簡単解析レシピ(2) 平板の応力集中 1.課題...

23
簡単解析レシピ(2) 平板の応力集中 1.課題 平板の応力集中の解析を行います 材料力学の結果と比較しましょう 2.作業手順 ①円孔の有る平板のCADデータを読み込みます ②メッシュを作成します ③解析条件(荷重、拘束条件)を設定します ④材料を指定します TSソルバーで解析を実行します ⑥解析結果を出力します

Upload: others

Post on 09-Feb-2021

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • 簡単解析レシピ(2) 平板の応力集中

    1.課題 平板の応力集中の解析を行います 材料力学の結果と比較しましょう

    2.作業手順 ①円孔の有る平板のCADデータを読み込みます ②メッシュを作成します ③解析条件(荷重、拘束条件)を設定します ④材料を指定します ⑤TSソルバーで解析を実行します ⑥解析結果を出力します

  • 2

    3.Jupiter Designerの立ち上げ

    をクリックすると下の画面が立ち上がります

  • 3

    4.対称条件設定によるモデル化

    F F

    X方向拘束

    Y方向拘束

    厚さ t

    Z方向拘束

    厚さ t

    厚さ t/2

    F/4 対称条件拘束

    下図の場合、結果の対称性を考慮すると1/8モデルで解析が出来ます

  • 4

    5.基本形状データの読み込み

    ②Cadデータライブラリから R10孔&50X100Xt2.5板.jpdb を選択します

    ①ファイルを開くを選択します ③孔付き平板のCADデータがLoadされます

    50

    100

    R10 t2.5

  • 5

    6.Meshを作成します

    ①モデルを分かりやすい 向きに表示しましょう

    ②メッシュを作成します デザイナー/メッシングをクリックします その後プルダウンメニュから ソリッドメッシュTETを選択します

    ソリッドメッシュTET ソリッドメッシュHEX シェルメッシュ リメッシュ

  • 6

    ③メッシュサイズを指定してメッシュを作成します デフォルトの5mmでメッシュを作成して見ましょう 平板をピックしてOKを押すとメッシュ作成が開始されます

    (ⅲ)メッシュサイズ (ⅱ)平板をピック

    (ⅰ)クリックすると選択リスト が表示されます

    (ⅳ)OKでメッシュが 作成されます

  • 7

    7.拘束条件を設定します

    ①拘束条件を設定します 各断面を対称条件拘束しましょう

    デザイナー/拘束 をクリックします その後プルダウンメニュから 対称拘束 を選択します

    固定 対称拘束

  • 8

    ②拘束する面を選び、X,Y,Z方向を拘束を指定します OKを押すと対称条件拘束が設定されます

    (ⅰ)拘束面3面を選択

    (ⅱ)OKで拘束の表示

  • 9

    8.荷重条件を設定します

    ①荷重条件を設定します 平板の端面荷重を設定しましょう

    デザイナー/荷重 をクリックします その後プルダウンメニュから 荷重 を選択します

    荷重 モーメント 圧力 圧力(静水圧) 圧力(2節点) 強制変位 遠心力 遠心力(座標系) 重力 温度荷重 初期温度

    F

  • 10

    ②荷重負荷面を選び、X方向に10000Nを負荷して見ましょう 荷重は選択した面に分配して負荷します(合計10000N) OKを押すと荷重条件が設定されます

    (ⅱ)X方向に-1000N

    (ⅰ)荷重面を選択

    (ⅳ)OKで荷重が 表示されます

    (ⅲ)選択した合計で分配 を選択

  • 11

    9.材料を設定します

    ①材料を設定します ライブラリからStructure Steelを指定しましょう

    デザイナー/材料 をクリックします

  • 12

    (ⅰ)ライブラリからStructuralSteelをクリックし ユーザーデータベースにドラッグします

    (ⅱ)パーツを選択

    (ⅳ)okを押すと材料が定義されます

    (ⅲ)ユーザーデータベースのStructuralSteelを選択します

  • 13

    10.データ完了確認

    入力したデータは画面左のパネルで数値等が確認出来ます

    例:Force1をクリックすると プロパティ欄に荷重値が 表示されます 画面のモデル上に 荷重条件が表示されます

  • 14

    11.解析実行

    線形静解析(sol101) 固有値解析(sol103) 線形座屈解析(sol105) 定常熱伝導解析(sol153) 非定常熱伝導解析(sol159)

    ① デザイナー/計算 をピックします その後プルダウンメニュから 線形静解析(sol101)を選択します

    ② 計算/線形解析パネルが開きます OKを押すと計算がスタートします

  • 15

    ③ソルバーランチャーが表示されます ステータスが100%になったら解析完了で アクション欄に『終了しました』と表示されます

    ④終了すると自動的に Post画面が立ち上がります

  • 16

    12.Postの立ち上げ(自動)

    解析が終了すると下のPost画面が立ち上がります

  • 17

    ①モデルの向きを調節します

    13.解析結果の出力

    ②メッシュを表示したい時は下の メニュをクリックします

    ③出力項目は アッセンブルパネルに表示されます

  • 18

    ④変位を出力してみましょう 変位/並進方向をダブルクリックします 最大変位は0.042mmです

  • 19

    ⑤主応力を出力してみましょう 応力(節点)/ソリッド最大主応力 をダブルクリックします

    最大主応力は234MPaです

  • 20

    主応力のベクトル表示をしましょう 結果表示をピックします プルダウンメニュから ベクトル表示をクリックします

    主応力がベクトルで表示されます

  • 21

    ⑥ミーゼス応力を出力してみましょう 応力(節点)/ソリッドミーゼス応力 をダブルクリックします

    最大ミーゼス応力は225MPaです

  • 22

    14.材料力学との比較

    σmax=α×σn

    σn= P/(w-2a)h

    200

    100

    D20

    P P t=5mm P=40000N

    σn=40000/(80×5)=100 α=2.51 σmax=251MPa

    ① 材料力学で計算します

  • ②材料力学とFEMの結果を比較します

    課題: メッシュサイズを変えたら どうなるでしょうか?

    スライド番号 1スライド番号 2スライド番号 3スライド番号 4スライド番号 5スライド番号 6スライド番号 7スライド番号 8スライド番号 9スライド番号 10スライド番号 11スライド番号 12スライド番号 13スライド番号 14スライド番号 15スライド番号 16スライド番号 17スライド番号 18スライド番号 19スライド番号 20スライド番号 21スライド番号 22スライド番号 23