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Creative Insights 01 受託開発で プロトタイピングを 導入した時の アレコレを語る

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Page 1: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 2: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 3: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 6: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 7: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 8: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 11: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 15: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 17: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 18: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 20: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 21: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 22: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 23: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 24: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

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ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

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その2

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プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

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その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

Page 29: Creative insights 01 / 受託開発にプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る

ご清聴ありがとうございました

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

起こった変化を見逃さない

プロトタイピングを導入して何が変わったのか。

社内の動きに変化は起こったか、クライアントと

のやりとりで変わったことはあっただろうか。

起こった変化に着目することで、次にやることが

見えてくる。

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ツールをどう絡めていくか

プロトタイピングツール導入して終わり、ではな

く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの

が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも

意識は相当変わる。

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社内・社外の協力が必要

自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ

てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作

れない。クライアントの協力も必要不可欠。

まとめ

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ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要

ツールをどう絡めていくか考えるのが大切

起こった変化を見逃さない

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社内教育・啓蒙

案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件

の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして

しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社

内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ

てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。

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言葉ではなく文化としての定着

プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい

浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ

ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、

営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への

提案など考えることが多く、手が回らなかった。

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フローとしてのプロトタイピング

結局のところ、自分が導入したのはツールとして

のプロトタイプであって、フローとしてのプロト

タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ

うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう

少し考えるべきだった。

もっとやるべきだったこと

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フローとしてのプロトタイピングの導入

言葉ではなく文化としての定着

社内教育、啓蒙に注力

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コミュニケーションの手段が増えた

もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ

ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し

たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える

ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気

が作りやすくなる。

コミュニケーションの手段が

ひとつ増えた

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その3

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エンドユーザーの声を届けやすくなった

プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー

テストもやりたいよね、となる。

クライアントにもテストの現場に同席してもらう

ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し

やすくなった。

エンドユーザーの声を

届けやすくなった

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その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

説得力のある提案

綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作

りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ

ることで提案に説得力を持たせることができた。

出すことによって信頼もしてくれるし、その後の

進行がスムーズになることも多い。

説得力のある提案

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

クライアントへの変化

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

日常会話の話題が増えた

「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな

そう」「Briefsでできないことがあったから

Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動

に展開があった。些細なことだけど、個人的には

一番大きな変化だったと思う。

日常会話の話題が

ひとつ増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その3

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

エンジニアとの接点が増えた

もともとコミュニケーション不足だったわけでは

ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ

とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。

本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ

アも参戦したり。

エンジニアとの

接点が増えた

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その2

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

プロトタイピングはじめました

会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先

でプロトタイピングできると言ってくれるように

なった。

実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ

たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。

『プロトタイピングはじめました』と

客先で言うようになった

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

その1

社内の変化どのような変化があったか

Briefs導入

2014年1月

当時の業務環境

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

全社で150名ほど。所属部署は50人くらい

受託開発メイン

デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン

自己紹介

Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //

吉竹 遼@ryo_pan

2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託

開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。

Creative Insights 01

受託開発でプロトタイピングを導入した時のアレコレを語る