第11版　　2018,07,03

積水化学工業㈱ セキスイ管材テクニックス㈱

パイプインパイプ(PIP)工法

上水・農水・工水 施工事例

工業用配水管（PIP） 狭小立坑 JW200*100m×3ｽﾊﾟﾝ（さや管φ300）

水管橋（PIP） 狭小立坑 JW300*55m（さや管φ450）

（施工・技術担当） セキスイ管材テクニックス株式会社 開発工事・販売センター 〒520-3081 滋賀県栗東市野尻７５ TEL：077-553-7855

営業担当：

水管橋（PIP） JW150*12m（さや管φ200）

管内清掃 バット融着

発進坑 到達坑 施工場所全体 到達坑

PE特殊施工 黒PE350*486m

バット融着

農業用配水管（トンネル更生水路） JW200*25m

発進側 引込み（トンネル内）

配水管（PIP） 生曲挿入 AW150*45m

バット融着 到達立坑

配管設置

配水管（PIP）3連配管、モルタル充填 JW200*25m

配水管（PIP）鉄道軌道下、狭小立坑 JW250*43m

発進坑 到達坑 管内支持金具 モルタル中詰準備工

配水管・塩ビ下水管（PIP）2連配管 JW200*12m

橋梁添架管（PIP）長延長 6ｔウインチ JW250*190m

６tウインチ設置 施工橋梁全景

配水PE管＋下水塩ビ管 立ち上がり管UVガード

パイプインパイプ工法の概要（以下、ＰＩＰ工法と呼ぶ） 老朽化した水道管を更新する際に既設管をさや管とし、その中に新しい管を挿入し管路の更新を図る工法です。ＰＩＰ工法は発進立坑と到達立坑を設け、陸上もしくは立坑内で新管の接合作業を行いながらさや管(既設管）に挿入します。

パイプインパイプ工法 工事手順

①新設管引込み用ワイヤー

通線ロッド・先端 通線ロッド挿入

③管内洗浄（必要時）

⑤管引込み 管引込（到達坑） 管引込（発進坑）

④バット融着 融着状況

⑥気密試験(負圧)

試験治 P

※冷却完了後、

ビードは専用治具で切除

◆ＰＩＰ工法の特徴 １：交通量その他の要因で開削工事が困難な場合でも施工が可能 ２：開削が立坑部のみなので周辺環境への負荷が少ない ３：施工後の復旧が立坑部のみなので通常の開削工事に比べローコストですむ ４：一般的な敷設替えと比較して短工期 ５：既設管をさや管とする為、他の工事で新管を損傷する可能性が低い ６：既設管をさや管とする為、工事中に他の既存埋設物と干渉する心配がない バット融着の場合さや管の１～２サイズダウンで施工可能（下表参照）

管路内調査

①引込みワイヤー

③管内洗浄

⑤バット融着

⑥管引込み

⑦真空試験

管路内の状況を確認する

発進坑より通線ロッドを挿入し、ワイヤーの引込みを する

マンドレルを使用し、管内の洗浄をする（必要時）

融着を開始する

ヒーターをあて、溶けた管の端部同士を圧着させる

ウインチを使用し、管の引込みする

接続部の異常の有無を確認する

④管内錆コブ除去 スクレーパーを使用し、数往復させ管内の錆コブを

除去する（必要時） ※錆コブ除去は弊社では施工

管内洗浄用マンドレル

管内洗浄用ブラシ 発進抗 到達抗

管内洗浄作業

錆コブ

試験圧力：-0.07Mpa

試験時間：1.0h

試験治具

管内洗浄用ブラシ

②ウインチ設置 到達坑へウインチの設置をする

②ウインチの設置

ウインチ設置

PEサイズ　呼び径 φ 50 φ 75 φ 100 φ 150 φ 200 φ 250 φ 300 φ 350 φ 400 φ 450 φ 500

管外径 63 90 125 180 250 315 355 400 450 500 560

EF継手外径 82(2) 114(2) 156(2) 220(2) 310(3) 390(3) 445(3) 500(4) 560（4） 630（4） 715（4）

バット部外径 63(1) 90(1) 125(1) 180(1) 250(2) 315(2) 355(2) 400（2） 450（2） 500（2） 560（2）

接合部外径比較　（　）内数値はサイズダウン

※バット部外径は、バット融着後にビードを切除する場合、最大外径は管外径と同等となります

※工区完了時基準

長尺管

発進抗先端部

導入線（ワイヤー）

ウインチ融着接合した長尺管を引込む工法

融着接合

発進抗先端部

導入線（ワイヤー）

ウインチ融着と引き込みを繰り返す工法

概要 バット融着した管を既設管内に引き込みます。