徳島大学病院 看護部概要

副病院長 看護部長

高開 登茂子

２０１６．４．５

看護部のイメージキャラクターが皆様を歓迎

しています

アイちゃん チエちゃん スキルくん

総合メディカルゾーン構想中央病院と徳島大学二つで一つの病院

H21年、西病棟完成。H23年新外来棟建設に向けて臨床研究棟東側取り壊しH２４年～H２７年新外来棟建設・改修

H27年9月24日新外来等移転

院内配置図

一日でも早く、院内の配置を頭に入れましょう

救急外来

中央診療棟

東病棟EV

新外来棟へ

新外来棟正面受付

●1階～4階まで新外来棟と病棟が繋がっている●看護部は新外来棟５階

１階総合受付患者支援センター脳神経外科アメニティーテラス

２階産婦人科・泌尿器科耳鼻咽喉科・眼科整形外科・麻酔科小児科

３階内科・アンチエイジング外科・外来化学療法皮膚科・形成外科・美容外科

４階歯科ハイブリット・ロボット手術

５階管理棟・会議室

各階西・東病棟一体と考えて運用している。

病床数は、毎年見直しをする。

徳島大学病院沿革昭和１８年２月 徳島県立徳島医学専門学校を設立

昭和２３年２月 徳島医科大学附属病院を設置

昭和２４年５月 徳島大学医学部を設置

（医学部附属病院（改称）

昭和４０年４月 医学部栄養学科を設置

昭和５１年10月 徳島大学歯学部を設置

昭和５１年５月 看護部の設置

昭和５４年４月 歯学部附属病院を設置

平成15年10月 医学部附属病院と歯学部附属病院を統合

徳島大学病院となる

平成16年4月 「国立大学法人徳島大学」 発足

徳島大学病院のシンボルマーク

シンボルマークの中心にある「＋」は、徳島の「T」と病院のマーク「＋」を表しています。

また、下方にある「U」はUniversityの「U」であり、全体で見たときに「笑顔」をイメージさせる「U」でもあります。

そして、より擬人化するために、２つの●を配置しました。

これは、「Eye]（眼）と（愛）という意味も込められています。

病院のイメージを強調させながら、全体的には

「わかりやすさ」「親しみやすさ」「安心感」を表現。

徳島大学病院の概要

本院は、医科診療部門と歯科診療部門をもち、病床数は６９６床で、医科大診療科６科、小診療科２６、歯科４科、中央診療施設４８から成っています。

今年度より総合診療科が開設されます。

その活動を医師、歯科医師、医療技術者、看護職員、事務職員等約１，７００人が支えています。

特定機能病院として、徳島県下の中核病院としての機能をはたしています。入院患者数年間約22万人（1日平均約６００人）

外来患者数年間約43万人（1日平均1800人）

病院長

副病院長5名

事務部 診療支援部 薬剤部 中央診療施設 診療科

病院長補佐9名

４８施設

安全管理部（リスク）・感染制御部（感染）物流センター・手術部・地域医療連携センター

がん診療連携センター（外来化学療法室・緩和ケア室）・内視鏡センター・超音波センター

臨床試験管理センター・褥瘡対策室・アンチエイジング医療センター（美容・検診）

病棟外来採血室

放射線部

総務担当 （香美）診療担当 （佐田）歯科担当 （北畑）医療安全 （加藤）看護担当 （高開）

教育・研修・地域連携 （赤池）救急・災害担当（西村）医・歯連携担当 （宮本・田中）新外来棟診療棟担当 （金山）国際交流担当 （西岡）病院情報担当 （島田）経営担当 （後藤田）事務担当 （大城）

平成２８年病院運営組織

看護部 栄養部

徳島大学病院の基本理念・基本方針

生命の尊重と個人の尊厳の保持を基調とし、先端的で、かつ生きる力をはぐくむ医療を実践するとともに、人間愛に溢れた医療人を育成する。

1) 人間尊重の全人的医療の実践2) 高度先端医療の開発と推進3) 高い倫理観を備えた医療人の育成4) 地域医療および社会への貢献

基本理念

基本方針

徳島大学病院はISO９００１ 、プライバシーマーク、病院機

能評価を取得しています。

病院機能評価部門

「その病院が目標とする医療を提供するにふさわしいハードと

ソフトを完備しているか」を評価

ISO ９００１部門

「病院全体で、効率良く、間違いのない治療を行うに相応しい

システムを作り上げ、実践し、評価し、結果に基づいて

改善・改良をしているか」を評価

Pマ−ク部門

「病院全情報の保全度、セキュリティ」を評価

医療の質保証

べからず10箇条

① 診療録・補助診療録を放置するべからず

② 外部から見える状態でパソコン等を使うべからず

③ 不在時の施錠忘れるべからず

④ 廊下では患者のことを話すべからず

⑤ 患者情報を持ち帰るべからず

⑥ HP,ブログ,ソーシャルネットワークサービスを通して, 患者情報を公開するべからず

⑦ パソコン画面表示のまま離席するべからず

⑧ パソコンへ何でもインストールするべからず

⑨ 容易に患者情報記載書類捨てるべからず

⑩ 勝手な判断で患者情報取り扱うべからず

Mixiやブログ等に患者情報を記載するべからず

徳島大学病院

看護部門の紹介

Ｈ28年4月1日看護部職員（７９０名）の内訳

看護師総数７４６名：定員７０９名、有期雇用37名）

看護部長（１名）

副看護部長（４名）

看護師長（３８名）看護部長補佐（４名）兼任

副看護師長（５４名）

看護師（６０９名）

助産師（３７名）

准看護師（３名）

★看護助手（４２名）技術補佐員（2名）

H２６年 平均年齢 ３４．０歳（＋０．２）H２５年 平均年齢 ３３．８歳H２４年 平均年齢 ３３．８歳

H２６年 ５年未満の比率 ３５．８％（－２．２％）H２５年 ５年未満の比率 ３８．０％H２４年 ５年未満の比率 ３７．５％

※育休者42名・産前・産休休職者13名・休職者2名

病院組織における看護部門とは

看護職員を統括し看護業務を担当する部門である。組織図では診療部・事務部など他部門と同列に位置付けられる。

看護体制・・・７：１看護(一般病棟）、１３：１（精神科病棟）看護提供方式・・・モジュール型継続受け持ち方式から

パートナーシップ・ナーシング・システム：

ＰＮＳ（Partner Ship Nursing System ）を全部署導入

看護の理念・基本方針

私たちは，常に生命，人格，権利を尊重することを看護の判断，行動の基本とするとともに社会環境の変化，医療の進歩に対応したより良いケアを提供します．

１．ハートフルケア２．ＱＯＬに直結したケア３．早期回復をはかり，スムーズな退院に直結するケア

基本理念

基本方針

・あたたかさ・気配り・すぐに・信頼

・快適・安楽・ネットワーク・自律

・専門的知識・高度な技術・安全・効率・協働

ハートフルケア

QOLに直結したケア早期回復を図り、早期退院に直結するケア

患者中心の看護

＜より良い看護サービスの提供を目指して＞

■看護部は、豊かな人間性と高い倫理観を持った「愛と知と技のバランスのとれた看護職の育成」を目指し、生涯教育体系を構築しながら、看護師の育成に力を注いでいます。

■患者の皆様とご家族を看護サービスの中心に置き、「温かさ」「信頼」「気配り」をキーワードとして、心のこもったあたたかで親切なケア、個別性のある最善のケアを提供するために、日々継続的に改善を図っていきます。

■全看護職員が、仕事と生活の調和である 「ワークライフバランス」を基盤にして、一人一人の看護師の自己実現に向けた支援を行っています。

■個々の看護職が生涯を通じて看護の質を高めつつ、能力を最大限に発揮することができる職場づくりを目指しています。

平成８年から目標管理を導入

①組織が組織としての力を発揮していくための目標設定であり、看護部の目標を効果的に達成し、成果を得る。

（やる気のある組織への変換）

②看護師個々人の能力開発と志気高揚を図る。

③看護の客観的評価の実現のため。

新人、6時間パートは除く。

チーム医療の推進

患者を中心に各種の医療専門職が共通の理念を基盤に、それぞれの専門性を生かしながら、共有した目標に向かって

協働（Collaboration）して医療を実践する

新しい看護方式の開発 看護のイノベーション

パートナーシップ・ナーシングシステム ： ＰＮＳ

（Partner Ship Nursing System ）福井大学が独自に開発したシステム

看護師が質の高い看護をともに提供することを目的

に、よきパートナーとして、対等な立場で、互いの特

性を活かし、相互に補完し合って、その成果と責任

を共有する看護体制

PNSの定義

看護師が質の高い看護をともに提供することを目的とし、良きパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し合いその成果と責任を共有する看護体制。

PNS一日の流れ

電子カルテに入力、指示確認

バイタルサインをはじめ患者観察

全部署PNSを導入し、パートナーシップ・マインドの醸成と補

完体制確立に向けて取り組み、業務フローの見直しや勤務時間を検討し、12時間二交代も導入した。

9 11 13 15 17 19 21 23 1 3 5 7 9 11 時

日勤8:30～17：00

長日勤8:00～20:45

遅出12:30～21:00

長夜勤20：00～9:00

長日勤8:30～21:15

長夜勤20：30～9:30

新規申請

早出7:00～15:30

新規申請

徳島大学病院での守るべきルール看護部作成

＊年間パートナーを作るパートナーの選出は、看護師みんなが集まり、自薦、他薦によりみんなの前で決める＊主に副師長をコアとしたグループ編成をするパートナーを副看護師長のグループに分ける＊独立したリーダーを作るペアの一人がリーダー役割をするのでなく、独立したリーダーを置く＊フリー業務は置かない短時間勤務者や部分育休者もペアに組み込む

＊用語の定義パートナー：１年を通じて、看護ケアや病棟内外の割り当てられた業務を補完

し合う、２名の看護師（原則２名）ペア：毎日の看護ケアを行う２名一組のそれぞれの看護師のことグループ：副看護師長をコアとした何組かのパートナーの集まりチーム：毎日の看護ケアを行う２名一組の看護師の集まり

補完の四重構造

他人の思惑や評価を気にせず、事の善し悪しの 判断基準を心に持つ、互いに自立した存在として対等な立場

依存しない

自立・自助の心

与える心相手に求める心を捨て、与える心を育てることからスタート

Ｇｉｖｅ＆Ｔａｋｅではなく、Ｇｉｖｅ＆Ｇｉｖｅ見返りを期待せず与える

自分から惜しみなく与える、そして感謝を忘れない

複眼の心

視座を変え、角度を変えてモノを見れば、それは違う価値を持つ、自分・相手を過信しない

お互い異なった目で確認するからこそ

ミスを未然に防ぐことができる

重要な要素はパートナーシップマインド

パートナーシップに必要な３要素

１．尊重

２．信頼

３．慮る

価値あるもの、尊いものとして大切に扱う、重んじること立場に応じて言葉づかいに注意すること

信じて頼りにすること、頼りになると信じることお互いが受け入れる事→コミュニケーションが大切な手段

周囲の状況をよく考える相手を思いやる、気配る、推し量ること

２３部署の多様な勤務体制

早出 ７：００～１５：３０７：３０～１６：００８：００～１６：３０

１１２

遅出 ９：００～１７：３０１０：００～１８：３０１１：００～１９：３０１２：００～２０：３０１２：３０～２１：００

３２２１６

三交代 ４部署

12時間二交代 ６部署

16時間二交代 ０部署

三交代と12時間二交代混合 ３部署

三交代と16時間二交代混合 ６部署

三交代と12時間と16時間混合 ３部署

12時間と16時間二交代混合 １部署

平成22年４月1日から看護職員の臨床研修等が努力義務となる

Ⅰ．看護職員として必要な基本姿勢と態度Ⅱ．技術的要素Ⅲ．管理的側面

Ⅰ．Ⅱ．Ⅲ．は、それぞれ独立したものではなく、患者への看護ケアを通して統合されるべきものである。

新人教育プログラム

教育方法

自己学習を基本とし、実践力を高めるために共通に必要な科目は集合研修で行います。

習得できた知識・技術を臨床現場で患者ケアに適応させるために部署教育に移行し、部

署独自に必要な研修をOJTに組み入れて実施します。

部署教育について

Ｏｎ ｔｈｅ Ｊｏｂ Ｔｒａｉｎｉｎｇ

ともに学び、ともに育つ

患者中心の看護

新人研修手帳

新人バッチ

「看護師の人材養成システムの確立」＜看護師の人材養成システムの確立プラン＞は、大学病院と自大学看護学部・看護学科（以下「看護学部等」とする）が連携して臨床研修体制・方法を、学問的検討を加えながら開発することにより、看護職の効率的・継続的な専門能力の習得と向上が図られること、また生涯を通じて看護職が活躍し続けられるキャリアパスを明示すること等により、国民に対する安心・安全な医療提供体制の構築に資することを目的とてH22年からH26の５年間の取り組み

キャリアパスの構築

人事交流

教育指導者を養成

教育プログラムの開発

愛と知と技のバランスのとれた看護職育成

看護師の人材養成システムの確立事業の最終パンフレット

配布しているパンフレットを見てください

個人の職業を通しての成長・発達と病院・看護部の目標達成を通じての発展を重視する

キャリアパスを構築し、キャリアに応じた役割と成果を明確（人材養成システムを策定）にした。

現在のWLB（ワーク・ライフ・バランス）体制を強化・推進。

キャリアパスの構築

当院のキャリアパス

志定まれば

気盛んなり

吉田松陰

がん化学療法認定看護師 1名

感染管理認定看護師 ３名

集中ケア認定看護師 ２名

手術看護認定看護師 ３名

皮膚・排泄ケア認定看護師 1名

脳卒中リハビリテーション認定看護師 ２名

緩和ケア認定看護師 1名

新生児集中ケア認定看護師 1名

合計 １９名＋３名

糖尿病看護認定看護師 ２名

がん看護専門看護師 ３名

摂食・嚥下認定看護師 1名

集中ケア（H27年修了）、放射線看護、がん化学療法（H28年予定） ３名

当院の専門・認定看護師

いつでもどこでも学べる環境整備

キャリアサロンのテーマ＊「プレママサロン」＊「夢の実現のために」＊「日頃の思いを語り合いましょう」＊「心と体のリフレッシュ」＊「認定看護師・専門看護師に話を聞こう」＊「男性看護師集まれ」

キャリア相談は、看護師として働く上での何でも相談を受け付けます。

キャリア相談、キャリアサロンを開催

キャリア相談・キャリアサロン室

方法１：看護支援システムからの入力

１．看護支援システムの「キャリア相談へようこそ(^o^)」をクリックし、相談内容等

を入力する

２．面談を希望された場合は、後日連絡します

３．面談を希望しない場合は、後日メールで返信します

方法２：キャリア形成支援センターに直接お越しください

１．キャリア形成支援センターをのぞいて下さい（外来化学療法室の近くです）

２．キャリア支援センタースタッフが受付けの対応をします

３．当日または後日、担当者が相談に対応します

方法３：電話での相談

１．キャリア形成支援センター（９９７１）へＴＥＬする

２．相談内容によっては、後日、折り返し電話連絡します

キャリア相談の方法

看護師長 看護師

グリーンのストラップ ブルーのストラップ

集学治療病棟ユニホーム

看護助手

看護補助業務男性看護師

女性看護師

徳島大学病院の職員としての自覚

患者さんが病院の玄関を入った瞬間から医療行為が始まっています。病院における医療行為のすべては、チーム医療です。

チーム医療において、病院職員が基本に置くべき態度は、倫理（正しいことをする）とマナー（接遇）です。

○思考力・問題解決能力

○プロフェッショナリズム仕事への姿勢・態度、技術、責任感、積極性、省察、学習意欲

○社会常識挨拶、言葉使い、身だしなみ、ルールを守る、時間を守る

○チーム医療・患者中心の看護能力医療スタッフとのコミュニケーション、プレゼンテーション、ディスカッション、リーダーシップ、患者コミュニケーション

○自己管理能力

ストレス管理、健康管理

「～看護部はどんな看護師を育てたいか～」

患者さんの「生きる力を引き出す」 優しさ・思いやり・笑顔

①心を許せる話し相手をつくる②趣味をつくる③泣きたくなったら泣く、おかしいときは笑う④異性に関心を持つ⑤腸内環境を整える⑥検査数値に一喜一憂しない⑦よく笑う⑧適度に運動する⑨粗食であっても食べる楽しみを持つ⑩何かあっても脳天気にかまえる

ストレスをためないように

順天堂大学医学部特任教授（免疫学） 奥村康氏徳島新聞より抜粋

ご静聴ありがとうございました。徳島大学の職員として,自覚と誇りを持って一緒に働きましょう。