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紫波町新庁舎整備事業（ＰＦＩ）の概要

オガールとは

【成長】を意味する紫波の方言【おがる】＋【駅】を意味するフランス語【Gare】（ガール）

2つの言葉を組み合わせた造語です。

紫波中央駅前を「紫波の未来を創造する出発駅」とする決意と、

このエリアを出発点として紫波が持続的に成長していく願いを込

めました。

オガールロゴマーク

人の活力を表す【赤】空・水を表す【青】

大地を表す【黄】緑地を表す【緑】

ヒト・モノ・コトが輪のように繋がっている有機的な関係を表しています。

求心と放射を造形的なモチーフとしてダイナミックな運動性を志向してい

ます。

の４色で構成

紫波町企画総務部

企画課長高橋堅

平成29年11月17日内閣府経済・財政一体改革推進委員会第４回評価・分析ワーキング・グループ

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資料２-１

1

紫波町の概要

・盛岡駅－紫波中央駅電車で20分・県内屈指のベットタウン・基幹産業は農業

人口 33,314[H29.3.31]

世帯数 11,827

面積 238.98㎡

歳出決算額 132 億円[2016決算]

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オガールプロジェクトとは

都市再生 • 紫波町の都市再生プロジェクト• 副次的都市核の新設整備

つながり • 都市と農村をつなぐ取り組み• 環境や景観に配慮したまちづくり

“これからの紫波の暮らし”を表現する場 • すべての人が希望を持ち、働き、学び・挑戦できる

環境づくり • 第三の居場所としてのオガール


オガールエリアの土地利用と施設

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オガールベース運営：オガールベース㈱バレーボールアカデミー運営：NPOアウルズ紫波

スポーツアカデミー

オガールプラザ民間：オガールプラザ㈱管理：オガール紫波㈱公共：町情報交流館事務局

エネルギーステーション運営：㈱紫波グリーン

エネルギー

紫波町役場庁舎運営：紫波町 SPC：紫波シティホール㈱

サン・ビレッジ紫波運営：県サッカー

協会

オガール保育園事業者：(社福)共助会

パークアンドライド駐車場管理：土木課

オガール広場オガール大通公園

運営：公民連携室

県フットボールセンター運営：（公社）岩手県

サッカー協会

オガールセンター運営：オガールセンター㈱

公共：教育サポートセンター

オガールタウン日詰二十一区宅地分譲：公民連携室 ➡ ︎ お施主様建設：紫波型エコハウス指定事業者

6

ふじわらたかし

藤原孝りんご農家 40代でトラック1台を購入県内有数の運送会社会長町議会議員、議長

紫波町長4期16年

民間の経営感覚を行政に取り入れる

走りながら考えろ、1番最初にやれ

自称『壊れたテプレコーダー』トップがブレなかった

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☆小ささを生かそう ☆将来を構想し示す

7

上平沢小学校

虹の保育園紫波中央駅

音楽室暖房用ペレットボイラー

今の環境を保全し、創造し、百年後の子供たちに確実に引き継ぐ

循環型まちづくり (since 2000)

1. 有機資源循環

2. 森林資源循環

3. 無機資源循環

さらに… CO2排出量削減 ,環境マイスター養成, グリーンスーリズム etc.

◎ 循環型まちづくり条例[since 2001]

☆環境がまちに魅力や豊かさをもらす

時代に


1. 市民が主役の自治の仕組みづくり市民参加条例 (2008)

2. 市民の公益活動の環境づくり中間支援センター, まちづくりコーディネーター養成講座,地域づくり活動補助金

3. 地域課題に市民自らが取り組むコミュニティづくり地域ごとに立ち上げる「地区創造会議」

協働(コ・プロダクション）のまちづくり (since 2005)

理念 [since 2005-2006] 協働の理念は「私たちみんなが自分たちで考え自分たちで創る」紫波町協働を考える会議の提言から

☆市民のまちづくり活動の活発さが

将来を切り拓く


1. 町管理型浄化槽整備PFI事業 (since2005)

Build, Transfer, Operate

・公共下水道、農業集落排水等区域以外へ

町設置型浄化槽をPFIで整備

2. 紫波火葬場整備PFI事業 (Since2006)

Build, Transfer, Operate

・老朽化した火葬場の建替えをPFIで整備

10年間の維持管理を含めた形でサービス

を購入する。総工費814百万円VFM22.8％

3. 水道施設整備・維持管理事業

(2007 & Since2012)

Design Build Operation

・中山間地域の浄水場・配水施設

の新設をDBO方式で実施。 © 2017 SHIWA TOWN

紫波町の PFI/PPP ☆新たな

公共調達

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開発地の経緯（紫波中央駅前公共公益用地）

平成10年2月日詰西地区土地利用基本計画を策定

平成10年3月紫波中央駅開業紫波町として、3番目の駅として開業する。

平成10年7月日詰西地区公共公益用地10.7haを取得県住宅供給公社から、公共用地先行取得債28億5千万円で取得

平成11年10月紫波町多目的スポーツ施設が開館

平成13年11月紫波中央駅待合施設が落成パークアンドライド駐車場（376台）が整備される

「アヴニール紫波」分譲岩手県住宅供給公社による宅地開発および分譲が行われ、 400戸以上の区画を供給。

平成19年3月末現在 10.7haの用地購入の町債未償還金約12億89百万円

役場庁舎、保健・福祉施設、図書館、生涯学習センター、町民ホール、スポーツ施設を一体的に整備することを盛り込む。

平成07年11月「日詰西地区住宅団地」街並み・まちづくり総合計画を策定道路、緑地、駐輪場、多目的広場、集会所、電線類地中化

宅地造成は、岩手県住宅供給公社が実施

昭和63年5月「紫波町の未来を考える日詰地区懇談会」が新駅設置を町に要望

平成05年1月日詰西地区に係る土地利用計画（農振計画）変更認可を受ける


人暖かい人間性伝承教育子育て環境No1

Human 素材地産地消安心食材

Lemon

文化 Culture文化 Culture

杜氏の技術伝承

文化資産継承、有効活用

経済開発利益の域内循環

町税の再投資

資金Money 資金Money

未来にわたって人、素材、文化、資金が“循環”するまちしわ

学校法人東洋大学と紫波町が協定を締結

・町の発展につながる30年計画の具現化

・米国型 PPP手法による都市再生

岡崎正信氏

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紫波町 PPP 可能性調査 ( 2007/08)

☆外部の知恵や経験を活用

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合意形成

・紫波町ＰＰＰ推進協議会

市民の意向調査等＆市民参画を促す

・地区コミュニティ・目的コミュニティ・常設の意見交換の場

民間事業者の意向調査

・ヒアリング調査・常設の意見交換の場・アンケート調査（リサーチ会社）

・企業向けシンポジウムの開催プロジェクトのウェブサイト開設

・市場調査・企業立地研究会の立ち上げ

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住民の参画: ２年間で100回の意見交換

住民との意見交換と市場調査

40社への民間意向調査

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公民連携基本計画

紫波町でのライフスタイルを表現 • 2009.02策定 2009.03議決

• 中心部の賑わいが町全体へ波及し、中心部と地域のつながりを重視し、持続的に発展する町を目指す。

• 農村と都市が共生するまち

• すべての人が希望を持ち安心して暮らせるまち

• 人にも地球にも「やさしい」まち

紫波町総合計画

都市計画マスタープラン

公民連携基本計画

新庁舎建設基本構想図書館基本構想図書館基本計画経済開発

未利用・低利用町有地の土地利用

☆将来を構想する


紫波町オガール紫波

principal 依頼人

委任 (契約)

agent 代理人

オガール紫波株式会社 (2009.06)


オガールデザインガイドライン (2010.03)

美しい街並みと活気があり豊かで洗練された環境を都市デザインを通して提供する。

デザイン会議

• オガールプロジェクトのアーバンデザインの全体像

• ランドスケープ、グラフィックデザイン、都市デザイン、マーケティングの専門家の「知識経験を結びつける」

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都市デザインを重視する

外の知恵や経験市民のパワーを集める

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オガールエリアの土地利用と施設

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オガールベース運営：オガールベース㈱バレーボールアカデミー運営：NPOアウルズ紫波

スポーツアカデミー

オガールプラザ民間：オガールプラザ㈱管理：オガール紫波㈱公共：町情報交流館事務局

エネルギーステーション運営：㈱紫波グリーン

エネルギー

紫波町役場庁舎運営：紫波町 SPC：紫波シティホール㈱

サン・ビレッジ紫波運営：県サッカー

協会

オガール保育園事業者：(社福)共助会

パークアンドライド駐車場管理：土木課

オガール広場オガール大通公園

運営：公民連携室

県フットボールセンター運営：（公社）岩手県

サッカー協会

オガールセンター運営：オガールセンター㈱

公共：教育サポートセンター

オガールタウン日詰二十一区宅地分譲：公民連携室 ➡ ︎ お施主様建設：紫波型エコハウス指定事業者

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事業の目的・分散化、老朽化、耐震性不足等の解消を図り、利便性やサービス向上につなげる

・地域経済の活性化及び雇用創出等を図る

整備に当たっての基本方針・町民サービスの向上を目指した機能性・効率性の高い庁舎・すべての町民に開かれた庁舎・防災拠点機能を備えた庁舎・町民に親しまれる庁舎・環境のまちにふさわしい庁舎

事業の手法等公民連携基本計画(H21/2策定)→民間との連携を方針決定・ＰＦＩ法に基づき整備ＰＦＩ(BTO方式)を選択・事業者が設計・建設し、所有権を町に移転その後１５年間維持管理

旧庁舎データＲＣ造３Ｆ昭和38年建設ほかに教委事務局、第二庁舎、保健センター

庁舎整備の概要 (2010.03)


年度Ｈ05 Ｈ10 Ｈ15 Ｈ20 Ｈ25 Ｈ29

職員数 288人 294人 272人 244人 245人 243人

紫波町職員数の推移各年４月１日時点

0人

50人

100人

150人

200人

250人

300人

350人

H5 H10 H15 H20 H25 H29

一般行政職 157人

税務職 15人

薬剤師・医療技術（栄養士） 2人

看護・保健職 14人

福祉職 27人

技能労務職 27人

学校給食員 3人

用務員 17人

自動車運転手 4人

保育所調理員 3人

教育その他文化財保護 1人

合計 243人

Ｈ29職種別職員数紫波町職員数の推移


庁舎整備の過程期間内容契約先等

H20/05 新庁舎建設基本構想策定町総務課

H20/07～21/03 役場庁舎建設審議会・庁舎位置に関する答申 H21/03 ・基本計画に関する答申 H23/07

役場庁舎審議会

H23/02 ～23/08

新庁舎整備事業ＰＦＩ導入可能性調査

パシフィックコンサルタント

㈱盛岡事務所

H23/07 新庁舎建設基本計画策定・町意思決定町総務課

H23/11 ～24/09

アドバイザリー業務

・実施方針、特定事業の評価・選定等・募集書類の作成等・民間事業者の募集・選定・契約締結作業等・審査委員会の運営

パシフィクコンサルタンツ

㈱盛岡事務所

H24/01 特定事業の選定ＰＦＩ法による特定事業

(客観的評価の結果公表) 町総務課

H24/02～24/09 事業者選定手続き・入札説明書・要求水準書

〃

Ｈ24/03 新庁舎建設位置決定紫波中央駅前地区（議決）紫波町

H24/10～25/01 基本設計紫波シティホール㈱

H25/02～25/08 実施設計〃

H25/08～25/10 建築確認申請〃

H25/10～27/03 建築工事〃

H27/04 庁舎移転作業（引越し）全庁

H27/05 新庁舎執務開始 5/7 開庁〃 © 2017 SHIWA TOWN 46

特定事業選定にあたっての直接事業とＰＦＩ事業の評価

評価方法及び結果

ア財政負担見込額による定量的評価ＰＦＩ事業で実施した場合、約６％の財政負担額軽減が見込まれる

イＰＦＩ事業として実施することの定性的評価上記に加え、次のような効果が期待できる・設計・建設及び維持管理の効率化・長期的な視点に基づく維持管理の内容の向上・リスク分担の明確化による安定した事業運営

ウ民間事業者に移転するリスクの評価ＰＦＩ事業として実施する場合に事業者が負担するリスクは、事業者が本町よりも効果的かつ効率的に管理可能であるものを対象としている。そのため、事業者が有するリスクコントロール及びリスクヘッジのノウハウを活かすことで、顕在化の抑制、顕在時の被害額の抑制が期待できる。

エ総合的評価ＰＦＩ事業として実施することにより、事業期間全体を通じた本町の財政負担額について、約6％の縮減を期待することができる。

公共サービスの水準の向上、効果的かつ効率的なリスク負担も期待することができる。 © 2017 SHIWA TOWN 47

落札者決定の手順

基礎審査

優秀提案の選定

落札者の決定

参加表明書、参加資格申

請書類の受付

参加資格審査

提案書受付

技術点の算定(70点)

価格点の算定(30点)

総合評価値

の算定

失格要件を満たさない場合

失格基礎審査項目を満たさない場合

技術点 1 設計・建設 43点 2 維持管理 13点 3 事業全般 14点

価格点最低評価価格/評価価格×30点


新庁舎の概要

建物名称紫波町役場庁舎主要用途庁舎主要構造木造/鉄筋コンクリート造重要度係数 1.5 防火地域等の区分建築基準法第22条区域耐火建築物等の要件一時間準耐火建築物（燃え代設計）敷地面積 6,602.77㎡建築面積 2,584.07㎡延べ床面積 6,650.43㎡

木造：4,444.8㎡（66.8％） RC造：2,205.5㎡（33.2％）軒高 14.53m 最高の高さ 14.98m 全長東西約110m 奥行南北約21m 階数地上４階地下１階環境性能太陽光発電 20Kｗ雨水貯留槽 16㎥ LED照明

空調エネルギーステーション（バイオマス）高断熱化屋根 U値＝0.140

外壁 U値＝0.145 窓 U値＝0.95

CASBEE BEE値=2.5(Aランク) 設計期間平成24年9月～平成25年9月工事期間平成25年10月～平成27年3月


サービス購入期間 15年間（H27～H42）サービス購入料A（整備費相当）約170,000千円／年

B（維持管理費）約 4,600千円／年 C（一括支払分） 299,160,000円（引渡時） ※木造建築技術先導事業補助金相当額

277,000,000円（補助金） 22,160,000円（消費税）

割賦利率当初契約分 1.866% 追加工事分 1.066%事業費建設費相当額約23.9億円

建築工事費 1,260,300,000円機械設備工事 400,000,000円電気設備工事 363,000,000円外構工事 33,000,000円設計監理費 100,000,000円開発経費等 116,793,890円消費税 119,473,807円

金利約3.18億円備品約1.52億円維持管理相当額約5.20億円

ＰＦＩ関係


紫波町

紫波シティホール株式会社

設計監理

建

築

機械設備

電気設備

土木外構

維持管理

運営

久慈設計

〇佐々木建設

〇橘建設

〇富岡鉄工所

興和電設

〇紫波建設

〇十文字組

〇岡崎建設

〇岡崎建設

寿広

ＢＴＯ方式による契約完成で所有権移転その後１５年間維持管理

実施体制

■ ○印は町内に本店を置くＳＰＣ構成員 © 2017 SHIWA TOWN 51

木造化・木質化の取り組み

《先端性・先進性》 ● ２方向方杖付きラーメン構造によるフレキシビリティの確保と大空間の形成 ● 地域産木材を活用し、また伐採から製材・加工をほぼ県内業者でまかなうことで運送コスト・CO2排出量を削減 ● エネルギーステーションからの空調熱源供給によるLCCO2の削減

《波及性・普及性》 ● 地域産材活用により、木材利用促進● 町民すべてが利用する庁舎等として木造建築の安全性や木による温かみのある空間(燃えしろ設計による木構造をあらわした空間つくり)

《使用する木材、木質建材の特徴》 ● 構造材へカラ松材を使用● 外装材へ杉材を使用● 内部床フローリングへ圧密杉材を使用 © 2017 SHIWA TOWN 52

最後に《公共調達として》

● 公共調達としてのＰＦＩ・ＰＰＰ

● 地域課題を同時に複数解決するためのＰＦＩ・ＰＰＰ

● 一般化か？開発型か？

● 域内経済循環を促すために

《普及性》

● 単純な公共調達であればモジュール化・一般化で解決？

● 複数の課題解決の場合は、開発経費が嵩んでも成果もある。結果として、生産性も向上する。

《今後について》

● 公共資産（建物・土地）は、所有と利用を分離したい。

● 複数課題を解決する公共施設へ、所有権管理と施策を分離。

● 公共資産の民間利用を促進。遊休資産を稼ぐインフラへ。© 2017 SHIWA TOWN 54

紫波町新庁舎整備事業（pfi）の概要...紫波町新庁舎整備事業（pfi）の概要...

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