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緑の気候基金（GCF）について

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緑の気候基金（GCF）概要

GCFへの主要国の拠出表明状況

2

国拠出額

日本 15億ドル

米国 30億ドル

イギリス 12億ドル

フランス 10億ドル

ドイツ 10億ドル

スウェーデン 5.8億ドル

イタリア 3.3億ドル

カナダ 2.7億ドル

豪州 1.6億ドル

GCF設立経緯• 2010年のUNFCCC第16回締約国会議（COP16）で

設立決定。• 2014年の気候サミット以降、各国が拠出表明を行

い、43か国（うち9ヵ国は途上国）から合計103億ドルの拠出が表明された。

• 2015年5月、日本が拠出を確定したことにより、GCFは支援を開始できることになり、同年11月のGCF理事会において、初の案件採択を行った。

※米国は、2017年に今後の拠出停止を表明。10億ドルは拠出済み。

• 緑の気候基金（Green Climate Fund: GCF）は、気候変動に関する国際連合枠組条約（UNFCCC）に基づき、途上国による温室効果ガス削減（緩和）と気候変動の影響への対処（適応）を支援するために設立された多国間基金。

• GCFの最高意思決定機関は、GCF理事会。 UNFCCC締約国会合（COP）に対して責任を負う。年3回開催し、案件の承認等を実施。24名の理事及び24名理事代理（※）で構成され、任期は3年。意思決定は、原則コンセンサス。※先進国と途上国から半数ずつ。我が国からは、理事を外務省、理事代理を財務省が務めている。

• GCF事務局は、韓国仁川市ソンドに所在。

GCFの資金配分目標と優先分野

• 資金は、緩和と適応に半分ずつ配分。地域バランスにも配慮。

• 適応への配分額のうち最低５０％は、最貧国（LDCS）、小島嶼国（SIDS）、アフリカ諸国等の脆弱国に配分。

• 8つの優先分野（緩和と適応で各々４分野）を設定。

3出所：GCF

運輸

ビル、都市産業、家電

森林土地利用

発電とアクセス

緩和分野緩和50

適応50

SIDS,LDCS,アフリカ、気候変動に脆弱な国

その他の途上国

住民の生活とコミュニティ

インフラ建築

エコシステムサービス

住民の健康維持食料と水の安全

適応分野

参考：GCF案件採択の内訳（2018年3月2日現在）

• 採択案件数は76件、資金提供総額は37億ドル（約3,700億円）

テーマ：緩和43%、適応28%、分野横断28% 地域別：アジア太平洋34%、アフリカ31%、南米28%、東欧6% 最貧国、小島嶼国、アフリカ向け：51％

4出所：GCF事務局資料

GCF案件の特徴

• GCF案件の特徴は、①認証機関（AE: Accredited Entities）の存在、②途上国の指定国家機関（NDA: National Designated Authority）の関与、③多様な金融手段の提供が可能であること。

• 認証機関（AE)は、資金要請をできる唯一の主体であり、プロジェクト等の資金管理を行う。

• 資金申請時には、事業実施国の指定国家機関（NDA）からの同意書の添付が必要。

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③資金提供（無償、有償、保証、出資）

①認証機関（AE :Accredited Entities）

Green Climate Fund: GCF

プロジェクト・プログラム実施者

②途上国の指定国家機関（NDA: National Designated Authority）

又はフォーカルポイント

同意書（Non Objection Letter）発行

資金要請

資金提供

大半の国は、環境省（又は）財務省

プロジェクトに必要な製品・サービスの調達等も行う。

※審査基準（例）・パラダイムシフトの潜在性

・受益国のニーズ、オーナーシップ・費用対効果、協調融資の規模

出所：経済産業省作成

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認証機関（Accredited Entities：AE）

• GCF理事会は59機関をAEとして認証済み。加えて、102機関が認証申請中（2018年2月28日現在）。

• 国際機関、政府機関に限らず、民間金融機関やNGOも認証機関（AE）になれることが特徴。※日本の認証機関（AE）：JICA、東京三菱ＵＦＪ銀行（2017年7月に認定）。

• 認証条件により、利用できる資金スキーム（グラント、融資、保証、出資）や資金規模等が違う。

主な認証条件

認証機関の種類全体に占める割合

（採択案件／機関数）主な認証機関（採択案件数）

ダイレクト・アクセス（途上国の機関）

国家･準国家機関 7％／36％• インド国立農業農村開発銀行(NABARD) 2件• モンゴル・ハスバンク(XacBank) 2件• ナミビア環境投資基金 (EIF) 2件

地域機関 17％／19％• ラテンアメリカ開発銀行 (CAF) 2件• アキュメンファンド 2件• 太平洋地域環境計画(SPREP) 1件

インターナショナル・アクセス（国際機関、先進国の機関）

76％／46％

• 国連開発計画（UNDP） 17件• 世界銀行（WB） 8件• 米州開発銀行(IDB) 7件• アジア開発銀行（ADB） 6件

•ドイツ銀行 1件•HSBC 0件•三菱東京UFJ銀行 0件•国際協力機構（JICA） 0件

サイズ(利用できるGCF資金規模）

零細～10百万米ドル

小規模 10百万米ドル～50百万米ドル

中規模 50百万米ドル～250百万米ドル

大規模 250百万米ドル～

環境・社会リスクカテゴリー

A 環境や社会に対し、広範囲に回復不可能で未曾有の深刻なリスクや悪影響を与える可能性を持つ事業

B 環境や社会に対し、比較的件数が少なく、特定の場所に限定され、大部分は回復可能で緩和策によって対応が可能な軽度のリスクや悪影響を与える可能性を持つ事業

C 環境に対する悪影響や社会的リスクを与える可能性が殆どない事業

出所：GCF資料をもとに経済産業省作成

GCFの資金支援の形態

• プロジェクト等への資金提供は、無償資金（グラント）、有償資金（ローン）、保証、出資（エクイティ）といった豊富な金融手段を用いて行われる。

• 公的部門に対するローンは譲許性が高く、民間部門へのローン条件は案件次第。事業成功時（例：地熱発電の試掘に成功）に有償資金へ転換する条件付き無償資金も存在。

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公的部門への支援民間部門への支援無償資金（グラント） ○ ○

有償資金（ローン）

○

○条件はケース・バイ・ケース

譲許性が高いもの譲許性が低いもの

期間 40年 20年

猶予期間 10年 5年

元金返済率（当初元本比）

（11-20年目）2%

（21-40年目）4%

（6-20年目）6.70%

（21-40年目）N/A

金利 0.25% 0.75％コミットメントフィー 0.75% 0.75%

保証 ○条件はケース・バイ・ケース

○条件はケース・バイ・ケース

出資（エクイティ） × ○

条件はケース・バイ・ケース出所：GCF “Financial Terms and Conditions of the Fund’s Instruments”

GCF採択案件の内訳（2018年3月2日現在）

• 採択案件数：76件• GCF支援総額：3,746百万米ドル（約4,000億円）

資金形態別：無償43%、融資43%、出資11%、保証3% 1件当たりの総事業費（GCF供与資金以外を含む）：

～10百万ドル（零細） 10件 50～250百万ドル（中規模）32件10～50百万ドル（小規模）23件 250百万ドル～（大規模）11件

8出所：GCF資料をもとに経済産業省作成

1,611百万ﾄﾞﾙ

～10百万ﾄﾞﾙ 10～50百万ﾄﾞﾙ 50～250百万ﾄﾞﾙ

小規模23件

250百万ﾄﾞﾙ～

零細規模10件

中規模32件

大規模11件

GCF案件数（総事業費別）GCF支援額（資金形態別）

無償融資保証出資

1,611百万ﾄﾞﾙ

112百万ﾄﾞﾙ

412百万ﾄﾞﾙ

参考：認証機関別の採択案件数（2018年3月2日現在）

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採択案件数

略称正式名称日本語訳認証区分

17 UNDP United Nations Development Programme 国連開発計画インターナショナル

8 World Bank World Bank 世界銀行インターナショナル7 IDB Inter-American Development Bank 米州開発銀行インターナショナル6 ADB Asian Development Bank アジア開発銀行インターナショナル5 EBRD European Bank for Reconstruction and Development 欧州復興開発銀行インターナショナル

2 NABARD National Bank for Agriculture and Rural Development インド国立農業農村開発銀行ダイレクト2 KfW Kreditanstalt fur Wiederaufbau ドイツ復興金融公庫インターナショナル2 CAF Corporacion Andina de Fomento ラテンアメリカ開発銀行ダイレクト（地域機関）2 WFP World Food Programme 世界食料計画インターナショナル2 EIB European Investment Bank 欧州投資銀行インターナショナル2 XacBank XacBank モンゴル・ハスバンクダイレクト2 Acumen Acumen Fund, Inc. アキュメンファンド（米国のファンド）ダイレクト（地域機関）2 EIF Environmental Investment Fund ナミビア環境投資基金ダイレクト2 AFD Agence Francaise de Developpement フランス開発庁インターナショナル1 WWF World Wildlife Fund, Inc. 世界自然保護基金インターナショナル1 DBSA Development Bank of Southern Africa 南アフリカ開発銀行ダイレクト

1 Profonanpe Peruvian Trust Fund for National Parks and Protected Areas ペルー自然保護推進基金ダイレクト

1 ADA Agency for Agricultural Development of Morocco モロッコ農業開発庁ダイレクト

1Deutsche Bank AG Deutsche Bank AktienGesellschaft ドイツ銀行インターナショナル

1 FAO Food and Agriculture Organization of the United Nations 国連食料農業機関インターナショナル1 AfDB African Development Bank アフリカ開発銀行インターナショナル

1 GIZ Deutsche Gesellschaft für Internationale Zusammenarbeit (GIZ) GmbH ドイツ国際開発公社インターナショナル

1 SPREP Secretariat of the Pacific Direct (Regional) Environment Programme 太平洋地域環境計画ダイレクト（地域機関）

1 CCCCC Caribbean Community Climate Change Centre カリビアンコミュニティ気候変動センターダイレクト（地域機関）

1 UNEP United Nations Environment Programme 国連環境計画インターナショナル

1 CI Conservation International Foundation コンサベーション・インターナショナル財団インターナショナル

1 DOE Department of Environment of Antigua and Barbuda アンティグア・バーブーダ環境省ダイレクト

1 MINIRENA Ministry of Natural Resources of Rwanda ルワンダ天然資源省ダイレクト

1 MOFEC Ministry of Finance and Economic Cooperation of the Federal Democratic Republic of Ethiopia エチオピア財務・経済協力省ダイレクト

1 CSE Centre de Suivi Ecologique セネガル生態モニタリングセンターダイレクト出所：GCF資料をもとに経済産業省作成

GCFの審査基準• ６つの審査基準に従って、GCF事務局及び独立技術助言パネル（ Independent Technology Advice

Panel ）が行う資金要請書の分析と勧告を踏まえて、GCF理事会が案件の採択を行う。

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審査基準項目

GCFの目標や対象分野に与える効果 • 緩和、適応インパクト

パラダイムシフトのポテンシャル

• 地球規模の低炭素開発の拡大、レプリケーション（模倣）、開発への貢献ポテンシャル• 知見や学習に繋がるポテンシャル• 環境整備活動に繋がる貢献• 規制的フレームワーク政策への貢献• 国家の気候変動適応戦略・計画と整合する気候変動開発への全体的な貢献

持続可能な開発への寄与 • 環境的、社会的、経済的コベネフィット• ジェンダーに配慮した開発インパクト

受益国のニーズへの対応

• 国の脆弱性• 脆弱なグループとジェンダーの側面• 国の経済的・社会的発展レベル、影響を受けた住民• 代替的資金源の欠如• 関係機関の実施能力の強化のニーズ

カントリーオーナーシップ• 国家気候変動戦略の存在の有無• 既存政策との整合性• 実施機関や仲介機関の能力• 市民社会団体やその他の関連ステークホルダーとの取り組み

効率性と実効性• 財政的、並びに非財政的側面に関する費用対効果と効率性• コ・ファイナンス（協調融資等）の規模• プロジェクト／プログラムの財政的な実行可能性及びその他の財政指標• 業界のベストプラクティス


11

参考：採択案件一覧

GCF採択案件①

12

資金申請番号

プロジェクト名認証機関国・地域分野事業総額

(うち､GCF供与額)※百万USD

資金形態(うち､GCF供与分)

FP1 Datem del Maranon郡における湿地帯の回復力（レジリエンス）構築 Profonanpe ペルー分野横断

9.1（6.2）

無償（同上）

FP2 近代化された気候情報及び早期警報システムの使用の拡大 UNDP マラウィ適応16.３

（12.3）無償

（同上）

FP3塩性化された土地の生産基盤の回復を通じた生態系とコミュニティの回復力（レジリエンス）強化

CSE セネガル適応8.1

（7.6）無償

（同上）

FP4 気候変動対応力のあるインフラ整備の主流化 KfW バングラデシュ適応80

（40）無償

（同上）

FP5 Kawisafi ベンチャーファンド Acumen複数

（東アフリカ）分野横断

110（25）

出資100（20）無償 10 （5）

FP6 省エネプロジェクト向けグリーンボンド IDB複数

（南米・カリブ）緩和

184.5（22）

保証 95 (20）融資 50 (-)無償 2 （2）出資 37.5（-）

FP7 水不足を引き起こす気候変動に脆弱地域が対応するための支援 UNDP モルディブ適応28.2

（23.6）無償

（同上）

FP8 都市の上下水道管理プロジェクト ADB フィジー分野横断

405.1（31）

融資 224 （-）その他 150.1（-）無償 31 （31）

※ FP1～8：第11回GCF理事会（2015年11月）採択案件出所：GCF資料をもとに経済産業省作成

GCF採択案件②

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資金申請番号




FP9 中小企業による省エネ投資のための省エネ保険 IDB エルサルバドル緩和41.7

（21.7）融資 40 (20)無償 1.7（1.7）

FP10 ビルの省エネ改修におけるリスク回避と投資拡大 UNDP アルメニア緩和29.8（20）

無償（同上）

FP11大規模な生態系ベースの適応：気候対応力のある天然資源ベース経済の開発

UNEP ガンビア適応25.5

（20.5）無償

（同上）

FP12アフリカHydrometプログラム-サブサハラアフリカにおける気候変動対応力強化：マリ国プロジェクト

世界銀行マリ適応27.3

（22.8）無償

（同上）

FP13脆弱な沿岸部コミュニティによる気候変動関連の影響への対応力強化

UNDP ベトナム分野横断

40.5（29.5）

無償（同上）

FP14 アラル海流域のための気候変動適応と緩和の支援プロジェクト世界銀行タジキスタン、ウズベキスタン

適応68.8（19）

無償 45.8（19）融資 23 （-）

FP15 沿岸地域気候変動適応プロジェクト UNDP ツバル適応38.9（36）

無償（同上）

FP16 「ドライゾーン」の小自作農のレジリエンス強化 UNDP スリランカ適応52.1

（38.1）無償

（同上）

FP17 ユニバーサルグリーンエナジーアクセスプログラムDeutsche Bank AG

ベニン、ケニヤ、ナミビア、ナイジェリア、

タンザニア削減

265（49）

融資149（49）出資116 （-）

※FP9～17：第13回GCF理事会（2016年7月）採択案件出所：GCF資料をもとに経済産業省作成

GCF採択案件③

14

資金申請番号




FP18 パキスタン北部における氷河湖決壊洪水リスクの軽減 UNDP パキスタン適応37.5（37）

無償（同上）

FP19森林減少に由来する排出の削減のための呼び水金融商品と土地利用計画

UNDP エクアドル緩和84

（41.2）無償

（同上）

FP20東カリブ地域における持続可能なエネルギーファシリティ

IDBドミニカ、グレナダ、セントクリストファー・ネーヴィス、セントルシア、セントビンセン

ト、グレナディーン諸島緩和

190.5（80）

融資 130 （60）無償 60.5（20）

FP21 都市部の統合的洪水管理 AFD セネガル適応87.1

（18.4）

融資 61.3（-）無償 18.4（18.4）出資 7.4 （-）

FP22 劣化環境下におけるアルガン果樹園の発展ADA

Moroccoモロッコ

分野横断

49.2（39.3）

無償（同上）

FP23 極北の穀物生産地域における気候レジリエントな農業 EIF ナミビア適応10

（9.5）無償

（同上）

FP24コミュニティベースの天然資源管理を通じた気候変動レジリエントな生活の創出

EIF ナミビア適応10

（10）無償

（同上）

FP25 持続可能なエネルギーファイナンスファシリティ EBRD

アルバニア、アルメニア、エジプト、ジョージア、ヨルダン、キルギス、モルドヴァ、モンゴル、モンテネグロ、モロッコ、

セルビア、タジキスタン、チュニジア

分野横断

1,385（378）

融資1317（344）無償 68 （34）

FP26 持続可能な景観 CI/EIB マダガスカル分野横断

69.8（53.5）

出資 35.5（35）無償 19.3（18.5）融資 15 （-）


GCF採択案件④

15

資金申請番号




FP27 ユニバーサル・グリーン・エネルギー・アクセス・プログラムDeutscheBank AG

ベナン、ケニヤ、ナミビア、ナイジェリア、タンザニア

緩和301.6（80）

出資 300 （78.4）無償 1.6 （1,6）

FP28 GHG削減向けビジネスローンプログラム XacBank モンゴル緩和60

（20）融資 59.5 （19.5）無償 0.5 （0.5）

FP29 SCFキャピタル・ソリューションズ DBSA 南アフリカ分野横断

34.1（12.2）

出資（同上）

FP30 持続可能なエネルギーへの民間投資促進 IDB アルゼンチン緩和653

（133）

融資 455 （133）出資 195 （-）無償 3 （3）

FP33 低炭素経済への移行促進 UNDP モーリシャス緩和191.4（28.2）

無償 153.5（28.2）融資 37.9 （-）

FP34 湿地生態系及び関連流域コミュニティのレジリエント強化 UNDP ウガンダ適応44.2

（24.1）無償

（同上）

FP35 レジリエント力強化のための気候情報サービス SPREP バヌアツ適応26.7（23）

無償（同上）

FP36 太平洋島嶼国エネルギー投資プログラム ADB

クック諸島、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、ナウル、パプアニューギ

ニア、サモア、トンガ

分野横断

26（17）

無償（同上）

FP37 ヴァイシガノ川流域のレジリエント強化のための統合的洪水管理 UNDP サモア適応65.7

（57.7）無償

（同上）

※FP27：第14回GCF理事会（2016年10月）採択案件※FP28～37：第15回GCF理事会（2016年12月）採択案件


GCF採択案件⑤

16

資金申請番号




FP38 GREEREF NeXt（再エネ・省エネ促進ファンドオブファンズ事業） EIB

アフリカ諸国、ラテンアメリカとカリブ諸国、ヨルダン、グルジア、パプアニューギニア

緩和765

（265）出資 750 （250）無償 15 （15）

FP39 GCF-EBRD 再生可能エネルギーファイナンス・フレームワーク EBRD エジプト緩和1,007

（154.7）

融資 750（150）出資 250 （-）無償 7 （4.7）

FP40 水力発電セクターの気候レジリエンス拡大事業 EBRD タジキスタン分野横断

133（50）

融資 103 （27）無償 30 （23）

FP41 Simiyu 気候レジリエンスプロジェクト KfW タンザニア適応168.7

（120.8）無償

（同上）

FP42半乾燥地帯における灌漑整備と灌漑農業の気候変動への適応事業

AFD モロッコ適応89.4

（23.5）融資 47.1 （-）無償 42.3 （23.5）

FP43 Saiss水資源保全事業 EBRD モロッコ適応243.1（37.6）

融資 141.2 （-）無償 101.9 （37.6）

FP44 Tina川水力発電開発事業世界銀行ソロモン諸島分野横断

234（86）

融資 160.2（70）出資 45.3 （-）無償 27 （16）その他 1.5 （-）

FP45 食料安全保障の確保に向けた地下水涵養と太陽光マイクロ灌漑 NABARD インド適応166.4（34.4）

無償 159.3（34,4）融資 7.1 （-）


GCF採択案件⑥

17

資金申請番号




FP46 再生可能エネルギープログラム１-太陽光 XacBank モンゴル緩和17．6（8.7）

出資 8.9（-）融資 8.7（8.7）

FP47 GCF-EBRDカザフスタン再生可能フレームワーク EBRD カザフスタン緩和557

（110）

融資 413（106）出資 137 （-）無償 7 （4）

FP48 MSMEsのための低排出・気候レジリエント農業リスクシェアリング機関 IDBグアテマラ、

メキシコ分野横断

158（20）

その他128 （-）出資 14 （11）融資 9.8 （5.4）無償 3.2 （2.1）保証 3 （1.5）

FP49気候リスクの統合マネジメントによる食料自給の不安定な小作農家のための気候レジリエンスの構築

WFP セネガル適応10

（10）無償

（同上）

FP50 生活のためのブータン WWF ブータン分野横断

118.3（26.6）

無償（同上）

FP5１低炭素公的建築物への拡大投資 UNDPボスニアヘルツェゴビナ

緩和122.6（17.3）

無償 76（17.3）融資 45.5 （-）その他 1.1 （-）

FP52 持続可能かつ気候変動に適応できる接続 ADB ナウル分野横断

65.2（26.9）

無償（同上）

FP53 気候変動への適応の促進（北部沿岸とナイルデルタ地域） UNDP エジプト適応105.2（31.4）

無償（同上）

FP54 Lujan River Basinの統合マネジメント計画の実行プロジェクト CAF アルゼンチン適応315.4（58.6）

融資 313.8 （57）無償 1.6 （1.6）

FP56La Mojanaの脆弱なコミュニティにおける気候変動に適応可能な大規模水管理手法

UNDP コロンビア適応117.3（38.5）

無償（同上）

FP58増大する干ばつリスクへの対応：最も脆弱なコミュニティーの男女平等なレジリエンスの構築

MOFEC エチオピア適応50

（45）無償

（同上）


GCF採択案件⑦

18

資金申請番号




FP59 水セクターの気候レジリエンス (G-CREWS) GIZ グレナダ適応51.6

（43.3）無償

（同上）

FP60サステイナビリティのための水セクターレジリエンス（WSRNS-Barbados）

CCCCC バルバドス分野横断

45.2（27.6）

無償（同上）

FP61東カリブ海の小島嶼開発途上国の公共、民間、および市民社会セクターにおける強化された直接アクセスパイロットによる統合された物理的適応と地域社会の回復力

DOEアンティグア・

バーブーダ、ドミニカ、グレナダ

適応20

（20）無償

（同上）

FP62 貧困、森林再生、エネルギーおよび気候変動プロジェクト（PROEZA） FAO パラグアイ分野横断

90.3（25.1）

融資 49.3（-）無償 41 (25.1）

FP63 産業部門及びエネルギー効率への民間部門の投資促進 IDB パラグアイ削減43

（23）融資 40（20）無償 3 （3）

FP64再生可能エネルギーとエネルギー効率の投資のためのリスク軽減手段とファイナンスの促進

IDB アルゼンチン削減163.9（103）

融資 160 （100）無償 3.9 （3）

FP65 エネルギー効率的都市のための金融商品 (FinBRAZEEC) 世界銀行ブラジル削減1306（195）

融資 766（186）出資 330（-）保証 200（-）無償 10（9）

FP66 RMIのための太平洋レジリアンスプロジェクトPhaseⅡ世界銀行

マーシャル諸島適応44.1（25）

無償（同上）

FP67タジキスタンの山岳地帯における能力強化と生活の多様化を通じた危機的で食糧不安定なコミュニティの気候回復力構築

WFP タジキスタン適応10

（9.3）無償

（同上）

FP68 マルチハザード早期警告システムの拡大と気候情報の利用 UNDP ジョージア適応70.4

（27.1）無償

（同上）

FP69気候変動に起因する塩分に対処するための沿岸地域社会、特に女性の適応能力強化

UNDP バングラデシュ適応33

（25）無償

（同上）

FP70 グローバル調理プログラム世界銀行バングラデシュ分野横断

82.2（20）

出資 42.2（-）融資 20 （-）無償 20 （20）


GCF採択案件⑧

19

資金申請番号




FP71 工業企業のエネルギー効率の向上世界銀行ベトナム削減88

（86.3）

保証 75 （75）無償 11.3（11.3）融資 1.7 （-）

FP72 アグロエコロジカル地域における農業生計の気候回復力の強化 UNDP ザンビア適応137.3（32）

無償（同上）

FP73 北部における農村地域の気候レジリエンスの強化 MOE ルワンダ分野横断

33.2（32.8）

無償（同上）

FP74サハラ以南のアフリカにおけるアフリカ湿度プログラム- 気候レジリアンスの強化：ブルキナファソ国プロジェクト

世界銀行ブルキナファソ適応25

（22.5）無償

（同上）

FP75 水文生物学のための国家機関の制度的発展 ADB タジキスタン適応10（5）

無償（同上）

FP76 気候に優しいアグリビジネスバリューチェーンセクタープロジェクト ADB カンボジア分野横断

141.4（40）

融資 100 （10）無償 30 （30）その他11.4 （-）

FP77ウランバートルのグリーンアフォーダブル住宅とレジリエンスのある都市再生プロジェクト（AHURP）

ADB モンゴル分野横断

544（145）

融資 286.4 （95）出資 202.6 （-）無償 55 （50）

FP78 Acumenレジリエント農業ファンド (ARAF) Acumenガーナ、ナイジェ

リア、ウガンダ

適応56

（26）出資 50（23）無償 6 （3）

FP80 再生可能エネルギー投資フレームワーク AfDB ザンビア削減154

（52.5）

融資 112.5 （50）出資 37.5 （-）無償 4 （2.5）

FP81 商業用、工業用、住宅用ソーラールーフトップへの信用供与 NABARD インド削減250

（100）融資 200 （100）出資 50 （-）


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参考：認証機関（AE）一覧

サイズ定義零細＝～10百万米ドル、小規模＝10百万米ドル～50百万米ドル中規模＝50百万米ドル～250百万米ドル、大規模＝250百万米ドル受託（責任）基準の表記①＝ベーシック②＝プロジェクト管理③＝グラント／資金配分メカニズム④＝オン・レンディング／ブレンディング:a＝ローン、b＝エクイティ、c＝保証

環境/社会リスクカテコ゛リA＝環境や社会に対し、広範囲に回復不可能で未曾有の深刻なリスクや悪影響を与える可能性を持つ事業B＝環境や社会に対し、比較的件数が少なく、特定の場所に限定され、大部分は回復可能で緩和策によって対応が可能な軽度のリスクや悪影響を与える可能性を持つ事業C＝環境に対する悪影響や社会的リスクを与える可能性が殆どない事業数字は仲介機関のエクスポージャーがどのリスクカテゴリに該当するか示したもの。１＝リスクカテゴリA、２＝リスクカテゴリB、３＝リスクカテゴリC

ＧＣＦの認証実施機関①

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機関名称略称国機関のタイプ

認証のタイプ

サイズ受託（責任）基準環境/社会リスクカテコ゛リ

アキュメンファンド Acumen 米国地域零細 ①、②、④a,b C/ 仲介機関3

アジア開発銀行 ADB フィリピン国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

アフリカ・ファイナンス・コーポレーション AFC ナイジェリア国際大規模 ①、②、④a,b,c A/ 仲介機関1

フランス開発庁 AFD フランス国際大規模 ①、②、③、④a,c A/ 仲介機関1

ラテンアメリカ開発銀行 CAF ベネズエラ地域大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

カリビアンコミュニティ気候変動センター CCCCC ベリーズ地域小規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2

コンサベーション・インターナショナル財団 CI 米国国際中規模 ①、②、③ C/ 仲介機関3

生態モニタリングセンター CSE セネガル国零細 ①、② C/ 仲介機関3

ドイツ銀行 Deutsche Bank AG ドイツ国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1




ＧＣＦの認証実施機関②

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認証のタイプ


欧州復興開発銀行 EBRD 英国国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

ナミビア環境投資基金 EIF ナミビア国零細 ①、②、③ C/ 仲介機関3

世界銀行 World Bank 米国国際大規模 ①、②、③、④a,c A/ 仲介機関1

米州開発銀行 IDB 米国国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

ドイツ復興金融公庫 KfW ドイツ国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

ルワンダ天然資源省 MINIRENA ルワンダ国小規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2

国立農業農村開発銀行 NABARD インド国大規模 ①、②、③、④a,b,c B/ 仲介機関2

ペルー自然保護推進基金 Profonanpe ペルー国零細 ①、② C/ 仲介機関3

太平洋地域環境計画 SPREP サモア地域小規模 ①、② C/ 仲介機関3

国連開発計画 UNDP 米国国際中規模 ①、② B/ 仲介機関2

国連環境計画 UNEP ケニア国際小規模 ①、② B/ 仲介機関2




ＧＣＦの認証実施機関③

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認証のタイプ


モロッコ農業開発庁 ADA モロッコ国小規模 ①、② B/ 仲介機関2

エチオピア財務・経済協力省 MOFEC エチオピア国小規模 ①、② B/ 仲介機関2

ケニア国家環境管理局 NEMA ケニア国零細 ①、② B/ 仲介機関2

南部アフリカ開発銀行 DBSA 南アフリカ地域大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク

Credit Agricole CIB フランス国際大規模 ①、②、④a,b,c A/ 仲介機関1

HSBCホールディングス HSBC 英国国際大規模 ①、②、④a,b,c A/ 仲介機関1

アフリカ開発銀行 AfDB コートジボワール国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

欧州開発銀行 EIB ルクセンブルク国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

国際金融公社 IFC 米国国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1Unidad Para el Cambio Rural UCAR アルゼンチン国小規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2国際自然保護連合 IUCN スイス国際中規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2国際連合世界食糧計画 WFP イタリア国際零細 ①、② C/ 仲介機関3

世界気象機関 WMO スイス国際小規模 ①、② C/ 仲介機関3




ＧＣＦの認証実施機関④

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認証のタイプ


西アフリカ開発銀行（Banque OuestAfricaine de Developpment) BOAD トーゴ地域中規模 ①、②、③、④a,c B/ 仲介機関2

カリブ開発銀行 CDB バルバドス地域小規模 ①、②、③、④a,b A/ 仲介機関1

ハスバンク銀行 XacBank モンゴル国小規模 ①、②、④a,b,c B/ 仲介機関2

ドイツ国際開発公社 GIZ ドイツ国際中規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2

南アフリカ国家生物多様性研究所 SANBI 南アフリカ国小規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2

国連食糧農業機関 FAO イタリア国際中規模 ①、② B/ 仲介機関2

国際農業開発基金 IFAD イタリア国際中規模 ①、②、③、④a B/ 仲介機関2

オランダ開発金融公庫 FMO オランダ国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1




ＧＣＦの認証実施機関⑤

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認証のタイプ


中国環境保護部対外経済協力公署 FECO 中国国小規模 ①、② B/ 仲介機関2

韓国産業銀行 KDB 韓国国中規模 ①、②、④a,b,c B/ 仲介機関2

インドネシア・インフラ金融公社（PTSarana Multi Infrastruktur） PT SMI インドネシア国小規模 ①、②、④a B/ 仲介機関2

中米経済統合銀行 CABEI ホンジュラス地域大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

Fundacion Avina －パナマ地域零細 ①、②、③ C/ 仲介機関3

フランス経済協力振興投資公社 PROPARCO フランス国際大規模 ①、②、③、④a,b,c A/ 仲介機関1

世界自然保護基金 WWF 米国国際中規模 ①、②、③ B/ 仲介機関2


緑の気候基金（gcf）について...緑の気候基金（ gcf ）概要 gcf...

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