cnj speakers 季刊誌 2015年winter

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Special Talk 〜都啓一 × 久宝留理子 対談 CNJ News / CNJ Report 海外がん医療 TOPICS No. 08 2015 01 Winter NPO 法人キャンサーネットジャパン Know(≠No)More Cancer 私たちは、もっと伝えたい

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Page 1: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

Special Talk 〜都啓一 × 久宝留理子 対談CNJ News / CNJ Report海外がん医療 TOPICS

No.

08

2015 01 Winter NPO 法人キャンサーネットジャパン

Know(≠No)More Cancer 私たちは、もっと伝えたい

Page 2: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

2

突然のステージⅣのがん告知

守りたかったのは子どもの笑顔

久宝 留理子シンガーソングライター。1990 年にメジャーデビュー。9 枚目のシングル「男」が 50 万枚を越えるヒットとなり、大ブレイク。日本を代表する女性シンガーとして、その歌唱力は高い評価を受けている。現在は歌詞や楽曲提供なども行っている。2010 年に夫である都氏に血液がんが発覚。その闘病をそばで支える。一男一女の母。

もう一度

ステージに立ちたい

―病気がわかったときの心境は?

久宝 

一言で言うと、崖から突き落とされ

る思いでした。がんって身近にあるようで

なかなかないですよね。一時は目の前が

真っ暗になりましたが、この4年間で、多

くの方ががんと闘っていることを知り、た

くさん元気をもらいました。

都 

濾胞性リンパ腫のステージⅣと診断を

受けましたが、半年間の抗がん剤治療を終

え、今は寛解と診断されています。がんを

経験したことで、いい意味で死をリアルに

感じるようになり、やりたいことを先延ば

しにすることはなくなりました。

―お子さんへの説明は?

都 

長男は小学2年生、長女は幼稚園年中

とまだ幼かったので、詳しい説明はしません

でしたが、治療に入る前に夫婦で、「風邪の

 

血液がんの一種「濾胞性(ろほうせい)リンパ腫」を乗り越え、音楽活動の傍ら、

夫婦でがん啓発活動に携わるキーボーディスト・都啓一さんと、妻のシンガー

ソングライター・久宝留理子さん。NPO法人キャンサーネットジャパン(以下、

CNJ)のイベントやセミナーにもご協力いただいています。お二人に、がん

を経験して感じることや子どもへの伝え方、支える側の思いなどを伺いました。

ように簡単に治る病気ではなくて少し時間が

かかること、強いお薬を使うから髪も抜けて

しまうんだよ」ということは伝えました。

久宝 

やはり抗がん剤の副作用で容姿が変

わってしまうので、黙っているのは違うな

と思ったんです。髪が抜け始めたときは、

お相撲さんの断髪式のように、子どもたち

と一緒にリビングで夫の髪をバリカンで

剃ってスキンヘッドにしました。

―闘病を支えながらの子育ては?

久宝 

とにかく、子どもから笑顔を奪わな

いようにしようという気持ちでいっぱいで

した。なので、なるべく生活が変わらな

いよう、普通に幼稚園や小学校に行かせて

あげたいと思ったし、子どもの前では常に

平常心を心掛けました。それでも、子ども

なりに感じることはあったようで、長男は

都 啓一キーボーディスト・作曲家・音楽プロデューサー。1995 年、SOPHIA のキーボーディストとしてメジャーデビュー。2010 年、SOPHIA のデビュー15 周年記念の全国ツアー直前、38 歳のときに、「濾胞性リンパ腫」(ステージⅣ)が発覚。半年間の抗がん剤治療後、寛解との診断を受ける。現在は音楽活動の傍ら、がん啓発活動も行っている。

夫婦で乗り越えたがん

Page 3: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

支える側には別のつらさが…

妻にはやりたい事を諦めてほしくなかった

文/御舩

美絵 

写真/村山

チック障害が出たことも。担任の先生は私

たちのことをご存知だったので、みんなで

見守ってもらいました。

―治療を支える側のつらさ

久宝 

私のデビュー20周年で、復帰しよう

という矢先に夫の病気がわかりました。ラ

イブが2本ほど決まっていて、中止するか

悩みましたが、夫も「やったら」と後押し

してくれたのでやることにしました。それ

がすごくよかったなと思うんです。あのと

きに立ち止まっていたら、もしかしたらう

つ病になっていたかもしれない。歌を歌う

ことで随分救われたし、私の歌を待ってく

れている人がたくさんいることに気付いて、

ファンの方にすごく元気をもらいました。

―奥様の背中を押したのはどんな思いで?

都 

がんが発覚して、本人は病気を治すと

いう1点の目標に向かって進めばいいだけ

ですが、支える側は、家のことや子どもの

こと、お金のことなど、いろいろな問題を

抱えていて、それを本人に心配をかけずに

やろうとしますよね。支える側には、患者

本人とは違うつらさがあると思うんです。

そんなとき、自分がこれまでやってきたこ

とや、やりたいことをすることで、気分を

変えられるだろうし、少し忘れてリフレッ

シュできますよね。それに僕の病気のせい

で、やりたいことを諦めてほしくなかった

ので、ライブを開催することを勧めました。

久宝 

当時、私が仕事できたのは、義理の

両親など周りの手助けがあったから。ご飯

を作ってくれたり、子どもの面倒をみてく

れたり、ファミリーが一丸となって乗り切

りました。今でもそのときの流れが続いて

いて、いろいろ助けてもらっています(笑)。

―闘病中の支えは?

都 

家族はもちろん、ファンの支えも大き

かったです。毎日たくさんのファンレター

や折り鶴が届いて有難かったです。治療中

は、「ステージに戻る」ことが夢だったし、

その想いがあったからがんばれました。

―患者さんへのメッセージ

都 

まずは一つずつ、焦らず、治すという

夢を叶え、元気になったら、自分の本当に

やりたい夢を叶えてほしいです。僕は今、

生きていることが本当に楽しいです!

―患者家族へのメッセージ

久宝 

支える側は、本人とは別の闇の中に

います。相手がどうなるかわからない不安

に押しつぶされそうになることも。そんな

ときは、同じ立場の人と話をすることが一

番救われます。あと、治療中に相手が「わ~」

とパニックになったり、投げやりになると

きがありますが、そんなときは「はいはい」

と受け流すのが一番です。本人は治療がも

のすごくつらくて嘆きたいわけだから。真

面目に付き合っていたら自分が潰れてしま

う。うまく受け流して、支える側が潰れな

いようにしましょう。そして自信を持って、

ご家族を支えてあげてほしいです。

都 

がん啓発活動はこれからも夫婦で続け

ていきます。私たちの想いを伝えられる場

があることに感謝をしています。

3

Page 4: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

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NewsCancerNet Japan

「ブルーリボンキャンペーン」

今年も大腸がんの正しい情報を発信!

メディカルスタッフのサポートメンバーも募集

◀12 月16 日の WEB カンファレンスは「2014 年の大腸がん治療の振り返り・2015 年の動向」がテーマ。今回放送した内容は、特設サイトで視聴いただけます

▲左上段、板橋道朗先生、佐藤太郎先生、石黒めぐみ先生左下段より、杉原健一先生、、室圭先生、CNJスタッフ

▲ペリウィンクルリボン啓発バッチ(タイタイプ)1,000 円で新発売です。胃がん特設サイトで購入できます

▶「もっと知ってほしい胃がんのこと」冊子発刊。

これから全国のがん診療連携拠点病院に配布予定。

直接手に取りたい方は1/11(日)横浜のセミナーでは来場者のみに

無料配布します!

ペリウィンクルリボン

「胃がん疾患治療啓発キャンペーン

2015」がスタートします!

CANCER SU

RVIVORS PEER SU

PPORTERS

ピアサポート事業の成果を学会に

発信しています!

 

ブルーリボンキャンペーンでは、大腸がんと診断さ

れた患者さんが、正しい大腸がんの治療方法を知り、

自分の意思で治療方法を選択し、納得のうえ、その治

療を受けられる環境整備を目指しています。5年目を

迎えたブルーリボンキャンペーンでは、全国47都道府

県の大腸がん医師のアンバサダー(大使)100名と

共に更に啓発活動を拡大します。2015年は新たに、

看護師や、薬剤師などメディカルスタッフのサポート

メンバーも募ります。主に、全国各地でのセミナー開

催や、WEBサイトでのセミナー動画や体験談の動画

配信、メルマガ配信、Facebook

での日々の情報発信

など、大腸がんと向き合う患者さん、ご家族に有益な

情報発信に努めていきます。

 

全国的に死亡率は減少傾向ですが、罹患者はいまだ

最も多い胃がん。今年は胃がんの情報発信に注力し患

者さんとご家族に対する疾患・治療啓発プログラム

「もっと知ってほしい胃がんのこと2015」として

市民講座を3都市で開催予定です。第1弾は1月11日

(日)に横浜情報文化センター情文ホールにて開催し、

神奈川県内の専門医より、内視鏡治療、外科的手術、

薬物療法等について解説いただき、後半はQ&Aやサ

バイバーのトーク&ミニライブもあります。

 

また、春からは、科学的根拠に基づく胃がん医療

を推進する「ペリウィンクルリボン・アンバサダー・

プロジェクト」もキックオフ。ペリウインクルは胃

がんの啓発カラーです。各地で胃がん診療にかかわ

る医療者を「胃がんアンバサダー(大使)」と任命し、

患者がどこにいても自らの意思で治療方法を選択し

納得の上、治療を受けられる医療環境の実現を目指し

ます。ほかにも、新しく

胃がんの冊子も完成し、

啓発リボンバッチの発

売も開始しますので、

是非お手に取って見

て下さい。

 

2010年から「かながわボランタ

リー活動推進基金21」を活用し、神奈川

県がん対策課との協働事業として実施し

ているピアサポート事業は、現在5年

目を迎えています。CNJでは、国立看

護大学校

准教授の山手美和先生にご協

力いただき、ピアサポーターへのインタ

ビューや、ピアサポートを受けた患者さ

んと受けない患者さんの差異などについ

て研究し、ピアサポートに関わる研究を

実施、学会等に発表しています。

特設サイト

特設サイト

http://www.cancernet.jp/gastriccancer/

http://www.cancernet.jp/brc/

CN

J N

ews

2015 年ブルーリボンキャンペーン

2 月 8 日(日) 熊本・JCHO 人吉医療センター

3 月 14 日(土) 東京・東京医科歯科大学 M&D タワー 鈴木章夫記念講堂

申し込みは、CNJ サイト・特設サイトで受付中。 この他にも 2015 年ブルーリボンキャンペーンは現在準備中。特設サイトでも決まり次第発表していきます!

国際学会でポスター発表を控えた山手美和先生

緩和医療学会でポスター発表中の CNJ の川上

2013 年 11 月 バンコク 第 1 回国際アジアがん看護学会・「Breast Cancer Survivors as Peer Supporter Recognition of the Meaning of “the space of peer supporters for cancer patients”」ポスター発表・「Difficulty of Cancer Survivors’ Peer Support Activiteis」ポスター発表

2014 年 6 月 神戸 第 19 回日本緩和医療学会学術大会・「ピアサポーターの来談者への関わり方とピアサポートを継続していくために心がけていること」ポスター発表2014 年 6 月 神戸 第 19 回日本緩和医療学会学術大会

・「がん診療連携拠点病院でのピアサポート普及の課題」ポスター発表2014 年 9 月 パナマ 第 18 回 国際がん看護学会

・「Motivation for Breast Cancer Survivors to Continue Peer Supporters」ポスター発表2015 年 2 月 横浜 第 29 日本がん看護学会学術集会

・「ピアサポートを受けた乳がん患者が捉えたピアサポートの評価」ポスター発表予定2015 年 4 月 オーランド 第 40 回アメリカがん看護学会

・「Feelings of difficulty experienced by Breast cancer patients in the treatment process and perceptions of interactions with Breast cancer survivors in Japan」ポスター発表予定

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日本放射線腫瘍学会第27回学術大会

がん患者・支援者/がん患者団体・支援団体に対する

ペイシェント・アドボケイト・プログラム

 

2014年12月11日~13日にパシフィコ横浜会議セ

ンター・展示ホールで日本放射線腫瘍学会(以下、J

ASTRO)第27回学術大会が開催されました。大会

長を務められた早川和重先生(北里大学医学部放射線

科学

放射線腫瘍学 教授)は、JASTRO学術大会

では初めてとなる、ペイシェント・アドボケイト・プ

ログラム(以下、PAP)を導入されました。CNJ

では、本企画の運営等をお手伝いさせていただきまし

た。

 

内容は、1.参加費の優待 

2.特別ランチョンセ

ミナー3.最新機器展示ツアーで、がん患者支援に携

わる方を対象に募集し、2日間にわたり42名の方が参

過去セミナーを視聴→ 「小児がん」で検索 http://www.cancerchannel.jp

ReportCancerNet Japan

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加されました。遠方は福岡からもご参

加いただき、参加された皆さんは、最

新の放射線治療の知識を学ばれていま

した。今後、各地域でのがん対策や患

者支援に活用していただけることと思

います。

 

ランチョンセミナー1日目は、佐々

木治一郎先生(北里大学病院集学的が

ん診療センター長、新世紀医療開発セ

ンター教授)による「がん治療におけ

る薬の話:抗がん化学療法、分子標的薬

の現状と今後」、2日目は大会長の早川

和重先生による「治癒力を高めるには:

心豊かに過ごす」が開催され、会場が

一体となる素晴らしい講演でした。

~What W

e Can Do N

ow

もっと知ってほしい小児がん・

AYA世代のがんのこと

in

大阪

 

9月28日に、大阪(ブリーゼプラ

ザ)で開催。当日は、西村麻子

さん

(毎日放送アナウンサー)の司会で

始まり、各専門医師と体験者にご登

壇いただきました。また、Q&Aトー

クセッションとミニコンサートや

レモネードスタンドも開催。当日

演奏をした近畿大学附属高等学校

吹奏楽部の学生さんからは、「講演

を聞かせて頂いて命について深く考

えることが出来ました。大変心に響

く講演をありがとうございました。

それと同時に近高吹奏楽部の目標で

もある音楽を届ける演奏というのを

改めて考え、演奏することが出来ま

した。ありがとうございました」と

感想をいただきました。

9/28 小児がんセミナーへご協力をありがとうございました!(※動画公開中)がんになっても笑顔で育つ

楠木 重範先生 チャイルド・ケモ・クリニック

院長

若い人に多い精巣腫瘍

三木 恒治先生 京都府立医科大学大学院

泌尿器科

ハーフの僕が

白血病になって

ウィリアム エダ メネゼスさん急性リンパ性白血病経験者

失ったものと得たもの

そして誇り

内賀嶋 仁美さん原始神経外胚葉性腫瘍(PNET)経験者

▲左から/西村麻子さん、楠木重範先生、レモネードスタンドお手伝いのスタッフさん 

ウィリアムエダメネゼスさん、三木恒治先生、内賀嶋仁美さん

参加者

137 名

参加者

42 名

ありがとうございました

ありがとうございました

▲機器展示ツアーでは、会期中、展示ブースに出展された4 社(順不同:株式会社バリアン メディカルシステムズ、エレクタ株式会社、株式会社日立メディコ、日本アキュレイ株式会社)の協力により、最新の治療機器の展示実機をPAP参加者が見学し、各社より最新機器の特長などについて説明を受けました

▼参加者からの質問に自ら答える大会長の早川和重先生

Page 6: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

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第55回日本肺癌学会学術集会

第55回日本肺癌学会学術集会を終えて

 

11月14日~16日に京都(国立京都国際会

館)で第55回日本肺癌学会学術集会(会

長:近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門教

中川和彦先生)が開催されました。C

NJは、患者さん、ご家族、一般の方々に

も、肺がん医療、肺癌学会の取り組みを知っ

てもらい、医療者と一緒により良い肺がん

医療を実現するため、肺癌学会として初め

てとなる一般向けプログラム「GO、GO

(55)肺癌学会:学会へ行こう

!!」プログ

ラムを企画・運営しました。

 

3日間を通じて、近年目覚ましく発展し

ている肺がん治療について、さらに緩和

ケアや仕事、お金、情報など、療養に関わ

る幅広い講演が行われました。16日には学

会長の中川和彦先生、イギリスのがん無料

相談支援施設「マギーズセンター」のエジ

ンバラ施設長A

ndrew A

nderson

先生、フ

▲ 10/18 第 55 回日本肺癌学会学術集会市民公開講座あなたが、大事な人が、がんになった時に、知っておくべき日本のがん(肺がん)医療登壇者左から/倉田宝保先生、中川和彦先生 、山岡鉄也さん、早見和真さん小松武幸さん、 澤祥幸先生、中村慎一郎先生、金田裕靖先生

▲ 10/11 第 55 回日本肺癌学会学術集会【医療者向け】メディカルスタッフが 知っておくべき近年の肺がん分子標的薬剤とその副作用対策 in 東京登壇者上段左から/宮田広樹先生、佐々木治一郎先生、永井完治先生、中川和彦先生、坪井正博先生、金田裕靖先生下段/小山富美子先生、秋山ありすさん、梅田恵先生、藤原季美子先生

▲登壇者左から/司会の中井美穂さん、中川和彦先生、Andrew Anderson 先生

▲左から京都宣言の登壇者/久光重貴さん、田村恵子先生、澤祥幸先生、中川和彦先生光冨徹哉先生、阿南里恵さん、秋山ありすさん、中井美穂さん、下段 LinQ メンバー

▲ 左 上 から、 会 場 の 様 子、LinQ ミニコンサート◀左下、川尾朋子さんによるパフォーマンス「結心」

 

日本肺癌学会学

術集会を前に、医

療従事者対象の「肺

がんチーム医療推進

フォーラム」を大阪・福岡・名古屋に続き、

最終開催地の東京で10月11日に行いまし

た。最後のセミナーは、分子標的薬剤とそ

の副作用対策を題材に、広報大使の秋山あ

りすさん(LinQ・現役医学部生)の総

合司会で始まり、各専門医師に分かりやす

くご説明いただきました。

 

また、マギーズセンターの話やQ&A

も。セミナー終了後は登壇者と参加者の皆

さんで交流・情報交換を目的に、参加者懇

親会も開催し盛会に終了しました。参加し

た看護師からは「新たな知識(皮疹と効果)

が増えて良かったです。薬剤の減量のタイ

ミングやケアサポートも聞いてみたいで

す」と感想をいただきました。

 

10月18日に、患

者さん、ご家族、

医療者、市民の皆

さんを対象に「第55

回日本肺癌学会学術集会市民公開講座~

あなたが、大事な人が、がんになった時に、

知っておくべき(肺がん)医療」を大阪で

開催しました。広報大使の秋山ありすさん

の総合司会で始まり、がんになったときに

知っておきたい情報を、各専門医師がわか

りやすく解説。さらに、「ママが生きた証

(あかし)」「ぼくたちの家族」の作者をお

迎えし、体験談などもお話いただきまし

た。参加者からは「周囲にがん患者がいな

いため、このようなテーマに触れることが

なく、新鮮でよかった。秋山ありすさんが

医大生として医療とアイドルを結びつけ

てくれたのはとても画期的な試みで良い

と思いました」と感想をいただきました。

参加者

148 名

合計参加者

191 名

ありがとうございました

ありがとうございました

リーアナウンサーの中井美穂さんによるパ

ネルディスカッションも開かれました。ど

のセッションも熱心に耳を傾け、積極的に

質疑される一般の皆さんの姿が印象的でし

た。3日間で98名の患者さん・ご家族・市

民の方々がご参加くださり、肺がんとその

理想の診療について、医療者と患者さん、

一般市民が共に考え話し合う貴重な場とな

りました。

 

学会前夜の懇親会では、本学術集会のロ

ゴ「A

lliance for Lung Cancer

」を手掛け

られた書家川尾朋子さんによるパフォーマ

ンスの披露も。さらに、15日のレセプショ

ンパーティでは、CNJの小児がんセミ

ナーなどにご協力いただいている九州発ア

イドルグループLinQが、学会初となる

ミニコンサートを開催し、本会に華を添え

ました。

Page 7: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

ReportCancerNet Japan

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肺がん疾患治療啓発キャンペーン

もっと知ってほしい

肺がんのこと

2014

in

ナース専科×キャンサーネットジャパン

看護師を対象としたタイアップセミナー

もっと知ってほしいがんのこと for N

urse

2014

 

6月29日広島(司会:広島がんサポート

中川けいさん)、9月20日名古屋(司会:フ

リーアナウンサー小林美幸さん)、11月8日

仙台(司会:織原聖月さん)で肺がんセミ

ナーを開催。肺がんの概要・外科治療・放

射線治療・薬物療法を各専門医師に分かり

やすくご説明いただきました。

 

また、さとう宗幸さんのミニコンサート

もあり、来場者からは、「いろいろな治療

法を順番に聞くことができて、頭の中が整

理できた気がする。お医者さんが市民のた

めにわかりやすく説明してくださる努力を

感じた。ありがたいです。さとう宗幸さん

 

CNJは看護師向けメディア「ナース専

科」(株式会社エス・エム・エス)とタイアッ

プし、看護師を対象としたセミナー「もっ

と知ってほしいがんのこと for N

urse

」を

開催しました。

 

第1回となる10月11日は「がん患者のセ

ルフケア」(講師:湘南記念病院かまくら

乳がんセンター・土井卓子先生、上智大学

総合人間科学部看護学科・渡邊知映先生、

美容ジャーナリスト/乳がん体験者・山崎

多賀子さん)、第2回(11月8日)は疼痛

マネジメントを主とした「緩和ケア」をテー

マに開催(講師:昭和大学病院緩和ケアセ

ンター・樋口比登実先生、㈱緩和ケアパー

※特設サイトでは、今後のセミナー及び過去の動画も視聴できます→ http://www.cancernet.jp/lungcancer/

6/29 広島セミナー登壇者◀上段左から/藤高一慶先生 広島大学病院 呼吸器内科 岡田守人先生 広島大学病院 呼吸器外科

岩本康男先生 広島市民病院 腫瘍内科

下段左から/永田靖先生 広島大学病院 放射線治療科 さとう宗幸さん・中川けいさん

▲左から/土井卓子先生、渡邊知映先生、山崎多賀子さん

11/8 もっと知ってほしい緩和ケアセミナー登壇者▲上段左から/阿南里恵さん、梅田恵先生、樋口比登実先生

12/13 もっと知ってほしいがんの薬物療法とその副作用マネジメントセミナー登壇者▲上段左から/室圭先生、山本悦秀先生、春藤紫乃先生

9/20 名古屋セミナー登壇者◀上段左から/岡田徹先生 名古屋大学医学部 放射線医学教室 長谷川好規先生 名古屋大学医学部附属病院 呼吸器内科

樋田豊明先生 愛知県がんセンター 呼吸器内科

澤祥幸先生 岐阜市民病院 呼吸器・腫瘍内科

下段左から/さとう宗幸さん・小林美幸さん横井香平先生 名古屋大学医学部附属病院 呼吸器外科

▼各セミナーでは、さとう宗幸さんのミニコンサートを開催し好評でした

合計参加者

674 名

合計参加者約140 名

ありがとうございました

ありがとうございました

動画公開中のセミナーは、キャンサーチャンネルでも→http://www.cancerchannel.jp

広島

名古屋

仙台の

ミニコンサート、こんなにもステ

キな歌声とは思いませんでした。聞

けてよかったです。今日のセミナー

とともに記憶に残ると思います」「な

かなか聞けない先生方のお話を伺う

ことができ、大変勉強になりました。

家族(患者)に役立てることができ

るよう資料をもう一度じっくり目を

通してまいります。ありがとうござ

いました」と感想をいただきました。

トナーズ・梅田恵先生、子宮頸がん体験者・

阿南里恵さん)。第3回(12月13日)は「もっ

と知ってほしいがんの薬物療法とその副作

用マネジメント

~近年の分子標的薬剤が

わかる~」(講師:愛知県がんセンター中

央病院

薬物療法部・室圭先生、がん・感

染症センター都立駒込病院がん化学療法看

護認定看護師・春藤紫乃先生、金沢大学

名誉教授・城南歯科医院/大腸がん体験者・

山本悦秀先生)。

 

3回で140名を超える看護師の方々に

ご参加いただきました。「一番身近な医療

職として何ができるか」を日々追求する看

護師の方々に役立つ情報、そしてがん経験

者の思いを伝え、より良い看護につなげて

いただく機会を今後も提供していきます。

10/11もっと知ってほしいがん患者のセルフケアセミナー登壇者

▲ 11/8 仙台セミナー登壇者/左から菅原俊一先生 仙台厚生病院 呼吸器内科 高橋里美先生 宮城県立がんセンター 呼吸器外科

近藤丘先生 東北大学病院 呼吸器外科・さとう宗幸さん一ノ瀬正和先生 東北大学病院 呼吸器内科

神宮啓一先生 東北大学病院 放射線治療科

折原聖月さん

Page 8: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

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前立腺がん患者・家族のための公開講座

もっと知ってほしい

前立腺がんのこと

2014

in

東京

肺がん市民公開講座

もっと知ってほしい肺がんのこと

  

〜肺がんにかかっても

    「自分らしく」過ごすために〜

アピタルがん夜間学校

  

がんと分子標的薬のこと

  

がんと脱毛・皮膚のこと

  

がんと感染症のこと

 

9月20日に東京(秋葉原UDX)で開催。当日は前立腺

がんについて、各専門医師に分かりやすくご説明いただ

きました。また、Q&Aトークセッションや、セミナー

終了後は前立腺がん患者・家族の皆さんで交流・情報交

換を目的に参加者懇親会も開催。参加者から「家族の立

場でセミナーに参加しました。半月前に前立腺がんの告

知を受け、治療に入った家族を支える上で、今回のセミ

ナーは大変勉強になりました。先生方のお話もとてもわ

かりやすかったです。また、体験者

の方のお話からも前立腺がん患者の

方の気持ちになってお話を伺うこと

ができました。ありがとうございま

した」と感想をいただきました。

 

本セミナーは、キャンサーチャ

ンネル及びビデオライブラリー

(http://ww

w.cancernet.jp/video

でも公開中。

 

9月6日に、東京(秋葉原UDX)でNPO法人胸部

腫瘍臨床研究機構と共催。当日は、9名の登壇者を迎え、

「肺がんについて」「臨床試験について」「質疑応答」の三

部構成で各専門医師より講義いただきました。また、参

加者からは、「たくさんの先生方の講演が聞けてよかった

です。初めての参加でしたが、またこのような講演があっ

たらぜひ参加したいです。千葉方面でもお願いします。

質疑応答の時間、とても丁寧でよかったです。新しい薬

の情報も良かったです」と感想をいただきました。

 

毎月第3水曜に東京(秋葉原U

DX)で開催しているアピタルが

ん夜間学校。9月17日は「がんと

分子標的薬のこと」、10月15日は「

がんと脱毛・皮膚のこと」、11月19

日は「がんと感染症のこと」を開催。

 

各セミナーの様子は、朝日新聞

医療サイト「アピタル」

のアピタル

夜間学校、キャンサーチャンネル

で動画公開をしています。この機

会にぜひご視聴ください。

キャンサーチャンネルでも動画公開中→ http://www.cancerchannel.jp/

9/20 前立腺がんセミナーへご協力をありがとうございました!(※動画公開中)前立腺がんの

外科治療と薬物療法

赤倉 功一郎先生JCHO 東京新宿

メディカルセンター 泌尿器科

前立腺がんの放射線治療

~IMRT、粒子線治療、小線源治療

秋元 哲夫先生国立がん研究センター東病院 臨床

開発センター粒子線医学開発分野 放射線治療科

前立腺がん

体験者どうしで繋がろう !

武内 務さん前立腺がん体験者

9/6 肺がん市民公開講座へご協力をありがとうございました!(※動画公開中/キャンサーチャンネル http://www.cancerchannel.jp/)

第一部肺がんについて

講演① 肺がんの放射線治療講演② 肺がんの抗がん剤治療 細胞障害性抗がん剤講演③ 肺がんの抗がん剤治療 分子標的薬

第一部臨床試験について

講演① 期待される治療講演② 新しい治療が受けられる様になるまで

第三部/質疑応答

9 月〜 11 月開催:アピタルがん夜間学校へご協力をありがとうございました!もっと知ってほしい 

がんと感染症のこと

荒岡 秀樹先生虎の門病院 臨床感染症部

もっと知ってほしい

がんと脱毛・皮膚のこと

山崎 直也先生国立がん研究センター 皮膚腫瘍科

もっと知ってほしい

がんと分子標的薬のこと

照井 康仁先生がん研有明病院 がん化学療法センター・血液腫瘍科

▲左から/秋元哲夫先生武内務さん赤倉功一郎先生 

▲左上から/堀之内秀仁先生、福井朋也先生、二瓶圭二先生、横山琢磨先生、▲左下から/細見幸生先生、滝口裕一先生、岡本浩明先生、川上祥子(CNJ)

▲上段/渡邉古志郎先生下段/加藤晃史先生

荒岡秀樹先生講演では「がん患者は感染症になりやすいので手洗いなど予防にも気をつけて」とアドバイスも

山崎直也先生講演では「新しい薬剤 の 登 場 ととも に様々な皮膚症状をコントロールし、がん治療をうまく続けていくことが必要」とも

照井康仁先生講演では「分子標的薬の作用は薬剤により特徴的であって、従来の抗がん剤よりもやさしいと考えてください」とも

合計参加者

201 名ありがとうございました

もっと知ってほしい

参加者

115 名

ありがとうございました

参加者

140 名ありがとうございました

Page 9: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

ReportCancerNet Japan

CN

J R

eport

9

胃がん疾患治療啓発キャンペーン

もっと知ってほしい

胃がんのこと

2014

in

青森

ブルーリボンキャラバン2014

もっと知ってほしい

「大腸がん」のこと

in

大阪

 

10月4日に青森(アピオあおもり)

で開催。当日は今泉清保さん(青

森テレビ ニュースワイドキャス

ター)の司会で始まり、胃がんの

疫学・診断・外科治療・薬物療法

について、各専門医師に分かりや

すくご説明いただきました。また、

参加者から事前にいただいた質問

に答えるQ&Aトークセッション

を開催。

 

参加者から「がんは恐ろしいも

のと思っていましたが、頼もしい

先生方の存在に明るい未来が見え

ました」と感想をいただきました。

 

10月23日に大阪(ブリーゼプラ

ザ)で開催。当日は、高井美紀さ

ん(毎日放送アナウンサー)の司

会で始まり、各専門医師より大腸

がんの検査・診断、また外科的治療・

薬物療法について講義いただきま

した。また、参加者から事前にい

ただいた質問に答えるQ&Aトー

クセッションを開催。

 

患者さんから「とても勉強にな

りました。わかりやすく治療法が

聞けました。がん体験の先生の話

には共感しました。一緒に頑張ろ

うと思いました。いちむじんの演

奏素敵でした。佐藤先生の患者さ

んが良くなりますように」と感想

をいただきました。

特設サイト

特設サイト

http://www.cancernet.jp/gastriccancer/

http://www.cancernet.jp/brc/

10/4 胃がんセミナーへご協力をありがとうございました!(※動画公開中)

開会挨拶

座長:吉田 茂昭先生青森県立中央病院

病院長

胃がんの疫学〜なりやすさとなりにくさ(青森県の特性を含めて)

松坂 方士先生弘前大学大学院医学

研究科 地域がん疫学講座

胃がんの内視鏡的診断・治療の最先端

花畑 憲洋先生青森県立中央病院

消化器内科

胃がんの外科療法〜開腹手術と腹腔鏡手術

和嶋 直紀先生弘前大学大学院

医学研究科 消化器外科

胃がんの薬物療法〜抗がん剤の進歩と最新の治療戦略

坂田 優先生三沢市立三沢病院

事業管理者 病院長兼務

10/23 大腸がんセミナーへご協力をありがとうございました!(※動画公開中)

大腸がん体験談

山本 悦秀先生 金沢大学 名誉教授

城南歯科医院 理事長

大腸がん/大腸ポリープ

の診断・検査の実際

石黒 めぐみ先生 東京医科歯科大学大学院

腫瘍外科学

大腸がんの外科的治療と

その後の生活

板橋 道朗先生東京女子医科大学 第二外科

大腸がんの薬物療法

(抗がん剤・分子標的治療)

佐藤 太郎先生大阪大学医学部附属病院

消化器外科学

Q&A パネルディスカッション

金澤 旭宣先生田附興風会医学研究所北野病院 消化器センター

杉本直俊先生大阪府立成人病センター 臨床腫瘍科

▲左から/和嶋直紀先生、坂田優先生吉田茂昭先生、今泉清保さん花畑憲洋先生、松坂方士先生

▲左上から/山本悦秀先生、金澤旭宣先生、佐藤太郎先生、杉本直俊先生 

左下から/高井美紀さん、板橋道朗先生、石黒めぐみ先生

参加者

67名

ありがとうございました

動画公開中のセミナーは、キャンサーチャンネルでも→http://www.cancerchannel.jp

参加者

187 名

ありがとうございました

MBS

×CNJ Jum

p Over Cancer

第四回

もっと知ってほしいがんのこと

〜がん治療と家族のサポート〜

 

10月28日に大阪(MBS本社1階

ちゃ

やまちプラザステージ)でセミナーを開

催。当日は、相談支援センターの役

割や、がん治療と家族のサポートを

テーマにしたトークセッション、さ

らに濾胞性リンパ腫をご経験の都啓

一さん・妻の久宝留理子さんをゲス

トにお迎えし、体験談やミニライブ

も開催されました。

 

来場者からは「父が都さんと同じ

病気で治療中です。都さんの治療中

のお話を聴けて、とても励みになり

ました。父も夜眠れないことが多い

ようなので

、気分転換させてあげた

り、今私ができるサポートをしてあ

げたいと思いました」と感想をいた

だきました。

過去セミナーを視聴→ http://www.cancernet.jp/mbscnj/postvideos

10/28 Jump Over Cancer へご協力をありがとうございました!(※動画公開中)トークセッション

都 啓一さんキーボーディスト・作曲家・音楽プロデューサー

久宝 留理子さんシンガーソングライター

トークセッション

井上 法子さん大阪市立総合医療センター

患者支援センターがん相談支援センター

がん専門相談員(看護師)

トークセッション

大濵 江美子 さん大阪市立総合医療センター

患者支援センター医療ソーシャルワーカー

トークセッション

北田 なみ紀さん大阪市立総合医療センター

患者支援センター主査 がん専門看護師

司会

上田 悦子さん毎日放送(MBS)

アナウンサー

▲上左から/北田なみ紀さん井上法子さん大濵江美子さん

参加者

83名ありがとうございました

Page 10: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

当日の登壇者紹介横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター北里大学医学部 新世紀医療開発センター聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科横浜市立大学医学部 がん総合医科学カラーボール ボーカル/胃がん経験者神奈川県立がんセンター 消化器外科

当日の講師紹介JCHO 人吉医療センター 院長

熊本大学大学院 生命科学研究部 消化器外科学

済生会熊本病院 腫瘍・糖尿病センター

相談支援センター

当日の登壇者紹介大阪ガス株式会社大阪府立成人病センター乳腺・内分泌外科近畿大学医学部内科学講座 腫瘍内科部門大阪大学医学部附属病院 形成外科

円谷 彰田邉 聡福永 哲市川 靖史高橋 和奈吉川 貴己

木村 正美馬場 秀夫境 健爾

江本 雅朗中山 貴寛鶴谷 純司矢野 健二

開催日/1 月11日(日) 参加費/無料時 間/ 13:00 〜 16:00場 所/横浜情報文化センター 情文ホール

(横浜市中区日本大通 11 番地)

開催日/1 月 25 日(日) 参加費/ 5,000 円(税込) 時間/13:00 〜 16:30 場所/エス・エム・エス本社 18 階 セミナールーム( 東京都港区芝公園 2-11-1 住友不動産芝公園タワー )

■第一部〜セミナー・乳がんの概要について

【1】ホルモン受容体陽性タイプ(ルミナル A・B)の乳がんについて

【2】HER2・トリプルネガティブタイプの乳がんについて

【3】乳房再建について

■第二部〜スモールミーティング各【1】【2】【3】のスモールミーティング

・漢方薬ってなあに?

・がん臨床での漢方薬使用の実例と、 看護師に期待すること

・漢方薬にがん患者が期待すること

・がん臨床での漢方薬活用のために 看護師ができること

開催日/ 2 月11日(水・祝) 参加費/無料 場所/大阪ガスビル 3 階ホール(大阪市中央区平野町) 時間/13:00 〜 16:00(スモールミーティング 16:15 〜 17:00)

開催日/ 2 月 8 日(日) 参加費/無料時 間/ 13:00 〜 15:00場 所/ JCHO 人吉医療センター 講堂 どうあん

(熊本県人吉市老神町 35 番地)

1 月 21 日(水)もっと知ってほしい がんと糖尿病のこと講師:船橋市立医療センター 代謝内科 岩岡 秀明

2 月18 日(水)もっと知ってほしい がんと痛みのこと講師:がん研究会有明病院 緩和ケアセンター 服部 政治

3 月18 日(水)もっと知ってほしい がんと在宅医療のこと講師:医療法人社団悠翔会 佐々木 淳

参加費/無料時 間/ 19:30 〜 21:00場 所/秋葉原UDX4 階シアター

(東京都千代田区外神田 4-14-1)

1/11(日)横浜

1/25(日)東京

2/11(水)大阪

2/8(日)人吉

1/21(水)

・2/18(水)

・3/18(水)

東京

もっと知ってほしい「大腸がん」のこと

胃がん疾患治療啓発キャンペーン

「ナース専科」タイアップセミナー【看護師向けセミナー】

もっと知ってほしい「胃がん」のこと

もっと知ってほしい、がんと漢方薬のこと

アピタル夜間学校シリーズ

アピタルがん夜間学校

過去のセミナーはキャンサーチャンネルで視聴できます/ http://www.cancerchannel.jp 10

Event Schedule 2015.01-03CancerNet Japan

CN

J Even

t Sch

edule

セミナーページ/ http://www.cancernet.jp/14358

お申し込みはナース専科・申し込みサイト/ http://nurse-senka.jp/contents/seminar/209608/

セミナーページ/ http://www.cancernet.jp/15791

特設サイト/ http://www.cancernet.jp/brc

特設サイト/ http://www.cancernet.jp/event/apitalcancer

各イベント・お申し込みは http://www.cancernet.jp/eventCNJ 検索

毎月第 3水曜日秋葉原 UDX にて

『アピタルがん夜間学校』開催中!

〜私にとっての最適の治療とは?〜

もっと知ってほしい乳がんのこと 2015 in 大阪

Page 11: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

キャンサーネットジャパンボランティア大募集!!

CNJ Speakers 季刊誌 2015 年 Winter 発行日 / 2015 年 1 月編集発行/ NPO 法人キャンサーネットジャパン〒 113-0034 東京都文京区湯島 1-10-2 御茶ノ水 K&K ビル 2 階電  話/ 03-5840-6072 FAX / 03-5840-6073E-mail:[email protected]ホームページ:http://www.cancernet.jp

次号予告

CNJ Speakers 9 号は2015 年 4 月発刊です

海外がん医療 TOPICS

 米国でも異なる医療機関に行く度に繰り返される臨床検査など、過剰医療が高額な医療支出の原因となっています。過剰医療は不要で、無駄に患者

の経済的負担を増やすだけでなく、患者の健康に有害になる場合さえあります。こうした背景から、米国内科専門医認定機構(ABIM)財団は、2012

年から「Choosing Wisely(賢く選ぶ)」キャンペーンを開始しています。①科学的根拠に基づく、②不要な検査等を繰り返さない、③害を及ぼさない、

④真に必要である、という4つの観点から再考すべき検査や治療について一覧にし、「賢く選ぶ」ための医療者と患者の話し合いを促すことが目的です。

このキャンペーンには、米国臨床腫瘍学会や米国外科学会、米国放射線医学会、米国看護師協会をはじめ 72 の専門医学会が参加しています。

 例えば癌関連では、低リスクの前立腺癌では積極的治療よりも、経過観察の方が「賢い選択」である場合が多々あります。また乳癌手術でも、し

こりが小さく、リンパ節転移の疑いが低い場合は、腋窩リンパ節郭清ではなく、センチネルリンパ節生検の方が患者への負担が少なく、その有効性

も研究で裏付けられています。しかし念のためにと、不必要に腋窩リンパ節郭清が選ばれてきた経緯もあるのです。

 画像検査と腫瘍マーカー検査が無駄に行われている現状もあります。過剰な画像検査に

よる放射線の蓄積は癌リスクとなり、「偽陽性」は不要なストレスの原因です。誰もが癌治

療終了後も再発の不安を感じますが、症状がない限り PET や PET-CT を実施する必要性は

一般的にありません。

 また、化学療法中の白血球増加剤(G-CSF)投与は、一時的に白血球を増やすことで発熱性

好中球減少症による入院リスクは低下させますが、疼痛や、発熱、全身の病的な倦怠感を生じ

る可能性もあります。G-CSF 製剤の投与は感染症リスクが高い人に対してのみ推奨されています

が、現実にはリスクが高くない人が投与を受け、実際にリスクのある人が投与を受けていない

場合もあります。「賢く選ぶ」には正しい情報と、医師と患者との話し合いが欠かせません。

・化学療法により発熱性好中球減少症の発症 リスクがあり、その確率が 20%以上、 かつ、白血球数を増加させる唯一の方法が G-CSF の人・66 歳以上の人・身体が衰弱し、免疫系が有効に働かない人

感染症リスクの高い人

テーマ: 無駄な医療を避ける「賢く選ぶ」キャンペーン

 本誌の感想、CNJ に期待すること、今後開催してほしいセミナー、

参加されたセミナーの感想など、皆さまからのお便りを募集していますお便りは、ハガキとメールで受付中!E-mail:[email protected]〒 113-0034 東京都文京区湯島 1-10-2 御茶ノ水 K&Kビル 2階「NPO法人キャンサーネットジャパン読者の声係」宛て

11

■場所/東京事務所(東京都文京区湯島 1-10-2 御茶ノ水 K & K ビル 2 階)もしくは各セミナー開催都市※登録制になりますので、まずは以下の情報をそえて [email protected] もしくは FAX:03-5840-6073 にご連絡下さい。・氏名・年齢・参加可能都市・希望曜日や頻度(月1・2 回可能)など。がん体験者はお知らせください(作業の負担を考慮します)

お手伝いしていただけるボランティアさんを募集中です。事務所での軽作業や

セミナー会場でのお手伝いなど、ご都合の良い時間にぜひご協力をお願い致します。

※ボランティアは無償になります ※ CNJ の活動主旨などを確認し賛同いただける方のみ

※ Choosing Wisely のホームページでは、話し合うべき検査や治療について、医師向けと患者向けに分かりやすい資料を公開しています(英語のみ)。http://www.choosingwisely.org/doctor-patient-lists/

※癌関連の一部日本語訳は、海外医療癌情報リファレンス http://www.cancerit.jp/ 「発信元で探す」で右下の Choose Wisely をご参照下さい。

新年のご挨拶

 

新年明けましておめでとうございます。

 

常勤スタッフ2名でスタートしてから8年が過ぎました。事業規模も拡

大し、3度の事務所移転を経て、現在、常勤スタッフ8名、また定期的に

勤務するスタッフ、大阪支部を含めると10数名体制で運営するNPO法人

になりました。この8年間「がん患者が本人の意思に基づき、治療に臨む

ことができるよう、患者擁護の立場から、科学的根拠に基づくあらゆる情

報発信を行うこと」をミッションに、胃がん、肺がん、乳がん、大腸がん

など罹患者数の多い疾患から、小児がん、若年者がんなど罹患者数の少な

い疾患までをテーマに、全国各地でのセミナーの開催や、インターネット

を通じた情報発信を行ってきました。

 

これもひとえに私共の活動をご支援頂く会員各位、ご支援頂く皆様、企

業様、団体様のおかげと心より御礼申し上げます。スタッフ一同、気持ち

を新たに新年を迎えました。今後共、皆様の変わらぬご支援をよろしくお

願い申し上げます。

特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン理事長

岩瀬

Page 12: CNJ Speakers 季刊誌 2015年Winter

患者・家族・支援者・医療者のための新しいがん医療情報のカタチ。

患者・家族・支援者・医療者のための新しいがん医療情報のカタチ。

http://www.cancerchannel.jp

がん医療セミナーやがん医療情報の映像をweb* から配信。スマートフォンやタブレットからも閲覧できます。*Ustream・Youtubemediasite

医療用かつらレンタル・デイリースをご利用いただいた患者さまが無事に治療を終えられて、不要となったウィッグを完全にリフォームしてご提供します。

8,800円(税込)

※詳細は、CNJのHPで発表します。

ご提供価 格

がん体験者によるピアサポートがん体験者によるピアサポート がんと言われて

不安な気持ちを

誰かに聞いて

もらいたい・・・

再発への不安な気持ち

話してみようかな・・

家族や職場にどう話したらいいの?

開催場所日時

横浜労災病院内 ( 横浜市港北区小机 3211)

※ピアサポートよこはま・相模原協同病院の実施日の変更があります。

毎週火曜 面接相談 ( 電話での相談は行っていません。)

相模原協同病院内 ( 相模原市緑区橋本 2-8-18) 第1・3水曜/2・4木曜 面接相談 ( 電話での相談は行っていません。)

横須賀共済病院内 ( 横須賀市米が浜通 1-16) 毎週木曜 面接相談 ( 電話での相談は行っていません。)大和市立病院内 ( 大和市深見西 8-3-6) 毎週金曜 面接相談 ( 電話での相談は行っていません。)

済生会横浜市南部病院 ( 横浜市港南区港南台 3-2-10) 毎週月・金曜

10 時 30 分

10 時 00 分

10 時 00 分10 時 00 分

11 時 00 分

~ 15 時 00 分

ピアサポートよこはま ( 横浜市神奈川区台町 7-2-715) 毎週月・水・金曜 電話相談および面接相談 電話: 045-313-133110 時 00 分 ~ 14 時 30 分

~ 15 時 30 分

~ 15 時 00 分~ 14 時 30 分

~ 16 時 00 分 面接相談 ( 電話での相談は行っていません。)

※広告の掲載スペースにより金額が変わります。 詳しくはお問い合わせ下さい。

NPO 法人キャンサーネットジャパン 季刊誌広告係まで/ [email protected]

※広告の掲載のお申し込みは、 以下の発刊月の 1 ヶ月前までにお願い致します。

 4 月 ・ 7 月 ・ 10 月 ・ 1 月の年 4 回発刊します。

このスペースに広告を掲載しませんか?NPO法人キャンサーネットジャパンは「患者擁護

の観点から、科学的根拠に基づくあらゆるがん医

療情報の発信とがん疾患啓発を行うこと」をミッ

ションとして活動する特定非営利活動法人です。

募集寄付会員

http://www.cancernet.jp

美恵ママ・乳がん基金美恵ママ・乳がん基金はチャイルド・ライフ・スペシャリスト育成・普及のため、皆様からのご支援をお待ちしております。

https://bokinchan2.com/cnj/miemama/bokin/page0.php詳しくは、特設サイトにてご確認ください。

チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)とは、病気(小児がん等)の子どもと家族を精神的にサポートする専門家のことを言います。

CNJのもっとわかる出版物のはなし

無料でダウンロードできます!http://www.cancernet.jp/publish

樋 口 宗 孝 がん 研 究 基 金Munetaka Higuchi Foundation for Cancer Awareness and Research

小児 ・ 若年者のがん罹患者数は少なく、 治療法の開発も、 罹患者数が多い大人の

がんに比べ遅れていると言われています。 また、 就学・就職・恋愛・結婚・出産など、

大人のがんと異なる多くの問題にも直面しており、 これらの現状について広く貰う

ための啓発活動、 将来的には治療法の研究 ・ 開発に寄与を目的にします。

小児がん・若年性がん支援

レモネードスタンドを

やりませんか?

文化祭・自治会のお祭り・

イベントなどで

http://www.lemonadestand.jp/

12/5 に CNJ で第二回レモネードスタンドバー開催!

皆様のお陰で8 万1970 円の

寄付が集まりました!

CNJ Speakers 季刊誌 2015 年 Winter※このスペースに広告を掲載しませんか? ※広告の掲載スペースにより金額が変わります。詳しくはお問い合わせ下さい。NPO 法人キャンサーネットジャパン 季刊誌広告係まで/ [email protected]