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平成5年度伊勢原市'教青センター教育研究頚業研究の部

研究委員会報告書 7/7

研究委員会名簿

婁託蛎究報告

・1/7教科研究小学校国鵠・枇会・算数・理科

・2/7教科研究小学校生活・音楽・図エ・鱗庭・体育

・3/7教jli1l研究中学校

・4/7専風部・臓査研究

希望研究報告

・5/7個人iil「究

・6/7グループW(究1-8

。7/7グループWWii9-18

伊勢原市教育センター

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.=、P、

--mHP、

部 科 臓 学校名 氏名 テーマ

縁台小 神本鴬

縁台小 谷山敬子

○ 縁台小 吉田覚

生活

ollll

縁台小

縁台小

縁台小

縁台小

縁台小

安倍正弘

熊谷としえ

佐野智子

竹林盛

谷山敬子

子供が主体的に活動する生活科授業の深まり

をめざして

性教育

’’○

桜台小

桜台小

桜台小

伊藤美子

加納屑江

小池順子

「エイズ」を子どもたち(小学生)にどう指

導するか

情報1

’’○

高部屋小

高部屋小

高部屋小

石渡誠一

加藤安芳

斎藤実

学校教育におけるコンピューターの活用例

情報2’一○

山王中

山王中

山王中

小泉信一

高橋操

谷澄雄

生徒名簿作成に関する校内データベースの構

築に関して

保育

○’一

伊勢原中

伊勢原中

伊勢原中

大津順子

岡広キヨ子

上村薫

中学校家庭科での「保育」授業のあり方につ

いて

英語

’○一|’

成瀬中

成瀬中

成瀬中

成瀬中

成瀬中

川上さなえ

斉藤敬子

添田二郎

中村さゆり

宮崎和美

授業におけるフオニックスの効果的な生かし

方について

理科3

○’’一

成瀬中

成瀬中

成瀬中

成瀬中

高橋達也

高山昭彦

鳥海賢一

平井孝二

自然に対する関心を高める学習指導法の在り

方について

事務

’○一

成瀬小

伊勢原中

中沢中

佐藤恵美

古正充

今村たみ子

学校現場が望む独自アプリケーションソフトの研究《児

童・生徒緊急連絡網作成システムの開発》

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〆▼

部 科 織 学校名 氏名 テーマ

グループ

学級経営

’’’’’’○一一一一一一一一一一一

高部屋小

高部屋小

高部屋小

高部屋小

比々多小

比々多小

比々多小

成瀬小

桜台小

桜台小

竹園小

山王中

山王中

山王中

成瀬中

伊勢原中

伊勢原中

中沢中

相ヶ瀬美知江

石渡誠一

井山貴代

小早川洋子

杉山悦子

紀平英二

橋口龍郎

柴野科子

杉山正宏

浜田保

佐藤幸也

井上絵理子

中泉綾子

橋本恵輔

近藤智弘

井上春彦

大津順子

小島弥生

小学校と中学校の教師による義務教育9年間

を見通した児童・生徒指導のあり方について

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伊勢原市教育センター委託・ジブ房ノレー=フー石汗夛宅幸皮帯=テ謹警

報告者:縁台小学校吉田覚谷山敬子神本薫

研究テーマ

テニテニ亭≦禾斗O二コそうOナニ型△LVソフトCD王見斗犬と =そoD7舌斥】

雨I・石汗多毛CD重力桟隻と自白勺

近年AV(オーディオ・ヴィジュアルー視聴覚)機器は、ハードウェア゛ソフトウェア

共に目覚ましい進歩と普及を遂げている。しかし教育現場では、そのシステムの教育的利

用価値が十分に認識されているとは言えない状況があり、また、ソフトに対する著作権保護の意識が不十分な現状もあり、商業主義的●娯楽的ソフトにくらべ、遮箙価格による優

れた教育ソフトの開発普及が阻害されている実態が見受けられる。そこで、私たちはAV

機器及びソフトの活用を実践的に研究することを通して、その教育的利用価値を検証し、

紹介することによって、伊勢原市の教育現場に機器及びソフトの普及を図り、将来的によ

り利用価値の高いソフトの開発を可能にするような現場の意識の形成に資することを意図して本研究に着手した。

n.石汗多毛CDF勺壱E

1.レーザーディスク(以下LDと略す)について司財、

LDは、ディスクに記録されたデジタル信号を、レーザー光線の反射によって音声と

映像の信号として読み取り、再生するAVシステムのことである。デジタル信号をレーザー光線によって取り出すシステムには、他に、コンパクトディスク(CD)、CDに映像が加えられたCDVなどがある。(現在では、30センチのサイズでメーカーによ

ってCDVideoと称するものもあるが、全体的にはレーザーヴィジョンとして国際的に規格が統一されている。)簡単に言えばCDに映像がついているということで、操作性や耐久性それぞれCDに準ずる。カセットテープに対するCDと、ヴィデオテープに対するLD(一般名称としてヴィデオディスクとも呼ばれる)というように考えれば理解しやすいであろう。従来のレコードやテープ(ヴィデオも含む)との決定的な違いは再生時に機器がソフト面に接触しないという点で、映像や音声は破損しない限り半永久的に劣化せず、巻き戻しの必要もないのである。(ヴィデオ戦争でソニーに勝ったビクターがパイオニアのLDに対抗して開発した、レーザー光線を使わないVHDなるものも

あったが、ほとんど普及しなかった。VHDソフトだけに収録されているバッハの「マタイ受難曲」の超名演があるのだが、何とかLD化してくれないものだろうか…)

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2.LDの種類と特質。

LDでは、標準ディスク(CAV)と長時間ディスク(CLV)の2種類の収録の方式がある。標準ディスクでは、フレームと呼ばれる映画のコマに当たる単位で再生ができるように収録されたもので、CDと同様のチャプターによる呼び出しや早送りのほかに、1フレームずつの静止画像の再生や、コマ送り、数段階の再生速度の変更ができる(これらの際、音声は出ない)。収録時間は片面30分弱である。それに対し、長時間ディスクでは、チャプターサーチや早送りはできるが、静止やコマ送りはできない。その代わり片面の収録時間が約60分にも達する。LDは両面収録が可能なので、用途に応じてCAVとCLVを裏表で組み合わせることもできる。CLVでめ-杯収録すれば2校組で3時間半から4時間もの大作映画やオペラが、ノーカットではいってしまうわけである。最近のソフトでは、音声信号にアナログ音声とデジタル音声の2種類の信号が入っているので、さまざまな利点が生ずる。再生機器のアナログ・デジタルのスイッチ切り替えにより、アナログ音声で日本語吹き替え、デジタル音声で原語というように組み合わせることもできるし、アナログで歌入り、デジタルでカラオケというように組み合わせることもできる。この機能は、ソフトの目的に応じてさまざまなものが工夫されている。最新式のものでは、専用のアダプターをつけることによって言語音声の画面に日本語字幕を映し出す機能を持ったものも出ている(ジャケットにシナリオディスクと表示してある)。

3.再生機器について

再生機器にはさまざまなものがあるが、現在、普及タイプとして一般的なものが、CD、LD、CDVなどすべてのサイズの光学ディスクが再生できるコンパーチブルタイ

プと呼ばれるプレーヤーである。早い話がこれ1台あれば、CDデッキがいらないわけで、音楽室のオーディオ機器の操作が格段に単純化されるといえる。

機能についてもさまざまなものがあり、高級機では、長時間ディスクを標準ディスクと同様に再生できるものや、原語音声の時だけ字幕を呼び出せるもの(前述のシナリオディスクに対応)、ソフトにつけられたバーコードによってチヤプターサーチできるものなどいろいろである。なお、価格的には特に性能と機能を追求しなければ、,o万円以下で十分使えるものが多く出ている。

〆可

4ソフトについて

学校関係の教材L、ソフトに関しては、音楽のほかにさまざまな教科のものが発売されている。ただし、一般消費者向けのソフトに対し価格が高いのは事実で、これは、教材用のヴィデオテープの価格とのバランスの関係であろうと思われる(教材用ヴィデオテープは、もともと大した数売れない上に、学校現場でさえ違法コピーが横行しているために、1本に10本分くらいの利益をのせないと元が取れないのである)。しかし同じ内容のヴィデオテープとLDを比べた場合は明らかにLDの方が安い(LDでは使いやすさという、テープにはない付加価値があり、その商品価値はコピーできないので、安めに価格設定できるわけである)。再生機器やソフトが更に現場に普及すれば、ソフトの種類も増え、価格も確実に下がってくると思われる。

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5.小学校音楽科用として活用できる代表的なソフト

1)音楽鑑賞振興協会制作「小学校鑑賞共通教材集」

….(1.2年/3.4年/5.6年/全3巻5枚組)…10万円程度)

すべての鑑賞共通教材とその関連教材が網羅された標準的なソフト。共通教材はすべ

てCAVで収録。音源は基本的にスタジオやコンサートで新録音されたもので、日本の演奏家によるものが多い。そのせいか(といっては情け無いのだが)演奏の水準に大変むらがあり、お世辞にも優れた演奏とは言いがたいものも含まれている。日本のメジャ

ーオーケストラがいわゆるスクールクラシック、あるいはポップスクラシックといわれ

るジャンルに誠実に取り組んでこなかったことの証明でもある。世界のトップオーケス

トラでも、ウィーンフィルなどはシュトラウスのワルツやポルカをそれこそ最高の優雅さと楽しさで演奏してくれるというのに…。

いずれにせよ演奏面ではやや不満が多いソフトなので、教科書準拠の鑑賞用CDと併用して利用することをお勧めしたい。_弱へ

2)東映「小学校唱歌集」…(T1ELD-O9422面40分24,000円)

歌唱共通教材のなかから文部省唱歌を中心に各学年3曲ずつ選び、歌の背景になった自然・風土を映像でとらえ鑑賞用の演奏をつけたもの。「もみじ」「牧場の朝」など、

映像の美しさは特筆に値する。映像資料としても価値がある。全曲CAVで歌詞の字幕がついている。鑑賞用の演奏といっても、「ひらいたひらいた」「春の小川」「さくら

さくら」「牧場の朝」などは十分一緒に歌うこともできる(1年生、2年生、4年生、5年生のクラスでは大変良く歌えた)。また、教科書準拠のCDのカラオケ伴奏を流して、このディスクの映像だけ映して映像付きのカラオケにして歌わせることもできる。

標準ディスクでコマごとの早送りができるので、多少ずれても修正ができるのである。

3)「サウンドオプミユージツクル..(PILF-12443面172分5,700円)

4年生(教出)の鑑賞教材に対応。20世紀フォックス映画を完全収録。ソフトには現在テレピサイズの日本語版(歌の部分は言語に字幕がつくのでこれがお薦めである)と、英語版、シネスコサイズノートリミング英語版の3種類がある。歌を抜粋しても楽しめるが、ゆとりがあれば全部見せたい名作。CLV

弓、

4)歌劇「カルメン」全曲…(W97Z24037/83面172分9,700円)

5年生(教出)の鑑賞教材に対応。メトロボリタン歌劇場のライブ。ジェームス・レ

ヴァイン指揮、メトロボリタン歌劇場管弦楽団・合唱団/アグネス・ヴァルツァ(カルメン)/ホセ・カレーラス(ドン・ホセ)他。本物の馬が登場する豪華絢燭たる舞台は思わず息をのむほどの美しさ。ヴァルツァのカルメンは容姿の点では今一つの感もあるが・歌唱に関しては見事の一言。カレーラスのドン・ホセも非のうちどころがない。5年生に見せたら「全曲見たい」という声が上がるほど好評だった。CLV。

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5)「ファンタジア」…(PILA-1111……3面117分7,300円)

ミッキーマウスの「魔法使いの弟子」や「ぐるみわり人形」1トッカータとフーガ」「禿山の一夜」などによる、音楽とアニメーションの見事な調和の世界。レオポルド・ストコフスキーの指揮棒を使わない独特の指揮姿がシルエットで楽しめる。当時はまだSPレコードの時代だったが、光学録音方式のサウンドトラックに別々に編集したマルチ録音による音声を複数の映写機によって同時に流し、サラウンドステレオのような効果を生み出す、ファンタサウンドという時代を先取りした音響が世界中を驚かせた(もっとも、そのために上映できる映画館が限られてしまったという)。その音響もそのまま再現できる。低学年から高学年まで、学年に合った曲を取り出して楽しめる。アニメーションの美しさは、約半世紀前の作品ということを忘れさせてくれるほど。「となりのトトロ」でさえ、まだファンタジアの水準に達していないかもしれない。CLV。

β甲一

6)「スノーマン」…(CSLW11491面28分3,800円)

プロローグのせりふ(原語)以外はすべて音楽と映像だけのアニメーション。音楽、映像いずれも見事というほかはない質の高さ。3才児から大人まで楽しめる。ハワード.プレイク作曲の音楽が完全なピアノ編曲で全音楽譜から出版されているので、その楽譜を参照しながら見る(聴く)のも楽しい。CAV。

7)アニメ交響詩「ジャングル大帝」…(COLC30091面51分5,600円)

オリジナルテーマの作曲者、富田勲氏の書き下ろしによるオーケストラの楽器の個性をフルに発揮させた音楽と、手塚アニメの世界が親しみやすく広がる。アニメーションの質は「ファンタジア」や「スノーマン」などにはとうてい比べられないが、全編正攻法でオーケストラサウンドの音楽を作りあげる姿勢と、手塚漫画の精神を受け継ごうというスタッフの意気ごみが感じられて好感が持てる作品である。4年生が大変喜んだ。

〆子

8)交響曲第9番「新世界より」…(PluK39071面41分3,900円)

6年生(教出)の鑑賞教材に対応。チェコスロヴァキア国営テレビ局がドヴォルザークの生誕150年を記念して制作したイメージヴィデオ。カレル・アンチェル指揮チェコフィルハーモニーの名演と共に、チェコの美しい自然や作曲者ゆかりの風景などが、独特の美意識を持って映像化されている。これに比ぺると「名曲アルバム」はまるで観光ガイドに思えてくる。6年生の多くの児童が、曲のすばらしさと合わせ画面の美しさに感動していた。

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9)組曲「惑星」…(BVLX-1281面56分4,300円)

6年生(教出)の鑑賞教材に対応。シンセサイザー音楽の草分け的存在でもある富田勲氏が構成した、シンセサイザーによるホルストの組曲「惑星」の音楽に、映像作家のドン・パレットがコンピューター・グラフィックス(CG)などの技術を駆使して映像を合成した作品。シンセの音楽は、原曲の雄大なオーケストラサウンドに比べると、いかにも安っぽい響きだが、CGの映像にはそれなりに調和している。太陽系の惑星に関する天文学的な情報も字幕でもり込まれており、男子が興味を持って視聴できるソフトである。ただ残念なことに、かんじんの「木星」が後半大幅にカットされている。組曲「惑星」のLDといえばもう1つ、映画監督のケン・ラッセルが監督制作したものがある。ケン・ラッセルといえば、映画「マーラー」やBBC放送制作でNHKテレビで日本にも紹介された、作曲家フレデリック・ディーリアスの伝記映画「夏の歌」などの諸作品で、音楽に対して独特の感性を発揮している人である。そのような訳で期待して見たが、これは大人向けの作品。音楽から受けたイメージを、「宇宙」とは切り離し、全く自由な感性をもとに映像コラージュの手法で構成してある。例えば「木星」では、歓喜のイメージで世界各地の祭りの映像をつなぎ合わせるかと思えば、中間部の厳かな部分では雪山の頂上を目指して上っていく登山者の姿(高みを目指すイメージとでも言おうか)という具合。「宇宙」的なイメージを期待する人には期待はずれかもしれないが、これはこれでユニークな作品ではある。ただし教材ソフトになるかどうかは疑問。

~~頚、

10)「美女と野獣」…(PILA-1231……2面84分4700円)

ディズニー映画の最近のヒット作.アニメーション作品で史上始めてアカデミー賞作品賞にノミネートされたという事実だけでも、質の高さがうかがえるが、事実すばらしい作品である。

何よりも、全編本格的なミュージカル仕立てになっていることが嬉しい。従来のディズニーアニメでも歌はつきものであったが、ここで歌われるのは単なる挿入歌・劇中歌

という枠をはるかに踏み出した、ドラマティックな歌である。ミュージカルナンバー的な歌やショー的な歌や踊りも、巧みに劇の進行に取り込まれて自然な効果を上げているし(独りぼっちの晩餐会の場面)、メインテーマのラプパラードも映画の場面に良くマッチしている。夜襲の場面の合唱などは、ほとんどオペラ的とも言える効果を上げて見

事である。アメリカにはこういう音楽をすいすい書いてしまう作曲家がごろごろいるのかと思うと、ため息が出てしまう。ただ、惜しむらくは親しみやすい旋律がやや乏しい

ことである。もっともそうだからこそ通俗的なミュージカル離れした作品に仕上がっているのかもしれない。そうやって考えてみるとモーツァルトの「魔笛」やフンパーデイ

ンクの「ヘンゼルとグレーテル」は、通俗性と芸術性を両面保ち、なおかつ親しみやす

いメロディーに溢れた傑作だということがわかる。ちなみに「魔笛」はヴォルフガング

・ザヴァリッシュ指揮、バイエルン国立歌劇場の実況版(ボップ、アライザ、グルペロ

ーヴア他…フィリップスCDV-4001~2)。「ヘンゼルとグレーテル」はゲオルグ・ショルテイ

指揮、ウィーン・フィルハーモニー(ファスベンダー、グルベローヴァ、プライ他…ロンドンW80Z25016)が優れた演奏と美しい映像で楽しめる。

~可や、

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IIL糸冬オつり0二

研究とはいっても、ただ仲間どうしで好きな音楽や音楽映画などを探し回り、その内容を寸評を交えてまとめただけのものである。しかし、いろいろな作品にじかに触れてみると、いいものに出会った時には、この感動を子どもたちにも分けて上げたいという教師根性がむらむらと頭をもたげてくるのを感じた。

視聴覚機器やソフトには様々な利用方法、効果があるが、音楽のAVソフトには、演奏の場面を手に取るように見れるというだけでなく、作品の持ついろいろな背景、イメージなどに耳と目の両面から触れることができるという絶大な利点があり、それを授業に活用することで上がる学習効果は、まさに計り知れないものだと思う。そして、学習の資料としてソフトを活用するだけでなく、オペラやミュージカルなどの舞台芸術を丸ごと鑑賞して、心を揺さぶられるような感動体験をもっと多くの子どもたちに出会わせてやりたいと思う。そのために、これからも様々なソフトを好めと耳で吟味していかねばならないと思…うし、優れたソフトをもっと多くの仲間たちに知ってもらい教育的に芸術的に価値ある作品が正当に評価され生産される市場基盤を確立しなければならないと思う(優れた作品でありながら、商業的採算に合わないという理由でどれだけ多くの作品が不当に埋もれさせられて、ただ売れるからというだけの理由でいかに多くの低俗な作品が子どもの生活の中に垂れ流されていることか…)。

今回の研究の対象にはできなかったが、アニメ版の「セロ弾きのゴーシュ」(以前に店頭でLDを見かけたが、今は全く姿を消してしまっている。衛星放送で放映されたものを録画してあるので、いずれ子どもたちにも見てもらいたいものである)や、藤城清治の影絵による、「海に落ちたピアノ」など、まだまだ探せば掘り出し物があると思うので、情報交換をしながら研究を続けたいと思っている。

最後に、今回のグループ研究制度によって予算をつけて頂けたことは本当にありがたかった。今まで個人的に購入したものを学校に持っていって授業に活用していたが、今回の予算によって、家庭での利用のことを考えずに教育目的本意に多くのソフトを購入することができた(もちろん自分の手元に置いておきたいものも多かったのだが).そして、研究に活用したソフトの中で、学習において利用価値の高いものは、研究後学校の音楽室に寄贈させて頂いた。

今後もこのような研究制度を継続充実していただけるよう切に期待するものである。涕甲÷

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伊勢原市教育センター研究報告書

1,研究部門グループ研究

2,研究者緑台小学校教諭(1年)谷山敬子竹林盛(2年)安倍正弘熊谷としえ佐野智子

3,研究テーマ『子供が主体的に活動する、生活科授業の深まりをめざして』

4,テーマ設定の理由

生活科が本格実施され2年目が終わろうとしています○さて、そこで生活科は「第

3の教育改革」の中心として学校にしっかりと根を下ろしたでしょうか.私たちは、

新しい指導要領の精神を生活科を通して実践することができたでしょうか。

私たちは「子供の側に立ち、子供たちが自ら考え、主体的に判断し表現したり行動

したりすることができる資質や能力の育成を重視する」という、新しい学力観に立っ

た生活科の実践に取り組まなければならないのです。教育は教えるでなく、育てるに

質的転換を図り、「子供ありき」を出発点にしなければならないのです○私たちは、

日々の実践の中でひとつ-つを見つめ、変革していこうと思う・そして、その実践の

積み重ねをまとめ、振り返ることが早急な課題であると考えたのである。

5,生活科授業への取り組みの基本的姿勢(共通理解)

①体験を重視する教育への積極的な対応

②個性を重視する教育への積極的な対応

③学校と家庭や地域との連携についての積極的な対応

6,生活科授業実践のポイントとしての「キーワード」

①価値ある体駿の重視

L→(a)基本的な生活習慣を身につける体験(b)自分の成長.よさに気づく体験(c)豊かな心を育む体験(d)持ち味を生かし自ら考え工夫する力を育てる体験(e)社会規範を守りよりよい生活者としての気持ちを育む体験(f)郷土を愛し見直す気持ちを育む体験(9)命にふれ●成長のすばらしさに感動し、生命を尊重しようとする

心を育む体験(h)自然を愛し美しいものに感動したり畏敬の念を育んだりする体験

~菊、

寺?U、

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②個性を生かす

③地域から学ぶ

④授業を変える、教師が変わる

研究の方法

研究者が個々の実践報告をし、検討する。

研究の経過

4月伊勢原市教育センター研究、グループ研究に参加を決定

研究テーマ、研究の方向を決定

6/18平塚市生活科研究部会に参加「山口令司先生の講演」

6/23第1回授業提供(竹林盛)

8/3中地区教育課程研究会参加(成瀬小)

8/5,6生活科教育研究会主催第3回全国研究大会参加(東京)

9/18相模原市生活科研究会参加「生活科で育てる子供、上学年へつながる生活科のあり方」「山口令司先生の講演」

11/2平塚市立八幡小生活科研究発表会参加

11/5第2回授業提供(安倍正弘)

11/11津久井、中野小生活科研究発表会参加

11/12第3回授業提供(佐野智子)

11/25厚木市立清水小生活科研究発表会参加

l/20第4回授業提供(熊谷としえ)

2/13長野・伊那小研究発表会参加

3/4第5回授業提供(谷山敬子、竹林盛)

3月研究のまとめ、報告醤作成

7,

8,

〆7

実践報告(4例)9,

次に1,2年の年間活動プランと個々の活動計画案と、自評・感想をまとめました。従来の指導案との違いを見ていただけましたら幸いです。

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平成5年19雛】字年共辿生括41年1,活lAhi占凸尖KKOE告(年間102時間数し))

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(年1冊105時間扱い)平成5年度節2学年1AⅡ生活科年1110活動プラン

二つE号H白し、□

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学校生活を柱とした予想される活動 緑台の特色をいかした活動

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(1F園、プランHl8う)

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大'11元① 作って食べよう (】l)

カレーパーティーをしよう(4)

やさいを

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(カレー吐捌)

(7)

罰プビの動物を飼おう (3)

梁物に乗って出かけよう

(17)

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91&成5年皮節2学年2AⅡllH拙科年IIU/占釛プラン (年lIUlO5時Illl似い)

二」二心tcDLu〔ぃCDに蛮力くり-つプ歪力くりノミI

学校生橘

2年生たかんはろう(輻幽プラン緋5う)

C- ̄ ̄

大単元① 作っ作って食べようて食べよう4 (11)ようこそI年生(1)

(9)

幽壮&。←』 I

大川元② とびだせ陣横隊 (16)巳

;心の趣岻:■-.-■・-.●■の◆ザ・年■■←---..-●。.。.-c

lLhllと雌←…(こてlJtinlL9、。tよ)mml1蝋一・・

幽足探検隊ilijにいこう(12)Fに。

(8)

-弓風

阯鮒と腿←⑪鼬如t6)

lOliHL脳一(tLp・O21i)

7⑱

山たんけんにいこう(7)

(9)

10

(12) うさぎのえさ育てよう(2)函

ようこそ縁台まつりへ

笥溌ダル■ルルー…ゴー引用、

(12)

:…一Dmllm■

(8)、

手紙を出そう

(7) △■

E71,

こんなに

大きくなったんだ

后(15)

ありがとうさようならうさぎさん(5)

HFIおでんパーティーをしよう

(4)

お店腿さんを

探検しよう

6

.(14)

お店屋さんごっこをしよう

.(7)

買い物に行こう(7)

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(年間lO5時111111Aい)平成5年度節2学年3$11生活科年IMIノハ助プラン

1111川

二子仏LcDlZij:【し、にD1Z国:力くり--つプミヱカくり

学校生活を11としたザ処される活動

2年生だがんばろう(IFI3ihプランH1jH) 大皿元① 作って食べよう (16)

学校の動物を飼おう

学校の動物を飼おう

鯉IILIuI←』DuIU蛆

(5)(5)とびだせ探検隊 やさいを

植えよう

やさいを

植えよう

(39)大'11元②S

;がの遠足1sの。・・・・ロ・ロ。。⑥。。ごs◆-◆-■q-■--c-‐-。

.i圏lLI&。←…(こてOtDLかつい)RnlL鰹←…

白白

(12)

〆今

(8)(8)

⑫一丁⑯I

」買い物に行こう(】)

カレーパーティーをしよう(4)

カレー

パーティー

をしよう(1)

10乗物に乗って出かけよう

↓づ

(12)(17)

/丁

iみどり台祭;・-………~…・………--…………………………---

もうすぐお正月年武伏を街こう(4)

とどいた年賀状(5)

こんなに

大きくなったんだ

(10)

↓(15)

s⑰

「 ̄←

|匝回

ようこそl年生(2)

町のひみつQ探検隙出光巡行!

(14)

ようこそ撒台まつりへ

(12)

ありがとうさようならうさぎさん(5)

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蕊一学年生活科澪動趨,1,日時平成5年6月23日(水)5校時1年2組敬重竹林盛2,活動名川を探検しよう

3,活動について

(1)指導要領の目揮自分と身近な動物など自然とのかかわりに関心を持つ。

(2)指耶要領の内容身近な自然を観察したり、h物を縮ったり飼ったりして生色物への親しみを持つことができるようにする。

(3)活動のねらい

・身近にある)Ⅱという自然に気付き、学校の外に出掛けて行き、騨台学区の近くの川(新王111)を探検することができる。

・川にあるものを観察したり採梨したりする活動ができ、育てようとする気持ちを持つことができる。.Ⅲという自然を楽しんだり観察したりするために、酷傭することを巷えたり単個したりする。・川での安全や友達との協力などを体岨から学び、梨団での安全な行動を身につけると共に、)Ⅱの行色蝿りの交迪安全や歩行のマナーなどを身につけることができる。

4,活動への取り組み

4月に入学して、子供連は縁台小学校のさまざまなものに出会った。それは校舎であったり、上H1生であったり、先生方であったり、飼われている動物たちであった。そして学校探検という活動の中で、それらと出会い、親しくなって来た。

そして、子供漣の皿いば当然、外に向けられるようになった。縁台小手技の学区には、自然が大変Iこ量宮でめる。たんぽや畑か広がり、校舎の裏には小高い山が枕えている。子供連はそれらに出掛けて行った。学区の中には川が飾れていないので、ノ11ではあまり遊んだ隆故がない。しかし、学区から少し離れた斬玉lIIIユ

蹴旱畷:継蹴;署`熟読繍辮臘鋼難き雛f、2年塗。「漣たんそこで、2年生が教えてくれた川は、どんな川か-広見に行ってみようということになった。子供達には、活

動したL、という囲いを持つと、それを実現できるということを体験させたい.さらに、もう一度行きたいという竃欲を持たせ、何を準旬していけばもっと楽しく活動できるかを考えさせた

い。また、飼育の仕方や安全、銀団でのルールなども考えさせたい。

そうして、動物(ここでは魚や水辺の昆虫など)を摘ったり飼ったDという活動を通して、自然を観察し自然と親しみ、モオしらを大切にする気持ちを育てたいと考えている。

、、

5,活

を探検したⅣ

6,本 hもう-19Pb■

7,本時の目揮

8,民開

)Ⅱ探検に行くための単価ができる●

敏闘

ョ、

鰯渉

、騨鰯

、lをⅡ

゛エ■」■。

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生活科活動展開案

〆寺

11を探検したい屯

尼5回ワモ

J11号二六二バン0ナァレしょ・う

L后■UuJねbい」

・身近にある川という自然に気付き、学校の外に出掛Iナて行き、緑台学区の近くの川(新玉ⅡI)検することができる。

、jIIにあるものを観察したり、採集したりする活動ができ、育てようという気持ちを持つこきる。

・川とし、う自然を楽しんだり観察するために、雄伯することを考えたり蝿侭したりする。

を1N

とがて

.)11での安全や友迎とのH1力などを体験から学び、集匠での安全な行動を身につけさせると共に、川の行き帰りの交通安全や歩行のマナーなどを身につけることができる。

学習時期6~7月

学習配当時間

11時間

+学括1時間

十図工2時間.

+国届2時間

=ツ正DREiL、-オーi虹uJ

()”配当時間

(7奇乏=プ迄L、二と

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・川にもって行くものを考えろ。 ・川という嶋所や、魚などの対象によって自分たちで

夫したり嘩偏したりできる。一几とはノ

、韓搾二・2 e③闇

巾か』しめ●14

孔VTい二・(ノ 衝

② 衝 &

)~、、

ヤク

・魚を捕るための作UEや、捕った魚をどうすらのか、川

の楽しい遊び方や、ルールについて砥し合う。

・行き帰りの安全について砥し合う。

.辺路の安全な歩行の仕方を考え、安全に利用できろ。

・捕った魚を育てようとする気持ちを、持つことができる。

⑥ へ.

しま順

ある》一・フ. 術億

SbD

~w、

鱒|蓑!;蓋墓灘二I③☆川に出掛けよう

。③⑥ .露☆川の様子を思い出して、川を作ろう。(2) ゛して来たこと、見て来たことを客くことによって砿2

めることかできろ。r・Dcoc-●OCC・・・・●o-cCCC・・・・・・・◇・・・.・・・・・・・・・.・・・・・・・・・.。。。・・・・・・・-.......$!・捕った魚や川の様子を絵に害こう。図工2

ig建検に行ったときのことを作文に香こう。固函2!~■・ロー・・・。■・ ̄●。●一・一・・ロー・・・・・・・。.・・・・・・・・・・・。・一・⑤・・.c・・・・・・・・・・・◆.....-..8

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j’’六二/し,Iプバー,言耆・琴ぞ

伊勢原市立縁台小学校竹林盛

生活科は一人一人か、対象や目的にむかって興味をもち、取り組んで行くのに最も適した教科と考

えている。子供達かやってみたいと思ったことを謹め、援助していくことによって学習か成立し、子

供達も生き生きと取り組んでいけると考えた。

ここでは、川探検という活動を通して考察してみた。

1回目の川探検で川を見て米た子供達は、もう一度いきたくなった。準備不足で十分に楽しめなか

ったからである。そして2回目には、一人一人の目的にあった持ち物を考えていくことになった。魚

を取りたくなった子供は最初に網をもっていこうと考えた。水に入って遊ぶつもりの子供は、着替え

を地初に考えた。そして、グループで必要そうなものを出し合い、補充していった。あまり必要に辿

られていないので、けかをしたときの絆創膏などはグループで話し合って逓後に出てきた。

また、魚を飼いたいという繭いをもつ子供かいる一方で、魚は自然に生きている所か一番幸せであ

るから、教室には辿れて帰りたくないという子供の意見か出された。話し合いをしたか決着を見ない

まま、オイカワ、モツゴ、ハヤなどを川から連れ帰った。しかし、教室の水には合わなかったようで

全滅させてしまった。

この後の活動で、「山探検|では、学校の裏山の自然観察コースを使い、グループ毎にドングリや

キノコを探して歩いた。また「公園探検|では、近くの緑が丘公園や岩田山公園に出掛け、地図を片

手に目的地を目指した。また3度目の「川探検lにもいくことかできた。

〆 ̄

一人一人か生き生きと取り組むためには、教師か児童を理解していなければならないと考える。川

探検にはもういきたくないと発言した児童は、なぜそういったのか。ただ単に川底の石かごろごろし

ていて、足か痛くて川かいやなのか、クループの中でうまくいっていないのか、川や水に対する恐怖

からか、体調が悪いのかなどの観察か必要である。、

子供の主体性を重視して、生活科の授業に取り組んで来た。しかし子供からの「やりたい」という

願いだけでは、教える側の学ばせたい内容か十分には盛り込むことかできない.いかに一人一人のや

ってみたいことを尊重しながら、子供達につけさせたい力(学習の中身)を押さえていくかが、難し

く今後の課題である。また、クラスや学年全体の活動(教師側の意図を含む)と、一人一人の願いか

違ってしまった場合の折り合いのつけかたも難しいと感じた。

〆 ̄

生活科の学習は、本物の社会との出会いの場である。時に大胆に、時に慎重にそれらの機会を作って

いきたい。

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Ziy2ごj全五'二s私11坐?直i千斗ihS2u22鐸優助茜佐野智子「

1.日時平成5年11ノjI2fl(金)5校時於2-3教室

2.沽助名l采り物に粟-』て111かけようj

3.活動について(1)脂導斐蝕の目捺自分と身近な社会とのかかわり

(2)術導盤餌での内容エKiH乗り物やlRなどの公Jt物の働きや、そこで側いている人々の樟子かわかり安全に剣をつけてみんなで正しく利用することができるようにする。(D安全な生活⑤llNuの(次i2i②身近な人々との催し方⑨自分の成長③公メ駒の利用⑩基本的な生活習慣や生j舌の技II上

(3)抽勤のねらい○奴o)物に采って目的地へ行く方松を、調べることができる。。調べたかHfで安全に剣をつけて采ID物に架って、目的地へ行くことかできるし○件映したことを慨告する会を行うことができる。

4.in劫への取りAIIみ

1年生から梯々な揮検をしてきた子供jLL4)I『2年生たがんばろうjで、年IMIの沽助計画を作るために、クラスでOJII‘

し鰯服学蝋雛溌眼雛雛鴎(ニェ燃蝿鰡蹴を擁…が変化…で、慨々,h体験をしてきた.

そして、[1分たちで労えた年1噸↑凶を次々とクリアーじていく中、次は「jIu。(動に乗ってin〈へ行ってみよう」という追剥か上かってきた。

さてiii年までは、秋の遮足と偽めて「祐勤のきっかけ」を行ってきたので、動機づけばかなりスムーズにできたわけで」′ろか、今年は秋の遠足が旋止になった背餓もあり、いかに行き先の欲求を一本化し、活動の色欲力拡散しないようにするかが問題とな-』た。.さらに去全、iでどのような(uh凶をして、いかに綿密に;f[画するかが大illになった。・

書kt臘澱鰯上し\〔砿:そ嚇識幾識欝雛雛窒確灘ツ鱒:雛の基礎づくりには大切であると考えた。今まで社会科で取り扱っていた「科学する」ということを、単なる奥理の投得ということでなく、実体験する手応えの中でI真実」を望麺させていこうと思う。そして、生活科か目指している、よき生ji9省として求められている能力や蝋、:を育てていこうと思う。史に、子OL同志の助け合いか自然におこなえるのも、この沽勅の利点であろうと思われる。このように生活科で育てたい力(a)自分自身への劃付きの力(b)友だちとともに体験する力(C)自分で考え、取り

組む力の拡充には、とても適切な活動であると考え、実践に取り組んでいったわけである。尚、この活動か、】年から枕いてきた{煉検沽釛」のuAまとめ探検j古助であることを心がけた。

~刊、

※ここでいう低航ある体験とは.基本的な生活習煩を身につける体験・自分の成及、よさに気付く体1A・魁かな心を育む体験・持ち味を生かし自ら考え工夫する力を育てる体qa・社会AlL範を守り、よりよい生活者としての剣持ちを育む体験‐

・郷土を愛し、且」[[す賀(持ちを育む体験 を考えた

描導の典体的拠点

=詞、(1ノ側へのAluJ (a)猶1111のきっかけ゛・日分たちで「選択」したという怠議を持たせるために、3つのプランを地6

3して、学級・学年難会の話し合いの中で目的地を決定していくようにする。

(b)、i'i…面鰯嚇\勢鵡騒ぞ灘?`2ji3醜遜撚呼(a)ダイナミックな括助にするために.疑似体験で終わらせることなく、実際にキップを賀い、fli4L・

パスに乗る体験を実践する。(b)どんな戎出活動を81画するか・災際に乗ることがすでに表出行為であるが、31q輿を振り返り、

兜麦することで、より自分に目楢を持たせるようにする。(c)他紋科とどうIRI1mつけるか.話し合い活動を活発におこなう。

・凶鵠科とUU地し、作文指導のjOi材に利用する。、

(a)父1Jとの辿lル。-ゴギの公凹煉検でおこなったように、スタンプラリー的におこ屯うこととし、父母の協力をお願いする。

(b)地jUA公共機ljQとのjdLlll・小田急Hiidh、神奈中バスに顛前報告をする。

切突な関べ学習からiUたlul鼠を持って、実閏Iの行動をおこし実体験し、Ila皿を発見・解決していく。

・選択ビデオを川血する。・子ljtたちか小IiiIに調べえないであろう資料を1M念する。

不安の大きい子供たちに、より適切なアドバイスを川血するだけでなく、I大丈夫、出来る」という日僧を持たせるようにする。

(2)体吐・上型

の正視

(3)地域とのふれあい

(4)問塑聖旦

(5)教師の援助

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」な卿lぃ・nIi幼一]子四,TT7I1fHm----'--丁そ たし、こと 援助

さあjlm物に虫って出かけよう 【8]

・自分たちの決めた計画にそって、行肋することができる

.ll6INムムヒメ変に行julすることができる廷巫・チェックポイン

トに立ち、子1Aたちをチェック

イろと共に、汝のfli令を幽拡する

。マナーについて

率繭にllj等する.tti:舌のかけ方を

事前に猫等する

●さあ火山へ111光巡行!(5)

(三四、 雷 ・マナーを守ってijiBlIすることができる

瀞雷●わめい

.たれに倣えようか.i『ってざたことをグループごと'二よとめよう

・仏える刀挫を#えることができる・凶ノjして免上のzWihをおこなうことができる

・個々の迎いかlliえないように4㎡かける

F学jAを利IILて父よ会の弊劃をおこ[fおう-

...け゛包りの.。●.●L●・-.■-●-q- ̄●.、・・.・・・--...■・■・・一・・・・一。。---.

(1) 〆

衛.『地RILやバスに采ってけってさだよ」

be

・自分たちの伴收を、みんなに楽しく伝えることができる

qい》の沽幼行ってきたことを、グループごとにまとめよう

7,イdUbのLIはihてさたことを、_I,占生に救えられるよう、グループごと'二まとめることができる。

8.本lMiの岐側15/I

③〉今日は自分たちの大山行きを-`F生に杜える計画を立てよう

iX;;i孟后;Z;京三5;、亜i2illiAi生I=

公一

|震i墓震凸か

、宮

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5,活動のながれ(17時間扱い+学活+図工)

-[繭i55m5i51(1) (3)本日手吃(2) (4) (3) (5)

・006016Ⅱ5■TlIF・OpCb886Q600I5|■ⅡgdU050■リリ00Ⅲ■0800〃0-0?Ⅱ!Ⅱ5Ⅱ■!■■qIlldⅡ06.0401ⅡIiIⅡId0iI凸1.000.ⅡⅡⅡ0:■■■■■■■■■■■■■■■■U■■09

主な願い・活動 育てたいこと 援 肋、

;アンケート調査;[1] ・自分を客観的に見つめ、自分の力に気付くことができる

.自分たちだけの力で、目的地まで行くことを理解することができる

・アンケートによ

り実態把握をおこない、個々の力を知る活動の計画をたてよう [9]

●どこへ行こうか(2)・どこへ出かけようか、3つのプランから選ぼう ・ビデオ視聡がで

・きるように用心する

・未知の経駿に対して、行ってみたい(やってみたい)という意欲を持てあたることができる

・3つのプランの中から、自分の力で行けそうな所を選ぶことができる・行けそうかどうか、友だちと充分に話し合いをすることができる

・ビデオを見ようO6tlD)i1lif【IltnLfうば

念I2ツノ

念鎧~可、

、つ■■■●●●■●●●。■■■■◆■■□●●●●◆-P■●-●▲

i学年染会(行き先をどうしよう”;~●▲CO■=□■■■■の●■●■cc-●■■■の■■●■■■■■■●■r■■●c●-■■。■6■●◆■

・自分の力だけでなく、自分たちの力(友だちの力や気持ち)を知り、行き先を催正していくことができる。電車やパスを利用して目的地へ行くことを完分に理解する.自分たちだけの力で行くには、充分に下調べをする必要があることに、気付くことができる

。調べる内容がわかり、実際に鯛べに行こうという怠欲を持つことができる

・行き先が一本化しないIMI合は、弓蝕F集会を開いて話し合いをさせる

雲零冨璽陛甲石田駅に製卿-号目的へP-'豆 ・家の近いもので

グループをつくる

・グループの述絡網をつくる

・当日を予想して、シュミレーションをすることができる~・グループの仲間を理解することができる

》ず

熱し申石田釈に調べに行こうく2> ・グループで協力して行動することができる

.安全に行動することができる

.キップを買い、ホームにでて調べることができる、

.わからないことは、聞くことができる

.わかったことと、わからないことを区別して笠理することができる

寵しく

籍跳顎IL_

・銑;、ヘを整理しようあと何t調べないといけないかな

●少

・探検身分カード|を持たせろ1゜足りない資料を’

 ̄、

提供する 111「’1111

・自分たちの行程を自分たちで企面することができる

.みんなで行程表をつくることができる。。_

・およその行程渋をグループに配る

 ̄。

・事前におかあさんと打合せする.安全面の諸注遮を特別におこなう。持ち物、係我をつくっておく

■●●■■■▲OCC●□■■■■●●▲の ̄□■■■■■●-■■ら。 ̄■凸●●●■ぜ■■■●■らの●●。▲CoCC。□⑪■■。▲■一寺●中旬■●■●■●■-いの

;弓琴刮L会(チェックポイントのお力、あさんと顔合わせ):.■●。●●Ce●■。■凸■●①●●●ら。■■●◆-ごCcCC⑤●・●■●●■■■■◆。。◇●-■ひ●■●■●●□の●■。■●●b■■●の■●。●寺c■●■▲。

・自分たちを助けてくださるおかあさんたちがわかる

。おかあさんたちとの活動内容を理解することができる

.持っていくものの碇璽を、自分たちだけでおこなうことができる

.さあ出発だ、「がんばろう」という愈欲を持ってとりくむことができる

鮭612つ。

亟壺ヨ 雨編:蚕19]実態調査 活動の3十画① さあ'1j兜

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考察《乗り物[乗って11力|ナよう》

1年生から様々な探検をしてきた子どもたちの自然な

願いとして出てきた「乗り物に乗って出かけよう」の活

動は、ダイナミックな活動をさせたいという教師の願い

とも絡まって始まった。

行き先も教師の押しつけでなく、子どもたちが選択し、

話し合いをし、自分たちの決心として決定していった。

この強い意欲により計画も真剣そのものだった。電車・

バス・ケーブルカーに乗って大山に行き、帰って来るこ

とは子どもたちにとって間違いが許されないものである。

だから夢中になって時間の計算をした。これが本物の学

びであり、学び方なのではないだろうか。

探検の当日は、自分たちの立てた計画に従い、自分た

ちで行動していく。私達教師は活動を子どもたちに任せ

てみた。その結果子どもたちは自分たちのやることを当

たり前のように理解して行動していった。

このことは、私達がもっと子どもの力を信用して、そ

して本物体験ができる活動を与えていくことが大切であ

ることを教えてくれた。

この実践を通してわかったことは、教師は子どもをも

っと信じ、子どもたちに任せた活動を勇気をもって創造

していくことだろうということだ。

生活に根ざし、自分たちの願いにそって追求できる生

活材に出会ったら、子どもたちはどんなに力、自分の力を

伸ばしていくことだろう。これからも努力していきたい

と思う。

〆ロ『

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ニーい

……………、、谷とし蟻ノl・ロ町平山6年lll20p(水)3校Di2-2叔塑

2.祇効名手祉を出そう

3.括助について(1)揃導聾触のLI樺自分と身近な社会とのかかわりに凹心を持ち,生活上必鰹な習慎や伎催を身に付けさせ,自立への基礎を缶う.

(2)扣鞠笈触での自分たちの生活は多くの人々とかかわっていることが分かり,1A1審HlLI手戯などで必彊なことを伝えたりするとともに.人々と適切に

曜対することができるようにする.

(3)活助のねらい・はがきや封筒.切手の甲伍をすることができる.O卸値の061*を知り0我凹を省くことができる.・心のこもった手繊を沓き,ポストに投函することができる.

・御侠川の人と適切な応対ができる.

4.iUmIbへの取り紅み

へ12川の下《Ijに2人の払校生がいることを9mっに肥色たちは大きなショックを受け。「先生‘何か超念になることをしてあげたい。」と苗いたした.そこで字nA会で缶し合い,仙人としてお手戯を省いてあげること,全、でかつて催仕生にしてあげたように色Hfにお別れの百業産iAIいてあI潅こと,という二点が決まり.爽践した.そしてl2H24Bのお別れのロは鍾手しながら「手砥くれよな・」とか「近くなんだから過びに未い

よ.」とそれぞれが別れをtl6しんでいた.週i芋jDIになり「先生,年賀状ありがとう.」とか,「千Wlちゃんや凹介くんから年賀状もらったよ.」などとうれしそうに益し合っていた●「凶ちゃん.新しい宇校で友達できたかな.」と心丘している子の聾も兄られた・紋凹が入院生活を送っているゆきこちゃんと1年生の鉾わりに伝出したゆみちゃんからも年賀状をもらったことを皆に知らせてやると,もう孜童中がワイワイガヤガヤ・「私・手斌を密きたい.」と-人が甘いだすと.『私も」「弘も」と伯が広がっていった.9月にアメリカから極入してきた児童が「この前アメリカの友達から手紙がきました.」と故えてくれた.

さらに紋IhIiが12川に「外凶に山強しているお父さんから手舐が半たけど.どうやってきたのかな.飛行極に傘せてきたのかな.」と既IaIを持った子の舐をしてやると.子供たちの騨便に対する好奇心は-h.高まっていった。この他にもJ住所がまちがっていたり.郵侠掛号が通っていたのに年賀状がmいたことなどの多くのhfIlljfiがでてきて.それを解決するのにどうしたら良いかIHI山を出しあった.「先生が知らないならDB似Lい=う.L「おうちの人にIHIけば分かるかもしれない.」という童且がでてきた.紋島子どもの時づた既llUを解決し,どのような形阻で学習を進めていったらよいか.懐んだ.その砧来・今陛自蝉伎乢の人をむかえ,-人一人の廷倒にこたえてもらう活動をすることにした.窓ロでは。個々の聾求を.■しに洩たしてもらうことは不可催に近いと腿われる.じかに一人一人が目的を持って聞くことができるUBILってやることは。より活兜な活libになるだろうと考えた.

へもう-つ,城とのふれあいという点から今まで弾台小学校では行なわれていない方法を技みた.》.

駈即、~L四F、、』Zn

(1)凶への配山(a)活動へのきっかけ・手孤を沓きたい,という立徹を高めさせるために年賀状や手紙を持ちよらせる.

(b)llJlMI孤立・手舷を苗いたことがあるかどうか・自分一人で省けると出うかアンゲートをとる.

(c)場の幽疋・郵伎川貝さんとの血按庵対のnJを政筵する.

(2)体映我曳の皿洩.ごっこ趾ぴではなく・自分の手で郵便月に出しにいく.

(3)地hfとのふれあい.公共槌IHIとの連88.本MIH傘郵恨附から胤以を雛過してもらう.

(4)IBlIul発見・手AI上の秘磁を発見し、自分で手紙を喪けるようにする。

(5)独酌のniIlll校外からお呼びした郵伎川且と不安なくふれあいができるような聾囲気づくりをする。

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5.活動の艇れ(7吋IHI)-[T蒋罫、 わあい山山墾匹幽谷-

⑭戸

唖ら

主な151い。猶勅 育てたいこと 後助

,⑬)

1.だれに苫二つかな.

eiiED③

(1)

・独習にしようか?封、にしようか?

2千砥を出こう.

。分からないことを郵伎Nの人にIHIいてみよう.

噂・郵伎の的jI(の凸をし承

(2)

・凹騨郵便IAUに手紙を出しに行こう.

・切手を買う子'よお金をⅢなしよう.

(1)

・迅半を額介し合い,心がinじた苔びを味わう。.

年fY状をもらったよ

手紙を』こう

手砥を出しに行こう

わあい。巡中がきたよ

・手舐をもらうととてもうれしい

気持ちになることに気付く.

・坐にどんな内容で劃くか決める

ことができる.

・自分で必」Hiな栞沓や封筒をlHな

することができる.

・郵便の仙来について知ることが

できる.

・自作の銭J1でも.扣手に腿くの

か斑Inlをl由って郵似AOの人に岡

くことができる.

・心のこもった手砥が。lける.

・苗きたい内容が全邸かけたか砥

かめることができる.

・ポストに栞。Iを入れることが

できる

・必要な切手をBuうことができる

。安全に気をつけて行ってくるこ

.とかできる.

・召ぴを味わい。またlilしてみよ

うと凪う箕持ちをNPつ.

。一人で省ける日13を持つ.

あのねカードを用な

してあげ.Bkに何を

■くか決めさせる.

下宙さしたい子には

則伍を申uiしてあげ

る.

的単にしたがってと

宙がかけたか砥かめ

させる.

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6.本時の活動

7,本時の目標

手紙を古こう

郵便の約束にしたがって、我苫さをi1$〈ことができるとともに、心のこもった手紙を工夫して香《ことができる

8.本時の展開3/7~4/7(20冊l瞬きのiii半のlBliIIII)

【霞…い…,鐘 教師のかかわり】

【戯 今日は郵(Ⅱ1回の人に相議しながら、実際に去秤さを門いてみよう】

國郵'21局の人に'1W【

沙…弓、

■□■

④低い、E局の人にお詔

ザ嚇繊鰍鐵鶏二鯉蝿2入'鵬臘瀞鯏鮒一…

【興喜…て…いて、議し…】

.C岬Bofdjl、Hg月OAT“cヒモ脳816J

。、催ZWWnZ1t蛆mrfl‘ように、

麟蝋:陰I~、

nEERHZ16閥〔O#U6o

6&凸mlaG8(よう函射L

RBにnhGRlli:uImnガスムーホliE軌はう[A函16℃」

・・鯉

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美号雪雲

手紙を出そうという活動を進めるにあたり,教師が考えたいくつかの点があった。

.今まではごっこ遊びから入り,郵便局の見学という学習形態が一般的であったが今年はそれをやめ,一人一人が手紙を書きたい,書いた手紙を自分の手で郵便局に出しに行きたい,という意欲を高めさせ活動させよう。

・手紙の秘密を発見し解決して自分で手紙が書けるようにさせようということであった。

そこで一人一人の疑問に答えてもらうためには,郵便局の窓口では個々の要求を十分に満たしてもらうことは不可能だろうと考え,教室に郵便局員さんを迎えようと,大胆な試みを考えた。

校長先生に12月より依頼し,本局,高森郵便局と交渉してもらった。しかし,市内で初めての試みということもあり,なかなか理解してもらえず「見学に来てくれれば,ビデオもあるので…」という答えが返ってきた。しかし,生活科でねらう主旨は…ということで,もう一度交渉してもらった。その結果,高森郵便局の人が来校して下さい1月20日に教室に迎える運びとなった。

当日はどの子も生き生きと活動し,4通~5通も書いた子がいる。子どもたちは本物に出会うことにより,活動が真剣で,しかも,新鮮ですばらしい活動ができることがよく分かった。これからも多くの機会をとらえ,本物に出会えるような活動

を取り入れたいと思う。

〆 ̄

〆中〒

函、、正司

人な(』〉しす』識えてくえるか卜2ワヨ

なんぺ一皐くに糸ろ人はあ八L入し

てりうな人色欲くに夫永ますね.

一一れからfがんば。Zl虜兵一?

●■

~..、

力しりやざんへがお村ただ1

1月の習口にはびくやい市会汎紬の

か杖》方十』鎧えてくれてマフtおり

Yかリ

と、7づ》、+31衣

おI、本Y」.はい棹』もくれてお

小Y」うございます.

は人fに人にし人せつ診了いろ

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i燈ノウ船鎮釘エ1..j多盆l星''られlHPfsWOIJu山・蘂 '四肋・ど谷山

1.日塒平成(if1.3)Mロ(上)3校iii仲向lRH・壮fJlN

2.括勤名みどりっ「もうすぐZ(llL

3.括勤について(1)I1i鞠襖仙のI」焼児趣が[1分のhR上に丸付き、ロイバをもって、-M`@.欣的に学習や生活ができるよウ、

仁する。

(2)llij5l控liir(U」人97?してから日分ででさるようになったことや日浦生沽での自分のin『凶「Iかjglえたこ

内容脳目となとか分かり、運飲的に生『。iすることができるようにする。

(3)『円1Aliのねらい・入学してから-1F1Ⅲの楽しかったことや、うれしかったことをふりかえり、エ天を

趣らして雀塊することにより、一年剛の学位難『古を見つめなおすことかでき色。

・入学してさたころの日分と、DjL仁の自分とを比べて、できるようになったことや側

1,JかI)いてきたことなど、成及してきた自分白身に気付くことができる。

・新1年生を1日付し、自分たちのできるようになったことを細介していくことによっ

てJME此の番ぴを味わうことができる。夕.

、.I白1分か多くの人々や劫物・拍獅とjILんでか力、わってきたことにちびを感じるととも

に、お山鑓になった人々にlBIi則の嵐持ちを締ら、これからの生活に怠欲的に取りAl」

んでいこうとする糺狩らを持つことがで錘。0■

4.i苫IDIへの取り組み

新人字の児亜は、一年1mですっかり字絃生活に熔け込み、身体的な成箕とともに、学習や生活の面でも入学時に比べ著しく成

長してきている。しかし、彼らは日常の生活の中て、日分の成炎についてあまり自覚していない。こうした児童の実態をふまえ

て、ます軸1次で、IF1分たんけんjをし、入学当Blrと洩在の身丘・体逃、文字等を比較したり、思い出ベスト5,自分の目櫨

などを召くことにより、自分自身の成及に主体的に日を向けることができるようにする。

また、この1年lluのjiIi量ぶりを多くの人に見せたいなという沽助の中から、伎襲参観で叙に見せたり、新1年生を学位に迎え

没qL活幼をする中で、n分'二I身を勢力Injから見つめ.多くのことに虫Wき、これからの生isに芯欲と自伯を持つことができるよ

うになると考える。

自分へのj刈寸きという点で、円へ1Wへと趣んでいくWill'1のiIIiIl9hを、組や新1年生とのかかわりをもたせることにより、新しい

自分を外へ表出していくlリlるい兀熱のJつる活劫へともつrいきたいと思う。

そして.皮災したことは回りの人々のおかげでしめる_ことに丸付さ、恐dOlの気持らを持つことができるようにと脳っている。

トー

vの具I卒的硯点

可弐

》 、

(1)し-廷.・各自izjそれぞれのE1世を大切にし、投薬参皿で宛iLtさせる。

・新14二生を迎えるにあプこり、それぞれの子供の忠いを大切にして.準箇や当日の活助にあたらせる

(2)体験巻現のⅢ祝・名にIの日僅を宛波する時も、曹菜でなく実際にやってみせる。

・新1年生を招待し、グループごとに字は[を案内したいできるようになったことを教えてあげたり

する。..,

(3)地岻とのふれ。bい・公共liilRlとの辿幾

・事171に幼推幽のjに生方と打合せをする。

・字舷のiLi<の幼HL凶の年反のY・供をH1符し、小学校を案内して.学校のようすを教えてあげたり、

1年生になってできるようになったことなどを敬えてあけたりして、幼稚団との逆DCを深める。

(4)間迎先見・1年、lの日分を応り辺り.自分は側ができるようになったのか気付かせ、また新1年生にどんなこ

とをしてあげる二とかできるか考えさせる。

(5)紋lMjの後助・子供たちのそれそれの忠いを保障してめげ、生き生きと目1iiiをもって自分を菱現できる脳を設定す

る.

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5.店11力の流れ(13時間十画Iヨ2BilKjl)

ii]自分たんけん(6)Hわ土 しノニおもうすぐ2年4.(7)十(IJd工(

主な槻し、.『古dMl 膚て土いこと 蟹助

FT777ExF75-|〔`〕⑪1年IUlをふりかえってみよう(2)

・人字Lたころと伜の大きさをくらべてみよう。・lji21hjをふりかえってみよう.

・1年生になって(楽しかったこと、うれLかつたこと、できるようになったことなどかたくさんあることを、自分なりに恐い出すことができる。

・4月と1月の身止体近測定の結架を比べさせる6.今までに占い土訟や作文、生活科のカードなどを見て、ふりかえらせる。

。ふりかえりのIIL点

を与える。(学習・迄劫・生iiE遊び・お手伝い)・自慢が思いつかない子にはIがんばったこと」「すきになったことjなども白・めて考えさせる。・友達との比較ではなく、自分ができるようになったことと

いう葱訟で省かせる

llIIl

・わたしの思い出ベスト5を背く。

●L1分土んけんをしてみよう(1)

・入学したころの子とくらべてみようし・自分のできるようになったことを塔えてみようし

・自分自身の成止について、目を向けることができる。.「ばくだってこんなにできるようになったよ。」と港:欣的にみつけることができるようにする。

ることを見つけ、 つ①》↓ 雨伽

⑥〆

、そ

蝿mZLiGEI記鰯

●「じまんたしbかい」をしよう。(3)

・自分のできるようになったことを、だれに教えてあげようかな。① ・成長した桂子をだれかに伝えようと

いう意欲を持つことができる。・授業参観を表出の粉に当てる。

遅§、.『

9電學 、⑯

(璽趣 ・自分たちの力で依頼に行くことができる。

・子供たちの豊望をできるだけ生かすようにする。

0口UI89290I0-1Ⅱ。Ⅱ00.Ⅱ1Lr6D■100■1LⅡUiu0IⅡ05-.60BiⅡⅡⅡ00ⅡⅡⅡIBⅡ■■14■ⅡⅡⅡ00●■】■ⅡOIil6BB■Ⅳ■■

。〆 ̄

。)

「しまんたいかい』の計画を立てよう。②.自分の自慢することを、護に鋤二う。 ・目没する内容に合わせて、場所や時

llIIを計画することができる。LOliこPマフトゼハ此う 鯵

<ララニF1害殿⑬厩

、■

'1

&22〕 .誠にいうヒル枇巾〔ID・畑『よう

③.「じまんたし、かい」をしよう。⑤.投棄参観で見てもらおう。・うちの人にメッセージを沓いてもらおう。

.みんなの前で進んで発表することができる。.みんなで、お互いの成長を喜び合うことができる。

・多くの人に勘まLてもらうことで、さらに次への憩欲につなげる。

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④ 繍

、 ̄園

〆、

ij,j’ 鰭

唾/扇Z1週ニツ

缶》⑤゜

/墨nuミッノ

○圏

鷺、

唾11J,姪のごiビワ⑤ljjLiT

魁luJ

・全体でできることグループでやることに整埋してゆくよう

仁する。

・クラスの代衣をⅡ.

まらせ、内容・プログラムなどを錨しイガわFせる 、

.分からないことかあったら、幼ilL山に聞きに行力、せるよう

にする。

・司会やあいさつ心ども進んでできるようにさせる。・時llll内で、できるように、予定をたてさせる、

・グループを作って仲良く案内できるようにさせる。

〔プログラム〕

・体育蝕でのお迎え(1)はじめの言葉(2)名踊りを戯そう(3)佼軟を歌う

(4)圃軟を歌ってもらう・クラスでのお迎え<1組><2組>

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6.4凸I)の『凸劫ムノさらしいllIJIをl(li》し、できるようにな⑰たことを似えてあけよう。

7.半BiのIEI隙ルノニらしいliIsLを案1Nしたり、できることを先人したりすることを血して、1年iiと比べて、大きくなった口分を出塾することかでき、もうすぐ2年生になるという目覚と白びを約つことかできる。

8.本路の腿IHllU/15~14/15(201r1iU雑さの前半の1時

【⑤…い…鯵・ゴー-----一一一一一一一一一一一

渥…z…瞳,lごI【昼今…しい!…む…縫合小学…'翻したり.

、蝋二二~篭Ⅷ園:(】)はじめの。。戒

`(2)名刹を威そう

できるようになったことを発注しましょう。】

⑭i豆、鈍しI、眺巡↓よう

④ 亀・クラスの代ムの子に、司会をさせる。・HjtIIjlやスケジュールを沓いておかせる。

---------●

-------1③1.Pb靴

クラスごとに、染PilL7こり、宛出したりしよう】

2 組+ ̄。。??~ザ□□■●00●pbC⑤午-●■B--■。↑十+=

唾璽i心ルプごとI:うiITI0って例よう

織。

④・みどりのひろばを、おしえてあげるよ

⑬⑤9LAt0O4fIjLji6人

。⑤●.

唖'三! 趣亟廼(3)「おおきなかぶ」の劇をしよう(4)「おむすびころりん」の劇をしよう

⑳Le②塾(つ ⑧

・かっこうを、あんないするよ

EeDIhAAD8Aうしっ辺(5)回分のできるようになったことで、並ばせてあげよう

g奪亟 ⑤ 塗②

唾Z型墾② 〆

③ ⑤ ・.いろいろあそぼう

、亟亙趣(逆iL2Ljダム

画(8)わたしたちか作った「にんじんケーキjを

唖2(3[摩廻〕。、四⑥CTR密画雪 @画□Zn L

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云篝多妻Fこの「みどりっ子もうすぐ2年生」の活動では、入学してからの自分を振り返って、自

分の成長や役割に気付くことを目標にしている。この活動は、とかく内へ内へと進んでいく傾向の活動を、親や新1年生とのかかわりをもたせることにより、新しい自分を外へ表出していく明るい元気のある活動へもっていきたいと考えた。はじめに、「自分たんけんjをして、1年間の楽しかったことや、うれしかったことなどを思い出した。そして、自分自身の成長についても目を向けさせた。それから、「じまんたいかい」をしよう、という活動にもっていき、ちょうど行われる授業参観で、家の人に自分ができるようになったことや、自慢したいことを、見せてあげるようにした。このときも、各自の自慢を大切にしていくようにした。そして、マラソンや鉄棒を自慢したい子は外で、跳び箱やマットをじまんしたい子は体育館で、本読みやお手玉をじまんしたい子は教室でと、それぞれの場所で、それぞれのスケジュールに従って家の人に見せていった。このときは、担任が全員を掌握できないという不安があった。そこで、各自のスケジュール表を作り、それに従って親と行動させていった。そうすることで、各自の自慢を見せるという活動を保障してあげることができた。また、親にメッセージを書いてもらい、励ましてもらうことで、子供は自分の成長に自信を持つことができた。つぎに、自分の自慢したいことを見せてあげたい人のなかで、「新しい1年生」というのがあがっていたので、新しい1年生に何を教えてあげたらよいか考えていった。これに対し、子供たちは実にたくさんの教えてあげたいことを出した。学校の建物や施

設のこと、国語や算数でできるようになったこと、生活科でやったことなど、さまざまであった。これらのたくさんの教えたいことを、時間との制約の中で、何をして、何を切り捨てるか、悩んだことであった。しかし、幼稚園の子が知らないことを教えてあげよう、特に教えてあげたいことを選ぼう、という援助をして、決定していった。学校のすぐ近くにある幼稚園とは、事前に教師が連絡をとっておいたが、子供たちの意欲を大切にした。そして、子供が自主的に幼稚園に都合を聞きに行ったり、招待状を持っていったりという活動を大切にした。これによって、だんだんと「新しい1年生をおむかえするんだ」という子供たちの意欲も盛り上がっていった。「新しい1年生」を迎える会の当日は、はじめに、全体で迎える会を行い、つぎに、各

クラスごとのプログラムで行動していった。1組では、まず歌・合奏、劇などの発表をして、つぎにグループごとに別れて、竹馬・

竹とんぼ・ビュンビュンごま・お手玉などを教えた。発表の時は、あまりふれあいの機会がなかったが、グループごとの活動になって近くに子供たちがいると、お互いに親近感も持てたようだ。そして、竹馬の乗り方や、ビュンピュンごまの回し方を手をとって教えてあげていた。そして最後に、心をこめて作った「にんじんケーキjをプレゼントした。2組では、はじめからグループを作って、グループの活動計画に従って、それぞれ行動

していった。遠い自然観察コースを教えてあげたいというグループもあり、教師はそのグループに付き添っていったので、ほかのグループを見られないという不安もあったが、子供たちは、計画に従い、新1年生を案内したり、自慢したいことを教えてあげたりした。グループに別れているという不安がかえって、良い緊張感になり、幼稚園の子の様子を見ながら臨機応変に行動し、お兄さんお姉さんぶりを発揮していた。この一連の活動の中で、教師は、いつも子供たちの思いを大切にするようにし、自信を

持って行動できるように心掛けてきた。また、地域とのふれあいを大切にし、親や幼稚園との連携を図ってきた。そして子供たちが生き生きと自分を表現できるように援助した。そうして、子供たちは、この一年間の自分の成長に気付き、自信を持って自分を表現することができた。また、幼稚園の子供たちと関わりを待ったことで、「自分が他の人のために役立つことが出来た」という有用感をもつこともできた。そして、人に親切にしたり、人に何かしてあげることの喜びを味わうことができた。

、、

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10,研究を終わるにあたって

一年間仲間たちと、自由にグループ研究を行ってきたわけであるが、この教育

センターの企画はすばらしいと感じた。自分たちで決めた課題にたいして、背伸

びせず、急かされも無く、ダベリングの中で研究を進められたことは、とても有

意義であったし、仲間の連帯感を強めたように思う。自由であるから、放課後の

様々な研究会にも「いってみようか」と言う調子で参加できたし、伊那小の研究

発表会へも研究助成金のお陰で、みんなで楽しく長野まで行き参加することがで

きた。これからもこのような企画は、大切にし、更に拡大していって欲しいもの

だと思う。

さて、生活科の授業実践に取り組んで来た訳であるが、「授業が変わったjで

あろうか、「教師が変わった」であろうか。振り返ってみると、その変容はかな

らずしも大きくはなかったように思われる。しかし、真に教育を.学校を・教師

を考える機会を得たことは、ありがたかったし、教師の教育から、子供のための

教育を創造することの難しさをいやというほど感じさせられた。今までに身につ

いた教育のあり方を捨てるということはいかに大変かということも知った。

21Cに生きる子供たちを育てるために、私たちにできることは、ちいさな授

業実践の積み重ねしかない。これからも子供を根っこにおいて、少しずつ前進し

ていきたいと考えている。尚、この授業実践が少しでも伊勢原の先生方の参考に

なればと願っている。

〆言

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- ̄

~フーーーマ

性教育「エイズ」子どもたちにどう指導するか。

(小学校一中学年)

所属櫻台小学校

小池順子

加納房江

伊藤美子

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ユー・-フーー貢マー

`[生襄文冨青憲一「エイズ」を子どもたちにどう指導するか。(小学校一中学年)

=--フーーーミマ‘二一つしミーご ̄

人間は、一生の間に同性や異性といろいろな人間関係を築いて生活を営む犀その中で

自分は.何のために生まれ、男として女としてどう生きるか.1ヨ常生活をどのように対

処奇べきかを考え判断し行動することは、とっても重要をことである。

人間の性は、その人格を形づくる上での中心的.基本的薮条件の一つであるといえる

自分の性はもちろん、男の子は女の子.女の子は男の子の性を理解することにより、相

手を思いやる気持ちが芽生え、楽しい明るい生活が生まれるものと思われる_

つまり.性教育を研究し実践を進いていくことは、心身蹄の発達について正しい知識

を身につけ、人と人との相互理解や生命を尊重する心情の育成につながり学校や塞庭.、

社会のさまざまな入閣関係にもibI処できふ児童の育成にも通じることとし§える

また.今日エイズ患看感染者力泄界各地で増ilI1し.大き左社会問題となっている

このエイズの問題は、性教育の中できけて通ることのでき意い碕題で蒟鳥と考える_

エイズ指導の内容は、人間の性に直接かかわる内容や人間関係に関わる内容を多くふく

んでいたり、それらと強い関遮を持っていたりするので広く性教育の中に佼置づけられ

るもので温る.従って、性教育の中で、段階的に指導を行っていくことが大切であふ

エイズ問題は、「教育が.最大の予防なり」といわれているように学校教育の中で.

エイズ指導の意義や必要とされる指導内容を研究し、エイズ指導の実践に取り親むこと

が大切であると認識し、このテーマを設定し研究していくことにした.

ゲミ

=

]

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』ま

’・研突の流れ

「。

11

客内月日

アンケートの実臆7腺

エイズがどの霊度、そしてどのように理解されているか、教

鰯Zi上U:児童に競して禰遜をおこなった.

性教育研修会参加出鰭。付先生7月6日

学技におけるエイズ敷脊・性敦可li:迩鰯英雄先生

L可

アンケート桀訂8月日

露1回性種育11W鶴MqjK9月10日

Iqi縫斉のあり〃I村瀬紫袖先1に

アンケートの考察9月日

性敷帝のあり方Ⅱ10月8日

'0河5日 性敷箭・エイズ11§(筒の学』剛リ制・耐窪の`険1M

'0月 中学年における性藪蒜・エイス殿青の臓騨案の作成

エイズと道篭敷脊 践川行男先生12月3ロ

擬錘践3年等坪'@ハ

…鱗3罪千年、

3月■

アンケートル研究の内容.

1,実施期日

2、受撲者

平成5年7月12日~171ヨ

学年 2 。 全控借

■●’

■■

PLII

白■

130人数(人) 120 134100 130 124 738

学雫 2 ● 4 5 6 全技

人数(人) 100 130 120 134 130 124 738

月日 内容

日日日日日日

60

8戸、

月月

月月月月爾月月月月

0,〉

2价爬つ』

77

899WI11

アンケートの実膳

エイズがどの程度、そしてどのように理解されているか、教

師Zim:児童に対して禰遜をおこなった.

性敦育研修会参加出鰭。付先生

学校におけるエイズ叙脊・性教祢迩鰯製雄先生

アンケート築針

蕊1回性種青li1i鶴&`蝋

性敏育のあり力I村瀬幸論先lIZ

アンケートの考暴

性教育のあり方Ⅱ

{1k敦箭・エイズ11§(荷の学』削り制・脳窪の検lM

ui]学年における性藪脊・エイズ鍛青の臘騨案の作成

エイズと道簿敷脊武川行男先生

擬響践3牢乎年

掴議爽蟻3鱸午午

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⑭Tンケートの分析③、あなたは、「エイズ」ということばをきいたことがありますか。.(蝋

iiMIA1MlM‐‐あ い

21識 74%1年男子

533%1年女子 37煙5%

64% 32%2年男子

2年女子 47% 55%

83% 17%3年男子

〆」12%3年女子 88%

--

73% 24%4年男子

4年女子 68% 12%

5年男子 94% B澱

5%5年女子 9月%

6年男子 97鷺 3%

6年女子 97男 ;脾

8,エイズ

020 釦 那 80100%〆

】』黒釣手

11雇或ピヨニ

全土84J莎暫宅

二A移女矛

訣KIL列予

寡竿女尹

爪ゴ膠野子

晶埒二女苛乏

ちよ;&男訴

E0n渋女:ゴー

巳&夢墓暫己

BfY二圭鈩

鴎目星望翠目舞S鍵強f3R睦混ガエ翻鈩・・碧引鱸綬露:識瞬肥浮埴目。厚雰u目$ ̄。。■=4,M

罰輯塞罰U崔添謂繭岡澤鏡;鞠擁胤、陣同輩詫遥巳豈‐’--垰・c-L

団記・轟田p:囿醒回謬曰屈5句wYつい剣--COP■ニーーマァ。.

 ̄餅晶爵H:埋蛾K5F毒;=霊go醇矼詩?鐘ffN靭蝿K田館野『-戸~一一~ ̄---E

ニーーヨ卑占一㎡8....lFcQ▲二 $

RBeqg.uいり■。。。■1

上、○三・Z

I・歯ニー:j狂い-,.塁似-m_._lDPO-OC

-P再P~百二‐側ロゴ一男2

-■.

爪聖四一一

□霞ヨ

ア、はしコイ、いいえ

1年男子

26%

74%

1年女子 37,5% 8心3%

2年男子 64% 2%

2年女子

3年男子

3年女子

6年男子

6年女子

47%

兇5

83% 7%

88% 12%

,獺’2蝿68% 1

94% 6%

95% 5蘭

97譜 3%

97覺 3%

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「エイズ」について、しっていることを、ぜんぷかいてください。(1,211;)

1年女子 2年男子 2年女子1年男子

龍エイズウイルス鯛禰鰯で鱗ili翻りjiM;雛うつり、AlMhI)と2池い゜エイズウイルエイズ1k、jii鍬赫フたりM

にう,閾ス……'と1$繍護騨酌泌蒜羅嚇w《・キス樹…Jil約Ni(,)きA蕊すjjjiなく齢鰔】鏡5ろ゜入り興趣拡りす§と蝿3鰍。と)i;んでしまう謝靴い鱸 ̄錘、っ鰯ううZ1議に、って蘭ルでしまうエイズ腿R〈鋤itいと舵晒い諏酎‘とエイズに鰯セックスをして施麟エイズlqIjiiシrい1Mと、A置くフフサ5とエイズに鰭瓢、鋤されてい】kい_。

顯一紬どら血仏駅、キラエッチに鰯・}繩エイズXとWilh

_で

「エイズ」について知っていることを灘いて下さい*治らない病気(死ぬ)*テレビやラジオで言雲を同いただけ*顔、手、足に黒いぼつぼつができ為.,*エイズを知ればエイズにならない`,*人に移る病気。(キスきず口)字血液の病気で倖全体がふるえ易。*口血球の中てしか生きられない.孝熱がでる_半轤E繭iを治す菌がなく泰る.*エイズの子と遊んでも移らない幸溌・罰でうつる_:壁たいへんな濤気でこわい病気*輪血のとき_エイズ菌が入ってしまうとなる.*血譲や汗で鮭うつらない*大人がなりやすい.翅:キスやセックスするとうつる⑲掌母子感染まどがあゑ学アメリカ人に多い..*エイズの人のバケツいっぽいのつばでうつる。*つばでは~うつらない‐*ガンとにている。

雲々

西

‐11l‐I

1年男子 1年女子 2年男子 2年女子

鯨-紬どら触)蔚川)やうエッチに鰯・}ザMiエイズXとWilh

鱸ili跡ルカ獺にうつり、にうつる

ノWlエイズウィルス鯛チH1鰯で虹)と2池い゜エイズウイルス11,10000とでヤワと1

蒜羅嚇w《oJil約Ni(,)きA蕊すjjjiなく5ろ。3儲。と)iiルでLijビラ錨hい鱸錘、っjt5うう5隷に、って蘭ルで賊ラエイズ腿側〈鋤itいと舵晒い諏酎iBとエイズに鰯セックスをしてjh蔚鍍エイズlqIjiiシrい1Mと、h撞くフフサ5とエイズに鰭鮴、糊されてい】kい_,

鱗エイズ1k、jii鍬赫フたり11い龍域フjtU駈酌繩ウイ)ルス1M肋f龍キス樹酉とラフ、iil5懇】鏡入り鐘鋤fりす5と鰯

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「エイズjについて知っていることを書いて下苫い。

:':催と傷を合わせると感染する蝶幸汗・だ'液からは纏染しない_

零う゛_ル(水)では感染しない。*握手では蝋染しない.

窪鰹蝿するとほとんど肋からをい・拳伝染する病気.

*エイズ感染はセックスが原因。準ぼつぼつができる。

:字血液で謬る。:鷺翰血で新しいエイズ菌が発見された.

謁息日徽生活では騒染しない。*エイズウイルスは感染しにくいウイルス。

準注射針で移る。*エイズウイルス1万個でやっと1mm。

*リンパ球を破壊する。*病気に対して低抗力が蕊くなる。

孝穂子で謬る尋孝撒ブラシで移る。

軍属体がくさ為。掌女性がかかりやすい。

掌篇す蕊がない。*コンドームをすると瀞らをい・

:!:他の勤萄にもある.*ピアスをしているとかかりやすい。

孝言蕊だけ。

〈擁

111

-0.

--

己-

画lMi8から瀞えられることは.【11,商学年になるに従って“エイズ'’と蕾うこ

とぱ側に』ているfが多いことが分かり.それは当然と思いますが、どの轍腫理赫

ざオ(、ていふかと言えば、I《1;生ではほとんど分かっていないようです。

Z1.3、J1イ'二に鹸患と1M1逃っていることも多いが

す。鋤まあ分かつているようでI

(ここでチョット弧になったの砿、z1liZの男の子が“セックスをしてなる蒲範

,『と蝉えいる『がいますが、、礁俊では2{1:'11には、そこまで桁)iiiしていませ

んのでこ”“セックス)’という餅禦がどのように噸解さオLているのか瓢にな

りました)

■■-|■|■■II0045I■10■■Ⅱ1.。

るとマスコミ蝉の彩獅か、かなりの儒雑を知っているようであ

解されているM1人また理解の凝度も綱々バラバラで、知ってぃ

5,6【馴具にな

るがまちがって理

る子は良く知っているが、ほとんど分かっていない子もいると言う現状のようで、

学校での指導の大

的な面と同lMiに、

り、どんな人|、と

指導していきたい

切さを痛感します。これからの指騨にあたっては.病気の予防

どんな人間をも謹別をしない.自分より弱い入に対する思いや

でも共に力いっぱい41(きていくなどの、心の面の指導を重点に

と思っています。’

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W豊i三菱資とで蕾Fグワ蓼震言f-〈教師用)

提出者26人

(1)学技での住教育は.必要ですか。

遜要である。26人

○自分達の鯰のことを知るのは必要。性差を知って‐男女協力することを知らせたい”

O住教育と匙単なる性器教育でなく人が人として生きていくために欠くことのできい

教育である.低学年より系篭的に性教育を実施することにより男女にかかわらずひと

りひとりを、大切にさせるクラスができる。

O性差によって違いがある事を認識する為に必要“でも、あくまでも人間、児童とか

大きく考えたものを忘れないで⑪-,

0家庭で必ずしも充分教育が行えるとは限らないので.学校でも行う必震を感じます’

○基本的には家庭で教育するものであるが.家庭の懇備により内容が犠打であるから

O中一高時代未知の巻悩みました⑬未知左為の雑犯罪防止。相手に対する患いやり

○輿IlIt本意ではなく、正しい知識理解を養う為..

.宛

○性=生だから.,

O諺女の思いやりの面。中学年以上になると緯の認で悩む児童もいる。正しい理解から

正しい男女関係が生まれる。(小学生なりの)

o子供達が、興味本意でとらえがちであるから’人間として大切な‘ljと言う鶚を分か

らせたい詞

○子供たちが住に対する、ま違った考えをしない為.本来~家庭で教育すべきであるが

現状では、学筏まかせに薮っている.

○誤った知識を身につけないように。

○盲魑の生命等を大切にする心.相手をおもいやる心を育てる嵩。現在のテレビや雑誌

等からの精報だけでは、興味だけが先行してしまもう感があ愚.

○讓知によって~ま違った彌報が入ってきたときにきちんと対・処できるように。自分の

蕪の歳長、発達がわか譲ように.

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oその年齢紺庵に必要葱内容で行うべき。

。このように彌報が発達している中で、性に関する事をタブー提してはならない。堂だ

とiEしい知識をしっかりと学習させる必要がある。

○子供たちの得る知識一儲報は、不確かをものがあったりするので、正しい知識を伝え

る必要がある.

○よくいわれるように人間教育、男女平等教育等の根本だと考えるから.

○虚しい知識が必要。自分の体を大切にできる。また_高学年になれば、自然に関心が

湧くことだから術

○色々な情殻で間違った知識を子供達が持ってい為から、正しい事を教えてあげたい。

○本来家庭ですべきだと思います。しかし、現状では、やらざるをえないと思います.

=ロ

全員の先生方が_性教育は、必要であると答えていますJIA童ひとりひとりが、男

女の柱に関する知識を確かなものにし、氾濫するテレビや雑誌等の精報を興味だけが

先行するので寒く、学習した蕊をもとにきちんと判衝し行動できるようにした1Aです

また、家庭に綴せるだけでなく、学校教育の中でも、計画的に学習をすすめることに

B)女協力し細手をおもいやる心が育っていくと考えられます

|正しい知識の理解」をどのようにとらえるか今後.話合っていきたいという意見が

出ました.

全員の先生方が.性教育の必要性を認識している点、今後蕊に研究が深まっていく

ものと鐺えられます。

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(2)昨年度の性教育の実葹のようす

曇クラスの指震内容学年

○体の滴潔㈹トイレの使い方。男女の体のつくりの違い。赤ちゃん誕生の喜び

○鋒を瀞涜に_大切に。赤ちゃんの大きさ、育ち方。■

○赤ちゃん誕生。体を瀞潔に。みんななかよし。1年

○仲よく男女助け合う。おふろの入り方。下蕃の取りかえの必要性。1口

痴漢の話が出るごとに見せてはいけない、さわってはいけをい事を話す。

(病原鴬の入り口、皮胤のやわらかさ等。懸鰭・ぼうこう皀・尿道・性器)

O授業参観にて実臆

わたしの誕生一生活科と兼ねる零生まれた時の家族の気持ち名前の由来

赤ちゃんの誕生。(生まれ方.育ち等)

2年

震建議の責斜--弓赤ちゃんの人形2年生用ワークシ卜錘学年用ビデオ

PTAで賎入していただいた誉科

=■

○こと瞳の教皇手洗い、汗ふき鋤男の子、女の子の縦,

O男の子と女の子のちがい1,3年

○ビデオをみて簡単な話し合い.(男の子と女の子の違い)

○戒長とホルモン

O車掌年用のビデオ~保健線からの萱科(プリント)で指諌。4年

○現在の男の子と女の子のちがい。大人になるにつれ、男子と女子の違い。

(ホルモンの分泌・生理・篭運一発毛などをビデオを通しての字雪。)

学年

1年

2年

U、

各クラスの指奪内容

○体の瀞潔㈹トイレの使い方。男女の体のつくりの違い。赤ちゃん誕生の喜び

○体を瀞寵に_大切に。赤ちゃんの大きさ、育ち方.曇

○赤ちゃん誕生。体を瀞潔に。みんななかよし。

O仲よく男女助け合う。おふろの入り方。下蕃の取りかえの必要性。

痴漢の話が出るごとに見せてはいけない、さわってはいけをい事を話す。

<病原鴬の入り口、皮胤のやわらかさ等。懸膳・ぼうこう皀・尿道・性器)

O授業参観にて実麓

わ左しの誕生一生活科と兼ねる.生まれた時の家族の気持ち名前の由来

赤ちゃんの誕生.(生まれ方.育ち等)

震建議の責斜--弓赤ちゃんの人形2年生|蒲ワークシート無学年用ビデオ

PTAで鐺入していただいた賛科

○こと瞳の教皇手洗い諭汗ふき論男の子、女の子の縦鬮,

3年 O男の子と女の子のちがい`!

○籔ビデオをみて簡単な話し合い.(男の子と女の子の違い〉

○歳長とホルモン

4年1○中学年用のビデオ~保健鋒からの糞j科(プリント)で指諌。

O現在の男の子と女の子のちがい。大人になるにつれ、男子と女子の違い。

<ホルモンの分泌・生理・籍運一発毛などをビデオを塾しての字雪。)

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○保健の教科書--体の成長。心の成長。

5年 ○ -男女の違い、性器の事、お互いに助iラー合う裏~など.

圃 ---体の成長(高学年の男女の成長に違いが磯てくる_

。■

Oことばの教室一一初瀬指導

○心と朧の両面の健康

○保健の救科書一一

○保健の教科書--病気の予防一エイズについて(エイズウイルス、葱染屡醗6年

防ぐに鐘一など.)教育技術を参考寳料

平成4年度性教育の実施状況をまといました,、

低学年は、体の糖潔、わたしの誕生、という内容で実施されています。児童アンケー

トで‐現5年生の男女の仲が良いという慧果が患ました。4年生の時にビデオを利用

して男の了、女の子のという学書を終えてきています,そこで、お互いに楕手の性を

製騨L・稲字を思いやる心力錘…のでI錘瞬だろうかという話潔霞した錘もう少し檎討の余地があるものと考えられます。

高学年は.保健の教科譜の学習の中で扱っている事が_分かりました。どのような指

高学年は.|識

導内容窪のか.

の談騨誓の学習の中で扱っている事が_分かり

今後、共同研究をしていく方向でいきたいです

○保健の教科書--ルィピの成長。心の成長.

5年。‐-男女の違い、性器の事、お互いに助iナ合う事、など.

0--体の成長(高学年の男女の成長に違いが磯てくる。

○ことばの教室一一初瀬指導

○心と朧の両面の健康

○保健の教科書一一

6年○保健の教科書--病気の予防一エイズについて(エイズウイルス、憲染屡路|

防ぐに!ま.など.)教育技術を参考資料

6年

○心と朧の両面の健康

○保健の教科書一一

○保健の教科書--病気の予防一エイズについて(エイズウイルス、憲染屡路

防ぐに!±_など.)教育技術を参考資料

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(S)学校で幾敦青を進めるにあたっての問懲点

○個人差をカバーするためのアンケートが必要

○牧師がどうやって指導していいのかわからない、

Oある種のうしろめたさ(恥ずかしさ)がある。

○鮫師一人一人の意識の向上。

㈲○学年を追っての段階ごとの指導をどう゛するか。

O子供の実情に差がある〃

○家庭によってとらえ方に違いがある.(学校に期待するものが違うとおもう。)孟

○性交をどこで、どのように指導する力3.

0大人の娯楽感覚ではなしてはならない。学校教育では、あくまでも教育と言う立鰯で安江

○個人差がかなりあって、指導内容を決めH1に迷う.

O児童のアンケートデIつまらない」|はずかしい」という回答がずい分ある“このよ

うな子供達の本当の心を間いて.はずかしい、いやらしい、と言う概念くずしをして

いかねばならない=

○時間の蒙定.余裕の時間の問題.

○学年ごとの指導内容がはっきりしないた蝿一計繭が高度すぎるのか・その反対なのか

不安であ恥㈹昨年度は.どんな事を教えたのかを1劃さながらの指導では.計両的とはま

し'えなし!

_○科学徳知識一理解を深釣ると同時に人撚問題としての{I:1面に切りこむこと

○どの穂度救えるか。

O年齢に塵した性教育、はっきりしたカリキュラムのようなものが必要・円

○学年の発達段階に合うように、学年の共同研究で‐どのクラスも同じように授業を進

めること。

○致瞬の]軒惨の増が少ない。

○ひとりひとりに十分理涛してもらえたのかつかみにくい.

OJi、学校で瞼~あくまで性差があるぐらいでいいのではないか・だから男女の助げ合い

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○「従交」など.指導内容の共通理解雨

○麦科づくり

O性を明るい開かれたものにしたい。明るく‐開放的な場で、性を語る蕊が大切.

○正しい知識、正曇な情報を学ぶことにより性への不安から解放ざ説

(4)うれん以内に性教育の研修を受けたことがありますか。

Oありますっ14人 Oありません。12人

1-教師一人一人の意識の向上(性を明るい開かれたものに)

2.児蕊のはずかしい_いやらしい等の概念くずし

3.学年ごとの指導計繭と指導内容の充実資料づくり

(人権問題の面一生Eli学的な面から)

4‐時間`)設鑓

5‐礪人差の厩M題

6.牧師(7)研籍の場が少なしI

7-家庭との違挽

先生方の意見を集約すると以上の7点にしぼられました。

りで.それらの問題点を解決していく事が、大切となり罰

特に~3番が問題であると答えた先生が、半数に達してい:

現在利隠している指導計闘を検討していくことが~考えら】

しぼられました.いずれも大切な事ばか

、大切となります。

半数に達していました。そこで.今鐸蛍

ことが~毒えられます。

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(5)エイズに関する指導を実施したことがありますか.

○あります。1人

字県の資料を使って

○少しあります.8人

*児童用アンケートをとろために簡単に、どういう病気恋のか、どうしてうつるのか

*エイズという病気があること、血液でうつること、けがの手当ての仕方、守るべき

こと_まもれば、懸染のおそれがないこと.病気の人を差別しないことなど.、

*けがの手当て

*どういう病気なのか~エイズによる差別や偏見について.

*病気の内容、患者に対する心認仏I-T

*エイズては何力遡.どのように感染するのか、気をつけること(人権もからめて)

*保健学習の病気の予防で少し験れた゛日常生活では感染しないことを話した“

*保健学習のびょうきの予防で学習。(エイズウイルスについて、日常の生活では

感染しないこと、感染するには.防ぐには)

○ありません.17人

*クラスの担任していない,,

*学校で廓布したパンフレットを鶴ろ際説明を加えた.,

(6)小学技におけるエイズ敷育鮭、どういう事を指篝したらいいか.

○人権教育の立湯をふまえた燐教育(エイズ議育)を考えたい.

○科学的な事実大切だが相手を思いやる心情面を大切にする指導奴

感染護路だげでなくそこからの隠見や差別を防ぐ指導。

○エイズの正しい織議と心.

○鐘慶採持と嬬見を衣くす。正しい理解。

○住裁育とエイス鮫育は~違いがあるのかを。エイズというとみように、具体的にな

る、しかし性識育とエイズ教育をつなぐための、「愛」の同種を欠落させてはなら

ない。

■、

■之

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○一般的な伝染病と同じような扱いが必霧。

1.恐ろしい病気だといわれているが.みんなの場合は、普通に生讃していればう

つらない。

2.驚血から廷、今は_うつらない”

3.性行亀(それに近いもの)をしをければうつらない。

以上S点が中心になると思う。特に1は、感染者との接臓を必要以上に恐れること

があってはならないので正しい知識を伝え愚ことが必要だと思う.

O正しい知識・・偏見をなくす。(差別〉4人

O患者に対して恐ろしいという煽見をもたせない。

○エイズ差別の撤廃

○どんな篇気か、正しい知識、感染馨路2人

O命大切〈職護的圃霞)

Oエイズの予防は、中一周.大人で。小学校では、サラッと-通りの指導でよいと思

う。(基本的な知識)

Oエイズにかかった人とのふれあいに重点をおいたらどうかと思う.

。扱うのは‐いわゆる性教育だけで、エイズのことまでふみ込避の鍾愛認するし、あ

まりピントこないのでは.

O今後の績討3人

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コヰ

■1

騒とんとの先生が.エイズ教荷は、実施していないという罰が分かりました。 田■

また.小学校で鐘、エイズという病範の正しい理解と患者への差別一綴見をなくすよ

うを字書をしたらいいと考えている先生が多いです。

なか!ご鮭~そこまで、ふみこむの健、という考えもあり_今後の譲討壽題といえま

'す。

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⑲年間計画 &

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qilji5鞭鍵台’j、.塵謹蒜計画菱

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4年 ・男女の成長の遮い |、ホルモンの働きによっておこる険!○日常生活ではうつらない

長の遮い(二次性徴による体の成長IC思いやりの心と

鋒)個人差(成長の見とお

もって)(・初経について

をし

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身体的側而

主題項目 具体的指導吋F】TI エイズ指噂の1,点

1年

-2年

・体をきれいに

・大切な性器

・下著の澗潔

・男の子、女の子

・ばく、わたしの艇生

繍鷺獺童|用便の後始末

(鵬.,`……)憧鵜はそ|謹躯つくる大蝿働…’

づかせる (身体的.外観.WWUIl的.=

..).お腿のなかの赤ちゃん.生まれたときの家族の醤ぴ、大切壮命じ家族への思いやり

O血のはたらき

゜きれいな血

・パイキンと戦う血

Oけがや鼻血の手当て

・ハンカチやちり紙の

携帯

・手当ての仕方

・水や石けんでの手洗い

O思いやりの心.

びり● ̄

。』

3年

・私たちの命

・生命艇生

・体の01VのMH器のUWiリ男女の性器のちかい(外性器、内

性サル)・稲子.卵子の役削・生命のHⅡI認性

6年

・心と体の成長の変化

・人の発生と成長

・大人に近づく私たち

・生命艇生

・男子の体の発逮と変化(稀j、塊鹸

・女子の体の発運と凌化(月継の手当

・いろいろな植物.鋤物の命のはじまり、生命艇生のしくみ

・体のつくり.体の変化などが男女共に大人に近づいている

・生命の始まり(輔子.リH子の受斬性交によって生命は艇生し命は未来につながる)

Oいろいろな伝染病

○エイズの感染経路

○こんなことではうつらない

O思いやりの心。「---●-■ ̄

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姿乏皇簔cつ三篁呈簔

簔薯=毒=司三’i生謹厳實壹三F!=壼篝二IIT詩雲篝 (1回H)

実施日平生B年10月z0p

l・主謹男の子と女の子

2.ねらい

.男の子と女の子の体の違いが分かり、それぞれの性器の形、名称、そのはたらきの大

切さを知る.

、男の子と女の子の違いを認め合い、相手にたいす応思いやりの気持ちを持つようにす

るヘ

ヨー本時の慶開

丙辻

児童の活動

男の子と女の子の違いを拳え発表する.(資料1男の子・女の子の体の図)

男女の性器の名称と投割を知る ̄

慧了珊子性巣卵巣ベニスワギナ子宮(資料2男女性器の図)

男の子も女の子為赤ちゃんのでき愚もとを持っている大切な体である

大切な体を大事にするには、どんな点に、気をつけたらいいか話し合う。

11

清潔けが体をきたえる食事仲よくなど‐

、男の子と女の子と仲よくすることについて話し合う”(賓料3卿-んがの詮)

・次回の学習を決める。(命の誕生)

」乢

篭誘昌司舗I極酎萄』

、男の子と女の子の違いを拳え発表する_(資料1男の子・女の子の体の図)

-男女の性器の名称と投割を知る

児童の活動

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篝三Fs二二司三’1生簔吏予言寄葬三F曼髻菫案二(ニニイニミ〉実施日平成6年3月23日●

1.主題「エイズって在あに

2.ねらい

、エイズという病気は、エイズにかかっている人の血液からうつることがあるが.衛生的習慣を守ることによってうつらないことを理解させる..、日常生活で血液に対処する能力を身につけきせ息・エイズ愚考の立場にたって考えようとする態度を身につけさせる富

3.本時の展開

’隠童の活動教師の働きかけ

・風邪の病気にかかったときの様子を考える“発熱腹痛咳だるいくしゃみ等人にうつる.

・風邪の病原菌は、かぜのウイルスで~エイズの病原菌は.エイズウ

、、

イルスであることを理解きせる。

、エイズというのは、どういう病気か話し合う(資料lさし絵)を参考

エイズについての理解を図愚。‐病原菌〈エイズウイルス)・体を守為免疫がをくなる.,、免疫がなくなり次々病気をひき

・エイズという病気が.影かる゜おこす‘露抗力がなくなる。・治りにくい.、血Jim〔でうつる場合がある(請液、ちつ液は省略)

日常生活での衝キ的習憤を身につげさせ_出血しとたときの処置を理解させる。

-ふ鐙んの生活でIiiIを出す場合を考え_そん煮ときどめようにしたらいいか考える‘鼻血けが歯ぐき、uがついたら水で洗う_・水で洗った專誕いを手で・ティシュやハンカチでふく-.ふいたら自分でゴミ篇へ>、,、ン方學猛、できる乏黛皀藷【、鞠を嬢寓

.「こんなことでは”うつらない」かどうか話し合う。(資料2プリント〉を参考

・毎'-1の生活で瞳一うつらない⑪で安心してくらせることを理解させnコ.

.もし~このクラスにエイズにかかっていた子が入ってきたとしたらどうしてあげたらいか考える詞

日常の生諭のさまざまな場面でうつらないことを理寵した上で患者の立壗にたって考えざせて差別煽見鋤心をもたないように雲したい.

、指

ごでてに

卿上せう

・自分の考えをプリントに書く。

匂、、

中園

「--:31師の働きかけ 児童の活動

・風邪の病原菌は、かぜのウイルスで、エイズの病原菌は.エイズウィルスであることを理解きせる。

、エイズについての理解を図愚:。‐病原菌〈エイズウイルス)・体を守為免疫がなくなる.,、免疫がなくなI)次々病気をひきおこす.露抗力がなくなる.・治りにくい一.皿iW〔でうつる場合がある.(精液、ちつ液は省略)

、日常生活での衝キ的習憤を身につげさせ、出血しとたときの処置を理解させる.

錘一一玄{“の

'-1の生活で!ま、うつらないので心してくらせることを理解させ

,日常の』Z諭のさまざまな場面でうつらないことを理寵した上で、患者の立壗にたって考えきせて差別煽見鋤心をもたないように指鑿した・い、

・風邪の病気にかかったときの様子を考える‐発熱腹痛咳だるいくしゃみ等人にうつる.

、エイズというのは、どういう病気か話し合う(資料lさし絵)を参考

、エイズという病気が.おかる‘

-ふ鱈んの生糯でIiiIを出す場合を考え_ぞんをときどめようにしたらいいか考える‘熱血けが歯ぐき

、水で洗ったきれいな手で・ティシュやハンカチでふく一.ふいたら|團分でゴミ篇へ>・ノ、ンカチ!ま、できる乏醗皀藷ID鞠を痩南..「こんなことでは_うつらない」かどうか話し合う。(資料2プリント〉を参考

.もし~このクラスにエイズにかかっ:ていた子が入ってきたとしたらどうしてあげたらいか考える雨

・自分の考えをプリントに書く。

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=掻業を蕊えて

年度末をなって、ようやく授業を実践することができた。児童の反応は、真剣であ

った。アンケートからもわかるように、3年生の児童は「エイズ』ということばを

ほとんど聞いている。(男子83%女子88%)

しかし_頑しい知識の理解となゐとほとんどの児鑿は.聞きかじり程度であった”

血=エイズという児童の考えが多かったので、その事だけに集中しないように考慮し

て授業をすすめることにした.しかし、3年生催、どうしても血液でうつるという点

に注目したため「血は~怖い」というイメージを与えたのでは、反省している“

やはり、低学年での血の働き(きれいなjiLバイキンと戦う血)の学習が事前に必要

であることを痛感した。

また、児童の中に_「先生、血液の他にはうつらないの?」という疑問をもってい

る子もいたので3年生は、血液でうつる点にしぽって指導したが果たしてこれで

よかったかどうか今後検討する必要があると思った。

ふだんの生活では_エイズは、うつらないので安心して生活していいこと‐

けがや鼻血のしまつが、できるだけ自分できちんとできること-

また、相手の立場にたって立って考えられるよ悲子になってほしいことへ

等を罵って指專を実施した.

エイズの授業実践が遅かったが‐4年生になっても児童を見守っていきたい。

イ辱校にお'十鳥エイズ指尊の目臓

一人IHI騨璽の謝神に坐づきエイズという礫僕症をjEL<理解させ.エイズを科1,『す熟

ために必鰹な能力や聴康をそだて潟.

‐エイズに対リー毅いたずらな不安を除き.エイズ雄竹や感染者に対してIlli」iとをM『たザ

に婆に生きていこうとす弗心術や態腱を育てる”

、エイズという惑染症に対しての知識・I、解を図為一

.エイズという感染症に対す為〒1Mi能力・鰹喚を育てる.

-エイズに感染していあ人繩に対すふ共感的斑解苦闘め為

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4年

第1次 生霊fwn槙 ヤッエィズ.

綴師の働きかけ 児亜の瀞11ル

‐I

L蓬鰯驚rwii1iww;嫌■

蝋鮮Pi繍繩…ハ

zlll扇鰯麓:|塾纏Ml蕊'って…と謹臘い'''すとと…

卿鯏|:鍵蝋篁麟臘…うか6」

・1mは、箙業を通ぷ

・血腫、いらなくなったものを述ぶ。

・血は、バイキンを殺す。

,血は、体からたくさんH'てしまうと危険。

鯲篭鋳轡r蟻繊鰯……iズ腱ついて11;Lく璽騨一エイズ鐘、エイズのパイキンによって起こるご

させる。・エイズに慮ると、体のいろいろなところが鋪くな「MiLは栄養の集まったものり、苦しくなったりする。咳やド蝋を伴う《’ですね。この血に関係ある・エイズを完全に治す蕊は、if究中だがまだない病気について、考えてみま・エイズのパイキンば、エイズになっている人の血しょう。」のli。にいるので、血を体につけないようにする。「エイズについて正しく理・エイズの病気がM'てなくても、エイズのバイキン解しましょう。エイズって持っている人がいて、その人は他の人にうつす。何ですか。」・エイズのパイキンは、大変弱いパイキンで血の中「エイズにならないため;ににいる時だけ元気があり、lljlが体についても石けは、どうしたらよいですかんで洗い流せば心爾ない。

・ハプラシやかみそりなど、lillを人につけるおそれのあるものは、貸したり俗りたりしない。

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4.エイズにかかっている

転入生が来た時、どの

うに接してあげたらよ

いかを考えさせる。

「エイズになっている艦入

生が来ました。どのように

接したらよいですか。」

。̄■ エイズになっているお友達を差別したりすることな

く、正しい知識を持って他の友達と同じように接することが出来る。

,握手をしたり、総食当番をしたり、遊んだりしてもエイズはうつらないので仲良く遊ぶ。

・お楽しみ会でお菓子を交換しあってもエイズはうつらないので、楽しく遊ぶ。

・エイズについて正しく理解していないお友達が、「あの子エイズだよ。」と言った時、エイズについて正しく穀えてあげる。

・エイズのお友達に、いつか良い薬が出来るから罰まで頑張るように励ます。

l‐‐

5.エイズに綴っている少

年の本を紹介し、差別

して欲しくないという

気持ちを感じとらせる

「ここに水があります。ど

んな本でしょうか。I

「エイズに瀧っている人の

心からの蕊いがわかりまし

たね。」

エイズに雛っている人が近くにいたら、励ましたり

{'|I良く龍派したりしようとする気持ちを持つことが出来る。

・エイズに雛っている人の方は、すごく辛いのだから、エイズに躍っている人を差別しない。

・1mにさわったりしないように気をつけ、もしMEに

さわっても良く蒜けんで洗い流せば、エイズはこ

わくない。だから、エイズの人も自分達と同りょうに生活できる。

FD

◆血は汚いと考えている子と、1mは栄鑓の集まりと考えているfが何人かいた。他のほとんどの子は、11mについて特に強い関心はなかったが、授業の終了後、図書館に赤1iiI球や血小板のことが譜いてある本があったと知らせに来る了がいた。

今鼻MHが柵た子に対してちり鱗をあげにいき、手渡した後、手を洗いに行く場面が見られた。

◇エイズとかパイキンとかのからかいが聞かれなくなった。

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2茨、

-デ

エ 露Tij戴の成長の堂ぃ

教師の働きかけ 児Tiiiの活剛

L鑓鵬麓Plf雛鯛霧鰯鑑座M離潔轍

一ⅡⅡⅡPiIH

男女の性差の表れを読知る。なぜ、このようなことが起こるのか考える。取り、何故性差が表れ・10才位から男子より女子の方が体重が多い。るのか考えさせる。・身健も女子の方が薇くなっている。

「このグラフは、男の子と・111学2年生位から、また男子が女子を追い抜かし女の子の全国平均の体重とる。

…。…ことばな’鰯し麓j……子よ’1…んですか。」

■■

lなぜ、このように男の子

と女の子の成長に差が出て

くぉのでしょうか。」

2.女了の第二次性徴につ2-女子は、女性ホルモンの繊きにより、10才頃からいて知らせる。初経や体外や体内に変化が見られることを知る。そして、几羅についてのH麺み赤ちゃんを生むことが出来るようになると、)11経がを知らせ、これらは、始まることを知る。男子もきちんと理解する。個人差のあることを知・下垂MEの器官からホルモン出せという命令があるらせる。又、男子も女と卵巣から女性ホルモンが分泌し、体つきが変わ子とともに学習するこたりし女らしくなるし、排卵も始まる。

虚鰯:ヅ…卜雛b捲騒篭零潅鬘……1女の子が大人になると ,子欝では、卵了と講干が11i会った受瀧蝉のた慾に

子宵の内側の水分の陰や血管の数をらふFやして受講卵がすぐすぐ育つ環境を剛意していく。

体の外や11'にどんな変化が

現れるでしょうか。」

せもい

、、とシ」

,こみ)蘂歴

い繼月

な血を

らをみ

屋鑪輝

卵っの

糖なこ

受く・

で厚す

いの臓

な宮に

裁輝繩

として

予備っ

蒲鍛遜

がくを

rか腿

卵っに

場ののる

子こ女起、て

はしj

霞に。

雄辱か

一一のよ

礒詫乱

い、初めての月緩を初経という。

.遠い昔から命を伝え、育ててきた月綴の仕組みを男子もきちんと理解すないと、良いお父さんに友

ljrLない。

。蕊蔓り鱗蝋嚢灘

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「月経になった時の手、11て

の仕方について、考えてZlh

ましよう。1「月溌になっ

た時、ilj癒することは、何

でしょうか。I

・生理ナプキンには、色々な種類がある。

・生理ショーツは、体の大きさに気をつけて選ぶ。

・llilは栄俊の梨まったものであるが、1111を人につけたりしない。又、血に触れたらよく石けんで洗い流す。

・月経11の時、お風潟の湯槽には入らないが、シャワーなどの使用で清潔に保つ。

4.男子にも女子と同じようにホルモンの錆きで、体つきががっちりしてきたり髭が生えたり、射錆が起こることをビデオで学習する。

4.男子にも女子と同じよ

うに第二次性徴があること

を知らせる。 ̄

射精や射精の仕組みについ

て知らせる。女子も男子と

一緒に学習することで、勢

子についての理解を深める

精逝には、個人差のあるこ

とを知らせる。

「女子の体の仕組みについ

てわかりましたね。男子に

も女子と同じようにホルモ

ンの働きで体の外や''1に変

化力璽れます。北沢喬子先

生のクラスのお奥達と一縮

男-fiの体の変化について学

習してみましょう。’

・ビデオの視臘

内容:賂

ゴマ

5.鬼子と女子が協力して

楽しいクラスにするた

坊に造うし)だらよいか

考えさせる。

「男子と女子がこれからも

仲良く生活するには、どう

したらよいでしょうか画」

男子と女子が協力して、より楽しいクラスにするに

はどうしたらよいか話し合鶏う。・女子が、鎧腹がいたくなったら、保侭蝿に遮れていってあげ熟

一女子に向かって、ポインとかペテャバイとか冷やかさない。

・男子同士でも、小さいとか大きいとか冷やかしたりしない。

・成長には、個人差があるので、早いとか遅いとか決めつけない。逆に心霞している友達がいたら、

「大丈夫だよ。lと言って安心させてあげる。

D_

11

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拳授業参観で牲鎮誉を実施したことは、学校での性教育を理解してもらう点でとても良かった〃T・

傘保識者から、学校での性教育の必要性の要望があったので、自祷をもって授業を実施出来た。5年髄の時は、寝てる子を起こすなという篭えの人がまだいた。T・今前時のエイズの授業も参観したかった。P.。H経になった時の手当ての壮方まで、男女・-一緒の1'1で学習できたのは、とても良かった。P・

゛テレビでナプキンの宣伝をしているので、授業で扱ってもらって良かった。臼分が子供時代、友達がナプキンのことで男子からからかわ)iTているのを見ていたので、今日の授業はとても良かった。P,今教師の話の方が、子狭達が集中していた。とてもよい内容のビデオだったが、教師の肉声に筋るものほないのでしょうか。P.

午L

5,蕎究のまと篭と今護鯵諜薑

5年前と比べると、保謹者の間でも性教管の関心は確実に高くなっている。また、叙師も学校でのイノヒ鞍満を懸要と考えている。アメリカのクリントン大統領が、中学校に行って「どうか未鱈の母だけにはならないで議しい」と言った言葉が新聞の片隅を帳わしたのは、つい最近のことである。今、アメリカでは、4人に1人は未漉の母であると言う。未嬉の母からの子供は、又未鵬の母を生み出す可能性が高いとのことである。日本でもまだアメリカ程ではないが、少しずつ片親の子供が増えている。体は、大人で

もまだ心の自立や経済的自立が出来ていない親から育った子は、その子供を取り巻く環境の渥愈をより必要とすることが多い。つまり、子供を生むことは出来ても子供の親になることは繭単なことではない。親になるには、しっかりした大人としての考えが必要なのである。このようなことからしても性教育は、今や命の教育・心の教育として欠くことは出来ない。

アメリカは、ラ|動蒋の母の1151題ばかりでなく、エイズにも頭を痛めている。日本でも1h旗病治療で用いた血液製剤のためにエイズウイルスに汚染された人がいる。今、エイズという売薬は、全世界の人々にとってがンを宣告されたと同じ位、怖がられている言葉かもしれない。

さて、血i廃や性行動でうつるエイズは、これまでの性職育だけで億不充分である。エイズについての正しい知識と予防方法それにエイズ患者に対しての思いやりの心をきちんと学校教育でも位籏づける必要が出てきた。今回の研究で、エイズ教育の内零や位lIIiづけを系統だって吟味する予定だった。しかし時間不足により、エイズ教育の学年間の内2iiFや位|蟹づけはまだ引き続き今後の研究課題になってしまった。しかしながら、今回、従来の性教育にエイズ顎育を取り入れた授業を実施できたことは

大いなる"暁の成果だと思う。授業実践こそ、儂灘にむすびつくのであると考えている。エイズ教育の本を読み、エイズ識菰会に出嚇し、エイズについて正しい知識に触れら#『

たことは、今後の学校撤育におけるエイズ指導に役立つと思う。

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伊勢原市教育センター

イヲF三乞幸艮壱苦冨霊

1,研究部門希望研究・グループの部情報1

2,学校教育におけるコンピューターの活用例

3,研究委員所属氏名

伊勢原市立高部屋小学校斎藤実加藤安芳石渡・誠一、

◎テーーー言受天巨に-つし、‐て

現在、各校にはパソコンが設置され、教職員もその利用に励んでいる。しかしながら、現実の問題として、直接、子どもたちに対し、パソコ

ンを活用させることになると、台数の問題やどの学年のどの単元に使用していくか、また、どれくらいの範囲に広げていくかなど、課題となることが多い。

ここでは、現在おかれている状況の中で、身じかなソフトを使いそれを有効に活用していくこと。そして、教職員が取り組み安いパソコンの活用方法を研究の中心として研究を進めることとした。

◎行円ニラFEP勺弓雪こ、

・キッド98を使用して

キッド98はもともとは、マウスを使って絵をかくソフトである。その特徴は、

.①気軽に直線・円等を書くことができる。②コピー、変形、彩色もできる。

③文字を入れることができる。

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というすぐれた操作性をもっている。それ

らの特性を生かし、導入や掲示(図や絵をかく)のために使用できないと考えた。

掲示例などについて別途資料あり

以上の資料からも分かるように、このソフトは子どもたちにとっては、視覚を通して理解しやすく・教師にとっても、手軽に作れ、扱い易く、また保存もきぐを理解できた。

・ミュージ郎を使った実践

ミュージ郎は、楽譜を入力すると曲を演奏してくれるソフトである。その特徴は、

①10のトラックがあり、パート別に楽譜を入力することができる。②波奏の際、合奏、パート別と自由な組み合わせで減奏できる。③入力中又は入力後でも、移調、転調、速度、音色の強弱を自由に変化・調整できる。

④調、速度、音色、強弱等の変化による曲想の違いに気づく。⑤簡単なリズムを入力し音遊びや身体表現をする。

実践

極奏したい楽曲を入力し、合奏又はパート別演奏の形で聞かせた。必要により、テープにとり好きな時に繰り返しきけるようにした。

合唱曲の伴奏とメロディーを各トラックに入力し、特にアルトパート等練習用に聞かせた。

/ ̄

まとめと課題

どちらのソフトも保存しておけば、おき場所に困らず、いつでも使用することができる。また、台数が多ければ別の使い方もあるが現在のように-台のコンピュウターでは、掲示のような使い方を基本としたほうがよいのでは

と思われた。最後にモニターの画面が大きくできると利用範囲も広がってくるのではないかと思われる。

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1993年度伊勢原市教育委員会委託クループ研究

「PTA名簿作成に関する構内データベースの構築に関して」

名 のトの一括処理データベースソフ

伊勢原市立山王中学校

谷澄雄

高橋操

小泉信一

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//この研究に関して//1.初めに

2.名簿作成をコンピューター処理で行うことについて

3.データベース構築への発展性

4.〈桐〉の利用について

5.システムの構成

467

//一括処理の解説//ファイル構成

1.名簿1993.TBLの定義(項目)

2.ブロック(メニュー)構成

8901

//一括処理プログラムの使い方//メインメニュー

年度処理

11

15

//マクロリスト//

名簿管理.CMD

年度処理.CMD

倉庫番、CMD

Password・CMD

8095

1456

//おわりに//

参考文献・使用環境

66

67

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「PTA名簿作成に関する校内データベースの構築に関して」

名簿の作成データベースソフトの一括処理一

山王中学校谷澄夫高橋操小泉信一

1.初めに

最近では多くの教育現場でコンピューターが使われてきているようになりました。

ワープロの機能をはじめ,事務処理としての活用だけではなく,子どもたちの授業

の中へも取り入れようとしています。しかし,コンピューター自体の進歩の段階と

併せて,その導入には様々な問題も抱えているように思えます。

過渡的な段階とはいえ,伊勢原市の中学校においては,すでに教職員の事務処理

にコンピューターはなくてはならなくなってきているといえます。成績処理をはじ

め,中間テストや期末テスト,また評定などの集計処理に現場の教員の手によって

つくられた独自のソフトを活用しているところも多いのです。

今回教員である私たちの仕事として,PTA名簿の作成に取りかかることになり

ました。PTA名簿の作成はとの学校でも行われる年度始めの仕事の一つですが,

その仕事を進めるにあたって,様々な問題点を感じてきました。この名簿は外注の

印刷に出すものではなく校内での活用の名簿で,今までにも,コンピューターの

データペースソフトを利用したり,ワープロでの手直しをしたりして作られてきて

いました。「全校生徒を一括で扱うには作業がたいへん」ということから各学年ご

とにその担当者が独自の方法でその仕事にあたってきたもののようです。

今年(1993)度,名簿作成の仕事を進める中,各学年の担当者の間で「この作業

の見直しを考えよう」という話題が出ました。そして取り組むことにしたのがこの

研究の出発点になっています。

PTA名簿自体は年度始めに作成することもあり,今年度の名簿に関してはあま

り手をかけることができませんでした。しかし,その作業の中での問題点を踏まえ

て,次回の時により扱いやすいようにこの研究をまとめていこうと思ったのです。

また,PTA名簿にも関する形で,他の名簿への利用や「データベース管理」と

いう面で,どのような活用ができるのかも考えていきたいと思っているのです。

このコンピューターによる処理がどの程度実用的なものになるのか,まだ途中の

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段階であると言えますが,名簿作成などをコンピューター処理に置き換える作業の

中で「これまでの仕事の内容を明確にし,改善していく方向性を見つけだしていく

助けになればいいなあ」と願っています。

2.名簿作成をコンピューター処理で行うことについて

会社社会ではコンピューターを含めた情報処理機器が日常業務の中でとんとん取

り入れられています。学校社会でも同様に文書作成も含め,ワープロやコンピュー

ターが使われるようにななってきましたし,授業の中へもその利用に向けて様々な

試みが始められているようです。

現在では行政的な援助もあって,学校教育の中でコンピューターを使うことは珍

しいことではなくなりましたが,諸々の整備が進んでいない中で日常の仕事をコン

ピューターを使って処理させようとすることは,かえって効率的でなかったりしま

す。また教育現場では,単に能率を追求するだけでは果たすことのできない面も多

く,仕事の内容一つをとっても従来のやり方を越えるまでにいたらないものも多い

ように感じます。

学校の教員としての業務の中では,どのような分野をコンピューター処理でおこ

なっていったら効果的であるのか意見の分かれるところです。しかし,単に事務処

理の面で多くの時間を割かなければならないような分野では,コンピューター処理

に置き換えていくことでよりよい教育活動が行える助けになると思います。

コンピューターの得意とする分野は高速な数値演算処理で,技術の進歩はその能

力をいろいろな分野に広めていっています。しかし,日常の教員の仕事を何でも置

き換えていこうとすると,利用する教員側の対応も含めて無理な面が多く出てきて,

良い効果を得られない場合もあります。結局,試行錯誤はしたものの,従来のまま

の形態になってしまうことも多いものです。仕班の効率化を考えたとき,あえてコ

ンピューターを使わない方がいいことも時にはあるでしょう。

また,あるシステムをコンピューターで組むときに,関連する全体像がつかめな

いまま無駄な労力に終わってしまうことも多くあるように思います。しかし,この

分野は未開発なだけに試行錯誤だけで終わりがちですが,それなりのまとめ・記録

を持つことで,「少しは他の人に役立てることができるのではないか」と考えてい

ます。

今回は学校としての具体的な「システムの構築」というものではありません。

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「名簿管理」というごく限られた中での試みをすることで,一つの可能性の提示が

行えたらよいと思っています。しかしまた,具体的には「実際に利用できるものに

なるようにと一歩を踏み出せるように」ということも考えに入れています。

新しいシステムへ移行するときには,技術的な問題もありますが,同時に利用す

る側の体制を作っていくことが重要な位置を占めます。グループ研究のスタッフ構

成の状況から,継続的な体制作りまでは行い得ませんが,「研究」として提案・公

開するものです。

3.データペース構築への発展性

学校内には様々なデータが利用されています。ここでは教育内容や生徒と教師間

の教育実践自身はのぞいて考えていきますが,学校運営上では多くの情報が必要と

されています。生徒の住所録はもちろん,多くの人々が生活する社会では,その仕

事の内容によって様々なデータが必要になってきます。データというものが存在するとき,その管理がデータの有用かどうかの鍵を握る

ことになるでしょう。データはうまく活用されてこそ意味を持つとも言えます。そ

して,その管理がシステム的にとらえられていないときには,アンバランスさを生むこともあるでしょう。

学校ではいろいろな「名簿」が必要になりますが,情報としては同じものをバラ

バラの部署で何度も作成していることがあります。実際,部活動の部員の名簿も防

災関係で必要な地区ごとの名簿も,生徒の愉報としては一つのものです。そのよう

なデータを「一元化して活用していこう」というのがここでの「データペース構

築」です。、

従来の作成

。TA晶踊

呂輝で利席

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一一~

「データペース楢築」というと大がかりな感じがする人もいるかもしれませんが,

同じようなデータをバラバラに管理するのではなく,「統一のとれたものにしてい

こう」ということです。住所変更が起こった場合でも,マスターとなるデータの変

更で,それぞれ反映させることができるし,転記の段階でも間違えが少なくなりま

す。システムがすっきりしたものであれば,何よりも仕事が煩雑にならないですむ

でしょう。「同じような仕事に繰り返しに労力を使わなくても済むのではないだろ

うか」というのです。

それぞれの書式で出力

今回は「PTA名簿作成」を全学年を通して一緒に行えるものを作成しましたが,

部活動や生徒会(委員会)での検索集計,また地区ごとでの区分けなどに発展させ

られるように考えています。(一部取り入れている)また同窓生名簿.ダイレクト

メールの作成においても,利用できる方向性を示そうとしています。(年度処理と

して「同窓生」のファイルを作成)

管理されて初めて「データ」としての役割を持ちますが,情報を管理するには立

場的にもそれなりの位置づけが必要と考えています。学校全体に関わる業務の場合

には,やはり学校としての取り組みが必要であって,個人の研究の範囲ではないと

も言えますが,その足がかりの参考となれるように願っています。

データの内容の質によっては「データセキュリティー」(データの管理・保護)

に関する問題が当然起こってきます。それはこのようなコンピューター処理の上だ

けの問題ではないとも言えます。今まで単に暖昧にしてきただけの部分もあるで

しょう。「データ管理を見直す」ということは,その対処の仕方に関してもそれま

でのやり方を吟味していく機会になって行くだろうと思っています。

本来,年一度の業務に向けて取り組むのは,効率的にはあまり良いものとは思え

ません。しかし,同様な仕事はどこの学校でも行っているものであり,そのやり方

を公開していくことで,アイディアを交流していけたら良いのではないかと考えて

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います。名簿のデータ自体は全てを公開するものではありませんが,情報やアイデ

アを交換することで煩雑な事務処理は軽減されていってほしいと思っています。

ノウハウや技術など研究成果などを「一つのデータ」と考えれば,共有財産とし

てのデータベースの一つとなるだろうと思います。今回の研究で「パソコンを使っ

た情報処理」を取り扱っていますが,市内の学校教育の推進に少しでも役立てるこ

とができたら幸いです。

4.〈桐〉の利用について

今回PTA名簿作成に関して,「〈桐〉を使って名簿を作ってほしい」という形

で仕事を分担されました。〈桐〉というのはデータベースプログラムの名前で,最

近,解説の本も多く出版され,様々な業務で使われているものです。話を持ってき

た人も〈桐〉自体のことをよく知っているわけではなく,いろいろ伝え聞く中でそ

のような形になったのだと思われますが,使い始めてみると印刷機能など優れた点

が多く,これを利用することにしました。

基本的な面で「どのソフトを使うのか」はそのソフトへの担当者のく慣れ〉など

もあり,公的な仕事としていくときには検討する余地が多いのですが,今回はとに

かく〈桐〉を中心としてシステム作りをしていくことにします。一括処理であるプ

ログラムの部分は,やはり専門的な面も持っていますが,「参考にする書籍などが

多くあるものは,継続しやすいもの」と思います。

今回作成した「名簿管理」では,〈桐〉の具体的な操作に関しては最近多く出版

されている書籍などを参考にしてもらうこととし,どのような流れで「一括処理

(マクロ)」をおこなえるようにしていくのかを表していきます。

「一括処理」というのは,「〈桐〉の一連の操作を前もって登録しておくことで,

定型的な仕事を進めやすくするもの」ですが,ある面での「プログラム」というこ

とができます。この研究を進めるスタッフは特に「プログラム」について詳しい知

識を持っているものではありませんが,(桐〉のマクロは日本語表記が中心で,一

般のプログラム言語に比べて取り組みやすい面を感じています。

コンピューターなどの操作は,多くの人に浸透しつつありますが,プログラムま

ではなかなか関われない中で,このマクロ言語が日本語であるということは,

〈桐〉というソフトの人気の一つでもあるでしょう。

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今回のシステムについて一括処理のマクロを含めて紹介していきますが,どのプ

ログラムもそうであるように,実際に操作する中でいろいろな改良点が出てくるだ

ろうと思われます。一人の担当者がすべて一手にまかされるのとは違い,このよう

な場合の研究成果はその引継も含めて,理解しやすいものとなっているのが大切で

あると思っています。その点で,マクロが日本語であるということは大切な条件と

もなるでしょう。また,マクロの記述の仕方にも注意したつもりです。

〈桐〉というソフトに接するようになったのも,名簿作成に関わる4月のことで,

十分機能を使い切れていないと思いますが,同様の一括処理を考えている人にとっ

ては参考になる部分もあるのではないかと思います。 〆

5.システムの構成

山王中学校の場合,全校生徒数は900人以上で同窓生はとんとん増えていきま

す。多くのデータを扱うときにはやはりその処理速度を上げるためにハードディス

クでの利用が必要となると思います。「最小限のシステムで利用できるように」と

も思いますが,〈桐〉のソフトの活用なども含めて,かなり公的な仕事の処理の分

野ですから「ハードディスクの使用を前提」として学校の処理のシステムの中に位

置づけた方がよいとも考えます。

この公開の段階では,前の項目で少し触れたrデータセキュリティー」に対して

の配慮があまりなされていません。〈桐〉のソフト自体には,パスワードの設定な

ど,担当者のみがデータを扱うことが出来るようにしたりする機能があります。簡

易的なものを加えていますが,「データ管理」の問題にはコンピューターのプログ

ラムと同時に,それを活用していく人側の体制作りも大切なことになります。現在

の段階では,かえって煩雑になると思い,その点での配慮は省かれています。今回

の提案はその第一歩ぐらいと考えてください。

コンピューターのシステムの構成としては,〈桐〉が利用できる環境であれば問

題ないと思います。ハードディスク使用を前提とした上で,フロッピーディスクへ

のバックアップ処理も一応組み込むことにしています。開発環境は最後に触れます

が,現在学校にあるシステムで利用できています。

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一括処理の解説

一括処理の流れを解説することで,このシステムの使い方を含めた説明を

行うことにします。項目の設定や,部分的な手直しをすることで,流用がで

きるようにとエ夫するつもりです。なお,できるだけマニュアル無しで操作

できるようにヘルプを表示させるようにしていますが,部分的には《桐》の

マニュアルなどを参考にすることが必要かもしれません。

まず,利用ファイル名を定めます。、

ファイル構成(「**、TBL」はデータファイル)

名簿管理開始一括処理プログラム

年度処理一括処理プログラム

パスワード入カプロクラム

コーヒープレイクとしてのパズルプログラム

名簿管理.CMD

年度処理.C畑

PasswordCMD

倉庫番.CID

名簿1993.TBL1993年度の名簿台帳

(名簿????、TBL)????年度の名簿台帳

次年度の名簿は「名簿1994.TBL」

同窓会.TBL卒業生(同窓生)名簿

同窓補助.TBL同窓会名簿に転記するための作業表

入力表TBL新入生データ入力のための表

進級変換.TBL進級処理をするための作業表

教職員.TBL教職員のデータ(担任などの参照)

生徒会.TBL生徒会(委員会)名のリスト

部活動.TBLクラブ名のリスト

学区地区.TBL学区・地区名リスト

住所町名.TBL住所町名リスト

教科.TBL教職員用の教科名リスト

****本木木本本木

~、

名簿印刷用帳票ファイル

画面訂正用帳票ファイル

画面入力用帳票ファイル

部活動名簿印刷用帳票ファイル

*印刷帳票.FRN

*訂正画面.FRN

*入力画面.FM

本部活動.FRM

背景画面用図形ファイル(大山・山王校章)

背景画面用図形ファイル(正門・校舎)

背景画面用図形ファイル(記念碑)

SANNOLGRP

SANNOaGRP

SANNO4・GRP

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背景画面用図形ファイル*WALL-LGRP

*印は各学校に合わせて若干の変更をすることで流用できます。

して下さい。

項目名などに注意

、名簿1993.TBLの定義(項目)

データベースとしての項目

Code 文字列学年十組十性十出席番号をコード化したもの

学年整数列半角数字

組整数列半角数字

クラス整数列[学年]*10+[組]とする。(表示しない)

性文字列男:1女:2としてCodeとの受け渡し

NC 整数列出席番号

生徒氏名文字列氏・名3文字ずつ間は全角スペース

シ文字列出席番号をつけるために必要

メイ文字列(スクールに合わせた)

父文字列父親の名前

母文字列母親の名前

住所文字列地域名は表引きできるようにした

電話文字列電話番号(市外局番は入れない)

地区文字列地区別名簿作成に利用

出身小文字列学区内の学校は表引き

生年月日文字列78/08/15の形式で表す(1978年8月15日生)3兄弟文字列中3の兄弟名

2兄弟文字列中2(5太郎のように名前の前にクラスを入れる)

1兄弟文字列中1

6兄弟文字列小6の兄弟名

生徒会文字列(生徒会・委員会での検索・名簿作成に)

部活動文字列(部活動)

他のファイルにおいても同内容のものは基本的に同じ醤式にします.これ以外に

文字列卒業年度(西暦下2桁)+組十性十NCSCode

なとが加わっているものがあります。

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2.ブロック(メニュー)構成

名簿管理システムは次のメニューから成り立っています。

メインメニュー

1.データ検索・訂正

2.転入生追加

3.転出生削除

4.

5.住所録印刷(クラス別)

6.部活動処理

7.同窓生名簿処理

8.地区別検索

(*).CoffeeBreak

lO・年度処理

11.システムの説明

12.バックアップ処理

Q・終了

~、

欠番があり間があいているのは,今後の機能追加のためです。「10.年度処理」

は別に独立した一括処理プログラムとして,年度末に集中して行うものをまとめた

ものです。メニューの構成などは,最初から計画的に行われたものではなく,一つ

一つと機能を加える形で増やしていったものなので利用する中で検討・変更が必要

かもしれません。

年度処理

L同窓会名簿転記

2.在学生進級処理

3.新入生データ入力

4.(名簿台帳記入)5.教員データ入力訂正6.データ確認一括印刷

7.PTA名簿印刷

8.

9.

10.年度変更

11.メインプログラムへ戻る

10.終了

在学生進級処理

1.新年度名簿作成

2.組編成用データ入力

3.新規名簿登録

4.進級処理の説明

5.進級処理終了

では,具体的な利用の仕方について簡単な説明を加えます。

利用の仕方はそれぞれ【皿LP]キーで表示されるようにして,マニュアルなしで利

用できることを目標にしていますが,どうでしょうか?

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//一括処理プログラムの使い方//

メインメニュー

1.データ検索・訂正

本年度の名簿台帳である「名簿1993.TBL」は一応のデータが入っています.ここ

ではすでに入力されたデータの変更を行うものです。一般に「学年」「組」「性

別」「出席番号」で生徒を検索します。名前の項目でも検索できますが,検索の指

定の仕方に慣れるとずいぶん楽でしょう。ある程度に検索で絞り込んだ後で,デー

タを参照したり,訂正や削除・変更・挿入が行えます.「データの追加」や削除は

別メニューにありますが,ここでの対話形式ですべてのことがまかなえます。画面

の表示に答え,検索の絞り込みの条件を入れます。

本格的なマクロの形ではありませんが,最初は自由度の多いこの形の方がよいと

考えました。対話形式の使い方については〈桐〉のマニュアルなどを参考にしてく

ださい。終わる時には「/(スラツシユキー)」を押して終了を選ぶと,メ「名簿

管理」のインメニューに戻ります。

(検索サブプログラム)

多くのデータから自分の必要なデータを取り出すときに「検索」を行いま

すが,プログラムとしては同じ様な処理にあたる部分をサプメニューとして,

他の場面でも利用できるようにしています。

普段の利用の上では,どのような条件を与えることで自分のほしい情報が

早く見つけられるのか慣れることが大切になります。例えば,一人の生徒の

情報を知りたい場合に,その生徒の「学年」「組」「性別」「出席番号」

「名前」すべてがわかっていれば,それを入れることで-人の生徒を決定す

ることが出来ます。しかし,「学年」「組」「出席番号」がわからないとし

ても,「男子」の「山田という名前の生徒」という条件でも,かなり絞り込

むことが出来ます。その場合の使い方としては

学年=,組=,性=1,出席番号=,名前=山田

とすることになります。ここではあまり詳しい説明ではありませんが条件の

設定の仕方を工夫することで,様々な検索が出来ます。

2年3組のデータを取り出すときには

学年=2,組=3,性=,出席番号=,名前=(何も入れない)

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となります。

条件を指定しない項目はそのまま「リターンキー」を入力することなど,

設定の仕方に慣れるようにしてください。

2.転入生追加

転入生があったとき,そのデータをつけ加えるときに利用します。基本的には

「1.データの訂正」でまかなえるのですが,説明を分けるためにも作業を独立さ

せました。クラスの他の生徒のデータを見ながら追加していくことになりますが,

データのレコードとしては一番最後に加えられます。全部を一覧したときにクラス

の最後に挿入することも可能ですが,ここではその処理をしていません。

なお,表示させたり印刷するときは,出席番号順に並べ替えてあるので問題はな

いでしょう。

3.転出生削除

転出生のデータを削除します。削除されたデータは基本的には名簿のファイルに

残っていますが,表面上見えなくしてしまうものです。クラスや出席番号などで検

索して削除しますが,ある程度の操作がわかって利用した方がいいでしょう。

転出生を削除する際に,委員会や部活動など関連するところでの連絡を行うこと

も重要です。

5.住所録印刷(クラス検索別)

転入や転出があったときなど,新しい名簿が必要になります。関係のあるクラス

の印刷を選択して行います。住所の変更(間違いの訂正)があったときにもここで

処理します。年度初めに全クラスの名簿を作成するときには,「年度処理」の中の

印刷を利用することになります.

学年・クラスの条件を入れ,「印刷帳票.FRM」の形式で印刷します。このフォー

ムを変更することで,一覧表での印刷する項目を変えることが出来ます。

6.部活動処理

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部員の入部や退部は年度変わりとは決まっていませんので,メインメニューに入

れることにしました。部活動名で検索するものです。(現在の山王中学校の部活動

名の一覧を表示させているので,変更があったり,他の学校で利用するときにはプ

ログラムの中を醤き換えなくてはなりません。)新しく入部する場合は「1

データ訂正」で部活動名を入力します。(表引きが可能)

印刷の書式について検討していませんが,一応のリストとなります。

「部活動.FIuI」を変更することで書式の変更ができます。

7.同窓生名簿処理

「年度処理」の中で作成された「同窓会名簿」を使って同窓生のデータを検索で

きるようにしたものです。卒業時の担任名などからも検索できるようにしました。

卒業生は年々加えられますが,数が膨大になります。この処理を独立した形にする

ことで,かなり利用価値があるのではないかと考えます。

8.地区別検索

PTA名簿と同じように,防災関係で「地区名簿」の作成が行われます。今まで

別々に行われたものですが,この処理でまかなえることになるでしょう。結局は

「〈地区名〉による検索」ということです。

9.CoffeeBreak

ちょっと遊び心でつけ加えたものです。《桐》の一括処理で,こんなことが出来

るという驚きもあります。暇なときにのぞいてみてください。

10.年度処理

年度変わりの時に行う処理を別メニューでまとめたものです。ここから「年度処

理.CⅧ」が起動されます。

11.システムの説明

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全体を通して,それぞれの内容の説明を加えるようにしました。ここではこのシ

ステム全体に関する説明を行います。「肥LP」キーで呼び出すパターンや説明の書

式もそろえましたので,変更などもしやすいでしょう。マクロにおけるこの部分の

量が多くなってしまいますが,なるべく「マニユアルレス(説明書を別に用意しな

い)」で使えるようにしたいと思います。もちろん〈桐〉自身に関しては必要とな

ります。

Q、終了

確認メッセージを表示して終了します。.、

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年度処理

1.同窓会名簿転記

年度処理の一番最初は卒業生の処理からです。それまで使われてきたデータファ

イルから卒業生を選択して同窓会の名簿に転記します。その橋渡しに当たって,卒

業生の管理をしやすいように同窓会用のコード付けを行っています。[SCodelという

項目に入れられているものです。「卒業年度(西暦下2桁)+卒業時の組+性別

(男:1,女:2)+出席番号」で構成します。また,同窓生の検索がしやすいよ

うに,卒業時の担任の先生の名前を加えるようにしています。「いつの卒業生だっ

たかわからないが,卒業時の担任の先生の名前で検索できるように」というもので

す。ここら辺の仕様に関しては,あまり検討していないのですが,通常の処理の中

で,「同窓会」のデータの検索ができるようにと考えています。

2.在学生進級処理

この処理の中はまたいくつかの部分に分かれています。

1.新年度名簿作成

名簿????、TBLのファイルを作成します。項目の枠などは現在のものをして

新規に作成するものです。

2.組編成用データ入力

この中もメニューに分かれますが,

[進級新規]で前年度の名簿のデータから在校生(1.2年)のデータを

作業ファイル[進級変換.TBL]に読み込みます。

[進級更新]では,新年度のクラスのデータを入力.訂正します。入力が

途中まででも,[進級新規]を行わなければ引き続き作業が行えます。

新年度のクラスのデータが入力し終わったら[組編成]を行います。

ここでは入力された新しいデータを元に,クラスごとに並べ替え,新しい

出席番号を付けます。

ここまでの作業が終わったら,一つ前のメニューに戻り,「新規名簿登録」

を行います。

3.新規名簿登録

「2.組編成用データ入力」までの作業が終わったら,そのデータを新年度

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のファイル[名簿????、TBL]に転記します。

ここまでで,在校生のデータの変更が終わります。

3.新入生データ入力

新年度新しく入学してくる生徒のデータを入力します。直接名簿のファイルに書

き加えるのではなく,新入生用の[入力表.TBL]を使います。ここで十分確認した後,次の(名緬台帳記入)で新入生のデータを[名簿???、TBL]に加えます。

4.(名簿台帳記入)

「3.新入生データ入力」で入力したデータを[名簿???、TBL]に加えます。同じ作

業を繰り返さないように,台帳記入の際には注意して下さい。

5.教員データ入力訂正

新年度に行う処理の中に,もう一つ「教員のデータ」があります。教職員用の住

所録など利用の方向は多いのですが,ここではクラスの名簿を作成するときに担任

のデータを照合するためのファイルの整備です。教員名と学年・クラスを訂正して

クラス担任を設定します。

「学年×10+組」の2桁の数字で[クラス]という項目を定義(自動的に作成)しま

す。そして,この[クラス]の項目を元に表引きを行っています。

6.データ確認一括印刷

進級処理で新しく変換されたデータや,新入生のデータの確認のための一覧を印

刷するものです。-人2行にして全部のデータを一覧表形式に印刷するようになっ

ています。

7.PTA名簿印刷

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この作業を軽減したくてこのシステムをスタートさせたものですが,これまでの

データの入力が確認されたときに,一度に全てのクラスの住所録を印刷するもので

す。ミスの訂正などがあったときはメインメニユーの印刷で,クラスの指定をして

印刷して下さい。

10.年度変更

名簿管理をする名簿台帳の年度を設定します。進級処理は年度末に行いますが,

新入生のデータを加えた「新年度の名簿」を利用するときには,対象とするファイ

ルを変更することになります。その切り替えをここで行うものです。〆

11.メインプログラムへ戻る

年度処理を終えて最初のメニューに戻ります。メインメニ

終了したい場合は,「10.終了」を選ぶことで終了できます。

メインメニューに戻る必要がなく

Q、終了

メインプログラムに戻ることなくこのシステムを終了します。

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//終わりに//

今回取り組んだものは「PTA名簿作成に関する校内データベースの構築に関し

て」ということですが,中心となっているのは,「実際の処理に使えるような

く桐〉の一括処理のプログラムを組む」というものでした。

プログラムというのはその性格上,「これで完成」というものは存在しにくいよ

うに思います。市販の様々なプログラムにしても,常にバージョンアップという形

で機能を強化しています。コンピューターという機械そのものも,まだまだ発展段

階のもので,変化が激しく技術進歩が続いていますから,それは当然のこととも言

えるでしょう。、

そのような中での一つの取り組みである「一括処理のプログラム」というものも,

手を加えることでとんとんと変化していきます。プログラムを作成していくことと

同時にその解説を作ろうとしますが,その変化に合わせることは大変なことだと改

めて感じています。解説のようなまとめを作成して行くよりも「プログラムの完成

度を高めていこう」とする方が大切なこともあるからです。

しかし,今回あえてまだ未熟ながらこのような報告を作成しようと思ったのは,

様々な研究を進める上での「一つのたたき台」として残しておくことが必要だと

思ったからです。

何が優れているのかはっきりしているときには,それをとにかく模倣すればよい

のですが,まだ答えのはっきりしていないものには,さまざまな取り組みが必要と

なることでしょう。そして多くの人達の目にさらすことで,質が高められ淘汰され

ていくように思います。

「研究」という言葉の中に,ぼくはそのような思いを感じます。最近の社会の動

きは非常に大きな変化を感じますが,教育の世界にもそれは否応なく反映してくる

ものだと思っています。いままで,とにかく効率よく学べば良かった欧米の文化に

ある面で追いついたとき,「模倣」ではない「創造」の時代が始まったということ

だと思います。そして,そのときに「研究」というもののあり方が重要となってく

るだろうと思うのです。

今回,伊勢原市の教育委員会より「研究委員会」という制度があることを知り応

募することにしました。そこで,委託研究とは違う形「グループ研究」の一つとし

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て認められることになりました。今年度より「教育委センター」が活動をスタート

したことも含め,教育研究への期待が高いのも感じています。

研究の報告書は年度末に提出することになっていますが,実際にこのシステムを

使っていこうとしたら,その時点では遅くなってしまい,結局年度初めの処理に間

に合わないだろうと考えて,早めに公開するものです。と同時に,より優れた共通

のシステムが考え出されていける一歩になればよいと考えているのです。「一括処

理プログラム」も発展途上にあり,ファイル管理やデータセキュリティーについて

いろいろな不備があります。また,いろいろなバグ(プログラムのミス)もあるか

と思います。しかし,上記のように研究内容の公開に重要性を置く中でここまでの

段階で「Ver1.0Jとして提出することにしました。

山王中学校の名簿の担当は上記の「1年一谷」「2年_小泉」「3年一高機操」

で,高橋操は来年1月より産休に入りますし,小泉も産休代替としての勤務を終え

ます。その点でも,公開を早めることで,少しでも成果を引き継いでいってもらえ

ることができたらと願っていました。(1994.2.小泉信一)

//参考文献//

阿部信行『入門桐Ver、4』エーアイ出版2100円

『桐Ver、4のすべてPART3一括処理編』エーアイ出版1980円

柳幸男『桐Ver、4一括処理活用事例輿』エーアイ出版3800円

酒井雄二郎・阿部友計『HS-DOSVer、5.0ハンドブック』ナツメ社1600円

清水英典『教師のためのマツキントツシユ』ライブ出版3000円

小泉信一「校内情報処理におけるコンピューターの利用について」

東京都私立学校教育振興会研究報告(平成元年度)

//使用環境//

パソコン本体:NECPC-9801DA(Cyrix486DLC)

ハードディスク:itecDD-130畑(内蔵)+ニューテックNT-100-55

イメージスキャナ:EPSONGT-6000

プリンタ:EPSONLP-1500

0s:MS-DOSVer、5.0A

ソフトウェア:桐Ver,4

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グループ研究

中学校家庭科での「保育」授業のありかたについて

研究員伊勢原中学校大津順子岡広キヨ子上村蕪

1.テーマ設定の理由

本校では男女共修で技術・家庭科の授業を行うようになって、3年目を迎える。3年生での「保育」授業を男女一緒に学習する利点を考え、また、1年生のときから定期的に行われている「性教育」の内容も生かせるような授業を行うためにはどうしたらよいかと考え、研究テーマを設定した。今年度は特に、実際に保育実習を行うことで、より「保育」について

理解を深めさせることができたらと考えた。

2.研究内容①「性教育」の授業内容と関連づけた「命」のiAiさ、生命誕生のすばらしさを意識づける授業の工夫について。

②人間の成長について、自分の成長の過程を振り返りながら確認させる授業の効果的方法について。

③保育実習の計画、実施について。*今年度は特に③について重視し研究をすすめた。

3.研究報告

①「保育」授業指導計画について授業内容

1.人としての成長記憶について生命の成り立ち、誕生について人間について環境について

資料「赤ちゃんがきた」石坂啓著「赤ちゃん、このすばらしき生命」NHKテレビ「こどもの目がみた戦争」グリンピース出版

2.幼児の発達運動機能、こころの発達について3.幼児の生活基本的生活習慣について

保育実習幼児の食生活

資料0才から6才児のデイリープログラム大原保育園4.家庭、社会の役割

研究内容の①②については、ビデオや、読みやすく生徒の関心を引くような内容の読みものを用意し、授業の工夫を行った。ビデオについては胎児の様子や出産の苦しみなどの内容も含まれていたため、生徒の関心はとても強く印象に残ったようだ。

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②保育実習について実習場所大原保育園期間5月24日~6月5日計画(授業4時間扱い)

・保育園デイリープログラムをもとにした事前指導…1時間・保育実習…2時間・実習後の感想…1時間

目的a実際に園児と接し、幼児の体つき、運動機能の発達の違いについて理解を深める。

b保育園の設備、デイリープログラム、職員の様子などから幼児との接し〃、環境での注意点などを考える。c園児を通じて、地域との交流を深める。

旗庇lLIp侯7句e夢八二雀V6二ついて

日醤睡Omi職

1-上1.空j聖生きらしい】懇1劃E男色とつ-て下一きい。*あいさつ・玉UI・凹児のはうがきちんとできるようでは恥ずかしいです。

=-《畢7苛幽◎つゴハと21三CDR兇H2ノコー泣邑咽強蓬佇jこく圧日し、可=下Pさし、c

*話しを田《亜皮、だU、じょうぶですよね。

3-0--ユメ錘ソ己CD寵父三重可ごCエラ杙万可逵『プご=な【j、ようOこして下・さい。

*生まれてからま麓1618たっていない乳児です。太きmfIに、まだ慣れてぃ正せん。

蘂髄Hmi鍾露纏蕊電麺j圏、

1.0~1敗・2賎・39k.4虫・5鼠の個兄をよく皿寮する。

その時1・からだの人心ざ

2.運動極値の兜迎(辺ぴ近只の包皿やその使い方)3・ことばの発起(幼児笛・赤ちゃんE囚)4.醒愉のあらわしかた(泣く・笑う・堅ら・腿がる)5.食班、凪、L、俳掴(おむつ→トイレ)沖1mのInさ画、澗西(手洗い)の槻子。

などを難曲クラスごとに比べる。

2゜やさしいお兄さん・おhIiさんに虹って、おおいに辺んであげる。

*けがには十分注宜して下さい。

請議祷鶏騨濡露騨i饗蕊謹塞霊蕊塞麺班 クラス 回兄人政 兜迅年的のめやす

1 0-1賎

タンポ

16人

in色

小さなことでも、大U;故Iこなりかねないため位Ⅸと安全Iこ注なしてあげ旺ければいけないすべての要求を泣いて紋える。人几知りが蛤座る(12k)。

2 2賎サクラ

16人

ピンクhRDIiしたり、丑個のW1帖が児ら札ら。)IDDの差が大きい。

(おむつのとれている子。とれてい虹い子)

3 3戦

チュー

リププ

26人 lHlDのもの全てに命があると迎い、展人化して物を見る。怖紺が不安定に送りやすい。

4 4皮

ヒマワリ

29人

きみどりロ分のことは自分でできるようになる。阻められる喜び、勉鋤心も11'てくる。

5 5虫キ・Fmウ

31人

むらざ心体のバランスをとることができ、皿うままに体を効かすことができる。イメージや紐験を表、lでさる。

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保行火iWi1iiiアンケート(3イ122組ソj『・21人女「・19人)

保育災科後アンメ「-卜

4.研究効果今!('1はじめて行った保育実習はjLk徒にとって、とてもおおきな体験と

なったようである。人111〔保育園のごl1f戯により、9クラス余てが1M,2I1ljll1lの保育災粁を行うことができた。実際に保育|ネ|に''1かけ、幼yiiと触れ合うことで、年齢による体の発達の迷いやjili劫機能の発達段階をよりJIM解することができたようである。1k徒たちは、一ji負fiiM:茂洲の授業でi\た知識の(IIiI冊ものことを211$間の保育実1Wで得たようである。(|i徒の以宵、感fL1を見ても生命誕(11のビデオと、特に保育災〈WのFlj象が枕かつたようで、一応の研究の成果を見ることができたようである。

5.今後にむけてはじめての突習のため『'1学校側の不手際も多く、人1M保育|刺には人変

迷惑をおかけしたが、保育尖習を行うことで、|*1児を皿じての”1段化と地域との交流も深まったようである。今後は保育突料がより効果(I(lに行われるような授業内容の研究をさらにすすめていきたい。

項’三1 リ)f 女~「 Aiil.

IlilljHの大人からn分の幼いころの:iiiしをIlljくことがありますか

身近に小学校'1イ|【生以下のこどもがいますか

ある

あまりない

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保育災料は楽しかったですか

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鐘・雪謁

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雪雲

癖:鱸謬講!

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保育実習を終えて

イ呆窄等≦2ミテ筐?CDノ琶昌杢具

』柔)三二

自分もあんなだったかなと、ふと思った。最初は拒否感があって、あんま

り寄ってきて欲しくないな、と思っていたけど、一緒に遊んでいると幼い頃にもどったみたいでおもしろかった。

保育園全体がWILDでなかなかおもしろかった。自分もこんなことをや

って喜んでいたのかなと思った。自分は素直に「自分」を表現できていると

思っていたが、やはり幼児には負けるなぁと思った。

とにかく元気だった。一回おんぶとかしてあげると、「もう一回」「もう

一回」と何回も言ってきた。はじめ、保育園に行ったときかったるいと思

っていたけど、一緒に遊んでいたらそんな気もなくなった。でも、帰るころ

には疲れていた。一日中つきあっている保母さんは大変だと思った。

やはり子供は人が好きなのか、たくさん人がいるところによって来る。

なぜかぼくが標的にされて、ぶたれたりした。だけど憎いなどとは思えず、

かわいく思えた。小さい子のクラスでは、言葉があまりしゃべれないので、

ぼくたちのまねなどをしたりしておもしろかった。あと、ぼくたちが教えた

ことを教えたようにやる。

行った時は元気だなぁと-番に思った。保育園はただ暇つぶしに行ってい

るのかと思ったら、ここで人間生活の基本を習慣づけていると聞いてびっく

りした。元気な子供をみてると保母さんは大変だろうなぁと思った。

子供の笑顔が見れてよかった。

正直いって疲れる。保母さんも大変だろうと思う。学校で勉強していたほ

うが気が楽だった。でも思ったよりも手先が器用でハサミなどをうまく便っ一産DP灸_理-ロ- ̄▲-、--12〃h_L-h-■

て感心するようなところもたくさんあった。

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⑪。=・ラー

ジ<--ゴー9

はじめは何を話していいのか、どうしたら喜ぶのかわからなくて困ったけ

れど、少しずつ議していくうちに、かわいくてこんな妹や弟がいたらいいな

とjA1つた゜保母さんて思ったよりも大変芯仕馴赦んだなぁと思った。:

なんか「成長」て言うか…。2才くらいの子と4才の子はぜんぜん迷うな

あって思った。たかが2年の蕊なのにすごいなって思う。2才くらいの子は

騰段詮のぼるのも大変そうだし、何もでさないなって思った。

はじめのうちはどうしていいかわからなかったけど、むこうから話しかけ

てくれたりして、とても楽しかったです。帰る時、「また明日ね-」て言っ

てくれて、明日も行きたくなっちゃいました。

小さい子たちはあんまりしゃべらなくて、じっと見つめられた。

もう少し大きい子たちは、職繩的に謡しかけてくれた。

あの笑餓で迫られたら、なかなか職れない…。

すごく楽しかった。わがままな子や、人なつっこい子,人馳知りする子放

どがいて見ていて飽きなかった。かわいい子もいたけど、此懲気な子もいた.

藩も煉僻さんになろうかと、考えてしまった。輿休みの保育澗学がすごく楽

しみ1こなってきた。

みんな業直ですごくかわいかった。園児と遊んだり話したりしていると、

やさし気持ちになれた。赤ちゃんの腕は、すごくプクプクとやわらかくて、

今の膳1分の腕と比べたら、本当に!§1分もこうだったのかな?と鯉ってしまっ

た。

,,霞1

墓〆

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家庭科{呆可實夛墜窪?CDパ、受充凰

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家庭科

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部門:希望研究・グループの部英語

テーマI鶏の朧|鮒5フォニックス0蝦Ii姓力$し方|とつI,'て

--算ノWI1Iと鮒矼夫--

研究委員:伊勢原市立成瀬中学校 添田二郎宮崎和美斉藤敬子

川上ざなえ中村さゆり

テーマ言受天巨cロヨヨヨ南、

カタカナ英語が生活のさまざまな場面に多く存在し、生徒たちが日々口ずさむ歌の

多くにも英語が頻出する現代である。生徒たちは英語の音声に慣れている反面、青年

期特有の照れや日本語の母音の発音との違いなどから日本語的発音でよしとしてしま

う傾向がある。(日本語の母音は5つであるが、英語のそれは14あるといわれる。)

そこで本校英語科では英語学習の導入期に英語のもつ独特の音声とつづりの関係を

きちんと系統的に学習させることにより生徒が初見の単語を発音できるようになると

考えた。もちろん、この学習の目的は、英語のつづりのルールを覚え込むことでもな

く、受験勉強のための知識を詰め込むことでもない。フォニックスを学習することは、

正しい音声を耳にしてそれをキャッチし、自分でも正しく発音することである。さら

に音声を表記した文字を読み、書くことである。

①英語の学習はわかりやすく、合理的であるという意識を生徒に持たせること、②

初めから正しい発音を聞いて、たくさん発音の練習をすること、③英語の文字を見る

と発音ができ、英語の発音を聞くとそれを文字にできるということ、④英語の学習は

楽しいとわからせること、以上の4つを目標に英語の好きな生徒を育成したいと考え

たのがフォニヅクスを授業の中で生かしたいと思った動機である。

本年度はまず初めて英語に触れる1年生の導入期に音声の指導を徹底することを行

った。松香フォニックス研究所の理論に基づき、1年生の4月、5月は教科書に入ら

ずにプォニックス理論の指導を徹底して行った。以下にその方法について生徒の学習

順に述べたいと思う。

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lフォニックスル剛械つぎのようなカードを生徒ひとり一人に持たせ音声の指導をする。アルファベット

順に並べることはもちろんのこと教師の発音を聞いてその文字を提示させたり単語を

作らせたりと、このカードの利用価値は非常に高い。BとV,RとLなど日本人には

特に難解であるとされる音の違いなども学習しやすい。AETとのTeamTea-

chingの際もこのカードは活躍する。有声音と無声音をはっきり区別させること

がその後の学習に有効であるといえる.

(例)Asays[aeae]apple.

Bsays[bb]bear.

Csays[kk]Cow.

○使用カード

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22ワ0アルファベット順英語のアルファベットを読むとき2通りの発音をさせる。A[ei]B[bi:]

C[si:]・・だけではなく、A[ae]B[b]C[k]D[。]・・etcの読み

を学習させて文字の持つ音を確認させる。これを知っていると英語の文字を見て、そ

れを読めるようになるし書けるようにもなるのである。最初生徒はよくわからず、発

音もうまくできないので戸惑うが、毎時間繰り返し練習することでだんだんわかって

いくようになり、家庭でも練習するようになったと聞く。

○使用カード1と同じ

3千首*ルール,つの子音字が,音をあらわす。無声音(息だけの音)と有声音(声をだす音)をペア(いとこ音)で扱う。

(例)p・・bt。.dc・・gf..v

○使用プリント

Consonants(子音)

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4船*1つの母音字が,音をあらわす。既習の子音と音の足し算をして単語を自分で考え発音してみることで自主自立的

学習態度を身につける。例外でない未習の単語をたくさん与えることで生徒は夢中に

なる。

◎使用プリント

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●〔d3,.3〕

○〔k,k〕

●〔1,1〕

●〔m,m〕

●〔、.、〕

●〔o’0〕

○〔p,p〕

○〔k,k〕

H1JKLMNCPQ

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Ssays○〔s,s〕jet

kingTsays○〔t、t〕

IionUsays●〔ハロハ〕

monkeyVsays●〔v,v〕nestWsays●〔w@W〕

octopusXsays○〔ks,ks〕

pigYsays●〔』.』〕queenZsays●〔Z.z〕〒万三フワラミ夛万ラテフマヲT77蚕薔

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以下同様に

Bsays●〔b,b〕bear

Csayso〔k,k〕cow

Dsays●〔。,。〕dog

Esays●〔e,e〕egg

Fsays○〔f,f〕fish

Gsays●〔9,0〕goat

rabbit

sun

tiger

umbrella

violin

witch

fox

yard

zebra

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輔カー ドゲーム5

25枚ひと組のカードを6組つくり、グループごとにカードゲームを行う。班ごと

に教師の発音でカードを取り合い、痩得枚数を競う。似たような発音があるのでお手

つきなどもありなかなか盛り上がる。「もう一度やろうよ」のリクエストが多かった

カードを増やすことで6~8の学習にも同様の方法で使用できる。授業である。

ドつぎのプリントを画用紙に印刷しカードを作成した。◎使用力

Vocabulary(単鱈)

lllMliをおぼえよう。(M$m《Drizethewurd&)

2ペアになってやろう.1人b8Illdliを。iい、もう1人l』肱を§す.

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Ihenlhe「sIuJenIpniI1IslqD(hec0Drrectbox.)

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6SilentE(EIMl1栂音)*ルール母音の文字、つぎに子音の文字、最後にeがついている場合、初めの母

音はアルファベット読みをして、最後のeは読まない。(E子の前のお母さんルール)

◎使用プリント

sIIentE(Eのついだ田音)

'し-~:何百の文乎.女l:fnのXT.A狐に-e一,0つしてい&喝、.」じのの句588ァ公ラァベヤト&§八tして.瓜凶ので~睡攻』とい。

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7PoliteVowels(鳩、い船)*ルール母音の文字が2つ並列しているときは1番目をアルファベット読みし、

2番目は読まない。

○使用プリント

PolIteVoweIs(礼iH正しい田音)

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8ConsonantDigraphs(2文字子音)*ルール2つの子音字が1音をあらわす。hがつくことが多い。

○使用プリント

ConsonantDlgraphs(2文字子音)lTTrrulcFT■℃lent口WLa凶L1Hlo$G1hG「ma1L2D砥雌呰5,四刃-11rlflIET.・hq8se碗monl】r

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9糊テストでのIHI鵬授業でのフォニヅクスの学習効果の確認のため定期テス

学習到達度をチェックした。

卜につぎのような設問をし

1年1学期中間テスト

/11舗騨~ワ

鰯i;罰⑨。$、

曇1毫蕾髄儘

ユ隼1箸E共同J8FJ夛梶ニス卜寡暹詑f・93.6.30.

《注通》答はすべて解寄NIHに自白なさい・

大文字、小文字、マークなどに気をつけて谷さなさい.

1年1学期末テスト

1.58倉取りテスト

A・放送をよく田いて、放逮された夷咀昭がi【すものを下の絵の中から屋号で

辺ぴ、そのqlHIを密倉なさい。、、

l「

|'iiiij薑i諜薑|鬮園暖霞I

■汀q0F2H■BHEb59■7UaB西巳鋤|國囿圏’

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以上8までを導入期1年の4.5月に実施した。このあとの2文字母音、連続子音,

Rのついた母音については教科書学習と平行して学習させていった。さらに2.3年

については教科書の新出単語の導入の際、繰り返しプォニックスの基礎を生徒に理解

させつつ、音声指導をした。その結果、生徒は教師の発音を待つことなくまず自分で

単語を読もうとするようになってきた。さらに教師の側でもすぐに発音してみるので

はなく、まず考えさせ、発音させてみるという姿勢が持てた。

○参考資料●フォニックス・ルール一覧表●

.x大ワ71耶

享ノ991'縦‘

M獅嫉と今椥瀧プォニックスは生徒にとって非常に楽しく、音声中心の学習は興味も深く、全員が

喜んで取り組むことができた。2か月近くの時間をかけて教科書から離れてゲームを

たくさん取り入れて学習を行ったことで、逆に書くことへの抵抗感を生徒は持ってし

まったような面もある。しかし日常の授業の中で繰り返しフォニックス理論を多用す

ることで確実に生徒の初見の単語を読む力と自主自立的学習意欲は高まっている。今

後も全学年を通してフォニヅクスを効果的に生かす方法を研究していきたい。

分麺 子音 母音

第1グループ

1つの文字が】音をあらわす

子音(21文字)

b(bear)c(Cow)。(dog)f(nsh)9(goal)h(hat)i(jeI)k(Xing)I(Iion)m(monkey)、(nesl)

p(pig)q(queen)r(rabbil)s(sun)

【(liger)v(viOlin)

w(witch)x(ICX)y(yard)z(zebra)

・垣母音(5文字)a(appIe)e(egg)i(ink)o(oclopus)u(umbreⅡa)

節2グループ

2つの母音文字が】H1となっている時.1悉目をアル

ファベット謎みし.2番目は蕊まなL、

Eのついた1,音(5文字)n・e(cake)ec(PeIe)

i-e(nve)o毛(「ose)u-e(cube)

lLlni正しい母音(9文字)ai(rain)ay(May)ea(tea)ee(week)

ie(pie)Ca(boat)ow(snow)ui(l「uit)ue(blue)

節3グループ

2つの文字が1音をあらわす

2文字子音(8文字)ch(chime)ah(Ship)ph(phone)wh(while)lh(Ihink)uh(lhis)

ck(back)ng(Sing)

2文字lMl音(6文字)

CO(room)CO(book)

Cu(house)ow(low、)

oi(coin)oy(boy)

鋪4グループ

2つ又は3つの文字が各々の音を残しながら腿ぜ合ゎされた音をあらわす

迎暁子音(5文字)

bl(bla(Pk)gr(HnBeT1)sk(さkate)lr(tree)spr(sp「ing)

Rのついた母音(6文字)

a「(Ca「)or(spor【)i『(girl)wor(word)cal(hear).、Br(lea亡he了)

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希望研究・グループの部理科8

成瀬中学校 高橋達也

高山昭彦

鳥海賢-

平井孝二

研究テーマ

自然に対する関心を高める学習指導法の在り方について

研究目的

平成元年に改訂された新指導要領は平成5年度から実施している。学習指導要領理科編の改訂のポイントは、主に次のとおりである。

ァ.観察・実験の一層の重視

イ・観察実験を通して、自然を探求する能力や態度の育成ウ.日常生活との関わりなどの配慮

そこで、今年度は、中学1年・理科・第2分野「地球と太陽系」で扱う観察の指導法について、どのようにして自然に対する関心を高めるかを研究した。

2、

3 研究内容

ア.学習指導年間計画の検討

今まで中学1年生理科での天文学習は好天の続く冬季に実施していた。今年度は観察を一層重視するため、天体観察会を計画し、学習指導計画を検討した。

5月身近な天体「太陽・月・天体としての地球」11月惑星と太陽系「惑星と恒星・金星と火星・太陽系」2月天体の日周運動・季節の変化と四季の星座

イ.天体観察会の計画

第1回平成5年6月4日(金)午後8:00~9:30

「皆既月食の観察会」実施要項(別添資料1)

第2回平成5年11月17日(水)午後4:30~6:00

「土星の観察会」(別添資料2)

ウ.プラネタリウムを利用した学習

平成6年2月25日(金)~26日(土)

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<彊料2〉土星観察会のお知らせ

<資料1>戚瀬中学校理科部会平成5年5月コア日

桓与』蕊:冨塞蓮掴見鍔霞奎豈に‐し、て

成瀬中字佼理科

1.目的

天文学習のひとつとして.月食を楓蜜する。

月食は_地報の影に月がかくされる現象であることを理j鱒する。

2.日時

平成5年6月4日(金)午後8:00より9:30

(曇天・雨天中止天候判断午後5800)3.娚所

成瀬中学校グランド中央階段的

マーーーーーーーーーーーヅーグー ̄。 ̄写一一一一一一一一一`---毎 ̄ ̄ ̄嘘‐グーヴーーーー

I部活カド終わった後に

土星を観察しよう

、--ニーーーーーーーーーーーーー----=-=-=--ニーーーデーニ=i

目的:天体学習のひとつとして、土星と杖の星空を観察する。

日時:平成5年11月】7日(水)午伎5:00~6800

(曇天及び雨天のときは、18日に延期)

観察が終わった生徒から交通安全に気をつけて下校してください。

塒研:成瀬中学校グランド中央階段雨

対象:希望生徒(栗前の参加希望はいり塑せん。)

4.対象

希望の生捷(事前に参加希望をとる)

5.観察のさせ方

7:30観察会準備掴始

8:00観察開始籍望生徒響加

皆既中は.月が暗くなり木瓜や頁の星座の観察をする.

9830観察会終了

6.樋材

子ども科学蝕(工醸先生)に檀力甦お皿いする。

望遠親2台

眼祝用1台(塾§鏡を直接覗いて観察できる.)

VTRカメラ付色ユ台(テレピモニターに映す。)

双眼鏡

7.拳考

東京の月食の始まり

皆既食の始まり

食の通大

皆既食の終わり

月食の終わり

午後8時11分

午後9時12分

午後ユ0時00分

午後ユ0時49分

午後11時50分

爾、11月星空

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研究効果

ア.教科学習について

5月に学習した身近な天体「太陽・月・天体としての地球」において、数年に一度しか観察することのできない皆既月食が間近にあり学習意欲が高まった。

生徒の観察記録(別添資料8)

生徒の感想(別添資料4)

11月の頃は、夕暮れが早く、寒さも厳しくなる前で小中学生に天体観測をさせるのに適した季節である。また、ここ数年は惑星の

中で最も関心の高い土星が日没時に南の空で観察できる。中学生が部活動終了後帰宅するときに南の空に土星が輝く時期に「太陽系の惑星」を学習するのが自然であった。

2月の子ども科学館での移動教室は学級ごとにプラネタリウムを

使った学習ができるよう予定を変更して2日間にした。プラネタリウムはその名の通り、惑星の公転運動説明するには最適であり、また、恒星の日周運動もたいへん理解させやすかった。

イ.観察会を実施して

中学1年生ばかりでなく、全校生とを対象として観察会を実施できた。また、保護者の参加もあった。

皆既月食観察会では、月以外に木星及びその衛星を観察させることができた。

今後の課題

ア.教科学習について

中学校の正課の授業中に太陽及び月を観察させることができなか

った。これは、時期的に晴天が続かなかったこと・月の観察のしやすい時期と授業時間が合わなかったこと・機材の不足による。

イ.観察会について

皆既月食観察会では、あいにく月が昇ってきて、しだいに欠けていく様子は雲に遮られて観察することができなかった。天候に左右される。生徒を帰宅させる直前に雲が切れ、皆既中の月を観察できた。自宅で観察した生徒は多かった。観察会の時間がやや夜遅く、限られた生徒しか参加できなかった。

土星観察会でも夕暮れ時は三日月が観察できその後、空が暗くなり星が輝き出す期待が生徒の心に大きく膨らんだが、薄雲が広がり

結局観察できなかった。そのあと1週間は観察会ができるようにしておいたが天候に恵まれなかった。

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<資料3>

急示一

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6参考文献等

中学校指導書理科編(文部省)

中学校理科指導資料指導計画の作成と学習指導の作成(文部省)

新しい中学校理科授業プラン1.2.3(小藤陽三・小林学縞大日本図書)

どうする中学校選択教科(梅原利夫・池卜派道編労働旬報社)

天文ガイド(誠文堂新光社)

6」:;1回

〈資料4〉

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希望研究・グループの部

研究テーマ『学校現場が望む独自アプリケーションソフトの研究』《児童・生徒緊急連絡網作成システムの開発》

古正充

今村たみ子

佐薩恵美

伊勢原中学校

中沢中学校

成瀬小学校

研究委員

指導助言者伊勢原市教育センター指導主事永山満夫先生

設定理由

年度当初は多忙であり、学級用連絡網は、学級担任が個々に手書き又は、ワ

ープロ等で作成している。『書式を含め規格等にバラツキがあり作成に時間

がかか、作成効率が悪いので学級事務に迫われ後回しになる』との相談を先生

方から受けたため、その問題の解決を図るためのアプリケーションソフトの開

発に取り組む。

また、他校の賛同者に声をかけ学校事務という観点からソフト開発に取り組む

ことも考慮に入れる。そのために作成に当たっての前提条件を以下の通りとす

る。

①各学校に霞置されているコンピューターを活用する。

②クラス単位だけではなく学年分の連絡網を作成できるソフトとする。

③データの変更、修正、保存が可能なソフトとする。

④小中学校でも利用できるソフトとする。

⑤眠っているデータ利用する。(桐、ロータス等のデータの活用)

⑥使用プリンターをNEC(PC-PR201)とする。

研究経過及びソフト作成までの過程

永山指導主事の助言により印刷書式の設定の関係からスプレットシート(表

計算ソフト)を基に試作し開発に取り組む。

ソフト開発のために最初に表計算ソフトで試作する。

a>データの必要事項を検討する。

①児童生徒データの項目を検討し、

番号一CODE-児童生徒氏名→住所一電話番号の頓に決める。

②学級担任のデータの項目を検討し、

番号一氏名一住所→市外番号→市内番号の順に決める。

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b)システムをスプレットシートコンパイラーを使ってマシン語に編集する。

①連絡網作成システムをAドライブにデータをBドライブとする。

②コマンドを作成し、機能強化を計る。

③モニターに試供し、システム上のバクを取り除く。

④打ち出し規格をA4サイズとする。

⑤入力・追加削除機能は基材のデータの活用という観点から今回は排除する。

研究結果

使用者の立場に立ったソフトということで、伊勢原中学校の先生方にモニタ

ーをお願いし感想を聞いたところ、『十分に一人でもって操作することが出

来ます。』という評価を得た。

市販のシステム同様の操作で処理できるソフトの開発を目指したが、改良点

やバクが取りきれない部分がある。そこで来年度も研究課題を継続する事で

更に研究を深めていきたい。

今後の課題及び問題点

上記の研究結果などから見て、今回作成したソフトが、学校事務の簡略化と

いう面で、有効な手段として十分に活用され得ることが分かった。

そこで、これからの展望として、更にこのソフトを数多くの教育現場で使用

していくために、ソフトの機能をより強化したり、様々なソフトと対応する

ための手段を開発するなどの研究が必要となってくる。

そこで、このソフトを、より使いやすく利用価値の高いものとしていくため

に、以下の事項を今後の課題として更に研究を進めていきたい。

①外字文字の統一処理

②ヘルプファイル及びユーザーマニュアルの作成

③将来の改定に備えアフターサービス体制の確立

④ファイルコンバーターの開発

⑤又、データベース機能を活用して部活動連絡網・PTA関係等の作成も可

能である。

協力された先生

杉崎直信先生(伊勢原中学校)山下浩先生(伊勢原中学校)

山田藤夫先生(伊勢原中学校)

添付資料

①児童・生徒緊急連絡網印刷サンプル

②連絡網作成システムフロッピィー

③簡単マニュアル

枚枚枚

111

受。0

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平成5年度グループ研究報告

平成5年度・伊勢原.市教育センターグループ研究・学級経営3

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小学校

伊勢原小学校宮下佳子

大田小学校田山光春

比々多小学校榎本浩・杉山悦子・小松由美・橋口龍郎

高部屋小学校石渡誠一・井山貴代・小早川洋子・相ケ瀬美知江・

本多由佳里

桜台小学校山田芳之・磯部道枝・杉山正宏・浜田保

竹園小学校佐藤幸也

中学校

伊勢原中学校前田優子・大津順子・曽我仁美・大谷郁子・井上春彦

成瀬中学校近藤智弘

山王中学校関水綾子・柳下友美・井上絵理子

(小学校16名・中学校9名/計25名)

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伊勢原市内には小学校9校・中学校4校の公立学校がある。現状では、小学校

に勤める教師同士あるいは中学校に勤める教師同士の交流・情報交換といった機

会はあるが、小・中の間での交流は限られたものである。特に、比較的経験年数

の少ない教師は、こうした交流(以下、小中交流)の場はほとんどないといって

よい.同じ義務教育でありながら、お互いをよく知らないのである。

そこで、それぞれの日頃の教育活動について報告したり、児童・生徒指導につ

いての考えを述べあったりする機会を持つことにした。そうした話し合いを持つ

ことが、義務教育9年間を見通した児童理解・生徒理解には欠かせないものであ

ると考えたのである。

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ヨーマ舌重tJクフプラ金十O二一つし述一て

このグループ研究は、すすんで交流の場をもとう、という呼びかけに応じた小

・中それぞれの教師(年度当初に登録された方に限らず)によって運営・活動す

ることを基本とした。活動計画は、それぞれの日頃の教育活動に無理のないよう

にすすめた。また、今年度1年間は研究のテーマを幅広いものにし、様々な話題

が話し合われるようにした。

4‐〕曇塞言「とで舌璽か‘=一つし、-て

運営については小学校と中学校の教師が電話を主として連絡をとりあい、日時

や場所などについて打ち合わせを行った。活動場所は学校を中心として、参加す

る教師の集まりやすい会場を設定した。

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*第1回目の話し合いは、9月6日に伊勢原中学校図書室において行われた。参

加者にとってこうした機会が少なかったためか、、内容は多岐にわたった。

いままでの小中交流のあり方について話題にのぼった。現在のところ、クラス

担任・教科担任をしている教師の公務(勤務時間内)における小中交流の場は、

児童・生徒指導担当者(各校1名くらいか)による会議・小学校の卒業生が中学

校へ入学する際の引継ぎの話し合いと入学してからの中学校での授業参観と話し

合いといった場がある。また、互助会や組合といった活動やバレーボール大会な

どの中学校ブロック交流会や中地区教職員体育大会などがある。これらの機会は

一部の教師に限られてしまったり、また子どもたちへの教育のあり方について話

し合う場ではなかったりする。また、話し合いの場があってもなかなか深めるこ

とができないことも多い。個人的なつながりに頼らざるをえない場合が多いとい

う意見もあった。

小中それぞれの児童・生徒指導の犠子も紹介され、日頃の指導における課題

(子どもとの接し方、指導の力点のポイントなど)が異なっていることを生の言

葉で知ることができた。特に、小学校では1年生から6年生という幅広い年齢に

対応していくことや、中学校では心理的に不安定になりがちな子どもたちとの信

頼関係を築いていくことなどについて、それぞれの立場に共感することが出来た。

この他、クラス替えの方法と考え方・クラスのリーダーの位置づけ方.子ども

に対する呼称など話題は尽きず、活発な話し合いが続いた。

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*第2回目の話し合いは、12月17日に比々多小学校放送室において行われた。

この回では、NHKで制作・放映されたビデオの視藤を通して、私たちの教育活

動を見直していった。

①「若き教師たちへ/三本木'1,学校・伊藤校長の最後の一年」

この作品では、若い教師たちとそれを育てる校長先生の姿を通して、教師とは

どうあるべきかを考えさせられた。授業をどのように展開させていくか、行事で

の問題を抱えたときの対処はどうするかなど、話題は広がった。

②「のらねこの挑戦/高校物理教師たちの型破り授業」

この作品では、なかなか授業が成立しない高校の物理の先生が、いかにして生

徒に学習に対する興味を持たせるか取り組む内容であった。日頃、自分の授業を

どのようにすればよいのか考えている教師だけに、どの参加者も集中して視聴し

ていた。

どちらの作品も、小・中それぞれの教師が日頃の活動を振り返り、語ることが

できるものであった。

*第3回目の話し合いは、1月31日に桜台小学校校長室において行われた。こ

の回でも様々な点について話し合いがもたれた。

まず、評価の問題が話し合われた。小学校では新しい学習指導要領に基づいて、

相対評価から到達度評価に変わっているが、中学校では今でも相対評価を行って

いる。それぞれの長所・短所が話し合われたが、受験の問題を抱える中学校の実

態などを通して、とかくどちらがいいかといった二者択一の問題になりやすい内

容を、多面的に話し合うことができた。また、この話し合いの中でテストなどの

評価の手法やその考え方のちがい(例えば、小学校では到達度を重視するので、

どの子にも100%をめざすが、中学校では相対評価なので、平均点をもとにバ

ラつくような設定をするなど)も理解するこどができた。小学校で一般的に使わ

れている市販の業者テストに、主にテストを自作している中学校の教師は興味を

しめしているようだった。

次に、学校心理学についても話題が提供された。これは、不登校.保健室登校

などに代表される学校不適応の問題をかかえた児童・生徒にどのように対処して

いけばよいか、といった現場の声に呼応するものであった。実際に問題のある子

をかかえる〈あるいはかかえたことのある)教師には、とても関心のある内容で

あると思われた。

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*第4回目の話し合いは、2月28日に行われた。この集まりでは、小.中それ

ぞれの学校を経験していらした大田小の田山先生をお呼びした。両方に籍を置か

れていたので、どちらの立場・考え方も理解されていた。そして.これからの方

向について様々な意見をもっていらっしゃることがわかった。

主な点では、小学校6年生から中学校1年生へ児童を引き継ぐ方法・考え方に

ついて話し合いがもたれた。

いままでの引き継ぎの経験から、小学校の教師はなかなか本当のことを話して

くれないとか、せっかく伝えた情報を中学校でいかしてもらえないといった実態

も報告された。そこで、引き継ぎの本来の目的とは何かといった点について話し

合われた。その中で、まずクラス分けのために必要な資料であること、そしてそ

の生徒(児童)とこれからの人間関係・信頼関係を築いていく上で、どのように

接していけばよいのかを知る有効な資料であるという話がでた。これを受けて、

引き継ぎの目的を小・中それぞれが共通理解し、内容を精選することでいままで

以上に有意義な引き継ぎが行えるのではないか、という意見もだされた。

中学校へ児童を送り出した小学校の教師の思いや、引き継ぎのときに「どんな

生徒が来年度入学してくるのかを」という中学校の教師の期待など、送る側.受

ける側双方の思いを共感を持って知ることができた。

C‐今~年三屡芝クフ反二三i善一と

今‐希麦タブ石肝ヲ篭Cつう進婁と豆>アラ‘ご-つし、-てご

経験の浅い教師の寄り合い所帯のため、今年度一年で十分な結果を出せたとは

言えないが、参加者それぞれが今まで見えていなかったことに気づくことができ

たのではないかと思う.特に、同じ義務教育という立場にいながら、小・中それ

ぞれの日頃の子どもの様子・学校の様子を、いかにお互いが知らないかを反省さ

せられた。

研究を始めてまだ-年ということもあるので、これからもしばらくはそれぞれ

の日頃の教育活動について紹介したり、分からない点について質問したりといっ

た話し合い活動を続けていきたい。そのためには、参加者一人ひとりのそれぞれ

の学校での仕事や子どもたちとの活動を最優先し、この研究が過重な負担になら

ないように計画・実践していきたい。また、内容によっては子どもたちなどの人

権やプライバシーを十分配慮し、それぞれの抱える問題や課題、疑問をフランク

に話し合える雰囲気を大切にしたい。そして、経験の浅い教師がこうした話し合

いの場を持つことを、何よりも大切にしていきたい。

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研修に参加して伊勢原中学校井上春彦

比々多少学佼の橋口先生にこのお話をいただいたとき、すぐに『是非参加したい』と思える企画でした。もしかしたら、今の自分の中で一番やりたかったことのひとつだったのかもしれません。

現在の市内の小学校と中学校の間にある『相互理解』というか『相互誤解』というか、そういった距離を少しでも埋めていきたい、と思っていた矢先でした。昨年の3月、卒業生を送り出した私は、その時の小学校6年生の担任の先生方と、来年度入学性の引き継ぎの場にいました。全体を通して、というところで、小学校の先生から質問が出ました。確か先箪、後裁の関係のことであったと記憶しています。その質問の答えの一部として、私も中学校の側から話をしました。そのやりとりの中で、小学校の先生方が中学校のことを誤解されている部分が確かにありました。ただその誤解というのは、どちらが悪いとか、そういうことではなく、自然とわいてくる誤解だと、その時に感じました。そして私の説明で、うまく伝えることができていないことも感じました。うまく説明できない私は自問しました。『なぜ自分はこんなに伝えるのが下手なのだろう。もしこの場があと1時間あれば、もう少し理解

してもらえそうなのに。』その時私は、小学校の現状を知らなすぎる自分を発見しました。

4回の話し合いを通じて、まず何よりも、多くの小学校の先生方と知り合うことができたことを、たいへん嬉しく思っています。普段じっくり話したことのない小学校の先

生方のお話が聞けたことは、私にとって貴重な体験でした。炊に、小学校と中学校の『共通部分』を数多く見つけることができました。同じ義務

教育の中にありながら、私たちはどうしても小学校と中学校の『違い』に目を向けがちです。しかし、当たり前のことですが、小学校も中学校も目損しているものは同じであるということを、あらためて感じました。

小学校と中学校の若い教員が、今何をすべきなのか、今何を考えるべきなのか、そんなことをこの研修を経て考えるようになりました。若いからできないことはたくさんあ

ると思います。しかし、若いからこそできることが、私たちの知らない中にもまだまだ

あるのではないかと考えています。義務教育9年間を通して、学校という場所で大きな

何かを見つけて卒業していく児童生徒であってほしいと思う一方で、学校がその可能性

を広げてやれる場所になるべきであると、私は思います。小学校と中学校の教員が交流

を深めることによって、『相互誤解』を埋め、『相互理解』をしていけたら、と思いま

すc

今年1年目の研修でしたが、来年度以降、さらに継続して研修の場を持てることを希望しています。

Page 110: 研究委員会報告書isehara.ed.jp/center/_nc_db/kiyou/c1993kibou_group_2.pdf · 2009-11-08 · 平成5年度伊勢原市'教青センター教育研究頚業研究の部 研究委員会報告書7/7

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比々多小学校橋口龍郎

今年1年間を通してよくわかったことは、小学校の教師である自分が、いかに

中学校の様子について知らなかったかということでした。中学校の先生方の生徒指導や教科指導への取り組み、生徒理解の考え方などに触れることができましたが、子どもたち送り出す立場にある小学校の教師として、とても参考になりました。私たち小学校の教師は、「中学校の先生」・「中学校のやり方」というように、一言でまとめて考えてしまう傾向があるように思います。お互いの顔を知らない、取り組みを知らない、考え方を知らないといった状況であれば、当然の結果なのでしょう。今回の研修では、中学校の先生方と同じ場で向かい合い、話し合いを深めることができましたが、こうしたことの積み重ねが私たちにとって、とても必要なことであると痛感しました。

また、参加者の多くが経験の浅い教師であったことも、この研修にとってとても大切なことでした。新採用教員が激減している近年の伊勢原市では、同じ学校に同世代の教師がいないという例があり、場合によっては同期の仲間が市内にいをいという人もいるわけです。つまり、同じ伊勢原市の教育現場に携わる者同志の交流会という一面も、この交流会にはあるわけです。こうした機会は官制の研修では意外と多くありません。ともすると、同期採用の仲間と1年間の中で1度も会うことがないということも生じていました。このような点からも、とても貴重な交流の場であると思いました。

私たち小学校の教師は日頃の教育活動に追われ、自分の受け持っている子どもたちの今は見ていても、その子どもたちのこれから(中学校での生活や将来)について考えることなど忘れがちです。明日を支える子どもたちを育てるという教師としての原点にもう一度立ち返り、長い目で見た子どもへの取り組みを心がけていきたいと思います。そして、来年度以降もこのような小・中の教師による交流の場を大切にし、さらに発展させていきたいと思います。

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