沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1...

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沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 平成17年3月

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Page 1: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

平 成 1 7 年 3 月

沖 縄 県

目 次

第1 マスタープラン策定の目的 1

第2 バイオマス総合利活用システムの確立に関する基本的事項 1

1 マスタープランの対象となる資源 1

2 バイオマスの利活用の現状と課題 2

3 バイオマス利活用を進める上での地域区分の考え方 4

4 バイオマス利活用の推進に当たっての基本方針 5

第3 利用の目標に関する事項 6

1 利用計画 6

(1)有機物量(湿潤重量)ベース 6

(2)炭素量換算ベース 8

2 バイオマス製品及びエネルギー等の生産計画 11

3 12バイオマス の発生量 バイオマス 及びバイオマス 製品 の需要量 の季節的変動 の状況

4 12バイオマス バイオマス 製品及 び エネルギー 等 の 利活用 を 促進 するための 措置 に 関 する 事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針 12

(2)関係機関の連携方策 13

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策 13

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策 13

第4 広域循環利用に関する事項 14

1 バイオマスの地域別の発生状況 14

2 バイオマス及びバイオマス製品の地域別需要量 15

3 広域循環利用の状況 15

4 広域循環利用に係る考え方 16

5 広域循環利用システム体制整備の考え方 16

第5 窒素成分の投入量 16

第6 バイオマス利活用の推進のためのソフト事業 17

第7 施設整備計画 18

第8 バイオマス利活用フロンティア整備事業におけるモデル地区に関する基本的事項 19

1 モデル地区選定の考え方 19

2 実証する新技術等の内容 19

3 循環利用システム体制整備の考え方 19

第9 その他バイオマスの総合的な利活用の推進に関する事項 19

参考資料 20

1

沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

都道府県名 沖 縄 県

第1 マ ス タ ープ ラ ン策定の目的

バイオマスとは生物資源の量を表す概念で「再生可能な生物由来の有機性資源で

化石資源を除くもの」であり生命と太陽がある限り再生可能な資源である

これまでの石油などの化石資源に依存した大量生産大量消費大量廃棄の社会シス

テムは自然の浄化能力を超え地球温暖化酸性雨オゾン層の破壊廃棄物の増大

等様々な環境問題を深刻化させている

このような現代社会が抱える地球環境の悪化等の課題に対応するため自然の循環機

能を基本としたバイオマスを資源エネルギー源として活用し持続可能な循環型社会

システムの構築を図ることが重要である

国においては「バイオマスニッポン総合戦略」を平成14年12月に閣議決定し

バイオマスの利活用対策を総合的に推進することとしている

唯一の島しょ県である本県においては国の施策と整合を図りながら本島及び離島

地域の特性に応じたバイオマスの利活用を総合的計画的に推進する必要がある

本マスタープラン策定の目的は本県におけるバイオマス利活用の実態を把握し今

後のバイオマス利活用の方向性を示すとともにその重要性や意義についての認識を深

め意識の醸成を図ることによりバイオマスの利活用を推進し資源循環型産業の育成

や農林漁業の活性化等を通じて環境への負荷の少ない循環型社会の構築に資すること

である

第2 バイ オ マ ス総合利活用システムの確立に関する基本的事項

1 マ ス タ ープ ラ ン の対象と なる資源

本マスタープランで対象とする利活用可能なバイオマスを下記により整理分類する

これらは本県の地域特性を踏まえた上今後県内で堆肥や飼料等として利用が可能

と想定されるものを対象としている

【対象となるバイオマス】

資源別 対象バイオマス

廃棄物系 畜産資源(家畜排せつ物等)バイオマス

食品資源(生ごみ食品残さ泡盛粕廃食用油等)

農産資源(製糖副産物等)

木質資源(製材工場残材建設廃材剪定枝等)

水産資源(水産物加工残さ等)

下水汚泥(公共下水道浄化槽汚泥集落排水汚泥上水道浄化汚泥等)

古紙等

未利用 林産資源(林地残材等)バイオマス

2

2 バイ オ マ スの利活用の現状と 課題

前表の「対象となるバイオマス」のうち県内における発生量や利活用の現状をもと

に今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては次のものが挙げられる

なおバイオマスの種類によっては既に有効利用がなされていながらも資源化に必

要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから現に再利用率の高い

バイオマスについても費用対効果及び環境への貢献地域課題解決などを考慮して

より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある種別ごとの

利活用の現状と課題を次のように整理した

(1)家畜排せつ物

県内で排出される家畜排せつ物量は平成15年度においては肉用牛70万トン

乳用牛25万トン豚54万トン鶏6万トンとなっており年間で約155万トンと推計

される

利用の状況は堆肥センター等での堆肥化処理のほか個々の畜産農家が自ら堆肥

化処理し耕種農家等へ販売するなど大半が堆肥等として農業利用されていると見込

まれている

平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法

律」が完全施行され野積素堀の防止等家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め

られており家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている

堆肥化等により家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには畜産農家

と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある

このため畜産サイドは耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し良

質な堆肥を供給する体制づくりが必要であるまた耕種サイドは地域における堆

肥の需給バランスを把握し畜産サイドと調整するとともに土づくり等資源循型環

農業を一層推進する必要がある

(2)生ごみ食品残さ

県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は約27万トンと推計され

ておりその内訳としては一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン調理残

さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている

利用の事例としては再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを

堆肥化後これを農業生産に使用し生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給

する取り組みが見られるが排出量全体から見ればごくわずかな利用であり大半は

産業廃棄物として焼却埋立処理されている状況にある

再利用を阻む要因として事業系についてはリサイクルに係る設備投資やランニ

ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと利活用方法に関する情報が不足してい

ることなどが挙げられる

食品関連事業者においては食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制

再利用及び減量を実施し平成18年度までにその実施率を20に向上させること

が義務づけられている

家庭系については広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること

分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる

(3)製糖副産物(バガスケーキ廃糖蜜さとうきびトラッシュ)

製糖副産物の平成1516年期の推計排出量はバガスが約23万7千トンケー

キが約4万6千トン廃糖蜜が約2万5千トンさとうきびトラッシュが約7万トン

となっている

用途別の利用状況としてバガスについては製糖工場の燃料用として大半が利用

されており残りについては堆肥の原料として利用されている

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 2: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

目 次

第1 マスタープラン策定の目的 1

第2 バイオマス総合利活用システムの確立に関する基本的事項 1

1 マスタープランの対象となる資源 1

2 バイオマスの利活用の現状と課題 2

3 バイオマス利活用を進める上での地域区分の考え方 4

4 バイオマス利活用の推進に当たっての基本方針 5

第3 利用の目標に関する事項 6

1 利用計画 6

(1)有機物量(湿潤重量)ベース 6

(2)炭素量換算ベース 8

2 バイオマス製品及びエネルギー等の生産計画 11

3 12バイオマス の発生量 バイオマス 及びバイオマス 製品 の需要量 の季節的変動 の状況

4 12バイオマス バイオマス 製品及 び エネルギー 等 の 利活用 を 促進 するための 措置 に 関 する 事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針 12

(2)関係機関の連携方策 13

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策 13

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策 13

第4 広域循環利用に関する事項 14

1 バイオマスの地域別の発生状況 14

2 バイオマス及びバイオマス製品の地域別需要量 15

3 広域循環利用の状況 15

4 広域循環利用に係る考え方 16

5 広域循環利用システム体制整備の考え方 16

第5 窒素成分の投入量 16

第6 バイオマス利活用の推進のためのソフト事業 17

第7 施設整備計画 18

第8 バイオマス利活用フロンティア整備事業におけるモデル地区に関する基本的事項 19

1 モデル地区選定の考え方 19

2 実証する新技術等の内容 19

3 循環利用システム体制整備の考え方 19

第9 その他バイオマスの総合的な利活用の推進に関する事項 19

参考資料 20

1

沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

都道府県名 沖 縄 県

第1 マ ス タ ープ ラ ン策定の目的

バイオマスとは生物資源の量を表す概念で「再生可能な生物由来の有機性資源で

化石資源を除くもの」であり生命と太陽がある限り再生可能な資源である

これまでの石油などの化石資源に依存した大量生産大量消費大量廃棄の社会シス

テムは自然の浄化能力を超え地球温暖化酸性雨オゾン層の破壊廃棄物の増大

等様々な環境問題を深刻化させている

このような現代社会が抱える地球環境の悪化等の課題に対応するため自然の循環機

能を基本としたバイオマスを資源エネルギー源として活用し持続可能な循環型社会

システムの構築を図ることが重要である

国においては「バイオマスニッポン総合戦略」を平成14年12月に閣議決定し

バイオマスの利活用対策を総合的に推進することとしている

唯一の島しょ県である本県においては国の施策と整合を図りながら本島及び離島

地域の特性に応じたバイオマスの利活用を総合的計画的に推進する必要がある

本マスタープラン策定の目的は本県におけるバイオマス利活用の実態を把握し今

後のバイオマス利活用の方向性を示すとともにその重要性や意義についての認識を深

め意識の醸成を図ることによりバイオマスの利活用を推進し資源循環型産業の育成

や農林漁業の活性化等を通じて環境への負荷の少ない循環型社会の構築に資すること

である

第2 バイ オ マ ス総合利活用システムの確立に関する基本的事項

1 マ ス タ ープ ラ ン の対象と なる資源

本マスタープランで対象とする利活用可能なバイオマスを下記により整理分類する

これらは本県の地域特性を踏まえた上今後県内で堆肥や飼料等として利用が可能

と想定されるものを対象としている

【対象となるバイオマス】

資源別 対象バイオマス

廃棄物系 畜産資源(家畜排せつ物等)バイオマス

食品資源(生ごみ食品残さ泡盛粕廃食用油等)

農産資源(製糖副産物等)

木質資源(製材工場残材建設廃材剪定枝等)

水産資源(水産物加工残さ等)

下水汚泥(公共下水道浄化槽汚泥集落排水汚泥上水道浄化汚泥等)

古紙等

未利用 林産資源(林地残材等)バイオマス

2

2 バイ オ マ スの利活用の現状と 課題

前表の「対象となるバイオマス」のうち県内における発生量や利活用の現状をもと

に今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては次のものが挙げられる

なおバイオマスの種類によっては既に有効利用がなされていながらも資源化に必

要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから現に再利用率の高い

バイオマスについても費用対効果及び環境への貢献地域課題解決などを考慮して

より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある種別ごとの

利活用の現状と課題を次のように整理した

(1)家畜排せつ物

県内で排出される家畜排せつ物量は平成15年度においては肉用牛70万トン

乳用牛25万トン豚54万トン鶏6万トンとなっており年間で約155万トンと推計

される

利用の状況は堆肥センター等での堆肥化処理のほか個々の畜産農家が自ら堆肥

化処理し耕種農家等へ販売するなど大半が堆肥等として農業利用されていると見込

まれている

平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法

律」が完全施行され野積素堀の防止等家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め

られており家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている

堆肥化等により家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには畜産農家

と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある

このため畜産サイドは耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し良

質な堆肥を供給する体制づくりが必要であるまた耕種サイドは地域における堆

肥の需給バランスを把握し畜産サイドと調整するとともに土づくり等資源循型環

農業を一層推進する必要がある

(2)生ごみ食品残さ

県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は約27万トンと推計され

ておりその内訳としては一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン調理残

さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている

利用の事例としては再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを

堆肥化後これを農業生産に使用し生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給

する取り組みが見られるが排出量全体から見ればごくわずかな利用であり大半は

産業廃棄物として焼却埋立処理されている状況にある

再利用を阻む要因として事業系についてはリサイクルに係る設備投資やランニ

ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと利活用方法に関する情報が不足してい

ることなどが挙げられる

食品関連事業者においては食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制

再利用及び減量を実施し平成18年度までにその実施率を20に向上させること

が義務づけられている

家庭系については広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること

分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる

(3)製糖副産物(バガスケーキ廃糖蜜さとうきびトラッシュ)

製糖副産物の平成1516年期の推計排出量はバガスが約23万7千トンケー

キが約4万6千トン廃糖蜜が約2万5千トンさとうきびトラッシュが約7万トン

となっている

用途別の利用状況としてバガスについては製糖工場の燃料用として大半が利用

されており残りについては堆肥の原料として利用されている

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 3: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

第4 広域循環利用に関する事項 14

1 バイオマスの地域別の発生状況 14

2 バイオマス及びバイオマス製品の地域別需要量 15

3 広域循環利用の状況 15

4 広域循環利用に係る考え方 16

5 広域循環利用システム体制整備の考え方 16

第5 窒素成分の投入量 16

第6 バイオマス利活用の推進のためのソフト事業 17

第7 施設整備計画 18

第8 バイオマス利活用フロンティア整備事業におけるモデル地区に関する基本的事項 19

1 モデル地区選定の考え方 19

2 実証する新技術等の内容 19

3 循環利用システム体制整備の考え方 19

第9 その他バイオマスの総合的な利活用の推進に関する事項 19

参考資料 20

1

沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

都道府県名 沖 縄 県

第1 マ ス タ ープ ラ ン策定の目的

バイオマスとは生物資源の量を表す概念で「再生可能な生物由来の有機性資源で

化石資源を除くもの」であり生命と太陽がある限り再生可能な資源である

これまでの石油などの化石資源に依存した大量生産大量消費大量廃棄の社会シス

テムは自然の浄化能力を超え地球温暖化酸性雨オゾン層の破壊廃棄物の増大

等様々な環境問題を深刻化させている

このような現代社会が抱える地球環境の悪化等の課題に対応するため自然の循環機

能を基本としたバイオマスを資源エネルギー源として活用し持続可能な循環型社会

システムの構築を図ることが重要である

国においては「バイオマスニッポン総合戦略」を平成14年12月に閣議決定し

バイオマスの利活用対策を総合的に推進することとしている

唯一の島しょ県である本県においては国の施策と整合を図りながら本島及び離島

地域の特性に応じたバイオマスの利活用を総合的計画的に推進する必要がある

本マスタープラン策定の目的は本県におけるバイオマス利活用の実態を把握し今

後のバイオマス利活用の方向性を示すとともにその重要性や意義についての認識を深

め意識の醸成を図ることによりバイオマスの利活用を推進し資源循環型産業の育成

や農林漁業の活性化等を通じて環境への負荷の少ない循環型社会の構築に資すること

である

第2 バイ オ マ ス総合利活用システムの確立に関する基本的事項

1 マ ス タ ープ ラ ン の対象と なる資源

本マスタープランで対象とする利活用可能なバイオマスを下記により整理分類する

これらは本県の地域特性を踏まえた上今後県内で堆肥や飼料等として利用が可能

と想定されるものを対象としている

【対象となるバイオマス】

資源別 対象バイオマス

廃棄物系 畜産資源(家畜排せつ物等)バイオマス

食品資源(生ごみ食品残さ泡盛粕廃食用油等)

農産資源(製糖副産物等)

木質資源(製材工場残材建設廃材剪定枝等)

水産資源(水産物加工残さ等)

下水汚泥(公共下水道浄化槽汚泥集落排水汚泥上水道浄化汚泥等)

古紙等

未利用 林産資源(林地残材等)バイオマス

2

2 バイ オ マ スの利活用の現状と 課題

前表の「対象となるバイオマス」のうち県内における発生量や利活用の現状をもと

に今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては次のものが挙げられる

なおバイオマスの種類によっては既に有効利用がなされていながらも資源化に必

要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから現に再利用率の高い

バイオマスについても費用対効果及び環境への貢献地域課題解決などを考慮して

より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある種別ごとの

利活用の現状と課題を次のように整理した

(1)家畜排せつ物

県内で排出される家畜排せつ物量は平成15年度においては肉用牛70万トン

乳用牛25万トン豚54万トン鶏6万トンとなっており年間で約155万トンと推計

される

利用の状況は堆肥センター等での堆肥化処理のほか個々の畜産農家が自ら堆肥

化処理し耕種農家等へ販売するなど大半が堆肥等として農業利用されていると見込

まれている

平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法

律」が完全施行され野積素堀の防止等家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め

られており家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている

堆肥化等により家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには畜産農家

と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある

このため畜産サイドは耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し良

質な堆肥を供給する体制づくりが必要であるまた耕種サイドは地域における堆

肥の需給バランスを把握し畜産サイドと調整するとともに土づくり等資源循型環

農業を一層推進する必要がある

(2)生ごみ食品残さ

県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は約27万トンと推計され

ておりその内訳としては一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン調理残

さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている

利用の事例としては再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを

堆肥化後これを農業生産に使用し生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給

する取り組みが見られるが排出量全体から見ればごくわずかな利用であり大半は

産業廃棄物として焼却埋立処理されている状況にある

再利用を阻む要因として事業系についてはリサイクルに係る設備投資やランニ

ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと利活用方法に関する情報が不足してい

ることなどが挙げられる

食品関連事業者においては食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制

再利用及び減量を実施し平成18年度までにその実施率を20に向上させること

が義務づけられている

家庭系については広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること

分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる

(3)製糖副産物(バガスケーキ廃糖蜜さとうきびトラッシュ)

製糖副産物の平成1516年期の推計排出量はバガスが約23万7千トンケー

キが約4万6千トン廃糖蜜が約2万5千トンさとうきびトラッシュが約7万トン

となっている

用途別の利用状況としてバガスについては製糖工場の燃料用として大半が利用

されており残りについては堆肥の原料として利用されている

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 4: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

1

沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン

都道府県名 沖 縄 県

第1 マ ス タ ープ ラ ン策定の目的

バイオマスとは生物資源の量を表す概念で「再生可能な生物由来の有機性資源で

化石資源を除くもの」であり生命と太陽がある限り再生可能な資源である

これまでの石油などの化石資源に依存した大量生産大量消費大量廃棄の社会シス

テムは自然の浄化能力を超え地球温暖化酸性雨オゾン層の破壊廃棄物の増大

等様々な環境問題を深刻化させている

このような現代社会が抱える地球環境の悪化等の課題に対応するため自然の循環機

能を基本としたバイオマスを資源エネルギー源として活用し持続可能な循環型社会

システムの構築を図ることが重要である

国においては「バイオマスニッポン総合戦略」を平成14年12月に閣議決定し

バイオマスの利活用対策を総合的に推進することとしている

唯一の島しょ県である本県においては国の施策と整合を図りながら本島及び離島

地域の特性に応じたバイオマスの利活用を総合的計画的に推進する必要がある

本マスタープラン策定の目的は本県におけるバイオマス利活用の実態を把握し今

後のバイオマス利活用の方向性を示すとともにその重要性や意義についての認識を深

め意識の醸成を図ることによりバイオマスの利活用を推進し資源循環型産業の育成

や農林漁業の活性化等を通じて環境への負荷の少ない循環型社会の構築に資すること

である

第2 バイ オ マ ス総合利活用システムの確立に関する基本的事項

1 マ ス タ ープ ラ ン の対象と なる資源

本マスタープランで対象とする利活用可能なバイオマスを下記により整理分類する

これらは本県の地域特性を踏まえた上今後県内で堆肥や飼料等として利用が可能

と想定されるものを対象としている

【対象となるバイオマス】

資源別 対象バイオマス

廃棄物系 畜産資源(家畜排せつ物等)バイオマス

食品資源(生ごみ食品残さ泡盛粕廃食用油等)

農産資源(製糖副産物等)

木質資源(製材工場残材建設廃材剪定枝等)

水産資源(水産物加工残さ等)

下水汚泥(公共下水道浄化槽汚泥集落排水汚泥上水道浄化汚泥等)

古紙等

未利用 林産資源(林地残材等)バイオマス

2

2 バイ オ マ スの利活用の現状と 課題

前表の「対象となるバイオマス」のうち県内における発生量や利活用の現状をもと

に今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては次のものが挙げられる

なおバイオマスの種類によっては既に有効利用がなされていながらも資源化に必

要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから現に再利用率の高い

バイオマスについても費用対効果及び環境への貢献地域課題解決などを考慮して

より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある種別ごとの

利活用の現状と課題を次のように整理した

(1)家畜排せつ物

県内で排出される家畜排せつ物量は平成15年度においては肉用牛70万トン

乳用牛25万トン豚54万トン鶏6万トンとなっており年間で約155万トンと推計

される

利用の状況は堆肥センター等での堆肥化処理のほか個々の畜産農家が自ら堆肥

化処理し耕種農家等へ販売するなど大半が堆肥等として農業利用されていると見込

まれている

平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法

律」が完全施行され野積素堀の防止等家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め

られており家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている

堆肥化等により家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには畜産農家

と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある

このため畜産サイドは耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し良

質な堆肥を供給する体制づくりが必要であるまた耕種サイドは地域における堆

肥の需給バランスを把握し畜産サイドと調整するとともに土づくり等資源循型環

農業を一層推進する必要がある

(2)生ごみ食品残さ

県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は約27万トンと推計され

ておりその内訳としては一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン調理残

さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている

利用の事例としては再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを

堆肥化後これを農業生産に使用し生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給

する取り組みが見られるが排出量全体から見ればごくわずかな利用であり大半は

産業廃棄物として焼却埋立処理されている状況にある

再利用を阻む要因として事業系についてはリサイクルに係る設備投資やランニ

ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと利活用方法に関する情報が不足してい

ることなどが挙げられる

食品関連事業者においては食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制

再利用及び減量を実施し平成18年度までにその実施率を20に向上させること

が義務づけられている

家庭系については広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること

分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる

(3)製糖副産物(バガスケーキ廃糖蜜さとうきびトラッシュ)

製糖副産物の平成1516年期の推計排出量はバガスが約23万7千トンケー

キが約4万6千トン廃糖蜜が約2万5千トンさとうきびトラッシュが約7万トン

となっている

用途別の利用状況としてバガスについては製糖工場の燃料用として大半が利用

されており残りについては堆肥の原料として利用されている

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 5: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

2

2 バイ オ マ スの利活用の現状と 課題

前表の「対象となるバイオマス」のうち県内における発生量や利活用の現状をもと

に今後優先的に利活用の推進を図るべきものとしては次のものが挙げられる

なおバイオマスの種類によっては既に有効利用がなされていながらも資源化に必

要な経費が販売価格を上回っているものが見受けられることから現に再利用率の高い

バイオマスについても費用対効果及び環境への貢献地域課題解決などを考慮して

より付加価値の高い利活用が図られる利用技術の開発等を行う必要がある種別ごとの

利活用の現状と課題を次のように整理した

(1)家畜排せつ物

県内で排出される家畜排せつ物量は平成15年度においては肉用牛70万トン

乳用牛25万トン豚54万トン鶏6万トンとなっており年間で約155万トンと推計

される

利用の状況は堆肥センター等での堆肥化処理のほか個々の畜産農家が自ら堆肥

化処理し耕種農家等へ販売するなど大半が堆肥等として農業利用されていると見込

まれている

平成16年11月から「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法

律」が完全施行され野積素堀の防止等家畜排せつ物の適正な処理と管理が求め

られており家畜排せつ物を資源として有効利用することが重要な課題となっている

堆肥化等により家畜排せつ物を有機物資源として利活用するためには畜産農家

と耕種農家が相互に連携の強化を図る必要がある

このため畜産サイドは耕種農家の堆肥利用の実態やニーズを的確に把握し良

質な堆肥を供給する体制づくりが必要であるまた耕種サイドは地域における堆

肥の需給バランスを把握し畜産サイドと調整するとともに土づくり等資源循型環

農業を一層推進する必要がある

(2)生ごみ食品残さ

県内での食品残さ等の食品廃棄物の平成13年の排出量は約27万トンと推計され

ておりその内訳としては一般家庭から排出される生ごみ等が約17万トン調理残

さや加工残さ等の事業系食品残さが約10万トンとなっている

利用の事例としては再生利用業者において食品関連事業者が提供する食品残さを

堆肥化後これを農業生産に使用し生産された農産物を同じ食品関連事業者へ供給

する取り組みが見られるが排出量全体から見ればごくわずかな利用であり大半は

産業廃棄物として焼却埋立処理されている状況にある

再利用を阻む要因として事業系についてはリサイクルに係る設備投資やランニ

ングコストなどが廃棄処分より高くつくこと利活用方法に関する情報が不足してい

ることなどが挙げられる

食品関連事業者においては食品リサイクル法に基づき食品残さ等の発生を抑制

再利用及び減量を実施し平成18年度までにその実施率を20に向上させること

が義務づけられている

家庭系については広く薄く発生する特性により効率的な収集が困難であること

分別の過程で異物が混入しやすく再利用が進まないことなどが挙げられる

(3)製糖副産物(バガスケーキ廃糖蜜さとうきびトラッシュ)

製糖副産物の平成1516年期の推計排出量はバガスが約23万7千トンケー

キが約4万6千トン廃糖蜜が約2万5千トンさとうきびトラッシュが約7万トン

となっている

用途別の利用状況としてバガスについては製糖工場の燃料用として大半が利用

されており残りについては堆肥の原料として利用されている

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 6: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

3

廃糖蜜については大半が飼料用に利用されているほか一部に堆肥化利用が見ら

れる

またケーキ及びさとうきびトラッシュについてもほぼ全量が堆肥の原料として

農地還元されている現状にある

含みつ糖生産地域ではさとうきびを製糖原料のほか製糖副産物として製紙原

料飼料原料健康飲料原料等総合的に利用するためさとうきびの有効成分組

成物を効率的に分離抽出する「ケーンセパレーションシステム」実証プラント

(CSS)を活用しながら実証開発を行っていく必要がある

(4)製材工場残材建設廃材剪定枝等

製材工場残材や剪定枝等の木質バイオマスの平成14年の推計排出量は建設廃材

等が約2万2千トン剪定枝等が約2万5千トンとなっている

利用の現状としてはチップ化され堆肥水分調整材バーク堆肥家畜用敷き料

等として一部利用されているが大半は未利用のまま焼却処分されている今後エ

ネルギー利用も含め関係機関との連携や有効利用のためのシステムづくりが必要

なバイオマスである

建設廃材については廃材に含まれる薬品等が及ぼす影響から安全性に不安がある

ため農業利用は困難である

(5)水産物加工等残さ

県内での推計発生量は平成12年から14年の平均で年間約7千トン余となって

いる利用方法については一部は飼料堆肥の原料として利用されているほか現

在食品化実証化事業を実施し再食品化に向けた取り組みがなされている水産系

資源の発生状況としては季節的要因等により変動が見込まれるまた単独では利

用が難しく他のバイオマスとの組み合わせによる利用方法の検討が必要である

(6)廃食用油

平成14年の実態調査から資源量は年間約4千トン余が推計されているが一般家

庭の廃食用油の大半が生活雑排水として廃棄されている状況であり業務用の廃食用

油と併せ有効なバイオマスとしてその利用面での開発が望まれる

利活用状況としては石鹸の原料として再製品化されている事例が一部に見られる

が食品残さ等と同様収集コストの面で課題が残るバイオマスであり大半は未利

用の状況である

(7)泡盛粕

泡盛の酒造所は県内各地域で事業展開されており平成15年で推計3万トン余

の排出量を有する泡盛副産物は水分含有率が高くその利用が困難なバイオマスの一

つである利活用の実態としては堆肥化や飼料化のほか一部の事業所ではメタン

発酵処理によるエネルギー利用が見られる

一方泡盛蒸留後の酒粕を活用したもろみ酢製造が盛んとなっているが事業所に

よっては原材料となる酒粕が不足がちな事業所も見られる発生元が各地域に散在し

ており回収面の効率化も課題であり事業者間の連携も含め有効利用システムの

構築が必要である

成分的には優れた副産物であり新たな用途も含め技術開発の確立が期待される

バイオマスであるまた沖縄を代表する産業分野であり産業振興面からも有効な

利活用が求められている

(8)古紙類

平成13年で約14万トン強の排出量を有するバイオマスで資源回収業者や地域団

体等により回収され再資源化業者に引き渡され再生紙として再生されている最近

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 7: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

4

では海外等からの再生紙の移入による競争もあり可燃ごみとして焼却処理されて

いるものも多いと思われる古紙類の利用促進には用途開発はもちろんのことよ

り一層の分別排出の促進が課題となっている

(9)下水汚泥浄化槽汚泥集落排水汚泥浄化汚泥

平成15年の県内での年間推計排出量は下水汚泥が約44万トン浄化槽汚泥が約

13万トン集落排水汚泥が約6千トン浄化汚泥が約4万3千トンとなっている

利用の現状としてはいずれの汚泥も堆肥の原料として利用されているが水分含

有率の高いバイオマスであるため回収輸送コスト面が課題となっている

またセメント原料エネルギー利用も可能な資源であるため今後の方向性とし

てより幅広い利用方法の検討が望まれる

3 バイ オ マ ス利活用を進める上での地域区分の考え方

バイオマスは広く薄く賦存しまた水分や空隙を多く含むため輸送コストがかかる

という特性を持っているこのため地域で発生するバイオマスはできる限りその地域

内で利用するのが効率的であり島しょ地域特性を有する本県にあってはことさら地

域内利用を推進する必要がある

また地域において循環利用を進める上で指導機関である市町村JA及び農業改

良普及センター等の活動が効率的かつ効果的に展開されることを基本に据えこれらの

関係機関団体等の推進体制を考慮した区分が必要である

このため地域区分については県内を下記の5つの圏域に区分し各圏域の特性に

合ったバイオマス利活用モデルを推進する

(1)北部圏域

山林が約7割を占める北部圏域は耕種畜産林業水産業と多岐にわたる農林

水産業が盛んな地域である本圏域には有機性に乏しい国頭マージ土壌が広く分布

していることから土づくりの視点から家畜排せつ物等の堆肥化利用を促進する

また本県の林業生産活動の中核的な拠点であることから林地残材等の木質バイ

オマスの有効な利活用の可能性についても今後検討していく

(2)中部圏域

沖縄本島の中間に位置する中部圏域は住宅地や飲食店等の生活空間に隣接して広

大な米軍施設が立地するほか工場系事業所研究機関大学廃棄物資源処理場等

の集積が見られ様々な機能が混在する地域であり排出されるバイオマスも多種に

わたる圏域内の堆肥センター等を活用し各種バイオマスの効率的な堆肥化利用を

推進する

(3)南部圏域

都市と農村が隣接した地域特性を有する南部圏域は観光関連施設ホテルやレス

トラン等の飲食店大型スーパー住宅地等が混在し食品残さ等の都市部ならでは

のバイオマスが多く排出される地域でもある各種バイオマスの効率的回収システム

を確立し野菜やさとうきび農家等のニーズに合った堆肥の生産を促進しさらに

生産された農作物を圏域内のスーパー等で販売するなどの循環システムを構築する

(4)宮古圏域

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物等が宮古圏域の主要なバイオマスである地

下ダムへの環境負荷の低減を念頭に置きながら耕畜連携の強化を図りバガスや家

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 8: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

5

畜排せつ物等の効率的な堆肥化利用を一層推進する

(5)八重山圏域

優れた自然環境を有する八重山圏域は大小32の島々からなる島しょ地域であり

製糖副産物肉用牛等の家畜排せつ物ホテル等から排出される食品残さ等が本圏域

の主要なバイオマスである島しょ地域ならではの効率的収集システムを構築し堆

肥の農地還元を推進するとともにホテル等観光産業との連携も視野に入れた総合的

な循環システムを構築する

4 バイ オ マ ス利活用の推進に当たっ ての基本方針

(1)堆肥の農地還元を中心にした資源循環システムの構築

当面は家畜排せつ物製糖副産物食品残さ等を原料にした堆肥化を中心に検討

するさとうきびや園芸農家等への県内産堆肥の利用促進を図るため需要量と供給

量とのバランス耕種農家のニーズ等の把握に努め安価で良質な堆肥製造に向けて

の取り組みを推進する

(2)安価で安定した収集利用流通システムの構築と高付加価値利用の推進

その他のバイオマス(水産物加工残さ廃食用油泡盛粕など)は収集コスト等

の効率的システムの構築等に努め既に利用されている実態の拡充を推進しながら

高付加価値利用の可能性を検討する

建設廃材等安全性が解明されていないバイオマスについては当面農業利用を

控える安全性の解明状況等の情報収集に努め随時利活用の在り方を検討する

(3)地域内循環利用の促進

本県の地域特性のほか広く薄く賦存することなどバイオマスの持つ特性を無駄な

く効率的に利用するため地域内の循環利用を基本に総合的な取り組みを実施する

なお地域内循環利用を基本としながらも地域によってバイオマスの発生量と堆

肥等の消費量バランスが異なるため必要に応じて広域循環にも対応するその他

各圏域をまたぐ広域的な利用が可能なバイオマスがあれば必要に応じて広域循環利

用も検討する

(4)県民全体の理解と推進体制の構築

地域住民による分別徹底事業者による再利用行政による普及啓発と指導支援

など産学官の参画と協働による取り組みを徹底する

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 9: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

1545300 2117000 見込み値は沖縄県家畜排せつ物の利用の促進を図るための計画より

268918 260850 市町村ごみ性状及び実態調査より推計

237140 275000 バガス及びケーキ利用状況調査より

45978 57000    

25398 28830    

69903 73000    

22142 22142 設計図面の各種材料構成比等から推計

24500 23765 市町村ごみ性状率から係数算定5

7022 8160 漁獲量実績から消費量や可食部比率等を考慮して試算

4215 4215 アンケート及び事業者聞き取り調査による

31990 39305 アンケート調査による

147320 142900 市町村ごみ性状率から係数算定30

5564 54550 見込み値は沖縄県下水道等整備構想から試算

575510 582046 事業所処理実績による

42763 42763 事業所処理実績による

3053663 3731526

1545300 2117000

堆肥化 948887 1873000

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 596413 244000

268918 260850

飼料化 0 2608

堆肥化 2428 26085

メタン発酵 0 2608

焼却(廃熱利用) 0 45471

焼却(廃熱未利用) 266490 184078

237140 275000

堆肥化 35213 40835 見込み値は現状の比率(149)から推計

燃焼利用 198276 229931 見込み値は現状の比率(836)から推計

炭化 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

その他(未利用) 3651 4234 見込み値は現状の比率(15)から推計

45978 57000

堆肥化 45739 56704 見込み値は現状の比率(995)から推計

その他(未利用) 239 296 見込み値は現状の比率(05)から推計

25398 28830

堆肥化 1612 1830 見込み値は現状の比率(64)から推計

エタノール化 1001 1136 見込み値は現状の比率(40)から推計

飼料化 15976 18135 見込み値は現状の比率(629)から推計

その他(未利用) 6809 7729 見込み値は現状の比率(268)から推計

69903 73000

堆肥化 69903 73000 見込み値は現状の比率(1000)から推計

その他(未利用) 0 0 見込み値は現状の比率(00)から推計

第3   利用の目標に関する事項  1   利用計画  ( 1 ) 有機物量( 湿潤重量) ベース

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

④ケーキ(製糖副産物)

区分

合 計

発生量

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑮浄化汚泥

用途別仕向量

6

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 10: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

22142 22142

敷き料 0 4428

焼却(廃熱利用) 0 14600

焼却(廃熱未利用) 21279 2251

その他(未利用) 863 863

24500 23765

堆肥化 17935 17935

敷き料 2000 4500

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 4565 1330

7022 8160

飼料化 1600 2760

堆肥化 200 200

再食品化 0 500

その他(未利用) 5222 4700

4215 4215

飼料化 73 73

製品化 523 1908 県外へ出荷(石鹸原料)

その他(未利用) 3619 2234

31990 39305

飼料化 5694 7003

堆肥化 19100 24722

メタン発酵 1825 3650

その他(未利用) 5371 3930

147320 142900

再製品化 82794 82794

焼却(廃熱利用) 0 16441

焼却(廃熱未利用) 7389 7389

その他(未利用) 57137 36276

5564 54550

堆肥化 5536 54550

その他(未利用) 28 0

575510 582046

堆肥化 554330 554330

焼却(廃熱利用) 0 27716

焼却(廃熱未利用) 21180 0

その他(未利用) 0 0

42763 42763

堆肥化 42763 42763

その他(未利用) 0 0

3053663 3731526

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

合 計

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑦建設系発生木材

⑧剪定枝刈り草類

用途別仕向量

7

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 11: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

(単位トン年)

現状(H12~15年) 見込み目標(H22年) 備考

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

301 350 含水率0903 炭素割合0442

1863 1863          炭素割合0442

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

75 733 含水率0965 炭素割合0384

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

328 328 含水率098 炭素割合0384

262262 302973

92208 126321 含水率083 炭素割合0351

堆肥化 56620 111762

メタン発酵 0 0

その他(浄化放流等) 35588 14559

小計 92208 126321

うち利活用量 56620 111762

利活用率 614 885

11530 11184 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 0 112

堆肥化 104 1118

メタン発酵 0 112

焼却(廃熱利用) 0 1950

焼却(廃熱未利用) 11425 7892

小計 11529 11184

うち利活用量 104 3292

利活用率 09 294

38796 44990 含水率060 炭素割合0409

堆肥化 5761 6681

燃焼利用 32438 37617

炭化 0 0

その他(未利用) 597 693

小計 38796 44991

うち利活用量 38199 44298

利活用率 985 985

3761 4663 含水率080 炭素割合0409

堆肥化 3741 4638

その他(未利用) 20 24

小計 3761 4662

うち利活用量 3741 4638

利活用率 995 995

 

( 2 ) 炭素量換算ベース

④ケーキ(製糖副産物)

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

⑮浄化汚泥

合 計

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

区分

①家畜排せつ物

②生ごみ食品残さ

③バガス(製糖副産物)

発生量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑩廃食用油

⑪泡盛粕

④ケーキ(製糖副産物)

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

用途別仕向量

8

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 12: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

1089 1236 含水率0903 炭素割合0442

堆肥化 69 78

エタノール化 43 49

飼料化 685 778

その他(未利用) 292 331

小計 1089 1236

うち利活用量 797 905

利活用率 732 732

20013 20900 含水率030 炭素割合0409

堆肥化 20013 20900

その他(未利用) 0 0

小計 20013 20900

うち利活用量 20013 20900

利活用率 1000 1000

9749 9749 含水率015 炭素割合0518

敷き料 0 1950

焼却(廃熱利用) 0 6428

焼却(廃熱未利用) 9369 991

その他(未利用) 380 380

小計 9749 9749

うち利活用量 0 8378

利活用率 0 859

10787 10464 含水率015 炭素割合0518

堆肥化 7897 7897

敷き料 881 1981

焼却(廃熱利用) 0 0

焼却(廃熱未利用) 2010 586

小計 10788 10464

うち利活用量 8778 9878

利活用率 814 944

301 350 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 69 118

堆肥化 9 9

再食品化 0 21

その他(未利用) 224 202

小計 302 350

うち利活用量 78 148

利活用率 258 423

1863 1863 炭素割合0442

飼料化 32 32

製品化 231 844

その他(未利用) 1600 987

小計 1863 1863

うち利活用量 263 876

利活用率 141 470

⑥さとうきびトラッシュ

⑦建設系発生木材

⑩廃食用油

用途別仕向量

⑧剪定枝刈り草類

⑨水産物加工等残さ

⑤廃糖蜜(製糖副産物)

9

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 13: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

1372 1685 含水率0903 炭素割合0442

飼料化 244 300

堆肥化 819 1060

メタン発酵 78 156

その他(未利用) 230 168

小計 1371 1684

うち利活用量 1141 1516

利活用率 832 900

64865 62919 含水率015 炭素割合0518

再製品化 36454 36454

焼却(廃熱利用) 0 7239

焼却(廃熱未利用) 3253 3253

その他(未利用) 25157 15972

小計 64864 62918

うち利活用量 36454 43693

利活用率 562 694

75 733 含水率0965 炭素割合0384

堆肥化 74 733

その他(未利用) 0 0

小計 74 733

うち利活用量 74 733

利活用率 995 1000

5525 5588 含水率0975 炭素割合0384

堆肥化 5322 5322

焼却(廃熱利用) 0 266

焼却(廃熱未利用) 203 0

その他(未利用) 0 0

小計 5525 5588

うち利活用量 5322 5588

利活用率 963 1000

328 328 含水率098 炭素割合0384

堆肥化 328 328

その他(未利用) 0 0

小計 328 328

うち利活用量 328 328

利活用率 1000 1000

262262 302973

うち利活用量 171912 256933

利活用率 655 848

注1 )現状(H12~15年)となっているのは各バイオマスによって把握年が異なるためである

注2)四捨五入により一部合計の不一致がある

注3)炭素量換算は下記の計算式によって求められる

バイ オ マ スの炭素量換算=バイ オ マ ス重量( 湿潤ベース ) Otilde( 1 -含水率) Otilde炭素割合

注4)炭素量換算について廃食用油に限っては下記の計算式によって求められる

廃食用油の炭素量換算=廃食用油の重量( 湿潤ベース ) Otilde炭素割合

⑮浄化汚泥

合 計

⑪泡盛粕

⑫古紙

⑬集落排水汚泥

⑭下水浄化槽汚泥

用途別仕向量

10

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 14: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

11

2 バイ オ マ ス製品及びエ ネルギー等の生産計画

区 分 現状(H15) 目標(H22) 備 考

飼料 7156t 12444t

県内消費 7156 12444内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

堆肥 289585t 320914t

県内消費(土壌還元) 289585 320914内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 28095 20000

家畜敷料 2000t 8928t

県内消費 2000 8928内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

メタン発酵による発電 6062650kwh6062650kwh

施設内利用 60626506062650内

販売等 0 0訳

メタン発酵による熱及び廃熱利用 3338472500 3338472500kcal kcal

施設内利用 3338472500 3338472500内

販売等 0 0訳

BDF 0 1908

県内消費 0 1908内

県外販売等 0 0訳

(参考)県外から購入等 0 0

エタノール 1001 1136

県内消費 0 0内

県外販売等 1001 1136訳

(参考)県外から購入等 0 0

(参考)バイオマス製品の利活用計画

区 分 現状(H16) 目標(H22) 備 考

生分解性マルチフィルム 0 一定量

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 15: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

12

3 バイ オ マ スの発生量 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の需要量の季節的変動の状況

製糖副産物等の農業系バイオマスは一般に収穫期に発生が集中するほか木質系バ

イオマスや水産系バイオマスについても伐採期や漁獲期に発生が集中するなどの季節性

が大きくこれらのバイオマスを利活用するに当たっては季節的変動を想定した計画

に基づき実施することが必要である

一方季節的な変動が少ない家畜排せつ物や下水汚泥などは通年的な利活用が可能

である

堆肥の需要に関しては作物の種類や作型によって需要の時期や量に変動があるため

これら発生と需要の実態を踏まえ効率的な利活用を進めることが必要である

4 バイ オマス バイ オマス製品及びエネルギー等の利活用を促進するための措置に関する

事項

(1)バイオマスの利活用を促進するための課題及び方針

区 分 課 題 方 針

共 通 回収方法利用技術の効率化 利用マニュアル等の作成経済性事業性 品質成分等の情報整備利活用需要面の開拓 利用促進広報行政事業者県民等の連携

廃棄物系 搬出輸送等コストが高い 搬出輸送等コスト低減分別回収及び供給体制の未整備 分別回収システムの構築

家畜排せつ物 保管などの施設整備 安定供給体制の整備食品残さ 含水率が高い 価格差の低減製糖副産物 利用面での高付加価値化 水分調整技術対策泡盛粕 一部安全性の確認 流通量の調査建設廃材 流通面でのコストの適正化 新たな用途開発剪定枝 焼却処分下水汚泥古紙 等

未利用系 搬出先の分散輸送等コスト高い 堆肥化への有効利用促進資源量等の現状把握が不十分 炭化など焼却以外の有効利

林地残材 等 破砕等の前処理コスト運賃コス 用推進トの効率化

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 16: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

13

(2)関係機関の連携方策

バイオマスの利活用の推進に当たっては広範な分野における連携調整が必要とな

ることから県市町村関係団体事業主体がそれぞれ横と縦の連携を図りながら

推進を図る必要がある

県においては関係機関や学識経験者で構成する「沖縄県バイオマス利活用推進協

議会」などの組織によりバイオマスの利活用方法や関係団体への普及などについて

協議するとともにパンフレットの作成等により県民の理解促進のための啓発活動を

実施するまた堆肥化施設の整備に当たっては地域における堆肥の需要供給を

十分に把握するため地域の推進協議会には農業改良普及センター及び家畜保健衛生

所を構成員に入れて耕畜連携の一層の強化を図るさらに大学試験研究機関

関係企業との連携により各種技術的課題の解決を推進する

各地域においては県出先機関や市町村を中心として排出消費加工流通分

野の関係団体との連携を図りながらバイオマスの地域循環型利用システム構築に向

けた取り組みを推進する

(3)バイオマス製品の高品質化のための方策

バイオマス製品の高品質化に向けバイオマスの賦存量やその種類といった地域特

性製品に対する市場ニーズ品質改善に関する技術情報を収集整理しバイオマス

製品の生産者に対し最適な製品生産が可能となるような支援を行う

また堆肥の高品質化については下記の方策を実施する

堆肥生産組合の中央研修会参加の推進

堆肥生産技術普及のためのマニュアルの作成配布

堆肥化施設の整備計画の作成

(4)バイオマス製品及びエネルギーの利用拡大の方策

ア 堆肥

堆肥に関してはその利用拡大が進まない要因として耕種農家が期待する品質

価格条件が満たされていないこと散布労力が確保できないこと散布効果が不

明確で生産活動に活かされていないことなどがある

耕種農家への県内産堆肥の利用促進のため堆肥散布に係る労働力の不足など地

域が抱える問題点や品質や価格に対する農家の意向を反映した堆肥生産が図られる

よう堆肥生産組合等の育成を図るほか堆肥を利用した土づくりの普及啓発(パン

フレットの作成配布等)に取り組む

イ 生分解性マルチフィルム等

化石資源を原料とするマルチフィルムについてはキクばれいしょたばこ等

への利用が一定量あり使用後は産業廃棄物として処理されている生分解性マル

チフィルムは使用後にすき込むだけで分解されるためフィルムの除去作業や産

業廃棄物としての処理が不要になり農作業の省力化と環境に優しい農業の推進が

図られる資材である

今後廃プラスチック排出量の削減対策として生分解性マルチ等の実証等によ

り普及啓発を図る必要がある

ウ エネルギー利用

製糖副産物であるバガスについては従来から燃料としての利用が見られるが

今後全国的な取り組みを踏まえた上で家畜排せつ物等の提供などメタン発酵等

のエネルギー利用についても検討する現時点で実用段階にない技術も含め先進

事例や最新技術開発状況等の把握整理に努め地域の実情やバイオマスの種類ご

とに最適と考えられる技術が選定導入できるよう努めるものとする

またバガス炭再生紙マルチ等の活用技術の開発を関係機関と連携して行う

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 17: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

14

第4 広域循環利用に関する事項

1 バイ オ マ スの地域別の発生状況

(単位t)圏域 

 種類

①家畜排せつ物 431593 179706 443261 155800 334940 1545300

②生ごみ食品残さ等 30783 111919 103232 9646 13338 268918

③バガス(製糖副産物) 7254 34430 79657 80304 35495 237140

④ケーキ(製糖副産物) 1250 7827 16933 13580 6388 45978

⑤廃糖蜜(製糖副産物) 951 3716 9704 7690 3337 25398

⑥さとうきびトラッシュ 5980 9962 24682 15364 13914 69903

⑦建設廃材等 2084 9338 8926 955 839 22142

⑧剪定木刈り草類 2333 10295 9791 977 1104 24500

⑨水産物加工等残さ 621 713 5172 76 440 7022

⑩廃食用油 470 1651 1711 178 205 4215

⑪泡盛粕 7217 1910 13627 7050 2184 31990

⑫古紙 13875 62150 59338 6374 5583 147320

⑬集落排水汚泥 993 0 3961 611 0 5564

⑭下水浄化槽汚泥 49748 233449 268221 14637 9455 575510

⑮浄化汚泥 0 19108 23655 0 0 42763

合計 555152 686174 1071871 313242 427222 3053663

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては各事業所の立地する圏域区分による

八重山圏域 合計北部圏域 中部圏域 南部圏域 宮古圏域

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 18: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

15

2 バイ オ マ ス及びバイ オ マ ス製品の地域別需要量

県内各圏域における堆肥の必要量(需要量)について下記のとおり整理したな

おこれは各作物別の栽培指針として栽培要領で示す施用基準量を栽培面積に乗じ

て試算したものであるため県全体の栽培作物の施肥基準を満たす数値となっており

実際の堆肥施用量とは大きな開きがあるものと思われる

堆肥の圏域別必要量については平成15年現在北部圏域で約9万トン中部圏

域で約4万2千トン南部圏域で約11万8千トン宮古圏域で約20万5千トン

八重山圏域で約10万9千トンとなっており県内合計が約56万6千トンとなって

いる

製品化された堆肥以外に耕種畜産農家間で直接取引され利用される堆肥の量

を勘案すると潜在的にかなりの堆肥需用があるものと考えられる

このため堆肥の地域的需給レベルの的確な把握に努めるとともに堆肥センター

等の計画的整備農家に対する普及啓発や指導など堆肥の利用拡大に向けた取り組

みを強化する必要がある

3 広域循環利用の状況

家畜排せつ物については畜産農家自身で堆肥化し近隣の耕種農家へ循環利用し

ているほか民間企業によって製造された堆肥がホームセンター等で販売されている

事例が見られるまた近年では土づくりを目的に市町村やJAを中心として大規模

な堆肥製造施設の整備が進められ堆肥の広域的な流通が可能な状態にある

地域内利用を基本とする堆肥であるが広域的利用に供されている堆肥の現状につ

いて詳細は把握されていない

沖縄県全体での堆肥必要量(推計値) (単位t)    耕種圏域名

さとうきび 花卉 野菜 果樹 牧草 水稲 合計

北部圏域 37070 10704 24745 6540 8520 2760 90339

中部圏域 17760 8271 12775 1500 2000 2 42308

南部圏域 55120 4032 53025 1740 4580 95 118592

宮古圏域 182360 60 11135 1140 10800 0 205495

八重山圏域 68210 129 5460 960 30760 4463 109982

合計 360520 23196 107140 11880 56660 7320 566716

(沖縄総合事務局平成15年度農林水産部統計よりTTC作成)

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 19: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

16

4 広域循環利用に係る考え方

畜産農家で生産された堆肥については近隣農家での循環利用を基本とするが大

規模畜産経営や堆肥センターなどで大量に生産された堆肥については市町村やJA

支部を越えた広域的循環利用が有効な場合もあると思われる

また畜産の盛んな地域では地域内の耕種農家だけでは窒素など栄養塩類の過

剰を招くこともあるためその場合は広域的な利用が望ましい

家畜排せつ物等の発生量と堆肥の必要量のバランス等も考慮した上各圏域を越え

た循環利用を推進するものとする

5 広域循環利用システム体制整備の考え方

堆肥の広域的利用については沖縄県環境保全型畜産確立推進協議会や沖縄県土づ

くり運動推進協議会など既存の推進団体を活用し広域における資源の循環利用を十

分に検討できる体制を整える

その他のバイオマスについては発生製品化及び利用にかかる関係者が連携し

処理施設の共同設置と利用再生利用事業者への共同委託など収集輸送コスト等

採算性を考慮しつつ広域的利用の在り方を検討する

第5 窒素成分の投入量

(単位ty)

投入堆肥等区分 農地投入有機物量 投入窒素総量

実績 計画 実績 計画

①堆肥

家畜排せつ物 158147 312166 2269 4479

牛ふん 94461 186456 839 1655

豚ふん 54086 106760 1181 2332

鶏ふん 9600 18950 249 492

食品廃棄物 202 782 86 33

剪定木等 17935 17935 - -

水産加工残 17 17 - -

集落排水汚泥 323 3182 - -

し尿及び浄化汚泥 14927 14927 - -

②化学肥料 44000 44000 6361 6361

合 計 235551 393009 115296 15352

(注)堆肥の肥効は窒素量の一定にとどまる

(参考)農地への窒素投入可能量

区 分 面 積 窒素投入可能量

畑 24582ha 10102t

水田 1098ha 31t

合計 25680ha 10133t

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 20: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

17

第6 バイ オ マ ス利活用の推進のためのソ フ ト事業

単位千円

地 域 事 業 名 実施年 実施主体 事業内容 事業費 備 考

全域 使用済資材適 H16 沖縄県 協議会の開催 2192正処理推進対 ~17 パンフレットの策 作成等

畜産環境保全 H16~ 沖縄県 畜産環境保全の 7322推進対策 実態調査及び家

畜排せつ物適正処理の推進

土づくり H17 沖縄県 有機物連用試 11820験肥効調節型肥料の施肥技術確立試験等

H17 沖縄県 製造技術等の実 4645食品残さ等肥料化証試験検討会食品化実証(土づの開催等くり)

H16 沖縄県 ソデイカ未利用 6000食品残さ等肥料化部位を利用した食品化実証(水産食品化試験加工廃棄物食品化)

国頭村 畜産環境保全 H17 国頭村 家畜排せつ物の 1000関連対策 適正処理

宜野座 使用済資材適 H16 宜野座村 700協議会の開催パンフレットの作成生村 正処理関連対 ~17分解性マルチ実証展策示ほの設置等

土づくり関連 H17 宜野座村 400協議会の開催設置対策 実証ほ等の

研修会の開催等

玉城村 畜産環境保全 H16 玉城村 家畜排せつ物の 800関連対策 適正処理

宮古島 使用済資材適 H16 1000沖縄県 たば 生分解性マルチ実証展示ほの設置正処理関連対 ~17 こ耕作組合研修会の開催等策

石垣市 使用済資材適 H16 石垣市 700協議会の開催パンフレットの作成生正処理関連対分解性マルチ実証展策示ほの設置等

合 計 36579

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 21: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

18

第7 施設整備計画

単位千円

地 域 施 設 名 実施主体 処理量 事業費 備考整備年

国頭村 H17 北斗牧場 375t日 81125家畜排せつ物処理施設(浄化堆肥化施設)

名護市 H16 真喜屋養 68t日 11340家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 源河養豚 187t日 15621家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 屋部養豚 18t日 10250家畜排せつ物処理施設団地(浄化堆肥化施設)

H16 数久田養 68t日 10290家畜排せつ物処理施設豚団地(浄化堆肥化施設)

H16 杣山堆肥 18t日 14700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 105t日 20000家畜排せつ物処理施設 前川原堆肥生産組合(浄化堆肥化施設)

H16 伊是名原 31t日 8000家畜排せつ物処理施設堆肥組合(浄化堆肥化施設)

伊是名 資源リサイクルセ H18 伊是名村 355t年 267000村 ンター ~20

玉城村 H16 前川養豚 50t日 66700家畜排せつ物処理施設生産組合(浄化施設)

具志頭 H16 具志頭畜 196t日 237140家畜排せつ物処理施設村 ~17 産(浄化堆肥化施設)

H16 13200 年 226285森林バイオマス 等活用 南部オガ粉生産 permil事業協同組合施設(オガコ製造施設) ~17

久米島 地域資源センター H16 久米島町 9605t年 494000町 ~19

石垣市 石垣市新堆肥化セ H15 石垣市 23287t年 1910000ンター ~19

上野村 地域資源リサイク H15 上野村 8305t年 690000ルセンター ~19

合 計 4062451

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 22: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

19

第8 バイ オ マ ス利活用フ ロ ン テ ィ ア整備事業における モ デル地区に関する基本的事項

1 モ デル地区選定の考え方

(1)バイオマスの利活用により循環型社会の構築及び農山漁村地域の活性化が図ら

れる地域であること

(2)バイオマス資源が豊富に賦存しバイオマスの利活用のため施設整備が必要な地

域であること

(3)適切な施設運営及び製造物の利用が見込まれる地域であること

(4)地域内のバイオマス利活用計画が策定されていること又は策定が確実と見込

まれること

(5)バイオマスの利活用を地域で進めるための推進体制が整備されていること

2 実証する新技術等の内容

(1)バイオマスの新たな活用が図られるもの

(2)堆肥化の時間短縮等製造効率の向上等が図られるもの

(3)悪臭や汚水の発生防止等環境への負荷軽減が図られるもの

3 循環利用システム体制整備の考え方

モデル地区において新技術の実証や利活用システムの実証を行っていくためには

原料となるバイオマスの供給から再資源化されるものに至るまでの流れが円滑に機

能する必要があることから地域において市町村や農協などの経済団体生産者の代

表などで構成する協議会等を組織しこの協議会等を中心に必要な調整や合意形成

を図るものとする

第9 そ の他バイ オ マ スの総合的な利活用の推進に関する事項

本マスタープランの対象としてないバイオマスについては関連技術の開発等の状

況の変化に留意し関係機関と連携して総合的な利活用方策を検討するほか必要に

応じ計画の見直しを行う

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 23: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

参考資料

バイ オ マ スの市町村別発生状況

ア ン ケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

県内の主な堆肥生産施設

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 24: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

バイオマスの市町村別発生状況(単位t)

種類 (把握年) ①家畜排せつ物 ②生ごみ食品残さ ⑦建設系発生木材 ⑧剪定枝刈り草類 ⑩廃食用油 ⑫古紙圏域名 (H15) (H13) (H14) (H13) (H14) (H13)

北部圏域 431593 30783 2084 2333 470 13875名護市 67416 14710 945 895 232 6290国頭村 92929 616 97 83 10 648大宜味村 49564 503 58 60 7 383東村 46141 344 31 44 4 206今帰仁村 24452 2386 155 202 35 1031本部町 25619 3907 239 336 56 1591恩納村 18580 4337 162 286 64 1075宜野座村 22344 910 82 98 13 545金武町 33150 1715 170 178 27 1134伊江村 48355 869 88 99 13 589伊平屋村 1264 137 26 20 2 177伊是名村 1780 349 31 32 6 206中部圏域 179706 111919 9338 10295 1651 62150沖縄市 55106 26974 2132 2292 407 14200石川市 23409 4177 370 374 69 2460具志川市 42529 12124 1038 1206 194 6909宜野湾市 551 16152 1457 1486 264 9693浦添市 935 22732 1796 1979 386 11947与那城町 14648 1527 20 176 8 133勝連町 9126 1943 221 208 32 1473読谷村 10980 5831 611 638 64 4066嘉手納町 5744 2647 228 267 39 1517北谷町 0 7991 429 641 50 2858北中城村 174 2410 261 261 27 1738中城村 2729 1944 239 208 25 1591西原町 13776 5467 536 559 85 3565南部圏域 443261 103232 8926 9791 1711 59338那覇市 17 65787 5156 6099 1093 34147豊見城市 29231 8098 819 781 136 5451糸満市 88779 11218 930 1046 173 6187東風平町 61769 1695 288 214 33 1915具志頭村 68446 841 133 105 15 884玉城村 53321 1423 177 148 25 1178知念村 14097 596 89 82 8 589佐敷町 12812 1470 177 154 27 1277与那原町 3374 2725 243 250 44 1620大里村 69797 1509 199 150 29 1326南風原町 16398 4612 509 436 83 3388久米島町 20462 1789 155 186 25 1031渡嘉敷村 24 260 11 23 3 74座間味村 160 789 18 57 10 118粟国村 1796 96 13 14 1 88渡名喜村 0 127 7 18 1 44南大東村 2779 127 2 18 2 15北大東村 0 70 0 10 0 6宮古圏域 155800 9646 955 977 178 6374平良市 34545 7337 584 659 116 3900城辺町 56416 570 128 98 31 854下地町 16074 381 53 51 8 353上野村 16562 466 51 46 8 339伊良部町 1734 737 117 101 13 781多良間村 30470 155 22 22 2 147八重山圏域 334940 13338 839 1104 205 5583石垣市 247264 12577 748 1018 191 4980竹富町 67145 623 60 66 11 397与那国町 20530 138 31 20 3 206

合計 1545300 268918 22142 24500 4215 147320

注1)四捨五入により一部合計の不一致がある

注2)製糖工場等事業所から排出されるバイオマスに関しては圏域単位で発生量をとらえるため上の表から削除している

20

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 25: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

バイオマスの市町村別発生状況(つづき)

下記の主なバイオマスの発生状況について図表にて示す

家畜排せつ物

事業系食品残さ

一般廃棄物厨芥物

建設系廃木材

剪定枝刈り草類

事業系廃食用油

一般廃棄物食用油

古紙排出

浄化槽汚泥

21

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 26: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

家畜排せつ物

t年

市町村 家畜排せつ物名護市 67416国頭村 92929大宜味村 49564東村 46141今帰仁村 24452本部町 25619恩納村 18580宜野座村 22344金武町 33150伊江村 48355伊平屋村 1264伊是名村 1780沖縄市 55106石川市 23409具志川市 42529宜野湾市 551浦添市 935与那城町 14648勝連町 9126読谷村 10980嘉手納町 5744北谷町 0北中城村 174中城村 2729西原町 13776那覇市 17豊見城市 29231糸満市 88779東風平町 61769具志頭村 68446玉城村 53321知念村 14097佐敷町 12812与那原町 3374大里村 69797南風原町 16398久米島町 20462渡嘉敷村 24座間味村 160粟国村 1796渡名喜村 0南大東村 2779北大東村 0平良市 34545城辺町 56416下地町 16074上野村 16562伊良部町 1734多良間村 30470石垣市 247264竹富町 67145与那国町 20530

22

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 27: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

事業系食品残さ

t年

23

市町村名 事業系食品残さ

名護市 6721

国頭村 39

大宜味村 87

東村 39

今帰仁村 974

本部町 1558

恩納村 2338

宜野座村 224

金武町 467

伊江村 175

伊平屋村   -

伊是名村 126

沖縄市 11493

石川市 1558

具志川市 4383

宜野湾市 5747

浦添市 8378

与那城町 292

勝連町 487

読谷村 1363

嘉手納町 779

北谷町 3507

北中城村 584

中城村 487

西原町 1558

那覇市 23370

豊見城市 2630

糸満市 3896

東風平町 194

具志頭村 97

玉城村 389

知念村 19

佐敷町 389

与那原町 974

大里村 457

南風原町 1558

久米島町 487

渡嘉敷村 97

座間味村 389

粟国村   -

渡名喜村   -

南大東村   -

北大東村   -

平良市 2825

城辺町 87

下地町 126

上野村 127

伊良部町 29

多良間村   -

石垣市 5650

竹富町 264

与那国町   -

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 28: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

一般廃棄物厨芥物

t年

24

市町村名 厨芥物名護市 7989国頭村 577大宜味村 416東村 305今帰仁村 1412本部町 2349恩納村 1999宜野座村 686金武町 1248伊江村 694伊平屋村 137伊是名村 223沖縄市 15481石川市 2619具志川市 7741宜野湾市 10405浦添市 14354与那城町 1235勝連町 1456読谷村 4468嘉手納町 1868北谷町 4484北中城村 1826中城村 1457西原町 3909那覇市 42417豊見城市 5468糸満市 7322東風平町 1501具志頭村 744玉城村 1034知念村 577佐敷町 1081与那原町 1751大里村 1052南風原町 3054久米島町 1302渡嘉敷村 163座間味村 400粟国村 96渡名喜村 127南大東村 127北大東村 70平良市 4512城辺町 483下地町 255上野村 339伊良部町 708多良間村 155石垣市 6927竹富町 359与那国町 138

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 29: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

建設系廃木材

t年

市町村 建設系廃木材名護市 945国頭村 97大宜味村 58東村 31今帰仁村 155本部町 239恩納村 162宜野座村 82金武町 170伊江村 88伊平屋村 26伊是名村 31沖縄市 2132石川市 370具志川市 1038宜野湾市 1457浦添市 1796与那城町 20勝連町 221読谷村 611嘉手納町 228北谷町 429北中城村 261中城村 239西原町 536那覇市 5156豊見城市 819糸満市 930東風平町 288具志頭村 133玉城村 177知念村 89佐敷町 177与那原町 243大里村 199南風原町 509久米島町 155渡嘉敷村 11座間味村 18粟国村 13渡名喜村 7南大東村 2北大東村 0平良市 584城辺町 128下地町 53上野村 51伊良部町 117多良間村 22石垣市 748竹富町 60与那国町 31

25

剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

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一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

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剪定枝刈り草類

t年

市町村 剪定枝刈り草類名護市 895国頭村 83大宜味村 60東村 44今帰仁村 202本部町 336恩納村 286宜野座村 98金武町 178伊江村 99伊平屋村 20伊是名村 32沖縄市 2292石川市 374具志川市 1206宜野湾市 1486浦添市 1979与那城町 176勝連町 208読谷村 638嘉手納町 267北谷町 641北中城村 261中城村 208西原町 559那覇市 6099豊見城市 781糸満市 1046東風平町 214具志頭村 105玉城村 148知念村 82佐敷町 154与那原町 250大里村 150南風原町 436久米島町 186渡嘉敷村 23座間味村 57粟国村 14渡名喜村 18南大東村 18北大東村 10平良市 659城辺町 98下地町 51上野村 46伊良部町 101多良間村 22石垣市 1018竹富町 66与那国町 20

26

事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

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事業系廃食用油

t年

市町村 事業系廃食用油名護市 138国頭村 1大宜味村 2東村 1今帰仁村 20本部町 32恩納村 48宜野座村 5金武町 10伊江村 4伊平屋村 -伊是名村 3沖縄市 194石川市 32具志川市 90宜野湾市 118浦添市 206与那城町 6勝連町 10読谷村 3嘉手納町 16北谷町 7北中城村 1中城村 1西原町 32那覇市 580豊見城市 54糸満市 80東風平町 4具志頭村 2玉城村 8知念村 0佐敷町 8与那原町 20大里村 9南風原町 32久米島町 10渡嘉敷村 2座間味村 8粟国村 -渡名喜村 -南大東村 -北大東村 -平良市 58城辺町 18下地町 3上野村 3伊良部町 1多良間村 -石垣市 116竹富町 5与那国町 -

27

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 32: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

一般廃棄物廃食用油

t年

市町村 廃食用油名護市 94国頭村 9大宜味村 5東村 3今帰仁村 15本部町 24恩納村 16宜野座村 8金武町 17伊江村 9伊平屋村 2伊是名村 3沖縄市 213石川市 37具志川市 104宜野湾市 146浦添市 180与那城町 2勝連町 22読谷村 61嘉手納町 23北谷町 43北中城村 26中城村 24西原町 53那覇市 513豊見城市 82糸満市 93東風平町 29具志頭村 13玉城村 17知念村 8佐敷町 19与那原町 24大里村 20南風原町 51久米島町 15渡嘉敷村 1座間味村 2粟国村 1渡名喜村 1南大東村 2北大東村 0平良市 58城辺町 13下地町 5上野村 5伊良部町 12多良間村 2石垣市 75竹富町 6与那国町 3

28

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 33: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

古紙排出

t年

市町村 古紙排出名護市 6290国頭村 648大宜味村 383東村 206今帰仁村 1031本部町 1591恩納村 1075宜野座村 545金武町 1134伊江村 589伊平屋村 177伊是名村 206沖縄市 14200石川市 2460具志川市 6909宜野湾市 9693浦添市 11947与那城町 133勝連町 1473読谷村 4066嘉手納町 1517北谷町 2858北中城村 1738中城村 1591西原町 3565那覇市 34147豊見城市 5451糸満市 6187東風平町 1915具志頭村 884玉城村 1178知念村 589佐敷町 1277与那原町 1620大里村 1326南風原町 3388久米島町 1031渡嘉敷村 74座間味村 118粟国村 88渡名喜村 44南大東村 15北大東村 6平良市 3900城辺町 854下地町 353上野村 339伊良部町 781多良間村 147石垣市 4980竹富町 397与那国町 206

29

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 34: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

浄化槽汚泥

t年

市町村 浄化槽汚泥名護市 10310国頭村 862大宜味村 928東村 967今帰仁村 1999本部町 2535恩納村 3084宜野座村 301金武町 2078伊江村 862伊平屋村 1542伊是名村 118沖縄市 4417石川市 523具志川市 6455宜野湾市 5749浦添市 3190与那城町 2378勝連町 1516読谷村 5410嘉手納町 118北谷町 261北中城村 2901中城村 3136西原町 5475那覇市 12074豊見城市 5279糸満市 5031東風平町 431具志頭村 719玉城村 2809知念村 1098佐敷町 1868与那原町 2744大里村 2286南風原町 2940久米島町 3123渡嘉敷村 340座間味村 810粟国村 810渡名喜村 -南大東村 666北大東村 222平良市 7827城辺町 39下地町 1816上野村 2587伊良部町 1620多良間村 327石垣市 7461竹富町 392与那国町 52

30

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 35: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

31

アンケート 調査結果概要( 耕種 畜産農家)

1調査結果

( )対象農家数 回収農家数 回収率

さとうきび 412 106 257

果樹農家 111 50 450

野菜農家 267 111 416

花卉農家 240 32 133

その他耕種 84 29 345

畜産農家 215 65 302

計 1329 393 295

(アンケート送付後面談及び返送での回収方式)

【設問1】

1堆肥の使用状況について

堆肥等有機資源利用に関しては全体で826の農家が使用しているサトウキビ

農家は若干低くなっているまた使用していない農家からは 「コストの問題」と

の回答が多いが 「堆肥の品質に信頼がおけなく使用していない」との声も聞かれた

(単位件)堆肥の使用状況について

使用している 使用していない回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 65 613 41 387

果樹農家 43 860 7 140

野菜農家 109 982 2 18

花卉農家 29 879 4 121

その他耕種 26 897 3 103

計 272 826 57 173

葉たばこ薬草牧草等

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 36: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

32

2購入形態について

「 」 購入形態は 全体では バラ購入 が586 袋詰めが413の結果になっている

散布方法等にもよるがさとうきび農家を除いてはバラでの購入と袋詰め購入は約

半々である

(単位件)購入形態について

バラで購入 袋詰め(15kg)回答内容

種 別 回答数 構成比 回答数 構成比

さとうきび 89 908 9 92

果樹農家 13 302 30 698

野菜農家 47 431 62 568

花卉農家 17 486 18 514

その他耕種 17 630 10 370

計 183 586 129 413

3堆肥の購入価格について(トンあたりの購入価格希望購入価格について)

堆肥の購入価格は全体的に2000円以下が3482000~4000円が320で

4000円以下の回答が668であるまた希望価格も2000円以下が4462000

~4000円が359になっている農家にとっての堆肥価格は2000円以下及び高く

ても4000円までのとの意向である

(単位件)堆肥の購入価格について

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 購入価格 適正価格 購入 適正 購入 適正 購入 適正 購入 適正

43 46 5 12 10 18 4 6 1 102000円以下

35 38 2 15 13 11 2 6 6 42000~ 4000円

4 16 4 - 8 2 6 3 - 14000~ 6000円

6 2 - 2 4 8 1 2 4 16000~ 8000円

3 - 1 - 7 1 4 2 2 18000~10000円

- - - - 2 - 1 - 1 -10000~12000円

- - - - - - - - - -12000~14000円

- - - - - - - - - -14000~16000円

- - - - - - - - - -16000~18000円

- - 1 1 - - - - 1 -18000~20000円

- - - - - - - - - -その他(具体額)

トンあたりの価格

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 37: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

33

4堆肥使用にあたっての留意点について(重複回答)

堆肥使用にあたっての農家意向としては 「散布しやすい」が306ともっとも多

くの回答状況で次に 「完熟度を重視」255になっているまた価格面を重視

するとの回答も 「価格」163 「安価」139で両者併せて302と高い回答状

況である

( )堆肥使用にあたって留意すること 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

36 258 17 239 45 239 21 233 22 289完熟している

18 129 10 141 11 141 11 122 8 105成分が均一

22 158 8 112 30 112 16 177 14 184散布しやすい

20 143 10 141 28 141 16 177 9 118価格を考慮

16 115 12 169 20 169 11 122 8 105安全性 原料表示( )

22 158 14 197 29 197 14 155 15 197コストが安いこと

5 35 2 28 4 28 1 11 - -その他

【設問2】使用していない農家の要因について

( )堆肥を使用しない要因 単位件

さとうきび 果樹 野菜 花卉 その他種 別

選択肢 選択肢 構成比 選択 構成 選択 構成 選択 構成 選択 構成

18 295 - - 1 333 - - 1 166価格が高い

- - - - - - - - 1 166成分が不明

6 98 - - 1 333 1 250 2 333散布が困難

14 229 4 714 - - 1 250 1 166化学肥料を使用

16 262 1 142 - - - - - -入手が困難

4 65 1 142 - - - - 1 166満足する堆肥ない

3 49 - - 1 333 2 500 - -その他

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 38: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

34

県内の主な堆肥生産施設

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

伊平屋村堆肥センター 1500t 700t 6500円 配送散トラッシュ(52 籾殻(30))

布可能ケーキ(13 米糖(5) 農家負担1)

500円

牛ふん(34 バカス(14) 配送応談伊是名堆肥センター 4400t 2300t 6000円)

ケーキ(11 トラッシュ(41) 散布可) 袋15kg

285円

牛ふん(31 バカス(13) 配送応談伊江島堆肥センター 800t 400t 12000円)

オガコ(43 トラッシュ(13) 散布不可) 袋15kg

350円

牛ふん 15 豚ぷん 35 配送応談(社)沖縄畜産センタ 4500t 1500t 8000円( ) ( )

戻し堆肥(50) 散布不可東村堆肥センター 袋15kg

300円

牛ふん(23 鶏糞(47) 店舗まで名護堆肥センター 15000t 4500t 10000円)

豚ぷん(2 バカス(5) 散布可) 袋15kg

315円戻し堆肥(水分調整)

脱水ケーキ(汚泥 (21))

その他鶏肉(2)

牛ふん(10 鶏糞(50) 店舗まで宜野座堆肥センター 2000t 800t 12000円)

豚ぷん(40 戻し堆肥 散布可) 袋15kg

350円

牛ふん(60 鶏糞(40) 店舗まで金武堆肥センター 2000t 800t 12000円)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布不可袋15kg

290円

牛ふん(50 鶏糞(50) 店舗まで沖縄有機 9000t 3000t 袋15kg)

戻し堆肥(水分調整程度) 散布応談(石川市) 300円

牛ふん 75 くん炭 15 店舗まで(有)北中城有機 7000t 3700t 19000円( ) ( )

すすき(10) 散布不可肥料 袋15kg

370円

牛ふん 60 豚ぷん 10 店舗まで津嘉山堆肥センター 5000t 2700t バラ応談( ) ( )

バカス(30) 散布不可袋15kg

320円

見奈須エッグセンター 4600t 786t 袋15kg鶏糞(100)戻し堆肥

(大里村) 350円(水分調整程度)

牛ふん(90 残さ(10) 店舗までソイル 1300t 1000t 10000円)

戻し堆肥 散布不可(大里村) 袋15kg

350円

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円

Page 39: 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン1 沖縄県バイオマス総合利活用マスタープラン 都道府県名 沖 縄 県 第1 マスタープラン策定の目的

35

つづき

施設名 処理量(年間) 原 料 価 格 備考

( )内構成比 円t原料処理量 堆肥生産量

牛ふん(30 鶏糞(20) 店舗まで丸福堆肥 5000t 2250t 応談)

豚ふん(10 バカス(40) 散布不可(大里村) 袋15kg)

330円

牛ふん(20 豚(50) 配送応談大城有機肥料 5000t 3500t なし)

バカス(30 戻し堆肥 散布不可) 袋15kg

300円

牛ふん(50 バカス(50) 配送応談知念村堆肥センター 1200t 500t 12000円)

散布不可袋15kg

350円

豚ぷん(45 バカス(27) 配送応談(有)具志頭畜産 1300t 310t 応談)

ケーキ(18 オガクズ(10) 散布不可) 袋15kg

330円

脱水ケーキ(汚泥 (60 店舗まで育農開発 4500t 1500t 2000円) )

バカス 20 食料残債 10 散布不可( ) ( ) 袋15kg

250円オカラ(10)

( )戻し堆肥(水分調整) 工場渡し

バカス(60 ケーキ(30) 配送可(社)伊良部堆肥 3000t 1500t 8000円)

魚粕(10) 散布可センター 袋15kg

315円

牛ふん(25 ケーキ(25) 配送500円(社)石垣島堆肥 12000t 4000t 7500円)

バカス(50) 散布500円センター 袋15kg

t当たり280円

牛ふん(60) 店舗まで沖縄市美里酪農団 15000t 5000t 2500円

剪定木チップ(40) 散布不可地協同組合 袋15kg

300円