お悩み解決!データベースの仮想化統合(dbの仮想化統合には気をつけろ!)...

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Page 1: お悩み解決!データベースの仮想化統合(DBの仮想化統合には気をつけろ!)

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お悩み解決! データベースの仮想化統合 日本オラクル OracleDirect

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以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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TCO削減は IaaS型サーバ統合だけで解決しない ITのスプロール化抑止への挑戦

IT運用のデス・マーチは続く・・・

見た目はスッキリ、中身変わらず

新規プロジェクト → 仮想マシン増加

物理に加えて論理の管理、運用負担は増加

本当に減ったのか? 運用が効率化したのか?

仮想化によるサーバ・ストレージ統合

数量的な削減(スペース・電気のコスト削減)

HW所有コストの削減

物理的運用管理の簡素化

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“デス・マーチ”とは? 新規のIT投資が維持費用を積み増してしまい、企業の成長を阻む

維持の ための 費用

新規投資

維持の ための 費用

新規投資

維持の ための 費用

新規投資

現状のままだと

維持費用は、年々増加。維持のための費用の増加により、新規投資の予算枠がさらに圧迫される

新規投資の多くは現行部分の変化のために費やされる

追加

1年目 2年目 3年目

成長・変革の ためのIT投資 (約23%)

維持費用 (約77%)

IT投資

追加

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システム構築から運用における重要ポイント

要件定義

サイジング

H/W・S/W調達

バックアップ

性能監視

チューニング パッチ適用

H/Wセットアップ S/Wセットアップ

動作テスト

問題分析

問題解決

障害復旧

設計 構築 運用 緊急

システム・ライフサイクルの中で、「性能」「可用性」「運用管理」等の 項目で求められるデータベース要件を考慮した構成をとることが重要

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システム設計 Oracleのベストプラクティス構成によるTime-to-Marketの最小化

- デリバリー所要期間 : 長 -> 構成検討、機器選定、設計、実装、検証、他

- 障害復旧所要労力 : 大 -> 障害パターン:多(多様な構成 | Reactive) -> 障害切分け&再現 : 要

- デリバリー所要期間 : 短 -> 出荷前実施済(構成、設計、実装、検証、他)

- 障害復旧所要労力 : 小 -> 障害パターン:少 (唯一の構成 | Proactive) -> 障害切分け & 再現 : 不要

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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システム構築 データベース基盤の短期導入・リスク低減が可能

納入、設置

インストール・設定

仮想環境セットアップ

ストレージ/ネットワーク

クラスタウエア

データベース

パッチ適用

データベース作成

納入、設置

ウィザードに従い7ステップで完了

数日~数週間

わずか2時間

機材の設置から仮想環境のセットアップ、 データベース構築まで数日~数週間かかる。

設定ミス等によるトラブルリスクも!?

Oracle Appliance Managerにより、 7ステップのウィザードで、わずか2時間で構築可能。

手順も簡単なのでリスク低減も可能!

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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性能監視 網羅的なシステム全体の一括監視の実現

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

サーバ

共有ストレージ

VMware ESX

OS OS OS

DB DB DB 監視項目

H/W

- サーバ x 2

- ストレージ

S/W

- VMware ESX

- OS x 3

- DB x 3

合計 10項目 スイッチ システムがスパゲッティ化

してしまい、網羅的に性能監視することが難しい

監視対象が多く、性能監視に非常に手間がかかる

OS

DB

監視項目:OSおよびH/W Integrated Lights Out Manager (ILOM)

監視項目:DB Oracle Enterprise Manager(EM)

コンポーネント毎に個別に監視 システムがスパゲッティ化

性能劣化のボトルネック究明が複雑化

構成要素が最適な組み合わせでワンボックス化 網羅的なシステムの稼働状態をモニタリング

原因究明がしやすい

2つのGUI管理コンソールのみシンプルな性能監視を 実現可能

設計

構築

運用

緊急

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データベース・チューニング DBAのスキルに依存しないデータベース・チューニング

様々なツールやコマンドを駆使して管理・監視 情報の収集や分析に手間と時間がかかる

DBAのスキルに依存した運用

開発者や管理者に依存しない 高度なスキルが不要

育成もしくは業務委託費用のコスト削減が可能

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

SQLチューニングに必要な多くの作業を自動化!

• EMのパフォーマンス画面から非効率なSQL文を特定

• 「チューニング・アドバイザ」を使ってアドバイスを取得

• アプリケーションを変更することなく、チューニングすることが可能

SQLのチューニングには、複雑な調査と時間が必要

• 非効率なSQL文を見つけるために、処理を再現

• 非効率なSQLを特定

• 非効率なSQLの実行計画を取得し、分析(専門家に依頼)

• SQL文を変更(アプリケーション変更)

• チューニングの効果測定(十分な効果を得られるまで再度SQL文を分析)

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【参考】運用工数にかかる工数比較

運用項目 Oracle Enterprise Managerがない場合 Oracle Enterprise Managerがある場合

監視

領域監視 スクリプトで定期的に情報取得 管理者が手動で実行/分析する必要…

しきい値を設定し、領域が不足する前にアラート通知 手動監視をしなくても領域問題を速やかに検知できる

性能監視 CPU使用率やメモリヒット率の確認 管理者が手動で実行/分析する必要…

監視に必要な情報が自動収集+性能劣化時に通知 手動監視をしなくても性能問題を速やかに検知できる

構成監視 OSやDBの情報をExcel等で個別管理 管理漏れ等により、トラブル解決が長引く…

ホスト/OS/データベースの構成情報の自動取得 漏れなく情報を収集し、トラブル時速やかに原因究明

チューニング 再現を待ってボトルネックを特定 インフラ担当へ連絡→インフラチューニング 開発担当へ連絡→SQLチューニング 原因の特定に時間がかかる 各担当に個別に依頼しなければならない

Enterprise Managerの自動チューニング機能を使ってボトルネックを自動診断+通知 画面から問題のSQLを特定して改善アドバイスを取得 アプリケーションを変えることなく性能を改善 データベースの機能を使ってチューニングを効率化

81%削減

DBAの作業時間

※弊社データセンターに おける実績値

※1 Forrester Research, The TEI of Oracle Enterprise Manager Database Management Packs http://www.oracle.com/technology/products/manageability/database/pdf/ow07/forrester_packs_roi_ow07.pdf

122% 3年間でのROI

※1

いざ問題が起きても なかなか解決しない…

特に問題がなくても かかっていく

定常監視コスト…

データ量増加につれ 増えていくメンテ ナンス時間…

Oracle Enterprise Managerの機能を使うことによって 下げられる運用工数・コストも多くあります

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パッチ適用 オールインワンで適用できるパッチにより、メンテナンスの手間と時間を最小化

• 煩雑なパッチ管理から解放

ハードウェアからデータベースまで一括管理

• 迅速な問題解決の実現

全世界共通のファームウェア, パッチレベル

コンポーネント毎にパッチ適用する必要があり、 メンテナンスが煩雑。適用する頻度も増える分、

計画停止時間も長くなる可能性あり

OS、ハードウェア、Oracle製品全てを 1つにまとめたBundle Patchをワンコマンドで 一括適用でき、メンテナンスも非常に簡単

サーバ

共有ストレージ

VMware ESX

OS OS OS

DB DB DB

スイッチ

各レイヤーのパッチを 個別に適用する必要あり

全レイヤーのパッチを ワンコマンドで一括適用

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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運用:バックアップ 業務に影響を及ぼさない安全なバックアップ運用の実現

サーバ

VMware ESX

OS OS

DATA DATA

共有ストレージ

VMFS

スナップショット

VM毎バックアップするため、サイズが肥大化しやすく、バックアップに時間がかかる

スナップショット機能を使用する際は、アプリケーションを停止する必要あり

日次で高速増分バックアップ

週次にフルバックアップ データファイル

高速増分バックアップは、差分データだけを読み取りバックアップするため、短時間でバックアップ取得が可能

RMANによるバックアップは、 アプリケーションを停止する ことなく実施可能

スナップショット機能によるバックアップでは、 バックアップにシステム停止が必要な場合がある。

VM毎バックアップするため、サイズが肥大化

システムを停止することなく、バックアップを取得可能 バックアップ・リカバリ時間短縮/サイズ縮小が可能

※Oracleデータベースは別の領域に格納し、個別にバックアップする場合もあります ※OSのバックアップは、インストール直後に取得します

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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【参考】大多数の企業がバックアップの課題に直面 x86サーバの仮想化環境への移行で顕在化したバックアップの課題、IDC Japan

• 仮想化へ移行した企業の9割がバックアップ の課題に直面

• 中~大規模な仮想化を構築する企業は、 仮想環境ならではの複数の特徴的な課題 を抱える

• バックアップ運用まで考慮に入れ、 仮想化への移行を検討すべき

POINT

x86サーバの仮想化環境への移行で顕在化したバックアップの課題(上位項目)

出典: IDC Japanプレスリリース「~仮想化環境におけるバックアップ課題が顕在化~ 国内x86サーバー仮想化環境でのデータ保護手法実態調査結果を発表」(2013年9月25日)

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安定運用のキー要素:可用性

データ(RPO)

• あらゆる障害における停

止によってデータの損失を

起こしやすい構成になって

いないか

時間(RTO)

• あらゆる障害における停

止からどれぐらい迅速に業

務を再開できるか

コスト(ROI)

• すべてのシステムが活用さ

れているか、無駄なコンポ

ーネントはないか

最適化

RPO:Recovery Point Objective(目標復旧時点) 、 RTO:Recovery Time Objective(目標復旧時間) 、 ROI:Return On Investment(投資対効果)

設計

構築

運用

緊急

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可用性対策 あらゆる障害に迅速に対応でき、無駄なコンポーネントを発生させない対策の実現

仮想マシンのHA機能 インスタンス障害に未対応

数分~数十分のダウンタイム

インスタンスレベルからサイトレベルまで、あらゆる 障害に網羅的に対応可能。ダウンタイムも極小化で

き、休眠リソースも発生しないので無駄がない

OS

Oracle Grid Infra / RAC

OS

ACTIVE ACTIVE

Oracle DB (RAC構成)

Oracle DB

参照業務の オフロード バックアップ

リアルタイム データ同期

VMware ESX

VM2

DB

VM1

DB

VMware ESX

VM3

DB

VM2

DB

VM HA機能では、インスタンス障害に 対応できない

VM再起動、DBオープン…

VM再起動から行われるため、 フェイルオーバーに時間がかかる

フェイルオーバーに備え、スタンバイリソースを 確保する必要あり

Active-Active構成 ゼロダウンタイムでフェイルオーバー可能

待機サーバも常に最新データ。 参照処理のオフロードや バックアップ取得先として活用

設計

構築

運用

緊急

Active Data Guard

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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データベース障害の切り分け あらゆる障害を想定し、SPOFを防ぐことが重要

データ障害

システム障害

計画外停止

データベース構造の変更 (列の追加、表の移動など)

OSやDBのシステム変更 (パッチ適用など)

計画停止

サーバ障害

ストレージ障害

サイト障害

人的エラー

データ破損

RACによる クラスタ構成

ASMによる データのミラーリング

Data Guardによる 災対サイトの構築

フラッシュバックによる データの巻き戻し

Active Data Guardによる 自動ブロックリカバリ

Data Guardをによる ローリングアップグレード

オンライン再定義による DB構造の変更

RAC

ASM (サポート条件あり)

△ (データ損失リスク有,設定が複雑)

Oracle DB EE Oracle DB SE

VM HA (インスタンス障害は×)

×

VMware Replication (リアルタイム・データ転送はx)

VMware

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問題検知から解決 システムの全コンポーネントをオラクルがサポート、安心できる構成を実現可能

コンポーネント毎にバラバラのベンダーから提供 されている場合、問題の切り分けが難しく、問題 解決までたらい回しにされてしまう恐れも・・・。

ハードウェアからソフトウェアまで、オラクルがフル サポート。障害検知から自動でSR登録、さらに

必要な情報は自動送信され、問題解決も迅速。

お客様

(解析) パーツ交換 SR 作成

SR

監視ツール

パーツ手配 (エンジニア手配)

故障箇所の特定に 必要な情報を自動送信

サーバ

共有ストレージ

VMware ESX

OS OS OS

DB DB DB

スイッチ

一体どこが原因なのか 分からない! 問い合わせ先もバラバラ だから面倒だなぁ・・・

設計

構築

運用

緊急

一般的な仮想化構成 Oracle Database Appliance

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まとめ ~ システム構築から運用における重要ポイント

要件定義

サイジング

H/W・S/W調達

バックアップ

性能監視

チューニング パッチ適用

H/Wセットアップ S/Wセットアップ

動作テスト

問題分析

問題解決

障害復旧

設計 構築 運用 緊急

性能、可用性、運用のシステム要件を満たせる構成になっているか

シンプルな ベストプラクティス構成

短期導入 リスク低減

物理マシンから 仮想マシンに変えただけでは 運用は変わらない

仮想マシンの 問題切り分けはより複雑に

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