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Commvault® v11
Nutanix Acropolis 環境における
仮想マシンのバックアップ
構成⼿順 / 動作確認⼿順
September 2016
⽂書管理番号: CVDC160014-R3
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更新履歴 .................................................................................................................................................................... 3
はじめに ....................................................................................................................................................................... 4
本ドキュメントについて.................................................................................................................................................. 4
免責事項................................................................................................................................................................. 4
著作権 .................................................................................................................................................................... 4
製品概要 .................................................................................................................................................................... 5
Nutanix について ....................................................................................................................................................... 5
Lenovo Converged HX シリーズ について ....................................................................................................................... 5
Commvault について .................................................................................................................................................. 5
Commvault による Nutanix Acropolis 環境におけるデータ保護 .......................................................................................... 5
動作検証について ......................................................................................................................................................... 6
検証の⽬的 .............................................................................................................................................................. 6
検証環境概要 .......................................................................................................................................................... 6
検証環境の構成⼿順 .................................................................................................................................................... 7
Nutanix Acropolis 環境の事前準備 ............................................................................................................................. 7
Commvault コンポーネントのシステム要件 ....................................................................................................................... 7
Commvault コンポーネントのインストールと設定 ................................................................................................................ 8
インストーラーの準備 ................................................................................................................................................ 8
CommServe と MediaAgent のインストール ................................................................................................................. 8
Commvault コンポーネント(CommServe, MediaAgent) の初期設定 ............................................................................. 13
Virtual Server Agent のインストール ........................................................................................................................ 19
Virtual Server Agent(VSA)の設定 ......................................................................................................................... 23
バックアップ設定と実⾏ / リストアの実⾏ ............................................................................................................................ 24
バックアップ設定 ....................................................................................................................................................... 24
バックアップの実⾏ .................................................................................................................................................... 26
リストアの実⾏ ......................................................................................................................................................... 27
実⾏結果の確認 ..................................................................................................................................................... 29
テープライブラリの設定と 2 次コピー .................................................................................................................................. 30
テープライブラリの追加⽅法......................................................................................................................................... 30
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はじめに
本ドキュメントについて 本ドキュメントは、Commvault が提供する Virtual Server Agent を使⽤して、Lenovo HX3500 上の Nutanix Acropolis 環境に構成された仮想マシンのバックアップ / リストアを⾏うための⼿順と動作確認⽅法を理解していただくことを⽬的として作成しています。本ドキュメントに記載されていないVirtual Server Agent と Commvault サーバー側コンポーネントに関する詳細情報、互換性情報およびその他の技術情報に関しては、弊社ドキュメントサイトをご確認ください。
また本ドキュメントでは Commvault v11 SP4 で検証を実施しています。最新のバージョンでは提供される GUI と変更される可能性があります。実際に環境を構築する際には、最新の情報を弊社ドキュメントサイトでご確認ください。(ドキュメントサイトの情報が優先されます。)
免責事項 本ドキュメントは情報提供と便宜を⽬的として、現状有姿のままで提供されます。Commvault は事前の通知なしに本ドキュメントの内容を修正、変更する権利を留保します。本ドキュメントにおいて使⽤されている構成は架空のものであり、説明のためだけに使⽤されます。実在するものとは⼀切関係ありません。また、本ドキュメントの内容の正確性や使⽤に関しては、Commvault は何ら保証しません。
著作権 ©2016 すべての著作権は CommVault Systems Japan 株式会社が所有しております。記載された会社名および製品名等は該当する各社の商標または登録商標です。
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製品概要
Nutanix について Nutanix は、成⻑するハイパーコンバージド市場において、No.1 となる 52%のマーケットシェアを持ち(IDC MarketScape: Worldwide
Hyperconverged Systems 2014 Vendor Assessment)、2015 年度版ガートナー社マジック・クアドランドの統合システム分野において、Nutanix
社は市場のリーダーに選出されています。
VMware ESXi、Hyper-V、オープンソース仮想化テクノロジーKVM ベースのハイパーバイザー (Acropolis)を提供する唯⼀のハイパーコンバージドソリューションを提供しています。
Lenovo Converged HX シリーズ について Lenovo Converged HX シリーズは、レノボ製サーバーに Nutanix 社の Acropolis および Prism ソフトウェアを搭載したアプライアンス製品です。HX
シリーズは、中⼩規模のお客様からエンタープライズのお客様までをカバーするラインナップとオールフラッシュ構成や GPU 搭載型などを含む 11 の多様なモデルを揃えます。
各種調査で、その信頼性を評価されているレノボ製サーバーをベースとしたアプライアンスである HX シリーズの導⼊は、お客様の IT コスト削減と、さらなる事業価値の拡⼤を実現するとともに、⽇本全国をカバーする保守サービス拠点網がお客様システムの安定稼働を⽀えます。
http://shopap.lenovo.com/jp/systems/converged-systems/hx_series/
Commvault について Commvault は、バックアップ / リストア、アーカイブ、レプリケーション、検察 / 分析、レポーティングなどの企業がデータ保護と保護データを活⽤するために必要となる機能を⼀つの製品で提供するエンタープライズ データ保護プラットフォームです。 保護対象は物理・仮想を問わず、多くのアプリケーションに対応するエージェントを提供しており、保護対象の環境構成に合わせて必要な機能を選択して導⼊することが可能です。また、Commvault のユーザーに対して、ロールとアクセス権を設定できるので、ユーザーが⾃分⾃⾝のデータのバックアップ / リストアを実⾏・管理することが可能です。
Commvault による Nutanix Acropolis 環境におけるデータ保護 Commvault は、Nutanix Acropolis ハイパーバイザーのクラスタに対してホストされている仮想マシン(VM)のバックアップとリカバリを実⾏することができる唯⼀のデータ保護ソリューションです。仮想マシンに対して、フルバックアップ、増分バックアップ、差分バックアップ、または合成フルバックアップを実⾏することができます。選択されたバックアップタイプに関わらず、最初の仮想マシンのバックアップは通常はフルバックアップで実⾏されます。デフォルトでは、バックアップはアプリケーションコンシステントに取得されます。もし、アプリケーションコンシステントバックアップが実⾏できなかった場合は、クラッシュコンシステントバックアップが代わりに実⾏されます。現時点ではストリーミングバックアップのみがサポートされており、リストアの単位は、仮想マシン全体です。
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動作検証について
検証の⽬的 本ドキュメントでは、次の⼀連の動作を確認します。またこの動作を確認するための検証環境の構成⼿順を合わせて確認しました。
Lenovo HX3500 上でセットアップされた Nutanix Acropolis Hypervisor 環境で稼働する仮想マシンについて、Commvault が提供する
Virtual Server Agent でバックアップシステム⽤のサーバー内のディスクライブラリにバックアップを取得する。
ディスクライブラリに取得したデータをテープライブラリにコピーする。
バックアップデータをリストアする。
検証環境概要 本ドキュメントでは、バックアップ取得対象の Nutanix Acropolis Hypervisor 環境として、Lenovo 社の HX3500 および Lenovo RackSwitch G8124
を利⽤しました。また、2 次バックアップの保存先として TS-2900 を利⽤しました。Commvault 側の CommServe および MediaAgent がインストールされるバックアップサーバーは x3650, Virtual Server Agent は Nutanix 上の仮想マシンに構成しました。構成概要は次の通りです。
Prism による検証環境確認
検証環境概要
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検証環境の構成⼿順
Nutanix Acropolis 環境の事前準備 Nutanix Acropolis 環境側で、下記の項⽬について事前設定と確認を⾏いました。
• Nutanix Acropolis のバージョンが 4.6 もしくは 4.7 である。
• CVM に対して VSA 通信⽤に 2074 ポートをオープンする。
• CVM は Cluster Virtual IP でアクセスできる。
• 各バックアップ対象の仮想マシンに Nutanix Guest Tools をインストールする。
• VSA ⽤の仮想マシンを作成する:Win2012 メモリ 4GB/Disk100GB(Cluster につき少なくとも1つ必要) 事前確認項⽬の詳細は、次の URL をご確認ください。http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/vs_nutanix.htm
Commvault コンポーネントのシステム要件 本検証では、Commvault v11 SP4 を⽤いました。今回はバックアップサーバーに CommServe, MediaAgent をインストールし、Acropolis
Hypervisor 上の仮想マシンに Virtual Server Agent をインストールしました。Commvault 側の各コンポーネントのシステム要件は次の URL で確認できます。
CommServe システム要件
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/commserve.htm
CommServe サイジング指標
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/commcell_sizing/commserve.htm
MediaAgent システム要件 http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/ma.htm
MediaAgent サイジング指標
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/commcell_sizing/ma_standard_m
ode.htm
Virtual Server Agent システム要件
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=system_requirements/vs_nutanix.htm
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Commvault コンポーネントのインストールと設定
インストーラーの準備
本検証では、バックアップサーバー側に CommServe と MediaAgent, Nutanix 上のプロキシ仮想マシンに Virtual Server Agent をインストールします。いずれのコンポーネントも同じインストーラーからインストールすることが可能です。インストーラーの⼊⼿⽅法については、代理店担当者様もしくは弊社問い合わせ窓⼝ http://www.commvault.co.jp/contact/ までお問い合わせください。
CommServeとMediaAgentのインストール バックアップサーバー上でインストール⽤モジュールを起動し、ライセンスアグリメントを確認したら、「I Agree」にチェックして右下の「>」を選択します。
“Choose the Installation Type”画⾯で「Install packages on this computer」 (このコンピューターにパッケージをインストールする。) をチェックし、「>」を選択します。
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“Select Packages” 画⾯で、右のメニューから「Server」を選択します。左側に表⽰されたモジュールから「CommServe」と「MediaAgent」をチェックし、「>」を選択します。
“Destination Path”画⾯でインストールするパスを指定します。通常はデフォルトパスをそのまま設定し、「>」を選択します。
CommServe は管理⽤のデータベースとして、Microsoft SQL Server をインストールします。 “CommServe Database Installation Path”画⾯でSQLServer のインストール先を指定します。通常はデフォルトパスをそのまま指定し、「>」を選択します。
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Commvault は先の⼿順でインストールした管理⽤データベースのダンプファイルを DR 対策⽤として定期的に保存します。“Disaster Recovery Path”
画⾯で、その保存先を指定し、「>」を選択します。
本検証ではバックアップサーバーのローカルディスクを指定しました。(本番運⽤時はネットワークパスを利⽤して、バックアップサーバーのダンプファイルが確実に保存されるように指定することをお勧めします。)
“Installation Summary”画⾯で設定した内容が正しいか確認し、「>」を選択します。
インストーラーが動作上必要なモジュールを⾃動で追加してインストールするので、選択した CommServe と MediaAgent 以外のモジュールも選択されています。不備があった場合は、「<」を選択し、該当箇所の設定画⾯まで戻って正しい値に修正してください。
インストールが開始され“Install Prerequisites”画⾯では Commvault モジュールが動作するために必要なモジュールがインストールされます。その後、“Installation Progress”画⾯で Commvault モジュールがインストールされます。
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モジュールのインストールが完了すると、”Client Computer Information”画⾯が表⽰されます。バックアップサーバーのクライアント名(CommServe の名前。Commvault 側の管理⽤に使⽤されます。)とホスト名(FQDN もしくは IP アドレス)を⼊⼒し、「>」を選択します。
“Firewall Configuration”画⾯で、「Yes, Disable Firewall for ALL profiles」にチェックし、Firewall 設定を無効にし、「>」を選択します。
“Database Install Option”画⾯で、「Create New Database」(新しいデータベースを作成する)をチェックし、「>」を選択します。
データベースをインストールして CommServe を構成するのに、しばらく時間がかかります。
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CommServe の構成が終わると、“Commcell Administrator Account”画⾯が表⽰されます。インストールした Commcell の管理者である「admin」ユーザーのパスワードとメールアドレスを設定して、「>」を選択するとインストールが完了します。
インストール完了後、設定したパスワードでログインできることを確認してください。ログインできたらインストールは正常に終了しています。
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Commvaultコンポーネント(CommServe, MediaAgent) の初期設定
CommServe と MediaAgent のインストールが完了したら、バックアップを実⾏するための初期設定を⾏います。ここではバックアップデータの保存先(ライブラリ)と、保存のためのポリシー(ストレージポリシー)を設定します。 ログインすると、ライセンス確認画⾯が表⽰されます。検証時にはライセンスの認証を⾏う必要はありません。この画⾯を再度表⽰させない場合は、「起動時に表⽰しません」を選択して「閉じる」を選択してこの画⾯をスキップしてください。
CommCell コンソールの右パネルに“はじめに” タブが表⽰されます。初期構成では、このうち「ストレージの構成」と「ポリシーの構成」を⾏います。まず、「ストレージの構成」を選択します。
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“初期セットアップ::ストレージの構成”画⾯が表⽰されます。既に MediaAgent はインストール済みなので、“MediaAgent を設定する”メニューの「MediaAgent の追加」はスキップし、“ストレージデバイスの構成” メニューの「ディスクストレージの追加」を選択します。
“ディスクライブラリの追加”画⾯が表⽰されます。ディスクライブラリの名称とバックアップデータを保存するフォルダを作成し、「OK」ボタンを選択します。
“CommCell ブラウザ”から「ストレージリソース」→「ライブラリ」を選択して、設定した内容でライブラリが構成されていることを確認します。このライブラリに1 次バックアップが保存されます。
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“はじめに” タブに表⽰し、「ポリシーの構成」を選択すると、“初期のセットアップ::構成ポリシー” 画⾯が表⽰されます。“ストレージポリシーの構成”メニューの「ストレージポリシーの追加」を選択します。
“ストレージポリシーの作成ウィザード”が表⽰されます。「ストレージポリシーのタイプ」の「データプロテクションとアーカイブ」をチェックし、「次へ>」を選択します。
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「ストレージポリシー名」を⼊⼒して、「次へ>」を選択します。
「プライマリコピーのライブラリ」に、先に作成したライブラリがリストに表⽰されています。そのライブラリを設定し、「次へ>」を選択します。
MediaAgent を選択します。リストには、MediaAgent をインストールしたバックアップサーバー名が表⽰されています。これを選択し、「次へ>」を選択します。
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ストリームと保存条件はデフォルト値とし、「次へ>」を設定します。ここで、保持期限が設定されます。(ストレージポリシー作成後変更可能です。)
重複排除を有効にするため、「はい」と「クライアント側重複排除の有効」をチェックし、「次へ>」を選択します。
重複排除データベース(以下、DDB とします。) を格納する場所を指定します。名称は⾃動で設定されますが、変更しても問題ありません。「ブラウズ」ボタンを選択し、サーバー上の DDB を格納するディレクトリを設定し、「次へ>」を選択してください。
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選択内容を確認し、「完了」を選択します。
“CommCell ブラウザ”から「ポリシー」→「ストレージポリシー」→「作成したストレージポリシー名」を選択して、ストレージポリシーが作成されていることを確認します。このストレージポリシーによって、重複排除設定、保存先のライブラリ、保持期間が管理されます。
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Virtual Server Agentのインストール
Virtual Server Agent (以下、VSA とします。) を、事前準備で⽤意した Acropolis 上に構成した仮想マシンにインストールします。VSA は Nutanix クラスタに対して少なくとも 1 つ構成する必要があります。
Nutanix 上の仮想マシンでインストール⽤モジュールを起動し、ライセンスアグリメントを確認したら、「I Agree」にチェックして「>」を選択します。
“Choose the Installation type”画⾯で「Install packages on this computer」(このコンピューターにパッケージをインストールする。) をチェックし、「>」を選択します。
“Select Packages” 画⾯で、右のメニューから「Virtualization」を選択します。左側に表⽰された「Virtual Server」をチェックします。あわせて「Microsoft Windows」を選択し、「VSS Provider」と「VSS Hardware Provider」が選択されていることを確認し、「>」を選択します。
“Destination Path”画⾯でインストールするパスを指定します。通常はデフォルトパスをそのまま設定し、「>」を選択します。
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“Installation Summary”画⾯が表⽰されます。選択内容を確認し「>」を選択するとインストールが始まります。
“Firewall Configuration”画⾯が表⽰されます。本検証では Firewall の構成は⾏わないので、なにもチェックをせずに「>」を選択します。
モジュールのインストールが完了すると、”Client Computer Information”画⾯が表⽰されます。VSA をインストールした仮想マシンのクライアント名(Commvault 側の管理⽤に使⽤されます。)とホスト名(FQDN もしくは IP アドレス)を⼊⼒し、「>」を選択します。
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“CommServe Information”画⾯で CommServe のホスト名(FQDN もしくは IP アドレス)を⼊⼒し、「>」を選択します。
“Client Certification”画⾯が表⽰されますが、この画⾯ではなにも⼊⼒せずに、「>」を選択します。
“Additional Configuration”画⾯が表⽰されるので、「Storage Policy」のリストに先に作成したストレージポリシーが表⽰されていることを確認します。(Commvault 側の初期設定を実⾏する前にインストールを実⾏した場合、リストは空で表⽰されます。)
「>」を選択すると、VSA の構成が始まります。
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インストールと構成が終了したら、「Finish」を選択しインストーラーを終了させてください。
Windows のスタート画⾯で Process Manager がインストールされていることを確認してください。Process Manager が起動し、インストール時の情報が設定され、プロセスが正常に起動していることを確認してください。
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Virtual Server Agent(VSA)の設定
CommCell コンソールにログインし、「CommCell ブラウザ」→「クライアントコンピュータ」→「Virtual Server」→「Nutanix Acropolis」を選択すると、“Nutanix のクライアントを作成する”画⾯が表⽰されます。下記の項⽬をそれぞれ⼊⼒し。「OK」を選択します。
クライアント名:任意のクライアント名(CommCell 内で管理される名前)
Nutanix CVM:クラスタを管理する CVM の FQDN もしくは IP アドレス
ユーザー名 / パスワード:プリズム管理者のユーザーID とパスワード
プロキシ : 「追加」を選択し、VSA をインストールしたクライアントを追加します。
設定が完了後、CommCell ブラウザにクライアントが追加されていれば設定は完了です。
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バックアップ設定と実⾏ / リストアの実⾏
バックアップ設定 Commvault では、クライアントの配下にサブクライアントを設定することで、バックアップ対象と保存先を定義します。バックアップ設定では、VSA のインストール後設定したクライアントからサブクライアントを定義し、ストレージポリシーとひもづけることでバックアップを定義します。 何を? → サブクライアントのコンテント(バックアップ対象を定義)
どこに? → ストレージリソースのライブラリ (物理的な保存先の定義)
どのように? → ストレージポリシー(保存期間 / 保存先 の定義) CommCell コンソールから「CommCell ブラウザ」→「クライアントコンピュータ」→「Nutanix クライアント名」→「Virtual Server」→「Nutanix」とドリルダウンします。「defaultBackupSet」を右クリックし、「すべてのタスク」→「新しいサブクライアント」を選択します。 “サブクライアント プロパティ”画⾯が表⽰されます。「全般」タブで「サブクライアント名」を⼊⼒します。必要に応じて「説明」フィールドにサブクライアントの説明を⼊⼒します。
次に、「コンテント」タブを表⽰します。ここでバックアップ対象の仮想マシンを指定します。「ブラウズ」を選択し、仮想マシンのリストからバックアップ対象のマシンをチェックし「OK」を選択すると、「サブクライアントのコンテント:」フィールドに選択した仮想マシンが表⽰されます。
(参考) 「追加」ボタンを選択すると、事前に定義したルールに基づいて、バックアップ対象の仮想マシンを動的に抽出するように設定することができます。詳細は次の URL をご確認ください。 http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=products/vs_nutanix/t_vnu_config_subclient_content.htm
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次に「ストレージデバイス」タブを選択します。「データストレージポリシー」タブの「ストレージポリシー」リストに Commvault コンポーネントの初期設定で作成したストレージポリシーが表⽰されていることを確認し、「OK」を選択します。
ストレージポリシーが表⽰されない場合、別なストレージポリシーを利⽤したい場合は、「ストレージポリシーの作成」を選択してストレージポリシーを作成してから、「OK」を選択します。
「OK」を選択すると、“バックアップ スケジュール”画⾯が表⽰されます。「スケジュールしない」をチェックし、「OK」を選択します。
CommCell コンソールで、作成したサブクライアントが表⽰されていることを確認します。
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バックアップの実⾏ Commvault では、フルバックアップ、増分バックアップ、差分バックアップ、合成フルバックアップを実⾏することができ、それぞれジョブの開始は即時実⾏とスケジュール実⾏を選択することができます。
仮想マシンに Nutanix Guest tools がインストールされている場合、アプリケーションコンシステントバックアップが取得可能です。仮想マシンに Nutanix
Guest tools がインストールされていない場合は、クラッシュコンシステントバックアップになります。 CommCell コンソールから「CommCell ブラウザ」→「クライアントコンピュータ」→「Nutanix クライアント名」→「Virtual Server」→「Nutanix」→「defaultBackupSet」とドリルダウンし、作成したサブクライアントを右クリックし、「すべてのタスク」→「バックアップ」を選択します。 “サブクライアントのバックアップ オプション:サブクライアント名”画⾯が表⽰されます。「バックアップタイプ」の「フル」と「ジョブの開始」の「即時」をチェックし、「OK」を選択します。
“ジョブコントローラ“で、バックアップジョブが開始されたことを確認してください。バックアップが完了すると、「ステータス」が「完了」になります。
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リストアの実⾏ 取得したバックアップからデータがリストアできることを確認します。 CommCell コンソールで「CommCell ブラウザ」→「クライアント名」→「Virtual Server」→「Nutanix」→「defaultBackupSet」→「サブクライアント名」を右クリックし、「ブラウズとリストア」を選択します。 選択すると、“ブラウズとリストア オプション”画⾯が表⽰されます。「仮想マシン全体」がチェックされていることを確認して、「内容の表⽰」を選択します。
CommCell コンソールの右パネルにバックアップデータの内容が表⽰されます。バックアップする仮想マシンをチェックし、「選択対象をすべてリカバリ」を選択します。
“選択された全項⽬のリストア オプション”画⾯が表⽰されます。バックアップ取得元にそのままリストアする場合は、「インプレース リストア」がチェックされていることを確認して、「OK」を選択します。
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実⾏結果の確認 バックアップやリストアの処理状況は、“ジョブコントローラ”で処理の実⾏中は確認することができます。実⾏終了後は、ジョブ履歴やレポートから結果を確認することができます。 レポートの作成⽅法 ジョブサマリレポート
CommCell コンソールの上部リボンから「レポート」タブを選択する。
「サマリ」をクリックする。
“レポート選択”画⾯が表⽰されるので、左メニュー内で「ジョブサマリ」が選択されていることを確認する。
「実⾏」ボタンを選択する。
バックアップ結果
リストア結果
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テープライブラリの設定と 2 次コピー 本検証では、1 次バックアップとしてバックアップ⽤サーバー内のディスクライブラリに保存したバックアップデータを、テープライブラリに 2 次コピーを作成しました。
テープライブラリの追加⽅法 1. CommCell ブラウザの「ストレージリソース」→「ライブラリ」を右クリックし、「追加」→「テープライブラリ」を選択する。
2. “テープライブラリ”画⾯が表⽰されるので、MediaAgent リストから MediaAgent(バックアップ⽤サーバー)を選択します。
3. 「ハードウェアの検出」をクリックすると、⾃動的に接続されたテープライブラリが抽出されます。
4. 抽出されたテープライブラリを選択して、右クリックし「構成」を選択します。
5. 構成が成功するとメッセージが表⽰されます。「OK」を選択して終了します。
6. CommCell ブラウザの「ストレージリソース」→「ライブラリ」を表⽰し、追加したテープライブラリが表⽰されていることを確認します。
テープライブラリの確認
テープメディアの確認
2 次コピーの設定⽅法の詳細は以下の URL をご参照ください。 http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=features/auxiliary_copy/c_auxiliary_copy_overview.htm