稲敷市シティプロモーションアクションプラン...

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1 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7.0 シティプロモーションとは ・シティプロモーションの歴史は古い。 ・その取り組みは 1980 年代に観察することができる。当時は小さい動きであったが、2008 年 から取り組む自治体が急激に増加している。 ・今日の活動から、シティプロモーションの定義を調べると、実に「多様」である。しかしシ ティプロモーションが目指す政策目標(目的)は、大きく 8 点に絞られそうである。 用 語 定 義 認知度の向上 自分たちの自治体の存在を知ってもらうこと。 情報交流人口 国土交通省によると「自治地域外に居住する人に対して、何 らかの情報提供サービスを行う等の『情報交流』をおこなっ ている『登録者人口』」のことを意味する。情報提供の手段は インターネットのほか、郵便やファックス等も含まれる。同 省は「重要な点は、不特定多数に対する情報提供サービスで はなく、個人が特定でき、何らかの形で登録がなされている こと」としている。 定住人口 その自治体に住んでいる人であり、居住者でもある。また定 住人口も、その属性を細分化すると、住民登録をしている場 合と、必ずしも住民登録していない場合がある。住民登録し ていない人口とは、一時だけ滞在する「滞在人口」がある。一 時とは数時間の滞在ではなく、あるまとまった期間の滞在で ある。またに地域を往来する「二地域居住人口」などにも分け られる。 交流人口の増加 その自治体を訪れる(交流する)人のことを指す。訪問の目的 は、通勤や通学、買い物、観光など、特に問わない。一般的に は、交流人口というと観光誘客と捉える傾向が強い。 シビックプライド 住民が抱く「都市に対する誇りや愛着」とされることが多い。 同概念は、読売広告社都市生活研究局著(2008)「シビックプ ライド-都市コミュニケーションをデザインする」宣伝会議 において紹介されている。 協働人口の獲得 国土交通省の「新たな「国土のグランドデザイン」に登場した 概念である。端的に言うと、自治体や地域の様々な主体と一 緒に地域づくりをする人口である。「その自治体のファン」と とらえても良い。居住しているかどうかは問わない。 企業誘致 地域が地場の産業振興を目的に企業、特に工場を誘致するこ と。そのために、基盤整備や税制面での優遇措置を講じるこ とが多い。(大辞林 第三版) スタッフプライド 東京都墨田区によると「自治体職員の自覚と責任感を併せ持 つ自負心」であり、自らが勤務する自治体への愛着心である (広報紙「すみだ NO.1816=2016 年 4 月 21 日発行」 ・シティプロモーションは「都市・地域の売り込み」と私は考えている。 ・売り込むためには「誰に」を設定しなくてはいけない。この「誰に」が特に重要である。 ・しかし「誰に」が不明瞭なシティプロモーションが多い。その結果、シティプロモーショ ンは成果を上げられずにいる。 ・1 つ注意して欲しいのは、ターゲット以外は無視するのではない。自治体政策の前提は「す べてを対象にする」ことである。すべてを対象とした政策を実施しつつ、その中で特に対 象層を絞り込むことがシティプロモーションを成功させるポイントである。その意味では

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Page 1: 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7...(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より 〇背景&課題

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稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7.0

■シティプロモーションとは

・シティプロモーションの歴史は古い。

・その取り組みは 1980年代に観察することができる。当時は小さい動きであったが、2008年

から取り組む自治体が急激に増加している。

・今日の活動から、シティプロモーションの定義を調べると、実に「多様」である。しかしシ

ティプロモーションが目指す政策目標(目的)は、大きく 8点に絞られそうである。

用 語 定 義

① 認知度の向上 自分たちの自治体の存在を知ってもらうこと。

② 情報交流人口 国土交通省によると「自治地域外に居住する人に対して、何

らかの情報提供サービスを行う等の『情報交流』をおこなっ

ている『登録者人口』」のことを意味する。情報提供の手段は

インターネットのほか、郵便やファックス等も含まれる。同

省は「重要な点は、不特定多数に対する情報提供サービスで

はなく、個人が特定でき、何らかの形で登録がなされている

こと」としている。

③ 定住人口 その自治体に住んでいる人であり、居住者でもある。また定

住人口も、その属性を細分化すると、住民登録をしている場

合と、必ずしも住民登録していない場合がある。住民登録し

ていない人口とは、一時だけ滞在する「滞在人口」がある。一

時とは数時間の滞在ではなく、あるまとまった期間の滞在で

ある。またに地域を往来する「二地域居住人口」などにも分け

られる。

④ 交流人口の増加 その自治体を訪れる(交流する)人のことを指す。訪問の目的

は、通勤や通学、買い物、観光など、特に問わない。一般的に

は、交流人口というと観光誘客と捉える傾向が強い。

⑤ シビックプライド 住民が抱く「都市に対する誇りや愛着」とされることが多い。

同概念は、読売広告社都市生活研究局著(2008)「シビックプ

ライド-都市コミュニケーションをデザインする」宣伝会議

において紹介されている。

⑥ 協働人口の獲得 国土交通省の「新たな「国土のグランドデザイン」に登場した

概念である。端的に言うと、自治体や地域の様々な主体と一

緒に地域づくりをする人口である。「その自治体のファン」と

とらえても良い。居住しているかどうかは問わない。

⑦ 企業誘致 地域が地場の産業振興を目的に企業、特に工場を誘致するこ

と。そのために、基盤整備や税制面での優遇措置を講じるこ

とが多い。(大辞林 第三版)

⑧ スタッフプライド 東京都墨田区によると「自治体職員の自覚と責任感を併せ持

つ自負心」であり、自らが勤務する自治体への愛着心である

(広報紙「すみだ NO.1816=2016年 4月 21日発行」

・シティプロモーションは「都市・地域の売り込み」と私は考えている。

・売り込むためには「誰に」を設定しなくてはいけない。この「誰に」が特に重要である。

・しかし「誰に」が不明瞭なシティプロモーションが多い。その結果、シティプロモーショ

ンは成果を上げられずにいる。

・1つ注意して欲しいのは、ターゲット以外は無視するのではない。自治体政策の前提は「す

べてを対象にする」ことである。すべてを対象とした政策を実施しつつ、その中で特に対

象層を絞り込むことがシティプロモーションを成功させるポイントである。その意味では

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メインターゲット戦略といえるだろう。

・自治体がシティプロモーションを推進するときは、①~⑧の中で「どの政策目標を達成す

るのか」を明確にしなくてはいけない。

・同時に既に記した 8つの政策目標を絞り込まなくてはいけない。

・特に小規模自治体においては、ヒト・モノ・カネといった行政資源が限られている。そこ

で「あれもこれも」という考えではなく、「あれかこれか」という発想が求められる。

・もちろん、いくつかの政策目標を設定しても良い。その場合は、均等に行政資源を配分す

るのではなく、優先順位をつけていく必要がある。

※市政 september 2016 vol.65 寄稿 1 シティプロモーションを成功させるポイント~どうすれば、地

域にヒト・モノ・カネを呼び込むことができるか? 一般財団法人地域開発研究所 牧瀬稔より

※公益社団法人日本広報協会広報セミナー「住民が広報メディアで地域の魅力を発信~こ

れからの地域活性化の手法を考える」一般財団法人地域開発研究所 牧瀬稔 より

○情報発信の重要なポイント

・目的の確認(本来の目的は?)

・誰に

・何のメリットがあって

・どんな行動をとって欲しいのか

※~稲敷市~自治体における情報発信の必要性 茨城県広報監 取出氏より

⇒上記を踏まえ、本アクションプランでは以下の点を定めることとする。

→シティプロモーションの目的と優先順位(本来の目的)

→メインターゲットの設定

※前提;自治体なのでターゲットはすべてが対象

→何を売り込むのか

→何のメリットがあって

→どんな行動をとって欲しいのか

→シティプロモーションの具体的方法

→年次計画

■目的と優先順位

(シティプロモーションに取り組むに至った背景)

(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より

〇背景&課題

・都市間競争、市町村間競争をして市民を獲得するのでしたら、金持ちが勝ち

ますよね?要は東京都の一人勝ちが目に見えるようです。

〇シティプロモーションって何?

・街の魅力を外部に発信すること?

・外からヒトを連れてくる?

・本当に自治体間競争しますか?

〇本当に人を呼び込める?

・役所が予算をつけて宣伝し、ヒトを呼び込んで、本当にその人達は街に定着

するのでしょうか?

・少しでも不満があると、もっと良い支援のある街にすぐに引っ越してしまう

のでは?

(参考)~稲敷市~自治体における情報発信の必要性 茨城県広報監 取出氏より

〇感情で動く

・人は理性や情報で動くのではなく、「感情」で動きます。

Page 3: 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7...(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より 〇背景&課題

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・感情に訴えかけることができれば、行動をとってもらいやすくなります。

〇情報発信は広報の仕事だから自分には「関係ない」よね?こんな風に考えてい

ませんか?

〇情報発信とは

・チラシ、看板、回覧板、電話応対、窓口対応、打ち合わせなどすべてが「情報

発信」

〇職員一人ひとりが広報マン

・『日常の業務姿勢』が広報活動の原点

・伝える広報から伝わる広報

・市民を行動させる広報へ

(参考)住みたくなっちゃうプラン意向調査結果より

若年層(17歳~22歳)への質問「今後稲敷市に住みたいと思うか」

今は稲敷市に住んでいるが、いずれ別の場所に住みたいと思う 46.3%

今のまま稲敷市に住み続けたいと思う 39.0%

今は住んでいないが、いずれ稲敷市に住みたいと思う 3.7%

今のまま別の場所に住み続けたいと思う 6.8%

無回答 4.4%

(参考)シティプロモーションアクションプラン策定に向けた打ち合わせ時 茨城県広報監 取出氏より

・最終的には感情論。ただ、現在は感情が高まっていないから、市民は理屈で動

く。

・補助金などのコスト勝負は、裕福な自治体に勝てない。東京も人口が減ってい

き、県内の都市人口も東京に流れる可能性がある。その時に勝負できるのは郷

土愛。稲敷市民にどれだけ郷土愛があるのか。

・市民と市職員の愛着度を高めることが重要。特に職員は市民の手本となるため、

職員の愛着度を高めることが重要。

・シティプロモーションの結果が出るのに 20年~30年とかかるかもしれない。

・市民に「伝える」だけでなく、市民に「言ってもらう」ことが大事。市民に稲

敷市を PRしてもらうことで、口コミが発生する。

・できるだけコストを掛けずに取り組まないと長続きしない。

(参考)平成 28 年度第 2回シティプロモーション研修会より(H28.7.27)

〇稲敷市のシティプロモーションの方向性

・“市内”に注力したシティプロモーションを行う

※市民に稲敷市の魅力を再認識してもらい愛着を持ってもらうことが目標

意見の多かった内容 市民を巻き込む、一人ひとりが PR担当

(参考)住みたくなっちゃうプランより

①基本方針

若い女性をはじめ、若い方々が働き、出会い、結婚し、出産・育児等のラ

イフステージを稲敷市内で過ごしていただくとともに、多くの子供の笑顔あ

ふれる地域を目指します。

②人口の将来展望

2060 年(平成 72年)に 32,000 人の人口確保を目指します。

③基本目標 4 心豊かな稲敷市での暮らしをプロモーションします<シティプロモーション>

稲敷市の魅力を発見し、磨き、市内外に情報を発信するなど、市の認知度

や愛着心を高めるとともに、地域コミュニティの活性化や地域ぐるみによる

消防・防災体制の充実を図り、心豊かな安心した暮らしを応援し、地域や企

業から選ばれる市を目指します。

Page 4: 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7...(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より 〇背景&課題

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平成 31年度目標 平成 31年度までに、稲敷市に住み続けたいと思う若者

の割合 50%を目指します。

平成 27 年度 39% → 平成 31年度 50%へ

⇒シティプロモーションの目的は、以下の 5点を踏まえ優先順位(◎>〇>△)を付ける。

① 将来の人口減少に向けて、稲敷市は補助金やインフラ制度だけに頼るのではなく、市民

の愛着度を育て、他自治体との差別化を図る必要があること

② 人口減少対策の柱の1つにシティプロモーションを位置づけていること

③ 市民の愛着度を高めるため、職員の愛着度を高めることが大切であること

④ “市内”に注力したシティプロモーションを行うこと

⑤ 職員一人ひとりが広告塔になって、市民を巻き込みながら効果的に情報発信すること

が大切であること

認知度拡大 〇

情報交流人口拡大 △

交流人口拡大 △

定住人口維持・獲得 ◎

市民の地元愛の醸成 ◎

協働人口拡大 〇

企業誘致進展 △

職員の地元愛の醸成 ◎

稲敷市シティプロモーションの目標

稲敷市に関する人 (々市民、元市民、市内勤務者など)に響く情報発信をすることにより、

稲敷市に誇りや愛着を持ってもらい、「稲敷市を好きだ。」と自発的に言ってもらえる人を増

やすことを目標とする。

稲敷市シティプロモーションによる効果

稲敷市に誇りや愛着を持ち「稲敷市を好きだ。」と自発的に言う人々の口コミにより、稲敷

市を好きな人たちがさらに増え、定住人口維持・獲得、協働人口の拡大、交流人口の拡大に

つながる。

■メインターゲットの選定

市内に注力したプロモーションを基本とする。重点的に取り組むべき政策目標に対するターゲ

ットは以下の通り。

〇市民の地元愛を醸成するターゲット

稲敷市民、元稲敷市民、稲敷市内企業在勤者

〇職員の地元愛を醸成するターゲット

稲敷市役所職員

〇移住定住を促進するためのターゲット

(参考)住みたくなっちゃうプランより

P23 転出・転入の状況

市町村別の転出・転入先の状況を見ると、転出先は竜ケ崎市、土浦市、つくば市、牛

久市、阿見町、美浦村等、稲敷市西側の地域との関係が強くなっています。これは、生

活利便性、就業の場の存在の他、鉄道の利便性等が要因になっていると考えられます。

転入前の市町村も、稲敷市西側の地域との関係が強くなっていますが、香取市から転入

も多くなっています。

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P32 通勤・通学動向

(流入に関する記載なし・図より判断)

転入と同様に、龍ヶ崎市、牛久市、土浦市、つくば市、阿見町、美浦村等、稲敷市

西部の市町村からの流入が多くなっています。これらに次いで、千葉県香取市が多

くなっており、通勤・通学といった日常生活面では、1つの都市との強い関わりでは

なく、周辺主要都市に分散した関係性を有しているといえます

→転入前自治体≒通学・通勤先であることから、市内企業の通勤者に効果的に稲敷市

を PRして好きになってもらえれば、転入の可能性↑↑

P24 転出入の現状

転出が多い年代は男性女性ともに 20 歳~34歳となっています。この年齢層の中でも

最も転出が多い年齢層は、男性 25 歳~29 歳、女性 20 歳~24 歳と女性の方の年齢層が

やや低くなっています。このような年齢層の特徴を考慮すると、就業や結婚を機に転出

するケースが多いのではないかと考えられます。

また、転入傾向(転入超過数がマイナス、あるいは少ない)は 0歳~9歳と 60歳~64

歳で見られています。このうち前者は、出生後から就学前に稲敷市に戻るケース(稲敷

市で子育て)と考えられ、女性では親世代である 25歳~34歳の転入数が多くなってい

ます。※追記;データでは男性も同世代(20~44歳)の転入人数が多くなっています。

→18 歳~34 歳(転出前からの PRが効果的なので転出の多い年数-2歳とする)の市民

に PRして好きになってもらえば、転出抑制の可能性↑↑

→市外の人の 18歳~34歳(転入前からの PRが効果的なので転出の多い年数-2歳とす

る)に PRして好きになってもらえば、転入の可能性↑↑

⇒市外の人で子どもが出生後から就学前の世代に PRして好きになってもらえば、転入

の可能性↑↑

P37 転入要因

転入要因については、「就職」「結婚・離婚」、「両親や子どもとの同居」が多く、転入

したあとは稲敷市に永住するケースが多くなっています。

→市外の人が転入する理由は、「就職・転勤」、「結婚・離婚」、「両親や子どもと同居」

⇒市内に家族がいる人は転入可能性↑↑

→転入後は永住してもらえる可能性が高い。

⇒転入者の増加≒定住人口増加 転入者への PRが定住人口増加に効果的。

P37 転出入に伴う住まいの変化

転出者の住まいを見ると、「親と同居」から「民間の借家」というケースが最も多く

なっています。また、転入者の住まいについては、「民間の借家」から「親と同居」「持

ち家」というケースが多く、実家を離れて市外で居住し、自宅の新築や親との同居を機

に稲敷市に戻るというパターンが多くなっています。

→転出者は民間の借家が多いので、きっかけ次第で戻ってくる可能性あり。

⇒転出後に戻ってくる市民は永住する可能性が高いので、転出した市民は大事なタ

ーゲットである。

→転入者は「親と同居」「持ち家」が理由なので、稲敷市に縁がある人が多い。

⇒ターゲットとして「稲敷市から転出して民間の借家に住んでいる 23 歳~34 歳(転

入前からの PR が効果的なので転出の多い年数-2 歳とする)の女性」が有効ではな

いかと考えられる。

~稲敷市~自治体における情報発信の必要性より(H28.6.22 茨城県広報監 取出氏資料)

(おまけ)ご当地ラーメンはご当地でしか売れない

・例えば、茨城県が情報発信しても、茨城県に関係した人たち以外に興味を持たすのは

かなり難しいのです。

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⇒ターゲットには稲敷市に関係する人にまずは限定。

例)稲敷市民、稲敷市に勤める人、稲敷市に遊びに来た人、元稲敷市民

【転出抑制メインターゲット】稲敷市民

→18歳~44歳の市民

→未婚または就職前

【転入促進メインターゲット】稲敷市内企業に勤める元稲敷市民

→18歳~44歳

→市外の民間の借家に住んでいる

→稲敷市に以前住んでいたことがあり、家族または友人が稲敷市にいる

→稲敷市内企業に勤めている

→未婚または結婚後子供がいない、または子供が小さい(0~9歳)

【転入促進サブターゲット】元稲敷市民または稲敷市に勤める市外の人

→18歳~44歳

→家族または友人が稲敷市にいる

→未婚または結婚後子供がいない、または子供が小さい(0~9歳)

上記を踏まえ、メインターゲットは以下のとおりに定める。

「市民の地元愛を醸成するターゲット」かつ「定住人口維持・獲得のターゲット」

「市民の地元愛を醸成するターゲット」かつ「職員の地元愛を醸成するターゲット」

■何を売り込むのか

〇市民の地元愛・職員の地元愛を醸成するために売り込むポイント

(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より

・郷土愛って何?

→土地が好きなんですか?

→地面に愛着がありますか?

〇メインターゲット

①稲敷市民

→18才~44 才

→未婚または就職前

②稲敷市内企業に勤める元稲敷市民

→18歳~44 歳の元稲敷市民

→稲敷市内企業に勤めている

→市外の民間の借家に住んでいる

→家族または友人が稲敷市にいる

→未婚または結婚後子供がいない、または小さい(0~9歳)

③稲敷市役所職員

〇サブターゲット(元稲敷市民または稲敷市に勤める市外の人)

→18歳~44歳

→家族または友人が稲敷市にいる

→未婚または結婚後子供がいない、または小さい(0~9歳)

※特に対象層を絞り込むことがシティプロモーションを成功させるポイントである

ためメインターゲットを設定しているが、稲敷市のシティプロモーションはすべて

の人々を対象としている。

Page 7: 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7...(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より 〇背景&課題

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→郷土愛って「思い出」から生まれてませんか?

学校の友達と遊んだ、悪いことをしたら怒られた、そんなヒトとヒトとの

交流の結果生まれる「思い出」が郷土愛を育むのではないでしょうか?

・交流⇒思い出⇒郷土愛

→人との交流が「思い出」を産み

→「思い出」の強さ&多さが「郷土愛」を育む

→強い「郷土愛」を持った人が街を自慢する

〇定住人口維持・獲得するために売り込むポイント

住みたくなっちゃうプランより

P37 転入要因

転入要因については、「就職」「結婚・離婚」、「両親や子どもとの同居」が多く、転

入したあとは稲敷市に永住するケースが多くなっています。

→市外の人が転入する理由は、「就職・転勤」、「結婚・離婚」、「両親や子どもと同居」

⇒市内に家族がいる人は転入可能性↑↑

P38 住まい選びの理由

転入者の住まい選びの理由としては、「家族等が一緒」「出身地だから」という理由

が多く挙げられており、親との同居や実家の近くへの居住という希望があることが

伺えます。

→ターゲットに家族等の情報を有効に提供すれば、稲敷市を強く意識させることが

できるのでは?

→ターゲットに家族で住むことの楽しさ、便利さなどを提供すれば、転出抑制↑↑転入

可能性↑↑

P26 近年の年齢構成別の人口動向

平成 17年に 10~14歳の年代は、5 年後の平成 22年には 15~19歳となり、小学校

の高学年の児童が中学生や高校生に成長したり、中学生が高校を卒業して就学や進学

するという時間経過がイメージされますが、この年代のこの 5 年間での人口推移は

248人の減少であることから、高校卒業後の進学により、いわゆる都市部への転出に

よるものと推測されます。

また、平成 17年に 15~19歳の年代は、その後の 5年間で、就職による独立等での

人口減少(535人の減少)と推測され、20~24歳の年代は、結婚による独立や出産・育

児 などでの家族構成の変化による転出に起因しての人口減少と推測できます。

一方、60歳以上の年代の人口減少は、自然減によるものと思われ、稲敷市は既に人

口構成の高齢化を経て、その高齢者自体の減少傾向が強まっていることが伺えます。

P36 転出要因

転出の理由については、「就職・転勤」、「進学」、「結婚・離婚」が多くなっていま

す。居住年数と合わせてみると、「10年~20年」、「20年以上」の居住歴を有する層が

多くなっており、稲敷市で生まれ育った若者が、「就職」「進学」「結婚」等により転

出している傾向が伺えます。

→市民が転出する理由は、「就職・転勤」、「進学」、「結婚・離婚」

⇒「就職・転勤」「進学」「結婚・離婚」以降も稲敷市に留まり、楽しく暮らしてい

る事例を見てもらえば、転出抑制の可能性↑↑

〇まとめ

市民と職員の地元愛を醸成し、定住人口維持・獲得するために効果的に売り込む内容は以下

の通り。

Page 8: 稲敷市シティプロモーションアクションプラン ver.7...(参考)みんなで考えるシティプロモーション 茨城県広報監 取出氏より 〇背景&課題

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売込ポイント①稲敷市が大好きな人の“思い出”と“今”を感じてもらう

(1)稲敷市にずっと住んでいる人達

(2)稲敷市から転出後、市内に戻ってきた人達

(3)他市町村から稲敷市に引越してきた人達 の

⇒子供のころからの“思い出”とその人の“今=結婚し、就職し、子育てを

して生活するスタイル”を発信

売込ポイント②稲敷市とのつながりを感じてもらう

→市内に住む家族や友達とのつながりを強化・思い起こさせる仕掛けづくり

→稲敷市との定期的な情報のやり取りができる仕掛けづくり

→新たな交流の場を設け、新たな思い出がつくれる仕掛けづくり

→家族で一緒に住むことの利便性・楽しさを発信

→幾つになっても小さい頃からの友人と楽しく過ごす利便性・楽しさを発信

→職場から自宅が近い事は嬉しいことを発信

売込ポイント③稲敷市の“今”を知ってもらう

→子育てや結婚、就職、移住・定住に関する取り組みや制度などをターゲット世

代に親しみやすい方法で知ってもらう

例)実際に体験した人の経験談を載せる

→稲敷市の景観、イベント、史跡、農産物、茨城ゴールデンゴールズ、市の施策

などの情報はもちろんのこと、「スズメバチの駆除が無料(無料でない自治体

あり)」や「給食には白いご飯を自宅から持っていく」や「お弁当の自販機が

ある」などの稲敷市ならではの情報まで・・・稲敷のいいところを知っても

らう。

■何のメリット?

その情報に触れたら、

市民や元市民・・・懐かしい思い出に浸ったり、家族や友達とのつながりを強くすることが

でき、稲敷市を好きになる。また、稲敷市の今を知ることができる。

稲敷市外の人・・・稲敷の“今”に触れ、勤める場所のことを知るきっかけになる。

■情報接触者にして欲しい行動

稲敷市民、元稲敷市民、稲敷市内勤務者が稲敷市を好きになって、他の人に「稲敷市が好き

だ。」と話して欲しい。聞いた人が稲敷市を好きになる。また、人に話す。

⇒結果として、人生に何度か訪れる重要な決断(進学、就職、結婚、家を建てる or引っ越す)

の際に、稲敷市を選んで永住して欲しい。また、まちづくりに協力する人や訪れる人が増

える。

■具体的にやること

(1)稲敷市の“思い出”と“今”を効果的に収集・発信し、稲敷市を好きになってもらうための

仕組みづくり

①稲敷市の“思い出”と“今”を効果的に収集する仕組みづくり

・稲敷市を大好きな人を発掘する仕組みづくり

→地域おこし協力隊などの人材ネットワークを通じた人材の発掘

→発掘した人材を組織化(仮称)稲しき家族たち、さらに組織の人材ネットワークを

活用して発掘

『稲敷での“思い出”と“今”を感じて好きになってもらい、稲敷での“これから”を考えて

もらう。』

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・稲敷市の“今”を収集する仕組みづくり

→全庁的なシティプロモーション推進体制の確立 (仮称)稲敷市シティプロモーション推進会議の設置

→(仮称)稲しきミッケ目安箱(メールボックス)の設置

②稲敷市の“思い出”と“今”を効果的に発信するコンテンツづくり・仕組みづくり

・コンテンツづくり

→稲敷市が大好きな人を紹介するコンテンツ~(仮称)紹介します!稲しき家族~の

作成

→国体・オリンピックを効果的に発信する(仮称)飛べジャンピングプレジデントの

作成

・仕組みづくり

→広報稲敷をターゲット世代に親しみやすいよう媒体・デザイン選び

→稲敷の“今”を紹介する冊子 いなしきミッケ!の検討

→稲敷の“今”を市民でやりとりする仕組み まちかど情報版「いなボード」の検討

→市内企業在勤で元稲敷市民を対象とした広報紙増刊号(仮称)稲しき家族の作成

③稲敷市を好きだと語る仕組みづくり

→(仮称)好きです稲敷カミングアウトキャンペーンの実施

→広報のご意見募集時に「稲敷市が好きだ。」とハガキ等に書いてもらう

④稲敷市とつながってもらうための仕組みづくり

→稲敷市に住む家族・友人が、元稲敷市民や市外者とつながる仕掛け(仮称)稲しき

家族制度の創設

(2)市民と稲敷市職員一人ひとりが広告塔として活躍するための仕組みづくり

①稲敷における若い世代のコミュニティチーム“(仮称)アソビナ”検討

②全庁的なシティプロモーション推進体制の確立(仮称)稲敷市シティプロモーション推進会議の設置 (再掲)

③Web デザインやチラシ作成のプロをアドバイザーとして迎えた、市職員の情報発信に対

する相談会や研修会の実施

④地域おこし協力隊と協力して、稲しき家族(HP)との連携・有効活用

(3)シティプロモーションの各事業効果を知る仕組みづくり

①市民などを対象にした満足度調査の定期的な実施

②稲敷市が大好きな人の組織(仮称)稲しき家族たちによる、プロモーションのチェック

③広報稲敷に意見投稿用 QRコード掲載

(4)幅広い世代にも親しまれる仕組みづくり

①手に取ってもらえる情報媒体とするため、幅広い世代がお得に感じる仕掛けづくり

※飲食店等で割引になるクーポン(仮称)稲敷ミッケクーポンを広報紙や広報紙増刊

号へ折り込み → いなしきミッケ!のクーポン部分抜粋

※稲敷市の飲食店特集をマップ化したうまいもんマップの作製

②幅広い世代から親しまれる“いなしきいなのすけ”の活用

③子ども達の郷土愛を育てるための「ふるさと学習」の推進

④(仮称)アソビナの対象拡大(退職者男性をターゲットとしたコミュニティづくり)

(1)、(2)、(3)、(4)を実施したことによる効果

誰が?「稲敷市民、稲敷市在勤者、元稲敷市民」が、

何を?「稲敷市が大好きな人の思い出や稲敷市を好きな理由、稲敷市での暮らし」を知るこ

とで、

どうなる?「昔のことや、家族や友達のことを思い出したり、ちょっと得して、稲敷市を好

きになってもらい」、

どうする?「稲敷市を好きだと他の人に話すことで」、

どんな効果?「人生に何度か訪れる大きな決断の際に、稲敷市を選んでもらい稲敷市の定住

人口の流出抑制と、流入人口の促進を図りつつ、市民協働を促進したり、交

流人口を拡大する。」

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(参考)今後具体的に取り組むべきこと全体図

いなしきいなのすけの有効活用

(参考)広報稲敷増刊号“(仮称)稲しき家族”

配付対象;稲敷市内企業に勤務する人または元稲敷市民

最初は市内大手企業に配布 例)ネスレや工業団地立地企業など

将来的には市内全企業に配布

発行回数;当初年 1回 → 将来的に季刊誌(年 4回)を目指す

①ここが好きです!稲敷市

稲敷市を大好きな人に思い出と今の暮らしをインタビュー形式で語ってもらう。

次の人はリレー形式で案内する。

・好きな理由編

稲敷のどういうところが好きか?いつから好きになったのか?

・思い出編

今の自分を形作っている思い出や楽しかったこと。

・今の暮らし編

住まい編・・・母屋、空き家をリフォームして住んでいる人(空き家バンク、

空き家改修制度の紹介)

仕事編・・・・市外から戻ってきて仕事をしている人(各種支援制度の紹介)

就農編・・・・市外から戻ってきて就農している人(就農の応援情報)

子育て編・・・市外から戻ってきて子育てしている人(子育て応援情報)

②いなしきの好きな所って何処だろう? 座談会 ~男子編~、~ガールズ編~

例)Uターン組をたくさん実現させている浮島在住 Uターン者と地域おこし協

力隊(第三の目)を交えて座談会

③地元民おすすめ 帰ってきたうまいもんマップ・クーポン

④頑張る稲敷企業紹介 例)ネスレなど

市民

元市民、市内勤務者 稲しき家族 HP・広報紙増刊号

広報稲敷(デザイン検討)、いなしきミッケ

増刊号 連

各シティプロモーション事業の効果検証

シティプロモーション推進室・広報係・地域おこし協力隊

好きになる仕掛け

(仮)稲敷市シティプロモーション推進会議

↑ Webデザイン等のプロによる研修、相談

市民サービスの提供

効果的な情報発信

情報提供

(仮)稲敷ミッケ目安箱

家族・友人が繋がる仕組み

(仮)稲しき家族制度

稲敷における若い世代のコミ

ュニティチーム (仮)アソビナ

(仮)いなしき

ミッケクーポン

定期的な満足度調査、広報稲敷に QRコードなど

(仮称)稲しき家族たち

成果検証

稲敷を

大好きな人発掘

紹介します!稲

しき家族、飛べ!

ジャンピングプレジ

デント 、好きです

稲敷カミングアウトキャン

ペーン など

市民間の

情報交換

いなボード

稲敷の“思い出”と“今”を情報提供

ふるさと

教育の推進

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(参考)稲しき家族登録制度(イメージ)

元市民、市内に勤める市外者を捕まえて(顧客リストを作って)・継続的に情報を提供

(参考)平成 28年度シティプロモーション推進室の予定

10月 ワーキンググループによる提案書作成・アクションプラン(骨子)作成・取

出氏との調整

11月 庁議による発表・アクションプラン(骨子)報告

1月 シティプロモーション推進室と地域おこし協力隊による市内メインターゲットに対す

る広報紙新企画の検討 → 業者に企画の発注

2月 取材・撮影

3月 広報紙 4月号に新企画掲載

(参考)シティプロモーション立ち上げ時の推進体制

◎シティプロモーション係(シティプロモーションの推進)

→シティプロモーション推進に向けたメインターゲットに対してシティプロモーション

を推進する媒体(紙、Web等)やコンテンツ作成ノウハウがない。

→ターゲットに向けたコンテンツ作りをする際の情報提供先を知らない。

→市民を巻き込んだ仕掛けづくりをしたいが、ノウハウがない。

◎広報係(広報稲敷作成)

→これまで蓄積してきた、広報の見せ方、まとめ方のノウハウがある。

→新たなターゲットに向けたコンテンツ作りをする際の情報提供先を知らない。

◎地域おこし協力隊(稲しき家族 HP運営)

→稲敷市在住のUターン組「同級生をたくさんUターンさせた浮島住民」や「カフェぼ

っくりの夫婦」などの人材ネットワークがある。

→老若男女とやりとりしているノウハウがあり、インタビューテクニックがある。

→おこし隊の中に地域記者としての仕事をしたい隊員がいる。

→インタビューした内容を、広報紙の古民家改修特集のように体裁良くまとめたいと考

えているが上手くいかない。

→まちづくりに関する経験が豊富で市民を巻き込むノウハウがある。

コンテンツを協力して作成・市民を巻き込む仕掛けづくりを実施

広報係;紙媒体で配布 地域おこし協力隊;稲しき家族 HPで WEB配信 シティプロ係;仕組み設計・実験等

キャッチ

ホールド

家族・友人からのビデオレター、無料で稲敷の味お届け

→稲しき家族 登録が条件

→稲敷市のPR動画、冊子+制度説明パンフ(同梱)

定期的に稲しき家族 HP更新、(仮称)稲しき家族 冊子

(将来的に)定期的に稲しき家族 会員と“稲しき家族たち”との交流会

特典;毎回抽選でプレゼント

農産物、桟敷席など

連携・マッチング

地域おこし協力隊と広報係で協力取材

取材先提供・インタビュー;地域おこし協力隊

記事おこし;広報係

地域おこし協力隊とシテイプロ係で仕組みづくり

ノウハウ提供・ネットワーク紹介;地域おこし協力隊

仕組み設計・実験等;シティプロ係

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(参考)全庁的なシティプロモーション推進体制

組織体制 若手を中心とした組織(※現場を知る人間が一番であるため)

検討内容 稲敷市のいいところを見つける、発信する。

留意事項 やったことを検証し、成果もみる。

行動計画(案) 若手を中心とした組織化を図る。

河合氏や取出氏の研修等を受け、情報発信の大切さを知る。

その上で、若手の組織で何かに取り組んでみる。

成功事例をつくる

各課に戻って情報発信の体制づくりを整える。

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稲敷市シティプロモーションアクションプラン 年次計画

H29 H30 H31 H32 H33

(1)稲敷市の

“思い出”と

“今”を効果

的に収集・発

信し、稲敷市

を 好 き に な

っ て も ら う

た め の 仕 組

みづくり

①稲敷市の思い出と今を効果的に収集

する仕組みづくり

人材を発掘する

仕組みづくり

人材の発掘・

組織化

稲敷市の今を収集

する仕組みづくり

全庁的な組織

目安箱設置

②稲敷市の思い出と今を効果的に発信

するコンテンツと仕組みづくり コンテンツづくり

コンテンツ

制作

仕組みづくり 実証実験 実証実験 導入

③稲敷市を好きだと語る仕組みづくり 好きです!稲敷キャ

ンペーン など 実証実験 実証実験 導入

④稲敷市とつながってもらうため仕組

みづくり (仮)稲しき家族制度 方法検討 実証実験 導入

(2)市民と稲

敷 市 職 員 一

人 ひ と り が

広 告 塔 と し

て 活 躍 す る

仕 組 み づ く

①稲敷における若い世代のコミュニティチーム

“(仮)アソビナ”の検討 (仮)アソビナの検討 方法検討 実証実験 発足

②全庁的なシティプロモーション推進体制の確

(仮)稲敷市シティプロモーシ

ョン推進会議 設置

③市職員の情報発信に対する相談会の

実施 相談会・研修会 実施

④地域おこし協力隊と協力して、稲し

き家族(HP)との連携・有効活用

各コンテンツと HP と

の連携・発信 実施

(3)シティプロモー

ションの各事業

効 果 を 知 る

仕 組 み づ く

①市民などを対象とした満足度調査の

定期的な実施 満足度調査の実施 手法検討 実証実験 本格実施

②稲敷市が大好きな人の組織による各

事業のチェック 組織立ち上げ・検証

メンバー発

掘・組織化 効果検証

③広報稲敷に意見投稿用 QRコード掲載 QR コード導入 導入

(4)幅広い世

代 に も 親 し

ま れ る 仕 組

みづくり

①幅広い世代がお得に感じる仕掛けづ

くり

(仮)稲敷ミッケクーポン・

うまいもんマップ 手法検討 実証実験 本格実施

②幅広い世代から親しまれる“いなし

きいなのすけ”の活用

各媒体でのいなのす

けの有効活用

③子ども達の郷土愛を育てるための

「ふるさと学習」の推進

児童生徒に対するふ

るさと教育

④(仮)アソビナの対象拡大(退職者男

性などに適用範囲拡大)

(仮)アソビナの適用

範囲拡大 手法検討 実証実験 実施

各媒体やキャンペーン時に“いなしきいなのすけ”を活用