dbcj drupal + japan 2017

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DBCJ Drupal Business Consortium Japan Drupal + Japan 2017 2017年6月2日 Drupal ビジネスコンソーシアム理事 池田 秀一 https://www.facebook.com/hidekazu.ikeda.3

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Page 1: DBCJ  Drupal + Japan  2017

DBCJ Drupal Business Consortium Japan

Drupal + Japan 2017

2017年6月2日

Drupal ビジネスコンソーシアム理事

池田 秀一

https://www.facebook.com/hidekazu.ikeda.3

Page 2: DBCJ  Drupal + Japan  2017

なぜ Drupalか?? (海外では当たり前)

• システム構築の中核となるOSS

• データが主役のCMSとして進化してきた、自由にコンテンツを作成、表示可能

• 高い拡張性と豊富な追加部品群

• 多言語サイトの構築が容易に可能

• 世界中に広がるエコシステム

レゴブロックのようにビジネスロジックを組み立てることが可能!CMSというよりWeb アプリケーションプラットフォーム

Page 3: DBCJ  Drupal + Japan  2017

World Wide Trend

Drupal

Joomla

WordPress

・EnterpriseWeb Application Framwork

User count

・SmallOnly CMS

Page 4: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal ビジネスロードマップ

デジタルマーケティングの連携や活用

業務テンプレートとしての活用、展開IoT、Fintech等でのAPI統合との連携

FIWARE-Jなどとの連携

2016 2017 2018 2019 2020

Page 5: DBCJ  Drupal + Japan  2017

なぜ Drupalが浸透しなかったのか?

• 大手SI企業を中心とした、Webサイト構築への蔑視

• ハードウェアやOSなどの基盤系への盲信

• 印刷業界、デザイン業界などの小規模企業が主体

• ユーザー企業側に技術者が、ほぼ居ない日本市場

• 結果として、WordPress が8割以上

• 日本の Drupal コミュニティ

• Drupal v6 の日本語版を開発した技術者を不遇?• 既得権益に固執する人からのヘイトが原因か?• 結果として、drupal.jp は個人所有のまま• PHP技術者はWordPress などの他の OSS CMS へ移動

Page 6: DBCJ  Drupal + Japan  2017

日本市場へ Drupal 浸透させる!

• 大手SI企業を中心とした活動、波及効果を期待

• 体力がある大手企業により、技術者増加、品質向上

• 平日の昼間のセミナーやイベントを開催

• 新規参入者、協業方針の企業の緩い連携

• 仕事として Drupal に関わる人の増加

• OSS としての貢献(広報、事例化、コードを書くだけでない)

• 日本市場の業務テンプレートを提供する

• Drupal用語での Distribution ディストリビューション

• 自治体向け、交通情報向け、文教向け、など

Page 7: DBCJ  Drupal + Japan  2017

なぜ DBCJ か?DBCJ:「 Drupal ビジネスコンソーシアム in Japan」

1. 日本市場でのシステム構築での Drupal 浸透を活性化する為に活動

2. 2014年に Dries氏が来日する直前に、了承、賛同を受け DBCJ を設立

3. 中立な立場で、日本市場でのDrupal ビジネスの振興推進

4. 日本で唯一の Drupal 関連団体(2017年5月時点)※開発者コミュニティとは競合しない

5. Drupal Code:行動規範に準拠。 新規参入歓迎、協業方針※新規参入者、新規参入企業の阻害などは、Drupal.org も嫌悪している

Page 8: DBCJ  Drupal + Japan  2017

DBCJ (Drupal Business Consortium Japan) @ Facebook

Page 9: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal を中核とした、システム構築における情報、部品、テンプレートなどを、相互に共有し、尊重し、尊敬し合える環境を日本でも作り上げる

「Drupal行動規範」に準拠する活動 サイト drupal.org に記載されている

「Drupal Code of Conduct」

https://www.drupal.org/dcoc

DBCJ の理想

Page 10: DBCJ  Drupal + Japan  2017

私たちのコミュニティが成長するにつれて、私たちがここにいるものを守ることは不可欠です。つまり、Drupalを楽しく、歓迎し、挑戦し、公正な場所で遊ばせることです。「Drupal 行動規範」:Drupal Code of Conduct(DCOC)は、行動に関する私たちの共通の理念を述べています。これを人々のコーディング標準と考えてください。それはルールブックではなく私たちの理想を表現したものです。既存の価値観をコミュニティ全体に伝える手段です。この行動規範は、Ubuntu によって開発されたもので、Drupalコミュニティによって開発された競合解消ポリシーが追加されています。この方針についての議論は、コミュニティワーキンググループの課題トラッカーに属します。・思慮深い。私たちの仕事は他の人々によって使用され、私たちは他の人の仕事に依存します。私たちが取る意思決定は、ユーザーや同僚に影響を及ぼします。決定を下す際には、その結果を考慮する必要があります。Drupalには、何百万というユーザーと何千人もの貢献者がいます。当時明らかになっていなくても、Drupalへの貢献は他人の仕事に影響を与えます。たとえば、リリース中にコード、インフラストラクチャ、ポリシー、ドキュメント、および翻訳を変更すると、他人の作業に悪影響を与える可能性があります。・敬意を表します。Drupalコミュニティとそのメンバーは、互いを尊重して扱います。誰もがDrupalに貴重な貢献をすることができます。私たちはいつも同意しているとは限りませんが、不一致は貧しい人の行動や礼儀が悪いことに対する言い訳ではありません。私たちはすべて今やいくつかの不満を経験するかもしれませんが、私たちはその欲求不満が個人的な攻撃に変わることを許すことはできません。人々が不快で脅かされていると感じるコミュニティは、生産的なものではないことを覚えておくことが重要です。Drupalコミュニティのメンバーは、Drupalプロジェクト以外のユーザーやDrupalのユーザーと同様に、他のコントリビュータを扱う際には敬意を表します。・協力してください。コラボレーションはDrupalとより大きなフリーソフトウェアコミュニティの中心です。この共同作業には、Drupal内の他のチームと協力して作業するチーム、Drupal内でお互いに協力するチーム、Drupal内の個人やチームが外部の他のプロジェクトと協力して作業することが含まれます。このコラボレーションは冗長性を軽減し、作業の質を向上させます。内部的にも外部的にも、私たちは常にコラボレーションを行うべきです。可能であれば、フリーソフトウェアコミュニティのアップストリームプロジェクトや他のプロジェクトと密接に協力して、技術、アドボカシー、文書化などの作業を調整する必要があります。私たちの仕事は透明に行われるべきであり、可能な限り多くの利害関係者を関与させるべきです。私たちが他のものとは異なるアプローチをとることに決めたら、早く知らせます。・我々が同意しないときは、他の人に相談する。私たちのコミュニティにおける紛争には多くの形があります。社会的および技術的な意見の不一致は正常ですが、私たちは彼らが同意した方向を不安定にしてしまわないようにしています。私たちは、個人がまず建設的な方法で自分たちの間の葛藤を解決しようと試み、必要なときに援助を求めることを期待しています。このアプローチにより、人々は紛争の結果をより詳細に管理することができます。それがうまくいかなかった場合は、指名された指導者を持つ構造物にその問題をエスカレートして、明確な方向性を提示します。紛争が発生した場合、紛争解決方針として、解決するための考えられ合意されたプロセスがあります。私たちは、Drupalコミュニティのメンバーのいじめや嫌がらせを容認しません。脅迫、違反、嫌がらせ、虐待、差別的、軽蔑的または軽蔑的な行為の結果として脅かされたり違反したりしたと感じる場合は、発言して停止するよう依頼してください。あなたが話すことができないと感じたら、すぐに事件の証拠を持ってコミュニティーワーキンググループに連絡してください。いじめや嫌がらせの事件は個人的に報告することができ、真剣かつ慎重に扱われます。このインシデントレポートフォームを使用してください。他の誰かがこのような行為を受けていることに気がついたら、話してください。人々を行動規範に照会し、そのような行動が歓迎されないことを指摘してください。・わからないときは、助けを求めます。誰もがすべてを知っているわけではなく、誰もDrupalコミュニティで完璧であるとは思われません。質問をすることで、多くの問題が回避されるため、質問が推奨されます。質問された人は、敏感で助けになるべきです。しかし、質問をするときには、適切な場所でこれを行うように注意しなければなりません。・かなり下に降りてください。すべてのプロジェクトのメンバーが出入りし、Drupalも変わりません。誰かがプロジェクトから離れたり離脱したりするときは、プロジェクトの中断を最小限に抑えるように、プロジェクトの全部または一部を頼んでいます。これは、彼らが退去している人々に伝えて、他の人が途絶えたところで拾うことができるようにする適切な措置を取ることを意味します。

Drupal 行動規範

Page 11: DBCJ  Drupal + Japan  2017

体制図(案)

理事会

総会

事務局

運営委員(専務、常務理事)

理事長

副理事長

勉強会WG 情報提供WG 国際WG 標準化WG マーケティングWG等

月に1回無償か、実費程度会場は10名から50名、駅徒歩圏

WebサイトFacebook page Facebook GroupML

Drupal.orgコミュニティとの交流推進

FIWARE-J等の推進

プロダクトマーケティングの実践、市場調査等

Page 12: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal が日本市場で弱いと?• 個別開発で、無駄な作り込みによる非効率な開発が蔓延

• 多言語対応にも、無駄な工数を掛けて作り込む• 東京オリンピックに向けた大量のサイト修正が間に合わない

• もしくは、不必要に高額な商用製品を選択することになる

• IoTや FinTechの分野でも遅れを取る可能性が高い• API Economy では Drupal 活用が多い

• 流通部品やテンプレートが弱い国産CMSで無駄な労力が多発• 作り込みするSI企業の愚かな因習

• 海外のソフトやサービスで Drupal 組み込みされたモノで困る• EU FIWARE / HORIZON 2020

• Google Apigee

• IBM API Connect

Page 13: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Distribution of content management systems among websites that use .govhttps://w3techs.com/technologies/segmentation/tld-gov-/content_management

「.govで使われるCMSトップはDrupal」http://news.mynavi.jp/news/2017/05/21/110/

政府機関での採用トップWordPress の2倍近い採用率

Page 14: DBCJ  Drupal + Japan  2017

今後5年間で価値ある技術➢ クラウド・ファースト & モバイルファースト

➢ オンプレミスと言う井戸の所有から、クラウドと言う水道利用へ➢ 過渡期としてのプライベートクラウド

➢ OpenStack や AzureStackには、ほぼ使う意味が無い

➢ OSSもしくは、OSS API を前提にロックインを避ける

➢ API Economy ➢ 従来システムと新規システムや外部サービスとの短納期での連携➢ IoTでも FinTechでも、API Economyは重要

➢ 長期的:ブロックチェーン技術、Deep Learning ➢ ブロックチェーン技術による、クラウドサービスのさらなる低価格化➢ Deep Learning など

➢ どこでも Drupal が活躍する!➢ 特に企業システム構築への活用

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Page 15: DBCJ  Drupal + Japan  2017

メッセンジャー連携: 米国ホワイトハウス オバマ大統領にメッセージを送れる「Facebook Messenger」ボットがオープンソース化

https://japan.cnet.com/article/35090602/

Amazon Echo(Alexa)連携: ジョージア州(試験) Alexa, ask GeorgiaGov

https://www.youtube.com/watch?v=pZ-tBUdmzpo

http://buytaert.net/think-beyond-with-acquia-labs

ディストリビューション採用: オーストラリア政府: aGov

ジョージア州:OpenPublic Distribution

海外Gov最新技術

Page 16: DBCJ  Drupal + Japan  2017

外部サイトでも、バックエンドでも Facebook BigPipeと同様な仕組みを標準で提供

Drupal 8.3 で BigPipeを標準実装

外部サイト向けとして政府機関での採用が多い

「.govで使われるCMSトップはDrupal」

http://news.mynavi.jp/news/2017/05/21/110/

バックエンドとして併用することも可能

フロント側は、好きな開発環境、アプリで実装も可能「Drupal は「API 優先」であって「API のみ」ではない」

http://www.webgogo.jp/blog/drupal-is-api-first-not-api-only

Page 17: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal8.3 での日本語での情報

http://www.webgogo.jp/blog/the-future-of-decoupled-drupal2

コスト(処理の手間と時間)のかかるコンポーネントを選択的にあとで処理し、それほどコストのかからない部分を先に送信するための手段だ。クライアントサイドのダイナミックなコンテント置換のアプローチである BigPipeがあれば、ページを段階的にレンダリングできる。まず、ページの骨格がロードされ、そのあとで「先週いちばんよく聴いた曲」なり「現在再生中」なりといった高コスト(expensive)なコンポーネントがブラウザーに送られ、プレースホルダー(割り当てスペースの枠組み)を埋める。このコンポーネント駆動型のアプローチを使えば、僕たちにとっては両方の世界のいいとこどりになる。つまり、最初のインタラクションが瞬時に行える非ブロッキングのユーザーインターフェイス、そしてテーマレイヤーを活用しながらも Drupal のページ全体をすばやく断片的にロードできるということだ。

デモ:https://www.youtube.com/watch?v=JwzX0Qv6u3A

Drupal 8.3 BigPipe

Page 18: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Distribution of content management systems among websites that use .gov

https://w3techs.com/technologies/segmentation/tld-gov-/content_management

「.govで使われるCMSトップはDrupal」

http://news.mynavi.jp/news/2017/05/21/110/

政府機関での採用トップ

Page 19: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal としての業務テンプレートの塊として、ディストリビューション形式を容易に作れるのが、他の CMS とは大きく異なる。

Drupal ディストリビューションとは、Drupal コアといっしょに貢献モジュールとカスタムモジュールのセットをパッケージ化したもの。特定の活用事例あるいは業界に対して Drupal を最適化して提供することができる。

「ディストリビューションは Drupal にとって増大する機会であり続ける」

http://www.webgogo.jp/blog/distributions-remain-a-growing-opportunity-for-drupal

Drupal ディストリビューション

Page 20: DBCJ  Drupal + Japan  2017

日本市場特化

DBCJ(ビジネス要求主体)

SI

End

ISV

Drupal.org

開発コミュニティ(Japan)

技術要求主体

Page 21: DBCJ  Drupal + Japan  2017

テンプレート整備

J.gov

J.edu

J.medi

J.lib

Drupal tech vender(ISV)

要求仕様・SIer・End user

DBCJ(コミュニティ)

Page 22: DBCJ  Drupal + Japan  2017

海外での該当する業務テンプレート(ディストリビューション)の調査や比較

国内市場での該当する業務分野の要求仕様の調査収集

J-Gov であれば、自治体の要求仕様(入札時)

実際の要求仕様の収集

該当分野の経験ある開発企業からの情報提示

仕様策定WS内容(案)

Page 23: DBCJ  Drupal + Japan  2017

企業向けシステムでの技術浸透パターン~集中型の所有から、外部サービスを利用へ~

• 電算センター

• オンプレミス

• 場所固定

集中型

• iDC、ホスティング

• プライベートクラウド

代替型• パブリッククラウド

• SaaS

• PaaS

分散型

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どの環境においてもDrupal を中核としてシステム構築可能

Page 24: DBCJ  Drupal + Japan  2017

Drupal 基盤でのビジネス形態

Module(Drupal Add-On)

Drupal

自社サーバ

Private Cloud

Hosting

IaaS

Acquia

Cloud

(Drupal CORE)

新た

なPaaS

提供

新規のアドオン機能

業種ごとのテンプレートの提供と保守

日本地域から世界へ発信

多言語対応で東京オリンピックに向けたサイトへ

Page 25: DBCJ  Drupal + Japan  2017

日本市場に向けた、業務テンプレート(ディストリビューション)

最初は、自治体向け業務テンプレート

『jGov Drupal』準備発起会 2017.06.02. https://dbcj.connpass.com/event/58069/

今後の予定 jR-Drupal : Japan Ride Drupal 交通情報、観光情報向け

jEdu Drupal : Japan Education Drupal 文教向け

jGov Drupal ディストリビューション

Page 26: DBCJ  Drupal + Japan  2017

ありがとうございました!

Page 27: DBCJ  Drupal + Japan  2017

※本資料は、アイティメーカーズ株式会社にて提供するものであり、提供時点の情報です。Page 27 6/2/2017

日本での「Linux版Oracle 提供」を一番に提案など新規ビジネス創出

「闘う!マーケッター」として BtoB の実践的なマーケティング活動を

➢大手国産企業(NEC)

➢大手外資企業(日本オラクル)

➢ ベンチャー企業

➢ NPO組織(LPI-Japan)

など様々な規模の企業においての実践

上記の構成員だった事による IT業界での広いコネクション

IT技術知識を元にしたプロダクトマーケティング:上流企画が得意

➢ 生産管理システム(部品表、MRP展開)などのERP製品

➢ Oracle、SQL Server、PostgreSQL などの DBMS 製品

➢ Linux、Samba、Redmine などの OSS

技術動向を元にしたマーケティング戦略コンサルティングが可能

講演者経歴:池田秀一(いけだひでかず)

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