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環環境境・・安安全全レレポポーートト 明石工場は災害防止と地球環境の 保全の為に最大限の努力をします。 株式会社 明石工場

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Page 1: 環境・安全レポート - adeka.co.jp · ④設備安全:自主保全活動の強化と設備の計画的更新を行い、設備トラブルの未然防止を図ります。

環環環境境境・・・安安安全全全レレレポポポーーートトト ((レレススポポンンシシブブルル・・ケケアア活活動動報報告告))

「「 22001133年年度度版版 」」

明石工場は災害防止と地球環境の

保全の為に最大限の努力をします。

株式会社 明石工場

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目 次

1.はじめに 1頁

2.工場概要 2頁

3.環境方針・労働安全衛生方針・食品安全方針 3頁

4.環境・労働・食品安全マネジメントシステム 6頁

5.環境活動 6頁

(1) 環境パフォーマンス

(2) 化学物質の排出・移動(PRTR法)

(3) グリーン購入

(4) 環境会計

6.安全・衛生活動 8頁

(1) 安全成績

(2) 安全活動内容

(3) 衛生活動内容

7.緊急事態への対応 9頁

8.環境・安全コミュニケーション 10頁

(1) 法遵守と環境情報の公開

(2) 地域とのコミュニケーション

9.食品安全マネジメント活動 10頁

(工場の推進活動と継続活動)

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11..ははじじめめにに

私たち ADEKAグループは、

新新ししいい潮潮流流のの変変化化にに鋭鋭敏敏でであありり続続けけるる

アアググレレッッシシブブなな先先進進企企業業をを目目指指すす

世世界界ととととももにに生生ききるる

という経営理念のもと、事業活動の前提に豊かな地球環境があることを踏まえ、事業活動にともなう環

境負荷の低減と化学物質の適正管理の両面から環境保全、生態系保全に取り組んでいます。ISOなど

の実質的な国際マネジメントシステムに基づいて環境・労働安全衛生・食品安全方針を設定し、各管理

推進組織のもと、企業全体で一丸となって災害、事故の防止、製品安全の確保に努めています。また、

同時に、作業環境の改善を図り、従業員の健康確保にも配慮しています。

当社明石工場は、1966年(昭和41年)に西日本の食品製造拠点として兵庫県加古郡稲美町に設立さ

れ、マーガリン・ショートニングの製造を開始しました。その後、1980年(昭和55年)にパイ用シー

トマーガリン製品、1984年(昭和59年)には高粘度クリーム製品、1997年(平成9年)には、小入れ

目製品への展開を進め、時代のニーズである多品種少量生産に適応した工場へと進化を続けています。

工場運営の基盤として「4つの安全」を掲げ、企業の社会的責任(CSR)を全うし、皆様に信頼頂け

る工場運営を心掛けております。

<<44つつのの安安全全>> ①労働安全:リスクアセスメント、KY(危険予知)活動の充実によって作業安全の確保と災害の未

然防止を図ります。

②品質安全:食品安全マネジメントシステム(FSMS)を活用する事により、安心・安全の更なる

向上を図ります。

③環境安全:省エネの推進、廃棄物の削減を進めます。

④設備安全:自主保全活動の強化と設備の計画的更新を行い、設備トラブルの未然防止を図ります。

本報告書は、2012年度の当社明石工場のCSRの取り組みと成果をまとめたものです。

工場の運営目標として、労働安全:「労働災害ゼロ」、食品安全:「クレームゼロ」、設備安全:「故障・

事故ゼロ」、環境安全:「公害・苦情ゼロ」「産業廃棄物の対前年1%削減」「省エネ:対前年エネルギー原

単位1%削減」「CO2排出量:対前年1%削減」等を掲げて取り組みました。一部には積み残した課題

もありましたが、総じて満足できる結果を収める事が出来ました。残した課題は、2013年度も継続

して精力的に課題解決に向けて取組んでいきます。

明石工場は今後も「「44つつのの安安全全~~安安心心」」を意識した工場運営を心がけ、兵庫県の環境計画に述べられ

た「「次次世世代代にに継継承承すするる““環環境境適適合合型型社社会会””のの実実現現」」や、稲美町の謳う「「郷郷土土いいななみみ野野のの美美ししいい自自然然とと伝伝

統統をを受受けけつつぎぎ、、ささららにに、、時時代代のの進進展展にに応応じじ、、おお互互いいがが協協力力ししてて希希望望にに満満ちちたた住住みみよよいい町町ををつつくくるる」」とい

う町民憲章に則った、地域密着型の食品工場として社会に貢献致します。

この環境レポートを通じて、当工場の諸活動をご理解頂ければ幸いです。

また、皆様からのご意見・ご指導を多数頂き、より良い工場を目指して今後も努力致します。

2013年9月

株式会社 明石工場

工場長 廣田 潔宣

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22..工工場場概概要要

明明石石工工場場はは、、JJRR山山陽陽本本線線土土山山駅駅よよりり東東方方面面約約22kkmm、、第第二二神神明明道道路路明明石石西西イインンタターーかからら北北東東方方面面にに

約約11..55kkmmにに位位置置ししてていいまますす。。工工場場周周辺辺はは宅宅地地化化がが進進んんででおおりり環環境境問問題題等等、、近近隣隣にに対対ししてて細細心心のの配配慮慮をを

ししてて地地域域ととのの共共存存共共栄栄にに努努めめてていいまますす。。

((11))工工場場所所在在地地 兵兵庫庫県県加加古古郡郡稲稲美美町町六六分分一一11118833--1155

((22))設設 立立 年年 11996666年年((昭昭和和4411年年))

((33))敷敷地地面面積積 4411,,442277㎡㎡((1122,,660000坪坪))

((44))従従業業員員数数 4422名名((22001133年年44月月11日日現現在在))、、常常駐駐協協力力会会社社110000人人工工

((55))主主要要製製品品 ママーーガガリリンン、、シショョーートトニニンンググ、、高高粘粘度度ククリリーームム、、小小入入れれ目目製製品品、、

製製パパンン改改良良剤剤等等のの業業務務用用製製品品

((66))沿沿 革革 11996666年年 明明石石工工場場設設立立

11996677年年 ママーーガガリリンン、、シショョーートトニニンンググ工工場場完完成成

11997700年年 ポポンンドドママーーガガリリンン生生産産開開始始

11997799年年 ママヨヨネネーーズズ生生産産開開始始

11998844年年 高高粘粘度度ククリリーームム生生産産開開始始

11998888年年 ポポンンドドママーーガガリリンン・・フファァッットトススププレレッッドド生生産産開開始始

11999900年年 冷冷凍凍パパイイ生生地地生生産産開開始始

11999933年年 冷冷凍凍パパイイ生生地地外外部部委委託託、、スストトロローー状状チチッッププママーーガガリリンン生生産産開開始始

11999944年年 ママヨヨネネーーズズ生生産産をを外外部部委委託託

11999955年年 TTPPMM((トトーータタルルフプ゚ロロタダ゙ククテティィフブ゙メメンンテテナナンンスス))優優秀秀賞賞 第第22類類 受受賞賞

11999977年年 冷冷凍凍食食品品外外部部委委託託、、小小入入れれ目目製製品品生生産産開開始始

22000000年年 TTPPMM((トトーータタルルフプ゚ロロタダ゙ククテティィフブ゙メメンンテテナナンンスス))優優秀秀継継続続賞賞 第第22類類 受受賞賞

22000011年年 環環境境IISSOO1144000011認認証証取取得得

22000033年年 労労働働安安全全OOHHSSAASS1188000011適適合合取取得得

22000044年年 HHAACCCCPP承承認認取取得得

22000066年年 社社名名変変更更((旭旭電電化化工工業業㈱㈱⇒⇒㈱㈱AADDEEKKAAへへ)) 明明石石工工場場設設立立4400周周年年

22000077年年 工工場場排排水水のの河河川川放放流流をを公公共共下下水水道道へへ変変更更

22000088年年 IISSOO2222000000認認証証取取得得

22000099年年 配配合合水水をを井井戸戸水水かからら公公共共上上水水道道へへ変変更更

22001111年年 鹿鹿島島工工場場がが東東日日本本大大震震災災をを被被災災 緊緊急急応応援援生生産産対対応応実実施施

22001122年年 販販売売好好調調 過過去去最最高高生生産産高高をを記記録録

明石工場

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33..環環境境方方針針・・労労働働安安全全衛衛生生・・食食品品安安全全方方針針

環環 境境 方方 針針

明明石石工工場場はは、、播播州州平平野野のの東東にに位位置置しし、、古古くくかからら温温暖暖でで緑緑豊豊かかなな土土地地ででああるる。。ここれれ

ららのの環環境境をを守守りり、、次次世世代代ににつつななげげるるこことともも含含めめ、、以以下下のの環環境境方方針針にに基基づづいいてて事事業業活活

動動をを行行いいまますす。。

11..明明石石工工場場ははママーーガガリリンン・・シショョーートトニニンンググ・・ククリリーームムのの食食品品をを製製造造ししてていいるるここととをを踏踏まま

ええ、、全全ててのの事事業業活活動動にに基基づづくく環環境境影影響響にに対対しし、、地地球球環環境境のの保保全全のの為為にに、、環環境境ママネネジジメメ

ンントトシシスステテムムのの構構築築をを図図りり、、継継続続的的改改善善とと汚汚染染のの予予防防にに努努めめまますす。。

22..環環境境関関連連のの法法令令、、規規則則及及びびそそのの他他のの要要求求事事項項をを遵遵守守すするるにに加加ええ、、技技術術的的・・経経済済的的にに可可

能能なな範範囲囲でで自自主主基基準準をを定定めめ、、守守りりまますす。。

33..環環境境目目的的・・目目標標をを定定めめ、、ここれれをを適適宜宜にに見見直直ししまますす。。

44..廃廃棄棄物物発発生生量量のの削削減減、、省省エエネネルルギギーーをを図図りり、、資資源源のの有有効効利利用用にに努努めめまますす。。

55..ここのの方方針針はは文文書書化化しし、、協協力力会会社社をを含含むむ全全従従業業員員にに周周知知ささせせるるとと共共にに、、外外部部のの求求めめにに応応

じじ公公開開ししまますす。。

株株式式会会社社 明明石石工工場場

環境マネジメントシステム登録証

(ISO14001認証登録証)

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労労 働働 安安 全全 衛衛 生生 方方 針針

明明石石工工場場はは、、以以下下のの労労働働安安全全衛衛生生方方針針にに基基づづいいてて事事業業活活動動をを行行いいまますす。。

11..明明石石工工場場ははママーーガガリリンン・・シショョーートトニニンンググ・・ククリリーームムのの食食品品をを製製造造ししてていいるるここととをを踏踏まま

ええ、、事事業業活活動動のの全全ててのの分分野野でで全全員員がが協協力力ししてて労労働働災災害害のの撲撲滅滅とと健健康康のの増増進進をを図図るる為為にに、、

リリススククアアセセススメメンントトのの実実行行をを含含むむ労労働働安安全全衛衛生生ママネネジジメメンントトシシスステテムムをを運運用用しし、、継継続続

的的改改善善にに努努めめまますす。。

22..労労働働安安全全衛衛生生関関連連のの法法令令、、規規則則及及びびそそのの他他のの要要求求事事項項をを遵遵守守すするるにに加加ええ、、技技術術的的・・経経

済済的的にに可可能能なな範範囲囲でで自自主主基基準準をを定定めめ、、守守りりまますす。。

33..労労働働安安全全衛衛生生目目標標をを定定めめ、、ここれれららをを適適宜宜にに見見直直ししまますす。。

44..従従業業員員ににはは、、労労働働安安全全衛衛生生教教育育・・訓訓練練をを実実施施すするる事事でで責責務務((義義務務))をを自自覚覚ささせせ労労働働安安

全全衛衛生生にに関関すするる意意識識のの向向上上をを図図りりまますす。。

55..ここのの方方針針はは文文書書化化ししてて、、協協力力会会社社をを含含むむ全全従従業業員員にに周周知知ささせせるるとと共共にに、、外外部部のの求求めめにに

応応じじ公公開開ししまますす。。

株株式式会会社社 明明石石工工場場

労働安全衛生

マネジメントシステム適合証

(OHSAS18001適合証明書)

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食食 品品 安安 全全 方方 針針

株株式式会会社社AADDEEKKAA明明石石工工場場はは、、業業務務用用ママーーガガリリンン、、シショョーートトニニンンググややククリリーームム類類

をを生生産産しし、、パパンンメメーーカカーー、、菓菓子子メメーーカカーー、、そそのの他他ああららゆゆるる分分野野のの食食品品メメーーカカーーをを主主要要

ユユーーザザーーととすするる食食品品製製造造工工場場ででああるる。。

最最終終消消費費製製品品ででははななくく中中間間製製品品をを製製造造ししてていいるる事事はは、、万万がが一一、、品品質質異異常常ををききたたししたた商商

品品をを送送りり出出ししててししままっったた場場合合、、ユユーーザザーーのの使使用用にによよっってて食食品品危危害害のの範範囲囲はは拡拡大大しし、、最最終終

消消費費者者へへのの被被害害範範囲囲ははととててつつももななくく広広ががるる事事をを意意味味すするる。。

明明石石工工場場にに従従事事すするる従従業業員員はは全全員員、、そそのの事事をを真真摯摯にに受受けけ止止めめ、、「「食食品品のの安安全全とと安安心心」」

をを優優先先課課題題ととししてて位位置置付付けけ、、食食品品のの生生産産活活動動にに従従事事すするる。。

食食品品のの安安全全とと安安心心をを確確実実にに提提供供すするるたためめににはは、、法法令令やや規規制制要要求求事事項項のの遵遵守守ははももととよよりり、、

おお客客様様のの食食品品安安全全にに関関すするる要要求求をを第第一一にに捉捉ええるる。。

そそののたためめにに明明石石工工場場はは、、食食品品安安全全ママネネジジメメンントトシシスステテムム((FFSSMMSS))をを有有効効にに運運用用しし、、

よよりり良良いい明明石石工工場場ととししてて継継続続的的にに進進化化をを続続けけてていいくく。。

<<わわれれわわれれ明明石石工工場場のの全全従従業業員員はは、、FFSSMMSSをを最最大大限限にに活活用用しし、、心心かからら安安心心ででききるる食食

品品をを社社会会にに提提供供すするる事事ををここここにに誓誓うう>>

株株式式会会社社 明明石石工工場場

食品安全

マネジメントシステム登録証

(ISO22000認証登録証)

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44..環環境境・・労労働働・・食食品品安安全全ママネネジジメメンントトシシスステテムム 当工場の環境管理・労働安全衛生・食品安全推進組織は工場長をトップとして、全部署の代表者

で構成する「4つの安全会議」を中心とし、協力会社3社を含め全員参加の活動を行っています。

又、工場長の責務として、環境管理・労働安全衛生・食品安全の最終責任を負うとともに、必要と

される経営資源(人材、設備、資金)を経済的、合理的かつ計画的に提供する責任を負っています。

55..環環境境活活動動

当工場は、「ISO14001」を取得し、環境の影響を持続的に改善する為のシステムを構築し、

省エネ・廃棄物削減・炭酸ガス削減等の活動を進めています。

(1)環境パフォーマンス

①産業廃棄物関係

当工場の生産工程から様々な廃棄物が発生します。

2012年度は対前年と比較し生産量増加に伴い廃棄

物発生量が39t増加しましたが、発生した廃棄物を

有価物化推進やリサイクル化を徹底した結果、200

9年度から継続して完全ゼロエミ化を達成する事が出

来ました。今後も引続き廃棄物削減に取組みます。

新たな取組みとして、食品事業全体の食品リサイク

ル率向上を目的に保管倉庫(ストックポイント)で発

生する食品廃棄物を食品リサイクル法に100%適合

した明石工場に引き戻し処理する取組みを開始しまし

た。この取組みにより約12tの食品廃棄物をリサイ

クルする事が出来ました。

ADEKA総合設備㈱ 明石営業所長

4つの安全会議

製造課長 業務課長 技術課長

製造2係長 製造1係長

労働組合明石分会三役

ADEKA物流㈱ 明石営業所長

明石加工サービス㈱ 社長

434337 376

564545

0000

1.3

0

200

400

600

800

1,000

08年 09年 10年 11年 12年

(t/廃棄物発生量)

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5(%/ゼロエミッション率)

廃棄物発生量

ゼロエミッション率

「廃棄物発生推移及びゼロエミッション率グラフ」

肥料化

炭化製品化

(燃料)

油脂・油脂製品化

(石鹸原料等)

● 食品リサイクル法適合処理の紹介 ●

食品廃棄物

(工程内不良品等)

明石工場長

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②省エネルギー関係

・2012年度の結果

エネルギー原単位は、効率的な纏め生産と省エネ活動の活性化(エネルギー管理の徹底、省

エネ機器の導入等)効果により、対前年比11.2%削減と目標値(対前年比1%削減)を達成

する事が出来ました。しかし、炭酸ガス排出量は、生産量が大幅に増加した事に伴い、対前年

比8.0%増加し目標値(対前年比1%削減)未達でありました。

・今後の展開

省エネルギー改善及び炭酸ガス削減に向け、冷蔵庫照明のLED化、断熱材見直し、高効率

型変圧器更新等の様々な省エネ機器を導入すると共に、日々のエネルギー管理をより強化し、

省エネ活動に取り組みます。

炭炭酸酸ガガスス排排出出量量

③大気汚染関係

生産ラインの殺菌等に使用する蒸気を発生する為に、使用している小型貫流ボイラー(都市ガス)

の排ガスの成分を定期的に測定し、環境規制値内であることを管理し、維持しています。

④水質汚濁関係

・井戸水の利用状況

当工場は2本の井戸より汲み上げ、食品衛生法で認可されている「飲用適の水」として洗浄水、

またボイラー用水・機器の冷却水として使用しています。

井戸の管理については、井戸及びその周辺の点検を行い、清潔の保持に努めると共に定期的

に水質検査を実施し、水質基準値内であることを確認しています。

・工場排水の排出

当工場の生産活動に伴う生産工程からの排水は、2007年9月より加古川流域下水道に接

続放流しています。又、接続した現在も、加古川流域下水道に流す前に排水処理設備で一次

処理を行った後(規制値以下のクリーンな水である事を確認後)、放流しています。

(2)化学物質の排出・移動(PRTR法)

当工場のPRTR法「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の推進に関する法

律」に該当する物質で取扱量1t以上の物質は、排水処理設備で使用している薬剤「塩化第二鉄」

のみです。又、排水処理工程内でその他薬剤と合わさり中和される事から、塩化第二鉄として公共

用水域への排出及び下水道への移動はありません。

(3)グリーン購入

当工場のグリーン購入は事務用品及び備品を中心に進めており、2012年度は、138品目(種

類)中、125品目のエコ製品を購入し、集計で90.6%の達成率となっています。残りの品目

についても順次見直しを進めていきます。

又、従業員の日常のエコ活動として以下を取り決め行動しています。

① 使用済みの封筒は社内メール等で再利用します。

② コピー用紙は再生紙を購入し、両面印刷を原則として枚数の削減をしています。

⇒両面印刷効果により、紙の購入枚数は年々減少傾向にあります。

「エネルギー原単位推移グラフ」

「炭酸ガス排出量推移グラフ」

126.3

142.2145.8

136.6131.2

22,375

18,441

21,14219,429

19,224

0.0

50.0

100.0

150.0

200.0

250.0

08年 09年 10年 11年 12年

エネルギー原単位(l / t)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

生産量(t)エネルギー原単位

生産量

4,901

4,540

5,0254,823

4,945

22,375

18,441

21,14219,429

19,224

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

08年 09年 10年 11年 12年

炭酸ガス(t)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

生産量(t)

炭酸ガス排出量

生産量

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(4)環境会計

2012年度は、省エネ設備(空調機更新等)の導入や排水処理施設の臭気対策として脱臭機を

導入した事で環境設備投資額が大幅に増加しました。又、環境保全効果に伴う経済効果は、廃棄物

の削減及び有価物化推進と省エネ活動の効果により約13百万円の実績となりました。

66..安安全全・・衛衛生生活活動動 当工場は、「OHSAS18001」を取得し、毎年度リスクアセスメントの抽出と改善を実施

しており、「真の原因追及と活きた対策の構築」を合言葉に教育・点検・パトロール等を実施し、

災害ゼロを目指しています。

(1)安全成績

2012年度は災害発生0件を目標に掲げ、

従業員へ安全に関する様々な教育、リスク抽

出箇所の早期改善を行いました。又、新たな

活動(床滑り撲滅活動等)や若年層をターゲ

ットとした安全教育を展開した結果、完全無

災害を達成する事が出来ました。次年度も引

続き様々な教育・活動を展開し、完全無災害

を達成します。

(2)安全活動内容

①ゼロ災活動

工場従業員及び協力会社員の災害ゼロ達成に向け、各職場で選出されたゼロ災委員が毎月1回集

まり危険箇所の洗い出しと報告・現場確認を行い、早期改善を図る活動を展開しています。

②小集団活動

職場第一線のメンバーをベースとした全員参加自主管理方式による職場活動です。小集団の利点

を活かし「仲間との一体感により、個々人の安全意識の向上」を目的とし、「気づきのレベル」

まで掘り下げ、自分達の職場を働き易い環境に変えていく活動を展開しています。

③床滑り撲滅活動

現場内の床滑りについて、「現場内床滑り撲滅キャンペーン」を実施し、床滑り発生箇所の抽出、

床滑りの原因究明から対策検討(床のドライ化、作業靴の変更、床材の変更等)を行い、床が滑

らない安全職場の実現を目指しています。

2011年度 2012年度

環境設備投資額 11,167 29,516

環境維持コスト 100,557 47,849

環境保全効果に伴う経済効果 24,267 13,062

2

0

1

0

1

0

1

0

000

1

2

3

4

5

08年 09年 10年 11年 12年

災害発生件数(2008~2012)グラフ

休業

不休

(単位:千円)

「危険箇所

確認時の様子」

ゼロ災活動

「床材の確認と

検討時の様子」

小集団活動

「話し合い時の様子」

床滑り撲滅活動

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③教育・講習会

全体教育として、毎年6月に安全大会を開催し全従業員の安全への意識付けを図り、7月には加古

川警察より講師を招いて交通安全教育を開催しました。又、従業員の高齢化を鑑み、本年よりAE

D使用を含む一般救命講習会を開催し、不測の事態に対応出来るスキル向上を図っています。

((安安全全大大会会)) ((加加古古川川警警察察にによよるる交交通通安安全全教教育育))

((AAEEDD使使用用をを含含むむ一一般般救救命命講講習習会会))

(3)衛生活動内容

当工場では、健康診断の受診を積極的に進め、受診率100%を達成しています。又、従業員の健

康増進を目的に各個人で希望して受診できるオプション検査の充実、産業医による健康診断フォロー

面談、健康講話を実施しています。又、従業員同士の交流及び身体のリフレッシュを図るべく、レク

リエーション等の取組みも実施しています。

((産産業業医医にによよるる健健康康講講話話)) ((ごご家家族族参参加加型型ののババスス旅旅行行))

77..緊緊急急事事態態へへのの対対応応 当工場では、環境・安全衛生推進計画に従い、緊急処置訓練(防災訓練)、自動火災報知設備点

検、消火器点検、特高圧受電設備点検等を遅滞なく実施しています。2012年度は、東南海

地震の対策再検討を目標に掲げ、災害発生時の対応手順見直しや防災用品の確保(非常食の確

保等)を推進しました。又、非常用発電機やAED(自動体外式除細動器)を導入し、緊急事

態に備えています。今後も継続して訓練・教育を行い、実際の有事に確実に対応出来る様、保

安力のレベルアップを図ります。

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((防防災災訓訓練練))

((非非常常用用発発電電機機導導入入)) ((AAEEDD機機器器導導入入))

88..環環境境・・安安全全ココミミュュニニケケーーシショョンン (1)法遵守と環境情報の公開

当工場は、コンプライアンスの確保を基本方針とし

て活動しており、環境情報については「環境方針」

「当工場の著しい環境側面」等を公開しています。

(2)地域とのコミュニケーション

当工場は、緑化計画に沿って緑豊かな工場に努め

ると共に、工場近隣道路の清掃活動を定期的に行

い、環境美化を推進しています。又、近隣の障害

者施設へのクリスマスケーキ寄贈や近隣企業で構

成された協議会の参加及び(財)ひょうご環境創造

協会に加盟し地域一体の活動を推進しています。

99..食食品品安安全全ママネネジジメメンントト活活動動 当工場は、「おいしさと安心のベストパートナー」をスローガンとし、食の安全が確認出来るシ

ステム構築とISO22000マネジメントシステムの確実な運用を目指して日々取組んでいま

す。2012年度は、設備保全の強化、FSSC(ISO22000 と食品製造に関する一般的衛生管理

(PAS220)を組み合わせたスキーム)の取り込み、物流業者教育、品質リスクアセスメントの仕組み充実

を進めた結果、クレーム0件を達成する事が出来ました。今後も品質管理を更に強化し、安心・安

全な商品をお届け致します。

(内部監査員養成講習会) (物流業者を集めての品質安全教育会)

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工場近隣道路の清掃

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発発 行行 ::22001133年年99月月

発発行行責責任任部部署署 ::株株式式会会社社 明明石石工工場場 業業務務課課

住住 所所 ::〒〒667755--11111122 兵兵庫庫県県加加古古郡郡稲稲美美町町六六分分一一 11118833--1155

TTEELL::007799--449955--22336611 FFAAXX::007799--449955--22882200

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株株式式会会社社 明明石石工工場場 業業務務課課 行行

ごご意意見見ををおお聞聞かかせせ下下ささいい

私私たたちちはは地地球球環環境境のの保保全全とと労労働働安安全全衛衛生生、、食食品品安安全全にに積積極極的的にに取取組組んんででおおりりまま

すす。。ここのの環環境境・・安安全全レレポポーートト((レレススポポンンススシシブブルル・・ケケアア活活動動報報告告))ををごご覧覧ににななりり、、

皆皆様様よよりり貴貴重重ななごご意意見見、、率率直直ななごご感感想想をを頂頂ききままししてて、、今今後後のの参参考考ととささせせてて頂頂ききまま

すす。。そそししてて、、よよりり良良いい工工場場運運営営にに反反映映ささせせ、、活活動動をを進進めめたたいいとと考考ええてておおりりまますす。。

株株式式会会社社 明明石石工工場場 業業務務課課

TTEELL::007799--449955--22336611 FFAAXX::007799--449955--22882200

11,,ここのの環環境境レレポポーートト((レレススポポンンススシシブブルル・・ケケアア活活動動報報告告))のの記記載載項項目目ははいいかか

ががでですすかか??

aa..物物足足りりなないい bb..普普通通 cc..充充実実ししてていいるる dd..そそのの他他(( ))

22,,ここのの環環境境レレポポーートト((レレススポポンンススシシブブルル・・ケケアア活活動動報報告告))のの記記載載内内容容ははいいかか

ががでですすかか??

aa..理理解解ででききなないい bb..普普通通 cc..よよくく理理解解ででききたた dd..そそのの他他(( ))

33,,ごご意意見見、、ごご感感想想ををおお願願いい致致ししまますす。。

おお名名前前 年年齢齢 歳歳 性性別別 男男性性・・女女性性

ごご連連絡絡先先ののごご住住所所

電電話話番番号号 FFAAXX番番号号