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資料3 燃費規制に関する小型貨物 燃費規制に関する小型貨物 自動車現状等について 201429日 経済産業省 経済産業省 国土交通省

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資料3

燃費規制に関する小型貨物燃費規制に関する小型貨物自動車の現状等について自動車 現状等

年 月2014年5月29日

経済産業省経済産業省国土交通省

Page 2: 燃費規制に関する小型貨物 自動車自動車 現状等の現状等について · 資料3 燃費規制に関する小型貨物 自動車自動車 現状等の現状等について

1 エネルギー消費の現状1.エネルギ 消費の現状

2

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我が国のエネルギー消費状況○石油危機以降、GDPは2.4倍に増加したにもかかわらず、産業部門はエネルギー消費量が1割減少。○一方、運輸部門のエネルギー消費量は1.8倍に増加し、2012年度において全体の23.1%を占めている状況。

最終エネルギー消費量

600450 (兆円、2005年価格)

(百万原油換算kl)

実質GDP1973 2012

1973→2012

1.3倍

運1973→2012

500350 

400 

運輸部門 (23.1%)

1973→2012

2.4倍

1973→2012

1.8倍

1973→2012

2 4倍300

400

250 

300 

家庭部門

業務部門

9.2%

16.4(20.0%)

2.4倍業務

1973→20122.8倍

200150 

200 

産業部門

家庭部門

65.5

9.2%

8.9%

(42 6%)

(14.3%)

家庭1973→20122.1倍

産1973→2012

10050 

100  産業部門 (42.6%)

3

1973→2012

0.8倍00 

1973

1974

1975

1976

1977

1978

1979

1980

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

【出典】総合エネルギー統計、国民経済計算年報、EDMCエネルギー・経済統計要覧

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運輸部門のエネルギー消費構成

○ 0 年度の運輸部門の ネルギ 消費構成は 旅客部門が6 6% 貨物○2011年度の運輸部門のエネルギー消費構成は、旅客部門が62.6%、貨物部門が37.4%。

4,000 

4,500 (1015J)

3,000 

3,500 

貨物部門

2,000 

2,500 貨物部門

37.4%

1,000 

1,500 

500 

1965 70 75 80 85 90 95 2000 05 1012

62.6%旅客部門

4

1965 70 75 80 85 90 95 2000 05 1012(年度)

【出典】総合エネルギー統計を基に作成

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貨物部門のエネルギー消費状況○貨物部門のエネルギー消費量は、1990年代までは増加傾向にあったが、近○貨物部門の ネルギ 消費量は、 年代までは増加傾向にあったが、近年、減少傾向にある。なお、貨物部門全体のエネルギー消費量のうち、貨物自動車は8割以上を占めている。

貨物部門のエネルギー消費量の推移

35,000 

(1010 kcal)

25 000

30,000 

20,000 

25,000 

84.8 %

10,000 

15,000 

貨物航空

貨物海運69.8 %

82.5 %

0

5,000 

貨物海運

貨物鉄道

貨物自動車

【出典】EDMCエネルギー・経済統計要覧を基に作成

0 75 80 85 90 95 00 05 10 11(年)

5

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2.二酸化炭素排出量の現状

6

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○日本の二酸化炭素排出量のうち 運輸部門からの排出量は約20%

我が国の運輸部門における二酸化炭素排出量

日本の各部門における二酸化炭素排出量 運輸部門における二酸化炭素排出量

○日本の二酸化炭素排出量のうち、運輸部門からの排出量は約20%。

○自動車全体では運輸部門の86.8%(日本全体の15.4%)を排出。

運輸部門(自動車、船舶等)

2億2 600万㌧

日本の各部門における二酸化炭素排出量 運輸部門における二酸化炭素排出量

○ 自動車全体で運輸部門の86.8%

その他1億5,600万㌧

《12.2%》2億2,600万㌧

《17.7%》自家用乗用車

1億1,354万㌧

《50 2%》

運輸部門の86.8%(日本全体の15.4%)

○ 貨物自動車は運輸部門の33.2%

産業部門(工場等)

4億1,800万㌧

業務その他部門(商業、サービス、事務所等)

2億7,200万㌧《21 4%》

CO2総排出量12億7,600万㌧(2012年度

確定値)

《50.2%》

自家用貨物車3 831万㌧

(日本全体の5.9%)

バ《32.7%》《21.4%》

内訳

3,831万㌧《16.9%》

営業用貨物車3,694万㌧《16 3%》

バス413万㌧ 《1.8%》

タクシー346万㌧ 《1.5%》

内航海運1 085万㌧ 《4《16.3%》

家庭部門2億300万㌧《16.0%》

1,085万㌧ 《4.8%》航空952万㌧ 《4.2%》

鉄道959万㌧ 《4.2%》

※電気事業者の発電の伴う排出量、熱供給事業者の熱発生に伴う排出量はそれぞれの消費量に応じて最終需要部門に配分(出典)温室効果ガスインベントリオフィス「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」

959万㌧ 《4.2%》

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各部門における二酸化炭素排出量の推移

○様々な取組みにより 運輸部門の二酸化炭素排出量は2001年以降は下降傾向○様々な取組みにより、運輸部門の二酸化炭素排出量は2001年以降は下降傾向。

※カッコ内の数字は各部門の2012年度排出量の基準年排出量からの変化率

(出典)温室効果ガスインベントリオフィス「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」

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運輸部門における二酸化炭素排出量の推移

300

二酸化炭素排出量(百万t‐CO2)

年度確定値

2010年度目標※240百万t‐CO2

○様々な取組みにより、運輸部門の全てで二酸化炭素排出量は2001年以降は下降傾向。

250 

300 

226

267263+1.6%

2012 年度確定値240百万t CO2

200 

217 226

150 

自家用乗用車

その他輸送機関

50

100 

その他輸送機関

50 

1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

貨物自動車

1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

その他輸送機関:バス、タクシー、鉄道、船舶、航空 ※2010年度目標値は京都議定書目標達成計画(2008年3月28日閣議決定)における対策上位ケースの数値

(出典)温室効果ガスインベントリオフィス「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」

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小型貨物自動車の二酸化炭素排出量の割合

○小型貨物自動車の二酸化炭素排出量は、減少傾向にあり、近年、自動車全体の約1割で推移。

(百万t‐CO2) (%)1630

12

1425

8

10

15

20

610

排出量

2

4

5

排出量

自動車全体に占める排出割合

001990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010

年度10

(出典)日本自動車工業会データ

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3.出荷台数の推移

11

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小型貨物自動車の出荷台数実績

小型貨物 重量車

○小型貨物自動車の出荷台数は、自動車全体の約1割を占める。

貨物

自動車11%

3%

561 262(台)

160,062 (台)

小型バス0.0%

561,262(台)

乗用自動車86%

1,450(台)

(平成24年度)

4,379,679(台)

(出典)日本自動車工業会データ

種別 定義

乗用自動車 乗車定員10人以下の乗用自動車

小型バス 乗車定員11人以上・車両総重量3.5トン以下の乗用自動車

小型貨物自動車 車両総重量3.5トン以下の貨物自動車

重量車 車両総重量3.5トン超の乗用・貨物自動車 12

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小型貨物自動車の2015年度燃費基準の区分○乗用自動車と同様、自動車の種別(排出ガス規制と同様の区分)ごとに基準値を設置。更に、燃

軽貨物自動車及び軽量貨物自動車 デ ゼ

構造AとBでは、トルクや車体強度等の違いから燃費性能が大きく異なる( 程度)ため 別区分とした

MTとATでは燃費

○乗用自動車と同様、自動車の種別(排出ガス規制と同様の区分)ごとに基準値を設置。更に、燃料・車両構造・変速方式・重量区分により以下のとおり区分されている。

排出ガス規制と同様の区分

自動車については、ディーゼル車の出荷台数が極めて少ないため区分せず。中量貨物自動車では、ディーゼル車のシェアが約4割を占める

性能が大きく異なる(30%程度)ため、別区分とした。

さらに、中量貨物自動車については、車両重量が重い区分で、ギア設定や空気抵抗の違いによりB1とB2で5~10%程度の燃費差があることから別区分とした。

なお、軽量貨物自動車については、構造Aのみしか存

MTとATでは燃費性能が異なる(約10%程度)ため、別区分とした(販売台数のシェアはMT36% AT64%)

車 シ ア 約 割を占 るため別区分とした。

なお、軽量貨物自動車 、構造 み 存在しないため区分けせず。

6%、AT64%)。

種別 燃料

軽貨物自動車(軽自動車)

揮発油又は軽油

車両構造

構造A(乗用車派生)

構造B(乗用車派生以外)

変速方式

MT

AT

重量区分

2~4区分× × ×動車)

軽量貨物自動車(車両総重量

揮発油又は軽油

構造B(乗用車派生以外)

AT

MT

AT2~3区分× × ×

1.7t以下)

中量貨物自動車(車両総重量

揮発油構造A

構造B1(バン)

AT

MT1~8区分× × ×両総重量

1.7t超3.5t以下)

軽油

構造 ( ン)

構造B2(トラック) AT1 8区分× × ×

13

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軽貨物自動車 構造A車 生

小型貨物自動車の主なラインナップ

(乗用車派生)

構造B

(乗用車派生(乗用車派生以外)

軽量貨物自動車

中量貨物自動車(ガソリン)

構造A(乗用車派生)

構造B1(バン)

構造B2構造B2(トラック)

中量貨物自動車 構造A(ディーゼル) (乗用車派生)

構造B1(バン)( ン)

構造B2(トラック)

14

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小型貨物自動車の区分別出荷台数内訳○軽貨物自動車が、小型貨物自動車全体の6割以上を占める。○軽貨物自動車が、小型貨物自動車全体の6割以上を占める。

ガソリン・軽・構造A・MT1%

ガソリン・軽・構

造A・AT4%

ディーゼル・中量・構造B2・MT

ディーゼル・

中量・構造

B2・AT 4%

ガソリン・中量・構造B2・AT1%

ディーゼル・中量・構造B1・MT1%

ディーゼル・

中量・構造

B1・AT

1% 0%

ガソリン・中量・構造B1・MT ガソリン・中量・構造B1・AT

ガソリン・中量・構造B2・MT1%

1% 6%

ガソリン・軽・構造B・MT30%

ガソリン・中量・構造A・AT4%

ガソリン 中量 構造B1 MT1% 9%

ガソリン・軽量・構造A・AT9%

ガソリン・軽・構造B・AT32%

ガソリン・軽量・構造A・MT0%

(平成24年度)15

(出典)日本自動車工業会データ

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小型貨物自動車の出荷台数推移○小型貨物自動車の年間出荷台数は、近年55万~60万台で推移。

700000(台)

○小型貨物自動車の年間出荷台数は、近年55万 60万台で推移。

600000

ディーゼル・中量・構造B2・AT

ディーゼル・中量・構造B2・MT

500000 ディーゼル・中量・構造B1・AT

ディーゼル・中量・構造B1・MT

ガソリン・中量・構造B2・AT

ガソリン・中量・構造B2・MT

300000

400000ガソリン 中量 構造B2 MT

ガソリン・中量・構造B1・AT

ガソリン・中量・構造B1・MT

ガソリン・中量・構造A・AT

ガソリン 中量 構造A MT

200000

300000 ガソリン・中量・構造A・MT

ガソリン・軽量・構造A・AT

ガソリン・軽量・構造A・MT

ガソリン・軽・構造B・AT

100000

ガソリン・軽・構造B・MT

ガソリン・軽・構造A・AT

ガソリン・軽・構造A・MT

02008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度

16(出典)日本自動車工業会データ

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3.燃費基準の達成状況

17

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小型貨物自動車の燃費基準の策定経緯

プ○1998年に「トップランナー基準」を導入し、技術の進捗状況等に応じ、燃費基準を見直している。

年度 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20基準年度比改善率見込

ガソリン 13.2%

基準年度 目標年度基準年度告示施行

目標年度

小型貨物ディーゼル 6.5%

基準年度告示施行

目標年度

ガソリンディーゼル

12.6%

基準年度

告示施行目標年度

18

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小型貨物自動車の2015年度燃費基準の達成状況○2012年度に出荷された新車の平均燃費は、以下の2015年度燃費基準に対して約○2012年度に出荷された新車の平均燃費は、以下の2015年度燃費基準に対して約97%に達している状況。具体的な区分ごとの達成率は、次頁以降に記載。

<2015年度燃費基準>

区分(車両重量kg)

~740 741~855 856~970 971~

構造A燃費基準値(km/L)

MT 23.2 20.3

区分(車両重量kg)

~1080 1081~1195 1196~

MT18 5 17 1

【軽貨物自動車】 【軽量貨物自動車】

燃費基準値(km/L) AT 20.9 19.6 18.9

構造B燃費基準値(km/L)

MT 18.2 18.0 17.2 16.4

AT 16.4 16.0 15.4 14.7

燃費基準値(km/L)18.5 17.1

AT燃費基準値(km/L)

17.4 15.8 14.7

【中量貨物自動車(ガソリン)】

区分(車両重量kg)

~1310 1311~1420 1421~1530 1531~1650 1651~1760 1761~1870 1871~

構造A燃費基準値(km/L)

MT 14.2

AT 13.3 12.7

【中量貨物自動車(ガソリン)】

構造B1燃費基準値(km/L)

MT 11.9 10.6 10.3 10.0 9.8 9.7

AT 10.9 9.8 9.6 9.4 9.1 8.8 8.5

構造B2燃費基準値(km/L)

MT 11.2 10.2 9.9 9.7 9.3 8.9

AT 10.5 9.7 8.9 8.6 7.9

区分(車両重量kg)

~1420 1421~1530 1531~1650 1651~1760 1761~1870 1871~1990 1991~2100 2101~

構造A又は構造B1 MT 14.5 14.1 13.8 13.6 13.3 12.8 12.3 11.7

【中量貨物自動車(ディーゼル)】

構造A又は構造B1燃費基準値(km/L) AT 13.1 12.8 11.5 11.3 11.3 10.8 10.3 9.4

構造B2燃費基準値(km/L)

MT 14.3 12.9 12.6 12.4 12.4 11.3 11.2 11.1

AT 12.5 11.8 10.9 10.6 10.6 9.5 9.0 8.8 19

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2015年度燃費基準達成状況(軽貨物自動車)○構造Aの達成率は100%、106%であり、全区分で既に燃費基準を上回っている。構○構造Aの達成率は100%、106%であり、全区分で既に燃費基準を上回っている。構造Bの達成率は90%、97%と燃費基準を若干下回っている。

25

軽貨物自動車・構造A・MT25

軽貨物自動車・構造A・AT<達成率100%> <達成率106%>

23.21 21.70 

15 

20 

25 

燃費

値(km

/L)

22.51 19.92 

15 

20 

25 

費値

(km

/L)

平均燃費値

燃費基準値

0

10 

JC08

モード燃 平均燃費値

燃費基準値

10 

JC08

モード燃

燃費基準値

※平均燃費値♢の記載がない区分

は、実績なし。以下同じ。0 

655 705 755 805 855

車両重量(kg)

0 655 755 855 955

車両重量(kg)

軽貨物自動車・構造B・MT 軽貨物自動車・構造B・AT

20 

25 

値(km

/L)

20 

25 

値(km

/L)

<達成率90%> <達成率97%>

16.77  16.22  15.75  15.34 

10 

15 

C08モ

ード燃

費値

平均燃費値

燃費基準値

15.91  15.21  15.06 13.70 

10 

15 C0

8モード燃

費値

平均燃費値

燃費基準値

0 655 755 855 955 1055

JC

車両重量(kg)

0 655 755 855 955 1055

JC

車両重量(kg) 20出典:日本自動車工業会データ(以下同じ。)

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2015年度燃費基準達成状況(軽量貨物自動車)

○軽量貨物自動車の達成率はともに88%であり 全区分で燃費基準を下回っている○軽量貨物自動車の達成率はともに88%であり、全区分で燃費基準を下回っている。

20

軽量貨物自動車・MT20 

軽量貨物自動車・AT<達成率88%><達成率88%>

16.4215.01

15 

20 

費値(km

/L)

15.42 14.02 

10

15 

費値(km

/L)

10 

JC08

モード燃

平均燃費値

燃費基準値5 

10 

JC08

モード燃 平均燃費値

燃費基準値

0 970 1020 1070 1120 1170

車両重量(kg)

0 970 1070 1170 1270

車両重量(kg)

21

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2015年度燃費基準達成状況(中量(ガソリン)貨物自動車)

○中量(ガソリン)・構造A・ATの達成率は107%(中量(ガソリン)・構造A・MTは出荷実○中量(ガソリン) 構造A ATの達成率は107%(中量(ガソリン) 構造A MTは出荷実績無し)であり、全区分で既に燃費基準を上回っている。

中量貨物自動車・構造A・MT 中量貨物自動車・構造A・AT

15 

20 

km/L)

中量貨物自動車・構造A・MT

14.33 15 

20 

m/L)

中量貨物自動車・構造A・AT<達成率107%>

5

10 

8モード燃

費値(k

燃費基準値※出荷実績無し

5

10 

モード燃

費値(km

平均燃費値

燃費基準値

1195 1245 1295 1345 1395

JC08

車両重量(kg)

1195 1245 1295 1345 1395

JC08

車両重量(k )車両重量(kg) 車両重量(kg)

22

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2015年度燃費基準達成状況(中量(ガソリン)貨物自動車)○中量(ガソリン)・構造B(B1/B2)の達成率は、105%、105%、102%、102%であり、構造B1は13区分中11区分で 構造B2は9区分中7区分で既に燃費基準を上回っている構造B1は13区分中11区分で、構造B2は9区分中7区分で既に燃費基準を上回っている。

12.99 14 

中量貨物自動車・構造B1・MT

12.35 14 

中量貨物自動車・構造B1・AT<達成率105%> <達成率105%>

11.00 10.40  10.41  10.29  10.17 

6

10 

12 

燃費

値(km

/L)

平均燃費値

10.20 

9.20 

9.60  9.34  9.41 

8.33 6

10 

12 

燃費

値(km

/L)

平均燃費値

0

JC08

モード

平均燃費値

燃費基準値

0

JC08

モード

平均燃費値

燃費基準値

0 1195 1395 1595 1795

車両重量(kg)

0 1195 1395 1595 1795

車両重量(kg)

中量貨物自動車・構造B2・MT 中量貨物自動車・構造B2・AT

11.62 

10.20  9.72  9.53  9.70 10 

12 

14 

(km

/L) 10.70 

8 4510 

12 

14 

(km

/L)

<達成率102%> <達成率102%>

08モード燃

費値(

平均燃費値

燃費基準値

9.60 

8.42 

8.45 

8 08

モード燃

費値(

平均燃費値

燃費基準値

1195 1395 1595 1795

JC0

車両重量(kg)

1195 1295 1395 1495 1595 1695

JC0

車両重量(kg)

23

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2015年度燃費基準達成状況(中量(ディーゼル)貨物自動車)○中量(ディーゼル)の達成率は101%、104%、100%、104%であり、構造B1は7区分中6区分で 構造B2は7区分中6区分で既に燃費基準を上回っている区分中6区分で、構造B2は7区分中6区分で既に燃費基準を上回っている。

13.7716 

中量貨物自動車・構造B1・MT16 

中量貨物自動車・構造B1・AT<達成率101%> <達成率105%>

13.77 12.92 

11.65 

10 

12 

14 

燃費

値(km

/L)

平均燃費値

11.40 11.26 10.72 

11.06 

10 

12 

14 

燃費

値(km

/L)

平均燃費値

JC08

モード燃 平均燃費値

燃費基準値

JC08

モード燃 平均燃費値

燃費基準値

0 1310 1510 1710 1910 2110

車両重量(kg)

0 1310 1510 1710 1910 2110

車両重量(kg)

中量貨物自動車・構造B2・MT 中量貨物自動車・構造B2・AT

12.40  11.94  11.47  11.60 12 

14 

16 

km/L)

中量貨物自動車 構造B2 MT

11.00 9 97 10 05

12 

14 

16 

km/L)

中量貨物自動車 構造B2 AT

<達成率100%> <達成率104%>

10 

08モード燃

費値(

平均燃費値

燃費基準値

9.97  10.05 

10 08

モード燃

費値(

平均燃費値

燃費基準値

1310 1510 1710 1910 2110

JC0

車両重量(kg)

1310 1510 1710 1910 2110

JC0

車両重量(kg)

24

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3.欧米の規制動向

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○対象:車両総重量8,500lbs(≒3,855kg)以下の貨物車

米国の燃費規制○対象:車両総重量8,500lbs(≒3,855kg)以下の貨物車

○規制内容:当該メーカーが販売する車両の平均燃費値が、メーカーの販売車両に応じて決定される基準値(CAFE基準値)以上であること。(CAFE方式)

各車両 販売台数

○基準値

CAFE基準値=全販売台数

各車両の販売台数CAFE基準値

Σ各車両の燃費目標値

各車両の燃費目標値←M d l Y 2012 2016

各車両 燃費目標値←Model Year 2012~2016(mpg)

(mpg)

←Model Year 2017~2025:フットプリント(ホイールベース×トレッド幅によって決定する各車両の大きさ)

定数 デ イヤ 毎 規定され る

(mpg)

:定数。モデルイヤー毎に規定されている。

CAFE基準値を達成した際の余剰分について、繰り越し・繰り戻し、乗用車と貨物車間での移動、メーカー間でのトレード等が可能。

○その他

動、 カ 間でのト ド等が可能。CO2排出低減に寄与するエアコンや、試験サイクル以外で燃費向上効果を発揮する装置を

搭載した車両等にはクレジットが与えられ、平均燃費値から当該クレジット分を加算することができる。 26

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米国のGHG(温室効果ガス)規制○対象:車両総重量8,500lbs(≒3,855kg)以下の貨物車○対象:車両総重量8,500lbs(≒3,855kg)以下の貨物車

○規制内容:当該メーカーが販売する車両の平均CO2排出量が、メーカーの販売車両に応じて決定される基準値以下であること。

Σ(各車両のCO2目標値×各車両の販売台数)

○基準値

CO2基準値=全 売台数

CO2基準値全販売台数

各車両のCO2目標値:フットプリントに応じた定数。モデルイヤー毎に規定されている。

2020 Model Yearの例

x≦41 41<x≦68.3 x>68.3

212 4.57×x+24.6 337

(g/mile)

○その他

x:フットプリント

基準値を達成した際の余剰分について、繰り越し・繰り戻し、乗用車と貨物車間での移動、メーカー間でのトレード等が可能。CO2排出低減に寄与するエアコンや冷媒漏れが少ないエアコン、試験サイクル以外で燃費向上効果を発揮する装置を搭載した車両等にはクレジットが与えられ、平均CO2排出量から当該クレジット分を差し引くことができる。 27

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欧州のCO2規制○対象:車両重量2,610kg以下・車両総重量3.5ton以下の貨物車○対象:車両重量2,610kg以下 車両総重量3.5ton以下の貨物車

○規制内容:当該メーカーが販売する車両の平均CO2排出量が、メーカーの販売車両に応じて決定される基準値以下であること。欧州全体での平均として欧州全体での平均として、

2014~2019年は175g/km以下2020年以降は147g/km以下 の基準値としている。

○基準値

CO2基準値=175+ 0 093× (M-M )2014~2019年

/CO2基準値=175 + 0.093 × (M  Mave)

CO2基準値=147 + 0.096 × (M -Mave)2020年~

(g/km)

(g/km)ave

M :各メーカーの平均車両重量Mave:欧州の平均車両重量

○その他

認証試験では反映されないが実使用でCO2排出低減に寄与する革新的な技術を搭認証試験では反映されないが実使用でCO2排出低減に寄与する革新的な技術を搭載した車両にはクレジットが与えられ、平均CO2排出量から当該クレジット分を差し引くことができる。 28