cs3 12837381 01 osx損保j 好配当ジャパンo 表紙のみ · 18期(2010年7月8日) 5,608 20...
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東京都中央区日本橋二丁目2番16号 共立日本橋ビル
<運用報告書についてのお問い合わせ窓口>
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント 営業部
電話:03-5290-3519(受付時間:営業日の午前9時~午後5時)
http://www.sjnk-am.co.jp/
■当ファンドの仕組みは次の通りです。
商品分類 追加型投信/国内/株式信託期間 無期限です。
運用方針
①「損保ジャパン好配当日本株マザーファンド」の受益証券への投資を通じて、日本の株式に投資することで信託財産の中長期的に着実な成長を目指します。
②配当利回り等を勘案して絞られた投資候補銘柄の中から、当社独自の調査分析に基づいて理論的株価と市場価格を比較して割安となっている銘柄に主に投資します。
③ポートフォリオの構築に当たっては、安定した配当収入を確保するためにポートフォリオ全体の配当利回りの水準を勘案し、銘柄選定を行います。
主要投資対 象
好 配 当ジ ャ パ ン ・オ ー プ ン
「損保ジャパン好配当日本株マザーファンド」受益証券を主要投資対象とします。なお、わが国の株式に直接投資することもできます。
損保ジャパン好 配 当日本株マザーフ ァ ン ド
わが国の株式を主要投資対象とします。
組入制限
好 配 当ジ ャ パ ン ・オ ー プ ン
株式への実質投資割合には制限を設けません。
損保ジャパン好 配 当日本株マザーフ ァ ン ド
株式への投資割合には制限を設けません。
分配方針
毎決算時(原則として1月、4月、7月、10月の各8日)に、原則として以下の方針に基づき分配を行います。①分配対象額の範囲は、経費控除後の繰越分を含めた利子、配当収入と売買益(評価損益を含みます。)等の全額とします。
②収益分配金額は、委託者が基準価額水準、市場動向等を勘案して決定します。なお、毎年4月、10月の決算時は、原則として配当収入等を中心として安定的な分配を行うことを基本とし、毎年1月、7月の決算時は、原則として売買益(評価損益を含みます。)等を中心として分配を行うことを基本とします。ただし、分配対象収益が少額の場合には分配を行わないことがあります。
③留保額の運用については特に制限を設けず、委託者の判断に基づき、元本部分と同一の運用を行います。
<愛称>
好配当ジャパン・オープン
運用報告書
第24期(決算日 2012年1月10日)第25期(決算日 2012年4月9日)
受益者のみなさまへ
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し
上げます。
さて、「好配当ジャパン・オープン」
は、去る2012年1月10日に第24期決算、
2012年4月9日に第25期の決算を行いまし
た。ここに謹んで運用状況をご報告申し上
げます。
今後とも引続きお引立て賜りますようお
願い申し上げます。
1- -
(注1)基準価額(分配金(税引前)再投資後)は、分配金(税引前)を決算日の基準価額で全額再投資したもの
として委託会社にて計算しております。
(注2)基準価額の計算において信託報酬(純資産総額に対して1.155%(税込み))は控除されております。
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06/2/28(設定日)
07/2 08/2 09/2 10/2 11/2 12/4/9(期末)
(円)
基準価額
基準価額(分配金(税引前)再投資後)
好配当ジャパン・オープン基準価額の推移
■最近10期の運用実績
決 算 期基 準 価 額
株式組入比 率
株式先物比 率
純 資 産総 額(分配落) 税 込
分 配 金期 中騰 落 率
円 円 % % % 百万円16期(2010年1月8日) 5,983 20 5.1 97.3 - 1,937
17期(2010年4月8日) 6,417 100 8.9 96.8 - 1,912
18期(2010年7月8日) 5,608 20 △12.3 97.9 - 1,638
19期(2010年10月8日) 5,464 50 △ 1.7 97.0 - 1,598
20期(2011年1月11日) 6,007 10 10.1 98.4 - 1,624
21期(2011年4月8日) 5,593 50 △ 6.1 96.4 - 1,443
22期(2011年7月8日) 5,656 10 1.3 98.2 - 1,407
23期(2011年10月11日) 4,941 50 △11.8 96.8 - 1,185
24期(2012年1月10日) 4,851 10 △ 1.6 97.5 - 1,130
25期(2012年4月9日) 5,328 100 11.9 97.1 - 1,193
(注1)基準価額の騰落率は分配金込み。
(注2)基準価額及び分配金は1万口当たり(以下同じ)。
(注3)株式先物比率=買建比率-売建比率。
(注4)株式組入比率および株式先物比率はマザーファンドへの投資割合に応じて算出された当ファンドベースの組入比率。
(注5)当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて、配当利回り等を勘案して絞られた投資候補銘柄の中から、当社独自の調査分析に
基づいて理論的株価と市場価格を比較して割安となっている銘柄に主に投資するファンドです。そのため、当ファンドのコンセプト
に適った指数等が存在しないため、ベンチマークおよび参考指数は記載しておりません。
2- -
■第24期・第25期の基準価額と市況等の推移
決算期 年 月 日基 準 価 額
株式組入比率 株式先物比率騰 落 率
第24期
(期 首) 円 % % %2011年10月11日 4,941 - 96.8 -
10月末 4,989 1.0 96.7 -
11月末 4,788 △ 3.1 96.9 -
12月末 4,846 △ 1.9 96.7 -
(期 末)2012年1月10日 4,861 △ 1.6 97.5 -
第25期
(期 首)2012年1月10日 4,851 - 97.5 -
1月末 5,025 3.6 98.7 -
2月末 5,587 15.2 98.0 -
3月末 5,740 18.3 96.5 -
(期 末)2012年4月9日 5,428 11.9 97.1 -
(注1)期末基準価額は分配金込み、騰落率は期首比。
(注2)株式先物比率=買建比率-売建比率。
(注3)株式組入比率および株式先物比率はマザーファンドへの投資割合に応じて算出された当ファンドベースの組入比率。
(注4)当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて、配当利回り等を勘案して絞られた投資候補銘柄の中から、当社独自の調査分析に
基づいて理論的株価と市場価格を比較して割安となっている銘柄に主に投資するファンドです。そのため、当ファンドのコンセプト
に適った指数等が存在しないため、ベンチマークおよび参考指数は記載しておりません。
3- -
■第24期、第25期の運用経過と今後の運用方針(2011年10月12日~2012年4月9日)
<運用環境>○国内株式市況TOPIX(東証株価指数)・・・期首:755.00、期末:813.69、騰落率:+7.8% 当期間の国内株式市場は上昇しました。期初からもみ合いの展開が続きましたが、2012年に入ると反発局面となり、2月の日銀による追加金融緩和策の発表を受けて上昇基調が強まりました。その後も堅調な推移が続きましたが、期末にかけては弱含みました。
期の前半は、米国経済の腰折れ懸念や新興国の景気失速懸念、欧州債務問題への警戒感などから上値が重く、もみ合いの展開となりました。2011年10月末には、為替市場で一時1ドル=75円台まで円高ドル安が進行したことから、政府・日銀による円売りドル買いの為替介入が実施されました。一時は、輸出関連株などを中心に反発する場面もありましたが、為替介入の効果は限定的で株式市場の転換点とはなりませんでした。 11月には、ギリシャ支援策の実施見通しに対する不透明感に加え、イタリア、スペインの国債利回りが上昇したことから、債務問題が周辺国に波及することへの警戒感が高まり、24日にはTOPIXが終値ベースで2011年初来の安値をつけました。その後、日米欧の主要銀行が欧州の金融機関を支援する目的でドル資金供給の協調策をとることを決定したこともあり、株式市場は一旦持ち直しました。しかし、欧州債務問題に対する懸念は根強く、年末まで一進一退の展開となりました。 2012年に入ると、米国の雇用統計などの海外の経済指標に堅調なものが相次いだことやドイツの景況感の改善などを背景として、反発局面となりました。その後も、2月14日に日銀が金融資産買入れ基金の拡大などの追加金融緩和策とあわせ、中長期的な消費者物価上昇率の目処を明示し、金融緩和を強力に推進していくことを決定したことなどを受け、上昇基調が続きました。期末にかけては、スペイン国債の入札結果が不調に終わったことなどから欧州債務問題に対する懸念が再燃し、弱含みの展開となりました。
700
750
800
850
900
11/10/11(期首)
11/11 11/12 12/1 12/2 12/4/9(期末)
12/3
(出所:Bloomberg)
TOPIX(東証株価指数)の推移
4- -
<基準価額の推移と主な変動要因>(好配当ジャパン・オープン)○基準価額の推移基準価額・・・期首:4,941円、期末:5,328円、騰落率※:+10.1%※騰落率は期中分配金(合計110円)込み。
(損保ジャパン好配当日本株マザーファンド)○基準価額の推移基準価額・・・期首:8,785円、期末:9,722円、騰落率:+10.7%
(注1)基準価額(分配金(税引前)再投資後)は、分配金(税引前)を決算日の基準価額で全額再投資したもの
として委託会社にて計算しております。
(注2)基準価額の計算において信託報酬(純資産総額に対して1.155%(税込み))は控除されております。
4,000
5,000
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11/10/11(期首)
11/11 11/12 12/1 12/2 12/3 12/4/9(期末)
(円)
基準価額基準価額(分配金(税引前)再投資後)
好配当ジャパン・オープン基準価額の推移
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11/10/11(期首)
11/11 11/12 12/1 12/2 12/3 12/4/9(期末)
(円) 損保ジャパン好配当日本株マザーファンド基準価額の推移
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損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの組入上位10銘柄(2012/4/9時点)
銘柄名 業種 純資産比1 日産自動車 輸送用機器 4.3%
2 住友商事 卸売業 3.9%
3 三井物産 卸売業 3.9%
4 MS&AD 保険業 3.8%
5 みずほフィナンシャルG 銀行業 3.8%
6 日本電信電話 情報・通信業 3.8%
7 キヤノン 電気機器 3.6%
8 リコー 電気機器 3.5%
9 富士通 電気機器 3.3%10 HOYA 精密機器 3.2%
(注1)業種別構成比率は、国内株式の評価総額に対する各業種の
評価額の比率です。
(注2)端数処理の関係上、構成比合計が100%とならない場合が
あります。
電気機器17.2%
卸売業15.1%
銀行業11.5%輸送用機器
6.9%保険業6.7%
その他製品5.6%
情報・通信業5.6%
医薬品4.8%
建設業3.8%
精密機器3.2%
その他19.6%
損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの業種別構成比率(2012/4/9時点)
○基準価額の主な変動要因 当期間の国内株式市場の上昇を受け、当ファンドの基準価額も上昇しました。 保有銘柄の大半が上昇しましたが、特にプラスの寄与が大きかったのは、本田技研工業、日産自動車、みずほフィナンシャルグループ、リコー、三井物産などでした。
<運用経過>(好配当ジャパン・オープン) 期を通して損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの組入比率を高位に維持しました。期末のマザーファンド組入比率(対純資産総額比)は、99.0%です。
(損保ジャパン好配当日本株マザーファンド)○株式組入比率 期を通して株式の組入比率を高位に維持しました。期末の組入比率は、98.0%です。
○業種別構成比率 当ファンドの期末時点における損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの業種別構成比率は、円グラフの通りです。
○個別銘柄及び銘柄組入比率 当ファンドの期末時点における損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの組入上位10銘柄は、別表の通りです。なお、当期間に行った主な銘柄入れ替えは、以下の通りです。
・主な購入(ウェイトアップ)銘柄予想配当利回りが市場平均以上、かつ当社分析に基づく割安度の高い銘柄を中心に購入しました。具体的には、旭硝子、伊藤忠商事、大東建託、キヤノンなどです。
・主な売却(ウェイトダウン)銘柄予想配当利回りの低下した銘柄や、割安度が薄れた銘柄を中心に売却しました。具体的には、本田技研工業、信越化学工業、東日本旅客鉄道、野村ホールディングスなどです。
6- -
<収益分配金>○分配金単価 第24期は1万口当たり10円、第25期は1万口当たり100円。
○決定根拠・留保益の今後の運用方針 第24期は売買益(評価益も含む)等を中心に分配する期であり、第25期は配当収入等を中心に安定分配する期です。第24期は基準価額の水準及び分配対象収益の水準等を勘案し、分配を行いました。第25期は基準価額の水準や、今後についても安定した分配を目指すこと等を勘案し、分配を行いました。 なお、収益分配に充てなかった収益につきましては、信託財産に留保し、運用の基本方針に基づいて引き続き元本部分と同一の運用を行います。
分配原資の内訳表 (単位:円、1万口当り・税引前)
第 24 期 第 25 期
当期分配金 10 100
当期の収益 - 78
当期の収益以外 10 21
翌期繰越分配対象額 568 547
(注)当期の収益、当期の収益以外は小数点以下切捨てで算出しているため、合計が当期分配金と一致
しない場合があります。
<今後の運用方針>○今後の投資環境 株式市場は、2012年度の企業業績に対する期待を背景に上昇基調を維持すると予想しています。東日本大震災の復興需要顕在化やハイテク関連産業の生産・在庫サイクルのボトムアウトから、2012年度の企業業績は20%を超える経常増益率が見込まれます。 PBR(株価純資産倍率)や予想配当利回りなどのバリュエーションは依然として割安な水準にとどまっていることから、短期的に欧州債務問題や各国金融政策に対して市場のセンチメントが悪化する局面においては、これらの割安なバリュエーションが株価の下支えになると考えられます。
○今後の運用方針(好配当ジャパン・オープン) 今後の運用におきましても、マザーファンド受益証券の組入水準を高位に維持することで、中長期的に着実な信託財産の成長を目指します。
(損保ジャパン好配当日本株マザーファンド) 当ファンドは、主に予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄の中から、当社独自の分析に基づく割安度の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。今後につきましても従来からの運用方針を堅持し、中長期的に着実な信託財産の成長を図ることを目的に、積極的な運用を行います。
7- -
■期中の株式売買比率
○親投資信託の株式売買金額の平均組入株式時価総額に対する割合
項 目第 24 期 ~ 第 25 期
損保ジャパン好配当日本株マザーファンド
(a) 期 中 の 株 式 売 買 金 額 30,994,041千円
(b) 期 中 の 平 均 組 入 株 式 時 価 総 額 44,224,309千円
(c) 売 買 高 比 率(a)/(b) 0.70(注1)単位未満は切捨て。
(注2)(b)は各月末現在の組入株式時価総額の平均です。
■組入資産の明細
○親投資信託残高 (2012年4月9日現在)
期 首(第23期末) 第 25 期 末
口 数 口 数 評 価 額
千口 千口 千円損保ジャパン好配当日本株マザーファンド 1,338,985 1,215,900 1,182,098
(注1)当ファンドは6ヶ月未満決算ファンドであるため、本運用報告書は第24期・第25期を作成期としております。
(注2)口数・評価額の単位未満は切捨て。
(注3)当ファンドは、第25期末において、直接投資をする株式及び新株予約権証券の組入れはありません。
■親投資信託受益証券の設定、解約状況 (2011年10月12日から2012年4月9日まで)
第 24 期 ~ 第 25 期
設 定 解 約
口 数 金 額 口 数 金 額
千口 千円 千口 千円損保ジャパン好配当日本株マザーファンド 18,698 17,110 141,783 133,810
(注1)単位未満は切捨て。
(注2)金額は受渡代金。
■利害関係人との取引状況(2011年10月12日から2012年4月9日まで)
当ファンド及びマザーファンドにおける当期中の利害関係人との取引はございません。
■1万口(元本10,000円)当り費用の明細
項 目 第24期~第25期
(a) 信 託 報 酬 29円
(投 信 会 社) (13)
(販 売 会 社) (13)
(受 託 銀 行) ( 3)
(b) 売 買 委 託 手 数 料 5
(株 式) ( 5)
(c) 保 管 費 用 等 0
合 計 34
(注1)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は
追加・解約により受益権口数に変動があるため、下記の簡
便法により算出した結果です。
(a) 信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率
但し、期中の平均基準価額は日々の基準価額の平均、信託
報酬率は報酬実額の累計を日々の純資産総額の平均で除し
たものです。
(b) 売買委託手数料、(c)保管費用等は期中の各金額を各月末
現在の受益権口数の単純平均で除したものです。
(注2)合計を含めた各項目毎に円未満は四捨五入してあります。
(注3)売買委託手数料、保管費用等は、このファンドが組入れて
いるマザーファンドが支払った金額のうち、当ファンドに
対応するものを含みます。
8- -
■特定資産の価格等の調査
好配当ジャパン・オープンの計算期間中(2011年10月12日から2012年4月9日まで)に当ファン
ド及び当ファンドのマザーファンドである損保ジャパン好配当日本株マザーファンドが行った取引
のうち、投資信託及び投資法人に関する法律により価格等の調査が必要とされた資産の取引はござ
いません。
■資産、負債、元本および基準価額の状況
(2012年1月10日)、(2012年4月9日)現在
項 目 第 24 期 末 第 25 期 末
a 資 産 1,136,879,853円 1,221,057,480円
コ ー ル ・ ロ ー ン 等 17,392,294 38,958,807
損保ジャパン好配当日本株マザーファンド(評価額)
1,119,487,559 1,182,098,673
b 負 債 5,902,079 27,208,224
未 払 収 益 分 配 金 2,331,195 22,407,588
未 払 解 約 金 293,296 1,290,959
未 払 信 託 報 酬 3,268,702 3,500,163
そ の 他 未 払 費 用 8,886 9,514
c 純 資 産 総 額(a-b) 1,130,977,774 1,193,849,256
元 本 2,331,195,608 2,240,758,896
次 期 繰 越 損 益 金 △1,200,217,834 △1,046,909,640
d 受 益 権 総 口 数 2,331,195,608口 2,240,758,896口
1万口当り基準価額(c/d) 4,851円 5,328円
(注1)当作成期間(第24期~第25期)における期首元本額2,398,717,478円、期中追加設定元本額100,618,010円、期中一部解約元本額258,576,592円
(注2)第24期末における1口当たりの純資産総額 0.4851円第25期末における1口当たりの純資産総額 0.5328円
(注3)第24期末における元本の欠損金額 1,200,217,834円第25期末における元本の欠損金額 1,046,909,640円
■損益の状況(第24期 2011年10月12日から2012年1月10日まで)(第25期 2012年1月11日から2012年4月9日まで)
項 目 第 24 期 第 25 期a 配 当 等 収 益 1,777円 2,045円
受 取 利 息 1,777 2,045b 有 価 証 券 売 買 損 益 △ 15,136,222 129,810,742
売 買 益 890,518 138,311,549売 買 損 △ 16,026,740 △ 8,500,807
c 信 託 報 酬 等 △ 3,277,588 △ 3,509,677d 当期損益金(a+b+c) △ 18,412,033 126,303,110e 前 期 繰 越 損 益 金 △ 777,799,493 △ 743,846,245f 追 加 信 託 差 損 益 金 △ 401,675,113 △ 406,958,917
(配 当 等 相 当 額) ( 125,321,473) ( 120,679,285)(売 買 損 益 相 当 額) (△ 526,996,586) (△ 527,638,202)
g 合 計(d+e+f) △1,197,886,639 △1,024,502,052h 収 益 分 配 金 △ 2,331,195 △ 22,407,588
次期繰越損益金(g+h) △1,200,217,834 △1,046,909,640追 加 信 託 差 損 益 金 △ 401,675,113 △ 409,199,675(配 当 等 相 当 額) ( 125,329,560) ( 118,522,068)(売 買 損 益 相 当 額) (△ 527,004,673) (△ 527,721,743)分 配 準 備 積 立 金 7,131,401 4,077,261繰 越 損 益 金 △ 805,674,122 △ 641,787,226
(注1)有価証券売買損益は期末の評価換えによるものを含みます。(注2)信託報酬等には、消費税相当額を含めて表示しております。(注3)追加信託差損益金とは、信託の追加設定の際、追加設定を
した価額から元本を差し引いた差額分をいいます。(注4)第24期分配金の計算過程(2011年10月12日から2012年1月
10日まで)計算期間末における収益調整金(125,329,560円)及び分配準備積立金(9,462,596円)を対象収益(134,792,156円)として、委託者が基準価額の水準、市況動向等を勘案した結果、分配準備積立金から2,331,195円(1万口当り10円)を分配に充てることに決定しました。
第25期分配金の計算過程(2012年1月11日から2012年4月9日まで)計算期間末における経費控除後の配当等収益(17,579,104円)(本ファンドに帰属すべき親投資信託の配当等収益を含む)、収益調整金(120,762,826円)及び分配準備積立金(6,664,987円)を対象収益(145,006,917円)として、委託者が基準価額の水準、市況動向等を勘案した結果、配当等収益から17,579,104円、収益調整金から2,240,758円、分配準備積立金から2,587,726円の合計22,407,588円(1万口当り100円)を分配に充てることに決定しました。
■投資信託財産の構成 (2012年4月9日現在)
項 目第 25 期 末
評 価 額 比 率千円 %
損保ジャパン好配当日本株マザーファンド 1,182,098 96.8コ ー ル ・ ロ ー ン 等 、 そ の 他 38,958 3.2投 資 信 託 財 産 総 額 1,221,057 100.0
(注)評価額の単位未満は切捨て。
9- -
■損保ジャパン好配当日本株マザーファンドにおける主要な売買銘柄
○国内株式 (2011年10月12日から2012年4月9日まで)
第 24 期 ~ 第 25 期
買 付 売 付
銘 柄 株 数 金 額 平 均 単 価 銘 柄 株 数 金 額 平 均 単 価
千株 千円 円 千株 千円 円
旭硝子 1,830 1,236,324 675.586 本田技研 615 1,757,105 2,857.082
伊藤忠 1,270 1,173,968 924.384 住友金属工業 8,200 1,359,081 165.741
住友金属工業 8,200 1,091,674 133.131 東日本旅客鉄道 255.6 1,269,036 4,964.931
大東建託 146 1,063,567 7,284.711 信越化学 310 1,260,019 4,064.577
キヤノン 242 875,800 3,619.010 住友商事 780 771,847 989.547
東芝 2,500 826,783 330.713 東京海上HD 292 640,883 2,194.806
昭和シエル石油 1,230 678,397 551.542 JFEホールディングス 460 579,947 1,260.755
JFEホールディングス 460 656,001 1,426.089 野村ホールディングス 1,450 551,154 380.106
住友商事 556 642,710 1,155.954 大塚商会 93 544,137 5,850.943
キリンHD 680 641,197 942.937 大林組 1,330 485,974 365.394
(注1)金額は受渡代金。
(注2)金額の単位未満は切捨て。
損保ジャパン好配当日本株マザーファンド:参考情報
当ファンド(好配当ジャパン・オープン)が投資対象としている「損保ジャパン好配当日本株マ
ザーファンド」の計算期間と当ファンドの計算期間とは異なります。
本情報は、好配当ジャパン・オープンの計算期間中におけるマザーファンドの状況を参考として
掲載するものです。当該マザーファンドの直近決算の運用状況につきましては、後掲のマザーファ
ンド運用報告書をご参照下さい。
10- -
銘 柄期首(第23期末) 第 25 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円
建設業(3.8%)
コムシスホールディングス 440 - -
大林組 1,330 - -
戸田建設 350 - -
大東建託 - 146 1,052,660
積水ハウス 645 620 473,680
関電工 350 350 136,500
食料品(1.6%)
キリンHD - 680 696,320
繊維製品(0.2%)
グンゼ - 460 103,500
化学(1.7%)
信越化学 310 - -
カネカ 1,240 1,170 552,240
日立化成 185 - -
ニフコ 204 97 205,543
医薬品(4.8%)
アステラス製薬 130 130 427,050
塩野義製薬 1,160 1,195 1,252,360
ツムラ 100 195 442,845
石油・石炭製品(2.4%)
昭和シエル石油 - 1,230 612,540
JXホールディングス 863 863 428,911
ガラス・土石製品(3.1%)
旭硝子 310 2,140 1,378,160
日本板硝子 3,100 - -
鉄鋼(0.6%)
淀川製鋼所 805 805 269,675
金属製品(-)
三和ホールディングス 570 - -
機械(2.6%)
サトーホールディングス 200 200 229,800
小森コーポレーション 280 280 190,960
ダイフク 510 510 231,030
アマノ 90 90 64,890
日本トムソン 270 270 126,900
日立工機 455 455 313,040
銘 柄期首(第23期末) 第 25 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円
電気機器(17.2%)
ブラザー工業 250 - -
ミネベア 1,220 - -
東芝 - 2,500 857,500
富士通 3,420 3,670 1,482,680
セイコーエプソン 220 - -
ホシデン 255 255 147,900
船井電機 - 100 166,100
アズビル 270 270 467,640
スタンレー電気 320 320 396,480
カシオ 350 650 364,000
新光電気工業 340 515 397,065
スター精密 - 150 114,900
キヤノン 194 436 1,648,080
リコー 2,280 2,080 1,591,200
輸送用機器(6.9%)
東海理化電機 170 170 225,420
日産自動車 2,040 2,330 1,926,910
本田技研 765 150 440,550
豊田合成 255 305 456,280
精密機器(3.2%)
HOYA 722 802 1,437,184
その他製品(5.6%)
トッパン・フォームズ 370 365 263,165
凸版印刷 1,598 1,638 961,506
大日本印刷 1,630 1,630 1,255,100
電気・ガス業(-)
九州電力 310 - -
陸運業(1.3%)
東日本旅客鉄道 255.6 - -
日本通運 1,912 1,912 586,984
倉庫・運輸関連業(0.6%)
住友倉庫 730 730 283,240
情報・通信業(5.6%)
ITホールディングス 320 - -
オービック 20.5 30 480,300
大塚商会 93 - -
■組入資産の明細
下記は損保ジャパン好配当日本株マザーファンド(46,463,117千口)の内容です。
○国内株式 (2012年4月9日現在)
11- -
銘 柄期首(第23期末) 第 25 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円
日本電信電話 471.7 471.7 1,721,705
ゼンリン 170 167 134,101
NSD 190 190 134,900
卸売業(15.1%)
アルフレッサホールディングス 83 83 307,515
伊藤忠 - 1,270 1,109,980
豊田通商 425 205 323,285
三井物産 1,225 1,380 1,776,060
住友商事 1,784 1,560 1,783,080
三菱商事 590 640 1,166,720
阪和興業 675 675 235,575
スズケン 135 - -
小売業(1.7%)
アスクル 102 102 145,962
ポイント 66 - -
エディオン - 220 121,000
ドトール・日レスHD 154 154 162,932
ココカラファイン 80 80 200,720
AOKIホールディングス 100 - -
青山商事 173 - -
アークス 72.6 72.6 109,916
銀行業(11.5%)
三菱UFJフィナンシャルG 3,310 3,070 1,200,370
りそなホールディングス 1,460 2,990 1,076,400
三井住友フィナンシャルG 482 290 750,520
横浜銀行 900 870 338,430
十六銀行 740 - -
みずほフィナンシャルG 14,420 13,920 1,726,080
証券、商品先物取引業(-)
大和証券G本社 1,600 - -
野村ホールディングス 1,450 - -
松井証券 680 - -
保険業(6.7%)
MS&AD 991 1,091 1,727,053
東京海上HD 530 583 1,217,887
不動産業(1.1%)
パーク24 317 317 345,847
ゴールドクレスト - 90 127,080
サービス業(2.7%)
もしもしホットライン 304 301 231,770
銘 柄期首(第23期末) 第 25 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円
メイテック 120 117 189,072
ベネッセホールディングス 267 196 778,120
千株 千株 千円
合 計株 数 ・ 金 額 68,274.4 63,999.3 44,280,868
銘柄数<比率> 81銘柄 69銘柄 <98.0%>
(注1)銘柄欄の( )内は国内株式の評価総額に対する各業種の比
率。
(注2)合計欄の< >内は、純資産総額に対する評価額の比率。
(注3)評価額の単位未満は切捨て。
(注4)期数は、好配当ジャパン・オープンの決算期数を記載して
おります。
12- -
分 配 金 の お 知 ら せ
<1万口当り分配金(税込み)>
第24期 第25期1万口当り分配金 10円 100円
<分配金をお支払いする場合>・分配金は、原則として各決算日から起算して5営業日までにお支払いを開始しています。<分配金を再投資する場合>・お手取り分配金は、各決算日現在の基準価額に基づいて、みなさまの口座に繰り入れて再投資しています。
<課税上の取扱いについて>・分配金には、課税扱いとなる「普通分配金」と、非課税扱いとなる「元本払戻金(特別分配金)」があります。
・分配金落ち後の基準価額が個別元本と同額の場合または個別元本を上回っている場合は、分配金の全額が普通分配金となります。
・分配金落ち後の基準価額が個別元本を下回っている場合には、その下回る部分の額が元本払戻金(特別分配金)となります。
・元本払戻金(特別分配金)が発生した場合は、収益分配金発生時に個々の受益者の個別元本から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が、その後の個々の受益者の個別元本となります。
・個人の受益者に対する課税(元本払戻金(特別分配金)は非課税です)税率は普通分配金について、10%(所得税7%および地方税3%)です。また、2013年1月1日から2013年12月31日までの間、普通分配金並びに解約時又は償還時の差益に対し、所得税7%に2.1%の率を乗じた復興特別所得税が付加され、10.147%(所得税及び復興特別所得税7.147%、並びに地方税3%(法人受益者は7.147%の源泉徴収が行われます。))の税率が適用され、2014年1月1日以降20.315%(所得税15.315%および地方税5%)となる予定です。
※法人の受益者に対する課税は、税率が異なります。※上記内容は、税法が改正された場合等には変更になることがあります。※課税上の取扱いの詳細につきましては、税務専門家または税務署等にご確認ください。
<復興特別所得税について> 2013年1月1日から2013年12月31日までの間、普通分配金並びに解約時又は償還時の差益に対し、所得税7%に2.1%の率を乗じた復興特別所得税が付加され、10.147%(所得税及び復興特別所得税7.147%、並びに住民税3%(法人受益者は7.147%の源泉徴収が行われます。))の税率が適用されます。 なお、復興特別所得税に係る記載がされた目論見書(2012年7月頃作成される予定です。)の再交付をご希望される受益者の方につきましては、お申し出頂ければ再度、送付させて頂きますので、その旨を販売会社までお申し出下さい。
13- -
東京都中央区日本橋二丁目2番16号 共立日本橋ビル
<運用報告書についてのお問い合わせ窓口>
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント 営業部
電話:03-5290-3519(受付時間:営業日の午前9時~午後5時)
損保ジャパン好配当日本株マザーファンド
運用報告書
第7期(決算日 2011年10月11日)
<計算期間 2010年10月9日~2011年10月11日>
損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの第7期の運用状況をご報告申し上げます。
■当ファンドの仕組みは次の通りです。
信 託 期 間 無期限です。
運 用 方 針日本の株式に投資することで、信託財産の中長期的に着実な成長を図ることを目的に、積極的な運用を行な
います。
主要投資対象 わが国の株式を主な投資対象とします。
組 入 制 限 株式への投資割合には制限を設けません。
14- -
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
05/6/15(設定日)
06/5 07/4 08/3 09/2 10/1 10/12 11/10/11(期末)
(円) 損保ジャパン好配当日本株マザーファンド基準価額の推移
■設定以来の運用実績
決 算 期基 準 価 額
株 式 組 入比 率
株 式 先 物比 率
純 資 産総 額期 中
騰 落 率
(設 定 日) 円 % % % 百万円2005年6月15日 10,000 - - - 3,800
1期(2005年10月11日) 11,589 15.9 98.2 - 15,311
2期(2006年10月10日) 13,494 16.4 98.0 - 81,226
3期(2007年10月9日) 15,070 11.7 98.8 - 121,396
4期(2008年10月8日) 9,000 △40.3 96.9 - 73,921
5期(2009年10月8日) 9,416 4.6 97.0 - 74,296
6期(2010年10月8日) 9,402 △ 0.1 97.6 - 60,607
7期(2011年10月11日) 8,785 △ 6.6 97.5 - 44,866
(注1)株式先物比率=買建比率-売建比率。
(注2)基準価額は1万口当たり(以下同じ)。
(注3)当ファンドは、配当利回り等を勘案して絞られた投資候補銘柄の中から、当社独自の調査分析に基づいて理論的株価と市場価格を比
較して割安となっている銘柄に主に投資するファンドです。そのため、当ファンドのコンセプトに適った指数等が存在しないため、
ベンチマークおよび参考指数は記載しておりません。
15- -
■当期中の基準価額と市況等の推移
年 月 日基 準 価 額
株式組入比率 株式先物比率騰 落 率
(期 首) 円 % % %2010年10月8日 9,402 - 97.6 -
10月末 9,057 △ 3.7 95.6 -
11月末 9,567 1.8 97.6 -
12月末 10,105 7.5 98.5 -
2011年1月末 10,116 7.6 99.2 -
2月末 10,550 12.2 98.8 -
3月末 9,940 5.7 97.3 -
4月末 9,639 2.5 97.2 -
5月末 9,541 1.5 97.6 -
6月末 9,605 2.2 97.8 -
7月末 9,470 0.7 99.4 -
8月末 8,780 △ 6.6 99.1 -
9月末 8,868 △ 5.7 97.2 -
(期 末)2011年10月11日 8,785 △ 6.6 97.5 -
(注1)基準価額の騰落率は期首比。
(注2)株式先物比率=買建比率-売建比率。
(注3)当ファンドは、配当利回り等を勘案して絞られた投資候補銘柄の中から、当社独自の調査分析に基づいて理論的株価と市場価格を比
較して割安となっている銘柄に主に投資するファンドです。そのため、当ファンドのコンセプトに適った指数等が存在しないため、
ベンチマークおよび参考指数は記載しておりません。
16- -
■第7期の運用経過と今後の運用方針(2010年10月9日~2011年10月11日)
<運用環境>
○国内株式市況TOPIX(東証株価指数)・・・期首:839.44、期末:755.00、騰落率:-10.1%
当期間の国内株式市場は下落しました。前半は、米国の追加金融緩和策を背景とした景気回復期待などから上昇基調が続きましたが、2011年3月11日の東日本大震災を受けて大幅下落となり、その後は上値の重い展開となりました。後半に入り、一時上昇する場面もありましたが、欧州諸国の財政問題や米国景気の腰折れ懸念などから反落となり、期末にかけても軟調な推移となりました。
期初は軟調な展開で始まりましたが、2010年11月に入り、米国の追加金融緩和策が発表されると、米国景気の好転期待から急反発し、その後も好調な経済指標の発表や円安ドル高の進行などが支援材料となって上昇基調となりました。 12月は、米国クリスマス商戦の出足が好調だったことや、ブッシュ前政権時に導入された減税措置の延長について妥協案がまとまったことなどが好感されて続伸し、2011年の年明け以降も米国景気の回復期待などを背景に堅調な推移が続きました。その後は、それまでの相場上昇に対する高値警戒感や円高ドル安の進行、エジプトでの政治的混乱など悪材料が相次いだことなどから弱含む場面もありましたが、2月に入り、米国雇用関連統計が市場予想以上に改善したことや、日銀の金融政策決定会合で景気の現状判断が引き上げられたことなどを受け、景気回復期待を背景に一段高となりました。しかし、2月の後半には高値警戒感がある中で、リビアで反政府運動が広がるなど中東・北アフリカ情勢の先行きに対する懸念が高まったことから、国内株式市場は反落となりました。 3月11日には、東日本大震災が発生し、直接的な被害の甚大さに加え、福島第一原子力発電所の事故、首都圏での計画停電の実施などを受け、国内株式市場は暴落となりました。為替市場では、一時ドル円相場が戦後
高値の79円75銭を更新し、76円台となる場面もありました。その後は、緊急避難的な売りの動きが一巡し、また円売りの協調介入が行われたことで行き過ぎた円高進行に対する不安も払拭され、国内株式市場は反発しました。 4月以降は、震災が企業業績に与える悪影響に対する懸念や福島第一原子力発電所の事故処理などに対する先行き不透明感から積極的な買いの動きは限定的で、上値の重い展開となりました。その後も欧州諸国の財政問題の再燃や、円高ユーロ安の進行などから軟調な展開が続きましたが、6月後半にギリシャの新内閣信任や緊縮財政案が可決されたことなどを受けると、同国の債務問題に対する懸念が後退し、国内株式市場は大きく上昇しました。 しかし、上昇の勢いは長続きせず、7月後半には為替市場での急激な円高ドル安の進行や、米国の連邦債務残高上限の引き上げを巡る与野党間の交渉難航などを背景に反落局面となりました。さらに、8月には米国経済の腰折れ懸念や、新興国の景気失速懸念、欧州諸国の財政問題に対する警戒感が強まり、海外株式市場が急落したことを受けて、国内株式市場は大幅下落となりました。大手格付機関が米国債の長期格付けを引き下げたことなども投資家がリスク回避姿勢を強める要因となりました。 その後、政策当局がEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の拡充など、対応策を順次発表しましたが、一方で大手格付機関が相次いで欧州の一部の国が発行する国債の長期信用格付けを引き下げるなど、欧州諸国の財政問題に対する警戒感は根強く、期末にかけても軟調な展開が続きました。
700
750
800
850
900
950
1,000
10/10/8(期首)
10/12 11/2 11/4 11/6 11/8 11/10/11(期末)
(出所:Bloomberg)
TOPIX(東証株価指数)の推移
17- -
<基準価額の推移と主な変動要因>
○基準価額の推移基準価額・・・期首:9,402円、期末:8,785円、騰落率:-6.6%
○基準価額の主な変動要因 当期は、国内株式市場の下落を受け、当ファンドの基準価額も下落しました。 個別銘柄では、KDDI、野村総合研究所などの保有がプラス要因となりましたが、リコー、任天堂、塩野義製薬などの保有がマイナス要因となりました。
8,000
8,500
9,000
9,500
10,000
10,500
11,000
10/10/8(期首)
10/12 11/2 11/4 11/6 11/8 11/10/11(期末)
(円) 損保ジャパン好配当日本株マザーファンド基準価額の推移
18- -
損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの組入上位10銘柄(2011/10/11時点)
銘柄名 業種 純資産比1 本田技研 輸送用機器 4.0%
2 日本電信電話 情報・通信業 4.0%
3 住友商事 卸売業 3.8%
4 MS&AD 保険業 3.5%
5 みずほフィナンシャルG 銀行業 3.5%
6 リコー 電気機器 3.4%
7 日産自動車 輸送用機器 3.2%
8 HOYA 精密機器 3.0%
9 富士通 電気機器 3.0%10 三井物産 卸売業 3.0%
電気機器12.8%
卸売業12.0%
銀行業10.9%
輸送用機器8.7%
情報・通信業7.1%
保険業6.0%
その他製品5.7%
化学5.5%
医薬品4.4%
陸運業4.2%
その他22.6%
損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの業種別構成比率(2011/10/11時点)
(注1)業種別構成比率は、国内株式の評価総額に対する各業種の
評価額の比率です。
(注2)端数処理の関係上、構成比合計が100%とならない場合が
あります。
<運用経過>
○株式組入比率 期を通して株式の組入比率を高位に維持しました。期末の組入比率は、97.5%です。
○業種別構成比率 当ファンドの期末時点における業種別構成比率は、円グラフの通りです。
○個別銘柄及び銘柄組入比率 当ファンドの期末時点における組入上位10銘柄は、別表の通りです。なお、当期間に行った主な銘柄入れ替えは、以下の通りです。
・主な購入(ウェイトアップ)銘柄予想配当利回りが市場平均以上で、かつ当社分析に基づき割安な銘柄を中心に購入しました。具体的には、本田技研工業、日産自動車、富士通、大日本印刷などです。
・主な売却(ウェイトダウン)銘柄予想配当利回りが低下した銘柄や、割安度が薄れた銘柄を中心に売却しました。具体的には、KDDI、JXホールディングス、西日本旅客鉄道、第一三共などです。
19- -
■1万口(元本10,000円)当り費用の明細
項 目 当 期
売 買 委 託 手 数 料 18円
(株 式) (18)
合 計 18
(注1)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、
追加・解約により受益権口数に変動があるため、下記の簡
便法により算出した結果です。
売買委託手数料は期中の各金額を、各月末現在の受益権口
数の単純平均で除したものです。
(注2)合計を含めた各項目ごとに円未満は四捨五入してあります。
<今後の運用方針>
○今後の投資環境 株式市場は、世界的なマクロ経済の先行きに対する警戒感から海外の株式市場とともに調整を余儀なくされています。現状の東証一部のPBR(株価純資産倍率)の水準からは、先行きの業績悪化を相当程度織り込んでいるとみられます。したがって、今後さらに大きく下落する可能性は低く、今年度対比で増益が見込まれる2012年度業績に関心が移るにつれて、PER(株価収益率)の割安感が台頭し、緩やかながらも上昇基調に転じると予想します。
○今後の運用方針 当ファンドは、主に予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄の中から、当社独自の分析に基づく割安度の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。今後につきましても従来からの運用方針を堅持し、中長期的に着実な信託財産の成長を図ることを目的に、積極的な運用を行います。
■売買及び取引の状況
○国内株式 (2010年10月9日から2011年10月11日まで)
買 付 売 付
株 数 金 額 株 数 金 額
千株 千円 千株 千円
国 内46,094.5( 508.4)
35,647,821( -)
56,818.915 46,418,479
(注1)金額は受渡代金。
(注2)金額の単位未満切捨て。
(注3)( )内は増資割当、株式転換・合併等による増減分で、上段の数字には含まれておりません。
20- -
■期中の株式売買比率
○株式売買金額の平均組入株式時価総額に対する割合
項 目 当 期
(a) 期 中 の 株 式 売 買 金 額 82,066,301千円
(b) 期 中 の 平 均 組 入 株 式 時 価 総 額 54,297,971千円
(c) 売 買 高 比 率(a)/(b) 1.51
(注1)単位未満は切捨て。
(注2)(b)は各月末現在の組入株式時価総額の平均です。
■利害関係人との取引状況(2010年10月9日から2011年10月11日まで)
当ファンドにおける当期中の利害関係人との取引はございません。
■主要な売買銘柄
○国内株式 (2010年10月9日から2011年10月11日まで)
当 期
買 付 売 付
銘 柄 株 数 金 額 平 均 単 価 銘 柄 株 数 金 額 平 均 単 価
千株 千円 円 千株 千円 円
任天堂 101.5 1,942,340 19,136.362 KDDI 5.665 2,911,950 514,024.750
住友金属工業 9,350 1,815,612 194.183 JXホールディングス 4,078 2,105,194 516.232
本田技研 765 1,798,689 2,351.228 住友金属工業 9,350 1,589,580 170.008
日産自動車 2,040 1,568,148 768.700 キヤノン 402 1,525,117 3,793.825
富士通 3,500 1,500,311 428.660 西日本旅客鉄道 361 1,471,081 4,075.017
大日本印刷 1,630 1,499,933 920.204 花王 698 1,462,073 2,094.661
東京エレクトロン 332 1,474,408 4,440.988 第一三共 847 1,447,950 1,709.504
三菱商事 590 1,038,711 1,760.527 小野薬品 336 1,351,720 4,022.976
リコー 820 959,302 1,169.880 アステラス製薬 438 1,342,800 3,065.755
エーザイ 314 899,063 2,863.258 野村総合研究所 737 1,321,539 1,793.134
(注1)金額は受渡代金。
(注2)金額の単位未満は切捨て。
21- -
銘 柄期首(前期末) 当 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円
建設業(3.6%)
コムシスホールディングス 520 440 344,960
大林組 1,890 1,330 525,350
鹿島建設 1,650 - -
西松建設 1,470 - -
前田建設 660 - -
戸田建設 700 350 104,650
積水ハウス 730 645 459,885
関電工 - 350 124,600
協和エクシオ 470 - -
食料品(-)
キリンHD 260 - -
アリアケジャパン 133 - -
繊維製品(-)
グンゼ 540 - -
化学(5.5%)
信越化学 416 310 1,235,350
堺化学 581 - -
カネカ 1,240 1,240 528,240
住友ベークライト 745 - -
日立化成 - 185 250,120
花王 698 - -
ニフコ 180 204 408,000
医薬品(4.4%)
アステラス製薬 568 130 377,390
塩野義製薬 888 1,160 1,313,120
小野薬品 301 - -
ツムラ - 100 226,800
第一三共 847 - -
石油・石炭製品(0.9%)
コスモ石油 1,500 - -
JXホールディングス 4,941 863 377,994
ガラス・土石製品(1.7%)
旭硝子 - 310 223,510
日本板硝子 4,880 3,100 514,600
鉄鋼(0.6%)
JFEホールディングス 355 - -
淀川製鋼所 805 805 269,675
金属製品(0.3%)
三和ホールディングス 570 570 135,660
銘 柄期首(前期末) 当 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円機械(2.3%)
サトーホールディングス 200 200 202,200
小森コーポレーション - 280 140,280
ダイフク 510 510 216,240
アマノ 390 90 61,110
マックス 320 - -
日本トムソン - 270 126,360
日立工機 455 455 269,815
電気機器(12.8%)
ブラザー工業 - 250 238,750
ミネベア - 1,220 309,880
富士通 - 3,420 1,357,740
セイコーエプソン - 220 208,780
ホシデン 340 255 138,210
山武 - 270 422,820
コーセル 142 - -
スタンレー電気 - 320 351,680
カシオ 1,280 350 159,250
新光電気工業 - 340 198,560
キヤノン 518 194 686,760
リコー 1,900 2,280 1,541,280
輸送用機器(8.7%)
東海理化電機 225 170 226,780
日産自動車 - 2,040 1,450,440
本田技研 - 765 1,795,455
豊田合成 - 255 343,230
精密機器(3.1%)
HOYA 920 722 1,365,302
ニプロ 193 - -
その他製品(5.7%)
バンダイナムコHLDGS 660 - -
トッパン・フォームズ 370 370 228,660
凸版印刷 1,510 1,598 933,232
大日本印刷 - 1,630 1,336,600
電気・ガス業(0.8%)
九州電力 419 310 348,440
陸運業(4.2%)
東日本旅客鉄道 166.6 255.6 1,215,378
西日本旅客鉄道 4.6 - -
日本通運 3,697 1,912 604,192
■組入資産の明細
下記は損保ジャパン好配当日本株マザーファンド(51,070,343千口)の内容です。
○国内株式 (2011年10月11日現在)
22- -
銘 柄期首(前期末) 当 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円倉庫・運輸関連業(0.6%)
住友倉庫 - 730 256,960
情報・通信業(7.1%)
ITホールディングス 345 320 272,640
野村総合研究所 737 - -
オービック - 20.5 302,580
大塚商会 - 93 510,570
日本電信電話 620.7 471.7 1,787,743
KDDI 5.665 - -
エヌ・ティ・ティ・ドコモ 3.5 - -
ゼンリン 170 170 122,740
NSD - 190 122,360
卸売業(12.0%)
アルフレッサホールディングス - 83 262,695
豊田通商 - 425 568,650
三井物産 1,600 1,225 1,353,625
住友商事 2,180 1,784 1,696,584
三菱商事 - 590 889,720
阪和興業 933 675 230,175
スズケン - 135 268,245
小売業(2.5%)
アスクル 102 102 114,342
ポイント 112 66 237,600
DCMホールディングス 302 - -
ドトール・日レスHD 154 154 149,380
ココカラファイン - 80 161,040
サンマルクホールディングス 29.6 - -
良品計画 105 - -
島忠 100 - -
AOKIホールディングス - 100 112,800
青山商事 258 173 217,288
アークス 145.6 72.6 110,860
銀行業(10.9%)
三菱UFJフィナンシャルG 4,990 3,310 1,112,160
りそなホールディングス - 1,460 519,760
三井住友フィナンシャルG 682 482 1,030,034
横浜銀行 - 900 338,400
十六銀行 - 740 175,380
セブン銀行 1.95 - -
みずほフィナンシャルG 18,220 14,420 1,586,200
証券、商品先物取引業(2.5%)
ジャフコ 234 - -
大和証券G本社 1,450 1,600 451,200
野村ホールディングス - 1,450 411,800
銘 柄期首(前期末) 当 期 末
株 数 株 数 評 価 額
千株 千株 千円松井証券 - 680 240,040
保険業(6.0%)
MS&AD 1,092.2 991 1,591,546
東京海上HD 240 530 1,018,130
その他金融業(-)
芙蓉総合リース 76 - -
イオン クレジットサービス 250 - -
不動産業(0.7%)
パーク24 345 317 314,147
サービス業(3.0%)
もしもしホットライン 105 304 226,784
メイテック - 120 175,320
ベネッセホールディングス 143 267 899,790
千株 千株 千円
合 計株 数 ・ 金 額 78,490.415 68,274.4 43,736,616
銘柄数<比率> 78銘柄 81銘柄 <97.5%>
(注1)銘柄欄の( )内は国内株式の評価総額に対する各業種の比
率。
(注2)合計欄の< >内は、純資産総額に対する評価額の比率。
(注3)評価額の単位未満は切捨て。
23- -
■特定資産の価格等の調査
損保ジャパン好配当日本株マザーファンドの計算期間中(2010年10月9日から2011年10月11日ま
で)に当ファンドが行った取引のうち、投資信託及び投資法人に関する法律により価格等の調査が
必要とされた資産の取引はございません。
■投資信託財産の構成 (2011年10月11日現在)
項 目当 期 末
評 価 額 比 率
千円 %株 式 43,736,616 97.5
コ ー ル ・ ロ ー ン 等 、 そ の 他 1,130,207 2.5
投 資 信 託 財 産 総 額 44,866,823 100.0
(注)評価額の単位未満切捨て。
■資産、負債、元本および基準価額の状況(2011年10月11日現在)
項 目 当 期 末
a 資 産 44,866,823,510円
コ ー ル ・ ロ ー ン 等 461,630,910
株 式(評価額) 43,736,616,200
未 収 配 当 金 668,576,400
b 負 債 -
c 純 資 産 総 額(a-b) 44,866,823,510
元 本 51,070,343,387
次 期 繰 越 損 益 金 △ 6,203,519,877
d 受 益 権 総 口 数 51,070,343,387口
1万口当り基準価額(c/d) 8,785円
(注1)信託財産に係る期首元本額64,462,639,203円、期中追加設
定 元 本 額 604,926,941 円 、 期 中 一 部 解 約 元 本 額
13,997,222,757円
(注2)期末における当マザーファンドを投資対象とする投資信託
ごとの元本の内訳
みずほ好配当日本株オープン 49,417,889,485円
好配当ジャパン・オープン 1,338,985,366円
みずほ好配当日本株オープン(ノーロード型)
313,468,536円
(注3)期末における1口当たりの純資産総額 0.8785円
(注4)期末における元本の欠損金額 6,203,519,877円
■損益の状況(2010年10月9日から2011年10月11日まで)
項 目 当 期
a 配 当 等 収 益 1,649,325,218円
受 取 配 当 金 1,648,898,200
受 取 利 息 222,329
そ の 他 収 益 金 204,689
b 有 価 証 券 売 買 損 益 △4,619,981,364
売 買 益 3,952,217,738
売 買 損 △8,572,199,102
c 当 期 損 益 金(a+b) △2,970,656,146
d 前 期 繰 越 損 益 金 △3,855,129,547
e 解 約 差 損 益 金 641,332,757
f 追 加 信 託 差 損 益 金 △ 19,066,941
g 合 計(c+d+e+f) △6,203,519,877
次 期 繰 越 損 益 金(g) △6,203,519,877
(注1)有価証券売買損益は期末の評価換えによるものを含みます。
(注2)解約差損益金とは、中途解約の際、元本から解約価額を差
し引いた差額分をいいます。
(注3)追加信託差損益金とは、信託の追加設定の際、追加設定を
した価額から元本を差し引いた差額分をいいます。