監視カメラシステム 分野別モデル -...
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監視カメラシステム監視カメラシステム分野別モデル分野別
社団法人 電子情報技術産業協会社団法人 電子情報技術産業協会
監視カメラシステムWG2010.6.18
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1.分野別採用状況一覧2.インテリジェントソフトテリジ3.その他3 1 設置目的と画角3.1 設置目的と画角3.2 RBSSのカメラ機能3 3 RBSSのレコ ダ機能3.3 RBSSのレコーダ機能3.4 カメラ設置のためのガイド3.5 法令への配慮
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1.分野別採用状況一覧
A:街頭 (商店街)B:流通(店舗)C:流通(保税倉庫)C:流通(保税倉庫)D:ビル/オフィスE:駐車場F:プラント/工場G レジ 施設G:レジャー施設H:交通機関(鉄道)I:交通機関(高速道路)J:交通機関(空港)J:交通機関(空港)K:金融機関L:防災(河川・ダム)
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対象物件 :商店街
角
監視手法
A.街頭(商店街)
画角 :A・A~C(PTZ)照度 :10ルックス以上
照度不足の場合はデイナイト機能つき保存期間 :1週間程度
多くが運用・管理基準を定めている
・ 監視カメラのみで運用。人による常時モニタリングなどは行っていない。
・警視庁が設置した街頭防犯カメラは24時間担当者によるモニタリングを実施
モニター
多くが運用 管理基準を定めている例えば、街頭防犯カメラシステムは東京都公安委員会規程及び街頭防犯カメラシステム 運用要綱に基づく。
録画方法
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画
・ビデオレコーダー(VTR)に録画
・ネットワークカメラ+パソコンのHDDに録画
いずれにしても記録映像の扱いはプライバシーに十分配慮する必要がある。
・路上での急激な動きを検知し、通知する検証実験を行っている例がある。
ネットワークの利用状況
・警視庁による録画は厳格な管理のもと1週間保存。
カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・ネットワークカメラ+ルータにて本部へ転送(VPNを構築するパターンもあり)
・CCTVカメラ+DVR+ルータにて本部へ転送
カメラ利用台数
商店街 8台程度 死角なく配置NW
・博多中洲にて無線LANを活用してカメラ画像を録画装置(DVR等)に転送している。
遠隔監視の必要性
・商店街にもよるが、遠隔監視のニーズは現状それ程多くない。閲覧端末蓄積装置
・横浜市関内地区に73台設置。
・横浜市、東京歌舞伎町などにて遠隔監視を実施。
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対象物件 :コンビニエンスストア(CVS)、食品スーパー、調剤薬局、専門販売店(大規模・小規模)、ゴ 店 書店 タ
監視手法
・ 監視カメラのみの運用(POSレジと連動)
B.流通(店舗)
ゴルフ用品店、書店、インターネットカフェ、ディスカウントストア、自動車用品店、ガソリンスタンド( SS)
画角 :カウンター C出入り口 B
・ 監視カメラのみの運用(POSレジと連動)
・監視カメラと店員巡回による運用
・監視カメラと警備員巡回による運用
・本部/本社の担当員によるリモートモニタリング(スーパバイザーによる店舗巡回が減少し、費用対効果が
モニター
出入り口 B店舗 A、C
24時間録画、最低1週間保存録画方法
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画
得られた)
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
車番認識 り顧客 ビ 向上策を実施・ビデオレコーダー(VTR)に録画
・ネットワークカメラ+パソコンのHDDに録画
・SSでの車番認識により顧客サービス向上策を実施
・一部スーパーにて映像をお客様の動線分析に活用
ネットワークの利用状況
・ネットワークカメラ+ルータにて本部へ転送(VPNを構築するパターンもあり)
・CCTVカメラ+DVR+ルータにて本部へ転送カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・ネットワークカメラ+ルータにてオーナーへ転送
(FC形態の場合に多く、モニタリング目的中心)
遠隔監視の必要性
大型店舗(4~10フロア)
8~40台/店舗 専門店、書店等
中型店舗(2~4フロア)
1~20台/店舗インターネットカフェ、食品スーパー、デイスカウントストア ゴルフ用品店
NW
遠隔監視の必要性
・店舗にもよるが、本部での一元管理ニーズは現状それ程多くないが、監視目的ではないモニタリング用途でのリモート閲覧が増加している。
・先進的な企業については、映像を防犯以外にマーチャンダイジ
(2~4フロア) ストア、コ ルフ用品店、自動車用品店 等
小型店舗(1フロア)
1~10台/店舗CVS、薬局、専門店等
閲覧端末蓄積装置
先進的な企業に いては、映像を防犯以外に チャンダイジング(MD)等で利用し売り上げ拡大に利用する動きがある。
・スーパーにて欠品によるチャンスロスが予防できた。
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対象物件 :保税倉庫
角 域ポ 訪 者監視
監視手法
襲撃されない警備室で常時監視
C.流通(保税倉庫)
画角 :入域ポイント C (訪問者監視)車両出入り口 C (車両ナンバー監視)外壁 A (侵入監視)
規格関連倉庫:TAPA(Transported Asset Protection Association)
・襲撃されない警備室で常時監視
モニター
倉庫:TAPA(Transported Asset Protection Association)ランクA,B,C。録画3コマ/s 以上、監視システムへのアクセス制限、最低30~60日保存
保税倉庫:AEO制度(2008.3以降)
録画方法
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例 録画方法
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画(1.25コマ/秒以上)
・ネットワークカメラ+パソコンのHDDに録画
(監視カメラの質の高い画像を記録する要求あり)
・映像記録は60日程度を目安に保存。
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・車番認識システムによる自動ゲート管理を実施
ネットワークの利用状況
映像記録は60日程度を目安に保存。
カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・ネットワークカメラ+ルータにて本部へ転送
・CCTVカメラ+DVR+ルータにて本部へ転送大型倉庫 8~50台/倉庫
中、小型倉庫 1~20台/倉庫
NW
TAPAなどの規格で今後CCTVカメラではなくネ トワ
遠隔監視の必要性
・本部での一元管理ニーズは現状それ程多くない閲覧端末
蓄積装置
・TAPAなどの規格で今後CCTVカメラではなくネットワークカメラの使用へと動きがある。
・規格では死角を作らないカメラ設置の要件がある。
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対象物件 :テナントビル、オフィスビル
角 度
監視手法
・営業時間内:管理員の巡回及び監視画像のモニタリング
D.ビル/オフィス
画角・照度 :エントランス A 50ルックス以上エレベータホ-ル B/A 50ルックス以上エレベータ C/B 50ルックス以上駐車場 B/A 3ルックス以上玄関外部・共有廊下 20ルックス以上
営業時間内:管理員の巡回及び監視画像のモニタリング
・夜間・休館日:警備会社による遠隔モニタリング
監視カメラによる無人監視・録画モニター
規格関連マンション:「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」
録画方法
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画
・ビデオレコーダー(VTR)に録画
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例・ネットワークカメラ+パソコンのHDDに録画
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・カメラ映像よりエレベータ内での異常行動を検知・ビルの竣工時期によって差異がある。ネットワークカメラを導入
しているビルでは、PCサーバに画像を保存するケースもあるが、アナログカメラを長年にわたって活用しているビルではタイムラプスビデオも依然多く残っている。
ネットワークの利用状況
・ネットワークカメラ+ルータにて他ビルへ転送(VPNを構築するパタ ンもあり)カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
プスビデオも依然多く残っている。
(VPNを構築するパターンもあり)
・ビル内で完結
カメラ利用台数
ビル 1~7台 NW
・カメラの利用台数はビルによって様々である。エントランスに1台のみを設置する場合や、エントランス
・従来からビルの群管理の提案は行われてきたが、十分なメリットを提示することが出来ず、大きな普及には至っていない。そのため、ビル内で完結するシステムが多い。
遠隔監視の必要性
・ビル竣工時期によってNW化に対応しているか否かに温度差有ビ ビ
閲覧端末蓄積装置
ホールに加えて駐車場出入り口やエレベータホール、エレベータ内に設置するケースがある。
り。複数ビルを管理するビル会社は遠隔監視に興味はある。
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対象物件 :有料駐車場、コインパーキング
角 度
監視手法
・常駐する管理事務職員による監視画像のモニタリング
E.駐車場
画角・照度 :出入り口 C/B 50ルックス以上A 3ルックス以上
ナンバープレートや人物の特定必要
管理領域である明示(防犯カメラ動作中)
常駐する管理事務職員による監視画像のモニタリング
・管理事務職員及び警備担当者による監視モニタリング・場内の巡回
モニター
録画方法
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画
・ビデオレコーダー(VTR)に録画
閲覧端末インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・車番認識による精算時間の短縮の実施車番認識による精算時間の短縮の実施
・車番認識による入出庫時間管理の実施
・監視カメラタイプによって録画方法が異なる。ネットワークカメラを活用している駐車場はデジタルビデオ
レコーダを活用、アナログカメラ活用ではタイムラプスVTRも残っている。
ネットワークの利用状況カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
残っている。
・月極めでは構内監視が多い。
・コインパーキングにおいて、警備会社に一部画像を伝送し、
現場の確認も行われている平面駐車場 14~21台
施設面積2,000~3,000㎡
(駐車台数150~200台)
駐車台数
NW
遠隔監視の必要性
・防犯対策やトラブル対応を目的にした監視で、施設内での対応が中心になるため、遠隔監視の必要性は少ない。
コインパーキング 1~2台駐車台数
5~30台
閲覧端末蓄積装置
が中心になるため、遠隔監視の必要性は少ない。
・無人運営にて、IPカメラによる遠隔監視を実施している場合もある
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対象物件 :自動車整備工場、産業廃棄物業者、木材加工工場、食品・段ボール工場
監視手法
・トラブル発生時のカメラ画像の確認
F.プラント/工場
画角 :自動車整備工場 A、B産業廃棄物業者 A木材加工工場 C食品・段ボール工場 C
トラブル発生時のカメラ画像の確認
・管理担当者によるリアルタイムモニタリング
・離れた事業所からの状況モニタリング
・工場見える化システム
(生産性向上・品質向上・出張費の削減・リスク低減)
モニター
各種基準医薬・医療:GMP(Good Manufacturing Practice)食料:HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)
録画方法
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例 録画方法
・デジタルビデオレコーダー(DVR)に録画
・ネットワークカメラ+パソコンのHDDに録画
・動体検知カメラを設置し警備員の負担削減を実施
・ネットワークカメラを活用しているケースが多く 画像記録方法
ネットワークの利用状況カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
ネットワ クカメラを活用しているケ スが多く、画像記録方法はDVRや管理するパソコンに直接録画するケースもある。
・離れた事業所からの遠隔モニタリングに活用
・敷地内に点在する監視カメラの集約として活用
・産業廃棄物業者が処理状況をHP上で、取引先に公開している例がある。
数
大規模工場 5-50台 生産ライン監視
中小規模工場
1~5台程度 生産ライン監視
NW
遠隔監視の必要性
・施設の規模によってカメラの設置台数は異なるが、中小規模の工場で、生産ラインを対象にした設置ではなく、施設内の状況監視・防犯監視を実施する場合は4~5台の設置が見られる。
・生産設備の監視。
閲覧端末蓄積装置
・離れた場所にある設備を監視するケースが多く、遠隔監視に対するニーズは高い。
生産設備の監視。
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対象物件 :公共プール、温浴施設、アミューズメント施設
監視手法
・公共プール
G.レジャー施設
画角 :公共プール A、B、 C温浴施設 A、B、 Cアミューズメント施設 A
プールサイドに監視員は常駐しているが、プール内への監視が途切れている時間の監視補助の役割を持つほか、溺水者が発生した折には位置情報と溺水時間を知らせる役割も果たしている。
・温浴施設
フロア状況を確認する目的と レジでのやり取り状況を中心に
モニター
フロア状況を確認する目的と、レジでのやり取り状況を中心に使用している。POSレジと連動させており、レジ違算金が発生した折には監視画像を活用して原因発生を確認している。
・アミューズメント施設事故防止等の安全管理面からのモニタリングが主である。
閲覧端末インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・公共プールにて溺水者を検知し、早期に発見するサービスを実施。
録画方法
・施設売店や窓口などの事故やレジ違算金発生時などに利用する場合はDVRに一定期間録画
アトラクション利用時の荷物置き場の監視等はモニタリングと同
ネットワークの利用状況
公共プ ル
・アトラクション利用時の荷物置き場の監視等はモニタリングと同時に録画をし、事故発生時利用。
カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・公共プール
プールの監視画像をシステムメーカーから閲覧できる環境を作り、システムの不具合や調整が必要な場合はネットワークを通じてソフトの更新やカメラ位置の修正指示などを実施している。
・温浴施設
複数フロアがあるため、施設内に点在するカメラを繋ぐために
数
アミューズメント施設
60台 屋外通路
公共プール12台程度
(2台×6カ所)広さ
約500㎡
NW
複数フ アがあるため、施設内に点在するカメラを繋ぐためにネットワークを活用している。監視は施設内でのみ実施している。
遠隔監視の必要性
温浴施設 数台~90台広さ
~12,000㎡
閲覧端末蓄積装置
・パチンコ店で100台設置しているケースもある。
遠隔監視の必要性
・遠隔監視をしているケースは見られず必要性は少ない。
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対象物件 :駅ホーム・駅務室、改札口付近地下出入り口
監視手法
・ホーム上の事故防止などはリアルタイムに監視
H.交通機関(鉄道)
画角 :駅ホーム A駅務室、 A改札口付近 B地下出入り口 B
ホ ム上の事故防止などはリアルタイムに監視
・改札口などは改札機器の防犯もかねて必要時録画再生
・定期券券売機で本人証明書類をカメラにて確認している例がある。モニター
録画方法
閲覧端末インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・転落者を検知した場合には列車に停止を指示。 録画方法
・事故防止、顧客とのトラブルなどは2週間ほど録画し必要時に活用している。
・防犯用、構内ATM監視などは数ヶ月録画保存している。カメラ
新宿駅と池袋駅等の6駅に設置。
ネットワークの利用状況カメラ利用台数
駅ホ ム 4 80台程度 ドアの開け閉め支援
DVR/NVR
・ネットワークの利用はほとんどない。
・一部の無人駅にて防犯、及び券売機管理、支援のためNW経由で管理している。
駅ホーム 4~80台程度 ドアの開け閉め支援
セキュリティ用途
駅務室 1~10台程度
改札口付近 1台/1改札以上 1改札/1台で死角がないように設置
NW
遠隔監視の必要性
がないように設置
エスカレータ・地下出入り口・
発券機
1~10台程度
構内ATM周り 1台/1ATM
閲覧端末蓄積装置
・駅構内での監視が主であるが、司令所などで集中監視をして例もある。
構内ATM周り 1台/1ATM
車両 58カ所(新幹線)
・(埼京線)
防犯用途
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対象物件 :高速道路、AAクラストンネル、交通量の多い一般国道、鉄道
監視手法
I.交通機関(高速道路)
画角 :高速道路 AAAクラストンネル A交通量の多い一般国道 A鉄道 A
・リアルタイムに多拠点を集中監視
モニター ①高速道路通常はNEXCO等の道路運営会社が管理を行う。
②一般国道
録画方法
閲覧端末インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・高速道路にて車速・事故検知を実施し所要時間・事故予防を実施。
・高速道路の積雪量を判断し、電光掲示板に表示している。
国土交通省管轄の地方整備局及び国道事務所が管理を行う。
録画方法
・カメラの採用台数が多く、常時録画するのは現実的でない。そのため事象検知の前後20~30秒間の録画を行い検証を行う。
・駐停車禁止エリアにて停車車両を検知する
ネットワークの利用状況カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・カメラの設置拠点と管理本部を光ファイバなどの専用線を用いてNWを組むケースが一般的である。
・公衆回線などの採用は見られない。
数
高速道路 ~500台程度交通状況監視
車番読み取り用
国道 15台 事故多発急カーブ
AA級トンネル
NW
遠隔監視の必要性
トンネル例 10台(2km)
AA級トンネル(2km以上)
1台/200m毎
閲覧端末蓄積装置
・システム全体が遠隔監視を目的に設計・構築されている。
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対象物件 :国際空港/地方空港画角 :A,B
監視手法
・空港の警備用は担当(通常は警備会社)による常時監視
J.交通機関(空港)
空港の警備用は担当(通常は警備会社)による常時監視。
・航空会社設置の運行支援用はモニターが中心であり、録画は少ない。
モニター ・通常各空港は、地方空港の一部を除き、警備業務を行う関連会社を擁しており、そこが警備を受け持つ形となる。
・建屋内の監視映像や 滑走路内・周辺などに設置された監視カ
録画方法
閲覧端末
・建屋内の監視映像や、滑走路内・周辺などに設置された監視カメラの映像は、警備センター本部のモニタに移し出され、有事の際には警備員が現場に急行するシステムとなる。
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・成田、関西空港の税関エリアに顔認識を導入。
録画方法
・監視センターのモニタ上に、常時監視カメラ映像が映し出され、常駐スタッフによる監視が行われているが、録画方法・録画時間については、秘匿となっている。常識の範囲内では、一定時間の保存は行われているものと推察される。
・運行支援用は必要なときのみ録画し 通常は行われていない
ネットワークの利用状況
・運行支援用は必要なときのみ録画し、通常は行われていない場合が多い
カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・CCTVシステムとして、各箇所の設置された監視カメラと警備センターを専用線にてシステム構築。
・空港におけるセキュリティは、原発等と同様にセキュリティ度が高く、専用線による利用が主である。
・運行支援用は閲覧端末が非常に多い(100台以上)ため、公衆網 使 な が大規模 構成となる
大規模空港 500~1000台程度空港警備用
地方空港 20~30台
大規模空港 200~300台程度 航空会社の運行支援用地方空港 20 50台
NW
衆網は使用しないが大規模LAN構成となる。
遠隔監視の必要性
運行支援用地方空港 20~50台
・採用の箇所は、建屋内の防犯監視を主体に、屋外では立ち入り禁止箇所の監視や、滑走路上にも屋外監視カメラが設置されている(空港警備用) 閲覧端末
蓄積装置
・通常空港内で警備まで含め完結させるため、遠隔監視の必要性は乏しい。
・空港内の飛行機の状況監視、お客様の滞留状況等をモニターし、運行状況の管理に使用(運行支援用)。PTZカメラの使用例も多い
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K.金融機関
対象物件 :銀行画角 :ATM B,A
カウンター A
監視手法
窓口、出入り口 B駐車場 A
通常 1コマ/秒録画、アラーム信号時 5コマ/秒預金者保護法により2年間保管する例が多い。
FISC 金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準に
・通常のリアルタイムモニタリングの使用ではなく、犯罪時の人物特定の為に使用。録画映像の検索や媒体出力が必要
・カメラ画像を画像処理し不正行動(ATMコーナでの徘徊や不審物の取り付けなど)を自動で検知し、通報する仕組みを取り入れている例がある。
モニター
FISC 金融機関等コンピュ タシステムの安全対策基準に防犯カメラに関する基準が記載。設置場所、カメラ性能などが記載されている。
(FISC:財団法人 金融情報システムセンター)
録画方法
閲覧端末
インテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・営業店内DVRに録画、またはセンター等の遠隔地のサーバに録画され長期保管される。監視員などが常時モニターなどによるリアル映像の監視はしていない。過去にさかのぼり録画映像の使用となるため、長期保管及び日時などでの画像検索が重要
・カメラ画像を画像処理しATMコーナーでの不正行動検知機能を導入。
・置き去り検知を導入。
ネットワークの利用状況カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
ネットワ クの利用状況
・録画映像の時刻重畳の正確性(時刻同期)、異常時の素早い対応などからネットワークによる管理が多くなってきている。ネットワークは強固なセキュリティ確保のため、インタネットなどの使用ではなく専用ネットワークを使用。
大規模営業店
20~40台 ロビー
営業店 ~16台 行員側、ロビー
NW
遠隔監視の必要性
・無人店舗、ATMを銀行本部や警備会社で一括管理を行うため遠隔監視を目的に設計・構築されている。
無人店舗 2~3台程度 ATM後室も設置
・ATMコーナー、ロビーは営業時間中連続録画、ATM後室、通用門等は動き検知時のみ録画。高精細ネットワークカメラにて、現金受け渡しの金種判別に使用している例もある
閲覧端末蓄積装置
遠隔監視を目的に設計 構築されている。
・保管が2年間のためデータセンタを利用する場合がある。もある。
・内部不正牽制の関係上、行員側を録画するカメラの設置が増えている
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L.河川
対象物件 :河川、ダム
画角 :AA
監視手法
・リアル監視がメインであるが、重要度や緊急度に応じて担当者によるモニタリングなどを実施している。
モニターインテリジェント機能/インテリジェントソフトの導入例
・センサーではなく、映像より土石流の発生を検知し、通知している例がある
規模・用途により国土交通省管轄の地方整備局、農林水産省管轄の地方農政局、自治体、独立行政法人が管理を行う。
録画方法閲覧端末
ている例がある。
・ダムなどで、不正行動(立入禁止への侵入)検知を使用。
・リアル監視がメインのため、録画期間は短い。
ネットワークの利用状況
・基本的に遠隔地での監視のためNWは必須である。カメラ利用台数
DVR/NVRカメラ
・自前の光ファイバー網などを利用している例が多いが、
キャリアのNWを利用する場合もある。
・広域に設置されているカメラを無線を使用し収集している例がある。
河川 20~200台河川流域(数十
km)の要所に配置
ダム堤体監視
~10台ダム堤体や、ダム湖周辺などに配置
NW
遠隔監視の必要性
ダム屋内
監視~10台
ダム管理所内や
ダム堤体内に配置
閲覧端末蓄積装置・光源がないため高感度タイプのカメラが必須。
・三板カメラが使われることも多い。
・ネットワークを介した遠隔監視が基本である。・閲覧端末にカメラ操作機能を持たせ、カメラのPTZ
制御を行う機能が要求される。
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2.インテリジェントソフト
2.1 インテリジェントソフト・ハード2.2 インテリジェントソフト・ハード機能
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2.1 インテリジェントソフト・ハード
機能分類 メーカー名 製品名
異常の検知 日立ビルシステム ヘリオスウォッチャー異常の検知
三菱ビルテクノサービス㈱ モーションサーチ、モーションサーチⅠ、モーションサーチⅡ
NEC Avio赤外線テクノロジー㈱ 熱画像監視カメラサーモトレーサTS9200シリーズ
行動・移動の追跡
㈱富士通研究所 人追跡画像センシング技術追跡
東芝テリー ID1001/1004
特定対象の検 OKI 「FSE」(組込用顔画像処理ミドル特定対象の検知
OKI 「FSE」(組込用顔画像処理ミドルウェア)
NEC(NECソリューションズ)
Neo Faceズ)
三菱電機インフォメーションテクノロジー㈱
ネカ録行動検知ソフト
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2.1インテリジェントソフト・ハード
機能分類 メーカー名 製品名
その他 NECソフト Field Analystその他
日立電子サービス㈱ Webvisor
株式会社トリワ クス A b Vi株式会社トリワークス ArobaView
Milestone Systems XProtect™
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2.2 インテリジェントソフト・ハード機能
製品名 機能
ヘリオスウォッチャー エレベータ内の異常(暴れ・不審者・急病 等)の検知・対応
シ サ シ 急激な動きや不規則な動き 繰り返しなどを異常行動とモーションサーチ、モーションサーチⅠ、モーションサーチⅡ
急激な動きや不規則な動きの繰り返しなどを異常行動として判断
熱画像監視カメラサーモトレーサTS9200シリ ズ
事故・火災発生の防止、温度管理(品質維持)、侵入者監視サTS9200シリーズ 監視
人追跡画像センシング技術 多数のカメラからの画像による死角の無い映像からの人物追跡
ID1001/1004 撮像された映像中の「動体」の検出と追跡を自動的に実施し侵入者の存在を通知する
「FSE」(組込用顔画像処理ミド 動画像、静止画像から人の顔を中心にセンシングする機ルウェア) 能(顔判別、顔向き判定等)を組込用途向けにパッケー
ジ化したミドルウェア
Neo Face 画像入力装置(カメラ等)で取り込んだ顔画像を解析し予め登録された顔デ タと照合 個人を識別する予め登録された顔データと照合し個人を識別する
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2.2 インテリジェントソフト・ハード機能
製品名 機能
ネカ録行動検知ソフト 物の置き忘れ・持ち去り、滞留(長時間うろつき)、指定エリアへの侵入を検知する
ネカ録顔認証ソフト あらかじめ登録された顔画像との照合、指定エリアでの人の顔の検出、一連の顔画像からベストショットを検出する
Field Analyst 監視カメラ映像からリアルタイムで複数人の顔を自動検出し同時に年齢・性別を推定する
Webvisor ネットワーク統合による遠隔監視システム。オフィスセキュリティをより強固にする物理セキュリティのマネジメントシステム。
ArobaView 録画ソフトウェア:国内トップシェアネットワークカメラ用ビューワ
XProtect™ 映像管理ソフト:世界90ヶ国、約40,000社で導入されてお 約 台 監視カ 映像を 監視おり、約350,000台の監視カメラ映像を日々監視。世界シェア1位(16%)
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3.その他
3.1 設置目的と画角3.2 RBSSカメラ機能3.3 RBSSレコーダ機能3.3 RBSSレコ ダ機能3.4 カメラ設置のためのガイド3.5 法令への配慮
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3.1 設置目的と画角
目的:全体把握目的:人相の認識 目的:人物の特定 目的:行動把握 目的:全体把握
画角と撮影位置の関係
画角 画角画角A 画角AA
画角Bはモニタ画角全体に、慎重170cmの人物の全体が映る基準画角です。
22
社団法人 日本防犯設備協会「防犯カメラシステムガイドライン」より引用
3.2 RBSSのカメラ機能
高度機能 機能の説明高感度タイプ 照度が低い場所でもお使いいただけるカメラ。最低被写体照度は
0.5ルクス以下です。
デイナイト 昼夜の照度変化があってもご使用できるカメラ。夜間はモノクロ画像になります。最低被写体照度は0.5ルクス以下です。
電子感度アップ 照度の変化に応じて自動で感度を調節し、いつも最適画像が得られるカメラ。最低被写体照度は0.5ルクス以下です。
電源重畳 電源ユニットやデジタルレコーダから信号線を通じて電源が供給さ電源重畳 電源 ットやデジタル ダから信号線を通じて電源が供給されるカメラ。設置場所での電源工事が不要。
ドームカメラ耐衝撃 カメラのドーム部分を強化し、いたずらなどに強いカメラ。
ダイナミックレンジ拡大
逆光下でもきちんと撮像できるカメラ。建物出入口の設置が最適。
PTZ一体 パン、チルト、ズームができ、プリセット機能として撮像位置を複数設定できます。一台で複数個所を見張ることができます。
RBSS:(Recognition of Better Security System)優良防犯機器認定制度社団法人 日本防犯設備協会が、犯罪抑止力等の向上、特に防犯機能・防犯性能が犯罪抑止・犯罪発生後の対処・追跡に関す社団法人 日本防犯設備協会が、犯罪抑止力等の向上、特に防犯機能 防犯性能が犯罪抑止 犯罪発生後の対処 追跡に関す
る犯罪検挙等の用途に効果的に機能する、と認められる機器について、優良防犯機器適合認定を与える。社団法人 日本防犯設備協会 RBSS 防犯カメラ目録「高度機能の説明」より引用
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3.3 RBSSのレコーダ機能
高度機能 機能の説明高度機能なし(標準タイ 高度機能はありませんが、もっとも多く使用される信頼のおける標プ) 準タイプのデジタルレコーダです。
高密度記録レート アラームによる記録の際、他のチャンネルに影響を及ぼすことなく、5コマ/秒以上の記録レートで録画ができます。
ハードディスク増設 記録時間などの関係で記録容量が不足する場合、ハードディスクを増設して容量を増強できます。
音声記録 画像に加え、音声も記録できるデジタルレコーダです。音声記録 画像に加え、音声も記録できるデジタル ダです。
社団法人 日本防犯設備協会 RBSS 防犯カメラ目録「高度機能の説明」より引用
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3.4 カメラ設置のためのガイド
1.設置目的を明確にすること
( )防犯カメ を設置する場合(1)防犯カメラを設置する場合
犯罪の予防・犯罪被害の未然防止
(2) カメラによる監視
災害時の情報収集目的、現場の状況把握
2.設置場所を検討すること:私的空間が映らないようにする
3 カメラ設置している表示3.カメラ設置している表示
4.運用基準を策定すること
(1)運用(管理)責任者を置く
(2)モニター運用上の留意点について
(3)データ保存・取り扱いについて
(4)他の機関への提供について(4)他の機関への提供について
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3.5 法令への配慮
1.個人情報保護
「防犯カメラ作動中」等の利用目的の通知・公表等の義務を負う。
記録映像のうちインデックス等で体系的に整理され,特定の個人が検索できるようになっている場合,安全管理措置を講じる義務を負う。
2.プライバシー権
(1)カメラ設置の目的が正当であること。(1)カメラ設置の目的が正当であること。
(2)カメラ設置の客観的必要性があること。
(3)「防犯カメラ撮影中」のような目的表示などのカメラ設置状況が的確であることあること。
(4)撮影した情報の保存期間や保管,管理方法などが的確であること。
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