産業財産権制度とは - jpo.go.jp合同庁舎8号館 谷 比 日 至 銀座線 至赤坂...

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事務職員採用案内 特許庁 Japan Patent Office 2019

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●丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分●丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分●銀座線/虎ノ門駅(出口5番)より徒歩3分●南北線・銀座線/溜池山王駅(出口8番)より徒歩3分

経済産業省 特許庁

文部科学省日本郵政公社

霞ヶ関ビル

JTビル

内閣府

橋新至

丸ノ内線

千代田線

南北線8番出口

アメリカ大使館

外堀通り

り通田桜

線谷比日

り通田祝

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ヶ関駅

5番出口

経済産業省

至日

文部科学省 日本郵政  

経済産業省

霞が関ビル

内閣府合同庁舎8号館

橋新至

谷比日至

銀座線

丸ノ内線

千代田線

南北線

アメリカ大使館

外堀通り

線谷比日

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ケ関駅

特許庁本庁舎

JTビル(審判部)

経済産業省別館(審判部)

新虎通り

虎ノ門ヒルズ

事 務 職 員 採 用 案 内

特 許 庁J a p a n P a t e n t O ffi c e

2 0 1 9〒100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3連絡先/総務部秘書課任用班

TEL.03-3581-1101(内)2016TEL.03-3581-2767(直通)https://www.jpo.go.jp/[email protected]

採用情報はこちらからhttps://www.jpo.go.jp/news/saiyo/jimu/saiyo3.html

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C o n t e n t s

産業財産権制度とは

産業財産権制度とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児

産業財産権制度とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児

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職員からのメッセージ若手座談会「特許庁STYLE 2018」中堅座談会「入庁10年目の同期」座談会~上司×部下~1年目職員からのメッセージ若手職員アンケート採用後の処遇採用担当者からのメッセージ

職員からのメッセージ若手座談会「特許庁STYLE 2018」中堅座談会「入庁10年目の同期」座談会~上司×部下~1年目職員からのメッセージ若手職員アンケート採用後の処遇採用担当者からのメッセージ

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知的創造物についての権利 営業標識についての権利

特許権(特許法)

産業財産権制度とは

●知的財産権の種類

●スマートフォンの例

知的財産権知的財産権とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作者の財産として一定の期間保護する権利です。このうち、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権を産業財産権といいます。

実用新案権(実用新案法)

意匠権(意匠法)

著作権(著作権法)

回路配置利用権

(半導体集積回路の回路配置に関する法律)

育成者権(種苗法)

営業秘密(不正競争防止法)

商標権(商標法)

商号(会社法、商法)

商品等表示、商品形態

(不正競争防止法)

地理的表示(GI)

(特定農林水産物の名称の保護に関する法律)

産業財産権制度の目的 産業財産権制度は、産業の発展に寄与することを目的としています。 第一の目的は、新しい技術、デザイン、商標について独占権を与え、模倣防止のために保護することによって、新たな創作意欲や研究開発を促進したり、取引上の信用を維持することです。 第二の目的は、特許庁に出願された特許情報等を一般公開することによって、他人の重複研究の無駄を省いたり、新しい研究のヒントを与えるなど、技術の更なる発展を促すことです。 産業財産権制度は、21世紀の日本にとってますます重要になっていくと考えられます。

実用新案権物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護出願から10年例/ベルトに取付け可能なスマートフォンカバー

の形状に関する考案

商標権商品・サービスを区別するために使用するマーク(文字、図形など)を保護登録から10年(更新可能)例/電話機メーカーが自社製品の信用保持

のために製品などに表示するマーク

意匠権独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護登録から20年例/携帯電話機をスマートにした形状のデザイン

特許権自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護出願から20年例/長寿命、小型軽量化したリチ

ウムイオン電池に関する発明

知的創造サイクル 産業財産権制度は、①開発された優れた研究成果を権利化し、②産業財産権の活用等によって研究開発の費用を回収し、③そして再び新しい研究開発に役立ててもらおうという、知的創造サイクルの原動力となっています。

審査・審判の流れ 特許庁は、世界各国から受け付けた特許、意匠、商標の出願について、厳正な審査を行い権利を付与しています。審査結果に対する不服については、地方裁判所に代わって第一審としての機能を有する審判部が、民事訴訟法に準じた厳格な手続で審理します。

研究開発(創造)

利益 出願

産業財産権

コスト回収(活用)

権利取得(保護)

特許 出願 公開 審査請求

商標 出願 公開

公開拒絶

審判

司法

知的財産高等裁判所

最高裁判所

審査

意匠 出願

独占権の付与

出願から3年以内

審査に不服がある場合

審判に不服がある場合

不服がある場合

出願から18月経過後方

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C o n t e n t s

産業財産権制度とは

産業財産権制度とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児

産業財産権制度とは組織図課室紹介研修・自己啓発人事交流職員の1週間・1日キャリアパス仕事×育児

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職員からのメッセージ若手座談会「特許庁STYLE 2018」中堅座談会「入庁10年目の同期」座談会~上司×部下~1年目職員からのメッセージ若手職員アンケート採用後の処遇採用担当者からのメッセージ

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知的創造物についての権利 営業標識についての権利

特許権(特許法)

産業財産権制度とは

●知的財産権の種類

●スマートフォンの例

知的財産権知的財産権とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作者の財産として一定の期間保護する権利です。このうち、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権を産業財産権といいます。

実用新案権(実用新案法)

意匠権(意匠法)

著作権(著作権法)

回路配置利用権

(半導体集積回路の回路配置に関する法律)

育成者権(種苗法)

営業秘密(不正競争防止法)

商標権(商標法)

商号(会社法、商法)

商品等表示、商品形態

(不正競争防止法)

地理的表示(GI)

(特定農林水産物の名称の保護に関する法律)

産業財産権制度の目的 産業財産権制度は、産業の発展に寄与することを目的としています。 第一の目的は、新しい技術、デザイン、商標について独占権を与え、模倣防止のために保護することによって、新たな創作意欲や研究開発を促進したり、取引上の信用を維持することです。 第二の目的は、特許庁に出願された特許情報等を一般公開することによって、他人の重複研究の無駄を省いたり、新しい研究のヒントを与えるなど、技術の更なる発展を促すことです。 産業財産権制度は、21世紀の日本にとってますます重要になっていくと考えられます。

実用新案権物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護出願から10年例/ベルトに取付け可能なスマートフォンカバーの形状に関する考案

商標権商品・サービスを区別するために使用するマーク(文字、図形など)を保護登録から10年(更新可能)例/電話機メーカーが自社製品の信用保持のために製品などに表示するマーク

意匠権独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護登録から20年例/携帯電話機をスマートにした

形状のデザイン

特許権自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護出願から20年例/長寿命、小型軽量化したリチ

ウムイオン電池に関する発明

知的創造サイクル 産業財産権制度は、①開発された優れた研究成果を権利化し、②産業財産権の活用等によって研究開発の費用を回収し、③そして再び新しい研究開発に役立ててもらおうという、知的創造サイクルの原動力となっています。

審査・審判の流れ 特許庁は、世界各国から受け付けた特許、意匠、商標の出願について、厳正な審査を行い権利を付与しています。審査結果に対する不服については、地方裁判所に代わって第一審としての機能を有する審判部が、民事訴訟法に準じた厳格な手続で審理します。

研究開発(創造)

利益 出願

産業財産権

コスト回収(活用)

権利取得(保護)

特許 出願 公開 審査請求

商標 出願 公開

公開拒絶

審判

司法

知的財産高等裁判所

最高裁判所

審査

意匠 出願

独占権の付与

出願から3年以内

審査に不服がある場合

審判に不服がある場合

不服がある場合

出願から18月経過後方

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事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

と同時に、入庁前に特許庁に対して抱いていたイメージ通りの職場だと実感しているところです。説明会への参加は、実際に働き始めた時にお世話になる先輩方と一足先に知り合うことのできる貴重な機会だと思います!このパンフレットを読んで少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度説明会へ足を運んでみてください。皆さんとお会いできる日を楽しみにしております!

特許庁の土台を担う仕事です 秘書課では、みなさんがイメージしやすい「人事」の他にも、職員の初任給やボーナスを決定する「給与」、年次休暇など福利厚生の一端を担う「服務」、「栄典」、「研修」の企画運営など、縁の下の力持ち的業務を幅広く行っています。その他にも、行政文書の公開など外部の方への対応を行う「情報公開推進室」、特許の専門家である弁理士の試験・制度立案などに携わる「弁理士室」があります。 また年次休暇の取得促進や「ゆう活」にも力を入れ、ワーク・ライフ・バランスの実現を先導することも秘書課のミッションと言えます。 秘書課には約50名の職員がいますが、若手職員も多く、活発に議論を交わしあうとても風通しの良い職場です。 私は現在、非常勤職員の採用を担当しています。特許庁では700名もの非常勤さんが働いており、1年目の私に務まるのかと不安に思うことも多々ありましたが、上司や先輩方にたくさん支えていただき、日々楽しく特許庁ライフを送っています! 初めての配属先が採用チームということで、採用イベントで何度もお会いした先輩方と机を並べて仕事ができていることをうれしく思う

秘書課Suzuho Miyakawa

宮川 鈴帆01

産業省本省からの出向者や特実・意匠・商標審査官、法制専門官(弁護士)といった各方面の専門家で構成されています。こうしたメンバーと議論し、様々な意見や考え方に触れることができる部署は庁内でも数少なく、魅力の一つであると思います。 大変…難しい…と、なんだか脅し文句のようですが、それゆえとてもやりがいのある業務で、貴重な経験ができていると実感しています。 制度の「根幹」である法令に携われる業務を、ぜひ特許庁で経験してみませんか??

国家公務員にしかできない法令改正を担当しています 制度審議室では、工業所有権に関する法令の調査や改正を業務として行っています。例えば特許では、あるアイデアが発明に該当するか否か、権利を取るための手続や権利期間などはすべて法令で定められています。よって、改正はすべてのユーザーに影響を与えるため様々なプロセスを経る必要があります。具体的には、新たな制度を導入しようとする場合、現行法令での対応可否、ニーズの有無、諸外国の制度などを調査し、有識者による審議会にて改正が必要と判断された場合にようやく改正に取り掛かるという流れになります。その後も法の番人といわれる内閣法制局の審査や国会審議といったプロセスを経て、ようやく公布・施行されることになります。 これらのプロセスは、知識・正確性・スピード(時には体力も…)と、様々な能力を要求されるハードなものですが、無事に改正法案が公布・施行された際の達成感はひとしおです。 法令改正は上述のとおり大変な業務ではありますが、国家公務員にしかできない業務の一つであり、また、法令の世界は奥が深く(そして難しく…)、勉強の日々です。制度審議室は事務職員のほか、経済

総務課制度審議室Takashi Nihei

二瓶 崇司02

課室紹介

課室紹介Introduction to Divisions

組織図Organization chart

特許庁は、総務部、審査業務部、審査部、審判部から組織され、①産業財産権の適切な付与、②産業財産権施

策の企画立案、③国際的な制度調和と途上国協力の推進、④産業財産権制度の見直し、⑤中小企業・大学等に

対する支援、⑥産業財産権情報提供の拡充等、我が国産業の発展に向けた取組を積極的に進めています。

経済産業省

特 許 庁

資源エネルギー庁 総務部

審査業務部

審査第一部~四部

審判部

中小企業庁

特許庁の業務全般に関する事務の総合調整や、他の部署が所管しない業務一般を担当しています。

●秘書課 ●総務課 ●会計課 ●企画調査課●普及支援課 ●国際政策課 ●国際協力課

特許・実用新案・意匠・商標の出願受付、方式審査及び登録の事務並びに商標の審査を行っています。

●審査業務課 ●出願課 ●商標課〈商標審査部門〉

発明及び意匠の審査を以下のように分けて担当しています。審査第一部:主に物理、光学、社会基盤関係及び意匠審査第二部:主に機械関係審査第三部:主に化学関係審査第四部:主に電気、通信、情報関係

●調整課〈特許審査部門〉 ●意匠課〈意匠審査部門〉

審査官が行った拒絶査定に対する不服の審判や、特許などの無効や取消を求める審判などを裁判に類似した手続きで審理する部署です。

●審判課〈審判部門〉

H21. 4 入庁

H30. 4 入庁

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事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

と同時に、入庁前に特許庁に対して抱いていたイメージ通りの職場だと実感しているところです。説明会への参加は、実際に働き始めた時にお世話になる先輩方と一足先に知り合うことのできる貴重な機会だと思います!このパンフレットを読んで少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度説明会へ足を運んでみてください。皆さんとお会いできる日を楽しみにしております!

特許庁の土台を担う仕事です 秘書課では、みなさんがイメージしやすい「人事」の他にも、職員の初任給やボーナスを決定する「給与」、年次休暇など福利厚生の一端を担う「服務」、「栄典」、「研修」の企画運営など、縁の下の力持ち的業務を幅広く行っています。その他にも、行政文書の公開など外部の方への対応を行う「情報公開推進室」、特許の専門家である弁理士の試験・制度立案などに携わる「弁理士室」があります。 また年次休暇の取得促進や「ゆう活」にも力を入れ、ワーク・ライフ・バランスの実現を先導することも秘書課のミッションと言えます。 秘書課には約50名の職員がいますが、若手職員も多く、活発に議論を交わしあうとても風通しの良い職場です。 私は現在、非常勤職員の採用を担当しています。特許庁では700名もの非常勤さんが働いており、1年目の私に務まるのかと不安に思うことも多々ありましたが、上司や先輩方にたくさん支えていただき、日々楽しく特許庁ライフを送っています! 初めての配属先が採用チームということで、採用イベントで何度もお会いした先輩方と机を並べて仕事ができていることをうれしく思う

秘書課Suzuho Miyakawa

宮川 鈴帆01

産業省本省からの出向者や特実・意匠・商標審査官、法制専門官(弁護士)といった各方面の専門家で構成されています。こうしたメンバーと議論し、様々な意見や考え方に触れることができる部署は庁内でも数少なく、魅力の一つであると思います。 大変…難しい…と、なんだか脅し文句のようですが、それゆえとてもやりがいのある業務で、貴重な経験ができていると実感しています。 制度の「根幹」である法令に携われる業務を、ぜひ特許庁で経験してみませんか??

国家公務員にしかできない法令改正を担当しています 制度審議室では、工業所有権に関する法令の調査や改正を業務として行っています。例えば特許では、あるアイデアが発明に該当するか否か、権利を取るための手続や権利期間などはすべて法令で定められています。よって、改正はすべてのユーザーに影響を与えるため様々なプロセスを経る必要があります。具体的には、新たな制度を導入しようとする場合、現行法令での対応可否、ニーズの有無、諸外国の制度などを調査し、有識者による審議会にて改正が必要と判断された場合にようやく改正に取り掛かるという流れになります。その後も法の番人といわれる内閣法制局の審査や国会審議といったプロセスを経て、ようやく公布・施行されることになります。 これらのプロセスは、知識・正確性・スピード(時には体力も…)と、様々な能力を要求されるハードなものですが、無事に改正法案が公布・施行された際の達成感はひとしおです。 法令改正は上述のとおり大変な業務ではありますが、国家公務員にしかできない業務の一つであり、また、法令の世界は奥が深く(そして難しく…)、勉強の日々です。制度審議室は事務職員のほか、経済

総務課制度審議室Takashi Nihei

二瓶 崇司02

課室紹介

課室紹介Introduction to Divisions

組織図Organization chart

特許庁は、総務部、審査業務部、審査部、審判部から組織され、①産業財産権の適切な付与、②産業財産権施

策の企画立案、③国際的な制度調和と途上国協力の推進、④産業財産権制度の見直し、⑤中小企業・大学等に

対する支援、⑥産業財産権情報提供の拡充等、我が国産業の発展に向けた取組を積極的に進めています。

経済産業省

特 許 庁

資源エネルギー庁 総務部

審査業務部

審査第一部~四部

審判部

中小企業庁

特許庁の業務全般に関する事務の総合調整や、他の部署が所管しない業務一般を担当しています。

●秘書課 ●総務課 ●会計課 ●企画調査課●普及支援課 ●国際政策課 ●国際協力課

特許・実用新案・意匠・商標の出願受付、方式審査及び登録の事務並びに商標の審査を行っています。

●審査業務課 ●出願課 ●商標課〈商標審査部門〉

発明及び意匠の審査を以下のように分けて担当しています。審査第一部:主に物理、光学、社会基盤関係及び意匠審査第二部:主に機械関係審査第三部:主に化学関係審査第四部:主に電気、通信、情報関係

●調整課〈特許審査部門〉 ●意匠課〈意匠審査部門〉

審査官が行った拒絶査定に対する不服の審判や、特許などの無効や取消を求める審判などを裁判に類似した手続きで審理する部署です。

●審判課〈審判部門〉

H21. 4 入庁

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せんでした。そこで、働きながら試験勉強を続けた結果、時間はかかってしまいましたが、特許庁に入庁することができました。 このメッセージを読んでくださっている皆さんにも働きたい職場があると思います。困難に直面したり、仮に一度失敗してしまったとしても、諦めずに努力し続ければ必ず結果に現れるので、自分に負けずに頑張ってください。そして皆さんが目指す先が特許庁であれば幸いです。

特許庁の業務を支える大きな柱 情報技術統括室は、企業・個人の方々や特許庁職員が利用する情報システムの整備及び管理に関する業務を行っています。主に、①システムの開発・運用部門、②企画部門、③海外部門、④情報提供部門で構成されており、100名を超える技術系・事務系職員が所属しています。 私は、特許情報(特許・実用新案・意匠・商標の出願や権利化に伴って生み出される情報)に関する企画・立案や普及についての業務を担当しています。特許情報は、企業や研究機関等が研究開発活動や技術の動向等を把握し、事業戦略等を検討する上で重要な役割を果たしています。「J-PlatPat」という検索サービスを使えば誰でも特許情報に触れることができるので、是非一度使ってみてください。色々な発見があり、とても楽しいですよ。 私が特許庁を目指したのは、大学で専攻していた知的財産を学ぶ中で、特許行政に携わりたいと考えたからです。しかし、学生当時は国家公務員試験に合格することができなかったため、地方公共団体で働いていましたが、それでも特許庁で働きたいという気持ちは変わりま

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

総務課情報技術統括室Ryosuke Konnai

根内 亮輔03

遅くまで仕事をすることもありますが、特許庁の予算が認められるかどうかは特許庁の施策にも影響するので、認められた場合には、少なからず特許行政に貢献することができたことを実感でき、やりがいがあります。色々な省庁の説明会に参加しながら、それぞれの雰囲気を感じてみてください。その中でピンときたのが特許庁であれば、お会いできることもあると思うので、その日を楽しみにしています。

適正な事務処理が求められます 会計課では、特許行政を運営する上で必要となる予算の確保や、事業の実施に必要な物品やサービスの調達、職員の給与、福利厚生面や庁舎の維持・管理など多岐にわたる業務を行っています。会計課の印象はどんなものでしょうか?計算ばかりしているイメージや他の省庁にもあるので特許庁ならではの仕事が出来ないという印象でしょうか。もちろん、お金を扱う課なので計算することはありますが、実際は各課室が行いたい事業の説明を聞き、会計の視点から特許庁に役立つような事業になるようにアドバイスをしたりもしています。会計課の雰囲気は若手が多く在籍していることや職員や民間企業といった様々な人とも接点があり、活気があります。 私が所属している予算係は、各課室の必要とする経費について、事業の必要性、事業内容、予算規模等が適正かを査定します。そして、財務省に対して、これらを踏まえた説明をしながら特許庁の予算を要求します。特許庁がどのような事業を行おうとしているか把握することができるので、庁全体の動きがわかり大変勉強になります。

会計課Masashi Aoyagi

青柳 政嗣04

他課室の職員と一緒に仕事をすることも多いのですが、困ったことがあると必ず周囲の人が手を差し伸べてくれる温かい職場であると日々感じています。みなさんにもぜひ、説明会など特許庁へ足を運んでいただいて、職員の「人」としての魅力をぜひ感じ取っていただきたいと思っています。 私自身も課内異動だけでも新鮮だったので、これからどんな部署で、どんな人と出会い、どんな仕事ができるのか考えるととてもわくわくしています♪みなさんにお会いできることを楽しみにしています!

チャレンジ精神あふれる特許庁の要 みなさんは、企画調査課と聞いてどのような仕事をしていると思いますか? その名の通り、産業財産権制度に関する諸問題について、企画・立案や調査・研究を行っているほか、知財人材育成や大学の知財活動促進等の“権利が生まれる前”の施策、企業の戦略的知財管理の推進や知財活用の促進等の“権利設定後”の施策も担っている、実はすそ野の広い部署です。また、昨年7月には知財の側面からベンチャー支援を開始するなど、常に時代のニーズを反映した新しい施策の打ち出しを続けています。課員は事務職員のほか、特許・意匠・商標審査官、弁護士の方など、多彩なバックグラウンドを持っており、企画調査課に聞けば分かる!という雰囲気を醸成できるように、ひとりひとりがモチベーション高く仕事に臨んでいます。 私は入庁時から企画調査課に所属していますが、1年目は主に特許の切り口から最新技術の動向調査をする業務に携わり、現在は課の窓口担当として、国会対応や庁内外からの問い合わせ対応、特許庁の施策が詰まった特許行政年次報告書の作成業務などに携わっています。

企画調査課Yuka Aoyama

青山 柚花05

魅力的な内容になるように多くの関係者との調整など日々取り組んでいます。自分の携わっている仕事が新聞に載ったり、参加者からの喜びの声を聞いたりすることでやりがいを感じています。 このように、若手のうちから事業の企画から運営まで一貫して携わることができ、特許庁にはとてもやりがいのある仕事のフィールドが広がっています! このパンフレットを手に取ってくれた皆さんに特許庁の良いところを感じ取ってもらえれば幸いです。ぜひ皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

中小企業を支える特許庁の営業担当 現在、日本には約382万社の企業があり、なんとその99.7%を中小企業が占めています。普及支援課ではそんな地域の中小企業を知的財産という側面から後押しをすることをミッションとし、様々な取組を行っています。 具体的には、補助金など支援策の企画・運営をはじめ、特許庁の営業担当である「産業財産権専門官」が全国各地を飛び回り、企業訪問やセミナーを行い、制度や支援策の普及活動を行っています。また、北は北海道、南は沖縄県まで全国9か所に設置された知的財産室と連携し、各地域でのきめ細やかな支援を図り、産業財産権制度の一層の推進を目指しています。 加えて、地域・中小企業支援以外でも、普及支援課では公報等の発行や改善、特許庁図書館の運営も行っており、様々な角度から知財の普及啓発に取り組んでいます。 その中で私は現在、知的財産制度及び支援策の普及を目的に全国各地で行う普及啓発イベント「知財のミカタ~巡回特許庁~」の企画・運営に携わっています。 本イベントがより多くの方々に届くために、そして参加者にとって

普及支援課Tsutomu Mizoguchi

溝口 努06

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H27. 10 入庁

H14. 4 入庁 H27. 4 入庁

H29. 4 入庁

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せんでした。そこで、働きながら試験勉強を続けた結果、時間はかかってしまいましたが、特許庁に入庁することができました。 このメッセージを読んでくださっている皆さんにも働きたい職場があると思います。困難に直面したり、仮に一度失敗してしまったとしても、諦めずに努力し続ければ必ず結果に現れるので、自分に負けずに頑張ってください。そして皆さんが目指す先が特許庁であれば幸いです。

特許庁の業務を支える大きな柱 情報技術統括室は、企業・個人の方々や特許庁職員が利用する情報システムの整備及び管理に関する業務を行っています。主に、①システムの開発・運用部門、②企画部門、③海外部門、④情報提供部門で構成されており、100名を超える技術系・事務系職員が所属しています。 私は、特許情報(特許・実用新案・意匠・商標の出願や権利化に伴って生み出される情報)に関する企画・立案や普及についての業務を担当しています。特許情報は、企業や研究機関等が研究開発活動や技術の動向等を把握し、事業戦略等を検討する上で重要な役割を果たしています。「J-PlatPat」という検索サービスを使えば誰でも特許情報に触れることができるので、是非一度使ってみてください。色々な発見があり、とても楽しいですよ。 私が特許庁を目指したのは、大学で専攻していた知的財産を学ぶ中で、特許行政に携わりたいと考えたからです。しかし、学生当時は国家公務員試験に合格することができなかったため、地方公共団体で働いていましたが、それでも特許庁で働きたいという気持ちは変わりま

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

総務課情報技術統括室Ryosuke Konnai

根内 亮輔03

遅くまで仕事をすることもありますが、特許庁の予算が認められるかどうかは特許庁の施策にも影響するので、認められた場合には、少なからず特許行政に貢献することができたことを実感でき、やりがいがあります。色々な省庁の説明会に参加しながら、それぞれの雰囲気を感じてみてください。その中でピンときたのが特許庁であれば、お会いできることもあると思うので、その日を楽しみにしています。

適正な事務処理が求められます 会計課では、特許行政を運営する上で必要となる予算の確保や、事業の実施に必要な物品やサービスの調達、職員の給与、福利厚生面や庁舎の維持・管理など多岐にわたる業務を行っています。会計課の印象はどんなものでしょうか?計算ばかりしているイメージや他の省庁にもあるので特許庁ならではの仕事が出来ないという印象でしょうか。もちろん、お金を扱う課なので計算することはありますが、実際は各課室が行いたい事業の説明を聞き、会計の視点から特許庁に役立つような事業になるようにアドバイスをしたりもしています。会計課の雰囲気は若手が多く在籍していることや職員や民間企業といった様々な人とも接点があり、活気があります。 私が所属している予算係は、各課室の必要とする経費について、事業の必要性、事業内容、予算規模等が適正かを査定します。そして、財務省に対して、これらを踏まえた説明をしながら特許庁の予算を要求します。特許庁がどのような事業を行おうとしているか把握することができるので、庁全体の動きがわかり大変勉強になります。

会計課Masashi Aoyagi

青柳 政嗣04

他課室の職員と一緒に仕事をすることも多いのですが、困ったことがあると必ず周囲の人が手を差し伸べてくれる温かい職場であると日々感じています。みなさんにもぜひ、説明会など特許庁へ足を運んでいただいて、職員の「人」としての魅力をぜひ感じ取っていただきたいと思っています。 私自身も課内異動だけでも新鮮だったので、これからどんな部署で、どんな人と出会い、どんな仕事ができるのか考えるととてもわくわくしています♪みなさんにお会いできることを楽しみにしています!

チャレンジ精神あふれる特許庁の要 みなさんは、企画調査課と聞いてどのような仕事をしていると思いますか? その名の通り、産業財産権制度に関する諸問題について、企画・立案や調査・研究を行っているほか、知財人材育成や大学の知財活動促進等の“権利が生まれる前”の施策、企業の戦略的知財管理の推進や知財活用の促進等の“権利設定後”の施策も担っている、実はすそ野の広い部署です。また、昨年7月には知財の側面からベンチャー支援を開始するなど、常に時代のニーズを反映した新しい施策の打ち出しを続けています。課員は事務職員のほか、特許・意匠・商標審査官、弁護士の方など、多彩なバックグラウンドを持っており、企画調査課に聞けば分かる!という雰囲気を醸成できるように、ひとりひとりがモチベーション高く仕事に臨んでいます。 私は入庁時から企画調査課に所属していますが、1年目は主に特許の切り口から最新技術の動向調査をする業務に携わり、現在は課の窓口担当として、国会対応や庁内外からの問い合わせ対応、特許庁の施策が詰まった特許行政年次報告書の作成業務などに携わっています。

企画調査課Yuka Aoyama

青山 柚花05

魅力的な内容になるように多くの関係者との調整など日々取り組んでいます。自分の携わっている仕事が新聞に載ったり、参加者からの喜びの声を聞いたりすることでやりがいを感じています。 このように、若手のうちから事業の企画から運営まで一貫して携わることができ、特許庁にはとてもやりがいのある仕事のフィールドが広がっています! このパンフレットを手に取ってくれた皆さんに特許庁の良いところを感じ取ってもらえれば幸いです。ぜひ皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

中小企業を支える特許庁の営業担当 現在、日本には約382万社の企業があり、なんとその99.7%を中小企業が占めています。普及支援課ではそんな地域の中小企業を知的財産という側面から後押しをすることをミッションとし、様々な取組を行っています。 具体的には、補助金など支援策の企画・運営をはじめ、特許庁の営業担当である「産業財産権専門官」が全国各地を飛び回り、企業訪問やセミナーを行い、制度や支援策の普及活動を行っています。また、北は北海道、南は沖縄県まで全国9か所に設置された知的財産室と連携し、各地域でのきめ細やかな支援を図り、産業財産権制度の一層の推進を目指しています。 加えて、地域・中小企業支援以外でも、普及支援課では公報等の発行や改善、特許庁図書館の運営も行っており、様々な角度から知財の普及啓発に取り組んでいます。 その中で私は現在、知的財産制度及び支援策の普及を目的に全国各地で行う普及啓発イベント「知財のミカタ~巡回特許庁~」の企画・運営に携わっています。 本イベントがより多くの方々に届くために、そして参加者にとって

普及支援課Tsutomu Mizoguchi

溝口 努06

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H27. 10 入庁

H14. 4 入庁 H27. 4 入庁

H29. 4 入庁

7

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 交渉においてはさまざまな国の意見が対立することもあるため、我が国が求める高いレベルの規律を盛り込むための事前作業や関係者との調整の過程で壁にぶつかることも多くありますが、自分が関わった国際協定が形になっていく過程には大きなやりがいを感じます。 特許庁には、知財を通じて世界に貢献できる様々な仕事があります。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

活躍のフィールドは世界各国に 国際政策課は、諸外国との連携により、産業財産権に関する制度や運用を国際的に調和させ、広くユーザーの利便性を向上させるための施策を実行する部署です。 企業活動がますます国籍や国境を越える現在、日本を含め世界中で知的財産権の取得・活用が円滑に行われる環境を整備することがきわめて重要になっています。 特許庁は、世界知的所有権機関での多国間会合や、知財庁同士の対話を始めとするさまざまな機会を利用し、産業財産権制度を国際的にいかに使いやすくするかの議論をリードする重要な役割を担っています。 私は現在、主に経済連携協定(EPA)の交渉に携わっています。EPAとは、国家間で関税の削減や投資を自由化する規律に合意することにより経済関係を強化し、貿易を促進するための国際協定ですが、そのなかでも知的財産保護のルールづくりは、日本企業の海外展開や海外企業の日本への投資を支えるための重要な交渉目的のひとつです。

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

国際政策課Shoko Yamaguchi

山口 祥子07

りとりに戸惑うことも大いにありますが、文字通り色々な世界を見ることができ、日々刺激的です。また、カンボジア、ミャンマーへ出張の機会もあり、普段は直接顔を合わせることのないカウンターパートと対面することでわかることがたくさんありました。 特許庁は、一口に産業財産権を所管していると言っても、想像以上に業務内容が多様です。きっと皆さんが面白いと思える仕事が見つかると思います。好奇心に満ちた皆さんと働けることを楽しみにしています!

途上国・新興国への協力や支援を行っています アセアン諸国やインド、ブラジルなどの新興国が事業展開先として有望視されていますが、日本の企業がそれらの国でスムーズにビジネスを行うためには、技術を適切に保護・活用することが不可欠です。 国際協力課では、これらの国の知財環境を整備すべく、各国の現状に合わせた協力・支援を行っています。適切な支援のためには、ユーザーの要望を踏まえた上で、現地の現状を把握し、海外駐在者と連携することが必要です。関係者との調整が複雑になることもありますが、今まさに成長している、様々な可能性を秘めた国々と関わることができる点は、国際協力課の魅力の一つだと思います。 また、国際協力課には、特許・意匠・商標の審査官、経済産業省や企業からの出向者も在籍しており、業務内容はもちろん、周りの方々も多様性にあふれています。 現在私は、新興国・途上国向けの知財に関する研修の企画・実施に携わっています。この1年間で、世界各国から受け入れた400名以上の研修生の方との出会いに恵まれました。良くも悪くもおおらかな国の方々との仕事は、時にひやひやし、各国の文化の違いや、英語でのや

国際協力課Yumi Sato

佐藤 佑美08

ほどです。実際に入庁してからも、良い先輩方や後輩達に恵まれ、困ったことがあればいつでも周りと相談しながら仕事ができる温かい環境があり、入庁前の印象は裏切られていません。 現在は方式審査専門官として働いていますが、私自身も今まで情報提供、システム開発、中小企業支援、国際関係など様々な分野の業務を経験してきました。必ず皆さんにとってもやりがいを感じる仕事があると思います!興味を持った方は説明会に足を運んでみて下さい。

特許庁の最前線で仕事をしています 方式審査室では出願の内容の審査をする前に、提出された出願書類等が法令に定められた要件や形式に基づき正しく記載されているか、適切な期間内に提出されているか等の審査をしています。私が担当しているのは、国際出願制度を利用した出願を日本で権利化するための手続書類の審査です。 毎日多くの書類を審査し、内容に不備がある場合には出願人へ書類の補正を促す旨の通知を作成したりしています。 また、具体的な案件に関する出願人からの相談や問い合わせに対応することも多く、その際は分かりやすく適切な手続きを促す必要があり、高度な専門性が求められます。このように事務職員でありながら制度・手続きの専門家として働けることが方式審査室の最大の魅力だと思います。 私が特許庁に興味を持ったきっかけは個別の業務説明会でした。学生時代、産業財産権に特になじみはありませんでしたが、たまたま行ってみた業務説明会で印象が良く、アットホームで女性も働きやすそうな雰囲気にいつのまにか魅了され、それまでの第一志望を変えた

審査業務課方式審査室Satomi Iyobe

伊與部 里美09

権利化のゴールを支えます 特許庁に出願された発明等のうち、実体審査において権利化してもよいと判断されたものは、特許原簿等に登録されることではじめて権利となります。登録室は、そういった特許原簿等への登録のほか、権利を維持するための納付手続き、また、譲渡による権利移転や専用実施権、質権を設定するといった権利自体の変動の手続きなど、権利化後の手続きに関する業務を行っています。特許原簿等はその権利について広く公示するものであり、法令に基づき正しい処理をしなければユーザーのみならず第三者の利害関係に影響してしまうこともあるため、責任をもって作業をすることが求められる重要な役割を担っています。 現在の業務では、権利者等からの相談や問い合わせを受けることが数多くあり、ユーザーと近い距離で業務に携わっている実感があります。一方で、法令や基準を画一的にあてはめることができず悩む相談もいまだに多々ありますが、特許庁には上司や先輩方と気さくに相談や議論ができる温かい雰囲気があり、大きな特徴のひとつと思います。また、産業財産権実務に携わるだけでなく、本人の適

性や指向によって、企画立案、さらに留学や出向等様々な選択肢をもてるという点も特許庁の魅力のひとつです。様々な経験を通して成長でき、また、ライフステージの変化にしたがい多様な働き方を選択できる職場で一緒に働きませんか。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

審査業務課登録室Kyoko Yamauchi

山内 今日子10

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H20. 4 入庁

H29. 4 入庁

H19. 4 入庁

H13. 4 入庁

8

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 交渉においてはさまざまな国の意見が対立することもあるため、我が国が求める高いレベルの規律を盛り込むための事前作業や関係者との調整の過程で壁にぶつかることも多くありますが、自分が関わった国際協定が形になっていく過程には大きなやりがいを感じます。 特許庁には、知財を通じて世界に貢献できる様々な仕事があります。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

活躍のフィールドは世界各国に 国際政策課は、諸外国との連携により、産業財産権に関する制度や運用を国際的に調和させ、広くユーザーの利便性を向上させるための施策を実行する部署です。 企業活動がますます国籍や国境を越える現在、日本を含め世界中で知的財産権の取得・活用が円滑に行われる環境を整備することがきわめて重要になっています。 特許庁は、世界知的所有権機関での多国間会合や、知財庁同士の対話を始めとするさまざまな機会を利用し、産業財産権制度を国際的にいかに使いやすくするかの議論をリードする重要な役割を担っています。 私は現在、主に経済連携協定(EPA)の交渉に携わっています。EPAとは、国家間で関税の削減や投資を自由化する規律に合意することにより経済関係を強化し、貿易を促進するための国際協定ですが、そのなかでも知的財産保護のルールづくりは、日本企業の海外展開や海外企業の日本への投資を支えるための重要な交渉目的のひとつです。

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

国際政策課Shoko Yamaguchi

山口 祥子07

りとりに戸惑うことも大いにありますが、文字通り色々な世界を見ることができ、日々刺激的です。また、カンボジア、ミャンマーへ出張の機会もあり、普段は直接顔を合わせることのないカウンターパートと対面することでわかることがたくさんありました。 特許庁は、一口に産業財産権を所管していると言っても、想像以上に業務内容が多様です。きっと皆さんが面白いと思える仕事が見つかると思います。好奇心に満ちた皆さんと働けることを楽しみにしています!

途上国・新興国への協力や支援を行っています アセアン諸国やインド、ブラジルなどの新興国が事業展開先として有望視されていますが、日本の企業がそれらの国でスムーズにビジネスを行うためには、技術を適切に保護・活用することが不可欠です。 国際協力課では、これらの国の知財環境を整備すべく、各国の現状に合わせた協力・支援を行っています。適切な支援のためには、ユーザーの要望を踏まえた上で、現地の現状を把握し、海外駐在者と連携することが必要です。関係者との調整が複雑になることもありますが、今まさに成長している、様々な可能性を秘めた国々と関わることができる点は、国際協力課の魅力の一つだと思います。 また、国際協力課には、特許・意匠・商標の審査官、経済産業省や企業からの出向者も在籍しており、業務内容はもちろん、周りの方々も多様性にあふれています。 現在私は、新興国・途上国向けの知財に関する研修の企画・実施に携わっています。この1年間で、世界各国から受け入れた400名以上の研修生の方との出会いに恵まれました。良くも悪くもおおらかな国の方々との仕事は、時にひやひやし、各国の文化の違いや、英語でのや

国際協力課Yumi Sato

佐藤 佑美08

ほどです。実際に入庁してからも、良い先輩方や後輩達に恵まれ、困ったことがあればいつでも周りと相談しながら仕事ができる温かい環境があり、入庁前の印象は裏切られていません。 現在は方式審査専門官として働いていますが、私自身も今まで情報提供、システム開発、中小企業支援、国際関係など様々な分野の業務を経験してきました。必ず皆さんにとってもやりがいを感じる仕事があると思います!興味を持った方は説明会に足を運んでみて下さい。

特許庁の最前線で仕事をしています 方式審査室では出願の内容の審査をする前に、提出された出願書類等が法令に定められた要件や形式に基づき正しく記載されているか、適切な期間内に提出されているか等の審査をしています。私が担当しているのは、国際出願制度を利用した出願を日本で権利化するための手続書類の審査です。 毎日多くの書類を審査し、内容に不備がある場合には出願人へ書類の補正を促す旨の通知を作成したりしています。 また、具体的な案件に関する出願人からの相談や問い合わせに対応することも多く、その際は分かりやすく適切な手続きを促す必要があり、高度な専門性が求められます。このように事務職員でありながら制度・手続きの専門家として働けることが方式審査室の最大の魅力だと思います。 私が特許庁に興味を持ったきっかけは個別の業務説明会でした。学生時代、産業財産権に特になじみはありませんでしたが、たまたま行ってみた業務説明会で印象が良く、アットホームで女性も働きやすそうな雰囲気にいつのまにか魅了され、それまでの第一志望を変えた

審査業務課方式審査室Satomi Iyobe

伊與部 里美09

権利化のゴールを支えます 特許庁に出願された発明等のうち、実体審査において権利化してもよいと判断されたものは、特許原簿等に登録されることではじめて権利となります。登録室は、そういった特許原簿等への登録のほか、権利を維持するための納付手続き、また、譲渡による権利移転や専用実施権、質権を設定するといった権利自体の変動の手続きなど、権利化後の手続きに関する業務を行っています。特許原簿等はその権利について広く公示するものであり、法令に基づき正しい処理をしなければユーザーのみならず第三者の利害関係に影響してしまうこともあるため、責任をもって作業をすることが求められる重要な役割を担っています。 現在の業務では、権利者等からの相談や問い合わせを受けることが数多くあり、ユーザーと近い距離で業務に携わっている実感があります。一方で、法令や基準を画一的にあてはめることができず悩む相談もいまだに多々ありますが、特許庁には上司や先輩方と気さくに相談や議論ができる温かい雰囲気があり、大きな特徴のひとつと思います。また、産業財産権実務に携わるだけでなく、本人の適

性や指向によって、企画立案、さらに留学や出向等様々な選択肢をもてるという点も特許庁の魅力のひとつです。様々な経験を通して成長でき、また、ライフステージの変化にしたがい多様な働き方を選択できる職場で一緒に働きませんか。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

審査業務課登録室Kyoko Yamauchi

山内 今日子10

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H20. 4 入庁

H29. 4 入庁

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る電話の一本であっても、掛けてきた方には特許庁への初めてのお問い合わせかもしれないので、丁寧・正確で分かりやすい対応を心がけています。しかしまだまだ未熟で、電話を切った後「言葉は適切だったかな」「もっと分かりやすい言葉で説明できたかも」と振り返っては反省の日々です。 私は入庁して10年が経ちましたが人事異動の度に発見や気づきがたくさんあります。10年経った今でも学ぶ機会をたくさん与えてくれる職場環境をとてもありがたいなと感じています。

特許への第一歩は出願から 特許権等を取得するには特許庁へ出願をしなければ始まりません。出願課とはまさに、その大切な出願を受け付ける部署です。特許庁へは毎日、多くの方が様々な書類を提出しに窓口を訪れます。応対する職員は手続きに精通していなくてはならず、専門的かつ広い知識が求められる大変な業務ですが、同時に、特許庁へ来られた方と直に接し、ユーザーの生の声を聞くことができる貴重な部署でもあります。このほかにも、出願人等の情報を登録する業務、提出された書類の閲覧に係る業務、優先権証明書等の特許庁が発行する各証明書を扱う業務など様々な業務があります。全ての業務が法令に基づいて行われており、正しく円滑に進めるため、時には法規集で条文を確認しながらそれぞれの業務を行っています。 私は現在、出願人等の情報を登録・変更する業務を担当しています。毎日たくさんの書類が届きますし(一月に3000件近くも!)、それらを1つ1つ審査し間違いがないように登録するのは中々気の抜けない作業です。電話によるお問い合わせも多く、内容は出願の仕方や権利化後のことから、審判に至るまで多種多様です。自分にとっては数あ

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

出願課Ikuko Yoshimura

吉村 育子11

の仕事の魅力だと感じます。ユーザーの方々がどのような点を利用しやすいと感じ、また何を不便だと感じているか、直接自分で聞いて感じることができ、それを自分の業務に活かしていくことができる面白さがあります。 私も7年前は皆さんと同じく、このパンフレットを読んでいた一人でした。ぜひ、このパンフレットを含め、色々な人の話を聞いて、特許庁での自分の活躍を具体的にイメージしながら検討してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

専門性を高められる職場です 国際意匠・商標出願室のうち私の所属している部署では、商標の国際出願の受付・処理を行っています。 商標の国際出願とは、複数の国に対して一括して手続することができる、国際条約に基づく出願制度です。通常、海外で商標権を取得したいと考えた場合、各国が定める言語・様式に従って、それぞれの国の特許庁に直接、出願を行う必要がありますが、この制度を利用すれば、日本国特許庁に提出する一つの願書で、複数の国に対して一括して商標出願を行うことができます。 私たちは、出願人から受領した願書の記載事項について審査を行い、日本国特許庁の認証を付して、この制度を管轄している国際機関(世界知的所有権機関(WIPO))に送付する仕事をしています。 国際出願は、条約とその下の更に細かいルールに従って処理がされるため、それらの適切な理解が欠かせません。勉強すべき事項は多いですが、その分、専門的な知識を身に付けることができます。また、願書の記載事項の確認、問合せ、相談対応を通じて、制度を利用するユーザーの方々と直接コミュニケーションをとることができる点もこ

出願課国際意匠・商標出願室Maiko Hagiya

萩谷 麻衣子12

務に取り組んでいます。調整課に限らず、特許庁には魅力的な仕事が沢山ありますので、一度説明会などに足を運んでみてください。私は大学時代は民法を専攻しており、知財に関しては門外漢でしたが、入庁後の研修や業務を通して学ぶことが出来ますので、知財に詳しい方もそうでない方も是非特許庁に興味を持っていただければと思います!皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています!!

特許審査の舵取り役を担っています 調整課は審査第一部に属しており、「世界最速・最高品質の特許審査の実現」のために、審査結果通知の迅速性の堅持やユーザーニーズに応えた質の高い権利の設定、海外特許庁との連携・協力など、特許審査にかかる各種施策の企画・立案を行う、特許審査部を総括する部署です。私たち事務職員は、出願人との面接審査の調整や、海外特許庁との調整などの審査周辺業務に携わり、特許審査部を総合的にサポートしています。調整課の職員は約半数が特許の審査官であることから、特許審査の現状と今後について様々な意見を聞くことができ、特許審査を身近に感じることができます。また、特許審査官と事務職員とで協力して業務を行うことも多く、多様な課題解決に向けて、チームプレーが特に重要な部署だと感じています。 私は現在入庁2年目で、調整課企画調査班の係員として、主に会議の運営、各種統計データの取得・加工、審査部に所属する非常勤職員の採用など、幅広い業務を課内で協力しながら行っています。緊張感のある仕事、難しい仕事も多く勉強の毎日ですが、上司を含め周りの職員の助けもあり、安心して楽しみながら、時には焦りながら日々業

調整課Ryo Kogure

木暮 凌13

ら進めています。わからないことがあると快く教えてくださる方ばかりで、私が育児時間を取得しながらでも業務が遂行できるのは、そんな先輩方のお陰です。 また、特許庁は仕事をする上で様々な制度が用意されており、周囲の理解もある職場です。生活スタイルが変化しても自分に合ったワークライフバランスが実現できる職場ですよ!

特許庁の司法を担っています 特許庁の審判の役割は大きく2つあります。「審査の上級審」として出願に対する拒絶査定の妥当性を判断する役割と、「紛争の早期解決」を行うため権利の有効性を判断するという役割です。特許庁の審判は地方裁判所に代わる第一審としての機能を有しており、民事訴訟法に準じた手続により審理・手続きが行われています。 審判部は審理部門、訟務室、審判課の3つで構成されており、私たち事務職員は主に訟務室、審判課に所属しています。主な業務としては、審決に対する訴訟等を扱う知的財産高等裁判所とのやり取り等を行う訟務業務や、審判官と連携を取りながら審判事件の事務全般を行う審判書記官業務、審判制度の運用の取り決めを行う業務等があります。 私は現在審判書記官として、審判請求書等手続書類の方式調査、口頭審理の期日調整や当日の立会い、調書の作成、審決等の書類の認証・送達などの業務を行っています。審判書記官の資格は政令で定められており、調書の作成や送達は書記官固有の業務であるため、日々気持ちを引き締めています。とはいえ業務を遂行するにあたり初めて直面する事柄も多く、周りの先輩方にご意見・アドバイスを頂きなが

審判課Aki Ishi i

石井 亜希14

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H19.10 入庁

H23. 4 入庁

H29. 4 入庁

H18. 4 入庁

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る電話の一本であっても、掛けてきた方には特許庁への初めてのお問い合わせかもしれないので、丁寧・正確で分かりやすい対応を心がけています。しかしまだまだ未熟で、電話を切った後「言葉は適切だったかな」「もっと分かりやすい言葉で説明できたかも」と振り返っては反省の日々です。 私は入庁して10年が経ちましたが人事異動の度に発見や気づきがたくさんあります。10年経った今でも学ぶ機会をたくさん与えてくれる職場環境をとてもありがたいなと感じています。

特許への第一歩は出願から 特許権等を取得するには特許庁へ出願をしなければ始まりません。出願課とはまさに、その大切な出願を受け付ける部署です。特許庁へは毎日、多くの方が様々な書類を提出しに窓口を訪れます。応対する職員は手続きに精通していなくてはならず、専門的かつ広い知識が求められる大変な業務ですが、同時に、特許庁へ来られた方と直に接し、ユーザーの生の声を聞くことができる貴重な部署でもあります。このほかにも、出願人等の情報を登録する業務、提出された書類の閲覧に係る業務、優先権証明書等の特許庁が発行する各証明書を扱う業務など様々な業務があります。全ての業務が法令に基づいて行われており、正しく円滑に進めるため、時には法規集で条文を確認しながらそれぞれの業務を行っています。 私は現在、出願人等の情報を登録・変更する業務を担当しています。毎日たくさんの書類が届きますし(一月に3000件近くも!)、それらを1つ1つ審査し間違いがないように登録するのは中々気の抜けない作業です。電話によるお問い合わせも多く、内容は出願の仕方や権利化後のことから、審判に至るまで多種多様です。自分にとっては数あ

事 務 職 員 が 活 躍 す る フ ィ ー ル ド を ご 紹 介 し ま す !

出願課Ikuko Yoshimura

吉村 育子11

の仕事の魅力だと感じます。ユーザーの方々がどのような点を利用しやすいと感じ、また何を不便だと感じているか、直接自分で聞いて感じることができ、それを自分の業務に活かしていくことができる面白さがあります。 私も7年前は皆さんと同じく、このパンフレットを読んでいた一人でした。ぜひ、このパンフレットを含め、色々な人の話を聞いて、特許庁での自分の活躍を具体的にイメージしながら検討してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

専門性を高められる職場です 国際意匠・商標出願室のうち私の所属している部署では、商標の国際出願の受付・処理を行っています。 商標の国際出願とは、複数の国に対して一括して手続することができる、国際条約に基づく出願制度です。通常、海外で商標権を取得したいと考えた場合、各国が定める言語・様式に従って、それぞれの国の特許庁に直接、出願を行う必要がありますが、この制度を利用すれば、日本国特許庁に提出する一つの願書で、複数の国に対して一括して商標出願を行うことができます。 私たちは、出願人から受領した願書の記載事項について審査を行い、日本国特許庁の認証を付して、この制度を管轄している国際機関(世界知的所有権機関(WIPO))に送付する仕事をしています。 国際出願は、条約とその下の更に細かいルールに従って処理がされるため、それらの適切な理解が欠かせません。勉強すべき事項は多いですが、その分、専門的な知識を身に付けることができます。また、願書の記載事項の確認、問合せ、相談対応を通じて、制度を利用するユーザーの方々と直接コミュニケーションをとることができる点もこ

出願課国際意匠・商標出願室Maiko Hagiya

萩谷 麻衣子12

務に取り組んでいます。調整課に限らず、特許庁には魅力的な仕事が沢山ありますので、一度説明会などに足を運んでみてください。私は大学時代は民法を専攻しており、知財に関しては門外漢でしたが、入庁後の研修や業務を通して学ぶことが出来ますので、知財に詳しい方もそうでない方も是非特許庁に興味を持っていただければと思います!皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています!!

特許審査の舵取り役を担っています 調整課は審査第一部に属しており、「世界最速・最高品質の特許審査の実現」のために、審査結果通知の迅速性の堅持やユーザーニーズに応えた質の高い権利の設定、海外特許庁との連携・協力など、特許審査にかかる各種施策の企画・立案を行う、特許審査部を総括する部署です。私たち事務職員は、出願人との面接審査の調整や、海外特許庁との調整などの審査周辺業務に携わり、特許審査部を総合的にサポートしています。調整課の職員は約半数が特許の審査官であることから、特許審査の現状と今後について様々な意見を聞くことができ、特許審査を身近に感じることができます。また、特許審査官と事務職員とで協力して業務を行うことも多く、多様な課題解決に向けて、チームプレーが特に重要な部署だと感じています。 私は現在入庁2年目で、調整課企画調査班の係員として、主に会議の運営、各種統計データの取得・加工、審査部に所属する非常勤職員の採用など、幅広い業務を課内で協力しながら行っています。緊張感のある仕事、難しい仕事も多く勉強の毎日ですが、上司を含め周りの職員の助けもあり、安心して楽しみながら、時には焦りながら日々業

調整課Ryo Kogure

木暮 凌13

ら進めています。わからないことがあると快く教えてくださる方ばかりで、私が育児時間を取得しながらでも業務が遂行できるのは、そんな先輩方のお陰です。 また、特許庁は仕事をする上で様々な制度が用意されており、周囲の理解もある職場です。生活スタイルが変化しても自分に合ったワークライフバランスが実現できる職場ですよ!

特許庁の司法を担っています 特許庁の審判の役割は大きく2つあります。「審査の上級審」として出願に対する拒絶査定の妥当性を判断する役割と、「紛争の早期解決」を行うため権利の有効性を判断するという役割です。特許庁の審判は地方裁判所に代わる第一審としての機能を有しており、民事訴訟法に準じた手続により審理・手続きが行われています。 審判部は審理部門、訟務室、審判課の3つで構成されており、私たち事務職員は主に訟務室、審判課に所属しています。主な業務としては、審決に対する訴訟等を扱う知的財産高等裁判所とのやり取り等を行う訟務業務や、審判官と連携を取りながら審判事件の事務全般を行う審判書記官業務、審判制度の運用の取り決めを行う業務等があります。 私は現在審判書記官として、審判請求書等手続書類の方式調査、口頭審理の期日調整や当日の立会い、調書の作成、審決等の書類の認証・送達などの業務を行っています。審判書記官の資格は政令で定められており、調書の作成や送達は書記官固有の業務であるため、日々気持ちを引き締めています。とはいえ業務を遂行するにあたり初めて直面する事柄も多く、周りの先輩方にご意見・アドバイスを頂きなが

審判課Aki Ishi i

石井 亜希14

課室紹介

課室紹介 Introduction to Divisions

H19.10 入庁

H23. 4 入庁

H29. 4 入庁

H18. 4 入庁

11

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研修・自己啓発Training / Self-enlightenment

研 修 を 受 け た 先 輩 か ら の M e s s a g e

事務職員初任者研修

メンター制度

  Fusako Muramori

●村守 芙沙子 総務課 H16.4入庁

知的財産制度外国研修・語学留学

方式審査専門官研修

審判書記官研修

事務系職員ステップアップ研修

語学研修(英語・第二外国語・短期集中型)

係 員

初任者・2年目・3年目研修

係 長専門官

係長等研修

管理者研修(課長補佐級)

管理者研修(課長・室長級)

課長補佐上級専門官

民間派遣研修

 新規採用職員研修では、社会人としてのマナーから、国家公務員としての基礎知識、そして、特許庁職員として不可欠な産業財産行政について学びます。研修内容は、講義形式、グループワーク、合宿研修、地方研修と多岐に渡ります。

 木村さんのお仕事は、国会対応や庁外からの発注に臨機応変かつスピーディに対応することが求められます。そんな緊張感の中で何事にも前向きに取組む姿を陰ながら見守り、時々声をかけたり一緒にランチをして、職場の様子や私の今までの経験談等についてお話しました。木村さんが日々特許庁職員として成長していくのを身近で感じられる事は大変喜ばしいと同時に、自分自身を振り返るきっかけにもなり、後輩の道しるべとなる働き方を意識するようになりました。

 Hitomi Kimura

●木村 瞳 総務課 H30.4入庁

 入庁時は緊張の連続でしたが、村守さんとのランチがきっかけで、安心して職場に慣れることができました。日々、責任の大きい業務を任せていただく中で、村守さんと他愛ないお話しをすると、ふっと肩の力が抜け、抱え込みすぎず頑張ろう!と前向きになれます。仕事が少し大変な時にお菓子を下さるなど、村守さんの細やかなお気遣い・優しさを、とても尊敬しています。将来は村守さんのように、ニコニコ親しみやすく、職員に頼ってもらえるような先輩になりたいです。

新入職員を確実に育んでいくための環境づくりの一環として、新人の状態に気を配り、新人が悩みや課題などを気軽に相談できる相手としての基本的役割を担う「メンター」を導入し、意欲と能力のある新入職員の人間力や仕事力などの形成を側面から支援しています。

研修・自己啓発

実務研修

階層別研修

・国家公務員として 必要な基礎知識・産業財産権行政に 関する基礎知識

管理者としての能力、識見の養成

・特許庁の役割・機能及び 産業財産権行政に関する知識・企画及びプレゼンテーション の能力向上

・産業財産権に関す る法律及び条約・行政事務官として 必要な基礎的法令

企画及びプレゼンテーションの能力向上及びマネジメント能力の向上

PICK UP

地方研修の一コマ。 4泊5日の合宿研修。地方経済産業局の人とパシャリ。

知的財産制度外国研修 Aya Yoshino

吉野 彩 国際政策課 H23.4入庁1

 私は今、米国ロサンゼルスの南カリフォルニア大学ロースクールに留学しています。大学では、米国特許法や商標法、WTO等国際条約についてなど様々な授業を受け、世界各地から集まる他の留学生とともに日々研鑽を積んでいます。語学や知識はもちろんのこと、多様性・文化への理解や積極性の大切さなど、国際的に働くにあたって重要なことを日々学べており、留学制度は大変有意義だと感じています。 ボーダレス化が急速に進む現代においては、日本国内のみならず世界各国の特許庁とも知財制度のあり方について議論・協力をしながら 制度設計を進めることが必要になっています。皆さんも、専門性の高い知的財産分野で国際的に活躍しませんか?近い将来、一緒に仕事ができる日を楽しみにしています!

2

1

3

4

語学留学 Ena Otani

大谷 恵菜 登録室 H26.4入庁2

 私は2018年7月から約7カ月間、英国の語学学校(EJEFスタディーセンター)において、英語によるコミュニケーション能力の向上及び研究テーマとして掲げた「日本と欧州における産業財産権登録制度」に関する研究に取り組んでいます。語学学校では3つのフェーズが設けられており、最初の2カ月半で主に日常会話、文法、語彙、発音を学習し、次の2カ月半でビジネス英会話、最後の2カ月ではIELTS対策に特化した授業を受講しました。留学中は語学の習得だけでなく、ホームステイ先のファミリーをはじめ、様々なバックグラウンドを持つ人達と出会う機会があり、刺激的で充実した日々を送っています。働きながら自分自身を成長させられることが特許庁の魅力です。皆さんも研修制度が充実している特許庁で自分の可能性を広げてみませんか。

語学研修 Takashi Sendai

千代 昂志 秘書課弁理士室  H28.4入庁3

 平成28年に入庁し今年で4年目となります。現在は弁理士試験の運営を業務としており、英語に触れる機会は基本的にありませんが、入庁1、2年目に過ごした国際関係の部署で自身の英語力の未熟さを感じたため、英語研修を受講しました。 いくつかある特許庁の英語研修制度のうち、私はマンツーマンの英会話を受講しました。受講場所や研修日時、講師を1回ごとに選べるため、自分のペースで受講できる点、色んなタイプの講師と会話できる点がメリットだと感じました。英語でのコミュニケーションは難しいですが、そのぶん自分の伝えたいことが伝わった時の喜びは大きいです。 語学研修をはじめ研修制度が充実している点も特許庁の魅力の1つなので、積極的に活用し自身のスキルアップに努めたいと思います。

経済産業局派遣研修(3年目研修)Takuya Kimoto

木元 琢也 会計課 H28.4入庁4

 私は昨年の10月、3年目研修の一環として、関東経済産業局知的財産室に4週間研修生として受け入れていただきました。研修にあたっては、事前に自分で研修テーマを設定し、局の方々の御指導を受け、研修最終日に局で成果発表を行います。成果発表の資料作りは慣れない作業で大変ですが、局の方々が親身になって相談に乗ってくださり、作り終えた時には達成感があります。研修では中小企業・金融機関・知財窓口等を訪問する機会がたくさんありますが、なかでも川崎市にある養生メーカーを訪問した際、「関東局の施策が自社事業に非常に役に立っている」とのお話を伺い、とても感慨深かったです。また、知財関係以外にも、オープンイノベーションやベンチャー企業等についても幅広く学ぶ事ができ、自分自身を成長させる大変有意義な研修となりました。

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研修・自己啓発Training / Self-enlightenment

研 修 を 受 け た 先 輩 か ら の M e s s a g e

事務職員初任者研修

メンター制度

  Fusako Muramori

●村守 芙沙子 総務課 H16.4入庁

知的財産制度外国研修・語学留学

方式審査専門官研修

審判書記官研修

事務系職員ステップアップ研修

語学研修(英語・第二外国語・短期集中型)

係 員

初任者・2年目・3年目研修

係 長専門官

係長等研修

管理者研修(課長補佐級)

管理者研修(課長・室長級)

課長補佐上級専門官

民間派遣研修

 新規採用職員研修では、社会人としてのマナーから、国家公務員としての基礎知識、そして、特許庁職員として不可欠な産業財産行政について学びます。研修内容は、講義形式、グループワーク、合宿研修、地方研修と多岐に渡ります。

 木村さんのお仕事は、国会対応や庁外からの発注に臨機応変かつスピーディに対応することが求められます。そんな緊張感の中で何事にも前向きに取組む姿を陰ながら見守り、時々声をかけたり一緒にランチをして、職場の様子や私の今までの経験談等についてお話しました。木村さんが日々特許庁職員として成長していくのを身近で感じられる事は大変喜ばしいと同時に、自分自身を振り返るきっかけにもなり、後輩の道しるべとなる働き方を意識するようになりました。

 Hitomi Kimura

●木村 瞳 総務課 H30.4入庁

 入庁時は緊張の連続でしたが、村守さんとのランチがきっかけで、安心して職場に慣れることができました。日々、責任の大きい業務を任せていただく中で、村守さんと他愛ないお話しをすると、ふっと肩の力が抜け、抱え込みすぎず頑張ろう!と前向きになれます。仕事が少し大変な時にお菓子を下さるなど、村守さんの細やかなお気遣い・優しさを、とても尊敬しています。将来は村守さんのように、ニコニコ親しみやすく、職員に頼ってもらえるような先輩になりたいです。

新入職員を確実に育んでいくための環境づくりの一環として、新人の状態に気を配り、新人が悩みや課題などを気軽に相談できる相手としての基本的役割を担う「メンター」を導入し、意欲と能力のある新入職員の人間力や仕事力などの形成を側面から支援しています。

研修・自己啓発

実務研修

階層別研修

・国家公務員として 必要な基礎知識・産業財産権行政に 関する基礎知識

管理者としての能力、識見の養成

・特許庁の役割・機能及び 産業財産権行政に関する知識・企画及びプレゼンテーション の能力向上

・産業財産権に関す る法律及び条約・行政事務官として 必要な基礎的法令

企画及びプレゼンテーションの能力向上及びマネジメント能力の向上

PICK UP

地方研修の一コマ。 4泊5日の合宿研修。地方経済産業局の人とパシャリ。

知的財産制度外国研修 Aya Yoshino

吉野 彩 国際政策課 H23.4入庁1

 私は今、米国ロサンゼルスの南カリフォルニア大学ロースクールに留学しています。大学では、米国特許法や商標法、WTO等国際条約についてなど様々な授業を受け、世界各地から集まる他の留学生とともに日々研鑽を積んでいます。語学や知識はもちろんのこと、多様性・文化への理解や積極性の大切さなど、国際的に働くにあたって重要なことを日々学べており、留学制度は大変有意義だと感じています。 ボーダレス化が急速に進む現代においては、日本国内のみならず世界各国の特許庁とも知財制度のあり方について議論・協力をしながら 制度設計を進めることが必要になっています。皆さんも、専門性の高い知的財産分野で国際的に活躍しませんか?近い将来、一緒に仕事ができる日を楽しみにしています!

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語学留学 Ena Otani

大谷 恵菜 登録室 H26.4入庁2

 私は2018年7月から約7カ月間、英国の語学学校(EJEFスタディーセンター)において、英語によるコミュニケーション能力の向上及び研究テーマとして掲げた「日本と欧州における産業財産権登録制度」に関する研究に取り組んでいます。語学学校では3つのフェーズが設けられており、最初の2カ月半で主に日常会話、文法、語彙、発音を学習し、次の2カ月半でビジネス英会話、最後の2カ月ではIELTS対策に特化した授業を受講しました。留学中は語学の習得だけでなく、ホームステイ先のファミリーをはじめ、様々なバックグラウンドを持つ人達と出会う機会があり、刺激的で充実した日々を送っています。働きながら自分自身を成長させられることが特許庁の魅力です。皆さんも研修制度が充実している特許庁で自分の可能性を広げてみませんか。

語学研修 Takashi Sendai

千代 昂志 秘書課弁理士室  H28.4入庁3

 平成28年に入庁し今年で4年目となります。現在は弁理士試験の運営を業務としており、英語に触れる機会は基本的にありませんが、入庁1、2年目に過ごした国際関係の部署で自身の英語力の未熟さを感じたため、英語研修を受講しました。 いくつかある特許庁の英語研修制度のうち、私はマンツーマンの英会話を受講しました。受講場所や研修日時、講師を1回ごとに選べるため、自分のペースで受講できる点、色んなタイプの講師と会話できる点がメリットだと感じました。英語でのコミュニケーションは難しいですが、そのぶん自分の伝えたいことが伝わった時の喜びは大きいです。 語学研修をはじめ研修制度が充実している点も特許庁の魅力の1つなので、積極的に活用し自身のスキルアップに努めたいと思います。

経済産業局派遣研修(3年目研修)Takuya Kimoto

木元 琢也 会計課 H28.4入庁4

 私は昨年の10月、3年目研修の一環として、関東経済産業局知的財産室に4週間研修生として受け入れていただきました。研修にあたっては、事前に自分で研修テーマを設定し、局の方々の御指導を受け、研修最終日に局で成果発表を行います。成果発表の資料作りは慣れない作業で大変ですが、局の方々が親身になって相談に乗ってくださり、作り終えた時には達成感があります。研修では中小企業・金融機関・知財窓口等を訪問する機会がたくさんありますが、なかでも川崎市にある養生メーカーを訪問した際、「関東局の施策が自社事業に非常に役に立っている」とのお話を伺い、とても感慨深かったです。また、知財関係以外にも、オープンイノベーションやベンチャー企業等についても幅広く学ぶ事ができ、自分自身を成長させる大変有意義な研修となりました。

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Page 14: 産業財産権制度とは - jpo.go.jp合同庁舎8号館 谷 比 日 至 銀座線 至赤坂 国会議事堂前駅 霞ケ関駅 特許庁本庁舎 JTビル (審判部) 経済産業省別館

人事交流

特許庁では、国内外の関係機関との人事交流を積極的に行っています。

産業財産権施策を的確に推進していくためには、他の関係機関との密接な連携が必要です。このため、経済産

業省を始めとした関係省庁や独立行政法人へ多数の職員が出向しています。また、国際機関の職員として、国

際出願制度や模倣品対策等、産業財産権施策のグローバル化に対応すべく、特許庁の職員が世界各地で活躍し

ています。

人事交流Personnel exchanges

Takuya Sugiyama

杉山 卓也JICAプロジェクト(インドネシア法務人権省知的財産総局)

H7.4 入庁

《自慢話》 特許庁って、様々な研修を通じて幅広いスキルを伸ばすことができる機会を与えてくれるすごい組織なんです!学生時代に留学経験もなかった自分が、現在はJICAの専門家として、日本を離れてインドネシア政府機関の皆さんと一緒に働くことなど、入庁時にはまったく想像できませんでした。様々な仕事への好奇心が活躍の場を広げ、特許庁は”やる気”を後押ししてくれますので、そんな前向きな人、ぜひ特許庁にお電話ください!!《愚痴》 特許庁って、細かくて専門性の高い仕事も多く、些細なことを決めるだけでもたくさんの人に相談をしないといけなかったりして時々面倒なんです!我々の仕事の多くは法令に基づいて行うので仕方ないのかもしれませんが、そんな仕事を効率化して楽しくしてくれるアイデアをどしどし提案してくれる人、また、特許庁の仕事ぶりを国内・海外にかっこよくわかりやすく発信してくれる人、ぜひ特許庁の門を叩いてください!!《説教》 特許庁って、世話焼きたがりで説教垂れる先輩がたくさんいたんです!ですが、近頃はパワハラやセクハラと誤解されること気にしちゃって、必要以上に静かになった気がします。「自慢話」・「愚痴」・「説教」は、年寄りの “ 三種の神器 ” と呼ばれているようですが、これを喜んで聞き流せる人、そしていずれは部下に上手に世話を焼いてくれる人、ぜひ特許庁で長く勤めてくだい!!

 以上、常夏のジャカルタ駐在の中堅職員から暑苦しいお願いです。

海外勤務者からMessage ~ J I C A 派 遣 者 か ら ~

Sachiyo Yoshino

吉野 幸代関東経済産業局 地域経済部 産業技術革新課 知的財産室

H4.4 入庁

 振り返ってみますと、入庁してから25年以上もの間、いかに知的財産にどっぷりと浸かってきたことに気づかされます。国際的な手続調和の検討、途上国研修生への普及支援、国内手続の基準整備など多くのことに携わってきました。今まで知財の重要性に疑問を持つことのない”知財ワールド”の中にいた私は、関東経済産業局(@さいたま新都心)に出向し、知的財産室の室長に配属され、ちょっとしたカルチャーショックを受けています。 知財室での業務は、中小企業への知財支援です。知財制度に関する知識の普及や、企業の競争力を強化するための知財戦略の構築を促すことをしています。企業ごとに、事業内容や事業計画、また保有する知財は異なり、知財をどう活用するかの知財戦略も当然各社異なります。素晴らしい技術があり、その特許権を持っていたとしても、それが利益につながるかどうかは別次元の話です。中小企業は資金も時間も人材も限られていますので、大手企業と同様な知財戦略は取り得ません。中小企業に対してどう働きかければよいのか、自分が今まで培ってきた知財の知識が、中小企業にはそのまま通用しないことが多く、日々試行錯誤しています。大変ではありますが、とてもやりがいを感じています。そして、まだ新しいことに挑戦できる職場に感謝しています。特許庁に入庁できて本当に良かったと思います。

地方出向者からMessage ~ 関 東 経 済 産 業 局 出 向 者 か ら ~

Takashi Machino

町野 隆司経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室

H26.4 入庁

 私は、昨年4月から経済産業省に出向していますが、配属先の産業人材政策室では、産業基盤を支える“人材”に着目した幅広いテーマを主に扱っています。今年4月には働き方改革関連法が施行され、1人1人の働き方は大きく変化していきます。しかし、長時間労働の是正にどうしても注目が集まりがちですが、それだけでは個人の生み出す生産性(簡単に言うと、1日に働く仕事量)は下がってしまうため、生産性の向上に寄与する、個人が持つスキルの向上や、働きがいの向上、柔軟な働き方の推進などが今後重要になっていきます。一方で企業側にとっても、経営戦略の中心に人材戦略が位置づけられることを再認識していただくことが、我々のミッションだと思い、有識者の方々と日々意見交換をさせていただきながら、政策を立案しています。振り返りますと、刺激的でとても充実した1年でした。 特許庁は、異動の頻度も多く、「○○でチャレンジしたい」という職員の声が届きやすい職場で、私自身も出向という貴重な機会を与えていただきました。同期には、私のように他省庁に出向している者、海外に留学している者がいます。そういった個人の自律的なキャリアに沿って、業務に従事できることも特許庁の魅力ではないでしょうか。 特許庁では、個別相談会や説明会を行っておりますので、少しでも興味を持っていただけましたら一度参加してみませんか。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

他省庁出向者からMessage ~ 経 済 産 業 省 出 向 者 か ら ~

Ken Gomyo

五明 謙NEDO IoT推進部

H10.4 入庁

 私は、独立行政法人のNEDOという技術開発マネジメント機関の一員として、研究者や開発者とともに研究開発プロジェクトを実用化へと推し進める仕事をしています。扱う分野は、Internet of Things(IoT)。必要なモノやサービスが、必要な人に、必要な時、必要なだけ届けられる。そんな“超スマート社会”実現のカギを握る分野で、IoT関連の様々な技術に触れさせてもらっています。NEDOの技術で、くらしやはたらき方がどう変わるか、どんな未来を実現したいか、そんなことを考える人が多く、日々刺激を受けています。 これを読んでいる方の中には、特許庁で働きたいのに他機関に出向があるの?と思う方もいるかもしれません。私もそう思ったこともあります。ただ、実際に経験をしてみると、新たなモノの見方だったり、考え方、仕事のやり方や取り組み方に気づかされることも多いです。出向は、自分自身が成長していく機会、新たな仲間を増やすチャンス、そして、より良い特許庁にしていくきっかけにもなると思えば、意外といいものです。 今回、NEDOで知り合った人たちの、技術にどう価値を持たせるか、どう社会に役立つものにしていくかを考える姿勢は、特許庁の仕事にも通ずる部分があるんじゃないかと感じています。NEDOでの経験のおかげで、また違った目線を持って特許庁の仕事に取り組むことができそうです。来年、どんな特許庁の未来を実現したいか、ぜひ一緒に考えましょう。

庁外勤務者からMessage ~ N E D O 出 向 者 か ら ~

・工業所有権情報・研修館・新エネルギー・産業技術総合開発機構・中小企業基盤整備機構・日本貿易保険 etc. . .

独立行政法人

・経済産業省・経済産業局・内閣府・内閣官房・人事院 etc. . .

他府省庁

・在外日本国大使館(チェコ、ケニア)・国際協力機構(インドネシア)・世界知的所有権機関(ジュネーブ)・日本貿易振興機構(ニューヨーク)

海外

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人事交流

特許庁では、国内外の関係機関との人事交流を積極的に行っています。

産業財産権施策を的確に推進していくためには、他の関係機関との密接な連携が必要です。このため、経済産

業省を始めとした関係省庁や独立行政法人へ多数の職員が出向しています。また、国際機関の職員として、国

際出願制度や模倣品対策等、産業財産権施策のグローバル化に対応すべく、特許庁の職員が世界各地で活躍し

ています。

人事交流Personnel exchanges

Takuya Sugiyama

杉山 卓也JICAプロジェクト(インドネシア法務人権省知的財産総局)

H7.4 入庁

《自慢話》 特許庁って、様々な研修を通じて幅広いスキルを伸ばすことができる機会を与えてくれるすごい組織なんです!学生時代に留学経験もなかった自分が、現在はJICAの専門家として、日本を離れてインドネシア政府機関の皆さんと一緒に働くことなど、入庁時にはまったく想像できませんでした。様々な仕事への好奇心が活躍の場を広げ、特許庁は”やる気”を後押ししてくれますので、そんな前向きな人、ぜひ特許庁にお電話ください!!《愚痴》 特許庁って、細かくて専門性の高い仕事も多く、些細なことを決めるだけでもたくさんの人に相談をしないといけなかったりして時々面倒なんです!我々の仕事の多くは法令に基づいて行うので仕方ないのかもしれませんが、そんな仕事を効率化して楽しくしてくれるアイデアをどしどし提案してくれる人、また、特許庁の仕事ぶりを国内・海外にかっこよくわかりやすく発信してくれる人、ぜひ特許庁の門を叩いてください!!《説教》 特許庁って、世話焼きたがりで説教垂れる先輩がたくさんいたんです!ですが、近頃はパワハラやセクハラと誤解されること気にしちゃって、必要以上に静かになった気がします。「自慢話」・「愚痴」・「説教」は、年寄りの “ 三種の神器 ” と呼ばれているようですが、これを喜んで聞き流せる人、そしていずれは部下に上手に世話を焼いてくれる人、ぜひ特許庁で長く勤めてくだい!!

 以上、常夏のジャカルタ駐在の中堅職員から暑苦しいお願いです。

海外勤務者からMessage ~ J I C A 派 遣 者 か ら ~

Sachiyo Yoshino

吉野 幸代関東経済産業局 地域経済部 産業技術革新課 知的財産室

H4.4 入庁

 振り返ってみますと、入庁してから25年以上もの間、いかに知的財産にどっぷりと浸かってきたことに気づかされます。国際的な手続調和の検討、途上国研修生への普及支援、国内手続の基準整備など多くのことに携わってきました。今まで知財の重要性に疑問を持つことのない”知財ワールド”の中にいた私は、関東経済産業局(@さいたま新都心)に出向し、知的財産室の室長に配属され、ちょっとしたカルチャーショックを受けています。 知財室での業務は、中小企業への知財支援です。知財制度に関する知識の普及や、企業の競争力を強化するための知財戦略の構築を促すことをしています。企業ごとに、事業内容や事業計画、また保有する知財は異なり、知財をどう活用するかの知財戦略も当然各社異なります。素晴らしい技術があり、その特許権を持っていたとしても、それが利益につながるかどうかは別次元の話です。中小企業は資金も時間も人材も限られていますので、大手企業と同様な知財戦略は取り得ません。中小企業に対してどう働きかければよいのか、自分が今まで培ってきた知財の知識が、中小企業にはそのまま通用しないことが多く、日々試行錯誤しています。大変ではありますが、とてもやりがいを感じています。そして、まだ新しいことに挑戦できる職場に感謝しています。特許庁に入庁できて本当に良かったと思います。

地方出向者からMessage ~ 関 東 経 済 産 業 局 出 向 者 か ら ~

Takashi Machino

町野 隆司経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室

H26.4 入庁

 私は、昨年4月から経済産業省に出向していますが、配属先の産業人材政策室では、産業基盤を支える“人材”に着目した幅広いテーマを主に扱っています。今年4月には働き方改革関連法が施行され、1人1人の働き方は大きく変化していきます。しかし、長時間労働の是正にどうしても注目が集まりがちですが、それだけでは個人の生み出す生産性(簡単に言うと、1日に働く仕事量)は下がってしまうため、生産性の向上に寄与する、個人が持つスキルの向上や、働きがいの向上、柔軟な働き方の推進などが今後重要になっていきます。一方で企業側にとっても、経営戦略の中心に人材戦略が位置づけられることを再認識していただくことが、我々のミッションだと思い、有識者の方々と日々意見交換をさせていただきながら、政策を立案しています。振り返りますと、刺激的でとても充実した1年でした。 特許庁は、異動の頻度も多く、「○○でチャレンジしたい」という職員の声が届きやすい職場で、私自身も出向という貴重な機会を与えていただきました。同期には、私のように他省庁に出向している者、海外に留学している者がいます。そういった個人の自律的なキャリアに沿って、業務に従事できることも特許庁の魅力ではないでしょうか。 特許庁では、個別相談会や説明会を行っておりますので、少しでも興味を持っていただけましたら一度参加してみませんか。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

他省庁出向者からMessage ~ 経 済 産 業 省 出 向 者 か ら ~

Ken Gomyo

五明 謙NEDO IoT推進部

H10.4 入庁

 私は、独立行政法人のNEDOという技術開発マネジメント機関の一員として、研究者や開発者とともに研究開発プロジェクトを実用化へと推し進める仕事をしています。扱う分野は、Internet of Things(IoT)。必要なモノやサービスが、必要な人に、必要な時、必要なだけ届けられる。そんな“超スマート社会”実現のカギを握る分野で、IoT関連の様々な技術に触れさせてもらっています。NEDOの技術で、くらしやはたらき方がどう変わるか、どんな未来を実現したいか、そんなことを考える人が多く、日々刺激を受けています。 これを読んでいる方の中には、特許庁で働きたいのに他機関に出向があるの?と思う方もいるかもしれません。私もそう思ったこともあります。ただ、実際に経験をしてみると、新たなモノの見方だったり、考え方、仕事のやり方や取り組み方に気づかされることも多いです。出向は、自分自身が成長していく機会、新たな仲間を増やすチャンス、そして、より良い特許庁にしていくきっかけにもなると思えば、意外といいものです。 今回、NEDOで知り合った人たちの、技術にどう価値を持たせるか、どう社会に役立つものにしていくかを考える姿勢は、特許庁の仕事にも通ずる部分があるんじゃないかと感じています。NEDOでの経験のおかげで、また違った目線を持って特許庁の仕事に取り組むことができそうです。来年、どんな特許庁の未来を実現したいか、ぜひ一緒に考えましょう。

庁外勤務者からMessage ~ N E D O 出 向 者 か ら ~

・工業所有権情報・研修館・新エネルギー・産業技術総合開発機構・中小企業基盤整備機構・日本貿易保険 etc. . .

独立行政法人

・経済産業省・経済産業局・内閣府・内閣官房・人事院 etc. . .

他府省庁

・在外日本国大使館(チェコ、ケニア)・国際協力機構(インドネシア)・世界知的所有権機関(ジュネーブ)・日本貿易振興機構(ニューヨーク)

海外

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職員の1週間

職員の1週間1 week of staff

Toshiyuki Machida

町田 季之 総務部国際協力課 H20. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

インドへ出張し、インド特許庁と知的財産分野の協力に関する意見交換会に参加しました。現地で円滑に意見交換できるよう、資料や議題の調整など入念な事前準備が求められます。

インド出張2日目では、セミナーを開催し、日本の青少年向けの知財普及支援に関する取り組みを紹介してきました。今回のセミナーには、インド人の学生や日本での研修に参加したことのある修了生が参加しました。継続的な交流や、現地で研修することで日本特許庁のプレゼンスを高めていきます。

帰国後、昨日までの出張報告や、海外特許庁との会合を企画するため、海外駐在員や庁内関係者との調整を行います。国際業務では、直接顔を合わせる機会の少ない海外駐在員と密に連絡を取り合うことが重要です。

この日は庁内での研修に講師として出席し、私がケニアに駐在していた際の業務と経験を紹介しました。自身の経験を庁内で役立ててもらえるよう、受講者の関心が高そうな話題を中心に紹介します。

インド特許庁の審査官が訪日し、日本特許庁の審査官と意見交換や庁内見学を行いました。特許庁の窓口として、開催に向けた事前調整と当日全体調整を行いました。訪問者受け入れの際には、不測の事態があっても対処できるよう同僚との連携が欠かせません。

休日はボルダリングジムで汗を流します。休息も大事ですが、社会人生活では運動不足になりがちなので、休日は積極的に体を動かしてリフレッシュするよう心掛けています。

今日は室内で打合せです。地域ブランド推進室では、地域団体商標の普及啓発・活用促進の一環として、学生と地域団体商標権利者団体が協力して行う「地域ブランド総選挙」というイベント事業を開催しています。今年度の結果を踏まえながら、来年度の内容を検討します。

今日は関係者へ事業の説明に行くため、午後から外勤です。地域ブランド推進室の業務は、庁内の各部署や権利者団体を始め、地方経済産業局や自治体等、関係者が多岐にわたります。制度普及のため、様々な方と協力しながら事業を進めていきます。

今日から三重と名古屋に1泊2日の出張です!出願を検討されている団体へ、制度の説明に行ってきました。出願人の団体だけでなく、自治体や支援機関の方も来ていただきました。移動時間を合計すると、6時間以上かかりました…(汗)

三重から名古屋へ移動し、中部経済産業局のセミナーに参加しました。最後10分ほどお時間をいただき、制度の紹介をさせていただきました。地域団体商標を知らない方々にも知ってもらうため、様々なセミナーで少しずつお時間をもらい、紹介することも多いです。

地域団体商標の制度概要や活用事例、登録案件等をまとめた「地域団体商標ガイドブック2019」と、制度概要をより分かりやすく紹介しているパンフレットが出来上がりました!出願を考えている方、これから地域ブランドに関わっていく方、興味のある方に幅広くお配りしています。

週末は友達と会って食事したり、趣味で映画を観たりして過ごしています。今日は同期と遊びに行っておりました♪同期とは、仕事だけでなくプライベートでもとっても仲良し!休日思いっきり楽しめれば、平日も頑張れます。

Chie Yoshida

吉田 智惠 商標課 地域ブランド推進室 H27. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

16

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職員の1週間

職員の1週間1 week of staff

Toshiyuki Machida

町田 季之 総務部国際協力課 H20. 4 入庁

Mon.

Tue.

Wed.

Thu.

Fri.

Weekend

インドへ出張し、インド特許庁と知的財産分野の協力に関する意見交換会に参加しました。現地で円滑に意見交換できるよう、資料や議題の調整など入念な事前準備が求められます。

インド出張2日目では、セミナーを開催し、日本の青少年向けの知財普及支援に関する取り組みを紹介してきました。今回のセミナーには、インド人の学生や日本での研修に参加したことのある修了生が参加しました。継続的な交流や、現地で研修することで日本特許庁のプレゼンスを高めていきます。

帰国後、昨日までの出張報告や、海外特許庁との会合を企画するため、海外駐在員や庁内関係者との調整を行います。国際業務では、直接顔を合わせる機会の少ない海外駐在員と密に連絡を取り合うことが重要です。

この日は庁内での研修に講師として出席し、私がケニアに駐在していた際の業務と経験を紹介しました。自身の経験を庁内で役立ててもらえるよう、受講者の関心が高そうな話題を中心に紹介します。

インド特許庁の審査官が訪日し、日本特許庁の審査官と意見交換や庁内見学を行いました。特許庁の窓口として、開催に向けた事前調整と当日全体調整を行いました。訪問者受け入れの際には、不測の事態があっても対処できるよう同僚との連携が欠かせません。

休日はボルダリングジムで汗を流します。休息も大事ですが、社会人生活では運動不足になりがちなので、休日は積極的に体を動かしてリフレッシュするよう心掛けています。

今日は室内で打合せです。地域ブランド推進室では、地域団体商標の普及啓発・活用促進の一環として、学生と地域団体商標権利者団体が協力して行う「地域ブランド総選挙」というイベント事業を開催しています。今年度の結果を踏まえながら、来年度の内容を検討します。

今日は関係者へ事業の説明に行くため、午後から外勤です。地域ブランド推進室の業務は、庁内の各部署や権利者団体を始め、地方経済産業局や自治体等、関係者が多岐にわたります。制度普及のため、様々な方と協力しながら事業を進めていきます。

今日から三重と名古屋に1泊2日の出張です!出願を検討されている団体へ、制度の説明に行ってきました。出願人の団体だけでなく、自治体や支援機関の方も来ていただきました。移動時間を合計すると、6時間以上かかりました…(汗)

三重から名古屋へ移動し、中部経済産業局のセミナーに参加しました。最後10分ほどお時間をいただき、制度の紹介をさせていただきました。地域団体商標を知らない方々にも知ってもらうため、様々なセミナーで少しずつお時間をもらい、紹介することも多いです。

地域団体商標の制度概要や活用事例、登録案件等をまとめた「地域団体商標ガイドブック2019」と、制度概要をより分かりやすく紹介しているパンフレットが出来上がりました!出願を考えている方、これから地域ブランドに関わっていく方、興味のある方に幅広くお配りしています。

週末は友達と会って食事したり、趣味で映画を観たりして過ごしています。今日は同期と遊びに行っておりました♪同期とは、仕事だけでなくプライベートでもとっても仲良し!休日思いっきり楽しめれば、平日も頑張れます。

Chie Yoshida

吉田 智惠 商標課 地域ブランド推進室 H27. 4 入庁

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職員の1日

職員の1日1 day of Staff

Takahisa Suzuki

鈴木 貴久 普及支援課 H22.4 入庁

8:30

10:00

12:00

13:15

14:30

午前中にセミナーがあるため、いつもより早めに出勤。全国の企業や関係機関から訪問やセミナーの相談や依頼が届きます。急ぎの案件を確認し、これから講師を務めるセミナーの準備を手早く済ませます。

支援機関主催の初級セミナーで講演。知的財産権についての説明は専門用語が多く、制度の仕組みも複雑なため、初心者でもわかりやすいよう、身近な話題を交えて説明しています。やはり、人前でしゃべるのは緊張します…

たまに若手から希望者を募って昼食をとりながら勉強会をやっています。企業と多く接する産業財産権専門官だから得られる生の声や現場の課題を様々な部署に共有することで、より良い支援につなげます。特許庁の若手は活発ですよ!

来週のセミナー資料を作成しつつ、次の訪問企業を選定し、電話でアポイントを取ります。受話器越しのやり取りのため「元気にさわやか」を心がけています。特許庁の営業マンとして第一印象は大事です(笑)

なんと過去に訪問した企業の方が来てくれました!広島の企業さんでしたが、出張で近くまで来ていたのだとか。こうして近い関係性で仕事ができるのはうれしいです。お互いの近況報告しつつ、企業内の取り組みや課題などについて意見交換しました。

企業との面談内容をチーム内に報告。情報を共有することで、自分にない視点や今後の支援のヒントが見つかります。一人では難しいことも力を合わせれば解決できます。こうした雰囲気の良さは特許庁ならではですね!あとは残務処理して今日の仕事は終わりです。大好きな奥さんの手料理を楽しみに家路を急ぎます!

受理担当は午前中が勝負です!出勤したら早速、郵送分の書類の受付処理が始まります。申請書類を待っている担当課室の方がいるので、ミスなくスピーディーに受付処理を進めていきます。また、特許庁の窓口は9時にスタートするので、当番の日は窓口を開ける準備もします。

受付処理が終わると仕分け先ごとに書類の件数をカウントし、担当課室へ持っていきます。色々な課室の書類を見られるのは受理担当だからこそ。出願書類のうち、電子化する書類は午後にかけて、書式チェック(方式審査といいます)をしていきます。

ランチの時間。今日は商標審査官の同期と野菜ビュッフェがお腹いっぱい食べられるお店へ行きました!当番の日はお昼休みの窓口番をしますが、お昼休憩が1時間ずれるため、いつもは混んでいてなかなか入れないお店に行けることも。

午後は窓口の来客が増えます。今日は初めて商標出願をする方がいらっしゃったので、今後の手続きの流れについてご案内しました。窓口では多岐に渡る質問を受けますが、対応に困った時は上司や先輩方がフォローして下さるので、安心してお客様対応に臨めます。

窓口の締め作業に入ります。たまに窓口終了間際に駆け込みに来るお客様がいらっしゃることも…(笑)窓口で受理した書類は鍵付きロッカーに保管しておき、翌営業日に各担当課室へ持っていきます。窓口が終わるとホッと一息です。

帰宅。飲み会に行く日ももちろんありますが、今日は夕飯担当なのでスパッと帰りました。夕食後は最近新しく買ったゲームをガシガシやります!ひとしきり楽しんで、しっかり寝て、また明日も頑張ります!

Shiori Hashimoto

橋本 詩緒里 出願課 H29.10 入庁

8:30

11:00

12:00

14:00

17:00

17:00 18:30

18

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職員の1日

職員の1日1 day of Staff

Takahisa Suzuki

鈴木 貴久 普及支援課 H22.4 入庁

8:30

10:00

12:00

13:15

14:30

午前中にセミナーがあるため、いつもより早めに出勤。全国の企業や関係機関から訪問やセミナーの相談や依頼が届きます。急ぎの案件を確認し、これから講師を務めるセミナーの準備を手早く済ませます。

支援機関主催の初級セミナーで講演。知的財産権についての説明は専門用語が多く、制度の仕組みも複雑なため、初心者でもわかりやすいよう、身近な話題を交えて説明しています。やはり、人前でしゃべるのは緊張します…

たまに若手から希望者を募って昼食をとりながら勉強会をやっています。企業と多く接する産業財産権専門官だから得られる生の声や現場の課題を様々な部署に共有することで、より良い支援につなげます。特許庁の若手は活発ですよ!

来週のセミナー資料を作成しつつ、次の訪問企業を選定し、電話でアポイントを取ります。受話器越しのやり取りのため「元気にさわやか」を心がけています。特許庁の営業マンとして第一印象は大事です(笑)

なんと過去に訪問した企業の方が来てくれました!広島の企業さんでしたが、出張で近くまで来ていたのだとか。こうして近い関係性で仕事ができるのはうれしいです。お互いの近況報告しつつ、企業内の取り組みや課題などについて意見交換しました。

企業との面談内容をチーム内に報告。情報を共有することで、自分にない視点や今後の支援のヒントが見つかります。一人では難しいことも力を合わせれば解決できます。こうした雰囲気の良さは特許庁ならではですね!あとは残務処理して今日の仕事は終わりです。大好きな奥さんの手料理を楽しみに家路を急ぎます!

受理担当は午前中が勝負です!出勤したら早速、郵送分の書類の受付処理が始まります。申請書類を待っている担当課室の方がいるので、ミスなくスピーディーに受付処理を進めていきます。また、特許庁の窓口は9時にスタートするので、当番の日は窓口を開ける準備もします。

受付処理が終わると仕分け先ごとに書類の件数をカウントし、担当課室へ持っていきます。色々な課室の書類を見られるのは受理担当だからこそ。出願書類のうち、電子化する書類は午後にかけて、書式チェック(方式審査といいます)をしていきます。

ランチの時間。今日は商標審査官の同期と野菜ビュッフェがお腹いっぱい食べられるお店へ行きました!当番の日はお昼休みの窓口番をしますが、お昼休憩が1時間ずれるため、いつもは混んでいてなかなか入れないお店に行けることも。

午後は窓口の来客が増えます。今日は初めて商標出願をする方がいらっしゃったので、今後の手続きの流れについてご案内しました。窓口では多岐に渡る質問を受けますが、対応に困った時は上司や先輩方がフォローして下さるので、安心してお客様対応に臨めます。

窓口の締め作業に入ります。たまに窓口終了間際に駆け込みに来るお客様がいらっしゃることも…(笑)窓口で受理した書類は鍵付きロッカーに保管しておき、翌営業日に各担当課室へ持っていきます。窓口が終わるとホッと一息です。

帰宅。飲み会に行く日ももちろんありますが、今日は夕飯担当なのでスパッと帰りました。夕食後は最近新しく買ったゲームをガシガシやります!ひとしきり楽しんで、しっかり寝て、また明日も頑張ります!

Shiori Hashimoto

橋本 詩緒里 出願課 H29.10 入庁

8:30

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キャリアパス

キャリアパスCareer paths

現在の業務 秘書課給与班で、職員の初任給決定、昇給・昇格などの俸給決定を行っています。自分の給与の仕組みを学ぶことができると同時に、小さいミスが職員の給与に直接影響を与えるので、常に責任感をもって業務に取り組んでいます。

係員に求められることは? 係員に求められることは、上司の指示を待つだけでなく、どのような行動が求められているのかを考え、事前に行動に移すことだと思います。また自分で調べ、考えても分からない場合や問題が起きた場合には上司や先輩方に報告、連絡、相談をし、一人で抱え込まないことが大事です。そこで得た知識や経験を次に活かすことを忘れずに、自ら考え積極的に行動することを心がけています。

Akira Miura

三浦 明H30. 40入庁(秘書課係員)

現在の業務 国際出願に関する出願書類の方式審査を行うのが主な仕事です。審査処理だけでなく、より効率的な運用体制の構築や、出願人の方々がグローバルな世界を舞台に活躍できる仕組みを目指すべく、制度やルール、庁内業務の在り方について海外政府機関や内外の識者と日々議論することも行っております。

係長に求められることは? 時代が進み、コミュニケーションのツールが多様化しても、基本は対面で、直接やり取りすることに変わりはありません。上司や部下と良好な人間関係を築き、チーム内の業務効率を高めるべく、しっかり相手の話を「傾聴」し、目を合わせて「対話」することを心がけています。働く人の数だけ考え方がありますので、自分だけの価値観を押し付けない。相手の立場に立って物事を考え、共感する。そうした1つ1つに意識を傾け、より良い信頼関係や環境作りに繋げていくことが係長としての役割ではないでしょうか。

0Kenji Kawahara

河原 研治H20. 40入庁(秘書課係員)H22. 40方式審査課方式審査基準室係員H25. 40中小企業庁H27. 40総務課制度審議室国際出願制度係長H29. 40出願課国際出願室調査係長H31. 40出願課国際出願室方式審査専門官

現在の業務 特許庁においてする処分に対し、行政不服審査法に基づく不服申立てがされた場合、処分の適法性・不当性を検討し、最終判断である「裁決」を出すまでの業務を行います。また、行政事件訴訟法に基づく訴訟が提起された場合は、被告(国)側の代理人として対応します。

課長補佐に求められることは? 行政不服班では、不服申立てや訴訟案件に対し、精度の高い事務作業をするとともに、法令解釈などの難しい判断も求められます。より良い成果を挙げるためには、各班員の個人プレーというよりは、班員が協力し、互いに先例を共有したり議論をした上で、方向性を決めていくことが重要です。課長補佐としては、班員それぞれが、能力を発揮して効率よく仕事が進むよう、班内のコミュニケーションを促進する役割を担いたいと思います。

Chikako Konno

近野 智香子H10. 40入庁(国際課係員)H13. 90英国留学H14. 40秘書課係員H16. 70日本貿易保険H18. 70方式審査課方式審査専門官H26. 40審査業務課基準第二係長H27. 40審査業務課電子特許情報監理専門官H30. 40総務課長補佐(行政不服班長)

現在の業務 課内の業務が目標・計画どおりに遂行できているかを管理するとともに、知的財産行政を取り巻く状況の変化にアンテナを張り巡らし、新規施策の方針の提示や業務改善の検討を主導しています。また、人材育成、働き甲斐のある職場環境の整備をはじめとする事務部門全体のマネジメントにも注力しています。

管理職に求められることは? 部下と目標や課題を共有し、適時・適切に判断し、課内の業務が円滑かつ的確に遂行されているか常に注意を払っています。まずは聴く耳を持つこと。そして、部下が何を求めているのかを正確に読み取り、的確に指示を出すことが重要であると考えています。また、その指示が二転三転して部下を惑わせるようなことがあってはいけません。そのためには、日頃から部下とのコミュニケーションを適切に取り、部下からの相談や報告については優先順位を上げて話を聴き、部下と共に納得した上で仕事ができる環境作りを心がけています。

Masaki Hirao

平尾 正樹S56. 40入庁(調整課係員)H05. 10会計課国有財産役務係長H15. 40地域振興整備公団H16. 7(独)中小企業基盤整備機構H18. 40総務課指導班長H22. 5(独)工業所有権情報・研修館総務部長代理H25. 70秘書課長補佐(総括班長)H27. 40秘書課調査官H28. 40審査業務課方式審査室長H29. 40出願課長H31. 10審査業務課長

事務職員は、1~2年おきに行う人事異動を通じて、異なる部署で様々な経験をします。

そして産業財産権制度の専門性と、行政官としての総合力を身につけたプロフェッショナルへと成長していきます。

係員1年~7年目

係長・専門官8年~20年目

課長補佐20年目以降

課長・室長

(管理職)

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キャリアパス

キャリアパスCareer paths

現在の業務 秘書課給与班で、職員の初任給決定、昇給・昇格などの俸給決定を行っています。自分の給与の仕組みを学ぶことができると同時に、小さいミスが職員の給与に直接影響を与えるので、常に責任感をもって業務に取り組んでいます。

係員に求められることは? 係員に求められることは、上司の指示を待つだけでなく、どのような行動が求められているのかを考え、事前に行動に移すことだと思います。また自分で調べ、考えても分からない場合や問題が起きた場合には上司や先輩方に報告、連絡、相談をし、一人で抱え込まないことが大事です。そこで得た知識や経験を次に活かすことを忘れずに、自ら考え積極的に行動することを心がけています。

Akira Miura

三浦 明H30. 40入庁(秘書課係員)

現在の業務 国際出願に関する出願書類の方式審査を行うのが主な仕事です。審査処理だけでなく、より効率的な運用体制の構築や、出願人の方々がグローバルな世界を舞台に活躍できる仕組みを目指すべく、制度やルール、庁内業務の在り方について海外政府機関や内外の識者と日々議論することも行っております。

係長に求められることは? 時代が進み、コミュニケーションのツールが多様化しても、基本は対面で、直接やり取りすることに変わりはありません。上司や部下と良好な人間関係を築き、チーム内の業務効率を高めるべく、しっかり相手の話を「傾聴」し、目を合わせて「対話」することを心がけています。働く人の数だけ考え方がありますので、自分だけの価値観を押し付けない。相手の立場に立って物事を考え、共感する。そうした1つ1つに意識を傾け、より良い信頼関係や環境作りに繋げていくことが係長としての役割ではないでしょうか。

0Kenji Kawahara

河原 研治H20. 40入庁(秘書課係員)H22. 40方式審査課方式審査基準室係員H25. 40中小企業庁H27. 40総務課制度審議室国際出願制度係長H29. 40出願課国際出願室調査係長H31. 40出願課国際出願室方式審査専門官

現在の業務 特許庁においてする処分に対し、行政不服審査法に基づく不服申立てがされた場合、処分の適法性・不当性を検討し、最終判断である「裁決」を出すまでの業務を行います。また、行政事件訴訟法に基づく訴訟が提起された場合は、被告(国)側の代理人として対応します。

課長補佐に求められることは? 行政不服班では、不服申立てや訴訟案件に対し、精度の高い事務作業をするとともに、法令解釈などの難しい判断も求められます。より良い成果を挙げるためには、各班員の個人プレーというよりは、班員が協力し、互いに先例を共有したり議論をした上で、方向性を決めていくことが重要です。課長補佐としては、班員それぞれが、能力を発揮して効率よく仕事が進むよう、班内のコミュニケーションを促進する役割を担いたいと思います。

Chikako Konno

近野 智香子H10. 40入庁(国際課係員)H13. 90英国留学H14. 40秘書課係員H16. 70日本貿易保険H18. 70方式審査課方式審査専門官H26. 40審査業務課基準第二係長H27. 40審査業務課電子特許情報監理専門官H30. 40総務課長補佐(行政不服班長)

現在の業務 課内の業務が目標・計画どおりに遂行できているかを管理するとともに、知的財産行政を取り巻く状況の変化にアンテナを張り巡らし、新規施策の方針の提示や業務改善の検討を主導しています。また、人材育成、働き甲斐のある職場環境の整備をはじめとする事務部門全体のマネジメントにも注力しています。

管理職に求められることは? 部下と目標や課題を共有し、適時・適切に判断し、課内の業務が円滑かつ的確に遂行されているか常に注意を払っています。まずは聴く耳を持つこと。そして、部下が何を求めているのかを正確に読み取り、的確に指示を出すことが重要であると考えています。また、その指示が二転三転して部下を惑わせるようなことがあってはいけません。そのためには、日頃から部下とのコミュニケーションを適切に取り、部下からの相談や報告については優先順位を上げて話を聴き、部下と共に納得した上で仕事ができる環境作りを心がけています。

Masaki Hirao

平尾 正樹S56. 40入庁(調整課係員)H05. 10会計課国有財産役務係長H15. 40地域振興整備公団H16. 7(独)中小企業基盤整備機構H18. 40総務課指導班長H22. 5(独)工業所有権情報・研修館総務部長代理H25. 70秘書課長補佐(総括班長)H27. 40秘書課調査官H28. 40審査業務課方式審査室長H29. 40出願課長H31. 10審査業務課長

事務職員は、1~2年おきに行う人事異動を通じて、異なる部署で様々な経験をします。

そして産業財産権制度の専門性と、行政官としての総合力を身につけたプロフェッショナルへと成長していきます。

係員1年~7年目

係長・専門官8年~20年目

課長補佐20年目以降

課長・室長

(管理職)

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出産 1歳 3歳 6歳

現在の業務内容について教えて下さい。宮下 知的財産権制度の発展、普及、啓発に貢献のあった個人や知的財産権を有効に活用している企業などに対して表彰を行う業務に携わっています。知的財産における様々な分野で活躍してきた方々の功績を調査したり、表彰に向けた手続きなどを担当しています。渡邊 特許庁に提出された書類の方式審査を行う部署で働いており、業務としては主に、方式審査を行うシステムに関する調整業務を行っております。最近では、システムの刷新に向けた会議が多くあり、一日中会議に参加する日もあります。まず最初に、妊娠中の勤務について大変ではなかったですか?宮下 お腹が大きくなり始めた頃から、通勤緩和の制度を利用し、混雑した電車を避けることで体に負担をかけることなく通勤することが出来ました。また、一時期はつわりに苦しみ、突発的に休むこともありましたが、業務量を調整していただいたり、職場の方々の配慮や協力のおかげもあって無理なく仕事を続けることが出来ました。復職にあたり不安はありましたか?渡邊 2人目の子供が産まれたタイミングで育児休業を取得しました。子供の誕生が、新しい部署に異動してから2か月程度でしたので、まだ新しい業務になじめていないタイミングでした。幸いにも、同じ班内のメンバーがちょうど子育て真っ只中の世代が中心で、育児休業取得に理解があったため、復職するにあたり不安はありませんでした。宮下 子育てのリズムも整っていない中、生後半年の子供を育てながら復職できるのか当初は不安でいっぱいでした。しかし、育児休業中もメールで連絡をいただき、職場の状況を知ることができましたし、周りの皆さんが温かく迎えてくださったこともあり徐々に仕事に慣れることが出来ました。子供が小さく風邪をひくことも多々ありますが、上司や周りの先輩たちから「今日は早く帰ってあげなさい。」と優しい気遣いをいただくこともあり、とても感謝しています。仕事と家庭を両立する上で工夫していることはありますか?

渡邊 一日は限られた時間しかありませんので、仕事をする時間・子供と遊ぶ時間等メリハリをつけるようにしています。子供が生まれるまではあまり分かっていませんでしたが、時間はすごく大事なものと身に染みて感じるようになりました。宮下 夫の協力なくしては両立できないので、私と夫のそれぞれが仕事を効率的に行うことを心掛けています。限られた時間で仕事の成果が出せるように仕事のやり方も変わった気がします。また、フレックスタイム制度を利用することで、夫の仕事の状況を勘案しながら勤務時間を決めることが出来るため育児と家庭の両立がしやすくなりました。働く上で何が原動力になっていますか?渡邊 子供の笑顔です。仕事から帰ってきたときに、3歳になったばかりの子供に「パパ、お仕事お疲れ様!」と笑顔で出迎えてくれたときは本当にうれしかったですし、これからも仕事を頑張ろうと思いました。宮下 子供の存在が原動力になっていることは間違いないです!保育園に預ける際はニコニコと手を振って送り出してくれますし、家に帰ってくると目一杯の力で甘えてくる子供の可愛さに元気をもらいます。いつか子供にママの働いている姿を見せたいので、もっと仕事で成長できるように頑張ろうという気持ちにもさせてくれます。最後に、学生に向けてのメッセージをお願いします!渡邊 特許庁では、男性職員でも育児休業を取得された方が多くいます。各自抱えている仕事はありますが、育児休業を取得する際には上司をはじめ、周りのメンバーがしっかりサポートしてくれました。働く上では、仕事のやりがいと職場環境がすごく大事なことです。その両方を兼ね備えている特許庁で是非一緒に働きましょう。宮下 特許庁は、仕事と家庭のどちらも充実させることが庁全体にとって重要であるという意識が随分と前から浸透しているように思います。今はまだ出産、育児についてのイメージが具体的に湧かないかもしれませんが、それぞれの家庭の事情や生活スタイルに合わせて様々な制度を選択できますので、特許庁でなら自分なりのワークライフバランスを実現できると思います!

仕事×

育児

審査業務課 H20.4入庁渡邊 享弘 Takahiro Watanabe

仕事×育児両立の極意教えます!

育児をしながら働く”そんな自分の未来を想像したことはありますか!? 今回は、仕事と育児の両立を支える支援制度を活用しながら、いきいきと仕事×育児を実現中の職員に語ってもらいました。

妻と子供2人(3歳と8か月)の4人暮らしです。子供の成長は早いので、子供と一緒にいる時間を大切にしています。

秘書課 H18.4入庁宮下 亜季 Aki Miyashita

夫と子供(1人)の3人暮らしです。両親は遠方に住んでいるため、家事や育児は夫と協力しています。

起床。身支度を整えたら、朝食の準備と夕食の下ごしらえを同時進行で行います。

通勤緩和

健康診査及び保健指導のための職務専念義務免除

産前休暇 産後休暇

保育時間

育児参加のための休暇

育児休業

育児短時間勤務

育児時間

超過勤務の免除

超過勤務及び深夜勤務の制限

早出遅出勤務

5:00

息子が自然に目を覚ます頃。目覚めの良い日はお着替えもスムーズ。パパも起きて、家族そろって朝ごはん。

6:30登庁。国際事務局から送付された出願情報をシステムに投入することが月曜日の朝一の仕事。他部署の業務に影響するので最優先で。勤務時間が限られているため優先順位を意識することが重要です。

9:00提出された書類の方式審査。判断に悩む事案については上司や同僚と相談します

14:00

遊ぶのに夢中で食事モードにならない息子の夕食に1時間付き合うことも。たくさん食べてもらうには、料理の腕より忍耐の方が大事かも。

19:00

保育園に送るのはパパの役目。玄関で二人を送り出したら、散らばったおもちゃを片付け掃除機をかけ、10分後には私も出発。

8:00窓口に相談のお客様。国際意匠登録出願の概要や願書の記載方法について、テキストを用いて説明。

11:00

勤務時間短縮制度を利用し退庁。買い物や用事を済ませて保育園へ。帰宅したら息子と機関車遊びを楽しみつつ、洗濯物を片付けて夕食づくり。

17:00お風呂からあがったら照明をおとし絵本を読んで息子の眠気を誘います。結局一緒に横になって寝たフリが寝かしつけに最も効果的。私の寝落ち防止のため22時にアラームをセットしています(汗)。

21:00

森 真理 Mari Mori

出願課国際意匠・商標出願室 H15.4入庁

働くお母さんの1日

仕事と育児の両立のための主な支援制度と利用可能期間

妊娠中健康診査及び

保健指導のための職務専念義務免除

妊娠中

通勤緩和 1時間を限度として勤務しないことを認める制度

出産する場合

産前・産後休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇

妻の産前産後期間中に5日の範囲内で取得可

妻の出産に伴う付き添い等を行う場合、2日の範囲内で取得可

小学校入学前の子どもを看護する場合

子の看護休暇

3歳未満の子どもを養育する場合

育児休業

生後1年未満の子を養育する場合保育時間

1日2回子の送迎等を行うことができる休暇 年5日間取得可能

2時間を限度として勤務しないことを認める制度

小学校入学前の子どもを看護する場合

育児時間

小学校就学の子を持つ場合早出遅出勤務

1日の勤務時間を変更せずに、始業・就業時刻の変更ができる制度。

女性職員男性職員男女共通

出産日前後一定期間勤務しないことを認める制度

子を養育するため、一定期間休業することを認める制度

子の看護休暇

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出産 1歳 3歳 6歳

現在の業務内容について教えて下さい。宮下 知的財産権制度の発展、普及、啓発に貢献のあった個人や知的財産権を有効に活用している企業などに対して表彰を行う業務に携わっています。知的財産における様々な分野で活躍してきた方々の功績を調査したり、表彰に向けた手続きなどを担当しています。渡邊 特許庁に提出された書類の方式審査を行う部署で働いており、業務としては主に、方式審査を行うシステムに関する調整業務を行っております。最近では、システムの刷新に向けた会議が多くあり、一日中会議に参加する日もあります。まず最初に、妊娠中の勤務について大変ではなかったですか?宮下 お腹が大きくなり始めた頃から、通勤緩和の制度を利用し、混雑した電車を避けることで体に負担をかけることなく通勤することが出来ました。また、一時期はつわりに苦しみ、突発的に休むこともありましたが、業務量を調整していただいたり、職場の方々の配慮や協力のおかげもあって無理なく仕事を続けることが出来ました。復職にあたり不安はありましたか?渡邊 2人目の子供が産まれたタイミングで育児休業を取得しました。子供の誕生が、新しい部署に異動してから2か月程度でしたので、まだ新しい業務になじめていないタイミングでした。幸いにも、同じ班内のメンバーがちょうど子育て真っ只中の世代が中心で、育児休業取得に理解があったため、復職するにあたり不安はありませんでした。宮下 子育てのリズムも整っていない中、生後半年の子供を育てながら復職できるのか当初は不安でいっぱいでした。しかし、育児休業中もメールで連絡をいただき、職場の状況を知ることができましたし、周りの皆さんが温かく迎えてくださったこともあり徐々に仕事に慣れることが出来ました。子供が小さく風邪をひくことも多々ありますが、上司や周りの先輩たちから「今日は早く帰ってあげなさい。」と優しい気遣いをいただくこともあり、とても感謝しています。仕事と家庭を両立する上で工夫していることはありますか?

渡邊 一日は限られた時間しかありませんので、仕事をする時間・子供と遊ぶ時間等メリハリをつけるようにしています。子供が生まれるまではあまり分かっていませんでしたが、時間はすごく大事なものと身に染みて感じるようになりました。宮下 夫の協力なくしては両立できないので、私と夫のそれぞれが仕事を効率的に行うことを心掛けています。限られた時間で仕事の成果が出せるように仕事のやり方も変わった気がします。また、フレックスタイム制度を利用することで、夫の仕事の状況を勘案しながら勤務時間を決めることが出来るため育児と家庭の両立がしやすくなりました。働く上で何が原動力になっていますか?渡邊 子供の笑顔です。仕事から帰ってきたときに、3歳になったばかりの子供に「パパ、お仕事お疲れ様!」と笑顔で出迎えてくれたときは本当にうれしかったですし、これからも仕事を頑張ろうと思いました。宮下 子供の存在が原動力になっていることは間違いないです!保育園に預ける際はニコニコと手を振って送り出してくれますし、家に帰ってくると目一杯の力で甘えてくる子供の可愛さに元気をもらいます。いつか子供にママの働いている姿を見せたいので、もっと仕事で成長できるように頑張ろうという気持ちにもさせてくれます。最後に、学生に向けてのメッセージをお願いします!渡邊 特許庁では、男性職員でも育児休業を取得された方が多くいます。各自抱えている仕事はありますが、育児休業を取得する際には上司をはじめ、周りのメンバーがしっかりサポートしてくれました。働く上では、仕事のやりがいと職場環境がすごく大事なことです。その両方を兼ね備えている特許庁で是非一緒に働きましょう。宮下 特許庁は、仕事と家庭のどちらも充実させることが庁全体にとって重要であるという意識が随分と前から浸透しているように思います。今はまだ出産、育児についてのイメージが具体的に湧かないかもしれませんが、それぞれの家庭の事情や生活スタイルに合わせて様々な制度を選択できますので、特許庁でなら自分なりのワークライフバランスを実現できると思います!

仕事×

育児

審査業務課 H20.4入庁渡邊 享弘 Takahiro Watanabe

仕事×育児両立の極意教えます!

育児をしながら働く”そんな自分の未来を想像したことはありますか!? 今回は、仕事と育児の両立を支える支援制度を活用しながら、いきいきと仕事×育児を実現中の職員に語ってもらいました。

妻と子供2人(3歳と8か月)の4人暮らしです。子供の成長は早いので、子供と一緒にいる時間を大切にしています。

秘書課 H18.4入庁宮下 亜季 Aki Miyashita

夫と子供(1人)の3人暮らしです。両親は遠方に住んでいるため、家事や育児は夫と協力しています。

起床。身支度を整えたら、朝食の準備と夕食の下ごしらえを同時進行で行います。

通勤緩和

健康診査及び保健指導のための職務専念義務免除

産前休暇 産後休暇

保育時間

育児参加のための休暇

育児休業

育児短時間勤務

育児時間

超過勤務の免除

超過勤務及び深夜勤務の制限

早出遅出勤務

5:00

息子が自然に目を覚ます頃。目覚めの良い日はお着替えもスムーズ。パパも起きて、家族そろって朝ごはん。

6:30登庁。国際事務局から送付された出願情報をシステムに投入することが月曜日の朝一の仕事。他部署の業務に影響するので最優先で。勤務時間が限られているため優先順位を意識することが重要です。

9:00提出された書類の方式審査。判断に悩む事案については上司や同僚と相談します

14:00

遊ぶのに夢中で食事モードにならない息子の夕食に1時間付き合うことも。たくさん食べてもらうには、料理の腕より忍耐の方が大事かも。

19:00

保育園に送るのはパパの役目。玄関で二人を送り出したら、散らばったおもちゃを片付け掃除機をかけ、10分後には私も出発。

8:00窓口に相談のお客様。国際意匠登録出願の概要や願書の記載方法について、テキストを用いて説明。

11:00

勤務時間短縮制度を利用し退庁。買い物や用事を済ませて保育園へ。帰宅したら息子と機関車遊びを楽しみつつ、洗濯物を片付けて夕食づくり。

17:00お風呂からあがったら照明をおとし絵本を読んで息子の眠気を誘います。結局一緒に横になって寝たフリが寝かしつけに最も効果的。私の寝落ち防止のため22時にアラームをセットしています(汗)。

21:00

森 真理 Mari Mori

出願課国際意匠・商標出願室 H15.4入庁

働くお母さんの1日

仕事と育児の両立のための主な支援制度と利用可能期間

妊娠中健康診査及び

保健指導のための職務専念義務免除

妊娠中

通勤緩和 1時間を限度として勤務しないことを認める制度

出産する場合

産前・産後休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇男性職員のみ

育児参加のための休暇

妻の産前産後期間中に5日の範囲内で取得可

妻の出産に伴う付き添い等を行う場合、2日の範囲内で取得可

小学校入学前の子どもを看護する場合

子の看護休暇

3歳未満の子どもを養育する場合

育児休業

生後1年未満の子を養育する場合保育時間

1日2回子の送迎等を行うことができる休暇 年5日間取得可能

2時間を限度として勤務しないことを認める制度

小学校入学前の子どもを看護する場合

育児時間

小学校就学の子を持つ場合早出遅出勤務

1日の勤務時間を変更せずに、始業・就業時刻の変更ができる制度。

女性職員男性職員男女共通

出産日前後一定期間勤務しないことを認める制度

子を養育するため、一定期間休業することを認める制度

子の看護休暇

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職員からのメッセージ

H13.4 入庁(技術調査課)H15.4 特許情報課特許情報利用推進室H16.10(独)工業所有権情報・研修館H17.8 英国留学H18.9 国際課H20.4 内閣府H22.4 秘書課弁理士室H23.7 外務省(在ハンガリー日本国大使館)H26.9 審査業務課H28.4 国際政策課H30.4 総務課

Yuki Moriyama

森山 雄基

活躍できる場所が見つかります  特許庁事務系職員には、大きく分けて、庁内の人事や予算等を担当して特許庁の組織運営を支える業務、企業等の知的財産権活動を支援する業務、出願等手続関連業務という3つの分野の業務があります。これらの業務においては、求められる知識はもちろんですが、日々の業務のやり方もかなり異なっており、それぞれに違った面白さがあります。若手のうちは、これらの業務を色々と経験する機会がありますので、自分の新たな可能性を発見することもできますし、自分の活躍できる場所が見つかると思います。

雰囲気の良い職場です   私は、入庁して18年経ちますが、業務で行き詰まることがあると、上司や先輩だけでなく後輩にも積極的にアドバイスを求め、助けてもらっています。逆に、他の方々から相談を受けることも多くあります。特許庁の良いところは、上下関係を気にせずに気軽に話し合い、問題を一緒に解決していける雰囲気の良さだと思います。働き方の変容・多様化により、必ずしも同じ時間、同じ環境で働くことが常ではなくなりつつある今、これまで以上に、こうした職員間での意識共有・助け合いが重要になってくると思います。人間関係を大切にしながら、より良い成果を目指して一緒に頑張っていける方々の入庁を楽しみにしています。

現在の私   私は、このメッセージを書いている現在、審判部審判課特許侵害業務室という部署で、特許の有効性に関する審判事件の審判書記官をしています。審判書記官は、審判手続に関する正式な記録を作成したり、審判官(裁判所でいう裁判官)の補助者という役割を果たす官職で、毎日、審判官や、当事者の代理人と密接に関わることのできる、専門的な刺激の絶えない仕事です。 ちなみに私は、小学2年生、4歳児の母親でもありまして、時間が限られていることで自分の担当する事件に影響が及ばないよう、そういった意味でも刺激的な毎日を過ごしています。

スペシャリスト?ゼネラリスト? さて。行政職というと、皆さんは「ゼネラリスト」といったイメージをお持ちでしょうか? 特許庁で働くことの魅力といえば、知的財産制度をいろいろな角度からプロデュースすることにとどまらず、それを知財の権利化に関わる様々な業務として、自らの手で実施までしていけることにあるのではないかと思っています。そのため特許庁は、霞が関にある官庁の中でも専門的な業務に恵まれています。 このような環境の中では、配属された部署のスペシャリストとして(スペシャリストを目指して)仕事をしていくうちに、配置換えにより、自分が担当していた専門的な業務について、突然別の角度から接することになったり、また、突然プロデュースする立場に変わったりといった経験をしていくことになります。 こうした経験は、あなたを「ゼネラリスト的な広い視野を持ったスペシャリスト」にしてくれるに違いありません。スペシャリスト?ゼネラリスト?どちらの感覚も磨いていきたい欲張りなあなたは、是非、特許庁の門を叩いてみてください。

地域とのつながり“地方勤務の魅力”   特許庁入庁から20年以上経過し、その間様々な業務を経験してまいりましたが、現在の私は、福岡県に拠点を構える九州経済産業局知的財産室にて、九州地域の中小企業等がビジネスに知財を活かしてもらうため、支援を通じた様々な活動を実施しています。 知的財産室での仕事というのは、自らが事業を企画し実施できるので、日々やりがいを感じながら勤務しています。しかし、自分で事業を企画し考えて仕事をするということは、それだけ強い責任感を持たなければいけないということでもあります。時には大変ですが、成果を達成したとき、また、地域ユーザーの皆様が笑顔になってくれたときの喜びは一際大きく感じられます。それがこの地方勤務の大きな魅力でもあり、自分の原動力にもなっています。

人とのつながり“特許庁の魅力”  特許庁はユーザーのニーズに応えるために、産業財産権の適切な付与や施策の企画立案、国際的な制度調和と途上国協力の推進、さらには中小企業・大学等に対する支援など様々な取り組みをしているためやりがいもある反面、時には困難に直面することもあります。そんなときに、経験豊富な上司や先輩方に気軽に相談でき、さらに的確なアドバイスをもらうことができる「人とのつながり」の環境が整っているのが、特許庁の魅力でもあります。 皆さんは、就職したからには一生働ける職場を求め悩んでいることと思います。特許庁は人としても魅力的な上司や先輩方がおりますので、業務面も精神面もフォローしてくれます。そんな人として成長できる環境で一緒に働いてみませんか。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

信頼が『組織力』を生み出す! 入庁以来、出向先の経済産業省や中小企業基盤整備機構では、他府省、ベンチャー企業といった様々な方と関わりを持ち、特許庁では秘書課や会計課、企画立案部署においても総括担当として管理業務を中心にキャリアを積んでおり、現在は秘書課調査官として人事管理業務に携わっています。 最近は生産性を意識した仕事が注目されています。もちろんどんな業務であっても、効率やスピードを意識することは重要ですが、時には、直接足を運ぶ、電話を一本入れるなど、温かみのあるひと手間を掛け、丁寧に進めることで、信頼関係を築き、それが結果的に生産性の高い仕事に繋がることが多くあります。そして特許庁には、常に一緒に働く仲間のことを気にかけ、互いに尊敬し、足りない部分は補い合うといった組織風土が根付いています。

壁にぶつかったらチャンス!   特許庁では以前から多くの女性たちが活躍しています。先輩や同僚、後輩が、それぞれ力強く働いています。私自身、女性だからと特別な意識はありませんが、今は当たり前になっている出向を含め、女性初といったポストを多く経験してきました。仕事には楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、チャレンジングな仕事に直面した時でも、できないと自分自身で壁を作らず、挑戦することで更に可能性が広がります。悩む場面では、何かを実現したいという強い思い、「夢」を持って、乗り越える努力をすれば、必ず成長することができます。就職活動を通して、自分が社会で叶えたい夢を見つけてください。自分らしい職業選択をする中で、特許庁で人生のスタートラインに立ってみませんか。

H11.4 入庁(会計課)H15.4 秘書課H17.4 審判課H21.4 方式審査課H25.7 審査業務課H30.4 審判課特許侵害業務室

Wakana Inagaki 

稲垣 若菜

H08.4 入庁(秘書課)H11.4 調整課H13.4 秘書課H16.4 特許情報課H18.4 東北経済産業局特許室H20.4 普及支援課H22.4 秘書課H26.4(独)工業所有権情報・研修館H30.4 九州経済産業局知的財産室

Tomohiro Sakata

坂田 智弘

S58.4 入庁(調整課)S63.4 通商産業省産業機械課H03.2 大臣官房総務課国会政府委員室H06.4 電子計算機業務課H08.4 会計課H14.10 国際課H17.4 総務課H20.7 (独)中小企業基盤整備機構H22.4 会計課H25.7 企画調査課H27.7 調整課H29.4 秘書課H30.4 秘書課調査官

Yuko Nakamura

中村 裕子

先 輩 職 員 の 声

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

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職員からのメッセージ

H13.4 入庁(技術調査課)H15.4 特許情報課特許情報利用推進室H16.10(独)工業所有権情報・研修館H17.8 英国留学H18.9 国際課H20.4 内閣府H22.4 秘書課弁理士室H23.7 外務省(在ハンガリー日本国大使館)H26.9 審査業務課H28.4 国際政策課H30.4 総務課

Yuki Moriyama

森山 雄基

活躍できる場所が見つかります  特許庁事務系職員には、大きく分けて、庁内の人事や予算等を担当して特許庁の組織運営を支える業務、企業等の知的財産権活動を支援する業務、出願等手続関連業務という3つの分野の業務があります。これらの業務においては、求められる知識はもちろんですが、日々の業務のやり方もかなり異なっており、それぞれに違った面白さがあります。若手のうちは、これらの業務を色々と経験する機会がありますので、自分の新たな可能性を発見することもできますし、自分の活躍できる場所が見つかると思います。

雰囲気の良い職場です   私は、入庁して18年経ちますが、業務で行き詰まることがあると、上司や先輩だけでなく後輩にも積極的にアドバイスを求め、助けてもらっています。逆に、他の方々から相談を受けることも多くあります。特許庁の良いところは、上下関係を気にせずに気軽に話し合い、問題を一緒に解決していける雰囲気の良さだと思います。働き方の変容・多様化により、必ずしも同じ時間、同じ環境で働くことが常ではなくなりつつある今、これまで以上に、こうした職員間での意識共有・助け合いが重要になってくると思います。人間関係を大切にしながら、より良い成果を目指して一緒に頑張っていける方々の入庁を楽しみにしています。

現在の私   私は、このメッセージを書いている現在、審判部審判課特許侵害業務室という部署で、特許の有効性に関する審判事件の審判書記官をしています。審判書記官は、審判手続に関する正式な記録を作成したり、審判官(裁判所でいう裁判官)の補助者という役割を果たす官職で、毎日、審判官や、当事者の代理人と密接に関わることのできる、専門的な刺激の絶えない仕事です。 ちなみに私は、小学2年生、4歳児の母親でもありまして、時間が限られていることで自分の担当する事件に影響が及ばないよう、そういった意味でも刺激的な毎日を過ごしています。

スペシャリスト?ゼネラリスト? さて。行政職というと、皆さんは「ゼネラリスト」といったイメージをお持ちでしょうか? 特許庁で働くことの魅力といえば、知的財産制度をいろいろな角度からプロデュースすることにとどまらず、それを知財の権利化に関わる様々な業務として、自らの手で実施までしていけることにあるのではないかと思っています。そのため特許庁は、霞が関にある官庁の中でも専門的な業務に恵まれています。 このような環境の中では、配属された部署のスペシャリストとして(スペシャリストを目指して)仕事をしていくうちに、配置換えにより、自分が担当していた専門的な業務について、突然別の角度から接することになったり、また、突然プロデュースする立場に変わったりといった経験をしていくことになります。 こうした経験は、あなたを「ゼネラリスト的な広い視野を持ったスペシャリスト」にしてくれるに違いありません。スペシャリスト?ゼネラリスト?どちらの感覚も磨いていきたい欲張りなあなたは、是非、特許庁の門を叩いてみてください。

地域とのつながり“地方勤務の魅力”   特許庁入庁から20年以上経過し、その間様々な業務を経験してまいりましたが、現在の私は、福岡県に拠点を構える九州経済産業局知的財産室にて、九州地域の中小企業等がビジネスに知財を活かしてもらうため、支援を通じた様々な活動を実施しています。 知的財産室での仕事というのは、自らが事業を企画し実施できるので、日々やりがいを感じながら勤務しています。しかし、自分で事業を企画し考えて仕事をするということは、それだけ強い責任感を持たなければいけないということでもあります。時には大変ですが、成果を達成したとき、また、地域ユーザーの皆様が笑顔になってくれたときの喜びは一際大きく感じられます。それがこの地方勤務の大きな魅力でもあり、自分の原動力にもなっています。

人とのつながり“特許庁の魅力”  特許庁はユーザーのニーズに応えるために、産業財産権の適切な付与や施策の企画立案、国際的な制度調和と途上国協力の推進、さらには中小企業・大学等に対する支援など様々な取り組みをしているためやりがいもある反面、時には困難に直面することもあります。そんなときに、経験豊富な上司や先輩方に気軽に相談でき、さらに的確なアドバイスをもらうことができる「人とのつながり」の環境が整っているのが、特許庁の魅力でもあります。 皆さんは、就職したからには一生働ける職場を求め悩んでいることと思います。特許庁は人としても魅力的な上司や先輩方がおりますので、業務面も精神面もフォローしてくれます。そんな人として成長できる環境で一緒に働いてみませんか。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

信頼が『組織力』を生み出す! 入庁以来、出向先の経済産業省や中小企業基盤整備機構では、他府省、ベンチャー企業といった様々な方と関わりを持ち、特許庁では秘書課や会計課、企画立案部署においても総括担当として管理業務を中心にキャリアを積んでおり、現在は秘書課調査官として人事管理業務に携わっています。 最近は生産性を意識した仕事が注目されています。もちろんどんな業務であっても、効率やスピードを意識することは重要ですが、時には、直接足を運ぶ、電話を一本入れるなど、温かみのあるひと手間を掛け、丁寧に進めることで、信頼関係を築き、それが結果的に生産性の高い仕事に繋がることが多くあります。そして特許庁には、常に一緒に働く仲間のことを気にかけ、互いに尊敬し、足りない部分は補い合うといった組織風土が根付いています。

壁にぶつかったらチャンス!   特許庁では以前から多くの女性たちが活躍しています。先輩や同僚、後輩が、それぞれ力強く働いています。私自身、女性だからと特別な意識はありませんが、今は当たり前になっている出向を含め、女性初といったポストを多く経験してきました。仕事には楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、チャレンジングな仕事に直面した時でも、できないと自分自身で壁を作らず、挑戦することで更に可能性が広がります。悩む場面では、何かを実現したいという強い思い、「夢」を持って、乗り越える努力をすれば、必ず成長することができます。就職活動を通して、自分が社会で叶えたい夢を見つけてください。自分らしい職業選択をする中で、特許庁で人生のスタートラインに立ってみませんか。

H11.4 入庁(会計課)H15.4 秘書課H17.4 審判課H21.4 方式審査課H25.7 審査業務課H30.4 審判課特許侵害業務室

Wakana Inagaki 

稲垣 若菜

H08.4 入庁(秘書課)H11.4 調整課H13.4 秘書課H16.4 特許情報課H18.4 東北経済産業局特許室H20.4 普及支援課H22.4 秘書課H26.4(独)工業所有権情報・研修館H30.4 九州経済産業局知的財産室

Tomohiro Sakata

坂田 智弘

S58.4 入庁(調整課)S63.4 通商産業省産業機械課H03.2 大臣官房総務課国会政府委員室H06.4 電子計算機業務課H08.4 会計課H14.10 国際課H17.4 総務課H20.7 (独)中小企業基盤整備機構H22.4 会計課H25.7 企画調査課H27.7 調整課H29.4 秘書課H30.4 秘書課調査官

Yuko Nakamura

中村 裕子

先 輩 職 員 の 声

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

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職員からのメッセージ

審査業務課登録室H30.4入庁

Tokiko Ito

伊藤 登紀子

現在の業務について 私は登録室という部署で、特許権と実用新案権の移転登録担当をしています。産業財産権は、出願から審査を経て、原簿に登録されることで初めて権利化されるものです。登録室ではそうした産業財産権の登録に関する業務を行っており、その中でも移転担当は、特定承継・一般承継による移転登録、実施(使用)権の設定登録、また質権の設定登録などを行っています。 登録申請は多岐にわたり、産業財産権関連の法律以外に民法、会社法や不動産登記法などの法律にも触れることができるので、日々勉強になっています。また、ユーザーの方からの問い合わせに対応するなかで直接感謝の言葉をいただける時は、特にやりがいを感じる瞬間です。他人の財産権を取り扱う業務なので緊張感はありますが、和やかな雰囲気の登録室で楽しく仕事をしています!

地方出身者へメッセージ! 私は大学卒業までは地方におり、就職を機に東京にやって来ました。就職活動していた当時は、地方で就職するか東京で就職をするか悩んでいましたが、最終的に特許庁で働こうと決めたきっかけは、特許庁で働いている人に魅力を感じて自分もここで働きたいと思ったことです。実際に特許庁で働いてみてもその印象は変わらず、優しい先輩方に囲まれながら働くことができて幸せだと感じています。また、法律の専門的な知識を身につけられることも入庁してよかったことのひとつです。 東京に上京して社会人としての新生活を始めることに不安はありましたが、いざ始めてみると楽しいことばかりです!上京することに不安を感じている方の背中を少しでも押すことができれば幸いです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

現在の業務について 入庁して普及支援課に配属され、2年が経ちました。私が所属している地域調整班では、産業財産権制度に係る中小企業支援や地域振興のための施策の実施や、全国9か所に設置されている経済産業局等の知的財産室と特許庁をつなぐ連絡調整業務等を行っています。例えば、平成27年度から実施している「巡回特許庁」という事業では、庁内の関係部署や各知的財産室だけでなく、ときには民間企業の方々とも協力しながら全国各地でイベントを実施します。数か月かけて企画から準備まで行い、当日運営のために出張して無事イベントを終えた後は達成感でいっぱいです。業務は他にも多岐に渡りますが、どの仕事も人とのつながりが大事だとこの2年間で感じています。

地方出身者へメッセージ! 大学卒業まで関西で過ごした私でしたが、業務説明会で職場の雰囲気の良さが伝わってきたことや、いつか東京で暮らしてみたいと思っていたことなどが重なり特許庁を志望するようになりました。正直なところ、ただでさえ体力を使う就活をはじめての東京で、というのはなかなかしんどかったです。ですが、入庁後は同期や先輩方から温かく接してもらえましたし(これは皆さんが入庁しても同じだと思います!)、東京にもすぐに慣れることができました。今では先輩方や同期に加わって後輩も一緒に遊んでくれたり、仲の良い同期とは地元の関西に旅行したりもしています。就活に際して上京を不安に思っている方もいらっしゃるかと思いますが、何でもご相談いただいて大丈夫ですので、“まあなんとかなるでしょ!”という気持ちで頑張ってください。

現在の業務について 特許出願に関する手続書面が、特許法等に定められた要件を満たしているかを審査する、方式審査業務に携わっています。事務職員と言うと「ゼネラリスト」のイメージがあるかもしれませんが、ここ方式審査室では、方式審査の「スペシャリスト」になるため、産業財産権に関する幅広い知識を習得することが求められます。そのように聞くと、特許庁に転職するためには、やはり産業財産権に関する知識が必要なのか?と思われるかもしれませんが、その心配は無用です。私自身も前職はメーカーの営業であったため、産業財産権に関する知識はほとんどありませんでした。しかし、特許庁には充実した研修制度があるだけでなく、手厚い指導を施してくれる先輩職員がたくさんいますので、安心して特許庁への転職を志して欲しいと思います。

既卒者・社会人経験者へメッセージ! 「公務員は国民のために働く」点が民間企業との違いとしてよく挙げられますが、「お客様」のために働くのは、公務員も民間企業も同じであると思います。ただ特許庁の場合、そのお客様は小さなアイディアを思いついた個人の方から、日本経済を支える大企業まで様々です。また、そうしたお客様が産業財産権を活かして、日本や世界で活躍したいと願う気持ちを、広く、そして平等にサポートできるという点が、大きな違いだと思います。私は審査業務部で働く中で、今まで多くのお客様の相談に応じてきましたが、そうしたお客様の悩みに応え、感謝された際には、自分の仕事が世の中の役に立っていると強く実感することが出来ました。みなさんも、前職で身に着けた「お客様を思う気持ち」を活かして、特許庁で活躍してみませんか?

現在の業務について 現在の業務は、特許庁が所管する独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)の管理業務です。INPITは特許などの情報を国民に提供している機関です。具体的には、INPITの目標策定、INPITが業務を行う上での許認可、予算策定といった業務を行っています。 そもそも独立行政法人とは何かといいますと、まず、世の中の仕事は官(国など)がやるべきものと民間に任せるほうが良いものに分けられます。国がやるべきものというのは、例えば、国防、警察など、民間では扱えないような業務で、しかし、ないと困るもののことです。その中で、国がやるべきものだけれども、大枠の企画は国がやって、実行するのは別の機関に任せた方が効率的だなといったような業務を行うのが独立行政法人です。

既卒者・社会人経験者へメッセージ! 私の前職は、製薬会社でMRという薬の情報を医療関係者に提供し、薬を使ってもらう仕事をしていたのですが、同じ仕事をずっと続けていくことに疑問を感じて、転職しようと思いました。 特許庁への志望理由は、社会的に意味のある仕事がしたいと思ったこと、色々なことができそうなこと、職場環境に恵まれたところで働きたいと思ったことなどありますが、最終的な決め手は業務説明会などで説明者の雰囲気に自分があっているかでした。実際入庁後の印象としては、職場環境、特に人に恵まれていると思います。筋が通っていれば若手の意見でも受け入れる雰囲気があると思っています。特許庁へ入庁を検討している方に伝えたいのは、どの職業を選んでも一長一短があるとは思いますが、少なくとも特許庁に入れば長く気持ちよく仕事がしていけるということです。是非検討してみてください。

審査業務課方式審査室H27.10入庁

Yoko Ishiguro

石黒 陽子

総務課独立行政法人工業所有権情報・研修館室H20.10入庁

Hirokazu Takahama

髙濵 広和

地 方 出 身 職 員 の 声 既 卒 者 ・ 社 会 人 経 験 者 の 声

普及支援課H28.4入庁

Jumpei Fujino

藤野 純平

大阪府出身

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

山形県出身

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職員からのメッセージ

審査業務課登録室H30.4入庁

Tokiko Ito

伊藤 登紀子

現在の業務について 私は登録室という部署で、特許権と実用新案権の移転登録担当をしています。産業財産権は、出願から審査を経て、原簿に登録されることで初めて権利化されるものです。登録室ではそうした産業財産権の登録に関する業務を行っており、その中でも移転担当は、特定承継・一般承継による移転登録、実施(使用)権の設定登録、また質権の設定登録などを行っています。 登録申請は多岐にわたり、産業財産権関連の法律以外に民法、会社法や不動産登記法などの法律にも触れることができるので、日々勉強になっています。また、ユーザーの方からの問い合わせに対応するなかで直接感謝の言葉をいただける時は、特にやりがいを感じる瞬間です。他人の財産権を取り扱う業務なので緊張感はありますが、和やかな雰囲気の登録室で楽しく仕事をしています!

地方出身者へメッセージ! 私は大学卒業までは地方におり、就職を機に東京にやって来ました。就職活動していた当時は、地方で就職するか東京で就職をするか悩んでいましたが、最終的に特許庁で働こうと決めたきっかけは、特許庁で働いている人に魅力を感じて自分もここで働きたいと思ったことです。実際に特許庁で働いてみてもその印象は変わらず、優しい先輩方に囲まれながら働くことができて幸せだと感じています。また、法律の専門的な知識を身につけられることも入庁してよかったことのひとつです。 東京に上京して社会人としての新生活を始めることに不安はありましたが、いざ始めてみると楽しいことばかりです!上京することに不安を感じている方の背中を少しでも押すことができれば幸いです。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

現在の業務について 入庁して普及支援課に配属され、2年が経ちました。私が所属している地域調整班では、産業財産権制度に係る中小企業支援や地域振興のための施策の実施や、全国9か所に設置されている経済産業局等の知的財産室と特許庁をつなぐ連絡調整業務等を行っています。例えば、平成27年度から実施している「巡回特許庁」という事業では、庁内の関係部署や各知的財産室だけでなく、ときには民間企業の方々とも協力しながら全国各地でイベントを実施します。数か月かけて企画から準備まで行い、当日運営のために出張して無事イベントを終えた後は達成感でいっぱいです。業務は他にも多岐に渡りますが、どの仕事も人とのつながりが大事だとこの2年間で感じています。

地方出身者へメッセージ! 大学卒業まで関西で過ごした私でしたが、業務説明会で職場の雰囲気の良さが伝わってきたことや、いつか東京で暮らしてみたいと思っていたことなどが重なり特許庁を志望するようになりました。正直なところ、ただでさえ体力を使う就活をはじめての東京で、というのはなかなかしんどかったです。ですが、入庁後は同期や先輩方から温かく接してもらえましたし(これは皆さんが入庁しても同じだと思います!)、東京にもすぐに慣れることができました。今では先輩方や同期に加わって後輩も一緒に遊んでくれたり、仲の良い同期とは地元の関西に旅行したりもしています。就活に際して上京を不安に思っている方もいらっしゃるかと思いますが、何でもご相談いただいて大丈夫ですので、“まあなんとかなるでしょ!”という気持ちで頑張ってください。

現在の業務について 特許出願に関する手続書面が、特許法等に定められた要件を満たしているかを審査する、方式審査業務に携わっています。事務職員と言うと「ゼネラリスト」のイメージがあるかもしれませんが、ここ方式審査室では、方式審査の「スペシャリスト」になるため、産業財産権に関する幅広い知識を習得することが求められます。そのように聞くと、特許庁に転職するためには、やはり産業財産権に関する知識が必要なのか?と思われるかもしれませんが、その心配は無用です。私自身も前職はメーカーの営業であったため、産業財産権に関する知識はほとんどありませんでした。しかし、特許庁には充実した研修制度があるだけでなく、手厚い指導を施してくれる先輩職員がたくさんいますので、安心して特許庁への転職を志して欲しいと思います。

既卒者・社会人経験者へメッセージ! 「公務員は国民のために働く」点が民間企業との違いとしてよく挙げられますが、「お客様」のために働くのは、公務員も民間企業も同じであると思います。ただ特許庁の場合、そのお客様は小さなアイディアを思いついた個人の方から、日本経済を支える大企業まで様々です。また、そうしたお客様が産業財産権を活かして、日本や世界で活躍したいと願う気持ちを、広く、そして平等にサポートできるという点が、大きな違いだと思います。私は審査業務部で働く中で、今まで多くのお客様の相談に応じてきましたが、そうしたお客様の悩みに応え、感謝された際には、自分の仕事が世の中の役に立っていると強く実感することが出来ました。みなさんも、前職で身に着けた「お客様を思う気持ち」を活かして、特許庁で活躍してみませんか?

現在の業務について 現在の業務は、特許庁が所管する独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)の管理業務です。INPITは特許などの情報を国民に提供している機関です。具体的には、INPITの目標策定、INPITが業務を行う上での許認可、予算策定といった業務を行っています。 そもそも独立行政法人とは何かといいますと、まず、世の中の仕事は官(国など)がやるべきものと民間に任せるほうが良いものに分けられます。国がやるべきものというのは、例えば、国防、警察など、民間では扱えないような業務で、しかし、ないと困るもののことです。その中で、国がやるべきものだけれども、大枠の企画は国がやって、実行するのは別の機関に任せた方が効率的だなといったような業務を行うのが独立行政法人です。

既卒者・社会人経験者へメッセージ! 私の前職は、製薬会社でMRという薬の情報を医療関係者に提供し、薬を使ってもらう仕事をしていたのですが、同じ仕事をずっと続けていくことに疑問を感じて、転職しようと思いました。 特許庁への志望理由は、社会的に意味のある仕事がしたいと思ったこと、色々なことができそうなこと、職場環境に恵まれたところで働きたいと思ったことなどありますが、最終的な決め手は業務説明会などで説明者の雰囲気に自分があっているかでした。実際入庁後の印象としては、職場環境、特に人に恵まれていると思います。筋が通っていれば若手の意見でも受け入れる雰囲気があると思っています。特許庁へ入庁を検討している方に伝えたいのは、どの職業を選んでも一長一短があるとは思いますが、少なくとも特許庁に入れば長く気持ちよく仕事がしていけるということです。是非検討してみてください。

審査業務課方式審査室H27.10入庁

Yoko Ishiguro

石黒 陽子

総務課独立行政法人工業所有権情報・研修館室H20.10入庁

Hirokazu Takahama

髙濵 広和

地 方 出 身 職 員 の 声 既 卒 者 ・ 社 会 人 経 験 者 の 声

普及支援課H28.4入庁

Jumpei Fujino

藤野 純平

大阪府出身

職員からのメッセージ ~多様な人材が活躍できる職場です~

山形県出身

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座談会

この特許庁パンフレットを読まれている皆さんは、社会人になることへの不安を感じていますか?特許庁職員の業務内容、キャリアパス、職場環境やワークライフバランス…実際に働いてみないと、なかなか想像できないことかと思います。そんな皆さんの不安を少しでも解消できるように、若手の事務職員に集まってもらい、現在の業務内容、休日の過ごし方など幅広く特許庁でのライフスタイルを語ってもらいました!

会計課H27.10入庁

Kiyomi Saijo

西城 静美審査業務課H29.4入庁

Hideyuki Aarakawa

荒川 秀之会計課H30.4入庁

Yuhina Nakamoto

仲本 結比奈総務課H24.4入庁

Kohei Fukuoka

福岡 浩平

まずは、皆さんの現在の業務を教えてください。西城 主に旅費手続や諸手当に関する業務を担当しています。巡回特許庁や面接審査など、特許庁の職員は全国各地、そして世界各国に出張に行っており、特許庁の最新の動向を知ることができます。また、法律や規定に基づいて業務を行っているので非常に勉強になります。荒川 私は審査業務課回復申請担当という部署で、特許法等の救済手続に関する業務を行っています。救済手続の申請書に記載された事情に「正当な理由」があるか否かの判断を行い、申請者に対し救済の認否の通知を行うことが主な業務です。仲本 会計課の主計班で、特許庁の支出に関する業務を行っています。具体的には、支出をしてよいか確認を行い、1か月分の支出の証拠書類を会計検査院に提出しています。特許庁が何に、どのようにしてお金を使っているのか知ることができ、とても勉強になります。福岡 総務課の業務は多岐にわたっているので、私の業務も色々です。庁内の複数課にまたがる業務の調整や行政手続のオンライン化に関する庁内調整を行ったり、災害時の対応や、災害時の特許庁業務継続のための体制作り構築であったり等、様々な業務を行っています。皆さん色々な分野で活躍されていますね。それでは次に、これ

までの業務でやりがいを感じたこと、印象に残っていることを教えてもらえますか?仲本 会計実地検査に立ち会ったことです。会計実地検査とは、会計検査院の調査官が国のお金を使う機関に対し、そのお金が正しく、有効に使われているか実際にチェックを行うことです。公務員試験などを通し、知識としてこのような監査があることは知っていましたが、実際にその現場で事務局として働き、改めて国のお金を扱っているという実感がわき、より責任感を持って仕事に向き合うようになりました。荒川 救済手続の申請書に記載された事情に「正当な理由」があるか否かの判断を下すことは簡単とはいえません。しかし、方式審査専門官の上司と法務調査員(弁護士)と議論するなかでは、積極的にアドバイスを求めることで不明点を解消できるため、基準と先例に基づいた統一的な判断を下せます。若手職員のうちから、法律の解釈等についての幅広い知識を得られることや貴重な経験ができることも魅力に感じます。西城 審判課に所属していた際に、口頭審理の実演をしたことが印象に残っています。口頭審理とは、特許の有効性に関する争いを解決するために行われる審理のことです。実際に審判部の職員が各地

に赴き、模擬口頭審理を行いました。上司が作成した口頭審理のシナリオをみんなで読み込み、たくさん練習をしました。とても貴重な経験となりました。特許庁のホームページに動画もアップされているので、ぜひ見てみてください。福岡 審査業務課在籍時に担当した特許法条約・商標法に関するシンガポール条約加入のための業務がとても印象深いです。条約の内容と整合性がとれるように国内の特許法等の改正内容を検討したり、その法改正に伴う各課室の業務フロー変更の調整を行ったり、その変更を制度利用者に知ってもらうための方策を検討したり等、忙しい日々でしたが、とてもやりがいのある業務でした。皆さん若手ながら色々な経験をされているんですね!それでは続いて、皆さんが仕事をする上で心がけていることはありますか?荒川 現在の業務はユーザーと書面でやり取りを行っているので、申請内容を読み込み、法律の要件に則っているか適切に判断するために情報整理を行うことやユーザーに対する文書を作成する際に的確な回答ができるように心がけています。そのため、ユーザーに対し根拠となる法律や理由を説明できるよう、不明点があった場合は上司や弁護士にアドバイスを求めながら日々勉強しています。西城 周りの方と積極的にコミュニケーションをとるよう心がけています。日々、上司や周りの方に助けていただきながら業務を行っています。困ったことやわからないことがあった際には、上司や関係課室の担当者に相談したり、スムーズに仕事が進められるよう、情報共有を適切に行ったり、コミュニケーションを大切にしていきたいです。仲本 私も周りの人たちとコミュニケーションをとることを大切にしています。1年目でまだわからないことも多いので、上司や班のメンバーには積極的に相談したり、報告したりしています。職場で気持ち良くコミュニケーションが取れるように、笑顔で明るくいる

ようにしています!また、効率的に仕事を進めるために、コンディションを整えることも心がけています。福岡 同じ特許庁内といえど、特許・実用新案・意匠・商標、それから国際出願関係の手続等、制度や業務運用等が幅広く、知らないことがたくさんあるので、その担当課室の職員に教えてもらいに行く等、しっかり勉強することは大事にしています。皆さん、何でも優しく教えてくださるのが本当助かります。柔軟性やコミュニケーション能力は、社会人にとって重要な要素ですよね。さて、平日は皆さん忙しく過ごされていますが、休日はどのように過ごしていますか?西城 休日は友人や家族と過ごすことが多いです。出かけたり、家でのんびり過ごしたり、連休を利用して旅行に行くこともあります。特許庁は有給休暇がとても取得しやすいので、業務に支障がなければ有給休暇を使って海外旅行にも行きます。福岡 家族や友人と旅行したり食事したりしています。また、最近は、運動不足で太ってきたのでジョギングを(一応)頑張っています。何か目標がないと頑張れないので、数ヶ月に一度程度ですがマラソン大会で走ってたりしています。荒川 休日は特許庁の方々や学生時代の友人とイベントを企画してスポーツや旅行等に行ったりしています。(付き合ってくれる皆さま、ありがとうございます!)予定がない日はゲームや漫画、昼寝をしてのんびりしています。笑仲本 よく、仲の良い同期と朝から開店と同時にカフェに行っています。休みの日も早起きをすると、充実した休日を過ごせる気がします(笑)また、家で映画を見たり、本を読んだりとひたすらゆっくり過ごすこともあります。皆さんそれぞれリフレッシュ方法をお持ちなんですね!貴重なお話をたくさん聞けました。それでは最後に、今後の目標を教えてください。西城 現在担当している業務は、法律や規定をしっかり理解した上で業務を行う必要があります。日々、幅広い知識を習得することが求められており、それらの知識を身につけることが今後の目標です。関係課室の担当者と密に連絡をとりながら、適切に業務を行なうよう努めたいです。荒川 今後も引き続き統一的な判断や制度についての説明をユーザーに対し明確に行えるようにすることです。時代の変化により、様々な内容を申請されることがあるため、それに対して柔軟に対応することも必要に感じています。そのため、様々な経験や意見を取り入れ業務に役立てていきたいです。仲本 特許庁のお金の流れを現在の業務範囲以外の部分まで把握し、他部署に異動した際には、会計課で身につけた知識を活かせるようになりたいです。また、特許庁には素晴らしい先輩方がたくさんいるので、将来私も先輩方のように知識も人柄も豊かな職員になれるよう頑張ります!!福岡 業務運用や手続のオンライン化等を検討するにしても、災害時の特許庁としての対応を考えるにしても、制度利用者にとって、どうあることが望ましいのかという視点を重視して業務を行っていきたいです。

特許庁STYLE

2019

若手職員が語る

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座談会

この特許庁パンフレットを読まれている皆さんは、社会人になることへの不安を感じていますか?特許庁職員の業務内容、キャリアパス、職場環境やワークライフバランス…実際に働いてみないと、なかなか想像できないことかと思います。そんな皆さんの不安を少しでも解消できるように、若手の事務職員に集まってもらい、現在の業務内容、休日の過ごし方など幅広く特許庁でのライフスタイルを語ってもらいました!

会計課H27.10入庁

Kiyomi Saijo

西城 静美審査業務課H29.4入庁

Hideyuki Aarakawa

荒川 秀之会計課H30.4入庁

Yuhina Nakamoto

仲本 結比奈総務課H24.4入庁

Kohei Fukuoka

福岡 浩平

まずは、皆さんの現在の業務を教えてください。西城 主に旅費手続や諸手当に関する業務を担当しています。巡回特許庁や面接審査など、特許庁の職員は全国各地、そして世界各国に出張に行っており、特許庁の最新の動向を知ることができます。また、法律や規定に基づいて業務を行っているので非常に勉強になります。荒川 私は審査業務課回復申請担当という部署で、特許法等の救済手続に関する業務を行っています。救済手続の申請書に記載された事情に「正当な理由」があるか否かの判断を行い、申請者に対し救済の認否の通知を行うことが主な業務です。仲本 会計課の主計班で、特許庁の支出に関する業務を行っています。具体的には、支出をしてよいか確認を行い、1か月分の支出の証拠書類を会計検査院に提出しています。特許庁が何に、どのようにしてお金を使っているのか知ることができ、とても勉強になります。福岡 総務課の業務は多岐にわたっているので、私の業務も色々です。庁内の複数課にまたがる業務の調整や行政手続のオンライン化に関する庁内調整を行ったり、災害時の対応や、災害時の特許庁業務継続のための体制作り構築であったり等、様々な業務を行っています。皆さん色々な分野で活躍されていますね。それでは次に、これ

までの業務でやりがいを感じたこと、印象に残っていることを教えてもらえますか?仲本 会計実地検査に立ち会ったことです。会計実地検査とは、会計検査院の調査官が国のお金を使う機関に対し、そのお金が正しく、有効に使われているか実際にチェックを行うことです。公務員試験などを通し、知識としてこのような監査があることは知っていましたが、実際にその現場で事務局として働き、改めて国のお金を扱っているという実感がわき、より責任感を持って仕事に向き合うようになりました。荒川 救済手続の申請書に記載された事情に「正当な理由」があるか否かの判断を下すことは簡単とはいえません。しかし、方式審査専門官の上司と法務調査員(弁護士)と議論するなかでは、積極的にアドバイスを求めることで不明点を解消できるため、基準と先例に基づいた統一的な判断を下せます。若手職員のうちから、法律の解釈等についての幅広い知識を得られることや貴重な経験ができることも魅力に感じます。西城 審判課に所属していた際に、口頭審理の実演をしたことが印象に残っています。口頭審理とは、特許の有効性に関する争いを解決するために行われる審理のことです。実際に審判部の職員が各地

に赴き、模擬口頭審理を行いました。上司が作成した口頭審理のシナリオをみんなで読み込み、たくさん練習をしました。とても貴重な経験となりました。特許庁のホームページに動画もアップされているので、ぜひ見てみてください。福岡 審査業務課在籍時に担当した特許法条約・商標法に関するシンガポール条約加入のための業務がとても印象深いです。条約の内容と整合性がとれるように国内の特許法等の改正内容を検討したり、その法改正に伴う各課室の業務フロー変更の調整を行ったり、その変更を制度利用者に知ってもらうための方策を検討したり等、忙しい日々でしたが、とてもやりがいのある業務でした。皆さん若手ながら色々な経験をされているんですね!それでは続いて、皆さんが仕事をする上で心がけていることはありますか?荒川 現在の業務はユーザーと書面でやり取りを行っているので、申請内容を読み込み、法律の要件に則っているか適切に判断するために情報整理を行うことやユーザーに対する文書を作成する際に的確な回答ができるように心がけています。そのため、ユーザーに対し根拠となる法律や理由を説明できるよう、不明点があった場合は上司や弁護士にアドバイスを求めながら日々勉強しています。西城 周りの方と積極的にコミュニケーションをとるよう心がけています。日々、上司や周りの方に助けていただきながら業務を行っています。困ったことやわからないことがあった際には、上司や関係課室の担当者に相談したり、スムーズに仕事が進められるよう、情報共有を適切に行ったり、コミュニケーションを大切にしていきたいです。仲本 私も周りの人たちとコミュニケーションをとることを大切にしています。1年目でまだわからないことも多いので、上司や班のメンバーには積極的に相談したり、報告したりしています。職場で気持ち良くコミュニケーションが取れるように、笑顔で明るくいる

ようにしています!また、効率的に仕事を進めるために、コンディションを整えることも心がけています。福岡 同じ特許庁内といえど、特許・実用新案・意匠・商標、それから国際出願関係の手続等、制度や業務運用等が幅広く、知らないことがたくさんあるので、その担当課室の職員に教えてもらいに行く等、しっかり勉強することは大事にしています。皆さん、何でも優しく教えてくださるのが本当助かります。柔軟性やコミュニケーション能力は、社会人にとって重要な要素ですよね。さて、平日は皆さん忙しく過ごされていますが、休日はどのように過ごしていますか?西城 休日は友人や家族と過ごすことが多いです。出かけたり、家でのんびり過ごしたり、連休を利用して旅行に行くこともあります。特許庁は有給休暇がとても取得しやすいので、業務に支障がなければ有給休暇を使って海外旅行にも行きます。福岡 家族や友人と旅行したり食事したりしています。また、最近は、運動不足で太ってきたのでジョギングを(一応)頑張っています。何か目標がないと頑張れないので、数ヶ月に一度程度ですがマラソン大会で走ってたりしています。荒川 休日は特許庁の方々や学生時代の友人とイベントを企画してスポーツや旅行等に行ったりしています。(付き合ってくれる皆さま、ありがとうございます!)予定がない日はゲームや漫画、昼寝をしてのんびりしています。笑仲本 よく、仲の良い同期と朝から開店と同時にカフェに行っています。休みの日も早起きをすると、充実した休日を過ごせる気がします(笑)また、家で映画を見たり、本を読んだりとひたすらゆっくり過ごすこともあります。皆さんそれぞれリフレッシュ方法をお持ちなんですね!貴重なお話をたくさん聞けました。それでは最後に、今後の目標を教えてください。西城 現在担当している業務は、法律や規定をしっかり理解した上で業務を行う必要があります。日々、幅広い知識を習得することが求められており、それらの知識を身につけることが今後の目標です。関係課室の担当者と密に連絡をとりながら、適切に業務を行なうよう努めたいです。荒川 今後も引き続き統一的な判断や制度についての説明をユーザーに対し明確に行えるようにすることです。時代の変化により、様々な内容を申請されることがあるため、それに対して柔軟に対応することも必要に感じています。そのため、様々な経験や意見を取り入れ業務に役立てていきたいです。仲本 特許庁のお金の流れを現在の業務範囲以外の部分まで把握し、他部署に異動した際には、会計課で身につけた知識を活かせるようになりたいです。また、特許庁には素晴らしい先輩方がたくさんいるので、将来私も先輩方のように知識も人柄も豊かな職員になれるよう頑張ります!!福岡 業務運用や手続のオンライン化等を検討するにしても、災害時の特許庁としての対応を考えるにしても、制度利用者にとって、どうあることが望ましいのかという視点を重視して業務を行っていきたいです。

特許庁STYLE

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若手職員が語る

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特許庁への志望理由●大学の講義で特許庁を見学する機会があり、他にはない業務内容に興味を持ちました。それをきっかけに参加した採用説明会で、職員の人柄にも惹かれ、官庁訪問することを決めました。●大学で「知的財産」が企業経営に与える影響が大きいことを知ったことがきっかけです。(当時はまだ)メジャーではなく、専門性が高いがゆえにとっつきにくい「知的財産」をかみくだいて広めることにより、企業を支援する役に立ちたいと考えた…と思います。●見学等を通じて女性職員がとてもイキイキと働いていることに魅力を感じ、自分もその一員となりたいと思ったためです。●産業財産権制度を活用して日本の国際競争力を高めるという業務内容は、特許庁でしか携わることができない業務であり、事務職員でありながら専門性の高い業務を行うこともできるという点が、非常に魅力的に感じられたからです。

入庁してから現在までの仕事内容(キャリアパス)●法律、特許情報検索ツール、システム、マドリッドプロトコル(条約)など、特許庁や独立行政法人で産業財産権に関する様々な業務に携わったほか、経済産業省への出向、留学(イギリス及びイタリア)など、特許庁外でも多くの経験をさせていただきました。●私はほぼ毎年異動しているので、同期の中でも様々な部署を経験している方なのかな、と自分では思っています。総括業務、方式審査、国際関係、中小企業支援、会計事務等、幅広い業務経験をさせてもらっています。●主に秘書課や会計課のようなバックオフィス業務に従事してきま

したが、特許庁外への出向も経験しています。出向は、新たな人脈を増やすことができ、かつ他業種の職務内容やその意義について学ぶことができ、非常に良い経験となりました。

特許庁職員としてやりがいを感じたことは?●国際業務に携わっていたときに、海外の特許庁から日本の特許制度や運用を参考にしようといろいろと尋ねられることが多く、そういった時に日本の特許制度の良い所に改めて気付かされることもあり、やりがいを感じました。●会計・経理といった分野の経験を多く積んできました。そのようなキャリアもあって、過去の業務経験・人脈といったものが、今の業務に活かせていると感じております。今後は、産業財産権を活用する専門的な分野でも仕事をしてみたいです。●希望していた方式審査業務や、苦手な英語を克服するため英国留学の機会もいただき、とても恵まれていると思います。現在の業務(行服班)はとても専門的ですが、もっと勉強したい、と思えるような経験をさせていただいています。●特許庁の広報誌の作成に携わったことです。一般の方に馴染みにくい「知財」という分野にいかに興味を持ってもらうか頭を悩ませましたが、外部の方から好評のお声をいただいた際は感無量でした。

入庁してから感じた特許庁に対してのギャップは?●入庁する以前から雰囲気の良さそうな職場だとは思っていましたが、中央省庁なので入庁した途端にイメージが崩れてしまうのではないかという不安もありました。しかし、先輩も面倒見の良い方ばかりで、想像以上に働きやすい職場でした。●心身ともに充実した業務環境、という点では入庁前に想像していたもの以上でした。バックグラウンドも異なる多様な人材が「知財」の世界でお互いを尊重し合い、必要に応じてフォローし合えるような環境は想像以上に刺激的です。●国家公務員は忙しそうだし、あまり休暇は取れないのかな…と思っていましたが、実際はとても取りやすかったです。上司が休暇取得を促してくれたり、月一休暇制度もあるため休みやすい環境が整っており、ほぼ希望どおり休暇を取得できています。

係長になってみての変化を教えてください●走り続けていたらあっという間に10年経過していた、というのが正直な感想ですが、優秀な後輩が毎年入ってきてくれているの

で、中堅職員として後輩の前に立てるようより一層切磋琢磨しなくてはと気を引き締めながら日々業務にあたっています。●係長になってから、自分としてどこまでやるべきか、或いは任せるべきか、という点は常に意識するようになりました。チーム全体として滞りなく業務が遂行でき、互いに成長できるような関係性を意識していたいです。●自分で決められる・決めなければならない範囲が広がったと思います。その分、責任も増えましたが非常にやりがいを感じております。もちろん、その責任を果たすために学ばなくてはならないことも多くなったと思います。

どういう後輩、部下と働きたいですか?●いろいろな知識や情報を積極的に吸収する姿勢で業務に臨み、物事をいろいろな角度から捉え、考えて、たくさん相談・雑談できる部下や後輩と一緒に働きたいです。●何か「こうしたい」という《思い》(必ずしも、大きな志でなくても、小さなことでも構いません。)のある人と働けると嬉しいです。●せっかく仕事をするなら楽しくやりたいと思っているので、明るく前向きに仕事に取り組んでくれる方と一緒に働きたいです。

みなさんにとって、同期の存在はどのように感じていますか?●十人十色の個性があって、同期の活躍が自分にとって一番の励みであり、一方で、仕事が大変な時に短時間でも飲みに行けば、すぐに疲れも吹き飛ぶので、エナジードリンクみたいな存在です。●私がどれだけ「バカ」をやっても、生暖かく見守ってくれる、とても気のいい仲間と思っています(本当に感謝><)。●安心感。なにかあったら相談できたり、くだらないことで笑えたり、嬉しいこと悲しいことを共有できたり、その存在にはいつも

助けられています。●全員入庁してから知り合った仲間ですが、気が付けば仕事もプライベートも相談できる、とても大切な存在になっていました!いつも同期が心の拠り所です。

特許庁を目指す方へメッセージをお願いします。●やる気があれば成長の機会がたくさんあり、また、組織の雰囲気としては働きやすい職場だと思います。みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています!●仕事は様々な人と関わりながらするものであり、どれだけ個人の力が優秀でも、チームワークの悪い職場では素晴らしいアウトプットはできません。特許庁には、素晴らしいチームワークがあります。あなたの力を特許庁で発揮してみませんか?●特許庁は、アットホームな雰囲気で働きやすい職場なので、おすすめです!ぜひ少しでも興味をお持ちになったらぜひのぞいてみてくださいね。一緒に働けるのを楽しみにしています!●特許庁は、雰囲気も温かく、業務を通じて生まれる知的好奇心に応えてくれる環境も整っている職場だと感じています。このパンフレットを通じて少しでもその雰囲気が伝わり、近い将来、皆様と一緒に働けることを楽しみにしております!●特許庁で働くといっても広範で多様な業務があります。そのぶん、いろいろな業務にチャレンジできる、チャレンジさせてもらえる環境がありますので、特許庁で働く具体的なイメージを持って、特許庁の門を叩いてもらいたいです。

10年目の同期─取材レポート─

入庁

座談会

こんにちは!事務職員として入庁5年目、レポーターの浅野です。

この度、平成22年度に入庁し、10年目を迎える

仲良し同期の皆さんに取材をしてきました!

特許庁への志望理由から、係長になってみての変化、

同期の存在についてなど、いろいろと語っていただきましたので、

早速レポートしたいと思います。

(後列左より)鈴木 貴久 Takahisa Suzuki  普及支援課

斎藤 亮 Ryo Saito審査業務課

山下 公佑 Kosuke Yamashita秘書課

赤木 伸悟 Shingo Akagi国際意匠・商標出願室

小岩井 陽介 Yosuke Koiwai審査業務課

久保田 真一郎 Shinichiro Kubota国際意匠・商標出願室

(前列左より)木原 理沙 Risa Kihara総務課

山下 茉利恵 Marie Yamashita国際出願室

那須 マリナ Marina Nasu審査業務課

濵﨑 彩夏 Ayaka Hamazaki秘書課

吉田 奈々恵 Nanae Yoshida審査推進室

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特許庁への志望理由●大学の講義で特許庁を見学する機会があり、他にはない業務内容に興味を持ちました。それをきっかけに参加した採用説明会で、職員の人柄にも惹かれ、官庁訪問することを決めました。●大学で「知的財産」が企業経営に与える影響が大きいことを知ったことがきっかけです。(当時はまだ)メジャーではなく、専門性が高いがゆえにとっつきにくい「知的財産」をかみくだいて広めることにより、企業を支援する役に立ちたいと考えた…と思います。●見学等を通じて女性職員がとてもイキイキと働いていることに魅力を感じ、自分もその一員となりたいと思ったためです。●産業財産権制度を活用して日本の国際競争力を高めるという業務内容は、特許庁でしか携わることができない業務であり、事務職員でありながら専門性の高い業務を行うこともできるという点が、非常に魅力的に感じられたからです。

入庁してから現在までの仕事内容(キャリアパス)●法律、特許情報検索ツール、システム、マドリッドプロトコル(条約)など、特許庁や独立行政法人で産業財産権に関する様々な業務に携わったほか、経済産業省への出向、留学(イギリス及びイタリア)など、特許庁外でも多くの経験をさせていただきました。●私はほぼ毎年異動しているので、同期の中でも様々な部署を経験している方なのかな、と自分では思っています。総括業務、方式審査、国際関係、中小企業支援、会計事務等、幅広い業務経験をさせてもらっています。●主に秘書課や会計課のようなバックオフィス業務に従事してきま

したが、特許庁外への出向も経験しています。出向は、新たな人脈を増やすことができ、かつ他業種の職務内容やその意義について学ぶことができ、非常に良い経験となりました。

特許庁職員としてやりがいを感じたことは?●国際業務に携わっていたときに、海外の特許庁から日本の特許制度や運用を参考にしようといろいろと尋ねられることが多く、そういった時に日本の特許制度の良い所に改めて気付かされることもあり、やりがいを感じました。●会計・経理といった分野の経験を多く積んできました。そのようなキャリアもあって、過去の業務経験・人脈といったものが、今の業務に活かせていると感じております。今後は、産業財産権を活用する専門的な分野でも仕事をしてみたいです。●希望していた方式審査業務や、苦手な英語を克服するため英国留学の機会もいただき、とても恵まれていると思います。現在の業務(行服班)はとても専門的ですが、もっと勉強したい、と思えるような経験をさせていただいています。●特許庁の広報誌の作成に携わったことです。一般の方に馴染みにくい「知財」という分野にいかに興味を持ってもらうか頭を悩ませましたが、外部の方から好評のお声をいただいた際は感無量でした。

入庁してから感じた特許庁に対してのギャップは?●入庁する以前から雰囲気の良さそうな職場だとは思っていましたが、中央省庁なので入庁した途端にイメージが崩れてしまうのではないかという不安もありました。しかし、先輩も面倒見の良い方ばかりで、想像以上に働きやすい職場でした。●心身ともに充実した業務環境、という点では入庁前に想像していたもの以上でした。バックグラウンドも異なる多様な人材が「知財」の世界でお互いを尊重し合い、必要に応じてフォローし合えるような環境は想像以上に刺激的です。●国家公務員は忙しそうだし、あまり休暇は取れないのかな…と思っていましたが、実際はとても取りやすかったです。上司が休暇取得を促してくれたり、月一休暇制度もあるため休みやすい環境が整っており、ほぼ希望どおり休暇を取得できています。

係長になってみての変化を教えてください●走り続けていたらあっという間に10年経過していた、というのが正直な感想ですが、優秀な後輩が毎年入ってきてくれているの

で、中堅職員として後輩の前に立てるようより一層切磋琢磨しなくてはと気を引き締めながら日々業務にあたっています。●係長になってから、自分としてどこまでやるべきか、或いは任せるべきか、という点は常に意識するようになりました。チーム全体として滞りなく業務が遂行でき、互いに成長できるような関係性を意識していたいです。●自分で決められる・決めなければならない範囲が広がったと思います。その分、責任も増えましたが非常にやりがいを感じております。もちろん、その責任を果たすために学ばなくてはならないことも多くなったと思います。

どういう後輩、部下と働きたいですか?●いろいろな知識や情報を積極的に吸収する姿勢で業務に臨み、物事をいろいろな角度から捉え、考えて、たくさん相談・雑談できる部下や後輩と一緒に働きたいです。●何か「こうしたい」という《思い》(必ずしも、大きな志でなくても、小さなことでも構いません。)のある人と働けると嬉しいです。●せっかく仕事をするなら楽しくやりたいと思っているので、明るく前向きに仕事に取り組んでくれる方と一緒に働きたいです。

みなさんにとって、同期の存在はどのように感じていますか?●十人十色の個性があって、同期の活躍が自分にとって一番の励みであり、一方で、仕事が大変な時に短時間でも飲みに行けば、すぐに疲れも吹き飛ぶので、エナジードリンクみたいな存在です。●私がどれだけ「バカ」をやっても、生暖かく見守ってくれる、とても気のいい仲間と思っています(本当に感謝><)。●安心感。なにかあったら相談できたり、くだらないことで笑えたり、嬉しいこと悲しいことを共有できたり、その存在にはいつも

助けられています。●全員入庁してから知り合った仲間ですが、気が付けば仕事もプライベートも相談できる、とても大切な存在になっていました!いつも同期が心の拠り所です。

特許庁を目指す方へメッセージをお願いします。●やる気があれば成長の機会がたくさんあり、また、組織の雰囲気としては働きやすい職場だと思います。みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています!●仕事は様々な人と関わりながらするものであり、どれだけ個人の力が優秀でも、チームワークの悪い職場では素晴らしいアウトプットはできません。特許庁には、素晴らしいチームワークがあります。あなたの力を特許庁で発揮してみませんか?●特許庁は、アットホームな雰囲気で働きやすい職場なので、おすすめです!ぜひ少しでも興味をお持ちになったらぜひのぞいてみてくださいね。一緒に働けるのを楽しみにしています!●特許庁は、雰囲気も温かく、業務を通じて生まれる知的好奇心に応えてくれる環境も整っている職場だと感じています。このパンフレットを通じて少しでもその雰囲気が伝わり、近い将来、皆様と一緒に働けることを楽しみにしております!●特許庁で働くといっても広範で多様な業務があります。そのぶん、いろいろな業務にチャレンジできる、チャレンジさせてもらえる環境がありますので、特許庁で働く具体的なイメージを持って、特許庁の門を叩いてもらいたいです。

10年目の同期─取材レポート─

入庁

座談会

こんにちは!事務職員として入庁5年目、レポーターの浅野です。

この度、平成22年度に入庁し、10年目を迎える

仲良し同期の皆さんに取材をしてきました!

特許庁への志望理由から、係長になってみての変化、

同期の存在についてなど、いろいろと語っていただきましたので、

早速レポートしたいと思います。

(後列左より)鈴木 貴久 Takahisa Suzuki  普及支援課

斎藤 亮 Ryo Saito審査業務課

山下 公佑 Kosuke Yamashita秘書課

赤木 伸悟 Shingo Akagi国際意匠・商標出願室

小岩井 陽介 Yosuke Koiwai審査業務課

久保田 真一郎 Shinichiro Kubota国際意匠・商標出願室

(前列左より)木原 理沙 Risa Kihara総務課

山下 茉利恵 Marie Yamashita国際出願室

那須 マリナ Marina Nasu審査業務課

濵﨑 彩夏 Ayaka Hamazaki秘書課

吉田 奈々恵 Nanae Yoshida審査推進室

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──現在の業務内容を教えてください。寺澤 ベンチャー企業に知財の気づきを与えるためのイベントやセミナーの企画・運営から、実際に企業の知財戦略の構築をご支援する事業などを行っています。何でも話せる素敵な上司の下で、日々楽しく業務に取り組んでいます!

──業務のやりがいは?寺澤 ベンチャー支援班は平成30年7月に設置されたばかりの新しいチームです。前例のない中で戸惑うこともありますが、チームで出し合ったアイデアが形になり、外からのフィードバックが得られるととても達成感があります。

──班としての今後の目標貝沼 ベンチャー支援では既存の枠にとらわれない斬新なアイデア、最先端のビジネス・技術に対する幅広い好奇心、スピード感のある対応が重要になってきます。私たちも上司と部下ではなく特許庁発ベンチャーチームとして常に新しいことにチャレンジしていきます!

──寺澤さんに期待することはなんですか?貝沼・吉野 まさに、寺澤さんは縁の下の力持ちです。常に複数のプロジェクトが同時並行で進み、あわただしくなりがちな中、細かいところにも気を回してさりげなく仕事を完了させておいてくれます。これからの成長を期待しています!

座 談 会 上 司 × 部 下

2 審査業務課方式審査室

──現在の業務内容を教えてください。三尾 特許の方式審査を行っています。方式審査とは出願などの手続き書類の形式的な審査をすることです。システムでは確認できないエラーを目視で確認し補正を促すなど、法規で定めた様式になるように審査しています。

──業務のやりがいは?三尾 方式審査では様々な不備を目視で確認するため、案件ごとに適切な対応が求められます。根拠条文や取り扱いなどを調べながら、また周囲と相談しながら熟考し、適切な処理ができたときに達成感を感じられます。

──班としての今後の目標大日方 毎日、公正な方式審査をすることは当然なことですが、これを完全に全うすることは難しいものです。同じ方式審査の基準に従って方式審査をしていても、担当官によって審査にばらつきが生じます。これをいかに少なくするか、常にある課題です。

──三尾さんに期待することはなんですか?大日方 誰からも愛される社交性や真摯な物腰はこのままで。また、仕事に対する姿勢として、言われてやる「作業」ではなく、自分でみつける「仕事」にどんどん挑戦して、更にデキる男になってほしいです。

●上司:大日方 由紀 Yuki Obinata H14.4入庁(写真左)●部下:三尾 悠太 Yuta Mio H30.4入庁(写真右)

1 企画調査課ベンチャー支援班●上司:貝沼 憲司 Kenji Kainuma H18.4入庁(写真右)●上司:吉野 涼 Ryo Yoshino H25.4入庁(写真左)●部下:寺澤 萌 Moe Terasawa H27.4入庁(写真中央)

1年目職員からのメッセージ

こ れ か ら の日 本 を 支 え る明 る い 力

入庁間もない1年目職員に、現在の業務について、志望動機、学生時代のこと etc… リアルな心境を語ってもらいました。

秘書課H31.4入庁

Sota Asobe

遊部 颯太

―現在の業務内容は? 初任給決定等、職員の給与に関する業務を行っています。生活に直結するため大変責任の重い仕事ですが、諸先輩方の温かいご指導の下、日々安心して業務に取り組めています。―なぜ特許庁に決めたのか?発明を保護することで日本経済の発展に寄与するという事業内容に共感したこともありますが、それ以上に説明会での職員の方々の雰囲気に魅力を感じ、「自分もこの人たちと働きたい」と強く感じたためです。―職場の雰囲気はどうですか? 年齢や役職を問わずコミュニケーションが活発で、疑問に思ったことは何でも質問できる雰囲気があり、大変ありがたく感じています。また、メンター制度等、庁内全体で人を育てようという雰囲気があると実感しています。

総務課H31.4入庁

Ayumi Morita

森田 あゆみ

―現在の業務内容は? 庁内全体の意見のとりまとめ、業務の割り振り等総括業務を行っています。専門的な部署が多い特許庁の中では数少ないとりまとめ業務に携わることで、庁内の政策や現状を把握する必要性を強く感じています。―学生時代に熱中していたことは?下駄を履いて踊るサークルでの活動です。学園祭など学内にとどまらず、地方遠征や海外など様々なステージで踊る機会があり、たくさんの楽しい思い出を作ることが出来ました。―入庁前と後で感じたギャップは? 様々なバックグラウンドを持つ職員の方々と一緒に仕事をする機会があることです。私の職場は事務職員だけでなく、審査官や経済産業省からの出向者も多く、とても貴重な交流ができると感じています。

秘書課H31.4入庁

Yuka Ogawa

小川 優夏

―現在の業務内容は? 非常勤職員さんの採用等の業務を行っています。雇用保険や育児休暇の申請など難しい書類ばかりで戸惑うことも多いですが、先輩方に助けられつつ責任感を持って業務を行っています。―なぜ特許庁に決めたのか? 職場の雰囲気の良さです。明るく親しみやすい職員さんばかりで、説明会へ行く度にこの人達と働きたい!と強く思いました。また、育児等と両立しながら働く女性が多くいるというのも決め手です。―入庁前と後で感じたギャップは? 想像以上に人と関わる機会が多いことです。非常勤職員さんの書類関連で他部署の方と連絡を取ることが多いため、顔が広くなる気がします。まさにチームで行う仕事が多い職場なのではと感じました。

総務課H31.1入庁

Hirotaka Ohashi

大橋 弘隆

―現在の業務内容は? 産業財産権に関する施策の企画及び立案など、知財を積極的にアピールする場における庁内外の連絡調整や、資料作成を行っています。また、1年生として様々な雑務をやらせていただいています。―入庁前と後で感じたギャップは?  先輩方の雰囲気が良いとは聞いていましたが、予想した以上に雰囲気の良い職場でした。面白い話は班内で共有したり、飲み会にもたくさん誘っていただけるので、気持ちよく仕事をすることができています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁は非常に「人」に恵まれている場所だと日々実感しています。皆さんも是非説明会や庁内見学等に積極的に参加してみて、特許庁の雰囲気を感じてみて下さい。皆さんのことをお待ちしております!

職員からのメッセージ

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──現在の業務内容を教えてください。寺澤 ベンチャー企業に知財の気づきを与えるためのイベントやセミナーの企画・運営から、実際に企業の知財戦略の構築をご支援する事業などを行っています。何でも話せる素敵な上司の下で、日々楽しく業務に取り組んでいます!

──業務のやりがいは?寺澤 ベンチャー支援班は平成30年7月に設置されたばかりの新しいチームです。前例のない中で戸惑うこともありますが、チームで出し合ったアイデアが形になり、外からのフィードバックが得られるととても達成感があります。

──班としての今後の目標貝沼 ベンチャー支援では既存の枠にとらわれない斬新なアイデア、最先端のビジネス・技術に対する幅広い好奇心、スピード感のある対応が重要になってきます。私たちも上司と部下ではなく特許庁発ベンチャーチームとして常に新しいことにチャレンジしていきます!

──寺澤さんに期待することはなんですか?貝沼・吉野 まさに、寺澤さんは縁の下の力持ちです。常に複数のプロジェクトが同時並行で進み、あわただしくなりがちな中、細かいところにも気を回してさりげなく仕事を完了させておいてくれます。これからの成長を期待しています!

座 談 会 上 司 × 部 下

2 審査業務課方式審査室

──現在の業務内容を教えてください。三尾 特許の方式審査を行っています。方式審査とは出願などの手続き書類の形式的な審査をすることです。システムでは確認できないエラーを目視で確認し補正を促すなど、法規で定めた様式になるように審査しています。

──業務のやりがいは?三尾 方式審査では様々な不備を目視で確認するため、案件ごとに適切な対応が求められます。根拠条文や取り扱いなどを調べながら、また周囲と相談しながら熟考し、適切な処理ができたときに達成感を感じられます。

──班としての今後の目標大日方 毎日、公正な方式審査をすることは当然なことですが、これを完全に全うすることは難しいものです。同じ方式審査の基準に従って方式審査をしていても、担当官によって審査にばらつきが生じます。これをいかに少なくするか、常にある課題です。

──三尾さんに期待することはなんですか?大日方 誰からも愛される社交性や真摯な物腰はこのままで。また、仕事に対する姿勢として、言われてやる「作業」ではなく、自分でみつける「仕事」にどんどん挑戦して、更にデキる男になってほしいです。

●上司:大日方 由紀 Yuki Obinata H14.4入庁(写真左)●部下:三尾 悠太 Yuta Mio H30.4入庁(写真右)

1 企画調査課ベンチャー支援班●上司:貝沼 憲司 Kenji Kainuma H18.4入庁(写真右)●上司:吉野 涼 Ryo Yoshino H25.4入庁(写真左)●部下:寺澤 萌 Moe Terasawa H27.4入庁(写真中央)

1年目職員からのメッセージ

こ れ か ら の日 本 を 支 え る明 る い 力

入庁間もない1年目職員に、現在の業務について、志望動機、学生時代のこと etc… リアルな心境を語ってもらいました。

秘書課H31.4入庁

Sota Asobe

遊部 颯太

―現在の業務内容は? 初任給決定等、職員の給与に関する業務を行っています。生活に直結するため大変責任の重い仕事ですが、諸先輩方の温かいご指導の下、日々安心して業務に取り組めています。―なぜ特許庁に決めたのか?発明を保護することで日本経済の発展に寄与するという事業内容に共感したこともありますが、それ以上に説明会での職員の方々の雰囲気に魅力を感じ、「自分もこの人たちと働きたい」と強く感じたためです。―職場の雰囲気はどうですか? 年齢や役職を問わずコミュニケーションが活発で、疑問に思ったことは何でも質問できる雰囲気があり、大変ありがたく感じています。また、メンター制度等、庁内全体で人を育てようという雰囲気があると実感しています。

総務課H31.4入庁

Ayumi Morita

森田 あゆみ

―現在の業務内容は? 庁内全体の意見のとりまとめ、業務の割り振り等総括業務を行っています。専門的な部署が多い特許庁の中では数少ないとりまとめ業務に携わることで、庁内の政策や現状を把握する必要性を強く感じています。―学生時代に熱中していたことは?下駄を履いて踊るサークルでの活動です。学園祭など学内にとどまらず、地方遠征や海外など様々なステージで踊る機会があり、たくさんの楽しい思い出を作ることが出来ました。―入庁前と後で感じたギャップは? 様々なバックグラウンドを持つ職員の方々と一緒に仕事をする機会があることです。私の職場は事務職員だけでなく、審査官や経済産業省からの出向者も多く、とても貴重な交流ができると感じています。

秘書課H31.4入庁

Yuka Ogawa

小川 優夏

―現在の業務内容は? 非常勤職員さんの採用等の業務を行っています。雇用保険や育児休暇の申請など難しい書類ばかりで戸惑うことも多いですが、先輩方に助けられつつ責任感を持って業務を行っています。―なぜ特許庁に決めたのか? 職場の雰囲気の良さです。明るく親しみやすい職員さんばかりで、説明会へ行く度にこの人達と働きたい!と強く思いました。また、育児等と両立しながら働く女性が多くいるというのも決め手です。―入庁前と後で感じたギャップは? 想像以上に人と関わる機会が多いことです。非常勤職員さんの書類関連で他部署の方と連絡を取ることが多いため、顔が広くなる気がします。まさにチームで行う仕事が多い職場なのではと感じました。

総務課H31.1入庁

Hirotaka Ohashi

大橋 弘隆

―現在の業務内容は? 産業財産権に関する施策の企画及び立案など、知財を積極的にアピールする場における庁内外の連絡調整や、資料作成を行っています。また、1年生として様々な雑務をやらせていただいています。―入庁前と後で感じたギャップは?  先輩方の雰囲気が良いとは聞いていましたが、予想した以上に雰囲気の良い職場でした。面白い話は班内で共有したり、飲み会にもたくさん誘っていただけるので、気持ちよく仕事をすることができています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁は非常に「人」に恵まれている場所だと日々実感しています。皆さんも是非説明会や庁内見学等に積極的に参加してみて、特許庁の雰囲気を感じてみて下さい。皆さんのことをお待ちしております!

職員からのメッセージ

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職員からのメッセージ

総務課情報技術統括室H31.4入庁

Shinichi Kishida

岸田 真一

―現在の業務内容は? システムに関する業務をしています。各課室のシステム障害に関する依頼について、そのシステムを扱っている民間の企業と調整をし、迅速に障害の原因追求と修正を行っています。定型的な業務が少ない分、頭を使う作業が多いと思います。―なぜ特許庁に決めたのか?祖父が昔、太陽光を使ってお湯を沸かす装置を作り、特許を取得したという話から特許に興味を持ち始めました。何回か説明会に行き、職場の雰囲気や働いている人達の人柄も良かったため、特許庁を志望しました。―特許庁を目指す学生たちへ一言! なぜ特許庁を目指すのかは人それぞれだと思いますが、結局のところ、仕事をしていく上で人と人との繋がりというのが重要になってくるので、説明会や庁内見学などに参加し、実際に特許庁の職員に会ってみることをお勧めします。最後まで頑張ってください。

企画調査課H31.4入庁

Takuya Neoi

根生 拓弥

―現在の業務内容は? 特許の技術動向調査に関する業務をしています。外部の方や審査部とのやりとりが多いです。事務作業はかなり大変ですが、組織の一員として働いているという実感を得ながら業務にあたっています。―職場の雰囲気はどうですか? 分からないことだらけの新人にとって、これ以上なく過ごしやすい環境を作っていただいています。どなたも常にフォローしてくださるので、なにも臆することなく仕事に挑戦できるような職場の雰囲気だと思っています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁を目指しているあなた方は、とてもお目が高い方たちでしょう。しかし、そんなあなた方の想像を超えた経験をここではすることができます。どんな経験かって?それは入ってのお楽しみ。来春から一緒に働きましょう!

国際政策課H31.4入庁

Hayata Kawano

河野 迅汰

―現在の業務内容は? 国際的な会合や海外出張の準備を行っています。通訳の手配や交通手段の確保など、特許庁の国際業務の事務的な面に関わっています。スケールの大きな仕事なので、責任感をもって業務にあたっています。―なぜ特許庁に決めたのか?理由はいくつかありますが、おおまかにいうと「職員の方の雰囲気の良さ」、「業務への関心」が決め手でした。どちらも説明会への参加を通してはじめて気づいたことなので、まず実際に足を運んでみるといいと思います!―職場の雰囲気はどうですか? 温かいサポートしていただいており、想像以上に優しい先輩方ばかりだと日々実感しています。右も左もわからない状態であっても、丁寧に指導していただける環境があるので、困りごとなどを抱え続けることなく業務をすることができています。

会計課H31.4入庁

Yuki Nakamura

中村 優貴

―現在の業務内容は? 特許庁の支出の確認や、支出についての証拠書類の作成等を行っています。特許に直接的に関わる業務ではないですが、裏方の立場として特許庁に貢献できることにやりがいを感じながら、日々励んでいます。―学生時代に熱中していたことは?大学時代にアカペラサークルで活動していたことです。歌が好きでかつ協力して一つのものを作り上げるというところに大きな魅力を感じました。そこで得た仲間とは現在も繋がりがあり、励ましあいながら頑張っています。―入庁前と後で感じたギャップは? 自分は、入庁後に感じたギャップは特にありませんでした。働きやすい職場でかつ優しい先輩ばかりだという印象です。説明会に行ったことのある人は、その時の雰囲気と全く同じだと思って良いと思います。

普及支援課H31.4入庁

Tomoya Kanahara

金原 知也

―現在の業務内容は? 産業財産権に関する中小企業支援及び地域振興に関する政策実施や連絡調整、各地にある経済産業局に設置されている知的財産室との連絡調整を行っています。―職場の雰囲気はどうですか? 忙しい中でも笑いが絶えない職場です。上司や先輩方は、常に一年目の自分のことも気にかけてくださいますし、懇切丁寧に仕事を教えてくださるので、一日でも早く力になりたいと思いながら日々業務にあたっています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁は志望する価値のある職場だと思います。公務員試験は長期戦なので、やる気が出ないときも当然ありますよね。そんな時はこのパンフレットをみてモチベーションを維持したり、適度に息抜きを入れたりしながら最後まで頑張ってください!

国際協力課H31.4入庁

Sakura Higo

肥後 さくら

―現在の業務内容は? 発展途上国への協力に関する職員の派遣の段取り業務を行っています。具体的には、世界知的所有権機関関連での職員派遣やセミナーの調整をしています。―学生時代に熱中していたことは?旅行です。国内、海外など多くの場所へ行き、様々な文化に触れることで自分自身の視野を広げる良い経験となりました。―特許庁を目指す学生たちへ一言! たくさんの業務説明会に参加して、職員の方の雰囲気を感じてみてください。自分が働きたいと思える職場を見つけることで、モチベーションも高まると思います。がんばってください!

審査業務課H31.4入庁

Miho Igarashi

五十嵐 美帆

―現在の業務内容は? 出願件数の統計をとったり、他課室からのメールを課内に展開するなど、審査業務課のとりまとめ業務を行っています。また、所属されている方の庶務手続きも私の所属している総括班の仕事になります。―学生時代に熱中していたことは?サークルです!野球サークルに所属し、マネージャーとして活動していました。チーム一丸となってトーナメントを勝ち進み、憧れの東京ドームと神宮球場で試合をできたことが一番の思い出です!!―入庁前と後で感じたギャップは? 入庁前に感じていたとおり、アットホームな雰囲気で働きやすいです。ギャップがあるとすれば、若手の職員でも重要な仕事を任されることがあることです。責任も伴いますが、とてもやりがいがあると思います。

調整課H30.10入庁

Haruna Uchiyama

内山 春菜

―現在の業務内容は? 主に課内の職員および調査員の庶務手続きおよび物品の管理等を行っています。課内だけでなく、他部署と関わりながら日々業務に取り組んでいます。―なぜ特許庁に決めたのか?説明会に足を運ぶ中で、産業財産権という専門性がありながらも様々な業務に携われる点に魅力を感じました。また、職員の方々のあたたかい雰囲気を感じ、このような方々と働きたい!と思ったからです。―職場の雰囲気はどうですか?仕事に真剣に取り組みながらも、笑いがおこったり和気あいあいとした雰囲気の中で仕事をさせていただいています。分からないことも丁寧に教えてくださり、周囲の方に恵まれているなあと日々実感しています。

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職員からのメッセージ

総務課情報技術統括室H31.4入庁

Shinichi Kishida

岸田 真一

―現在の業務内容は? システムに関する業務をしています。各課室のシステム障害に関する依頼について、そのシステムを扱っている民間の企業と調整をし、迅速に障害の原因追求と修正を行っています。定型的な業務が少ない分、頭を使う作業が多いと思います。―なぜ特許庁に決めたのか?祖父が昔、太陽光を使ってお湯を沸かす装置を作り、特許を取得したという話から特許に興味を持ち始めました。何回か説明会に行き、職場の雰囲気や働いている人達の人柄も良かったため、特許庁を志望しました。―特許庁を目指す学生たちへ一言! なぜ特許庁を目指すのかは人それぞれだと思いますが、結局のところ、仕事をしていく上で人と人との繋がりというのが重要になってくるので、説明会や庁内見学などに参加し、実際に特許庁の職員に会ってみることをお勧めします。最後まで頑張ってください。

企画調査課H31.4入庁

Takuya Neoi

根生 拓弥

―現在の業務内容は? 特許の技術動向調査に関する業務をしています。外部の方や審査部とのやりとりが多いです。事務作業はかなり大変ですが、組織の一員として働いているという実感を得ながら業務にあたっています。―職場の雰囲気はどうですか? 分からないことだらけの新人にとって、これ以上なく過ごしやすい環境を作っていただいています。どなたも常にフォローしてくださるので、なにも臆することなく仕事に挑戦できるような職場の雰囲気だと思っています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁を目指しているあなた方は、とてもお目が高い方たちでしょう。しかし、そんなあなた方の想像を超えた経験をここではすることができます。どんな経験かって?それは入ってのお楽しみ。来春から一緒に働きましょう!

国際政策課H31.4入庁

Hayata Kawano

河野 迅汰

―現在の業務内容は? 国際的な会合や海外出張の準備を行っています。通訳の手配や交通手段の確保など、特許庁の国際業務の事務的な面に関わっています。スケールの大きな仕事なので、責任感をもって業務にあたっています。―なぜ特許庁に決めたのか?理由はいくつかありますが、おおまかにいうと「職員の方の雰囲気の良さ」、「業務への関心」が決め手でした。どちらも説明会への参加を通してはじめて気づいたことなので、まず実際に足を運んでみるといいと思います!―職場の雰囲気はどうですか? 温かいサポートしていただいており、想像以上に優しい先輩方ばかりだと日々実感しています。右も左もわからない状態であっても、丁寧に指導していただける環境があるので、困りごとなどを抱え続けることなく業務をすることができています。

会計課H31.4入庁

Yuki Nakamura

中村 優貴

―現在の業務内容は? 特許庁の支出の確認や、支出についての証拠書類の作成等を行っています。特許に直接的に関わる業務ではないですが、裏方の立場として特許庁に貢献できることにやりがいを感じながら、日々励んでいます。―学生時代に熱中していたことは?大学時代にアカペラサークルで活動していたことです。歌が好きでかつ協力して一つのものを作り上げるというところに大きな魅力を感じました。そこで得た仲間とは現在も繋がりがあり、励ましあいながら頑張っています。―入庁前と後で感じたギャップは? 自分は、入庁後に感じたギャップは特にありませんでした。働きやすい職場でかつ優しい先輩ばかりだという印象です。説明会に行ったことのある人は、その時の雰囲気と全く同じだと思って良いと思います。

普及支援課H31.4入庁

Tomoya Kanahara

金原 知也

―現在の業務内容は? 産業財産権に関する中小企業支援及び地域振興に関する政策実施や連絡調整、各地にある経済産業局に設置されている知的財産室との連絡調整を行っています。―職場の雰囲気はどうですか? 忙しい中でも笑いが絶えない職場です。上司や先輩方は、常に一年目の自分のことも気にかけてくださいますし、懇切丁寧に仕事を教えてくださるので、一日でも早く力になりたいと思いながら日々業務にあたっています。―特許庁を目指す学生たちへ一言! 特許庁は志望する価値のある職場だと思います。公務員試験は長期戦なので、やる気が出ないときも当然ありますよね。そんな時はこのパンフレットをみてモチベーションを維持したり、適度に息抜きを入れたりしながら最後まで頑張ってください!

国際協力課H31.4入庁

Sakura Higo

肥後 さくら

―現在の業務内容は? 発展途上国への協力に関する職員の派遣の段取り業務を行っています。具体的には、世界知的所有権機関関連での職員派遣やセミナーの調整をしています。―学生時代に熱中していたことは?旅行です。国内、海外など多くの場所へ行き、様々な文化に触れることで自分自身の視野を広げる良い経験となりました。―特許庁を目指す学生たちへ一言! たくさんの業務説明会に参加して、職員の方の雰囲気を感じてみてください。自分が働きたいと思える職場を見つけることで、モチベーションも高まると思います。がんばってください!

審査業務課H31.4入庁

Miho Igarashi

五十嵐 美帆

―現在の業務内容は? 出願件数の統計をとったり、他課室からのメールを課内に展開するなど、審査業務課のとりまとめ業務を行っています。また、所属されている方の庶務手続きも私の所属している総括班の仕事になります。―学生時代に熱中していたことは?サークルです!野球サークルに所属し、マネージャーとして活動していました。チーム一丸となってトーナメントを勝ち進み、憧れの東京ドームと神宮球場で試合をできたことが一番の思い出です!!―入庁前と後で感じたギャップは? 入庁前に感じていたとおり、アットホームな雰囲気で働きやすいです。ギャップがあるとすれば、若手の職員でも重要な仕事を任されることがあることです。責任も伴いますが、とてもやりがいがあると思います。

調整課H30.10入庁

Haruna Uchiyama

内山 春菜

―現在の業務内容は? 主に課内の職員および調査員の庶務手続きおよび物品の管理等を行っています。課内だけでなく、他部署と関わりながら日々業務に取り組んでいます。―なぜ特許庁に決めたのか?説明会に足を運ぶ中で、産業財産権という専門性がありながらも様々な業務に携われる点に魅力を感じました。また、職員の方々のあたたかい雰囲気を感じ、このような方々と働きたい!と思ったからです。―職場の雰囲気はどうですか?仕事に真剣に取り組みながらも、笑いがおこったり和気あいあいとした雰囲気の中で仕事をさせていただいています。分からないことも丁寧に教えてくださり、周囲の方に恵まれているなあと日々実感しています。

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審判課H31.4入庁

Takahiro Kiuchi

木内 隆弘

―現在の業務内容は? 拒絶査定不服審判などの審判手続きに対する問い合わせや、審決広報の発行管理が主な業務です。審判当事者に対し、懇切丁寧な対応を行い、審判書記官の方が迅速に方式審査ができるよう支援しています。―学生時代に熱中していたことは?競技ダンス部に所属し、4年間踊っていました。体育会の部活なので筋トレや声出しもしており、精神力も鍛えられたと思います。大会で賞状をもらうこともできました。―入庁前と後で感じたギャップは? 雰囲気はイメージ通りで、特にギャップは感じませんでした!業務に関しては、さっそく4月からたくさんの業務を任せられる(もちろん教えてもらいながら)ので、責任の重さを実感しています。

入庁2年目の事務職員22名にアンケートを行いました!

30分~1時間未満

11111時間~

1時間30分未満

9

1時間30分以上

130分未満

1

退庁後は何してる?●飲み会 ●家でのんびり ●ショッピング●サウナ/ボルダリング/皇居ラン等のスポーツ

1人暮らしの人は1時間未満が多いみたいです!皆さんの物件探しのヒントになるかも?

若手職員へのアンケート

平均退庁時間は? 通勤時間は?

実家

9一人暮らし

10

その他

3 東京

6

埼玉

33

その他

8

千葉

5入庁してはじめの頃は実家住まい、仕事に慣れたら1人暮らしをする方も多くいます!

関東近郊出身が多いと思いきや、特許庁職員には地方出身者も大勢おります!※その他:宮城、山形、福島、茨城、群馬、大阪、富山、沖縄

住居形態は? 出身地は?

アンケート

調整課H31.4入庁

Tsuyoshi Hotta

堀田 剛志

―現在の業務内容は? 調整課では、特許審査に関する業務・施策の企画・立案及びその実施のための連絡調整を行っています。とりわけ私の所属する企画調査班では、他部署からの窓口となり、係長・補佐・班長と相談しながら柔軟に対応する必要があります。―なぜ特許庁に決めたのか?特許庁の職員の人柄の良さにひかれたからです。説明会の雰囲気が他省庁に比べて抜群に良く、この人たちと一緒に働きたいと思いました。また特許というこれから先を担っていく将来性のある官庁であることも特許庁を選択した理由です。―学生時代に熱中していたことは? 中学高校では剣道部に所属しており、全国大会に出場した経験があります。大学でも剣道サークルに所属し、副会長としてサークルの運営に携わりました。剣道で一貫性と我慢強さ、礼儀正しさを学びました。

調整課審査推進室H31.4入庁

Yuzo Hasegawa

長谷川 裕三

―現在の業務内容は? 外部の調査機関との連絡・調整を担当しています。調査機関の方々と協力することで、より効率的・迅速な特許申請を目指しております。丁寧さとスピードの両立は簡単ではありませんが、日々精進しております。―職場の雰囲気はどうですか?やる時はやる。休む時は休む。そのメリハリが素晴らしいと思います。また、わからないことがあれば遠慮なく質問できる雰囲気もあります。私が体調を崩してしまった時は、本気で心配してくれるなど、温かい職場だと感じています。―特許庁を目指す学生たちへ一言!まずは採用イベントに参加してみて下さい!そして、職員ひとりひとりの話をよく聞いてみて下さい。きっと特許庁で働いてみたくなるはずです。私は採用イベントで特許庁に魅せられました。

調整課H31.4入庁

Momoka Takeda

竹田 桃花

―現在の業務内容は? 日本の特許審査官の方が海外特許庁の審査官と審査実務に関する協議を行う審査官協議や、新興国の審査官に対して特許制度の講義をする教官派遣の際に、必要な書類を作成し、関係国や大使館とやり取りをしています。―学生時代に熱中していたことは?集団塾で中学生に英語を教えていたことです。10人以上の生徒に対して授業を行うため、指導方法について苦労することが多々ありましたが、生徒が理解してくれた時や合格報告を聞いた際の嬉しさはひとしおでした。―職場の雰囲気はどうですか?説明会で聞いていた通りのアットホームな雰囲気で、温かく優しい先輩方に囲まれて仕事をしています。また、他の課よりも特許審査官の方と関われる機会が多いため、貴重な経験ができていると感じています。

審判課H31.4入庁

Miho Horiuchi

堀内 望帆

―現在の業務内容は? 審判課の総括係員として、他課からの問合せの対応等の窓口的な業務を主に行っています。総括係は、審判部全体の業務に多面的に関われるポストなので、日々とても勉強になります。―学生時代に熱中していたことは?大学時代はアカペラサークルに所属しており、いろいろな場で歌を歌っていました。サークル内外で音楽を通じて交流ができ、とても良い経験になりました。―特許庁を目指す学生たちへ一言!勉強や面接対策で大変なことも多々あると思いますが、私自身特許庁に入りたいという気持ちでその辛さを乗り越えました。そして実際に入庁して、あの時ここを目指して頑張ってよかったなあと今は思っています!頑張ってください、応援しています!

~19時

12~20時前

5

~21時

3

~22時

2

36

Page 37: 産業財産権制度とは - jpo.go.jp合同庁舎8号館 谷 比 日 至 銀座線 至赤坂 国会議事堂前駅 霞ケ関駅 特許庁本庁舎 JTビル (審判部) 経済産業省別館

審判課H31.4入庁

Takahiro Kiuchi

木内 隆弘

―現在の業務内容は? 拒絶査定不服審判などの審判手続きに対する問い合わせや、審決広報の発行管理が主な業務です。審判当事者に対し、懇切丁寧な対応を行い、審判書記官の方が迅速に方式審査ができるよう支援しています。―学生時代に熱中していたことは?競技ダンス部に所属し、4年間踊っていました。体育会の部活なので筋トレや声出しもしており、精神力も鍛えられたと思います。大会で賞状をもらうこともできました。―入庁前と後で感じたギャップは? 雰囲気はイメージ通りで、特にギャップは感じませんでした!業務に関しては、さっそく4月からたくさんの業務を任せられる(もちろん教えてもらいながら)ので、責任の重さを実感しています。

入庁2年目の事務職員22名にアンケートを行いました!

30分~1時間未満

11111時間~

1時間30分未満

9

1時間30分以上

130分未満

1

退庁後は何してる?●飲み会 ●家でのんびり ●ショッピング●サウナ/ボルダリング/皇居ラン等のスポーツ

1人暮らしの人は1時間未満が多いみたいです!皆さんの物件探しのヒントになるかも?

若手職員へのアンケート

平均退庁時間は? 通勤時間は?

実家

9一人暮らし

10

その他

3 東京

6

埼玉

33

その他

8

千葉

5入庁してはじめの頃は実家住まい、仕事に慣れたら1人暮らしをする方も多くいます!

関東近郊出身が多いと思いきや、特許庁職員には地方出身者も大勢おります!※その他:宮城、山形、福島、茨城、群馬、大阪、富山、沖縄

住居形態は? 出身地は?

アンケート

調整課H31.4入庁

Tsuyoshi Hotta

堀田 剛志

―現在の業務内容は? 調整課では、特許審査に関する業務・施策の企画・立案及びその実施のための連絡調整を行っています。とりわけ私の所属する企画調査班では、他部署からの窓口となり、係長・補佐・班長と相談しながら柔軟に対応する必要があります。―なぜ特許庁に決めたのか?特許庁の職員の人柄の良さにひかれたからです。説明会の雰囲気が他省庁に比べて抜群に良く、この人たちと一緒に働きたいと思いました。また特許というこれから先を担っていく将来性のある官庁であることも特許庁を選択した理由です。―学生時代に熱中していたことは? 中学高校では剣道部に所属しており、全国大会に出場した経験があります。大学でも剣道サークルに所属し、副会長としてサークルの運営に携わりました。剣道で一貫性と我慢強さ、礼儀正しさを学びました。

調整課審査推進室H31.4入庁

Yuzo Hasegawa

長谷川 裕三

―現在の業務内容は? 外部の調査機関との連絡・調整を担当しています。調査機関の方々と協力することで、より効率的・迅速な特許申請を目指しております。丁寧さとスピードの両立は簡単ではありませんが、日々精進しております。―職場の雰囲気はどうですか?やる時はやる。休む時は休む。そのメリハリが素晴らしいと思います。また、わからないことがあれば遠慮なく質問できる雰囲気もあります。私が体調を崩してしまった時は、本気で心配してくれるなど、温かい職場だと感じています。―特許庁を目指す学生たちへ一言!まずは採用イベントに参加してみて下さい!そして、職員ひとりひとりの話をよく聞いてみて下さい。きっと特許庁で働いてみたくなるはずです。私は採用イベントで特許庁に魅せられました。

調整課H31.4入庁

Momoka Takeda

竹田 桃花

―現在の業務内容は? 日本の特許審査官の方が海外特許庁の審査官と審査実務に関する協議を行う審査官協議や、新興国の審査官に対して特許制度の講義をする教官派遣の際に、必要な書類を作成し、関係国や大使館とやり取りをしています。―学生時代に熱中していたことは?集団塾で中学生に英語を教えていたことです。10人以上の生徒に対して授業を行うため、指導方法について苦労することが多々ありましたが、生徒が理解してくれた時や合格報告を聞いた際の嬉しさはひとしおでした。―職場の雰囲気はどうですか?説明会で聞いていた通りのアットホームな雰囲気で、温かく優しい先輩方に囲まれて仕事をしています。また、他の課よりも特許審査官の方と関われる機会が多いため、貴重な経験ができていると感じています。

審判課H31.4入庁

Miho Horiuchi

堀内 望帆

―現在の業務内容は? 審判課の総括係員として、他課からの問合せの対応等の窓口的な業務を主に行っています。総括係は、審判部全体の業務に多面的に関われるポストなので、日々とても勉強になります。―学生時代に熱中していたことは?大学時代はアカペラサークルに所属しており、いろいろな場で歌を歌っていました。サークル内外で音楽を通じて交流ができ、とても良い経験になりました。―特許庁を目指す学生たちへ一言!勉強や面接対策で大変なことも多々あると思いますが、私自身特許庁に入りたいという気持ちでその辛さを乗り越えました。そして実際に入庁して、あの時ここを目指して頑張ってよかったなあと今は思っています!頑張ってください、応援しています!

~19時

12~20時前

5

~21時

3

~22時

2

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●専門的かつ業務内容が多彩●若手の頃から責任のある仕事を任

せられる●自分の考えを成果物に反映できる●専門的な研修がたくさん用意され

ている●人と関わる機会が多い●皆で相談をしつつ、和気あいあい

と仕事を進められる●様々な部署に所属する機会がある

ので、自分にあった仕事を見つけられる

●職場の雰囲気が明るい

●海外で開催される会議への出席●審議会の運営、国会対応、法改正業務●採用活動のお手伝い●年末調整業務…遅くまで残って大量の

書類を処理したことは忘れられません。●80億円規模の調達資料作成●巡回特許庁●官庁訪問のお手伝い●会計検査の立ち合い

●飲食店が思っていた以上に庁舎の近くにあること●1年目でも対等に仕事をしてもらえることが多い●国家公務員というと堅苦しいイメージがありました

が、すごくアットホームな職場でした●服装の自由度が思ったより高い●忙しい部署がある(庁内全体で見ればワークライフ

バランスは良いと思います。)●上司や先輩が気さくで優しい、休暇がとりやすい●部署によって全く仕事が違う。雰囲気も全然違う。

だからこそ楽しい!●ユーザー(権利者やその代理人)と関わることが非

常に多い●ギラギラしていると思っていたが、気張っていなく

てラフな雰囲気でした。●新人とか若手という枠にとらわれず、色々な業務が

できること。●1年目ながら任される業務が多く、責任重大でした。

3~6日

2

6~9日 8

9日以上

1010

1~3日

2

外食

10

食堂 22

コンビニ

7

弁当

33

特許庁付近には美味しいランチがたべられるお店がたくさんあるので、同期や先輩方と外食に出かけてリフレッシュ!する人もいれば、コンビニやお弁当でお昼を済ませる人も多くいます。(お昼時間にお昼寝タイムも確保します。笑)

年間有休取得日数は? お昼は?

事務職員の魅力は? 印象に残った業務は? 入庁してからのギャップは?

採用後の処遇 (平成31年4月1日現在)

給 与

各 種 手 当

採 用 実 績

採用担当者からメッセージ

勤 務 時 間 ・ 休 暇 等

行政職俸給表(一) 1級25号俸 216,840円一般職試験(大卒程度試験)

27年度

17(8)

28年度

30(17)

29年度 30年度

15(8)

31年度

17(7)22(12)( )内は女性数(内数)

●期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス):1年間に俸給等の約4.45 月分●住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に、月額最高27,000円●通勤手当:交通機関を利用している者等に、1箇月当たり最高55,000円●扶養手当:扶養親族のある者に、配偶者(月額6,500円)、子(月額10,000~15,000円※)等

●勤務時間:●休  暇:

原則として、1日7時間45分で、土・日曜日及び祝日等は休みです。年20日の年次休暇(4月1日採用の場合、採用の年は15日)のほか、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引)及び介護休暇があります。

 特許庁の魅力、しっかりと心に届いたでしょうか。本年は総勢80名にも及ぶ事務職員からのメッセージを掲載し、“事務職員の業務の多様性(diversity)”にフォーカスして、特許庁事務職員とは?をお届けいたしました。 特許庁は、ここ霞が関では珍しくアットホームな雰囲気の職場で、知的財産に係わる着実な実地事務から法制度の企画立案まで、また、地方から海外まで、多様な仕事を経験しながら知的財産のスペシャリストとしての自分を高めていける職場です。 IoTや人工知能(AI)が普及する第4次産業革命、企業活動のグローバル化に伴う旺盛な海外への特許出願、そして中小企業の生産性向上や地方創生など、世界がスピードを上げて変革していく中で、知的財産の果たす役割はますます重要になっており、特許庁事務職員が活躍する業務も今後ますます多様に、そして専門的になっていくことでしょう。 我々は、皆さんとお互いを高めあいながら、共に次の世代の我が国の産業・経済の発展のために取り組んでいきたいと考えています。 多くの皆さんが、特許庁の事務職員を目指してくれることを期待しています。

このパンフレットを手にとってくださった皆さん!

※上記に加え、本府省業務調整手当があわせて支給される。

休みの日は何してる?●買い物 ●スポーツ観戦 ●旅行 ●映画鑑賞●サッカー/野球/ランニング等スポーツ●家でダラダラ ●友人と会う ●サウナ

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●専門的かつ業務内容が多彩●若手の頃から責任のある仕事を任

せられる●自分の考えを成果物に反映できる●専門的な研修がたくさん用意され

ている●人と関わる機会が多い●皆で相談をしつつ、和気あいあい

と仕事を進められる●様々な部署に所属する機会がある

ので、自分にあった仕事を見つけられる

●職場の雰囲気が明るい

●海外で開催される会議への出席●審議会の運営、国会対応、法改正業務●採用活動のお手伝い●年末調整業務…遅くまで残って大量の

書類を処理したことは忘れられません。●80億円規模の調達資料作成●巡回特許庁●官庁訪問のお手伝い●会計検査の立ち合い

●飲食店が思っていた以上に庁舎の近くにあること●1年目でも対等に仕事をしてもらえることが多い●国家公務員というと堅苦しいイメージがありました

が、すごくアットホームな職場でした●服装の自由度が思ったより高い●忙しい部署がある(庁内全体で見ればワークライフ

バランスは良いと思います。)●上司や先輩が気さくで優しい、休暇がとりやすい●部署によって全く仕事が違う。雰囲気も全然違う。

だからこそ楽しい!●ユーザー(権利者やその代理人)と関わることが非

常に多い●ギラギラしていると思っていたが、気張っていなく

てラフな雰囲気でした。●新人とか若手という枠にとらわれず、色々な業務が

できること。●1年目ながら任される業務が多く、責任重大でした。

3~6日

2

6~9日 8

9日以上

1010

1~3日

2

外食

10

食堂 22

コンビニ

7

弁当

33

特許庁付近には美味しいランチがたべられるお店がたくさんあるので、同期や先輩方と外食に出かけてリフレッシュ!する人もいれば、コンビニやお弁当でお昼を済ませる人も多くいます。(お昼時間にお昼寝タイムも確保します。笑)

年間有休取得日数は? お昼は?

事務職員の魅力は? 印象に残った業務は? 入庁してからのギャップは?

採用後の処遇 (平成31年4月1日現在)

給 与

各 種 手 当

採 用 実 績

採用担当者からメッセージ

勤 務 時 間 ・ 休 暇 等

行政職俸給表(一) 1級25号俸 216,840円一般職試験(大卒程度試験)

27年度

17(8)

28年度

30(17)

29年度 30年度

15(8)

31年度

17(7)22(12)( )内は女性数(内数)

●期末手当・勤勉手当(いわゆるボーナス):1年間に俸給等の約4.45 月分●住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に、月額最高27,000円●通勤手当:交通機関を利用している者等に、1箇月当たり最高55,000円●扶養手当:扶養親族のある者に、配偶者(月額6,500円)、子(月額10,000~15,000円※)等

●勤務時間:●休  暇:

原則として、1日7時間45分で、土・日曜日及び祝日等は休みです。年20日の年次休暇(4月1日採用の場合、採用の年は15日)のほか、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引)及び介護休暇があります。

 特許庁の魅力、しっかりと心に届いたでしょうか。本年は総勢80名にも及ぶ事務職員からのメッセージを掲載し、“事務職員の業務の多様性(diversity)”にフォーカスして、特許庁事務職員とは?をお届けいたしました。 特許庁は、ここ霞が関では珍しくアットホームな雰囲気の職場で、知的財産に係わる着実な実地事務から法制度の企画立案まで、また、地方から海外まで、多様な仕事を経験しながら知的財産のスペシャリストとしての自分を高めていける職場です。 IoTや人工知能(AI)が普及する第4次産業革命、企業活動のグローバル化に伴う旺盛な海外への特許出願、そして中小企業の生産性向上や地方創生など、世界がスピードを上げて変革していく中で、知的財産の果たす役割はますます重要になっており、特許庁事務職員が活躍する業務も今後ますます多様に、そして専門的になっていくことでしょう。 我々は、皆さんとお互いを高めあいながら、共に次の世代の我が国の産業・経済の発展のために取り組んでいきたいと考えています。 多くの皆さんが、特許庁の事務職員を目指してくれることを期待しています。

このパンフレットを手にとってくださった皆さん!

※上記に加え、本府省業務調整手当があわせて支給される。

休みの日は何してる?●買い物 ●スポーツ観戦 ●旅行 ●映画鑑賞●サッカー/野球/ランニング等スポーツ●家でダラダラ ●友人と会う ●サウナ

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●丸ノ内線・千代田線・日比谷線/ 霞ケ関駅(出口A-13番)より徒歩5分●丸ノ内線・千代田線/国会議事堂前駅(出口3番)より徒歩5分●銀座線/虎ノ門駅(出口5番)より徒歩3分●南北線・銀座線/溜池山王駅(出口8番)より徒歩3分

経済産業省 特許庁

文部科学省日本郵政公社

霞ヶ関ビル

JTビル

内閣府

橋新至

丸ノ内線

千代田線

南北線8番出口

アメリカ大使館

外堀通り

り通田桜

線谷比日

り通田祝

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ヶ関駅

5番出口

経済産業省

至日

文部科学省 日本郵政  

経済産業省

霞が関ビル

内閣府合同庁舎8号館

橋新至

谷比日至

銀座線

丸ノ内線

千代田線

南北線

アメリカ大使館

外堀通り

線谷比日

至赤坂

国会議事堂

総理官邸

合同庁舎4号館

財務省

虎ノ門駅

溜池山王駅

国会議事堂前駅

霞ケ関駅

特許庁本庁舎

JTビル(審判部)

経済産業省別館(審判部)

新虎通り

虎ノ門ヒルズ

事 務 職 員 採 用 案 内

特 許 庁J a p a n P a t e n t O ffi c e

2 0 1 9〒100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3連絡先/総務部秘書課任用班

TEL.03-3581-1101(内)2016TEL.03-3581-2767(直通)https://www.jpo.go.jp/[email protected]

採用情報はこちらからhttps://www.jpo.go.jp/news/saiyo/jimu/saiyo3.html