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2016年6月4日 株式会社C&Gシステムズ 会社説明会 (JASDAQ 6633) 【目次】 会社概要 中長期事業方針 連結業績の推移および 通期業績予想 株主還元および株価について 2016年6月4日開催 大和IR主催個人投資家向け会社説明会

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2016年6月4日

株式会社C&Gシステムズ会社説明会

(JASDAQ 6633)

【目次】

• 会社概要

• 中長期事業方針

• 連結業績の推移および

通期業績予想

• 株主還元および株価について

2016年6月4日開催 大和IR主催個人投資家向け会社説明会

会社概要

会社概要

3

商号 株式会社C&Gシステムズ(JASDAQ 6633)

本社(東京本社)東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー19F

(北九州本社)福岡県北九州市八幡西区引野1-5-15

代表者 代表取締役社長 塩田 聖一

資本金 5億円

社員数 連結:228名 単体:197名 (2015年12月末現在)

連結子会社数 5社

連結業績 売上高 : 43億12百万円/営業利益 : 4億56百万円 (2015年度実績)

連結財政状態 総資産:41億41百万円/純資産:21億70百万円 (2015年12月末)

CGSは何をしている会社?

4

C&Gシステムズは

工業製品の量産に欠かせない金型の

設計・製造段階において利用される

金型用CAD/CAMシステム の

開発・販売・サポートを行う

ソフトウェアメーカーです。

金型とは?

5

・・・モノを量産するための金属の型

いろいろなCAD/CAM

6

建築用CAD住宅・ビルを設計

電気用CAD回路、基板等の設計

歯科用CAD/CAM歯冠、詰め物の設計・加工

機械用CAD機械製品の設計

C&Gシステムズの事業領域:「金型用CAD/CAM」 ~金型の設計・加工

上記以外の領域

事業体制

7

CGS ASIA 中国TC インドネシアTC

中国TC(上海)

CGS ASIA(タイ)

インドネシアTC(ジャカルタ)

Tritech International,LLC.(アメリカ)

CGS NORTHAMERICA(カナダ)

※TC=テクニカルセンター

九州

大阪

松本太田

東京

加工技術センター

名古屋

• 国内営業本部• 海外営業本部• 開発本部• 商品企画統括部• 管理統括部

事業セグメント

8

事業セグメント 内容

CAD/CAMシステム等事業

CAD/CAMパッケージ販売

主に製造業向けにCAD/CAMシステムをパッケージで販売

保守契約・サービス

CAD/CAMシステムの機能改良版の提供、利用支援

開発サービス CAD/CAM関連の受託開発、各顧客向けの改良

金型製造事業 金型製造の請負

保守契約によるストック売上(※)が全売上の半分を占め安定的な収益の確保を実現

※ストック売上=保守契約によるCAD/CAMシステムの利用支援、機能改良版提供の対価として、恒常的な売上が月次または年次で計上される

CAD/CAMシステム等 83%

金型製造17% CAD/CAM

パッケージ販売33%

保守契約・サービス47%

開発サービス 3% (2015年12月期)

地域別売上高

9

日本CAD/CAM

76.5%アジアCAD/CAM

4.8%

北米CAD/CAM1.3%

北米金型

17.4%

• 海外販売割合は23.5%• CAD/CAMシステム販売については海外進出した日系企業への直接販売が中心

⇒今後は海外ローカル企業への間接販売も強化

連結売上高 43億12百万円(2015年12月期)

10

主力CAD/CAMシステム

当社の主力CAD/CAMシステム

「 C A M - T O O L 」 ・・・ 2軸半・3~5軸CAD/CAM

「EXCESS-HYBRID I I」 ・・・ 2D-3D融合型CAD/CAM

「 C G シ リ ー ズ 」 ・・・ 製品設計から金型設計、加工まで、データ変換をすることなく一貫してソリッドデータを活用可能

ミッドレンジ

製品設計 金型設計 金型加工

ハイブリッド

ハイエンド

製品のポジショニングマップ~金型分野に全天候型で対応

当社の主要ユーザ

11

トヨタ自動車 アイシン精機 豊田紡織 立松モールド デンソー ヤマハ発動機 三光合成

三菱重工 マツダ 深江製作所 三井ハイテック 高城精機 積水工機 パナソニック オムロン

シマノ がまかつ CHOFU 大阪造幣局 リョービ 昭和精機 岐阜精機 ミネベア

小糸製作所 スタンレー電気 ホンダエンジニアリング アルプス電気 ニフコ TOTO

ニコン キャノン オリンパス パロマ ローム

国 内 (累計導入実績 約6,000事業所)

海 外 (累計導入実績 約1,000事業所)

LG電子 サムソン電子 現代自動車 DOOSAN機械 FOXCONN

teleflex Medical 友達光電 AMTEK

・・・その他多数

金型用CAD/CAM分野 競合製品

12

【日本】・FFCAM(牧野フライス社)・Space-E(NTTデータエンジニアリングシステムズ社)・Speedy MILL(キャムタス社)・CADMEISTER(日本ユニシスエクセリューションズ)

【欧州・中東】・WorkNC(英、ヴェロ・ソフトウェア社)・TOPsolid(仏、ミスラーソフトウェア社)・hyperMILL(独、オープンマインドテクノロジー社)・Tebis(独、テビス社)・cimatronE(イスラエル、シマトロン社)・NX(Siemens PLM Software社)

【北米】・MasterCAM(米、CNCソフトウェア社)・PowerMILL(米、Delcam社)

【アジア】・QuickPress(香港、3D QuickTools Ltd.)・IMOLD(シンガポール、Manusoft Technologies Pte Ltd)

青字:CAD系競合 赤字:CAM系競合

さまざまな場面で利用される当社ソフトウェア技術

13

航空機パソコン カメラ

自動車 携帯電話/スマホ ペットボトル容器

金型用CAD/CAMシステムを通じ、日常生活のさまざまな場面で当社のソフトウェア技術が利用されています

中長期事業方針

社是、経営理念および成長戦略テーマ

15

社是 「生産性の限界に挑戦する」

経営理念 「技術立国日本を代表するCAD/CAM ソリューションメーカーとして、世界のモノづくりに貢献する。」

成長戦略テーマ 「Global Niche Top」「金型用CAD/CAM」というニッチな市場において、

グローバルにトップ企業になることを目指す

回復を見せる「国内市場」におけるトップ企業

金型向けCAD/CAM市場におけるトップ企業=

中長期事業方針

基本戦略①

既存の基幹収益源(国内CAD/CAMシステム事業)の

維持・拡張

基本戦略②

成長する海外CAD/CAM市場の

取り込み

基本戦略③

次世代収益源としての新規事業の育成

16

なぜ今国内か?

17

国内金型市場のトレンドと当社業績との比較:金型生産額および工作機械受注

リーマンショックからの回復と円安により製造業の収益が改善各種政府支援策によりモノづくり産業の設備投資を後押し

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

金型生産額(機械統計)(百万円)

金型生産額(工業統計)(千万円)

金型向け工作機械受注(十万円)

当社_CAD/CAM事業(万円)リーマンショック↓

出所:経済産業省 機械統計(生産動態統計)/工業統計、(一社)日本工作機械工業会 工作機受注統計

※金型生産額(工業統計)2014年・2015年は2010年を起点とした3カ年の年平均成長率より算出

国内・海外の水平展開の必要性

18

水平展開の適応力を持った日系金型メーカーに対し国内・海外で同様の製品・サービス・支援が可能

CGSタイインドネシアTC支援

CGS国内支店支援

CGSユーザA社国内工場

A社タイ子会社A社インドネシア工場

中国TC支援

A社中国工場

データ互換・連携

データ互換・連携

データ互換・連携

国内同様のサービスを海外にも提供

安定した事業モデルの構築(保守ビジネス)

19

40% 56%4%

CAD/CAMシステム売上 保守契約サービス売上 開発サービス売上

2015年12月期 CAD/CAMシステム等事業 販売割合

新規システム販売率20%以上国内外7,000事業所に上る既存ユーザのCAD/CAMシステム買い替え需要に加え、

新規顧客も増加傾向※2015年度実績:26.1%

保守更新率80%以上をキープCAD/CAMシステムのユーザに保守サービスを提供する一方で、

「年間保守料」として安定した収益を確保

魅力ある製品、満足度の高い技術サポート提供により新規販売および既存ユーザの買い替え需要を喚起

OEM事業および新規事業の育成

20

~2015年

他社CAD/CAMへのOEM提供• 日本ユニシス・エクセリューションズ(株)様

(「CADmeister」)

• 日進工具(株)様(「NS-Micro CAM」)

• (株)アルゴグラフィックス様(「iBlue CLIKS」)

• その他複数の国内外の工作機械、CAD/CAMシステムメーカーに展開

研削盤へのOEM提供• (株)三井ハイテック様(「MPG-GRPS」)

• その他複数の研削盤メーカーに展開

OEM事業~ 当社のCAD/CAM技術を活かした、新規OEM案件を開拓

(参考)CAM-TOOL画面

2013年 2014年 2015年 2016年

開発売上 ライセンス売上

【OEM売上の推移】・・・連結売上高の3%前後

順調に増加

Q1

新規事業:プロジェクトの概要

21

従来技術:3Dプリンタ 新技術:同時5軸制御

※「平成27年度戦略的基盤技術高度化支援事業 事業成果報告『事業名:同時5軸制御 Additive Manufacturing (加法的製造)によるLight Weight Structure(軽量構造)の実現』」より引用

同時5軸制御による積層造形と切削加工

CADデータから造形+加工のNCデータを直接生成

Light Weight Structure:宇宙航空、医療健康、自動車、家電など

同時5軸制御Additive Manufacturing(加法的製造)によるLight Weight Structure(軽量構造)の実現

現在の3Dプリンターは、精度や使える材料の制限、ランニングコストの高さなど、大きな技術的問題点を抱えており、実用化の広がりの障害になっている。積層造形の大きなメリットのひとつは、従来技術では不可能またはコストがかかりすぎる構造が容易に実現できることにある。現在の問題点を解決するだけではなく、立体メッシュに代表される軽量構造を生産できるように、コンセプトが全く異なる立体造形技術の確立を目指す。

連結業績の推移および通期業績予想

※以降、2016年12月期の「親会社株主に帰属する当期純利益」を「当期純利益」と読み替えて記載しております。

連結業績の推移

23

4,376 4,132

2,488 2,792 3,002

3,387 3,686

4,047

4,312 4,400

-60 -8

-639

-74 130 156 271 278456 460

-1.4%

-0.2%

-25.7%

-2.7%

4.3% 4.6%7.4%

6.9%

10.6% 10.5%

-30%

-25%

-20%

-15%

-10%

-5%

0%

5%

10%

15%

△ 1,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年予想

売上高 営業利益 営業利益率

αHD C&Gシステムズ

• 子会社整理 • リーマンショックによる売上高大幅減

• 経営合理化拠点統合本店移転人員削減給与・報酬カット

• 海外市場強化海外向け製品開発インドネシアTC設立

• 給与・報酬カット終了

厳しい市場環境を乗り越え、リーマンショック前の水準に回復

(百万円)

• 国内市場強化• CGシリーズすべてが「Gold

Products」へ• OEM製品の強化• EXCESS-HYBRID Ⅱ大規模リニューアル

財務状況

24

6,801

5,668

4,450

3,841 3,925 3,692

3,935 4,446

4,141 4,156

3,432

2,132 1,953 2,019

2,176 2,344

2,597

2,170

646 746 851

641 531 121 11 0 0

61.1%60.6%

47.9%50.8%

51.5%

59.0% 59.6%

58.4%

51.3%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

0

2,000

4,000

6,000

8,000

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

総資産 自己資本 借入金 自己資本比率

(百万円)

無借金経営を実現、安定した財務基盤。自己資本比率は51.3%

2016年12月期第1四半期の状況

25

1,153 1,104

4,400

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

売上高

2015年Q1

2016年Q1

通期見込み

167 174145

111 12275

460500

320

0

200

400

600

営業利益 経常利益 当期純利益

2015年Q1 2016年Q1 通期見込み

(百万円)(百万円)

(単位:百万円) ①2015年第1四半期

②2016年第1四半期

前年同期比 ③2016年通期見込み

進捗率(③÷②)

売上高 1,153 1,104 △49 4,400 25%

営業利益 167 111 △56 460 24%

経常利益 174 122 △51 500 25%

当期純利益 145 75 △69 320 24%

進捗率

24%進捗率

25% 進捗率

24%

進捗率

25%

CAD/CAMシステム等 政府補助金の執行時期が下期へ⇒前年同期との比較では減収減益となるも想定内、順調に推移

金型製造 好調な市場環境に加え前年度からの納品シフト分が加わり大きく伸長

第2四半期以降の動向

26

東アジア• 中国:自動車関連業は堅調な一方、スマホ関連は厳しい状況

• 韓国:景気の停滞が続く

タイ• 自動車販売の低迷、政権の不安定さが目立つ状況

アセアンその他

• 成長著しいフィリピン、ベトナムの販路開拓を重点的に行なう

日本

• 東海地区を中心に堅調に推移する見込み

• 政府補助金執行に向けての活動に注力

• 日本最大の工作機械見本市「JIMTOF2016」出展予定(11月)、新規顧客開拓

米州

• 北米:自動車産業はガソリン車を中心に堅調に推移

• 南米:自動車部品メーカーのメキシコ拠点増に向けた体制を整備

アジアに不透明要素が見られるものの、国内を中心に堅調に推移する見込み

2016年度 連結通期業績予想

27

科目

2015年連結業績

2016年連結業績予想

2016年予想ー2015年実績比較

【実績】 構成比

2016年2月12日

【予想】

構成比 増減額 増減率

売上高 4,312 100.0% 4,400 100.0% +87 2.0%

営業利益 456 10.6% 460 10.5% +3 +0.8%

経常利益 489 11.4% 500 11.4% +10 +2.1%

当期純利益 310 7.2% 320 7.3% +9 +3.0%

(百万円)

事業の方向性

28

国内 海外

既存技術分野

新規技術分野

OEM事業の拡張海外ローカル開拓

【既存事業】・CAD/CAMシステム等事業・金型製造事業

新規事業の育成【同時5軸FDM】

既存技術を活かした新しい事業分野への研究開発

年平均成長率5%

今後の成長イメージ(現有事業の拡張+新規事業)

29

金型製造事業

国内CAD/CAM事業+保守(基幹収益源)

現在(2015年:43億円)

2020年

売上高

時間軸

2015~2020年売上高年平均成長率

5%

2020年 経常利益率

20%以上

2020年 ROE

15%以上

※新規事業を除く 海外ローカル拡販 OEM事業

新規事業

株主還元および株価について

31

株主還元について

配当の推移

57 7

10 10

39.2%40.0%

24.8%

32.9% 30.6%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

40%

45%

0

2

4

6

8

10

12

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年予

1株当たり配当金 配当性向(円)

6.82

12.75

17.50

28.20

30.39

182.85197.08

212.26

253.13 216.77

0

50

100

150

200

250

300

0

10

20

30

40

2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

1株当たり利益 1株当たり純資産(円) (円)

業績連動による配当を継続的に実施すると同時に企業価値の最大化を目指す

繰延税金資産の計上により

当期純利益が増加した影響

32

株主還元について

ROEの推移

3.8%

6.7%

8.6%12.6%

13.2%

-5%

0%

5%

10%

15%

2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

収益性を高めることにより、ROEの更なる向上を目指す

33

株価について

株価の推移

株価360円

※5月27日 終値

本誌記載のデータは各種の情報源から入手したものですが、その正確性を保証するものではありません。また業績予想、見通し等は、作成時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

(お問合せ先)

株式会社C&Gシステムズ 総務部 IR担当

E-mail:[email protected]