは洪庵の5代目にあ

たるとして、現在も洪庵と庄内とは縁があること

を感じておられます。周智は「温海郡医師会」を

創設し先進的医療を行い、史学、考古学、漢詩文

にも非凡さを発揮した医人で、その遺伝子は大正

時代の洋画界の鬼才村山槐多やタレントの黒柳徹

子に受け継がれていると考察しています。第3・

4篇では視力障害ながらバイオリンを学んで点字

楽譜の和訳を成し遂げ、手術により視力を回復し

て念願の医師となった遊佐町の「不屈の人、佐藤

国蔵」を評伝。遊佐町出身である日本の鉄道の父・

佐藤政養、順天堂病院創始者佐藤泰然の父・佐藤

藤佐を登場させています。第5篇は、わが国最初

の発疹チフス患者の解剖を山形市立済生館病院

長・西野忠次郎とおこない、わが国の発疹チフス

のルーツが庄内地方であることを認めさせる功績

を残した「信念の人 石原捷士」、第6篇は「詩魂

の人 星川清躬」、第7編「二人の蘭医 小関三英」、

第8編「同 山口行斎」、第9・10篇「小池正直

と森鴎外」等々と、20篇にわたっておよそ50名の

医人について評伝しています。

 多忙な診療の合間によくこれだけ多くの医人た

ちを調べられたものですが、徳川譜代として栄え

た庄内藩には、実に多くの優れた血脈を有する医

者が活躍していたことがよくわかりますし、本書

を読むうちに自分の郷土の医人の業績や系譜につ

いて調べてみたい気持ちにもなってきます。

 庄内藩士の末裔で代々続く医家の血を引いてお

られる先生は、歴史ある文化都市鶴岡をこよなく

愛しておられ、庄内の人々に知られることの少な

かった医人たちに光を当てて、その功績、苦難に

思いを馳せ、時には医人の墓参をされるなど、本

書には庄内と医人を誇りに思う先生の熱い思いが

あふれています。さらに医師として「大いなる自

由人」をモットーとしておられる先生の哲学「医

は人なり」も本書から伝わってきます。高山樗牛

賞にふさわしい作品と思います。

 受賞後の紹介になってしまいましたが、本書が

多くの方にお読みいただけることを切望するもの

です。

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14 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

黒羽根洋司先生著「病者の心を心として−庄内の医人たち」の

発刊ならびに高山樗牛賞受賞に寄せて

米沢市 北 村 正 敏

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15山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

2.「庄内の医人たち」の時代と米沢の医療事情

 さて、「病者の心を心として-庄内の医人たち」

の中に私の故郷米沢とつながりのある医人も目に

止まりましたので、ここからは庄内に関係した米

沢の医人・堀内素堂について紹介し、江戸後期・

幕末の米沢の医療事情に簡単に触れてみたいと思

います。

1)庄内と米沢の医人の交流

 第9篇「小池正直と森鴎外(上)」に、「小池正

直」の祖父「仲郁」は、米沢藩の蘭方医であると

あります。小池正直は東大医学部から陸軍軍医総

監となり森鴎外とライバル視された庄内の医人で

すが、今年9月101歳でなくなられた耳鼻科医で

日本医史学会会員の北條元一先生が書かれた米沢

藩医史私撰を見てみますと、米沢藩医・堀内素堂

の門弟名簿「門生譜(文政7年1824年)」の中に

小池仲郁の名前が確かに見られます(p218-229)。

また仲郁を鶴岡に招聘し逆に米沢藩に仕えた蘭方

医の庄内藩士・渡部吉郎の名前も「門生譜」に見

られます。よく見ると「酒田生 伊東文中」の名

前も見て取れます。第13篇「杏林の名家たちー酒

田編」で、芭蕉の世話をした伊東玄順に始まる酒

田の名家伊東家の8世「伊東文仲」ではないかと

思われます。時代はシーボルト事件や蛮社の獄、

ペリー来航があった江戸後期激動の文政・天保・嘉

永年間で、医学を求めて庄内と米沢の医人の交流

が行われていたことに感慨を覚えます。

2)米沢藩医・堀内素堂

 では堀内素堂とはどのような医人であったのか。

北條先生が米沢藩医史私撰の中で資料を駆使して

非常に詳しく述べておられますが、堀内家は元禄

の末ごろ武家でありながらオランダ流外科を学ん

だ堀内直董を祖とする医家で、堀内素堂は堀内家

5代目で、寛政年間に上杉治憲(鷹山)の側医で

あり大槻玄沢、杉田玄白に学んだ4代目堀内忠明

の実子です。素堂は「幼少より温順にして敏捷、

書を読み学ぶのを何よりも好んだといわれ、非凡

であった」そうで、幕府官学の朱子学の時代に藩

校興譲館で漢学と、細井平洲の影響を受けた進取

的進歩的な考証学派の学問を学び、16歳で藩医に

寄寓。藩財政困窮の中20歳で江戸に出て杉田玄白

の子・杉田立卿に師事。2年間の勉学の後22歳で

米沢に呼び戻されて上杉12代藩主斉定の側医に

抜擢されています。任命を受け病没(72歳)の26

日前、上杉鷹山に引見し「よく学問に勤めて栄進

したが、祖父、父の恩を忘れてはならない」と病

床の鷹山から諭されたとあります。

 堀内素堂には100名を超える門弟が学んでいた

といわれ、藩主の参勤交代のつど江戸と米沢を往

復し、江戸では坪井信道、高野長英、小関三英、

緒方洪庵ら、当時の錚々たる医人、学者と広く交

流。特筆すべきこととしてドイツ人フーフェラン

ドのオランダ語訳医学書を翻訳、わが国最初の小

児科翻訳医書「幼幼精義」を天保14年江戸で刊行

しています。また、「庄内の医人たち」の第7篇に

出てくる天才蘭学者「二人の蘭医 小関三英」も

「篤斎小関三英訳 初編内科集成」を「米沢古松庵」

で発行しており、小関三英も米沢と交流があった

ことがうかがえます。三英は蛮社の獄で自害して

いますが、同じく蛮社の獄で手配された高野長英

は堀内素堂をたよって米沢に逃亡してきており、

素堂は門人の高橋嘉膳宅にかくまって逃亡の手助

けをしています。この手助けには同じく藩医であ

る伊東昇迪祐直(後述)もかかわっていますが、

幕府探索が厳しく両家とも徹底した証拠隠滅がな

されており、言い伝えが残っているだけといいま

す。しかし二人に下された藩の処分決定資料「御

裁許鈔」が残っており、高野長英をかくまったこ

とは事実のようです。処分は藩の配慮が働き「遠

慮」という軽微なものでした。堀内家は現在も医

家として東京で活躍されております。

3)東北の長崎―米沢

 江戸時代末期から幕末にかけての米沢は、「東北

の長崎」と呼ばれるほど蘭方医学が盛んであった

ようです。黒羽根先生は、「二人の蘭医」で、「儒

学特に徂徠学をもって主流となす庄内藩は徳川譜

代で守旧を色濃くする藩風があった。藩校・致道

館に蘭学の講座ももたぬ庄内は、蘭学を志すもの

にとって不毛の地であった」と述べておられ庄内

藩では西洋医学を学ぶ気運がなかったようですが、

米沢藩は外様10万石と貧しいながら、開明的な上

杉鷹山によって医師研修が奨励されて医学館・好

生堂が建てられ、側医や藩の秀才を杉田玄白に学

ばせるなどしたため蘭学の機運旺盛でした。長崎

でシーボルトに学んだ伊東昇迪祐直、松本良順(佐

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藤泰然の実子)に学んだ樫村清徳、緒方洪庵に学

んだ近(花沢)玄庵。ポンペに師事した伊東祐順(昇

迪の長男)、藁科松伯、その弟・中條玄休、など多

くの蘭医が生まれています。ほかにも米沢藩では

慶応2年に藩医の子弟の内村良蔵、平田東助(昇

迪の次男、後の内務大臣)、有壁玄真、草刈道倫ら

を福沢諭吉の慶応義塾に入れ、英学修業をさせて

います。伊東祐順の長男・祐彦は九州帝国大学医

科大学初代学長になっており、その弟・伊藤忠太

は建築学者・文化勲章受章者で、伊勢神宮、平安

神宮、明治神宮、上杉神社、築地西本願寺などの

建築設計を行っており、さらにその弟・伊東三雄

蔵は山形交通の設立者といわれています。このよ

うに進取の気性にあふれ、多くの医学遊学者が集

まってきていた米沢ではありましたが、現在は勤

務医不足の地域になっており今昔の感があります。

中條、近、有壁家はご承知のように現在も医家と

して米沢、福島などで地域医療に活躍しておられ

ます。

4)江戸後期の山形県内の医師数

 さて「庄内の医人たち」では、実に多くの医師

が庄内地方で活躍していることがうかがえますが、

当時の県内の医師数はどうだったのでしょうか。

表の明治12年の山形県県治一覧表によれば(文献

3、p24)、庄内地域である飽海郡・西田川郡・

東田川郡の医師数は230名。これに対して米沢地

域である東南西置賜は、134名と庄内のおよそ半

分で、人口1000人あたりの医師数でも、庄内地域

3郡は1.06人であるのに対して、米沢地域3郡は

0.87人で、村山、最上などの地域に比べても庄内

地域の医師数が多かったことがわかります。徳川

譜代の藩で日本海交易の要所として栄えた庄内地

域には成熟した文化が育まれて医師数も多く、黒

羽根作品に載るような傑出した医人が数多く輩出

されていたと考えられます。

 しかし漢方医と洋方医の比率は、庄内3郡では

漢方医が半数以上を占めるのに対して、米沢地域

は洋方医が91%とほとんどが蘭方医でした。これ

は村山地域と比べても特異な現象で、前述したよ

うに藩風の違いが生んだものと考えられ、米沢が

東北の長崎と呼ばれた時代があったことを裏付け

る数値のように思われます。

 以上黒羽根先生が出版された「病者の心を心と

してー庄内の医人たち」により私も啓発を受け、

米沢と庄内の思いもかけないつながりや、米沢の

医の系譜を一部ですが知ることができました。黒

羽根先生に感謝いたします。

参考文献

1)「懐かしき人々―父の父たちの物語」

 黒羽根洋司 平成11年 荘内日報社2)「米沢藩医史私撰」 北條元一 1992年 米沢市医師会発行

3)「続米沢市医界のあゆみ」 近厚担当

 平成16年 米沢市医師会発行4)「山形県医師会史」山形県医師会発行

 2004年 5)「東北の長崎―米沢洋学の系譜―」

 松野良寅 昭和63年 ぎょうせい6)「興譲館の人脈 われらが澪つくし」

 松野良寅 平成4年。興譲館出版会

7)「興譲館世紀」 松野良寅編 p140~169 昭和61年 ぎょうせい8)「耕せども尽きず」黒羽根洋司 p99~102 2002年9月 近代文芸社9)「足立区における私学振興の人 堀内亮一と

その系譜」堀内淳一 平成19年度冬季区民教養講座 講演 2007.12.8 DVD10)「医道一筋 有壁家四百年の足跡 補遺」有壁秀夫 平成19年

11)文芸春秋 2010年 5~12月号、 表紙、p79。

16 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

表.漢方医と洋方医(明治12年 山形県)

人口1000人あたり医師数

人口(明治11年)

洋方医の割合(%)

医 師 数郡名

計洋方医漢方医

1.231.280.680.660.780.730.560.671.020.870.74

7677669933658984645868754653215864266606518584453056197

445029026404542879788

9590453154483345533942

424513014191519463837

5345323140291826715

飽海郡

西田川郡

東田川郡

最上郡

北村山郡

南村山郡

西村山郡

東村山郡

南置賜郡

西置賜郡

東置賜郡

0.8567097350575288287計

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 20年以上前の思い出話から始めます。半年間の山形大学医学部精神医学教室での短い研修の

後、私は米沢市立病院に移動し研修を続けることになりました。当時の山大精神科医局では、

米沢市立病院が研修病院としては仕事が一番ハードで、症例も多く経験できる病院との評価で

した。元来、楽な方に流される性格の私でしたが、やっと医者にも成れたことだし、自分を鍛

えてみるかとの思いで米沢市立病院での研修を決めたのでした。また脳波に詳しい当時の米沢

市立病院副院長、精神科医長のM先生にご指導いただけることも魅力のひとつでした。ところ

がM先生は私が赴任する予定月の1ヶ月程前に、脳梗塞で倒れられ、厳しくご指導いただくは

ずだった私の思惑は残念ながら成りませんでした。

 M先生が病に倒れられた後、米沢市立病院精神科は医者経験1年半の研修医T先生がひとり

でがんばっていました。半年の経験しかない私でも何かの役に立てるかもしれない。そんな思

いで予定より2週間早く赴任しました。新しい医長先生が赴任されるまでの2週間、“1年半”と

“半”の長く?不安な精神科医療が始まったのです。そんな時に限って、何かが起こるものです。

 当然のごとく毎日準夜帯になってもふたりは病棟でもそもそと仕事をしていました。突然で

した。刃物を持った外来患者(この時点では私は彼が患者なのか判りませんでした)が意味不

明の怒鳴り声を上げ、病棟に乱入して来たのです。幻覚・妄想、精神運動興奮状態にあるよう

です。われわれふたりも看護師もどうして良いものやら判らず、何とか彼を取り囲み、説得し

ました(説得なんてできるはずがありません)。幸い、刃物は持っているだけで攻撃はして来ま

せんでしたので、少しずつ余裕が出てきました。良く見ると、刃物といっても小さな包丁でし

かもぼろぼろに錆びています。T先生と目で合図をしながら、ふたりでぼろ包丁に飛びつき、

刃の根元から折り、彼を保護しました。すぐに大勢で身体を拘束し、そのまま保護室に入室さ

せました。鎮静のためにイソミタールをかなり大量に静注したのですが、一向に興奮は治まら

ず、彼は保護室の内壁の厚いビニールシート(内側にスポンジが入っています)を指で引き裂

いていました。ご家族に連絡し、当時の精神衛生法に基づき、同意入院にしました。この治療

導入は、はたして正しかったのか?今でも時々思い出す出来事です。当時の精神衛生法下では

17山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

  最近、精神科医療に思うこと

山形県医師会理事 江 口 拓 也

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精神鑑定医の資格を有しない経験の浅い医者でもいわば患者さんの意思を確認しない強制的入

院が可能だったのです。精神衛生法はこの後すぐに宇都宮病院事件をきっかけに精神保健法に

変わりました。そして現在は精神障害者の福祉までも視野にいれた精神保健福祉法になり、患

者さんの人権を最大限守っての精神医療がなされています。

 さて、いま記しましたエピソードが現在であったら、どのように対処すべきか。余裕があれ

ば、やはり刃物を持っての乱入ですから警察に連絡し、一旦患者さんを保護してもらう。その

上で警察官からの通報(精神保健福祉法第24条)で保健所に動いてもらい、措置鑑定を二人の

精神保健指定医に実施してもらい、要措置となったら措置入院とする。これが正しい気がしま

す。この時、鑑定を引き受けてくれる二人の精神保健指定医を探すのにかなりの時間を有する

でしょう。たぶん翌日までの仕事です。

 精神科救急医療を考えるときに、一方で精神症状に対する、精神保健福祉法に則った患者さ

んの人権に注意しながらの対応が必要です。他方、一般の救急医療システムとの連携も重要な

課題です。精神障害者の身体合併症にどう対応するのか、また自殺企図などによる身体的救急

医療と、その後の精神医療との連携もスムーズでなければなりません。課題は多いと思います。

現在、山形県では精神科救急医療システムの構築に向けて取り組んでいます。まだまだ山あり

谷ありの状況ですが、目指すは充実した“精神科救急情報センター”の設置にあるのではない

かと私は思っています。名ばかりの“精神科救急情報センター”に成らないように県主導で県

が運営する、機能的センターを目指してもらいたいものです。

 われわれ精神科医(特に精神保健指定医)は立場の違い、医師数の地域差も十分考えた上で

最大限の協力をすべきと考えます。医師会の先生方におかれましては、精神科の特殊性もご理

解いただいた上での精神科医療、精神科救急医療システムへのご助言を頂ければと思います。

 何だか後半、きれいごとを並べてしまいました。最近、思うことを記してみました。

18 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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19山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

出席者会  長 有海 躬行副 会 長 栗谷 義樹、中條 明夫、清治 邦夫常任理事 佐藤 泰司、武田 憲夫、大内 清則

深尾 彰、齋藤 忠明

事 務 局 海和事務局長ほか事務局員

〔Ⅰ〕報告事項

1.会員訃報会員氏名  相澤   要  先生(80歳)

あいざわ かなめ

【酒田地区医師会】死亡年月日 10月31日(日)告 別 式 11月4日(木) 午後1時会  場 セレモニーホール最上喪  主 相澤 充 様栗谷副会長参列

 栗谷副会長より、元公立酒田病院に勤務された先生で、しめやかに執り行われた旨報告。

2.第2回病院委員会10月20日(水) 日本医師会館栗谷副会長出席

 栗谷副会長より、多摩大学の真野教授の講演があり、政府で閣議決定されている成長戦略、規制制度改革の中に新しい病院類型が想定されており、先進的な医療を扱う病院を全国に100~200を、診療報酬の規範から離れた機関特区として作ろうとの動きがある。具体的なイメージはされていないが今後問題になってくる旨報告。

3.第26回山形県医家美術展10月26日(火)~31日(日) 大沼デパート

 清治副会長より、約50点の作品が出展され、会場で記帳された方が107名あり、 200部用意したパンフレットも無くなる等の来場があった旨報告。

4 第2回医師会共同利用施設検討委員会10月27日(水) 日本医師会館有海会長出席

 有海会長より、1月に開催される都道府県医師会共同利用施設担当理事連絡協議会の議題及び本会が来年担当する第24回全国医師会共同利用施設総会のプログラム等について協議した旨報告。

5.保険医療機関の個別指導10月28日(木) 山形国際交流プラザ大内常任理事より立会い報告。

6.医療に関わる事業税非課税措置等存続についての要望書提出

10月28日(木) 県庁ほか海和事務局長出席

 海和事務局長より、日本医師会より通知事項11にある至急の通知があり、有海会長の指示を受け、知事、県議会総務常任委員長及び同厚生労働環境常任委員長並びに県選出の民主党国会議員にそれぞれ要望書を送付した旨報告。

7.第32回山形県医師会学校医大会10月30日(土) 県産業創造支援センター有海会長ほか役員出席

 佐藤常任理事より、養護教諭にも案内したが土曜日ということで出席者が少なく、今後参加しやすい日程や表彰式のあり方等について改めて検討していく旨報告。

8.初級パソコンセミナー10月30日(土)~31日(日) 県医師会館有海会長、清治副会長出席

 有海会長より、情報化を図るため開催した旨報告。

第 7 回 常 任 理 事 会

日 時、平成22年11月10日(水) 午後3時30分~会 場、山形県医師会館

県医師会だより

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9.第63回日本医師会設立記念医学大会11月1日(月) 日本医師会館有海会長出席

 有海会長より、日本医師会最高優功賞等の表彰、白寿47名、米寿840名への賀詞贈呈、その後、日本医師会医学賞を受賞した3名による講演が行われた旨報告。 また、本県の関係者は8名で、11月3日に賀詞を贈呈した旨、併せ報告。

10.産業医研修会11月5日(金) 長井市西置賜郡医師会館齋藤(忠)常任理事出席

 齋藤(忠)常任理事より、神村裕子川越医院副院長から「作業管理の方法」、河合直樹山形産業保健推進センター産業保健相談員から「作業環境測定報告書の見方・読み方」について講演が行われ、16名の参加があった旨報告。

11.禁煙指導研修会11月6日(土) ゆめりあ(新庄市)大内常任理事出席

 大内常任理事より、10月からの煙草値上げでチャンピックスが品切れの事態の中での開催となり、庄内からの参加がある等盛会であった旨報告。

12.循環器検診研修会11月8日(月) 鶴岡地区医師会館三原常任理事出席

 深尾常任理事より、宮本卓也山形大学医学部附属病院第一内科助教より「慢性心不全のトータルマネージメント」、寶澤 篤山形大学医学部公衆衛生学講座 講師より「健診受診の重要性」と題して講演があり、23名の出席があった旨報告。

13.県医師会共同利用施設総会実行委員会11月9日(火) 県医師会館有海会長ほか役員出席

 有海会長より、来年の大会に向け施設見学の候補や視察コースについて及び県内施設紹介のビデオ作製等について協議した旨報告。

14.会議・行事等敢 観楓会

10月29日(金) ベルナール鶴岡有海会長出席報告。

柑 山形県医療対策協議会へき地医療部会11月1日(月) 県庁清治副会長出席報告。

  桓 山形産業保健推進センター第1回運営協議会

11月5日(金) 山形グランドホテル有海会長、齋藤(忠)常任理事出席報告。

  棺 第31回全国歯科保健大会

11月6日(土) 山形テルサ中條副会長出席報告。

〔 II 〕通知事項

1.移植希望者(レシピエント)選択基準の一部改正について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

2.平成22年の医師の届出及び調査について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

3.「公益法人制度改革」への対応に関するアンケート調査(平成22年10月)への協力依頼について

 栗谷副会長より、日本医師会常任理事からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することとし、本会は、母体保護法問題の早期解決の働きかけについての要望を入れて回答することと決定。

4.平成21年度日本医師会生涯教育制度申告集計結果の概要及び「日医生涯教育認定証」の送付について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

5.平成23年度における医学部入学定員の増員について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知について説明。

20 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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21山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

6.新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチン接種事業における予診票の記載について

 深尾常任理事より、日本医師会感染症危機管理対策室長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。(本会会員専用ホームページ「新型インフルエンザ関係情報」に掲載。)

7.「糖尿病治療のエッセンス2010-2011」(日本糖尿病対策推進会議編)の送付について

 深尾常任理事より、日本医師会常任理事からの標記通知について説明。

8.第16回日本医師会認定健康スポーツ医制度再研修会の開催について

1月22日(土) 日本医師会館

 大内常任理事より、日本医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

9.傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準の策定にかかる協力について

 大内常任理事より、日本医師会常任理事からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

10.平成22年度第4回自治医科大学産業医学研修会について

1月8日(土)~11日(火)2月11日(金)~13日(日)自治医科大学

 齋藤(忠)常任理事より、自治医科大学医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

11.医療機関の事業税非課税措置(都道府県税)及び四段階制(国税)に関わるお願い

 清治副会長より、日本医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

〔Ⅲ〕協議事項

1.山形県農作物有害動植物防除協議会の開催について

11月18日(木) 県自治会館

 栗谷副会長より、県農作物有害動植物防除協議会長から、標記開催案内がある旨説明があり、欠席することと決定。

2.「犯罪被害者支援県民のつどい」の開催について11月26日(金) 山形国際交流プラザ

 栗谷副会長より、県知事から、標記開催案内がある旨説明があり、欠席することと決定。

3.警察活動に関連する医療業務に携わる医師の実態調査について

 栗谷副会長より、日本医師会長から、標記への協力依頼がある旨説明があり、県警察医会に照会し回答することと決定。

4.新春名刺交換会開催のご案内1月4日(火) 山形グランドホテル

 栗谷副会長より、事務局から、標記への出席案内がある旨説明があり、有海会長出席することと決定。

5.株式会社シェルター山形県産業賞受賞記念祝賀会のご案内

12月3日(金) 山形グランドホテル

 栗谷副会長より、発起人から、標記への出席案内がある旨説明があり、欠席することとし、祝電を打電することと決定。

6.がん地域連携パスに関する研修会の共催について

12月16日(木) 山形県立中央病院

 武田常任理事より、県立中央病院長から、標記への共催依頼がある旨説明があり、了承。

7.勤務医に関する調査について

 栗谷副会長より、栃木県医師会長から、標記への協力依頼がある旨説明があり、回答は栗谷副会長に一任することと決定。

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8.「女性医師支援センター事業ブロック会議」(北海道・東北ブロック)日程調整について

1月30日(日) ホテル青森

 栗谷副会長より、青森県医師会長から、標記通知がある旨説明があり、当日は武田常任理事が出席することと決定。

9.乳がん検診委員会委員の推薦について委嘱 南部 知子

 深尾常任理事より、鶴岡地区医師会長から、標記委員の委嘱依頼がある旨説明があり、委嘱することと決定。

10.県医師会委員会委員について救急・大規模災害等対策委員会 委嘱 平野 順司産業医委員会      委嘱 安達 善裕

 大内常任理事より、寒河江市西村山郡医師会長から、標記委員の委嘱依頼がある旨説明があり、委嘱することと決定。

追 加 要 項

〔 I 〕報告事項

1.会議行事等敢 第4回山形県高度救急搬送体制検討委員会

11月8日(月) 県庁大内常任理事出席報告。

〔 II 〕通知事項

1.妊婦健康診査におけるヒト白血病ウイルス-1型(HTLV-1)抗体検査の実施について

 佐藤常任理事より、県子ども家庭課長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会長あて通知することと決定。

2.平成23年度厚生労働省看護職員確保対策予算(概算要求)について

 清治副会長より、日本医師会常任理事からの標記通知について説明。

〔 III 〕協議事項

1.平成22年度山形県地域保健・職域保健連携推進協議会委員並びに山形県がん検診受診促進委員会委員の推薦について

 深尾常任理事より、県健康福祉部長から、標記委員の推薦依頼がある旨説明があり、大泉監事を再推薦することと決定。

2.山形県がん診療連携協議会地域連携パス部会の部会員の推薦について

 大内常任理事より、標記部会員の推薦について提案があり、6名を推薦することと決定。

3.平成22年度酒田地区医師会忘年会のご案内12月3日(金) ホテルリッチ&ガーデン酒田

 栗谷副会長より、酒田地区医師会長から、標記への出席案内がある旨説明があり、有海会長出席することと決定。

4.リハビリテーション講習会のご後援について1月15日(土) 山形テルサ

 栗谷副会長より、実行委員長から、講習会への後援依頼がある旨説明があり、後援了承。

5.「世界糖尿病デー」市民公開講座再録紙面特集取材のお願い

 深尾常任理事より、山形新聞社からの標記依頼について説明があり、取材を了承し、広告を掲載することと決定。

6.第3回新生児蘇生法講習会に関する要望書11月21日(日) 山形済生病院

 清治副会長より、日産婦医会県支部長から、標記への助成依頼がある旨説明があり、助成することと決定。

7.その他敢 会用車の更新について

 海和事務局長より、会用車の更新について提案があり、了承。

22 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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23山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

〔 IV 〕県医師連盟関係

1.協議事項敢 執行委員会開催について

2月6日(日)東京ステーションコンファレンス

 栗谷副委員長より、日本医師連盟委員長から、標記開催案内がある旨説明があり、有海委員長及び栗谷副委員長出席することと決定。

柑 「日医連政治活動研究会」開催について1月15日(土)東京ステーションコンファレンス

 栗谷副委員長より、日本医師連盟委員長から、標記開催案内がある旨説明があり、吉岡理事及び島田副議長出席することと決定。

私たちの事業は、

3つが力を合わせながら、やさしさを強さに、思いをかたちに。

医療と介護、そして教育の「三位一体」

訪問介護通所介護福祉用具レンタル在宅改修 他

ヘルスケアヘルスケア事業事業

ヘルスケア事業

医療事務・ホームヘルパー養成 他

教育事業教育事業教育事業

医事トータル業務滅菌・SPDサービス医事コンサルティング

医療関連医療関連事業事業

医療関連事業

株式会社ニチイ学館 山形支店

TEL023-641-3359〒990-0031 山形市十日町1-1-34 山形駅前通ビル1F

(旧アクサ山形ビル)

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出席者

会  長 有海 躬行

副 会 長 栗谷 義樹、中條 明夫、清治 邦夫

常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、大内 清則

齋藤 忠明

理  事 沓沢 茂夫、折居 和夫、吉岡 信弥

江口 儀太、齋藤  聰

監  事 小林 正義、大泉 晴史、尾形  浩

議  長 福原 晶子

副 議 長 島田 耕司

事 務 局 海和事務局長ほか事務局員

〔Ⅰ〕報告事項

1.会員訃報

会員氏名  菅原   卓  先生(65歳)すがわら たかし

【酒田地区医師会】

死亡年月日 11月15日(月)告 別 式 11月19日(金) 午前9時30分会  場 セレモニーホール酒田

喪  主 菅原 園枝 様 

栗谷副会長通夜に出席

 栗谷副会長より、菅原先生が亡くなられ、通夜

に出席してきた旨報告。

2.第7回常任理事会

11月10日(水) 県医師会館有海会長ほか役員出席

 栗谷副会長より、第7回常任理事会報告は既に

メールで報告しているとおり、報告事項15件、通知事項13件、協議事項17件であった旨説明があり、それぞれ了承。

3.診療に関する相談申し込み状況

 栗谷副会長より、10月分の診療に関する相談は県医師会での受付1件の診療に対する苦情・相談

であった旨報告。

4.医療安全やまがたフォーラム

11月11日(木) 県土地改良会館有海会長、栗谷副会長、武田・深尾常

任理事出席

 栗谷副会長より、東北大学大学院医学系研究科

国際保健学分野教授 上原鳴夫先生より「医療安全全国共同行動“いのちをまもるパートナーズ”-

みんなの協力で1万人のいのちをまもろう-」と

題して基調講演、「山形県における医療安全の取り

組みと今後の課題」をテーマにシンポジウムが行

われた旨報告。

5.保険医療機関の個別指導

11月11日(木) 出羽庄内国際村福原議長立会い

11月17日(水) 置賜総合文化センター齋藤(聰)理事立会い

立会い役員より報告。

6.医師会活動を考えるシンポジウム

11月13日(土) 県産業創造支援センター有海会長、武田常任理事、折居理事出席

 折居理事より、「山形県における医療連携の現状

と問題点」を主題としてシンポジウムを開催し、

コメンテーターとして阿彦県次長よりコメントが

行われた旨報告。

7.糖尿病市民公開講座

11月14日(日) 山形市中央公民館有海会長、折居理事出席

 折居理事より、間中英夫県立中央病院生活習慣

病対策部長より「世界糖尿病デーについて」基調

講演、西村恵美子山形市保健センター管理栄養士

より「山形県の四季の味を献立に」、八幡芳和米沢

市立病院第一診療部第三内科科長兼医長より「だ

れにでもよくわかる糖尿病」について講演が行わ

れ、文翔館をブルーにライトアップした旨報告。

24 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

第9回全理事会(TV会議)

日 時、平成22年11月24日(水) 午後3時30分~会 場、山形県医師会館、鶴岡地区医師会館

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25山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

8.産業医研修会

11月15日(月) 天童ホテル清治副会長、吉岡理事出席

 吉岡理事より、河合環境コンサルタント事務所

長 河合直樹先生より「作業環境測定報告書の見

方・読み方」、川越医院副院長 神村裕子先生より

「作業管理の方法」と題して講演が行われた旨報告。

9.北村山地区の救急医療体制に関する懇談会

11月17日(水) 北村山地区医師会館有海会長、清治副会長、武田・大内常

任理事出席

 大内常任理事より、北村山地区の救急医療体制

の現状、今後の体制作り等について意見交換が行

われた旨報告。

10.都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会11月19日(金) 日本医師会館栗谷副会長出席

 栗谷副会長より、「勤務医の視点からの医師会改

革」をテーマに協議が行われ、都道府県医師会か

らの勤務医活動について報告、意見交換が行われ

た旨報告。

11.第41回全国学校保健・学校医大会11月20日(土) 前橋市:ベイシア文化ホール有海会長、中條・清治副会長、佐藤・

大内常任理事出席

 中條副会長より、「守ろう育てよう子どもたちの

健康と生きる力 -学校医からのメッセージ-」のメインテーマで開催され、シンポジウム、特別講演

が行われた旨報告。

12.循環器検診研修会11月22日(月) グランドホクヨー米沢中條副会長出席

 中條副会長より、宮本卓也山形大学医学部附属

病院第一内科 助教より「慢性心不全のトータルマネージメント」、寶澤 篤山形大学医学部公衆衛生

学講座 講師より「健診受診の重要性」について講演が行われた旨報告。

13.会議・行事等敢 三師会役員懇談会

11月10日(水) ホテルメトロポリタン山形有海会長ほか役員出席報告。

   

柑 がん地域連携パスに関する研修会

11月11日(木) 山形大学医学部有海会長出席報告。

桓 災害時難病疾患患者支援等に関する講演会

11月15日(月) 山形大学医学部有海会長出席報告。

棺 第45回優良従業員表彰式11月17日(水) 山形市医師会健診センター有海会長出席報告。

款 平成22年度労災インフォメーションセミナーIN山形

11月18日(木) ホテルキャッスル中條副会長出席報告。

   

歓 鶴岡准看護学院戴帽式

11月18日(木) 鶴岡准看護学院三原常任理事出席報告。

   

汗 嘉山孝正先生山形県科学技術賞受賞を祝う会

11月21日(日) ホテルメトロポリタン山形有海会長出席報告。

漢 医師信用組合理事会

11月24日(水) 県医師会館有海会長ほか役員出席報告。

〔 II 〕通知事項

1.肺炎球菌ワクチン誤接種防止対策について

(「ニューモバックス®NP」と「プレベナー®水性懸濁皮下注」)

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知

について説明。

2.「日本医師会国民の安心を約束する医療保険制

度」送付について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知

について説明があり、各郡市地区医師会長あて通

知することと決定。

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3.病院の耐震改修等状況調査について

 栗谷副会長より、日本医師会常任理事からの標

記通知について説明。

4.医師会の公益認定取得事例について

 栗谷副会長より、日本医師会常任理事からの標

記通知について説明があり、各郡市地区医師会長

あて通知することと決定。

5.医療ツーリズムに関する都道府県の取り組み

について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知

について説明があり、該当なしで回答することと

決定。

6.ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針の

改正等について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知

について説明。

7.第28回日本医学会総会登録推進ご協力について

 栗谷副会長より、日本医師会長からの標記通知

について説明があり、有海会長、栗谷・清治副会

長、大内常任理事、折居理事、小林・大泉監事出

席することと決定。

8.地域支援事業実施要綱の改正に係る介護予防

事業のQ&A集改訂版)の送付について

 佐藤常任理事より、日本医師会常任理事からの

標記通知について説明があり、各郡市地区医師会

長あて通知することと決定。

9.平成22年度母子保健講習会の開催について2月20日(日) 日本医師会館

 佐藤常任理事より、日本医師会長からの標記通

知について説明があり、各郡市地区医師会長あて

通知するとともに、清治副会長、佐藤常任理事、

江口(儀)理事出席することと決定。

10.「在宅医療の進展状況に関する調査」について

 佐藤常任理事より、日本医師会長からの標記通

知について説明があり、各郡市地区医師会長あて

通知することと決定。

11.インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究に対する協力について

 折居理事より、日本医師会長からの標記通知に

ついて説明があり、各郡市地区医師会長あて通知

することと決定。

12.都道府県におけるワクチン接種緊急促進基金条例(仮称)の制定に係る事務の実施に関する

資料について

 折居理事より、日本医師会感染症危機管理対策

室長からの標記通知について説明があり、各郡市

地区医師会長あて通知することと決定。

13.医療機関等に対するインフルエンザ対策の徹底について

 折居理事より、日本医師会感染症危機管理対策

室長からの標記通知について説明があり、各郡市

地区医師会長あて通知することと決定。

14.麻しん検査診断について

 折居理事より、日本医師会感染症危機管理対策

室長からの標記通知について説明があり、PCR

検査の有用性について現場で徹底するように県に

申し入れることと決定。

〔Ⅲ〕協議事項

1.平成22年度「山形県ナースセンター事業運営委員会」委員の推薦について

 栗谷副会長より、県看護協会長からの標記推薦

依頼がある旨説明があり、清治副会長を推薦する

ことと決定。

2.懇親会の開催について

12月10日(金) 川なり

 栗谷副会長より、アルカディアソフトパーク山

形クラブ会長から、標記開催案内がある旨説明が

あり、有海会長出席することと決定。

26 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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27山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

3.医療安全全国フォーラム開催のご案内と推進

拠点会議および共同行動連絡会議へのご出席の

お願い

11月26日(金)、27日(土)幕張メッセ国際会議場

 栗谷副会長より、医療安全全国共同行動推進会

議議長からの標記通知について説明があり、欠席

することと決定。

4.山形県医療ADR学術研究会講演会へのご出

席及び後援名義の借用について

2月10日(木) 山形大学医学部

 栗谷副会長より、県医療ADR学術研究会会長

からの標記通知について説明があり、有海会長出

席並びに後援了承。

5.平成22年度学校保健講習会の開催について2月19日(土) 日本医師会館

 佐藤常任理事より、日本医師会長からの標記通

知について説明があり、各郡市地区医師会長あて

通知するとともに、中條・清治副会長、佐藤常任

理事、江口(儀)理事出席することと決定。

6.医療連携関係委員会の今後の進め方について

 大内常任理事より、医療連携関係委員会の今後

の進め方について説明があり、進め方について大

内常任理事に一任することと決定。

追 加 要 項

〔 II 〕通知事項

1.子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例

交付金(補正予算案)に係る基金交付額の考え

方について

 佐藤常任理事より、日本医師会感染症危機管理

対策室長からの標記通知について説明。

2.平成22年度東京都医師会産業医前期研修会の開催について

3月5日(土)・6日(日) 日本医師会館

 齋藤(忠)常任理事より、東京都医師会長からの標記通知について説明があり、各郡市地区医師会

長あて通知することと決定。

3.山形県公立大学法人評価委員会委員の委嘱に

ついて

 栗谷副会長より、県知事から、有海会長に対し

標記委員の委嘱依頼がある旨説明があり、受諾す

ることと決定。

〔 III 〕協議事項

1.職員給与規程の一部改正について

 海和事務局長より、職員給与規程の一部改正に

ついて説明があり、了承。

2.平成22年度第2回都道府県医師会長協議会の開催について

1月18日(火) 日本医師会館

 栗谷副会長より、日本医師会長から、標記への

出席案内がある旨説明があり、有海会長出席する

ことと決定。

3.山形県難病医療等連絡協議会委員の推薦につ

いて

 栗谷副会長より、県健康福祉部長から、標記委

員の推薦依頼がある旨説明があり、武田常任理事

を再推薦することと決定。

4.「黒羽根洋司先生高山樗牛賞受賞祝賀会」のご

案内

12月9日(木) グランドエル・サン

 栗谷副会長より、鶴岡地区医師会長から、標記

への出席案内がある旨説明があり、栗谷副会長出

席することと決定。

5.インフルエンザに関する健康危機管理研修会

の開催について

12月20日(月) 県庁

 栗谷副会長より、県健康福祉部長から、標記開

催案内がある旨説明があり、出席者については深

尾常任理事に一任と決定。

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6.保険医療機関の個別指導の立会いについて

 中條副会長より、東北厚生局山形事務所から、

保険医療機関等の個別指導の実施について連絡が

ある旨説明があり、立会い役員について協議の結

果、次のとおり決定。

1月13日(木) 病院 大泉監事、大内常任理事1月14日(金) 病院 齋藤(聰)理事、佐藤常任理事1月19日(水) アクティー米沢 中條副会長1月27日(木) 山形ビッグウイング 大内常任理事2月3日(木) 山形ビッグウイング 大泉監事

2月16日(水) 山形ビッグウイング 吉岡理事2月24日(木) 山形ビッグウイング 大内常任理事

7.山形県臨床内科医会学術講演会への後援のお

願いについて

1月21日(金) 山形国際ホテル

 栗谷副会長より、県臨床内科医会長からの標記

依頼について説明があり、後援了承。

28 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

山形県医師会会報への投稿についてお願い

1.投稿者は、本会の会員または会員との共著者であることを原則とします。

2.内容は、学術論文、随想、短歌、趣味に関するものなど、なんでも結構です。

3.原稿は横書きとし(短歌、俳句等は除く)、当用漢字、現代かなづかいを使って

下さい。

  明らかな誤字・脱字等は、情報広報部にて訂正いたします。(外国語はパソコン

か活字体でとくに明瞭に。)

4.原稿用紙は、原則として県医師会所定のもの(一行22字×21行)をご使用下さ

い。ご希望の方にはお送り致します。(4枚で1頁)

5.パソコン使用の場合は、Eメール添付、FD・CDを送付して頂いても結構です。

6.学術関係のものは、臨床医家向きにお書き下さい。

7.原稿の締切は毎月月末です。

8.原稿の採否は情報広報部できめさせていただきます。

9.別刷希望の方はあらかじめお申し出下さい。(30部以上の場合は、実費をいただ

きます。)

10.その他については、事務局(023-666-5200)にご照会下さい。

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29山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

 第32回本会学校医大会は、去る10月30日(土)午後

3時より山形県産業創造支援センターにおいて開

催された。

 栗谷副会長の開会の辞、有海会長の挨拶に続い

て、学校保健功労者の表彰が行われ、各地域にお

いて学校保健活動に功績のあった10名の先生方

が県医師会長より表彰された。

 山形県教育委員会教育長(瀧浪課長補佐)から

祝辞をいただいた後、被表彰者を代表して佐藤 

宏先生から謝辞があった。

 その後、佐藤常任理事から「日本医師会学校保

健委員会、第22回東北学校保健・学校医大会、山

形県医師会学校保健委員会について」の報告、山

形県教育庁スポーツ保健課課長補佐 瀧浪 敦先

生から「平成22年度山形県子どもの健康を守る地

域専門家総合連携事業」、飯豊町立第二小学校養護

教諭 浅田千嘉子先生から「『家庭と地域とむすび

愛 ひとりひとりのプランニング 未来にはばたけ

二小のげんきっ子!!』の育成」と題して講演が

行われた。

 この度学校保健功労県医師会長表彰を受けられ

たのは次の方々です。

 誠におめでとうございます。 

平成22年度

学校保健功労県医師会長被表彰者名簿

鈴 木 康 紀 先生(山形市)

鞍 掛 彰 秀 先生(天童市)

髙 橋 ひとみ 先生(寒河江市)

原 田 正 夫 先生(上山市)

佐 藤   宏 先生(東根市)

海 野 さち子 先生(酒田市)

岡 田   穆 先生(鶴岡市)

金 子 郁 子 先生(高畠町)

多 田 久 人 先生(白鷹町)

北 村 正 敏 先生(米沢市)

第32回山形県医師会学校医大会

浅田 千嘉子 先生

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30 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

第26回山形県医家美術展

 本会々員の作品を集めて毎年開催しております山形県医家美術展を今年も去る10月26日(火)から10月31

日(日)までの6日間、山形市・大沼デパート7階ローズルームにおいて開催しました。

 今年の出展作品は絵画部門15点、写真部門16点、工芸部門7点でありました。

 ここに今年の出展作品を掲載いたしますのでご鑑賞下さい。

 なお、掲載は紙面の関係で各部門一人1点とさせていただきました。

自画像「こまったなぁー」ペン画 山形市 大内 清則

五 月水彩 山形市 土屋 義明

アンジェリーナ油彩 山形市 鈴木 清夫

静物(桃)油彩 山形市 中村 達夫

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31山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

アロワナ&ドイツ鯉油彩 寒河江市 安孫子正平

不思議の国のMアクリル 上山市 関根 美穂

モンゴル氷河河畔にて山形市 徳永 正靱

晩秋(日本一の大欅)山形市 柘植 更一

花の西門油彩 上山市 高野 良介

秋の花とフルーツ油彩 酒田市 海野  泉 

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32 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

彼岸花山形市 中野  博

クラゲ(加茂水族館)天童市 藤山 忠信

東大寺・広目天(ハイダイナミックレンジ撮影)天童市 大山 正俊

花 火上山市 青山 新吾

一本桜東根市 橋本 秀樹

二面性山と水平線またはHaleakala

新庄市 三條 典男

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33山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

バードカービング 野鳥15種バードカービング 大江町 奥山 秀弥

怪獣闘争図切り折り紙 南陽市 川合 正和

阿弥陀如来坐像 材翌檜仏像彫刻 川西町 黒沢  真

ウェディングパーティのウェルカムボードトールペイント 朝日町 高橋  潤

大 見(おおべしみ)能面 川西町 佐藤 光弥

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斬11月 1日 第63回日本医師会設立記念医学大

会が日本医師会館で開催され、有海会長出席。

斬〃 山形県医療対策協議会へき地医療

部会が県庁で開催され、清治副会長出席。

斬〃 5日 産業医研修会を長井市西置賜郡医

師会館で開催。

斬〃 山形産業保健推進センター第1回

運営協議会が山形グランドホテルで開催され、

有海会長出席。

斬〃 6日 禁煙指導研修会をゆめりあ(新庄

市)で開催。

斬〃 第31回全国歯科保健大会が山形

テルサで開催され、中條副会長出席。

斬〃 8日 会報編集会議を県医師会館ほかで

開催。

斬〃 循環器検診研修会を、鶴岡地区医

師会館で開催。

斬〃 第4回山形県高度救急搬送体制検

討委員会が県庁で開催され、大内常任理事出席。

斬〃 新型インフルエンザ予防接種事業

に関する委託契約の完了について、各郡市地

区医師会長宛通知。

斬〃 「公益法人制度改革」への対応に関

するアンケート調査(平成22年10月)への協

力依頼について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 9日 県医師会共同利用施設総会実行委

員会を県医師会館で開催。

斬〃 10日 第7回常任理事会を県医師会館で

開催。

斬〃 三師会役員懇談会がホテルメトロ

ポリタン山形で開催され、有海会長ほか役員

出席。

斬〃 11日 医療安全やまがたフォーラムを県

土地改良会館で開催。

斬〃 がん地域連携パスに関する研修会

が山形大学医学部で開催され、有海会長出席。

斬〃 12日 新型インフルエンザ(A/H1N

1)ワクチン接種事業における予診票の記載

について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 移植希望者(レシピエント)選択

基準の一部改正について、各郡市地区医師会

長宛通知。

斬〃 平成22年度第4回自治医科大学産

業医学研修会について、各郡市地区医師会長

宛通知。

斬〃 妊婦健康診査におけるヒト白血病

ウイルス-1型(HTLV-1)抗体検査の実

施について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 平成21年度日本医師会生涯教育

制度申告書集計結果の概要を、各郡市地区医

師会長宛送付。

斬〃 平成21年度日医生涯教育制度の

認定証を、各郡市地区医師会長宛送付。

斬〃 13日 医師会活動を考えるシンポジウム

を県産業創造支援センターで開催。

斬〃 14日 糖尿病市民公開講座を山形市中央

公民館で開催。

斬〃 15日 産業医研修会を天童ホテルで開催。

斬〃 災害時難病疾患患者支援等に関す

る講演会が山形大学医学部で開催され、有海

34 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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35山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

会長出席。

斬〃 17日 北村山地区の救急医療体制に関す

る懇談会が北村山地区医師会館で開催され、

有海会長、清治副会長、武田・大内常任理事

出席。

斬〃 第45回優良従業員表彰式が山形

市医師会健診センターで開催され、有海会長

出席。

斬〃 18日 平成22年度労災インフォメー

ションセミナーIN山形がホテルキャッスル

で開催され、中條副会長出席。

斬〃 鶴岡准看護学院戴帽式が同学院で

挙行され、三原常任理事出席。

斬〃 山形県医師会母体保護法指定医師

の更新について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 医師会の公益認定取得事例につい

て、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 19日 都道府県医師会勤務医担当理事連

絡協議会が日本医師会館で開催され、栗谷副

会長出席。

斬〃 20日 第41回全国学校保健・学校医大会

が前橋市:ベイシア文化ホールで開催され、

有海会長、中條・清治副会長、佐藤・大内常

任理事出席。

斬〃 21日 嘉山孝正先生山形県科学技術賞受

賞を祝う会がホテルメトロポリタン山形で開

催され、有海会長出席。

斬〃 22日 循環器検診研修会をグランドホク

ヨウ米沢で開催。

斬〃 24日 第9回全理事会を県医師会館ほか

(テレビ会議)で開催。

斬〃 医師信用組合理事会が県医師会館

で開催され、有海会長ほか役員出席。

斬〃24日・25日 日医生涯教育講座を鶴岡地区医

師会館並びにホテルメトロポリタン山形で開催。

斬〃 平成22年度山形県高齢者保健福祉

推進委員会が県庁で開催され、有海会長出席。

斬〃 第3回医療IT委員会が日本医師会

館で開催され、三原常任理事テレビ会議にて

出席。

斬〃 「日本医師会 国民の安心を約束す

る医療保険制度」を、各郡市地区医師会長宛

送付。

斬〃 26日 地域支援事業に関する一部改正通

知等について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 「在宅医療の進展状況に関する調

査」への協力依頼について、各郡市地区医師

会長宛通知。

斬〃 28日 市民公開講座「骨の健康とスポー

ツ」を山形市保健センターで開催。

斬〃 29日 山形県医療審議会が自治会館で開

催され、有海会長・中條副会長出席。

斬〃 都道府県におけるワクチン接種緊

急促進基金条例(仮称)の制定に係る事務の

実施に関する資料について、各郡市地区医師

会長宛通知。

斬〃 医療機関等に対するインフルエン

ザ対策の徹底について、各郡市地区医師会長

宛通知。

斬〃 麻しん検査診断について、各郡市

地区医師会長宛通知。

斬〃 インフルエンザ様疾患罹患時の異

常行動の情報収集に関する研究に対する協力

について、各郡市地区医師会長宛通知。

斬〃 30日 平成22年度山形県自殺対策推進

会議が県庁で開催され、江口(拓)理事出席。

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36 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

会 員 異 動

11月30日現在会員数 1,711名             

A会員 717名 B会員 880名 C会員 3名 準会員 111名

○ 入    会

備   考氏   名会員区分郡市地区医師会月 日

菅 原   浩B酒 田 地 区10. 1

吉 導 直 人B山 形 市11. 1

田 中 康 裕B上 山 市〃

高 須 直 樹準新庄市最上郡〃

柿 沼 雄 二B米 沢 市〃

○ 会 員 訃 報

享 年氏  名郡市地区医師会死亡年月日

65歳菅 原   卓酒 田 地 区平成22年11月15日

備   考氏   名会員区分郡市地区医師会月 日

施設移転島 貫 洋 利A米 沢 市10. 1

施設移転窓 柳   誠A山 形 市11. 1

現住所変更渡 部 修 一準寒河江市西村山郡〃

会員区分変更星 川   亨A→B新庄市最上郡〃

現住所変更赤 坂 雅 弘B酒 田 地 区〃

新規開業阿 部 寛 政B→A鶴 岡 市〃

現住所変更石 川 安都子B山 形 市11. 5

氏名変更、現住所変更伊 東 郁 子B酒 田 地 区11.19

○ 異    動

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37山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

医師国保だより

 療養諸費1人当り費 用 額

1件当り費 用 額

他 法負 担 額

一 部 負 担 金組合負担額費 用 額日数件数区  分

薬剤一部負担金円円円円円円円

入 院第1種組合員医 

  

5,830412,00637,663-1,074,7552,595,6323,708,050589

6,83821,53011,49801,284,9733,052,6194,349,090283202入院外

5,096556,044206,298-2,544,4856,701,9679,452,75021917入 院第 2 種組 合 員及 び世 帯 員 3,0908,143129,00301,553,1124,050,6555,732,770939704入院外

9,33124,938384,46206,457,32516,400,87323,242,6601,499932計

1,1839,5256360224,466527,358752,46014079第1種組合員歯 

科1,3569,82317,8270725,3211,771,6522,514,800438256第 2 種 組 合 員

及 び 世 帯 員

1,3129,75318,4630949,7872,299,0103,267,260578335計

1,6219,01537,17101,147,5992,854,0204,038,790525448調 剤

18319,81413,000-163,800278,932455,732(680)(23)入院時食事療養費

000-00000訪 問 看 護

1067,5632,415-76,652185,643264,710-35療 養 費

000-000-0移 送 費

12,55317,868455,51108,795,16322,018,47831,269,152-1,750療 養 諸 費 合 計

59,57116,7472,705,070041,347,992105,528,492149,581,554-8,932本 年 度 累 計

102.4100.185.6-101.7101.4101.1-101.1前 年 度 同 期 比

 その他組合の諸給付備 考金 額件 数種  別

979,28718高 額 療 養 費

第2種組合員1人420,0001出産育児一時金

家族1人50,0001葬 祭 費

00傷 病 手 当 金

1,449,28720合 計

2.その他組合の諸給付

 8月分のその他の諸給付は、高額療養費

18件979,287円、出 産 育 児 一 時 金1件420,000円、葬祭費1件50,000円を給付しました。

平成22年8月分の保険給付費の状況

 本組合被保険者にかかる8月分の療養諸費及びその他の諸給付については、次のとおりです。

1.療養諸費

 8月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院9,298千円、入院外7,103千円、歯科2,299千円、診療費合計で18,700千円となりました。8月までの組合負担額の前年度同期比では入院3.85%減、入院外6.28%増、歯科6.25%減、診療費計で0.03%増とほぼ同じで推移しています。 また、調剤は9.57%増とやや高くなっています。

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38 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

 共済会の諸給付金の状況備     考金額件数種   別

会員1人105,0001傷 病 見 舞 金

00傷 病 給 付 金

00死 亡 弔 慰 金

00出 産 給 付 金

00介 護 手 当 金

会員1人100,0001高齢者褒賞給付金

00生存退会給付金

205,0002合      計

3.保険給付費支払額の状況

 8月分の保険給付費は23,468千円で、前年に比べ3,341千円の増加となっています。

4.共済会の諸給付金の状況

 8月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金1件

105,000円、高齢者褒賞給付金1件100,000円を給付しました。

平成22年度 保険給付費支払額の状況

19,94519,94519,945

22,51822,51822,518

26,95126,95126,951

23,46823,46823,468

21,81621,81621,816 22,39622,39622,396

平成21年度平成22年度21年度実績月平均22年度当初予算月平均

24,02624,02624,026

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39山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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40 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

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41山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

医師会協同組合だより

 山形県医師会では、会員の医療事故補償対策の一環として「団体医師賠償責任保険」制度および

「団体勤務医師賠償責任保険」制度を導入しております。(団体割引20%)

 当組合より、12月上旬に更改のご案内または加入のご案内をさせていただいておりますので、ご確

認くださいますようお願い申し上げます。

 ※山形県医師会協同組合は山形県医師会より当該案内および保険料集金事務等の委託を受けています。

  【特徴】

      ※1勤務医師賠償責任保険では補償されません。

      ※2医師賠償責任保険とのセット加入が条件となります。

 詳細につきましては、下記お問い合わせ先までご連絡をお願い致します。

山形県医師会

医師賠償責任保険のご案内

団体契約なので割安(団体割引20%)1

医療上の事故、建物や設備の使用・管理上の不備に起因する事故

※1給食等による事故※1を補償2

豊富な併売商品※2をご用意3

【お問い合わせ先】

 取扱代理店: 有限会社カスミ山形

         〒990-2473 山形市松栄1−6−73  TEL.023-647-7667

 引受保険会社:株式会社損害保険ジャパン 山形支店山形支社

         〒990-0023 山形市松波1−1−1  TEL.023-623-7030

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42 山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

書籍購買サービスのご案内

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医師会協同組合では、各種特典【組合員特別価格、送料無料】で書籍をご提供しております。

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新たな機能が追加され、より使いやすくなりました。

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   新サイト(和書250万件、洋書500万件)

   旧サイト(和書200万件、洋書360万件)

 ※医学書の在庫は、豊富です。

隠 ログイン後の画面には、医学系情報が満載!

韻 先生が予め特定のキーワード(著者名、

タイトル名)の登録をしていただくと、対

象書籍が発刊される毎にご指定のメールア

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※このサービスは組合員および賛助会員の方のみのサービスとなります。 組合に未加入の方は、組合にご加入のうえご利用をお願いいたします。

【ご利用のお申込み・お問い合わせ先】

山形県医師会協同組合山形市松栄1-6-73  TEL:023-666-5300 FAX:023-666-5301

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43

 今年度の日医医療IT委員会は、ORCAプロ

ジェクトと日医認証局について答申するよう諮問

されており、二つのワーキンググループ(WG)

に分かれ議論を重ねているところである。私は認

証局WGに属しているので、認証局について少々

触れてみる。

 認証局については、多くの会員がそのイメージ

をつかめていないのではないかと思う。私自身詳

しいわけではないが、その概念を少々解説させて

いただく。例えば、ワープロで書いた診療情報提

供書(紹介状)をインターネットで紹介先医療機

関へ送信する場合を考えてみる。もちろん、紹介

状をメールに添付して送ることは簡単なことでは

ある。しかし、それだけでは、その紹介状を医師

本人以外が送信したとしてもそれを見破るすべが

ないし、そもそも、デジタルファイルは公文書と

はみなされないので、それを印刷したりコン

ピュータに保存したりしても法的には認められな

い。このようなデジタルファイルが医師本人によ

り作成されたことを保証し、法的に認められるよ

うにするために必要なのが電子署名である。すな

わち、電子署名は、紙の文書における署名と印鑑

証明書付きの実印による捺印に当たるものと考え

て良い。この電子署名を発行するところが認証局

である。また認証にはその人の資格も含まれる。

したがって、認証局は公に信頼された組織である

必要があり、「医師」、「本人」であることを証明

するためには厳密な資格審査も必要となる。

 日医としては、医師の資格を与えるのは国で

あったとしても、「医師」や「本人」であること

を審査して、認める(認証する)のは、第三者に

委ねるべきではなく、日医が責任をもつべきだと

して日医認証局を進めてきた。すでに開発や実証

実験は終わっており、今後は、会員にICカード

を発行し、実運用を目指す段階に来ている。しか

し、現実問題として医療のIT化は遅れており、

紹介状や処方箋などをデジタルファイルとしてや

り取りしたり、医療連携ネットワークを介して患

者情報を共有したりするなどのシステムはまだま

だ一般的ではない。一方で、会員へICカードを

発行し、認証局を継続して運営していくためには、

毎年5000万円以上の予算が必要とされ、会員の理

解が欠かせない。認証局WGでは、日医認証局は

必要という意見が大勢を占めているが、認証局は

なぜ必要か、なぜ日医がやらなければいけないか、

というそもそも論から始まり、運営費をどう考え

るべきか、非会員の認証はどうするのか、ICカー

ドの価格をいくらに設定すべきかなどの課題につ

いて議論を深めているところである。

(三原 一郎)

山形県医師会会報 平成22年12月 第712号

    平成22年12月5日 印刷

    平成22年12月10日 発行

      山 形 県 医 師 会 会 報 第712号

   ¥ 525

 本会会誌の誌代525円は、山形県医師

会会費賦課微収規程第2条別表に定め

る会費の中に含まれる。

  発 行 者 有  海  躬  行  編 集 委 員 中  條  明  夫   〃    清  治  邦  夫   〃    佐  藤  泰  司   〃    三  原  一  郎

     発 行 所 社団法人山形県医師会〒990-2473 山形市松栄一丁目6番73号  TEL 023-666-5200  FAX 023-647-7757  

     印 刷 所 ㈱ 誠 文 堂 印 刷 山形市本町一丁目7番50号           

編 集 後 記