特別養護老人ホーム セレナ東海 - toto ltd.外観 共用部エリア 各ユニット...
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外観 共用部エリア 各ユニット 居室 各ユニット 大便器ブース
特別養護老人ホーム セレナ東海
10床1ユニットを12ユニット設けた、収容人員120名の特別養護老人ホーム。施設は、愛知県東海市の田畑に囲まれた自然豊かで日当たりの良い位置に立地している。
利用者同士の交流を楽しめ、家族が来館した際にもゆっくりと過ごすことができるよう、共用部エリアが充実している。
ゆったりと過ごす事ができるよう全室個室としている。室内に設けられた洗面は、車いすでのアプローチ性と衛生性を考慮した「車いす対応洗面」を採用している。
タンク高さが低く介助しやすいパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式(掃除口付)を採用。また、移乗や座位の安定のために、前方ボード(スイングタイプ)やトイレ用手すり(はね上げタイプ)を設置している。
1F男性・女性トイレ 大便器ブース 1F多機能トイレ 各ユニット スタッフエリア 事業所内保育所
来客者が利用する1Fのトイレは、男女でデザインの異なるウォシュレット一体形便器ネオレストAH(男性トイレ)とRH(女性トイレ)を採用。器具だけでなく内装も、男女で雰囲気を変えている。
1F共用部の多機能トイレには、車いす使用者やオストメイトなど、さまざまな利用者に必要な器具をパッケージした、コンパクト多機能トイレパックを採用している。
2ユニットの介護スタッフが共有利用するスタッフエリアには、スタッフ用の個室完結型大便器ブースを設置。そのほか、汚物流しと清掃用具をまとめて収納できるモップ掛けパネルを設置している。
介護スタッフが安心して働けるように事業所内に保育所を設置。保育所トイレには、子どもの使いやすさに配慮して、幼児用大便器とマルチシンクを採用している。
図面 各ユニット 共同生活室 建築概要
<建物の特徴>
水まわりの特長
スタッフの働きやすさを考慮し、ユニット間の行き来がしやすいように、スタッフ職員室や タ ムを ト 中間 配置 さら 浴室間も通り
入居者同士が交流できる、広々とした共同生活室。洗面器は、車いすでのアプ 性と安定性 配慮した「車 す対応洗面 を採用し る
特別養護老人ホーム セレナ東海
愛知県東海市加木屋町裾77-1
社会福祉法人 健志会
株式会社 加藤建築事務所
株式会社 近藤組
2019年4月
名 称
所 在 地
施 主
設 計
施 工
竣 工 年 月1F共用部のトイレには、さまざまな利用者に配慮して多機能トイレを配置。各ユニット内には、左右勝手違いで共用トイレを3ヶ所ずつ設置。ユニット内のすべてのトイレには、移乗や座位の安定のため前方ボード(スイングタイプ)や背もたれを設置し、介助スタッフの負担軽減を図っている。また、各居室には、車いすのまま使用できる車いす対応洗面を採用している。設置にあたり、TOTOテクニカルセンターでのラボ検証を実施している。
<水まわりの特長>
「セレナ東海」は、社会福祉法人健志会が開設した特別養護老人ホーム。全室個室のユニット型で、10床1ユニットとして12ユニットを配置。「見守る介護」と「優しい介護」をキーワードに、働きやすく、過ごしやすい環境を整備した。スタッフがユニット間を行き来しやすい動線計画。人の動きや状態を感知するセンサーや見守りカメラにより居室内を確認できる最新システムを導入。タブレット端末による情報共有を行うことができるなど、スタッフの負荷軽減を図っている。また、理事長が歯科医師であることから、食べる喜びを大切にし、口腔ケアやおいしい食事の提供に注力。さらに介護スタッフが安心して働けるように事業所内に保育所を設置し、小さな子どもと入居者の交流ができる、明るくオープンな環境を備えている。
<建物の特徴>
職員室やスタッフルームを2つのユニットの中間に配置。さらに、浴室間も通り抜けが可能なレイアウトにしている。
プローチ性と安定性に配慮した「車いす対応洗面」を採用している。
2019.07 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2019 All Rights Reserved 28283