統幕指運第188号 - mod...1 第1章 総則 (目的) 第1条...

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1」 統幕指運第188号 29.10.30 防衛医科大学校事務局総務部総務課長 陸 上 幕 僚 監 部 防 衛 部 情 報 通 信 ・ 研 究 課 長 殿 海上幕僚監部指揮通信情報部指揮通信課長 航空幕僚監部防衛部情報通信課長 調 防衛装備庁長官官房総務官付情報システム管理室長 統合幕僚監部指揮通信システム部 指揮通信システム運用課長 (公印省略) コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領について(通知) 標記について、別冊のとおり通知する。 なお、統幕指運第119号(26.7.17)は廃止する。 関連文書:平成18年統合幕僚監部達第26号 添付書類:別冊「コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領」 文 書 管 理 情 報 統合幕僚監部指揮通信システム部 指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示 一元的な管理に責 任を有する者 統合幕僚監部指揮通信システム部 指揮通信システム運用課長 作成時 L0-L00 区分: 1 2 3 4 5 6 理由: 29.9.25 10年 保存期間満了日40.3.31 1枚・6冊(276枚) 宛先のとおり。 9箇所

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Page 1: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

1」

統幕指運第188号

29.10.30

整 備 計 画 局 情 報 通 信 課 長

防 衛 大 学 校 総 務 部 総 務 課 長

防 衛 医 科 大 学 校 事 務 局 総 務 部 総 務 課 長

防 衛 研 究 所 総 務 課 長

陸 上 幕 僚 監 部 防 衛 部 情 報 通 信 ・ 研 究 課 長 殿

海上幕僚監部指揮通信情報部指揮通信課長

航 空 幕 僚 監 部 防 衛 部 情 報 通 信 課 長

情 報 本 部 計 画 部 情 報 調 整 課 長

防衛装備庁長官官房総務官付情報システム管理室長

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長

(公印省略)

コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領について(通知)

標記について、別冊のとおり通知する。

なお、統幕指運第119号(26.7.17)は廃止する。

関連文書:平成18年統合幕僚監部達第26号

添付書類:別冊「コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領」

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1枚・6冊(276枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

Page 2: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

統幕指運第188号(29.10.30)別冊

コンピュータ・システム共通運用基盤

細部管理要領

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

平成29年10月

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(65枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

Page 3: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

目 次

第1章 総則 ............................................................. 1

第1条 目的 ........................................................... 1

第1条の2 機関等との連携 ............................................. 1

第2条 用語の定義 ..................................................... 1

第3条 業務年表 ....................................................... 3

第4条 適用及び維持管理計画 ........................................... 3

第5条 会議 ........................................................... 3

第2章 適用 ............................................................. 3

第6条 適用支援 ....................................................... 3

第7条 COEソフトウェアの配布 ....................................... 4

第8条 適用システム情報の管理 ......................................... 4

第9条 適用実績の評価 ................................................. 5

第10条 情報の掲示 ................................................... 5

第3章 維持管理 ......................................................... 5

第11条 技術動向調査 ................................................. 5

第12条 新規標準クラス等の開発等 ..................................... 5

第13条 動作環境選定 ................................................. 6

第14条 COEソフトウェアの是正 ..................................... 6

第15条 ベースライン等の管理 ......................................... 7

第16条 ベースラインの登録及び抹消 ................................... 7

第17条 ベースラインの番号体系 ....................................... 7

第18条 技術ドキュメント等の整備 ..................................... 7

第19条 COE部品整備環境 ........................................... 8

第4章 サービス ......................................................... 9

第20条 サービス及び標準データの適合性確認 ........................... 9

第21条 COE開発サービス及び標準データの管理 ....................... 9

第22条 サービスの運用 ............................................... 9

第23条 公開サービスの登録 ........................................... 9

第24条 公開サービスの利用 ........................................... 9

第25条 公開サービスの維持管理 ..................................... 10

第26条 サービスの抹消 ............................................. 10

第27条 サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者 ..... 10

第28条 公開サービスのCOE開発サービス化 ......................... 11

Page 4: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第5章 その他 ......................................................... 11

第29条 通知等の細部要領 ........................................... 11

別紙第1 COE業務年表 ............................................... 12

別紙第2 COEソフトウェアの提供要領 ................................. 17

別紙第3 適用システム情報一覧(基準) ................................. 18

別紙第4 COEソフトウェアにおける不具合等対応 ....................... 22

別紙第5 COE関連規則及び技術ドキュメント ........................... 25

別紙第6 サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者 ....... 33

別紙第7-1 通知等の細部要領(COE管理システムによる場合) ......... 37

別紙第7-2 通知等の細部要領(メール及び文書による場合) ............. 40

別紙様式第1 COE適用計画通知書 ..................................... 42

別紙様式第2 COE適用支援申請書 ..................................... 43

別紙様式第3 ベースライン利用申請書 ................................... 44

別紙様式第4 COE適用システム情報通知書 ............................. 45

別紙様式第5 COEパッチ適用通知書 ................................... 46

別紙様式第6 COE適用実績調査シート ................................. 47

別紙様式第7 COE改善要望・不具合等通知書 ........................... 56

別紙様式第8 COE不具合発生通報 ..................................... 57

別紙様式第9 COEベースライン抹消通知書 ............................. 58

別紙様式第10 COE管理システム利用者申請書 ......................... 59

別紙様式第11 適合性確認申請書 ....................................... 60

別紙様式第12 サービス登録・抹消申請書 ............................... 62

Page 5: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第1章 総則

(目的)

第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年

統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

づき、COEの適用及び維持管理の実施に必要な細部事項を定めることを目的と

する。

(機関等との連携)

第1条の2 COEの適用及び維持管理の実施における機関等との連携は、この要

領に基づき調整又は依頼するものとする。

(用語の定義)

第2条 この要領に掲げる用語の定義は、COE管理規則に定めるもののほか、次

の各号に定めるところによる。

(1) 基盤班 運用課の通信基盤維持管理班をいう。

(2) COTS Commercial Off The Shelf の略。民生品(商用製品、市販品)を

指す呼称であり、通常ソフトウェアとハードウェアが含まれるが、COEでは

特にことわりが無い限りソフトウェアに対し主用する。また、オープンソース

ソフトウェアのような準民生品も、便宜上COTSに含め扱うものとする。

(3) GOTS Government Off The Shelf の略。COTSの考え方を取り入れ、

政府での利用を目的として製造されたソフトウェアをライブラリ化したものを

いう。

(4) クラス COEで採用するオブジェクト指向プログラミングにおいて、デー

タとその操作手順である処理をまとめたプログラムの管理単位をいう。

(5) 標準クラス COEソフトウェアとして開発及び配布するクラス群であり、

標準業務クラス、標準部品クラス及び標準インフラサービスの総称をいう。

(6) 個別クラス 適用システムで開発し維持管理するクラス群であり、個別業務

クラス及び個別部品クラスの総称をいう。

(7) 個別クラスのCOE化 個別クラスを標準クラスとして運用課(基盤班)に

移管することをいう。

(8) 動作環境 COEフレームワークが動作するソフトウェア等の環境をいう。

(9) COEフレームワーク アプリケーションソフトウェアを開発する際の基盤

として、COEとして定めたソフトウェア(ライブラリ)群のことをいい、現

在、OOAフレームワーク、RT-OOAフレームワーク及びSOAフレーム

ワークが存在する。

(10) COEアーキテクチャ COEで規定している設計思想、開発技法、開発管

理技法、フレームワーク、システムモデル、COTS、GOTS(標準クラ

ス、個別クラス、ESC)及びサービスの総称をいう。各COEフレームワー

クに対応し、COE〈OOA〉、COE〈RT-OOA〉及びCOE〈SOA〉

の3つのアーキテクチャが含まれている。

Page 6: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(11) COE〈RT-OOA〉群 COE〈OOA〉及びCOE〈RT-OOA〉

の総称をいう。

(12) ESC Enterprise Service Controller の略。サービスとリクエスタ間の

インタフェース及び通信基盤を担うソフトウェアをいう。ESCコア及びES

Cアダプタから成る。

(13) サービス COE〈SOA〉において、リクエスタ(利用する側のアプリケ

ーション)からの利用を前提として、ネットワーク上に公開されたアプリケー

ションが提供する機能をいう。また、COE〈RT-OOA〉において、業務

アプリケーションをまとめた概念をいう。

(14) 公開サービス 不特定多数のリクエスタからの利用を前提として公開された

サービスをいう。

(15) COE開発サービス 運用課(基盤班)が開発又は維持管理し、DII又は

適用システムに配布するサービスのことをいう。

(16) 認証サービス 当該適用システムにおけるESC利用者の情報(認証情報)

を管理し、リクエスタからのメッセージが正規のユーザやリクエスタからのも

のであることを認証するためのサービスをいう。

(17) 認可サービス 当該適用システムのサービスに対するアクセス権の情報(認

可情報)を管理し、その情報に基づきリクエストメッセージのサービスへの送

達可否を判断するためのサービスをいう。

(18) 標準データ サービスへのアクセス時にリクエスタとサービス間で受渡しさ

れる情報のうち、業務データの構造に関する情報を集約、整理したデータをい

う。標準データは、サービスインタフェース、標準データセット、標準タグ及

び標準コードから構成される。

(19) プロバイダ ESCを介したリクエスタからの要求を受け、情報や機能の提

供を行う業務アプリケーションをいう。

(20) リクエスタ ESCを介しサービスへ要求を行い、情報や機能の提供を受け

る業務アプリケーションをいう。

(21) ESCコア SOAの概念を取り入れた、アプリケーション間のXMLメッ

セージによる情報交換を実現するためのソフトウェアをいう。

(22) ESCアダプタ リクエスタおよびプロバイダに提供されるESCと通信す

るためのソフトウェアをいう。

(23) アダプタ(OOA) COE〈OOA〉適用システムとESCコアを接続す

るための専用のソフトウェアをいう。

(24) アダプタ(RT-OOA) COE〈RT-OOA〉適用システムとESC

コアを接続するための専用のソフトウェアをいう。

(25) アダプタ(レガシー) レガシーシステムとESCコアを接続するための専

用のソフトウェアをいう。

Page 7: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(26) COEツール群 COE部品、COEベースライン又はCOE管理システム

用ソフトウェア以外で、COEに資する目的のために防衛省の契約により一部

又は全てが製造されたソフトウェアのことをいい、COE開発支援ツール、C

OE環境設定ツール及びCOE技術検証ツールの3つに分類される。

(27) 登録 COE管理システムに各種申請・通知に関するデータを正規のデータ

として登録することをいう。適用システム責任者が当該データを登録すること

によって、統括責任者が参照可能となる。また、統括責任者が当該データを登

録することによって、運用課長(基盤班長)が参照可能となる。

(28) 公開サービスのCOE開発サービス化 公開サービスをCOE開発サービス

として運用課(基盤班)に移管することをいう。

2 前項に定める用語以外の用語の定義は、付録第1によるものとする。

(業務年表)

第3条 COEに関する業務の手続き(基準)は、別紙第1のとおり。

2 統括責任者からの各種の要望の通知期限は、別紙第1を基準とする。

(適用及び維持管理計画)

第4条 COEの年度の適用及び維持管理計画の作成は、次の各号の要領で実施す

る。

(1) 適用システム責任者は適用計画を作成し、別紙様式第1を用いて統括責任者

へ通知する。

(2) 統括責任者は、適用システム責任者が作成した適用計画を確認し、所要の調

整・修正を行った後、統括する適用システム分を取りまとめ、運用課長(基盤

班長気付)へ通知する。

(3) 運用課長(基盤班長気付)は、通知を受けた適用計画を基に、COEの年度

の適用及び維持管理計画を作成する。

(会議)

第5条 調整会議の開催にあたり、事務局は次の各号に示す業務を実施する。

(1) 各統括責任者への会議開催の通知

(2) 会議資料の編てつ及び会議の執行

(3) 各統括責任者へ会議の結果(議事録等)の通知

第2章 適用

(適用支援)

第6条 技術支援(COEラボの利用及びCOEツール群の提供を含む。)及び教育

支援は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は、技術支援又は教育支援を必要とする場合、COE管

理システムの「支援依頼」機能を使用し、COE管理システムに登録するとと

もに、統括責任者に通知する。

Page 8: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(2) 統括責任者は、自ら技術支援又は教育支援を必要とする場合、あるいは前項

による適用システム責任者による支援依頼を確認した場合、所要の調整・修正

を行った後、COE管理システムへ登録を行う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、統括責任者からの支援依頼に基づき、技術支援又

は教育支援を行う。

(4) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第2により申請を行うものとする。

(COEソフトウェアの配布)

第7条 COEベースラインの配布は、別紙第2を基準とし、次の各号の要領で実

施する。

(1) 適用システム責任者は、COEベースラインを適用する場合、COE管理シ

ステムの「ベースライン利用申請」機能を使用して登録する。

(2) 統括責任者は、適用システム責任者が登録したCOEベースライン利用申請

を確認し、所要の調整・修正を行った後、COE管理システムへ登録を行う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、申請に基づき、COEベースラインを複製し、統

括責任者に対し文書として配布する。

(4) 統括責任者は、配布を受けたCOEベースラインを、必要とする適用システ

ム責任者へ配布する。

(5) 適用システム責任者は、COEベースライン適用後、COE管理システムの

「適用日登録」機能を使用し、適用日をCOE管理システムに登録する。

(6) 統括責任者は、適用システム責任者が何らかの事由で登録行為を行うことが

できない場合、適用日をCOE管理システムに登録する。

(7) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第3により申請を行う。

(8) 第5号及び第6号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第4により通知を行う。

2 パッチの提供は、次の各号の要領で実施する。

(1) 運用課長(基盤班長)は、所要のある適用システム責任者又はその指定先

に、オンラインでパッチを提供する。ただし、オンラインでの提供ができない

場合は、媒体により提供する。

(2) 適用システム責任者は、パッチ適用後、COE管理システムの「適用日登

録」機能を使用し、適用日をCOE管理システムに登録する。

(3) 統括責任者は、適用システム責任者が何らかの事由で登録行為を行うことが

できない場合、適用日をCOE管理システムに登録する。

(4) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第5により通知を行う。

(適用システム情報の管理)

Page 9: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第8条 運用課長(基盤班長)は、統括責任者から第7条により通知された適用シ

ステムの適用結果に係わる情報を、維持管理等に反映する。

2 各統括責任者が通知する適用システム情報の細部は、別紙第3を基準とする。

(適用実績の評価)

第9条 適用実績の評価は、次の各号の要領で実施する。

(1) COEソフトウェアを適用しているシステムを所掌する統括責任者は、別紙

様式第6に基づき、各フレームワークの調査を行い、運用課長(基盤班長気

付)に通知を行う。

(2) 運用課長(基盤班長)は各統括責任者の調査結果に基づき実績を評価して、

防衛大臣への報告資料を作成する。

(情報の掲示)

第10条 運用課長(基盤班長)は、COE管理システムにより、次の各号を基準

とする情報を掲示する。

(1) COEの中期及び長期計画

(2) COEの年度の適用及び維持管理計画

(3) 調整会議及び同作業部会の議事予定、議事録等

(4) 技術支援及び教育の内容

(5) 提供可能なベースライン及びパッチの概要及び適用要領

(6) 適用システムで新たに開発した個別ソフトウェアに係る情報

(7) 利用可能なサービスに係る情報

(8) 技術動向調査結果

(9) 機関等が提示したCOEに係わる各種要望・不具合等の対処状況

(10) COE関連規則及び技術ドキュメント

(11) COE管理システム及びCOEラボの利用要領及び利用手続き

(12) 各種申請、通知等の手続きに関する情報

(13) COEツール群に関する情報

(14) その他COE適用に資する事項

第3章 維持管理

(技術動向調査)

第11条 運用課長(基盤班長)は、技術動向調査を実施し、調査結果をCOEの

適用及び維持管理計画に反映する。

(新規標準クラス等の開発等)

第12条 標準クラスの新規開発、標準クラスの改善、ESCの改善、COE開発

サービスの新規開発及び改善並びに新規COTSの採用を、次の各号の要領で実

施する。

Page 10: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(1) 適用システム責任者は、COE管理システムの「改善要望」機能を使用し、

改善に関する要望を、運用課長(基盤班長)が指定する時期までに登録する。

(2) 統括責任者は、自ら改善を要望する場合、あるいはCOE管理システムに登

録された適用システム責任者からの要望を確認した場合、所要の調整・修正を

行った後、COE管理システムへ登録を行う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、当該要望の妥当性を分析評価し、採否の決定を、

COE事業検討会議又はCOE調整会議に諮るものとする。

(4) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第7により通知を行う。

2 個別クラスのCOE化は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対し、COE化要望を通知する。

(2) 統括責任者は、自ら個別クラスのCOE化を要望する場合、あるいは適用シ

ステム責任者からの要望を確認した場合、所要の調整・修正を行った後、別紙

様式第7により運用課長(基盤班長)へ通知する。

(3) 運用課長(基盤班長)は、当該要望の妥当性を分析評価し、採否の決定を、

COE事業検討会議又はCOE調整会議に諮るものとする。

(動作環境選定)

第13条 運用課長(基盤班長)は、動作環境を選定する場合には、付録第2によ

り行う。

(COEソフトウェアの是正)

第14条 COEソフトウェアの是正は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は、COE管理システムの「不具合通知」機能を使用

し、適用システムで発生したCOEが原因と疑われる不具合等を登録する。

(2) 統括責任者は、COE管理システムに登録された適用システム責任者からの

不具合等の通知を確認した場合、所要の調整・修正を行った後、COE管理シ

ステムへ登録を行う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、当該不具合等の原因を調査し、結果を情報掲示す

るとともに、別紙様式第8を用いて、関係する機関の統括責任者に通知する。

この際、重大かつ緊急な不具合と判明したものは、COE管理システムによ

り、適用システム責任者に通知する。

(4) 是正が必要な場合、運用課長(基盤班長)は、原則としてパッチを作成し、

提供する。

(5) パッチ適用後、適用システム責任者は、COE管理システムの「適用日登

録」機能を使用し、パッチ適用日をCOE管理システムに登録する。

(6) 統括責任者は、適用システム責任者が何らかの事由で登録行為を行うことが

できない場合、パッチ適用日をCOE管理システムに登録する。

(7) 改善が必要な場合は、第12条に準ずる。

Page 11: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(8) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第7により申請を行う。

(9) 第5号及び第6号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第5により通知を行う。

2 適用システムの不具合等の発生に基づく、COEソフトウェア修正の業務手順

は、別紙第4を基準とする。

(ベースライン等の管理)

第15条 運用課長(基盤班長)は、COE管理システムを用いて、COEベース

ライン及びパッチを、次の各号の要領で管理する。

(1) ベースラインに係わる改善要望、要求仕様

(2) 登録したベースラインの番号体系

(3) 適用システムにおけるベースラインの適用状況

(4) 当該ベースラインの不具合等の発生及び処置状況

(5) 適用システムごとのパッチのダウンロード及びパッチ適用状況

(ベースラインの登録及び抹消)

第16条 運用課長(基盤班長)は、ベースラインの登録を次の各号の要領で実施

する。

(1) 領収後、付録第3に基づく適合性確認を行った後、受領したCOEベースラ

イン及びパッチを登録する。

(2) 登録したCOEベースライン又はパッチの細部について、情報掲示する。

2 ベースラインの抹消は、次の各号の要領で実施する。

(1) 特定のベースラインの適用が1機関以下となる時期(同一機関内において複

数システムが適用している場合も含む。)を当該機関の統括責任者に対して、別

紙様式第9により事前通知する。

(2) 運用課長(基盤班長)は、1機関以下となった時点で当該ベースラインを抹

消し、情報掲示する。

(3) 抹消したベースラインのクラス等を当該機関が継続使用する場合、運用課長

(基盤班長)は、当該機関が維持管理に必要な情報を提供する。

(ベースラインの番号体系)

第17条 ベースラインの番号の付与要領は、COEフレームワークの追加・変更

及び標準クラスやESC、COE開発サービスの機能向上あるいは是正の都度、

番号を付与するものとし、細部は付録第4による。

(技術ドキュメント等の整備)

第18条 COEに係わる規則及び技術ドキュメントの構成は、別紙第5のとおり

とする。

2 COEの規則及び技術ドキュメントに関する改正は次の各号の要領で実施す

る。

Page 12: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(1) 適用システム責任者は、COE管理システムの「不具合通知」機能を使用

し、COEに係る規則及び技術ドキュメントに関する改正要望を登録する。

(2) 統括責任者は、自らが改正を要望する場合、あるいはCOE管理システムに

登録された適用システム責任者からの改正要望を確認した場合、所要の調整・

修正を行った後、COE管理システムへ登録を行う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、随時、改正要望を受理し、その要否を検討する。

(4) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第7により通知を行う。

3 ソフトウェアに含めて扱う技術ドキュメントの作成要領は、付録第5による。

(COE部品整備環境)

第19条 運用課長(基盤班長)は、COE部品整備環境の運営及び管理を、次の

各号の要領で実施する。

(1) COE管理システムを用いて、次の事項を行う。

ア COE管理システム利用者の管理

イ COE関連情報の管理・公開

ウ 統括責任者等との間の通知、申請、問合せ及び回答

(2) COEラボを用いて、次の事項を行う。

ア 新規動作環境の調査・適用検討

イ プロトタイピング検証

ウ 不具合等の原因究明及び修正

エ COE適合性確認

オ COE普及教育

カ COEソフトウェアの形態管理

キ 適用システム責任者からの申請に基づく貸出し

2 COE管理システムへの利用者の新規追加、更新及び削除は、次の各号の要領

で実施する。

(1) 適用システム責任者は、COE管理システムの「利用者申請」機能を使用

し、新規追加、更新又は削除を希望する利用者情報を登録する。

(2) 統括責任者は、自ら利用者情報の変更等を要望する場合、あるいはCOE管

理システムに登録された適用システム責任者からの利用者情報の変更等要望を

確認した場合、所要の調整・修正を行った後、COE管理システムへ登録を行

う。

(3) 運用課長(基盤班長)は、登録された利用者情報を基に、COE管理システ

ムの利用者情報を新規登録、更新又は削除する。

(4) 第1号及び第2号において、COE管理システムが使用できない場合は、別

紙様式第10により通知する。

Page 13: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第4章 サービス

(サービス及び標準データの適合性確認)

第20条 サービスの適合性確認は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対して、サービスの適合性確認を申請す

る。

(2) 統括責任者は、自らサービスの適合性確認を要望する場合、あるいは適用シ

ステム責任者からの適合性確認申請を確認した場合、所要の調整・修正を行っ

た後、別紙様式第11により、運用課長(基盤班長)へ申請する。

(3) 運用課長(基盤班長)は、付録第3に基づき、サービスの適合性確認を行っ

た上で、統括責任者へ良否判定結果を通知する。

2 標準データの適合性確認は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対して、標準データの適合性確認を申請

する。

(2) 統括責任者は、自ら標準データの適合性確認を要望する場合、あるいは適用

システム責任者からの申請を確認した場合、所要の調整・修正を行った後、別

紙様式第11により運用課長(基盤班長)へ申請する。

(3) 運用課長(基盤班長)は、付録第3に基づき、標準データに関する適合性確

認を行った上で、統括責任者に良否判定結果を通知する。

(COE開発サービス及び標準データの管理)

第21条 運用課長(基盤班長)は、COE開発サービス及び標準データの管理を

行う。

(サービスの運用)

第22条 適用システム責任者は、適合性確認の結果が良好との通知を受領後、当

該サービスを運用するものとする。

(公開サービスの登録)

第23条 公開サービスの登録は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対して、公開サービスに関する情報を通

知する。

(2) 統括責任者は、適用システム責任者からの公開サービスに関する情報を確認

した場合、所要の確認・修正を行った後、別紙様式第12により運用課長(基

盤班著)へ通知する。

(公開サービスの利用)

第24条 公開サービスの利用は、次の各号の要領で実施する。

(1) 公開サービスを利用する適用システム責任者は、統括責任者を通じて、当該

公開サービスを提供している適用システム責任者に対して、公開サービス利用

申請を行う。

Page 14: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

10

(2) 利用申請を受けた適用システム責任者は、所要の審査を行い、公開サービス

の利用を認可する場合、統括責任者を通じ、利用申請元適用システム責任者に

対し、利用に必要な情報を通知するものとする。

(3) 公開サービスを利用する適用システム責任者は、公開サービスを利用するた

めのリクエスタを作成し運用するものとする。

(4) 利用申請に必要な様式は、公開サービスを提供する適用システム責任者が定

めるものとする。

(公開サービスの維持管理)

第25条 公開サービスの維持管理は、次の各号の要領で実施する。

(1) 公開サービスへの改善要望、不具合通知は、当該公開サービスを提供してい

る適用システムを所掌する統括責任者へ通知するものとする。

(2) 公開サービスへの改善要望を受領した統括責任者は、要求内容の分析し、妥

当な改善策を案出したうえで、当該公開サービスを提供している適用システム

責任者とともに改善するものとする。

(3) 不具合通知を受領した統括責任者は、当該公開サービスを提供している適用

システム責任者とともに、不具合に対処するものとする。

(4) 改善又は不具合の対処が完了した場合、適用システム責任者は、当該公開サ

ービス(標準データに変更があった場合は、標準データを含める。)に対しての

適合性確認を、第20条に基づき、統括責任者を通じ、運用課長(基盤班長)

に申請するものとする。

(5) 運用課長(基盤班長)は、当該公開サービスを利用しているリクエスタへの

影響を含め、付録第3に基づく適合性確認を行い、その結果を統括責任者に通

知する。

(6) 適合性確認の結果を基に、適用システム責任者は、改善及び不具合の対処状

況を公開するものとする。

(サービスの抹消)

第26条 サービスの抹消は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対して、公開サービス抹消に関する情報

を通知する。公開サービスを抹消する場合は、当該公開サービスを使用してい

る適用システム責任者に対し、統括責任者を通じて事前通知を行う。

(2) 統括責任者は、適用システム責任者からの公開サービス抹消に関する情報を

受理した場合、所要の調整・修正を行った後、別紙様式第12により運用課長

(基盤班長)へ申請する。

(3) 運用課長(基盤班長)は、所要の調整を実施した後、各関係機関に周知す

る。当該サービスが公開サービスの場合は、抹消に関する情報を提示する。

(サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者)

第27条 サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者は、別紙第

6による。

Page 15: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

11

(公開サービスのCOE開発サービス化)

第28条 公開サービスのCOE開発サービス化は、次の各号の要領で実施する。

(1) 適用システム責任者は統括責任者に対して、COE開発サービス化を要望す

る。

(2) 統括責任者は、自らCOE開発サービス化を要望する場合、あるいは適用シ

ステム責任者からのCOE開発サービス化要望を確認した場合、所要の調整・

修正を行った後、別紙様式第7により運用課長(基盤班長)へ通知する。

(3) 運用課長(基盤班長)は、当該要望の妥当性を分析評価し、採否の決定を、

COE事業検討会議又はCOE調整会議に諮るものとする。

第5章 その他

(通知等の細部要領)

第29条 COE管理システムを用いた各種申請通知等の細部要領は、別紙第7-

1によるものとする。また、メール及び文書による場合は、別紙第7-2によ

る。

Page 16: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

12

年度 ~X-3 X-2 X-1 X

期 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四

通知期限

指揮通信システム部

企画課

運用課

通信基盤維持管理班

各機関等

統括責任者

適用システム責任者 フレームワーク要求案

長期

システム要求

COE長期事業計画(素案)

J6長期

事業計画

COE事業検討会議(中期事業計画の審議)

J6中期

事業計画案

COE中期事業計画(素案)

COE適用計画

運用上の要求書案

基本設計書(案)

COE要望受付

基本設計書

COE調整会議(各計画素案の審議)

機関要求

概算要求

財務査定

機関要求

COE事業検討会議(概算要求案の審議)

概算要求

(案)COE

整備計画

要求資料作成

COE適用計画(案)

COE調整会議(年度執行計画の審議)

要件定義書作成

年度業務計画作成

妥当性分析

(素案)COE

整備計画

査定

相互調整

登録または通知

11①

適用システムの整備計画

標準クラス開発要望 ①

フレームワーク開発要望 ①

個別クラスCOE化要望 ②

新規COTS採用要望 ②

標準クラス改善要望 ②

ESC改善要望 ②

B ドキュメント類改正要望 ②

不具合用対処要望 ③

COE適用支援申請 ③

サービス化申請 ③

標準データ追加・修正・削除申請 ③

サービス利用申請 ③

別紙第1(第3条関連)

COE業務年表(1/5)

1 基盤の拡充:機関等からの要望による標準クラス、フレームワークの開発

Page 17: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

13

年度 X X+1 X+2 X+3 X+n

期 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四

通知期限

指揮通信システム部

企画課

運用課

通信基盤維持管理班

各機関等

統括責任者

適用システム責任者

COE調整会議(年度執行計画の審議)

要件定義書作成

適用システム

の整備計画

仕様書作成

参考資料等

各システム調達仕様書

COE調整会議(COE部品拡充仕様書の審議)

調達要求

2国契約

COE部品拡充

計画審査

調達要求

計画審査等

製造等確認

必要に応じ、開発調整会議等を実施↑試

↑↑↑↑↑↑↑製造

↑↑↑設計

COE部品拡充

完成審査

適合性確認(

全体試験)

ベースライン登録

ベースライン配布

適用状況まとめ

適用状況把握・報告

運用

適用状況の整理

適用状況まとめ

影響度分析

ベースライン抹消

COE調整会議(

特定ベースラインの抹消の審議)

製造等確認

↑↑試験

↑↑↑↑↑↑↑製造

↑↑↑↑設計

COE適用開始

予告

通知

予告受領

通知受領

COE業務年表(2/5)

Page 18: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

14

年度 X-1 X

期 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四

通知期限

指揮通信システム部

企画課

運用課

通信基盤維持管理班

各機関等

統括責任者

適用システム責任者

COE要望受付

標準クラス開発要望 ①

フレームワーク開発要望 ①

個別クラスCOE化要望 ②

新規COTS採用要望 ②

標準クラス改善要望 ②

ESC改善要望 ②

B ドキュメント類改正要望 ②

不具合用対処要望 ③

COE適用支援申請 ③

サービス化申請 ③

標準データ追加・修正・削除申請 ③

サービス利用申請 ③

要望(案)

標準クラス,ESCの提供

不具合是正パッチの受領

最新COTS/技術動向把握

規則等改定案

上位規則等改定案

規則改定

規則改定

区分Aに関する各計画素案

適用状況報告

適用状況報告

参照

J6中長期計画へ反映

不具合の是正及び配布(細部は別紙第4参照のこと)

COE調整会議(区分Aに関する素案の審議)

提示・運用

機関要求

COE事業検討会議(概算要求の審議)

個別要望内容は対象外

概算要求

予算要求資料作成

財務査定

区分Aに関する各計画素案・個別クラスCOE化・新規COTS採用・標準クラス改善

適用システム整備計画

要件定義書作成

COE調整会議(区分Aに関する適用及び維持管理年度計画の審議)

業務計画作成

COEの適用及び

維持管理計画相互調整

11②

6②

11②

6②

A・B

妥当性分析A

③(随時)

COE業務年表(3/5)

2 各種の要請に係る維持管理

Page 19: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

15

年度 X X+1 X+2 X+n

期 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四 1/四 2/四 3/四 4/四

通知期限

指揮通信システム部

企画課

運用課

通信基盤維持管理班

各機関等

統括責任者

適用システム責任者

適用状況の整理

適用状況まとめ

影響度分析

予告

ベースライン抹消

通知

COE調整会議(

特定ベースラインの抹消の審議)

予告受領

通知受領

要件定義書作成

COE調整会議(区分Aに関する適用及び維持管理年度計画の審議)

仕様書作成

調達要求

歳出契約

計画審査

部品維持(

歳)参考資料等

COE調整会議(部品維持事業に関する審議)

2国契約

計画審査

COE用ソフトウェア(

2国)

製造等確認(歳出)

必要に応じ、開発調整会議を実施

試験

↑↑↑↑製造

↑↑設計

製造等確認(2国)

必要に応じ、開発調整会議を実施

試験

↑↑↑↑製造

↑↑設計

完成審査

部品維持(

歳)

全体試験

ベースライン配布

ベースライン受領

完成審査

COE用ソフトウェア(

2国)

全体試験

ベースライン配布

ベースライン受領

COE適用 COE適用

適用状況報告

適用状況まとめ

適用状況把握・報告

11②

6②

11②

6②

11②

6②

③(随時)

COE業務年表(4/5)

Page 20: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

16

年度 X-1 X

通知期限

指揮通信システム部

企画課

運用課

通信基盤維持管理班

各機関等

サービス提供機関

統括責任者

適用システム責任者

公開サービス利用機関

統括責任者

適用システム責任者

標準クラス開発要望 ①

フレームワーク開発要望 ①

個別クラスCOE化要望 ②

新規COTS採用要望 ②

標準クラス改善要望 ②

ESC改善要望 ②

B ドキュメント類改正要望 ②

不具合用対処要望 ③

COE適用支援申請 ③

サービス化申請 ③

標準データ追加・修正・削除申請 ③

サービス利用申請 ③

審査依頼

適合性確認 サービスに関する情報の管理

標準データの管理

審査結果の受領

登録申請

通知

受領 情報の提示

認可

依頼通知

利用申請

通知

申請受付

審査認可

利用開始

通知通知

利用状況確認

情報閲覧

受領

改善要望

通知

要望受付

検討指示

改善処置・不具合対処(検討~処置)

審査依頼

適合性確認

認可

通知

運用開始

再運用

調査

回答

確認依頼

通知

受領

登録抹消申請

運用停止

通知

受領

通知

受領 提示終了

(

抹消に関する提示)

サービス停止検討

影響検討

相互調整

受領

予告

通知

改善

是正

③(随時)

COE業務年表(5/5)

3 公開サービスに関する情報の提示

Page 21: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

17

運用課(基盤班)

COEソフトウェア契約相手方

原本

適用システム契約相手方

別添

①原本:基盤班が管理

納入

②各機関等の申請

③必要数を複製(複製権限:基盤班長のみ保有)

④配布通知の別添として要求元に送達(原本との同一性は、基盤班長が保証)

⑤貸付依頼書により申請

⑥貸付依頼通知⑦図書として貸付け

(契約担当官が貸付けを確認)

⑨インストーラ出力ログを送付(各機関において送付を確認)

申請

複製

配布

⑧受領証提出

契約担当官(※)

各機関等(統括責任者)

(※)新規開発:防衛装備庁担当官改 善 等:要求機関担当官

:媒体等の送付

:書類の提出

:データの送付

凡 例 等

別紙第2(第7条関連)

COEソフトウェアの提供要領

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18

別紙第3(第8条関連)

適用システム情報一覧(基準)

1 〈RT-OOA〉群(1/2)

連番 項 目 提示時期 要否 様式 内 容 等 備 考

A 適用スケジュール等

1 名称及び略称 適用決定時 必須 ※2 別紙様式第1による。

2 開発開始時期 適用計画確定時 必須 ※2 予定を含む。

3 運用開始時期 適用計画確定時 必須 ※2 予定を含む。

4 次次期以降の予定 適用計画確定時 ※2

5 適用判定 適用計画確定時 必須 ※1 適用レベル(A、B、C)の判定

B 連絡等窓口

1 適用システム責任者 適用決定時 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

2 管理部隊 適用計画確定時 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

3 開発主契約会社 契約後速やか 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

4 維持管理会社 契約後速やか 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

C システム概要

1 名称及び略称 適用決定時 必須 ※2

2 目的 適用計画確定時 ※2

3 区分 適用計画確定時 必須 ※2 指揮、後方、教育訓練 等

4 運用形態 適用計画確定時 必須 ※2 システム稼働時間帯 等

5 システム構成(図) 適用計画確定時 随意

6 テストサイト構成(図) 適用計画確定時 随意

※1 COE管理システムを基準

※2 データ(メール、媒体)又は文書送達

凡 例

Page 23: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

19

適用システム情報一覧(基準)

1 〈RT-OOA〉群(2/2)

連番 項 目 提示時期 要否 様式 内 容 等 備 考

D COE適用基礎情報

1 ベースライン適用開始時期 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

2 適用ベースライン番号 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

3 ベースライン適用終了予定時期 適用計画確定時 ※2 別紙様式第1及び第4による。

4 ドキュメント適用開始時期 適用計画確定時 ※2 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

5 ベースラインインストール情報 実施後速やか 必須 ※1 別紙様式第4による。

6 ソフトウェア構成概要 適用計画確定時 ※1 別紙様式第1及び第4による。 個別クラス等

7 適用パッチ番号 適用後速やか 必須 ※2 別紙様式第5による。 予定を含む。

8 パッチ適用時期 適用後速やか 必須 ※2 別紙様式第5による。 予定を含む。

9 動作環境情報 適用計画確定時 必須 ※1 別紙様式第4による。

E システム細部情報

1 システム図書又は相当図書 制定後速やか 必須 ※2 媒体での提示可

2 開発に係る調達仕様書 契約時 ※2 媒体での提示可

3 技術審査資料 承認後速やか ※2 媒体での提示可

4 基本設計書又は相当図書 受領後速やか 必須 ※2 媒体での提示可

5 個別クラスの試験手順書又は相当

図書 受領後速やか 必須 ※2 媒体での提示可

6 共通管理規約、コード番号 適宜 ※2 媒体での提示可

7 システム操作手順書又は相当図書 受領後速やか 必須 ※2 媒体での提示可

F 不具合等情報 発生後速やか 必須 ※1 別紙様式第7による。

G COE適合度調査結果 適用開始年度末 必須 ※2 別紙様式第6による。

H 秘密保全関連情報(COE関係分) 適用計画確定時 必須 ※2 保全区分に基づく処置等

I 知的財産権関連情報 COE化検討時 必須 ※2

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20

適用システム情報一覧(基準)

2 〈SOA〉群(1/2)

連番 項 目 提示時期 要否 様式 内 容 等 備 考

A 適用スケジュール等

1 名称及び略称 適用決定時 必須 ※2 別紙様式第1による。

2 開発開始時期 適用計画確定時 必須 ※2 予定を含む。

3 運用開始時期 適用計画確定時 必須 ※2 予定を含む。

4 次次期以降の予定 適用計画確定時 ※2

B 連絡等窓口

1 適用システム責任者 適用決定時 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

2 管理部隊 適用計画確定時 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

3 開発主契約会社 契約後速やか 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

4 維持管理会社 契約後速やか 必須 ※2 所属、階級、氏名、連絡先等

C システム概要

1 名称及び略称 適用決定時 必須 ※2

2 目的 適用計画確定時 ※2

3 区分 適用計画確定時 必須 ※2 指揮、後方、教育訓練 等

4 運用形態 適用計画確定時 必須 ※2 リクエスタ/プロバイダ 等

5 システム構成(図) 適用計画確定時 随意

6 テストサイト構成(図) 適用計画確定時 随意

※1 COE管理システムを基準

※2 データ(メール、媒体)又は文書送達

凡 例

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21

適用システム情報一覧(基準)

2 〈SOA〉群(1/2)

連番 項 目 提示時期 要否 様式 内 容 等 備 考

D COE適用基礎情報

1 ベースライン適用開始時期 適用計画確定時 必須 ※1 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

2 適用ベースライン番号 適用計画確定時 必須 ※1 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

3 ベースライン適用終了予定時期 適用計画確定時 ※1 別紙様式第1及び第4による。

4 ドキュメント適用開始時期 適用計画確定時 ※1 別紙様式第1及び第4による。 予定を含む。

5 ベースラインインストール情報 実施後速やか 必須 ※1 別紙様式第4による。

6 ソフトウェア構成概要 適用計画確定時 ※1 別紙様式第1及び第4による。 個別クラス等

7 適用パッチ番号 適用後速やか 必須 ※1 別紙様式第5による。 予定を含む。

8 パッチ適用時期 適用後速やか 必須 ※1 別紙様式第5による。 予定を含む。

9 動作環境情報 適用計画確定時 必須 ※1 別紙様式第4による。

E サービス情報

1 サービスID 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第11による。

2 サービス公開日 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第11による。 予定を含む。

3 サービス内容 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第11による。

4 運用形態 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第11による。

5 標準データ 設計完了時 必須 ※2 別紙様式第11による。

6 制約条件等 実施時 必須 ※1 別紙様式第11による。

F 不具合等情報 発生後速やか 必須 ※1 別紙様式第7による。

G SOA利用状況 適用計画確定時 必須 ※2 別紙様式第6による。

H 秘密保全関連情報(COE関係分) 適用計画確定時 必須 ※2 保全区分に基づく処置等

I 知的財産権関連情報 COE化検討時 必須 ※2 公開サービスの

み。

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22

第1段階の業務発生した不具合等の状況を分析し、原因がCOE部品にあるか否かを判定し、次いでCOEソフト

ウェアにおける対応区分(改善、是正又は質問)を明らかにする。

段階組織等

不具合発生 1次調査 2次調査判定

(原因)判定

(対応)

COE全体維持役務契約相手方

運用課(基盤班)

各機関等(統括責任者)

適用システム責任者又は適用システム契約相手方

不具合調整会議

2次調査

2次調査1次調査

不具合等通知

通知

確認

確認不具合発生通報

情報の提示第2段階へ確認

通知

確認

不具合調整会議(拡大)

状況により、直接情報提供

・1次調査 :原因の切り分けユーザーの誤操作、適用システムのハードウェアに起因する障害は、適用システムが対処

・2次調査 :ソフトウェアにおける原因の究明COEソフトウェア、適用システムとも並行して、それぞれに予想される原因箇所を探求

・不具合調整会議(拡大):原因の所在を判定(必要に応じて実施)・不具合調整会議 :対応区分を判定し、関係機関へ情報提供

別紙第4(第14条関連)

COEソフトウェアにおける不具合等対応

1 第1段階

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23

第2段階の業務是正を必要とする場合は、その緊急性を判断して、処置の区分(緊急、臨時又は定期)のいずれか

を決定する。

段階組織等

判断 処置区分 方針決定

COE全体維持役務契約相手方

運用課(基盤班)

各機関等(統括責任者)

適用システム責任者又は適用システム契約相手方

質問

是正

改善

対応状況を逐次情報提示

第3段階へ

COE調整会議

確認

通知

確認

参照

参照

緊急(※)

臨時(※)

定期(※)

(※)必要に応じ、COE調整会議において、対処の優先順位、提供時期等を協議する。

新規標準クラスの開発等に準じて処置する。

(第12条参照)

年度内に対処が不可能な事項は、次年度での対処を追及・検討

逐次、技術的見地等から基盤班を補佐

COEソフトウェアにおける不具合等対応

2 第2段階

Page 28: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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第3段階の業務パッチを作成して、適用システムに提供する。適用後の状況等を確認し、確実に不具合を排除する。

段階組織等

作成 配布 適用 確認 終了 反映

COE全体維持役務契約相手方

運用課(基盤班)

各機関等(統括責任者)

適用システム責任者又は適用システム契約相手方

(※)原則として、作成したパッチは次回のベースラインに組み込むものとする。

対処終了

パッチの作成

対応状況を逐次情報提示

参照

参照

パッチ適用

通知

確認

通知

受領

確認

状況確認

(※)

COEソフトウェアにおける不具合等対応

3 第3段階

Page 29: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COEの業務実施に関する訓令

COE事業検討会議設置要綱について(通達)

COE管理規則

COEの適用及び維持管理に関する業務処理について(通達)

COEの適用範囲について(通達)

COE技術標準

技術ドキュメント〈RT-OOA〉群

技術規約標準クラス設計基準プログラム開発規約動作環境構築基準

設計図書

設計

基本設計書標準業務クラス設計書標準部品クラス設計書標準インフラサービス設計書データベース設計書性能設計書

製造標準業務クラスプログラム設計書標準部品クラスプログラム設計書

試験試験計画書総合試験手順書システム試験手順書

運用 操作手順書

ガイドCOE/適用システム開発ガイド〈OOA〉適用システム構築ガイド〈RT-OOA〉

技術ドキュメント〈SOA〉

指針類ESC運用ポリシーESCセキュリティポリシー標準化指針

技術規約プログラム開発規約設計図書記述要領

設計図書

設計全体設計書基本設計書概要設計書

製造 詳細設計書

試験試験計画書総合試験手順書システム試験手順書

運用 操作手順書

他技術マニュアルラボ運用要領

ガイド 適用システム構築ガイド〈SOA〉

COE細部管理要領

付録第1 COE用語解説付録第2 COE動作環境選定要領付録第3 COE適合性確認要領付録第4 COEベースライン管理要領付録第5 COE技術ドキュメント作成要領

:上位規則

赤字

:細部管理要領

:技術ドキュメント

:適用システムへ提示する図書

凡 例大臣

事務次官

統合幕僚長

指揮通信システム運用課長

別紙第5(第18条関連)

COE関連規則及び技術ドキュメント

1 規則体系

Page 30: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説

(1) 全般

区 分 解 説 COEドキュメント体系 COEの理解、普及並びに整備、適用及び維持管理のために、COE及び関連事業に係

る関係者向けに、COEの目指す方向性、管理等諸業務の規定、技術の細部仕様等に関し

て、体系的に作成又は規定された文書、図書類の総体をいい、「上位規則」、「細部管理要

領」及び「技術ドキュメント」の3つに大別される。 上位規則 COEの業務実施を規定した「訓令」、「事務次官通達」、統合幕僚監部達(COE管理規

則)及び「COE技術標準」をいう。 COE細部管理要領 「COE管理規則」に基づき、COEの整備、適用及び維持管理における関係組織の管

理要領の細部について規定するものである。 技術ドキュメント COEの整備、適用及び維持管理における技術上の規定を記したと書類をいう。COE

ソフトウェアの一部をなす技術関係図書を含む。 ベースラインドキュメント COEソフトウェア各ベースラインの一部をなす技術関係図書をいう。「技術基準」、「規

約」及び「設計図書」からなる。 技術規約・基準 特定のベースラインあるいは適用するシステムの開発のために必要な技術的な規約、基

準類を規定した技術関係図書をいう。 設計図書 COEソフトウェアのプログラム設計内容等を記述する技術関係図書をいう。 指針類 COE〈SOA〉の開発又は適用を企図するシステムにおいて、準拠すべき方針事項等を

示した技術関係図書をいう。 ガイド図書 COE及び適用システムにおける開発者向けの技術関係図書をいう。

Page 31: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(2) 上位規則

名 称 発簡権者 解 説

コンピュータ・システム共通運用基盤の

業務実施に関する訓令

防衛大臣 COEの適用、維持管理及び報告に関して規定した最上位

規則

「COE訓令」と略す。

コンピュータ・システム共通運用基盤事

業検討会議設置要綱について(通達)

事務次官 COEの構築や整備に係る事項を決定する「事業検討会

議」の設置を定めた事務次官通達

「会議設置通達」と略す。

コンピュータ・システム共通運用基盤の

適用及び維持管理に関する業務処理要領

について(通達)

COE訓令に基づき、COEの整備、適用及び維持管理の

実施における統合幕僚長、各統括責任者等の責任を定めた事

務次官通達

「業務処理通達」と略す。

コンピュータ・システム共通運用基盤の

適用範囲について(通達)

COE訓令に基づき、COEを適用するべき対象範囲(シ

ステム)を定めた事務次官通達

「適用範囲通達」と略す。

コンピュータ・システム共通運用基盤管

理規則

統合幕僚長 COE訓令及び各事務次官通達に基づき、COEの整備、

適用及び維持管理に係る指揮通信システム企画課長及び同運

用課長の責務及び相互にわたる業務手続等を定め、各技術ド

キュメントに対する根拠となる統合幕僚監部達

COE技術標準 COEの整備、適用及び維持管理に係る技術事項、ソフト

ウェア開発技法の骨子を定めたものであり、技術ドキュメン

トの最上位に位置する。

Page 32: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(3) 細部管理要領

名 称 発簡権者 解 説

COE細部管理要領 運用課長 COE管理規則に基づき、COEの整備、適用及び維

持管理における指揮通信システム運用課長、通信基盤維

持管理班長、各統括責任者、各適用システム責任者等が

担任する細部の要領等を規定したもの。

付録第1 COE用語解説 COEの管理者向けに、COEの技術、管理等に係る

用語を解説したもの。

付録第2 COE動作環境選定要領 COEの動作環境選定における要領等(COTSの分

類規定、推奨品の評価手順・基準等)を示すもの。

付録第3 COE適合性確認要領 COE〈RT-OOA〉群における、標準クラス、個

別クラス,ESC、アダプタ等を開発する際に必要な適合

性確認の要領を示すもの。

COE〈SOA〉における、サービス及び標準データ

に関する適合性確認の要領を示すもの。

付録第4 COEベースライン管理要領 COEソフトウェアの管理単位である「ベースライ

ン」の概念を規定し、管理要領(実施事項、番号付与

(命名)規則、ライフサイクル等)を示すもの。

付録第5 COE技術ドキュメント作成要領 COEに係る技術ドキュメントの作成(記載)要領を

示すもの。

※各付録は、COE及び各適用システムの設計、製造等における調達の仕様書作成に引用されることがある。

Page 33: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(4) 技術ドキュメント

ア COE〈OOA〉

名 称 解 説

標準クラス設計基準 標準クラスや適用システムを設計上の遵守事項及び設計要領を定める。

プログラム開発規約 標準クラスや適用システムを製造上の遵守事項及び推奨を定める。

動作環境構築基準 標準クラスや適用システムの開発又は運用に当たっての動作環境を定める。

基本設計書注) 要求機能を分析し、詳細設計に向けての要求(外部仕様)を記述する。

標準業務クラス設計書注) 標準業務クラスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

標準部品クラス設計書注) 標準部品クラスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

標準インフラサービス設計書注) 標準インフラサービスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

データベース設計書注) 製造に向けてのデータベース化の仕様を記述する。

性能設計書注) 性能設計内容を記述する。

標準業務クラスプログラム設計書注) 標準業務クラスのプログラムに関する詳細仕様を記述する。

標準部品クラスプログラム設計書注) 標準部品クラスのプログラムに関する詳細仕様を記述する。

試験計画書注) 標準クラスの試験の計画を記述する。

総合試験手順書注) 標準クラスの総合試験の手順を記述し、試験後は試験結果を付記する。

システム試験手順書注) 標準クラスのシステム試験の手順を記述し、試験後は試験結果を付記する。

操作手順書注) 標準クラスの操作手順を記述する。

注)ソフトウェアに含めて扱う。細部の記載要領は、付録第5「COE技術ドキュメント作成要領」に記述されている。

Page 34: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(4) 技術ドキュメント

イ COE〈RT-OOA〉

名 称 解 説

プログラム開発規約 標準クラスや適用システムを製造上の遵守事項及び推奨を定める。

動作環境構築基準 標準クラスや適用システムの開発又は運用に当たっての動作環境を定める。

基本設計書注 1) 要求機能を分析し、詳細設計に向けての要求(外部仕様)を記述する。

〈RT-OOA〉サービス設計書注 1,2) 標準業務クラスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

標準コンポーネント設計書注 1) 標準部品クラスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

標準インフラサービス設計書注 1) 標準インフラサービスについて、製造に向けての内部仕様を記述する。

データベース設計書注 1) 製造に向けてのデータベース化の仕様を記述する。

性能設計書注 1) 性能設計内容を記述する。

〈RT-OOA〉サービスプログラ

ム設計書注 1,2) 標準業務クラスのプログラムに関する詳細仕様を記述する。

標準コンポーネントプログラム設計

書注 1) 標準部品クラスのプログラムに関する詳細仕様を記述する。

試験計画書注 1) 標準クラスの試験の計画を記述する。

総合試験手順書注 1) 標準クラスの総合試験の手順を記述し、試験後は試験結果を付記する。

システム試験手順書注 1) 標準クラスのシステム試験の手順を記述し、試験後は試験結果を付記する。

操作手順書注 1) 標準クラスの操作手順を記述する。

注1)ソフトウェアに含めて扱う。細部の記載要領は、付録第5「COE技術ドキュメント作成要領」に記述されている。

注2)「RT-OOAサービス」を指し、業務アプリケーションを利用者の業務用途でまとめた概念をいう。COE〈SO

A〉でいう「サービス」とは異なる。

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(4) 技術ドキュメント

ウ COE〈SOA〉

名 称 解 説

ESC運用ポリシー ESCの運用に関する体制毎の業務と手続き内容を述べる。

ESCセキュリティポリシー ESC及び適用システムにおけるセキュリティ上の脅威と対策を述べる。

標準化指針 XMLスキーマ、業務コード、文字コード、外字に関する標準化規則及び標準データ

について述べる。

プログラム開発規約 標準クラスや適用システムを製造する上での遵守事項及び推奨を定める。

設計図書記述要領 設計図書の記述要領を定める。

全体設計書 COE<SOA>の全事業に係る規定を記述する。

基本設計書注) 全体設計で規定された機能について、細分化し記述する。

概要設計書注) 基本設計で規定された細部機能について記述する。

詳細設計書注) 概要設計で規定されたクラスについて、プログラムの内容とインタフェース仕様を記

述する。

試験計画書注) 総合試験、システム試験の計画を示す。

総合試験手順書注) 総合試験を実施するための手順書を示す。

システム試験手順書注) システム試験を実施するための手順書を示す。

操作手順書注) ESCならびにラボ環境の機能に関する操作手順を示す。

COEラボ運用要領 COEラボの運用、維持整備要領に関する情報を示す。

技術マニュアル 外部インタフェースの仕様及び利用に関する情報を示す。

注)ソフトウェアに含めて扱う。細部の記載要領は、付録第5「COE技術ドキュメント作成要領」に記述されている。

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COE関連規則及び技術ドキュメント

2 解説(続き)

(4) 技術ドキュメント

エ ガイド図書

名 称 解 説

COE/適用システム開発ガイド〈OOA〉 COE〈OOA〉や適用システムの開発者向けの入門編として、開発

における所要事項全般の手引きを記述する。

適用システム開発ガイド〈RT-OOA〉 COE〈RT-OOA〉適用システムの開発者向けに、開発における

所要事項全般の手引きを記述する。

適用システム構築ガイド〈SOA〉

COE〈SOA〉適用システム開発者向けの導入ドキュメントとし

て、COE〈SOA〉を適用してシステムを構築する際に必要となる前

提知識や技術的知識の要約を記述する。

Page 37: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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別紙第6(第27条関連)

サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者

1 サービス等のソフトウェア管理責任者

サービス等名称 管理責任

備 考 基盤班長 統括責任者

ESCコア ○

ESCアダプタ ○

アダプタ(OOA) 提供部分 ○

個別部分 ○

アダプタ(RT-OOA) 提供部分 ○

個別部分 ○

アダプタ(レガシー) 提供部分 ○

個別部分 ○

COE開発サービス ○

公開サービス ○ 自ら公開しているサービスに対する限定責任

リクエスタ ○

Page 38: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者

2 サービスに関する情報の管理責任者

(1) サービス化申請に必要な情報

サービス等名称 管理責任

備 考 基盤班長 統括責任者

サービス提供者情報

組織名 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

システム名 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

サービス概要 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

サービス内容 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

担当者名 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

連絡先 ○(※) ○ (※)COE開発サービスのみ。

Page 39: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者

2 サービスに関する情報の管理責任者(続き)

(2) 適合性確認に必要な情報

サービス等名称 管理責任

備 考 基盤班長 統括責任者

業務情報

サービス概要

業務の種類 ○

機能 ○

サービスの内容 ○

サービス利用条件

保全条件 ○

時間的条件 ○

負荷的条件 ○

禁止事項 ○

制限事項 ○

サービス

仕様情報

サービス識別 ○ ○ サービスを一意に識別するためのID

をいう。

サービス設計情報

メッセージ種別 ○ ○ 同期/非同期、応答の有無 等

添付ファイルの有無 ○ ○

サービス種別 ○ ○ 情報の入出力 等

インターフェース ○ ○

インターフェース仕様 ○ ○ サービスにアクセスする際に必要なも

の。

XMLスキーマ ○ ○ XMLスキーマ定義情報

サービス位置情報 ○ ○ ドメイン情報

標準データ ○ ○

Page 40: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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サービス等に関するソフトウェア及び各種情報の管理責任者

2 サービスに関する情報の管理責任者(続き)

(3) サービス利用情報

サービス等名称 管理責任

備 考 基盤班長 統括責任者

サービス利用者情報

組織名 ○

システム名 ○

担当者名 ○

連絡先 ○

SOAユーザ識別 ○

認可サービス設定情報

リクエスタ識別子 ○

付加情報 ○

サービス種別 ○

秘密区分 ○

ユーザグループ識別 ○

(4) その他

サービス等名称 管理責任

備 考 基盤班長 統括責任者

公開サービス運用情報

運用/停止 ○

サービスの保守情報 ○

サービス更新情報 ○ 更新に関する履歴情報

Page 41: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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別紙第7-1(第29条関連)

通知等の細部要領(COE管理システムによる場合)(1/3)

1 COE管理システムの関連機能一覧

連番 機能区分 機能名

(画面名称) 使用目的 主要情報

通知時期

(通知期限) 備 考

通知等

・申請

・依頼

不具合通知 不具合の発生、是正要望の通知

・機関等名

・適用システム名

・運用区分(実/開発)

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・件名 ・詳細情報

・緊急度 ・重要度

・業務への影響度

発生の都度 第14条

2 改善要望 開発を要望するRT-OOA群クラス、

SOAプログラム注)の通知 ・機関等名

・適用システム名

・運用区分(実/開発)

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・件名・詳細情報

前年度11月 第12条

3 COEとして採用を要望するCOTSの

通知 6、11月 第12条

4 既存のRT-OOA群クラス、SOAプ

ログラムの機能改善の通知 6、11月 第12条

5 COEの規定類の内容等の改正等 6、11月 第18条

6 質問 質問の通知

・機関等名

・適用システム名

・運用区分(実/開発)

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・件名 ・質問内容

・回答希望日

随時 第29条

注)ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)、アダプタ(RT-OOA)、アダプタ(レガシー)及びCOE開発サ

ービスを指す。

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通知等の細部要領(COE管理システムによる場合)(2/3)

連番 機能区分 機能名

(画面名称) 使用目的 主要情報

通知時期

(通知期限) 備 考

通知等

・申請

・依頼

支援依頼 COE適用、インストール及びCOEツー

ルの提供等、技術的な支援依頼の通知

・機関等名

・適用システム名

・区分(技術/教育)

・細部支援内容

・要望する期間

・調整先

随時 第6条

8 ベースライン

利用申請 利用を希望するベースラインの通知

・機関等名

・適用システム名

・希望するベースライン

・COTSタイプ

・保全ドキュメント

・文書の宛先

・受領希望日

・適用予定日

随時 第7条

9 パッチパック

申請

インストールを希望するパッチパックの通

・機関等名

・適用システム名

・ベースライン番号

・受領要領(媒体等)

・受領希望日

・適用予定日

随時 第29条

10 ツール借用申

請 使用を希望するツールの借用通知

・機関等名

・適用システム名

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・分類

・ツール名

随時 第29条

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通知等の細部要領(COE管理システムによる場合)(3/3)

連番 機能区分 機能名

(画面名称) 使用目的 主要情報

通知時期

(通知期限) 備 考

11 改修パック

作成依頼

改修パック作成

依頼 インストールを希望する改修項目の通知

・機関等名

・適用システム名

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・改修項目選択

・受領希望日

・適用予定日

随時 第29条

12

パッチパッ

ク作成依

パッチパック作

成依頼

インスト-ルを希望するパッチパックの

通知

・機関等名

・適用システム名

・ベースライン番号

・適用パッチパック

・COTSタイプ

・対処候補処理選択

・受領要領(媒体等)

・受領希望日

・適用予定日

随時 第29条

13

適用システ

ム情報

新規申請 COE適用を希望する適用システムの追

・機関等名 ・部署名

・適用システム名 適用申請時 第29条

14 適用日登録 ベースライン、パッチの適用に関する通

・機関等名

・適用システム名

・適用種別

・適用番号

・適用(予定)日

適用後

速やかに 第14条

15 利用者

管理情報

新規申請

COE管理システム利用者情報の追加・

変更・削除等の通知

・申請区分

・機関等名 ・部署名

・役職名 ・電話番号

・メールアドレス

・担当システム名

随時 第19条 更新・削除申請

パスワード変更

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別紙第7-2(第29条関連)

通知等の細部要領(メール及び文書による場合)(1/2)

2 メール及び文書による場合の通知文書一覧

様式 通知文書等名 通知内容 文書等宛先 通知時期 (通知期限) 文書略号 備考

1 COE適用計画通知書 適用システムの新規開発、

換装及びCOE適用予定

運用課長 (基盤班長)

見直しの都度 YY-MM-適計-A-XXXX 2 COE適用支援申請書

COE適用、インストール

等の技術的な支援依頼 随時 YY-MM-技支-A-XXXX

3 ベースライン利用申請書 適用を希望するベースライ

ンの申請 随時 YY-MM-B申-A-XXXX

4 COE適用システム情報通

知書

適用システムのベースライ

ン適用状況 状況変更の都度 YY-MM-C適-A-XXXX

5 COEパッチ適用通知書 適用システムのパッチの適

用情報 パッチ適用時 YY-MM-是完-A-XXXX

6 COE適用実績調査シート COE適用システムの適合

度調査結果

運用開始年度の

3月 YY-MM-適調-A-XXXX 換装時を

含む。

略号 機関等名 略号 機関等名

統 統合幕僚監部 情 情報本部

陸 陸上幕僚監部 技 技術研究本部

海 海上幕僚監部 装 防衛装備庁

空 航空幕僚監部 基 運用課基盤班

YY

MM

XXXX

:(半角2桁)西暦年下2桁

:(半角2桁)送信月

:(全角1桁)機関等(右表参照)

:(半角4桁)機関等における記号、番号

文書略号命名規則

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通知等の細部要領(メール及び文書による場合)(2/2)

様式 通知文書等名 通知内容 文書等宛先 通知時期

(通知期限) 文書略号 備考

7 COE改善要望・不具合

等通知

開発を要望するフレームワーク、

RT-OOA群クラス、SOA

プログラム注)

運用課長

(基盤班長)

前年度11月 YY-MM-新規-A-XXXX

COE化を要望する個別クラス、

公開サービス

前年度

6月及び11月 YY-MM-C化-A-XXXX

COEに採用を要望するCOTS 随時 YY-MM-新C-A-XXXX

機能改善を要望するRT-OOA

群クラス、SOAプログラム注)

及び改善の内容

随時 YY-MM-改要-A-XXXX

発生した不具合又は要望する是正

の状況、内容 発生の都度 YY-MM-不具-A-XXXX

改正を要望するドキュメント類及

び改正の内容等 随時 YY-MM-規改-A-XXXX

8 COE不具合発生通報

・重大かつ緊急の不具合内容

・発生したベースライン番号

・発生が予想される適用システム

・不具合対処要領等 各統括責任者

発生の都度 YY-MM-不通-A-XXXX

細部内容

は情報提

示によ

る。

9 COEベースライン抹消

通知書

抹消するベースライン、適用シス

テム名、抹消時期等 抹消の前年度 YY-MM-抹消-A-XXXX

10 COE管理システム利用

者申請書

機関等における利用者の申請(新

規、更新、削除等)

運用課長

(基盤班長)

変更の都度 YY-MM-利申-A-XXXX

11 適合性確認申請書

SOAにおけるサービス化申請、

標準データの追加・変更・削除

時の適合性確認申請

発生の都度 YY-MM-サ化-A-XXXX

12 サービス登録・抹消申請

SOAにおけるサービスの登録・

削除の申請 発生の都度 YY-MM-登抹-A-XXXX

注)ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)、アダプタ(RT-OOA)、アダプタ(レガシー)及びCOE開発サービスを指す。

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別紙様式第1(第4条関連)

COE適用計画通知書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-適計-A-XXXX

機関等名

紹介先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

件 名

区分 フレームワーク 年度

システム名

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別紙様式第2(第6条関連)

COE適用支援申請書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-技支-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

件 名

支援の概要

支援希望年月日

必須完了年月日

対象システム

フレームワーク

ラボ使用の有無

基盤班

記入欄

回 答

理 由

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別紙様式第3(第7条関連)

ベースライン利用申請書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-B申-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

適用システム

ベースライン番号

担当者

部署名

管理機関

部署名 契約相手方

部署名

階級・氏名 階級・氏名 階級・氏名

内線番号 内線番号 電話番号

メールアドレス メールアドレス メールアドレス

備 考 備 考 備 考

サイト名 運用開始日 サイト担当

部署名 役職名 電話番号 メールアドレス 備考

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別紙様式第4(第7条関連)

COE適用システム情報通知書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-C適-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

適用システム

ベースライン番号

サイト名 適用機能パッケージ 適用COTS

クライアント

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

サーバ

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

□ □

Page 50: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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別紙様式第5(第7条、第14条関連)

COEパッチ適用通知書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-是完-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

適用システム

ベースライン番号

サイト名

適用パッチ

クライアント

サーバ

Page 51: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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別紙様式第6(第9条関係)

COE適用実績調査シート

【XXXXシステム】

平成 XX 年XX月XX日

統括責任者名

備考) 調査実施時においては、本別紙様式第6全般にわたり、具体対象、具体時期、補助記述等の加筆又は訂正を適宜行うも

のとする。

Page 52: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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1. 全般

1.1 目的 COE適用実績調査シート(以下、「本シート」という。)は、コンピュータ・システム共通運用基盤の業務実施に関する訓令(平成 16 年防衛庁訓

令第 8 号)に基づき、毎年度情報システムへのコンピュータ・システム共通運用基盤(以下「COE」という。)の適用実績を、防衛大臣に報告す

るための資とすることを目的としたものである。

1.2 根拠

コンピュータ・システム共通運用基盤の業務実施に関する訓令(平成 16 年防衛庁訓令第 8 号)

(報告)

第5条 運用企画局長等は、毎年度情報システムへのコンピュータ・システム共通運用基盤の適用実績を統合幕僚長を通じて防衛

大臣に報告しなければならない。

別冊 コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領 (統幕指運第 YYY 号)

(適用実績の評価)

第9条 適用実績の評価は、次の各号の要領で実施する。

(1) COEソフトウェアを適用しているシステムを所掌する統括責任者は、別紙様式第6に基づき、各フレームワークの調査を

行い、運用課長(基盤班長気付)に通知を行う。

(2) 運用課長(基盤班長)は各統括責任者の調査結果に基づき実績を評価して、防衛大臣への報告資料を作成する。

2.記述要領

2.1 全般

本シートにおける調査は、COEの適用実績を防衛大臣に報告するために行うものです。

また、通信基盤維持管理班として、COEの使われ方を把握し、今後の適用支援や部品の維持管理の資とする役割も持っています。

本シートの記載にあたっては、この主旨に従って、「3.調査シート」ワークシートを適宜カスタマイズして分かりやすく記入してください。

2.2 具体的記載要領

①システム名称

システム名称を記入してください。

②開発区分

新規開発、換装、維持、その他(プルダウン選択可)の中から、XX 年度末の調査対象システムが主に該当する区分に○印を記入してください。

換装と現行運用並行の場合は現行システムに着目し維持、換装完了年度は換装、新規開発中で運用開始の場合は新規開発

③回答者

回答者の所属、階級、氏名を記入してください。整理の都合上、所属は、機関名(プルダウン選択可)から記入してください。

④回答日

調査を実施した日付を記入してください。

⑤番号

整理の都合上、連番を記入してください。

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⑥実現機能

仕様書およびソフトウェア基本設計書等で示された(審査会等で承認された)実現機能を COE 適用に限定せず全て記入してください。

機能の記述にあたっては、階層化して整理し、機能名称の前に階層番号を記入してください。

機能の粒度は、「⑦実現方式」の欄に付される記入記号が1行あたり1つになる適正なレベルまで細分化してください。

必要に応じ、小項目の列の右側に必要数だけ列を追加してください。ただし、画面メニュー区分にまで細分化する必要はありません。

⑦実現方式

COE を利用する「⑥実現機能」に対しては、採用したソフトウェアモデル(注1)について、該当箇所に○印又は●印を記入してください。

その他詳細は、下記「補足)実現方式の記載方法」に従って記載して下さい。

(注1)ソフトウェアモデルの内容については、別紙1を参照してください。

⑧XX 年度中の COE のインストールの有無

XX 年度中に COE を1回以上インストールした場合、当該ソフトウェアモデルに○印を記入してください。

・注意すべきは他基盤(例:CCS 統合運用ソフトウェア)のインストールに合わせ下層基盤として COE をインストールした場合も○印を記入してくださ

い。

⑨XX 年度中の改善による効果の有無

「⑥実現機能」に対して、XX 年度中にCOEの改善(ベースラインやパッチ)(注2)を取り込むことによって機能実現や向上が図れたものに、○印を記

入してください。

(注2)確認用に実際の調査時に当該情報を「XX 年度 COE 提供機能(改善項目一覧)」ワークシートとして纏め本シートに追加する。

・新規開発や換装システムの場合は、実現方式で COE 選択した機能行は、原則全て該当と解釈しますので未記入でも構いません。

・他基盤で実現の機能であっても、対象が COE 改善項目に該当していると読み取れる場合、かつ効果があったものにも○印を記入してください。

⑩備考

COEでは、「適用ガイド」において、利用した提供機能(注3)を設計において明確化するよう規定しています。

ソフトウェア基本設計書等を参考に、利用した提供機能を記入してください(複数記載あり。)。

(注3)提供機能とは、論理装置名、処理パターン名、表示型式名、メッセージパターン名のことであり、詳細は、別紙2を参照してください。

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① システム名称: ⑧ (略称) XX 年度中に COE のソフトウェアモデル(パッ

チ含む)を1回以上インストールした場合該

当に「○」を記入

② 開発区分

③ 回答者:所属 階級 共通ソフトウェアモデル 連接ソフトウェアモデル

氏名

④ 回答日: 20YY/MM/DD

番号

⑥ 実現機能

⑦ 実現方式 ⑨

XX 年度中の

改善による

効果の有無

備考

共通ソフトウェア

モデル

連接ソフトウェア

モデル

他基盤

実現

COTS

のみで

実現

独自

開発 (大項目) (中項目) (小項目) RT系 NRT系 SS 連接 SC 連接

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

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システム名称:

(略称) XX 年度中に COE のソフトウェアモデル(パ

ッチ含む)を1回以上インストールした場合

該当に「○」を記入

開発区分

回答者:所属

階級 共通ソフトウェアモデル 連接ソフトウェアモデル

氏名

回答日:

番号 実現機能

実現方式 XX 年度中の

改善による

効果の有無

備考 共通ソフトウェア

モデル

連接ソフトウェア

モデル 他基盤

で実現

COTS

のみで

実現

独自

開発 (大項目) (中項目) (小項目) RT系 NRT系 SS 連接 SC 連接

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

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(別紙1)COEのソフトウェアモデルについて

COEのソフトウェアモデルについては、「COE技術標準」で規定されている。

以下に、COE技術標準の該当箇所を抜粋かつ補足し説明する。

COEは、防衛省の保有する情報システムの各種用途に応じて採用できる2つのソフトウェアモデルを提供する。その名称と特徴を次に示す。

(1) 共通ソフトウェアモデル

共通ソフトウェアモデルとは、基本的な機能を持つソフトウェアをライブラリとして配布し、アーキテクチャを共通化することによって、

COEの事業目標を達成することを目指したモデルであり、論理装置、処理パターン及び表示形式を提供する。

共通ソフトウェアモデルは、リアルタイム系(RT 系)とニアリアルタイム系(NRT 系)の 2 つのライブラリからなる。

RT 系は、周期処理によるリアルタイム性を実現するためのライブラリである。

NRT 系は、逐次処理によるニアリアルタイム性を実現するためのライブラリである。

(2) 連接ソフトウェアモデル

連接ソフトウェアモデルとは、連接機能を持つソフトウェアをライブラリとして配布し、インタフェースを標準化することによって、

COEの事業目標を達成することを目指したモデルであり、論理装置及びメッセージパターンを提供する。

連接ソフトウェアモデルは、さらにサーバ間連接(SS 連接)とサーバ-クライアント間連接(SC 連接)の 2 つのライブラリからなる。

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(別紙2)COEの提供機能について

COEの提供機能については、「適用ガイド」で規定されている。

調査シートの備考欄には、名称の列に示された言葉を用いて回答すること。

1 共通ソフトウェアモデルの提供機能

1.1 論理装置 番号 論理装置名称 説明 備考

1 CL改 ユーザインタフェース機能を提供する論理装置

2 AP改 データ処理機能を提供する論理装置

3 DB データベース機能を提供する論理装置 ODも含む。

4 CC 認証サーバ機能を提供する論理装置

5 CL ユーザインタフェース機能を提供する<OOA>の論理装置

6 AP データ処理機能を提供する<OOA>の論理装置 CR、OCも含む。

7 CSL ユーザインタフェース機能を提供する<RT>の論理装置

8 RA データ処理機能を提供する<RT>の論理装置

1.2 処理パターン

番号 処理パターン名称 説明 区分 備考

RT 系 NRT 系

1 情報送受信 サーバ上の業務メモリ(注1)上のデータを、連続して送受信する。

航跡等の有効期限が決まったデータを送受信したい場合に適する。 ○

到達確認は行わない。周期処理、マルチキ

ャスト通信と組み合わせて利用

2 周期処理 処理時間を保証した上で、設定した間隔でデータを処理する。 ○ 並列処理が前提

3 イベント送受信 随時、データを送受信する。 ○ ユニキャスト通信と組み合わせて利用

4 データ登録 サーバ上の業務メモリ(注1)にデータを登録する。

レスポンスを重視して、データを登録したい場合に適する。 ○ データの永続性(注2)は保証されない。

5 データ検索 サーバ上の業務メモリ(注1)にあるデータを検索する。

レスポンスを重視して、データを検索したい場合に適する。 ○ データの永続性(注2)は保証されない。

6 DB アクセス バックグラウンドで、DB にアクセスする。 ○

7 SOA 連携(注3) COE を適用していないシステムで RT-OOA のデータをモニタする。 ○ 非同期(応答なし)と組み合わせて利用

8 DB データ登録 DB にデータを登録する。 ○

9 DB データ検索 DB のデータを検索する。 ○

10 メッセージキュー通信(注4) キューを使って、他機関サーバ(注5)に確実にデータを送信する。 ○ COTS(Interstage)の機能を利用

11 データ登録(既存活用) <OOA>を利用してデータ登録を行う。 ○

12 データ検索(既存活用) <OOA>を利用してデータ検索を行う。 ○

13 データ送信(既存活用) <OOA>を利用してデータ送信を行う。 ○

14 自動更新(既存活用) <OOA>を利用して自動更新を行う。 ○

15 他システム連接(既存活用) <OOA>を利用して他システムとの連接を行う。 ○

(注1)業務メモリ:AP 改上で、業務アプリケーションが確保することのできるメモリ領域

(注2)永続性:プログラムが終了しても、データが消去されない性質

(注3)SOA 連携:利用するためには、適用システム側で「アダプタ(RT-OOA)」を開発しなくてはならない。

(注4)メッセージキュー通信:従来「機関間通信」と呼んでいたが、処理特性と用途を考慮した上で Ver2.1 以降名称を見直した。

(注5)他機関サーバ:起動状態(起動しているかしないか)が保証されていない(保証できない)サーバ

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1.3 表示型式 番号 表示型式名称 説明 備考

1 地図オーバレイ 地図上にシンボル等を表示する型式

2 表 表形式でデータを表示する型式

3 テキスト テキスト形式でデータを表示する型式

4 階層マトリクス ツリー形式と表形式を組み合わせて表示する型式

5 ネットワーク図 パターンネットワーク情報(ノード、アーク)を表示する型式

6 ツリー(階層図) 情報をツリー形式で表示する型式

7 グラフ(チャート) 数値情報を視覚的に表示する型式

8 静止画(イメージ) イメージデータを表示する型式

9 共通操作 メニュー等のビューアが持つデータ入出力型式 「ビューア」が含まれる。

10 ダイアログ データを入力する型式

2 連接ソフトウェアモデルの提供機能

2.1 論理装置

番号 論理装置名称 説明 区分 備考

SS 連接 SC 連接

1 ESCコア アプリケーション間の XML 形式のメッセージによる情報交換を実現するための論理装置 ○

2 ESCアダプタ 業務アプリケーションであるリクエスタおよびプロバイダが ESC コアと接続してメッセージ

を送受信するためのインタフェースを提供するための論理装置 ○

3 アダプタ(OOA) ESC アダプタと COE〈OOA〉の間に配置され、相互のプロトコルおよびデータの変換を行

うための論理装置 ○

4 アダプタ(レガシー) ESC アダプタとレガシーシステムの間に配置され、相互のプロトコルおよびデータの変換

を行うための論理装置 ○

5 認証サービス メッセージが送受信可能なユーザかどうか判定を行うサービス ○

6 認可サービス 適用システムのサービスに対するアクセス権の情報を管理し、その情報に基づきリクエ

ストメッセージのプロバイダへの送信可否を判断するサービス ○

7 RT-OOA 連携アダプタ Web サービスと COE〈RT-OOA〉の間に配置され、相互のプロトコルおよびデータの変換

を行うための論理装置 ○

8 Web ポータル 共通的なユーザーインタフェースを提供し、複数の Webサービスのコンテンツを1つのウ

ィンドウに埋めこんで表示するための論理装置 ○

9 Web 認証・認可 認証要求に基づいた認証及び認可を行うための論理装置 ○

10 Web サービス連携 複数のWebサービスと表示データの連携を行い、秘密区分及びアクセス権に応じた通

信を行うための論理装置 ○

11 Web サービスアダプタ Web サービスが Web サービス連携と接続してメッセージを送受信するインタフェースを提

供するための論理装置 ○

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2.2 メッセージパターン 番号 メッセージパターン名称 説明 備考

1 1:1 メッセージルーティング(同期)

リクエスタにより指定された1つの宛先に同期でメッセージを送信し、宛

先からリクエスタに応答が返却される。応答が返却されるまでリクエスタ

が待機する。

2 1:N メッセージルーティング(同期)

リクエスタにより指定された複数の宛先に同期でメッセージを送信し、宛

先からリクエスタに応答が返却される。全ての宛先から応答が返却され

るまでリクエスタが待機する。

3 1:1 メッセージルーティング(非同期、応答なし) リクエスタにより指定された1つの宛先に非同期でメッセージを送信し、

宛先から応答が返却されない。

4 1:N メッセージルーティング(非同期、応答なし) リクエスタにより指定された複数の宛先に非同期でメッセージを送信し、

宛先から応答が返却されない。

5 1:1 メッセージルーティング(非同期、応答あり)

リクエスタにより指定された1つの宛先に非同期でメッセージを送信し、

宛先から応答が返却される。応答が返却されるまでリクエスタが待機し

ない。

6 1:N メッセージルーティング(非同期、応答あり)

リクエスタにより指定された複数の宛先に非同期でメッセージを送信し、

宛先から応答が返却される。全ての宛先から応答が返却されるまでリク

エスタが待機しない。

7 パブリッシュ&サブスクライブ ESCコアに予め設定された宛先に非同期でメッセージを送信し、宛先か

らリクエスタに応答が返却されない。 非同期、応答なしの応用形態

8 ビジネスプロセス

BPMエンジンに予め設定されたビジネスプロセスフローに基づいてメッ

セージを送信する。宛先から応答が返却されるか否かは設定されたビジ

ネスプロセスフローによる。

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別紙様式第7(第12条、第14条、第18条、第28条関連)

COE改善要望・不具合等通知書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-是完-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

区分

緊急度 緊急・優先・通常 重要度 大・中・小

対象項目 プログラム ・ドキュメント・ そ の 他 ※いずれかに○を付ける ※いずれかに○を付ける

要求等種別 改 善 ・ 是 正 ・ 質 問 対処希望日

※いずれかに○を付ける

件 名

適用システム

ベースライン番号

適用パッチ

担当者

部署名 管理機関

部署名 契約相手方

部署名

階級・氏名 階級・氏名 階級・氏名

内線番号 内線番号 電話番号

メールアドレス メールアドレス メールアドレス

概 要

添付資料

(当面の対処要領)

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別紙様式第8(第14条関連)

COE不具合発生通報

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-是完-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

区分 緊急度 緊急・優先・通常 重要度 大・中・小

対象項目

(プログラム等の名称)

※いずれかに○を付ける

※いずれかに○を付ける

対処予定日

件名

概 要

関連適用システム

機関名 システム名

添付資料

(当面の対処要領)

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別紙様式第9(第16条関連)

COEベースライン抹消通知書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-抹消-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

ベースライン番号

抹消時期

影響のある

適用システム

機関等名 適用システム名

概 要

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別紙様式第10(第19条関連)

COE管理システム利用者申請書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-利申-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

区分

官/民

機関等/会社 ※ 役職等 電話番号 ※ メールアドレス 備考

ユーザーID

部署 氏名 ※ (基盤班記入欄)

※ 必須項目

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60

別紙様式第11(第20条関連)

適合性確認申請書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-サ化-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

適用システム

ベースライン番号

担当者

部署名

管理機関

部署名 契約相手方

部署名

階級・氏名 階級・氏名 階級・氏名

内線番号 内線番号 電話番号

メールアドレス メールアドレス メールアドレス

備 考 備 考 備 考

サービス概要

添付資料

(適合性確認対象)

基盤班

記入欄

回答

理 由

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61

サイト名 運用開始日 サイト担当

部署名 役職名 電話番号 メールアドレス 備考

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62

別紙様式第12(第23条、第26条関連)

サービス登録・抹消申請書

通知年月日

文書略号 例)YY-MM-抹消-A-XXXX

機関等名

照会先

部署名

階級・氏名

内線番号

メールアドレス

備 考

サービス名

登録又は抹消時期 登録・抹消 ※いずれかに○を付ける

影響のある

適用システム

機関等名 適用システム名

概 要

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統幕指運第188号(29.10.30)別冊付録第1

COE用語解説

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(104枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

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目 次

第1章 総則 ····························································· 1

1 目的 ······························································· 1

2 概要 ······························································· 1

3 関連図書 ··························································· 1

第2章 基本方針 ························································· 2

1 解説する用語の範囲 ················································· 2

2 本書の利用方法 ····················································· 2

第3章 用語解説 ························································· 4

《A》 ································································· 4

《B》 ································································· 5

《COE》 ····························································· 6

《C》 ······························································· 18

《D》 ······························································· 20

《E》 ······························································· 21

《F》 ······························································· 23

《G》 ······························································· 24

《H》 ······························································· 25

《I》 ······························································· 26

《J》 ······························································· 27

《K》 ······························································· 28

《L》 ······························································· 29

《M》 ······························································· 30

《N》 ······························································· 31

《O》 ······························································· 32

《P》 ······························································· 33

《Q》 ······························································· 34

《R》 ······························································· 35

《S》 ······························································· 36

《T》 ······························································· 37

《U》 ······························································· 38

《V》 ······························································· 39

《W》 ······························································· 40

《X》 ······························································· 40

Page 69: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

《Y》 ······························································· 40

《Z》 ······························································· 40

《あ》 ······························································· 41

《い》 ······························································· 43

《う》 ······························································· 44

《え》 ······························································· 45

《お》 ······························································· 46

《か》 ······························································· 47

《き》 ······························································· 49

《く》 ······························································· 52

《け》 ······························································· 53

《こ》 ······························································· 54

《さ》 ······························································· 57

《し》 ······························································· 59

《す》 ······························································· 63

《せ》 ······························································· 64

《そ》 ······························································· 65

《た》 ······························································· 66

《ち》 ······························································· 67

《つ》 ······························································· 68

《て》 ······························································· 69

《と》 ······························································· 72

《な》 ······························································· 74

《に》 ······························································· 75

《ぬ》 ······························································· 76

《ね》 ······························································· 77

《の》 ······························································· 78

《は》 ······························································· 79

《ひ》 ······························································· 80

《ふ》 ······························································· 84

《へ》 ······························································· 85

《ほ》 ······························································· 86

《ま》 ······························································· 87

《み》 ······························································· 88

《む》 ······························································· 89

《め》 ······························································· 90

《も》 ······························································· 91

《や》 ······························································· 91

Page 70: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

《ゆ》 ······························································· 91

《よ》 ······························································· 91

《ら》 ······························································· 92

《り》 ······························································· 93

《る》 ······························································· 94

《れ》 ······························································· 95

《ろ》 ······························································· 96

《わ》 ······························································· 97

別 紙 GPLライセンスについて ········································ 98

Page 71: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第1章 総則

1 目的

本書は、運用課(基盤班)及び各機関等並びにCOEソフトウェア及び適用シ

ステムの開発者等に対し、COEに関する用語を解説し、COEの整備、適用及

び維持管理の円滑な実施に資することを目的とする。

2 概要

本書は、コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領(以下「COE細

部管理要領」という。)の付録第1であり、COE細部管理要領の第2条2項を

根拠として、上位規則、COE細部管理要領、技術ドキュメント及びCOEの共

通仕様書が用いているCOEに関する用語のうち、主要なものを解説する。

3 関連図書

(1) 引用文書

なし

(2) 参考文書

JIS規格 JIS X 0001-1994 情報処理用語(基本用語)

このほか、参考としたCOE関連規則及び技術ドキュメント類は、第2章第

1項第2号 に示すところと同等である。

Page 72: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第2章 基本方針

1 解説する用語の範囲

(1) 用語記載の基準

COE又は適用システムの関係者において、幅広く使用されている基本的又

は基礎的な用語類を記載対象とする。次に、細部の基準を示す。

ア 次号に示すCOE関連規則及び技術ドキュメント類で使用している用語を

摘出し、記載する。

イ 調達や文書規定等防衛省で既に定められている用語は記載しない。

ウ 一般的な情報処理用語等については記載しない。ただし、特に重視して使

用するオブジェクト指向やSOA等の技術用語は記載する。

エ COTSに関しては、基本的に記載しない。特に必要とする場合も、名称

や概要の解説・記載にとどめる。

オ COEソフトウェア個々の標準クラス等の専門的な名称は、用語として記

載しない。細部は、技術ドキュメント類で規定する。

(2) 対象となる規則及び技術ドキュメント類

用語を摘出する規則及び技術ドキュメント類は、COE細部管理要領別紙第

5「COE関連規則及び技術ドキュメント」に記述する各規則及び技術ドキュ

メント類とする。

技術ドキュメントは、制定されている全ての版数を対象とする。

2 本書の利用方法

(1) 本書の見方

各用語は、次の要素を含めて記載する。なお、見出し語が日本語の場合は、

読み・英文名称・略号は記載しない。

ア 見出し語 太字かつ下線を引いて示す。

イ [読み] 英字の場合、読み方を示す。

ウ (英文名称・英文略号) 英文の正式名称(英文略号)を示す。

エ 用語解説 用語の解説を記述する。

オ 備考等 関連して参照すべき事項を示す。

図に「用語解説の記述例」を示す。

COE[シーオーイー]

(Common Operating Environment)

・防衛省におけるコンピュータ・システム共通運用基盤の略称

図 用語解説の記述例

Page 73: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(2) 見出し語の順序

見出し語は、次の順序で記載する。

ア 英字(アルファベット順に配列)

イ ひらがな、カタカナ、漢字等(読みの五十音順に配列)

なお、「COE管理規則」のようにCOEが語の先頭に付く用語が多数あ

るので、COEから始まる用語は英字見出し部《COE》に一括記載する。

Page 74: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第3章 用語解説

《A》

AP2000[エーピー]

(Advanced Paradigm 2000)

・陸上自衛隊において陸自指揮システムを再構築した際の開発手法及びそれにした

がって作成されたソフトウェア部品群をいう。

API[エーピーアイ]

(Application Programming Interface)

・あるプラットフォーム(OSやミドルウェア)向けのソフトウェアを開発する際

に使用できる命令や関数の集合をいう。

APサーバ[エーピー]

(Application Server)

・OOAフレームワークで業務処理を行う論理装置をいう。3階層アプリケーショ

ン処理におけるビジネスロジック層を受け持つ。

APサーバ改[エーピー]

・OOAフレームワークのAPサーバとRTフレームワークのRAサーバを融合し

た業務処理を行うRT-OOAフレームワークの論理装置をいう。3階層アプリ

ケーション処理におけるビジネスロジック層を受け持つ。

Page 75: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

《B》

【記載項目なし】

Page 76: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

《COE》

COE[シーオーイー]

(Common Operating Environment)

・「コンピュータ・システム共通運用基盤」の略称であり、当該用語を参照のこ

と。

COE〈OOA〉[シーオーイーオーオーエー]

・処理形態や表示形態を抽象化し、共通する基本的な処理や業務を実現する初代の

COEアーキテクチャをいう。陸自AP2000のアーキテクチャを母体として

整備された。

COE〈RT〉[シーオーイーアールティー]

・周期処理を規定時間で終了させるとともに、イベント処理を並行して実行させる

ことで、総じてリアルタイム処理を実現するCOEアーキテクチャをいう。RT

-AP2000のアーキテクチャを母体として整備された。

・RT-AP2000とは、陸上自衛隊において開発された対空戦闘指揮システム

を構築した際の「開発手法」及びそれにしたがって作成されたソフトウェア部品

の群のことをいう。

・COE〈RT〉は27年度末をもって廃止となった。

COE〈RT-OOA〉[シーオーイーアールティーオーオーエー]

・COE〈OOA〉、COE〈RT〉を融合し、両者の特徴を実現する新たに整備

されたCOEアーキテクチャをいう。

COE〈RT-OOA〉群[シーオーイーアールティーオーオーエー]

・陸自AP2000をベースに発展継承してきた、COE〈OOA〉、COE〈R

T〉及びCOE〈RT-OOA〉の総称をいう。「RT-OOA群」と略称す

る。

COE〈RT-OOA〉群適用システム情報通知書

・「COE適用システム情報通知書」を参照のこと。

COE〈SOA〉[シーオーイーエスオーエー]

・一般のSOA技術に基づいて整備されたCOEアーキテクチャをいう。

COE〈SOA〉サービス化、標準データ追加・変更・削除申請書

Page 77: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

・機関等が作成した、サービスや標準データについての適合性確認及び追加・変

更・削除を運用課長(基盤班長)へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第11「適合性確認申請書」による。

COE〈SOA〉サービス登録、抹消申請書

・機関等が、公開サービスの登録又はサービスの抹消を運用課長(基盤班長)へ通

知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第12「サービス登録・抹消申請書」によ

る。

COE〈SOA〉適用システム情報通知書

・「COE適用システム情報通知書」を参照のこと。

COEアーキテクチャ

(COE Architecture)

・COEで規定している設計思想、開発技法、開発管理技法、システムモデル、市

販品(COTS)、GOTS(標準クラス、個別クラス及びESC)及びサービ

スの総称をいう。

COE維持管理

・COEの調達に関わる定義であり、民間会社の支援役務又は請負を受ける業務の

ことをいう。次の4つに分類される。

a) COE全体維持

b) COE部品維持

c) COE部品拡充

d) COE用ソフトウェア

COE化

・適用システムの部品を共通化することをいう。

・「個別クラスのCOE化」及び「公開サービスのCOE開発サービス化」を参照

のこと。

COE改善要望・不具合等通知書

Page 78: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

・機関等が、COEソフトウェアに関わる新規標準クラスの開発や不具合対処等各

種の要請を行う際に、運用課長(基盤班長)へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第7「COE改善要望・不具合等通知書」

による。

・本様式を用いる通知文書には、「新規標準クラス開発要望」、「新規SOAプロ

グラムの開発要望」、「個別クラスCOE化要望」、「新規COTS採用要

望」、「標準クラス改善要望」、「SOAプログラムの改善要望」、「ドキュメ

ント類改正要望」、「不具合等対処要望」及び「公開サービスのCOE開発サー

ビス化要望」がある。

COE開発サービス

(COE development service)

・運用課(基盤班)が開発又は維持管理し、DII又は適用システムに配布する共

通サービスのことをいう。COE部品に含んで扱い、COEフレームワーク・ベ

ースラインに含めて扱うことが多い。

COE開発支援ツール

(COE development support tool)

・COEの調達に関わる定義であり、COE適用システムやCOE部品の設計、製

造及び試験等の支援や、ソフトウェアのCOEへの適合性の保証のために使用す

るツールのことをいう。

COE環境設定ツール

(COE environment setting tool)

・COEの調達に関わる定義であり、COE適用システム上でCOEベースライン

を動作させる場合に使用するインストーラ等のツールのことをいう。

COE管理規則

・「コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則」の略称である。

・COE訓令及びCOE通達に基づき、COEの整備、適用及び維持管理に係る指

揮通信システム企画課長及び同運用課長の責務及び相互にわたる業務手続等を定

め、各技術ドキュメントに対する根拠となる統合幕僚監部達である。

(補足)COE技術標準を呼び出している。

COE管理システム

(COE Management System)

Page 79: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

・COEの整備、適用及び維持管理業務を効率化するために、COEソフトウェア

の形態管理、COE関連の情報公開及び情報交換するシステムをいう。運用課

(基盤班)が主管する。

・COE部品整備環境の構成品である。

・COEの調達に関わる定義であり、COEの管理作業全般を支援するシステムで

あり、「COE管理システム構成ハードウェア」、「COE管理システム構成C

OTSソフトウェア」及び「COE管理システム用ソフトウェア」から構成され

ている。

COE管理システム利用者申請書

・機関等が、COE管理システムの利用を申請する際に、運用課長(基盤班長)へ

通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第10「COE管理システム利用者申請

書」による。

COE技術検証ツール

(COE technical inspection tool)

・COEの調達に関わる定義であり、COEソフトウェアに関わる特定の技術や機

能検証のために適宜に作成し使用するツールのことをいう。原則として、COE

適用システムへの配布は行わない。

COE技術ドキュメント作成要領

・COE細部管理要領の付録第5である。

・COEの技術ドキュメントの作成要領について、目次項目、記述内容等の記述要

領を規定している。

・COEソフトウェアの調達に際しては、受託元が納入する技術ドキュメントに関

わる仕様書の一部となる。

COE技術標準

(COE technical standard)

・COEの整備、適用及び維持管理における技術事項及びソフトウェアの開発技法

の骨子を規定する図書をいい、COEの技術的事項を規定する、最上位の技術ド

キュメントであり、下位の技術ドキュメントの体系等を規定するものである。

・COEの目的及び方針事項を実現する上で標準となる基本概念を、技術面から記

述したドキュメントをいう。

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COE基盤ソフトウェア

(COE basic software)

・COEの動作環境として推奨するソフトウェアのうち、COTSに該当するもの

をいう。

COE業務年表

・COE細部管理要領の別紙第1である。

・運用課(基盤班)と機関等との間の主要な業務の手続き(基準)を、年次単位で

示したものである。

COEクラス群

(COE class group)

・オブジェクト指向のクラスの考え方に基づき、COEとして発展させた形態をい

い、業務クラスのようにひとかたまりのソフトウェアとして動作することが特徴

である。

COE訓令

・「コンピュータ・システム共通運用基盤の業務実施に関する訓令」の略称であ

る。

・COEの適用及び維持管理に関する事務を総合的に実施するために必要な事項を

定めたものであり、COEに関わる最上位規則である。

COEコーディング規約準拠チェッカー

(COE cording agreement conformity checker)

・作成したソースプログラムが、COEプログラム開発規約(コーディング規約)

に準拠していることを確認するツールをいい、COE開発支援ツールに含まれ

る。

COE細部管理要領

・「コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領」の略称である。

・COE管理規則に基づき、COEの適用及び維持管理の実施に必要な関係組織間

の細部業務要領等を定めたもの。作成者は、統合幕僚監部指揮通信システム部指

揮通信システム運用課長である。

COE事業検討会議

・「コンピュータ・システム共通運用基盤事業検討会議」の略称である。

・COEの整備に関わる会議で、議長は整備計画局情報通信課長、委員は主要機関

のIT関連所轄課長があたる。

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COE設計図書

・COEフレームワーク又は相当品のプログラム関連ドキュメント全てをいう。ソ

フトウェアに含めて管理するので規則規定類ではなく、適用システム関係者へは

原則として開示しない。

・呼称用例として、COEフレームワーク、COEベースラインごとにCOE設計

図書〈…〉Ver.X.Y.Zを基準とする。Ver.X.Y.Zを付さない場

合は、特にことわりの無い限り、対象の中の最新版数を示す。

COE設計図書是正

・COE自体の不具合に起因し、かつプログラムの修正を要しない、COE設計図

書の改訂をいう。

COE全体維持

・COEの調達に関わる定義であり、COE部品維持、COE部品拡充及びCOE

用ソフトウェアを除く、歳出で実施するCOE維持管理の業務のことをいう。

COE全体試験

・COEフレームワーク又は相当するCOEソフトウェアについてベースラインの

登録の前提として行う品質保証及び完成試験をいう。

・COE全体維持契約において、各COEベースラインが、個別に製造又は改善し

たCOE部品又は相当品の成果を組み入れても、所要の品質を満足することを、

総合試験及びシステム試験の該当箇所以外について、実環境又は相当するハード

ウェア環境及びソフトウェア環境において、確認する試験をいう。

COE全体試験手順書

・COE全体試験を実施するための試験手順書をいう。「試験手順書」を参照のこ

と。

COEソフトウェア

(COE software)

・COEとして提供するプログラム及びこれに係る技術ドキュメントをいう。ベー

スラインとパッチに分類される。

・狭義の「COE」と同義である。

・防衛省の契約により製造され、COEの基盤となるソフトウェア群として位置づ

けられたソフトウェアをいう。狭義としては、このうち基盤班が維持管理する次

の4つのプログラム及びそれらに付帯するプログラム関連ドキュメントをいう。

a) COEフレームワーク

b) COE部品

Page 82: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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c) COE管理システム用ソフトウェア

d) COEツール群

COEソフトウェアにおける不具合等対応

・COE細部管理要領の別紙第4である。

・適用システムの障害発生等に基づく、COEソフトウェアの修正(不具合対処)

要領を規定している。

COEソフトウェアの提供

・運用課長(基盤班長)が、適用システムを所掌する統括責任者等にCOEソフト

ウェアを配布または送達し、適用システムにインストールし、管理するまでの一

連の業務をいう。

・細部要領は、「COEソフトウェアの提供要領」に規定する。

COEソフトウェアの提供要領

・COE細部管理要領の別紙第2である。

・COEソフトウェアの提供に当たって、所要の通知文書、手続き等を規定したも

のである。

COE調整会議

・COEの適用及び維持管理に関わる業務を円滑に実施するために設置された会議

をいう。

・議長は統合幕僚監部指揮通信システム部指揮通信システム運用課長、委員は整備

計画局情報通信課担当部員及び機関等の統括責任者であり、作業部会を設ける。

COE通達

・「業務処理通達」、「適用範囲通達」及び「会議設置通達」の3つの総称をい

う。細部は各通達を参照のこと。

COEツール群

(COE tool group)

・COE部品、COEベースライン又はCOE管理システム用ソフトウェア以外

で、COEに資する目的のために防衛省の契約により一部又は全てが製造された

ソフトウェアのことをいい、次の3つのツールに分類される。

a) COE開発支援ツール

b) COE環境設定ツール

c) COE技術検証ツール

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COE適合性確認要領

・COE細部管理要領の付録第3である。

・COE〈RT-OOA〉群の適合性確認においては、COEソフトウェア及び動

作環境並びに適用システムが作成する個別クラスのCOEとしての適合性を検証

する細部要領等を規定している。

・COE〈SOA〉の適合性確認においては、適用システムが運用するサービス及

び標準データについてのCOEとしての適合性を検証する細部要領等を規定して

いる。

COE適用

・「適用」を参照のこと。

COE適用計画通知書

・機関等が、適用システムごとに、適用計画等の状況を運用課長(基盤班長)へ通

知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第1「COE適用計画通知書」による。

COE適用支援申請書

・機関等が、COEに関わる技術支援及び教育の受講を申請する際に、運用課長

(基盤班長)へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第2「COE適用支援申請書」による。

COE適用システム

・「適用システム」を参照のこと。

COE/適用システム開発ガイド〈OOA〉

・COE〈OOA〉及び適用システムの開発者向けに、開発に当たっての所要事項

全般の手引きを記述した技術ドキュメントをいう。

COE適用システム情報通知書

・機関等が、COEのベースラインをインストールした後の適用システムごとの諸

状況を、運用課長(基盤班長)へ通知する文書である。

・通知時期は、当該システムの主要な状況変化の都度を基準とする。

Page 84: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

14

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第4「COE適用システム情報通知書」に

よる。

COE適用実績調査シート

・機関等が、年度中の適用システムのCOEの適用実績を調査し運用課長(基盤班

長)へ通知する文書である。

・通知時期は、当該年度後半を基準とする。

COE動作環境選定要領

・COE細部管理要領の付録第2である。

・COEソフトウェアの動作環境となるCOTS選定要領の細部を規定している。

COEの概念オブジェクト

(COE concept object)

・COEの全体構造と各オブジェクトの役割を明確にするため、次の8区分からな

るオブジェクト構成をいう。

a)業務、b)ビュー、c)通信、d)情報管理、e)DBアクセス、f)機

能、g)保全、h)システム連接

COEパッチ適用通知書

・機関等が、適用システムにパッチを適用(インストール)し動作確認結果を、運

用課長(基盤班長)へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第5「COEパッチ適用通知書」による。

COE不具合発生通報

・運用課長(基盤班長)が、COEの不具合発生状況等を、機関等に通知する文書

である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式8「COE不具合発生通報」による。

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15

COE部品

・COEの調達におけるCOEソフトウェアの調達対象の通称、又は適用システム

の業務に供するCOEフレームワーク・ベースライン以外のCOEソフトウェア

をいう。後者は、次の3つに区分できる。

a) 共通アプリケーション

b) COE開発サービス

c) 標準データ

COE部品維持

・COEの調達に関わる定義であり、COE維持管理のうち、歳出で実施するCO

E部品の改善を行う業務のことをいう。

COE部品拡充

・COEの調達に関わる定義であり、COE維持管理のうち、国債で実施するCO

E部品を製造する業務のことをいう。

COE部品整備環境

・COEラボ及びCOE管理システムにより構成される環境をいい、運用課(基盤

班)が主管する。

COE部品設計図書

・COE事業の製造契約(COE部品維持等)で納入されるCOE設計図書をい

う。

・便宜上、COEフレームワーク以外のCOEソフトウェアのプログラム関連ドキ

ュメントを含めて呼称する場合もある。

COE部品適用システム構築ガイド〈SOA〉

・COE〈SOA〉及び適用システムの開発者向けに、開発に当たっての所要事項

全般の手引きを記述した技術ドキュメントをいう。

COEフレームワーク

(COE framework)

・アプリケーションソフトウェアを開発する際の基盤として、COEとして定めた

ソフトウェア(ライブラリ)群をいう。

・現在、維持管理中のCOEフレームワークには、次の3つがある。

a) COE〈OOA〉

b) COE〈RT-OOA〉

c) COE〈SOA〉

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・このうちCOE〈OOA〉及びCOE〈RT-OOA〉を併せて、COE〈RT

-OOA〉群と呼称する。

COEフレームワーク・ベースライン

(COE framework baseline)

・COEフレームワークに対応するCOEベースラインをいう。次の3区分があ

る。バージョンを付さない場合は、特にことわりの無い限り、対象の中の最新版

数を示す。

a) COEベースライン〈OOA〉Ver.X.Y.Z

b) COEベースライン〈RT-OOA〉Ver.X.Y.Z

c) COEベースライン〈SOA〉Ver.X.Y.Z

COEベースライン

(COE baseline)

・COEソフトウェアを、所要の機能等に応じて取りまとめ、品質保証する形態管

理単位をいい、各種プログラムのほか、これに対応する技術事項を規定又は記述

した技術ドキュメントを含める。バージョン、リビジョン等で提供する管理形態を

区分し、これに対応する番号体系を付与する。誤解が生じない場合は、ベースラ

インと略記または略称する。

COEベースライン管理要領

・COE細部管理要領の付録第4である。

・COEソフトウェアの形態管理単位であるベースラインの概念及び番号体系並び

にライフサイクルを通じた管理所要、提供要領等を規定している。

COEベースライン抹消通知書

・運用課長(基盤班長)が、特定のベースラインの抹消を予定又は実施する際に、

機関等へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式9「COEベースライン抹消通知書」によ

る。

COE用ソフトウェア

・COEの調達に関わる定義であり、COE維持管理のうち、国債で実施するCO

Eソフトウェアの改善を行う業務のことをいう。

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COEラボ

(COE lab)

・COEの開発、提供及び品質管理を支援するために、試験等を実施する環境をい

い、運用課(基盤班)が主管する。

・COE部品整備環境の構成品である。

・COEの調達に関わる定義であり、COE部品等を開発・維持整備する機能を有

したシステムのこといい、「COEラボ構成ハードウェア」及び「COEラボ構

成ソフトウェア」により構成されている。

なお、当該機能の実現には適宜「COEツール群」を併用する。

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《C》

CA [シーエー]

(Certificate Authority)

・PKIにおいて、証明書の発行・更新・失効、秘密鍵の生成・保護及び証明書利

用者の登録を行う機関のことをいい、認証局ともいう。単にCAという場合は証

明書発行業務及び登録業務を含む。

Cast[キャスト]

・オブジェクト指向言語で、強制的に型を合わせることをいう。

・dynamic cast[ダイナミックキャスト]は、演算子により、実行時に型を認識し

て、安全にダウンキャストすることをいう。

CCサーバ[シーシー]

(Certification Server)

・COEで、認証処理を行う論理装置をいう。認証サーバともいう。

CORBA[コルバ]

(Common Object Request Broker Architecture)

・オブジェクト指向技術の標準化団体であるOMGが策定した異機種アプリケーシ

ョン連携のための標準仕様のことをいい、サーバ間でのシームレスな分散環境が

実現できる。

COTS[コッツ]

(Commercial Off The Shelf)

・民生品(商用製品、市販品)を指す呼称であり、通常ソフトウェアとハードウェ

アが含まれる。

・COEにおいては、特にことわりが無い限りソフトウェアに対して使用する。

・オープンソースソフトウェアのような準民生品も、便宜上COTSに含め扱うも

のとする。

COTSカテゴリ

(COTS category)

・動作環境に含まれるCOTSを把握し評価するために機能等で分類区分したもの

をいう。COTS製品選定の検討の単位となる。

COTSタイプ

(COTS grouping type)

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・COEフレームワーク・ベースラインの動作環境として各COTSカテゴリにお

いて選定されたCOTSの組合せを、一つの管理単位として表す際の名称のこと

をいう。

COTSの隠蔽

・COTSのバージョンアップ等に伴うアプリケーションの変更を局所化するため

に、COTSが提供するインタフェースを、COTSに接するクラス以外の他ク

ラスから見えないようにすることをいう。具体的には、ラッピング手法を用い

る。

COTSの更新選定

・選定されているCOTS製品の別の版数(通常は最新の版数)及びラインナップ

を、動作環境として選定することをいう。

COTSの新規選定

・新規に異種系列のCOTS製品又は他の異なる会社のCOTS製品を、動作環境

として選定することをいう。

CRサーバ[シーアール]

(Correlation server)

・OOAフレームワークにおいて、高速なデータベースアクセスを実現することで

相関処理を行う論理装置をいう。相関サーバともいう。

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《D》

DBサーバ[ディービィー]

(Data Base Server)

・OOAフレームワーク及びRT-OOAフレームワークにおいて、データベース

抽出や更新処理を行う論理装置をいう。

D-eMPI[ディーエムピーアイ]

・プロセス間メッセージ通信機能を実装しているインフラサービス層の部品をい

う。

・標準インフラサービスの一つである。

DII[ディーアイアイ]

(Defense Information Infrastructure)

・防衛情報通信基盤のことをいう。

DII連接装置

・DIIオープン系・クローズ系間でセキュリティを確保しつつ、メッセージ連携

を実現する装置をいう。

・システムのセキュリティ境界面にてシステムからの情報漏洩を防止するガード装

置や、システム外からの不正アクセスを防止するファイアウォール装置などの総

称である。CCS調査研究にて提唱された。

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《E》

EMS[イーエムエス]

(Enterprise Message Service)

・CCSの統合運用ソフトウェアの一つであるJSMをDIIのオープン系のサー

ビスに拡張するために、COE部品維持(23歳)にて、オープン系とクローズ

系間のメッセージ送受信を可能にしたものをいう。

・共通アプリケーションの一つである。

ESC[イーエスシー]

(Enterprise Service Controller)

・サービスとリクエスタ間のインタフェース及び通信基盤を担うソフトウェア部品

をいう。ESCコアとESCアダプタから成る。

ESCアダプタ

(ESC adapter)

・リクエスタ及びプロバイダに提供されるESCと通信するためのソフトウェアを

いう。

ESC運用ポリシー

(ESC operation policy)

・COE〈SOA〉に関する管理対象の規定、各COE〈SOA〉関係者の定義及

び各種業務の手続を記述する技術ドキュメントをいう。

ESCコア

(ESC core)

・SOAの概念を取り入れた、アプリケーション間のXMLメッセージによる情報

交換を実現するためのソフトウェアをいう。

ESCセキュリティポリシー

(ESC security policy)

・システム環境の中で想定される脅威、ESCが機能として対抗すべき脅威、適用

システムが対抗すべき脅威、ESCの機能実装のためのセキュリティポリシー及

び適用システムのためのセキュリティポリシー等を記述する技術ドキュメントを

いう。

ESC論理空間

(ESC logical space)

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・ESCコアの連携により形成されるサービス連携のためのネットワークをいう。

同一ESC論理空間に属するリクエスタ、プロバイダ及びESCコア間でメッセ

ージの送受信が可能である。

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《F》

【記載項目なし】

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《G》

GOTS[ゴッツ]

(Government Off The Shelf)

・COTSの考え方を取り入れ、政府での利用を目的として製造されたソフトウェ

アをライブラリ化したものをいう。

GPL[ジーピーエル]

(GNU General Public License)

・Free Software Foundation の通念に基づくソフトウェアライセンスであり、原則

として、ソフトウェアの複製、ソースコードの閲覧・変更・再配布が自由に行え

ることが定められている。細部は、別紙 「GPLライセンスについて」による。

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《H》

HMI[エイチエムアイ]

(Human Machine Interface)

・人間(操作者)と機械(端末)がやり取りする部分又はその規約をいう。「明瞭

性、一貫性、効率性、寛容性(操作のやり直し等ができる。)、信頼性等」が要

求される。

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《I》

IDL[アイディーエル]

(Interface Definition Language)

・インタフェース定義を行う言語をいう。

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《J》

JBoss[ジェイボス]

・プログラミング言語 Java によるオープンソースソフトウェアの総称をいう。

・ESCでは JBoss Enterprise Application Platform(商用製品版)をアプリケー

ションサーバとして利用しており、COEドキュメント等ではこれを指して JBoss

と表記する場合もある。

JNI[ジェーエヌアイ]

(Java Native Interface)

・Java プラットフォームにおいて、Java で記述されたプログラムと、他の言語(例

えばCやC++など)で書かれた、実際のCPUの上で動作するコード(ネイテ

ィブコード)とを連携するためのインタフェース仕様をいう。

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《K》

【記載項目なし】

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《L》

LCC[エルシーシー]

(Life Cycle Cost)

・COEソフトウェアに係る費用を、調達・製造~使用~廃棄の段階までトータル

して考えたもの。生涯費用

・費用対効果を推し量る重要な基礎となるもので、初期費用であるイニシャルコス

トと、運用、保全、改修、更新等に必要となるランニングコストから構成され

る。

LCS[エルシーエス]

(Life Cycle Support)

・事業やシステムの構想から、COEの開発、維持整備(更新)、廃棄に至る全ライ

フスパンに亘る諸活動の総称をいう。

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《M》

M-CORBA[エムコルバ]

(Mobile-CORBA)

・マルチキャスト機能を実装しているインフラサービス層の部品をいう。

・標準インフラサービスの一つである。

MVサーバ[エムブイ]

(Movie Server)

・OOAフレームワークにおいて、動画の送受信と蓄積を行う論理装置をいう。動

画サーバともいう。

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《N》

【記載項目なし】

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《O》

OCサーバ[オーシー]

(Other system Communication server)

・OOAフレームワークにおいて、他システム連接を行う際に利用する論理装置を

いう。

ODサーバ[オーディー]

(Other system Database server)

・OOAフレームワークにおいて、他システム連接データベース用の論理装置をい

う。

・他システム連接で使用する固有のコードを保持しており、OCサーバからのコー

ド変換要求により適用システム内で使用するコードへの変換を行う。また、この

固有のコード及び変換するデータをデータベースに保持することで、データ変換

の保障も行っている。

OMG[オーエムジー]

(Object Management Group)

・オブジェクト指向技術に関する国際的な非営利標準化団体をいう。

・OMGは、アプリケーション開発の複雑さを低減させることで、アプリケーショ

ン開発のコストの低下、開発期間の短縮等を目指している。

・現在、ソフトウェアベンダーやエンドユーザー等の600以上の参加者によって

構成されている。

OOAフレームワーク

(Object Oriented Architecture framework)

・COE〈OOA〉に対応するCOEフレームワークのことであり、処理形態や表

示形態を抽象化し、共通する基本的な処理や業務をライブラリ群として提供する

基盤のことをいう。

ORB[オーアールビー]

(Object Request Broker)

・「分散オブジェクト処理(ORB)」を参照のこと。

OSS[オーエスエス]

(Open Source Software)

・ソースコードが無償で公開され、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行な

えるようなソフトウェアのことをいう。

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《P》

PKI[ピーケーアイ]

(Public Key Infrastructure)

・公開鍵暗号に基づく技術基盤のことをいう。

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34

《Q》

【記載項目なし】

Page 105: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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《R》

RTフレームワーク

(Real Time framework)

・COE〈RT〉に対応するCOEフレームワークのことであり、リアルタイム処

理を可能とした機能をライブラリ群として提供する基盤のことをいう。

・RTフレームワークは27年度末をもって廃止となった。

RT-OOA群

・COE〈RT-OOA〉群の略称をいう。〈RT-OOA〉群とも表記する。

RT-OOA群クラス

・RT-OOA群に属する標準クラスの略称をいう。

RT-OOAサービス

・COE〈RT-OOA〉において、業務アプリケーションを個々の適用システム

の用途に基づきまとめた概念をいう。

RT-OOAフレームワーク

(Real Time Object Oriented Architecture framework)

・COE〈RT-OOA〉に対応するCOEフレームワークのことであり、OOA

フレームワークとRTフレームワークとを融合することで、両者の機能を併せ持

った処理や機能をライブラリ群として提供する基盤ことをいう。

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《S》

SOA[エスオーエー]

(Service Oriented Architecture)

・システムを構築する際に、標準インタフェースを持つサービスの集合体として設

計するアーキテクチャのことをいう。

・特徴として、一度作成したサービスは、他のシステムから利用することができる

ため、従来のシステムと比較してアプリケーション機能の再利用化・共有化が促

進されること、システムを構成する個々のアプリケーションの変更や修正を行う

際、従来のシステムに比べシステム全体に対するインパクトが少なくなること等

が挙げられる。

SOAP

(Simple Object Access Protocol)

・XMLとHTTPなどをベースとした、他のコンピュータにあるデータやサービ

スを呼び出すためのプロトコルをいう。

SOAフレームワーク

(Service Oriented Architecture framework)

・COE〈SOA〉に対応するCOEフレームワークのことであり、標準化された

メッセージフォーマットによるデータ交換手段を提供する基盤のことをいう。

SOAプログラム

(SOA program)

・SOAフレームワークのうち、運用課(基盤班)で維持管理するものをいう。E

SCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)、アダプタ(RT-OOA)、

アダプタ(レガシー)及びCOE開発サービスが含まれる。

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《T》

【記載項目なし】

Page 108: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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《U》

UML[ユーエムエル]

(the Unified Modeling Language)

・統一モデリング言語。オブジェクト指向分析及び設計のために使用する表記法を

いう。COEにおいても設計で使用している。

・オブジェクト指向でモデルを表記する際の共通言語であり、オブジェクト指向の

学習や、設計内容を伝達する際に必要である。

・よく使用されるのは、クラス図、シーケンス図及びユースケース図である。この

ほか、ステートチャート図、オブジェクト図、アクティビティ図、コンポーネン

ト図、コラボレーション図及び配置図が定義されている。

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《V》

【記載項目なし】

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《W》

W3C[ダブリュスリーシー]

(World Wide WEB Consortium)

・World Wide WEB で使用される各種技術の標準化を推進するために設立された非営

利団体のことをいう。

《X》

XML[エックスエムエル]

(eXtensible Markup Language)

・文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語である。HTML と異

なり、自分の目的に応じて、タグを定義できる。

《Y》

【記載項目なし】

《Z》

【記載項目なし】

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《あ》

アーキテクチャ

(architecture)

・システムを構成する要素(技術や個別のシステム等)とその関係を表現したシス

テム全体の構造(骨格)を示したものをいう。

アクティブスライド

(active slide)

・複数あるスライドの中で、キーボード入力権限を持つ(入力フォーカスを持つ)

スライドをいう。

・COEの場合、表示中の図表等の中で最後に表示、更新等を行ったスライドでタ

グは赤に色付けされている。

アダプタ(OOA)

(adapter(OOA))

・COE〈OOA〉適用システムとESCコアを接続するための専用のソフトウェ

アをいう。

アダプタ(RT-OOA)

(adapter(RT-OOA))

・COE〈RT-OOA〉適用システムとESCコアを接続するための専用のソフ

トウェアをいう。

アダプタ(レガシー)

(adapter(legacy))

・レガシーシステムとESCコアとを接続するための専用のソフトウェアをいう。

アダプタプログラム

(adapter program)

・ESCアダプタプログラム、アダプタ(OOA)プログラム、アダプタ(RT-

OOA)プログラム及びアダプタ(レガシー)プログラムの総称をいう。適用シ

ステムのサービス、リクエスタとなるアプリケーションプログラムが、ESCへ

の標準インタフェース機能として組み込むプログラムである。

アプリケーションインタフェース

(application interface)

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・一般的に、ソフトウェアが他のソフトウェアの機能を呼び出すための手続きを定

めた規約のことをいう。

・COE〈SOA〉においては、適用システムのアプリケーションがESCアダプ

タを利用してメッセージを送受信する際に使用する機能のことをいう。

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《い》

維持管理

・COEの諸試験、不具合の是正及びソフトウェアの形態管理その他COEを維持

するための一切の作業並びにこれに付随する事務をいう。

イベント処理

・イベントが発生した場合に実行される処理をいう。

・イベントが同時に多数発生した場合は、CPU割り当て待ちが発生するため、性

能が求められるシステムでは、優先度制御と共に実装されることが多い。

インストール

(install)

・ソフトウェア(プログラム又はデータ)をパソコン等へ、組み込み初期設定する

ことをいう。

・COEでは利用者の便宜性を考慮してインストールツール(COE開発環境イン

ストーラ)を準備しており、CD-ROMよりソフトウェアを読み込ませること

で、COE環境を設定できるようになっている。

・導入前の設定に戻す操作を「アンインストール」という。

インフラサービス

(infra-service)

・主としてカーネルに分類されるCOTSを使用して動作する通常COTSで実現

できるソフトウェアの枠組みをいう。

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《う》

ウォータフォール開発

(waterfall model)

・従来行われてきたソフトウェアの開発手法をいう。

・ソフトウェアの開発工程を大きくいくつかの局面(フェーズ)に分けて、その局

面ごとに作業計画をたて、レビューを行い、作業を完結させて、順番に次の工程

に移行し、最後にシステムを完成させる開発手法のことをいう。

運用課

・統合幕僚監部指揮通信システム部指揮通信システム運用課をいう。

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《え》

【記載項目なし】

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《お》

オブジェクト指向開発

(object oriented model)

・COEで採用している開発方法論をいう。

・オブジェクト指向開発は、業務運用時の視点から、システムの実現対象を客観的

に分析して、そこに存在する事象(対象=もの)を構成要素(クラス=型)に分

類して、システム全体を構成する。

・従来の開発方法論に対して特に変更に強く、類似したシステムの構築に有用であ

る。

オンライントランザクション処理

(on-line transaction processing)

・関連する複数の処理を一つの処理単位にまとめて管理する処理方式をいう。複数

の作業を連結した処理単位を「トランザクション」という。

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《か》

ガード装置

(guard unit)

・システムのセキュリティ境界面にてシステムからの情報漏洩を防止する装置をい

う。

カーネル

(kernel)

・COTSカテゴリにおいて、他のCOTS動作の基本となるソフトウェアをい

う。一般にOS(オペレーティング・システム)、暗号ソフトウェア等が該当す

る。

カーネル識別コード

(kernel identification code)

・ベースラインの動作環境の一部をなす適用システムで採用するサーバやクライア

ントのカーネルを一意に区分するコードをいう。

会議設置通達

・「コンピュータ・システム共通運用基盤事業検討会議設置要綱について(通

達)」の略称である。

・COE訓令に基づき、COEの構築や整備に関わる事業検討会議の設置を定めた

事務次官通達のことをいう。

改善

・適用システムの要望に伴うソフトウェア仕様の変更をいう。

ガイド図書

(guidebook)

・COE及び適用システムにおける開発者向けの技術関係図書をいう。

概念オブジェクト

・「COEの概念オブジェクト」を参照のこと。

開発規約

・COE〈SOA〉で限定して用い、ESCの開発で適用する各種規約を記述する

技術ドキュメントをいう。

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開発ツールキット

(development tool kit)

・COEで用意した、ソースプログラム雛型の自動生成、コーディング規約チェッ

カー及びインストールの支援ツール群をいい、COE開発支援ツールに含まれ

る。

概要設計書

・COE〈SOA〉において、COE〈SOA〉の基本設計書で規定された細部機

能についてのクラス図、シーケンス図、データ仕様及び画面仕様について記述す

るプログラム関連ドキュメントをいう。

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《き》

企画課

・統合幕僚監部指揮通信システム部指揮通信システム企画課をいう。

機関等

・防衛省本省の内部部局、防衛大学校、防衛医科大学校、防衛研究所、統合幕僚監

部、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、情報本部、防衛監察本部、地方防衛

局及び防衛装備庁をいう。

技術規約・基準

・特定のベースライン又はこれを適用するシステム開発のための技術的な規約及び

基準類を規定した技術関係図書をいう。

・COEや適用システムの開発及び維持管理においてプログラミング等の技術的な

遵守及び推奨事項を規定する技術ドキュメント類をいう。

技術ドキュメント

(COE technical document)

・COEの整備、適用及び維持管理における技術に係る事項を規定する図書類をい

う。

・COE設計図書を含む。

技術マニュアル

(SOA user’s technical manual)

・COE〈SOA〉で限定して用い、COE〈SOA〉の外部インタフェース仕様

及び利用に関する情報を記述する技術ドキュメントをいう。

基盤の拡充

・COEに新規にソフトウェアを追加することをいい、個別のソフトウェアを追加

することを含む。

・「新規のソフトウェアの追加」とは、COEで維持管理するソフトウェアを追加

又はアーキテクチャを追加・拡大することをいう。「アーキテクチャの追加・拡

大」を参照のこと。

・「個別のソフトウェアの追加」とは、適用システムで作成・整備したソフトウェ

アをCOEに管理換することをいう。「個別クラスのCOE化」を参照のこと。

基盤班

・運用課の通信基盤維持管理班をいう。

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基本設計書

・COE〈RT-OOA〉群においては、ベースライン等の要求機能を分析し、詳

細設計に向けての要求(外部仕様)を記述するプログラム関連ドキュメントをい

う。

・COE〈SOA〉においては、全体設計で規定された機能について、システム構

成(ハード、ソフト)、細部機能・処理及び入出力データ仕様を記述するプログ

ラム関連ドキュメントをいう。

共通アプリケーション

・COE部品のうち既存のCOEフレームワークの中に含めないアプリケーション

ソフトウェアであり、防衛省内で共通的に使用されるものをいう。規模が大きい

ものは、COEフレームワーク相当品として同様に管理する。

共通ESCコア

(common ESC core)

・COE〈SOA〉の共通基盤として整備されるESCコアをいう。適用システム

が共通的に利用できる。また、小規模システムが自システム内にESCコアを配

置しない場合に利用する等の目的で整備された。適用システムが共通的に利用で

きるESCコアでもある。

共通情報オブジェクト

(common information object)

・各論理装置上で共通処理するための基本情報(権限、送信対象装置等)をいう。

通信を行う際に必ず引き渡される。

業務Doc[ドック]

(business Document code)

・業務アプリケーションとして記述されたプログラムコードをいう。

業務Doc番号

(business Document number)

・業務クラス(Doc)の単位で割り振られ、その呼び出しに使用される番号及び

IDをいう。運用課(基盤班)にて管理する。

業務クラス

(business class)

・一連の業務処理を司るクラス及び当クラスを作動させる上で、付随して部品クラ

スから派生させたクラスの総称をいう。

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業務処理

・業務要件を実現する処理の総称をいう。

業務処理通達

・「コンピュータ・システム共通運用基盤の適用及び維持管理に関する業務処理要

領について(通達)」の略称である。

・COE訓令に基づき、COEの適用及び維持管理に関する業務を統合的に実施す

るため、統合幕僚長、各統括責任者の責任等の必要な事項を定めた事務次官通達

のことをいう。

業務ドキュメント処理

(business document processing)

・通信部品のインタフェースに位置し、サーバの業務クラスの生成や起動を行う処

理機能をいう。

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《く》

クライアント

(client)

・OOAフレームワークにおいて、表示処理を行う論理装置をいう。3階層アプリ

ケーション処理におけるユーザインタフェース層を受け持つ。

クライアント改

・OOAフレームワークのクライアントとRTフレームワークのコンソールを融合

した、RT-OOAで表示処理を行う論理装置をいう。3階層アプリケーション

処理におけるユーザインタフェース層を受け持つ。

クラス

(class)

・COEで採用するオブジェクト指向プログラミングにおいて、データとその操作

手順である処理をまとめたプログラムの管理単位をいう。

・一般には、オブジェクト指向プログラミングにおいて、データとその操作手順で

ある処理をまとめたオブジェクトの雛形を定義したものをいう。

・またクラスの作成に当たり、基本となるクラスを継承し、一部を変更又は新たな

機能を加えたクラスを作成すること(派生)ができるため、ソフトウェアの再利

用に適する。オブジェクト指向技術の一般用語である。

クラス図

(class chart)

・システム内に存在するクラスの静的な構造を記述した図をいう。

・クラスは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、データとその操作手順で

ある処理をまとめたオブジェクトの雛型を定義するものである。

クラスの活用

(use class)

・クラスの活用方法には、クラスのメソッドを呼出して、クラスをそのまま使用す

るCOEソフトウェアの再利用と、クラスを基に派生を行ってCOEソフトウェ

アを再利用する場合とがある。

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《け》

継承

・下位のクラスが上位のクラスの属性や操作を利用できる性質をいう。

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《こ》

公開クラス

(public class)

・適用システムの業務クラスに対してインタフェースを公開する標準クラスをい

う。

公開サービス

(public service)

・不特定多数のリクエスタからの利用を前提として公開されたサービスのことをい

う。

公開サービスのCOE開発サービス化

・公開サービスを元の維持管理組織から管理換を行い、COE開発サービスとして

運用課(基盤班)で維持管理することをいう。

・広義には「個別クラスのCOE化」に含まれる行為である。

構成管理サービス

(configuration management service)

・ソフトウェアのライフサイクルを通した管理業務のサポートのための機能をい

う。

・ソフトウェアのバージョン及び実装されている装置等の管理を含んでいる。

コーディング規約

(coding conventions)

・プログラムを作成する際に、コーディングの決まりを定めたものをいう。

・ソースの書き方を統一して見易くし、レビュー、試験及び不具合の発見並びに移

植性を良くすることで、COEソフトウェアの品質の向上を図っている。

コーディング規約準拠チェッカー

・「COEコーディング規約準拠チェッカー」を参照のこと。

個別ESCコア

(private ESC core)

・適用システムが自システム内に独自に配置するESCコアのことをいう。

個別アプリケーション

(private application)

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・適用システムにおいて開発した、標準クラスを使用せずに動作するソフトウェア

の総称をいう。

個別業務クラス

(private application class)

・適用システムにおいて開発し維持管理する業務クラスの総称をいう。

個別クラス

(private class)

・適用システムで開発し維持管理するクラス群であり、個別業務クラス及び個別部

品クラスの総称をいう。

個別クラスのCOE化

・個別クラスをCOEソフトウェアに組み入れ、標準クラスとして運用課(基盤

班)で維持管理することをいう。

個別のソフトウェア

・適用システムのソフトウェアのうち、COEに付加し、一体として使用するもの

をいう。

・具体的には個別クラスを指している。

個別部品クラス

(private item class)

・COEの適用又はCOEフレームワークの拡張に伴い適用システムにおいて開発

し維持管理する部品クラスの総称をいう。

コールバックID[アイディー]

(call back IDentification)

・業務クラスに一意に割り当てられる番号をいう。業務クラス追加時に取得する。

コンソール

(console)

・RTフレームワークにおいて、表示処理を行う論理装置をいう。3階層アプリケ

ーション処理におけるユーザインタフェース層を受け持つ。

コンストラクション計画

(construction plan)

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・COE部品維持、COE部品拡充及びCOE用ソフトウェア並びに適用システム

開発の各事業において、機能一覧及びその開発スケジュールを定めた計画をい

う。

コンテナID[アイディー]

(container IDentification)

・COEのデータコンテナに一意に割り当てられる番号をいう。

コンピュータ・システム共通運用基盤

(Common Operating Environment)

・構造、設計及び構築手法を共通化したソフトウェアで、防衛省が情報システムに

おいて共通的に使用するものをいう。COEと略称する。

・広義には、上述のソフトウェアを整備、適用及び維持管理する態勢も含めてい

う。

・情報システムの基盤となる共通ソフトウェア群、諸規定、COE部品整備環境及

び管理体制をいう。

コンピュータ・システム共通運用基盤の適用範囲

・COEを適用すべきシステムの適用範囲を、COE訓令に基づき定めたもので、

防衛省の指揮統制を総合的に実施するための情報システムと当該通達に指定され

ている。

なお、指定以外の情報システムについても可能な限り適用するよう要請されてい

る。

コンポーネント

(component)

・標準部品クラスを構成するクラス間の依存関係の最小単位であり、個別クラスや

標準業務クラスが利用可能なインタフェースを装備した、再利用可能な独立した

ソフトウェア部品をいう。

コンポーネントカテゴリ識別コード

(component category identification code)

・コンポーネントの種類を識別するためのコードをいう。

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《さ》

サイト

(site)

・システムが地理的制約により、分散システム構成を取る場合に、遠隔地に分散さ

れた装置設置の単位をいう。

細部業務規則

・COEの整備、適用及び維持管理において、管理に関わる業務要領を規定する、

「COE細部管理要領(別紙及び付録を含む。)」をいう。

サービス

(service)

・COE〈SOA〉において、リクエスタ(利用する側のアプリケーション)から

の利用を前提として、ネットワーク上に公開されたアプリケーションが提供する

機能をいう。

・COE〈RT-OOA〉において、業務アプリケーションをまとめた概念をい

う。「RT-OOAサービス」を参照のこと。

サービスインタフェース

(service interface)

・COE〈SOA〉においては、リクエスタとサービス間でやり取りする情報の形

式を定めたものをいう。当該サービスの名称、複数の標準データセット及び標準

タグから構成される。

サービスインタフェース設計支援機構

(service interface design support mechanism)

・適用システムの開発及びサービスの利用時に必要となるサービスインタフェース

の設計を支援するツールをいい、COE開発支援ツールに含まれる。

サービス化

・アプリケーションが提供する機能を公開することをいう。

(RT-OOA)サービス設計書

・基本設計書、性能設計書、データベース設計書及びコンポーネント設計書を受

け、(RT-OOA)共通サービスの製造に向けての内部仕様を規定する。

・COE〈OOA〉の「標準業務クラス設計書」に相当するプログラム関連ドキュ

メントである。

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(RT-OOA)サービスプログラム設計書

・(RT-OOA)サービス設計書を受け、共通サービスのプログラムに関する詳

細仕様を規定する。

・COE〈OOA〉の「標準業務クラスプログラム設計書」に相当するプログラム

関連ドキュメントである。

3階層モデル

(three hierarchical model)

・業務アプリケーションを、ユーザに接するプレゼンテーション層、業務プロセス

を行うビジネスロジック層及び汎用的な構造でデータを格納するデータストア層

から構成するモデルをいう。

・この構造により、外部要因からの変更による影響を最小化することができる。

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《し》

試験計画書

・COEソフトウェアの総合試験、システム試験、COE全体試験又は相当する試

験の試験計画を規定するプログラム関連ドキュメントをいう。

シーケンス図

(sequence chart)

・複数のオブジェクト同士の協調関係を時系列に表した図をいう。COEでは、プ

ロセス(部品)間での制御のやり取りをシーケンス図で表現している。

試験成績書

・COEソフトウェアの試験を、対応する試験手順書に基づき実施した結果記録や

判定内容を記述するプログラム関連ドキュメントをいう。対応する試験手順書を

付記、組み入れてもよい。

・呼称は頭の「試験」を具体的な試験名に置換する。

試験手順書

・COEソフトウェアの総合試験、システム試験、COE全体試験又は相当する試

験の試験手順を規定したプログラム関連ドキュメントをいう。

・呼称は頭の「試験」を具体的な試験名に置換する。

指針類

・COE〈SOA〉で限定して用い、COE〈SOA〉の開発及びCOE〈SO

A〉を適用するシステムにおいて、準拠しなければならない方針事項等を記述す

る技術ドキュメントをいう。

システムインテグレータ

(system integrator)

・COEの調達に関わる定義であり、部品維持契約会社及び部品拡充契約会社にお

いて、COE部品の設計、スパイラル開発及び試験について、部品改修担当者、

部品製造担当者及び下請負者を統括する者のことをいう。

システムカテゴリ識別番号

(system category identification number)

・COEの適用区分対象分野を区分する番号をいう。

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システム環境ファイル

(system environment file)

・OSの動作環境が設定されたファイルをいう。

システム区分

(system classification)

・メッセージIDを「各幕コード、システム区分」で一意化するための適用システ

ム固有のコードをいう。通常、システム区分は各機関で一意にしなければならな

い。

システム試験

(system test)

・COE部品維持、COE部品拡充又はCOE用ソフトウェア各契約において、契

約の納品単位となるCOE部品又は相当するソフトウェアが期待されている機能

及び性能等を満足することを、実環境又は相当するハードウェア及びソフトウェ

ア環境において、確認する試験をいう。

システム試験手順書

・システム試験を実施するための試験手順書をいう。「試験手順書」を参照のこ

と。

システムメッセージ

(system message)

・COEソフトウェアが端末やサーバから、利用者に出力するシステムメッセージ

には「情報メッセージ、エラーメッセージ、確認メッセージ及び警告メッセー

ジ」の4種類がある。

・1メッセージ単位ごとに必要なIDはメッセージIDという。COE及びシステ

ムにおいて一意に識別できるものでなければならない。

システムモデル

(system model)

・COEが前提とするシステムの基本構造をモデル化したものをいう。

・COEは、このシステムモデルに基づいて、適用システムに対してフレームワー

クを提供している。

実行環境の構築

・COEで、提供される「COE開発環境インストーラ」を使用して、COE又は

適用システムの実行環境を構築し、必要な環境変数等を設定することをいう。

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市販ソフトウェア[COTS]

(Commercial Off The Shelf)

・市販品のうちでハードウェア製品を除いた、ソフトウェア製品をいう。

・COTSという呼称をソフトウェアに限定して使用する場合は同義となる。

・「COTS」を参照のこと。

指標値

・適用システムの機器構成の決定や、処理能力の算定上、指標となるCOEの各標

準クラスの性能値をいう。

・特定の負荷状態やサーバ・クライアントの機器構成のもとで測定したものをい

う。

周期処理

・決まった時間に(周期的に)実行される処理のこと。処理は連続的に実行される

ため、決められた時間内に処理が終わらないとデッドロック状態に陥るため、リ

アルタイム処理として実装されることが多い。

準拠COTS

・動作環境に選定されたCOTS(OSSを含む。以下同じ。)製品をいい、CO

E適用に際し、取捨選択可能なCOTSであり、特定の条件に準拠することで、

動作すると考えられるものであるが、運用課(基盤班)として動作保証をしない

ものをいう。

詳細設計書

・COE〈SOA〉においては、概要設計で規定されたクラスについて、プログラ

ムの内容とインタフェース仕様を記述するプログラム関連ドキュメントをいう。

情報共有サービス

・情報共有及びコラボレーションに関する機能をいう。

情報システム

(information system)

・ハードウェア、ソフトウェア(プログラムの集合体をいう。)、ネットワーク及

び記憶媒体で構成されるものであって、これら全体で業務処理を行うものをい

う。

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情報フロー制御

(information flow control)

・防衛省の情報システム間で流れる情報を秘密区分に応じて制御することをいう。

証明書(電子証明書)

・PKIにおいて、公開鍵と、その所有者の同定情報(その他に有効期間、発行

者、署名アルゴリズム等の情報を含む。)を結びつける証明書のことをいう。

署名(電子署名)

・データの正当性を保証するために付加される情報のことをいう。

署名検証

・PKIにおいて、電子署名の正当性を確認することをいう。署名検証により、デ

ータが本当にその電子署名を行った利用者によって作成されたか否かを検証す

る。これにより本人確認、偽造・改ざんの防止を行うことができる。

署名付与

・PKIにおいて、メッセージ等の送信に当たり、メッセージに電子署名を付与す

ることをいう。

シリアライズ

(serialize)

・データオブジェクトを直列化することをいう。COEでは、通信時に直列化した

データを送受信するため、通信オブジェクト型に変換することをいう。

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《す》

推奨COTS

・動作環境に選定されたCOTS(OSSを含む。以下同じ。)製品をいい、CO

E適用に際し、取捨選択可能なCOTSであり、運用課(基盤班)が動作保証す

るCOTS(OSSを含む。)をいう。

スケルトン

(skeleton)

・主要なソフトウェアの内容や骨格のみをあらかじめ記述したソフトウェアのモデ

ルをいう。

・スケルトンを中心に、個々の仕様を持つソフトウェアを連動させれば、自由度の

高い変形が可能となり、開発効率及び品質向上に結びつけることができる。

ストラクチャ

(structure)

・直列型(通信型)オブジェクトを、もとのデータ構造に復元することをいう。

・COEでは通信時に直列化されたデータを、業務クラスで元の型に変換してい

る。

スパイラル開発

(spiral model)

・プログラム製造工程を短いサイクルで、逐次拡充しながら繰り返し実施していく

開発手法をいう。

スライド

(slide)

・COEの統合ビューア上で、タイル上に表示した表、地図オーバレイ等のことを

いう。

・スライドはもともと写真等を投影する透明なフィルム状のものをさす言葉であ

る。スライド破棄は表示中の図表等を破棄(削除)する機能をいう。

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《せ》

整合性確認試験

・試験工程において、開発した標準クラスが、規約類や操作手順書等のドキュメン

トに準拠していることを確認することをいう。

性能設計書

・COE〈RT-OOA〉群においては、基本設計書を受け、性能設計内容や処理

パターン等各部位の基準実測値を記述するプログラム関連ドキュメントをいう。

整備

・COEに関わる「整備」とは、事業計画等、予算要求事務、経費の分担及び基盤

の拡充をいう。

・上位規則、細部業務規則においては、「整備」を本概念で使用する。

・ただし、細部業務規則においては、上記と混同しない範囲で、備品の購入等で

「整備」の表現を用いている。

セキュリティサービス

(security service)

・情報セキュリティ及びネットワークセキュリティに関する機能をいう。

是正

・仕様に適合しないソフトウェアの修正をいう。

設計図書記述要領

・COE〈SOA〉において、作成する設計図書の記述要領を記載した技術ドキュ

メントをいう。

全体設計書

・COE〈SOA〉において、基本方針、COE〈SOA〉の定義、インタフェー

ス、要求条件、機能性能及び構成を記述するプログラム関連ドキュメントをい

う。

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《そ》

相関処理

・OCサーバを介して入力される複数のデータが、同一のシンボルに関するもので

あるか否かを判別する処理をいう。

総合試験

・COE部品維持、COE部品拡充又はCOE用ソフトウェア各契約において、

個々の標準クラス又は相当品が、期待されている機能及び性能等を満足すること

を確認するために、契約で要求される項目単位に標準クラス又は相当品を結合し

確認する試験をいう。

総合試験手順書

・総合試験を実施するための試験手順書をいう。「試験手順書」を参照のこと。

操作手順書

・COE〈RT-OOA〉群においては、COEの維持管理者向けに、ビューア等

対象フレームワークの操作手順を規定するプログラム関連ドキュメントをいう。

・COE〈SOA〉においては、適用システムの開発者や運用者向けに、ESC及

びCOEラボ〈SOA〉の操作手順を規定する用途もあり、プログラム関連ドキ

ュメントである。

装置認証

・ESCコアの起動時に、ESCコアの正当性を確認することをいう。装置認証に

より、不正なESCコアによるESC論理空間への接続を防止する。これによ

り、ESCコアへのなりすましによる情報、資源への不正アクセスを防ぐことが

できる。

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《た》

ダイアログボックス

(dialog box)

・スライドより更に画面手前に表示され、操作者に対してエラーメッセージや操作

確認の表示を行うものをいう。

・ユーザの入力指示を要求するためのボタンやチェックボックス等がある小さなウ

ィンドウで構成され、タグありとタグなしのダイアログボックスがある。

タイル

(tile)

・統合ビューア内の図表等が表示可能な領域で、基本画面を分割した表示領域をい

う。

・固定的に割り付けられた固定タイルと、表示位置を変えられる浮遊タイルがあ

る。

・使用頻度が高い画面、重要な画面は固定タイルとする。

・固定タイルと浮遊タイルは操作により変更が可能である。

・固定タイルのパターン分割は、現在は「分割なし、左右 2分割」等10種類があ

る。

タグ

(tag)

・COE〈RT-OOA〉群においては、スライドを識別するためのものをいい、

スライド下部にあり、クリック選択することでアクティブになる。COEで表示

された図表(スライド及びダイアログボックスの画面)のうち、図表名を表示し

ている部分に当たる。

・COE〈SOA〉においては、データを開始タグ(“〈データ名称〉”)と終了

タグ(“〈/データ名称〉”)で挟んだ形式で表したものをいう。

他システム

(other system)

・COEを適用していないシステムの総称をいう。

多重継承

(multiple inheritance)

・オブジェクト指向言語において、複数のクラスから新しいクラスを作成すること

をいう。

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《ち》

中間CA[シーエー]

(intermediate CA)

・上位の認証局による認証を受けることによって、自らの正当性を担保するCAを

いう。

抽象化

・複数のクラスが良く似た性質(属性及び操作)を持つとき、共通の性質を抽出し

て、一つの独立したクラス(基底クラス)を作り、実装することをいう。

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68

《つ》

【記載項目なし】

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《て》

データコンテナ

(data container)

・可変長バイナリ形式のCOE固有のデータ転送方式のことをいう。内部のデータ

オブジェクト(IDL)を隠蔽し、2つの論理装置間に分散したデータオブジェ

クトを連接する。

データコンテナID

(data container IDentification)

・データコンテナの作成単位ごとに必要となるIDをいう。COE及び適用システ

ムで一意とすることが求められる。

データベース及びデータ処理サービス

(database and data processing service)

・データベース及びデータ処理に関する機能をいう。

データベース設計書

・COE〈RT-OOA〉群において、基本設計書及び性能設計書を受け、ベース

ライン等の製造に向けてのデータベース化の仕様を規定するプログラム関連ドキ

ュメントをいう。

データ履歴管理

(data traceability)

・各データ単位(レコード)に有効期間(何時から何時まで)を設定して、データ

管理を行うことをいう。COEでは、この方式を採用し、最新データの検索を効

率的に行うことを可能にしている。

提供

・COEソフトウェアを適用システムに提供することをいう。

定期的な是正

・COEに関わる改善及び不具合を優先度、予算枠等に基づき定期的に修正するこ

とをいう。

適合性確認

・COEソフトウェア及び個別クラス(ドキュメントを含む。)が、COEの技術

規約及びCOE技術ドキュメント作成要領に準拠していることを確認する。

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70

・実施要領等は、COE細部管理要領付録第3「COE適合性確認要領」による。

適用

・防衛省の情報システムにおいて使用することをいう。

・COE関連規則及び技術ドキュメントにおいては、「COE(の)適用」を「適

用」と略記し使用する。

・適用システムにおいてCOEソフトウェアを使用すること及び個別クラスを作成

することをいう。

適用支援

・機関等に対して、運用課(基盤班)が行うCOEの適用に関わる技術的助言、試

験支援等をいう。

適用システム

・COEを適用した防衛省の情報システムをいう。

適用システム構築ガイド〈RT-OOA〉

・適用システムの開発者向けに、開発に当たってのCOE〈RT-OOA〉の所要

事項全般の手引きを記述した技術ドキュメントをいう。

適用システム構築ガイド〈SOA〉

・適用システムの開発者向けに、COE〈SOA〉を適用してシステムを構築する

際に必要となる前提知識や技術的知識の要約を記述した技術ドキュメントをい

う。

適用システム情報

・機関等から運用課(基盤班)に提示するCOEの適用に関わる適用システムの情

報をいう。

適用システム情報一覧(基準)

・COE細部管理要領の別紙第3である。

適用システム責任者

・機関等の情報システムに対するCOEの適用に係る責任者をいう。

適用範囲通達

・「コンピュータ・システム共通運用基盤の適用範囲について(通達)」の略称で

ある。

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・COE訓令に基づき、COEを適用すべき情報システムの対象範囲を定めた事務

次官通達のことをいう。

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72

《と》

統括責任者

・適用システムを整備する機関の長が指定するCOEの適用を統括する責任者をい

う。

統合認証基盤

・DIIが提供する共通サービスの一つで、各機関等の各業務システムが保持する

認証関連情報を相互連携する仕組みを有する情報共有のための認証基盤のことを

いう。

統合ビューア

(Common Operational Viewer)

・統合ビューアは、個人認証が行われ各業務を実施する時に使用する画面の中で最

初に表示される。

・COEでは全ての業務がこの画面から起動され、操作により処理が行われ、処理

結果の状況図等の表示が行われる。

動作環境

・一般には、対象となるソフトウェアやコンピュータの業務を動作させるCOTS

等のソフトウェアやハードウェアの環境をいう。対象の開発時の動作環境を開発

環境、運用時の動作環境を実行環境ということが多い。

・COEの維持管理においては、COEフレームワークが動作するソフトウェア等

の環境をいう。適用システムにおける動作環境は、COEフレームワークのほ

か、個別業務プログラムも含めたコンピュータ業務全般に対する環境をいう。適

用ガイド〔動作環境構築編〕は、この範囲まで広げ構築要領を記述している。

動作環境構築基準

・COE〈RT-OOA〉群において、ベースラインが動作する環境を構築するた

めの各種基準を記述する技術ドキュメントをいう。

動作環境選定

・COEフレームワーク(相当品を含む。)のあるベースラインの動作環境を構成

するCOTSのソフトウェア製品又はその版数(バージョン)を選定することを

いう。

・動作環境に選定されたCOTSを標準COTSといい、認定COTS、推奨CO

TS及び準拠COTSに分類される。ベースラインごとの標準COTSのまとま

った組合せをCOTSタイプという。

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登録

・COE管理システムに各種申請・通知に関するデータを正規のデータとして登録

することをいう。適用システム責任者又は統括責任者が当該データを登録するこ

とによって、運用課長(基盤班長)が参照可能となる。

トポロジー

(topology)

・コンピュータネットワークにおける各構成要素の接続形態をいう。

トラストアンカーCA[シーエー]

(trust anchor CA)

・PKIにおいて、証明書の利用者が電子証明書の正当性を検証する際に、信頼の

基点とするCAのことをいう。電子証明書の検証は、検証対象の証明書を発行し

たCA(中間CAを含む。)と連携しているCAを辿ることによって行われる。

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《な》

【記載項目なし】

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75

《に》

認可サービス

(accreditation service)

・当該適用システムのサービスに対するアクセス権の情報(認可情報)を管理し、

その情報に基づきリクエストメッセージのサービスへの送達可否を判断するため

のサービスをいう。

認証サービス

(certification service)

・当該適用システムにおけるESC利用者の情報(認証情報)を管理し、リクエス

タからのメッセージが正規のユーザやリクエスタからのものであることを認証す

るためのサービスをいう。

認定COTS

・動作環境に選定されたCOTS(OSSを含む。以下同じ。)製品をいい、CO

E適用に際し、必須となるCOTSであり、運用課(基盤班)が動作保証するC

OTSのことをいう。

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76

《ぬ》

【記載項目なし】

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《ね》

ネーミング規約

(naming convention)

・クラス名、ファイル名等の名称の重複回避のために定めた規則をいう。

・COEにおいては、ネーミング規約に準じてプログラム、ファイル名等を生成

し、名称重複を避けることが求められる。またCOE適用システムにおいても、

COEのクラス名、ファイル名等との重複を避けるため、ネーミング規約に準じ

ることが求められる。

ネットワーク及びシステム管理サービス

・ネットワークを含むシステム全体を管理する機能をいう。

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《の》

ノード識別コード

(node identification code)

・サーバ及びクライアント等のノードを識別するコードをいう。

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《は》

バージョン

(version)

・ベースラインの管理において、COEソフトウェアの基本構成の大きな改訂に対

応するベースラインの形態をいう。

・ソフトウェアは、機能の追加、仕様の変更、不具合修正等のため、改訂版が発行

される。この「版」を「バージョン」と呼び、一般にVer.XX等と表記す

る。ソフトウェアを管理する。ソフトウェアを管理する単位のことをいう。

派生

・COEソフトウェアの再利用のため、COEの設計要領に基づいて、親のクラス

(標準クラス)の性質を受け継いだ子のクラスを生成(派生)させて別のクラス

を作成することをいう。

派生クラス

(inherited class)

・オブジェクト指向言語において、あるクラスを継承して作成されたクラスを派生

クラスという。

・継承される元のクラスは基底クラス(ベースクラス)と呼ばれる。

・COEでは標準クラスを派生させて活用する。

パッチ

(patch)

・対処を必要とする不具合等に対し、作成するプログラムをいう。

・コンポーネントに対する改善及びCOEの不具合等に対し、作成するプログラム

をいう。

パッチパック

(patch pack)

・コンポーネントに対する複数のパッチを取りまとめて処理できるようにしたプロ

グラムをいう。

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《ひ》

非公開クラス

(private class)

・適用システムの業務クラスに対してインタフェースを公開しない標準クラスをい

う。

非公開サービス

(private service)

・完全に独立したESC空間や適用システム内部のみ等の限られた範囲で利用する

ため、一般に公開しないサービスのことをいう。

ビジネスロジック層

(business logic layer)

・業務処理における主要な業務プロセスを実現するロジック(処理)が実装される

層をいう。

・特定の業務に必要な外部スキーマ(DBデータ)から、画面表示の単位でデータ

を抽出・編集する。

表示型の種類

・COE〈RT-OOA〉群では処理結果の表示形式が次の9種類用意されてお

り、多種の表現を行うことができる。

a) 表〔表数値情報を表示する型〕

b) グラフ(チャート)〔数値情報を視覚的に表示する型〕

c) ツリー(階層図)〔情報をツリー形式で表示する型〕

d) ネットワーク図〔パターンネットワーク情報(ノード及びアーク)を表示する

型〕

e) 階層マトリクス〔ツリー形式と表形式を組合せて表示する型〕

f) 地図〔地図を表示する型〕

g) 静止画(イメージ)〔イメージデータを表示する型〕

h) テキスト〔テキストデータを型〕

i) 動画/音声〔動画及び音声に関するデータを表示する型〕

標準インフラサービス

(standard infra-service)

・インフラサービスに相当する機能を持つCOE部品のことをいう。ただし、当該

部品については、その開発及び維持管理に当たり、COEの技術規約・基準の適

用は受けないものとする。

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標準インフラサービス設計書

・標準インフラサービスの使用仕様を規定し、運用課(基盤班)が管理するプログ

ラム関連ドキュメントをいう。

標準化指針

・COE〈SOA〉において、標準化の目的、ESCメッセージ構造の標準化、業

務メッセージの標準化、標準データの管理及び標準化規約を記述する技術ドキュ

メントをいう。

標準業務クラス

(standard business class)

・業務クラスのうち、COEとして開発及び提供するクラスの総称をいう。

・部品化、共通化された標準部品クラスを活用して、COEを適用したシステムに

標準的な業務の動作を実現する標準クラスのことをいう。

・原則、適用システム側でのカスタム化改修を認めており、ソースコードの開示が

可能な、公開クラスである。

標準業務クラス設計書

・COE〈RT-OOA〉において、基本設計書、性能設計書、データベース設計

書及び標準部品クラス設計書を受け、標準業務クラスの製造に向けての内部仕様

を規定するプログラム関連ドキュメントをいう。

標準業務クラスプログラム設計書

・COE〈RT-OOA〉において、標準業務クラス設計書を受け、標準業務クラ

スのプログラムに関する詳細仕様を記述するプログラム関連ドキュメントをい

う。

標準クラス

(standard class)

・COEソフトウェアとして開発及び提供するクラス群であり、標準業務クラス、

標準部品クラス及び標準インフラサービスの総称をいう。

・基本的な処理及び標準的な業務の処理を実現するソフトウェアを、標準クラスと

して開発する。また、適用システムが開発した個別クラスもCOE化を行い標準

クラスに移管することも可能であり、二重開発の防止を行いつつ、COEの基盤

の拡充が図られる。

・COEの調達においては、COE部品と別称して扱われることが多い。

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標準クラス設計基準

・COE〈RT-OOA〉群において、標準クラスの設計上のフレームワーク規

定、派生要領等遵守すべき事項を示した技術ドキュメント類をいう。

標準クラスの活用

・COEの標準クラスを派生させずそのまま外部インタフェースを呼び出して使用

すること及び標準クラスを派生させ、あるいは他のクラスを集約させて機能を追

加することをいう。

標準コード

(standard code)

・標準データの一部として、管理されているコードのことをいい、データ要素名、

データ型、コード及びコードに紐づく情報がある。

標準コンポーネント

(standard component)

・COE〈RT-OOA〉において、前身のCOE〈OOA〉及びCOE〈RT〉

の標準部品クラスに相当するコンポーネント(群)をいう。共通サービスやGO

TSと合わせて、適用システムに提供する。個々のコンポーネントは、独自で機

能を実現するほか、標準COTSやGOTSのインタフェースをラッピングし、

バージョンアップ等を容易にする役割も担っている。

標準コンポーネント設計書

・基本設計書、性能設計書、データベース設計書及び標準インフラサービス設計書

を受け、標準コンポーネントの製造に向けての内部仕様を規定する。

・COE〈OOA〉の「標準部品クラス設計書」に相当するプログラム関連ドキュ

メントである。

標準コンポーネントプログラム設計書

・標準コンポーネント設計書を受け、標準コンポーネントのプログラムに関する詳

細仕様を規定するドキュメントである。

・COE〈OOA〉の「標準部品クラスプログラム設計書」に相当するプログラム

関連ドキュメントである。

標準タグ

(standard tag)

・標準データの一部として管理されているタグのことをいう。標準タグには、デー

タ要素名、データ型及びデータ属性がある。

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標準データ

(standard data)

・サービスへのアクセス時にリクエスタとサービス間で受け渡しされる情報のう

ち、業務データの構造に関する情報を集約、整理したデータをいう。

・標準データは、サービスインタフェース、標準データセット、標準タグ及び標準

コードから構成される。

標準データセット

(standard data set)

・標準タグを組み合わせて構成される、意味のある最小単位のデータの固まりのこ

とをいい、標準データとして管理される。

標準部品クラス

(standard item class)

・部品クラスのうち、COEとして開発及び提供するクラスの総称をいう。

・COEの調達に関わる定義であり、COEを適用したシステムが共通的に使用す

る基本的な処理を実現するために、部品化及び共通化し、特定の部分処理を行う

標準クラスのことをいう。

標準部品クラス設計書

・COE〈RT-OOA〉において、基本設計書、性能設計書、データベース設計

書及び標準インフラサービス設計書を受け、標準部品クラスの製造に向けての内

部仕様を規定するプログラム関連ドキュメントをいう。

標準部品クラスプログラム設計書

・COE〈RT-OOA〉において、標準部品クラス設計書を受け、標準部品クラ

スのプログラムに関する詳細仕様を記述するプログラム関連ドキュメントをい

う。

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《ふ》

不具合

・ソフトウェアが仕様に適合しないことをいう。

ブック形式

・統合ビューア上で表示されている状況図や表のデータを、ユーザが指定した任意

の場所に保存する際のデータの形式をいう。

部品クラス

・COEのフレームワークにおいて、基本的な処理を実現し、制御及び部分機能を

提供するクラスの総称をいう。

浮遊タイル

・統合ビューアにおいて、表示位置を任意に変えられるタイルをいう。

フレームワーク

(framework)

・ソフトウェア及びシステムを効率的に開発するために、基本的機能の骨格部分を

提供するソフトウェア群をいう。

プログラム開発規約

・COE〈RT-OOA〉群において、標準クラスのプログラム設計及びプログラ

ム作成上のHMI、コーディング等の規約を記述した技術ドキュメント類をい

う。

プロバイダ

(provider)

・ESCを介したリクエスタからの要求を受け、情報や機能の提供を行う業務アプ

リケーションをいう。

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《へ》

ベースライン

(baseline)

・COEソフトウェアの形態管理上の基本単位をいう。

・「COEベースライン」を参照のこと。

ベースライン利用申請書

・機関等が、COEソフトウェア(ベースライン又はパッチ)の利用(インストー

ル等)を申請する際に、運用課長(基盤班長)へ通知する文書である。

・要領は、COE細部管理要領別紙第7-2「通知等の細部要領(メール及び文書

による場合)」による。

・様式は、COE細部管理要領別紙様式第3「ベースライン利用申請書」による。

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《ほ》

【記載項目なし】

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《ま》

マルチキャスト

(multicast)

・クライアントから複数のクライアント(サーバ含む。)に対して同時にデータを

送ることのできる通信方式をいう。

マルチメディアサービス

(multimedia services)

・グラフィックス、地図、音声、動画を扱うための機能をいう。

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《み》

【記載項目なし】

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《む》

【記載項目なし】

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《め》

メソッド

(method)

・オブジェクト指向プログラムにおいて、実行可能なオブジェクトの手続や関数を

いう。

メッセージ

(message)

・COE〈RT-OOA〉群においては、オブジェクト間でやり取りする情報をい

い、COEソフトウェアを構成する複数のインスタンスは、相互に会話しあいな

がら操作を行って情報を受け渡している。

・COE〈SOA〉においては、リクエスタ、サービス、ESCコア間で交換され

る情報をいう。たとえば、リクエスタからプロバイダに向けて送信される依頼

や、プロバイダからリクエスタに返信される処理結果は、メッセージと呼ばれ

る。

メッセージID

(message identification)

・1メッセージ単位ごとに必要となるIDをいう。

・COE及びシステムでユニークでなければならないため、メッセージIDは「各

幕コード、システム区分等」で一意化される。

メッセージ種類

(kind of message)

・COEソフトウェアが端末やサーバから利用者に出力するシステムメッセージに

は、情報メッセージ、エラーメッセージ、確認メッセージ及び警告メッセージの

4種類がある。

メッセージルーティング

(message routing)

・一般には、情報(メッセージ)を送信するため、コンピュータネットワーク上で

の経路を見つけだす手法をいう。

・COE〈SOA〉では、ESC論理空間においてメッセージの転送経路を判断

し、然るべき送信先にメッセージを送信する処理をいう。

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《も》

【記載項目なし】

《や》

【記載項目なし】

《ゆ》

【記載項目なし】

《よ》

【記載項目なし】

Page 162: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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《ら》

ラッピング

(wrapping)

・COTSのバージョンアップ等によるAPIの変更等の影響を最小限にするた

め、直接COTSのAPIを利用するCOEのプログラムを作成し、そのプログ

ラムのAPIを利用できるようにすることをいう。

ラボ運用要領

(lab operating procedures)

・COE〈SOA〉において、COE〈SOA〉ラボの運用、維持整備要領を記述

する技術ドキュメントをいう。

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《り》

リクエスタ

(requester)

・ESCを介しサービスへ要求を行い、情報や機能の提供を受ける業務アプリケー

ションをいう。

リビジョン

(revision)

・ベースラインの管理において、定期修正に対応するベースラインの形態をいう。

・システム又はソフトウェアを管理する単位をいう。COEではバージョンと組み

合わせて管理する。

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《る》

【記載項目なし】

Page 165: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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《れ》

レガシーシステム

(legacy system)

・ESCの標準データ(標準XML)形式で直接データのやり取りが行えないシス

テムをいう。ただし、COE〈OOA〉適用システムはレガシーシステムに分類

しない。ESCの標準データ形式に準拠している場合にはESCアダプタのみで

接続するが、レガシーシステムはESCアダプタの他にアダプタ(レガシー)を

使用して接続する。

連携サービス

(cooperation service)

・ESCコアが直接呼び出すサービスの総称を云う。認証サービス及び認可サービ

スが該当する。

連続動作確認

・COEの試験において、同様の動作を繰り返し実行させ、処理性能や資源の使用

量に問題のないことを確認することをいう。

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《ろ》

ロードモジュール

(load module)

・実行プログラムをいう。

・COEではビルド(コンパイル・リンク)を行い、ロードモジュール(実行プロ

グラム)及びこれらが動的にリンクする単位であるDLL(Dynamic Link

Library)を生成する。

論理装置

(logical unit)

・クライアント、APサーバ、DBサーバの3階層によるアプリケーション構成を

基本とし、さらに他のサーバからなる装置構成をいう。

・COEでは、論理装置は必要な装置のみを選択、あるいは複数台対応させること

もできる。

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《わ》

【記載項目なし】

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別 紙

GPLライセンスについて

1 ソフトウェアのライセンスとは

ソフトウェアの取扱い(使用/利用)に関する取決め(許諾の範囲)のことを

いい、ソフトウェアごとに異なる。

使用 利用(著作権者の権利)

実行する 複製する 改造する 再頒布する

商用ソフトウェア 使用許諾書 原則禁止(サンプルコード、一部部品

について認める場合もある。)

オープンソース

ソフトウェア

(OSS)

使用許諾書

(ライセンスの

範囲において自

由)

利用許諾書

◆商用ソフトウェアのライセンス=使用許諾

インストールマシン数、最大利用者数、最大端末数など

◆OSSのライセンス=利用許諾

・著作者が著作物であるソフトウェアに関し、取り決めたもの

・各著作者は、いくつかのライセンスのひな形を利用

・GNU GPL、GNU LGPL、MPL ライセンス、BSD ライセンス、Apache ライセンスなど

2 GNU GPL (GNU General Public License)について

(1) ライセンスに対し、改変部分のソースコードを公開し、同一の条件(GP

L)で誰でも使えるようにすることを条件に、対象ソフトウェアの複製、改

変、頒布を許諾するものをいう。

(2) ソフトウェアを渡す相手に対し、改変部分のソースコードの公開は必須であ

り、GPL対象ソースコードと他のソースコードを組み合わせた場合、他のソ

ースコードも公開の対象となる(GPLの伝播)。

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図2 GPLの伝播

(重要)

OSSの利用の仕方によっては、COE部品にGPLライセンスが適用され、ソ

ースコードの公開義務が生じてしまうおそれがある。

このことを、本事業に当てはめて考えて見る。今、あるCOE関連事業請負業者

が、COEの改修等に際し、GPLのソフトウェアを利用した成果物を納品したと

すると、当該成果物にはGPLが適用されるため、防衛省も第三者に対してソース

コードの開示義務が生じることになる。

3 その他の代表的なOSSライセンス

(1) LGPL(The GNU Lesser General Public License)類型

GPLの派生型ライセンスの一つをいう。GPLとの違いは動的リンクによ

るライブラリ利用に関しては、他のコードのソースコード公開は必須ではない

ことである。ただし、逆コンパイル許可事項を与えなければならない。

(2) BSD(Berkeley Software Distribution)類型

BSDライセンス、Apacheライセンスなどが該当する。改変部分のソ

ースコード公開は必須ではなく、OSSの商用ソフトウェアへの組込みも可能

である。

Page 170: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

100

類計 複製・再頒布

可能 改変可能

改変部分の

ソース公開

他のコードと組み合わせた場合他のソースコード公開

GPL ○ ○ ○ ○

LGPL ○ ○ ○ ○

BSDライ

センス ○ ○ × ×

商用ソフト

ウェア × × - -

注)上記ライセンスに対する考え方は、専門家の中でも見解が統一されていない。

違反した場合には、OSS開発元から著作権侵害で訴えられるおそれがある。

4 COEにおけるOSS活用時の対策

COEにおいては、以下の対策によって、OSSが内包する伝播性に抵触する

リスクを回避する。

(1) GPL製品の使用を避ける。ただし、商用ライセンスが存在し、GPL適用

を回避できる製品は利用可能とする。

(2) OSSのソース改変は行わず、OSS製品が提供するAPI等を通常の利用

範囲で活用する。

Page 171: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

統幕指運第188号(29.10.30)別冊付録第2

COE動作環境選定要領

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(12枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

Page 172: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

目 次

第1章 総則 ............................................................. 1

1 目的 ............................................................... 1

2 概要 ............................................................... 1

3 関連図書 ........................................................... 1

4 用語の定義 ......................................................... 1

第2章 基本方針 ......................................................... 1

1 動作環境選定の範囲 ................................................. 1

2 動作環境選定に当たっての基本的考え方 ............................... 1

3 評価 ............................................................... 2

4 COTS選定の分類 ................................................. 2

5 COTSタイプによる管理及び選定結果の分類 ......................... 2

6 留意事項 ........................................................... 3

第3章 COTS選定手順 ................................................. 3

1 新規選定 ........................................................... 3

2 更新選定 ........................................................... 4

別紙第1 COEのCOTSカテゴリと選定対象 .............................. 6

別紙第2 評価基準 ........................................................ 9

Page 173: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第1章 総則

1 目的

本書は、運用課(基盤班)、各機関等並びにCOE部品及び適用システムの開発者

等に対し、COE動作環境選定の諸規定を明示し、COEの効率的な適用や維持管

理の実施に資することを目的とする。

2 概要

(1) 位置付け

本書は、コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領(以下「COE細

部管理要領」という。)の付録第2であり、COE細部管理要領の第13条を根拠

として、本文の第12条、第19条等を補足し、動作環境(原則としてCOTS)

選定要領の細部を規定する。

(2) 構成

本書は、「総則」、「基本方針」及び「COTS選定手順」 の各章により構成する。

3 関連図書

(1) 引用文書

なし

(2) 参考文書

ア COE技術標準

イ COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」

ウ COE細部管理要領付録第3「COE適合性確認要領」

エ COE細部管理要領付録第4「COEベースライン管理要領」

4 用語の定義

本書で扱う用語の意義は、COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」によ

るものとする。

第2章 基本方針

1 動作環境選定の範囲

COEの動作環境とは、ベースラインが動作するハードウェア及びネットワーク

並びにインフラサービス及びカーネルのことをいう。COEの動作環境選定の対象

は、インフラサービス及びカーネルの構成を成すCOTSソフトウェア製品(相当

するOSSを含む。)に限定する。選定は、別紙第1「COEのCOTSカテゴリと

選定対象」に基づくものとする。

2 動作環境選定に当たっての基本的考え方

COEでは、コスト低減及び最新技術の取り込みの容易性の観点からCOTSを

Page 174: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

採用している。COTSは、頻繁に版数更新が行われるため、中長期的なCOE適

用のニーズとIT技術の伸展を踏まえCOTSを選定する必要がある。この際、動

作環境の選定においては、その判定基準の合理性、公開性を確保し、各関係者が共

通の規範として認識する必要がある。

3 評価

(1) 評価基準に基づく評価

別紙第2「評価基準」に基づいて、対象となるCOTSの評価を行う。この際、

機能・性能に関する評価は、COTSの機能区分ごとに観点が異なることを勘案

して、補足の評価項目を定めて行う。

なお、補足の評価項目には、最新の技術動向を反映する必要があるため、原則

としてCOTS又は技術の選定(以下「COTS選定」という。)の際に、適宜定

めるものとする。

(2) 実機による動作確認

選定対象となるCOTSは、実機あるいはCOEラボ等に組込み動作確認を実

施するものとする。

4 COTS選定の分類

COTSのライフサイクルを勘案し、次の3つに分類する。

(1) 新規選定

選定されているCOTSとは異なるCOTSを選定することをいう。同一カテ

ゴリ内のCOTSの追加もこれに含まれる。広義には、ベースラインとの機能、

性能、分掌見直しの結果、当該COTSがGOTSに代替される場合(COTS

の廃止)や、GOTSが他の選択肢に代替される場合も含めて扱う。

(2) 更新選定

選定されているCOTSの別の版数及びラインナップを選定することをいう。

この場合、おおむね互換性があると考えられる版数の更新以外は、新規選定に含

める。

標準クラスが活用するCOTSの機能を変更する場合は、「標準クラスの改善」

に区分され、「選定」とは別に扱う。

(3) アップデート選定

当該COTSにおける無償のアップデートの選定をいう。有償のアップデート

は、更新選定に含めて扱う。アップデート選定は、実機、COEラボ等による評

価を除き、事業的な意思決定を伴わないので、本書では特に規定しない。

5 COTSタイプによる管理及び選定結果の分類

同時期にCOTS動作環境として選定されたCOTSの組合せを、COTSタイ

プとして管理する。各COTSタイプに含まれる個々の製品を次の3区分に分類す

Page 175: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

る。

(1) 認定COTS

ベースラインの動作環境として、必須となるCOTSであり、運用課(基盤班)

として動作保証するものをいう。

(2) 推奨COTS

ベースラインの動作環境として、取捨選択可能なCOTSであり、運用課(基

盤班)として動作保証するものをいう。

(3) 準拠COTS

ベースラインの動作環境として、取捨選択可能なCOTSであり、特定の条件

に限り動作すると考えられるものであるが、運用課(基盤班)として動作保証し

ないものをいう。

6 留意事項

(1) GPLライセンスのOSSは、そのライセンスの特性上、ソースコードの開示

義務が生ずる可能性があるため、極力使用を避けるものとする。ただし、商用ラ

イセンスが存在するもの及びソースコードの開示義務のないものは採用可能と

する。また、権利侵害のリスクを避けるため、ソースコードの改変は行わないよ

うに留意する。細部は、付録第1「COE用語解説」別紙「GPLライセンスに

ついて」を参照のこと。

(2) ベースラインの動作環境の同一カテゴリにおいて、複数のCOTSが選定され

ている場合、又は個別のCOTSで複数の版数が選択できる場合は、適用システ

ムにおけるシステム固有の要件、移行経費、開発工程等の条件を考慮し、選定す

るものとする。

第3章 COTS選定手順

1 新規選定

(1) 比較対象製品の抽出

新規COTSの採用要望等に基づき、COTS選定の候補となるCOTS又は

技術の抽出を行う。新規選定は、COEの適用及び維持管理計画の年次を鑑み、

対応するベースラインの設計製造開始年度の2年前に行うことを基準とする(C

OE細部管理要領別紙第1「COE業務年表」参照)。ただし、ベースラインの登

録工程に間に合うと判断される場合は、2年前以降の選定を可とする。

(2) 評価点の付与

比較対象製品の評価に当たっては、別紙第2「評価基準」に基づき、それぞれ

の製品に対して評価点を付与する。

(3) 実機評価

選定候補の機能、性能等は、実機評価を行うことを基準とする。実機評価を行

えないものについては、当該COTSの仕様等に基づいた判断を、評価基準に照

Page 176: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

らし合わせて評価する。

(4) 選定

ア 総合評価点の最も高いCOTS又は技術で、実機評価に合格したものを優先

的に認定COTSとして選定する。また、認定COTSとして選定されなかっ

たものの中で、総合評価点に著しい差異が認められず、かつ個別評価内容に大

きな欠点がない場合は、選択可能な推奨COTSとして列挙することができる。

イ 動作確認は行っていないもののうち、当該COTSの仕様等から判断して、

特定の条件に限り動作すると考えられるものを、準拠COTSとして選定する

ことができる。

(5) COTSタイプの決定

同時期に新規選定されたCOTSの組合せを、新たなCOTSタイプ(複数版

数が存在する場合は、版数を指定する。)として集約し、対応するベースラインと

合わせてCOE調整会議に諮り、正式に決定するものとする。

(6) COTSタイプとベースライン計画の情報掲示

運用課(基盤班)は、選定されたCOTSタイプと対応するベースラインの計

画を情報掲示する。この際、新規選定COTSのCOTSベンダ、価格情報、代

替製品比較結果及びベースライン登録予定時期を含ませるものとする。

2 更新選定

(1) 更新候補の抽出

各機関等からの要望等に基づき、既選定と異なる版数の採用候補の抽出を行う。

COTS版数の更新は、COEの適用及び維持管理計画の年次を鑑み、通例対応

するベースラインの設計製造開始年度の1年前から設計製造中までとする。

(2) 評価点の付与

当該COTSの新規選定時の記録を基に、既定版数と更新版数各々について評

価を実施し、評価点を付与する。

(3) 更新版数候補の実機評価

選定候補の機能、性能等について実機評価を行う。実機評価を行えないものに

ついては、当該COTSの仕様等に基づいた判断を、評価基準に照らし合わせて

評価する。

(4) 更新選定

ア 総合評価点の最も高い版数で、実機評価に合格したものを優先的に認定CO

TSとして選定する。また、認定COTSとして選定されなかったものの中で、

総合評価点に著しい差異が認められず、かつ個別評価内容に大きな欠点がない

場合は、推奨COTSとして選定することができる。

イ 動作確認は行っていないもののうち、当該COTSの各種ドキュメントから、

特定の条件に限り動作すると考えられるものを、準拠COTSとして選定する

ことができる。

Page 177: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

(5) COTSタイプの決定

同時期に更新選定されたCOTSの組合せを、新たなCOTSタイプとして集

約し、対応するベースラインと合わせてCOE調整会議に諮り、正式に決定する

ものとする。

(6) COTSタイプとベースライン計画の情報掲示

運用課(基盤班)は、選定されたCOTSタイプと対応するベースラインの計

画を情報提示する。この際、新規選定COTSのCOTSベンダ、価格情報、代

替製品比較結果及びベースライン登録予定時期を含ませるものとする。

Page 178: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

別紙第1

COEのCOTSカテゴリと選定対象

カテゴリ 機 能 概 要

選定対象

大分類 中分類 小分類 RT-OOA 群 SOA

1

カーネル

オペレーティ

ングシステム

オペレーティングシス

テムの機能(OSカー

ネル、ユーザ/システム

管理)

○ ○

2 ユーザインタ

フェース

ユーザマシンインタフ

ェースに関する機能

(ただし、適用システムとしての規定はない。)

3 セキュリティ

サービス

情報セキュリティ及び

ネットワークセキュリ

ティに関する機能

○ -

4 国際化操作

サービス

言語の国際化に関する

機能 ○ -

5 ネットワーク

サービス

ネットワークサービス

に関する機能 ○ ○

6

インフラサービス

開発支援系

ソフトウェア

開発サービス

アプリケー

ション

システム及びソフトウ

ェア開発のための機能 ○ -

7 CASEツ

ール

8 データベース

及びデータ処

理サービス

データベース及びデー

タ処理に関する機能 ○ ○

9 分散コンピュ

ーティングサ

ービス

クライアント・サーバ

分散処理に関する機能 ○ -

[凡例] ○:動作環境として選定する。 -:動作選定の対象外

Page 179: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

カテゴリ 機 能 概 要

選定対象

大分類 中分類 小分類 RT-OOA 群 SOA

10

インフラサービス(

続き)

開発支援系

マルチメデ

ィアサービ

地図 地図データを表示・

編集するための機

○ -

11 GUI グラフィックスに

よるユーザインタ

フェースを提供す

るための機能

○ -

12 ストリー

ミング

動画や音声を扱う

ための機能 ○ -

13 暗号化サー

ビス

データを暗号及び

復号する機能

14

OA、運用支援系

日(略)連携

サービス

日(略)の連携を実

現する機能 ○ -

15

可用性サー

ビス

安定稼動のための

システムやデータ

ファイルの2重化、

切替操作等を制御

する機能

(適用システム側で考慮する。)

16 ディレクト

リサービス

システムリリース

(マシン、人、アプ

リケーション等)を

ディレクトリ形式

で管理や検索を行

う機能

○ -

17 構 成 管 理

サービス

ソフトウェアのラ

イフサイクルを通

した管理業務のサ

ポートのための機

能(ソフトウェアの

バージョン、実装さ

れている装置等の

管理を含む。)

○ -

18 ネットワー

ク及びシス

テム管理サ

ービス

ネットワークを含

めたシステム全体

を管理する機能 ○

(適用システム側で考慮する。)

[凡例] ○:動作環境として選定する。 -:動作選定の対象外

Page 180: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

カテゴリ 機 能 概 要

選定対象

大分類 中分類 小分類 RT-OOA 群 SOA

19 インフラサービス(

続き)

OA、運用支援系(

続き)

情報共有サ

ービス

情報共有やコラボ

レーションに関す

る機能

○ -

20 オフィスオ

ートメーシ

ョンサービ

ワードプロセッシ

ング、表計算、印刷

等のオフィスオー

トメーションに関

する機能

[凡例] ○:動作環境として選定する。 -:動作選定の対象外

Page 181: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

別紙第2

評価基準

1 評価項目

項番 評価項目 評価内容

1 市場優位性

市場において使用実績の高い製品は、使用実績の低いもの

と比較し、一般的に品質において優位性があり、価格につ

いても安価である場合が多い。このため、国内での市場優

位性を評価する。

2 機能/性能

防衛省におけるシステムは、地図表示、リアルタイム処理

等の防衛省固有のシステム特性を有するものが多く、機能

/性能について適合性を評価する。

3 将来性

防衛省におけるシステムの開発は、長期にわたる場合があ

り、開発初期段階で選定したCOTSが開発完了時には陳

腐化する可能性があるので、継続的な開発計画の有無等、

COTSの将来性を評価する。

4 提供ベンダの信頼

COTSを使用する際、提供ベンダの技術サポート、協力

体制等が開発効率に与える影響が大きい。また、バージョ

ンアップの際の互換性の保証対応等も重要な要素となる。

これらを考慮しCOTS提供ベンダの信頼性を評価する。

5 代替製品への移行

COEを長期にわたって維持/管理する場合、選定COT

Sのサポートが打ち切られる可能性があり、代替製品が無

い場合、維持/管理が困難となる。このため、国際標準(業

界標準)への準拠や代替製品(競合製品)の有無について

調査し、代替製品への移行性を評価する。

6 コスト(初期、維

持)

COTSの価格は初期導入のみならず維持/管理の上で

も重要となるので、初期導入時のコスト及び維持・管理に

おけるコストを把握し、総合的なコスト管理の観点からラ

イフサイクルコストを評価する。

7 移植性

将来的な動向により、選定するカーネルを変更又は追加す

る可能性がある。その際、選定COTSが複数のプラット

フォームをサポートしていれば変更に伴う改修作業を最

小限に抑えることができる。このため、対応可能なプラッ

トフォーム数及び種類を把握し移植性を評価する。

Page 182: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

10

項番 評価項目 評価内容

8 保全性

防衛省におけるシステムで取り扱うデータは機密性が非

常に高く、選定COTSのバックドア等のセキュリティホ

ールによりデータが外部に漏えいすることは許されない

ので、高度な機密保護機能の有無について把握し、保全性

を評価する。

9 既存資産の有効

利用性

システム開発の際、防衛省としての既存資産の有効利用は

開発効率を向上する上で重要な留意点となるので、既存資

産の利用率等を把握し、防衛省資産の有効利用性を評価す

る。

2 評価

前述の評価内容に基づき、システム要件及び技術動向を踏まえ、項目ごと下記の

4段階で評価する。

◎:評価の観点において特出した優位性が認められる。(10点)

○:評価の観点において優位性が認められる。 ( 5点)

△:評価の観点においてやや不充分な点がある。 ( 3点)

×:評価の観点において不充分と判断される。 ( 0点)

3 重み付け

評価に当たっては、選定対象となるCOTSカテゴリの特性を踏まえ、項目別

の加重点を付与し、適切な評価となるよう留意する。

Page 183: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

統幕指運第188号(29.10.30)別冊付録第3

COE適合性確認要領

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(13枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

Page 184: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

目 次

第1章 総則 ............................................................. 1

1 目的 ............................................................... 1

2 概要 ............................................................... 1

3 関連図書 ........................................................... 1

4 用語の定義 ......................................................... 1

第2章 基本方針 ......................................................... 2

1 全般 ............................................................... 2

2 COE〈RT-OOA〉群の適合性確認に関する事項 ................... 2

3 COE〈SOA〉適合性確認に関する事項 ............................. 2

4 留意事項 ........................................................... 2

第3章 COE〈RT-OOA〉群の適合性確認 ............................. 3

1 適合性確認の対象 ................................................... 3

2 ベースラインの適合性確認 ........................................... 3

3 標準クラスの適合性確認 ............................................. 4

4 パッチの適合性確認 ................................................. 5

5 適用システムの個別クラス(本体)の適合性確認 ....................... 5

6 適用システムの個別クラス(パッチ)の適合性確認 ..................... 6

7 個別クラスのCOE化 ............................................... 6

8 ベースラインドキュメント是正 ....................................... 7

第4章 COE〈SOA〉の適合性確認 ...................................... 8

1 適合性確認の対象 ................................................... 8

2 ベースラインの適合性確認 ........................................... 8

3 ESCコア、ESCアダプタ等の適合性確認 ........................... 9

4 パッチの適合性確認 ............................................... 10

5 サービスの適合性確認 ............................................. 10

6 公開サービスのCOE開発サービス化 ............................... 11

7 ベースラインドキュメント是正 ..................................... 11

Page 185: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第1章 総則

1 目的

本書は、運用課(基盤班)、各機関等並びにCOE部品及び適用システムの開発者

等に対し、COEソフトウェアの適合性確認の諸規定を明示し、COEの効率的な

適用や維持管理の実施に資することを目的とする。

2 概要

(1) 位置付け

本書は、コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領(以下「COE細

部管理要領」という。)の付録第3であり、COE細部管理要領の第16条を根拠

として、本文の第19条、第20条、第22条及び第25条を補足し、COEソ

フトウェア及びサービスの適合性確認の実施要領を規定する。

(2) 構成

本書は、「総則」、「基本方針」、「COE〈RT-OOA〉群の適合性確認」及び

「COE〈SOA〉の適合性確認」の各章により構成する。

3 関連図書

(1) 引用文書

ア 共通

COE細部管理要領付録第5「COE技術ドキュメント作成要領」

(以下「COE技術ドキュメント作成要領」という。)

イ COE〈RT-OOA〉群

(ア) プログラム開発規約(対象となるベースラインドキュメントの構成版)

(イ) 動作環境構築基準(対象となるベースラインドキュメントの構成版)

ウ COE〈SOA〉

(ア) 開発規約(対象となるベースラインドキュメントの構成版)

(イ) 標準化指針(対象となるベースラインドキュメントの構成版)

(2) 参考文書

ア COE技術標準

イ 標準クラス設計基準(対象となるベースラインドキュメントの構成版)

ウ COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」

エ COE細部管理要領付録第2「COE動作環境選定要領」

オ COE細部管理要領付録第4「COEベースライン管理要領」

4 用語の定義

本書で扱う用語の意義は、COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」によ

るものとする。

Page 186: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第2章 基本方針

1 全般

COEソフトウェア等は、継続的な維持管理の過程で、その品質の維持と形態管

理の負荷軽減を図るため、改訂の都度、規約への準拠を保証する適合性確認を受け

るものとする。

この適合性確認は、開発要求されたソフトウェアの機能及び性能を全て検証する

システム試験とは同義ではなく、維持管理の効率化に資するCOEとしての互換性

や等質性を判定する事項に限定されるものである。言い換えれば、設計製造の受領

判定に限らず、パッチやベースラインドキュメント是正に際しても、絶えず適合性

確認を義務付けるものである。

2 COE〈RT-OOA〉群の適合性確認に関する事項

COE〈RT-OOA〉群の標準クラスは、適用システムの稼働を保証するため

信頼性を確保する必要があり、一方、適用システムの個別クラスは、基盤として適

用するCOE〈RT-OOA〉群の標準クラスとの間での親和性を保つことが推奨

される。

このため、本書で規定する適合性確認事項は、標準クラスにおいては必須とし、

細部要領は第3章を基準とする。個別クラスにおいては、事項ごとに必須と推奨を

区分し明示する。なお、【推奨】記述がない事項は、必須事項とする。

3 COE〈SOA〉適合性確認に関する事項

適用システムが運用するサービスについては、リクエスタが使用するためのサー

ビスインタフェースがCOE〈SOA〉の標準化指針に合致している必要がある。

このため、本書では、ESC及びアダプタ(OOA)等のCOEソフトウェアに

関する適合性確認の細部要領の基準を第4章に明示する。

4 留意事項

適合性確認は、検証作業の一環であり、ベースラインの登録(認定)作業とは異

なる。そのため、以後の処置としてのベースライン登録の業務要領は、本書では取

り扱わない(COE細部管理要領付録第4「COEベースライン管理要領」を参照

のこと。)。

Page 187: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第3章 COE〈RT-OOA〉群の適合性確認

1 適合性確認の対象

COE〈RT-OOA〉群の適合性確認は、次の7項目を対象とする。ただし、

ソフトウェアの開発技法や管理態勢は含まない。

(1) ベースライン

(2) 標準クラス

(3) パッチ

(4) 適用システムの個別クラス(本体)

(5) 適用システムの個別クラス(パッチ)

(6) 個別クラスのCOE化

(7) ベースラインドキュメント是正

2 ベースラインの適合性確認

COE全体試験の中で、対応するベースラインについて、次の適合性確認を行う。

(1) 適合性確認項目

ア 新規ベースライン(プログラム)のプログラム開発規約との整合

イ 新規ベースライン(プログラム)の指定された既存ベースラインに対する後

方(上位)互換性の保証

ウ 新規ベースラインドキュメントとCOE技術ドキュメント作成要領との整

エ 新規ベースラインドキュメントと既存のベースラインドキュメントとの記

述内容の整合

(2) 設計製造での位置付け

ア 適合性確認は、対応するベースラインのCOE全体試験計画書及びCOE全

体試験手順書の中で試験又はドキュメントレビューに含めるものとする。

イ 試験成績書において、適合性確認に係る部位を明示し、作成する。

(3) 適合性確認の要領

ア 新規ベースライン(プログラム)のプログラム開発規約との整合確認

(ア) 作成したプログラムが、当該ベースラインに対応するプログラム開発規約

(HMI、システムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング各規約

等)に準拠していることを確認する。

(イ) 対応する規約確認用のツール類を使用する。

(ウ) 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

イ 新規ベースライン(プログラム)の指定された既存ベースラインに対する後

方(上位)互換性の保証確認

(ア) 対象とする既存のベースラインの試験手順書を基準に、試験項目を定め実

機検証を実施する。

(イ) 試験成績は、確認項目ごとに記録する。

Page 188: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

ウ 新規ベースラインドキュメントとCOE技術ドキュメント作成要領の整合

確認

(ア) ドキュメントレビューにおいて確認する。

(イ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

エ 新規ベースラインドキュメントと既存のベースラインドキュメントとの記

述内容の整合確認

本作業の一部は、次項の標準クラスの適合性確認で先行し実施することを可

とする。分掌の方針は、COE試験全般計画書等で規定する。

(ア) 用語の統一

新規ベースラインドキュメントの用語の定義に明示されている用語及び

標準クラス名称の引用箇所を全摘出し、その整合を確認する。記録は処置結

果の明示だけでよい。

(イ) 引用又は呼出しの整合

引用又は呼出し関連部位を全摘出し、記述内容に矛盾がないか確認する。

記録は処置結果の明示だけでよい。

3 標準クラスの適合性確認

製造請負の所定の試験の中で、対応する標準クラスについて、次の適合性確認を

行う。

(1) 適合性確認項目

ア 契約で改善又は新規開発した標準クラスとプログラム開発規約との整合

イ 契約で改善又は新規開発した標準クラスと指定された既存ベースラインイ

ンタフェースとの整合保証

ウ 契約で改善又は新規開発した標準クラス設計図書とCOE技術ドキュメン

ト作成要領との整合

(2) 設計製造での位置付け

ア 適合性確認は、標準クラスの試験計画書及び試験手順書の中で試験又はドキ

ュメントレビューに含めるものとする。

イ 試験成績書において、適合性確認に係る部位はそれを明示し、作成する。

(3) 適合性確認の要領

ア 標準クラスのプログラム開発規約との整合確認

(ア) 作成したプログラムが、対応するベースラインのプログラム開発規約(H

MI、システムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)に準拠し

ていることを、規約確認用のツール類を使用して確認する。

(イ) 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

イ 契約で改善又は新規開発した標準クラスの指定された既存ベースラインイ

ンタフェースとの整合保証

(ア) 対象とする既存のベースラインのインタフェースに係る試験手順書を基

Page 189: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

準に、試験項目を定め実機検証を実施する。

(イ) 試験成績は、確認項目ごとに記録する。

ウ 標準クラス設計図書とCOE技術ドキュメント作成要領との整合確認

(ア) ドキュメントレビューにおいて確認する。

(イ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

4 パッチの適合性確認

パッチについて、次の適合性確認を行う。

(1) 適合性確認項目

パッチのプログラム開発規約との整合

(2) パッチの設計製造作業の中での位置付け

パッチの諸作業の中で適合性確認を行い、その結果情報を管理する。

(3) 適合性確認の要領

ア 作成したパッチが、対応するベースラインのプログラム開発規約(HMI、

システムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)に準拠しているこ

とを、規約確認用のツール類を使用して確認する。

イ 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

5 適用システムの個別クラス(本体)の適合性確認

適用システムの開発者は、設計製造に係る契約における「システム試験」に含め

て実施し、作成する個別クラスについて次の適合性確認を行う。個別アプリケーシ

ョンは、適合性確認の対象外とする。

(1) 適合性確認項目

ア 個別クラスの基盤として適用するベースラインのプログラム開発規約との

整合

イ 個別クラスのプログラム図書とCOE技術ドキュメント作成要領との整合

【推奨】

ウ 個別クラスのプログラム図書と対応する(COEの)ベースラインドキュメ

ントとの記述内容の整合【推奨】

(2) 設計製造に係る契約の中での位置付け

ア 適合性確認は、開発ソフトウェアの試験計画書及び試験手順書の中で試験又

はドキュメントレビュー等に含めるものとする。

イ 適合性試験に係る試験図書の様式・記述要領は、COE技術ドキュメント作

成要領に準ずるものとする。【推奨】

(3) 適合性確認の要領

ア 個別クラスのプログラム開発規約との整合確認

(ア) 作成したプログラムが、基盤として適用するベースラインのプログラム開

発規約(HMI、システムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)

Page 190: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

に準拠していることを、規約確認用のツール類を使用して確認する。

(イ) 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。【推奨】

個々の適用システムでは、COEが指定する動作環境以外の独自のCOT

S製品を(個別アプリケーションの用途等のために)使用するケースがあり、

当該COTSの影響で、コーディング、ネーミング各規約が遵守できなくな

る可能性がある。この場合は、整合不可の箇所及びその事由を記録する。【推

奨】

イ 個別クラスのプログラム図書とCOE技術ドキュメント作成要領との整合

確認【推奨】

(ア) プログラム図書の作成要領・方針は、あらかじめ仕様書、計画審査等で確

定しておく。

(イ) COE技術ドキュメント作成要領を準用し作成したプログラム図書につ

いては、その適合性をドキュメントレビューにおいて確認する。

(ウ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

機関等における既存のソフトウェアドキュメントの作成要領とCOE技

術ドキュメント作成要領とが合致しない場合、前者の枠組みを保持しつつ、

別冊又は別紙として後者の作成様式を埋め込むものとする。

ウ 個別クラスのプログラム図書と対応するベースラインドキュメントとの記

述内容の整合確認

(ア) ドキュメントレビューにおいて確認する。具体的な作業は、第3項と同様

とする。

(イ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

記述内容の整合とは、関連し合う事項の内容に矛盾がないことをいい、目

次体系等形式の不整合は存在しても構わない。また用語の不整合については、

照合表で対応してもよい。

6 適用システムの個別クラス(パッチ)の適合性確認

適用システムの開発者が行う個別クラスに限るパッチの適合性確認は、第4項の

ベースライン(パッチ)と同様とする。

7 個別クラスのCOE化

個別クラスのCOE化は、運用課(基盤班)の所掌するCOE全体維持契約又は

COE部品維持契約の中で実施する。COE全体維持契約の場合は第2項に、CO

E部品維持契約の場合は第3項にそれぞれ包含し実施する。

したがって、適合性確認の基本的な要領は、第2項又は第3項の適合性確認と同

様であるが、実施に際しては、既に個別クラスの適合性確認済みでCOE化の際に

も不変な事項を摘出し、これを省略することにより新たに実施する適合性確認作業

の効率化を図る。

Page 191: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

8 ベースラインドキュメント是正

ベースラインドキュメント是正に際しては、当該是正箇所について、COE技術

ドキュメント作成要領及び母体のベースラインドキュメントとの記述内容の整合

確認を行う。この際、適合性確認は作業記録のみにとどめ、改訂履歴を当該図書の

当該欄に記述する。

Page 192: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第4章 COE〈SOA〉の適合性確認

1 適合性確認の対象

COE〈SOA〉の適合性確認は、次の6項目を対象とする。ただし、ソフトウ

ェアの開発技法や管理態勢は含まない。

(1) ベースライン

(2) ESCコア、ESCアダプタ等

(3) パッチ

(4) サービス

(5) 公開サービスのCOE開発サービス化

(6) ベースラインドキュメント是正

2 ベースラインの適合性確認

COE全体試験の中で、対応するベースラインについて、次の適合性確認を行う。

(1) 適合性確認

ア 新規ベースライン(プログラム)と開発規約との整合

イ 新規ベースライン(プログラム)の指定された既存ベースラインに対する後

方(上位)互換性の保証

ウ 新規ベースラインドキュメントとCOE技術ドキュメント作成要領との整

エ 新規ベースラインドキュメントと既存のベースラインドキュメントとの記

述内容の整合

(2) 設計製造での位置付け

ア 適合性確認は、対応するベースラインの全体試験計画書及びCOE全体試験

手順書の中で試験又はドキュメントレビューに含めるものとする。

イ 試験成績書において、適合性確認に係る部位はそれを明示し、作成する。

(3) 適合性確認の要領

ア 新規ベースライン(プログラム)と開発規約との整合確認

(ア) 作成したプログラムが、当該ベースラインに対応する開発規約(HMI、

システムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)に準拠している

ことを、規約確認用のツール類を使用して確認する。

(イ) 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

イ 新規ベースライン(プログラム)の指定された既存ベースラインに対する後

方(上位)互換性の保証確認

(ア) 対象とする既存のベースラインの試験手順書を基準に、試験項目を定め実

機検証を実施する。

(イ) 試験成績は、確認項目ごとに記録する。

ウ 新規ベースラインドキュメントとCOE技術ドキュメント作成要領との整

Page 193: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

合確認

(ア) ドキュメントレビューにおいて確認する。

(イ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

エ 新規ベースラインドキュメントと既存のベースラインドキュメントとの記

述内容の整合確認

本作業の一部は、次項のESCコア、ESCアダプタ等の適合性確認で先行

し実施することを可とする。分掌の方針は、COE全体試験計画書等で規定す

る。

(ア) 用語の統一

新規ベースラインドキュメントの用語の定義に明示されている用語を全

摘出し、その整合を確認する。記録は処置結果の明示のみとする。

(イ) 引用又は呼出しの整合

引用又は呼出し関連部位を全摘出し、記述内容に矛盾がないか確認する。

記録は処置結果の明示のみとする。

3 ESCコア、ESCアダプタ等の適合性確認

ESCコア、ESCアダプタ等について、次の適合性確認を行う。

(1) 適合性確認項目

ア 契約で改善又は新規開発したESCコア、ESCアダプタ等と開発規約との

整合

イ 契約で改善又は新規開発したESCコア、ESCアダプタ等と指定された既

存ベースラインインタフェースとの整合保証

ウ 契約で改善又は新規開発した設計図書とCOE技術ドキュメント作成要領

との整合

(2) 設計製造での位置付け

ア 適合性確認は、ESCコア、ESCアダプタ等の試験計画書及び試験手順書

の中で試験又はドキュメントレビューに含めるものとする。

イ 試験成績書において、適合性確認に係る部位はそれを明示し、作成する。

(3) 適合性確認の要領

ア ESCコア、ESCアダプタ等と開発規約との整合確認

(ア) 作成したプログラムが、対応するベースラインの開発規約(HMI、シス

テムメッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)に準拠していること

を、対応する規約確認用のツール類を使用して確認する。

(イ) 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

イ 契約で改善又は新規開発したESCコア、ESCアダプタ等の提供部分との

整合保証

(ア) 対象とする既存のベースラインのインタフェースに係る試験手順書を基

準に、試験項目を定め実機検証を実施する。

Page 194: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

10

(イ) 試験成績は、確認項目ごとに記録する。

ウ 設計図書とCOE技術ドキュメント作成要領との整合確認

(ア) ドキュメントレビューにおいて確認する。

(イ) レビュー結果は、対象図書ごとに記録する。

4 パッチの適合性確認

パッチについて、次の適合性確認を行う。

(1) 適合性確認項目

パッチと開発規約との整合

(2) パッチの設計製造作業の中での位置付け

パッチの諸作業の中に含めて適合性確認を行い、その結果情報を管理する。

(3) 適合性確認の要領

ア 作成したパッチが、対応するベースラインの開発規約(HMI、システムメ

ッセージ、ヘルプ、コーディング、ネーミング)に準拠していることを、規約

各引用のツール類を使用して確認する。

イ 試験成績は、各規約の確認項目ごとに記録する。

5 サービスの適合性確認

運用課長(基盤班長)は、適用システム責任者等からの申請に基づき、次の適合

性確認を行う。

(1) 適合性確認項目

ア 既存サービスとの重複

イ サービス仕様

ウ 標準データ

エ 公開情報(公開サービスの場合)

(2) 設計製造に係る契約の中での位置付け

ア 適合性確認は、開発ソフトウェアの試験計画書及び試験手順書の中で試験又

はドキュメントレビュー等に含めるものとする。

イ 適合性試験に係る試験図書の様式・記述要領は、COE技術ドキュメント作

成要領に準ずる。

(3) 適合性確認の要領

ア 既存サービスとの重複

(ア) 運用予定のサービスが、既存サービスと重複していないことを確認する。

(イ) 重複している場合、その既存サービスを利用するか、又は既存サービスの

提供を受け、カスタマイズすることを提言する。

イ サービス仕様

以下の項目については、標準化指針との整合性を確認する。

(ア) サービス識別

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11

サービス(ビジネスプロセスを含む。)を一意に識別するためのID

(イ) サービス設計情報

メッセージ種別(同期/非同期、応答有り無し等)、添付ファイルの有無、

サービス種別等

(ウ) サービスインタフェース

サービスにアクセスする際のインタフェース仕様(リクエスト及びレス

ポンスメッセージの業務部分)に関する情報

(エ) XMLスキーマ(オプション)

サービスインタフェースに基づくXMLスキーマ定義情報(xsd ファイ

ル)

(オ) サービス位置情報

サービスの位置情報(ドメイン情報)

ウ 標準データ

以下の項目について標準化指針との整合性を確認する。

(ア) ネーミング規約(標準化指針別冊1「標準化規約」)

(イ) 標準データ規約(標準化指針別冊2「標準データ記述定義書」)

(ウ) 標準データ(データセットスキーマ、タグ、コード)

エ 公開情報

利用者側(リクエスタ)へ公開する情報が充分であることを確認する。なお、

下記項目に関してはCOE細部管理要領別紙第6を参照のこと。

(ア) サービス提供者情報

(イ) 業務情報

(ウ) サービス仕様情報

(エ) サービス利用情報

6 公開サービスのCOE開発サービス化

運用課(基盤班)の所掌するCOE全体維持契約又はCOE部品維持契約の中で

実施する。COE全体維持契約の場合は第2項に、また、COE部品維持契約の場

合は第3項にそれぞれ包含し実施する。

したがって、適合性確認の基本的な要領は、第2項又は第3項の適合性確認と同

様であるが、実施に際しては、既に公開サービスの適合性確認済みでCOE開発サ

ービス化の際、不変な事項を摘出し、これを省略することにより新たに実施する適

合性確認作業の効率化を図る。

7 ベースラインドキュメント是正

当該是正箇所について、COE技術ドキュメント作成要領及び母体のベースライ

ンドキュメントとの記述内容の整合確認を行う。この際、適合性確認は作業記録の

みにとどめ、改訂履歴を当該図書の当該欄に記述する。

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統幕指運第188号(29.10.30)別冊付録第4

COEベースライン管理要領

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(22枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

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目 次

第1章 総則 ............................................................. 1

1 目的 ............................................................... 1

2 概要 ............................................................... 1

3 関連図書 ........................................................... 1

4 用語の定義 ......................................................... 1

第2章 基本方針 ......................................................... 2

1 考え方 ............................................................. 2

2 基本方針 ........................................................... 2

3 留意事項 ........................................................... 2

第3章 ベースラインによる管理 ........................................... 3

1 ベースラインの定義 ................................................. 3

2 ベースラインの構成要素 ............................................. 3

3 バージョンアップ、リビジョンアップ及びパッチ ....................... 4

4 ベースライン番号体系 ............................................... 5

第4章 ベースライン管理のライフサイクル ................................. 6

1 計画 ............................................................... 6

2 開発 ............................................................... 6

3 登録 ............................................................... 6

4 維持 ............................................................... 6

5 変更 ............................................................... 6

6 抹消 ............................................................... 6

7 世代管理 ........................................................... 6

8 適用システムが提供を受けるベースライン及びその情報管理 ............. 7

第5章 ベースライン管理の細部要領 ....................................... 8

1 ベースライン、パッチの原版 ......................................... 8

2 提供用ベースライン及びパッチの複製版 ............................... 8

3 ベースラインの情報提示 ............................................. 9

別紙第1 COE〈RT-OOA〉のベースライン番号体系 .................. 10

別紙第2 COE〈OOA〉のベースライン番号体系 ........................ 12

別紙第3 COE〈SOA〉のベースライン番号体系 ........................ 16

Page 198: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第1章 総則

1 目的

本書は、運用課(基盤班)、各機関等並びにCOE部品及び適用システムの開発者

等に、COEベースライン管理要領の諸規定を明示し、COEの効率的な適用及び

維持管理の実施に資することを目的とする。

2 概要

(1) 位置付け

本書は、コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領(以下「COE細

部管理要領」という。)の付録第4でありCOE細部管理要領の第17条を根拠と

して、第14条、第15条、第16条及び第10条を補足し、ベースラインの細

部管理要領を規定する。

(2) 構成

本書は、「総則」、「基本方針」、「ベースラインによる管理」、「ベースライン管理

のライフサイクル」及び「ベースライン管理の細部要領」の各章により構成する。

3 関連図書

(1) 引用文書

なし

(2) 参考文書

ア COE技術標準

イ COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」

ウ COE細部管理要領付録第3「COE適合性確認要領」

エ COE細部管理要領付録第5「COE技術ドキュメント作成要領」

4 用語の定義

本書で扱う用語の意義は、COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」によ

るものとする。

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第2章 基本方針

1 考え方

COEソフトウェアは、適用システムからの要求、動作環境となるCOTSの更

新等に対し、適宜かつ迅速に対応していく必要がある。多岐にわたる対象を効率的

かつ確実に維持管理し、所望の品質を担保するため、必要な要素別に概念的に取り

まとめて扱うものとする。

2 基本方針

COEソフトウェアは、形態数の縮減を図るとともに、適用システムに対して、

安定した品質と、提供等のサービスにおける利便性を確保することを目的に、プロ

グラム及び技術ドキュメントを一括し、「ベースライン」として管理・提供する。

3 留意事項

ベースラインの構築に当たっては、各機関等からの改善等の各種要求を管理する

とともに所要の統制を行うことにより、個別の要求とCOE適用及び維持管理計画

との整合性を図り、管理対象とするベースラインを必要最小限に抑制する。

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第3章 ベースラインによる管理

1 ベースラインの定義

COEのバージョン及びリビジョン単位のドキュメント(設計図書等)を含むC

OEソフトウェア群一式を意味するものとする。図にベースラインの概念を示す。

図 ベースラインの概念

なお、計画段階及び開発段階においては、実体がまだ存在していないことから、

「ベースライン案」として取り扱うものとする。

2 ベースラインの構成要素

ベースラインの構成要素を次に示す。

(1) COE〈RT-OOA〉及びCOE〈OOA〉の構成要素

ア 標準クラス

標準業務クラス、標準部品クラス及び標準インフラサービスについて、構成

及び作成したソースコード、実行モジュール等のプログラムを管理する。ソー

スコードは、一意に識別が可能で変更履歴が管理できるよう更新番号及びファ

イル名により管理する。

イ ドキュメント

標準クラスに対応するドキュメントを管理する。構成する図書名については、

COE細部管理要領別紙第5「COE関連規則及び技術ドキュメント」を参照

すること。

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(2) COE〈SOA〉の構成要素

ア ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)等

ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)等のソースコード及び実

行モジュールのプログラムを管理する。ソースコードは、一意に識別が可能か

つ変更履歴が確認できるよう更新番号及びファイル名により管理する。

イ ドキュメント

ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)等に対応するドキュメン

トを管理する。

構成する図書名については、COE細部管理要領別紙第5「COE関連規則

及び技術ドキュメント」による。

3 バージョンアップ、リビジョンアップ及びパッチ

ベースラインに関わるバージョンアップ、リビジョンアップ及びパッチの関係を

次に示す。

(1) バージョンアップ

COE適用範囲の拡大、新技術の採用等により、COEソフトウェアの基本構

成を大きく改訂する変更をいう。

(2) リビジョンアップ

COEソフトウェアの修正を実施した場合の変更をいう。

(3) パッチ

コンポーネントに対する改善、COEの不具合解消等のために作成する修正用

のプログラムをいう。

適用システムがパッチの提供を受け、これをインストールした場合、特にその

時点のバージョン及びリビジョンは変更せず、当該パッチの適用形態を管理する。

当該パッチは、次回のバージョンアップ又はリビジョンアップにおいて吸収する

ことを基本とする。

表にバージョンアップ等の区分を示す。

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表 バージョンアップ等の区分

区分 変更要因 内容

バージョンアップ 機能の追加

大幅な改定

COE適用範囲の拡大、技術等の新規採用

により、基本構成を大きく改定することに伴

う変更

リビジョンアップ 改善

機能等の追加に至らないソフトウェアの仕

様変更

是正 仕様に適合しないソフトウェアの修正

パッチ

定期 定期的に実施するコンポーネント等の修正

臨時 適用システムの要望等により、定期以外に

実施する修正

緊急 適用システム等の運用への影響が大きく、

直ちに適用すべき修正

ドキュメント修正 ドキュメントの記載に関する是正、変更

4 ベースライン番号体系

各ベースラインの番号体系は、次による。

(1) COE〈RT-OOA〉 別紙第1

(2) COE〈OOA〉 別紙第2

(3) COE〈SOA〉 別紙第3

Page 203: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第4章 ベースライン管理のライフサイクル

1 計画

COE適用及び維持管理計画と対応させ、ソフトウェアの要求仕様、具現化時期、

費用見積等の来歴及び機関等が提起した要求とベースラインとの関係情報を管理

し、所要情報を掲示する。

2 開発

計画段階の管理情報を継承し、ベースラインに対応するCOEソフトウェアの調

達仕様、設計仕様等を管理し、所要情報を掲示する。

3 登録

設計製造されたCOEソフトウェアを、受領及び適合性確認(COE細部管理要

領付録第3「COE適合性確認要領」参照)後、ベースラインとして番号を付与し

登録する。登録の細部要領は次のとおり。

(1) 原版の作成及び管理

COEソフトウェア及びベースラインドキュメントの一式を作成し、原版とし

て管理する。細部は、第5章に記述する。

(2) ベースラインの情報掲示

所要の情報を管理システムに掲示する。

4 維持

登録されたベースラインの不具合生起、サポート等の状況を踏まえ、適宜、提供

版の作成、情報掲示内容の更新、関連情報の来歴更新等を実施する。

5 変更

バージョンアップはCOE適用及び維持管理計画に基づき実施する。リビジョン

アップは、原則として6か月又は12か月ごとに実施し、その都度、リビジョン1

番号を変更する。適用システムの要求等により臨時に行う場合は、リビジョン2番

号を変更する。

6 抹消

ベースラインは、適用が1機関以下となった時点で、運用課(基盤班)は、当該

ベースラインの登録を抹消、維持管理を終了し、その旨を情報掲示する。

パッチについては、当該パッチを必要とする適用システムが無くなった時点をも

って抹消し、その旨を情報掲示する。

7 世代管理

ベースライン間の関係(クラスの派生、継承等)、動作環境(COTS)と各ベー

Page 204: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

スラインとの関係を合わせて形態情報とし、管理する。

世代間の互換性保証は、リビジョンアップ時は必須、バージョンアップ時は努力

目標とする。

8 適用システムが提供を受けるベースライン及びその情報管理

(1) 適用システムが提供を受けるベースライン

適用システムは、登録されている全てのベースラインの提供を受けることが可

能であることとする。ただし、適用可能なベースラインのうち、努めて最新のベ

ースラインの適用を推奨する。この際、互換性が保証されたベースラインであれ

ば、自らのシステムの更新や換装時点に限らず、適宜、最新のベースラインへ変

更することを推奨する。

(2) 適用システムごとのベースライン情報管理

ア COE〈RT-OOA〉群の情報管理

インストーラで選択指定する標準クラス(群)は、不要な標準クラスはイン

ストールしない等の任意選択が可能である。運用課(基盤班)は、適用システ

ムが通知するインストール結果や動作環境等の情報に基づき、当該適用システ

ムに対するベースライン番号の型名に派生番号(第3章第4項参照)を付与し、

管理する。

イ COE〈SOA〉の情報管理

運用課(基盤班)は、適用システムが通知するインストール結果や動作環境

等の情報に基づき、ESCコア、ESCアダプタ、アダプタ(OOA)等の提

供状況について、当該適用システムに対するベースライン番号の型名に派生番

号(第3章第4項参照)を付与し、管理する。

Page 205: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第5章 ベースライン管理の細部要領

1 ベースライン、パッチの原版

登録において作成するベースラインの原版の管理要領は、次のとおりとする。

(1) ベースラインの原版

ア 管理の要領

(ア) 原版の管理は電子媒体で行う。

(イ) 電子媒体は、DVD等を使用して2式(正版及び予備版)作成し、ベース

ライン番号ラベル(作成日を付記する。)を添付する。

(ウ) 保全区分の異なる内容が存在する場合は、区分ごとに2式作成する。

イ 管理する内容

(ア) ベースラインに対応するプログラム

a ソースコード(ただし、標準インフラサービスを除く。)

b 実行モジュール

c インストーラ

(イ) ベースラインドキュメント

(2) パッチの原版

ア ベースラインの原版と同様に管理する。

イ 管理する内容は、ソースコード及び実行モジュールのみとする。

2 提供用ベースライン及びパッチの複製版

提供の際に作成する複製版の管理要領は、次のとおりとする。

(1) ベースラインの複製版

ア 管理の要領

(ア) 提供は、電子媒体で行う。

(イ) 電子媒体は、DVD等を使用し、ベースライン番号ラベルを添付したもの

を要求数分複製する。

(ウ) 保全区分の異なる内容が存在する場合は、区分ごとに要求数を複製する。

イ 提供する内容

(ア) ベースラインに対応するプログラム

a 実行モジュール

b インストーラ

※ ソースコードは原則提供しない。

(イ) ベースラインドキュメント(知的財産権に基づき選択)

(ウ) 知的財産権情報

(2) パッチの複製版

ア パッチはオンライン提供を原則とする。何らかの事由で電子媒体を用いて提

供する場合は、ベースラインの複製版と同様の要領とする。

Page 206: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

イ 提供する内容は、実行モジュールのみとする。

3 ベースラインの情報提示

COE管理システムに掲示するベースライン情報は次の内容を基準とする。

(1) ベースライン一覧

計画・開発段階のベースライン案も含める。互換保証等を付記する。

(2) ベースライン

ア 対象ベースライン番号

イ ベースラインの機能概要(新たに取り込んだパッチや他のベースライン情報

を含む。)

ウ 動作環境及び利用制限情報

エ 提供期間及び提供媒体

オ 閲覧可能なベースラインドキュメント

カ 関連技術情報及び教育の案内

キ COTSベンダ関連情報(サポート内容、保証期間等)

ク 対象システム及び適用時期の予定

ケ 関連情報リンク先(不具合情報、要求情報等)

コ 掲示変更日時等

(3) パッチ

ア 対象パッチ番号

イ パッチ機能概要(関連するベースライン及びパッチ情報を含む。)

ウ 提供期間及び提供媒体

エ 対象システム及び適用時期

オ 関連情報リンク先(不具合情報等)

カ 掲示変更日時等

Page 207: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

10

別紙第1

COE〈RT-OOA〉のベースライン番号体系

1 ベースライン番号体系

ベースライン番号はベースライン登録時に付与し、バージョンアップ又はリビジ

ョンアップにより更新する。その番号体系は、品名、型名、バージョン及びリビジ

ョンによって構成する。

COE(RT-OOAnnm)Ver.X.Y.Z

① ② ③ ④⑤⑥

[使用例]COE(RT-OOA051)Ver2.1.0

①品名 :「COE」3桁英字で固定

②型名 :適用システムにおけるベースラインの利用形態区分

RT-OOA :フレームワーク識別コード「RT-OOA」6桁英字で固定

nn :COTSタイプ番号 数字2桁 [例]02、 03

m :COTSタイプ派生番号 英数字1桁 [例]1, 9, a

③接頭語 :「Ver.」4桁英字で固定

④バージョン :バージョンに対応する管理番号 数字1桁

[初期値]1

フレームワークの追加・改訂の都度、1ずつ増加させる。

⑤リビジョン1:定期的な修正回数 数字1桁 [初期値]0

⑥リビジョン2:不定期な修正回数 数字1桁 [初期値]0

パッチの一括整形等のコンパイルを必要とする不定期の修

正の都度、1ずつ増加させる。0の場合は、省略可とする。

Page 208: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

11

2 パッチ番号体系

パッチ番号は、パッチが提供可能となった段階で付与する。その番号体系は、品

名、型名、バージョン、リビジョン及び一連番号によって構成する。

COE(RT-OOAnnm)Ver.X.Y.Z PATCH PACK bbbb

① ② ③ ④⑤⑥ ⑦ ⑧

[使用例]COE(RT-OOA051)Ver2.1.0 PATCH PACK 0001

①~⑥ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH PACK」 10桁英字で固定

⑧一連番号 :品名、型名、バージョン及びリビジョン別に付与する一連の

番号 数字4桁 [初期値]0001

Page 209: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

12

別紙第2

COE〈OOA〉のベースライン番号体系

1 ベースライン番号体系

ベースライン番号はベースライン登録時に付与し、バージョンアップ又はリビジ

ョンアップにより更新する。その番号体系は、品名、型名、バージョン及びリビジ

ョンによって構成する。

COE(OOAnnm)Ver.X.Y.Z

① ② ③ ④⑤⑥

[使用例]COE(OOA030)Ver2.0.0

①品名 :「COE」3桁英字で固定

②型名 :適用システムにおけるベースラインの利用形態区分

OOA :フレームワーク識別コード「OOA」3桁英字で固定

nn :COTSタイプ番号 数字2桁 [例]02、 03

m :COTSタイプ派生番号 英数字1桁 [例]1, 9, a

③接頭語 :「Ver.」4桁英字で固定

④バージョン :バージョンに対応する管理番号 数字1桁[初期値]1

フレームワークの追加・改訂の都度、1ずつ増加させる。

⑤リビジョン1:定期的な修正回数 数字1桁 [初期値]0

⑥リビジョン2:不定期な修正回数 数字1桁 [初期値]0

パッチの一括整形等のコンパイルを必要とする不定期の修

正の都度、1 ずつ増加させる。0 の場合は、省略可とする。

Page 210: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

13

(1) パッチ番号体系

ア コンポーネント別のパッチ

パッチ番号は、パッチが提供可能となった段階で付与する。その番号体系は、

品名、型名、バージョン、リビジョン、ノード種別、コンポーネントカテゴリ

種別及び一連番号によって構成する。

COE(OOAnnm)Ver.X.Y.Z PATCH aaa xxx bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧ ⑨ ⑩

[使用例]COE(OOA030)Ver.2.0.0 PATCH C MAP 0001

①~⑥ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH」 5桁英字で固定

⑧ノード識別 :サーバ、クライアント等の区分 英字1~3桁

S:サーバのみに適用可

C:クライアントのみに適用可

S/C:サーバ及びクライアント双方に適用可

⑨コンポーネントカテゴリ識別

:付紙に示すコード 英字3桁

⑩一連番号 :品名、型名、バージョン、リビジョン番号、コンポーネント

カテゴリ識別コード別に付与する一連の番号

数字4桁[初期値]0001

イ パッチパック

パッチパック番号は、パッチパックとしての提供が可能となった段階で付与

する。その番号体系は、品名、型名、バージョン、リビジョン及び一連番号に

よって構成する。

COE(OOAnnm)Ver.X.Y.Z PATCH PACK bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧

[使用例]COE(OOA030)Ver.2.1.0 PATCH PACK 0001

①~⑥ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH PACK」 10桁英字で固定

⑧一連番号 :品名、型名、バージョン及びリビジョン別に付与する一連の

番号 数字4桁 [初期値]0001

Page 211: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

14

付紙

COE〈OOA〉コンポーネントカテゴリ識別コード

番号 コンポーネントカテゴリ名 識別コード 構 成

1 基本機能 BAS 文字列、リスト、圧縮等

2 コア部品 COR

メイン処理、イベント管理、業務

基底、共通情報、データコンテナ

基底等

3 通信関連部品 CMN 通信部品

4 保全部品 CTF 保全部品

5 共通部品 CMM 計算、座標、タイマー等

6 ビューアベース部品 VWB ビューアベース、ツールバー、印

刷等

7 DBアクセス部品 DBA DB 接続、トランザクション制御、

動的 SQL

8 共通コード変換部品 CMC 共通コード変換部品

9 地図関連部品 MAP 地図スライド、地図データクラ

ス、作画、地図設定等

10 表・グラフ関連部品 TBL

表スライド、グラフスライド、表

データクラス、グラフデータク

ラス

11 ツリー関連部品 TRE ツリースライド、ツリーデータ

クラス

12 テキスト関連部品 TXT テキストスライド、テキストデ

ータクラス

13 階層マトリクス関連部品 TRM 階層マトリクススライド、階層

マトリクスデータクラス

14 ネットワーク関連部品 NTW ネットワークスライド、ネット

ワークデータクラス

15 イメージ関連部品 IMG 画像表示、画像データクラス

16 送信関連部品 SND 宛先情報、送信データクラス

17 共通業務 CMD イメージ業務、アラート業務等

18 ファイル管理業務 PAM ファイル管理業務

19 アラートデーモン ARD アラートデーモン

20 タイマー APT APタイマー

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15

番号 コンポーネントカテゴリ名 識別コード 構 成

21 システム管理関連業務 SMG

マスタデータ管理業務、環境フ

ァイル管理、シンボルファイル

管理

22 動画関連部品 MOV 動画スライド、動画業務

23 緊急メッセージ業務 EMS 緊急メッセージ業務

24 状況表示業務 SIT 状況表示業務

25 自然環境予測業務 NEN 自然環境予測業務

26 戦術支援業務 TAC 戦術支援業務

27 保全関連業務 CTD 利用者管理、監査証跡業務

28 戦術通信業務 TCM 戦術通信業務

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16

別紙第3

COE〈SOA〉のベースライン番号体系

1 ベースライン番号体系

(1) アダプタ(OOA)

ベースライン番号はベースライン登録時に付与し、バージョンアップ又はリビ

ジョンアップにより更新する。その番号体系は、品名、型名、バージョン及びリ

ビジョン並びに連接するOOAのバージョン、リビジョン及びCOTSタイプ番

号によって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z AdapterOOA A.B.C(nnm)

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩⑪

[使用例] COE(SOA) Ver.1.0.0 AdapterOOA 2.1.0(040)

①品名 :「COE」で固定

②型名 :適用システムにおけるベースラインの形態区分

SOA :フレームワーク識別コード「SOA」 英字3桁で固定

③接頭語 :「Ver.」4桁英字で固定

④バージョン :バージョンに対応する管理番号 数字1桁[初期値]1

フレームワークの追加・改訂の都度、1ずつ増加させる。

⑤リビジョン1:定期的な修正回数 数字1桁 [初期値]0

⑥リビジョン2:予備 数字1桁 0 の場合は、省略可 [初期値]0

⑦識別 :「AdapterOOA」 10ケタ英字で固定

⑧対象情報1 :連接対象となるOOAのバージョン番号 数字1桁

⑨対象情報2 :連接対象となるOOAの対象リビジョン1番号

数字1桁

⑩対象情報3 :連接対象となるOOAの対象リビジョン2番号

数字1桁

⑪型名 :適用システムにおけるベースラインの利用形態区分

nn :COTSタイプ番号 数字2桁 [例]02、 03

m :COTSタイプ派生番号 英数字1桁[例]1, 9, a

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(2) アダプタ(OOA)以外のソフトウェア

ベースライン番号はベースライン登録時に付与し、バージョンアップ又はリビ

ジョンアップにより更新する。その番号体系は、品名、型名、バージョン及びリ

ビジョンによって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z

① ② ③ ④⑤⑥

[使用例]COE(SOA)Ver.1.0.0

①~⑥ :アダプタ(OOA)に同じ

Page 215: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

18

2 パッチ番号体系

(1) アダプタ(OOA)に対するパッチ

対象となるアダプタ(OOA)単位で管理する。パッチ番号は、アダプタ(O

OA)の修正や緊急の修正が完了した時点で付与する。その番号体系は、品名、

型名、バージョン及びリビジョン並びに連接するOOAのバージョン、リビジョ

ン、COTSタイプ番号及び一連番号によって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z AdapterOOA A.B.C(nnm) PATCH bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩⑪ ⑫ ⑬

[使用例] COE(SOA) Ver.1.0.0 AdapterOOA 2.1.0(040) PATCH 0001

①~⑪ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH」 5桁英字で固定

⑧一連番号 :品名、型名、バージョン及びリビジョン別に付与する一連の

番号 数字4桁 [初期値]0001

Page 216: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

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(2) アダプタ(OOA)以外のソフトウェアに対するパッチ

コンポーネント単位で管理する。パッチ番号は、コンポーネントの修正や緊急

の修正が完了した時点で付与する。その番号体系は、品名、型名、バージョン、

リビジョン、コンポーネントカテゴリ識別コード及び一連番号によって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z PATCH aa bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧ ⑨

[使用例]COE(SOA)Ver.1.1.0 PATCH CA 0001

①~⑥ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH」 5桁英字で固定

⑧コンポーネントカテゴリ識別

:以下に示す内容から選択 英字2桁

EC:ESCコア

BP:ビジネスプロセス機能

EA:ESCアダプタ

CA:認証/認可サービス

DC:DII連接サービス

AL:アダプタ(レガシー)

⑨一連番号 :品名、型名、バージョン、リビジョン及びコンポーネントカ

テゴリ識別コード別に付与する一連の番号 数字4桁

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3 パッチパック番号体系

(1) アダプタ(OOA)に対するパッチパック

対象となるアダプタ(OOA)単位で管理し、リリース済みのパッチをまとめ

たものとして、ベースライン単位で提供する。その番号体系は、品名、型名、バ

ージョン、リビジョン及び一連番号によって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z AdapterOOA A.B.C(nnm) PATCH PACK bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩⑪ ⑫ ⑬

[使用例]COE(SOA) Ver.1.0.0 AdapterOOA 2.1.0(040) PATCH PACK 0001

①~⑪ :適用対象となるベースラインに同じ

⑫種別 :「PATCH PACK」 10桁英字で固定

⑬一連番号 :品名、型名、バージョン及びリビジョン別に付与する一連の

番号 数字4桁 [初期値]0001

(2) アダプタ(OOA)以外のソフトウェアに対するパッチパック

各コンポーネント単位で管理し、リリース済みのパッチをまとめたものとして、

ベースライン単位で提供する。その番号体系は、品名、型名、バージョン、リビ

ジョン及び一連番号によって構成する。

COE(SOA)Ver.X.Y.Z PATCH PACK bbbb

① ② ③ ④⑤⑥⑦ ⑧

[使用例]COE(SOA)Ver.1.1.0 PATCH PACK 0001

①~⑥ :適用対象となるベースラインに同じ

⑦種別 :「PATCH PACK」 10桁英字で固定

⑧一連番号 :品名、型名、バージョン及びリビジョン別に付与する一連の

番号 数字4桁 [初期値]0001

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統幕指運第188号(29.10.30)別冊付録第5

COE技術ドキュメント作成要領

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課

文 書 管 理 情 報

文 書 管 理 者:統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 開示 部分開示 不開示

一元的な管理に責

任 を 有 す る 者:

統合幕僚監部指揮通信システム部

指揮通信システム運用課長 作成時 ○

分 類 番 号: L0-L00

区分: 1 2 3 4 5 6

理由:

作 成 年 月 日: 29.9.25 取 得 年 月 日: 保 存 期 間: 10年 保 存 期 間 満 了 日: 40.3.31 本 紙 含 め: 1冊(60枚)

配 布 先:宛先のとおり。 9箇所

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目次

第1章 総則 ............................................................. 1

1 目的 ............................................................... 1

2 概要 ............................................................... 1

3 関連図書 ........................................................... 1

4 用語の定義 ......................................................... 1

第2章 基本方針 ......................................................... 2

1 基本的な考え方 ..................................................... 2

2 記述要領について ................................................... 2

3 各ドキュメントの様式 ............................................... 2

4 秘密保全 ........................................................... 3

第3章 記述要領 ......................................................... 4

第1節 COE〈RT-OOA〉設計図書 ................................. 4

1 基本設計書 ....................................................... 4

2 サービス設計書 ................................................... 7

3 標準コンポーネント設計書 ......................................... 9

4 標準インフラサービス設計書 ..................................... 11

5 データベース設計書 ............................................. 13

6 性能設計書 ..................................................... 14

7 サービスプログラム設計書 ....................................... 15

8 標準コンポーネントプログラム設計書 ............................. 17

9 試験計画書 ..................................................... 19

10 総合試験手順書及びシステム試験手順書 ......................... 23

11 操作手順書 ................................................... 24

第2節 COE〈OOA〉設計図書 ..................................... 25

1 基本設計書 ..................................................... 25

2 標準業務クラス設計書 ........................................... 28

3 標準部品クラス設計書 ........................................... 30

4 標準インフラサービス設計書 ..................................... 32

5 データベース設計書 ............................................. 34

6 性能設計書 ..................................................... 35

7 標準業務クラスプログラム設計書 ................................. 36

8 標準部品クラスプログラム設計書 ................................. 38

9 試験計画書 ..................................................... 40

10 総合試験手順書及びシステム試験手順書 ......................... 44

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11 操作手順書 ................................................... 45

第3節 COE〈SOA〉設計図書 ..................................... 46

1 基本設計書 ..................................................... 46

2 概要設計書 ..................................................... 48

3 詳細設計書 ..................................................... 51

4 試験計画書 ..................................................... 52

5 総合試験手順書及びシステム試験手順書 ........................... 55

6 操作手順書 ..................................................... 56

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第1章 総則

1 目的

本書は、運用課(基盤班)、各機関等並びにCOE、適用システムの開発者等に対

し、主要なCOE技術ドキュメントの作成要領を明示し、COEの効率的な適用及

び維持管理に資することを目的とする。

2 概要

(1) 位置付け

本書は、コンピュータ・システム共通運用基盤細部管理要領(以下「COE細

部管理要領」という。)の付録第5であり、COE細部管理要領の第18条を根拠

として、ソフトウェアに含めて扱う技術ドキュメントが遵守すべき記述要領を規

定する。

(2) 構成

本書は、「総則」、「基本方針」及び「記述要領」の各章により構成する。

3 関連図書

(1) 引用文書

なし

(2) 参考文書

ア COE技術標準

イ COE細部管理要領別紙第5「COE関連規則及び技術ドキュメント」

ウ COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」

エ COE細部管理要領付録第3「COE適合性確認要領」

オ COE細部管理要領付録第4「COEベースライン管理要領」

4 用語の定義

本書で扱う用語の意義は、COE細部管理要領付録第1「COE用語解説」によ

るものとする。

Page 222: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

第2章 基本方針

1 基本的な考え方

本書は、COEの技術ドキュメントの作成要領を統一するため、各フレームワー

ク設計図書(以下「各ドキュメント」という。)の目次体系等の記述要領の骨子を規

定し、各ドキュメントの作成、修正の効率化及びドキュメント利用者の利便性向上

を図るものである。

2 記述要領について

(1) 目次の規定

第3章「記述要領」において、COEの各ドキュメントの「目次項目、記述す

べき内容」を規定する。

(2) 序論の目次の統一

序論は各ドキュメントの冒頭に記述されるものであり、次のとおりとする。

1.1 目的

1.2 概要

(1) 位置付け

(2) 構成

1.3 関連文書

(1) 引用文書

(2) 参考文書

1.4 用語の定義

(3) 細部事項の記述

第3章「記述要領」に示す項目より下位の項目については、各ドキュメントの

特徴や内容を踏まえ、適宜に設定することができる。

(4) 記述要領の対象範囲

COE事業においては、プログラムに付帯する設計図書類を対象とする(CO

E細部管理要領別紙第5「COE関連規則及び技術ドキュメント」参照)。各フレ

ームワークのベースラインの作成やCOE維持管理の契約納品に際し、第3章

「記述要領」を基準とし作成するものとする。

一方、適用システムに係る事業においては、COEを適用する当該調達仕様書

の規定等に基づく個別クラスのプログラム図書の作成上、遵守又は参考とする記

載範囲及び記載事項を指定する(各機関の適用システムにおける個別クラスのプ

ログラム図書の遵守規定は、COE細部管理要領付録第3「COE適合性確認要

領」を参照)。

3 各ドキュメントの様式

(1) ドキュメントの作成様式

ドキュメント作成で使用する用紙サイズ、行数・桁数、文字サイズ、レイアウ

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トなどの作成様式等は原則として、各機関の既定の要領に従うものとする。

(2) 文体に関する留意事項

ア 文体は「である」体を用い、専門的な用語の乱用は避けて日常一般に用いら

れている平易な日本語を用いる。ただし、操作手順書では「です・ます」体を

用いる。

イ 略号は、誤解を招くおそれがある場合を除き、使用できるものとする。

ウ 英文の略号を使用する場合は、英字大文字を使用し、省略前の英文名を初出

時に併記する。

4 秘密保全

(1) 秘密区分

秘密区分が異なるドキュメント部位が存在する場合は、区分ごとにドキュメン

トを分冊するものとする。

(2) 関係規則の遵守

その他ドキュメントの保全に関する処置については、関係規則の定めるところ

による。

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第3章 記述要領

第1節 COE〈RT-OOA〉設計図書

1 基本設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 COEの基本条件

COEシステム構成の基本的動作条件となるハードウェア、ソフトウェ

アへの要求事項の概要について記述する。

2.1 ハードウェア

COEが動作するハードウェア構成及びハードウェアへの基本的な要

求事項の概要について記述する。

2.1.1 ハードウェア構成

COEが動作するハードウェア構成、役割、各サーバ類の組合せ等につ

いて記述する。

2.1.2 ハードウェアへの基本的な要求事項

COEが動作するハードウェア構成ごとに、基本的な動作条件及び器材

性能(CPU、メモリ及びディスク)等を記述する。

2.2 ソフトウェア

COEが動作するソフトウェア構成及びソフトウェアへの基本的な要

求事項の概要について記述する。

2.2.1 ソフトウェア構成

COEが動作するソフトウェア構成及び標準クラスの構成の概要を記

述する。

2.2.2 ソフトウェアへの基本的な要求事項

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COEが動作するソフトウェア構成について、基本的なカーネルやイン

フラサービスの構成諸元、製品名、バージョン、レベル、組合せ条件等を

記述する。

3 COEソフトウェア要求事項

COEソフトウェア要求事項として、標準業務、標準部品、インフラサ

ービスで実現する機能概要(処理名、処理概要)について記述する。

3.1 標準業務

COEで提供する各標準業務の概要について処理(処理名及び処理内容)

を「要求機能一覧」として記述する。

3.1.N (標準業務・レベル1)

業務・レベル1の機能概要と機能構成概要を、図表等を用いて記述する。

3.1.N.M (標準業務・レベル2)

業務・レベル2の機能概要と機能構成概要を、図表等を用いて記述する。

3.2 標準部品

COEで提供する各標準部品の概要、処理(処理名及び処理内容)を「要

求機能一覧」として記述する。要求機能一覧」は、標準部品・レベル3まで

一覧形式で記述する。

3.2.N (標準部品・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

3.2.N.M (標準部品・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。ただし、部品の詳細化がレベ

ル2までの部品は、機能内容を項目単位の表形式で記述する。また、その

機能について視覚的に説明する必要がある場合は図表等を用いて機能概

要を記述する。

3.2.N.M.X (標準部品・レベル3)

標準部品・レベル3の機能内容を項目単位の表形式で記述する。また、

その機能について視覚的に説明する必要がある場合は図表等を用いて機

能概要を記述する。

3.3 インフラサービス

インフラサービスで実現する要求機能について一覧表等を用いて記述

する。

4 性能

標準業務及びマルチキャスト通信に関する性能モデル及び要求性能を

記述する。

4.1 標準業務

標準業務の性能モデル及び要求性能を記述する。

4.1.1 性能モデル

ハードウェア、ソフトウェアから構成されるシステム全体の性能モデル

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を記述する。

4.1.2 要求性能

業務ごとの代表的な処理の要求性能を記述する。

4.2 マルチキャスト通信

マルチキャスト通信の性能モデル及び要求性能を記述する。

4.2.1 性能モデル

ハードウェア、ソフトウェアから構成されるシステム全体の性能モデル

を記述する。

4.2.2 性能目標

マルチキャスト通信の要求性能を記述する。

5 他システム連接(インタフェース)

他システムと連接する場合の通信プロトコル及びコード体系等連接に

必要な要求事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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2 サービス設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準業務仕様

機能の一覧を記述する。

2.N (標準業務・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準業務・レベル2)共通事項

標題(レベル2名称)のみとする。

(1) メニュー構成

標準業務・レベル2単位の「メニュー構成」を記述する。

(2) 特記事項

標準業務レベル2として特記すべき事項を記述する。

2.N.M.X (標準業務・レベル3)機能詳細

標題(レベル3名称)のみとする。

(n) (標準業務・詳細機能)

標準業務・レベル3の詳細機能単位で以下の内容を適宜、図表等を用

いて記述する。

ア 機能概要

共通サービスの機能概要、操作に関する機能説明及び実現機能の概

要を記述する。

イ 入出力データ概要

入出力データ概要として、入出形式及びデータ項目概要を記述する。

ウ 画面遷移図

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画面間の呼出し関係の画面遷移図を記述する。

エ 画面仕様

画面単位の詳細機能について、画面機能の記述及び画面イメージを

記述する。

オ 補足説明

詳細機能として更に補足が必要な場合の補足説明を記述する。

カ シーケンス図

レベル3相当の標準業務クラス間の処理及びメッセージの流れを

記述する。

キ 特記事項

機能として特記すべき事項を記述する。

3 標準業務詳細仕様

共通サービスを実現する標準業務とその詳細機能について一覧で記述

する。

3.N (標準業務クラス・レベル1)

「クラス図」により、関連する部品クラスとの関係を記述する。

3.N.M (標準業務クラス・レベル2)共通事項

標題(レベル2名称)のみとする。

なお、レベル1ではクラス構成が複雑になる場合、サブ標準業務を作成

する場合はここで「クラス図」を記述する。

3.N.M.X (標準業務クラス・レベル3)機能詳細

詳細機能を実現する「詳細機能一覧」により詳細機能に分類し、それぞ

れの処理方式等を記述する。

(n) (標準業務クラス・クラス機能)標準業務

レベル3のクラス機能単位で以下の機能詳細を記述する。

ア シーケンス図

レベル3相当の標準業務間の処理及びメッセージの流れを記述す

る。

イ 特記事項

機能として特記すべき事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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3 標準コンポーネント設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準部品仕様

「標準部品機能一覧」により、各標準部品の詳細機能に分割しそれらを

一覧に記述する。

2.N (標準部品・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準部品・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。機能の詳細化がレベル2まで

の部品は、次項に準じて詳細機能を記述する。

2.N.M.X (標準部品・レベル3)詳細機能

標題(レベル3名称)のみとする。

(n) (標準部品・詳細機能)

標準部品・レベル3の詳細機能別に以下の機能詳細を記述する。

ア 機能概要

標準部品・詳細機能の機能概要として、操作に関する機能説明及び

実現機能の概要を記述する。

イ 補足説明

入出データ概要、画面遷移図、画面仕様、標準部品・詳細機能に対す

る補足を、図表等を用いて記述する。

ウ クラス図

当該標準部品・レベル3との関係を明記する必要のあるクラス群に

ついてのクラス図について図表等を用いて記述する。

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エ シーケンス図

標準部品・レベル3相当の標準部品クラス間の処理及びメッセージ

の流れ)について図表等を用いて記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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4 標準インフラサービス設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準インフラサービス仕様

「標準インフラサービス機能一覧」により、各標準インフラサービスの

詳細機能に分割し、それらを一覧に記述する。

2.N (標準インフラサービス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準インフラサービス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。機能の詳細化がレベル2まで

のインフラサービスは、次項に準じて詳細機能を記述する。

2.N.M.X (標準インフラサービス・レベル3)機能詳細

標題(レベル3名称)のみを基本とする。

(n) (標準インフラサービス・詳細機能)

標準インフラサービス・レベル3(レベル2)の詳細機能ごとに以下

の機能詳細を記述する。

ア 機能概要

標準インフラサービス・詳細機能の機能概要として、操作に関する

説明及び実現機能の概要を記述する。

イ 補足説明

入出データ概要、画面遷移図、画面仕様、標準インフラサービス・

詳細機能に対する補足を、図表等を用いて記述する。

ウ クラス図

当該標準インフラサービス・レベル3との関係を明記する必要のあ

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12

るクラス群についてのクラス図について図表等を用いて記述する。

エ シーケンス図

標準インフラサービス・レベル3相当の標準インフラサービス間の

処理、メッセージの流れについて図表等を用いて記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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5 データベース設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 外部スキーマ定義

データベース化の対象となるデータについて、データ項目、データ内

容、適用業務、桁数及びデータの型等を一覧形式で記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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6 性能設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 性能設計

2.N (共通サービス・標準コンポーネント等)

標題のみとする。

2.N.1 設計要件

COEで提供する機能のうち性能設計上、重要な要件について記述する。

2.N.2 設計条件

設計目標値の前提となる動作環境の条件を記述する。

2.N.3 設計規定

性能要件に対応する設計規定を記述する。

2.N.4 設計内容

設計規定を達成するために実施する性能設計内容を記述する。

付録 性能見積資料

前提となる動作環境条件の細部ケーススタディについて記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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7 サービスプログラム設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 サービスプログラム設計

2.N (標準業務クラス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準業務クラス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみとする。

2.N.M.X (標準業務クラス・レベル3)

標準業務クラス・レベル3ごとに以下の項目を記述する。なお、業務ク

ラスの特性に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) ファイル一覧

クラス定義ファイルとメンバー関数実装ファイルの概要及びファイ

ルサイズ等を一覧形式で記述する。

(2) クラス一覧

実装クラス名単位で概要、定義ファイル名等を一覧形式で記述する。

(3) クラス参照一覧

実装クラス名単位で参照しているクラス定義ファイル、メンバー関数

定義ファイルを一覧形式で記述する。

(4) クラス階層図

基底クラスと派生クラスの関係を示す詳細なクラス順階層図を記述

する。

(5) クラス詳細仕様

クラスの詳細な処理内容について記述する。

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2.N.M.X.Y (クラス名)

実装クラス名単位で、以下の項目を記述する。なお、実装クラスの特性

に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) クラス説明

概要、機能説明、階層ツリー図及びメンバー一覧等クラスの説明情報

を記述する。

(2) クラス関連図

関連するクラス間の呼出し関係について、図表等を用いて記述する。

(3) メンバー関数説明

メンバー関数の概要、復帰情報、パラメータ説明、機能説明等を記述

する。

付録 内部スキーマ定義

データベース仕様(ER図及びエンティティ定義)を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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8 標準コンポーネントプログラム設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準コンポーネントプログラム設計

2.N (標準部品クラス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準部品クラス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみとする。

2.N.M.X (標準部品クラス・レベル3)

標準部品クラス・レベル3ごとに以下の項目を記述する。なお、部品ク

ラスの特性に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) ファイル一覧

クラス定義ファイルとメンバー関数実装ファイルの概要及びファイ

ルサイズ等を一覧形式で記述する。

(2) クラス一覧

実装クラス名単位で概要及び定義ファイル名等を一覧形式で記述す

る。

(3) クラス参照一覧

実装クラス名単位で参照しているクラス定義ファイル及びメンバー

関数定義ファイルを一覧形式で記述する。

(4) クラス階層図

基底クラスと派生クラスの関係を示す詳細なクラス順階層図を記述

する。

(5) クラス詳細仕様

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クラスの詳細な処理内容について記述する。

2.N.M.X.Y (クラス名)

実装クラス名単位で、以下の項目を記述する。なお、実装クラスの特性

に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) クラス説明

概要、機能説明、階層ツリー図、メンバー一覧等クラスの説明情報を

記述する。

(2) クラス関連図

関連するクラス間の呼出し関係について、図表等を用いて記述する。

(3) メンバー関数説明

メンバー関数の概要、復帰情報、パラメータ説明、機能説明等を記述

する。

付録 内部スキーマ定義

データベース仕様(ER図及びエンティティ定義)を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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9 試験計画書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する(システム試験

の範囲及びシステム試験の位置付け等)。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験計画

システム試験を行うための計画について、その対象、試験範囲、システ

ム試験の位置付け及び作成する資料の構成等の試験計画の各事項につい

て記述する。

2.1 試験方針と重視施策

(1) 試験方針

試験方針について記述する。

(2) 重視施策

試験を実施する上で、重視して実施する施策について記述する。

2.2 試験対象

試験の対象となるソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品クラス)

を記述する。

2.3 試験体系の選定

上記2.1項「試験方針と重視施策」において明確にした施策事項によ

り、契約で要求される試験(システム試験、総合試験等)と対応付けた試

験体系を記述する。

2.4 試験体系

本試験で実施する試験の全体体系(機能試験、性能試験、適合性確認試

験等)を記述する。

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2.4.1 機能試験

作成した標準業務クラス及び標準部品クラスが仕様どおりに作成され

ていることを確認するための試験要領を記述する。

2.4.2 性能試験

作成した標準業務クラス及び標準部品クラスが、予め設定した目標性能

値を満たしていることを確認するための試験要領を記述する。

2.4.3 適合性確認試験

作成した標準業務クラス及び標準部品クラスが規約類等ドキュメント

に示す規約・基準に合致していることを確認するための試験要領を記述す

る。

2.5 試験環境

本試験において使用するハードウェア環境及びソフトウェア環境を記

述する。

2.5.1 ハードウェア

本試験において使用するハードウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.5.2 ソフトウェア

本試験において使用するソフトウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.6 実施要領

実施する機能試験、性能試験、適合性確認試験等について、その実施要

領及び評価基準を記述する。

2.6.1 機能試験

機能試験に関する実施要領について記述する。

(1) 試験項目設定の考え方

試験項目は、出力図表等の操作ごとにテストケースを作成し記述する。

テストケースの作成に当たっては、対象となる標準業務クラス及び標準

部品クラスを漏れなく含むように留意する。

(2) 機能確認

前項で作成した全テストケースの正常動作を確認する要領(試験回数

等)及び評価基準(結果を妥当と判定する基準)を記述する。また、特

に重視する共通確認項目についても記述する。

(3) 連続動作確認

連続して動作を行う試験の対象、実施要領、評価基準(結果を妥当と

判定する基準)等について記述する。

2.6.2 性能試験

所望の性能試験の対象、測定要領、評価基準(結果を妥当と判定する基

準)等について記述する。

2.6.3 適合性確認試験

プログラム開発規約(コーディング規約、ネーミング規約及びHMI規

Page 241: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

21

約)及び操作手順書との適合性確認に関する実施要領を記述する。

2.6.3.1 規約類との適合確認

標準クラスがコーディング規約及びネーミング規約に準拠しているこ

と、並びに画面を保有するソフトウェアがHMI規約に準拠していること

を確認する要領について記述する。

2.6.3.2 操作手順書との適合確認

対象ソフトウェアと操作手順書との適合性を確認する要領を記述する。

2.7 試験体制等

システム試験体制等を記述する。

2.7.1 試験体制及び各グループの役割

全般の体制、各グループの役割について、図表等を用いて記述する。

2.7.2 管理実施要領

試験管理作業の作業項目や管理要領等を、試験の進め方及び重視する事

項とともに、図表等を用いて記述する。

2.7.3 管理作業の流れ

システム試験の各管理作業の流れ、他作業との連携要領等を、図表等を

用いて記述する。

2.8 試験スケジュール

本試験におけるスケジュールを、図表等を用いて記述する。

3 指標値取得

3.1 指標値取得の項目

指標値取得の流れ、測定すべき指標値及び測定要領について記述する。

3.2 バリデーション測定

3.2.1 負荷

処理を同時に実施することで、システムに負荷をかけた状態を作為し、

処理の遅延度合と、各装置の資源(メモリ、CPU等)の消費量を確認し、

性能指標値を測定する試験要領を記述する。

3.2.2 マシンスペック

異なるマシンスペックでの性能測定を行い、それぞれの処理時間を測定

し、性能指標値を取得することで試験や測定の精度を向上させる要領につ

いて記述する。

3.2.3 物理サーバ構成

異なる物理サーバ構成での性能測定を行い、それぞれの処理時間及び資

源(メモリ、CPU等)の消費量を測定し、全体の性能指標値を取得する

要領について記述する。

3.2.4 バリデーション測定のまとめ

試験全体のバリデーション測定についてまとめを記述する。

4 支援依頼事項

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22

機能試験及び動作確認における監督官等の立会い、試験手順(テストケ

ース)の確認、施設の立ち入り等、試験の実施にあたり官に対して依頼す

る事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

Page 243: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

23

10 総合試験手順書及びシステム試験手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験項目

本試験で対象となる試験項目について、「試験対象、試験番号との対応及

び資料の構成」をまとめて、試験全体の体系を記述する。

2.1 試験対象

試験対象のソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品クラス)に関し、

テストケースを作成し機能試験を実施する要領を記述する。なお、標準業務

クラスの試験で機能が確認できない標準部品クラスについては、確認用ツー

ルを使用し試験を実施する旨を記述する。

2.2 機能と試験番号の対応

本試験の試験対象となるソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品クラ

ス)の持つ機能と、実施する試験番号(ユースケース番号)を対応付け、一

覧表等で記述する(確認用ツールを使用した試験等を含む。)。

2.3 試験項目一覧及びテストケース

試験番号(ユースケース番号)単位に、「試験項目一覧(業務機能確認項

目一覧)」を作成し、表等で試験項目一覧の試験項目ごとにテストケースを

記述する。

2.3.1 試験項目一覧(業務機能項目一覧)

本試験で実施する試験項目を一覧として記述する。

2.3.2 テストケース

本試験で対象となる試験手順及び評価基準を、テストケースごとに記述す

る。

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24

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

11 操作手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 共通操作手順

COEが提供する共通サービスの基本的な操作手順について記述する。

2.1 ヘルプの操作概要

ヘルプなどの共通的な基本操作の要領について記述する。

2.2 統合ビューアの操作手順

統合ビューアのHMI、操作手順、利用方法について記述する。

3 共通サービスの操作要領

3.N (XX標準業務クラス・レベル1)

レベル1のユースケースを設定し、共通サービスの機能概要及び基本的

な操作手順を記述する。

3.N.1 XXの機能概要

標準業務クラスの機能概要を記述する。

3.N.2 XXの基本操作手順

標準業務クラスの基本的な操作用要領、手順を記述する。

4 共通サービスの画面説明

共通サービスについて、画面項目の構成要素ごとに、操作要領を記述す

る。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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25

第2節 COE〈OOA〉設計図書

1 基本設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 COEの基本条件

COEシステム構成の基本的動作条件となるハードウェア、ソフトウェ

アへの要求事項の概要について記述する。

2.1 ハードウェア

COEが動作するハードウェア構成及びハードウェアへの基本的な要

求事項の概要について記述する。

2.1.1 ハードウェアの構成

COEの基本的なハードウェア構成、役割、各サーバ類の組合せ等につ

いて記述する。

2.1.2 ハードウェアへの基本的な要求事項

COEが動作するハードウェア構成ごとに、基本的な動作条件、器材性

能(CPU、メモリ及びディスク)等を記述する。

2.2 ソフトウェア

COEが動作するソフトウェア構成及びソフトウェアへの基本的な要

求事項の概要について記述する。

2.2.1 ソフトウェアの構成

COEが動作するソフトウェア構成について、カーネル、インフラサー

ビス及び標準クラスの構成を記述する。

2.2.2 ソフトウェアへの基本的な要求事項

COEが動作するソフトウェア構成について、基本的なカーネルやイン

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26

フラサービスの構成諸元、製品名、バージョン、レベル、組合せ条件等を

記述する。

3 COEソフトウェア要求事項

COEソフトウェア要求事項として、標準業務、標準部品及びインフラ

サービスで実現する機能概要(処理名、処理概要)について記述する。

3.1 標準業務

COEで提供する各標準業務の概要について処理(処理名及び処理内容)

を「要求機能一覧」として記述する。

3.1.N (標準業務・レベル1)

標準業務・レベル1の機能概要と機能構成概要を、図表等を用いて記

述する。

3.1.N.M (標準業務・レベル2)

標準業務・レベル2の機能概要と機能構成概要を、図表等を用いて記

述する。

3.2 標準部品

COEで提供する各標準部品の概要、処理(処理名及び処理内容)を「要

求機能一覧」として記述する。「要求機能一覧」は、標準部品・レベル3ま

で一覧形式で記述する。

3.2.N (標準部品・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

3.2.N.M (標準部品・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。ただし、部品の詳細化がレベ

ル2までの部品は、機能内容を項目単位の表形式で記述する。また、その

機能について視覚的に説明する必要がある場合は図表等を用いて機能概

要を記述する。

3.2.N.M.X (標準部品・レベル3)

標準部品・レベル3の機能内容を項目単位の表形式で記述する。また、

その機能について視覚的に説明する必要がある場合は図表等を用いて機

能概要を記述する。

ただし、製造工程で順次内容が追加となる場合があり、全体との整合を

図って記述する。

3.3 インフラサービス

インフラサービスで実現する機能について、一覧表等を用いて記述する。

4 性能

標準業務、標準部品及びマルチキャスト通信に関する性能モデル及び要

求性能を記述する。

4.1 標準業務

標準業務の性能モデル及び要求性能を記述する。

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27

4.1.1 性能モデル

ハードウェア、ソフトウェアから構成されるシステム全体の性能モデル

を記述する。

4.1.2 要求性能

業務ごとの代表的な処理の要求性能を記述する。

4.2 マルチキャスト通信

マルチキャスト通信の性能モデル及び要求性能を記述する。

4.2.1 性能モデル

ハードウェア、ソフトウェアから構成されるシステム全体の性能モデル

を記述する。

4.2.2 要求性能

マルチキャスト通信の要求性能を記述する。

5 他システム連接(インタフェース)

他システムと連接する場合の通信プロトコル及びコード体系等、連接に

必要な要求事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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28

2 標準業務クラス設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準業務仕様

「標準業務機能一覧」により、各標準業務の詳細機能に分割し、それらを

一覧に記述する。

2.N (標準業務・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準業務・レベル2)共通事項

標題(レベル2名称)のみとする。

(1) メニュー構成

標準業務・レベル2単位の「メニュー構成」を記述する。

(2) 特記事項

標準業務レベル2として特記すべき事項を記述する。

2.N.M.X (標準業務・レベル3)機能詳細

標題(レベル3名称)のみとする。

(n) (標準業務・詳細機能)

標準業務・レベル3の詳細機能単位で以下の内容を適宜、図表等を用い

て記述する。

ア 機能概要

標準業務・詳細機能の機能概要、操作に関する機能説明及び実現機能

の概要を記述する。

イ 入出力データ概要

標準業務・詳細機能の入出力データ概要として、入出力形式及びデー

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29

タ項目概要を記述する。

ウ 画面遷移図

標準業務・詳細機能の画面間の呼出し関係の画面遷移図を記述する。

エ 画面仕様

標準業務・詳細機能の画面ごとの詳細について、画面機能の記述及び

画面イメージを記述する。

オ 補足説明

標準業務・詳細機能の詳細として更に補足が必要な場合の補足説明を

記述する。

カ シーケンス図

標準業務・レベル3相当の標準業務クラス間の処理及びメッセージの

流れを記述する。

キ 特記事項

標準業務クラス機能として特記すべき事項を記述する。

3 標準業務詳細仕様

「標準業務関連クラス一覧」により、各標準業務を実現する業務クラスと

その詳細機能について一覧で記述する。

3.N (標準業務クラス・レベル1)

「クラス図」により、標準業務クラスを中心とした関連する部品クラスと

の関係を記述する。

3.N.M (標準業務クラス・レベル2)共通事項

標題(レベル2名称)のみとする。なお、レベル1ではクラス構成が複雑

になる場合、サブ業務クラスを作成する場合はここで「クラス図」を記述す

る。

3.N.M.X (標準業務クラス・レベル3)機能詳細

各標準業務を実現する業務クラスを「詳細機能一覧」により詳細機能に分

類し、それぞれの処理方式等を記述する。

(n) (標準業務クラス・クラス機能) 標準業務

レベル3のクラス機能単位で以下の機能詳細を記述する。

ア シーケンス図

標準業務・レベル3相当の標準業務クラス間の処理及びメッセージの

流れを記述する。

イ 特記事項

標準業務クラス・クラス機能として特記すべき事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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30

3 標準部品クラス設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準部品仕様

「標準部品機能一覧」により、各標準部品の詳細機能に分割しそれらを

一覧に記述する。

2.N (標準部品・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準部品・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。機能の詳細化がレベル2まで

の部品は、次項に準じて詳細機能を記述する。

2.N.M.X (標準部品・レベル3)詳細機能

標題(レベル3名称)のみとする。

(n) (標準部品・詳細機能)

標準部品・レベル3の詳細機能単位で以下の機能詳細を記述する。

ア 機能概要

標準部品・詳細機能の機能概要として、操作に関する機能説明及び

実現機能の概要を記述する。

イ 補足説明

入出力データ概要、画面遷移図、画面仕様及び標準部品・詳細機能

に対する補足を、図表等を用いて記述する。

ウ クラス図

当該標準部品・レベル3との関係を明記する必要のあるクラス群に

ついてのクラス図を記述する。

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エ シーケンス図

標準部品・レベル3相当の標準部品クラス間の処理及びメッセージ

の流れについて図表等を用いて記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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32

4 標準インフラサービス設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準インフラサービス仕様

「標準インフラサービス機能一覧」により、各標準インフラサービスの

詳細機能に分割しそれらを一覧に記述する。

2.N (標準インフラサービス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準インフラサービス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみを基本とする。機能の詳細化がレベル2まで

のインフラサービスは、次項に準じて詳細機能を記述する。

2.N.M.X (標準インフラサービス・レベル3)機能詳細

標題(レベル3名称)のみを基本とする。

(n) (標準インフラサービス・詳細機能)

標準インフラサービス・レベル3の詳細機能単位で以下の機能詳細を

記述する。

ア 機能概要

標準インフラサービス・詳細機能の機能概要として、操作に関する

機能説明及び実現機能の概要を記述する。

イ 補足説明

入出力データ概要、画面遷移図、画面仕様及び標準インフラサービ

ス・詳細機能に対する補足を、図表等を用いて記述する。

ウ クラス図

当該標準インフラサービス・レベル3との関係を明記する必要のあ

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33

るクラス群についてのクラス図を記述する。

エ シーケンス図

標準インフラサービス・レベル3相当の標準インフラサービス間の

処理、メッセージの流れについて、図表等を用いて記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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5 データベース設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 外部スキーマ定義

データベース化の対象となるデータについて、データ項目、データ内容、

適用業務、桁数及びデータの型等を一覧形式で記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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6 性能設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 性能設計

2.N (標準業務・標準部品等)

標題(標準業務・標準部品等名称)のみとする。

2.N.1 設計要件

COEで提供する機能のうち性能設計上、重要な性能要件について記述

する。

2.N.2 設計条件

設計目標値の前提となる動作環境の条件を記述する。

2.N.3 設計目標値

性能要件に対応する設計目標値を記述する。

2.N.4 設計内容

設計目標値を達成するために実施する性能設計内容を記述する。

付録 性能見積資料

前提となる動作環境条件のケーススタディについて細部を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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36

7 標準業務クラスプログラム設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準業務クラスプログラム設計

2.N (標準業務クラス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準業務クラス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみとする。

2.N.M.X (標準業務クラス・レベル3)

標準業務クラス・レベル3ごとに以下の項目を記述する。なお、業務ク

ラスの特性に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) ファイル一覧

クラス定義ファイルとメンバー関数実装ファイルの概要、ファイルサ

イズ等を一覧形式で記述する。

(2) クラス一覧

実装クラス名単位で概要、定義ファイル名等を一覧形式で記述する。

(3) クラス参照一覧

実装クラス名単位で参照しているクラス定義ファイル及びメンバー

関数定義ファイルを一覧形式で記述する。

(4) クラス階層図

基底クラスと派生クラスの関係を示す詳細なクラス順階層図を記述

する。

(5) クラス詳細仕様

クラスの詳細な処理内容について記述する。

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2.N.M.X.Y (クラス名)

実装クラス名ごとに、以下の項目を記述する。なお、実装クラスの特性

に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) クラス説明

概要、機能説明、階層ツリー図、メンバー一覧等、クラスの説明情報

を記述する。

(2) クラス関連図

関連するクラス間の呼出し関係について、図表等を用いて記述する。

(3) メンバー関数説明

メンバー関数の概要、復帰情報、パラメータ説明、機能説明等を記述

する。

付録 内部スキーマ定義

データベース仕様(ER図及びエンティティ定義)を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

Page 258: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

38

8 標準部品クラスプログラム設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 標準部品クラスプログラム設計

2.N (標準部品クラス・レベル1)

標題(レベル1名称)のみとする。

2.N.M (標準部品クラス・レベル2)

標題(レベル2名称)のみとする。

2.N.M.X (標準部品クラス・レベル3)

標準部品クラス・レベル3ごとに以下の項目を記述する。なお、部品ク

ラスの特性に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) ファイル一覧

クラス定義ファイルとメンバー関数実装ファイルの概要、ファイルサ

イズ等を一覧形式で記述する。

(2) クラス一覧

実装クラス名単位で概要及び定義ファイル名等を一覧形式で記述す

る。

(3) クラス参照一覧

実装クラス名単位で参照しているクラス定義ファイル及びメンバー

関数定義ファイルを一覧形式で記述する。

(4) クラス階層図

基底クラスと派生クラスの関係を示す詳細なクラス順階層図を記述

する。

(5) クラス詳細仕様

Page 259: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

39

クラスの詳細な処理内容について記述する。

2.N.M.X.Y (クラス名)

実装クラス名単位で、以下の項目を記述する。なお、実装クラスの特性

に応じて、適宜、記述項目を追加する。

(1) クラス説明

概要、機能説明、階層ツリー図、メンバー一覧等、クラスの説明情報

を記述する。

(2) クラス関連図

関連するクラス間の呼出し関係を図表等で記述する。

(3) メンバー関数説明

メンバー関数の概要、復帰情報、パラメータ説明、機能説明等を記述

する。

付録 内部スキーマ定義

データベース仕様(ER図及びエンティティ定義)を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

Page 260: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

40

9 試験計画書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する(システム試験

の範囲、システム試験の位置づけ等)。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験計画

システム試験を行うための計画について、その対象、試験範囲、システ

ム試験の位置付け、作成する資料の構成等の試験計画の各事項について記

述する。

2.1 試験方針と重視施策

(1) 試験方針

試験方針について記述する。

(2) 重視施策

試験を実施する上で、重視して実施する施策について記述する。

2.2 試験対象

試験の対象となるソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品クラス)

を記述する。

2.3 試験体系の選定

上記2.1項「試験方針と重視施策」において明確にした施策事項によ

り、契約で要求される試験(システム試験、総合試験等)と対応付けた試

験体系を記述する。

2.4 試験体系

本試験で実施する試験の全体体系(機能試験、性能試験、適合性確認試

験等)を記述する(適合性確認とは、対象が規約・基準に合致しているか

を確認することをいう。)。

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41

2.4.1 機能試験

作成した標準クラス及び標準部品クラスが仕様どおりに作成されて

いることを確認するための試験要領を記述する。

2.4.2 性能試験

作成した標準クラス及び標準部品クラスが、あらかじめ設定した目標

性能値を達成していることを確認するための試験要領を記述する。

2.4.3 適合性確認試験

作成した標準クラス及び標準部品クラスが規約類等ドキュメントに

示す規約・基準に合致していることを確認するための試験要領を記述す

る。

2.5 試験環境の構成

本試験において使用するハードウェア環境及びソフトウェア環境を記

述する。

2.5.1 ハードウェア

本試験において使用するハードウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.5.2 ソフトウェア

本試験において使用するソフトウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.6 実施要領

実施する機能試験、性能試験、適合性確認試験等について、その実施要

領及び評価基準について記述する。

2.6.1 機能試験

機能試験に関する実施要領について記述する。

(1) 試験項目設定の考え方

試験項目は、出力図表等の操作ごとにテストケースを作成し記述する。

テストケースの作成に当たっては、対象となる標準業務クラス及び標準

部品クラスを漏れなく含むように留意する。

(2) 機能確認

前項で作成した全テストケースの正常動作を確認する要領(試験回数

等)及び評価基準(結果を妥当と判定する基準)を記述する。また、特

に重視する共通確認項目についても記述する。

(3) 連続動作確認

連続して動作を行う試験の対象、実施要領、評価基準(結果を妥当と

判定する基準)等について記述する。

2.6.2 性能試験

所望の性能試験の対象、測定要領、評価基準(結果を妥当と判定する基

準)等について記述する。

2.6.3 適合性確認試験

プログラム開発規約(コーディング規約、ネーミング規約及びHMI規

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42

約)及び操作手順書との適合性確認に関する実施要領を記述する。

2.6.3.1 規約類との適合確認

標準クラスがコーディング規約及びネーミング規約に準拠しているこ

と、並びに画面を保有するソフトウェアがHMI規約に準拠していること

を確認する要領について記述する。

2.6.3.2 操作手順書との適合確認

対象ソフトウェアと操作手順書との適合性を確認する要領を記述する。

2.7 試験体制等

システム試験体制等を記述する。

2.7.1 試験体制及び各グループの役割

全般の体制、各グループの役割について、図表等を用いて記述する。

2.7.2 管理実施要領

試験管理作業の作業項目や管理要領等を、試験の進め方及び重視する事

項とともに、図表等を用いて記述する。

2.7.3 管理作業の流れ

システム試験の各管理作業の流れ及び他作業との連携要領等を、図表等

を用いて記述する。

2.8 試験スケジュール

本試験におけるスケジュールを、図表等を用いて記述する。

3 指標値取得

3.1 指標値取得の項目

指標値取得の流れ、測定すべき指標値及び測定要領について記述する。

3.2 バリデーション測定

3.2.1 負荷

処理を同時に実施することで、システムに負荷をかけた状態を作為し、

処理の遅延度合と、各装置の資源(メモリ、CPU等)の消費量を確認し、

性能指標値を測定する試験要領を記述する。

3.2.2 マシンスペック

異なるマシンスペックでの性能測定を行い、それぞれの処理時間を測定

し、性能指標値を取得することで試験や測定の精度を向上させる要領につ

いて記述する。

3.2.3 物理サーバ構成

異なる物理サーバ構成での性能測定を行い、それぞれの処理時間及び資

源(メモリ、CPU等)の消費量を測定し、全体の性能指標値を取得する

要領について記述する。

3.2.4 バリデーション測定のまとめ

試験全体のバリデーション測定についてまとめを記述する。

4 支援依頼事項

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43

機能試験及び動作確認における監督官等の立会い、試験手順(テストケ

ース)の確認、施設の立ち入り等、試験の実施にあたり官に対して依頼す

る事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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10 総合試験手順書及びシステム試験手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験項目

本試験で対象となる試験項目について、「試験対象、試験番号との対応

及び資料の構成」をまとめて、試験全体の体系を記述する。

2.1 試験対象

試験対象のソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品クラス)に関し

テストケースを作成し機能試験を実施する要領を記述する。なお、標準業

務クラスでは機能が確認できないような標準部品クラスについては、確認

用ツールを使用し試験を実施する旨を記述する。

2.2 機能と試験番号の対応

本試験の試験対象となるソフトウェア(標準業務クラス及び標準部品ク

ラス)の持つ機能と、実施する試験番号(ユースケース番号)を対応付け、

一覧表等で記述する(確認用ツールを使用した試験等を含む。)。

2.3 試験項目一覧及びテストケース

試験番号(ユースケース番号)ごとに、試験項目の一覧を作成する。ま

た、試験項目一覧の試験項目ごとにテストケースを記述する。

2.3.1 試験項目一覧

本試験で実施する試験項目を一覧として記述する。この際、業務機能項

目も併せ、「試験項目一覧(業務機能項目一覧)」とする。

2.3.2 テストケース

本試験で対象となる試験項目ごとに、試験手順及び評価基準を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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45

11 操作手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 共通操作手順

COEが提供する標準業務の共通的な操作手順について記述する。

2.1 ヘルプの操作概要

ヘルプの共通的な基本操作要領について記述する。

2.2 統合ビューアの操作手順

統合ビューアのHMI操作手順、利用方法について記述する。

3 標準業務クラスの操作要領

3.N (XX標準業務クラス・レベル1)

標準業務クラス・レベル1のユースケースを設定し、標準業務クラスの

機能概要及び主要な基本操作手順を記述する。

3.N.1 XXの機能概要

標準業務クラスの機能概要を記述する。

3.N.2 XXの基本操作手順

標準業務クラスの基本的な操作用要領、手順を記述する。

4 標準クラスの画面説明

標準クラスについて、画面項目の構成要素ごとに、操作要領を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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46

第3節 COE〈SOA〉設計図書

1 基本設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 基本設計の目的

基本設計の目的を記述する。

(2) 基本設計の対象範囲

基本設計の対象範囲を記述する。

(3) 基本設計の流れ

基本設計の流れを記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置づけを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 システム構成

2.1 ハードウェア

ESCが動作するハードウェアへの基本的な要求事項の概要について

記述する。

2.1.1 ハードウェアの構成

ESCの基本的なハードウェア構成、役割等について記述する。

2.1.2 ハードウェアへの基本的な要求事項

ESCが動作するハードウェア構成・役割ごとに、基本的な動作条件、

器材性能(CPU、メモリ、ディスク)等を記述する。

2.2 ソフトウェア

ESCが動作するソフトウェア構成及びソフトウェアへの基本的な要

求事項について記述する。

2.2.1 ソフトウェアの構成

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47

ESCの基本的なソフトウェア構成、役割等について記述する。

2.2.2 ソフトウェアへの基本的な要求事項

(1) ESCが採用するソフトウェア名、必須バージョン(Ver.X.X以

降等)、機能概要及び動作条件(対応OS等)を記述する。

(2) 各ソフトウェアの相互関係が分かる構成図を記述する。

3 機能

大区分、中区分及び小区分に分類し、機能の概要、細部処理レベルを記

述する。

3.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

3.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

3.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

4 入出力データ仕様

大区分、中区分及び小区分に分類し、機能間の入出力データを記述する。

4.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、機能間の入出力データ

を記述する。

4.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、機能間の入出力データ

を記述する。

4.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、機能間の入出力データ

を記述する。

付録 COEラボ基本設計書

1 COEラボの基本設計を記述する。

2 章構成は、本冊と同様とする。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

Page 268: 統幕指運第188号 - MOD...1 第1章 総則 (目的) 第1条 この要領は、コンピュータ・システム共通運用基盤管理規則(平成18年 統合幕僚監部達第26号。以下「COE管理規則」という。)第15条の規定に基

48

2 概要設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 概要設計の目的

概要設計の目的を記述する。

(2) 概要設計の対象範囲

概要設計の対象範囲を記述する。

(3) 概要設計の流れ

概要設計の流れを記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置付けを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 機能

大区分、中区分及び小区分に分類し、機能の概要、細部処理レベルを記

述する。

2.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

2.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

2.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

2.N.M.X.1 クラス

2.N.M.X.1.1 クラス一覧

クラスの名称と概要を一覧形式で記述する。

2.N.M.X.1.2 クラス図

クラスの相互関係をクラス図として記述する。

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49

2.N.M.X.2 シーケンス

2.N.M.X.2.1 シーケンス一覧

シーケンスの名称と概要を一覧形式で記述する。

2.N.M.X.2.2 シーケンス図

シーケンス図を記述する。

2.N.M.X.3 状態遷移表

状態遷移表を記述する。必要に応じ、状態遷移図を付記する。

3 データ仕様

大区分、中区分及び小区分に分類し、データ仕様を記述する。

3.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、データ仕様を記述する。

3.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、データ仕様を記述する。

3.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、データ仕様を記述する。

3.N.M.X.1 データベース仕様

3.N.M.X.1.1 内部スキーマ仕様

3.N.M.X.1.1.1 内部スキーマ一覧

内部スキーマの一覧と概要を記述する。

3.N.M.X.1.1.2 内部スキーマ詳細

内部スキーマ仕様を記述する。

3.N.M.X.1.2 外部スキーマ仕様

3.N.M.X.1.2.1 外部スキーマ一覧

外部スキーマの一覧と概要を記述する。

3.N.M.X.1.2.2 外部スキーマ詳細

外部スキーマ仕様を記述する。

3.N.M.X.2 ファイル仕様

3.N.M.X.2.1 ファイル一覧

ファイルの一覧と概要を記述する。

3.N.M.X.2.2 ファイル詳細

ファイル仕様を記述する。

4 画面仕様

大区分、中区分及び小区分に分類し、画面仕様を記述する。

4.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、画面仕様を記述する。

4.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、画面仕様を記述する。

4.N.M.X (小区分)

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50

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、画面仕様を記述する。

4.N.M.X.1 画面一覧

画面名と概要を一覧形式で記述する。

4.N.M.X.2 画面詳細

画面の詳細機能を記述する。

4.N.M.X.2.1 画面項目

画面項目の概要を記述する。

4.N.M.X.2.2 画面フロー

画面項目の遷移について記述する。

5 メッセージフォーマット

5.1 メッセージフォーマット構成

リクエスタとプロバイダ間で送受信されるメッセージフォーマットの

構成について記述する。

5.2 メッセージフォーマット詳細

メッセージフォーマットに必要となる項目を一覧形式で記述する。

5.3 メッセージフォーマット使用例

メッセージフォーマットの使用例を記述する。

付録 COEラボ概要設計書

1 COEラボの概要設計を記述する。

2 章構成は、本冊と同様とする。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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51

3 詳細設計書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 詳細設計の目的

詳細設計の目的を記述する。

(2) 詳細設計の対象範囲

詳細設計の対象範囲を記述する。

(3) 詳細設計の流れ

詳細設計の流れを記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置付けを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 機能

大区分、中区分及び小区分に分類し、機能の概要、細部処理レベルを記

述する。

2.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

2.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

2.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。必要により、機能の概要を記述する。

付録 COEラボ詳細設計書

1 COEラボの概要設計を記述する。

2 章構成は、本冊と同様とする。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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52

4 試験計画書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 試験計画書の目的

試験計画書の目的を記述する。

(2) 試験計画書の対象範囲

試験計画書の対象範囲を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置付けを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験計画

2.1 試験方針と重視施策

(1) 試験方針

試験方針について記述する。

(2) 重視施策

試験を実施する上で、重視して実施する施策について記述する。

2.2 試験対象

試験の対象となる機能を記述する。

2.3 試験体系の選定

上記2.1項「試験方針と重視施策」に記述した施策に基づき、本試験

での試験体系を記述する。

2.4 試験体系

試験の全体体系(機能確認、整合性確認等の試験細部区分)を記述する。

2.4.N (試験細部区分)

上記2.1項(試験体系)に記述した各試験細部区分(整合性確認、機

能確認、性能試験、負荷確認)における試験概要を記述する。

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53

2.5 試験環境の構成

試験において使用するハードウェア環境及びソフトウェア環境を記述

する。

2.5.N (試験区分)

試験区分(総合試験、システム試験等)の概要を記述する。

2.5.N.1 ハードウェア

ハードウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.5.N.2 ソフトウェア

ソフトウェア構成を、図表等を用いて記述する。

2.6 試験支援ツール

試験において活用するソフトウェアを記述する。

2.7 実施要領

試験の実施要領及び評価基準について記述する。

2.7.N (試験区分)

試験区分(総合試験、システム試験等)の概要を記述する。

2.7.N.M (試験細部区分)

試験細部区分(整合性確認、機能確認、性能試験、負荷確認)の概要を

記述する。

2.7.N.M.1 試験項目設定の考え方

試験項目を設定する上での考え方を記述する。

2.7.N.M.2 試験項目

考え方に基づき設定する試験項目、実施要領及び評価基準(結果を妥当

と判断する基準)等を記述する。

2.8 試験体制等

システム試験体制等を記述する。

2.8.1 試験体制及び各グループの役割

全般の体制、各グループの役割について、図表等を用いて記述する。

2.8.2 管理実施要領

試験管理作業の作業項目や管理要領等を、試験の進め方及び重視する事

項とともに、図表等を用いて記述する。

2.8.3 管理作業の流れ

システム試験の各管理作業の流れ、他作業との連携要領等を、図表等を

用いて記述する。

2.9 試験スケジュール

本試験におけるスケジュールを、図表等を用いて記述する。

3 支援依頼事項

機能試験及び動作確認における監督官等の立会い、試験手順(テストケ

ース)の確認、施設の立ち入り等、試験の実施にあたり官に対して依頼す

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る事項を記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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5 総合試験手順書及びシステム試験手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 試験手順書の目的

試験手順書の目的を記述する。

(2) 試験手順書の対象範囲

試験手順書の対象範囲を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置付けを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

1.4 用語の定義

本書で使用する用語の定義を記述する。

2 試験実施要領

本試験で対象となる機能、試験手順及び評価基準を記述する。

2.1 試験対象

試験の対象となる機能を記述する。

2.2 試験手順

実施ケースごとに定めた試験の概略手順を記述する。

2.3 評価基準

各機能の要求に対する立証要領を要求対立証表の形式で記述する。また、

各要求に対する試験の網羅性を確認できるよう表形式で記述する。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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6 操作手順書

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

1 序論

1.1 目的

本書の目的を記述する。

(1) 操作手順書の目的

操作手順書の目的を記述する。

(2) 操作手順書の対象範囲

操作手順書の対象範囲を記述する。

1.2 概要

(1) 位置付け

本書とほかの図書との関係及び本書の記述範囲を記述する。また、位

置付けを明確にするため、ドキュメント一覧を挿入する。

(2) 構成

本書の記述内容の概略とこれに基づく構成を記述する。

1.3 関連文書

(1) 引用文書

本書の作成において引用した文書名を記述する。

(2) 参考文書

本書の作成において参考とした文書名を記述する。

2 操作手順

共通的な操作手順について記述する。

2.1 共通操作

ヘルプなどの共通的な基本操作の要領を記述する。

3 各機能の操作要領

大区分、中区分及び小区分に分類し、操作手順等を記述する。

3.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、概要及び基本操作手順

を記述する。

3.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、概要及び基本操作手順

を記述する。

3.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。

3.N.M.X.1 概要

当該機能の機能概要を記述する。

3.N.M.X.2 基本操作

当該機能の操作手順について、サブ機能ごとに記述する。

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4 各機能の画面説明

大区分、中区及び小区分に分類し、画面項目の構成要素ごとの操作要領

を記述する。

4.N (大区分)

標題(大区分名称)のみ記述する。必要により、機能概要、画面体系及

び画面遷移について記述する。

4.N.M (中区分)

標題(中区分名称)のみ記述する。必要により、機能概要、画面体系及

び画面遷移について記述する。

4.N.M.X (小区分)

標題(小区分名称)のみ記述する。

4.N.M.X.1 概要

当該機能の概要を、画面体系に従ってサブ機能レベルまで記述する。

4.N.M.X.2 画面体系と画面遷移

当該機能の画面体系と画面遷移をサブ機能レベルまで記述する。

5 エラー時の対処要領

エラー時のメッセージ、原因及び対処を記述する。

6 用語集

本書で使用する用語の定義を記述する。

付録 COEラボ操作手順書

1 COEラボの操作手順を記述する。

2 章構成は、本冊と同様とする。

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