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早稲田大学データ科学総合研究教育センター
2018.4
g004
大隈重信と統計学
- 1882年、大隈重信が東京専門学校(現早稲田大学)を創設。
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総務省統計局独立行政法人統計センター
統計局は国の中枢的な統計機関として、国勢調査その他国勢の基本に関する統計調査の企画・実施などを担当。独立行政法人統計センターは、統計局による統計調査の集計を実施。
- 1881年、本学創立者・大隈重信が政府内で統計の重要性をとき、総務省統計局・統計センターの前身である統計院を設立し、日本の統計制度を確立。
早稲田大学データ科学総合研究教育センター
理工系・人文社会科学系の専門領域の知見と、データサイエンスの融合を図り、総合知・新しい知の創造と複雑でグローバルな社会問題解決を行うことができる人材の育成と、大学全体の研究力の底上げを目的とするプラットフォーム
- その135年後(2017年)、早稲田大学内に「データ科学総合研究教育センター」を設置。
数値データ
テキストデータ
音声・画像
ネットワーク上で膨大・多様化するデータ
総合的解析技術
あらゆる応用分野
統計
データマイニング
データベース
人工知能
画像処理
自然言語処理
機械学習
マーケティング
スポーツ
バイオ医療
芸術
金融
広告
ものづくり
環境
…
etc.
専門性 + データで実証する能力を身につける教育の必要性
社会で有用な人材の育成 複雑でグローバルな社会問題の解決
データ駆動型研究の進歩・展開の必要性文理融合大型グループ研究の必要性
総合知・新しい知の創造例. データサイエンティスト
教育的側面 研究的側面
プライバシー保護
通信
情報検索
政治
経済
経営
データ駆動型の研究パラダイムの登場・発展
◆背景
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◆知覚と思考の拡大
意思決定知の創造
新たなる意思決定知の創造
新たなる意思決定知の創造
インターネット,データベースセンサー、IoT ...による情報収集
◇これまでの知的活動 ◇これからの知的活動
多種多様で大量な情報が利用可能
しかし、そのままでは
情報が多すぎて解釈できない
分析
解釈解釈
五感で情報収集
学外データベース
インターネット
デ ー タ 科 学 総 合研 究 教 育 セ ン タ ー( D S セ ン タ ー )
学問の活用学問の独立
複雑でグローバルな社会問題の解決
社会で有用な人材の育成
学内データベース
データ駆動型研究パラダイムの進化
人文社会科学分野での文理融合大型グループ研究専門性 + データで実証する能力
を身につける教育
統計
データマイニング
データベース
人工知能
バイオ
医療金融
ものづくり
総合知・新しい知の創造
模範国民の造就
画像処理言語処理
マーケティングスポーツ 芸術
分析系の学生・研究者
専門領域の学生・研究者
研究効果研究効果教育効果
プライバシー保護
通信
情報検索
政治経済
経営
他機関との連携研究機関・医療機関・企業・他大学等
◆新センター構想
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◆新センターのフォーカス:「専門性」+「データサイエンス」
情報技術情報技術
情報システム利用技能
情報システム利用技能
コンピュータサイエンス
データサイエンス
新センターでフォーカスする部分
データサイエンスを活用するには応用先である専門分野の知識が必須
「専門性」+「データサイエンス」の融合が重要
データ分析能力(データを読み解く能力)
データ分析能力(データを読み解く能力)
専門領域の知見(理工系、人文社会系)
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数理的能力数理的能力
◆「データサイエンス教育」と「専門性+データサイエンスの融合研究」
データサイエンス
専門知識
データサイエンス
教育
専門性+データサイエンス融合研究
個人のデータ分析能力
向上
専門研究者自身がデータ分析能力
を身につけて
専門研究者+
データ分析コンサルタント
専門研究者+
データ分析系研究者
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◆新センターの根幹機能
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データ解析のエキスパート 専門分野のエキスパート
データ
■データ活用目的の構築 データを何に使いたいか データから何を主張したいか ・・・
■データ分析 最新の分析手法の利用 新たな分析モデル・手法の構築 ・・・
■分析結果の検証 既存知識との比較・検証 得られた結果の妥当性の検証 ・・・
データ解析に関する研究成果 専門分野での研究成果
• 既存提案手法の有効性検証• 新たなモデル・手法の提案
• データ分析により得られた新たな知見
解析してほしいデータを所有する
研究者
データを解析する研究者
◇研究者マッチング
新センター
解析してほしいデータを所有する研究者と、データ解析能力に長けた研究者のコラボレーションによる研究促進
◇ データ分析研究コンサルティング
大学院学生・
若手研究者
データの分析方法について相談したい
この場合は因子分析が適切でしょう
新センター
研究活動にデータ解析を活用したいというニーズに応じた研究コンサルティング及びサポート
◇データサイエンス教育
大学院生・
若手研究者
■自習学習コンテンツ■データサイエンス公開講座
データ解析能力を身に着けたい、伸ばしたい人のための学習コンテンツ・公開講座の質問対応の提供
◆新センターが提供する主な研究・教育支援サービス
◇データサイエンス研究促進a. シンポジウム
• 成功事例紹介• 所有データの説明• 現状の課題のシェア
b. 研究サロン・勉強会• 研究紹介• 研究者間の交流
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新センター
学内の専門研究グループとの融合による学際的大型グループ研究による社会貢献
学外からのコンサルティング受託企業や行政機関からデータ解析の依頼を受託
データ科学を軸とした学外機関とのコンソーシアムの構築と運営
データ科学ノンディグリープログラム提供社会人向け講座の開設
データ科学を応用した産学共同研究
他大学,他研究機関とのデータ科学による共同研究,教育プログラム連携
◆新センターの学外連携とサービス
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デ ー タ 科 学 総 合研 究 教 育 セ ン タ ー( D S セ ン タ ー )
学外機関や社会への窓口としての機能
理論
スキル
専門
分野を問わず通用する
データ科学の理論を修得
コンピュータを利用し、自らデータ解析する
能力を修得
一般的な統計の知識と自身の専攻の知識を結びつける能力を
修得
• 専門が無ければ、データから何を見つけたいかを決められない• 理論が無ければ、分析結果が解釈できない.どのような分析をすればよいか
が分からない• スキルが無ければ、実際にデータを分析できない
◆「データ科学総合研究教育センター」の教育に関する基本理念
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◆「データ科学総合研究教育センター」の具体的な活動(学外連携)
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データ科学総合研究教育
センター
大学A
• 共同研究
• 教育プログラムの相互提供
• 講師の派遣・受入
大学B
研究機関A
• 共同シンポジュームの開催• 共同機関誌の発行• データ科学教育プログラムの提供
• 課題の相談,共同研究マッチング受付窓口
• データ分析,コンサルティングの受託
• 産学共同研究
• インターンシップ派遣→「データ関連人材育成プログラム」
• 社会人向けIT教育プログラム提供→「enPiT-PRO」
企業A
企業BNPO
公的機関1
• 企業からの(オープン)データの提供
• 企業からの課題の提供• 講師の派遣• 研究者等人材交流
学内で実施するスキームを学外にも展開していく
enPIT-PROコンソーシアム 企業C
企業DNPO
公的機関2
データ関連人材育成プログラムコンソーシアム
企業E
公的機関3
新センターコンソーシアム
データ関連人材
博士キャリア教育
データ関連人材育成プログラム博士キャリア教育
e PRO
タサイエンス教育
enPiT-PRO社会人コンピュータサイエンス教育 専門研究グループとの融合による
学際的大型グループ研究及びその推進
学外データ分析コンサルティング受託
ノンディグリーデータサイエンス教育プログラムの提供
◆「データ科学総合研究教育センター」の全体像と主機能
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他大学との教育プログラム連携
他研究機関との共同研究連携
産学共同研究
データサイエンス教育プログラムの提供
研究者マッチング
データ分析についての研究コンサルティング
データサイエンス分野の先端研究とその推進
データサイエンスを応用した新たな視点からの
専門/学際研究とその推進
データ科学総合研究教育
センター(DSセンター)
コンソーシアム企業大学
公的機関NPO
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〈お問い合わせ先〉電 話:03-3204-9164E-mail:[email protected]担 当:福田事務長、伴内、田尻
〈交通アクセス〉〒162-0042 東京都新宿区早稲田町27 40号館 1階
40号館