管理栄養士・栄養士をめぐる社会的動向

資料３ 平成29年度 管理栄養士専門分野別人材育成事業「教育養成領域での人材育成」 第１回親会議

管理栄養士免許交付数の推移 栄養士免許交付数の推移

（資料：厚生労働省健康局健康課調べ） （資料：厚生労働省衛生行政報告例）

管理栄養士・栄養士免許交付数の推移

・管理栄養士免許交付数（累計）約20万（平成27年12月現在） 毎年：約1万

・栄養士免許交付数（累計）約104万（平成27年度現在） 毎年：約2万（管理栄養士含む）

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2

4

6

8

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12

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5

10

15

20

25

４０年

５０年

６０年

６１年

平成

…

１７年

１８年

１９年

２０年

２１年

２２年

２３年

      ２４年

２５年

２６年

２７年

累計 単年累計

（万人）累計

（万人）単年

（千人）単年度（千人）

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5

10

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20

25

0

20

40

60

80

100

120

３０年

４０年

５０年

６０年

平成７年

１７年度

   １８年度

１９年度

２０年度

２１年度

２２年度

２３年度

２４年度

２５年度

   ２６年度

２７年度

累計 単年度

管理栄養士免許は毎年約１万件交付されており、累計交付数は約２０万件である。 栄養士免許は毎年約２万件交付されており、累計交付数約104万件である。

1資料提供：厚生労働省栄養指導室

出典：管理栄養士・栄養士養成施設一覧（全国栄養士養成施設協会）

管理栄養士・栄養士養成施設の施設数、入学定員数（推移）

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5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

0

50

100

150

200

250

300

入学

定員

数

施設

数

施設数 管理栄養士 施設数 栄養士 入学定員数 管理栄養士 入学定員数 栄養士

（人）（施設）

140

10,965

161

11,295

41

258

75

2,725

5,695

20,293

18,419

262

栄養士法改正 新養成カリキュラム施行

栄養士養成施設数は301校であり、そのうち管理栄養士養成施設数は140校である（平成28年４月時点）

2資料提供：厚生労働省栄養指導室

人口構造の変化：高齢化の急速な進展

3

4

高齢化の進展：人口ピラミッドの変化（1990～2060年）

5

日本経済の課題と改革：経済財政運営と改革、働き方改革等

日本経済の停滞、震災、復興

資料：三菱UFJリサーチコンサルティング作成(2017)より編集http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/kataoka_column/kataoka170119.pdf

世界経済危機(2009)東日本大震災

(2011)

6

経済財政運営と改革の基本方針2017～人材への投資を通じた生産性向上～ 概要

第２章 成長と分配の好循環の拡大と中長期の発展に向けた重点課題

１．働き方改革と人材投資を通じた生涯現役社会の実現（1）働き方改革・・労働者の健康確保への配慮

（2）人材投資・教育・・大学教育の質の向上、社会人の学び直し

（3）少子化対策、子ども・・子育て支援・・切れ目ない子育て支援体制

（4）女性の活躍推進・・女性活躍の見える化、女性リーダーの育成

２．成長戦略の加速等（１）Society.5.0の実現をめざした取組・・健康寿命の延伸

（2）生産性の向上に向けた施策・・地域の中小企業、サービス業への支援

（3）投資の促進・・官民をあげた研究開発等の推進

（4）規制改革の推進（5）新たな有望成長市場の創出・拡大（6）海外の成長市場との連携強化

３．消費の活性化（1）可処分所得の拡大（2）新しい需要の喚起・・健康・予防分野の需要喚起

第３章 経済・財政一体改革の進捗・推進１．経済・財政一体改革の着実な推進

・・社会保障の持続性を高める

２．改革に向けた横断的事項（１）見える化」、先進・優良事例の全国展開、ワイズ・スペンﾃﾞｨングの推進（2）データプラットフォームの整備を通じたEBPMの推進（3）将来見通しの策定・実行

４．地方創生、中堅・中小企業・小規模事業者支援（1）地方創生（2）攻めの農林水産業の展開（3）中堅・中小企業・小規模事業者支援（4）地域の活性化（5）国土強靭化・防災、成長力を強化する公的投資への重点化

５．安全で安心な暮らしと経済社会の基盤確保（1）外交・安全保障（2）治安、消費者行政（3）共助社会・共生社会づくりに向けた取組（4）資源・エネルギー（5）地球環境への貢献（6）統計改革の推進

第１章 現下の日本経済の課題と考え方 一億総活躍社会の実現に向けた・・・

３．主要分野ごとの改革の取組（1）社会保障

（2）社会資本整備等（3）地方行財政等（４）文教・科学技術

（5）歳入改革、資産・債務の圧縮

以下の内閣府（平成29年6月9日）資料より抜粋して作成http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/2017_basicpolicies_ja.pdf

・・医療・介護分野のデータの蓄積・利活用

・・地域医療構想の実現、医療費適正化、健康増進・予防の推進、介護保険 保険者機能の強化

7http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/280323/shiryou3.pdf出典）厚生労働省保険局..医療費の動向について（平成28年3月23日）

医療費の増加 国民医療費は年間40兆円を超える

近年の医療費の伸び率を要因分解すると、「高齢化」で1.5％前後の伸び率となっている。 診療種別に医療費の伸びでは、入院・入院外共に増加。 いずれも、10年前と比べ、受診延べ日数は減少しているが、1日当たり医療費は増加。

8http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/280323/shiryou3.pdf出典）厚生労働省保険局.医療費の動向について

医療費の都道府県格差

9出典）厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会 第137回（平成29年4月26日）資料http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000163525.pdf

要介護度別認定者数の推移

10

将来予測

現在約10兆円の費用が2025年には約20兆円に

2000年からの推移

介護費用の推移と将来予測

出典）厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会 第100回（平成26年4月28日）資料 「介護保険制度を取り巻く状況」http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000044899.pdf

健康日本21（第二次）に関する具体的な取組

全ての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現

①

⑤

③ ④②

生活習慣病の発症予防・重症化予防

社会生活機能の

維持・向上

社会参加の機会の

増加

健康のための資源（保健・医療・福祉等サービス）へのアクセスの改善と公平性の確保

生活習慣病の改善（リスクファクターの低減）

社会環境の改善

健康寿命の延伸・健康格差の縮小

生活の質の向上 社会環境の質の向上

厚生労働省 健康日本２１（第二次）推進のための関係資料集より

健康寿命の延伸、健康格差の縮小：健康日本２１（第二次）の推進

11

12

新たな「有望成長市場」の戦略的創出「世界最先端の健康立国へ」・健康寿命を2020年までに1歳延長，メタボ人口の減少・健康寿命延伸産業の持続的・自立的創出への環境整備

日本再興戦略 -JAPAN is BACK-（2013年）戦略市場創造プランの中で、健康寿命の延伸は主要テーマの1つに

日本再興戦略 2016－第4次産業革命に向けて－

未来投資戦略 2017 －Society 5.0の実現に向けた改革－

Society 5.0 に向けた戦略分野（5項目）１．健康寿命の延伸 生涯現役社会の実現２．移動革命の実現３．サプライチェーンの次世代化４．快適なインフラ・まちづくり５．FinTech

政府の成長戦略の中に健康寿命の延伸が位置づく

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保険医療制度改革の中で個人や保険者による予防・健康づくりの促進

出典）医療保険制度改革の骨子。H27.１.13.社会保障制度改革骨子付属資料

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/shakaihoshoukaikaku/dai3/siryou2-2.pdf

14

20125年を目途に，重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮

らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築をめざす政策。

厚生労働省.地域包括ケア研究会報告書（平成２５年３月）の図を一部改変

社会参加

住み慣れた地域での暮らしを支える医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制（地域包括ケアシステム）の構築

15

平成28年度診療報酬改定において栄養食事指導の充実

出典）厚生労働省保険局医療課 「平成28年度診療報酬改定の概要」（平成28年3月4日版）http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000115977.pdf

16出典）厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会 第100回（平成26年4月28日）資料 「介護保険制度を取り巻く状況」http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000044899.pdf

医療・介護サービスの提供体制改革後の姿

2008年 ランセット誌 母子栄養シリーズ第１段     妊娠から2歳の誕生日までの1000日間の栄養改善の重要性を強調。

2010年 SUN（Scaling Up Nutrition）ムーブメント     日本政府（財務省）は立ち上げ（2009年）より２フェーズに渡り、計2200万ドルを拠出。

2012年 Global Nutrition Target 2025     第65回WHO総会「母,乳幼児及びこどもの栄養のための包括的実施計画」採択

2013年 プレG8ハイレベル栄養イベント 「Nutrition for Growth」「飢餓及び栄養不良への取組のモメンタムを維持するために,世界のパートナーと協力する方法を模索していく」 との日英共同声明、日伯共同声明を発表（2014年）

     →国内での動向：①栄養改善事業推進プラットフォーム設立（2016年）;         ②Action on Nutrition: 食と栄養のアフリカ・イニチアチブ(IFNA)の発足(2016年)

2013年 ランセット誌 母子栄養シリーズ第２段

2015年 持続可能な開発目標 (SDGs）目標２：飢餓を終わらせ，食料安全保障及び栄養改善を実現し，持続可能な農業を促進;目標３： あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

2016年 栄養のための行動の10年2016年から2025年までを、国連「栄養のための行動の10年」とすることを国連総会が宣言。 全世界での飢餓撲滅とあらゆる形の栄養不良を予防する必要性を認識。

国際分野における栄養への注目とそれに対する国内動向：管理栄養士活躍の場の拡大

資料：外務省国際保健室2015年3月、「栄養支援：国際的な動向と日本の取り組み」を一部改変 17