画期的な低雑音『balanced aava方式ボリューム・ …画期的な低雑音『balanced...

6
●画期的な低雑音『Balanced AAVA方式ボリューム・コントロール』搭載●高剛性・高 精度ボリュームセンサー●左右独立の高効率トロイダル・トランス●プリアンプのゲインを 選択可能●ユニット・アンプ化した各増幅回路は左右独立構成●ロジック・リレーコント ロール回路による最短の信号経路●入力ポジションに対応した位相設定が可能●プリント 基板に《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用●重厚な自然木本木目仕上げのウッドケース

Upload: others

Post on 14-Mar-2020

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

��������� ����� ������� ���

●画期的な低雑音『Balanced AAVA方式ボリューム・コントロール』搭載●高剛性・高精度ボリュームセンサー●左右独立の高効率トロイダル・トランス●プリアンプのゲインを選択可能●ユニット・アンプ化した各増幅回路は左右独立構成●ロジック・リレーコントロール回路による最短の信号経路●入力ポジションに対応した位相設定が可能●プリント基板に《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用●重厚な自然木本木目仕上げのウッドケース

I -V Converter電流を再び電圧に変換

I -V Converter電流を再び電圧に変換

16種類(1/2~1/216)の 重み付けされた電流に 変換

電流を加算

電流を加算

16個の電流スイッチ 216=65,536 通りの組み合わせ

High VoltageCurrent FeedbackAmplifier

High VoltageCurrent FeedbackAmplifier

V- I Converter

+OUTPUT+INPUT

V- I Converter−INPUT − OUTPUT

1- 2

16

1- 2

15

1- 2

8

1- 2

2

1- 2

ノブ位置と音量レベルが 同じになるように、CPUが 電流スイッチをON/OFF

CPUバランス 入力

バランス 出力

LEVEL DISPLAY

1- 2

16

1- 2

15

1- 2

8

1- 2

2

1- 2

ボリューム・ノブを回して 音量レベルの位置を検出

4パラレル

2パラレル

4パラレル

2パラレル

ATTENUATORBALANCE

VOLUME

C-3850のアンプ回路は、I-Vアッセンブリー、AAVA、バランス出力アンプ、バランス入力アンプなどの各アッセンブリー(計18ユニット・アンプ)で構成。

★ボリュームセンサー機構のカットモデル ※『AAVA(音量調整)システム』は、アキュフェーズ株式会社の特許です。

C-3850 Balanced AAVA 原理図

アキュフェーズは1972年に創業して、40周年を迎える節目にあたり、次世代をリードする記念モデルとして『プレシジョン・プリアンプC-3800』を発売、他の追随を許さない圧倒的な技術力と性能・音質により世界のオーディオファイルより揺るぎない評価をいただきました。『プレシジョン・プリアンプC-3850』はC-3800の内容を一新して、今までアキュフェーズが培ったプリアンプのノウハウを集大成、飽くなき挑戦を続けた渾身の作です。機構・回路面に最新技術を導入、部品類全ての見直しと試聴を繰り返し、アキュフェーズの妥協のない技と感性で、最高峰の性能と音質を持つプリアンプが誕生しました。

一般的な音量調節は、入力信号を抵抗体(回転・固定)で減衰させて、アンプで増幅するため、通常使用するボリューム位置で音量のみならず情報量も減衰し、ノイズが増加します。一方、《AAVA》は音量を絞るのではなく、必要な『V-Iアンプ』を切り替えてダイレクトに音量(アンプのゲイン)を変える方式ですから、インピーダンスの変化もなく、ノイズなどの影響を受けない画期的な方式です。このため、ノイズの増加がほとんどなく、最も重要な実用音量レベルで高SN比を実現できるほか、周波数特性も変わらないため音質変化もありません。さらにC-3850は、進化したAAVAの2回路平衡駆動を継承した最新の『Balanced AAVA』を搭載、《バランス入力 バランス出力》のボリュー

ム・コントロールとして理想の姿を究め、アルミブロックから削り出した、高品位・高剛性の《ボリュームセンサー機構》の一層洗練された感触とモーター駆動時の静粛性を向上、さらに高いポテンシャルに昇華させました。《入力端子から出力端子まで、信号の流れ全てが完全バランス構成》として高純度の信号伝送を基に、全素材・パーツを極限まで吟味、電気的特性の更なる向上と徹底した高音質再生を追求しました。 アナログ・プリアンプの最高位として、選び抜いた素材と最新回路など全てに贅を尽くしたC-3850は、プリアンプの新しい時代を切り拓きます。

パネル面のボリューム・ノブを回して音量レベルの位置を検出、この信号がCPUに伝達され、ノブ位置に相当する音量になるようにCPUがコントロールして電流スイッチを切り替え、AAVAのゲインを選択します。この機構は、アルミブロックを削り出して重量級に仕上げ、極太のシャフトによる高い剛性と滑らかに動く内部機構により、最高のノブ回転フィーリングを実現し、モーター駆動時の静かな動作も可能にしています。

〈アルミブロック削り出し 〉 高剛性『ボリュームセンサー機構』

《Balanced AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)方式》ボリューム・コントロール

■上位2つの『V-I変換アンプ』は最上位を4パラレル、2番目をパラレル構成にし、低インピーダンス化することにより低雑音化、従来比2dBの驚異的なS/N比の改善を実現。

■左右の連動誤差やクロストークから解放。

■アンプ本体の増幅度(ゲイン)を数値で表示。

■音量を変えても高SN比・低ひずみ率を維持、周波数特性や音質の変化がほとんどない。

■アッテネーターやバランス・ボリュームもAAVAで行うため余分な回路が不要。

■きめ細やかなボリューム・コントロール:V-Iアンプは65,536段階の組み合わせによる、繊細な音量コントロールが可能。

AAVAの動作原理 入力した音楽信号をV-I(電圧-電流)変換アンプで、下図のように

『16種類の重み付けされた電流』に変換します。16種類の電流は、それぞれ16個の電流スイッチによって組み合わせて電流を増減させます。これらの電流の合成が、音楽信号の大きさを変える《音量調整回路》となり、加算した電流を《I-V(電流-電圧)変換器》によって電圧に変換して後段に送り出します。

アナログ・プリアンプの極致   アキュフェーズが究めた《Balanced AAVA》ボリュー

ム・コントロールは、高い剛性と滑らかで心地よい感触とともに、唯一無二、信号劣化のない

ボリューム・コントロールが織りなす至高のときを与えてくれます。驚異的なSN比を獲得した

ものだけが魅せる静寂と際立つ音の世界、自然で驚くほど豊かな情報量が、かつてない音楽

再生の新たな次元に到達した、アキュフェーズ45年に至るアナログ・プリアンプの集大成です。

0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

1- 2

2

1- 2

3

1- 2

4

1- 2

5

1- 2

6

1- 2

7

1- 2

8

1- 2

9

1- 2

10

1- 2

11

1- 2

12

1- 2

13

1- 2

14

1- 2

15

1- 2

16

1- 2

電流比

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

この微少電流のV-I変換アンプが 繊細なコントロールを可能にしています。

16種類のV-I変換アンプと電流のグラフ

16種類の V-I変換アンプ

技術の粋 

アナログ・プリアンプの極致

伝統の美

アナログ・プリアンプの最高位として、技術の粋を集め、選び抜いた素材など全てに贅を尽くしたC-3850は、ゴールド調のパネルフェースと職人が美しい木目の材料を厳選し、匠の技で一点ずつ手がけた自然木本木目仕上げによる鏡面仕上げのウッドケースに収納し、優美で重厚な雰囲気を醸し出しています。

プレシジョン・ステレオ・プリアンプ

OUTPUT

EXT/OFF INV12

10 8 6 4 2 0

-2

-4

Response in dB

10 100 1k 10k 100kFrequency in Hz

LOUDNESS COMPENSATOR:ON/OFF

COMP 2

COMP 1

COMP 3

OFF

コンペンセーター特性図

増強

■付属リモート・コマンダー RC-210 音量調整や入力セレクター などの切替可能。

信号伝送回路は、左右合計18ユニット・アンプ群で構成、プリント基板には《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用して銅箔面は金メッキ処理。これらのユニット・アンプ群は、ガラスエポキシのマザーボード上に、左右独立して配置し、相互干渉しないように8mm厚の硬質アルミによるフレーム構造によりしっかり保持され、電気的干渉、物理的振動を抑制しています。

■ユニット・アンプアッセンブリー

ライン/バランス入・出力端子 高音質・高信頼パーツ

高効率トロイダル・トランス 高音質フィルターコンデンサー

『EXT PRE』位相切替表示 位相切替ボタン

ゲイン切替スイッチ ヘッドフォーン・レベル 切替スイッチ

『EXT PRE』切替機能 付属のAC電源コード APL-1超高性能演算増幅器

■新設計の『高効率トロイダル・トランス』と高音質フィルターコンデンサー(10,000μF×12個)による、モノ・コンストラクションの理想電源。

■高音質・長期安定性に優れた、ロジック・リレーコントロール信号切替回路。

■豊富なライン/バランス入・出力端子を装備。

■信号伝送回路のプリント基板に、低誘電率・低損失の《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用。

■プリアンプのゲインを3種類《12dB、18dB、24dB》から選択可能。

■外部プリアンプとの切り替えができる『EXT PRE』機能を装備 。

■全ての入力ポジションに対して、出力の位相設定が可能。 設定は、LED(INV)の点灯(逆相)で確認。(消灯時は同相)

■3段階のゲイン切替可能な専用ヘッドフォーン・アンプ回路を内蔵。

■振動減衰特性の優れたアドバンスド・ハイカーボン鋳鉄製の高音質インシュレーターを採用。

■極太OFC導体5芯構造を採用し、音質を重視した電源コード APL-1を付属。

■本体を、重厚な自然木本木目仕上げのウッドケースに収納。

■多彩な機能。 ●レコーダーでの録音・再生。 ●アッテネーター機能。(-20dB) ●低音域の量感を増す3種類 のコンペンセーター特性。 ●入力ポジションを文字表示。 ●視認性の良い大型表示器を 採用して音量レベルを数値 表示。

機 能・特 長

〒225-8508 横浜市青葉区新石川2-14-10  TEL.045-901-2771(代) FAX.045-902-5052

安全に関するご注意

※本機の仕様・特性および外観は、改善のため予告なく変更することがあります。 http: //www.accuphase.co.jp/*補修部品の保有期間は製造終了後8年です。 E1510Y PRINTED IN JAPAN 850-0192-00(B1) 2015年5月作成

正しく安全にお使いいただくため、ご使用の前に必ず「取扱説明書」をよくお読みください。 ●密閉されたラック内や水、湯気、ほこり、油、 煙などの多い場所に設置しない。火災、 感電、故障などの原因になることがあります。

5年間保証 本機の保証期間はご購入日から5年間です。保証書は本体付属の『お客様カード』をお送り頂き、登録後お届けします。

入力端子 定格出力時 252mV 252mV

63mV 63mV

0.5V出力時 40kΩ(20kΩ/20kΩ)

20kΩ

入力インピー ダンス

BALANCED LINE

入力感度

入力端子 定格出力時 S/N115dB 115dB

入力換算雑音 -127dBV -127dBV

110dB 110dB

EIA S/N

BALANCED LINE

入力ショート(A-補正)

FEEDBACK

HP GAIN

CD

TUNER

LINE 2

LINE 1

LINE (AD)

LINE 3

BAL(AD)

CD-BAL

BAL 1

BAL 2

LEFTCHANNELINPUTS

LEFTCHANNEL

RIGHTCHANNEL

Balanced AAVA(Balanced Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)

RECORDER

REC

PLAY

LEFTCHANNELOUTPUTS

LEFTCHANNELEXT PREINPUTS

LINE 1

LINE 2

LINE

BAL

BAL 1

BAL 2

From RIGHT CHANNEL

HEADPHONEOUTPUT

HEADPHONEAMPLIFIER

BALANCEDAMPLIFIER

LINE AMPLIFIER

EXT PRE

EXT PRE

EXT PRE

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

INPUTSELECTOR

MONO

RECORDER

PHASE

PLAY

COMP

COMP

CPUVolumeBalanceAttenuator

FEEDBACK

COMP 1,2,3

FEEDBACK

FEEDBACK

Same as LEFT CHANNEL

FEEDBACK

FEEDBACK+

+

+

+

+

+

+

–+

+–

+–

@3バランス入力端子(4系統) BAL(AD) CD-BAL BAL 1,2

!6ヘッドフォーン・レベル切替スイッチ   LOW MID HIGH

!0出力切替スイッチ EXT PRE  ALL   BAL  LINE  OFF

!7ヘッドフォーン・ジャック

o電源スイッチ !8アッテネーター・ ボタン

iボリューム

@1ライン出力端子(2系統) !9ライン入力端子 LINE(AD) TUNER CD  LINE1,2,3

@0レコーダー録音・ 再生端子

tコンペンセーター(聴感補正)スイッチ OFF  1 2  3

w入力ディスプレイ部

@6ACアウトレット (電源スイッチに連動)

q入力セレクター

このボタンを押すと サブパネルが開きます

uレベル・ディスプレイ部

!1ディスプレイ ON/OFFボタン

!2出力位相切替ボタン

!3ステレオ/モノ 切替ボタン

!4左右バランス調整

!5レコーダー録音出力ON/OFF、再生ボタン

rゲイン切替スイッチ 12dB 18dB 24dB

@2バランス出力端子(2系統) ライン入力時:②番 -、③番 + バランス入力時:入力機器と同位相 (但し、!2位相切替ボタンで切り替え可能)

@4EXT PRE入力端子(2系統) LINE/BAL

@5AC電源コネクター

サブパネル

eインジケーター OUTPUT PHASE MONO

yインジケーター RECORDER COMPENSATOR ATTENUATOR

●周波数特性  BALANCED/LINE INPUT  3 ~ 200,000Hz +0 -3.0dB  20 ~ 20,000Hz +0 -0.2dB ●全高調波ひずみ率(全ての入力端子にて) 0.005% ● 入力感度・入力インピーダンス

● 定格出力・出力インピーダンス BALANCED/LINE OUTPUT  2V 50Ω ● S/N・入力換算雑音

● 最大出力レベル(ひずみ率 0.005% 20~20,000Hz) BALANCED/LINE OUTPUT : 7.0V RECORDER REC(AD入力時) : 6.0V ● 最大入力電圧 BALANCED INPUT : 6.0V LINE INPUT : 6.0V ●最小負荷インピーダンス BALANCED/LINE OUTPUT : 600Ω RECORDER REC : 10kΩ

● クロストーク -90dB以上/10kHz(EIA) ●ゲイン(GAINスイッチ:18dB位置) *REC出力以外は、GAINスイッチで±6dB可能 BALANCED INPUT → BALANCED OUTPUT :18dB BALANCED INPUT → LINE OUTPUT :18dB LINE INPUT → BALANCED OUTPUT :18dB LINE INPUT → LINE OUTPUT :18dB BALANCED/LINE INPUT → RECORDER REC : 0dB ●コンペンセーター 1 : +2dB(100Hz), 2 : +4dB(100Hz), 3 : +6.5dB(100Hz) ● ヘッドフォーン端子 適合インピーダンス    8Ω以上 出力レベル       2V(40Ω) ゲイン 《 LOW, MID, HIGH 》: MID基準で ±10dB ●アッテネーター -20dB ●電源 AC100V 50/60Hz ●消費電力 55W ● 最大外形寸法 幅 477mm × 高さ 156mm × 奥行 412mm ●質量 25.0kg

    ●AC電源コード APL-1

付属品 ●プラグ付オーディオ・ケーブル ASL-10

       ●リモート・コマンダー RC-210        ●クリーニング・クロス

C-3850 保証特性 [保証特性はEIA測定法RS-490に準ずる] * ゲイン切替スイッチ:18dBポジション

リアパネル フロントパネル

ブロック・ダイアグラム