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CargoPaint Default Aircraft Livery Tool カーゴペイント・標準機体塗装ツール 本プログラムは、 Flight Simulator 2004 の航空機に新たな機体を作成し、カーゴパイロットで 使用できるようにするツールです。既存の機体塗装を元に塗り替えたり、無地のテンプレート から作成することも出来ます。 ご注意していただきたいのは、ほとんどの場合既存の塗装を編集および削除することはできま せん。まず既存の塗装をコピーしてから新しい柄を作成してください。これはボタンひとつの 作業ですからとても簡単です。では、このコピーを元にさまざまな設定を行ってみましょう。 カーゴペイントを起動するには、Windows の「スタート」ボタンより「プログラム(すべての プログラム)」→「Just Flight」→「Cargo Pilot」→「Default Aircraft Livery tool」と起動し て下さい。しばらくすると、上記のウィンドウ(Aircraft Selector)が表示されます。 ご注意 - カーゴペイントは、 Flight Simulator 2004 専用のプログラムであり、残念ながら Flight Simulator X には対応しておりません。

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CargoPaint Default Aircraft Livery Tool - カーゴペイント・標準機体塗装ツール -

本プログラムは、Flight Simulator 2004 の航空機に新たな機体を作成し、カーゴパイロットで

使用できるようにするツールです。既存の機体塗装を元に塗り替えたり、無地のテンプレート

から作成することも出来ます。 ご注意していただきたいのは、ほとんどの場合既存の塗装を編集および削除することはできま

せん。まず既存の塗装をコピーしてから新しい柄を作成してください。これはボタンひとつの

作業ですからとても簡単です。では、このコピーを元にさまざまな設定を行ってみましょう。 カーゴペイントを起動するには、Windows の「スタート」ボタンより「プログラム(すべての

プログラム)」→「Just Flight」→「Cargo Pilot」→「Default Aircraft Livery tool」と起動し

て下さい。しばらくすると、上記のウィンドウ(Aircraft Selector)が表示されます。 ご注意 - カーゴペイントは、Flight Simulator 2004 専用のプログラムであり、残念ながら

Flight Simulator X には対応しておりません。

新しく機体を塗装する

手順1‐機体を選択する

まず始めにすることは、どの機体を元に塗装を行うかを決める作業です。先ほどの手順に従っ

て Aircraft Selector(エアクラフトセレクター)を起動させてください。表示される一覧の

中からお好みの機体を選択すると右側にプレビュー画面が表示されます。

選択した機体を編集するには、”Edit selected aircraft(選択した機体を編集する)”ボタ

ンをクリックしてください。

次に選択して機体に対応する塗装の種類が一覧表示されます。

デフォルト 737-400

デフォルト 747-400

デフォルト 777-300

デフォルト セスナ C208

デフォルト セスナ C208B

デフォルト ダグラス DC3

新しく塗装を追加したり、いらないものを削除したり、既存の機

体を元に塗装を編集するにすには、まず一覧から機体を選択

し、”Edit selected aircraft”ボタンをクリックしてください。

手順2 - 元となる機体の塗装を選択する

新しく機体を塗装するには、まず元となる機体の塗装を選択します。本プログラムの導入時に

は、既存の機体塗装しか表示されません。以後、自由に塗装を繰り返していただくと、作成さ

れた塗装を選択することができるようになります。

Liveries と書かれた塗装リストより、それぞれの塗装を選択すると画面左側に塗装の縮小画像

が表示されます。この縮小画像下のドロップダウンリストを開くと、該当する機体用に作成さ

れた塗装のテクスチャを切り替えることができます。ほとんどの機体は一種類のみ用意されて

いますが、機体のデザインによっては複数の画像が含まれることもあります。またこのリスト

には修正可能なテクスチャもあり、パイロットや乗客を塗り替えることもできます。

手順3 - 選択された機体の塗装をコピーする

塗装リストの中から元となる塗装を選択(反転表示)しましたら、”Add Livery(新規作成)”

ボタンをクリックしてください。

デフォルトの塗装は、そのままでは

編集することはできません。

先に”Add new livery”ボタンにて

編集可能な塗装を用意します。

表示したテクスチャを編集

新しくテクスチャをインポート

表示されているテクスチャをエ

クスポート

選択した塗装を削除

選択した塗装を編集する

新規作成

編集プログラムを変更

編集プログラムを MS ペイント

に戻す

まもなく新しい機体の詳細を設定する上記ウィンドウが表示されます。各項目には、あらかじ

め選択した元となる機体の設定内容が記載されていますから、それぞれの内容を変更すること

で多彩な塗り替えが可能となります。ご希望の塗装に合うように編集を行ってみてください。

この時点で各項目を変更しておくのもよいでしょう。特にバリエーションの項目を変更されま

すとフライトシミュレータの航空機の選択にて、ここで設定したバリエーションの名前が表示

されるようになります。

補足事項1 - これらの設定項目を特に変更せず適用しましても、塗装リストの画面にて

”Edit selectedlivery details(選択した塗装を編集する)”ボタンをクリックすることで随時

編集することができます。

本プログラムが既に同一のタイトル名またはバリエーションがあると指摘した場合、新しい塗

装には別の名前を付けてください。

フライトシミュレータは、個々の機体を識別するためにこれらの項目に固有の名前を付ける必

要があるのです。

補足事項2 - 残念ながら“Description(説明)”部分は、日本語が正しく表示されません。

日本語で入力を行いますと文字が化けて表示されてしまいますが、フライトシミュレータ上に

おいては入力した日本語が正しく表示されます。この項目を変更される場合は、予めノートパ

ッドなどのテキストエディタにて入力される文章を作成してから、その内容をコピー&ペース

トされることをお勧めします。

タイトル名

コールサイン

フライト番号

機種

バリエーション 説明

登録番号

このウィンドウにおいて”Add Livery(この塗装を追加)”ボタンをクリックする前に今回の

塗装は、元となる機体の単なるコピーか、それとも文字やロゴを消し、塗装しやすくした無地

のテンプレートにするかを選択することができます。

デフォルトの設定では、無地のテンプレートが作成されるようになっております。もし文字や

ロゴごとそっくりコピーしたい場合は、ウィンドウ下部にあるドロップダウンリストから

”Use currently selected Livery as the basis for the new aircraft(選択した塗装を新しい機体

塗装の元とする”を選択してください。

”Add Livery(この塗装を追加)”ボタンをクリックするとウィンドウが閉じ、塗装リストの

あるウィンドウに戻ります。すると塗装リストの 下段に編集可能な新しいコピーが追加され

ているはずです。

この新しい塗装をクリックすると反転表示され、画面左側に塗装のテクスチャが表示されます。

この時点でフライトシミュレータを起動すると作成された機体が登場しますので飛行可能です。

もちろん、この時点ではフライトシミュレータ上に表示されるのは元の塗装と同じものです。

これでデフォルトの機体を変更することなく、コピーした機体で存分に編集可能となりました。

“アメリカン パシフィック エアウェイズ” “ランドマーク エアラインズ” “オービット エアラインズ” “パシフィカ エアラインズ” “ワールド トラベル エアラインズ” “アメリカン パシフィック エアウェイズ”5

塗装リスト

“アメリカンパシフィック エアウェイズ”5

編集可能です

手順4 - テクスチャを編集する

塗装リストからどれかを選択すると該当する機体のテクスチャが画面左側に表示されます。

これらのテクスチャは、画像下にあるドロップダウンリストから選択することができ、

”Edit Displayed Texture(表示したテクスチャを編集)”ボタンをクリックすることで個々

に編集できます(テクスチャの画像部分をダブルクリックしても構いません)。

”Edit Displayed Texture”ボタンを押すと以下の運びとなります:

・本プログラムは、Windows のタスクバーに 小化されます。

・MS ペイントが起動し、選択されたテクスチャがキャンバス上に表示されます

これで塗装を自由に編集する準備が整いました。画像の再塗装が済みましたら MS ペイントの

右上×印を押して終了させます。このとき画像の変更を保存するかどうか尋ねられますので、

“はい”をクリックしてください。

すると再びカーゴペイントのウィンドウが 大化されます。MS ペイントで画像を編集した場

合、作成した画像を実際のテクスチャに反映させるかどうか尋ねられます。満足のいく機体塗

装に仕上がったのでしたら、“はい”をクリックしてください。 “いいえ“をクリックされた

場合、元のテクスチャは変更されません。

これで機体の塗装が完了しました。フライトシミュレータを起動したときに新しく塗装した機

体をご覧になることができることでしょう。

ご注意 - Windows Vistaでご利用の際は、カーゴペイントの初回起動時に、“Select Editing Progran(編集プログラムを変更)”ボタンをクリックして、画像ソフトの.EXE ファイルを指

定してあげませんとテクスチャの編集を行うことができません。MS ペイントを指定される場

合は、“Select Editing Progran”ボタンをクリックして MS ペイントの.EXE ファイル(下記

参照)を指定してください。なお、“Reset Editing Program to MSPaint(編集プログラムを

MS ペイントに戻す)”ボタンを使用しましても MS ペイントに戻すことはできません。

例)C:\Windows\System32\mspaint.exe

デフォルト機体の塗装について

フライトシミュレータでは、画像処理にかかる負担を軽減するため、デフォルトでは一枚の画

像を使用して機体の両側に使用しています。一枚だけでは機体の片方しかディテールのないテ

クスチャとなってしまいます。このため機体の反対側には同じテクスチャを左右に反転表示さ

せた画像を用います。すると機体の片側には文字列やロゴが逆に表示されるという困ったこと

になります。この問題を防ぐには前後または左右に反転したとき不自然に見える図案を用いな

いに限ります。

オプション詳細

塗装の削除

ここまで新しい塗装を作成してきましたが、ときに削除したいと感じることもあると思います。

カーゴペイントを起動し、Aircraft Selector(エアクラフトセレクター)で削除したい塗装の

機種を選択します。次に塗装リストの中から削除したい塗装をクリックして選択し、”Delete

Selected Livery(選択した塗装を削除)”ボタンをクリックします。

削除してよいか確認画面が表示されましたら、“はい”をクリックしてください。 “いいえ“を

クリックされた場合、塗装の削除は行われません。

続いて、今度はテクスチャそのものを削除するかどうかが確認されます。テクスチャは、画像

ファイルごと削除されますので後で元に戻すことはできません。“いいえ“を選択されますと

テクスチャファイルはそのままテクスチャフォルダに残りますが、再度機体として登場するこ

とはありません。このようにして画像ファイルを保管しておけば後で再びインポートすること

ができます。

デフォルトで用意されている元の塗装は、削除されることはありませんのでご安心ください。

機体の詳細を変更する

時には機体の詳細を変更したくなることがあるかと思います。ただしデフォルトの機体の詳細

を変更することはできません。このオプションは作成した塗装を対象としており、変更すると

フライトシミュレータ側に反映されます。

カーゴペイントを起動し、エアクラフトセレクターで機種を選択。

塗装リストの中から編集したい塗装を選択。

“Edit Selected Livery(選択した塗装を編集)”ボタンをクリック。

やがて選択した機体の詳細をあらわすウィンドウが表示されます。このウィンドウは、新規作

成するときに表示されたものと同じですが、ここでは先に作成した機体の詳細を変更すること

ができます。

“Model Type(機種)”欄ではフライトシミュレータ上でどの機種の塗装とするかを決めるこ

とができます。

“Variation(バリエーション)”欄ではフライトシミュレータ上で表示されるバリエーション

を決めることができます。

納得のいく変更ができましたら OK をクリックしてください。ここで変更した機種名やバリエー

ションが既存の塗装と重複した場合は該当箇所を修正するよう指摘されます。

作成した塗装(リペイント)を公開する

カーゴペイントでは作成したテクスチャをエクスポートして、他のユーザーと塗装を共有する

ことができます。

テクスチャをエクスポートするには:

カーゴペイントを起動し、エアクラフトセレクターで機種を選択。

塗装リストの中からエクスポートしたい塗装を選択。

テクスチャ画像の下側にある“Export DisplayedTexture(表示されているテクスチャを

エクスポート)”ボタンをクリックし、ファイル参照ウィンドウでエクスポート先を指定

(デスクトップがよろしいでしょう)します。このときファイル名を変更しないようにご

注意ください。このファイル名はテクスチャ名として登録されています。

他にもエクスポートしたいテクスチャがある場合は、続けてドロップダウンリストから選

択してください。

その機種に対応するテクスチャであればいくつ選んでもかまいません。

これらのファイルをアップロードもしくはメールで送信する場合、.zip 形式に圧縮しても

かまいません。

またどんな意図で作成した塗装か説明文を添付するのもよいでしょう。他のユーザーはそ

の文章を読んで、あなたが作成したテクスチャを同じ機種名やバリエーションでインポー

トすることができます。

カーゴパイロットのウェブサイト(www.jfcargopilot.com)では、あなたが作成したリペイン

トをアップロードするページがございます。ぜひ新しい塗装を公開し、世界中にいるカーゴパ

イロットユーザーが利用できるようにしてみてください。

塗装(リペイント)をインポートする

前節の方法で作成されたテクスチャは、簡単にインポートすることができます。

カーゴペイントを起動し、エアクラフトセレクターで機種を選択。

テクスチャの作成者が特定の機種を指定している場合、塗装リストの中から該当する機種

を選択。

“Add new livery(新規作成)”ボタンをクリック。

テクスチャ作成者がこのテクスチャをインストールする際に必要な機種名、バリエーショ

ンなどを添えている場合、必要項目を記入して“Add Livery(この塗装を追加)”をクリ

ックするとその機種に新しい塗装モデルが追加されます。

塗装リストから新しい塗装モデルを選択し、テクスチャ画像の下側にある“Import new Texture(新しくテクスチャをインポート)”ボタンをクリック。するとファイル参照ウ

ィンドウが表示され、ダウンロードしたテクスチャのファイルまたは解凍したテクスチャ

のファイルのある場所を指定。

他にもインポートする場合、ドロップダウンリストを開き、次のテクスチャに切り替える。

同一機種に対応するテクスチャであればいくつでもインポートが可能(作成者が新しいテ

クスチャを複数提供している場合)。

テクスチャを編集するプログラムを変更する

カーゴペイントはテクスチャを編集するとき、デフォルトで MS ペイントを起動します。

Windows の各バージョンには(インストール時にオプション項目からはずさない限り)このプ

ログラムは標準装備されています。

MS ペイントは扱いやすい描画プログラムですし、テクスチャを塗り替えるには十分なツール

も揃っています。もしご使用のコンピュータに普段使用されている画像ソフトがインストール

されているのでしたら設定を切り替えることもできます。MS ペイントより仕上がりのよい作

品ができるのであればご使用になって差し支えありません。

ほかの画像ソフトを優先させるにはメインウィンドウの“EditorOptions(編集オプション)”

欄にある“Select Editing Progran(編集プログラムを変更)”ボタンをクリックしてください。

ファイル参照ウィンドウが現れますので、ご使用になりたい画像プログラム(.EXE ファイル)

を指定してください。あらかじめその画像ソフトが保存されているフォルダの位置および実行

ファイル名を探しておくとよいでしょう。例えば、PaintShopPro がインストールされている

場合、インストール先フォルダの中からに PSP.EXE というファイルを探してみてください。

カーゴペイントは PaintShopPro、PhotoShop、CorelPaint など、その他多数の画像ソフトに

対応しています。しかし一部未対応のものもありますのでご了承願います。今まで分かってい

る範囲では Serif PhotoPlus を使用したとき、リペイントが正常に機能しなかった事例があり

ます。この場合のようにリペイントが機能しなかった場合は、“Reset Editing Program to MSPaint(編集プログラムを MS ペイントに戻す)”ボタンをクリックし、MS ペイントでや

り直すことができます。

ご注意 - Windows Vista でご利用の際は、“Reset Editing Program to MSPaint”ボタン

をクリックされましても MS ペイントに戻すことができません。恐れいりますが、“Select Editing Progran”ボタンをクリックして MS ペイントの.EXE ファイルを指定してください。

例)C:¥Windows¥System32¥mspaint.exe

編集プログラムを変更

編集プログラムを MS ペイントに戻す

応用オプション

フライトシミュレータの操作に慣れ、プログラムを構成するファイルを直接編集することがで

きるようでしたら以下のオプションに取り組んでみてはいかがでしょうか。

アルファチャンネルを編集する

フライトシミュレータで扱われる機体塗装は特殊な 32 ビット拡張ビットマップフォーマット

およびアルファチャンネルによって描画されています。したがってそのままでは画像ソフトで

は直接編集することができません。このためカーゴペイントを通して編集する仕組みになって

います。

カーゴペイントはテクスチャを画像データとアルファチャンネルに分割します。これにより重

要なアルファチャンネルのデータが失われることなく画像のテクスチャのみを編集可能となる

わけです。編集後は再び元に組みあわさりますのでフライトシミュレータが扱うことのできる

画像フォーマットとなります。

アルファチャンネルとはフライトシミュレータで機体を眺めるときに画像表面の“輝度”を調

節するデータです。通常、アルファチャンネルを編集することは無理で、画像を編集してもア

ルファチャンネルは変更されません。

実は以下の方法でアルファチャンネルを編集し、機体表面の輝度を多様に変更することができ

ます:-

Windows エクスプローラで Flight Simulator のフォルダを参照すると Aircraft フォルダ

があります。

フォルダを開いて編集したい機体のフォルダを探します。

まずこのフォルダ内にある編集したい機種のテクスチャフォルダを選択します。どのテク

スチャフォルダがどの機種に該当するか分からない場合、各機体のフォルダ内に

“installed_aircraft.txt”がありますので“メモ帳”などのテキストエディタで開きます。

このテキストファイルにはどのテクスチャフォルダがどのバリエーションに該当するか記

述されています。

ではテクスチャフォルダを開くといくつか画像ファイル(bmp 形式)があります。ここで

はファイル名の末尾に _a の付いた画像ファイルを選択します。この画像ファイルがアル

ファチャンネルで、同一のファイル名で末尾が _t のものと組み合わせてテクスチャを構

成します(例:c208_t.bmp のアルファチャンネルは c208_t_a.bmp )

さっそくアルファチャンネルのファイルをご使用の画像ソフトで開きます。これらの画像

ファイルはスタンダード 256 色(もしくはグレースケール)ビットマップで MS ペイント

や他の画像ソフトで直接編集することができます。

ファイルを開いてみるとただの白地もしくは白に近いキャンバスに驚くかもしれません。実は

この明度で機体の表面を輝かせる度合いを表現しているのです。明度は純白の 低から漆黒の

大まで変更可能です。白と黒の間のグレーは光の反射のレベルを表します。この画像を編集

するにはご希望のグレーで全体を塗りつぶすだけです。MS ペイントではメニューより、「色」

→「色の編集」→「色の作成」ボタンを開きお好みのグレーを作成し、画像全体を塗りつぶす

とよいでしょう。編集された画像は元のファイルに上書き保存します。他のアルファチャンネ

ルのファイルも同様に編集します。これは同じ場面に登場する飛行機がそれぞれ明るかったり

暗かったりでは不自然なので統一させる必要があるのです。

次の段階は新しく作り直したアルファチャンネルのデータをもとの画像に組み込む作業です。

カーゴペイントを起動し、エアクラフトセレクターで機種を選択。

塗装リストから編集したい機体を選択。

ドロップダウンリストから該当するテクスチャを表示させ、”Edit Displayed Texture(表

示したテクスチャを編集)”ボタンをクリック。ご使用の画像ソフトで開きます。ただし

何もせずには上書き保存されないので“鉛筆”などでちょっと描いてから「編集」→「元

に戻す」などで画像を元に戻してから保存します。

カーゴペイントがこのテクスチャをアップデートするか確認しますので OK をクリック。

先ほどアルファチャンネルを変更した他のテクスチャもすべて同様の作業をしてください。

これでフライトシミュレータ上に光の反射を調節した飛行機をご覧になることができます。

デカール・テクスチャの編集

先にも述べましたが、フライトシミュレータのデフォルトでは機体のテクスチャは左右同一の

画像で表示されてしまいます。ロゴが“左右反対”に表示されるようでは不都合がありますの

で、中にはデカール・テクスチャを用意したものもあります。これは元のテクスチャの上に正

常な画像を上書きしているものです。これにより機体の両方から眺めても文字列が逆になるの

を防ぐことができるのです。

これらの機体に新しく塗装を加えると、別に透明なデカール・テクスチャが作成され新しい機

体にコピーされますので、不自然な機体ができることはありません。

フライトシミュレータで使用される各種フォーマットを理解されているようでしたら、これら

のデカール・テクスチャをご自分で作成し、正しいロゴを上書きしてみてはいかがでしょうか。

これらのテクスチャはDXT1フォーマットになっておりテクスチャ上でロゴを逆に並べて正常

に表示させます。なお DXT1 テクスチャのアルファチャンネルは背景色に対する透過性を担っ

ています。