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Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』 初版:2016 06 14 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』初版:2016年 06月 14日

シスコシステムズ合同会社〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきま

しては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容

については米国サイトのドキュメントを参照ください。また、契約等の記述については、弊社販

売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、および推奨

事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記載されている製品の使用

は、すべてユーザ側の責任になります。

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目次

このリリースの新規情報および変更情報 1

このリリースの新規情報および変更情報 1

概要 3

F5 Big-IP LTMロードバランサについて 3

F5アプリケーションコンテナのセットアップのワークフロータスクについて 4

F5 BIG-IPロードバランサの管理 5

F5ロードバランシング 6

ロードバランシングの用語について 7

ネットワーク要素の追加 8

アプリケーションサービスの表示 9

アプリケーションサービスの作成 10

仮想サーバ 12

仮想サーバの作成 12

仮想サーバの表示 15

仮想サーバ統計情報の表示 16

仮想アドレスの表示 17

仮想アドレスのトラフィックグループの更新 18

プールの作成 18

プールへのメンバーの追加 20

プール統計情報の表示 21

ノードリストの表示 22

ノード統計情報の表示 22

TCPプロファイルの表示 23

UDPプロファイルの表示 24

パーティション 24

パーティションの作成 25

デバイスグループの表示 26

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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デバイスグループの作成 26

トラフィックグループの表示 28

トラフィックグループのデバイスの統計情報の表示 29

トラフィックグループの作成 29

トラフィックグループのスタンバイ状態への強制的な移行 31

デバイス情報の表示 31

HAグループの表示 32

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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目次

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第 1 章

このリリースの新規情報および変更情報

• このリリースの新規情報および変更情報, 1 ページ

このリリースの新規情報および変更情報次の表に、最新リリースに関するこのガイドでの重要な変更点の概要を示します。この表は、こ

のマニュアルに加えられた変更やこのリリースの新しい機能をすべて網羅するものではありませ

ん。

表 1:Cisco UCS Director、リリース 5.5 の新機能と変更された動作

参照先説明機能

デバイスグループの表示,(26ページ)

F5BIG-IPロードバランサのデバイスグループの情報を表示できま

す。

デバイスグループレポート

デバイスグループの作成,(26ページ)

F5BIG-IPロードバランサのデバイスグループを作成、変更、および

削除できます。

デバイスグループの作成、変

更および削除

デバイス情報の表示, (31ページ)

ポッドに関連付けられているデバ

イスの情報を表示できます。

デバイス情報のレポート

トラフィックグループの表

示, (28ページ)F5 BIG-IPロードバランサのトラフィックグループの情報を表示で

きます。

トラフィックグループレポー

トラフィックグループのデ

バイスの統計情報の表示,(29ページ)

トラフィックグループのデバイス

の統計情報を表示できます。

トラフィックグループのデバ

イスの統計情報レポート

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

1

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参照先説明機能

トラフィックグループの作

成, (29ページ)F5 BIG-IPロードバランサのトラフィックグループを作成、変更、

および削除できます。

トラフィックグループの作成、

変更および削除

トラフィックグループのス

タンバイ状態への強制的な

移行, (31ページ)

トラフィックグループを強制的に

スタンバイ状態にできます。

トラフィックグループを強制

的にスタンバイにする

仮想アドレスの表示, (17ページ)

F5BIG-IPロードバランサの仮想アドレスに関する情報を表示できま

す。

仮想アドレスレポート

仮想アドレスのトラフィッ

クグループの更新, (18ページ)

トラフィックグループを選択する

か、現在のパーティションまたは

パスのトラフィックグループを継

承することで、既存の仮想アドレ

スのトラフィックグループを更新

できます。

仮想アドレスのトラフィック

グループの更新

アプリケーションサービス

の作成, (10ページ)アプリケーションサービスを作成

または変更するときに、デバイス

グループまたはトラフィックグ

ループを選択するか、現在のパー

ティションまたはパスから値を継

承することができます。

アプリケーションサービスの

デバイスグループおよびトラ

フィックグループの指定

HAグループの表示, (32ページ)

ポッドに関連付けられている HAグループの情報を確認できます。

HAグループレポート

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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このリリースの新規情報および変更情報

このリリースの新規情報および変更情報

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第 2 章

概要

• F5 Big-IP LTMロードバランサについて, 3 ページ

• F5アプリケーションコンテナのセットアップのワークフロータスクについて, 4 ページ

F5 Big-IP LTM ロードバランサについてCisco UCS Directorは、リバースプロキシアーキテクチャに基づくローカルロードバランシングを提供する F5 BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)製品モジュールをサポートし、柔軟でハイパフォーマンスのアプリケーション配信システムを提供することで、運用を効率化し、ピーク時の

ネットワークパフォーマンスを確保します。CiscoUCSDirectorは、汎用タスクとレポートによって、LTMモジュールの基本的かつ不可欠な構成をサポートします。Cisco UCS DirectorによってLTMを管理できます。このマニュアルで使用される「F5」、「BIG-IP」、または「ロードバランサ」という表記は、すべてこの F5製品を示しています。

Cisco UCS Directorでサポートされている F5製品リリースの詳細および関連情報については、『Cisco UCS Directorリリースノート』を参照してください。

Cisco UCS Directorには、F5 BIG-IP LTM製品モジュールをサポートする次の機能が含まれています。

• iAppsアプリケーションサービスとテンプレート

•インベントリ、処理メトリック、およびレポートを含む仮想サーバの作成、削除、更新、管理

•インベントリ、処理メトリック、およびレポートを含むプールリストの作成、削除、更新、管理

•プールメンバーのインベントリとレポート

•ノードリストインベントリ、処理メトリック、レポート

• TCPと UDPのプロファイルレポート

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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•インベントリ、処理メトリック、およびレポートを含むデバイスグループの作成、削除、更新、管理

•インベントリ、処理メトリック、およびレポートを含むトラフィックグループの作成、削除、更新、管理

•デバイス情報のレポート

• HAグループレポート

F5 アプリケーションコンテナのセットアップのワークフロータスクについて

Cisco UCS Directorには、ワークフローデザイナを使用したロードバランサへの接続に役立つ F5BIG-IPワークフローが含まれています。重要なワークフロータスクを以下に示します。

•コンテナ VMリソースの割り当て

•コンテナのプロビジョニング:ネットワーク

•コンテナのプロビジョニング:VM

•コンテナの再同期:VM

•コンテナゲートウェイのセットアップ

•コンテナ F5ロードバランサのセットアップ

•コンテナ電子メールの送信

「コンテナ F5ロードバランサのセットアップ」というタイトルのタスクのみがこの F5ワークフロー独自のタスクです。この F5タスクは最近 Cisco UCS Directorコンテナサポートに追加されました。他のタスクは以前から存在しており、他のワークフローで使用されています。

ロードバランシングアプリケーションコンテナの構築に役立つその他のワークフローとし

て、フェンスドコンテナのセットアップ - ASAゲートウェイとフェンスドコンテナのセットアップの 2つがあります。

(注)

F5BIG-IPワークフロータスクの詳細については、『CiscoUCSDirectorApplicationContainerGuide』を参照してください。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

4

概要

F5 アプリケーションコンテナのセットアップのワークフロータスクについて

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第 3 章

F5 BIG-IP ロードバランサの管理

• F5ロードバランシング, 6 ページ

• ロードバランシングの用語について, 7 ページ

• ネットワーク要素の追加, 8 ページ

• アプリケーションサービスの表示, 9 ページ

• アプリケーションサービスの作成, 10 ページ

• 仮想サーバ, 12 ページ

• プールの作成, 18 ページ

• プールへのメンバーの追加, 20 ページ

• プール統計情報の表示, 21 ページ

• ノードリストの表示, 22 ページ

• ノード統計情報の表示, 22 ページ

• TCPプロファイルの表示, 23 ページ

• UDPプロファイルの表示, 24 ページ

• パーティション, 24 ページ

• デバイスグループの表示, 26 ページ

• デバイスグループの作成, 26 ページ

• トラフィックグループの表示, 28 ページ

• トラフィックグループのデバイスの統計情報の表示, 29 ページ

• トラフィックグループの作成, 29 ページ

• トラフィックグループのスタンバイ状態への強制的な移行, 31 ページ

• デバイス情報の表示, 31 ページ

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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• HAグループの表示, 32 ページ

F5 ロードバランシングCisco UCS Directorでは、F5ロードバランサの作成とモニタリングをサポートします。

ルーティング環境ではロードバランシングが広く利用される可能性がありますが、仮想ネット

ワーキングやVM環境における重要性も高まっています。サーバのロードバランシングは、複数の仮想サーバへトラフィックを分散するメカニズムであり、アプリケーションおよびサーバのリ

ソース使用率を向上させます。

サーバロードバランシング(SLB)は、サービスを提供するためにロードバランシングデバイスがクライアントリクエストを送信すべきサーバを決定するプロセスです。たとえば、クライアン

トリクエストは、Webページの HTTP GETやファイルをダウンロードするための FTP GETで構成できます。ロードバランサのジョブは、クライアントリクエストを正常に実行でき、かつ、全

体として、サーバにもサーバファームにも負荷をかけすぎることなく、最短時間でそれを実行す

るためのサーバを選択することです。

設定するロードバランシングアルゴリズム、つまりプレディクタに応じて、F5 BIG-IPでは一連のチェックおよび計算を実行し、各クライアント要求に最良に対応できるサーバを決定します。

F5 BIG-IPは、負荷に対して接続数が最小のサーバ、送信元または宛先アドレス、cookie、URL、HTTPヘッダーなど、いくつかの要因に基づいてサーバを選択します。

ロードバランシングのプロセスフロー概要は次のとおりです。

1 クライアントがロードバランサのサービスに接続しようとします。

2 ロードバランサが接続を許可します。

3 ロードバランサが、接続を受信するホストを決定し、選択したホストのサービスと一致させる

ために宛先 IPアドレス(またはポート)を変更します。

4 ホストがロードバランサの接続を受け入れ、元の送信元、クライアント(デフォルトルート

経由)、およびロードバランサに応答を返します。

5 ロードバランサは、ホストから返却パケットを取得し、この時点で送信元 IP(またはポート)を変更して、仮想サーバ IPおよびポートに応答し、パケットをクライアントに戻します。

6 クライアントは、それが仮想サーバからのものであると想定して返却パケットを受け取り、残

りのプロセスを続行します。

Cisco UCS Directorが、F5ロードバランサの管理、オーケストレーション、およびモニタリングを有効にします。次に、重要なプロセスの概要を示します。

1 [管理(Administration)] > [物理アカウント(PhysicalAccounts)] > [管理するネットワーク機器(Managed Network Element)] > [ネットワーク機器の追加(Add Network Element)]を使用して F5ロードバランサを追加します。

2 F5ロードバランサが管理対象の要素として Cisco UCS Directorに追加されると、Cisco UCSDirectorタスクのインベントリ収集がトリガーされます。[システムのタスク]タブで設定されるポーリング間隔はインベントリ収集の頻度を指定します。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

6

F5 BIG-IP ロードバランサの管理F5 ロードバランシング

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3 F5がポッドに追加されると、アカウントレベルのポッド環境のその他すべてのコンポーネントとともに一覧表示されます。F5コンポーネントの情報を参照するには、[物理(Physical)]> [ネットワーク(Network)] > [ネットワーク管理対象要素(Network Managed Elements)]まで移動します。

Cisco UCS Directorを使用して、F5デバイス上でロードバランシングを実装する方法は 2つあります。

1 iApps(BIG-IP)アプリケーションサービスを使用する。

iAppsアプリケーションテンプレートは、サーバを一貫して導入、管理、モニタリングするインターフェイスとして機能することにより、BIG-IPシステムをHTTPアプリケーション向けに構成することを可能にします。デフォルトの iAppsテンプレートを使用するか、F5デバイスでロードバランシングを実装するテンプレートを作成し、カスタマイズできます。

2 Cisco UCS Directorを使用して次を実行する。

•管理対象要素のセットアップ

•プールの作成

•プールメンバの追加

•仮想サーバの作成

ロードバランシングの用語についてこのセクションでは、F5 BIG-IP環境で使用される一般的な用語について説明します。ロードバランシング環境では、仮想サーバは、複数の物理サーバをロードバランシング用の 1つのサーバに見えるようにする構成要素です。仮想サーバは、サーバファーム内の実サーバ上で稼働する物

理サービスに結合されており、IPアドレスとポート情報を使用して、指定のロードバランシングアルゴリズムに従い、着信クライアント要求をサーバファーム内のサーバに分散します。

•仮想サーバ:ロードバランシング環境における仮想サーバは、複数の物理サーバをロードバランシング用の 1つのサーバに見えるようにする構成要素です。仮想サーバは、サーバファーム内の実サーバ上で稼働する物理サービスに結合されており、IPアドレスとポート情報を使用して、指定のロードバランシングアルゴリズムに従い、着信クライアント要求を

サーバファーム内のサーバに分散します。

•プール:プールは仮想サーバの集合体であり、複数のホストで利用可能なサービスと同様のサービスを提供します。(詳細については、「プールメンバーまたはノード」を参照)。

•プールメンバーまたはノード:プールを作成する場合は、1つ以上のプールメンバーを割り当てます。プールメンバー/ノードは、ネットワーク上の物理ノード(およびサービス)を表す論理オブジェクトです。プールに仮想サーバを追加すると、そのサーバはプールメン

バーになります。メンバー/ノードには、トラフィックを受信する実際のアプリケーションのTCPポートが含まれます。

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F5 BIG-IP ロードバランサの管理ロードバランシングの用語について

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仮想サーバは複数のプールのメンバーとなることができます。プールが異な

れば、属性とロールも異なることがあります。たとえば、仮想サーバを、異

なるタイプのリクエスト(地域別のリクエストなど)を処理するバックアッ

プリソースにすることもできます。

ヒント

•ノード:ロードバランサからトラフィックを受信する物理サーバ。

•プロファイル:プロファイルは、ローカルまたはローミングのどちらかとなります。ローカルプロファイルではなく、ローミングプロファイルを使用して運用することをお勧めしま

す。ローミングプロファイルを使用することで、設定をいつでも使用できる状態になりま

す。

ネットワーク要素の追加ロードバランシングをサポートする仮想サーバを作成するには、最初にネットワーク要素をCiscoUCSDirectorに追加しておく必要があります。ロードバランサをCisco UCSDirectorのネットワーク要素として追加すると、[管理するネットワーク機器(Managed Network Element)]タブにその要素が表示されます。

はじめる前に

このタスクを完了するには、アプライアンスにログインする必要があります。

ステップ 1 メニューバーで、[管理(Administration)] > [物理アカウント(Physical Accounts)]の順に選択します。

ステップ 2 [管理するネットワーク機器(Managed Network Elements)]タブを選択します。

ステップ 3 [ネットワーク機器の追加(Add Network Element)]をクリックします。

ステップ 4 [ネットワーク機器の追加(Add Network Element)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

説明名前

ネットワーク要素が属するポッドを選択します。[POD]ドロップダウンリスト

このネットワーク要素のデバイスカテゴリを選択

します。たとえば、[F5ロードバランサ(F5 LoadBalancer)]などを選択します。

[デバイスカテゴリ(Device Category)]ドロップダウンリスト

このデバイスの IPアドレス。[デバイスIP(Device IP)]フィールド

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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F5 BIG-IP ロードバランサの管理ネットワーク要素の追加

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説明名前

使用されるプロトコルを選択します。リストには次

の内容が含まれます。

• Telnet

• SSH

• HTTP

• HTTPS

F5ロードバランサデバイスを使用する場合、選択できるのはHTTPとHTTPSだけです。

(注)

[プロトコル(Protocol)]ドロップダウンリスト

使用するポート番号。[ポート(Port)]フィールド

ログイン名。[ログイン(Login)]フィールド

ログイン名に関連付けられるパスワード。[パスワード(Password)]フィールド

ステップ 5 [送信(Submit)]をクリックします。

F5ロードバランサを追加すると、システムタスクインベントリ収集がトリガーされます。[システムのタスク(System Tasks)]タブで設定されるポーリング間隔はインベントリ収集の頻度を指定します。

次の作業

仮想サーバを変更または編集するには、サーバを選択して [変更(Modify)]ボタンをクリックします。仮想サーバを削除するには、サーバを選択して [削除(Delete)]ボタンをクリックします。

アプリケーションサービスの表示[アプリケーションサービス(ApplicationServices)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•名前

•テンプレート

•パーティション/パス

•デバイスグループ

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

9

F5 BIG-IP ロードバランサの管理アプリケーションサービスの表示

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•トラフィックグループ

•アクティブデバイス

バージョン 12.0以下の F5 BIG-IPデバイスでは、[アクティブデバイス(Active Device)]列がブランク表示になります。

(注)

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 既存のアプリケーションサービスの情報を表示するには、[アプリケーションサービス(ApplicationServices)]タブをクリックします。

アプリケーションサービスの作成この項では、選択したポッドに対してアプリケーションサービスを作成する方法について説明し

ます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 F5ネットワークが含まれているポッドを選択し、必要に応じてディレクトリを展開して、F5ネットワークをクリックします。

ステップ 3 [アプリケーションサービス(Application Services)]タブをクリックします。

ステップ 4 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 5 [アプリケーションサービスの作成(Create Application Service)]ダイアログボックスで、次の情報を入力します。

説明名前

パーティション名。[F5パーティションの選択(Select F5 Partition)]

仮想サーバの名前。[アプリケーションサービス名(Application ServiceName)]フィールド

テンプレートの名前。

F5ネットワークを使用する場合、この値は f5.httpに設定する必要があります。

(注)

[テンプレート(Template)]フィールド

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10

F5 BIG-IP ロードバランサの管理アプリケーションサービスの作成

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説明名前

宛先デバイスの IPアドレス。[仮想サーバ IP(Virtual Server IP)]フィールド

仮想サーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)。各FQDN名をカンマで区切ります。

クライアントはここで入力された FQDNを使用して、Webサーバにアクセスできます。各 FQDNについて、DNS管理者は、BIG-IP仮想サーバ用に入力した IPアドレスに解決されるDNSエントリを設定する必要があります。

(注)

[仮想サーバの FQDN名(FQDN names of VirtualServer)]フィールド

ノードのリストからノードを選択して、[送信(Submit)]をクリックします。

仮想サーバに関連付けるノードが[ノード(Nodes)]リストに表示されない場合は、次の手順を実行しま

す。

• [+]をクリックして、そのノードを追加します。[ノードリストへのエントリの追加(AddEntry to Nodes list)]ダイアログボックスが表示されます。

•ノード IPアドレス、ポート、および接続制限を指定した後、[送信(Submit)]をクリックします。

[ノード(Nodes)]リスト

チェックを入れると、現在のパーティションまたは

パスからデバイスグループが自動的に継承されま

す。このオプションは、デフォルトで選択されま

す。

[現在のパーティション/パスからデバイスグループを継承する(Inherit Device Group from currentPartition/Path)]チェックボックス

アプリケーションサービスに関連付けるデバイス

グループを選択します。

デバイスグループ(Device Group)

チェックを入れると、現在のパーティションまたは

パスからトラフィックグループが自動的に継承さ

れます。このオプションは、デフォルトで選択され

ます。

[現在のパーティション/パスからトラフィックグループを継承する(Inherit Traffic Group from currentPartition/Path)]チェックボックス

アプリケーションサービスに関連付けるトラフィッ

クグループを選択します。

トラフィックグループ(Traffic Group)

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

11

F5 BIG-IP ロードバランサの管理アプリケーションサービスの作成

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ステップ 6 [送信(Submit)]をクリックします。

仮想サーバロードバランシング環境では、仮想サーバは、複数の物理サーバをロードバランシング用の 1つのサーバに見えるようにする構成要素です。仮想サーバは、サーバファーム内の実サーバ上で稼

働する物理サービスに結合されます。仮想サーバは IPアドレスとポート情報を使用して、指定のロードバランシングアルゴリズムに従い、着信クライアント要求をサーバファーム内のサーバ

に分散します。

仮想サーバはプールとプールメンバーの管理に使用されるため非常に重要であり、設定を実行す

る実際のフローは次のとおりです。

1 プールを作成します。

2 プールにメンバーを追加します。

3 プールを使用する仮想サーバを作成します。

ロードバランシングをサポートする仮想サーバを作成する前に、ネットワーク要素として F5ロードバランサを追加する必要があります。

メモ

仮想サーバの作成

F5デバイスに関するインベントリ情報を取得するには、[統合基盤(Converged)] > [ポッド(Pod)]に移動し、大きなポッドアイコンの中央をクリックします。ネットワークイメージの行で BIG-IPをダブルクリックすると、それに関する最新情報が表示されます。

ヒント

はじめる前に

F5 BIG-IPサーバのアカウント。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 使用する F5 BIG-IPデバイスが管理対象のネットワーク機器の 1つであるポッドをクリックし、そのネットワークをクリックします。

[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]でポッドを強調表示し、[管理するネットワーク機器(Managed Network Elements)]タブを選択すると、使用する F5 BIG-IPデバイスの IPアドレスがテーブル

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12

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想サーバ

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の情報行に表示されます。左の列で、このデバイスに関連付けられているネットワークをクリックしま

す。

ステップ 3 [仮想サーバ(Virtual Servers)]タブをクリックし、[作成(Create)]をクリックします。

ステップ 4 [仮想サーバの作成(Create Virtual Server)]ダイアログボックスで、次の情報を入力します。

説明名前

仮想サーバの名前。[仮想サーバ名(Virtual Server Name)]フィールド

この仮想サーバの固有の説明。[仮想サーバの説明(Virtual Server Description)]フィールド

仮想サーバのタイプ(事前選択済み)。[仮想サーバタイプ(Virtual Server Type)]フィールド

送信先デバイス(仮想サーバ)の IPアドレス。これはネットワークアドレスであり、システムでは

このネットワークアドレスとマスクで、IPアドレスの範囲を表示します。

[送信先 IP(Destination IP)]フィールド

宛先デバイスの IPアドレスマスク。[送信先 IPアドレスマスク(Destination IP AddressMask)]フィールド

サービスポートに関連付けられているデータ転送

プロトコル。

次のリストからプロトコルを選択します。

• FTP

• HTTP

• HTTPS

• TELNET

• PPTP

• SMTP

• SNMP

• SNMP-TRAP

• SSH

•その他

[サービスポート(Service Port)]ドロップダウンリスト

このサーバに割り当てられるポート番号。部品番号

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

13

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想サーバの作成

Page 18: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

説明名前

次のリストから、高速なデータ転送が可能なプロト

コルを選択します。

• [TCP]

• UDP

TCPはプロトコルのデフォルト値です。

(注)

[プロトコル(Protocol)]ドロップダウンリスト

クライアントに正しい親プロファイルが含まれてい

るクライアントプロトコルプロファイルを選択し

ます。親プロファイルは TCPと UDPです。

ここでのクライアントプロトコルは、選択された

プロファイルがクライアント側のプロファイルであ

ることを定義します。ドロップダウンリストには、

定義済みの各クライアントプロトコルプロファイ

ルのエントリが含まれます。

選択したプロファイルは、TCP接続とUDP接続だけに適用されます。TCPがプロトコルに設定されている場合は、TCP関連プロファイルをクライアント側およびサーバ側

のプロファイルから選択する必要がありま

す。UDPがプロトコルとして選択されている場合は、同様にUDP関連プロファイルを選択する必要があります。これらの理由か

ら、親プロファイルは TCPと UDPになります。

メモ

[プロトコルプロファイル(クライアント)(ProtocolProfile(Client))]ボタン

サーバに正しい親プロファイルが含まれているクラ

イアントプロトコルプロファイルを選択します。

サーバプロトコル:選択されたプロファイルがサー

バ側プロファイルであることを定義します。オプ

ション:[クライアントプロファイルを使用(UseClient Profile)](デフォルト)、および定義された各サーバプロトコルプロファイルのエントリ。

[プロトコルプロファイル(サーバ)(ProtocolProfile(Server))]ボタン

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

14

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想サーバの作成

Page 19: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

説明名前

デフォルトプールを選択します。

ロードバランシング用に仮想サーバを作

成している場合は、この仮想サーバにデ

フォルトのロードバランシングプールを

割り当てる必要があります。別のプール

を指定するルールがない場合、デフォル

トのプールには、BIG-IPシステムからトラフィックが送信されるプールとなりま

す。最初に仮想サーバを作成するときは、

既存のデフォルトプールを割り当てます。

その後は、仮想サーバによってトラフィッ

クがデフォルトプールに自動的に転送さ

れます。仮想サーバの作成時にデフォル

トプールを追加することは必須ではない

ため、デフォルトの設定値はありません。

(注)

[デフォルトプール(Default Pool)]ボタン

ステップ 5 [送信(Submit)]をクリックします。

仮想サーバの表示

[仮想サーバ(Virtual Servers)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•仮想サーバ名

•ステータス

•宛先 IPアドレス

•サービスポート(Service Port)

•タイプ

•パーティション/パス

•アクティブデバイス

バージョン 12.0以下の F5 BIG-IPデバイスでは、[アクティブデバイス(Active Device)]列がブランク表示になります。

(注)

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

15

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想サーバの表示

Page 20: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ロードバランシングネットワークが含まれているポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 [仮想サーバ(Virtual Servers)]タブをクリックすると、F5サーバが表示されます。

仮想サーバ統計情報の表示

[仮想サーバ統計情報(Virtual Servers Statistics)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•仮想サーバ

•ステータス

•パーティション/パス

•受信ビット数

•送信ビット数

•パケット入力(Packets In)

•パケット出力(Packets Out)

•現在の接続数

•最大接続数

•総リクエスト数

• CPU使用率

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

16

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想サーバ統計情報の表示

Page 21: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 [仮想サーバ統計情報(Virtual Servers Statistics)]タブをクリックすると、統計情報が表示されます。

仮想アドレスの表示

[仮想アドレス(Virtual Address)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•名前

•ステータス

•アドレス

•パーティション/パス

•トラフィックグループ

•アクティブデバイス

バージョン 12.0以下の F5 BIG-IPデバイスでは、[アクティブデバイス(Active Device)]列がブランク表示になります。

(注)

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 ポッドに関連付けられている仮想アドレスの情報を表示するには、[仮想アドレス(VirtualAddress)]タブをクリックします。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

17

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想アドレスの表示

Page 22: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

仮想アドレスのトラフィックグループの更新

ポッドに関連付けられている仮想アドレスのトラフィックグループを更新できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 [仮想アドレス(Virtual Address)]タブをクリックします。

ステップ 5 トラフィックグループを更新する仮想アドレスを選択し、[トラフィックグループの更新(Update TrafficGroup)]をクリックします。

ステップ 6 [トラフィックグループの更新(Update TrafficGroup)]ダイアログボックスで新しいトラフィックグループを選択するか、[現在のパーティション/パスからトラフィックグループを継承する(Inherit TrafficGroupfrom current Partition/Path)]チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [送信(Submit)]をクリックします。

プールの作成[プールリスト(Pool list)]タブでは、F5ロードバランサに関連付けられているプールのリストに新しいプールを作成できます。また、プールを削除したり、プールメンバーを追加または削除

することでプールを変更したりすることもできます。

[プールリスト(Pool list)]タブでは、各プールに関して次のデータが示されます。

•ポッド名

•サーバ名(Server Name)

•ステータス

•メンバー

•パーティション/パス

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 使用する F5 BIG-IPネットワークをサポートするポッドをクリックし、そのネットワークをクリックします。

ステップ 3 [プールリスト(Pool List)]タブをクリックすると、既存のプールのリストが表示されます。このタブに表示されるコントロールを使用すると、このリストからのプールの削除、選択したプールのメ

ンバーの確認、そして既存のプールのメンバーの追加または削除ができます。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

18

F5 BIG-IP ロードバランサの管理仮想アドレスのトラフィックグループの更新

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ステップ 4 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 5 [プールの作成(Create Pool)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

説明名前

プール名。[プール名(Pool Name)]フィールド

次のリストからロードバランシング手法を選択し

ます。

•ラウンドロビン

•比率(メンバー)

•リース接続(メンバー)

•監視(メンバー)

•予測(メンバー)

•比率(ノード)

[ロードバランシング手法(LoadBalancingMethod)]ドロップダウンリスト

既存のノードリストから、名前付きプールにノー

ドを追加します。

既存のノードリストに目的のノードが表示されて

いない場合は、[+]をクリックして追加します。[既存のノードリストにエントリを追加(Add Entry toExistingNodeList)]ダイアログボックスが表示されます。このノードで使用するノード名とポートを入

力し、[送信(Submit)]をクリックします。ノードを選択します。その後、[送信(Submit)]をクリックします。

F5プールを設定する場合、ここに表示されるノード名に IPOアドレス形式を使用する必要はありません。仮想サーバ作成

サービスまたはアプリケーション作成サー

ビスによってノードが作成された場合、

ノード名はノードの IPアドレスとして設定されます。[ノードの作成(CreateNode)]オプションを使用してノードを作成した場合は、別の形式の名前が表示さ

れる場合があります。

(注)

[既存のノードリストの使用(Use Existing NodesList)]セレクタ

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

19

F5 BIG-IP ロードバランサの管理プールの作成

Page 24: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

ステップ 6 [送信(Submit)]をクリックします。

ステップ 7 使用可能なプールおよびノードの詳細については、[プール統計情報(Pool Statistics)]、[ノードリスト(Node list)]、および [ノード統計情報(Node Statistics)]タブを確認してください。

プールへのメンバーの追加

はじめる前に

プールを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 目的の F5 BIG-IPネットワークをサポートしているポッドをクリックし、該当するネットワークをクリックします。

ステップ 3 [プールリスト(Pool List)]タブをクリックすると、既存のプールのリストが表示されます。このタブに表示されるコントロールを使用して、このリストでプールを作成または削除できます。あるい

は選択したプールのメンバーを確認できます。

ステップ 4 メンバーを追加、削除、または変更するプールをクリックし、[詳細の表示(ViewDetails)]をクリックします。

[プールメンバー(Pool Members)]タブが表示され、最近選択したプールのメンバーが示されます。

ステップ 5 選択したプールにメンバーを追加するには、[追加(Add)]をクリックします。[プールメンバーの追加(Add Pool Member)]ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 6 既存のノードを使用する場合は、[既存のノードを使用する(Do you want to use existing node?)]ボックスをオンにします。既存のノードを使用しない場合は、アドレスとサービスポートを指定します。

a) [既存のノードを使用する(Do you want to use existing node?)]ボックスをオンにします。b) 次の情報を入力します。c) [プールメンバーの追加(Add Pool Member)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

• [選択...(Select...)]をクリックすると、プール関連のアカウントに関連付けられている既

存のノードのリストが表示されます。

•ノードにチェックマークを付けて選択し、[選択(Select)]をクリックします。

選択したノードが [プールメンバーの追加(AddPool Member)]ダイアログボックスに表示されます。

[ノード名(Node Name)]セレクタ。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

20

F5 BIG-IP ロードバランサの管理プールへのメンバーの追加

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説明名前

ノードのサービスポートを入力します。サービスポート(Service Port)

d) [送信(Submit)]をクリックします。

メンバーがプールに正常に追加されたことを示すメッセージが表示されます。

ステップ 7 既存のノードを使用しない場合は、アドレスとサービスポートのデータを入力し、[送信(Submit)]をクリックします。

メンバーがプールに正常に追加されたことを示すメッセージが表示され、新しいメンバーが [プールメンバー(Pool Members)]タブに表示されます。

ステップ 8 [プールリスト(Pool List)]タブに戻るには、[戻る(Back)]ボタンをクリックします。

プール統計情報の表示[プール統計情報(Pool Statistics)]タブには、次の情報が表示されます。

•ポッド名

•プール名

•ステータス

•パーティション/パス

•受信ビット数

•送信ビット数

•パケット入力(Packets In)

•パケット出力(Packets Out)

•現在の接続数

•最大接続数

• [総接続数(Total Connections)]

•総リクエスト数

•リクエストキュー深さ

•リクエストキュー有効期限

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

21

F5 BIG-IP ロードバランサの管理プール統計情報の表示

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はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 左側のペインで、F5 BIG-IPネットワークが含まれているポッドを選択します。

ステップ 3 ポッドを展開し、F5 BIG-IPのロードバランサアカウントを選択します。

ステップ 4 既存の情報を表示するには、[プール統計情報(Pool Statistics)]タブをクリックします。

ノードリストの表示[ノードリスト(Node List)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•サーバ名(Server Name)

•ステータス

•説明

• IPアドレス

•パーティション/パス

はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 [ノードリスト(Node List)]タブをクリックすると、既存のノードリスト情報が表示されます。

ノード統計情報の表示[ノード統計情報(Node Statistics)]タブには、次の情報が表示されます。

•ポッド名

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

22

F5 BIG-IP ロードバランサの管理ノードリストの表示

Page 27: Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5...『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5 (Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース

•ノード名

•ステータス

•パーティション/パス

•受信ビット数

•送信ビット数

•パケット入力(Packets In)

•パケット出力(Packets Out)

•現在の接続数

•最大接続数

• [総接続数(Total Connections)]

•総リクエスト数

はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 左側のペインで、F5 BIG-IPネットワークが含まれているポッドを選択します。

ステップ 3 ポッドを展開し、F5 BIG-IPのロードバランサアカウントを選択します。

ステップ 4 既存のノードの情報を表示するには、[ノード統計情報(Node Statistics)]タブをクリックします。

TCP プロファイルの表示[TCPプロファイル(TCP Profiles)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•サーバ名(Server Name)

•親プロファイル(Parent Profile)

•パーティション/パス

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

23

F5 BIG-IP ロードバランサの管理TCP プロファイルの表示

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はじめる前に

仮想サーバを作成します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 左側のペインで、F5 BIG-IPネットワークが含まれているポッドを選択します。

ステップ 3 ポッドを展開し、F5 BIG-IPのロードバランサアカウントを選択します。

ステップ 4 [TCPプロファイル(TCP Profiles)]タブをクリックすると、既存の TCPプロファイルのリストが表示されます。

UDP プロファイルの表示[UDPプロファイル(UDP Profiles)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•ポッド名

•サーバ名(Server Name)

•親プロファイル(Parent Profile)

•パーティション/パス

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 左側のペインで、F5 BIG-IPネットワークが含まれているポッドを選択します。

ステップ 3 ポッドを展開し、F5 BIG-IPのロードバランサアカウントを選択します。

ステップ 4 [UDPプロファイル(UDP Profiles)]タブをクリックすると、UDPプロファイルの既存のリストが表示されます。

パーティション「パーティション」はBIG-IPのシステムオブジェクトの定義済みのセットを格納するための論理コンテナです。BIG-IPシステムの管理者は、他のユーザによるBIG-IPオブジェクトへのアクセスを制御するための管理用パーティションを作成できます。BIG-IPシステムのすべてのオブジェクトへのアクセスを付与する代わりに、特定のオブジェクトのパーティションに対する表示および

管理権限を特定のユーザのみに付与できます。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

24

F5 BIG-IP ロードバランサの管理UDP プロファイルの表示

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パーティションの作成

パーティションを作成するには、次の手順を実行します。

はじめる前に

このタスクを完了するには、アプライアンスにログインしておく必要があります。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 [管理するネットワーク機器(Managed Network Elements)]タブを選択します。

ステップ 3 左側ペインの [未割り当てのポッド(Unassigned Pods)]からデバイスを選択します。

ステップ 4 要素をダブルクリックするか、または F5から選択します。

ステップ 5 [パーティション(Partition)]をクリックします。既存のパーティションのリストが表示されます。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックしてパーティションを追加します。

ステップ 7 [パーティションの作成(Create Partition)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

説明名前

パーティションの固有名。[パーティション名(Partition Name)]フィールド

パーティションの詳細な説明。[説明(Description)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。パーティションが正常に作成されます。

ステップ 9 [結果の送信(Submit Result)]ダイアログボックスで [OK]をクリックします。(注) •レポートが表示され、作成したパーティションの名前またはパスが [パーティション/パス

(Partition/Path)]カラムに示されます。

• F5アプライアンスからパーティションを作成することもできます。[システム(System)]> [ユーザ(Users)] > [パーティションリスト(Partition List)]に移動し、[作成(Create)]をクリックします。

次の作業

作成したパーティションは削除できます。パーティションを削除するには、[パーティション(Partition)]タブで [削除(Delete)]をクリックするか、F5アプライアンスで [システム(System)]> [ユーザ(Users)] > [パーティションリスト(Partition List)]に移動して [削除(Delete)]をクリックします。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

25

F5 BIG-IP ロードバランサの管理パーティションの作成

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デバイスグループの表示[デバイスグループ(Device Group)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•アカウント名

•ポッド名

•名前

•アプリケーションサービス

• ASM同期

•自動同期

•同期時にフルロード

•差分設定同期

•ネットワークフェールオーバー

•自動同期時に保存

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 既存のデバイスグループの情報を表示するには、[デバイスグループ(Device Group)]タブをクリックします。

デバイスグループの作成Cisco UCS Directorでは、F5 BIG-IPサーバ上で動作するデバイスグループを作成することができます。次の 2種類のデバイスグループを作成できます。同期フェールオーバーデバイスグループには、設定データを同期し、フェールオーバーのためにトラフィックグループをサポートする

デバイスが含まれます。同期専用デバイスグループには、設定データを同期するが、フェール

オーバーオブジェクトを同期しないデバイスが含まれます。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

26

F5 BIG-IP ロードバランサの管理デバイスグループの表示

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はじめる前に

F5 BIG-IPサーバのアカウント。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 使用するF5BIG-IPデバイスが管理対象のネットワーク機器の1つであるポッドを選択し、そのネットワークをクリックします。

ステップ 3 [デバイスグループ(Device Group)]タブをクリックし、[作成(Create)]をクリックします。

ステップ 4 [デバイスグループの作成(Create Device Group)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

パーティション名。[F5パーティションの選択(Select F5 Partition)]

デバイスグループの一意の名前。[名前(Name)]フィールド

デバイスグループの詳細な説明。[説明(Description)]フィールド

チェックを入れると、セキュリティポリシーおよ

びアプリケーションセキュリティマネージャ

(ASM)設定の自動同期が有効になります。

[ASM同期(ASM Synchronize)]チェックボックス

次のリストからデバイスグループタイプを選択し

ます。

• [同期のみ(sync-only)]

• [同期フェールオーバー(sync-failover)]

同期のみはデバイスグループタイプのデ

フォルト値です。

(注)

[グループタイプ(Group Type)]ドロップダウンリスト

チェックを入れると、同じデバイスグループのデ

バイス間で設定変更が自動的に同期されます。

[自動同期(Auto Synchronize)]チェックボックス

チェックを入れると、同期時のフルロードが有効に

なります。

[同期時にフルロード(Full Load On Synchronize)]チェックボックス

この値は、差分同期キャッシュに含めることができ

る設定変更の合計サイズを指定します。1024(KB)がデフォルト値です。

[差分設定同期最大サイズ(Incremental ConfigSynchronize Size Max)]フィールド

チェックを入れると、自動同期中に設定がファイル

に保存されます。

[自動同期時に保存(Save On Auto Synchronize)]チェックボックス

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

27

F5 BIG-IP ロードバランサの管理デバイスグループの作成

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説明名前

デバイスグループに追加するアカウントを選択し

ます。

メンバー

ステップ 5 [送信(Submit)]をクリックします。

次の作業

デバイスグループを選択して、[変更(Modify)]または [削除(Delete)]ボタンをクリックすることにより、デバイスグループを変更または削除できます。

トラフィックグループの表示[トラフィックグループ(Traffic Group)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•アカウント名

•ポッド名

•名前

•有効な自動フェールバック

•自動フェールバック時間

•デフォルトデバイス

• HAグループ

• HAロードファクタ

• MAC

•ユニット ID

• HA順序

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 既存のトラフィックグループの情報を表示するには、[トラフィックグループ(Traffic Group)]タブをクリックします。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

28

F5 BIG-IP ロードバランサの管理トラフィックグループの表示

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トラフィックグループのデバイスの統計情報の表示[トラフィックグループのデバイスの統計情報(raffic Group Device Stats)]レポートには、次の項目に関する情報が表示されます。

•アカウント名

•ポッド名

•パーティション

•デバイス名

•フェールオーバーの状態

•次のアクティブ

•トラフィックグループ

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 [トラフィックグループ(Traffic Group)]タブをクリックします。

ステップ 5 デバイスの統計情報を表示するトラフィックグループを選択し、[詳細の表示(View Details)]をクリックします。

トラフィックグループの作成Cisco UCS Directorでは、F5 BIG-IPサーバ上で動作するトラフィックグループを作成することができます。

はじめる前に

F5 BIG-IPサーバのアカウント。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 使用するF5BIG-IPデバイスが管理対象のネットワーク機器の1つであるポッドを選択し、そのネットワークをクリックします。

ステップ 3 [トラフィックグループ(Traffic Group)]タブをクリックし、[作成(Create)]をクリックします。

ステップ 4 [トラフィックグループの作成(Create Traffic Group)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

29

F5 BIG-IP ロードバランサの管理トラフィックグループのデバイスの統計情報の表示

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説明名前

パーティション名。[F5パーティションの選択(Select F5 Partition)]

トラフィックグループの一意の名前。[名前(Name)]フィールド

トラフィックグループの詳細な説明。[説明(Description)]フィールド

次のリストからフェールオーバー方法を選択しま

す。

• HAグループ

• HA順序

•ロード認識型

ロード認識型は、フェールオーバー方式

のデフォルト値です。HAグループを選択する場合、フェールオーバー先の HAグループを選択します。HA順序を選択する場合、[フェールオーバー順序(FailoverOrder)]テーブルでフェールオーバーの順序を指定します。

(注)

[フェールオーバー方式(Failover Method)]ドロップダウンリスト

ローカルデバイスの他のトラフィックグループと

比較したこのトラフィックグループのアプリケー

ションロードを表す値。HAロードファクタは 1~ 1000の範囲で指定してください。

[HAロードファクタ(HA Load Factor)]フィールド

自動フェールバックが期限切れになるまでの秒数。

デフォルト値は 60です。[自動フェールバック時間(Auto Failback Time)]フィールド

フェールオーバー時にMACマスカレードアドレスおよびフロートとして機能して、ドロップされた接

続を最小限に抑える一意のMACアドレス

[MACアドレス(MAC Address)]フィールド

ステップ 5 [送信(Submit)]をクリックします。

次の作業

トラフィックグループを選択して、[変更(Modify)]または [削除(Delete)]ボタンをクリックすることにより、トラフィックグループを変更または削除できます。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

30

F5 BIG-IP ロードバランサの管理トラフィックグループの作成

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トラフィックグループのスタンバイ状態への強制的な移

行Cisco UCS Directorでは、トラフィックグループを強制的にスタンバイ状態にすることができます。トラフィックグループを強制的にスタンバイ状態にすることにより、トラフィックグループ

がデバイスでアイドル状態になり、デバイスグループの別のデバイスで有効になります。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 使用するF5BIG-IPデバイスが管理対象のネットワーク機器の1つであるポッドを選択し、そのネットワークをクリックします。

ステップ 3 [トラフィックグループ(Traffic Group)]タブをクリックします。

ステップ 4 強制的にスタンバイ状態にするトラフィックグループを選択して、[強制的にスタンバイにする(ForceStandby)]をクリックします。

ステップ 5 [トラフィックグループを強制的にスタンバイにする(Force Traffic Group To Standby)]ダイアログボックスで、[送信(Submit)]をクリックします。

デバイス情報の表示[デバイス情報(Device Info)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•アカウント名

•ポッド名

•ステータス

•名前

• IPアドレス

•ホスト名

•製品

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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F5 BIG-IP ロードバランサの管理トラフィックグループのスタンバイ状態への強制的な移行

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•バージョン

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 ポッドに関連付けられている既存のデバイスの情報を表示するには、[デバイス情報(Device Info)]タブをクリックします。

HA グループの表示[HAグループ(HA Group)]タブには、次の項目に関する情報が表示されます。

•アカウント名

•ポッド名

•フルパス

•名前

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ネットワーク(Network)]の順に選択します。

ステップ 2 ポッドを選択します。

ステップ 3 ロードバランシングサーバを選択します。

ステップ 4 ポッドに関連付けられている既存の HAグループの情報を表示するには、[HAグループ(HA Group)]タブをクリックします。

『Cisco UCS Director F5 BIG-IP Management Guide, Release 5.5(Cisco UCS Director F5 BIG-IP 管理ガイド、リリース 5.0)』

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F5 BIG-IP ロードバランサの管理HA グループの表示