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専門科目群 専門応用科目 情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭 授業科目 基礎直流回路 Fundamentals of Electric Circuits 配当年次 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位 【授業の概要】 直流回路の基礎を教える。抵抗の直列接続、並列接続、直並列合成接続などを通して、電流がどのように流 れるかを詳しく解説する。電池、抵抗、電流計等を持参し、実物を見せながら、また小実験をしながら講義 は進める。 【授業の目的】 直流回路とはどんな回路なのか、直流電流はどのように流れているのか等を理解する。 【到達目標】 直流回路の計算、オームの法則、 KVL KCL が理解できるようにする。 【準備学習 ( 予習・復習 ) 毎回の小テスト、適宜、復習と宿題を課す。 【授業計画】 第 1回 直流回路の概要 第 2回 物資と電子 第 3回 電子流と電流 第 4回 オームの法則 第 5回 オームの法則(例題と演習) 第 6回 KCL の基礎 第 7回 KCL の応用と数値計算 第 8回 KVL の基礎 第 9回 KVL の応用と数値計算 第10回 直列回路と並列回路 第11回 少し複雑な直並列回路 第12回 ミルマンの法則 第13回 鳳・テブナンの定理 第14回 ノートンの定理 第15回 まとめ 【教科書】 なし。プリントを配布する。 【参考書】 テキストブック 電気回路 本多徳正(日本理工出版会) 【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50% 【メッセージ】 講義は休まずに出席すること。宿題課題等は自分でとくこと。わからないときには来室すること。

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Page 1: 基礎直流回路 Fundamentals of Electric Circuitsoffice.hkg.ac.jp/~kyoumu/2015/ks/420.pdf · ・ネットワークの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。

区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 基礎直流回路

英 訳 Fundamentals of Electric Circuits

配当年次 1 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 直流回路の基礎を教える。抵抗の直列接続、並列接続、直並列合成接続などを通して、電流がどのように流れるかを詳しく解説する。電池、抵抗、電流計等を持参し、実物を見せながら、また小実験をしながら講義は進める。

【授業の目的】 直流回路とはどんな回路なのか、直流電流はどのように流れているのか等を理解する。

【到達目標】 直流回路の計算、オームの法則、KVL、KCLが理解できるようにする。

【準備学習(予習・復習)】 毎回の小テスト、適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 直流回路の概要

第 2回 物資と電子

第 3回 電子流と電流

第 4回 オームの法則

第 5回 オームの法則(例題と演習)

第 6回 KCLの基礎

第 7回 KCLの応用と数値計算

第 8回 KVLの基礎

第 9回 KVLの応用と数値計算

第10回 直列回路と並列回路

第11回 少し複雑な直並列回路

第12回 ミルマンの法則

第13回 鳳・テブナンの定理

第14回 ノートンの定理

第15回 まとめ

【教科書】 なし。プリントを配布する。

【参考書】 テキストブック 電気回路 本多徳正(日本理工出版会)

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 講義は休まずに出席すること。宿題課題等は自分でとくこと。わからないときには来室すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 池坊 繁屋

授業科目 計算機入門

英 訳 Introduction to Computer Systems

配当年次 1 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 コンピュータはどのような部品から構成され、どのような機能で動作しているのかを学ぶ。また、コンピュータネットワークの基礎を学ぶ。

【授業の目的】 ・計算機(コンピュータ)を構築している構成要素およびそれらの機能について学ぶ。 ・論理回路の基礎概念を学び、その結果をどのように利用するかを知る。 ・OSI・TCT/IPモデルを基礎としたネットワークの基礎概念を学ぶ。

【到達目標】 ・コンピュータの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。 ・ネットワークの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。

【準備学習(予習・復習)】 ・授業内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・配付プリントを整理し内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 電子計算機とは

第 2回 アナログとデジタル

第 3回 論理演算とブール代数

第 4回 論理式の表現と簡単化

第 5回 組合せ回路と順序回路

第 6回 状態遷移と形式言語

第 7回 まとめ1

第 8回 ネットワーク基礎知識

第 9回 OSI・TCP/IP基礎知識

第10回 物理層、データリンク層

第11回 ネットワーク層Ⅰ

第12回 ネットワーク層Ⅱ

第13回 ネットワーク層Ⅲ

第14回 トランスポート層、アプリケーション層

第15回 まとめ2

【教科書】 教科書は開講する前に指定する

【参考書】

【成績評価基準】 課題(30%)、期末試験(50%)、平常点(20%)で評価する。

【メッセージ】 ・1年前期「情報概論」を受講していることが望ましい。 ・2年から開講されるネットワーク資格科目の講義を受講予定の学生は、本講義を必ず受講すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 計算機基礎

英 訳 Introduction to Computers

配当年次 2 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 計算機のハードウェアの概要を知った上で各構成要素の詳細や原理について学ぶ.ソフトウェアとして,簡単な構造のCPUを例として,アセンブリ言語について,その考え方の基礎を学ぶ。

【授業の目的】

・計算機のハードウェアを理解するとともに,ソフトウェアについて考え方を学ぶ。

【到達目標】 ・計算機の基礎的事項について学習し,ハードウェアや機械語などを理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 計算機のハードウェアの概要

第 2回 CPUの構成と動作

第 3回 メモリの構成と動作

第 4回 ハードディスクの構成と動作

第 5回 入出力インターフェースの構成と動作

第 6回 情報の表現

第 7回 基本演算

第 8回 まとめ 1

第 9回 CPUとアセンブリ言語の基礎

第10回 アセンブリ言語 1

第11回 アセンブリ言語 2

第12回 アセンブリ言語 3

第13回 アセンブリ言語 4

第14回 アセンブラ,コンパイラ

第15回 まとめ 2

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 池坊 繁屋

授業科目 計算機アーキテクチャ

英 訳 Computer Architecture

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 計算機内部で、アドレス、命令コード、データがどのように処理され動作しているのかを学ぶ。また、その効率化や高速化がどのように行われているのかも学ぶ。

【授業の目的】 ・情報システムの基礎としてコンピュータシステムの設計思想について学ぶ。 ・計算機アーキテクチャの基礎として、まずノイマン型計算機の処理方法を中心に学び、その応用としての並列性、 スケーラビリティなどの知識も学ぶ。

【到達目標】 ・計算機アーキテクチャの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。

【準備学習(予習・復習)】 ・授業内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・配付プリントを整理し内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 計算機モデル

第 2回 コンピュータの基本構造

第 3回 ノイマン型計算機アーキテクチャ

第 4回 命令セットの設計

第 5回 メモリシステムⅠ

第 6回 メモリシステムⅡ

第 7回 入出力制御

第 8回 中間まとめ

第 9回 パイプライン処理Ⅰ

第10回 パイプライン処理Ⅱ

第11回 並列処理システム:概要

第12回 並列処理システム:マルチプロセッサ

第13回 並列処理システム:メモリ

第14回 将来展望など

第15回 まとめ

【教科書】 教科書は開講する前に指定する

【参考書】

【成績評価基準】 課題提出(50%)、小テスト(30%)、平常点(20%)で評価する。

【メッセージ】 ・1年前期「情報概論」、1年後期「計算機入門」、2年後期「計算機基礎」を受講していることが望ましい。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 中村学

授業科目 計算機応用

英 訳 Applications of Computer

配当年次 3 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 計算機の応用技術であるデータベース、それを利用するためのSQL、それを利用したアプリケーションのアーキテクチャ、作成方法を理解する。

【授業の目的】 データベースとそれを利用したアプリケーションのアーキテクチャ、作成など、計算機の応用技術について学習する

【到達目標】 データベース,SQLの基礎を学び、それらを利用したアプリケージョンを作成できる。

【準備学習(予習・復習)】 前回の授業内容をよく理解しておくこと。不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 導入

第 2回 データベース①

第 3回 データベース②

第 4回 データベース③

第 5回 SQL①

第 6回 SQL②

第 7回 SQL③

第 8回 SQL④

第 9回 データベースを利用したアプリケーション①

第10回 データベースを利用したアプリケーション②

第11回 データベースを利用したアプリケーションの作成①

第12回 データベースを利用したアプリケーションの作成②

第13回 データベースを利用したアプリケーションの作成③

第14回 データベースを利用したアプリケーションの作成④

第15回 まとめ

【教科書】 開講前に指定する。

【参考書】 開講前に指定する。

【成績評価基準】 レポート(80%)、授業への取り組み(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 中村学

授業科目 プログラミングⅠ

英 訳 Programming I

配当年次 2 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 プログラミング言語の機能(関数、配列、ポインタ、構造体)について学ぶ。問題を分析、プログラムを設計、構築する方法を学ぶ。

【授業の目的】 プログラミング言語に関して、関数、配列、ポインタ、構造体について学習する。

【到達目標】 プログラミングの基礎を学び、関数、配列、ポインタ、構造体を使用したプログラムを作成できる。

【準備学習(予習・復習)】 前回の授業内容をよく理解しておくこと。不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 導入

第 2回 関数① 関数の宣言

第 3回 関数② 関数の使用

第 4回 関数③ 関数の応用

第 5回 配列① 配列の宣言

第 6回 配列② 配列への代入

第 7回 配列③ 配列の使用

第 8回 ポインタ① ポインタの宣言

第 9回 ポインタ② アドレス演算

第10回 ポインタ③ ポインタポインタ

第11回 ポインタ④ ポインタの応用

第12回 構造体① 構造体の宣言

第13回 構造体② 構造体の使用

第14回 構造体③ 構造体の応用

第15回 まとめ

【教科書】 開講前に指定する。

【参考書】 開講前に指定する。

【成績評価基準】 期末試験(60%)、レポート(20%)、授業への取り組み(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 中村学

授業科目 プログラミングⅡ

英 訳 Programming II

配当年次 2 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 GUI(Graphical User Interface)を持つプログラムの作成、コンパイル、実行の方法を学ぶ。問題を分析、プログラムを設計、構築する方法を学ぶ。

【授業の目的】 プログラミングの応用例の1つとしてGUIプログラミングについて学習する。

【到達目標】 プログラミングの基礎を学び、GUIを持つプログラムを作成できる。

【準備学習(予習・復習)】 前回の授業内容をよく理解しておくこと。不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 導入

第 2回 フレーム

第 3回 イベント処理① イベント処理の作成

第 4回 イベント処理② イベント処理の登録

第 5回 ボタン

第 6回 ラベル

第 7回 メニュー

第 8回 ポップアップメニュー

第 9回 テキストフィールド

第10回 テキストエリア

第11回 ダイアログ

第12回 コンボボックス

第13回 リスト

第14回 応用

第15回 まとめ

【教科書】 開講前に指定する。

【参考書】 開講前に指定する。

【成績評価基準】 期末試験(60%)、レポート(20%)、授業への取り組み(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 中村学

授業科目 データ構造とアルゴリズム

英 訳 Data Structures and Algorithms

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 データ構造とアルゴリズムの基礎(計算量、スタック、キュー、連結リスト、2分木、整列)について学習する。

【授業の目的】 データ構造とアルゴリズムの基礎について学ぶ。

【到達目標】 データ構造とアルゴリズムの基礎を学び、効果的なプログラムを作成できる。

【準備学習(予習・復習)】 前回の授業内容をよく理解しておくこと。不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 導入

第 2回 計算量の概念

第 3回 配列によるスタックの概念

第 4回 配列によるキューの概念

第 5回 連結リスト① 連結リストの作成

第 6回 連結リスト② 連結リストの探索

第 7回 連結リストを用いたスタック

第 8回 連結リストを用いたキュー

第 9回 2分木

第10回 2分木の探索① 行きがけ順、通りがけ順、帰りがけ順探索

第11回 2分木の探索② 深さ優先探索

第12回 2分木の探索③ 幅優先探索

第13回 整列① バブルソートの解説

第14回 整列② バブルソートの作成

第15回 整列③ 他の整列アルゴリズムの紹介

【教科書】 開講前に指定する。

【参考書】 開講前に指定する。

【成績評価基準】 レポート(80%)、授業への取り組み(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 池坊 繁屋

授業科目 ネットワークセキュリティ入門

英 訳 Introduction to Network Security

配当年次 3 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 ネットワークセキュリティの基本知識と技術について学ぶ。また、セキュリティ管理・対策に関する基本的な考え方を理解し、セキュリティを維持するために必要な認証、アクセス制御、暗号などの技術の役割を理解する。

【授業の目的】 ・情報の収集や活用を安全に行うため、情報セキュリティが必要であることを理解するとともに、情報セキュリティ に対する脅威と脆弱性にはどのようなものがあるのかを理解する。

【到達目標】 ・ネットワークセキュリティの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。

【準備学習(予習・復習)】 ・授業内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・配付プリントを整理し内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 セキュリティの基本概念

第 2回 TCP/IPの仕組み

第 3回 情報資産

第 4回 脅威と脆弱性

第 5回 リスクマネジメント

第 6回 セキュリティマネジメント

第 7回 個人情報保護

第 8回 中間まとめ

第 9回 人的セキュリティ対策の種類

第10回 技術的セキュリティ対策の種類

第11回 物理的セキュリティ対策の種類

第12回 暗号技術

第13回 セキュリティの実装技術

第14回 国際標準・法律

第15回 まとめ

【教科書】 教科書は開講する前に指定する

【参考書】

【成績評価基準】 課題提出(50%)、小テスト(30%)、平常点(20%)で評価する。

【メッセージ】 ・セキュリティを意識しながらネットワークを使用しましょう

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 中村学

授業科目 ネットワークセキュリティ応用

英 訳 Applications of Network Security

配当年次 4 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 安全にコンピュータ、コンピュータネットワークを利用するためのセキュリティに関する知識と技術について学習し、危険性を実際に確かめる。

【授業の目的】 安全にコンピュータ,コンピュータネットワークを利用するためのセキュリティに関する知識と技術について学習する。

【到達目標】 コンピュータ,コンピュータネットワークを利用するためのセキュリティに関する知識と技術の基礎を学び、理解する。

【準備学習(予習・復習)】 前回の授業内容をよく理解しておくこと。不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 セキュリティに関する動向

第 2回 ファイアウォールとDMZ

第 3回 個人情報の漏洩に対するセキュリティ

第 4回 電子メールとセキュリティ

第 5回 Web通信とセキュリティ

第 6回 無線LANとセキュリティ

第 7回 課題研究

第 8回 不正アクセスの手口・監査ツール

第 9回 SSL/TLS

第10回 インターネットアプリケーション

第11回 UUCPのセキュリティ

第12回 Webサーバのリスクへの対策

第13回 FTPサーバのセキュリティ

第14回 課題研究

第15回 まとめ

【教科書】 開講前に指定する。

【参考書】 開講前に指定する。

【成績評価基準】 レポート(80%)、授業への取り組み(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 池坊 繁屋

授業科目 インターネット基礎(CCNA1)

英 訳 Basic Internet Networking

配当年次 2 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 インターネットやその他のコンピュータ ネットワークのアーキテクチャ、構造、機能、コンポーネント

、およびモデルについて学ぶ。

【授業の目的】 ・ネットワークの知識を習得し、CCENT/CCNA資格を取得する授業シリーズの1つ目である。 ・IP アドレスの原理と構造、およびイーサネットの概念とメディアと動作の基礎を学ぶ。

【到達目標】 ・簡単な LAN を構築し、ルータとスイッチの基本設定や IP アドレス計画を実装できるようになる。

【準備学習(予習・復習)】 ・講義前にWebテキストの講義内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・講義終了後はWebテスト(アセスメント)を受け、内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 ネットワークについて

第 2回 ネットワーク OS の設定

第 3回 ネットワーク プロトコルと通信

第 4回 ネットワーク アクセス

第 5回 イーサネット

第 6回 ネットワーク層

第 7回 トランスポート層

第 8回 IP アドレスⅠ

第 9回 IP アドレスⅡ

第10回 IP ネットワークのサブネット化Ⅰ

第11回 IP ネットワークのサブネット化Ⅱ

第12回 アプリケーション層

第13回 ネットワークとは

第14回 実技のまとめ

第15回 まとめ

【教科書】 教科書は開講する前に指定する

【参考書】 参考書は開講する前に指定する

【成績評価基準】 Webテスト(65%)、実技テスト(35%)で評価する。

【メッセージ】 ・ネットワークに関する自分の技術的なスキルを高め、ネットワーク関係の技術資格に挑戦しよう。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 歌谷 昌弘

授業科目 ネットワーク管理実務(CCNA2)

英 訳 Topics of Network Administrations

配当年次 2 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 ネットワークの階層モデルを理解し,ローカルエリアネットワークの構築技術とネットワークルーティン

グ理論を勉強する。

【授業の目的】 ・ローカルエリアネットワークの管理方法を学習する。

【到達目標】 ・ローカルエリアネットワークを管理するために必要な知識と技術を身につける。

【準備学習(予習・復習)】 ・講義前にWebテキストの講義内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・講義終了後はWebテスト(アセスメント)を受け、内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 LANの設計

第 2回 スイッチの設定と管理

第 3回 VLAN

第 4回 VLAN間ルーティング

第 5回 ルーティングプロトコル

第 6回 ルーティングとスイッチング

第 7回 スタティックルーティング

第 8回 ダイナミックルーティング

第 9回 EIGRP

第 10回 OSPF

第 11回 標準アクセスリスト

第 12回 拡張アクセスリスト

第 13回 DHCP

第 14回 NAT

第 15回 まとめ

【教科書】 開講する前に指定する。

【参考書】 開講する前に指定する。

【成績評価基準】 Webテスト(80%)、実技テスト(20%)で評価する。

【メッセージ】 ・2年前期「インターネット基礎(CCNA1)」を受講し、アカデミーとして修了した学生のみ受講できる。 ・ネットワークに関する技術的なスキルを高め,ネットワーク関係の技術資格に挑戦しよう。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 歌谷 昌弘

授業科目 LAN設計(CCNA3)

英 訳 Topics of Network Design

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 ローカルエリアネットワークの基本技術を紹介し、LAN論理設計,物理設計,テスト管理に関する基本手

法と実際の設計事例を勉強する。

【授業の目的】 ・ローカルエリアネットワークの設計手法を学習する。

【到達目標】 ・ネットワーク設計方法を学び、実際に小規模なネットワークを構築する力を身につける。

【準備学習(予習・復習)】 ・講義前にWebテキストの講義内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・講義終了後はWebテスト(アセスメント)を受け、内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 ネットワーク設計の実装

第 2回 LANの冗長性

第 3回 スパニングツリープロトコル

第 4回 リンク集約の概念

第 5回 リンク集約の設定

第 6回 ワイヤレスLAN の基本設定

第 7回 ワイヤレスLAN のセキュリティ

第 8回 シングルエリアOSPFの実装

第 9回 高度なシングルエリアOSPFの実装

第 10回 シングルエリアOSPFのトラブルシューティング

第 11回 マルチエリアOSPF

第 12回 EIGRPの実装

第 13回 高度なEIGRPの実装

第 14回 EIGRPのトラブルシューティング

第 15回 まとめ

【教科書】 開講する前に指定する。

【参考書】 開講する前に指定する。

【成績評価基準】 Webテスト(80%)、実技テスト(20%)で評価する。

【メッセージ】 ・2年後期「ネットワーク管理実務(CCNA2)」を受講し、アカデミーとして修了した学生のみ受講できる。 ・ネットワークに関する技術的なスキルを高め,ネットワーク関係の技術資格に挑戦しよう。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 池坊 繁屋

授業科目 WAN設計(CCNA4)

英 訳 WAN Design Topics

配当年次 3 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 複雑なネットワークでコンバージド アプリケーションに必要な WAN テクノロジーとネットワーク サービスについて学ぶ。

【授業の目的】 ・ネットワークの知識を習得し、CCENT/CCNA資格を取得する授業シリーズの4つ目である。 ・ネットワークデバイスを設定し、トラブルシューティングやデータリンク層プロトコルの一般的な問題を解決する ための方法を学ぶ。

【到達目標】 ・ネットワーク要件に合わせてネットワークデバイスと WAN テクノロジーを選択するための基準を理解すること ができる。

【準備学習(予習・復習)】 ・講義前にWebテキストの講義内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・講義終了後はWebテスト(アセスメント)を受け、内容を理解すること

【授業計画】

第 1回 階層型ネットワーク設計

第 2回 WANへの接続Ⅰ

第 3回 WANへの接続Ⅱ

第 4回 ポイントツーポイント接続

第 5回 フレームリレーⅠ

第 6回 フレームリレーⅡ

第 7回 IPv4のネットワークアドレス変換

第 8回 ブロードバンドソリューション

第 9回 サイト間接続のセキュリティ保護Ⅰ

第10回 サイト間接続のセキュリティ保護Ⅱ

第11回 ネットワークの監視

第12回 ネットワークのトラブルシューティングⅠ

第13回 ネットワークのトラブルシューティングⅡ

第14回 実技のまとめ

第15回 まとめ

【教科書】 教科書は開講する前に指定する

【参考書】 参考書は開講する前に指定する

【成績評価基準】 Webテスト(65%)、実技テスト(35%)で評価する。

【メッセージ】 ・3年前期「LAN設計(CCNA3)」を受講し、アカデミーとして修了した学生のみ受講できる。 ・ネットワークに関する技術的なスキルを高め,ネットワーク関係の技術資格に挑戦しよう。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 直流回路とインターフェイス

英 訳 Direct Current Circuits and Interfaces

配当年次 1 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 一年前期科目「基礎直流回路」の復習から始め、複雑な直流回路の解法に挑戦する。回路を解くための種々の「法則」と「定理」の手法・用法・使い方を深く学習し、直流インターフェース回路にも言及する。種々の小道具を持参し、小実験等を組み込みながら講義を進める。

【授業の目的】 複雑な直流回路の考え方、また回路の解法を取り巻く種 の々「法則」の活用の仕方を学習する。

【到達目標】 各種の「法則」・「定理」を使った計算ができるようにする。

【準備学習(予習・復習)】 毎回の小テスト、適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 簡単な直流回路の復習

第 2回 ミルマンの法則とその応用

第 3回 ミルマンの法則を使った複雑な回路への挑戦

第 4回 鳳・テブナンの定理とその応用

第 5回 鳳・テブナンの定理を使った複雑な回路への挑戦

第 6回 ノートンの定理とその応用

第 7回 ノートンの定理を使った複雑な回路への挑戦

第 8回 相反の定理とその応用

第 9回 相反の定理を使った複雑な回路への挑戦

第10回 重ね合わせの定理

第11回 重ね合わせの定理の応用

第12回 Y―△ 変換

第13回 △―Y 変換

第14回 電力の話

第15回 まとめ

【教科書】 なし。プリントを配布する。

【参考書】 「テキストブック 電気回路」 本多徳正(日本理工出版会)

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 講義は休まずに出席すること。宿題課題等は自分でとくこと。わからないときには来室すること。

Page 17: 基礎直流回路 Fundamentals of Electric Circuitsoffice.hkg.ac.jp/~kyoumu/2015/ks/420.pdf · ・ネットワークの基礎を修得し、さらにその基礎知識による応用力を身につける。

区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 デジタル回路とパターン認識

英 訳 Direct Current Circuits and Interfaces

配当年次 2 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 講義は、NOT回路、AND回路、OR回路の動作の詳しい説明より始める。テストボード上に実際にCMOS74シリーズなどの素子を配置しながらの実習を交えながら進める。最後に高度な音声認識・画像認識などのパターン認識回路の概要を説明する。

【授業の目的】 AND回路,OR回路,NOT回路などの論理回路の考え方等を理解することを目的とする。CMOS74シリーズの詳しい使い方・応用を理解する。音声認識・画像認識などのパターン認識回路の概要を学習する。

【到達目標】 NOT回路、AND回路、OR回路の基本動作が説明できる。

【準備学習(予習・復習)】 毎回の小テスト、適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 NOT回路の動作

第 2回 AND回路の動作

第 3回 OR回路の動作

第 4回 ブール代数とは

第 5回 基本論理演算

第 6回 半加算器

第 7回 全加算器

第 8回 エンコーダー

第 9回 TenKey(数字入力に特化したキー)

第10回 デコーダー

第11回 7seg. ドライバー

第12回 10進3桁加算器

第13回 10進3桁減算器

第14回 音声認識回路とパターン認識回路

第15回 まとめ

【教科書】 よくわかる デジタル回路 電気書院

【参考書】 電気・電子回路計算入門講座 電波新聞社

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 原則として、一年後期科目「計算機入門」の単位を修得している学生を対象とする。講義は休まずに出席すること。宿題課題等は自分でとくこと。わからないときには来室すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾邦昭 南憲明

授業科目 情報制御実験 I

英 訳 Experiments on Electronic Circuits, Part I

配当年次 2 年次 後 期 必選別 選択 単位数 1 単位

【授業の概要】 下記の実験項目に従って進める。学生には、実験前の理論の学習、実験後のデータの整理を通して、理論値と実験値の違いを詳細に検討し、レポートの提出を義務付ける。

【授業の目的】 各種の実験を通して、ダイオード、トランジスタ、FET等の動作を理解する。

【到達目標】 ダイオードの使い方、トランジスタの特徴、FETの動作が十分説明できる。

【準備学習(予習・復習)】 適宜、復習と予習を課す。

【授業計画】

第 1回 ガイダンス

第 2回 ダイオード回路の理論(講義)

第 3回 ダイオード回路の実験

第 4回 実験のまとめと考察、その1

第 5回 トランジスタ回路の理論(講義)

第 6回 トランジスタ回路の実験

第 7回 実験のまとめと考察、その2

第 8回 FET回路の理論(講義)

第 9回 FET回路の実験

第10回 実験のまとめと考察、その3

第11回 無安定マルチ・バイブレーターの理論(講義)

第12回 無安定マルチ・バイブレーターの実験

第13回 実験のまとめと考察、その4

第14回 全実験の総まとめと考察

第15回 補講実験日と予備日

【教科書】 なし。 ただし小冊子「情報制御実験 I」を配布する。

【参考書】 なし。

【成績評価基準】 実験レポート「まとめと考察」 100%

【メッセージ】 実験は休まずに出席すること。「まとめ・考察」は自分の力で考えまとめること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南憲明 松尾邦昭

授業科目 情報制御実験 II

英 訳 Experiments on Electronic Circuits, Part II

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 1 単位

【授業の概要】 下記の実験項目に従って進める。学生には、実験前の理論の学習、実験後のデータの整理を通して、理論値と実験値の違いを詳細に検討し、レポートの提出を義務付ける。

【授業の目的】 各種の実験を通して、Flip-Flop回路、カウンター回路、H-ブリッジ回路等の動作を理解する。

【到達目標】 Flip-Flopの特徴、カウンター回路の動作、H-ブリッジの使い方等が十分説明できる。

【準備学習(予習・復習)】 適宜、復習と予習を課す。

【授業計画】

第 1回 ガイダンス

第 2回 Flip-Flop回路の理論(講義)

第 3回 Flip-Flop回路の実験

第 4回 実験のまとめと考察、その1

第 5回 カウンター回路の理論(講義)

第 6回 カウンター回路の実験

第 7回 実験のまとめと考察、その2

第 8回 フォト・インターラプター回路の理論(講義)

第 9回 フォト・インターラプター回路の実験

第10回 実験のまとめと考察、その3

第11回 H-ブリッジの理論(講義)

第12回 H-ブリッジの実験

第13回 実験のまとめと考察、その4

第14回 全実験の総まとめと考察

第15回 補講実験日と予備日

【教科書】 なし。 ただし小冊子「情報制御実験 II」を配布する。

【参考書】 なし。

【成績評価基準】 実験レポート「まとめと考察」 100%

【メッセージ】 実験は休まずに出席すること。「まとめ・考察」は自分の力で考えまとめること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 センシング電子回路技術

英 訳 Remote Sensing and Electronic Circuits

配当年次 2 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 センサーの種類について学習する.アナログ回路の各素子について学習した後,具体的な回路について学習する。

【授業の目的】

・センサーの種類を学ぶ。

・センサーを活用するためのアナログ電子回路について学ぶ.

【到達目標】 アナログ電子回路の素子と回路解析について学習し,回路解析手法を理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 センサーとアナログ回路

第 2回 センサーの種類とその原理 1

第 3回 センサーの種類とその原理 2

第 4回 素子の概要 トランジスタ、電界効果トランジスタ

第 5回 増幅回路 1

第 6回 増幅回路 2

第 7回 演算増幅器の基礎

第 8回 反転増幅器、非反転増幅器

第 9回 加算回路、加減算回路

第10回 積分回路、微分回路

第11回 アクティブフィルタ回路

第12回 演算増幅器の内部回路

第13回 差増増幅器の概要

第14回 電子回路のシミュレーション

第15回 まとめ 2

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 ロボット制御工学

英 訳 Robotics

配当年次 3年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】

マイクロコンピュータ(マイコン)の成り立ち・歴史から講義を始め、マイコンの基本構成と基本動作を詳しく解説す

る。15回の講義を通して、学生は特にワン・チップ・マイコンの代表でもあり、多くの書籍が出版されている

PIC16F873 のアーキテクチャー、アセンブリ言語、機械語、アセンブラーの考え方を学習する。このマイコンを使用

して、PWM制御、A/D変換、D/A変換等を学び、超音波距離センサ、光センサからの入力手法の考え方を学習、

ロボットアーム制御方式の基礎を習得する。講義はテストボードにて実際の回路を組みながら行う。

【授業の目的】

マイコンの基本構成と基本動作を理解することを目的とする。特に本講義では PIC16F873 のアーキテクチャー、ア

センブリ言語、機械語、アセンブラーの考え方を修得する。

【到達目標】 機械語、アセンブリ言語、マイコンのアーキテクチャ等が自分の言葉で説明できる。

【準備学習(予習・復習)】 適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 マイコンとは

第 2回 マイコンの基本構成と基本動作

第 3回 PIC16F873のアーキテクチャとメモリ構成

第 4回 PIC用アセンブリ言語

第 5回 アデンブリ言語とプログラム

第 6回 LED等出力とプログラム

第 7回 センサー入力とプログラム

第 8回 ダーリントン回路と直流モーター

第 9回 FET回路と直流モーター

第10回 PWM信号とモーター速度

第11回 A/D変換プログラム

第12回 D/A変換プログラム

第13回 PICとロボットアームの動き

第14回 ロボットアームの複雑な動き

第15回 まとめ

【教科書】 なし。適宜プリントを配布する。

【参考書】 「おもしろい PICマイコン」 中尾 真治 (オーム社)

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 講義は休まずに出席すること。宿題課題等は自分でとくこと。わからないときには来室すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 組み込み技術

英 訳 Embedded System Engineering

配当年次 3年次 後 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】

授業は15回の講義と実習の形態をとり、H8マイコンを使用して、機械機器・装置の色々な制御・管理のための入出

力の考え方、プログラムの流れを講義する。簡易実験ボードを使用しながら、H8マイコンに命令やデータ等を転送

する場合の考え方・方法を学習する。下記の講義内容に従って進める。

【授業の目的】

組み込み技術とは、特定の機能を実現するために家電製品、機械機器・装置に組み込まれるコンピュータシステム

のことを意味する。この講義では、ルネサス・テクノロジー社製の H8マイコンを使用して、機械機器・装置の色々な

制御・管理のための入出力の考え方、プログラムの流れを講義する。学生は、H8 マイコンに命令やデータ等を転

送する場合の考え方・方法を修得する事を目的とする。

【到達目標】 H8マイコンのアーキテクチャ、メモリーマップ、入出力ポートの使用等が自分の言葉で説明できる。

【準備学習(予習・復習)】 適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 CPUの概要

第 2回 CPUの動作モードとアドレス空間

第 3回 I/Oポート

第 4回 C言語

第 5回 ヘッダファイル等

第 6回 H8マイコンと周辺電子回路

第 7回 LEDランプの点滅

第 8回 モーター駆動回路

第 9回 スイッチ入力回路

第10回 直流モーターのPWM制御

第11回 ITUの機能

第12回 割り込み処理

第13回 A/D変換とD/A変換

第14回 ラジコン用サーボモーターの制御

第15回 まとめ

【教科書】 「H8マイコン入門」 堀桂太郎 東京電機大学出版局

【参考書】 なし。

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 原則として、3年前期科目「ロボット制御工学」の単位を修得した学生を対象とする。講義には休まずに出席すること。宿題等は自分で解くこと。分からないところはどんどん質問すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 高石 武史

授業科目 情報数学

英 訳 Information Mathematics

配当年次 2 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2 単位

【授業の概要】 情報技術の基礎となる数学的な基礎を学ぶ。フーリエ変換、ラプラス変換といったデータ処理法の基礎と、その結果を信号処理や微分方程式の解法などにどのように利用していくかを学ぶ。できるだけ実例をあげながら授業を進める。

【授業の目的】 情報通信技術等の基礎となる数学理論とその利用方法を学び、問題を整理し、抽象化する手法を学ぶ。フーリエ解析の基礎を学び、その性質と、その結果をどのように利用するかを知る。また、ラプラス変換を使って実際の工学的問題に現れる常微分方程式が解けるようにする。

【到達目標】 ・いろいろな波形をフーリエ級数で表現でき、デルタ関数を含むフーリエ積分ができるようにする。 ・電気回路・バネの振動等における2階までの常微分方程式の解をラプラス変換で求められるようにする

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること ・指定された課題を期限までに提出すること

【授業計画】

第 1回 フーリエ変換とは

第 2回 三角関数の復習

第 3回 フーリエ級数

第 4回 いろいろなフーリエ級数

第 5回 フーリエ級数の性質

第 6回 フーリエ積分とフーリエ変換

第 7回 フーリエ変換の基本的性質

第 8回 デルタ関数とそのフーリエ変換への応用

第 9回 中間まとめ

第10回 離散フーリエ変換

第11回 フーリエ変換と微分方程式

第12回 ラプラス変換の基本的性質

第13回 ラプラス逆変換

第14回 ラプラス変換の線形常微分方程式への応用

第15回 まとめと演習

【教科書】 なし

【参考書】 「フーリエ解析入門」 谷川明夫(共立出版)

【成績評価基準】 期末試験(100%)で評価する

【メッセージ】

これらの基礎概念が、実際に情報分野においてどのように使われているかを知ってほしい。

●微分・積分 I、線形代数 I・IIを履修していることが望ましい。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 高木 尚光

授業科目 データ分析・処理概論

英 訳 Introduction to Probability and Statistics

配当年次 2年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 確率や統計の理論および定義など講義で習った内容を、テキストの例題を丁寧に説明することで理解の確認を行うといった形態で授業を進める。

【授業の目的】 現代社会において存在している様々なデータを分析・処理する方法論として、文科系・理科系を問わず理解することが必要となっている確率論と統計学を学ぶ。

【到達目標】 確率論と統計学について学習し、考え方および基礎的内容を理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと、不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 データの整理と表現(度数分布)

第 2回 データの整理と表現(代表値と散布度)

第 3回 データの整理と表現(相関と回帰)

第 4回 確率の定義とその性質

第 5回 確率(条件付き確立、独立性)

第 6回 確率変数と確率分布

第 7回 基本的な確率分布

第 8回 標本分布(母集団と標本)

第 9回 標本分布(標本分布、中心極限定理)

第10回 推定(点推定)

第11回 推定(区間推定)

第12回 検定(検定の考え方)

第13回 検定(母平均の検定)

第14回 検定(母分散の検定)

第15回 まとめ

【教科書】 第1回目の授業で提示する。

【参考書】 ・馬場裕、「初歩からの統計学」、牧野書店 ・稲垣、吉田、山根、地道、「データ科学の数理 統計学講義」(裳華房)

【成績評価基準】 期末試験(80%)、小テスト(20%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 情報理論

英 訳 Information Theory

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 まず,情報理論の基礎となる確率論について学ぶ。次に,情報理論がコンピュータネットワークにおける情報通信において,情報を高能率に伝送するために不可欠であることを学ぶ。

【授業の目的】

・情報理論,符号理論と暗号理論の概要を知る。

・確率に基づく情報量の定量化とエントロピーと情報源符号化の考え方について,その概要を知る。

・情報理論の実際の応用について概要を知る。

【到達目標】 情報工学における「情報」について学習し,情報量が計算可能な量であることを理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 情報理論,符号理論,暗号理論とその相互関係

第 2回 確率論の基礎(1)

第 3回 確率論の基礎(2)

第 4回 確率モデル

第 5回 確率モデルによる情報の定量化

第 6回 エントロピーとその確率に基づく定義

第 7回 いろいろなエントロピー

第 8回 まとめ1

第 9回 確率に基づく情報源のモデル化

第10回 マルコフ情報源

第11回 確率に基づく通信路のモデル化

第12回 歪を伴わない情報源符号化

第13回 歪を伴う情報源符号化

第14回 情報理論の応用と最近の話題

第15回 まとめ 2

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 代数学

英 訳 Algebra

配当年次 3 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 代数学の基礎を学ぶ。情報通信工学への応用についても概要を学ぶ。

【授業の目的】

・整数論の初歩を中心に代数学について学ぶ。

・代数学と情報の信頼性を確保するために不可欠な理論である符号理論との関係を知る。

・代数学とセキュリティを保証するために不可欠な理論である現代暗号理論との関係について知る。

【到達目標】 整数論の初歩について学習し,その応用である符号理論や暗号理論との関係を理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 代数学とその応用

第 2回 集合と写像

第 3回 整数の基本性質

第 4回 約数と倍数

第 5回 合同式

第 6回 まとめ 1

第 7回 群

第 8回 対称群と行列群

第 9回 環

第10回 剰余環

第11回 有限体

第12回 有限体上の原始多項式

第13回 ガロア体と符号理論

第14回 整数論と暗号理論

第15回 まとめ 2

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 符号理論

英 訳 Coding Theory

配当年次 3 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 情報通信工学において,情報の信頼性を確保するために不可欠な理論である符号理論について,ガロア体

の基礎,誤り訂正の原理,符号の構成および符号化・復号の理論を学ぶ。

【授業の目的】

・誤り訂正の原理,符号の構成および符号化・復号の理論を理解する。符号理論と代数学の関連を理解する。

・符号理論に使用される技術用語とその意味を理解し,その実際の応用について知る。

【到達目標】 符号理論の原理,使用される技術用語とその意味を理解し,その実際の応用について知る。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 情報理論,符号理論,暗号理論

第 2回 なぜ誤り訂正ができるのか

第 3回 線形符号と生成行列,検査行列

第 4回 ハミング符号 1(符号化)

第 5回 ハミング符号 2(復号)

第 6回 巡回符号 1(符号化)

第 7回 巡回符号 2(復号)

第 8回 まとめ1

第 9回 ガロア体と体の上の多項式

第10回 ガロア体と符号理論

第11回 GF(2)上の生成多項式とBCH符号

第12回 拡大体とRS符号

第13回 畳み込み符号とビタビ復号法

第14回 符号理論の応用例と最近の話題

第15回 まとめ 2

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 大塚 厚二

授業科目 幾何学

英 訳 Geometry

配当年次 3 年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 高校数学A「平面図形」をユークリッド幾何学で復習,次に「図形と方程式」を解析幾何学で振り返り,図形の変換を線形変換(行列)で表現する。最後に非ユークリッド幾何学について話す。板書による授業を中心とするが,コンピュータグラフィックスなど幾何学の応用についても教える。

【授業の目的】 数学で必要な論理を養うため,ユークリッド幾何学を中心に図形幾何学を講義する。計算問題と違い,幾何学での論証は正解を見極めるのが難しい。

【到達目標】 幾何学を通じて正解と不正解の違い,演繹法,帰納法,背理法,転換法などが自由に使えるようにする。

【準備学習(予習・復習)】 課題をだす。次の授業で黒板に解答を書いてもらう。どこを間違ったかを理解し、復習する。

【授業計画】

第 1回 オリエンテーションと導入

第 2回 ユークリッド幾何学(公理、公準)

第 3回 角度と平行

第 4回 三角形の合同と相似

第 5回 三角形の辺の長さ、面積、重心

第 6回 円と比例

第 7回 デカルト、座標、ベクトル

第 8回 式と直線、平面、点から平面への距離

第 9回 円、放物線、双曲線

第10回 ベクトル、行列、2次形式

第11回 1次変換と行列、行列の対角化

第12回 2次形式の分類と円錐曲線(2次曲面)

第13回 非ユークリッド幾何学(楕円幾何学)

第14回 非ユークリッド幾何学(双曲幾何学)

第15回 まとめ

【教科書】 プリントを配布する。

【参考書】 プリントに記載する。

【成績評価基準】 黒板に書いた解答(40%)、2回のレポート(60%)。

【メッセージ】 幾何学は、数学で最も必要とされる論理を学ぶ最適な題材と言われる。この内容を、伝統的な数学の教育方法を用いて教える。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 松尾 邦昭

授業科目 システム工学

英 訳 System Theory

配当年次 4次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】

15回の講義では、高度な微分積分等の数学を多く使用するので、これらの数学の復習から始め、行列・行列式等

の線形代数、ベクトル・行列の考え方・計算の仕方に重点を置き、線形計画法、非線形計画法、整数計画法等の理

論と実際の手法を講義する。たくさんの例題・演習問題を講義の中に取り入れ数値計算を学生に課す。

【授業の目的】

与えられた条件の下に、ある目的関数の最大・最小などの極値を求める最適化手法・技術は理学・工学を含む多く

の領域で必要とされている。本講義では、学生は線形計画法、非線形計画法、整数計画法などの数理計画法の理

論と手法を理解する事を目的とする。

【到達目標】 線形計画法、非線形計画法、整数計画法等の手法を用いて、色々な問題が自分で解ける。

【準備学習(予習・復習)】 適宜、復習と宿題を課す。

【授業計画】

第 1回 行列と行列式

第 2回 線形代数

第 3回 ベクトル

第 4回 曲線の方程式と法線ベクトル

第 5回 曲面の方程式と法線ベクトル

第 6回 1次形式の関数

第 7回 2次形式の関数

第 8回 固有値問題

第 9回 関数の極値

第10回 関数の最適化(勾配法)

第11回 関数の最適化(ニュートン法)

第12回 線形最小二乗法

第13回 非線形最小二乗法

第14回 線形計画の標準形と基本定理

第15回 まとめ

【教科書】 「これなら分かる最適化数学」金谷健一著(共立出版)

【参考書】 なし。

【成績評価基準】 課題宿題 20%、小テスト 30%, 期末試験 50%

【メッセージ】 講義には休まずに出席すること。宿題等は自分で解くこと。分からないところはどんどん質問すること。

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 南 憲明

授業科目 データ伝送

英 訳 Transmission Engineering

配当年次 4 年次 前 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 情報通信工学において,データ伝送の基礎となるネットワークにおけるトラフィックの理論,画像伝送の

ための画像符号化技術および認証のための暗号技術の概要を学ぶ。

【授業の目的】 ・データ伝送の基礎となるトラフィック理論の概要を知る。 ・マルチメディア伝送について,最も情報量が大きい画像伝送の際の画像符号化の概要を知る。 ・データ伝送の際セキュリティ上問題となる認証技術の概要とその基礎となる暗号技術の概要を知る。

【到達目標】 ・情報通信工学における基礎的事項,画像情報源符号化と暗号技術について理解する。

【準備学習(予習・復習)】 ・前回の授業内容をよく理解しておくこと,不明点は質問すること。

【授業計画】

第 1回 コンピュータネットワークとデータ伝送

第 2回 情報通信工学の基礎

第 3回 ネットワークにおけるトラフィックの理論

第 4回 統計的性質とシステム

第 5回 ポアソン分布と指数分布

第 6回 画像の情報源符号化

第 7回 画像符号化アルゴリズム;DCT

第 8回 情報理論と画像符号化アルゴリズム

第 9回 暗号通信の基礎

第10回 暗号とは何か

第11回 暗号技術の中身(秘密鍵暗号と公開鍵暗号)

第12回 ディジタル署名と認証の原理

第13回 AES暗号とRSA暗号

第14回 今後の展望

第15回 まとめ

【教科書】 授業において指示する。

【参考書】 各回における参考書は授業において提示する。

【成績評価基準】 期末試験(70%),授業中の課題(30%)で評価する。

【メッセージ】

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区 分 専門科目群 - 専門応用科目

情報制御系科目 担当教員 神垣 太持

授業科目 情報処理演習

英 訳 Information Processing Workshop

配当年次 3年次 後 期 必選別 選択 単位数 2単位

【授業の概要】 中学校技術・家庭科における「情報とコンピュータ」の指導に関して、前半では「コンピュータの基本的な構成と機能及び操作」と「コンピュータの利用」の指導方法について学ぶためにパソコンを使用した情報処理に関する演習を行う。後半では「プログラムと計測・制御」に関する指導方法を学ぶためにマイコンを使用したセンサによる計測、LEDやモータの制御に関する演習を行う

【授業の目的】 中学校技術・家庭科の「情報とコンピュータ」における指導の実際を認識し、「コンピュータの基本的な構成と機能及び操作」の指導方法を習得する。また、「コンピュータの利用」や「プログラムと計測・制御」の指導に必要な、パソコンを用いた各種情報処理やマイコンを用いたシステムの制御に関する基本的スキルを身につける

【到達目標】 中学校技術・家庭科の該当分野における指導方法習得のための基本的スキルを身につける

【準備学習(予習・復習)】 予習として次回の項を読んでおき、復習として授業の要点をまとめておくこと

【授業計画】

第 1回:コンピュータの基本的な構成と機能

第 2回:パソコンによる情報処理演習(1)文書処理

第 3回:パソコンによる情報処理演習(2)表計算処理

第 4回:パソコンによる情報処理演習(3)データベース処理

第 5回:パソコンによる情報処理演習(4)図形処理

第 6回:マイコンの機能と構成

第 7回:マイコンによる計測・制御演習(1)計測と制御

第 8回:マイコンによる計測・制御演習(2)マイコンプログラミング

第 9回:マイコンによる計測・制御演習(3)LED制御

第10回:マイコンによる計測・制御演習(4)スイッチによる入力

第11回:マイコンによる計測・制御演習(5)LCDによる状態の表示

第12回:マイコンによる計測・制御演習(6)モータの制御

第13回:マイコンによる計測・制御演習(7)センサからの入力

第14回:教材への展開

第15回:まとめ

【教科書】 担当者が作成した小冊子を配布する。

【参考書】 中学校学習指導要領解説(技術・家庭編)。また、担当者が作成し共有のサーバにアップロードしてあるものを各自ダウンロードして使用する

【成績評価基準】 レポート(60%)、授業への取り組み(40%)により評価する

【メッセージ】 教員の免許状取得のための必修科目(中学校 技術/情報とコンピュータ(実習を含む。))