筑波大学大学院...筑波大学大学院システム情報工学研究科...

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平成 31 年度 システム情報工学研究科 筑波大学大学院 構造エネルギー工学専攻 社会工学専攻 リスク工学専攻 コンピュータサイエンス専攻 知能機能システム専攻

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Page 1: 筑波大学大学院...筑波大学大学院システム情報工学研究科 茨城県つくば市天王台1-1-1 e-mail: contact@sie.tsukuba.ac.jp 交通アクセス 筑波大学中央

平成 31 年度

システム情報工学研究科筑波大学大学院

構造エネルギー工学専攻

社会工学専攻

リスク工学専攻

コンピュータサイエンス専攻

知能機能システム専攻

●つくばエクスプレス秋葉原駅からつくば駅まで最速 45 分.つくばセンターから「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」まで約 10 分.

●JR 常磐線上野駅,あるいは水戸駅からひたち野うしく駅,荒川沖駅,あるいは土浦駅まで約 1時間.ひたち野うしく駅東口,荒川沖駅西口,あるいは土浦駅西口からそれぞれ「筑波大学中央」行きバスで「第三エリア前」まで約 30 ~ 35 分.なお直行バスがない場合は,

「つくばセンター」行きバスで「つくばセンター」下車,「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」下車.

●高速バス東京駅八重洲南口から「筑波大学」行き高速バスで「大学会館前」下車,約 75 分.下車後,徒歩で約 10 分.または「つくばセンター」行き高速バスで約 65 分.つくばセンターから「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」まで約 10 分.

※「筑波大学循環バス(左回り)」でも行けますが, やや遠回りになり,約 16 分.

筑波大学大学院システム情報工学研究科茨城県つくば市天王台 1-1-1e-mail: [email protected]

交通アクセス

筑波大学中央

大学会館前

第三エリア前

筑波大学病院入口

筑波大学春日エリア

日暮里上野

田端

つくばつくば

ひたち野うしく 荒川沖 土浦

秋葉原

浜松町

東京東京

バスバス

バスバス

バスバス

バスバス バスバス バスバス

バスバス

バスバス

右回り 左回り

徒歩

筑波大学循環バス

筑波メディカルセンター前

45分

120分

80分

35分 30分 30分

65分

7分

バス60分

茨城空港

成田空港

羽田空港羽田空港

JR 京浜東北線

JR常磐線

東海道新幹線

東京モノレール

JR 山手線

JR 総武線

つくばエクスプレス

京成本線

JR 中央線成田エクスプレス

品川

新宿

 本研究科では,学問的・社会的要請に応えるため,筑波研究学園都市等にある多数の研究機関から有数の研究者 ( 平成 30 年 12

月 1日現在 36名 ) を本学の教授・准教授として迎え,当該研究機関の最新の研究施設を活用できる恵まれた環境のもとで,本研究

科学生の研究指導を行う連携大学院方式を実施しています.

連携大学院方式つくばの他の研究機関と連携し,優れた実績を持つ研究者に指導を受けられます.

システム情報工学研究科が連携する研究機関

国立研究開発法人

産業技術総合研究所国立研究開発法人

日本原子力研究開発機構国立研究開発法人

土木研究所国立研究開発法人

宇宙航空研究開発機構

国立研究開発法人

建築研究所国立研究開発法人

国立環境研究所国土交通省

国土技術政策総合研究所国立研究開発法人

理化学研究所国立研究開発法人

物質・材料研究機構

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システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

 システム情報工学研究科は,社会基盤を支える「情報システム」,工学の新たな領域である「工学システム」,社会を工学の視点からとらえる「社会システム」,および,これら 3 つのシステムが内包する「リスク」に関する教育と研究を幅広く,統合的に行っています.社会との関係も含めた環境の調和,デファクトスタンダード化されるような社会的インパクトを持つ先端的技術開発,不確実性を持つシステムに対処可能な工学的手法の開発など,個別技術の開発に留まらず,包括的かつグローバルな視野でこれからの人類の発展に寄与する研究者および高度専門職業人の養成を目的としています.

 かつてはほんの一握りの学生しか進学しなかった大学院も,今では学部学生の 70 ~ 80% が大学院の博士前期課程に進学するようになっています.従来は研究中心で徒弟修業的であった大学院教育も「実質化」が強く求められるようになっています.大学院重点化により,システム情報工学研究科の学生定員は学部定員を大きく上回り,多様なバックグラウンドを持つ学生を迎えています.

 このような学生を指導するため,博士前期課程においては,講義や実習の強化が求められます.学生に対し,最新の専門知識を教えると同時に基礎から体系立てて教えること,知識やスキルだけでなく設計(デザイン)や概念形成(コンセプト)についての教育が重要です.また博士後期課程においては,学位を期間内で取得させるための達成度の評価システムが鍵となります.

 こうした課題を実現し,実習や実践を重視して実際に力のつく教育を行うことを目指し,システム情報工学研究科では,文部科学省における公募型教育支援プログラムに積極的に応募し採択されるなど,これまで多数の取組みを実施しています.

 システム情報工学研究科は,「システム」「情報」「社会」が融合・複合

する先端的な学際新領域における教育・研究を特長としています.本領

域における研究開発の成果は,社会インフラを構築する基盤として私た

ちの生活や経済活動を支えています.

 政府が策定した第 5 期科学技術基本計画(2016 年から 5 年間)では,

ICT の進化等により,社会・経済の「大変革時代」が到来しているとの認

識に立ち,サイバー空間とフィジカル空間を融合させた取組「Society

5.0」を世界に先駆けて実現していくことを謳っています.また,産学が

協働して科学技術イノベーションを担う技術者の育成・確保を促すとし

ています.これはまさに,本研究科がミッションとして掲げる理念と一致しています.

 社会問題,地域課題,経済活動がますます高度化・複雑化する今日,本研究科への期待は一層高まっ

ています.本研究科では,提案型の教育研究プログラムを積極的に活用しながら,技術革新と連動する

レカレント教育も含め,大学院教育のさらなる充実を図ります.また,開かれた大学院として意欲ある

学生を国内外から広く受け入れ,世界を牽引できる人材の輩出に取り組んでいます.

研究科長のメッセージ 大澤義明

1 研究環境 システム情報工学研究科には,最新の実験装置や他大学には見られない特殊な装置が設置され,また,国

立大学法人有数の規模を持つ図書館,各種センター等の研究設備が充実しています.研究環境充実のための

もう 1 つの重要な要素は,自然環境および生活環境です.筑波研究学園都市は,美しい自然環境と整備され

た都市機能が大変よく調和しています.

 平成 17 年に開業した “つくばエクスプレス:TX” は,秋葉原とつくばを最速 45 分で結びます.これにより,

つくばから首都東京へのアクセスも格段に向上し,研究者間の交流が盛んになっています.

2 研究機関との交流 本学は筑波研究学園都市の中心に位置しています.そのため,各種研究機関との交流が多く,共同研究,

合同ゼミなどが盛んに行われています.交流の深い研究機関には,産業技術総合研究所,国立環境研究所,

国土技術政策総合研究所,土木研究所,建築研究所,高エネルギー加速器研究機構,宇宙航空研究開発機構

などがあります.また,研究学園都市に進出している民間研究機関との研究交流も活発に行われています.

以上に加え,日本原子力研究開発機構,電力中央研究所などとの交流があります.

3 連携大学院方式 システム情報工学研究科には,上に示した研究機関との交流を深め,これらの研究機関の研究者を本学教

員として招聘する連携大学院のシステムがあります. この制度により,学外の研究所で研究を行いながら学

位を取得することが可能です.

4 海外との交流 筑波研究学園都市には,多くの外国人研究者が滞在し,活発な交流を行いながら研究活動を進めています.

また,国際会議の開催も多く,最先端の研究動向を把握するための環境が大変良く整っています.

5 留学生の受け入れ 本学では,多くの国から留学生(国費,私費)を受け入れています.学位を取得する留学生の数も増加し

てきています.なお,留学生のための語学研修や,個人チューターの制度も充実しています.

●社会人

 職

システム情報工学研究科

博士前期課程 シ

ステム情報工学研究科

博士後期課程

●本大学の学生 社会工学類・情報科学類 情報メディア創成学類 工学システム学類 国際総合学類・本学の他学類

●他大学大学院●本学大学院他研究科●社会人

●他大学の学生 学士の学位を授与 される(見込みの)者

博士号取 得

修士号取 得

1 2

●文部科学省 博士課程教育リーディングプログラム事業「エンパワーメント情報学プログラム」(2013 年度~ 2019 年度,2020 年度以降継続)http://www.emp.tsukuba.ac.jp/

●文部科学省 卓越大学院プログラム「ヒューマニクス学位プログラム」(2018 年度~ 2024 年度)http://www.tsukuba.ac.jp/organization/humanics/

●文部科学省 職業実践力育成プログラム(BP)「社会工学学位プログラム地域未来創生教育コース」(2019 年度~)https://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/society/

●レジリエンス研究教育推進コンソーシアムを運営母体とする学位プログラムの設置準備「リスク・レジリエンス工学学位プログラム(協働大学院方式,2020 年度設置構想中)」https://r2ec.jp/

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システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

 システム情報工学研究科は,社会基盤を支える「情報システム」,工学の新たな領域である「工学システム」,社会を工学の視点からとらえる「社会システム」,および,これら 3 つのシステムが内包する「リスク」に関する教育と研究を幅広く,統合的に行っています.社会との関係も含めた環境の調和,デファクトスタンダード化されるような社会的インパクトを持つ先端的技術開発,不確実性を持つシステムに対処可能な工学的手法の開発など,個別技術の開発に留まらず,包括的かつグローバルな視野でこれからの人類の発展に寄与する研究者および高度専門職業人の養成を目的としています.

 かつてはほんの一握りの学生しか進学しなかった大学院も,今では学部学生の 70 ~ 80% が大学院の博士前期課程に進学するようになっています.従来は研究中心で徒弟修業的であった大学院教育も「実質化」が強く求められるようになっています.大学院重点化により,システム情報工学研究科の学生定員は学部定員を大きく上回り,多様なバックグラウンドを持つ学生を迎えています.

 このような学生を指導するため,博士前期課程においては,講義や実習の強化が求められます.学生に対し,最新の専門知識を教えると同時に基礎から体系立てて教えること,知識やスキルだけでなく設計(デザイン)や概念形成(コンセプト)についての教育が重要です.また博士後期課程においては,学位を期間内で取得させるための達成度の評価システムが鍵となります.

 こうした課題を実現し,実習や実践を重視して実際に力のつく教育を行うことを目指し,システム情報工学研究科では,文部科学省における公募型教育支援プログラムに積極的に応募し採択されるなど,これまで多数の取組みを実施しています.

 システム情報工学研究科は,「システム」「情報」「社会」が融合・複合

する先端的な学際新領域における教育・研究を特長としています.本領

域における研究開発の成果は,社会インフラを構築する基盤として私た

ちの生活や経済活動を支えています.

 政府が策定した第 5 期科学技術基本計画(2016 年から 5 年間)では,

ICT の進化等により,社会・経済の「大変革時代」が到来しているとの認

識に立ち,サイバー空間とフィジカル空間を融合させた取組「Society

5.0」を世界に先駆けて実現していくことを謳っています.また,産学が

協働して科学技術イノベーションを担う技術者の育成・確保を促すとし

ています.これはまさに,本研究科がミッションとして掲げる理念と一致しています.

 社会問題,地域課題,経済活動がますます高度化・複雑化する今日,本研究科への期待は一層高まっ

ています.本研究科では,提案型の教育研究プログラムを積極的に活用しながら,技術革新と連動する

レカレント教育も含め,大学院教育のさらなる充実を図ります.また,開かれた大学院として意欲ある

学生を国内外から広く受け入れ,世界を牽引できる人材の輩出に取り組んでいます.

研究科長のメッセージ 大澤義明

1 研究環境 システム情報工学研究科には,最新の実験装置や他大学には見られない特殊な装置が設置され,また,国

立大学法人有数の規模を持つ図書館,各種センター等の研究設備が充実しています.研究環境充実のための

もう 1 つの重要な要素は,自然環境および生活環境です.筑波研究学園都市は,美しい自然環境と整備され

た都市機能が大変よく調和しています.

 平成 17 年に開業した “つくばエクスプレス:TX” は,秋葉原とつくばを最速 45 分で結びます.これにより,

つくばから首都東京へのアクセスも格段に向上し,研究者間の交流が盛んになっています.

2 研究機関との交流 本学は筑波研究学園都市の中心に位置しています.そのため,各種研究機関との交流が多く,共同研究,

合同ゼミなどが盛んに行われています.交流の深い研究機関には,産業技術総合研究所,国立環境研究所,

国土技術政策総合研究所,土木研究所,建築研究所,高エネルギー加速器研究機構,宇宙航空研究開発機構

などがあります.また,研究学園都市に進出している民間研究機関との研究交流も活発に行われています.

以上に加え,日本原子力研究開発機構,電力中央研究所などとの交流があります.

3 連携大学院方式 システム情報工学研究科には,上に示した研究機関との交流を深め,これらの研究機関の研究者を本学教

員として招聘する連携大学院のシステムがあります. この制度により,学外の研究所で研究を行いながら学

位を取得することが可能です.

4 海外との交流 筑波研究学園都市には,多くの外国人研究者が滞在し,活発な交流を行いながら研究活動を進めています.

また,国際会議の開催も多く,最先端の研究動向を把握するための環境が大変良く整っています.

5 留学生の受け入れ 本学では,多くの国から留学生(国費,私費)を受け入れています.学位を取得する留学生の数も増加し

てきています.なお,留学生のための語学研修や,個人チューターの制度も充実しています.

●社会人

 職

システム情報工学研究科

博士前期課程 シ

ステム情報工学研究科

博士後期課程

●本大学の学生 社会工学類・情報科学類 情報メディア創成学類 工学システム学類 国際総合学類・本学の他学類

●他大学大学院●本学大学院他研究科●社会人

●他大学の学生 学士の学位を授与 される(見込みの)者

博士号取 得

修士号取 得

1 2

●文部科学省 博士課程教育リーディングプログラム事業「エンパワーメント情報学プログラム」(2013 年度~ 2019 年度,2020 年度以降継続)http://www.emp.tsukuba.ac.jp/

●文部科学省 卓越大学院プログラム「ヒューマニクス学位プログラム」(2018 年度~ 2024 年度)http://www.tsukuba.ac.jp/organization/humanics/

●文部科学省 職業実践力育成プログラム(BP)「社会工学学位プログラム地域未来創生教育コース」(2019 年度~)https://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/society/

●レジリエンス研究教育推進コンソーシアムを運営母体とする学位プログラムの設置準備「リスク・レジリエンス工学学位プログラム(協働大学院方式,2020 年度設置構想中)」https://r2ec.jp/

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システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

社会工学専攻 http://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/

 社会工学専攻は,社会工学を「未来構想のための工学」と定義し,新たなよりよい時代を切り開く「新し

い理系人材」を育成します.社会工学専攻では,未来を構想するための 3 つの学知として,資産・資源のデ

ザイン,空間・環境のデザイン,組織・行動のデザインを位置づけ,それらの知識・スキルについて体系的

に学ぶ社会工学学位プログラム(博士・修士)と,それらの知識・スキルをサービス分野で応用するサービ

ス工学学位プログラム(修士)の 2 つの学位プログラムを用意しています.また,平成 29 年 4 月より,社

会人向け「地域未来創生教育コース」を創設しました.

リスク工学専攻 http://www.risk.tsukuba.ac.jp/

 研究科の独立専攻であるリスク工学専攻では,情報ネットワークや巨大システムにおけるリスクを科学的・

工学的な方法により解明するための幅広い学識と手法の習得(前期課程)と研究者および高度専門人材の育

成(後期課程)を行っております.研究分野としては,トータルリスクマネジメント分野,サイバーリスク分野,

都市リスク分野,環境・エネルギーリスク分野の 4 分野があります.

コンピュータサイエンス専攻 http://www.cs.tsukuba.ac.jp/

 コンピュータサイエンス専攻では,情報分野の基礎から先端的技術に至るまで,広い研究と教育を行います.

研究分野としては数理情報工学,知能ソフトウェア,ソフトウェアシステム,計算機工学,メディア工学,

知能情報工学などの分野があります.また,コンピュータサイエンス英語プログラムなど特色ある教育も実

施しています.

知能機能システム専攻 http://www.iit.tsukuba.ac.jp/

 知能機能システム専攻では,人間・機械・コンピュータ・センシング・通信をキーワードとし,科学技術

の成果としての人々の生活を支える工学的なシステムを創るために必要となる基礎理論から先端技術までを

幅広く対象としています.研究・教育は,システムデザイン,人間・機械・ロボットシステム,計測・制御工学,

コミュニケーションシステムの各分野からなります.

構造エネルギー工学専攻 http://www.kz.tsukuba.ac.jp/EME/

 構造エネルギー工学専攻は,従来の機械,土木,建築,航空宇宙,電気などの工学分野を融合し,構造・防災・

信頼性工学,固体力学・材料工学,流体・環境工学,熱流体・エネルギー工学など工学全般を対象とし,人間・社会・

環境の調和と資源の有効利用を志向する教育・研究を行っています.

リスク工学

コンピュータサイエンス

知能機能システム

構造エネルギー工学

社 会 工 学システム情報工学研究科には,次の 5 専攻が設置されています。

 ● 社会工学 ● リスク工学 ● コンピュータサイエンス ● 知能機能システム ● 構造エネルギー工学

システム情報工学研究科の専攻1 居住 筑波大学にはキャンパス内に約 4,000 人を収容できる学生宿舎があり,単身用と世帯用とからなっています.また,

大学周辺には多くの民間アパートがあります.

2 博士後期課程学生への経済的支援策 平成 21 年度の入学者から,原則として入学者全員に学生納付

金相当額 ( 授業料+入学金 ) の半額以上を支援すべく,右の表の

2 種類の制度を組み合わせた経済的支援策を実施しています.

詳しくは,経済的支援策 WEB サイトへ   

URL:http://www.sie.tsukuba.ac.jp/admission/scholar/70.html

李 智恩 (Lee Jieun) システム情報工学研究科 リスク工学専攻博士後期課程

 私は,問題解決能力・向上心・プレゼンテーション能力が良い研究者になるために必要な条件だと考えてきました.そこで,リスク工学専攻は学生がこれらの能力を発揮できる環境を提供してくれる魅力的な専攻だと思います. リスク工学専攻の大きな特色は,トータルリスクマネジメント,サイバーリスク,都市リスク,また,環境・エネルギーリスクの 4 つの分野があって,その全ての分野に学問的・実用的アプローチができることです.講義では「リスク」という言葉の意味を学びながら知的能力を養いつつ,グループ演習や自分の研究で実際にこの社会で問題となっているリスクを解決する方法を提案・評価しながら視野を広げることができます.毎月自分の成果を文章でまとめるポートフォリオ制度と,6 ヶ月に一回進捗を報告する達成度評価システムは,自分がやったことを改めて振り返ってみることができ,プロであり研究生活の先輩でもある先生方々に有用なアドバイスを頂くチャンスになります. 講義,グループ演習,ポートフォリオの作成とリスク工学専攻演習での発表など,リスク工学専攻での経験が,社会のリスクのクスリになる研究者として踏み出す第一歩になれると思います.

中澤 駿佑 システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻博士後期課程 

 私は,現在,構造エネルギー工学専攻の博士後期課程に在学しています.研究テーマは,建物被害の大きな地震動が発生する条件の解明で,有限差分法による数値計算を用いて,建物の大きな被害を引き起こす周期 1-2 秒の揺れの大きな地震動が,どのような震源と地盤構造を有する場合に発生するのか研究を行っています. 普段の過ごし方としては,博士後期課程はほとんど講義が入らないので,週に一度研究の進捗を報告し合うゼミの他は,大学にいる時間のほとんどは研究をして過ごしています.休日には,天気が良ければ趣味の自転車,天気が悪くても研究の続きと,研究も私生活も充実した日々を送っています. 本専攻には様々な分野の研究室がありますが,いずれもその分野の最先端の内容をテーマにしているので,挑戦しがいのある研究が出来ると思います.作業に没頭して,気がついたら空が白み始めていたこともありますが,そんな風に夢中になれる,面白い研究テーマがきっと見つかるでしょう.

学生生活

学生生活:先輩の声

授業料等学生納付金の免除制度

リサーチアシスタントRA 制度(研究補助業務に対する給与の支給)

本研究科における経済的支援策

3 4

睡眠

準備通学

研究

研究昼食

ゼミ

講義

夕食

自由

8:00

11:00

15:00

18:00

22:0024:00

睡眠

朝食・通学準備

昼食・休憩

研究

研究

ゼミ

夕食・休憩

自由

24:00

13:0014:00

18:30

20:00

1:00

9:00

16:30

10:00

22:30

研究

ある日の活動

ある日の活動

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システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

社会工学専攻 http://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/

 社会工学専攻は,社会工学を「未来構想のための工学」と定義し,新たなよりよい時代を切り開く「新し

い理系人材」を育成します.社会工学専攻では,未来を構想するための 3 つの学知として,資産・資源のデ

ザイン,空間・環境のデザイン,組織・行動のデザインを位置づけ,それらの知識・スキルについて体系的

に学ぶ社会工学学位プログラム(博士・修士)と,それらの知識・スキルをサービス分野で応用するサービ

ス工学学位プログラム(修士)の 2 つの学位プログラムを用意しています.また,平成 29 年 4 月より,社

会人向け「地域未来創生教育コース」を創設しました.

リスク工学専攻 http://www.risk.tsukuba.ac.jp/

 研究科の独立専攻であるリスク工学専攻では,情報ネットワークや巨大システムにおけるリスクを科学的・

工学的な方法により解明するための幅広い学識と手法の習得(前期課程)と研究者および高度専門人材の育

成(後期課程)を行っております.研究分野としては,トータルリスクマネジメント分野,サイバーリスク分野,

都市リスク分野,環境・エネルギーリスク分野の 4 分野があります.

コンピュータサイエンス専攻 http://www.cs.tsukuba.ac.jp/

 コンピュータサイエンス専攻では,情報分野の基礎から先端的技術に至るまで,広い研究と教育を行います.

研究分野としては数理情報工学,知能ソフトウェア,ソフトウェアシステム,計算機工学,メディア工学,

知能情報工学などの分野があります.また,コンピュータサイエンス英語プログラムなど特色ある教育も実

施しています.

知能機能システム専攻 http://www.iit.tsukuba.ac.jp/

 知能機能システム専攻では,人間・機械・コンピュータ・センシング・通信をキーワードとし,科学技術

の成果としての人々の生活を支える工学的なシステムを創るために必要となる基礎理論から先端技術までを

幅広く対象としています.研究・教育は,システムデザイン,人間・機械・ロボットシステム,計測・制御工学,

コミュニケーションシステムの各分野からなります.

構造エネルギー工学専攻 http://www.kz.tsukuba.ac.jp/EME/

 構造エネルギー工学専攻は,従来の機械,土木,建築,航空宇宙,電気などの工学分野を融合し,構造・防災・

信頼性工学,固体力学・材料工学,流体・環境工学,熱流体・エネルギー工学など工学全般を対象とし,人間・社会・

環境の調和と資源の有効利用を志向する教育・研究を行っています.

リスク工学

コンピュータサイエンス

知能機能システム

構造エネルギー工学

社 会 工 学システム情報工学研究科には,次の 5 専攻が設置されています。

 ● 社会工学 ● リスク工学 ● コンピュータサイエンス ● 知能機能システム ● 構造エネルギー工学

システム情報工学研究科の専攻1 居住 筑波大学にはキャンパス内に約 4,000 人を収容できる学生宿舎があり,単身用と世帯用とからなっています.また,

大学周辺には多くの民間アパートがあります.

2 博士後期課程学生への経済的支援策 平成 21 年度の入学者から,原則として入学者全員に学生納付

金相当額 ( 授業料+入学金 ) の半額以上を支援すべく,右の表の

2 種類の制度を組み合わせた経済的支援策を実施しています.

詳しくは,経済的支援策 WEB サイトへ   

URL:http://www.sie.tsukuba.ac.jp/admission/scholar/70.html

李 智恩 (Lee Jieun) システム情報工学研究科 リスク工学専攻博士後期課程

 私は,問題解決能力・向上心・プレゼンテーション能力が良い研究者になるために必要な条件だと考えてきました.そこで,リスク工学専攻は学生がこれらの能力を発揮できる環境を提供してくれる魅力的な専攻だと思います. リスク工学専攻の大きな特色は,トータルリスクマネジメント,サイバーリスク,都市リスク,また,環境・エネルギーリスクの 4 つの分野があって,その全ての分野に学問的・実用的アプローチができることです.講義では「リスク」という言葉の意味を学びながら知的能力を養いつつ,グループ演習や自分の研究で実際にこの社会で問題となっているリスクを解決する方法を提案・評価しながら視野を広げることができます.毎月自分の成果を文章でまとめるポートフォリオ制度と,6 ヶ月に一回進捗を報告する達成度評価システムは,自分がやったことを改めて振り返ってみることができ,プロであり研究生活の先輩でもある先生方々に有用なアドバイスを頂くチャンスになります. 講義,グループ演習,ポートフォリオの作成とリスク工学専攻演習での発表など,リスク工学専攻での経験が,社会のリスクのクスリになる研究者として踏み出す第一歩になれると思います.

中澤 駿佑 システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻博士後期課程 

 私は,現在,構造エネルギー工学専攻の博士後期課程に在学しています.研究テーマは,建物被害の大きな地震動が発生する条件の解明で,有限差分法による数値計算を用いて,建物の大きな被害を引き起こす周期 1-2 秒の揺れの大きな地震動が,どのような震源と地盤構造を有する場合に発生するのか研究を行っています. 普段の過ごし方としては,博士後期課程はほとんど講義が入らないので,週に一度研究の進捗を報告し合うゼミの他は,大学にいる時間のほとんどは研究をして過ごしています.休日には,天気が良ければ趣味の自転車,天気が悪くても研究の続きと,研究も私生活も充実した日々を送っています. 本専攻には様々な分野の研究室がありますが,いずれもその分野の最先端の内容をテーマにしているので,挑戦しがいのある研究が出来ると思います.作業に没頭して,気がついたら空が白み始めていたこともありますが,そんな風に夢中になれる,面白い研究テーマがきっと見つかるでしょう.

学生生活

学生生活:先輩の声

授業料等学生納付金の免除制度

リサーチアシスタントRA 制度(研究補助業務に対する給与の支給)

本研究科における経済的支援策

3 4

睡眠

準備通学

研究

研究昼食

ゼミ

講義

夕食

自由

8:00

11:00

15:00

18:00

22:0024:00

睡眠

朝食・通学準備

昼食・休憩

研究

研究

ゼミ

夕食・休憩

自由

24:00

13:0014:00

18:30

20:00

1:00

9:00

16:30

10:00

22:30

研究

ある日の活動

ある日の活動

Page 6: 筑波大学大学院...筑波大学大学院システム情報工学研究科 茨城県つくば市天王台1-1-1 e-mail: contact@sie.tsukuba.ac.jp 交通アクセス 筑波大学中央

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

1 入試について 入学者の選抜にあたっては,推薦入試,一般入試,社会人特別選抜などの入学者選抜方式によって多様な

入学志願者に対応するとともに,入学定員を分割し同一年度内に複数回の入学試験を実施しています.

 入学者は筆記試験,口述試験,および,それらの組み合わせ,さらに,専攻分野の特性に応じて,出願資

格を満たす成績証明書を利用して選抜するものとし,筆記試験のうちの外国語については,TOEIC の公式認

定証,TOEFL の受験者スコア票等の提出により評価を行います.なお,筆記試験,口述試験など指定された

全ての試験科目を受験しなければなりません.指定された試験科目の一部を欠席した場合は不合格となりま

す.詳細は募集要項で確認してください.

 専攻,あるいは入試形態によっては筆記試験を課さない場合もあります.過去に入学試験で出題された問

題については,http://www.sie.tsukuba.ac.jp/admission/ を参照してください.各専攻の募集人員については,

募集要項,専攻のウェブを 参照ください.

2 関連日程 システム情報工学研究科では,年に複数回,入試を実施しています.またウェブ出願システムによるオン

ラインでの出願が可能です.入試に関する情報は,http://www.ap-graduate.tsukuba.ac.jp/course/sie/ を参照

ください.

3 負担が少なく安心なウェブ出願システム①ウェブ出願システムへの入力が完了した時点で,不備や誤りのない出願書類が完成するため,安心です.

②出願書類がウェブ上で完成すると同時に,システムから受験票を受け取ることができます.そのため,

 出願書類の郵送から受験票の受領までのプロセスが大幅に簡素化されます.

③海外居住者に対しては,口述試験にスカイプを活用しており,受験のためだけの来日渡航が不要です.

入学・修了・学位 4 学位 システム情報工学研究科において授与される学位は下のとおりです.博士の学位は博士後期課程に 3 年以

上在学し,必要な研究指導を受けた上,論文審査と最終試験に合格すれば授与されます.ただし優れた研究

業績をあげた場合は,博士後期課程に 1 年以上在学すれば博士の学位の取得が可能です.

 また,博士前期課程に 2 年以上在学し修士課程修了要件に相当する要件を満たした場合には,本学大学院

学則及び学位規程に定めるところにより,修士の学位が授与されます.

  社会人のための博士後期課程早期修了プログラム このプログラムは,一定の研 究業績や能力を有する社会人を対象 に,標準修業年限が 3 年である博士後期

課程を『最短 1 年で課程修了し博士号を取得するプログラム』であり,“頑張る社会人” を大学として応援す

るためのものです.本プログラムでは, 社会人としての研究実績や経験をもとに,指導教員から論文作成の

指導を受けながら博士論文を完成させます.

 この制度では,履修生が達成すべき項目(7 項目) を設定して定期的に評価を行う「達成度評価システム」

を採用し,履修生が達成度を正しく確認できるよう にしています.さらに,本プログ ラム自体が外部からの

評価を受けるしくみをもつことなどにより,プログラムで授与する学位の質を保証しています.

 詳細は,http://www.souki.tsukuba.ac.jp/ を参照ください.

(1)推薦入試: 7月に実施

(2)一般入試: 8月及び 1 月~2月に実施

(3)社会人特別選抜: 8月及び 1 月~2月に実施

(1)内部進学制度: 7月に実施

(2)一般入試: 8月及び 1 月~2月に実施

(3)社会人特別選抜: 8月及び 1 月~2月に実施 ※

(4)海外居住者対象特別選抜: 1月~2月に実施

博士前期課程

博士後期課程

※リスク工学専攻では東京キャンパスで土曜日または日曜日に受験可能です.

・社会工学学位プログラム/博士(社会工学),修士(社会工学)・サービス工学学位プログラム/修士(サービス工学)

博士(社会工学),博士(工学),修士(社会工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

甲谷 優 ( 株式会社 NTT ドコモサービス&ソリューション開発部 ) コンピュータサイエンス専攻 平成 25 年 3 月修了 取得学位 博士(工学)

 本プログラムの履修のきっかけは,職場での説明会でした.社会人にとってまたと

ない制度だと,強く記憶に残りました.

 それでも,本業のかたわら博士論文をまとめていくのは大変でした.指導者の北川

先生は社会人博士にご理解のある先生で,手厚くサポートいただいたので,なんとか

学位を取得することができました.

 振り返ってみると,本プログラムは社会人博士にとってもっとも良い制度に思います.まず,通常の3年間

の学位取得と比べて,時間と経済的な点から,ずっと負担が少なくて済みます.また,同じ研究室で人脈を構

築できるという,論文博士にはない課程博士ならではのメリットも享受できます.

 現在,私はいったん研究の場を離れ開発に携わっているのですが,学位取得の際に鍛えられた研究能力,中

でも分析能力やプレゼンテーション能力は,開発の場においても役立っています.学位を取得するまでのプロ

セスで,技術者として重要な能力を身に付けることができるので,技術系の業務に携わる人にはぜひ,本プロ

グラムを利用しての学位の取得をおすすめします.

早期修了プログラム 修了者の声

2017 年度前期課程修了者進路状況(修士)

2017 年度後期課程修了者進路状況(博士)

社会工学専攻

リスク工学専攻

コンピュータサイエンス専攻

知能機能システム専攻

構造エネルギー工学専攻

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 20170

10

20

30

40

50

60

70 博士学位授与件数(※論博は除く)

( 年度 )

( 人 )

5 6

57 57 58 58 54 63 5260

企業 78%

独法等 1%

公務員 2%

進学者7%

職務復帰・帰国 4%

その他8%

企業 27%

教員 6%

独法等2%

公務員4%

研究員13%

職務復帰・帰国31%

その他17%

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システム情報工学研究科

筑波大学大学院

システム情報工学研究科

筑波大学大学院

1 入試について 入学者の選抜にあたっては,推薦入試,一般入試,社会人特別選抜などの入学者選抜方式によって多様な

入学志願者に対応するとともに,入学定員を分割し同一年度内に複数回の入学試験を実施しています.

 入学者は筆記試験,口述試験,および,それらの組み合わせ,さらに,専攻分野の特性に応じて,出願資

格を満たす成績証明書を利用して選抜するものとし,筆記試験のうちの外国語については,TOEIC の公式認

定証,TOEFL の受験者スコア票等の提出により評価を行います.なお,筆記試験,口述試験など指定された

全ての試験科目を受験しなければなりません.指定された試験科目の一部を欠席した場合は不合格となりま

す.詳細は募集要項で確認してください.

 専攻,あるいは入試形態によっては筆記試験を課さない場合もあります.過去に入学試験で出題された問

題については,http://www.sie.tsukuba.ac.jp/admission/ を参照してください.各専攻の募集人員については,

募集要項,専攻のウェブを 参照ください.

2 関連日程 システム情報工学研究科では,年に複数回,入試を実施しています.またウェブ出願システムによるオン

ラインでの出願が可能です.入試に関する情報は,http://www.ap-graduate.tsukuba.ac.jp/course/sie/ を参照

ください.

3 負担が少なく安心なウェブ出願システム①ウェブ出願システムへの入力が完了した時点で,不備や誤りのない出願書類が完成するため,安心です.

②出願書類がウェブ上で完成すると同時に,システムから受験票を受け取ることができます.そのため,

 出願書類の郵送から受験票の受領までのプロセスが大幅に簡素化されます.

③海外居住者に対しては,口述試験にスカイプを活用しており,受験のためだけの来日渡航が不要です.

入学・修了・学位 4 学位 システム情報工学研究科において授与される学位は下のとおりです.博士の学位は博士後期課程に 3 年以

上在学し,必要な研究指導を受けた上,論文審査と最終試験に合格すれば授与されます.ただし優れた研究

業績をあげた場合は,博士後期課程に 1 年以上在学すれば博士の学位の取得が可能です.

 また,博士前期課程に 2 年以上在学し修士課程修了要件に相当する要件を満たした場合には,本学大学院

学則及び学位規程に定めるところにより,修士の学位が授与されます.

  社会人のための博士後期課程早期修了プログラム このプログラムは,一定の研 究業績や能力を有する社会人を対象 に,標準修業年限が 3 年である博士後期

課程を『最短 1 年で課程修了し博士号を取得するプログラム』であり,“頑張る社会人” を大学として応援す

るためのものです.本プログラムでは, 社会人としての研究実績や経験をもとに,指導教員から論文作成の

指導を受けながら博士論文を完成させます.

 この制度では,履修生が達成すべき項目(7 項目) を設定して定期的に評価を行う「達成度評価システム」

を採用し,履修生が達成度を正しく確認できるよう にしています.さらに,本プログ ラム自体が外部からの

評価を受けるしくみをもつことなどにより,プログラムで授与する学位の質を保証しています.

 詳細は,http://www.souki.tsukuba.ac.jp/ を参照ください.

(1)推薦入試: 7月に実施

(2)一般入試: 8月及び 1 月~2月に実施

(3)社会人特別選抜: 8月及び 1 月~2月に実施

(1)内部進学制度: 7月に実施

(2)一般入試: 8月及び 1 月~2月に実施

(3)社会人特別選抜: 8月及び 1 月~2月に実施 ※

(4)海外居住者対象特別選抜: 1月~2月に実施

博士前期課程

博士後期課程

※リスク工学専攻では東京キャンパスで土曜日または日曜日に受験可能です.

・社会工学学位プログラム/博士(社会工学),修士(社会工学)・サービス工学学位プログラム/修士(サービス工学)

博士(社会工学),博士(工学),修士(社会工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

博士(工学),修士(工学)

甲谷 優 ( 株式会社 NTT ドコモサービス&ソリューション開発部 ) コンピュータサイエンス専攻 平成 25 年 3 月修了 取得学位 博士(工学)

 本プログラムの履修のきっかけは,職場での説明会でした.社会人にとってまたと

ない制度だと,強く記憶に残りました.

 それでも,本業のかたわら博士論文をまとめていくのは大変でした.指導者の北川

先生は社会人博士にご理解のある先生で,手厚くサポートいただいたので,なんとか

学位を取得することができました.

 振り返ってみると,本プログラムは社会人博士にとってもっとも良い制度に思います.まず,通常の3年間

の学位取得と比べて,時間と経済的な点から,ずっと負担が少なくて済みます.また,同じ研究室で人脈を構

築できるという,論文博士にはない課程博士ならではのメリットも享受できます.

 現在,私はいったん研究の場を離れ開発に携わっているのですが,学位取得の際に鍛えられた研究能力,中

でも分析能力やプレゼンテーション能力は,開発の場においても役立っています.学位を取得するまでのプロ

セスで,技術者として重要な能力を身に付けることができるので,技術系の業務に携わる人にはぜひ,本プロ

グラムを利用しての学位の取得をおすすめします.

早期修了プログラム 修了者の声

2017 年度前期課程修了者進路状況(修士)

2017 年度後期課程修了者進路状況(博士)

社会工学専攻

リスク工学専攻

コンピュータサイエンス専攻

知能機能システム専攻

構造エネルギー工学専攻

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 20170

10

20

30

40

50

60

70 博士学位授与件数(※論博は除く)

( 年度 )

( 人 )

5 6

57 57 58 58 54 63 5260

企業 78%

独法等 1%

公務員 2%

進学者7%

職務復帰・帰国 4%

その他8%

企業 27%

教員 6%

独法等2%

公務員4%

研究員13%

職務復帰・帰国31%

その他17%

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平成 31 年度

システム情報工学研究科筑波大学大学院

構造エネルギー工学専攻

社会工学専攻

リスク工学専攻

コンピュータサイエンス専攻

知能機能システム専攻

●つくばエクスプレス秋葉原駅からつくば駅まで最速 45 分.つくばセンターから「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」まで約 10 分.

●JR 常磐線上野駅,あるいは水戸駅からひたち野うしく駅,荒川沖駅,あるいは土浦駅まで約 1時間.ひたち野うしく駅東口,荒川沖駅西口,あるいは土浦駅西口からそれぞれ「筑波大学中央」行きバスで「第三エリア前」まで約 30 ~ 35 分.なお直行バスがない場合は,

「つくばセンター」行きバスで「つくばセンター」下車,「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」下車.

●高速バス東京駅八重洲南口から「筑波大学」行き高速バスで「大学会館前」下車,約 75 分.下車後,徒歩で約 10 分.または「つくばセンター」行き高速バスで約 65 分.つくばセンターから「筑波大学中央」行きバス,または「筑波大学循環バス(右回り)※」で「第三エリア前」まで約 10 分.

※「筑波大学循環バス(左回り)」でも行けますが, やや遠回りになり,約 16 分.

筑波大学大学院システム情報工学研究科茨城県つくば市天王台 1-1-1e-mail: [email protected]

交通アクセス

筑波大学中央

大学会館前

第三エリア前

筑波大学病院入口

筑波大学春日エリア

日暮里上野

田端

つくばつくば

ひたち野うしく 荒川沖 土浦

秋葉原

浜松町

東京東京

バスバス

バスバス

バスバス

バスバス バスバス バスバス

バスバス

バスバス

右回り 左回り

徒歩

筑波大学循環バス

筑波メディカルセンター前

45分

120分

80分

35分 30分 30分

65分

7分

バス60分

茨城空港

成田空港

羽田空港羽田空港

JR 京浜東北線

JR常磐線

東海道新幹線

東京モノレール

JR 山手線

JR 総武線

つくばエクスプレス

京成本線

JR 中央線成田エクスプレス

品川

新宿

 本研究科では,学問的・社会的要請に応えるため,筑波研究学園都市等にある多数の研究機関から有数の研究者 ( 平成 30 年 12

月 1日現在 36名 ) を本学の教授・准教授として迎え,当該研究機関の最新の研究施設を活用できる恵まれた環境のもとで,本研究

科学生の研究指導を行う連携大学院方式を実施しています.

連携大学院方式つくばの他の研究機関と連携し,優れた実績を持つ研究者に指導を受けられます.

システム情報工学研究科が連携する研究機関

国立研究開発法人

産業技術総合研究所国立研究開発法人

日本原子力研究開発機構国立研究開発法人

土木研究所国立研究開発法人

宇宙航空研究開発機構

国立研究開発法人

建築研究所国立研究開発法人

国立環境研究所国土交通省

国土技術政策総合研究所国立研究開発法人

理化学研究所国立研究開発法人

物質・材料研究機構