経営戦略本部インフラマネジメント室 · 2018-07-10 · ユニークユーザ数....

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JDMC2015 経営戦略本部インフラマネジメント室 シニアプロジェクトマネージャー 清水正朗 2015/3/6

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JDMC2015

経営戦略本部インフラマネジメント室

シニアプロジェクトマネージャー

清水正朗

2015/3/6

1

1.GDOについて

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン www.golfdigest.co.jp

2000年5月1日 2004年4月1日東証マザーズ上場 証券コード:3319

設 立

会 社 名

8億33百万円(2014年09月)

売 上 高 16,000百万円(2014年通期・連結)

450名(2014年12月)※連結、臨時雇用含む

資 本 金

従 業 員 数

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GDOのミッション

GDOのお客様は、ゴルフを楽しむすべての人々です。 ゴルフのレベル、性別、年齢、地域、言語、世界観といった枠を超え、

ゴルフをもっと、多くの人々に知ってもらい、 ゴルフにもっと、気軽に触れてもらい、

ゴルフでもっと、人生を楽しく豊かなものにしてほしい。

GDOは、お客様の良きサポーターとして、 ゴルフを通じて人々が互いに理解しあえる世界の実現に努めます。

•Golf Links the World

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3

GDOのビジネススキーム

■3つの事業 •「リテールビジネス (ゴルフ用品販売)」 •「ゴルフ場ビジネス (ゴルフ場予約)」 •「メディアビジネス (ゴルフ関連各種メディア)」

•GDOが独自に開発、創業以来 展開を続けているビジネスモデル

•3つの資産を基盤に、3つの事業をひとつの サイトで運営することで、これまでにない強大な事業シナジーを発揮する。

■3つの資産 •「GDOブランド」 •「GDO会員コミュニティー」 •「総合サービスとコンテンツ」

•ゴルフというカテゴリーに特化し、 3つのサービスを融合・循環させる

•『GDOトライシクルモデル』

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GDOの特徴 (成長性)

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GDOグループは、主要事業間の有機的な連携を促進し、さまざまなチャネルとサービスを組み合わせることにより、新しいゴルフスタイルを創造、提供し、あらゆるゴルファーの満足の最大化を実現していきます。

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GDOクラブ会員

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GDOクラブ会員数 253万人

月間PV数 1.5億PV※1

アクティブ ブラウザ数

350万ブラウザ※2

提携ゴルフ場数 1,935コース

ゴルフ場予約 月間総客数 47万人※1

スコア管理登録者数

48.3万人

取扱い商品点数 新品約10万点 中古役2万点

月間注文件数 91,300件※1

ユニークユーザ数 285万人※3

来訪アクティブ会員数

42.4万人※4

総ビジター数 1,242万人

公式フェイスブック

103,924いいね!

※1:過去最高値を公表数値としています ※2アクティブブラウザ数:当月中にGDOに来訪したブラウザ数 ※3ユニークユーザ数:当月中にGDOのサービスにアクセスしたユーザ数 ※4来訪アクティブ会員数:会員の当月ユニーク来訪者数

2.システム刷新とデータ連携基盤

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コンセプト

利用データ

特性

システム 概略

連携基盤 実現

基本コンセプト

EAIの利用 例外は原則認めない!

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流れているデータ

マスタデータ 変化のない/少ないもの (都道府県、市区町村など)

変化が多いもの (商品情報、ゴルフ場情報など)

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トランザクションデータ ゴルフ場予約情報 販売情報 仕入情報 など

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GDOのシステム特性

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Eコマース パッケージ製品導入 Linux + JAVA + Oracle

ゴルフ場予約 スクラッチ開発 Windows + .NET + SQLServer

メディア 既存のエンハンス Windows + .NET + SQLServer Linux + PHP + MySQL

その他パッケージ SAP® ERP Intra-mart など

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システムイメージ

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•CSシステム •会員基盤システム群

•マネジメントシステム

•ECシステム

フロントシステム

EC業務システム

•ゴルフ場予約システム

フロントシステム

予約業務システム

•WebPackシステム

•他サブシステム群

C to C

•システム サークル

スコア管理 •etc

•etc etc

ワークフロー・システム

会計システム

•情報系システム

ETL DWH BI

会員情報管理

ポイント 管理

メール アンケート キャンペーン管理

ログ 解析

ヘルプ

デスク

•Webデザイン(フロント)

•アライアンスパートナー

•アライアンスパートナー

•アライアンスパートナー

•倉庫

•店舗

クーポン

システム連携基盤

システム刷新で実現したかったこと

異なるデータ形式を吸収できる

文字コードの違いを吸収できる

データの読み替えが行える

トランザクションデータを扱える

マスタデータを扱える

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相互のデータ連携が必須要件

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導入範囲 刷新対象となったシステムはEAIで繋ぐ

連携元システム

データ作成 ファイル作成 RDB上のデータ作成 連携処理指示・実行 トリガファイル バッチ起動 Webサービス呼出 連携方法の提供 Webサービス公開 API公開 RDB公開

連携先システム

データ格納

連携方法の提供

Webサービス公開

API公開

RDB公開

後続処理実施

ASTERIA WARP

【受信】 起動方法 スケジューラ データ受信/抽出 ファイル SOAP Mail等 監視・トリガ ファイル監視 連携元システムからのバッチ起動

【送信】 データ送信

ファイル(FTP等)

RDB(JDBC等)

SOAP

Mail 等

データ操作

登録、更新、削除

複数連携先への配信

【変換】 フォーマット変換 入出力データマッピング データの加工 文字コード変換 SJIS,UTF8等 制御 分割(1:N連携) 条件分岐 等

障害監視

メール通知

監視ツールへの連携

ASTERIA WARPを利用した連携イメージ

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データ連携基盤システム構成イメージ

対象 構成

フロント ASTERIA WARP × 3台(仮想サーバ上に構築)

バック ASTERIA WARP × 1台(仮想サーバ上に構築)

接続対象システム EC、予約、CRM、ワークフロー、DWH、SAP®、他

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Internet

FW

公開Webサーバ ロードバランサー

ECシステム

予約システム

CRM

SAP ERP

フロント用

バック用

ワークフロー

ジョブ管理ツール

実行

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データ連携基盤を実現させるために

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データ連携チームの立ち上げ プロパー + 構築ベンダーで構成 連携ジョブも担当範囲

運用を見据えた運用保守チームの立ち上げ 運用フローの早期浸透を図る 統制された状態を実現する

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3.運用・保守

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運用状況

評価・効果

統制

運用

トピックス

運用フェーズ

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GDOのシステム環境

ドメイン数:約70(サブドメインを除く)

バッチ連携数:約220

リアルタイム連携数:約160

実行数(Day):約300万回(リアルタイム連携系)

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導入後のEAI評価と効果

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成功した点

「連携」コストを極小化

見える化/可視化

属人化の回避

「違い」の吸収効果

失敗した点

サーバ構成

バッチ連携の重要度見極め

止められないバッチが大量

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注力している点

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コンセプトを浸透させる EAI利用を最優先 データ連携担当チームの維持

独自プログラムでの連携NG

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統制を利かせるには

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開始直後

浸透前

開発中

リリース

運用

まずはトップダウン

業務フローの定義・提示

徹底したフォロー

運用イメージの定着

とにかく止めない

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安定運用に向けた取り組み

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監視の徹底

CPU使用率 メモリ使用量 ハードディスク使用量

24時間365日体制

実行結果監視 重大エラーは電話通知

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安定運用に向けた取り組み

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改善・PDCA

ログ分析

運用チームが担当 資料を常に最新化 常に担当者と問題点共有 ※改修対象による

改善点洗い出し

改修方法検討

改修実施

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サーバ環境

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主なサービスはプライベートクラウド上に構築 Eコマース ゴルフ場予約 メディア 会計 CRM など

パブリッククラウドの利用 AWSに構築 開発/検証環境からスタート 複数のサービスがすでに稼働中

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パブリッククラウドの状況

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ノウハウ蓄積からスタート

プライベートクラウドを導入していたため違和感なし

現在はユーザに直結するサービスでも利用

EC2 + RDS + (S3)の構成

Windows、AmazonLinux、RedHat、Ubuntuなど

RDSはMySQLが多い

データセンターとはVPC接続

今後はDirect Connectに移行予定

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新規事業のデータ連携

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米国No1のゴルフレッスンチェーンGolfTEC社と提携 データ連携として構築したもの POS – RDS – SAP POS – RDS –外部ASPサービス

GDOのマスタデータを連携させたい 商品データ連携 CRM関連

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5.リリースから4年

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最近の取り組み

今後

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各サブシステム群にユーザ追加を実施する際のフローで使用

各システムのアカウント管理

ワークフロー申請

社員

システム担当

メール確認

添付確認

問題がなければ起票用フォーマットに則ったメールをredmine宛に送信

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各サブシステム群にユーザ追加を実施する際のフローで使用

レポート生成と送信

AWS RDS

六本木スタジオ

恵比寿スタジオ

銀座スタジオ

定期的に各スタジオの売上データ取得 取得したデータを元に日報を作成し一斉送信

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ログ管理・分析

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Apache

IIS

EAI

EAIを通して各種ログのCSV化 CSVをgzip圧縮 GzipファイルをGoogle Cloud Storageへ転送 Cloud StorageからGoogle BigQueryへロード

Queryを直接発行してデータ取得、分析

6.まとめ

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データ連携の統制 経路の確保

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ゴルフで世界をつなぐ

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