株 会社 本製鋼株式会社 日本製鋼所取締役専務執行役員 村井 悦夫取締役専務執行役員 村井 悦夫

1.日本製鋼所

室蘭製作所

東京本社

横浜製作所

広島製作所広島製作所

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2.事業部門の構成と製品群

素形材 エネルギ 事業連結 素形材・エネルギー事業連結セグメント

単体事業部門

室蘭製作所設計、製造（鋳造、機械加工、圧延、溶接）

関与 場 設備保全・エネルギー管理、輸送、検査保安管理・福利厚生／各関連・子会社

鋳鍛鋼製品 鋼板 鉄構製品／風力発電機

関与工場

鋳鍛鋼製品

●発電用一体型ロータシャフト

●原子炉圧力容器用シェルフランジ●火力発電用タービンケーシング●製鉄用圧延ロール

鋼板・鉄構製品／風力発電機

●石油精製圧力容器

●クラッド鋼板・鋼管●風力発電機

製品 ●製鉄用圧延ロール製品

電力・鉄鋼 石油・天然ガス 自然エネルギー市場 2

産業機械事業連結

セグメント

単体事業部門単体事業部門

広島製作所・横浜製作所設計、鋳造、機械加工、設備保全・エネルギー管理機械部品製作、機器据付サービス関与工場

保安管理・福利厚生／各関連・子会社

樹脂機械製品 その他機械●大型造粒機 ●二軸混練押出機（TEX)●フィルムシート装置●プラスチック射出成形機●連続多層中空成形機

●エキシマレーザーアニール装置

●マグネシウム合金射出成形機●電車用緩衝器・密着連結器●コンプレッサー ●防衛関連機器製品

市場 石油化学 産業機械 防衛自動車 IT3

室蘭製作所の歴史

100年の歴史

第１の創業 第２の創業 第３の創業第１の創業【1907～終戦】

第２の創業【1945～1999】

第３の創業【2000～ 】

■兵器の製造 ■民需品への転換

■主要製品の技術基盤確立

■選択と集中

■コア事業の強化

エネルギー分野への特化

伝統と革新のバランス －顧客の要望に合せて変身―

■伝統を重視 継承しながら革新を続ける■伝統を重視・継承しながら革新を続ける

■バリューチェーンの一部を世界的規模で占拠、

新たなチェーンを創造する4

主要設備

製鋼製鋼

120ton電気炉30-150ton取鍋精錬炉 670ton 鋼塊

鍛錬

14000ton 水圧ﾌﾟﾚｽ

14000ton 油圧ﾌﾟﾚｽ

14000ton 水圧ﾌ ﾚｽ

8000ton 水圧ﾌﾟﾚｽ

3000t 油圧ﾌﾟﾚｽ

熱処理

3000ton 油圧ﾌ ﾚｽ

熱処理炉 &焼入装置

機械加工

（Ｔype. Φ3.2m×20mH, Φ11m×6mH)

旋盤 : 32sets(NC:19sets) 縦旋盤 : 25sets(NC:20sets)

ﾎﾞ ﾘﾝｸﾞ 等 48 t (NC 17 t )ﾎ ｰﾘﾝｸ , 等 : 48sets(NC:17sets)

５軸門型ﾏｼﾆﾝｸﾞセンター: 2sets5

鍛鋼品

主な製品

鍛鋼品

ローターシャフト （１９０Ｔ）

原子炉圧力容器用超大型ﾘﾝｸﾞ材（EPR）（１７０Ｔ）

タ シャフト （ ）

原子炉圧力容器用超大型ﾘﾝｸﾞ材（ABWR） （ ８０Ｔ ）

厚板圧延用補強ロール （２６５Ｔ）

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鋳鋼品鋳鋼品

火力発電用タ ビンｹ ｼﾝｸﾞ （４７Ｔ） 水力発電用ﾎﾟ ﾟ ﾅ （ ）火力発電用タービンｹｰｼﾝｸ （４７Ｔ） 水力発電用ﾎﾟﾝﾌﾟﾗﾝﾅｰ （１４６Ｔ）

鋼板

ｸﾗｯﾄﾞ鋼板 天然ガス輸送用ｸﾗｯﾄﾞﾊﾟｲﾌﾟ （１２Ｍ） 7

溶接構造物溶接構造物

石油精製用リアクター（Ф４.５００ × ３２.８５０Ｌ １、４５０Ｔ）

新ｴﾈﾙｷﾞｰ分野

風力発電機 （２０００Ｋw級）8

4.製品売上高比率

国内

内外比率（Ｈ２３年度）

輸出63%

国内37%

地域別輸出比率

オセアニア他 25%

地域別輸出比率

アジア57%

アメリカ

ﾖｰﾛｯﾊﾟ13%

他　25%

アメリカ5%中国+韓国で

アジア全体の76％を占める

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5.現状における問題点

①国内経済の低迷 設備投資の減退（量）①国内経済の低迷 設備投資の減退（量）

②円高（ドル安、ユーロ安、ウォン安） 海外同業他社の攻勢（量）

③リーマンショック後からの需要減 価格競争（量・質）

④価格減少率と変動費減少率のアンバランス 収益減（質）

⑤新興諸国の台頭とローカリゼーション（国産化） （量・質）

⑥3 11後の原子力発電所の稼働停止⑥3.11後の原子力発電所の稼働停止、

新規原子力発電所の停滞 操業減（量）

⑦シェールガス革命による

米 ネ ギ ク 変化 原 力 ネ 消失（量 質）米国のエネルギーミックスの変化 原子力ルネッサンス消失（量・質）

⑧再生可能エネルギーに対する

FIT適用の一方で環境アセスの適用 新規ウィンドファーム停滞（量・質）FIT適用の 方で環境アセスの適用 新規ウィンドファ ム停滞（量 質）

⑨顧客の新興諸国への移行 資金力不足による計画遅延

計画の下方修正（量・質）

⑩EL承認遅れあるいは輸出規制により韓国 ロシア進出 計画倒れ（量 質）⑩EL承認遅れあるいは輸出規制により韓国・ロシア進出 計画倒れ（量・質）

⑪顧客の海外展開により、イージー製品

及び要求品質レベルの低い製品の現地調達 操業減（量）

⑫顧客のLCC育成と調達 操業減（量）

⑬その他 10

6.問題点の長期化による懸念

①ものづくり技術・技能の伝承（継続性）阻害①ものづくり技術 技能の伝承（継続性）阻害

②原子力・冶金・塑性加工技術に対する不人気

大学での学科消失 技術者不足大学での学科消失 技術者不足

③産学協同による技術の進化活動低下

④国際競争力の低下④国際競争力の低下

⑤設備稼働率の低下による縮小均衡化実施

⑥ものづくり指向者の減少

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7.打開への道

①革新的技術の開発

②徹底した3ム（ムダ・ムラ・ムリ）の排除②徹底した3ム（ムダ・ムラ・ムリ）の排除

③大学との連携を強化し、学生の興味を向上。（例：特別講座の開設など）

共同研究の活性化

④国内同業他社との技術をベースとした連携による

国際競争力の強化（コスト低減に重点）

⑤海外移転 大型 超大型設備と建屋故に困難⑤海外移転＝大型・超大型設備と建屋故に困難。

新興国メーカーに技術移転 対ヨーロッパの競合先

難製品は日本で製作する等のタイアップ活動推進。難製品は日本で製作する等のタイアッ 活動推進。

⑥要求品質の徹底追及（VA-VEの活性化）

⑦設備縮小化（経産省の支援要請）

⑧新製品 開発強化（顧客と共同 ）⑧新製品の開発強化（顧客と共同で）

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8.日本鋳鍛鋼会の状況

①鋳鋼 鍛鋼 生産推移①鋳鋼・鍛鋼の生産推移

800

千ﾄﾝ

600

700

リ マンシ ック

400

500鍛鋼

鋳鋼 リーマンショック

リーマンショック

100

200

300

0

100

H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23

（2002） （2003） （2004） （2005） （2006） （2007） （2008） （2009） （2010） （2011）

H20（2008）年のリーマンショック後、鋳鋼、鍛鋼ともに生産高は減少H21（2009）年 鍛鋼：510千トン（前年比▲24％減）

（ ） （ ） （ ） （ ） （ ） （ ） （ ） （ ） （ ） （ ）

H21（2009）年 鍛鋼：510千トン（前年比▲24％減）鋳鋼：183千トン（前年比▲34％減）

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②日本鋳鍛鋼会の活動方向

オールジャパンで国際競争力の強化を実施する。若者の育成若者 育成

③１９ｔｈ ＩＦＭ２０１４（第１９回 国際鍛造会議）（第１９回 国際鍛造会議）

日時：2014年9月29日～10月3日場所 幕張場所：幕張メッセ

工場見学会（室蘭 神戸 北九州の3班）（室蘭、神戸、北九州の3班）

出席予定者数：内外600名以上

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