全波標準信号発生器の性能について - nict · a standard signal generator is used for...

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Vol.3No.12 電波研究所季報 July1957 I UDC 621. 373. 4: 621. 317. 76 全波標準信号発生器の性能について 神崎静夫卒中村利幸*吉田昭一* PERFORMANCEOFALL-WA VESTANDARD SIGNALGENERATORS By ShizuoKANZAKI,ToshiyukiNAKAMURA, & ShojiYOSHIDA A standardsignalgenerator is used for testing radio receivers and ampli ersand alsooftenassourceoftestpowerfortheradiofrequencybridge,etc. Recently, excellent performance hasbeen requiredinthestandardsignalgenerator fortheprecisemeasurementofthe two-signalselectivity ofreceivers. Theauthorshavemadecloserinvestigationsonthefollowingitems: frequency, output levelandmodulation,ofsixJapan-madeandtwoimportedstandardsignalgenerators. 1. はしがき (SSG 以下 SG と略記する〉は, 受信機の諸特性の測定および調整に欠くことのできない ものであるばかりでなく,各種の無線通信測定に広く使 用され,高周波震源としての用途が極めて広b したがって, SGに対する各方面の要求,特に出力電 圧’範囲,出力インピーダンスおよび菱調特性に対する要 求には相当大きな差異があり,使用上また較E 上これら を統一する必要が痛感されていた。これに対して,電波 技術審議会では,昭和 27 年度「全波信号発生器の標準 規格」(1 )を推奨することを答申した。 この標準規格に基づいて各種の SG が製造されて来た が,試験法規袴が統一されていなかったため,これらの 製品が上記規格を溺足しているか否かについては明らか ではなかった。その後受信機の実効選摂度の測定に二信 号測定訟が推奨され, SGにもその性能の向上が期待さ れるにおよび,「混信i 分離能力測定用信号発生録規格j(2) が昭和 29 年度電波技術審議会によって答申されるに至 f こ。 したがって, SGの性能を客観的な立場から調査し, その現状を知ると共に,後述する「SGのあり方J と対 器量量採縁。 172 比し新たな製作資斜を得る必要が痛感され,今回附録に 示す試験法規格を決定し,圏内 5 6 台(安立電気,沖 電気,協立電機.日本無線,目黒電波〉外国 2 2 台! (GeneralRadio,MarconiInstruments )の SGの性 能調査を実施した。以下調査結果を報告し, SGのあり 方について述べる。 2. SGのあり方 前述のごとく, SGに対する要求はその使用目的によ って泉るが,いずれの場合においても,その性能を向上 する必要性が強〈要望されている現状にある。これらの 要求される性能は,受信機の選沢度測定において要求さ れる性能に大略包括されているので,以下受信機の選抗 度測定の面から SGのあり方を検討する。 SGの性能を受信機の選沢度測定の箇からみると次の ように分類される。 (1 )一信号測定に必要な条件を具備するもの。 (2 )二信号測定に必要な条件を具備するもの。 すなわち受信機の選沢度の測定において,従来は一信 号による周波数特性の測定で満足されると考えられてい たが,最近電波の利用が増大し,通信路僧加の必要が強 調されるようになり,送信機の性能の改良と相まって, 受信機の混信分離能力の向上が要求され.受信機の混愛 調特性,相互愛調特性,感度抑圧効果の 3 特性を含めた

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Page 1: 全波標準信号発生器の性能について - NICT · A standard signal generator is used for testing radio receivers and ampli自ers and also often as source of test power for

Vol. 3 No. 12 電波研究所季報 July 1957

費 I 料

UDC 621. 373. 4: 621. 317. 76

全波標準信号発生器の性能について

神崎静夫卒中村利幸 * 吉 田 昭 一 *

PERFORMANCE OF ALL-WA VE STANDARD

SIGNAL GENERATORS

By

Shizuo KANZAKI, Toshiyuki NAKAMURA, & Shoji YOSHIDA

A standard signal generator is used for testing radio receivers and ampli自ersand

also often as source of test power for the radio frequency bridge, etc.

Recently, excellent performance has been required in the standard signal generator

for the precise measurement of the “two-signal selectivity ”of receivers.

The authors have made closer investigations on the following items: frequency, output

level and modulation, of six Japan-made and two imported standard signal generators.

1. はしがき

全波標準信号発生~ii (SSG以下 SGと略記する〉は,

受信機の諸特性の測定および調整に欠くことのできない

ものであるばかりでなく,各種の無線通信測定に広く使

用され,高周波震源としての用途が極めて広b、。

したがって, SGに対する各方面の要求,特に出力電

圧’範囲,出力インピーダンスおよび菱調特性に対する要

求には相当大きな差異があり,使用上また較E上これら

を統一する必要が痛感されていた。これに対して,電波

技術審議会では,昭和 27年度「全波信号発生器の標準

規格」(1)を推奨することを答申した。

この標準規格に基づいて各種の SGが製造されて来た

が,試験法規袴が統一されていなかったため,これらの

製品が上記規格を溺足しているか否かについては明らか

ではなかった。その後受信機の実効選摂度の測定に二信

号測定訟が推奨され, SGにもその性能の向上が期待さ

れるにおよび,「混信i分離能力測定用信号発生録規格j(2)

が昭和 29年度電波技術審議会によって答申されるに至

っfこ。

したがって, SGの性能を客観的な立場から調査し,

その現状を知ると共に,後述する「SGのあり方Jと対

器量量採縁。

172

比し新たな製作資斜を得る必要が痛感され,今回附録に

示す試験法規格を決定し,圏内5社6台(安立電気,沖

電気,協立電機.日本無線,目黒電波〉外国 2社 2台!

(General Radio, Marconi Instruments)の SGの性

能調査を実施した。以下調査結果を報告し, SGのあり

方について述べる。

2. SGのあり方

前述のごとく, SGに対する要求はその使用目的によ

って泉るが,いずれの場合においても,その性能を向上

する必要性が強〈要望されている現状にある。これらの

要求される性能は,受信機の選沢度測定において要求さ

れる性能に大略包括されているので,以下受信機の選抗

度測定の面から SGのあり方を検討する。

SGの性能を受信機の選沢度測定の箇からみると次の

ように分類される。

(1)一信号測定に必要な条件を具備するもの。

(2)二信号測定に必要な条件を具備するもの。

すなわち受信機の選沢度の測定において,従来は一信

号による周波数特性の測定で満足されると考えられてい

たが,最近電波の利用が増大し,通信路僧加の必要が強

調されるようになり,送信機の性能の改良と相まって,

受信機の混信分離能力の向上が要求され.受信機の混愛

調特性,相互愛調特性,感度抑圧効果の3特性を含めた

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Vol. 3 No. 12 July 1957

二信号による実効上の選択度特性の測定法が推奨される

に至って,その測定に使用する SGの性能には,従来よ

りも厳格な要求が諜せられるようになった。

2.1. 周波数関係

一般に周波数関係について要求される点は,

(1)発振周遊数が正確であること。

(2)周波数漂動および電源電圧,負荷などの菱化によ

る周渡数愛動が少ないこと。

(3)周波数が直読でき,連続可愛であること。

(4) 周波数償制調整装置を備え,調整精度が高いこと。

(5) ダイヤル機憶が機竣約に精密で,パヲクラヲシュ

などが少ないこと。

などである。(1)については周波数較正装置を自蔵する

と便利である。二信号測定訟では二信号聞の周波数差の

安定度と,その測定が問題になるのと,突効選沢度曲線

を描く場合相当な調整精度が要求されるので,(2),(4)

に対しては特に高い性能が要求される。 (2) について

は発振周波数安定化の一般的配慮をすることは勿論であ

るが,電源電圧安定化対策について特に考慮の必要があ

る。

2.2. 出力電圧関係

出力電圧関係について要求されることは,

(1) 出力電庄が正確安定であること。

(2) 出力インピーダンスは 75!Jで全周波数帯にわた

l〕一定であること。

(3)搬送波の歪が少ないこと。

(4)漏洩が少ないこと。

などである。二信号測定訟では,供試受信機の出力混信

比が妨害波電圧すなわち SGの出力電圧のほぼ自乗に比

例して影響を与えることと,搬送波の高調波が測定に妨

脅を与えることから, (1),(3)に対する要求は一信号測

定法におけるよりも厳格である。なお一信号測定法と二

信号測定法の具るところは前者に比し後者は高出力を必

要とする点である。したがって出力を大きくすることに

よる漏洩の問題が重要となり,(1)の減衰量が低レペノレ

において得られないとか,(4)の笹体からの漏洩が増大

するなどの好ましくない現象を伴うので,量産蔽.減衰器

の構造については十分な考慮を必要とする。

2.3. 変調関係

姿調関係に必要なことは,

(1)内部褒調周波数が正確安定であること。

(2)密調度が豆確安定であること。

(3)褒調歪率が少ないこと。

173

(4)信号対雑音比が大きいこと。

(5)安調による搬送周波数の愛動が少ないこと。

(6)褒調による周波数愛調成分が少ないことe

などである。一信号測定法では,受信機の歪率, SJNを

測定するような特殊な場合を除いては,室主調関係が特に

問題となることは少ないが,二信号測定法では以上の各

点については厳しb、性能が要求される。特に(2)の愛

調度は直接測定値に影響を及ぼすことになるので,君主調

度指示計の確度向上と誤差の介入することの少ない指示

方式の選定が必要である。(3)は測溜待受信機出力に糧

法器を使用するので直接問題はないが愛調度に誤差を与

えることになる。(4)については, SGを劫湾波用とし

て使用する場合には,高レベルであるため雑音レベルと

その分布状態が問題となるので,整流負償還を施すなど.

この改善について研究の必要があろう。(5)については

二信号聞の搬送周波数差の誤差となり,(6)は不要側帯

波によって好ましくない現象を生ずることになるので,

愛調による影響が発振郊に及ばないような設計を必要と

する。したがって一般に安調特性の改善のためには,安

調方式.安調度指示方式の選定は勿論,緩衝樋巾器を設

けることなどの綜合的な構成に考慮を要することにな

る。また,二信号測定法では標準状態として 400c/s,

30%愛調を採用しているので,二信号専用とすれば 400

cjs, 30%愛調についてのみ特に良好な特性を得るよう

製作することもできょう。

3. SG の性能

SGの性能は,周波数関係,出力電圧関係,童基調関係

および電気的機械的構造並びに容積,重量に分けられ,

これらは相互に影響し合い,また制約しあう場合も決し

て少なくなb、。

今回調査した各 SGの電気的宿成の概要を第 1表に

示す。なおデータ中の A~Fは国産品, GRはGeneral

Radio Co.製 805c, Mar.は MarconiInstruments

Ltd.製 TF867である。

3.1. 周波数強度および周波数調整精度

SGの周波数確度は,製造時における周波数目盛を施

すときの誤差と製造後時間の経過による回路素子などの

密佑による誤差,測定時電源電圧,外気状況の~化による誤差に分けられる。

目盛を施すときの誤差は,現在の確立された周波数標

準と技術によれば,規格値土1%c~ 、う値は問題とはな

らなb、。したがって後者が重要な要素となり,使用され

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174 電波研究所季報

|発制撤|出方電圧|滋寝袋|底 調 Iiγ;1!:i1塁巾霊!増醐調院蓄|安定化時 I~ 示喜|蓄示割その他100 kc 120db閤 定 揺 抗

霊蔽格事-32Mc 神電気 20dbX4 75.Q

100 db s"' ~ r -Odb ldbX20 0-80%

50 kc 120 db固定 古車 抗 制御格子 7ED -50Mc

協立軍横 10dbX9 100 db

9,守 v r -o db ldbXlO 0-80% 37.SD

50 kc 抵 抗揚議直量格極子-32Mc 120 db

安立電気 ー-20db 宮司dbX6 7514

6,守 y r ldbXZO 20-80%

50kc 抵抗霊磁梼事-30Mc l26db ldbX26

日本無線 ー-lOdb 75.Q 唱Ta,聖 :y;<

s ,~ :-r ldbXllO o-so%

一50 kc 抵抗

霊蔽 格 屋・j -so Mc 126 db :t0dbX6 目黒旬渡 ー-20db 50.Q

6,マ v r 出 合 計ldbX.::6 0-1009百

・ss kc 望邑 抗 猛毒E積子-30Mc 120 db

神電気 ー-20db 20dbX6 75.fJ

8パ y r ldbX !O c-100%

16 kc 扱抗陽諮蔽格極子

37.5.Q

-50Mc <::Odb>C6 1.1D G.R. 2v-o.1μv (,守"J')

出方針1 r. :-r ldbX26 0-100% (~.75.Q

宅~J')

13<:: c!b 抵抗

15.kc -32db ~dbX50

遮蔽裕子 75.Q

~30Mc -IT-(7哨 出合 z計W.ar. ldbX

10,マvI' 1 パツ11&'o

13.Q iOO (1 D) 1/10, 1

0-100掃 {パツ J')

る回路構成部品の電気的,機域的見地からの長期安定性

が問題となる。

調査結果は第1図の通りである。自己較Eをダイヤル

の指標で行うものと回跡素子(並列容量〉で行うものと

あるが,後者は高い周渡数において補正が困難であるか

ら前者の方が望まししまた較正用水晶は全周波数帯に

わたって較正を可能とするためには,高低2個装備する

のも便利である。

周波数調整稽度,ダイヤルのパヲクラヲシ且はダイヤ

ル機構の機域的精度によって決定するものと考えられ

る。調査結果は第2図,第3図の通りである。周理数調

整精度については一般に周波数劉じ率一定目盛のものが

多いが周波数直線目盛のもの(B,めもあった。マルコ

ニーのダイヤル機構は吊糸で行われ横行ダイヤルとなっ

ており,また冨j尺が施されていないので精度が1桁低く

銀 銀 有 CR 古賀電管 三僅管低周置霊式

二包容

a周波式lMc 銀 無 LC 放電管 二極管

鉱石

250kc 安定{包重量鑓 検波式i有 集 CR 二種管

7.5Mc 放電管 三糧管

250kc 安定化装置 検事島式有 有 CR 二極管

宮.5Mc 官民唱阜管 ニ極管

安定1包装罷 検事量式lMc 録 無 CR ニ橿管

1l!C電管 鉱石

安定{h装置 検波式 自動出力lMc 有 有 CR 鉱石

童文電管 鉱 石調軍基器

安定ft醤置銀 探 無 CR

放電管

lMc 有 量車 LC 無

なっている。副尺が移動するようになっているものがあ

ったが,実際に徴細調整を行う場合に便利である。

3.2. 厨波数安定度

周遊数安定度は,初期漂動と電源管庄および外気状況

による軍基動に分けられる。

初期漂動は,電源授入後発援管の発欝によってその特

性が愛化するため相当急灘な周波数獲動を伴うが,その

後は発振回路素子などの温度上昇のため,徐々に愛佑し

て外気温度と平衡状態になるまで続くと考えられる。一

般に漏洩防止のため二重以上の遮蔽が施され,また笹体

も頑丈な材糾が使用されているので,外気と平衡状態に

なるまでには数時間を要するものと思われる。一段に真

空管をはじめ発振回路構成部品は,温度係数の少ないも

のを選び,構造および関係位置に考慮を払う必要がある。

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また周波数愛動補償問路を採用することも有

効と考えられる。調査結果は第4図の通りで

ある。

次に電波需EEおよび外気状況の愛佑に対す

る愛動としては,後者は測定中ほとんど影響

がないと考えて差支えないので,前者が問題

となり,その安定化対策如何にかかる。菅波

電圧 lOOV土5Vlこ対する調査結果は第2表

の通りである。マルコニーを除いて各機とも

高圧電源は定電圧放雷管または安定化装置を

設けてb、る。

175 Vol. 3 No. 12 July 1957

・.

...

-.

なお測定中に直接負荷を夜更することは少

ないが,減菱総を加減することは多い。負荷

に対する周波数君主動としてこの2つの場合,

すなわち開放負荷および整合負荷,最高出力

および 20db減表出力について調査したが,

その結果は良好で無視し得る程度であった。

: I" I・II .. 1'・34571M 230

印※周波数較正義置内蔵度

。1 23457l0 2

発揚周波数(Mc)第 1図周波数 確

トいいドいじ

γ巳

M胃〉

出力電圧極度および安定鹿

出力電圧確度は,出力計誤差と減衰器誤差

によって大部分決定するが,更に低いレペル

においては漏洩,高い周波数領域では出力イ

ンピーダンスの影響を受けることになる。

3.3.

If岨: o.oo~

E

0.01

a加‘@田4

‘鰍"

Jlll.W. I 0.01%

口c B A

世世

調

指示計は真空管官圧計であるから,その確

度は周波数特性,波形誤差,安定度などによ

ってきまる。波形の点からは実効値型が適当

であり,需源電圧愛動の点からは尖頭値型ま

たは平均値型が良好であるが,波形歪を出力

問調回路などにより改善し得るならば,尖頭

値型または平均値型を採用することが望まし

b、。

』5相臨llJl llJl 明 陥栂皿

G.R

"" 寓泊悶曲臨

F

叫叫叫山ーで

円J

骨V

減衰器は抵抗型,リアクタンス型があるが,

その確度は抵抗減衰総では抵抗値の誤差,周

波数特性,漂遊容量,残留インダクタンス並

びに切換接点の闘蝉抗によって,またリア

クタンス減衰器では機域的精度によってきま

るが,挿入損と低い周波数における減衰量の

問題が解決すればリアクタンス減衰採が使用

上便利である。ただし現状では切換接点の良

好な抵抗減衰認が適当であろう。

白0 ""'属"臨 まD 1111> 蹴淘低 111) 似目。母国臨

第 2図周波数調書E精度

c

l 一

F E B A Q03

0.02

J、00

':I

"7

v ,::1.

民‘却誕" ID> ,.,.町

D

民"' 臨羽目 白OlllC説刃 布 。胸曲KC

Mor

""'100""'配

GR

出力電匡精度は出力計精度と減衰採精度に

よるが,出力計が1点指示のものは,減衰器

精度によって決定する。調査結果は出力電正

確度(120db)については第5図,減衰器確

度については第3表に示す通りである。

亙画1面掛町 田 昭 防 t四回 。-----.百一画面一画面

箆 3図 Y..f-\'JVの ~':1 ? ヲツ Yユ

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176 菅 波 研 究 所 季 報

•0.06 ・ 0.04

周浪数~

-0.10

周波数 30門C 規格: 10紬劫領土0.03%30最強10111111・主0.01%

•0.10

雪量変

動動

率 •O.Q4 ・ Q.06

" P ”日

0 ・0.10。 10 ~o 30 40 50

時 閲 (分)

第 4図(a)周波数 初 期 深 動

mwnuv

n山由

(dR)

a

M川

Aun

60

-0,12. 0 10 46

時間('9-)

第 4図(b)周波数初錫動深

ふ訴_\ A

kc 95 。 +0.011 -0.077 -0.124 -0.008 -0.016 +0.020 +o.oso 100

105 。 -0.015 +0.123-・・ +o.oa1 +o.oos +0.002 -0.022 -0.069

Mc 95 +0.002 +o.oos -0.003 +0.013 。 +0.003 -0.012 -0.016 30

105 -0.001 -0.003 -0.002 +0.004 +0.002 -0.003 +o.01s +0,005

F GR Mar

規僚; lOOV士2Vにつ旬、て土0.01係

t3011J馴g」問。品山川同日山同日H同日H同時H同日H同日H日目白

) 出力レ4hpA山(

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3』 B- . ” -. . -

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. ・ ・. .. ・.』 D

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l困問Al刷 c• ldb 鰻晶;

10 P位以主 主~5db

••• 7 ~· 耳つE ll 3 4 ,.. ,.面---,,;

周波数(Mc)

第 5関出力電圧縮度(120db)

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Vol. 3 No. 12 July 1957 177

第 S獲量量襲器確度

金減衰指示|測(10':-kc)ill 測 定Mc)値(3 測(30定Mc}値

db db 80 20 100 5.0 5.0

,, 15 95 10.0 9.9 10.0

-. 10 90 15.2 15.1 15.2

,.,. 5 85 20.1 20.2 20.4

,. 。 80 19.9 20.2 20.0

60 .. 60 20.1 20.1 20.0

A 40 ., 40 19.8 20.0 20.0

20 .. 20 19.5 20.1 19.7

。"・

。.. 20 20 5.0 5.1 5.2

,, 15 15 10.1 10.1 10.5

,, 10 10 15.l 15.0 15.7

.. 5 5 19.9 20.2 20.7

’・。 。

主誠髭器副畿費器|金減衰指示 制(10定0kc}値||測(3定Mc)値||測(30定Mc}値

db db db 90 10 100 2.0 2.0 2.0

.. 8 98 3.9 4.1 4.1

,. 6 96 6.0 6.1 6.0

,. 4 94 s.o s.o s.o

., 2 92 10.0 10.0 10.0

』.. 。 90 10.0 10.0 10.0

80 .. 80 10.2 10.0 10.0

70 ., 70 10.0 10.2 10.0

60 ,. 60 10.0 10.0 10.0

B 50 ・-

50 10.3 10.1 10.0

40 .. 40 10.2 10.1 10.1

30 .. 30 10.0 10.0 10.1

20 -. 20 10.0 10.0 9.9

10 -. 10 10.0 10.0 9.6

。 ,. 。., 10 10 2.0 1.9 2.0

,. 8 8 4.0 4.0 4.1

-. 6 6 6.0 6.0 5.8

・-4 4 8.0 s.o 7.7

,. 2 2 10.0 10.0 9.6

・-。 。

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178 電 渡 研 究 所 季 報

主減衰器!副減委審|会減嚢指示|到(1o':~c)rt I澗ム値|測(ふc)値

db db db 100 20 120 s.o 5.0 5.1

15 115 10.0 10.0 10.2

10 110 14.9 15.0 15.5

5 105 19.9 20.1 20.6

。 100 19.・9 20.1 20.0

8(1 80 19.8 20.0 20.1

60 60 19.8 20.1 19.0

40 40 19.7 20.0 20.0

20 20 19.5 19.8 19.0

c 。 。20 20 4.8 5.0 5.2

15 15 9.7 10,0 10.5

10 10 14.5 15.0 15.l

5 5 19.2 19.8 19.4

。-20 20 。

15 - 5 4.7 5.0 4.9

10 -10 9.0 10.1 9.6

5 -15 12.0 15.0 14.0

。 -20

。 -20 -20

抵抗減妥器 97 tr議;11 :y "' 減栂 会減衰指示 潤(10定0kc)値||測(3定Mc)値||測(30定Mc)値

db db db 126 126 6.1 6.1 6.3

120 120 9.5 10.1 9.4

110 110 10.5 10.l 10.0

100 100 -1.0 -1.0 -0.8

100 100 9.7 9.9 10.5

90 90 9.8 10.1 10.3

80 80 9.8 10.1 10.3 D

70 70 10.0 10.2 10.2

60 60 9.9 10.0 10.0

50 50 9.8 10.1 10.l

40 40 9.7 10.1 10.0

30 30 10.0 10.0 10.1

20 20 9.4 10.0 9.3

10 10 8.4 10.3 8.4

。 。 6.5 10.8 6.5

-10 -10

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V.ol. 3 No. 12 July 1957 179

主減褒器|出方針指示全滅表提示 測 定値 翻定Mc)値 測 O定Mc)値(100 kc) (3 (3

db db db 120 。 120 19.8 20.1 19.9

100 。 100 3.1 3.1 3.2

,. + 3 103 6.0 6.0 6.1

.. + 6 106 5.1 5.2 5.3

., - 5 95 10.0 10.2 10.i

・1・ -10 90 14.9 15.0 15.6

,, -15 85 20.4 20.6 21.s

,, -20 80 20.2 20.4 20.2

so 。 80 20.0 19.9 19.8

60 。 60 20.0 20.1 20.1

E 40 。 40 19.9 19.9 20.2

20 。 20 s.o 3.2 3.1

,, +s 23 5.9 6.1 6.0

・, + 6 26 5.3 5.2 5.2

-, - 5 15 10.2 10.3 10.4

,, -10 10 15.1 15.4 15.7

’・-15 5 20.4 20.7 22.5

” -20 。 20.3 20.0 2.0・.1

。 。 。 - 4.9 - 5.0 - 5.5

-, - 5 - 5 -10.1 -10.1 -10.2

,, -10 -10 -15.0 -14.9

,, -15 -15

., -20 -20

主減衰器 間減衰器 全滅濠掲示 潤定値測定Mc)値||測 O定Mc)値(100 kc) (3 l3

db db db 100 20 120 4.7 5.2 5.4

” 15 115 9.7 10.2 10.5

,, 10 110 14.5 15.1 15.6

,. 5 105 19.5 20.0 20.5

,, 。 100 20.0 20.0 19.9

80 ,. 80 22.0 20.0 20.0

60 ., 60 20.0 20.2 20.1

40 ., 40 20.0 20.2 20.1

20 ”

20 20.0 20.2 19.0

F 。 ., 。”

20 20 5.0 5.0

,, 15 15 5.1 10.0 10.0

., 10 10 9.9 15.0 14.7

,, 5 5 14.9 20.0 19.4

,, 。 。 19.9

-20 20 。 5.1 4.5

,. 15 - 5 4.5 9.9

.・ 10 -10

,. 5 -15

,, 。 -20

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180 電波研究所季報

主減衰器 副。定0kc) 催(1 測(3定Mc)値I濁(3・O定Mc)鑑v db db db db

1.0 1.0 120 20.a 20.3 20.0

0.1 1.0 100 6.0 6.0 6.0

.. 2.0 106 6.0 6.0 6.0

.. 0.5 ’4 13.6 13.5 13.7

・. 0.2 .86 19.0 19.0 19.2

-. 0.1 80 20.0 20.1 19.8

0.01 1.0 80 20.0 20.0 19;9

mV 1 ., 60 20.1 20.2 19.9

GR 0.1 ・1・ 40 20.1 20.0 19.9

0.01 -, 20 6.0 6.0 6.o

., 2.0 .26 5.9 6.0 6.0

.. 0.5 14 13.9 13.4 13.8

1・・ 0.2 6 19.6 19.0 18.5

.. 0.1 。 20.1 20.1 20.2

μv 1 1.0 。 - 5.9 5.9 6.0

,, o.s - 6 -13.6 13.5 13.2

,. 0.2 -14

” 0.1 -20

主減衰器 出 方 針 指 示 金波褒指示 組定 値 | | 測 (3定Mc)値(100 kc) 測 O定Mc)値(3

132 。 132 11.7 12.3 11.3

+1 121 +1.0 +1.0 +1.1

120 。 120 9.5 10.3 10.0

-1 119 -1.0 -1.0 -1.(1

110 ”

110 10.0 10.0 10.1

100 .. 100 10.0 10.0 10.1

90 .. 90 10.0 10.0 10.1

島臼r. 80 ., 80 10.0 10.0 10.0

70 .. 70 9.4 10.0 10.1

60 .. 60 10.0 10,0 10.1

50 ,, 50 10.0 10.0 10.1

40 ,.. 40 8.0 8.0 8.2

32 ,, 32 20.0 20.1 16.3

,. -20 (al u) Pad 12

組格; 100 kc-10 Mc土ldb,lOMc以主主l.5db

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Vol. 3 No. 12 July 1957

出力電圧の指示は出力計を 1点指示とし,抵抗

誠表怒により 1dbおきに愛化しているものが一

般的であるが,次のような特殊な方法によるもの

もある。すなわち E,GRは出力計に 20dbの

範到を 1dbおきに目盛っている。 D の減衰器は

126db~lOOdbに抵抗型を, lOOdb以下にリア

クタンス型を使用してrる。マルコニーは 132db

~32dbを抵抗減衰器く横型〉で 2dbおきに密

化し,出力計に土ldbを目盛り, 32db以下は

クープソレ先端にパヲ下を設け上記範囲の電圧を

1/10および 1/100としている。ただし 1/100の

場合はインピーダンスが異って来る。

出力電庄安定度は出力電圧と指示計両者のII寺聞

に対する安定度と,電源電圧に対する安定度に分

けられる。それらは周波数安定度の場合と同様な

対策が考えられるが,周波数における程の問題は

ない。出力電圧漂動および指示計漂動の調査結果

は第6図の通りである。また電源電圧に対する漂

動は第4表の通りである。

なお指示計に二極管を使用しているもの,三極

管を使用しているものおよび鉱石検波器を使用し

ているものがあった。

3.4. 搬送波歪率

搬送波歪率すなわち含有高調波量は,出力計が

真空管電圧計である限り当然出力電圧確度に誤差

を及ぼすのみならず,測定の種類,目的によって

は種々のトラブルの原因となる。

搬送波歪呈与を改善するためには,一般に被安調

増巾管J)陽極同調回路の良好な特性が要求される

が,一方低い搬送周波数において~調特性を筈す

ることになるので,考慮の必要がある。調査結果

は第5表の通りである。なお終段同調回絡に徴調

を設けたものもあった。

3.5. 出力イシピーダシス

一般に SGの出力は附属の出カクープ.ルlこよっ

て被測定器に接続するのである・が,上記出力電圧

はこのケーブルの先端開放状態における電圧であ

って,実際にケーブノレ先端に負荷を接続した場合,

m力電庄は出力インピーダンスと負荷インピーダ

ンスによって分割されることとなる。

電源インピーダンスとケープルの特性インピー

ダンスが整合していないと,出力電圧および出力

インピーダンスは共に周波数特性を持ち,もしケ

lブルインピーダンスに等しい短絡インピーグン

hu ad

U

内J・

d

出円電庄

ー曲

nu

9

出円計

出 12I

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出 12I

~ i2odb 応

’19 出η ,,db 吉f w

出 I2 I

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出 121

~ 120 db Ji・

119

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出 133

~ I ~2 db 応 131

181

-SOKC-lOMc."

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「ーーベ||ILril--『lllL

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ー=コ

+ I 出

η04b 部

L 0 10 20 30 40 50 w

時 間 ι~) * lOOkc,毎傘 65kc第 6図出力電圧線動及ell出力計課動

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182 電波研究所季報

第 4 表出合電臣及び品方針申電源電圧~よる変動

三示吉剖 AB Mar c D E F GR

事 事綱相

95 。{ー0.1) 0 (+0.2} -1.2 (-0.4) 。 (0) 。 (0) +0.2 (0) 。 (0) +0.1 (0) 50 kc

105 +o.s <+0.2) +0.1 (-0.l} +o.4 <+o.4) 。 (0) 。 (O) +0.2 (0) +o.a (O) -0.2 (0)

95 -0.2 (-0.2) -0.3 (ー0.2) +o.a <-o.s) +0.1 <+0.1) 。 (0) 。 (0〕-0.2 (0) +o.a (0) 30Mc

105 +o.s C+o.2) +0.1 c+o.1) -0.4 l+0.5} 。(-0・1)1 0 (0〕 。 (O) +o.a (o) 。 (0)

〈}砿出方計 *印 100kc 榊印 65kc

第 5褒 喧且 選 波 歪 率

周 波数|醐浪路但 A B c D E F GR Mar

E,/E,。 -33.2 -41.8 -34.5 -48.3 -36 3 I -27 5 I -27 3 I -36.7 500 kc

Ea/E,。 幽 43.2 -60.3 -55.5 -49.8 -46.8 -48.6 -40.3 -45.6

5Mc E,/Eo

Ea/E。-52.1

-60.1

-43.1

・55.1

-44.5

-52.5 ’enu-

Euoo

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一一一一一一一一E•/Eo I -44.1 I -42.2 I -50.4 I -56.5 I -43.2 I -47.7 I -39.7 I 句 42.520Mc I I I I I I I I I

Eu/E。I -42.1 I -452 I 司 46.9 I -41.5 I -43.2 I -a9.4 I -37.7 I -55.5

規格; lOOkc-lMc ・20db, lMc-lOMc -30db, 10Mc-30Mc -40db

スを用いることによって,出力電圧の周渡数特性を除去

し得たとしても,出力ケーブル先端より見たインピーダ

ンスは依然周波数特性を持っている。このため笑際に負

荷を接続したときは,出力インピーダンスの周波数特性

により出力電圧に誤差を生じることになる。調査結果は

第7図の通りである。

3.6. 漏洩

漏洩は,量発表俸の低レベル領域において出力電圧に誤

差を与える原因となるが,被測定器の入力回路,測定時

の各測定器の関係位置などによって握手響はおのずから呉

る。また漏洩個所も電源端子,愛調端子,笹体接合部,

パネル面,各メーター,ダイヤル,ツ7 ミなど種々考え

られる。笹体各部の漏洩分布状斑は第8図に示す通りで

ある。図に示した数値は, SG較E用受信機にサーチコ

イルを使用し,標準磁界によって較正して測定したもの

であって確度は約土5dbである。

一般に測定時においては,受信機を SGの右仮uに置く

場合が多いので, SG笹体に向って右側 lOcmの距離

における漏卜嵐官界強度を測定した結果は,第6表の通り

である。この数値は短波電界強度測定怒を用い,しかも

近接(約 lOcm)して測定したものであって,いずれも

参考データである。一般に漏洩は国産品の方が少なb、。

3.7. 肉鶴変調周波数確度および安定度

一般に内部安調周波数は, 400cjs, 100 cfsの2周波

である。確度の調査結果は第7表に示す通りであり,震

源電圧 lOOV士5Vに対する調査結果は第8表に示す通

りである。

3.8. 変闇鹿および変調周波数特性

安調度誤差は計然自身の誤差以外に,君主調度指示方式

によっても異ってくる。恋調度指示方式としては被変調

管に加えられる低周波電圧を指示させる方式と,被~調

波を検波して出力計指示に対する低周波分を指示させる

方式がある。前者は被~·調管に入る搬送波強度を一定と

見倣しているから,この強度が異なると愛調度誤差とし

て現われ,また後者は検浪君事の直灘性と低周波増巾部の

安定度以外に出力指示計の誤差も効b、てくるが,高出力

SG (['場合は後者が適当と考えられる。調査結果は第 9

図の通りピめり,また外部愛調による愛調周遊数特性を

第 10図に示す。

愛調度の目盛については60%まで目盛つであるもの,

80%までのもの, 100%までのものがあった。

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Vol. 3 No. 1包 July1957

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~I 2 .J 4 S 守 /.0 2 .J 4 .s 守田.o 2 .10.0

同 3良数 (Mc)

第 7 図出力 f v ピー !f":!::<(A)

183

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184

十10

-10

十10

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電波研究所季報

Yア77 ンλ~

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第 7 図出力イシピ- JI V ス(B)

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Vol. 3 No. 12 July 1957

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第 S 図漏 洩 oSl'- 布

185

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186

古空500 kc

5 Mc

20 Mc

400

1000

A

16以下

14以下

15以下

+2.0

+o.os

電波研究所季報

.. 6 表 漏漉電界強度(僅体位向って右側隠蜂 lOcm)

B c D E F GR M町

22 45 25 16以下 16 50

/ 14以下 15 19 14以下 12以下 24

15以下 2Q 15以下 15以下 15以下 18

規格z最偏レベルに!Iii響しなや程度

第 7 表内部変調周波紋確度

節目表内綿 if調周遊放の電源電圧による if鋤

~ A B c D E F GR E晶監

95 。 。 。 -0.25 +s.10 -0.13 。 。400

105 。 。 。 +o.os +0.12 +o.os 。 。

95 -0.09 。 。 +0.02 +o.so -0.1. +o,os 。1000

105 。 。 也 -o.os +0.10 +o.os +0.02 。

笛 9 図(a) 変調度(内部変調,銀法周漉数 1Mc)

孟三号\よ A B c D E F GR Mar

30 30.0 27.7 29.8 28.2 31.4 30.5 29.0 30.6 400

80 80.0 79.0 80.5 58.0・ 80.7 82.0 71.8 78.0

30 29.1 29.9 30.0 28.4 30.2 31.8 28.2 29.8 1000

80 78.9 79.6 81.3 59.5・ 80.6 82.2 73.0 78.5

規格; (30主5)婦,(80土10)係 *印変調度指示 60"

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Vol. 3 No. 12 July 1957

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崎 勇z e民間日

第 9関(b)変調度{内部変調 30%.)

第 10図変調周波数縛性(9宇都変調 30循) 『

.'3. 9. 被変調波歪率および雑音

君主調歪は受信機の歪率測定に影響を与えるのみなら

ず,君主調度誤差の原因ともなり,したがって二信号測定

に使用する場合には測定値に誤差を与える原因となる。

愛調波形の蒙る歪は直線蚤と非直線歪とに分けられ,

前者は尖鋭な同調回路などで問題となり,後者は主とし

て真空管の動作特性の非直線性に起因する。一般に恋調

歪は愛調度と共に増加し通常 809も以上で急増するが,

これも愛調方式によって左右される。また内部愛調の場

合は内蔵低周波発振器の歪率もこれに含まれる。調査結

果は内部獲調につνては第 11図,外部安調については

第 12図に示す。室主調方式については制御格子蜜調のも

の,遮蔽格子安調のもの,陽極遮蔽格子同時愛調のもの

があった。またマルコニーは整流負鎖還を施してb、る。

一般に搬送波は真空管陰極の交流加熱によるハム,各

電極への電源に含まれるリザプノレ,電源交流回路からの

誘事雑音,ときには真空管自体の雑音あるいは回路およ

187

tooi.. I Mc,←一喝 30Mc.主断書

MWM岬M

一 引5)1~0~1:コ帆7I )ti;;

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so 7 /00 2 J 4 s 7 /(J{/() てm 711脚

裏調問:皮教{活}

ぴ僅体などの電気的不完全接触などにより発する雑音に

よって愛調を受け,これが雑音として現われてくる。内

部愛調 400c/s, 309らに対する S/Nの調査結果を第 9

表に示す。

3.10. 変調にJ:-D損送周波数変動

一股lこ愛調をかけた場合には周波数獲動を伴うが,ー

の愛動は愛読をかけることによって生ずる中心周波数の

ずれと,振巾愛調に伴う周遊数獲調にわけられる。

二信号訟では前者は希望波と封書波との周波数差の誤

差となり,後者は希望波と妨等波の周波数愛調成分との

捻出力を発生し測定誤差の原因となる。これを避けるた

めには搬送波発援訴をできるだけ強力に動作させ,被愛

調潜巾器との結合を疎にし,場合によっては緩衝増巾器

を設けることが望ましb、。中心周波数愛動の調査結果を

第 10表,残留周波数愛調の調査結果を第13図, lOOOc/s,

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電渡研究所季報188

畿運E調波歪率(内部変調)

三忌決ヰ:jA B c D E F GR Mar

1 1.2 4.5 o.s 2.0 1.5 0.6 2.6 0.8 30

30 1.0 5.2 1.8 2.4 0.8 1.5 3.7 0.7 (els〕

400 1 2.2 1.0 0.9 2.7* 1.8 1.9 2.7 1.7

80

30 3.5 9.0 4.0 2.5 2.2 3.7 5.5 3.0

1 1.0 2.7 0.6 2.3 1.6 0.7 5.8 o.s 30

30 1.0 4.2 1.8 2.6 0.1 1.5 5.7 0.9

1000

1 1.8 6 •. 0 0.8 2.4事 1.9 1.7 5.2 1.8 80

30 3.0 8.5 3.8 2.6 2.2 3.7 6.8 3.4

第 11図

規格: 30係変調について 3"・ 80係変調仁つFて 10" S印l~l!t'調度 60"

A ~I I ~·ー午三∞明一一 1内,←唱 30州,規格: 300~叶削船:口耳以下

! ! ! 戸同:Lb

B ~~ I I什で出士

HU

歪c~I 片方lJ~I円、 I I什

1庁寸ト廿

':~~二||ーよ|」」·~t l 辛

日41「ーー寸ー一一一← I ι I I

胸 ~I I I I I ハ i. I !一づ0 7 (回 2 5 4・5 ア IOOO 2345 K10C由

変調周波畢民 C号令〉 * EP回全珊漫ω%

{%) 日

UU

FE

(%j

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HUU”

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第 12図 (a)替変調波歪率砂も郷軍E鋼 30係)

第 12図 (b) 被変調波歪率(~部変調 80栃)

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Vol. 3 No. 12 July 1957 189

第 9義信号対雑音 J也(400c/s, 30係内部変調〕

ぷ:)IA B c D E F GR Mar.

1 -46.0 -51.5 -ss.o -52.0 -52.0 -44.5

30 -48.0 -55.5 -42.0 司 1>2.0 -44.0 -55,0 -41.0 -48.0

規格:・ 40db

第 10 築中心周漉数~動(1000 c/s 30%内部変調}

本|50

40

4FJF JO! x10-•

20

10

A B c

+200 -400 以下

予定調度〈係)

A(22 Mc), F(30 Mc), M目(3CJMc)I立周波数

変調成分少な〈測定不動

帯 13図残留周波数変調

以下

30%安調の場合の側待波分布の写真を第14図に示す。

一般に発振器と被姿調僧巾器との聞に緩衝増巾器を設

け,これに高出力管を使用しているものは良好な結果を

示しており,また緩衝増巾器を設けていないものであっ

ても,発振器:こ高l士l力管を使用しているものの結果が良

好であった。

3.11. 変聞によあ搬送波掻巾変動,その他

搬送波振巾愛動は一般に愛調歪率と電源のレギユレー

ションに起悶すると考えられ,これは出力レベル誤差,

安調度誤差の原因となると考えられる。内宮~I~調 400c/s,

30%に対する調査結果を第 11表に示す。

その他,,外部愛誠に要する入力電圧および外部安調入

力インピーダンスの測定結果を第 12表に示す。

D E F GR Mar.

+200 +400 +200 +200 +200 以下l 以下l 以下

規格;.1000 els以内

3.12. 電気前,機械的構造および容積,重量

取扱い操作の容易,簡便とし、う点ではパネノレ商各夕、イ

ヤノレ,スイヲチ,ツマミおよびメーターの配置,零点調

整,レベノレセヲト調整など各調整部の調定の難易,バン

ドスイヲチ,減衰器など切換スイヲチのクリックストッ

プおよび長期安定性,更には保守点検の容易さ,容積,

重量が挙げられる。機滅的構造の一部としてパネル函の

写真を第 15図に示す。

出力計,~調計を 1 個のメーターで共用しているもの

は取扱いの点でも別個の方が望ましし増巾徴調を設け

ているものは搬送浪歪率および愛調特性とに関係する

が,調盤個所が1個所婚すことにもなり考慮の必要があ

ろう。外部褒調の調整が安調度調整ツマミでできなrも

のがあったが,これは内外いずれの安調の場合も調整で

きることが適当である。電源、スイヲチは交流入力側1個

のものと低圧,高圧2個設けているものとがあったが.

一長一短があり,保守点検上は後者が便利であろう。笹

体の足については,金属足またはゴム足に金属バンドを

附けたものが,インピーダンスブリッジの管源として使

用した場合などに便利である。

容積,重量については小型軽量であることが望ましむ、

が,電気的性能,機械的強度の両国の要求から,ある程

度大型で重くなることはJi:むを得ないであろう。容積,

重量を第 13表に示す。

4,調査結果の鯨括

以上の調査結果を綜合してみると,国産品外国品とも

ほぼ間程度の性能で優劣を比較し難いが,個々の性能に

はそれぞれ特徴がある。調査結果を周波数,出力電圧,

愛調関係に原まとめると次のとおりである。

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190 電波研究所季報

v '-

GR.30州〈 門or.30Mc

↓印 は}笹送波を 示 寸

煎 14関 側帯F i良 分布 (lOOOc/s, 30l>変調)

!Ji 11 表~送法 鍍,,, 変動(400 c/s 3v% 内部変調)

三ご|A B c D E F GR おlar

.100 kc ー1.85 -3.63 -2.0

1 !νIc -l .08 -0.6 -J.14 I 。 -1.2

30 Mc -5.26 -o. 7 -!.€3 I ーL61 I -1.65

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Vol. 3 No・12July 1957 191

J.fi 12 茨 80係変調に要する入力m圧及び入カインピーダンユ

A B c D 周波数(c/s)

50 570.I? g 505.'2

100 1.9 625 1.35 ぺ 1. 6 617 1.1 610

1000 2.6 620 1. 70 2.4 606 1. 7 600

E F GR Mar 周波紋(c1s)

50 520.Q g Q

100 3.2 625 2.9 550 4.3 eド 4.5

1000 3 7 695 3.0 552 4.4 4. 0

規格;5V以下,約 600.!J ド印は 5kQ以上のため測定せず

宵' 15関外 ?陪 f,マ t、 Jレ面)

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192 電波研究所季報

• 13衰容電車及び.重量

A B事 c

総 cm 33.0 28.0 26.3

櫛 c皿 55.0 49.1 45.5

奥行 cm 33.0 25.0 38.9

重lit.kg 45.0 19.0 30.5

4.1. 周波数関係

周波数確度,周波数調整精度,周波数安定度について

は,全般的に GRが最も優れ, Marconiが最も悪〈,

国産品は現規格内にあるといえる。

個々の特徴をあげると

(a) GRが周渡数絞E装置を自蔵していないにもかかわ

らず,周波数確度が最も優れてb、る。

(b) 国産品 6合のうち 3台が試作品で初期濠動におい

て著しく惑い結果が出ている。

(c)電源電圧の愛動に伴う周波数獲動については,Mar-

coniが安定・化装置をもっていないために惑い結果を

出している。国産品のうち試作機1合が安定化装置を

もっているにもかかわらず悪い結果を示している。

4.2. 出力電圧闘係

出力レペJレ確度,棋表器誤差,安定度,電源管圧によ

る愛動,搬送浪歪,出力インピーダンス,漏洩について

は,全般的に国産品が優れ,外国品は GR.,Marconi

共搬送漉歪,出力インピーダンス,漏洩の点で惑い結果

を示している。

個々の特徴をあげると

(a)搬送波歪については,国産品が良好であって規格を

満足しており Marconiでは規格に満たない点もある。

国産品3台は増巾微細調整装置をもっているが,その

効果は調査結果からは判然としない。

(b)漏洩については,外国品が漏洩個所も多く,漏洩レ

ベルも国産品と比較して, 20~30db高b、。一般に遮

蔽装置は頑丈につくられ重量も大きいが,国産品1合

が他に比し慈に軽量で,漏)I誌の点では最も優れた性能

をもっている。

4.3. 変調関係

内部安調周波数,愛調度,前二者の電源管圧による密

動,事を調周波数特性,*~入力電圧及び入力インピーダンス,歪芸事,信号対雑音比,搬送周波数偏移,搬送波振

D

33.0

48.0

45.0

50.0

E F GR Mar.

36.0 34.0 40,7 46.0

56.0 57.0 84.0 51.0

42.0 34.0 30.5 36.0

55.0 68.0 54. ~ 48.0

骨印は震源部jJJJ(電諒部 18Xl6.5Xl95,5.6)

巾愛動,周波数君主調の混入については,全般的に Mar-

coniが最も良心 GR.,国産品については,改善の余地,

がある。

個々の特徴をあげると

(a)安調度につνては,~調度 30~もにおいて内部安調

の場合,全周波楊にわたり土5%以内,外部2基調の場一

合土2~も以内となっており,低周波発振波形による影”

響が現われている。

(b)歪率については,~調度 30% において内部安調の

場合,国産2合と GRが特に惑いが,これらも外愛のI

性能では.それぞれ 2%以内の良好な結果を示してお

り,低周波発振波形の歪が相当大きな要素となってい

る。特に Marconiは 30%安調において 1%以内,

80%愛調において3%以内という成績で,規格値10%・

を遣に越える優秀な性能を示している。

4.4.戸ニ信号周としての問題点

以上の調査結果から,国産品の性能は,一信号用 SGー

としての必要条件を十二分に満足しており,二信号用と

しても使用可能な段階にあるが,二信号用として次の諸

点になお改善の余地が残されている。

(a)周渡数安定度の向上

(b)愛調度,愛調歪率の改善,特に内蔵低周波発援波形

の改善,整流負鍛還などの回路方式による獲調歪率の

改善。

(c)信号対雑音比の改善

(d)今回の調査の対象ではなかったが,二信号測定の際ー

の特有な現象である SG聞の相互干渉の改善。

5.むナ宅ぴ

本文は性能および構成上から SGのあり方について述-

A,且つ各項目についてその性能を示したが,今回の調

査はいずれもそれぞれの型1合だけについて行ったもの

であって,ここに掲げたデータがその型の SGの性能を’

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Vol. 3 No. 12 July.1957

ちZ全:こ表わしているとは必ずしもいえなγと思う。

国産品中,半数は試作品であってこれらは今後十分な

品質管理のもとに製造工程に移された場合,更に性能は

J勾上するものと考えられる。

まf:この調査に間にあわすため急いで完成,調整され

たものもあり,現に調査後改造調整して再調査を実施し

たものの結果が非常によくなっている。したがって,こ

のデータが国産品の現状をそのまま表わしているとは思

えないが,外国品と比較してほとんど同程度であり,項

目;こよってはより以上であるとL可、得るし,今後更に向

附録

193

上することも7期待できる。

以上の報告が SGを使用する場合に,また設計製作す

る場合に多少とも参考Jこなれば幸いである。

参者支献

〔1) 電波技術審議会終申,

昭和 27年度,附録第 1.3. 2-1号。

(2〕同上

昭和 29年度,附録第 2号。

金波信号発生 器 試 験 規 格

"1. 概説

本規格は全波信号発生器(50kc~30Mc)の試験。会

査を含む〉を行う場合の方法を規定したものである。

2. 器援を行ラ場合の必要条件

試験(主鴎挨の少なし、消潔なる場所で行し、使用測定訴は

十分i妓正されたものであること,また標準試験状態と:主

j足度 20°c湿度 70%の状態をし、し、疑義を生じない時:i

調度 5°C~35°C湿度 40~80%で行ってもよし、。

.3. 試験方法

試験:主原則として次の順序で行う。

・.4. 機械的性能試験

4.1. 外観構造の性能

4. 1. 1. 2会装,メッキなどの良否を試験する0

-4. 1. 2. 外形寸法並びに霊f訟を測定する。

4.1. 3. 周波数直読目盛の読み取りの難易,微調ダイヤ

ノレの読み取りの難易を試験する。

4.1. 4. 周波数バンド読み取りの難易,切換機構の調度

をしらべる0

-4.1.5. 出力レベノレ計の見易さ並びに苓調,セットレベ

ノレ灘易をしらべる。

」.1.6. ~調度計の見易さ並びに率調,~調度調整の難

易をしらべる。

4.1. 7. 減衰認の読み取りの難易および操作をしらべー,r,;) 0

4.1. 8. 操作部の綜合的配置をしらべる。

4.2. 可動部分の動作

4.2.1. 周波数ダイヤノレの回転の円滑性をしらべる。

4.2.2. 周波数ダイヤノレにストッパーのあるもの:まその

確実性をしらべる。

4.2. 3. 減表wダイヤノレoJrr≪i転のrgm性放びに確実性を

しらべる。

4.2.4. 各部ツマミのIt:'つl十の確実性をしらべる。

4. 3. 銀動及び衝撃

振動数毎分 1000回,振庁J3mmの振動11時間および

各辺を 5cm持上げ自然落下させる衝撃を各辺につき 5

回づっ加えた後,各部の異常の有無をしらべ最高の周波

数において周波数および出力電庄を測定する。

5. 電気的性能

5.1. 周波数関係

発援周波数jfiiJ定吋確度 5×10→の周波数計による。

5. 1. 1. 主ダイヤノレ (If¥力周波数確度〉

各バンド3点lこついて測定する。ただし周波数絞正装

置を内蔵するものは較IEを行った後較lF.点外において測

定するものとする。

5.1. 2. 微動ダイヤノレ(周波数調整精度〉

lMc附近の 1バンドにつき上中下 3点にて最小目盛

の100倍の悶感を動かしてその時の周波数を 3日以上測

定する。

5.1. 3. ダイヤノレのパックラ、y シュ

lMc附近の 1バンドについて上中下 3点におし、て主

徴各ダイヤノレについて測定する。本測定は右から合せた

場合と左から合せた場合の周波数を周波数計:二て測定す

る。

5.1. 4. 初期言葉動

最低周波数および最高周波数について初期漂動曲線を

描き得る程度に細かく約 1II手間測定する。なお始動 10

分後の2分および, 30分後の 10分は測定点とするもの

とする。

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194

"5. 1. 5. 電源電圧による愛動

電源電庄 lOOV士5Vに対し 5.1.4における周波数

について測定する。

5.1. 6. 負荷による密動

出力減菱総最大及び中間位置に対して開放および整合

負荷に対する周波数を lMcおよび最高周遊数(ただし

30Mc以下〉について測定する。

5.2. 出力電圧関係

出力官民測定は標準信号発生器較正用受信機による。

5.2.1. 出力レベル確度

各バンド上下の点について開放状態における出力ケー

ブル卦卦喝の電匡を測定する。高出力固定端子のあるもの

は端子に直接実空管電圧計を接続して測定する。

5.2.2. 減衰器誤差

lOOkc, 3Mcおよび最高周波数(ただし 30Mc以下〉

において測定する。

5.2.3. 安定度

電源電圧を一定として最低及び最高周波数について約

1時間測定する。なお出力計自身の漂動はそのままとし

その値を言識する。

5.2.4. 電源電圧による獲動

電源官民 lOOV土5Vに対して最低および最高周波数

(ただし 30Mc以下〉におb、て出力を測定する。

5.2.5. 搬送波の歪

500kc, 5Mcおよび 20Mcについて基本波,第 2,

第 3高調波強度を測定し寄生発射についても有無をしら

ベる。

5.2.6. 出力インピーダンス

周遊数特性を函きうるよう適当な周遊数数点について

糠表欝O及び 20db入った位置においてインピーダンス

ブ9ザジにより測定する。(ただし 120db固定端子はの

ぞく〉

5.2. 7. 漏洩(参考〉

電界強度測定怒とサーチコイルによって行九

5.3. 愛調関係

5.3.1. 内部愛調周渡数

内部愛調周波数は低周波計または絞Eされた低}司波発

振緑とオザシロスコープなどにより測定する。

5.3.2. 安調周波数の需源電圧による愛動

電源管室民 lOOV士5Vに対し 5.3.1の周波数を測定

する。

電波研究所季報

5.3.3. 安調度

愛調度誤差は搬送周波数 lMc,内部君主調周波数 400

c/s, 1000 c/sにおいて 30?も, 80%で行い搬送周渡数に

よる愛調度誤差は各バンド・の上下2点で褒調度 30%で

測定する。

5.3.4. ~調度の電源電圧による愛動

電源電圧 lOOV土5Vに対し 5.3.3の周波数におけ

る 400c/s 30%安調の密調度を測定する。

5.3.5. 愛調周遊数特性

100 kc, lMcおよび最高周漉数(ただし 30Mc以下〉

における外部愛調 50c/s~lOkc (ただし 100kcの場合

は 50c/s~3kc とする〉範囲内数点lこついて 400c/s

30%愛調を基準として褒調度愛{じを測定する。

5.3.6. 外部愛調入力需庄および入力インピーダンス

80% ~調に要する入力電圧及び入力インピーダンス

を 50c/s, 1000 c/s, 10 kcにおいて測定する。

5.3. 7. 歪率

100 kc, 1 Mcおよび最高周遊数(30Mc以下)にお

rて内部愛調 400c/s, 1000 c/s,外部君主調 50c/s, 400

c/s, 1000 c/s, 10 kcについて礎調度 30%および 80%・

における愛調波エンベロープ歪率を歪率雑音計または波

形分析機により測定する。

5. 3.8. 信号対雑音比

lOOkc 1 Mcおよび最高周波数〈ただし 30Mc以下〉

において 400c/s 30% ~調と無愛調の出力比を直線検

波総およびレペル計にて測定する。

5.3.9. 搬送周波数儒移

lOOkc, 1 Mcおよび最高周波数(ただし 30Mc以下〉

において 400c/s 30?も愛調と無姿調の搬送周渡数を測

定する。

ii.3.10. 搬送波振巾愛動

lOOkc, 1 Mcおよび最頁周波数くただし 30Mc以下〉

において 400c/s 30%愛調と無安調の直線検波出力を

測定する。

5. 3.11. 周波数愛調の混入(参考〉

サイドバンドアナライザーを月品、最高周波数附近の最

小及び最大容量の点で測定する。

5.4. 連続運転試験

連続8時間運転して発援部,愛圧器,塞流線輸の温度

上昇および外部の具常の有無を調べ最高周波数(30Mc

以下〉及び出力電圧を測定する。

1111111111111’1111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111