創立百二十周年を祝う · 2018. 12. 10. · 第3号)(1 笛吹高同窓会通信...

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1 平成28年7月7日 発行 第3号 発 行 笛吹高等学校同窓会 事務局 笛吹市石和町市部3 電 話 055-262-2135 印 刷 所 相互印刷株式会社 笛吹市八代町北1709-1 電 話 055-288-8811 11 27 31 41 42 今秋、11月27日(日)開催 於 ホテル石庭 27 70 27 創立120周年記念第4回同窓会定期総会(平成27年11月29日) 母校・笛吹高校の姿-正門付近 『同窓会誌』第4号(創立百二十周年記念号) 定期総会で受賞者を祝福(平成27年11月29日) 27 11 29 28 28 11 27 27 14 90 42 18 12 24 27 27 平成28年度  同窓会定期総会 29 調10 160 50 11 27 調

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Page 1: 創立百二十周年を祝う · 2018. 12. 10. · 第3号)(1 笛吹高同窓会通信 平成28年7月7日発行 第3号 発 行 笛吹高等学校同窓会 事務局 笛吹市石和町市部3

( 1 )   第 3 号 笛 吹 高 同 窓 会 通 信 平成28年7月7日発行

第3号発 行

笛吹高等学校同窓会

事務局笛吹市石和町市部3電 話 055-262-2135

印 刷 所相互印刷株式会社笛吹市八代町北1709-1電 話 055-288-8811

本年度の笛吹高同

窓会定期総会は、今

秋11月27日(日)、

石和温泉郷・ホテル

石庭にて開催致しま

す。現

在、実行委員長

の坂爪 仁氏(園芸

高第31回)、副実行

委員長早川 崇氏

(石和高第41回)・同

白石隆興氏(石和高

第42回)はじめ両校

実行委員諸氏よって

着々と準備が進んで

おります。会員各位

におかれましては、

同窓生、同級生等お誘いの上、

多数ご来場下さいますよう、

定期総会関係者一同心よりお

待ち申しあげます。

今秋、11月27日(日)開催 於 ホテル石庭

母校・笛吹高等学校は、昨年、

平成27年をもって創立百二十年

の大きな節目を迎えました。

そこで、同窓会では昨秋開催

された第4回定期総会に「創立

百二十周年記念」の文字を冠し

て盛大に実施しました。

これまで創立周年事業は、石

和高・園芸高とも学校当局等と

図って協賛会を設置し実施して

きたところですが、今回は諸般

の事情から同窓会主催で行うこ

とになり、本会事務局を中心に

事業の企画と準備を進めました。

具体的には右記定期総会の日

に、①創立百二十周年記念講演

会開催、②『創立百二十周年記

念誌』刊行を実施しました。

以下、事業概要を紹介します。

創立百二十周年記念講演会

記念講演会の講師には、女性

で世界初のエベレスト登頂に成

功し、その後七大陸最高峰登頂

者、現在までに70か国以上の最

高峰登頂者として大変著名な女

性登山家・田部井淳子氏をお招

きしました。演題は「世界の山々

をめざして」。貴重なスライドを

交え、豊富な体験に基づく、人

類愛溢れる温かいお話を拝聴し、

一同感動しました。

創立百二十周年記念誌

平成27年度『同窓会誌』第4

号を「創立百二十周年記念号」

とし、甚だ変則的ながら合本の

形で、『創立百二十周年記念誌』

を収録する形で刊行しました。

全文約一一〇頁。主に写真な

ど視覚的な資料を中心に母校史

を概観できる構成としました。

本誌を一読すると、しばしば取

り上げられる笛吹高の躍進が、

実は如何に前身各校の有形無形

の財産に負っているのかを再認

識いただけると思います。また

同窓生各位には校史の連続性を

意識していただけるものと思い

ます。そして、母校の新しい形・

笛吹高をぜひ御支援いただけれ

創立120周年記念第4回同窓会定期総会(平成27年11月29日)

母校・笛吹高校の姿-正門付近

『同窓会誌』第4号(創立百二十周年記念号)

定期総会で受賞者を祝福(平成27年11月29日)

笛吹高創立百二十周年記念第

4回同窓会定期総会は、昨秋平

成27年11月29日、笛吹市石和町

の「ホテル石庭」にて盛大に開

催されました。

当日は前島同窓会長・田草実

行委員長・加賀美笛吹高校長の

挨拶、笛吹市倉島市長の祝辞と

続き、議事では平成28年度事業

計画、平成28年度予算案等が審

議され原案どおり決定されまし

た。本会役員は左表のとおりで

す。この後、長年の各々の領域

での御尽力、御功績が認められ

各種受賞をされた同窓生各位を

御披露し、会員一同敬意と祝意

を込めて記念品をお贈り致しま

した。総会の詳細は昨秋刊行『同

窓会誌』第4号(創立百二十周

年記念号)をご覧下さい。

なお、実行委員長は石和高・

園芸高が交互に出しています。

来年度はこれまで差があった両

校実行委員の年齢が揃います。

昨秋11月に開催された平成27

年度本会定期総会の決算報告を

致します(左資料)。

皆様から御協賛いただいた貴

重な浄財は、総会運営費にあて

た他、笛吹高後援会を通じて、

母校活性化のために活用させて

頂きました。御協賛に心より感

謝申し上げます。

本会顧問・辺見 正氏には、

平成27年9月14日御逝去され

ました(享年90歳)。氏は蚕校

第42回(昭和18年12月)卒業

生で、平成9年園芸高同窓会

副会長、平成24年度から本会

顧問としてお力添えいただき

ました。心より御冥福をお祈

り申し上げます。

笛吹高の開校に伴い、石和高

と山梨園芸高(旧蚕業学校等を

含む)の卒業生に係る卒業証

明書・成績証明書等の発行は、

笛吹高校長所管事務になりま

した。

ただし、証明書の種類によっ

ては、発行に日数を要するもの

や、既に法定年数が過ぎ発行不

可能なものもあります。

不明な点は笛吹高事務室へお

問い合わせください。

平成27年度定期総会を開催

永年の御功績による各種受賞者を顕彰

平成27年度総会決算報告

辺見 正氏(顧問)御逝去

卒業生の各種証明事務

旧蚕業・農蚕・石和高・園芸

高・笛吹高卒業生の皆様へ

平成28年度 同窓会定期総会

ばと考えております。

笛吹高史は百二十一年目

学校の歴史というものは、制

度的には、所在地移転・校名改

称や統廃合、さらには戦後の学

制改革のような学校制度そのも

のの抜本的変更(法令改正)に

拘わらず、当該校所管の「卒業

証書授与台帳」(授与者氏名等を

網羅。一般に永年保存)の記載

で遡り得る過去と言うのが一般

的な慣例です。

笛吹高は明治29年以来のすべ

ての前身各校、そして今春の卒

業生に至る「授与台帳」を所管

しており、百二十一年の歴史を

きちんと継承しているのです。

創立百二十周年を祝う

昨秋、同窓会として記念事業を展開

平素ご無沙汰ですが、同窓生

の皆様には益々ご発展のことと

お慶び申し上げます。

母校統合による笛吹高校同窓会に

再編されましてから本年は第5回の

定期総会を迎えることとなります。

この間、同窓生の皆様の温かいご理

解、ご支援により同窓会活動が極め

て順調、円滑に推進され、名実とも

に組織体制が整いつつありますこと

はこの上ない喜びであります。

特に地域別同窓会支部が10支

部全て組織化され、計160名を超

える支部役員と本会理事50数名

の役員構成をもって同窓会が連

携強化を図りつつ、母校の教育

振興と同窓生相互の交流の機会

を深められますことは力強い限

りであります。

本年度の定期総会は11月27日

(日)に開催することが確定し、

目下、当番幹事の方々が実行委

員会をもって多彩な定期総会を

企画中であります。

つきましては、当、定期総会

開催に伴っての会員券、並びに

協賛広告を本年も広く関係皆様

にお願いすることとなりました

ので、母校の発展と同窓会活動

のため、格別なお力添えを何卒

お願い致しますとともに、併せ

て定期総会がより盛大に開催で

きますよう近在同窓生をお誘い

合せてご出席くださいますよう

ご案内方々お願い申し上げます。

また、総会を通じ母校の現状を

知り、同窓生相互が久しぶりに

出会い近況を語り合う貴重な機

会にしていただくよう切に願っ

ております。

なお、総会当日は日曜日です

が、前もってグループ単位での

懐かしい母校訪問を希望する場

合は学校側と連絡調整を行いま

すので、事前に事務局にご一報

下さい。

末尾ですが、同窓生皆々様の

ご健勝ご活躍をお祈りし、定期

総会へのご協力、依頼のご挨拶

にかえさせていただきます。

ご 挨 拶

笛吹高校同窓会長 前

Page 2: 創立百二十周年を祝う · 2018. 12. 10. · 第3号)(1 笛吹高同窓会通信 平成28年7月7日発行 第3号 発 行 笛吹高等学校同窓会 事務局 笛吹市石和町市部3

笛 吹 高 同 窓 会 通 信平成28年7月7日発行 第 3 号   ( 2 )

笛吹高は普通科(3学

級)、食品化学科(1学

級)、果樹園芸科(1学

級)、総合学科(3学級4

系列)を擁し、生徒数八

百四十八名(今年6月現

在)、教職員約百名からな

る県下最大規模の高校で

す。この学びの多様性と

スケールメリットを生か

して、他校にはない特色

ある学校行事やクラブ活

動が日々活発に展開され、

平成22年の開校以来着実

に歩んできました。この間、会員各

位や地域の方々の御支援を得て、今

ジ上でご覧になれます。「笛吹高

校」で検索していただくと出て

きます。ほぼ毎日更新していて

最新の情報を御提供しています。

是非ご覧下さい。測

平面図で、母

校図書室の閉

架書庫に眠っ

ていました。

三 山梨県立

蚕業学校棟札

昭和12年12

月上棟、翌年

4月に竣工し

た新校舎(本

館・講堂・武

道場)の棟札

が今年6月事務室倉庫で発見さ

れました。

過去にも山梨県立蚕業学校校

旗が発見されるなどしています。

今秋も11月3日(木)、「ふれ

あいフェスタ笛吹」が開催され

ます。地域への感謝を込めて、

各学科の特色を紹

介するもので、全

校行事として全学

科が参加して実施

するものです。

特に当日は、食

品化学科や果樹園

芸科の日頃の専門

学習の成果である

農産加工品や野

菜・草花なども販

撃・自転車・相撲・新体操の7部

が出場してきました。

左に掲げた資料には、平成27

年度全国・関東大会出場部並びに

本年度(平成28年度)の関東大会

出場部をまとめました。生徒の皆

さんの頑張りと顧問の先生方の熱

心な御指導に敬意を祝意を表しま

す。なお、本年度の関東・全国大

会の詳細は次号(来年度)で報告

します。

ところで、笛吹高のクラブ活動

は、石和高・山梨園芸高のものを

そのまま引き継ぎ、現在、体育部

19部(男女別)、文化部14部があ

り、それぞれ活発に活動していま

す。クラブ名をあげると次の通り

です。

【体育部】 野球・サッカー・ソ

フトテニス男女・バレーボール男

女・バスケットボール男女・卓球・

柔道・剣道・テニス・弓道・ライ

体育系7部が関東大会出場

今年5月に開

催された県高校

総体において、

笛吹高は男女と

もに総合7位と

大健闘しました

(因みに昨年度

は男子17位、女

子15位)。優勝

はソフトテニス

男・ライフル射

撃男女・弓道女、

準優勝はソフト

テニス女、3位

にサッカー・自

転車、4位に新

体操(個人)が

続きました。こ

の結果、関東大

会にはソフトテ

ニス男女・弓道

女・ライフル射

フル射撃・自転車・陸上・バドミ

ントン・ラグビー・ソフトボール

【文化部】 写真・書道・美術・

茶道・フォークソング・吹奏楽・

ボランティア・情報科学・放送・

すいれき太鼓・植物研究・食品化

学・園芸デザイン

ご覧のように、体育・文化部共

に大概のクラブが揃っており、生

徒の活躍の場が幅広く用意されて

いると言えます。

因みに、ソフトテニス、ライフ

ル射撃、自転車、すいれき太鼓、

植物研究の各部は全国または関東

大会に毎年のように出場していま

すが、これらは皆、石和高・山梨

園芸高から引き継いだクラブであ

り、伝統がしっかり継承され、笛

吹高をもり立てていることは喜ば

しいことです。

弓道部女子、高校総体優勝

山梨養蚕教習所創立趣意書(明治 28年)

新たに発見された蚕業学校の棟札(昭和13年)

笛吹高ホームページ。母校の情報を毎日発信中

平成 27年度高校総体壮行会

男女共に総合第7位笛吹高校同窓生の皆様には

平素より本校の教育活動に対

しましてご理解とご支援をい

ただき、心より感謝申し上げ

ます。ご承知のとおり、本校

は、平成22年、石和高校と山

梨園芸高校を統廃合し、4学

科8クラスの県下最大規模の

総合制高校として開校し本年

で7年目を迎えました。同窓

会につきましても、平成24年

には前身2校の同窓会が一本

化され、笛吹高校同窓会とな

り、毎年、笛吹高校教育振興

会を通して、生徒の活動助成

のために、多額の援助をいた

だいているところです。

本校の近況ですが、今春の入

試では、すべての学科で定員を

大幅に上回る応募があり、本年

度も県立では最も生徒数の多い

高校であり、校内は活気に満ち

あふれております。これも同窓

生はじめ、地域からの期待の高

まりの表れと感じております。

4月8日、新たに第7期生281名

が入学し、新年度をスタートす

ることができました。生徒は勉

強はもとより、クラブ活動にも

熱心に取り組んでおり、5月に

行われた県高校総体では、男子

ソフトテニス部、ライフル射撃

部、女子弓道部が優勝、女子ソ

フトテニス部の準優勝、サッ

カー部第3位をはじめ多くのク

ラブの活躍の結果、総合順位は

男女ともに第7位と開校以来の

好成績を収めることができまし

た。ま

た文化部でも、7月広島県

で行われる全国総文祭の郷土芸

能部門へ出場する「すいれき太

鼓部」をはじめ、各クラブとも

に着実に実力を高めています。

これら生徒の活動には、同窓

会からの御支援は大きな力と

なっております。総合制高校の

特長を活かしながら、「生徒一

人一人を大切に、どの生徒にも

陽の当たる高校」を目指し努力

して参りますので、今後とも母

校である笛吹高校の生徒の活躍

を温かく見守っていただけます

ようお願い申し上げます。

同窓会通信に寄せて

笛吹高等学校長 若林 喜久男

史料といえ、校史の空白を埋める

重要な文書です。

二 山梨県立蚕業学校配置図

大正14年に作成された校地の実

では地域はもとより山梨県下にお

いて存在感のある高校として育っ

ています。クラブ活動については、

上で述べたように大変活発で毎年

多くの実績をあげています。

学校行事の一例をあげる

と、ウェルカム笛吹(石和温

泉郷飾花)や、ふれあいフェ

スタ笛吹(11月)は地域へ

の感謝を込めて学科の枠を

超えて展開する全校行事で

す。秋のランウォーク大会は、

PTAや地域の方々の御協力

のもと、各自のペースで学校

〜芦川間を駆け抜けます。

ところで、笛吹高のよう

すや各種情報がホームペー

母校の校史の起点は、

明治28(一八九五)年4

月山梨養蚕教習所の創設

に遡ります。

本稿では「山梨養蚕教

習所創立趣意書」発見の

ことや、最近校内で見つ

かった蚕業学校関係史料

のいくつかを紹介してみ

ましょう。

一 山梨養蚕教習所創立趣

意書の発見

これまで山梨養蚕教習所につい

ての資料がきわめて乏しく、その実

態がよく分かっていませんでした。

ところが、母校創立百二十周年

にあたる平成27年9月、奇しくも

東京在住の三沢一也氏が「山梨養

蚕教習所創立趣意書」なる文書を

所有していることを偶然知り、そ

の複写をいただきました(左写

真)。内容を分析したところ、こ

の文書は教習所開所に先立つ明治

28年2月に作成されたもので、趣

意書に続いて、「山梨養蚕教習所

規則」(全15条)、「山梨養蚕生心

得」(全14条)が収まっています。

文書創案者は「発起人一同」とあ

り氏名の記載はないが、当教習所

及びその後身・東八代郡立山梨蚕

業学校創設に深く関わった八田達

也氏らであると推察されます。詳

細は「創立百二十周年記念誌」(平

成27年『同窓会誌』第4号所収)

をご覧いただければと思います。

とにかく、母校誕生に係る第一級

ふれあいフェスタ笛吹

売され毎年好評です。

同窓生や地域の皆様の御来校

を、生徒・教職員一同心よりお

待ち致しております。

11月3日 

笛吹高で開催

山梨養蚕教習所「創立趣意書」発見

百二十一年前の母校の起源詳らかに。

平成28年度 山梨県高等学校総合体育大会で大躍進!

旧蚕業学校の新史料も数点確認

多彩な学校行事を展開母校の日々をホームページ上で紹介

「同窓会通信」第3号をお届

け致します。

 昨年11月の定期総会の際

に、『同窓会誌』第4号(創立

百二十周年記念号)を刊行し

ました。約110頁を割いて『創

立百二十周年記念誌』を収め

ました。写真等で母校史を振

り返りました。残部が少々あ

り、適価でお分け致します。

お申し出ください。

編 集 後 記