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発行人 : 山下 一  発行所 : 日本貸金業協会 〒108-0074 東京都港区高輪三丁目19番15号 二葉高輪ビル3F 8.1 102 P02 P03~04 P04 P05 P05 P06 P07~08 P10~12 P13 P13 CONTENTS 全国10箇所で業務研修会と地区協議会全体会議を開催 貸金業相談・紛争解決センター ~貸金業務に従事されている皆さまへ~ カウンセリング的手法を用いた顧客対応について(その1) 業務企画部 ~お客さまと信頼関係を築き適切な支援を行うために~ 協会本部でカウンセリング的手法を用いた実務研修【初級編】を開催します 監査部 「監査ガイドライン」の活用について 【連載】 第1回 監査ガイドラインの全体構成 実地監査における「指摘事例」について 【連載】 第1回 貸金業法第17条関係(契約締結時の書面の交付) 監査部ニュース 監査ガイドラインの改定について 会員業務部 第六回 ~参照情報の表示「委任」「罰則」~ 法令・判例等検索システムの活用について ~貸金業務に関する質問と回答~ コンプラレポート 資格試験センター マイページ掲載情報の拡充と更新について 貸金業相談・紛争解決センター 相談受付状況・苦情処理状況・紛争受理状況 業務企画部 都道府県(支部)別協会員数 P09 アンケートにご協力ください 皆さまのご意見やご要望を伺い、JFSAニュースの充実に向けいかして参ります。 アンケ トはこちら

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■発行人 : 山下 一  ■発行所 : 日本貸金業協会 〒108-0074 東京都港区高輪三丁目19番15号 二葉高輪ビル3F

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CONTENTS全国10箇所で業務研修会と地区協議会全体会議を開催

貸金業相談・紛争解決センター~貸金業務に従事されている皆さまへ~カウンセリング的手法を用いた顧客対応について(その1)

業務企画部~お客さまと信頼関係を築き適切な支援を行うために~協会本部でカウンセリング的手法を用いた実務研修【初級編】を開催します

監査部 「監査ガイドライン」の活用について 【連載】第1回 監査ガイドラインの全体構成

実地監査における「指摘事例」について 【連載】第1回 貸金業法第17条関係(契約締結時の書面の交付)

監査部ニュース監査ガイドラインの改定について

会員業務部第六回 ~参照情報の表示「委任」「罰則」~法令・判例等検索システムの活用について

~貸金業務に関する質問と回答~コンプラレポート

資格試験センターマイページ掲載情報の拡充と更新について

貸金業相談・紛争解決センター相談受付状況・苦情処理状況・紛争受理状況

業務企画部都道府県(支部)別協会員数

P09

アンケートにご協力ください皆さまのご意見やご要望を伺い、JFSAニュースの充実に向けいかして参ります。

アンケートはこちら

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  02

 当協会では7月7日から約一か月間、北海道から沖縄の全国10箇所で地区協議会全体会議と業務研修会を開催。業務研修会では「実地監査における指摘事例と好事例について」、「カウンセリング的手法を用いた顧客対応について」をテーマに当協会監査部と貸金業相談・紛争解決センターの役席者が講演。各地区の協会員と協会役員との意見交換の場である地区協議会全体会議では、協会から協会運営状況について協会員に報告がなされた。 関東では、7月8日に砂防会館別館(東京都千代田区)で開催。約340社から470名が出席した。第Ⅰ部の業務研修会では山下会長の開講挨拶に続き、財務省関東財務局金融監督第5課長のご挨拶の後、講演が行われた。「実地監査における指摘事例と好事例について」では、監査における指摘事例のほか、業務運用や管理態勢における良い事例、協会ホームページで公表されている「監査ガイドライン」の活用例、今後の書類監査の実施頻度等の説明があり、「カウンセリング的手法を用いた顧客対応について」では、顧客対応においてカウンセリング的手法を用いる必要性、導入にあたっての基本的スキル、期待できる効果、実務的な留意点等について説明がなされ、業務への積極的な導入が提案された。第Ⅱ部の関東地区協議会全体会議では、同地区協議会会長である青山照久氏(株式会社セゾンファンデックス代表取締役社長)の挨拶に続き、当協会事務局長から第9回定時総会の結果など協会運営状況について報告がなされ、意見交換では山下会長から業界と協会における課題への対応について説明がなされた。

平成28年度次第

pick up

業務研修会(1)ご挨拶(財務局)(2)講演 「実地監査における指摘事例と好事例について」(3)講演 「カウンセリング的手法を用いた顧客対応について」

全体会議(1)協会長挨拶(2)地区協議会会長挨拶(3)協会運営状況報告(第9回定時総会報告他)(4)意見交換

全国10箇所で業務研修会と地区協議会全体会議を開催

※写真はいずれも関東地区協議会より。

地区協議会全体会議 業務研修会カウンセリング的手法を用いた顧客対応について

業務研修会実地監査における指摘事例と好事例について

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  03

貸金業相談・紛争解決センター カウンセリング的手法を用いた顧客対応について(その1)

~貸金業務に従事されている皆さまへ~

 当協会では、本年7月に全国10地区で開催した業務研修会において、協会員の皆さまに、資金需要者のみならず、社会からも信頼される業界を目指すことを目的として、お客さまの状況を適確に把握して多重債務の未然防止や債務問題の解決に向けた支援を積極的に行うことを提案いたしました。 業務研修会では時間の関係から説明しきれなかった内容もありましたので、あらためて本紙でシリーズにてご説明いたします。業務の参考としていただければ幸いです。 なお、初回は、相談窓口の態勢整備について、次回は具体的な対応事例を交えてご説明する予定です。

 「カウンセリング」という言葉は、様々な分野で広く使われています。多重債務関連相談においても法律の専門家が行う債務整理等を「カウンセリング」と呼ぶことがありますが、ここでは、本来の意味である心理的な援助を基軸とした相談を通じて本人自身による問題解決を支援することを「カウンセリング」としています。 なお、協会員の皆さまにご提案するのは、心理の専門家として対応するということではなく、「お客さまに対し、カウンセリングの基本技法や態度・姿勢をもって接し、お客さまの話をしっかり丁寧に聴くことによって、お客さまの不安を軽減させ、話しやすい関係を作っていく」というものです。

(1) カウンセリングとは

・話しやすい雰囲気を作る お金に関する話はしにくいものです。お客さまが担当者の声かけに応じて事情等を話そうとする場合、 少しでも話しやすくなるような聴き方を意識します。

・申出内容をじっくり聴く お客さまの話は必ずしも整理されているとは限りません。たとえ内容がわかりにくくとも、お客さまの 訴える本筋を理解しようとする姿勢が大切です。お客さまの話の腰を折ったり遮ったりしないようにします。

・同じ目線で聴く お客さまの生活スタイルや考え方などは様々で相談内容も多岐に渡ります。先入観を持たずにまずは 相手の立場に立って聴きます。特に、上から目線ではなく、お客さまの心情に配慮した聴き方を心がけます。

(2) 相談窓口で心がけること

お客さまの話を聴く場合

・敬語を適切に使う 敬語は相手を敬う気持ちを表すものであり、適切に使うことはビジネスマンとしての基本です。状況に 応じて尊敬語、謙譲語、丁寧語を正しく使うことで、お客さまにとっては担当者への信頼感が高まること になります。

・専門用語はなるべく使わない お客さまの金融に関する知識に配慮して、お客さまに応じて分かりやすい言葉を使うことも大切です。 どうしても専門用語を使わなければならない場合は、丁寧に解説して分かっていただけたか確認します。

・クッション言葉を使う クッション言葉とは、伝えたい要件を言う時に、その直前に付ける言葉です。たとえば、「恐れ入りますが」 などが代表例。主に、「お願い」や「反論」などを行う際に、直接伝えると冷たい印象となってしまう場合、 クッション言葉を使うと会話に柔らかい印象を醸し出すことができます。

お客さまに話をする場合

カウンセリング的手法を用いた相談窓口態勢の整備について

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  04

(3) カウンセリング的手法を用いることの効果・お客さまが安心して相談できる環境を作ることができる 返済が難しくなってしまったお客さまは、少なからず不安な気持ちを抱えて債権者の窓口に相談を寄せて きます。担当者はカウンセリング技法を用いてお客さまの心情に思いを馳せ、それを受け止めることで お客さまは担当者に心を開くことができるようになります。

・精度の高い情報を得ることができる カウンセリング技法を有効に活用することで、お客さまとの間に適切な信頼関係を作ることができます。 これにより、お客さまから現状や解決のために必要な精度の高い情報を引き出すことができます。

・お客さまの問題解決を適切に支援することができる 担当者はお客さまの良きパートナーとして共に考え、解決策の実行に向けたお客さまの動機付けを高め お客さま自身による問題解決を適切に支援することができます。

なお、ここでいう「問題解決」や「支援」としては、お客さまの実態を勘案して、返済条件の緩和や例外貸付としての借換えなどを提案することがまず考えられますが、これだけではなく、お客さまの話をじっくり聴いて、家計収支の見直しや生活習慣の改善などのアドバイスをして、「おかげで先が見えてきた。なんとかやってみよう。」という気持ちになってもらうこと、また、生活が困窮し解決が極めて困難なお客さまに、法的な解決や債務整理による解決を検討することを促し、関係機関等を紹介することなども解決に向けた支援と言えます。

 このように、お客さまとの接点において、カウンセリング的手法を取り入れたアプローチを行うことが、お客さまの状況を適確に把握し、解決に向けた支援を図るうえで有効です。 以上のことから、カウンセリング的手法を用いた相談窓口態勢の整備を提案いたします。 次回以降は、具体例をあげながら実践的なご説明をさせていただく予定です。

業務企画部

 当協会では、平成19年12月の設立以来、資金需要者等の利益の保護と貸金業の健全な発展を目的として、金融に係る知識の普及啓発等の諸活動を積極的に推進しております。 今回、その活動の一環として、協会員の社員さまを受講者の対象にした

「カウンセリング的手法を用いた実務研修【初級編】」を以下の通り開催いたします。

日時 平成28年10月13日(木)13時~ 16時30分

講師 日本貸金業協会 役席者

受講料 無料(交通費等はご負担願います)

受講者の対象 協会員の社員さま

研修内容 カウンセリング的手法を用いた実務研修【初級編】

定員 20名(参加希望者が多数の場合、追加開催を検討いたします。)

開催場所 日本貸金業協会本部(東京都港区高輪三丁目19番15号 二葉高輪ビル)

【お問合せ先】業務企画部遠藤/蓮見/森 電話 03-5739-3013

内容の例示●お客さまと信頼関係を築き適切な支援を行うために ●カウンセリング的手法を活用したアプローチ法●カウンセリングにおけるお客さまとのかかわり方 ●姿勢・態度と各種技法など。※ご希望に応じ若干変更する場合がございます。

協会本部でカウンセリング的手法を用いた実務研修【初級編】を開催します

~お客さまと信頼関係を築き適切な支援を行うために~募集中定員20名

(参加をご希望の場合、協会員番号、ご担当者名とお電話番号、 参加希望人数をご確認のうえ、9月末日迄にご連絡ください。)

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  05

監査部

 当協会は、自主規制機能の一つとして、協会員に対する監査を実施しています。「監査ガイドライン」は、当協会が行う監査の具体的内容を整理したもので、最新版をホームページで公表しています。

・ 「監査ガイドライン」は下記の4部構成で、平成28年6月改定版は全319ページです。・ 本協会が行う監査の基本事項や実施手続きを理解することができます。・ 書類監査や実地監査で使用している監査ツールなどを入手することができます。

「Ⅲ. 書類監査報告書等」や「Ⅳ. 実地監査マニュアル」は、協会員の皆さまが自ら行う業務検証や内部監査でも活用していただくことができます。活用方法については、今後の連載で紹介していきます。

今月号から、「監査ガイドライン」の概要や活用方法などを紹介していきます(原則として偶数月)。

今月号から、本協会が平成27年度に実施した実地監査の指摘事例について紹介していきます(原則として偶数月)。

監査ガイドラインの全体構成

 契約締結時の書面において、法定記載項目が漏れていたものです。なかでも、「貸付けに関し貸金業者が受け取る書面の内容」(施行規則第13条第1項第1号ハ)について、 記載漏れが多く認められました。これは、交付書面に記載欄は設けてあるものの、顧客から取得する書面が多いために、その全てを記載していなかったこと等に因るものです。 契約締結時の交付書面については、法定記載項目を十分に理解し、書面交付時に記載漏れがないように注意するとともに、定期的に行う業務検証で、法定記載項目が漏れなく記載されているかを点検することが必要です。 自社の契約締結時の書面に法定記載項目が具備されているか、法定記載項目が漏れなく記載されているかを検証する場合には、監査ガイドラインのⅣ.実地監査マニュアル「B.検証基準 別表5」を使用して点検することができますのでご活用下さい。

解 説

Ⅰ. 監査の基本事項 本協会が行う監査の目的や種類、実施方法、基本原則などが書かれています。

Ⅱ. 監査の実施手続き 書類監査や実地監査の実施手続きなどが書かれています。

Ⅲ. 書類監査報告書等 直近年度の書類監査報告書や「改善の手引き」などを掲載しています。

Ⅳ. 実地監査マニュアル 本協会の監査員が実地監査を行う際に用いる手引書です。

貸金業法第17条関係(契約締結時の書面の交付)   契約締結時書面の法定記載項目の一部に不備がある。

第2回(平成28年10月号)第3回(平成28年12月号)第4回(平成29年 2月号)第5回(平成29年 4月号)第6回(平成29年 6月号)

Ⅳ. 実地監査マニュアルⅣ. 実地監査マニュアルⅣ. 実地監査マニュアルⅢ. 書類監査報告書等Ⅲ. 書類監査報告書等

「別冊チェックリスト 主な着眼点」の活用「B. 検証基準」の活用「B. 検証基準 別表」の活用「書類監査報告書」の活用「改善の手引き」の活用

【今後の連載予定】

第1回 監査ガイドラインの全体構成 「監査ガイドライン」の活用について 【連載】

第1回 貸金業法第17条関係(契約締結時の書面の交付) 実地監査における「指摘事例」について 【連載】監査部

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 協会監査の透明性を高めるとともに貸金業界の信頼性向上に資するため、当協会が自主規制機能の一つとして実施している監査の具体的内容をとりまとめた「監査ガイドライン」を昨年12月に公表しましたが、このたび、一部内容を改定した第2版をホームページに掲載しました。主な改定箇所やホームページの掲載場所は次のとおりです。

JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  06

監査部ニュース

監査ガイドライン(第2版)

平成28年6月

目  次

1

はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 「監査ガイドライン」について(全体構成)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2Ⅰ.監査の基本事項 1.本協会の監査の使命及び目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 (参考)監査の権限 2.監査の種類と実施方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (参考)監査の実施状況等 3.監査に当っての基本原則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 4.監査員の心得・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 5.監査関連情報の管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 6.監督当局等との連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6Ⅱ.監査の実施手続き 1.監査計画の策定等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 2.書類監査の標準的実施手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 3.実地監査の標準的実施手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10Ⅲ.書類監査報告書等 (協会員に対する書類監査の実施及び改善ツール) A.書類監査報告書(標準監査)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅲ-1) B.書類監査報告書(重点監査)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅲ-47) C.実施要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅲ-77) D.改善の手引き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅲ-81)Ⅳ.実地監査マニュアル (協会員に対する実地監査の手引書) A.事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅳ-7) B.検証基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅳ-13) C.評価調書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅳ-163) 《別冊チェックリスト》主な着眼点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(Ⅳ-185)

Ⅰ. 監査の基本事項「2. 監査の種類と実施方法」の「(参考)監査の実施状況等」に掲載されているグラフに27年度を追加表示

Ⅱ. 監査の実施手続き「1.監査計画の策定等」の「① 監査の重点事項」を変更、「②監査対象協会員等」のうち、「イ.書類監査」を一部変更

Ⅲ. 書類監査報告書等 27年度の書類監査に差換え

A. 書類監査報告書(標準監査)B. 書類監査報告書(重点監査)C. 実施要領D. 改善の手引き

Ⅳ. 実地監査マニュアル・「B. 検証基準」の仕様を全面的に変更・「C. 評価調書」に「総括表」を新設・「《別冊》検証に際しての主な着眼点」の名称を「《別冊チェックリスト》主な着眼点」 に変更

【主な改定箇所】

「監査ガイドライン」掲載場所 ※PDF版をダウンロードしていただけます。 協会ホームページ(TOP) > 協会について > 業務内容:監査ガイドライン

http://www.j-fsa.or.jp/association/business/guideline.php

監査ガイドラインの改定について

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  07

会員業務部 法令・判例等検索システムの活用について第六回 ~参照情報の表示「委任」「罰則」~

 法令・判例等検索システムの基本的機能から、業務に役立つ活用方法をご紹介します。 第六回は、参照情報「委任」「罰則」の活用についてご説明します。

法律では、詳細の規定を下位の命令に置く(委任する)ことがあり、「○○を政令・内閣府令・主務省令で定める」といった法律の規定のことを「委任規定」といいますが、ご質問のような場合は、条文末尾にある「委任」ボタンを活用してみてはいかがでしょうか。「法令検索」では、各条文の末尾に、その条文の参照情報を表示するボタンがあり、これらのボタンをクリックすると、画面右の関連情報エリアに、当該条文に関する参照情報等が表示されます。今回は、この参照情報表示機能のうち、「委任」「罰則」機能について解説します。

法律では、例えば、「政令で定める・・」、「内閣府令で定める・・」、「主務省令で定める・・」といったように、詳細の規定を施行令や施行規則のような下位の命令に置くことがありますが、法律のどの部分が、施行令・施行規則のどの条文を指しているのかを読み解く際に、活用できる機能はありますか。

Q

A

利用方法

まずは協会員専用サイトにログインし、法令・判例等検索システムの画面にアクセスしてください。

1 協会員専用サイト「法令・判例等検索システム」の「法令検索」ボタンをクリックし、「現行法規 履歴検索」トップ画面を表示します。

2 該当の法律を表示します。(例として、「貸金業法」を表示します。)※貸金業法の表示方法は、JFSAニュース99号9ページ、100号4ページをご参照ください。

3 貸金業法の表示画面です。(貸金業法第19条を例に説明します。)画面左側の「目次」より、該当の条文を選択します。

該当の条文の青字部分をクリックします。(例として、貸金業法第19条を選択します。)

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  08

3 より引き続き4 貸金業法第19条が表示されました。(説明を分かりやすくするため、「内閣府令」という文言を網掛け表示(黄色)にしています)各条文の末尾に、関連情報へのリンクボタンがあり、リンクボタンを押すと、その条項の参照情報が表示されます。

5 貸金業法第19条の「委任」ボタンを押した場合の画面表示です。画面右側「関連情報表示エリア」の「委任」欄に、その条から委任している内閣府令の条番号が表示されました。

関連情報表示エリア

各条項の末尾に、関連情報へのリンクボタンがあります。

各リンクボタンを押すと、その条項の参照情報が、右側の関連情報表示エリアに表示されます。(判例は別ページへリンクされます)

また、青字で表示された条番号をクリックすると、その条項へのリンクもできます。

貸金業法第19条に出てくる二箇所の「内閣府令で定める・・」(赤下線部分)が、それぞれ内閣府令(施行規則)の何条に規定されているかが表示されています。

同様に「罰則」のボタンを押すと、その条文に違反した場合の罰則を定めた条番号が表示されます。(下は「罰則」のボタンを押した場合の画面表示)

この表示によれば、貸金業法第19条(帳簿の備付け)の規定に違反すると、貸金業法第49条5号と第51条の罰則が適用になるということが分かります。

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  09

会員業務部

 実際に、協会員の皆さまから当協会に寄せられた貸金業務に関するお問合せ等を掲載しています。

 平成28年熊本地震を踏まえ、貸金業法施行規則の一部が改正されましたが、被災者に対しては、総量規制の基準を超えた貸付けが可能となったのですか。

【質  問】

 今般の改正によって、総量規制の基準が緩和されたわけではありません。 貸金業者は、貸金業法第13条の2の規定により、個人顧客の借入残高が当該個人顧客の年収等の3分の1を超えることとなる貸付けに係る契約(除外・例外貸付けを除く)を締結してはならないとされています。

【回  答】

 平成28年4月22日に「貸金業法施行規則の一部を改正する内閣府令」が公布・施行されました。その趣旨は、今般の地震の被災者が、貸金業者から、返済能力を超えない借入れを行おうとする場合に、例えば特定の書面を用意できないなど、法令に定める手続き等が問題となって、本来なら借りることができる資金を借りられないという不都合が生ずるおそれがあれば、これを取り除く必要があることから、貸金業法施行規則の一部が改正されたものです。 改正の概要等は次のとおりとなります。

【解  説】

(1)総量規制の例外とされている「社会通念上緊急に必要と認められる費用」の借入手続等の弾力化  (貸金業法施行規則第10条の23第1項第2号の2、第10条の28 第1項第1号、附則第6項)

 総量規制に抵触する顧客が、「社会通念上緊急に必要と認められる費用」のために例外借入れ(貸金業法施行規則第10条の23第1項第2号の2)を行う場合について、被災者に係る以下の特例を設ける。 ● 貸金業者に対する領収書等の提出が必要とされているが、当面の生活費等の様々な支出に充てる場合に配慮し、これを不要とする。 ● 返済期間が「三月を超えないこと」が要件とされているが、被災者の置かれた状況に配慮し、「六月を超えないこと」とする。

(2)総量規制の例外とされている個人事業主の借入手続の弾力化  (貸金業法施行規則第10条の23第1項第2号の2、第10条の28第1項第1号、附則第6項)

 個人事業主による借入れ(貸金業法施行規則第10条の23第1項第4号)は総量規制の例外であるが、個人事業主が当該借入れを行う場合について、被災者に係る以下の特例を設ける。 ● 貸金業者は、100万円を超える貸付けであれば、当該個人事業主の「事業計画、収支計画及び資金計画」に照らし、顧客  の返済能力を判断しなければならないが、「計画」の策定・提示が困難な被災者に配慮し、より簡素な情報(現状等)に  照らし判断すれば足りることとする。(100万円以内の貸付けの場合と同じ取扱いとする。)

(3)極度額方式によるキャッシング(総量規制の枠内貸付け)の借入手続の弾力化  (貸金業法施行規則第10条の26第1項、附則第6項)

 極度額方式による借入れ(=キャッシング)を、一定額以上利用した顧客は、源泉徴収票等の年収を証明する書面を貸金業者に提出しなければならないが、これについて被災者に係る以下の特例を設ける。 ● 当該顧客は、源泉徴収票等を「二月以内」に提出しなければ、仮に極度額に余裕があってもキャッシングが止められて  しまうが、その入手が困難な被災者に配慮し、「六月以内」の提出とする。

(4)総量規制の例外とされている配偶者の年収と合算して年収を算出する場合の借入手続の弾力化  (貸金業法施行規則第10条の23第1項第3号、附則第7項)

 自らの収入だけに照らせば総量規制に抵触する顧客(主婦・主夫等)が、自身の年収と配偶者の年収を合算した額を基準として借入れ(合算年収の1/3まで)(貸金業法施行規則第10条の23第1項3号)を行う場合について、被災者に係る以下の特例を設ける。 ● 当該顧客は、借入れを行う際に、配偶者との身分関係を証明する住民票又は戸籍抄本を提出する必要があるが、その  入手が困難な被災者に配慮し、事後(六月以内)の提出で足りることとする。

1. 府令改正の概要

 上記のいずれも、平成28年熊本地震の被災者を対象とした時限措置(10月31日まで)とし、施行は公布の日(平成28年4月22日)からとする(ただし、上記(3)に係る改正の適用については、平成28年2月14日からとする)。

2. 施行日等

コンプラレポート~貸金業務に関する質問と回答~

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  10

資格試験センター マイページ掲載情報の拡充と更新について

 7月11日、貸金業務取扱主任者専用サイト(マイページ)の掲載情報を拡充・更新しました。マイページについては、こちらをご確認ください。

 マイページでは、主任者登録の内容確認や住所変更の届出などを簡単な手続で行うことができるほか、主任者の皆さまの活動支援を目的として、各種関連情報を掲載しています。 今回の更新では、A 貸金業法の改正動向と貸金業者の活動状況に関する情報、B 関係法令等の改正に関する情報、C 多重債務者対策等に関する情報、D 金融リテラシーの向上に関する情報、E 各種アンケート調査結果等に関する情報、F 家計に関する各種統計資料その他の情報の6つのカテゴリーに別け、情報の充実を図りました。ダウンロードして日々の活動にご活用ください。

 主任者の登録を受けておられる方で、まだマイページ登録をお済みでない方には、是非マイページ登録をお勧めください。 ※現在主任者の方でマイページ登録されている方には、7月9日、案内メールを発信しております。 ※マイページの利用に関するお問合せは、「主任者登録に関するお問合せ窓口」(03-5739-3330)までご連絡ください。

〈掲載情報の概要〉※情報は、平成28年6月30日時点の情報となります。

A. 貸金業法の改正動向と貸金業者の活動状況に関する情報1. 貸金業法及び関係法令の改正動向

資料No タイトル 概 要

A1-1 貸金業法及び関係法令等の改正状況

「関係法令集」(平成23年1月27日第1版発行)に収録している貸金業法等の発行日以降の改正の概要について、公布・公表日順に改正の要点等を記載し、当該改正の公表箇所にリンクを張った資料。

A1-2 貸金業法施行令及び貸金業法施行規則の改正状況

平成25年4月以降に金融庁から公表されパブリックコメントに付された貸金業法施行令及び貸金業法施行規則の一部改正について、その内容を抜粋した資料。(パブリックコメントを含む。)

A1-3 「貸金業者向けの総合的な監督指針」の改正状況

平成25年5月以降に金融庁から公表されパブリックコメントに付された「貸金業者向けの総合的な監督指針」の一部改正について、その内容を抜粋した資料。(パブリックコメントを含む。)

A1-4 パブリックコメントの概要とその回答

貸金業法第2段階施行時の施行規則等の一部改正に伴うパブリックコメントの結果(平成19年11月2日公表)から、関係法令等の直近の改正までのパブリックコメントの概要とその回答について、分野毎の項目に分類し整理した資料。(全4冊、161頁)

2. 検査結果事例・法令等違反の届出の状況

A2-1 金融検査結果事例集(金融庁)

金融庁が公表している「金融検査結果事例集」のうち、貸金業者に関する事例を抜粋した資料。金融庁が、平成26事務年度に行ったオンサイト・モニタリングの結果(個別の指摘事例等)について、現状においても引き続き有用と思われる既存事例とともに整理し、新たな金融検査結果事例集として策定・公表したもの。

A2-2 協会監査における指摘内容及び改善指導内容

日本貸金業協会の会員に対する監査結果として協会の年次報告書等に掲載した、監査の指摘内容と改善指導の概要。

A2-3 協会への法令等違反届出事案数の推移

協会員が協会の定めに従い届け出た法令等違反届出について、届出事案数の推移を該当条文等別に一覧にした資料。

A2-4 平成27年度実地監査指摘事例集

平成27年度に日本貸金業協会が協会員に対して行った実地監査の結果に基づく指摘事例集。(※主任者としての日常の業務遂行において特に参考となる資料。)

A2-5 平成26年度実地監査指摘事例集

平成26年度に日本貸金業協会が協会員に対して行った実地監査の結果に基づく指摘事例集。(※主任者としての日常の業務遂行において特に参考となる資料。)

A2-6 平成25年度実地監査指摘事例集

平成25年度に日本貸金業協会が協会員に対して行った実地監査の結果に基づく指摘事例集。(※主任者としての日常の業務遂行において特に参考となる資料。)

3. 金融ADR・苦情等の受付の状況

A3-1 紛争解決手続終結事案(日本貸金業協会)

貸金業に関する指定紛争解決機関である「日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター」が「紛争解決手続終結事案」として、年度別に紛争の概要、紛争解決の状況等について公表している全25事例を掲載。

A3-2 苦情処理終結事案(日本貸金業協会)

貸金業務に関連する借入れや返済のご相談、貸付自粛制度の受付、貸金業者の業務に対する苦情や紛争解決の窓口である「日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター」が「苦情処理終結事案」として、類型別に申立内容、処理結果等について公表しているもの。平成23年度からの全35事例を掲載。

A3-3 貸金業者に係る苦情・相談等の受付状況の推移(日本貸金業協会)

日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターにおいてとりまとめ、年次報告書に掲載している「苦情内容別推移」及び「相談内容別推移」について、平成21年度以降の推移を確認できる資料。

A3-4 貸金業に関する利用者からの相談事例等(金融庁)

金融庁の金融サービス利用者相談室が四半期ごとに公表している「『金融サービス利用者相談室』における相談等の受付状況等」の「5.利用者からの相談事例等と相談室からのアドバイス等」の

「(4)貸金等に関する相談事例及びアドバイス等」に掲載されている事例。

A3-5 貸金業者に係る苦情等の受付状況の推移(金融庁)

金融庁から毎年5月末に公表される「貸金業関係資料集」のうち、「8.金融庁・財務局・都道府県に寄せられた貸金業者に係る苦情等(苦情、相談・照会)件数」について、平成21年度以降の推移を確認できる資料。

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JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  11

4. 貸金業に関する判例・法令解釈等

A4-1 貸金業に関する最高裁判所の主な判決一覧

昭和37年から直近までの最高裁判決のうち、貸金業に関する主な判決についての争点別分類一覧表(当該判決の位置付けの確認)。

A4-2 貸金業に関する主な最高裁判例(要旨)

昭和37年から直近までの最高裁判決のうち、貸金業に関する主な判決の要旨、関係法条等を掲載し、判決主文にリンクを張った資料。

A4-3 国民生活センターの貸金業に関する公表事例

独立行政法人 国民生活センターから公表されている「消費者問題の判例集」のうち、貸金業に関する事例を抜粋した資料。全18事例をテーマ別に分類。

A4-4 国民生活センターの消費者契約法に関する公表事例

独立行政法人 国民生活センターから公表されている「消費者契約法に関連する消費生活相談の概要と主な裁判例」のうち、貸金業に係る事例を抜粋した資料。全8事例を消費者契約法の条項別に分類。

A4-5 ノーアクションレター・一般的な法令解釈

金融庁から公表されている法令適用事前確認手続(ノーアクションレター制度ほか)及び一般的な法令解釈に係る書面照会手続の概要と公表されている照会文書及び回答文書にリンクを張った資料。

B. 関係法令等の改正動向に関する情報

資料No タイトル 概 要

B1 関係法令等の改正状況「関係法令集」(平成23年1月27日第1版発行)に収録している関係法令等(利息制限法、出資法、消費者契約法、犯罪収益移転防止法等)の発行日以降の改正の概要について、公布・公表日順に改正の要点等を記載し、当該改正の公表箇所にリンクを張った資料。

B2 犯罪収益移転防止法の改正(3段表)

平成28年10月1日から施行される犯罪収益移転防止法(平成26年法律第117号)及び平成27年9月18日に警察庁からパブリックコメント結果が公表された同法施行令、同法施行規則(附則含む)の改正箇所が判る3段組資料。

C. 多重債務者対策等に関する情報

資料No タイトル 概 要

C1 多重債務者問題懇談会関係資料

多重債務者対策として取り組むべき施策等を検討するため、平成24年9月に新たに設置された「多重債務者問題及び消費者向け金融に関する懇談会」関係資料の公表箇所にリンクを張った資料。(平成28年5月24日第7回開催まで)

C2 多重債務の発生防止に向けた支援(日本貸金業協会)

日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターによる多重債務の未然防止及び多重債務の早期発見とその解決に向けた支援の概要に関する資料。

C3 生活困窮者自立支援制度の関係資料

厚生労働省が所管する生活困窮者自立支援制度(生活困窮者自立支援法:平成25年法律第105号)の概要とその実施状況に関する資料の公表箇所にリンクを張った資料。※本制度は、生活保護受給者以外の生活困窮者への支援の抜本的強化を目的とし、社会保険制度 等の雇用を通じた安全網(第1のセーフティネット)と生活保護(第3のセーフティネット)との間の第2 のセーフティネットと位置づけられている。

D. 金融リテラシーの向上に関する情報

資料No タイトル 概 要

D1-1 金融経済教育推進会議の「金融リテラシー・マップ」

1. 金融経済教育研究会報告書(2013年4月公表)の概要説明と当研究会の議事録等にリンクを張った資料。2. 金融広報中央委員会から公表(2015年6月)されている、「生活スキルとして最低限身に付けるべき   金融リテラシー(お金の知識・判断力)」の内容に関する説明資料。※「最低限身に付けるべき金融リテラシー」は、「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情 の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の4分野に分かれる。

D3消費者及び指導者向けの金融リテラシー教材

(金融広報中央委員会、金融庁、日本貸金業協会)

1. 金融広報中央委員会から公表されている金融リテラシーの向上・推進のための各種資料の中か  ら、指導者向け教材、生活設計・家計管理・消費生活に関する分野の実践事例集、年代層別資料  のうち一部を抜粋しリンクを張った資料。(『きみはリッチ?-多重債務に陥らないために-』の内容紹介等)2. 金融庁から公表されている金融リテラシー向上のための資料。3. 日本貸金業協会が公表している消費者向けガイドブック及び家計管理診断・消費者行動診断  ツールにリンクを張った資料。

D4ゆうちょ財団の「くらしと生活設計に関する報告書」の「金融の知識」から

1. 一般財団法人 ゆうちょ財団は、個人金融に関する調査・研究に役立てることを目的としてアンケー  ト調査を行い、「くらしと生活設計に関する報告書」を公表している。  第1回調査(2013年)、第2回調査(2015年)の結果概要から一部を抜粋。

2. 2014年8月~9月に実施され2015年3月に公表された第2回調査の「金融の知識」に関する調査結果資料。  (※ゆうちょ財団のアンケート調査については、E4を参照ください。)

D1-2 金融リテラシー・マップの概要と「ローン・クレジット」に関する事項

金融リテラシー・マップの主な内容及び「全年齢層を通じて習得すべきスタンダード」のうち、「ローン・クレジット」に関する事項を抜粋した資料。

D2 金融広報中央委員会の金融リテラシー調査結果

金融広報中央委員会が平成28年2~3月、18歳以上の個人の金融リテラシーの現状を把握するために実施したインターネット調査の結果にリンクを張った資料。「金融リテラシー・マップ」の体系を踏まえた初の大規模調査で、属性(性別、年齢、年収、居住地等)分類、海外調査との比較、金融力調査(2011年度)との比較等がある。

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E. 各種アンケート調査結果等に関する情報

資料No タイトル 概 要

E1 金 融 庁が 実 施したアンケート調査結果

金融庁が実施した、①改正貸金業法の完全施行後の実態把握の一環として、貸金業を利用している一般消費者の意識等に係る調査、②地域経済における金融機能の向上に関する調査研究、③主要国の上限金利規制に関する調査の結果にリンクを張った資料。

E3-2家計の金融行動に関する世論調査②単身世帯(金融広報中央委員会)

金融広報中央委員会(ホームページ:「知るぽると」)から公表されている、「家計の金融行動に関する世論調査」のうち、平成22年~27年の単身世帯の5種類の調査結果資料の公表箇所にリンクを張った資料。(調査結果一括ファイル、単純集計ファイル、時系列ファイル、分類別ファイル、設問間クロス集計)

E4 ゆうちょ財団の家計に関するアンケート調査結果

一般財団法人 ゆうちょ財団が、家計の金融に関する調査・研究に役立てることを目的として実施している各種調査のうち、①「家計と貯蓄に関する調査」(平成25年11月~12月実施)、②「くらしと生活設計に関する調査報告書」(平成25年3月、平成26年8月~9月実施)にリンクを張った資料。クレジットカード及び消費者金融の利用経験や利用者の生活の変化等のアンケート項目がある。

E5日本銀行、家計経済研究所から公表されている調査結果

1. 日本銀行が、金融・経済環境の変化がもたらす生活者の意識や行動への影響、生活実感を把握し金融  政策や業務運営の参考とするため、平成5年から毎年(4回)実施している「生活意識に関するアンケート  調査」の公表箇所にリンクを張った資料。

2. 公益財団法人 家計経済研究所が、平成5年から実施している「消費生活に関するパネル調査」の  概要に関する資料。

E2 日本貸金業協会が実施したアンケート調査結果

日本貸金業協会が平成27年7月及び平成26年11月に資金需要者及び貸金業者を対象として実施した「貸金業が担う資金供給機能等の現状と動向」等のアンケート調査結果の概要及び公表箇所にリンクを張った資料。

E3-1家計の金融行動に関する世論調査①二人以上世帯

(金融広報中央委員会)

金融広報中央委員会(ホームページ:「知るぽると」)から公表されている、「家計の金融行動に関する世論調査」のうち、平成22年~27年の二人以上世帯の5種類の調査結果資料の公表箇所にリンクを張った資料。(調査結果一括ファイル、単純集計ファイル、時系列ファイル、分類別ファイル、設問間クロス集計)

F. 家計に関係する各種統計資料・その他

資料No タイトル 概 要

F1 「家計調査」(総務省統計局)

総務省統計局が四半期毎に公表する「家計調査」(貯蓄・負債編)は、二人以上世帯の貯蓄現在高・負債現在高等を世帯の年間収入階級及び職業別に調べることができる。調査結果の公表箇所にリンクを張った資料。

F3「労働力調査」「就業構造基本調査」(総務省統計局)

1. 労働力調査は、統計法に基づく基幹統計『労働力統計』を作成するための統計調査であり、我が国  における就業及び不就業の状態を明らかにするための基礎資料を得ることを目的としている。調査  結果の公表箇所にリンクを張った資料。

2. 就業構造基本調査は、国民の就業及び不就業の状態を調査し、全国及び地域別の就業構造に関  する基礎資料を得ることを目的とする。調査結果の公表箇所にリンクを張った資料。

F4 「国民生活基礎調査」(厚生労働省)

厚生労働省は、昭和61年から毎年実施する調査と3年ごとの大規模調査で国民生活の基礎的事項について調査し、結果を「国民生活基礎調査」として公表している。国民生活基礎調査の結果の概要の公表箇所にリンクを張った資料。

F5 「所得再分配調査」(厚生労働省)

所得再分配調査は、昭和37年度以降、概ね3年に一度の周期で実施しており、社会保障制度における給付と負担、租税制度における負担が所得の分配にどのような影響を与えているかを明らかにし、社会保障施策の浸透状況、影響度を調査し、今後における施策立案の基礎資料を得ることを目的としている。調査結果の概要の公表箇所にリンクを張った資料。

F2-1「全国消費実態調査」①二人以上世帯 (総務省統計局)

総務省統計局が5年ごとに実施している「全国消費実態調査」は、世帯を対象として、家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を総合的に調査している。二人以上世帯を対象とした調査結果の公表箇所にリンクを張った資料。

F6 「厚生労働白書」(厚生労働省)

「厚生労働白書」の概要の公表箇所にリンクを張った資料。参考として、「家計の動向に関する記載(平成20年白書)」を一部抜粋した。

F2-2「全国消費実態調査」②単身世帯 (総務省統計局)

総務省統計局が5年ごとに実施している「全国消費実態調査」は、世帯を対象として、家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を総合的に調査している。単身世帯を対象とした調査結果の公表箇所にリンクを張った資料。 

F7 「人事・労務管理に関する基礎実務の手引き」

人事・労務管理上の基本的テーマについて、ケーススタディ形式で関係法令の要点を解説した資料。「従業員の雇用を巡る諸問題」(6テーマ)及び「派遣労働者・契約社員等を巡る諸問題」(2テーマ)に関する基礎実務の手引き(平成27年度版)。

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平成28年6月末日 支部別協会員数

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

北海道

宮城県

岩手県

福島県

秋田県

青森県

山形県

東京都

神奈川県

埼玉県

千葉県

山梨県

栃木県

茨城県

群馬県

新潟県

長野県

愛知県

静岡県

三重県

岐阜県

石川県

福井県

富山県

大阪府

京都府

兵庫県

奈良県

和歌山県

滋賀県

広島県

山口県

岡山県

鳥取県

島根県

香川県

愛媛県

徳島県

高知県

熊本県

大分県

鹿児島県

宮崎県

福岡県

佐賀県

長崎県

沖縄県

5

3

4

7

3

2

2

97

2

1

6

1

3

1

2

6

32

21

4

3

9

4

3

224

32

17

15

8

8

8

10

5

37

24

8

10

12

6

5

321

34

18

21

9

11

9

12

11

2

10

5

3

3

1

2

4

24

6

2

2

2

3

6

2

5

3

1

3

6

2

1

3

4

2

2

12

0

2

3

271

13

4

2

5

8

6

10

13

5

6

5

48

3

17

40

896

18

7

3

8

14

8

11

16

9

8

7

60

3

19

43

1,167

3

37

29

12

7

4

7

9

92

28

26

5

4

4

26

15

5

47

34

15

10

5

9

13

116

34

28

7

6

7

32

17

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

41

42

43

44

45

46

47

支部 計財務局登録

知事登録 支部 計財務局

登録知事登録 支部

合計

計財務局登録

知事登録

合計 1,167知事登録数 896財務局登録数 271

業務企画部 都道府県(支部)別協会員数

JFSAニュース 通巻102号〈H28.08.01〉  13

貸金業相談・紛争解決センター 相談受付状況・苦情処理状況・紛争受理状況

 平成28年6月度の相談・苦情・紛争対応におけるアクセス数は、2,036件(相談2,029件、苦情5件、紛争2件)でした。前月対比では71件の増加となりました。

【総アクセス数】

 平成28年6月度の相談件数は2,029件と前月に比べ74件(3.8%)の増加(前年同月比で1,077件の減少)となりました。 内訳は、業者向け問合せ518件(25.5%)、貸付自粛依頼・撤回430件(21.2%)、契約内容306件(15.1%)、その他202件(10.0%)、融資関連(借入相談等)194件(9.6%)、返済困難82件(4.0%)、業者の連絡先53件(2.6%)、登録業者確認52件(2.6%)、ヤミ金融・違法業者被害なし45件(2.2%)、信用情報42件(2.1%)等となっています。

【相談受付状況】

 平成28年6月度の苦情件数は5件と前月に比べ1件の減少(前年同月比では13件の減少)となりました。 苦情内容別は、事務処理2件(40.0%)、取立て行為1件(20.0%)、契約内容1件(20.0%)、広告・勧誘(詐称以外)1件(20.0%)融資となっています。

【苦情処理状況】

 平成28年6月度の紛争受理件数は2件です。 内容別では、過払金1件、その他(債務不存在)1件です。

【紛争受理状況】

アンケートにご協力ください皆さまのご意見やご要望を伺い、JFSAニュースの充実に向けいかして参ります。

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※前月比で増加した都道府県は青色、減少した都道府県は赤色で表示してあります。